JPH0776328A - 物品の結束方法及び結束装置 - Google Patents

物品の結束方法及び結束装置

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Publication number
JPH0776328A
JPH0776328A JP5247294A JP24729493A JPH0776328A JP H0776328 A JPH0776328 A JP H0776328A JP 5247294 A JP5247294 A JP 5247294A JP 24729493 A JP24729493 A JP 24729493A JP H0776328 A JPH0776328 A JP H0776328A
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JP
Japan
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binding material
binding
bending
twisting
feeding
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Withdrawn
Application number
JP5247294A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruichi Takahashi
晴一 高橋
Yozo Kaneko
洋三 金子
Tsutomu Saito
勉 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BENTATSUKU KK
Original Assignee
BENTATSUKU KK
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Publication date
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Publication of JPH0776328A publication Critical patent/JPH0776328A/ja
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G21/00Preparing, conveying, or working-up building materials or building elements in situ; Other devices or measures for constructional work
    • E04G21/12Mounting of reinforcing inserts; Prestressing
    • E04G21/122Machines for joining reinforcing bars
    • E04G21/123Wire twisting tools

Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続線状の結束材を自動的に屈曲して2本線
一巻きで鉄筋等の結束ができ、構成が非常に簡単で軽量
であり、しかも強い結束力が得られて簡単に堅牢な結束
が自動的にできる。 【構成】 連続線状の結束材Wを送り出しながらU字状
成形機構3により略U字状に成形し、U字状に成形後囲
繞ガイド36送る途中で幅寄せ手段5によりヘアピン状
に成形して、結束物品aの周りに近接した2本線状態で
案内し、該2本線を屈曲頭部側及び又は後端部側からよ
って1本の撚り線状にし、撚合わせ機構7により屈曲頭
部Wtと後端部Weを撚りあわせて被結束物品を結束す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄筋等の棒状物品或い
は管状その他の各種物品を線状結束材で結束する結束方
法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば建築工事の配筋作業におい
て鉄筋の重合部の結束固定は通常手作業で行っており、
焼鈍処理された鉄線を予めU字状に二つ折りにしたもの
を結束材として用意し、これを鉄筋の重合部に掛けて鉄
線の屈曲部にハッカーと称する治具のフックを引掛けて
数回回転して鉄線の両端を互いに撚り合わせることによ
って行っている。
【0003】上記配筋作業における結束は、重合部に掛
けた鉄線の先後端部を共に強力に把持して撚り合わせる
必要があるが、手作業によるため鉄線の強力な把持が困
難である。そのため、把持部に弛緩が生じ易く、撚り合
わせ作業が不可能となるばかりでなく重合部を確固不動
に結束し得ない欠点がある。一方、鉄筋を強く結束する
ために過度の撚り合わせを行なうと、鉄線が破断してし
まう問題があり、確実性に欠ける欠点がある。しかも、
施工に際して片手で結束端を保持して他方の手でハッカ
ーのフックを鉄線屈曲部に突入させて回転させることは
特に熟練を要し、かつこの作業を多数回繰返す配筋施工
の労力は過酷であり、作業効率が悪く、その機械化が要
求されている。
【0004】一方、上記要求に応えるものとして機械的
に鉄筋の結束ができる結束機が提案されている(例え
ば、特開昭63−191719号公報等)。しかしなが
ら、従来提案されている結束機は、何れも構造が非常に
複雑であり、重量が重く、結束時間が長く、しかもコス
ト高なる問題点があった。さらに、従来提案されている
装置は、何れも巻線ボビンから1本の鉄線を繰り出して
そのまま鉄筋の結合部に巻回して結束するものであるた
め、固く結束するためには複数回巻回しする必要があ
り、それだけ結束材の線代が高く付き、且つ1本線のた
め破断し易く確実性に欠け、鉄線を二つに折り曲げて二
重にしてから結束する手作業による結束の場合と比較し
て、強い結束力が得にくいという問題点があり、未だ上
記要求を満足に満たす結束機は提案されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑み、構成が簡単で軽量であり、しかも強い結束力で確
実に且つ自動的に早く鉄筋等の物品が結束できる結束機
を得ようとするものであって、特にボビン等から繰り出
される連続線状の結束材を自動的に折り曲げて二本線に
して一巻きで強力に結束するための方法及びそのための
装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために種々研究した結果、従来の単線を数回巻
き回して結束する方法に代えて、巻線ボビンから引き出
される単線を自動的に略U字状に成形して2本線状態に
し、その状態で被結束物品の周りに案内することにより
二本線一巻きで結束できる自動結束方法を見出し、本発
明に到達したものである。
【0007】即ち、上記目的を達成する本発明の物品結
束方法は、連続線状で供給される結束材を屈曲させて適
宜長さの略U字状に成形するU字成形工程、被結束物品
を囲繞するように前記結束材を案内する囲繞工程、適宜
時期に連続線材から前記結束材を切断する切断工程、略
U字状に成形されて2本線状態になった前記結束材を屈
曲頭部側から及び又は後端部側から撚って1本の撚り線
状態にする撚り線形成工程、該撚り線状結束材の屈曲頭
部と他側後端部を互いに撚り合わせて緊締する撚合わせ
工程からなることを特徴とする。
【0008】前記各工程は、必ずしも前記記載順序に限
るものでなく、例えば撚り線形成工程は略U字状に形成
された結束材を送りながら行っても良く、また切断工程
は適宜時期に行うことができる。
【0009】また、前記結束方法を実施する本発明の結
束装置は、連続線状の結束材を送り出す送り手段、該送
り手段により送り出された連続線状の結束材を順次屈曲
させて略U字状に成形するU字状成形機構、結束材を連
続線材から切断する切断手段、該結束材を被結束物品を
囲繞するように案内する囲繞案内機構、前記結束材を屈
曲頭部側から撚って1本の撚り線状にする屈曲頭部側撚
り手段を兼ね、該結束材の屈曲頭部と他側後端部を互い
に撚り合わせる撚合わせ機構からなることを特徴とする
ものである。
【0010】前記U字状成形機構としては、種々の構成
が採用でき、例えば、前記送り手段から送り出される結
束材の通路に面するように配置された湾曲成形面を有す
る成形型からなる屈曲手段と、該屈曲手段で屈曲された
結束材を前記送り手段の送り出し方向と逆方向にほぼ平
行に案内するガイド手段から構成することができる。ま
た、特に前記屈曲手段としては、前記の外に前記送り
手段から送り出される結束材の通路内に食い込むように
配置された成形ローラからなるもの、結束材の送り手
段の下流に配置された旋回アームに回転可能に支持され
た一対のローラを有し、前記旋回アームが旋回して前記
一対のローラが前記送り手段による結束材の送り出し方
向から略180°回転することにより結束材を屈曲する
ようにしたもの、側面がテーパー状となっている駆動
ローラと該駆動ローラと同軸に摺動可能に配置され前記
駆動ローラと対向するテーパー状側面を有する加圧ロー
ラとからなるもの等が採用できる。
【0011】また、結束装置は、略U字状に成形されて
2本線状態になった前記結束材を1本の撚り線状態にす
る撚り線形成手段として、結束材を後端部側から撚る後
端部側撚り手段も併せて採用することによって、より確
実な撚り線が得られる。さらに、被結束材の後端部を係
合位置に中寄せする中寄せ手段を必要に応じ設けること
により、結束材の先端部側と後端部側の撚り合わせをよ
り確実にすることができる。また略U字状に成形された
結束材の屈曲部を残して他を互いに近接させる幅寄せ手
段を設けることによって略平行な二本線をより近接させ
ることができ、結束力の向上にとって望ましい。該幅寄
せ手段は、必ずしも単独の手段とは限らず、例えば図1
及び図2に示す実施例では、単独の幅寄せ手段も備えて
いるが、囲繞ガイドが断面三角形状に形成されているの
で、囲繞ガイドも幅寄せ手段としての機能を有する。従
って、前記実施例では、囲繞ガイドは、囲繞案内機構を
構成すると共に幅寄せ手段も構成している。しかしなが
ら、これらの手段は必ずしも必要なものではない。
【0012】
【作用】結束材は送り手段により送り出されると、その
下流側に配置されているU字状成形機構の所を通過する
ことにより屈曲手段で屈曲され、その先端は送り手段の
送り出し方向と逆方向に進行して自動的に略U字状に成
形され、所定長さの略U字状結束材が得られる。その状
態で囲繞ガイドに案内されて被結束物品を囲繞させ、そ
の先端部を撚り合わせ手段の結束材保持部で保持し、該
撚り合わせ手段が回転することにより、二本線状態の結
束材は屈曲頭部側から撚られて1本の撚り線になる。そ
の際、結束材保持部の回転数を多くすれば撚りが屈曲頭
部側から後端部まで進行させることは可能であるが、後
端部側からも撚るとより効果的に撚ることができる。特
に、異形鉄筋のように被結束部に凸部を有する場合、2
本の結束材がバラバラになり易く、結束時の結束力によ
り1本づつ順次破断する難点があったが、略U字状に成
形された結束材を撚り線状にすることによって、二本が
一体化して強度が向上すると共に、被結束部の結束を効
果的に行うことができ、堅牢な結束が得られるので、特
に大きな結束物を結束する場合は、非常に有効である。
【0013】ついで、結束材の後端部を撚り合わせ手段
の回動軌跡内に位置させた状態で撚合わせ手段を回転さ
せることにより、該撚り合わせ手段が結束材の後端部と
係合して後端部も巻込み、二本線一巻きの結束が自動的
にできる。本発明による撚り合わせは、撚り合わせ手段
が略U字状屈曲部に係合して回転する為、撚りは撚り合
わせ手段から被結束物品の方向に進行し、被結束物品の
結束部に隙間が無くなるまで撚りを進行させることがで
き、堅牢な結束ができる。
【0014】なお、幅寄せ手段を設けることによって、
略U字状に成形された結束材を屈曲部を残して他を互い
に近接するように幅寄せすることができ、先端部がルー
プ状で他がほぼ平行に近接して延びるヘアピン状にな
る。それにより、二本線が一体となって被結束物品を堅
牢な結束を可能とする。また、中寄せ手段を設けること
によって、結束材の後端部を撚合わせ手段の回転軌跡内
に確実に位置させることができる。
【0015】従って、この結束装置は、囲繞ガイドの内
方に被結束物品を位置させて、作動させることにより、
ボビンから結束材を自動的に繰り出し、2本線状態にし
て物品を一巻で結束することができるから、従来の1本
線を被結束物品に旋回して結束する場合に比べて、結束
材に強い力で結束することができ、結束材の破断も少な
く効率的に確実に結束できる。また、機構が簡単である
ので、全体として小型軽量に製作することができ、結束
作業の軽減化と効率化を図ることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の結束装置実施例を図面を基に
詳細に説明する。図1及び図2は本発明に係る結束装置
の一実施例を示し、本実施例は携帯用に適用した場合の
実施例である。本実施例の装置は、連続線状の結束材W
を送り出す送り手段2、ボビンから引き出された結束材
Wを屈曲して略U字状に成形するU字状成形機構3、結
束材Wを適宜長さに切断する切断手段としてのカッター
4、略U字状に成形された結束材Wを屈曲部を除く他の
部分を平行に中心軸方向に幅寄せして先端部にループが
形成されたヘアピン状に成形する幅寄せ手段5、該結束
材Wを被結束物品の周囲に案内するための囲繞案内機構
6、結束材Wの先端部と後端部を撚り合わせるための撚
合わせ機構7とを有し、これらの各機構は、図1に示す
ようにケース1内に内蔵され、同じくケース内に内蔵さ
れた小型モータ等の駆動機構によって作動でき、作業員
が現場で担持して作業ができるようになっている。
【0017】本実施例の送り手段2は、ケース1に取付
けられたボビン9から結束材Wを送り出す一対の送り駆
動ローラ16及びフリーローラ17からなり、送り駆動
ローラ16はケース1内に収納されているモータ56か
ら後述する伝動機構を介して回転駆動される駆動軸18
に固定され、フリーローラ17は自由軸19に回転自在
に軸受けされている。U字状成形機構は、送り手段2か
ら送り出される結束材Wを略U字状に屈曲するための円
弧曲面状の成形面20(図2参照)を有する成形型部材
11からなる屈曲手段、該屈曲手段で屈曲された結束材
Wを前記送り出し方向と逆方向に略平行に案内するガイ
ド12、13及びガイドローラ14、15からなるガイ
ド手段で構成されている。
【0018】成形型部材11の成形面20は、結束材W
が完全にU字形になるまで案内するように半円弧状に形
成しても勿論良いが、鉄筋を結束するのに使用されるワ
イヤの場合は、先端が突き当たった際にU字のコーナー
部に相当する曲率で曲がるようにすれば、後は案内がな
くても屈曲状態を維持して移動するので、図示のように
僅かな区間だけ案内しても十分屈曲成形できる。
【0019】なお、成形型部材11は、フレームに設け
られた電磁ソレノイド等のアクチュエーターによって、
送り手段2から送り出される結束材Wの通路から退避可
能(図の実施例では図1において上方へ退避可能)に支
持されており、該成形型部材11が退避することによっ
て後述するように、U字状に成形された結束材Wを前方
に送り出せるようになっている。
【0020】成形型部材11によって屈曲された結束材
Wの先端は、ガイド12、13により一対のガイドロー
ラ14、15に案内されて送り手段2の送りと逆方向に
略平行に進行する。それにより、略U字状に折曲がった
結束材Wが形成される。ガイドローラ14、15は、送
り手段2と同じく駆動軸18及び自由軸19に支持され
ている。このガイドローラは、完全に回転自在に設けて
も良いが、この実施例ではU字状に成形された結束材W
を幅寄せ機構側に送るとき、駆動軸18に設けられたガ
イドローラ14はクラッチ22を介して駆動軸と連結し
て駆動でき、ガイドローラでも積極的に結束材Wを送る
ことができるようになっている。
【0021】ボビン9から送り出される結束材Wを一定
長さに切断するカッター4は、剪断鋏式等適宜のカッタ
ーが採用でき、本実施例ではほぼU字形状に成形後に結
束材Wを切断するように送り手段2と成形型部材11の
間に配置されている。成形型部材11の下流にはU字状
に成形された結束材Wを囲繞案内機構6に送り出すため
の補助送り手段25が設けられている。補助送り手段2
5は、駆動軸26に軸受され回転駆動される補助送り駆
動ローラ27、28及び自由軸29に軸受されたフリー
ローラ30、31の2対のローラからなる。さらに、補
助送り手段25の下流には、中寄せ手段32と幅寄せ手
段5が設けられている。中寄せ手段32は、後述するよ
うに被結束物品aの周りに案内された結束材Wの後端部
Weを撚り合わせ位置に中寄せするものであり、中寄せ
レバー33が適宜のアクチュエーターによって、図1に
おいて上下動できるように構成されている。
【0022】幅寄せ手段5は、U字状態で送り出される
結束材Wの屈曲先端部を除き他の平行に離れている部分
を中寄せするためのものであって、対向して配置された
回転自在の一対の幅寄せローラ34、34’を有し、こ
れらの幅寄せローラはアクチュエーター35、35’に
よってその間隔を制御できるようになっている。
【0023】囲繞案内機構6は、被結束物品の周りに成
形された結束材Wを案内するためのものであり、本実施
例では開閉可能に軸着されている一対の囲繞ガイド3
6、37で構成されている。これらの囲繞ガイド36、
37の断面形状は図2に示すように、外周側が結束材W
の先端部直径より僅かに大きい幅の底辺38となる三角
形状をし、その頂部である内周側は結束材Wのほぼ接触
した平行脚部が通り抜けできるように開口された開口部
39となっている溝状に形成されている。なお、図示さ
れていないが、囲繞ガイド36、37は、ソレノイド等
のアクチュエーターを利用した自動開閉機構、又はレバ
ー機構等の機械的開閉機構により、操作把持部でボタン
やレバーを操作することにより適宜開閉できるように構
成されている。
【0024】撚合わせ機構7は、エンコーダ41付きの
モータ42で減速機43を介して回転駆動されるツイス
トシャフト44を有し、該ツイストシャフト44先端に
結束材Wの先端部をクランプするクランプ45が開閉可
能に取付けられている。クランプ45の開閉を行うため
に前記ツイストシャフトに摺動自在に開閉スリーブ46
が嵌合されている。該開閉スリーブ46の先端側は、若
干テーパー状に開拡してクランプを閉じるためのカム面
となっており、さらにスリーブ壁の一部は該カム面より
さらに前方に突出してクランプを開くためのクランプ開
き用ピン49と後述するように撚り合わせのために結束
材Wの後端部に係合する撚り合わせ用ピン53とを突出
保持する保持部48となっている。前記開閉スリーブ4
6の外周面には、ケースに固定された開閉ソレノイド5
0のプランジャーに取付けられた開閉レバー51が係合
するフランジ52が形成され、開閉スリーブをクランプ
閉じ位置とクランプ開位置に摺動させるようになってい
る。
【0025】前記送り手段2の送り駆動ローラ16及び
補助送り手段25の補助送り駆動ローラ27、28の駆
動機構は、ケース1内に固定されたエンコーダ55付き
のモータ56により、減速機57及び歯車58、59を
介して回転駆動されるメインシャフト60からベトル伝
動により、駆動軸18、26が回転駆動されるようにな
っている。それぞれの結束材Wの送り量は、モータの回
転量をエンコーダで検出することによって制御される。
前記モータや各アクチュエーターは、コントロールボッ
クス61に格納された制御回路によってシーケンス制御
されるようになっている。なお、図1において、62は
バッテリー、63はトリガー、64はリミットスイッチ
である。
【0026】なお、モータから送り手段及び補助送り手
段への伝動機構は必ずしもベルトに限らず、歯車機構等
任意の伝動機構が採用できる。また、駆動電源として
は、本実施例では本体にバッテリーを装着できるように
なっているが、バッテリーを本体と切り離して、例え
ば、作業者の腰に装着するようにすると、結束装置をよ
り軽くすることができ、作業をより楽に行うことができ
る。また勿論、商用の外部電源により駆動できるように
することも可能である。さらに、結束材のボビンも装置
本体には装着しないで、例えば引出可能に作業者の腰に
バンド等で保持するようにすれば、装置本体をより軽量
化することが可能である。
【0027】本実施例の結束装置は、以上のように構成
され、次のように作動する。囲繞ガイド36、37を開
いている状態で結束物品の外周部に位置させて、トリガ
ーを押圧することにより、図示しないアクチュエーター
が作動して囲繞ガイド36、37が閉じ結束が開始され
る。次にモータ56が回転し、その回転が伝動機構を介
して駆動軸18に伝動され、送り手段の送り駆動ローラ
16が回転し、結束材Wが送り駆動ローラ16及びフリ
ーローラ17の摩擦力によりボビン9から成形型部材1
1に送り出される。結束材Wの先端が成形型部材11の
円弧状に彎曲した成形面20に突き当たることによって
曲げられて成形面に沿って案内され、次第に環状に成形
されるが、先端がほぼ半円に達するところでガイド1
2、13により接線方向に案内されることによって直進
し、ガイドローラ14、15間に進行する。その際、駆
動軸18に設けられたガイドローラ14はクラッチ22
が切れフリーの状態にあるので、送りローラとは逆方向
に自由回転し、結束材Wは逆方向に直線に送り出され
る。従って、送りローラで送り出される結束材Wは、次
第にU字状に成形され、自動的に所定長さのU字状結束
材Wが得られる。
【0028】その後、アクチュエーターが作動して成形
型部材11を結束材Wの移動路から退避させると共に、
クラッチ22が作動し、ガイドローラ14を送り駆動ロ
ーラ16と同期して回転駆動させる。それにより、略U
字状に成形された結束材Wは、送りローラ及びガイドロ
ーラにより、図1において左方、即ち順方向に送り出さ
れて、補助送り手段25に達する。その後、送り手段2
および補助送り手段25により所定の位置に前進させ、
カッター4を作動させて結束材Wを切断する。
【0029】結束材Wが送られてその屈曲部が幅寄せ手
段5の位置を通過するとアクチュエーター35、35’
が作動してフリーローラ34、34’を図2において、
互いに近接する方向に移動して結束材Wを両側から挾む
ことによって、図2に想像線で示すように、ループ状の
屈曲頭部Wtが形成されると共に、他の部分は結束材W
が送られるに従って互いに近接して平行に伸び図3に示
すように成形される。この状態で屈曲頭部を先頭に囲繞
ガイド36の案内溝38に屈曲頭部Wtを先頭にして送
られ被結束物品aの周りを囲繞し、図4に示す状態とな
る。
【0030】この状態でアクチュエーター50が作動し
て開閉スリーブを左側に摺動させることによってクラン
プ45を閉じ結束材Wの屈曲頭部Wtを把持し、ツイス
トシャフトを回転させることによって、結束材は屈曲頭
部側から撚られて図15(a)にWsで示すように1本
の撚り線状態に形成される。ツイストシャフトの回転数
によって、撚りの度合を制御でき、多く回転させること
によって撚りを後端部まで進行させることができるが、
通常の配筋作業における鉄筋の結束では5〜6回軽く撚
るだけでも、かなりの効果を発揮する。
【0031】次いで、中寄せ手段のアクチュエーターが
駆動して中寄せレバー33を図1において下向きに回動
させて結束材Wの後端部を押し下げ、撚り合わせ用ピン
53の回動軌跡内に位置させる。その際、結束材Wには
張力が作用して緊張状態になるので、結束材Wは囲繞ガ
イド12、13の底辺から斜辺に沿って移動して開口部
から抜けて、図5に示すように、被結束物品の周囲に直
接接触して、屈曲頭部Wtと後端部が略平行状態とな
る。
【0032】なお、本実施例のように、囲繞ガイド3
6、37を断面三角状にして内側頂部を開口する等、囲
繞ガイド36、37の開口部を狭くしておけば、結束材
Wが囲繞ガイドの開口部39から抜けるとき二本線が自
然に寄り合うので、特別な幅寄せ手段をあえて設けなく
ても良い。
【0033】この状態で、ツイストシャフトを回転させ
ることにより、結束材の後端部Weが作動ピンに係合
し、屈曲頭部Wtを後端部の周りに捻回して撚り合わさ
れ、被結束物品の結束が行われる。この撚り合わせは、
当初略U字状屈曲頭部Wt側が後端部の周りを捻回する
が、やがて各端部は共に撚り合うものであり、クランプ
45は屈曲頭部Wtに係合している為、撚りはクランプ
側から被結束物品aの方向に進行し、被結束物品aの結
束部に隙間が無くなるまで撚りを進行させることがで
き、堅牢な結束ができる。
【0034】その際、結束材Wは結束力の増大と共に大
きな破断力を受けるが、ツイストシャフト44にトルク
リミッタを連接し、一定以上の負荷を検出したとき、ツ
イストシャフトの回転を停止するようにすることによっ
て、結束材Wを破断させることなく、最強の結束力で結
束することができる。
【0035】結束が終了すると、囲繞ガイド36、37
を開いて被結束物品aの周部から除去する。その際、ク
ランプを僅かに逆回転させることにより、容易に結束材
Wの略屈曲頭部Wtから容易に離脱させることができ、
迅速に次の作業態勢へ移ることができる。なお、結束終
了後の結束材Wの撚り合わせ部Wk(図15)は図示のよ
うに被結束物品の表面から突出するが、結束終了後ツイ
ストシャフトを若干逆回転させることによって、クラン
プ45が撚り合わせ部Wkを蹴飛ばす作用をして、撚り
合わせ部Wkを邪魔にならないように、基端から屈曲さ
せることができる。特に、本実施例では撚り合わせ用ピ
ン53が突出形成されているので、該撚り合わせ用ピン
がツイストシャフトの逆回転に際して効果的に撚り合わ
せ部Wkの蹴飛ばし作用をし、より確実に撚り合わせ部
Wkを基端から屈曲させる。
【0036】以上、本発明の結束装置及び結束方法の一
実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限る
ものでなく、種々の設計変更が可能である。図6〜図1
0は、U字状成形機構の他の実施例を示している。これ
らの実施例において、前記実施例と同様な部分ついては
前記実施例と同一符号を用い、詳細な説明は省略する。
【0037】図6に示すU字状成形機構70は、屈曲手
段として前記実施例における成形型部材に換えて、結束
材Wの進行軌跡内に配置された成形ローラ71を設け、
該成形ローラに軸をずらして従動ローラ72を配置して
なる。送り手段により送り出された結束材Wは、入口側
ガイド73を通って成形ローラ71と従動ローラ72と
の間を通過することにより、図示のように湾曲状に屈曲
されて、出口側ガイド75間に進入し、以後ガイド75
に規制されて直進し、ガイドローラ14、15に達す
る。前記成形ローラ71は、図示しない揺動可能なブラ
ケットに支持され、該ブラケットの位置を調節すること
によって結束材Wの通路内への食い込み量を調節して、
U字成形の湾曲部の曲率を任意に調節することができる
と共に、U字成形後はブラケットを揺動させて成形ロー
ラ71を結束材Wの通路から退避させることによって、
U字成形済みの結束材Wを次工程にスムーズに送ること
ができる。なお、本実施例では、成形ローラは回転自在
のフリーローラとしてあるが、成形ローラも回転駆動し
て、強制的に送りながら湾曲させるようにするとより効
果的である。
【0038】図7及び図8に示すU字状成形機構80
は、屈曲手段として旋回軸83に固定された回動プレー
ト81に一対のローラ82を設けてなる。送り手段2よ
り送り出された結束材Wは、入口側ガイド84を通り、
ローラ82間に進入する。その状態で旋回軸83がモー
タからのベルト85等の適宜の伝動機構により回転され
て、回動プレート81が送り手段の送り速度と同期して
略180°旋回し、図の仮想線で示す位置に来ると、前
記ローラ82も歯車機構等の適宜の伝動機構86を介し
て送り手段の送り速度と同期して回転駆動される。それ
により、結束材WはU字成形されながら出口側ガイド8
7を介してガイドローラ14、15に達し定量送りされ
る。
【0039】なお、図中88は旋回中心部に固定された
所定の半径を有する固定プレートであり、U字成形中に
屈曲部の曲率が変化した場合、結束材Wが該固定プレー
トの周縁部に当たることにより、極端な変形を防止する
ためのものであり、U字成形の補助的役割を果たす。
【0040】図9及び図10に示すU字状成形機構90
は、回転駆動される回転軸91に側部にテーパー面92
が設けられた駆動ローラ93が設けられ、且つ該駆動ロ
ーラ93の前記テーパー面と対向するテーパー面94を
有する加圧ローラ95が前記回転軸91にアクチュエー
ター96により軸方向に摺動可能に設けられている。加
圧ローラ95は、結束材Wを前記テーパー面間に所定の
加圧力で挟持して送出できるように、アクチュエーター
96により一定の間隙を維持して設定されている。
【0041】送り手段2から送り出された結束材Wは、
駆動ローラ93と加圧ローラ95のテーパー面間に進入
してそれに食い込み、これらのローラの回転に伴って曲
げられながら送られ、先端が剥離ガイド98の位置に達
すると前記テーパー面から剥離されて接線方向に直進し
てガイドローラ14、15に達する。なお、97は駆動
ローラと加圧ローラのテーパー面間の外周側に位置し
て、直進して来る結束材Wがテーパー面間に食い込むよ
うに補助するための固定ガイドであり、該固定ガイド
は、揺動可能なブラケットに取付けられて、U字成形工
程では図示の位置に位置しているが、U字成形後は、U
字成形済み結束材Wの次工程への移動に邪魔にならない
ように、その通路から退避できるようになっている。
【0042】また、図11及び図12は幅寄せ手段の他
の実施例を夫々示す。図11に示す幅寄せ手段100
は、下端面に図示のような略三角形状の幅寄せ溝101
が形成された幅寄せ板102を、その上をU字成形済み
結束材が移動する固定ガイド103に形成されたスリッ
ト104に対して適宜のアクチュエーターで上下動でき
るように構成されている。U字成形済み結束材が固定ガ
イド上を、先端の屈曲部が通過すると該幅寄せ板102
を下降することによって、結束材Wは幅寄せ溝101の
斜辺に押されて次第に幅寄せされ、図3に示すように成
形される。
【0043】さらに、図12に示す幅寄せ手段110
は、図2に示す実施例における幅寄せローラ34、3
4’に代えて、一対の幅寄せプレート111、111’
を設けたものに相当する。幅寄せプレート111、11
1’の下端部には結束材Wがスムーズに通過できるよう
に円弧面の溝112、112’が形成されている。
【0044】さらに、図示されていないが、囲繞ガイド
は被結束物品を全体的に囲繞する形状であればよく、湾
曲又は多角形、或いは曲線と直線の組合せからなる形状
と任意で良い。また、その断面形状も三角形に限らず、
台形状あるいは円弧状等種々の断面形状のものが採用で
きる。さらに、囲繞ガイドは、必ずしも連続である必要
はなく、一部に切き部があったり、ローラ列で形成する
等不連続であっても良い。なお、囲繞ガイドの案内面を
ローラ列で形成することは、結束材をスムーズに移動さ
せるのに有効である。また、囲繞ガイドは、中央部から
開閉する一対の囲繞ガイドに限らず、片方の囲繞ガイド
のみを回動するか、あるいは下部側が開口している単一
の固定ガイドで構成することも可能である。
【0045】また、結束材の後端部と屈曲頭部Wtとの
撚り合わせに先立ち、被結束物品の周りに案内された結
束材の後端部を捩じって略U字状に2本線になっている
結束材を1本の撚り線状にするために、U字成形機構の
下流側に結束材後端部捩じり手段を設けても良い。
【0046】図13は、後端部側撚り手段を設けた本発
明の結束装置の他の実施例を示す。本実施例における後
端部側撚り手段120は、補助送り手段も兼ねており、
該補助送り手段を送り方向を回転軸心として回転させる
ことにより、略U字状に成形された結束材を後端部側か
ら撚るように構成されている。
【0047】図中、121、122が略U字状に成形さ
れた結束材を送る為の2組の補助送りローラであり、回
転板123に支持されている。前記2組のサブフィード
ローラの従動側ローラ121、122は、撚り合わせ工
程において結束材後端部が撚り合わせ位置に容易に移動
できるように、撚り線形成後図において下方に開くよう
に、揺動レバー124、124に支持されている。該回
転板には前記2組の補助送りローラを回転駆動するモー
タ125、及び前記2組のサブフィードローラの従動側
ローラを支持している揺動レバー124、124を回動
させるモータ126、126が支持されている。前記回
転板123は、ケースに固定されたブラケット127に
支持された撚り用モータ128によって歯車伝動機構1
29を介して回転駆動できるように構成されている。
【0048】本実施例の後端部側撚り手段は以上のよう
に構成され、通常は図13に示す状態にあって、略U字
状に成形された結束材を補助送りローラ121、122
が補助送りモータ125により回転駆動されて囲繞案内
機構130に送る。結束材の囲繞ガイドへの送りが終了
して撚合わせ手段133のクランプ134が結束材の屈
曲頭部を把持すると、撚り用モータ128が回転して回
転板123を回転させる。それにより、後端部が2組の
補助送りローラに挟持されている結束材は後端部側から
撚られる。また、同時にツイストシャフト135も回転
させクランプが回転することにより、結束材は頭部側か
らも撚られ、効果的に1本の撚り線状態に形成される。
撚り線形成が終了すると、モータ126、126が駆動
して、揺動レバー124、124を揺動することによっ
て、結束材の後端部の挟持を開放する。
【0049】以上、本発明の結束装置の種々の実施例を
説明したが、本発明の結束装置は、携帯用の小型の結束
機として或いはロボット等の装置に取付けて大型の物品
を結束する大型の結束機として適用でき、結束材も装置
本体に装着しないで外部より本体に供給しても良い。特
に、図15(a)に示すように配筋作業での鉄筋150
を結束固定するのに非常に効果を発揮するものである
が、被結束物品は鉄筋に限らず、図15(b)に示すよ
うに、例えば棒や管等の棒状物151、あるいは図15
(c)に示すように袋152の袋口の結束など、結束で
きる物品であれば、適用できることは言うまでもない。
【0050】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に次のような格別の効果を奏する。連続線状の結束材を
繰り出して自動的に屈曲させて二本線にして結束できる
から、従来の単線を巻回して結束する場合と比較して、
結束材の強度が向上し特段に強い結束力で強固に結束で
きる。そして、撚りは被結束物品の結束部に緩みが無く
なるまで撚りを進行させることができ、堅牢な結束がで
きる。
【0051】さらに、二本線を1本の撚り線状にして結
束するから、結束材の強度が1本線の場合と比べて特段
に向上し、強い結束力が得られ、大型の結束物品でも通
常の結束線材での結束が可能となる。また、本発明によ
ると1本線を複数捻回して結束する従来の結束機に比べ
て略半分の長さの結束材で結束することができ、結束材
を節約することができる。
【0052】略U字状に成形された結束材は、幅寄せ手
段を設けることにより先端屈曲部を残して他を近接させ
るから、二本線が近接した状態で結束ができ、撚り線状
態にしなくても結束後に緩むことがなく、堅牢に結束が
できる。
【0053】そして、本発明の結束装置は従来のものと
比べて構造が非常に単純であるので、小型軽量に構成す
ることができ、しかも作動が自動的に行われるので、熟
練を要することなく、簡単に確実に結束することがで
き、結束作業の軽減と高効率化を図ることができる。ま
た、作業ロボット等に取付けることによって、完全な自
動化ができる。結束材後端部寄せ手段を設けることによ
って、結束材の屈曲頭部側と後端部側を確実に撚りあわ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る結束装置のケースを切除
した正面図である。
【図2】その平面図である。
【図3】ヘアピン状に成形された結束材の要部を示す平
面図である。
【図4】図1に示す結束装置の作動を示す要部正面図で
ある。
【図5】図1に示す結束装置の作動を示す要部正面図で
ある。
【図6】他の実施例のU字成形機構の平面概略図であ
る。
【図7】さら他の実施例のU字成形機構の平面概略図で
ある。
【図8】その正面概略図である。
【図9】さら他の実施例のU字成形機構の平面概略図で
ある。
【図10】その正面概略図である。
【図11】他の実施例の幅寄せ手段を示し、(a)は側面
概略図、(b)は正面概略図である。
【図12】さらに他の実施例の幅寄せ手段を示し、(a)
は平面概略図、(b)は側面概略図である。
【図13】本発明の他の実施例に係る結束装置のケース
を切除した要部正面図である。
【図14】(a)は図13のA−A矢視図、(b)は同
じくB−B矢視図である。
【図15】本発明による結束装置での物品の結束状態を
示し、(a)は鉄筋の結束、(b)は棒状物品、(c)
は袋の袋口の結束状態を示している。
【符号の説明】
1 ケース 2 送り手段 3、70、80、90 U字状成形機構 4 カッター 5、100、11
0 幅寄せ手段 6、130 囲繞案内機構 7、 撚合わせ機
構 11 成形型部材 25 補助送り
手段 32 中寄せ手段 36、37 囲
繞ガイド 45 クランプ W 結束材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続線状で供給される結束材を屈曲させ
    て適宜長さの略U字状に成形するU字成形工程、被結束
    物品を囲繞するように前記結束材を案内する囲繞工程、
    適宜時期に連続線材から前記結束材を切断する切断工
    程、略U字状に成形されて2本線状態になった前記結束
    材を屈曲頭部側から及び又は後端部側から撚って1本の
    撚り線状態にする撚り線形成工程、該撚り線状結束材の
    屈曲頭部と他側後端部を互いに撚り合わせて緊締する撚
    合わせ工程からなることを特徴とする物品の結束方法。
  2. 【請求項2】 連続線状の結束材を送り出す送り手段、
    該送り手段により送り出された連続線状の結束材を順次
    屈曲させて略U字状に成形するU字状成形機構、結束材
    を連続線材から切断する切断手段、該結束材を被結束物
    品を囲繞するように案内する囲繞案内機構、前記結束材
    の屈曲頭部側を保持する保持手段を有し、前記結束材を
    屈曲頭部側から撚って1本の撚り線状にする屈曲頭部側
    撚り手段を兼ねる、該結束材の屈曲頭部と他側後端部を
    互いに撚り合わせる撚合わせ機構からなることを特徴と
    する結束装置。
  3. 【請求項3】 前記U字状成形機構が、前記送り手段か
    ら送り出される結束材の通路に面するように配置された
    湾曲成形面を有する成形型からなる屈曲手段と、該屈曲
    手段で屈曲された結束材を前記送り手段の送り出し方向
    と逆方向に案内するガイド手段からなる請求項2記載の
    結束装置。
  4. 【請求項4】 前記U字状成形機構が、前記送り手段か
    ら送り出される結束材の通路内に食い込むように配置さ
    れた成形ローラからなる屈曲手段と、該屈曲手段で屈曲
    された結束材を前記送り手段の送り出し方向と逆方向に
    案内するガイド手段からなる請求項2記載の結束装置。
  5. 【請求項5】 前記U字状成形機構が、結束材の送り手
    段の下流に配置された旋回アームに回転可能に支持され
    た一対のローラを有し、前記旋回アームが旋回して前記
    一対のローラが前記送り手段による結束材の送り出し方
    向から略180°回転することにより結束材を屈曲する
    屈曲手段、該屈曲手段で屈曲された結束材を前記送り手
    段の送り出し方向と逆方向に案内するガイド手段からな
    る請求項2記載の結束装置。
  6. 【請求項6】 前記U字状成形機構が、側面がテーパー
    状となっている駆動ローラと該駆動ローラと同軸に摺動
    可能に配置され前記駆動ローラと対向するテーパー状側
    面を有する加圧ローラとからなる屈曲手段と、該屈曲手
    段で屈曲された結束材を前記送り手段の送り出し方向と
    逆方向にほぼ平行に案内するガイド手段からなる請求項
    2記載の結束装置。
  7. 【請求項7】 前記結束材を後端部側から撚って1本の
    撚り線状にする後端部側撚り手段を有する請求項2〜6
    何れか記載の結束装置。
  8. 【請求項8】 被結束物品を囲繞した結束材の後端部を
    係合位置に中寄せする中寄せ手段を有する請求項2〜7
    何れか記載の結束装置。
  9. 【請求項9】 略U字状に成形された結束材の屈曲部を
    残して他を互いに近接させる幅寄せ手段を有する請求項
    2〜8何れか記載の結束装置。
JP5247294A 1993-09-09 1993-09-09 物品の結束方法及び結束装置 Withdrawn JPH0776328A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003034306A (ja) * 2001-07-25 2003-02-04 Max Co Ltd 鉄筋結束機の結束線クランプ装置
JP2003041776A (ja) * 2001-07-30 2003-02-13 Max Co Ltd 鉄筋結束機の結束線クランプ装置
JP2003041777A (ja) * 2001-07-30 2003-02-13 Max Co Ltd 鉄筋結束機の結束線クランプ装置
JP2017172111A (ja) * 2016-03-18 2017-09-28 株式会社マキタ 鉄筋結束機

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