JPH0834406A - 物品の結束方法及び結束装置 - Google Patents

物品の結束方法及び結束装置

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JPH0834406A
JPH0834406A JP6191259A JP19125994A JPH0834406A JP H0834406 A JPH0834406 A JP H0834406A JP 6191259 A JP6191259 A JP 6191259A JP 19125994 A JP19125994 A JP 19125994A JP H0834406 A JPH0834406 A JP H0834406A
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JP6191259A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Saito
勉 齋藤
Haruichi Takahashi
晴一 高橋
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BENTATSUKU KK
Original Assignee
BENTATSUKU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続線状の結束材を自動的に折り曲げて二本
線を形成しながら一巻きで結束でき、簡単な機構でしか
も緩みが生じることなく強固に且つ短時間に自動的に鉄
筋等の物品を結束する。 【構成】 連続線状の結束材wの一部を毛っ祖白剤折曲
手段4で保持し、該結束材を二本線形成及び囲繞案内手
段5に送り出すことにより、該結束材の一部を略U字状
に折り曲げて二本線を形成しながら被結束物品aの周り
に案内し、そのループ状先端部と他側切断後端部を所定
角度揺動可能なツイストシャフト61で引っかけて互い
に撚り合わせて結束する。モータが損耗するとカセット
式のモータケース12ごと交換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄筋等の棒状或いは管
状その他の各種物品同士の結束、又は例えば管や冷暖房
用ダクト等に巻いた断熱シートの結束や袋口の結束等の
物品単体の結束等、各種物品を線状の結束材で結束する
結束方法及び結束装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば建築工事の配筋作業におい
て鉄筋の重合部の結束固定は、一般に手作業で行ってお
り、鉄線を予めU字状に二つ折りにし、これを鉄筋の重
合部に掛けて鉄線の屈折部にツイストシャフトと称する
治具の鈎部を引掛けて数回回転して鉄線の両端を互いに
撚り合わせることによって行っているが、確実に結束す
るには熟練を要し、且つ重労働であり作業効率が悪く、
その機械化が求められている。
【0003】上記要求に応えるものとして近時自動的に
鉄筋の結束ができる結束機が提案されている(例えば、
特開昭63−191719号公報等)。しかしながら、
従来提案されている結束機は、構造が複雑で重量が重
く、製造コストが高く且つ取扱いが不便であるなどの問
題点があった。さらに、何れも巻線ボビンから1本の鉄
線を繰り出してそのまま鉄筋の結合部に巻回して結束す
るものであるため、固く結束するためには複数回巻回し
する必要があり、手作業での結束の場合と比べて長い結
束材を必要とし、それだけ結束材費が高く付いていた。
また、1本線での結束であるため破断し易く、鉄線を二
つに折り曲げて二重にしてから結束する手作業による結
束の場合と比較して、強い結束力が得にくいという問題
点もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記問題点を解決する
ために、本発明者は先にボビン等から繰り出される連続
線状の結束材を自動的に折り曲げて二本線にして一巻き
で強力に結束するための方法及びそのための装置を提案
した(特願平5−222325号、特願平5−2862
06号等)。本発明は、前記提案した結束方法及び装置
をさらに改良して、より簡単な機構でより強固に且つ確
実に結束できる結束方法及び装置を得ようとするもので
あって、より具体的には次の主な課題のうち少なくとも
1つを達成できる結束方法及び結束装置を提供すること
を目的とする。
【0005】従来の結束材を被結束物品に巻回して結
束する場合と比較して、結束材の消費量が少なく、且つ
強固に結束することができる。 結束材の撚り合せ基部が撚り合わせ中に首振り運動す
ることなく撚り合わせができて結束材の疲労を防ぐ。 被結束物品と結束材の撚り基端とが密着するまで撚り
を進行させることができ、より堅牢に結束する。 結束終了後の結束材端部が被結束物品の外周から突出
して邪魔になるのを防止する。 結束作業によってモータは正逆回転が繰り返される結
果、従来の小型モータでは約15万回の結束でモータが
損耗する為、結束機構本体はまだ使用可能であっても結
束装置全体を新品と取り替えるかまたはモータだけを取
り替えるための修理が必要であるが、修理は現場で作業
者が簡単にできないという問題があった。該問題を解決
するために、現場において作業者が損耗したモータを短
時間に簡単に取替えることができるようにする。 モータを着脱可能なモータケースに収納し、該モータ
ケースがハンドルを兼ねるようにして装置を小型単純化
する。 結束作業中、結束装置を手で保持するばかりでなく、
肩などでも補助的に支持して、楽に結束作業ができるよ
うにする。 結束装置を被結束物品に押し当てるだけで結束材を被
結束物品の周りに案内する囲繞案内ガイドが簡単に開閉
して、素早く結束作業ができるようにする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の物品結束方法は、連続線状の結束材の一部を略U字
状に折り曲げてループを形成しながら被結束物品の周り
に案内する囲繞案内工程、前記結束材の後端部を連続線
材から適当な時期に切断する結束材切断工程、該結束材
のループ先端部と他側後端部を互いに撚り合わせて被結
束物品を結束する撚り合わせ工程からなり、前記撚り合
わせ工程において撚り合わせを行うツイストシャフトと
結束材との係合点が係合開始時にはツイストシャフト回
転駆動軸心とずれた位置にあり、撚りが進行するとツイ
ストシャフト回転駆動軸心に略一致するように変位して
撚り合わせを行うことを特徴とするとによって、前記
及びの技術課題を解決した。
【0007】囲繞案内工程後、結束材送りモータを逆回
転させて、結束材を逆方向に引っ張ることにより、結束
材が囲繞案内手段の囲繞案内ガイドより抜けて被結束物
品の周囲に緊張状態で係合させることができる。その結
果、略U字状に折り曲げられて2本線状になった結束材
が互いに接触するように1本線状に寄り合い強固に結束
できると共に、より短い結束材で効率的に結束でき、前
記の技術課題をより効果的に解決した。
【0008】さらに、前記ツイストシャフトと結束材と
の係合点は、撚りが進行するにつれて被結束物品側に移
動するようにすることによって、前記の課題を解決す
ることができた。
【0009】線状の結束材を被結束物品の周りに供給し
て撚り合わせることにより被結束物品を自動的に結束す
る物品の結束方法において、前記結束材を撚り合わせた
後に、撚り合わせにより物品表面から突出して形成され
た結束材の撚り合わせ端部を被結束物品の表面側に折り
曲げるようにすることによって、前記の課題を解決す
ることができた。
【0010】そして、前記方法を達成するための本発明
の結束装置は、連続線状の結束材を送り出す結束材送り
手段、該結束材送り手段から送り出される結束材の一部
に係合する結束材折曲手段、該結束材折曲手段で一部を
係合して少なくとも一側から送り出される結束材をルー
プを形成しながら被結束物品の周りに案内する囲繞案内
手段、該結束材を所定長さに切断する切断手段、及び結
束材の両端を撚り合わせる撚り合わせ手段とを有し、前
記結束材撚り合わせ手段は、撚り合わせ駆動手段により
回転駆動されるスピンドルの先端部に揺動可能に軸支さ
れたツイストシャフトと、該ツイストシャフトをスピン
ドルの軸心と略一致するように固定する固定状態と所定
角度範囲内で揺動可能状態に制御するツイストシャフト
揺動制御手段とから構成されていることを特徴とする。
【0011】前記ツイストシャフト揺動制御手段は、前
記ツイストシャフトとスピンドルの連結部に摺動可能に
外嵌する貫通孔を有し、該貫通孔が前記ツイストシャフ
トをツイストシャフト回転駆動軸心上に固定状態と所定
角度範囲内で揺動可能状態とに制御する内カム面となっ
ているカム体で構成されている。また、前記カム体は、
外周部に前記結束材折曲手段の他端が係合する保持手段
係合面を有し、結束材折曲手段が揺動することによって
軸方向に変位可能に構成されている。さらに、前記カム
体の外周部に前記カッターを駆動するカッター駆動カム
面を有するように構成することによって、ツイストシャ
フト駆動源と共通の駆動源でカッターを駆動することが
でき、構成をより単純にすることができる。
【0012】前記スピンドルを軸方向に変位可能に付勢
して構成することによって、撚りが進行するにつれて被
結束物品側に移動できるようにして、前記の技術課題
を達成した。
【0013】前記切断手段を、結束材貫通孔を有する固
定刃と、結束材貫通孔が形成され前記固定刃に対して回
動可能に取り付けられた回動刃とからなり、該回動刃を
前記カム体により回動駆動するようにして構成を単純化
した。
【0014】被結束物品の回りに案内された結束材の後
端部を前記撚り合わせ手段の回転軸心方向に寄せる結束
材中寄せ手段を設けることによって、結束材の後端部同
士確実に撚り合わせることができ、望ましい。
【0015】また、前記の課題を解決する本発明の結
束装置は、連続線状の結束材を送り出す結束材送り手
段、該結束材送り手段から送り出される結束材の一部に
係合して該一部を所定位置に保持する結束材折曲手段、
該結束材折曲手段で一部を保持して少なくとも一側から
送り出される結束材をほぼループを形成しながら被結束
物品の周りに案内する囲繞案内手段、該結束材を所定長
さに切断する切断手段、及び結束材の両端を撚り合わせ
る撚り合わせ手段とを有し、前記結束材送り手段及び前
記撚り合わせ手段を回転駆動するモータが本体ケースに
着脱可能なモータケース内に収納されていることを特徴
とする。
【0016】結束材送り手段より送り出された線状結束
材を被結束物品の回りに供給して、該結束材を撚り合わ
せ手段で撚り合わせて自動的に物品を結束する結束装置
において、前記結束材送り手段を駆動するモータと前記
撚り合わせ手段を駆動するモータのうち少なくとも1台
が結束装置本体に着脱可能なカートリッジ式のモータケ
ースに収納され、該モータケースの少なくとも一部がハ
ンドルを兼ねるように構成することによって、前記の
課題を達成した。
【0017】また、前記本体ケースは、前記囲繞案内手
段と反対側の長手方向端部に直接又は中継アダプタを介
して前記電池ケースを着脱可能に係合する電池ケース係
合部を有し、前記電池ケースは前記モータを駆動するト
リガーを有し前記モータケースと本体ケースに選択的に
係合できるようにした。
【0018】そして、前記モータケースは、本体ケース
に着脱可能に係合する本体ケース係合部と反対側に前記
モータを駆動する電池を収納した電池ケース係合部を有
し、該電池ケース係合部に電池ケースが着脱可能に係合
できるようにした。その際、前記モータケースの電池ケ
ース係合部及び前記本体ケースの電池ケース係合部の何
れか一方に電池ケースを係合すると他方の電池係合部の
電気接続が遮断されるように構成することが、電気回路
の保護上望ましい。
【0019】また、前記電池ケースに結束装置支持補助
具を設けて、結束装置の後端部を肩等で支持できるよう
にして、前記の課題を達成した。
【0020】結束材送り手段により送り出された線状結
束材を、囲繞案内手段により被結束物品の回りに供給し
て、該結束材を撚り合わせ手段で撚り合わせて自動的に
物品を結束する結束装置において、前記囲繞案内手段
は、本体ケース先端部に開閉自在に取付けられた開閉囲
繞手段を少なくとも備え、且つ該開閉囲繞ガイドに被結
束物品係合片を形成して、該被結束物品係合片を被結束
物品に押圧することによって前記開閉囲繞ガイドが閉じ
るように構成することによって、前記の課題を達成し
た。
【0021】結束材送り手段により送り出された線状結
束材を被結束物品の回りに供給して、該結束材を撚り合
わせ手段で撚り合わせて自動的に物品を結束する結束装
置において、前記撚り合わせ手段で撚り合わされた結束
材の撚り合わせ端部位置に突出自在に設けられた押し曲
げ部材からなる結束材の撚り合わせ端部を折り曲げる撚
り合わせ端部折曲手段を設けることによって、前記の
課題を達成した。
【0022】
【作用】囲繞ガイド内方に被結束物品の結束部分を位置
させた状態で、結束材送り手段によって連続線状の結束
材を送り出すと、その一部が結束材折曲手段に係合する
ことによって、結束材の一部がほぼU字状に折り曲がり
二本線形成の起点を作る。その際、結束材折曲手段が回
動してカム体を変位することにより、ツイストシャフト
軸をスピンドルと軸線が略一致する状態に固定する。そ
の状態で結束材がさらに送り出されることにより、結束
材は先端がほぼU字状に折り曲がり2本線を形成しなが
ら進み、囲繞ガイドに拘束されて被結束物品の回りに案
内される。結束材が被結束物品の回りをほぼ囲繞して、
先端に大きなループが形成された状態でその送りを停止
すると共に、ツイストシャフトが回転して鈎部が結束材
のループをひっかける。この状態で結束材送り手段を逆
回転させることによって、結束材が緊張されて被結束物
品に係止する。その状態で結束材の後端部を切断手段に
より切断する。
【0023】そして、結束材中寄せ手段が、被結束物品
の回りに案内された結束材の後端部を前記撚り合わせ手
段の回転軸心方向に寄せて、ツイストシャフトの鈎部が
係合し易い状態にする。それにより、鈎部を大きく形成
しなくても確実に結束材の後端部と係合させることがで
きる。次いで、ツイストシャフトが回転することによっ
て、鈎部が結束材後端部を引っかけて先に係合している
ループ側端部との撚りが開始される。その際、カム体が
復動して、ツイストシャフト軸の固定が解除されツイス
トシャフト軸が所定範囲内で傾斜が可能となり、ツイス
トシャフトの鈎部と結束材との係合部がスピンドルの略
回転軸心上に位置する状態になる。その結果、係合部が
略回転中心となるので、撚り合わせ中に撚り合せ部に首
振り運動、即ち撚り合わせ基部に繰り返し応力が作用す
るのを防止し、撚り合わせ中の結束材の切損または劣化
を防ぐことができ、より強固な結束ができる。
【0024】そして、撚りが進行するにつれてツイスト
シャフトに張力が作用すると、ツイストシャフトは次第
に結束物品側に変位し、被結束物品との隙間が無くなる
まで撚りを進行させることができ、被結束物品を堅牢に
緊締することができる。
【0025】以上のように、本発明の結束装置は、結束
材の撚り合わせを行うツイストシャフトが、結束開始
時には被結束物品の回りに囲繞された結束材のループ端
部に係合し易い位置にあり、撚り合わせ中は結束材と
の係合位置がスピンドルの回転軸線上に略一致し、且つ
撚りが進行するに従って被結束材側に変位できるよう
にしてあるため、簡単な機構で且つ短い結束材で強固に
結束できる。
【0026】そして、多数回の繰り返し使用によりモー
タが損耗した場合は、モータケースごと新たなものに簡
単に取り替えることができるので、モータケースを予備
に準備しておけば、現場において作業者が取り替えて、
結束作業を継続することができる。従って、従来のよう
に結束装置全体を新品と取り替えるかまたはモータだけ
を取り替えるための修理に出す必要がなく経済的であ
る。
【0027】そして、電池ケースをモータケースと本体
ケースとに着脱可能にすることによって、作業状態に応
じて楽な姿勢で作業できるように任意にその位置を選択
して、電池ケースを係合することができる。その際、誤
って2個の電池ケースを同時に接続しても、メインの一
方の電池ケースしか電気的に接続されないので、電気回
路が損傷されるおそれはない。また、前記電池ケースに
結束装置支持補助具を設けることによって、結束装置の
後端部を肩等で支持して結束作業ができるので、手に加
わる荷重が大幅に軽減され、楽に作業ができる。
【0028】また、請求項18記載のように構成するこ
とによって、被結束物品係合片が被結束物品に当たるよ
うに結束装置を押すことによって、開閉囲繞ガイドが閉
じて結束作業を開始することができる。また、結束終了
後は結束装置を逆方向に移動させれば、開閉囲繞ガイド
が開いて簡単に被結束物品から離すことができ、素早く
次の結束作業に移ることができる。
【0029】さらに、請求項19記載のように構成する
ことによって、結束終了後押し曲げ部材を突出させて結
束材の撚り合わせ端部を押し曲げることができ、結束終
了後の結束材端部が被結束物品の外周から突出して邪魔
になるのを防止することができる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の結束装置の実施例を図面を基
に詳細に説明する。本実施例の結束装置1における結束
機構は、主な構成として、結束材ボビン7から結束材w
を引き出して送り出す結束材送り手段2、該結束材を所
定長さに切断する切断手段3、結束材送り手段2から送
り出される結束材の一部に係合して結束材が略U字状に
屈曲するためのきっかけを作る結束材折曲手段4、該結
束材折曲手段に先端部が係合した状態で結束材を湾曲状
に案内して送り方向頭部がループになって二本線を形成
しながら、該二本線を被結束物品aの周りに案内する囲
繞案内手段5、結束材wの両端を撚り合わせる撚り合わ
せ手段6を有している。
【0031】上記結束装置において、本実施例では、一
対の結束材送りローラからなる結束材送り手段2と、該
結束材送り手段を駆動する結束材送りモータ10と、撚
り合わせ手段6を回転駆動する主モータ11とをモータ
ケース12に収納し、該モータケースの一部がハンドル
を兼ねるように構成し、結束装置本体13に着脱自在に
着装でき、モータが損耗したら新しいものに自由に交換
できるようになっている。
【0032】本実施例では、図1に示すように、モータ
ケース12内に結束材送りモータ10と主モータ11と
がほぼ直角に配置され、それぞれのモータは必要に応じ
て減速機14、15と一体に組立られている。結束材送
りモータ10の出力軸16には、結束材駆動送りローラ
17が固定され、該結束材駆動送りローラを回転駆動す
ることによって、図示しない結束材従動送りローラとで
結束材を回転摩擦力により結束材ボビン7から引き出し
てモータケースを貫通して送り出すようになっている。
また、主モータ11の出力軸18はモータケース12か
ら突出して、スピンドル60の端部とスリーブ継手等適
宜の継手63を介して撚り合わせ手段のツイストシャフ
ト61に回転力を伝達できるようになっている。なお、
20、21はモータケースを結束装置本体に着脱自在に
ねじ止めする為のネジであり、適宜個数設けられてい
る。
【0033】また、モータケース12の端部には、電池
ケース25が着脱自在に取付けることができるように、
嵌合凹部22が形成されている。電池ケースをハンドル
の端部に取り付けることによって、作業中の重量バラン
スが良く、楽に結束作業を行うことができる。電池ケー
ス25は、単に電池を収容するのみでなく、該電池ケー
スを結束機本体の後端部に接続した場合、取手としても
使用できるように取手孔26が形成されている。また、
該電池ケースには、トリガースイッチ27が適宜設けら
れ、該電池ケースが後述するように本体ケースの後端部
に取り付けて該電池ケースを把持して結束作業ができる
ようになっている。
【0034】次に、結束装置本体について、さらに詳細
に説明する。切断手段3は、特に図4に明示され、結束
材wが貫通する固定側貫通孔31が形成された円柱状の
固定刃30と、前記固定側貫通孔31を貫通した結束材
が貫通する回転側貫通孔32を有し、該固定刃に外嵌合
して前記固定刃の回りに回転する回転刃33との組合せ
からなるカッターで構成されている。回転刃の端部にレ
バー34が突出し、該レバーの先端部に回動自在なコネ
クトピン35を介してカムローラブラケット36が取り
付けられ、該カムローラブラケットの先端部に後述する
カム体のカッター作動カム面に接触するカムローラ37
が設けられている。
【0035】また、本実施例では回転側カッター33に
結束材中寄せレバー38が設けられており、結束材を切
断すると同時に切断端部をツイストシャフトの鈎部に係
合し易い位置に中寄せするようにしている。
【0036】結束材折曲手段4は、図1及び図4に明示
されているように、結束材の先端部が係合する孔又は溝
等の係合部41を有する揺動レバー40で構成され、通
常は係合部41が前記切断手段を通過して送り出される
結束材の移動路に面して位置し、結束材の先端部が係合
することにより、結束材の送り力によって揺動できるよ
うに固定軸42(図4(a'))に回動自在に軸着されてい
る。揺動レバー40の他端部には、カムシフトピン43
が固定され、後述するカム体を図において右にシフトす
るように構成されている。また、揺動レバー40は、結
束材の送り終了後、係合部と結束材の係合を簡単に解く
ことができるように、図3(a)に示すように、係合部
41を幅方向に傾斜状に形成すると共に、その傾斜上端
側を開放端にして板バネ44で押さえている。該構成に
より、結束材の係合端は引っ張られることにより、傾斜
状の係合部41に沿って移動して、板バネ44を破線で
示すように変形させて係合部から容易に抜けるようにな
っている。
【0037】囲繞案内手段5は、ケース1の先端部に開
閉可能に軸着されている固定囲繞ガイド50とピン51
に回動自在に軸着された開閉囲繞ガイド52とから構成
され、通常は図1に破線で示すようにスプリングで付勢
されて開口した状態にあり、結束装置を開口を通して被
結束物品に押し付けることにより、開閉囲繞ガイド52
に形成された結束物品係合片53が被結束物品に係合す
ることにより、開閉囲繞ガイド52が閉じるように構成
されている。なお、図1において54は本体ケースに固
定された固定ガイド片である。
【0038】両囲繞ガイドは閉じた状態で連続してほぼ
半楕円状となり、該囲繞ガイド内方に被結束物品aを位
置させることができるようになっている。固定囲繞ガイ
ド50及び開閉囲繞ガイド52の断面は、内側が開口し
ているほぼU字状又はV字状に形成されており、略U字
状に折り曲げられながら送られる結束材の外側の線をそ
の底部案内面に沿って移動させ、内側の線は前記開口部
より内側に広がり少なくとも1部が直接被結束物品aの
外周に接してそれにより案内されるようになっている。
【0039】なお、囲繞ガイドの内周面は、該内周面を
スライドして移動する結束材との摩擦抵抗を減じる為
に、適宜の減摩材を塗布又はラミネートするかあるい
は、適宜の間隔で回転自在のフリーローラを配置するよ
うにすると良い。また、本実施例では、片方の囲繞ガイ
ドは固定になっているが、両開きする2個の開閉囲繞ガ
イドで構成し、それぞれの開閉囲繞ガイドに結束物品係
合片を設けるように構成しても良い。そして、その開閉
手段も適宜のアクチュエータにより自動的に開閉するよ
うに構成することも可能である。また、それぞれの囲繞
案内ガイドは、前記実施例では結束材を縦方向のU字状
に形成しながら略半楕円状に湾曲案内するように形成さ
れているが、最初は幅方向(又は縦方向)のU字状に形
成しながら案内し、次第に縦方向(また幅方向)のU字
状を形成するように、囲繞ガイドを90°捻じった捩じ
り状に形成することも可能である。
【0040】また、固定囲繞ガイド50の先端を細くす
ることにより、図7(d)(e)に示すような、冷暖房
用の管やダクト105に保温シート106を直接又は押
さえ網107等を介して結束固定する場合、固定囲繞ガ
イド50を保温シート106に直接刺し込んで、次に開
閉囲繞ガイドを閉じる事により、結束作業を簡単に行う
ことができる。
【0041】結束材撚り合わせ手段6は、前記主モータ
により回転駆動されるスピンドル60を有し、該スピン
ドル60の先端部にツイストシャフト61が揺動可能に
軸着されている。前記スピンドル60は、スピンドル軸
受体62に回転可能に軸受され、その基端部は継手63
を介して主モータ11の出力軸と軸方向変位可能に連結
され、回転トルクを伝達されるようになっている。スピ
ンドル軸受体62と本体ケースとの間にバネ65が架設
され、スピンドル軸受体62は常時は主モータ側に付勢
されてツイストシャフトを所定位置に保持しているが、
撚りが進行してツイストシャフトが被結束物品側に引っ
張られるにつれて、バネ65の張力に抗してスピンドル
60が図において左側に変位できるように構成されてい
る。
【0042】ツイストシャフト61は、図4に明示され
ているように、先端部に結束材のループ端部をひっかけ
て捩じる鈎部66とツイストシャフト軸67とからな
り、該ツイストシャフト軸67の端部がスピンドル60
の先端部に揺動可能にピン68で取付けられている。ツ
イストシャフト軸67の基端部には、その揺動を制御す
る為に、制御面69が形成されている。なお、本実施例
では、ツイストシャフトは、先端部にフックを設けてい
るが、必ずしもフックに限らず、開閉可能なクランプ等
を設けて構成しても良い。
【0043】カム体70は、軸心部にスピンドルとツイ
ストシャフト軸の連結部に貫通する貫通孔が形成され、
該貫通孔がツイストシャフトの揺動を制御するための内
カム面となっている。また、カム体70の外周部には、
揺動レバー40の端部が当接する揺動レバー当接面72
がフランジ状に形成され、且つ該揺動レバー当接面72
の裏側の外周部にはスピンドル軸受体62の外周部に突
設したピン76に当接することによって該カム体を初期
位置に変位(復帰)させるための復動制御カム面74が
形成されている。さらに、カム体70の外周部には、前
記カッターを作動させる為のカッター作動カム面73が
形成されている。
【0044】前記内カム面は、図4(a)に示すよう
に、ツイストシャフト軸67の制御面69と略同幅に形
成された第1溝部711と制御面より幅広に形成された
第2溝部712とで形成されている。そのため、カムが
図4(a)に示すように初期位置にあるときは、ツイス
トシャフトの制御面69は第2溝部712にあり、図示
するようにツイストシャフト軸がピン68を支点にして
所定角度傾斜することが可能となるが、同図(b)のよ
うにカム体が右動すると第1溝部711がツイストシャ
フト軸の制御面69と合致してツイストシャフト軸がス
ピンドル軸線上に固定される。
【0045】また、本実施例の結束装置は、結束後にフ
ックが結束材の略U字状先端部から離脱した後、被結束
物品から外方に突出している状態にある結束材の撚り合
わせ端部を被結束物品面側に折り曲げる為の、結束端部
折り曲げ手段80が設けられている(図1には図示は省
略してある)。該折り曲げ手段は、図2及び図5に示さ
れているように、本体ケース1の側壁に設けられたアク
チュエータ81により、側壁から結束終了後の結束材端
部突出位置を横断するように押し曲げ部材82を突出駆
動可能に設けてある。なお、本実施例では結束材の結束
端部を確実に折り曲げることができるように、特別な結
束端部折り曲げ手段を設けてあるか、結束端部を被結束
物品の表面側に折り曲げる方法として、特別な結束端部
折り曲げ手段を設けなくても、撚り合わせ後にツイスト
シャフトを逆回転させることによってツイストシャフト
の鈎部で突出している結束端部を叩くことによって折り
曲げる事が可能である。
【0046】さらに、本実施例の結束装置は、前記結束
装置本体13の囲繞案内手段と反対側端部には、前記電
池ケース25又は中継アダプタ28(図2)を嵌合係止
する嵌合凹部29が形成され、電池ケース25をモータ
ケースから移動して該部に接続することによって、低い
位置又は高い位置にある結束物品の結束作業が楽にでき
るようになっている。また、図2に示すように、中継ア
ダプタ28を介して装着することによって、例えば背の
高い人でも低い位置にある結束物品の結束作業を腰を曲
げることなく楽な姿勢で行うことができる。その場合、
電池ケースに設けられているトリガースイッチ27から
の電気配線が、電気配線コネクターにより本体ケース内
の制御回路に接続され、電池ケースに設けられたトリガ
ースイッチを作動することにより、結束装置が駆動でき
るようになっている。
【0047】この際、電池ケースをモータケースと結束
装置本体の反対側端部との両側に同時に接続するトラブ
ルを解消する為に、どちらか一方に電池ケースを接続し
た場合に、他方の電池ケース接続部は自動的に接続遮断
されるようになっている。なお、電池ケースに設けるト
リガースイッチ27は、図1と図2に示すように取っ手
孔内や電池ケースの外周角部等適宜の位置に設けること
ができる。なお、図1と図2における電池ケースの形状
が異なっているが、電池ケースの形状は任意で良く、図
2は図1の変形例を示している。
【0048】また、本実施例では、図2に示すように、
電池ケース25の後部に第1の肩受け板90を折り畳み
自在又は取外し自在に設置し、壁面等の結束作業時に
は、該肩受け板を肩に当てて、片手でモータケース12
を把持してライフル銃の射撃時のようにトリガー8を作
動させて結束作業を行うと、結束装置が軽くなってより
楽に結束作業ができる。さらに、電池ケース25に前記
第1の肩受け板90と反対側に、反対方向に延びるよう
に第2の肩受け板91を設けると、狭いスペースでの作
業でも肩に掛けて作業ができ、また該結束装置を肩に当
てて移動でき、移動時も楽である。なお、前記肩受け板
90を肩に当てないで、例えば肩からリングを吊るし
て、該リングに肩受け板を支持させて、結束装置を脇に
挟んだ状態で結束作業を行うこともできる。なお、図2
に点線で示すように、電池ケース25をモータケースの
端部に取付けて、結束作業を行うときは、上記肩受け板
を取外しておくか、または折り畳んだ状態にして、邪魔
にならないようにする。
【0049】本実施例の結束装置は、以上のように構成
され、結束材送りモータ及び主モータ等を制御するマイ
クロコンピュータが本体ケースに内蔵されており、トリ
ガースイッチ8又は27を押圧することによって、予め
設定されたプログラムにしたがって自動的に作動するよ
うになっている。なお、本実施例では携帯に便利なため
に、駆動電源として電池ケース内に電池を内蔵している
が、勿論外部電力を供給するように、外部電源に接続可
能にすることもできる。
【0050】以上のように構成された本実施例の結束装
置による被結束物品の結束方法を図1〜図5により説明
する。図3は結束材の変化によって結束工程を模式的に
示したものであり、図4は撚り手段の作動を工程順に示
している。本実施例で使用する結束材は、例えば古紙を
原料とするパルプスラリーから作ったパルプモールドの
ボビンにコイル状に巻いたものを使用する。
【0051】開閉囲繞ガイド52が図1に仮想線で示す
ように開いている状態で、被結束物品aの外周部に被結
束物品係合片53を押し付けると、開閉囲繞ガイド52
が回動して閉じ、図1に実線で示すように囲繞ガイド内
周部に被結束物品が位置する状態となる。この状態で、
トリガースイッチ8を押圧することによって結束材送り
モータ10が駆動して結束材送りローラ17が回転して
結束材の送りを開始する。その状態では、カム体70は
ツイストシャフト側に位置して、ツイストシャフト軸は
図4(a)に示すようにスピンドル軸に対して傾斜した
状態にある。
【0052】巻線ボビン7から繰り出された結束材w
は、切断手段の固定刃及び回転刃の貫通孔を通過してそ
の先端が揺動レバーの係合部41に係合し、その送り力
によって揺動レバーを押す(図3(b)、図4(a)
(a’))。それによって、揺動レバー40はピン42を
中心に図に於いて時計方向に回動する。それにより揺動
レバーの他端部に設けたカムシフトピン43がカム体の
揺動レバー当接面72に係合することによって、カム体
を図4(a)の状態から右側に変位させる結果、内カムの
第1溝部711がツイストシャフト軸の制御面と密着し
て、ツイストシャフト軸を図4(b)に示すようにスピン
ドルと軸線が略一致する状態に固定する。
【0053】一方、結束材wの先端部は揺動レバーに係
合して先端の移動が阻止されて所定位置に保持されるた
め、送り出される結束材wは、その送り力により図3
(c)、図4(b)に示すように次第に送り方向先端部
がほぼU字状に折り曲がり、二本線形成の起点を作る。
【0054】その状態でさらに結束材wが送り出される
ことにより、先端がほぼU字状に折り曲がりながら囲繞
ガイド52に達し、結束材は、ほぼU字状の折り曲がり
部cを介して外側の線bは少なくとも一部が囲繞ガイド
50、52に拘束されてその底部案内面に沿って移動す
るが、内側の線dは囲繞ガイドの開口部より内側に広が
り少なくともその一部が直接被結束物品aの外周に接
し、それに案内されながら進む(図3(d)〜(e))。その
結果、図3(b)〜(d)の状態を経て図3(e)に示す状態
になり、結束材は二本線状態で被結束物品aの結束部外
周に屈曲案内され、その先端に大きなループeが形成さ
れる。(e)の状態に達すると、ループ先端を図示しない
センサーが感知して、結束材の送りが停止される。
【0055】次いで、主モータが回転して駆動すること
によってツイストシャフト61が回動し、その鈎部状端
部66が結束材のループに係合する(図3(e))。その
時点で結束材送りモータを逆回転させて、結束材を逆方
向にひっぱることによって、結束材は囲繞ガイドのガイ
ド面から完全に抜けて、結束材に係合して緊張した状態
になる(図3(f))。結束材を逆方向にひっぱることに
よって、広がっていた二本線が密着状体になって、二本
線が結束時に広がることがなく良好に結束できる。な
お、図示されていないが、略U字状に折り曲げながら送
られる結束材は、囲繞ガイド始端部より終端部に至る間
に結束材を送る負荷が増大するため、囲繞ガイドの深さ
を次第に深くすると良い。また、鈎部66を結束材のル
ープeに係合させなくても、駆動ローラ2を逆転させる
ことによって、結束材を囲繞ガイド面から抜くことが可
能である。さらに、駆動ローラを逆転させる際、ボビン
も逆回転させて弛緩した結束材を巻採るようにすると良
い。
【0056】この状態から主モータがさらに回転するこ
とによって、カム体70のカッター作動カム面73がカ
ムローラ37に当接してカムローラブラケット36を押
し下げ、回転刃33を回転させる。その結果、結束材が
切断されると共に、回転刃と一体に設けられた中寄せレ
バー38も固定刃中心に回動して、結束材の切断端部及
び揺動レバーの係合部に係合している端部をツイストシ
ャフト軸方向に押し上げる(図4(c)(c'))。それによ
り、結束材の端部は確実にツイストシャフトの回転軌跡
内に位置させることができ、ツイストシャフトが回転す
ることによって鈎部が結束材端部を引っかけて先に係合
しているループ側端部との撚りが開始される。
【0057】この状態から主モータがさらに回転する
と、カム体70の復動制御カム面74がスピンドル軸受
体62の外周部に突設したピンに当接する(図4(c’)
に当接開始直前が示されている)ことによって、カム体
が左側に押されて復動し、初期位置に復帰する。その結
果、内カムの第1溝部とツイストシャフトの制御面との
係合が外れ、ツイストシャフトが図4(d)、(d’)に示
す状態まで傾斜が可能となる。この傾斜状態でツイスト
シャフトの鈎部と結束材との係合部がスピンドルの略回
転軸心上に位置する状態になる。
【0058】また、本実施例ではスピンドル軸受体62
がバネ65の張力に抗して変位可能に設けられているの
で、撚りが進行するにつれてツイストシャフトに張力が
作用すると、図2に示すように、ツイストシャフトは次
第に結束物品側に変位する。従って、図3(h)に示す
ように、被結束物品aとの隙間が無くなるまで撚りを進
行させることができ、被結束物品を堅牢に緊締すること
ができ、従来の欠点を解消することができる。
【0059】撚りが終了すると、主モータを逆転させて
ツイストシャフトを逆回転させることにより、ツイスト
シャフトの鈎部と結束材との係合が簡単に外れ、図4
(a)の状態に復帰し、結束を終了する。次いで、図5
(a)〜(c)に示すように、結束端部折り曲げ手段8
0のアクチュエータ81が駆動して、押し曲げ部材82
が本体ケース内に瞬間的に突出して結束材wの結束端部
110を、図7(a)に示すように破線で示す位置から
実線で示すように結束物品表面に押し曲げる。それによ
り、結束端部が突出して邪魔になることを防止すること
ができ、鉄筋の結束の場合は結束端部がコンクリート面
から突出する等の不良工事を防止することができる。結
束が終了して、結束装置を手前側に引くと開閉囲繞ガイ
ド52が開いて被結束物品aの周部から除去することが
でき、迅速に次の作業態勢へ移ることができる。
【0060】以上、本発明の結束装置及び結束方法の一
実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限る
ものでなく、種々の設計変更が可能である。例えば、上
記実施例では、巻線ボビンを本体ケースに保持するよう
にしたが、巻線ボビンは結束装置本体とは別の位置に置
くか、バンドで腰等に携帯してそこから引き出すように
することも可能である。また、前記実施例では、1個の
巻線ボビンから1本の結束材を引出しそれを2本線に折
り曲げて2本線1巻きで結束しているが、図6に工程の
一部を模式的に示すように、2個の巻線ボビン115、
116を装着して2本の結束材w1、w2を合わせて同時
に引き出して、それを折り曲げて4本線1巻き、さらに
それ以上の本数での1巻き結束が可能である。結束材の
本数を多くすることによって、各結束材の線径は細くし
ても強度を向上させることができ、かつ可撓性が増して
囲繞案内ガイドの曲率を小さくすることができるので、
結束装置のより小型化を図ることができる。さらに、巻
線は、鋼線、樹脂線等結束できるものであれば、材質、
形状は何れでも良い。
【0061】前記実施例では、結束材を下側から案内し
て上側に湾曲させて結束物品を囲繞していたが、逆に結
束材を上側から案内して下側に湾曲して結束物品を囲繞
するようにするように設計変更することももちろん可能
である。また、結束材の切断後端部が鈎部の回動軌跡内
に位置するようにしておけば、中寄せレバーは必ずしも
設ける必要はない。さらに、結束材折曲手段の揺動レバ
ーは、本実施例では結束材の送り力によって回動するよ
うにしたが、該揺動レバーを適宜のアクチュエータでタ
イミングを合わせて回動させるようにしても良い。
【0062】また、本発明の結束装置は、必ずしも携帯
用に限らず、例えば作業ロボットに装着することも可能
である。そして、本発明の結束装置は、図7(a)に示
すように配筋作業での鉄筋100、100を結束固定す
るのに非常に効果を発揮するものであるが、被結束物品
は鉄筋に限らず、例えば(b)に示すように棒101や管
等の被結束物品同士の結束、あるいは(c)に示すように
袋102の袋口103の結束、また、図7(d)及び(e)
に示すように配管やダクト105に断熱シート106等
を巻き付けて固定する断熱シートの結束等の被結束物単
体の結束等にも有用であり、結束できる物品であれば、
いろいろの物品の結束に適用できる。
【0063】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に次のような格別の効果を奏する。連続線状の結束材を
繰り出して自動的に折り曲げて二本線にして結束できる
から、従来の単線を巻回して結束する場合と比較して、
結束材の強度が向上し特段に強い結束力で強固に結束で
きる。
【0064】そして、従来のものと比べて構造が非常に
単純であるので、小型軽量に構成することができ、結束
作業の労力の軽減と高効率化を図ることができる。
【0065】特に、本発明によれば、結束材の撚り合わ
せを行うツイストシャフトが、結束開始時には被結束物
品の回りに囲繞された結束材のループ端部に係合し易い
位置にあり、撚り合わせ中は結束材との係合位置がスピ
ンドルの回転軸線上に略一致し、且つ撚りが進行するに
従って被結束材側に変位できるようにしてあるため、撚
り合わせ中に撚り合わせ基部に繰り返し応力が作用する
のを防止し、撚り合わせ中の結束材の切損または劣化を
防ぐことができ、且つ結束材に密着するまで結束ができ
て、簡単な機構で且つ短い結束材で強固に結束できる。
【0066】囲繞案内工程後、結束材送りモータを逆回
転させて、結束材を逆方向に引っ張ることにより、結束
材が囲繞案内手段の囲繞案内ガイドから良好に抜け、略
U字状に折り曲げられて2本線状になった結束材が互い
に接触するように1本線状に寄り合い強固に結束できる
と共に、より短い結束材で効率的に結束できる。
【0067】また、撚り合わせ終了後、結束材の結束端
部を折り曲げることによって、結束終了後の結束材端部
が被結束物品の外周から突出して邪魔になるのを防止す
ることができる。
【0068】また、モータが損耗した場合は、カセット
ケースごと新たなものに簡単に取り替えることができる
ので、作業を継続することができ、従来のように結束装
置全体を新品と取り替えるかまたはモータだけを取り替
えるための修理に出す必要がなく経済的である。また、
モータケースがハンドルを兼ねるようにすることによっ
て装置を小型単純化することができる。
【0069】電池ケースは、結束機本体の後端部に接続
した場合、取手としても使用でき、また、結束装置の重
量を肩で受けることができ、長時間の作業が容易であ
る。さらに、中継アダプタを介在させることにより、低
い位置又は高い位置にある被結束物品も楽な姿勢で結束
できる。
【0070】さらに、電池ケースに結束装置支持補助具
を設けることによって、結束作業中、結束装置を手で保
持するばかりでなく、肩などでも補助的に支持して、楽
に結束作業ができる。
【0071】また、開閉囲繞ガイドに被結束物品係合片
を設けることによって、結束装置を被結束物品に押し当
てるだけで結束材を被結束物品の周りに案内する囲繞案
内ガイドが簡単に開閉して、素早く結束作業ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる結束装置のケースのカ
バーを除去した状態での側面概略図である。
【図2】電池ケースを後端部に接続した状態での本発明
の実施例にかかる結束装置のケースのカバーを除去した
状態での側面図である。
【図3】(b)〜(h)は本発明の結束方法の実施例の
工程説明図であり、(a)は同図(c)のB−B矢視図
である。
【図4】撚り合わせ手段部の工程ごとの作動を示す断面
図と側面図である。
【図5】結束端部折り曲げ手段を示す図2のA−A断面
矢視図である。
【図6】本発明の結束装置の他の実施例の作動模式図で
ある。
【図7】本発明の結束装置による被結束物品の結束態様
を示し、(a)は鉄筋の結束、(b)は棒状物品、(c)は袋
の袋口、(d)及び(e)はダクトの保温シートの結束固定
状態を示している。
【符号の説明】
1 結束装置 2 結束材送り手段 3 切断手段 4 結束材折曲手段 5 囲繞案内手段 6 撚り合わせ手段 7 結束材ボビン 10 結束材送りモー
タ 11 主モータ 12 モータケース 25 電池ケース 28 中継アダプタ 40 揺動レバー 50 固定囲繞ガイ
ド 52 開閉囲繞ガイド 60 スピンドル 61 ツイストシャフト 62 スピンドル軸
受体 70 カム体 72 回動部材当接
面 73 カッター作動カム面 74 復動制御カム
面 80 結束端部折り曲げ手段

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続線状の結束材の一部を略U字状に折
    り曲げてループを形成しながら被結束物品の周りに案内
    する囲繞案内工程、前記結束材の後端部を連続線材から
    適当な時期に切断する結束材切断工程、該結束材のルー
    プ先端部と他側後端部を互いに撚り合わせて被結束物品
    を結束する撚り合わせ工程からなり、前記撚り合わせ工
    程において撚り合わせを行うツイストシャフトと結束材
    との係合点が係合開始時にはツイストシャフト回転駆動
    軸心とずれた位置にあり、撚りが進行するとツイストシ
    ャフトの略回転駆動軸心に一致するように変位して撚り
    合わせを行うことを特徴とする物品の結束方法。
  2. 【請求項2】 前記囲繞案内工程後、結束材送りモータ
    を逆回転させて、結束材を逆方向に引っ張るようにした
    請求項1記載の物品の結束方法。
  3. 【請求項3】 前記ツイストシャフトと結束材との係合
    点は、撚りが進行するにつれて被結束物品側に移動する
    ようにした請求項1記載の物品の結束方法。
  4. 【請求項4】 線状の結束材を被結束物品の周りに供給
    して撚り合わせることにより被結束物品を自動的に結束
    する物品の結束方法において、前記結束材を撚り合わせ
    た後に、撚り合わせにより物品表面から突出して形成さ
    れた結束材の撚り合わせ端部を被結束物品の表面側に折
    り曲げるようにしたことを特徴とする物品の結束方法。
  5. 【請求項5】 連続線状の結束材を送り出す結束材送り
    手段、該結束材送り手段から送り出される結束材の一部
    に係合する結束材折曲手段、該結束材折曲手段で一部を
    係合して少なくとも一側から送り出される結束材をルー
    プを形成しながら被結束物品の周りに案内する囲繞案内
    手段、該結束材を所定長さに切断する切断手段、及び結
    束材の両端を撚り合わせる撚り合わせ手段とを有し、前
    記結束材撚り合わせ手段は、撚り合わせ駆動手段により
    回転駆動されるスピンドルの先端部に揺動可能に軸支さ
    れたツイストシャフトと、該ツイストシャフトをスピン
    ドルの軸心と略一致するように固定する固定状態と所定
    角度範囲内で揺動可能状態に制御するツイストシャフト
    揺動制御手段とから構成されていることを特徴とする物
    品の結束装置。
  6. 【請求項6】 前記ツイストシャフト揺動制御手段は、
    前記ツイストシャフトとスピンドルの連結部に摺動可能
    に外嵌する貫通孔を有し、該貫通孔が前記ツイストシャ
    フトをツイストシャフト回転駆動軸心上に固定状態と所
    定角度範囲内で揺動可能状態とに制御する内カム面とな
    っているカム体で構成されている請求項4記載の結束装
    置。
  7. 【請求項7】 前記カム体は、外周部に前記結束材折曲
    手段の他端が係合する保持手段係合面を有している請求
    項6記載の結束装置。
  8. 【請求項8】 前記カム体は、外周部に前記カッターを
    駆動するカッター駆動カム面を有する請求項7記載の結
    束装置。
  9. 【請求項9】 前記スピンドルが軸方向に変位可能に付
    勢されている請求項5、6、7又は8記載の結束装置。
  10. 【請求項10】 前記切断手段は、結束材貫通孔を有す
    る固定刃と、結束材貫通孔が形成され前記固定刃に対し
    て回動可能に取り付けられた回動刃とからなり、該回動
    刃を前記カム体により回動駆動するようにした請求項8
    記載の結束装置。
  11. 【請求項11】 被結束物品の回りに案内された結束材
    の後端部を前記撚り合わせ手段の回転軸心方向に寄せる
    結束材中寄せ手段を有する請求項5〜10何れか記載の
    結束装置。
  12. 【請求項12】 連続線状の結束材を送り出す結束材送
    り手段、該結束材送り手段から送り出される結束材の一
    部に係合する結束材折曲手段、該結束材折曲手段で一部
    を係合して少なくとも一側から送り出される結束材をル
    ープを形成しながら被結束物品の周りに案内する囲繞案
    内手段、該結束材を所定長さに切断する切断手段、及び
    結束材の両端を撚り合わせる撚り合わせ手段とを有し、
    前記結束材送り手段及び前記撚り合わせ手段を回転駆動
    するモータのうち少なくとも1台が本体ケースに着脱可
    能なカートリッジ式のモータケース内に収納されている
    ことを特徴とする結束装置。
  13. 【請求項13】 結束材送り手段より送り出された線状
    結束材を被結束物品の回りに供給して、該結束材を撚り
    合わせ手段で撚り合わせて自動的に物品を結束する結束
    装置において、前記結束材送り手段を駆動するモータと
    前記撚り合わせ手段を駆動するモータのうち少なくとも
    1台が結束装置本体に着脱可能なカートリッジ式のモー
    タケースに収納され、該モータケースの少なくとも一部
    がハンドルを兼ねるように構成したことを特徴とする結
    束装置。
  14. 【請求項14】 前記モータケースは、本体ケースに着
    脱可能に係合する本体ケース係合部と反対側に前記モー
    タを駆動する電池を収納した電池ケース係合部を有し、
    該電池ケース係合部に電池が着脱可能に係合できるよう
    にした請求項13記載の結束装置。
  15. 【請求項15】 前記本体ケースは長手方向一端部に直
    接又は中継アダプタを介して前記電池ケースを着脱可能
    に係合する電池ケース係合部を有し、且つ前記電池ケー
    スは結束装置駆動用のトリガースイッチを有し、前記モ
    ータケースと本体ケースに選択的に係合できるようにし
    た請求項13又は14記載の結束装置。
  16. 【請求項16】 前記モータケースの電池ケース係合部
    及び前記本体ケースの電池ケース係合部の何れか一方に
    電池ケースを係合すると他方の電池係合部の電気接続が
    遮断されるように構成されている請求項15記載の結束
    装置。
  17. 【請求項17】 前記電池ケースに結束装置支持補助具
    を設けた請求項14、15又は16記載の結束装置。
  18. 【請求項18】 結束材送り手段により送り出された線
    状結束材を、囲繞案内手段により被結束物品の周りに供
    給して、該結束材を撚り合わせ手段で撚り合わせて自動
    的に物品を結束する結束装置において、前記囲繞案内手
    段は、本体ケース先端部に開閉自在に取付けられた開閉
    囲繞ガイドを少なくとも備え、該開閉囲繞ガイドに被結
    束物品係合片が形成され、該被結束物品係合片を被結束
    物品に押圧することによって前記開閉囲繞ガイドが閉じ
    るように構成されていることを特徴とする結束装置。
  19. 【請求項19】 結束材送り手段により送り出された線
    状結束材を被結束物品の回りに供給して、該結束材を撚
    り合わせ手段で撚り合わせて自動的に物品を結束する結
    束装置において、前記撚り合わせ手段で撚り合わされた
    結束材の撚り合わせ端部位置に突出自在に設けられた押
    し曲げ部材からなる結束材の撚り合わせ端部を折り曲げ
    る撚り合わせ端部折曲手段を有することを特徴とする結
    束装置。
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