JPH07284870A - 鉄筋結束機 - Google Patents

鉄筋結束機

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JPH07284870A
JPH07284870A JP6097870A JP9787094A JPH07284870A JP H07284870 A JPH07284870 A JP H07284870A JP 6097870 A JP6097870 A JP 6097870A JP 9787094 A JP9787094 A JP 9787094A JP H07284870 A JPH07284870 A JP H07284870A
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JP
Japan
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guide
iron wire
reinforcing bar
guides
binding
Prior art date
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JP6097870A
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English (en)
Inventor
Koji Toyoda
廣司 豊田
Michihisa Shinno
通久 新野
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TOYOTA KIHAN KK
Toyota Kihan KK
Original Assignee
TOYOTA KIHAN KK
Toyota Kihan KK
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Publication date
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Publication of JPH07284870A publication Critical patent/JPH07284870A/ja
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G21/00Preparing, conveying, or working-up building materials or building elements in situ; Other devices or measures for constructional work
    • E04G21/12Mounting of reinforcing inserts; Prestressing
    • E04G21/122Machines for joining reinforcing bars
    • E04G21/123Wire twisting tools

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Wire Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で、正しい複数巻きのループを形
成することができるようにすることにある。 【構成】 鉄筋結束機は、鉄線用の案内手段が、結束部
に送り込まれた鉄線を鉄筋の周りに案内すべく弧状に伸
びる案内溝を有する第1および第2のガイドであって先
端部が鉄筋を受け入れるべく間隔をおきかつ案内溝が向
き合うように、基端部において支持手段に支持された第
1および第2のガイドを備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄筋を結束部において
鉄線により結束する鉄筋結束機に関し、特に鉄線を鉄筋
の周りにループに案内する鉄筋結束機に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄筋コンクリート構造物の構築現場、鉄
筋コンクリート管用の鉄筋籠の製作現場等においては、
複数本の鉄筋をそれらの交差箇所において鉄線により結
束する作業が行なわれる。
【0003】このような結束作業に用いる装置の一つと
して、弧状の案内溝を有する一対のガイドにより形成さ
れる結束部に向けて鉄線を送り込み、送り込まれた鉄線
を結束すべき鉄筋にループ状に巻き掛けるべく前記両ガ
イドにより前記鉄線を前記鉄筋の周りの曲線路に沿って
案内して複数巻きのループに変形させ、この鉄線のルー
プを撚り手段(捩り手段)によって撚り合わせる(捩り
合わせる)携帯式の鉄筋結束機がある(たとえば、特公
平2−29409号公報)。
【0004】公知の鉄筋結束機において、少なくとも一
方のガイドは、鉄線のループの軸線と平行の軸線に関す
る枢軸運動が可能に基端部において本体に支持されてお
り、鉄筋を結束部内に受け入れるときは先端部が他方の
ガイドの先端部から離れ、鉄線をループ状に案内すると
きは先端部が他方のガイドの先端部に突き合わされるよ
うに、開閉機構により変位される。
【0005】しかし、このような鉄筋結束機では、少な
くとの一方のガイドに枢軸運動をさせる開閉機構が必要
であるから、その分構造が複雑になり高価になる。
【0006】鉄筋結束機の他の1つとして、一対のガイ
ドの代わりにJ字状の案内溝を有するJ字状のガイドを
本体に固定的に支持させたものがある(たとえば、実開
平5−3494号公報)。結束部に送り込まれた鉄線
は、その先端がガイドの案内溝から突出した後、再び案
内溝に戻る過程を経ることにより、鉄筋の周りに案内さ
れて複数巻きのループに変形される。
【0007】しかし、他の鉄筋結束機では、鉄線を1つ
のJ字状のガイドにより複数巻きのループに変形させる
から、ガイドの案内溝から突出した鉄線の先端が案内溝
に正しく戻らず、正しい複数巻きのループが形成されな
いことが多い。このように、正しい複数巻きのループが
形成されないと、鉄線のループを撚り手段で撚ることが
できず、結束不良となる。
【0008】
【解決しようとする課題】本発明の目的は、構造が簡単
で、正しい複数巻きのループを形成することができるよ
うにすることにある。
【0009】
【解決手段、作用、効果】本発明の鉄筋結束機は、結束
部に送り込まれた鉄線を鉄筋の周りに案内する案内手段
と、前記案内手段により前記鉄筋の周りに案内された鉄
線を撚るべく前記鉄筋と交差する第1の軸線の周りに回
転される撚り手段と、前記案内手段および前記撚り手段
を支持する支持手段とを含む。
【0010】前記案内手段は、前記結束部に送り込まれ
た鉄線を前記鉄筋の周りに案内すべく弧状に伸びる案内
溝を有する第1および第2のガイドであって前記鉄筋を
結束部内に受け入れるべく前記撚り手段の回転軸線を間
にして互いに間隔をおきかつ前記案内溝を向き合わせて
一端部において前記支持手段に支持された第1および第
2のガイドを備える。
【0011】結束時、鉄筋が両ガイドの間から両ガイド
により形成される結束部に入るように、鉄筋結束機が鉄
筋に対して移動され、次いで鉄線が所定長さだけ結束部
に送り込まれる。結束部に送り込まれた鉄線は、一方の
ガイドから他方のガイドへと移動されることにより、撚
り手段を経て鉄筋の周りを伸びる複数巻きのループに変
形される。
【0012】複数巻きのループに変形されるとき、鉄線
の先端は、両ガイドが弧状の案内溝を有するから、一方
のガイドの案内溝から他方のガイドの案内溝へ確実に移
動する。
【0013】次いで、鉄線のループが撚り手段によって
撚られ、その後鉄筋が両ガイドの先端部の間から結束部
の外へ出るように、鉄筋結束機が鉄筋に対して移動され
る。これにより一回の結束作業が終了する。
【0014】本発明によれば、それぞれが弧状の案内溝
を有する一対のガイドを用い、両ガイドを、前記鉄筋を
結束部内に受け入れるべく前記撚り手段の回転軸線を間
にして互いに間隔をおきかつ前記案内溝を向き合わせて
一端部において前記支持手段に支持させたから、ガイド
に枢軸運動をさせる開閉機構が不要となってその分構造
が簡単になる。また、複数巻きのループに変形されると
き、鉄線の先端が一方のガイドの案内溝から他方のガイ
ドの案内溝へ確実に移動して正しい複数巻きのループを
形成することができる。
【0015】前記第1のガイドは前記結束部に送り込ま
れた鉄線を前記案内溝に受けて該案内溝に沿って案内
し、前記第2のガイドは前記第1のガイドを経た鉄線を
前記案内溝に受けて該案内溝に沿って案内し、前記第1
のガイドの案内溝は前記第2のガイドの案内溝より小さ
い曲率半径を有することが好ましい。これにより、鉄線
の先端が一方のガイドの案内溝から他方のガイドの案内
溝へより確実に移動するから、正しい複数巻きのループ
を確実に形成することができる。
【0016】さらに、前記結束部内における前記鉄筋の
位置を決める位置決め手段を含むことが好ましい。これ
により、結束部内における鉄筋の位置を常に一定に維持
することができ、鉄筋を正確に結束することができる。
【0017】前記位置決め手段は、前記撚り手段の回転
軸線の方向へ移動可能に前記支持手段に支持された一対
のロッドであって前記回転軸線の方向において前記結束
部内に対応する位置まで伸びる一対のロッドと、前記一
対のロッドの先端部に取り付けられた位置決め部材と、
前記ロッドを前記支持手段に対し前方に付勢すべく前記
ロッドに配置されたばねとを備えることができる。
【0018】これの代わりに、前記位置決め手段は、前
記撚り手段の回転軸線の方向において前記結束部内に対
応する位置に移動不能に前記支持手段に支持された位置
決め部材を備えてもよい。
【0019】上記のいずれの位置決め手段も、鉄筋を位
置決め部材に当接させた状態で結束機を前進させること
により結束すべき鉄筋同士を強制的に接触させることが
できる。
【0020】前記第1および第2のガイドのいずれか一
方の案内溝はほぼC字状の形状を有し、前記第1および
第2のガイドのいずれか他方の案内溝はほぼコンマ状の
形状を有し、それにより前記第1および第2のガイドは
側方に開放する前記結束部を形成することができる。こ
の場合、結束すべき鉄筋をC字状の形状を有するガイド
の内側に当接させ、その状態で結束機を引くことによ
り、結束すべき鉄筋を引き寄せることができるから、結
束部内における鉄筋の位置を常に一定に維持することが
でき、鉄筋を正確に結束することができるとともに、結
束すべき鉄筋同士を強制的に接触させることができる。
【0021】
【実施例】図1〜図5を参照するに、鉄筋結束機10
は、図1に示す鉄筋12,14をその交差部において鉄
線16により結束する鉄筋結束機として用いられる。鉄
筋12,14は、コンクリートパイルのための縦筋およ
びこれに巻き掛けられる螺旋筋であってもよいし、鉄筋
コンクリート構造物のための互いに交差する縦筋および
横筋等の鉄筋であってもよい。
【0022】鉄筋結束機10は、各種の機構を支承する
支持手段すなわち本体18を含む。本体18は、複数の
ねじにより重ね合わせた状態に連結された二つ割りのケ
ーシングの形をしたフレーム20と、フレーム20から
下方へ伸びる把手部22とを備える。
【0023】この鉄筋結束機10は、把手部22を備え
るため、携帯式であり、したがって鉄筋結束機10を持
ち運び、手動で稼動させることができ、また工場および
作業現場のいずれにおいても任意な場所で使用すること
ができる。
【0024】鉄筋結束機10を両手で操作することがで
きるように、把手部22に対しほぼ直交する方向へ伸び
る把手24を取り外し可能に装着するための装着部26
をフレーム20の幅方向における一方または両方の側壁
部に設けてもよい。
【0025】フレーム20には、駆動手段すなわち駆動
機構28が配置されている。駆動機構28の回転源30
は、フレーム20の後端に取り付けられており、またフ
レーム20の後端部に取り外し可能に配置されたカバー
32により包囲されている。回転源30は、図示の例で
は、電線34を介して給電される電動機である。
【0026】図4および図5に示すように、回転源30
の動力すなわち回転力は、フレーム20の後壁を前後方
向へ貫通してフレーム20内へ伸びる出力軸から、該出
力軸に設けられた歯車36と、歯車36と噛合する歯車
38と、歯車38が一端部に取り付けられた軸40と、
該軸の他端部に取り付けられた歯車42とを経て一対の
電磁クラッチ44,46に伝達される。
【0027】クラッチ44は、歯車42と歯合する歯車
48を入力軸に有し、また歯車50を出力軸に有する。
クラッチ46は、歯車48と歯合する歯車52を入力軸
に有する。クラッチ44,46は、フレーム20内に配
置されている。クラッチ44の出力軸は歯車50により
鉄線送り手段すなわち鉄線送り機構54に連結されてお
り、クラッチ46は撚り手段すなわち撚り機構56に連
結されている。
【0028】それゆえに、回転源30、歯車36,3
8,42,48,50,52、軸40、およびクラッチ
44,46は、鉄線送り機構54と撚り機構56とを動
作させる駆動機構28として作用する。
【0029】図1、図2、図4、図5および図6に示す
ように、鉄線送り機構54は、フレーム20の前端下部
に複数のねじにより取り付けられたベース部材58と、
ベース部材58に回転可能に支持された自在継手60
と、自在継手60の先端部に取り付けられた送りローラ
62と、送りローラ62とともに回転するようにベース
部材58に支持された送りローラ64と、ベース部材5
8に支持された筒状のガイド受け66と、一端部をガイ
ド受け66に受けられた保護ガイド68と、自在継手6
0の後端部に取り付けられた歯車70とを備える。ロー
ラ62,64は、図2および図4に示すように互いに歯
合された歯車72,74により同期して回転される。
【0030】鉄線16は、図示しないリールから、保護
ガイド68およびガイド受け66内を経てローラ62,
64間に案内される。駆動機構28の回転は、クラッチ
44の出力軸に取り付けられた歯車50と歯合する歯車
70に受け、歯車70から、自在継手60を介してロー
ラ62に伝達され、さらにローラ62から上記した歯車
によりローラ64に伝達される。これにより、鉄線16
は、両ローラ62,64により、ほぼ円形の結束部76
に送り出される。
【0031】図4および図6に示すように、撚り機構5
6は、駆動機構28により鉄筋12,14と交差する軸
線の周りに回転される回転体78と、回転体78の先端
部に配置された爪すなわちフック80とを備える。回転
体78は、フレーム20の前端部を回転可能に貫通して
第1の軸線の方向すなわち前後方向へ伸びる軸部78a
の後端部においてクラッチ46に連結されている。回転
体78の回転軸線は、結束部76および後に説明する鉄
線のループの円のほぼ半径方向へ伸びる第1の軸線とし
て作用する。
【0032】回転体78の頭部78bは、コ字状の凹所
82を有する二股状の部材からなり、また凹所82の開
口部すなわち開放端部が結束部76の側となるように、
図示しないピン等により軸部78aの先端に取り外し可
能に装着されている。フック80および凹所82は、結
束部76に突出している。
【0033】フック80は、回転体78の回転軸線とほ
ぼ直交する方向へ伸びる枢軸ピン84により、凹所82
の先端部すなわち開放端部を結束部76内において開閉
するように、基端部において頭部78bに支持されてい
る。フック80は、基端部の側の部位から先端部に向け
て漸次減少する断面積、好ましくは漸次細くなる形状を
有する。枢軸ピン84の軸線は、結束部76および後に
説明する鉄線のループの軸線と平行の第2の軸線として
作用する。
【0034】フック80の先端部は、これが凹所82を
閉鎖しているとき、頭部78bの下端に形成された溝8
6に受け入れられる。フック80は、制御手段すなわち
制御機構88により、凹所82を閉鎖する第1の位置に
常時付勢されている。
【0035】図6に示すように、制御機構88は、回転
体78の軸部78aの中央部に形成された雄ねじ部90
に螺合されたナット92と、軸部78aの軸線方向へ移
動可能に好ましくは滑動可能に軸部78aの下端部に配
置されたスライダ94と、ナット92とスライダ94と
の間に配置された圧縮コイルばね96とを有する。
【0036】スライダ94は、これが回転体78の軸部
78aに対し円滑に移動するように、リニアベアリング
98を介して軸部78aに取り付けられている。スライ
ダ94の下端は、フック80の後端に当接しており、ま
たばね96によりフック80の後端を押す方向に常時付
勢されている。
【0037】フック80は、図6(B)に示すように、
凹所82の開放端部を閉鎖する第1の位置にばね96に
より常時付勢されている。しかし、フック80は、図6
(D)に示すように、ばね96の力に抗して、凹所82
の開放端部を開放する第2の位置に変位することができ
る。ばね96の押圧力は、雄ねじ部88に対するナット
92の位置を変更することにより調節することができ、
これによりフック80に作用する付勢力が調整される。
【0038】結束部76を形成する案内手段100は、
本体20の先端部に配置されたブラケット102と、該
ブラケットに支持されたほぼI字状の一対のガイド10
4,106とを備える。ブラケット102は、撚り機構
56の周りを伸びるように、本体20に複数のビスによ
り取り付けられている。ガイド104,106は、結束
部76を規定する内側面を有しており、また前記内側面
が対向しかつほぼ平行に伸びるように、ブラケット10
2に取り外し可能に取り付けられている。
【0039】図4に示すように、ガイド104は、ピン
108によりブラケット102に、移動不能におよび取
り外し可能に取り付けられている。ガイド106は、ピ
ン110によりブラケット102に、ほぼ円形の結束部
76の軸線と平行の軸線の周りに角度的に回転可能にお
よび取り外し可能に取り付けられている。各ピン108
は、ブラケット102に螺合される雄ねじを有するねじ
付ピンであってもよいし、ブラケット102に嵌合され
る通常のピンであってもよい。
【0040】図7に示すように、ガイド106は、ブラ
ケット102に取り付けられる側の部位である基端部に
二股部112を有し、ブラケット102は相対的変位可
能に二股部112に受け入れられる嵌合部114を有す
る。ブラケット102とガイド106とは、嵌合部11
4が二股部112に受け入れられた状態において互いに
整合する穴116,118を有する。
【0041】ピン110は、穴116,118に取り出
し可能に挿入されている。しかし、ピン110と穴11
6,118とは、ガイド106がブラケット102に対
しピン110の軸線の周りに枢軸運動することを阻止す
る断面形状、たとえば四角形の断面形状を有する。
【0042】これにより、ガイド104,106が交換
可能であるにもかかわらず、両ガイド104,106の
相対的位置が不変に維持され、またガイド104,10
6の先端部が互いに離された状態に維持され、またガイ
ドに枢軸運動をさせる開閉機構が不要となり、その分構
造が簡単になる。
【0043】しかし、ピン110と穴116,118と
は、ガイド106がブラケット102に対しピン110
の軸線の周りに枢軸運動する許す断面形状、たとえば円
形の断面形状を有していてもよい。この場合、少なくと
も鉄線16を結束部76に送り込むとき、両ガイド10
4,106の相対的位置が不変に維持するばねおよびス
トッパ等を用いた位置維持手段を備えることが好まし
い。これにより、ガイドに枢軸運動をさせる開閉機構が
簡単になる。
【0044】図7に示すように、ピン110は、ボール
・プランジャにより穴116,118から抜け出ること
を防止されている。ボール・プランジャは、一端の側に
開口する盲穴を有する押えねじ120と、該押えねじの
盲穴内に配置された圧縮コイルばね122と、押えねじ
120の盲穴の開口部に脱落不能にかつ変位可能に配置
された押え部材124とを備える。
【0045】押え部材124は、図示の例では、盲穴の
軸線方向へ移動可能のおよび盲穴の軸線の周りに回転可
能のボールであり、またばね122により盲穴から突出
する方向へ付勢されており、さらに一部が盲穴からその
外へ突出している。押え部材124として、先端部が半
球状のピンを用いてもよい。
【0046】ピン110は、フランジ部126を長手方
向の一端に有し、またピン110の周方向に連続する溝
128を長手方向中央部外周に有する。ピン110は、
二股部112と嵌合部114とが嵌合された状態でフラ
ンジ部116と反対の側の端部から穴116,118に
挿入され、これと逆の方向へ穴116,118に対して
移動されることにより、穴116,118から抜き出さ
れる。
【0047】押えねじ120は、押え部材124がピン
110の溝126と係合するように、ブラケット102
のねじ穴に螺合されている。この状態において、押え部
材124はばね122によりピン110に押し付けら
れ、またピン110は押え部材124により穴116,
118から抜け出ることを防止される。
【0048】ブラケット102とガイド106とは、ピ
ン110を穴116,118から抜くことにより分離さ
れ、また二股部112と嵌合部114とが嵌合した状態
でピン110を穴116,118に挿入することにより
結合される。ピン110が穴116,118に対し移動
するとき、押え部材124は盲穴の軸線方向へ変位す
る。これにより、ピン11を穴116,118に対して
着脱するだけで、ブラケット102とガイド106との
結合および分離をすることができ、その作業が容易であ
る。
【0049】上記から明らかなように、ブラケット10
2、ピン108,110、二股部112、嵌合部11
4、およびボール・プランジャは、ガイド104,10
6をその先端部を離した状態に本体12に取り外し可能
に支持させる取付手段として作用する。
【0050】ガイド104および106は、それぞれ、
結束部76に送り込まれる鉄線を撚り機構56の凹所8
2の奥の部分を経て鉄筋12,14の周りにループ状に
案内する鉄線案内溝130および132を前記内側面の
側に有する。鉄線案内溝130,132は、図8に示す
ように、結束部76の側すなわち前記内側面の側に開口
するコ字状の形状を有しており、また互いに向き合わさ
れている。
【0051】ブラケット102の嵌合部114には、結
束部76に送り込まれる鉄線を撚り機構56の凹所82
のうち、フック80より奥の部分に向けて案内する鉄線
送込み路134が形成されている(図4および図7参
照)。鉄線送込み路134は、図示の例では、ブラケッ
ト102を鉄線送り機構54の送りローラ62,64の
側から結束部76の側に貫通する穴である。しかし、鉄
線送込み路134を形成する部材をブラケット102に
取り付けてもよい。
【0052】嵌合部114の鉄線送込み路134から結
束部76への鉄線出口の近傍の端面は、撚り機構56の
頭部78bの外周面とほぼ同じ曲率の曲面に形成されて
いる。これにより、嵌合部114の鉄線出口部は、頭部
78bの凹所82を形成する部位と共同して、回転体7
8の回転開始時に鉄線16を切断する切断手段すなわち
切断機構として作用する。
【0053】鉄筋結束機10は、さらに図1〜図5に示
すように、結束部76内における鉄筋12,14の位置
を決める、換言すれば結束時における鉄筋12,14と
鉄筋結束機10との相対的な位置関係を定める位置決め
手段すなわち位置決め機構136を含む。位置決め機構
136は、回転体78と平行に伸びる一対のロッド13
8と、ロッド138の先端に固定されたU字状の位置決
め部材140と、各ロッド138を前方へ付勢する圧縮
コイルばね142とを備える。
【0054】両ロッド138は、回転体78に関して対
称の位置に配置されており、またブラケット102に前
後方向へすなわち回転体78の回転軸線の方向へ滑動可
能に支承されている。各ロッド138は、その先端が回
転体78の回転軸線の方向における結束部内に対応する
位置に達するように、圧縮コイルばね142により常時
前方に付勢されているが、後端に設けられたストッパが
ブラケット102の後面に当接することにより、ブラケ
ット102から抜けることを防止されている。各ロッド
138は、その軸線の周りの回転を防止されている。
【0055】位置決め部材140は、図2に示すよう
に、前方から見て、回転体78の頭部78aの周りをU
字状に伸びかつU字状の開放端部側が鉄線送り機構54
の側となるように、両ロッド138の先端に溶接等によ
り固定されている。
【0056】待機時、フック80は、図6(A)〜
(C)に示すように、制御機構88のばね96の力によ
り撚り機構56の凹所82の開放端部を閉鎖する第1の
位置に維持されている。また、位置決め部材140は、
ロッド138が位置決め機構136のばね142により
前方へ押されていることにより、図4において2点鎖線
で示すように前方へ変位されており、ガイド106は図
1に示すようにレバー146によりガイド104から離
されている。さらに、撚り機構56の回転体78は、凹
所82の側部開口がブラケット102の鉄線出口と対向
する位置に維持されている。
【0057】結束時、鉄筋結束機10は、先ず、鉄筋1
2,14の交差部をガイド104,106の先端部の間
から結束部76に受け入れるように、鉄筋12,14の
交差部に向けて移動される。
【0058】鉄筋12,14の交差部が位置決め部材1
40に当接すると、鉄筋結束機10は、位置決め部材1
40をばね142の力に抗して図4に点線で示す位置に
後退させるように、さらに移動される。これにより、位
置決め部材140が許容最大位置まで移動され、結束部
76内における鉄筋12,14の位置、ひいては結束機
10に対する鉄筋12,14の位置が決められる。
【0059】位置決め部材140が後退可能の最大位置
は、たとえば、位置決め機構136のばね142が最も
圧縮されたことにより規制してもよいし、鉄筋12,1
4の交差部がフック80に当接したことにより規制して
もよい。
【0060】もし、鉄筋12,14が両者の交差部にお
いて離れている場合、位置決め部材140が許容最大位
置まで後退された後に、さらに結束機10を押すことに
より、鉄筋12,14をその交差部において強制的に当
接させることができる。
【0061】上記のように、位置決め部材140が許容
最大位置に後退した状態において、図1に示すように把
手部22に設けられたスイッチ150が操作され、電源
が投入され、回転源30が回転する。
【0062】これにより、先ず鉄線送り用のクラッチ4
4が所定時間動作することにより、鉄線送り機構54が
動作し、所定量の鉄線16が鉄線送り込み路134から
結束部76に送り出される。この際、撚り機構56の凹
所82が二股状の頭部78bにより形成されるから、鉄
線16をこれが凹所82を横切るように送り込めばよ
く、鉄線送り機構54が簡単になる。
【0063】結束部76に送り出された鉄線は、撚り機
構56の凹所82のうち、フック80より奥の部位を通
り、次いでガイド104の鉄線案内溝130とガイド1
06の鉄線案内溝132とを順次通り、そしてフック8
0より奥の凹所82の部位に戻る複数巻きのループに形
成される。このようにして形成された鉄線のループは、
その半径方向が回転体78の回転軸線の方向とほぼ一致
する形状を有する。
【0064】クラッチ44用の所定時間が経過すると、
クラッチ44が離れ、その代わりに撚り機構用のクラッ
チ46が所定時間動作することにより、鉄線送り機構5
4が停止し、撚り機構56の回転体78が回転される。
これにより、鉄線16は、嵌合部114の鉄線出口部と
頭部78bの凹所82を形成する部位との共同作用によ
り切断される。また、フック80は、回転体78ととも
に回転されて鉄線のループの余分な部分を撚り合わせ
る。
【0065】鉄線のループを撚る間、フック80は、制
御機構88のばね96により、凹所82の開放端部を閉
鎖する位置に、および鉄線のループの内側を経て鉄線の
ループの軸線方向へ伸びた状態に維持され、その位置お
よび状態で第1の軸線の周りに回転される。このため、
フック80は、公知の手動操作のハッカーと同様に、鉄
線のループに係合した状態で回転され、鉄線のループの
余分な部分を撚り合わせる。これにより、鉄線のループ
は、従来の結束機に比べ、正確かつ確実に撚り合わされ
る。
【0066】また、鉄線のループを撚る間、フック80
の先端部は、回転体78の溝86に受け入れられてい
る。このため、鉄線のループを確実に撚ることができ
る。また、結束時にフック80に作用する回転モーメン
トが小さくなるから、フック80および回転体78の機
械的強度、および回転体78へのフック80の取付強度
等を小さくすることができ、撚り機構56の構造が簡単
になる。
【0067】撚り機構用の所定時間が経過すると、クラ
ッチ46が離され、回転源30が停止される。これによ
り、回転体78の回転が停止される。この状態におい
て、捩られた鉄線の一部は、フック80に巻き付いてい
る。
【0068】それゆえに、次に、フック80と捩られた
鉄線との係合を外すべく、結束機10が捩られた鉄線か
ら離れる方向へ変位される。これにより、フック80
が、ばね96の力に抗して、図6(B)に示す枢軸ピン
84の軸線を中心に図6(D)のように角度的に回転さ
れつつ、凹所82の開放端部を開放する第2の位置に変
位される。その間に、フック80は、捩られた鉄線から
離され、鉄線の撚り合わせ部分(ひげ部分)から抜き去
られる。フック80をひげ部分から抜き去ると、フック
80は、ばね96により、凹所82の開放端部を閉鎖す
る第1の位置に戻される。
【0069】フック80をひげ部分から抜き去ると、フ
ック80の断面形状に類似した形状のループ状頭部が鉄
線のひげ部分の先端に残る。その結果、ひげ部分の長さ
は、従来の結束機に比べ、短くなる。また、フック80
をひげ部分から抜き去るとき、フックがひげ部分のフッ
ク状頭部に対し太い部位から細い部位へと移動するか
ら、フックをひげ部分から容易に外すことができる。
【0070】鉄筋12,14が位置決め部材140から
離れるとき、位置決め部材140は位置決め機構136
のばね142およびロッド138により前方へ押され
る。また、鉄筋12,14が結束部76の外となる位置
まで、結束機10が移動される間に、回転体78は、凹
所82の側部がブラケット102の鉄線出口と対向する
位置に維持される。
【0071】結束機10を鉄筋12,14から離す方向
へ移動させるとき、フック80は、制御機構88のばね
96の付勢力に抗して、凹所82の開放端部を開放する
第2の位置に強制的に変位される。また、フック80を
鉄線のひげ部分から抜き去ると、フック80は、制御機
構88のばね96の付勢力により、凹所82の開放端部
を閉鎖する第1の位置に強制的に変位される。このた
め、フック80を第1の位置または第2の位置に手動に
より変位させてその位置に維持する必要がなく、フック
80のための制御機構88の構造が簡単になる。
【0072】回転源30として、電線34を介して給電
される電動機を用いる代わりに、エアーモータを用いて
もよい。また、図9に示すように、鉄筋結束機10に電
池152を設け、この電池152から給電される電動機
を回転源30として用いてもよい。図9において、電池
152は、把手部22の下端に交換可能に取り付けられ
ている。電池152を用いた結束機の場合、結束機の吊
り下げ等のためのリング154を把手部22の後面側に
取り付けることが好ましい。
【0073】鉄筋12,14の結束部の周りに巻付ける
鉄線のループ数は、2〜5、好ましくは2〜3である。
前記鉄線のループ数は、鉄筋の太さ、ガイド104,1
06の鉄線案内溝130,132により形成される環状
の鉄線案内路の大きさ、一回の結束時の鉄線送込み量等
により異なる。鉄線のループ数が多いほど、強く結束す
ることができるが、鉄筋の消費量が多くなる。
【0074】結束部への鉄線の送込み量は、送りローラ
62,64の大きさ、回転源30の回転速度、回転源3
0の回転時間等により定まる。それゆえに、回転源30
の回転速度または回転時間を変更することにより、鉄線
の送込み速度または送込み時間を調節する手段を備える
ことが好ましい。このようにするには、たとえば、鉄線
の送込み速度、送込み時間等に対応する値を可変抵抗
器、設定器等により設定し、その値に対応した速度また
は時間となるように、制御回路において回転源を制御す
ればよい。
【0075】撚られた鉄線のひげ部分の長さは、鉄筋1
2,14の太さと、鉄線のループの大きさとに大きく依
存し、両者の差が大きいほど長くなる。また、結束部7
6に受け入れることができない大きさの交差部となる鉄
筋を結束しなければならない場合がある。
【0076】このような場合、結束機10は、鉄線案内
溝130,132により形成される環状の鉄線案内路の
大きさを結束すべき鉄筋の太さに応じた最適な値とする
ために、ガイド104,106を鉄線案内溝130,1
32の大きさが異なる他のガイドに交換することができ
る。これにより、ガイドを交換するだけで、1つの鉄筋
結束機を太さが異なる鉄筋の撚り合わせに利用すること
ができ、またひげ部分の長さを所定の値とすることがで
きる。
【0077】ガイド104の交換は、図4において、ピ
ン108をブラケット102から外し、ガイド104を
ブラケットから外し、他の大きさのガイドをピン108
によりブラケット102に取り付けることにより行なう
ことができる。
【0078】ガイド106の交換は、図4および図7に
おいて、ピン110をブラケット102から外し、ガイ
ド106をブラケットから外し、他の大きさのガイドを
ピン110によりブラケット102に取り付けることに
より行なうことができ、ガイド106の交換作業が容易
である。
【0079】両鉄線案内溝により形成される環状の鉄線
案内路の大きさは、一方のガイドを交換することにより
変更してもよいし、両ガイドを交換することにより変更
してもよい。また、ガイド104,106の一方、たと
えばガイド14を交換不能に配置し、他方を交換可能に
配置してもよい。
【0080】それゆえに、ボール・プランジャを用いた
取付手段によりガイド104をブラケット102に取り
付け、ピン108のような他の取付手段によりガイド1
06をブラケット102に取り付けてもよいし、ガイド
104,106の両者をそれぞれボール・プランジャを
用いた取付手段によりブラケット102に取り付けても
よい。また、上記のようなボール・プランジャを用いる
代わりに、ピン110をブラケットに螺合された止めね
じ等の部材により、穴116,118に脱落不能にまた
は変位不能に維持してもよい。
【0081】両ガイドを交換するすることにより、鉄線
案内溝により形成される環状の鉄線案内路の大きさを変
更する場合、新たな両ガイドは鉄線案内溝の曲率半径が
ほぼ同じものであることが好ましい。
【0082】しかし、新たな両ガイドは、鉄線案内溝の
曲率半径が異なるものであってもよい。この場合、結束
部に送り込まれる鉄線を最初に受ける側のガイド104
の鉄線案内溝130の曲率半径が他のガイド106の鉄
線案内溝132の曲率半径より小さくなるように、適宜
なガイドに交換することが好ましい。
【0083】一方のガイドのみを交換するすることによ
り、鉄線案内溝により形成される環状の鉄線案内路の大
きさを変更する場合、送り込まれる鉄線を最初に受ける
側のガイド104の鉄線案内溝130の曲率半径が他の
ガイド106の鉄線案内溝132の曲率半径より小さく
なるように、ガイドを選択することが好ましい。
【0084】鉄線案内手段100の両ガイドは、上記の
実施例のように、結束すべき鉄筋の交差部を結束部に受
け入れる開口を先端部の側に形成するガイドの代わり
に、図10に示すガイド164,166のように、結束
すべき鉄筋の交差部を結束部に受け入れる開口を側方に
形成するものであってもよい。
【0085】図11に示す実施例においては、一方のガ
イド164の案内溝130はほぼC字状の形を有するの
に対し、他方のガイド166の案内溝132は一方のガ
イド164の案内溝130に比べて短いコンマ字状の形
を有する。このため、両ガイド164,166により形
成される結束部76は、鉄筋の交差部を側方から受け入
れるべく側方に常時開口する。
【0086】図10に示す実施例においても、両ガイド
164,166の鉄線案内溝130,132の曲率半径
を同じにしてもよいし、結束部76に送り込まれる鉄線
を最初に受ける側のガイド164の鉄線案内溝130の
曲率半径を他のガイド166の鉄線案内溝132の曲率
半径より小さくしてもよい。
【0087】しかし、結束部が常時開口する結束機にお
いて、鉄線を最初に受ける側のガイドの鉄線案内溝の曲
率半径を他のガイドの鉄線案内溝の曲率半径より小さく
すれば、曲率半径の小さい鉄線案内溝から繰り出される
鉄線が曲率半径の大きい鉄線案内溝に確実に受けられ、
したがって両ガイドの鉄線案内溝間に空間が存在するに
もかかわらず、鉄筋の結束部の周りを伸びる鉄線のルー
プを確実に形成することができる。
【0088】図10に示す実施例においても、図1〜図
5に示す実施例のように、少なくともいずれか一方のガ
イド164または166が交換可能であってもよいし、
いずれのガイド164,166も交換不能であってもよ
い。また、少なくともいずれか一方のガイド164また
は166がピン110の軸線を中心とする枢軸運動可能
であってもよいし、いずれのガイドも枢軸運動不能であ
ってもよい。
【0089】図10に示す実施例の場合は、結束すべき
鉄筋をガイド164の内側に係止させることにより、結
束部76内における鉄筋の位置決めをすることができる
から、ガイド164を位置決め手段として用いることが
できる。また、結束すべき鉄筋が両者の交差部において
離れている場合、結束すべき鉄筋をガイド164の内側
に係止させた状態で結束機を引くことにより、両鉄筋を
交差部において相互に強制的に当接させることができ
る。
【0090】本発明は、携帯式の鉄筋結束機のみなら
ず、工場等に移動不能に設置して使用する鉄筋結束機、
工場等に移動可能に設置して使用する鉄筋結束機等、他
の鉄筋結束機にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鉄筋結束機の一実施例を示す正面図で
ある。
【図2】図1の鉄筋結束機の左側面図である。
【図3】図1の鉄筋結束機の平面図である。
【図4】図3における4−4線に沿って得た断面図であ
る。
【図5】図4における5−5線に沿って得た断面図であ
る。
【図6】鉄線のループを撚る撚り機構の一実施例を示す
図である。
【図7】鉄線ようのガイドを本体の交換可能に支持させ
る取付手段の一実施例を示す断面図である。
【図8】鉄線案内溝の一実施例を示す断面図である。
【図9】電池を把手部に取り付けた実施例を示す図であ
る。
【図10】鉄線用ガイドの他の実施例を示す図である。
【符号の説明】
10 鉄筋結束機 12,14 結束すべき鉄筋 16 鉄線 18 本体(支持手段) 20 フレーム 28 駆動機構 30 回転源 44,46 クラッチ 54 鉄線送り機構 76 結束部 78 回転体 80 フック 82 凹所 88 フック用の制御機構 100 鉄線用の案内手段 102 ブラケット 104,106,164,166 鉄線用のガイド 130,132 鉄線案内溝 134 鉄線送込み路 136 位置決め機構 138 ロッド 140 位置決め部材 142 ばね 144 穴 146 レバー 148 ピン 150 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04G 21/12 105 E

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結束部に送り込まれた鉄線を鉄筋の周り
    に案内する案内手段と、前記案内手段により前記鉄筋の
    周りに案内された鉄線を撚るべく前記鉄筋と交差する第
    1の軸線の周りに回転される撚り手段と、前記案内手段
    および前記撚り手段を支持する支持手段とを含み、前記
    案内手段は、前記結束部に送り込まれた鉄線を前記鉄筋
    の周りに案内すべく弧状に伸びる案内溝を有する第1お
    よび第2のガイドであって前記鉄筋を結束部内に受け入
    れるべく前記撚り手段の回転軸線を間にして互いに間隔
    をおきかつ前記案内溝を向き合わせて一端部において前
    記支持手段に支持された第1および第2のガイドを備え
    る、鉄筋結束機。
  2. 【請求項2】 前記第1のガイドは前記結束部に送り込
    まれた鉄線を前記案内溝に受けて該案内溝に沿って案内
    し、前記第2のガイドは前記第1のガイドを経た鉄線を
    前記案内溝に受けて該案内溝に沿って案内し、前記第1
    のガイドの案内溝は前記第2のガイドの案内溝より小さ
    い曲率半径を有する、請求項1に記載の鉄筋結束機。
  3. 【請求項3】 さらに、前記結束部内における前記鉄筋
    の位置を決める位置決め手段を含む、請求項1または2
    に記載の鉄筋結束機。
  4. 【請求項4】 前記位置決め手段は、前記撚り手段の回
    転軸線の方向へ移動可能に前記支持手段に支持された一
    対のロッドであって前記回転軸線の方向において前記結
    束部内に対応する位置まで伸びる一対のロッドと、前記
    一対のロッドの先端部に取り付けられた位置決め部材
    と、前記ロッドを前記支持手段に対し前方に付勢すべく
    前記ロッドに配置されたばねとを備える、請求項3に記
    載の鉄筋結束機。
  5. 【請求項5】 前記位置決め手段は、前記撚り手段の回
    転軸線の方向において前記結束部内に対応する位置に移
    動不能に前記支持手段に支持された位置決め部材を備え
    る、請求項3に記載の鉄筋結束機。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2のガイドのいずれか
    一方の案内溝はほぼC字状の形状を有し、前記第1およ
    び第2のガイドのいずれか他方の案内溝はほぼコンマ状
    の形状を有し、それにより前記第1および第2のガイド
    は側方に開放する前記結束部を形成する、請求項1また
    は2に記載の鉄筋結束機。
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