JP3064890B2 - 線材自動束取り装置 - Google Patents

線材自動束取り装置

Info

Publication number
JP3064890B2
JP3064890B2 JP8012748A JP1274896A JP3064890B2 JP 3064890 B2 JP3064890 B2 JP 3064890B2 JP 8012748 A JP8012748 A JP 8012748A JP 1274896 A JP1274896 A JP 1274896A JP 3064890 B2 JP3064890 B2 JP 3064890B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bundle frame
bundle
frame
chuck
separation portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8012748A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09202526A (ja
Inventor
俊光 大西
亮一 会田
俊雄 林中
修 川勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP8012748A priority Critical patent/JP3064890B2/ja
Publication of JPH09202526A publication Critical patent/JPH09202526A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3064890B2 publication Critical patent/JP3064890B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線材の自動束取り
装置に関し、とりわけ、線材を巻き取る束枠、線材をチ
ャックする機構及び位置合わせ機構を含んだこの種の自
動束取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5及び図6は従来から提案されていた
線材自動束取り装置を示すもので、実公平4−2160
4号公報に詳しく開示されている。しかして、従来の線
材自動束取り装置は、束枠1とこの束枠に下側から対向
するテーブル2とで線材5を挟み込み、その状態から束
枠1をテーブル2とともに回転させることにより、線材
5を束枠1上に巻き取れるようにしている。束枠1は、
周方向に複数の分離部分6を持ち、この分離部分6にて
分割される分割片をそれぞれ図6のようなリンク機構1
1を介してシャフト7に取り付けられており、シャフト
7が上昇すると、束枠1の外径が縮小し、一方、シャフ
ト7が下降すると束枠1の外径が復元(拡大)するよう
構成されている。このため、束枠1の周面に線材5を巻
き取った後に、シャフト7を上昇させると、巻取り製品
つまり束取り製品をテーブル2上に残したまま束枠1の
みを上昇させることができ、テーブル上に残った束取り
製品は図外結束機によって自動的に結束される。尚、3
は駆動軸にして、駆動源に連係させるためにプーリー4
を付帯している。また、10はシャフト7を上昇・下降
させる際の駆動源となるシリンダーである。
【0003】さて、上記のような構成・作用からなる自
動束取り装置では、束枠1に有する分離部分6が束枠1
の厚さ方向に対して直角に形成されているため、作業開
始時にかかる分離部分6に線材5の先端部が来て、束枠
1の分離部分6と線材5の進行方向が一致すると、束枠
1とテーブル2との間で線材5を挟持することができな
くなるという事態が生じる。
【0004】そこで、従来では、図5に示すように、束
枠1の上方にカム面を設けたローラーガイドステー9と
シャフト7に取り付けられたローラー8との組み合わせ
でなるカム機構を設け、束枠1が上昇した際、当該ロー
ラー8がローラーガイドステー9のカム面に沿って転が
りながら移動することによって、束枠1が回転し、束枠
1が下降した際、当該束枠1に設けた分離部分6が線材
5の進入方向と一致しないように構成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術の線
材自動束取り装置(図5,図6)によれば、次のような
改善余地点を有している。線材の掴み方:束枠1とテ
ーブル2とで線材5を圧接して挟持するため、線材5が
潰れて曲げられ、束取りして行く上で巻き具合に大きな
影響を及ぼす。因みに、一定の幅(19mm)以上の線材
例えば平型ケーブルの場合には、縦長に入ってきた状態
で上下から圧接して潰され曲げられることとなり、束枠
1への巻取りが不可能な状態に陥り、無理にでも巻き取
ろうとすると、かかる曲げの影響は巻き始めから巻き終
わり時まで及ぶこととなり、正確な束取り製品はとても
得難い。束枠の分離部分6と線材5の進入方向を一致
させないための位置合わせ:ローラー8とカム面を有す
るローラーガイドステー9とのカム機構を使用している
が、束枠1が上昇しローラ8のローラーガイドステー9
のカム面で回転位置決めされても、その折角位置決めさ
れた後に、いざ巻取りのために束枠1を下降させると
き、ちょっとしたショックや振動でも位置ずれを起こす
可能性があり、線材挟持不良の原因にもなっている。こ
れは、束枠1の構造がベアリング等で受けており、その
ままの状態ではフリーの回転体となっているからであ
る。
【0006】そこで、本発明の解決すべき課題は、束枠
へ自動束取りさせる線材を掴むのが回転駆動側テーブル
とは無関係に独自に行えるようにし、且つまた、束枠の
位置決め固定を連動して行える、線材自動束取り装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明により提供する線
材自動束取り装置は、シリンダー機構により上下動及び
回転可能に支持されていて自己の周方向に二分割され、
分割された二つの分割片同士が一方の分割部分で開閉す
る分離部分を有してなる束枠と、この束枠を下降した際
に着座・連動させる回転駆動側のテーブルとで線材を束
取りするものであって、前記束枠の分離部分に間口を設
定し、前記束枠内で前記分離部分の間口から臨める位置
にチャック機構を設け、このチャック機構の対設するチ
ャック本体部分から行き違いに腕を伸ばし、前記束枠の
分離部分を介して対設する分割片に別々に連結すること
により、前記束枠が拡径するときにチャック機構を閉成
させ、同束枠が縮径するときにチャック機構を開成させ
るように連関してなり、さらに前記シリンダー機構に連
動して上下動することにより前記束枠に係留・離間可能
なストッパーを設けてなるものである。
【0008】また、前記束枠の分離部分を常に閉じる方
向;前記チャック機構を開く方向へバネ付勢させる引張
りバネが仕掛けられる一方、前記束枠を拡径;前記チャ
ック機構を閉成させ得るように該束枠内に割り込ませた
テーパコーンを設け、このテーパコーンを前記シリンダ
ー機構に連動させてなるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜図4は、本発明にかかる線
材自動束取り装置の好ましい実施例にして、図5,6と
同一となるかそれ相応の部分はそれへの符号と一致した
符号を用いているので、それら図5,6に関する前述の
説明も参照されたい。
【0010】この実施例の線材自動束取り装置は、図
のような線材5つまり絶縁線心並列構造の平型ケーブル
を束取りすることができるように工夫されている。即
ち、束枠1の分離部分18に間口Wを設定し、この分離
部分の間口から臨める位置にチャック機構15を設けて
なるものである。チャック機構15は、図4のように縦
長挟持形状にして平型ケーブル5を縦にして容易に掴め
るようにしてある。
【0011】束枠1は、シリンダ機構13,10にて上
下動可能に且つ該シリンダー機構13にベアリング等で
回転可能に支持されている。図面上、シリンダー機構1
3に遮られた格好で上下に破線で示される軸は一体物で
あって、この軸の上端で横だし棒を設け、この横だし棒
にピン状のストッパー12を取り付けてなり、以て、ス
トッパー12をシリンダー機構に連動させたものであ
る。また、その軸の下端側にはテーパコーン14が設け
られ、後述するチャック機構15等の開閉に利用され
る。
【0012】チャック機構15は、対設するチャック本
体部分から行き違いに腕を伸ばし、束枠1の分離部分を
介して対設する分割片に別々に蝶番等を介して連結して
なり、以て、図2のように、束枠1と連動しあう。即
ち、(イ)のように、束枠1が間口W設定幅分まで縮径
するとき、チャック15本体部分が開き、一方、(ロ)
のように、束枠1が間口W設定幅に加えてwの幅分だけ
拡径するとき、チャック15本体部分が閉じるようにし
たものである。
【0013】束枠1の分離部分18には該部分を跨いで
双方の分割片に留められた引張りバネ16が仕掛けら
れ、以て、双方の分割片を常に近づけあう方向つまり分
離部分18を常に閉じる方向(図2(イ)の状態)にバ
ネ付勢してある。また、チャック15本体部分の行き違
い腕の間には前述したテーパコーン14が当該引張りバ
ネ16のバネ力に抗して割り込めるようにしてなり、以
て、図2(ロ)のように束枠1の分離部分18を開き、
同時にチャック15が閉じるようにしたものである。
【0014】以上のような構成からなる本実施例の自動
束取り装置の束取り要領について説明すると、先ず、線
材5:平型ケーブルは、ガイドパイプ17により運ば
れ、端末がテーブル3上に案内されチャック機構15に
到達する。この時点で、シリンダー機構13を上昇させ
るとテーパコーン14も上昇して、チャック機構15が
閉じて線材5:平型ケーブルを挟持し、同時にストッパ
ー12も上昇するので、束枠1がフリーの状態で回転可
能となる。また、束枠1の分離部分18も拡げられ拡径
状態(図2(ロ)W+w)とされ、束取り可能な径にな
り、シリンダー機構10以外は上下にトラバースし、さ
らに、シリンダー機構13より下のものはテーブル2の
回転駆動にて回転しながら束取りが開始される。
【0015】束取りが満尺となった時点で全ての回転を
停止させ、そして、シリンダー機構13を下降させるこ
とによって、ストッパー12が下降して束枠1上に圧接
状態に係留して束枠2を位置決め固定して回転を不可能
にする。この時、テーパコーン14も下降するので、束
枠1が引張りバネ16のバネ力を借りて拡径状態から縮
径状態(図2(イ)W)に戻され、同時にチャック機構
15も連動して開くので、線材5:平型ケーブルは全て
の拘束から解き放される。この時点で、シリンダー機構
10により束枠1を上昇させ、テーブル2上に束取りさ
れた線材5を排出するのである。その排出後は、分離部
分18の位置合わせを行ってから、再び前述した巻取準
備態勢に戻し、以後、これらの動作を繰り返せば良い。
【0016】以上のような本実施例の自動束取り装置で
は、幅が19mm以上の平型ケーブルであっても、巻換え
作業工程を経ることなく束取りを実施することが可能と
なる。また、連続的に自動束取りする中で、束枠の位置
固定化により線材5の端末チャックミスが少なくなり、
機械停止時間を大幅に減らすことができる。また、線材
5をそのままの形状のまま縦長挟持形状のチャック機構
に挟持させるので、巻枠1上への巻き具合が良好であ
り、良質な束取り製品を得ることが可能となった。
【0017】
【発明の効果】以上説明したような本発明によれば、束
枠へ自動束取りさせる線材を掴むのが回転駆動側テーブ
ルとは無関係に独自に行えるようにし、且つまた、束枠
の位置決め固定を連動して行える、線材自動束取り装置
を提供するという所期の課題(目的)を達成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にして、線材自動束取り装置に
おける束枠・チャック及びその周辺機構の概要説明図。
【図2】本発明の実施例にして、(イ)は線材自動束取
り装置における束枠縮径・チャック開の動作説明図、
(ロ)は同装置の束枠拡径・チャック閉の動作説明図。
【図3】本発明の実施例にして、(イ)は線材自動束取
り装置における束枠・チャックの正面図、(ロ)は同装
置の束枠・チャックの上面図。
【図4】本発明の実施例にして、線材自動束取り装置に
おけるチャック部の射影図。
【図5】従来例にして、線材自動束取り装置の概要説明
図。
【図6】従来例にして、線材自動束取り装置における束
枠構成部分の断面図。
【符号の説明】
1 束枠 2 テーブル 3 駆動軸 4 プーリー 5 線材 10 シリンダー機構 12 ストッパー 13 シリンダー機構 14 テーパコーン 15 チャック機構 16 引張りバネ 17 ガイドパイプ 18 分離部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭40−425(JP,B1) 実公 昭49−28171(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 54/44,54/80 B65H 65/00,75/28 B21C 47/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダー機構により上下動及び回転可能
    に支持されていて自己の周方向に二分割され、分割され
    た二つの分割片同士が一方の分割部分で開閉する分離部
    分を有してなる束枠と、この束枠を下降した際に着座・
    連動させる回転駆動側のテーブルとで線材を束取りする
    ものであって、前記束枠の分離部分に間口を設定し、前
    記束枠内で前記分離部分の間口から臨める位置にチャッ
    ク機構を設け、このチャック機構の対設するチャック本
    体部分から行き違いに腕を伸ばし、前記束枠の分離部分
    を介して対設する分割片に別々に連結することにより、
    前記束枠が拡径するときにチャック機構を閉成させ、同
    束枠が縮径するときにチャック機構を開成させるように
    連関してなり、また、前記束枠の分離部分を常に閉じる
    方向;前記チャック機構を常に開く方向へバネ付勢させ
    る引張りバネが仕掛けられる一方、前記束枠を拡径;前
    記チャック機構を閉成させ得るように該束枠内に割り込
    ませたテーパコーンを設け、このテーパコーンを前記シ
    リンダー機構に連動させ、さらに前記シリンダー機構に
    連動して上下動することにより前記束枠に係留・離間可
    能なストッパーを設けてなる、線材自動束取り装置。
JP8012748A 1996-01-29 1996-01-29 線材自動束取り装置 Expired - Fee Related JP3064890B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8012748A JP3064890B2 (ja) 1996-01-29 1996-01-29 線材自動束取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8012748A JP3064890B2 (ja) 1996-01-29 1996-01-29 線材自動束取り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09202526A JPH09202526A (ja) 1997-08-05
JP3064890B2 true JP3064890B2 (ja) 2000-07-12

Family

ID=11814047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8012748A Expired - Fee Related JP3064890B2 (ja) 1996-01-29 1996-01-29 線材自動束取り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3064890B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108190081B (zh) * 2017-12-28 2024-04-02 梁启明 一种导管绕卷套装机构
CN112916632B (zh) * 2021-01-21 2023-04-07 江苏鑫旺新材料科技有限公司 一种金属拉丝机加工生产用缠绕辊筒
CN113998530A (zh) * 2021-11-02 2022-02-01 四川大学华西第二医院 一种便于清理工具的腔镜管线盘绕装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09202526A (ja) 1997-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5505504A (en) Apparatus for tying one or more articles
CN111746048A (zh) 卷焊一体机、无胶绝缘套管的制作方法
JP3064890B2 (ja) 線材自動束取り装置
JPS6233124B2 (ja)
JPH07211427A (ja) 電線加工機における電線矯正装置
JP2002153025A (ja) 巻線方法と巻線機
JP3261889B2 (ja) 端子加工・圧入装置
JP3361887B2 (ja) 金属帯の巻取装置
JP4101451B2 (ja) 巻取装置及び巻取方法
JPH04244A (ja) 電機子巻線機におけるカツタ装置
US5664736A (en) Method and apparatus for forming laminated coil
JPS601042Y2 (ja) 自動梱包機のテ−プ案内装置
JP3115784B2 (ja) 電線切断装置
CN212331995U (zh) 卷焊一体机
JPH082886Y2 (ja) ハーネス製造装置
JP3318258B2 (ja) 帯掛機
JPS596768B2 (ja) 梱包機のテ−プ送り出し引締装置
JPH0638567Y2 (ja) 金属線伸線機
JP2994573B2 (ja) ラインフィルタ用巻線装置及び巻線方法
FR2497781A1 (fr) Procede pour changer les bobines et les mandrins des machines d'enroulement sans axe
JP2598151Y2 (ja) 巻線のキンク防止装置
JPH0421604Y2 (ja)
JP2581191Y2 (ja) 紙葉類の大束結束装置
JPH0994613A (ja) ストリップコイルのオープニング装置
CN108891968A (zh) 改进型自动绕带机

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees