JP4101451B2 - 巻取装置及び巻取方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンデンサ素子等の巻取技術に係り、例えば、電解コンデンサの製造に際し、一対の電極箔をセパレータによって互いに絶縁状態で巻き取ってコンデンサ素子に仕上げるための巻取装置及び巻取方法を含む技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電解コンデンサ素子の巻取装置として、例えば特開昭63−301515号公報に記載されたものがある。かかる技術においては、セパレータの一端が引出装置(チャック)によって把持されて長手方向に引き出される。また、引き出されたセパレータの略中央部に対してスリットを有する巻取軸が突出させられ、これにより、セパレータがスリットにて捕捉されることとなる。一方、巻取軸の両側に配設された一対の電極箔搬送装置(チャック)によって、マイナス及びプラスの電極箔の各一端が前記巻取軸の方へと搬送、案内される。そして、巻取軸が回転させられることで、前記セパレータ及び一対の電極箔が所定長さまで巻き取られる。このとき、一対の電極箔は、セパレータによって互いに絶縁状態で巻き取られることとなる。その後、電極箔が切断され、セパレータが切断され、さらにテープ等で外周が固定されることで、図6に示すような電解コンデンサ素子30が得られる。かかる電解コンデンサ素子30は、その後、巻取軸2から取り外される。なお、図7に示すように、マイナス及びプラス電極箔13,14には所定間隔毎にリード線15がかしめ固定されており、得られる電解コンデンサ素子30にはマイナス電極箔13及びプラス電極箔14にそれぞれ対応したリード線15が1本ずつ巻き込まれることとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記技術では次に記すような問題があった。すなわち、セパレータは、チャックによって、その一端が把持されて長手方向に引き出される構成となっている。かかるチャックは、カム或いはリンク機構にて機械的に作動させられるものである。このような構成下においては、電解コンデンサ素子の素子径を大きくしようとした場合、セパレータも長く引き出す必要がある。しかし、チャックを機械的な動作で引き出す場合には、その長さにも自ずと限界がある。しかも、セパレータは、一般には紙で構成されている場合が多く、所定速度以上で引き出そうとすると、セパレータが切断してしまうおそれもある。つまり、上記機械的動作による引き出しでは、上記技術では、タクトスピードを上げることが困難であった。
【0004】
本発明は、上記各事情に鑑みてなされたものであり、素子径の増大に確実に対処することができ、しかも、タクトスピードの向上を図ることの可能な巻取装置及び巻取方法を提供することを主たる目的の一つとしている。
【0005】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記目的を達成し得る特徴的手段について以下に説明する。また、各手段につき、特徴的な作用及び効果を必要に応じて記載する。
【0006】
手段1.帯状のプラス及びマイナスの電極箔を帯状のセパレータによって互いに絶縁状態で巻き取るための巻取装置であって、前記セパレータを長手方向に引き出し可能な引出手段と、回転可能に支持され、前記引出手段にて引き出された前記セパレータの長手方向中間の所定部分を捕捉した上で巻取を行うための巻取軸と、前記プラス及びマイナスの電極箔の各端部を前記巻取軸の方へと案内するための電極箔案内手段とを備え、前記引出手段は、少なくとも前記セパレータの巻取開始に先だって、前記セパレータの先端部分側を吸引によって引き出し可能な吸引機構を有することを特徴とする巻取装置。
【0007】
手段1によれば、帯状のセパレータが引出手段によって長手方向に引き出される。また、引出手段にて引き出されたセパレータの長手方向中間の所定部分が巻取軸にて捕捉された上で、巻取軸が回転され、これによりセパレータの巻取が行われる。また、帯状のプラス及びマイナスの電極箔の各端部が、それぞれ電極箔案内手段によって前記巻取軸の方へと案内され、各端部が巻き込まれることでプラス及びマイナスの電極箔がセパレータによって互いに絶縁状態で巻き取られる。さて、手段1では、引出手段は吸引機構を有しており、該吸引機構の吸引によって、少なくとも前記セパレータの巻取開始に先だって、セパレータの先端部分側が引き出される。このため、チャックにより把持されたセパレータが機械的動作によって引き出される従来技術に比べて、セパレータを破断させることなく高速で引き出すことができる。また、巻取に使用されるセパレータの長さが増大した場合でも、つまり、素子径を増大させるというニーズに対しても容易にかつ確実に対応することが可能となる。
【0008】
なお、「捕捉」とあるのは、把持、挟持等により捕捉する場合の外、巻取軸に形成された溝等にセパレータを相対案内せしめるような場合も含まれる。すなわち、巻取軸の回転によって巻取可能な状態となっていれば「捕捉」たりうる。
【0009】
手段2.前記巻取軸が、前記セパレータの引き出しに際して該引き出しを阻害しない待機状態と、前記セパレータの巻取に際して前記所定部分を捕捉する巻取可能状態とをとりうるよう構成したことを特徴とする手段1に記載の巻取装置。
【0010】
手段2によれば、前記セパレータの引き出しに際しては、巻取軸が、待機状態をとりうるため、前記引き出しが阻害されることがない。
【0011】
手段3.手段1又は2に記載の巻取装置において、さらに、前記セパレータが所定長巻き取られてから該セパレータを切断するためのセパレータ切断手段と、前記プラス及びマイナスの電極箔が所定長巻き取られてから該電極箔をそれぞれ切断するための電極箔切断手段とを設けたことを特徴とする巻取装置。
【0012】
手段3によれば、前記セパレータが所定長巻き取られてから、該セパレータがセパレータ切断手段によって切断される。また、プラス及びマイナスの電極箔が所定長巻き取られてから該電極箔が電極箔切断手段によってそれぞれ切断される。
【0013】
手段4.前記引出手段は、さらに、前記セパレータの巻取開始に先だって行われる吸引に際し、該セパレータを前記吸引機構側へ繰り出すための繰り出し機構を備えていることを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載の巻取装置。
【0014】
手段4によれば、引出手段は、さらに、繰り出し機構を備えており、該繰り出し機構によって、前記セパレータの巻取開始に先だって行われる吸引に際し、該セパレータが前記吸引機構側へ繰り出される。すなわち、繰り出しと協同して吸引が行われることとなり、その後の巻取作業が円滑、かつ、確実に行われることとなる。
【0015】
手段5.前記繰り出し機構は、前記セパレータを挟む位置において回転駆動可能に配設され、前記繰り出し時には接触方向に相対移動させられ、非繰り出し時には離間方向に相対移動させられるよう構成された一対のローラによって構成されていることを特徴とする手段4に記載の巻取装置。
【0016】
手段5によれば、前記繰り出し機構がセパレータを挟む位置において回転駆動可能に配設された一対のローラによって構成される。そして、前記繰り出し時にはローラが接触方向に相対移動させられることから、予め定めた長さ分の繰り出しを確実に行うことができる。また、非繰り出し時にはローラが離間方向に相対移動させられることから、巻取等の作業に支障を来すことがない。なお、一対のローラについては、一方のローラのみが他方のローラに対して移動させられるようになっていてもよいし、双方のローラとも移動させられるようになっていてもよい。
【0017】
手段6.前記吸引機構は、前記巻取軸の回転による前記セパレータの巻取中においても、前記セパレータの先端部分側が吸引によって引っぱられるよう構成されていることを特徴とする手段1乃至5のいずれかに記載の巻取装置。
【0018】
手段6によれば、巻取軸の回転によるセパレータの巻取中においても、前記セパレータの先端部分側が、吸引機構の吸引によって引っぱられる。このため、巻取の最中において、セパレータに対し吸引による張力が付与されることとなり、安定した巻取を行うことができる。なお、これ以外にも別途セパレータに張力を付与するための張力付与手段(例えばセパレータを所定の弾性力をもって挟持することの可能な押さえ板等)を設けてもよい。
【0019】
手段7.前記巻取軸の近傍には、前記吸引機構によって吸引されている前記セパレータの幅方向の位置ずれを規制するための位置ずれ規制手段を設けたことを特徴とする手段1乃至6のいずれかに記載の巻取装置。
【0020】
手段7によれば、巻取軸の近傍に設けられた位置ずれ規制手段によって、吸引機構にて吸引されているセパレータの幅方向の位置ずれが規制される。このため、巻取時の幅方向のずれを生じにくくすることができ、巻取の安定化を図ることができる。
【0021】
手段8.前記プラス及びマイナスの電極箔はアルミニウムによって構成され、かつ、両電極箔には長手方向に所定間隔を隔ててリード線が取着されていることを特徴とする手段1乃至7のいずれかに記載のアルミニウム電解コンデンサ素子用巻取装置。
【0022】
手段8によれば、アルミニウム電解コンデンサ素子を製造するべく巻取を行う場合に、上記各手段1乃至7のいずれかに対応した作用効果が奏される。
【0023】
手段9.手段1乃至8のいずれかに記載の巻取装置を用いて、帯状のプラス及びマイナスの電極箔を帯状のセパレータによって互いに絶縁状態で巻き取ることを特徴とする巻取方法。
【0024】
手段9によれば、帯状のプラス及びマイナスの電極箔を帯状のセパレータによって互いに絶縁状態で巻き取る場合に、上述した各作用効果が奏される。
【0025】
手段10.帯状のセパレータを長手方向に引き出す工程と、前記引き出されたセパレータの長手方向中間の所定部分が、巻取軸のスリットにて巻取可能な状態に捕捉されるまで前記巻取軸を移動させた上で、該巻取軸を回転駆動する工程と、前記巻取軸の両側に配設されたプラス及びマイナスの電極箔の各端部を前記巻取軸の方へとそれぞれ案内し、巻き込ませる工程と、前記セパレータ、並びに、プラス及びマイナスの電極箔をそれぞれ所定長巻き取った後、それらをそれぞれ切断する工程とを備え、前記プラス及びマイナスの電極箔を前記セパレータによって互いに絶縁状態で巻き取る巻取方法であって、少なくとも前記巻取軸の回転駆動に先だって前記セパレータが引き出される工程に際し、該セパレータの先端部分側が吸引によって引き出されるようにしたことを特徴とする巻取方法。
【0026】
手段10によれば、まず帯状のセパレータが長手方向に引き出される。その引き出されたセパレータの長手方向中間の所定部分が、スリットにて巻取可能な状態に捕捉されるまで巻取軸が移動させられる。その上で、該巻取軸が回転駆動させられることで、巻取軸にセパレータが巻き取られる。また、巻取軸の両側に配設されたプラス及びマイナスの電極箔の各端部が、巻取軸の方へとそれぞれ案内され巻き込まれる。これにより、プラス及びマイナスの電極箔が前記セパレータによって互いに絶縁された状態で巻き取られる。そして、セパレータ、並びに、プラス及びマイナスの電極箔がそれぞれ所定長巻き取られた後、それらがそれぞれ切断される。さて、本手段では、少なくとも巻取軸の回転駆動に先だってセパレータが引き出される工程に際し、該セパレータの先端部分側が吸引によって引き出される。このため、チャックにより把持されたセパレータが機械的動作によって引き出される従来技術に比べて、セパレータを破断させることなく高速で引き出すことができる。また、巻取に使用されるセパレータの長さが増大した場合でも、つまり、素子径を増大させるというニーズに対しても容易にかつ確実に対応することが可能となる。
【0027】
手段11.前記巻取軸の回転駆動に先だって前記セパレータが引き出される工程に際し、該セパレータの吸引に併せて、該セパレータを前記吸引側へ繰り出すよう構成したことを特徴とする手段10に記載の巻取方法。
【0028】
手段11によれば、巻取軸の回転駆動に先だってセパレータが引き出される工程に際し、該セパレータの吸引に併せて、該セパレータが吸引側へ繰り出される。このため、繰り出しと協同して吸引が行われることとなり、その後の巻取作業が円滑、かつ、確実に行われることとなる。
【0029】
手段12.前記巻取軸を回転駆動させる工程においても、前記セパレータの先端部分側が引っぱられるよう前記吸引を継続するようにしたことを特徴とする手段10又は11に記載の巻取方法。
【0030】
手段12によれば、巻取軸が回転駆動される工程、つまり、少なくともセパレータが巻き取られる工程においても、該セパレータの先端部分側が引っぱられるよう吸引が継続される。従って、巻取の最中において、セパレータに対し吸引による張力が付与されることとなり、安定した巻取を行うことができる。なお、これ以外にも別途セパレータに張力を付与するようにしてもよい(例えばセパレータを押さえ板等を用いて所定の弾性力をもって挟持する等)。
【0031】
手段13.前記プラス及びマイナスの電極箔はアルミニウムによって構成され、かつ、両電極箔には長手方向に所定間隔を隔ててリード線が取着されていることを特徴とする手段10乃至12のいずれかに記載のアルミニウム電解コンデンサ素子用巻取方法。
【0032】
手段13によれば、アルミニウム電解コンデンサ素子を製造するべく巻取を行う場合に、上記各手段10乃至12のいずれかに対応した作用効果が奏される。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、一実施の形態について、図1乃至図6を参照しつつ説明する。
【0034】
図1に示すように、巻取装置1は、図示しないサーボモータにより回転可能に支持された巻取軸2を備えている。該巻取軸2は、略円柱状をなし、中央にはスリット3が形成されている(図6参照)。また、巻取軸2は、図1の紙面と直交する方向に出没可能となっており、非巻取時には没入状態、巻取時には突出状態をとるようになっている。なお、巻取軸2は、図示しないインデックスによって旋回移動可能となっており、同図に実線で示すような巻取位置と、所定量旋回移動したテープ貼付位置(図のα位置)との間を移動可能となっている。
【0035】
上記巻取軸2には、図の斜め上方から帯状のセパレータ4が供給されるようになっている。すなわち、帯状のセパレータ4は、絶縁紙よりなり、最上流側においてロール状に巻回されている。ロール状に巻回されたセパレータ4の引出し端側は、所定の張力を付与するための図示しない段差ローラに掛装されており、さらにその段差ローラの下流側において引出手段、繰り出し機構を構成する繰り出しローラ5に案内されている。
【0036】
繰り出しローラ5は、セパレータ4を挟むようにして上下対となって配設されており、該ローラ5の表面にはセパレータ4との間に所定の摩擦力が生じるようゴムライニングが施されている。該繰り出しローラ5のうち、上部のローラは、図示しないサーボモータによって回転駆動されるようになっている。また、繰り出しローラ5の上部のローラは、アーム6にて支持されており、該アーム6は図示しないカム機構によって動作可能となっている。つまり、上部のローラが適宜移動させられることで、一対の繰り出しローラ5は、互いに接触した状態、及び、互いに離間した状態をそれぞれとることができるようになっている(もちろん、上下のローラともに移動可能となっていてもよい)。
【0037】
セパレータ4の引き出し経路、つまり、図中の繰り出しローラ5から左斜め下方へと延びる経路に沿って、繰り出しローラ5の下流側には、セパレータ支持台7が固定されている。また、セパレータ支持台7の下流側端部においては、該支持台7上面と直交する方向に移動可能なセパレータ切断手段を構成するセパレータカッター8が設置されている。
【0038】
セパレータ4の引き出し経路は、丁度前記巻取軸2の位置をほぼ通過するよう構成されており、さらにその下流側においては、引出手段、吸引機構を構成するセパレータ吸引ガイド9が設けられている。セパレータ吸引ガイド9は、筒状をなし、下流側から図示しない吸引装置によってエアー吸引が行われるよう構成されている。また、セパレータ吸引ガイド9は、その長手方向に移動可能となっている。つまり、図2に示すように、セパレータ吸引ガイド9は同図実線に示すような定位置と、同図2点鎖線で示すような取り込み位置との間を移動することができるようになっている。
【0039】
セパレータ吸引ガイド9が定位置にある場合において、該セパレータ吸引ガイド9先端と巻取軸2との中間位置には、セパレータ4を支持するための位置ずれ規制手段としてのセパレータガイド11が設けられている。該セパレータガイド11は、セパレータ4の幅方向のずれを規制(位置決め)するためのものであって、図1に示すレール12に沿ってスライド可能となっている。さらに、セパレータ吸引ガイド9の先端には、押さえ板10が取付けられている。この押さえ板10は、巻取時において、自身と前記セパレータガイド11とにより、セパレータ4をある程度の弾性応力をもって挟むことで所定の張力を付与するためのものである。
【0040】
また、図1において、前記巻取軸2の左右両側方には、マイナス電極箔13及びプラス電極箔14をそれぞれ巻取軸2の方に案内するための機構が設けられている。すなわち、同図において、巻取軸2の左側には、帯状のマイナス電極箔13が設けられ、巻取軸2の右側には、帯状のプラス電極箔14が設けられている。両電極箔13,14は、共にアルミニウムによって構成されている。また、両電極箔13,14には、その長手方向に所定間隔を隔ててリード線15がかしめ固定されている(図7参照)。
【0041】
前記マイナス電極箔13の移送経路の途中には、該マイナス電極箔13を挟持してその先端を前記巻取軸2の方へ案内するための電極箔案内手段を構成するマイナス箔用チャック16が設けられている。さらに、マイナス箔用チャック16と巻取軸2との間には、マイナス箔支持台17及び電極箔切断手段を構成するマイナス箔用カッター18が設けられている。併せて、マイナス電極箔18の移送経路の途中には、前記リード線15を検出するためのマイナスリードセンサ19が設けられている。該マイナスリードセンサ19は、光ファイバセンサによって構成され、マイナス電極箔13の移送経路に沿って適宜スライド可能となっているとともに、そのときどきの素子径等の巻取条件に応じて適宜位置調整が行われるようになっている。
【0042】
同様に、前記プラス電極箔14の移送経路の途中には、該プラス電極箔14を挟持してその先端を前記巻取軸2の方へ案内するための電極箔案内手段を構成するプラス箔用チャック21が設けられている。また、プラス箔用チャック21と巻取軸2との間には、プラス箔支持台22及び電極箔切断手段を構成するプラス箔用カッター23が設けられている。併せて、プラス電極箔14の移送経路の途中には、前記リード線15を検出するための光ファイバセンサよりなるプラスリードセンサ24が設けられている。該プラスリードセンサ24もまた、そのときどきの素子径等の巻取条件に応じて適宜位置調整が行われるようになっている。
【0043】
次に、上記のように構成されてなる巻取装置1を用いた巻取手法について説明する。
【0044】
まず、図3に示すように、セパレータ吸引ガイド9をセパレータ支持台7の方まで移動させ(同図2点鎖線参照)、セパレータ4の先端を吸引可能な状態とする。但し、この時点では、一対の繰り出しローラ5は接触状態にあり、かつ、回転駆動させられていないため、セパレータ4は吸引されない。
【0045】
次に、繰り出しローラ5を回転駆動させ、セパレータ4を予め定められた所定量だけ繰り出す。この所定量は、例えば300mmとか400mmといった具合に素子径に応じて適宜設定される。かかる繰り出しに伴い、その繰り出されたセパレータ4が先端側から前記セパレータ吸引ガイド4により吸引されることとなる。なお、この繰り出しに際しては巻取軸2が没入状態(図2の実線に示す状態)にあり、巻取軸2によって吸引が阻害されてしまうことがない。
【0046】
続いて、同図実線で示すようにセパレータ吸引ガイド9を元の定位置まで移動させる。なお、この移動を前記繰り出しとともに行うこととしてもよい。そして、繰り出し量が所定量に達したならば前記繰り出しローラ5の回転駆動を停止させる。その後、セパレータガイド11を同図2点鎖線で示すように上昇させる。これにより、セパレータ4の幅方向両側がセパレータガイド11によって挟まれることとなり、幅方向の位置ずれが規制される。
【0047】
次に、それまで没入状態にあった巻取軸2を突出させる(図2の2点鎖線参照)。すると、この時点において、巻取軸2のスリット3は、セパレータ4の引き出し経路と対応する方向を向けられており、該スリット3内に前記セパレータ4の所定部分たる長手方向略中間部分が入り込む格好となる。換言すれば、セパレータ4が巻取可能な状態でスリット3にて捕捉されることとなる。
【0048】
また、このとき、前記カム機構によってアーム6が作動させられ、図4に示すように、繰り出しローラ5の上部のローラが離間する位置へと移動させられる。これとともに、巻取軸2の回転駆動を開始する。この回転によって、セパレータ4の巻取が開始させられる。なお、このとき、繰り出しローラ5の下部のローラはガイドローラとしての役割を果たすこととなる。
【0049】
次に、マイナス箔用チャック16でマイナス電極箔13を把持し、巻取軸2の方へと移動させる。すると、マイナス電極箔13の先端が回転中の巻取軸2へ案内され巻き込まれはじめる。また、巻き込み開始と同時に前記マイナス箔用チャック16を開くことで、以降、マイナス電極箔13が巻き取られることとなる。
【0050】
一方、マイナス電極箔13が巻き込まれてから巻取軸2が180゜回転した後、プラス箔用チャック21でプラス電極箔14を把持し、巻取軸2の方へと移動させる。すると、プラス電極箔14の先端が回転中の巻取軸2へ案内され巻き込まれはじめる。また、巻き込み開始と同時に前記プラス箔用チャック21を開くことで、以降、プラス電極箔14が巻き取られることとなる。さらに、上記のように両電極箔13,14の巻取開始タイミングを調整することで、マイナス及びプラス電極箔13,14の先端が揃えられる。
【0051】
その後、所定時間前記巻取軸2を回転駆動させることで、セパレータ4並びにマイナス及びプラス電極箔13,14が巻き取られ、その巻取径が増大してゆく。但し、かかる巻取の最中においてもセパレータ吸引ガイド9での吸引は継続させられる。これにより、前記押さえ板10の作用も相まって、巻取軸2よりも下流側のセパレータ4に所定の張力が付与され、もって安定した巻取が行われることとなる。そして、プラスリードセンサ24によってプラス電極箔14に取着されたリード線15が検出されたならば、前記巻取軸2の回転駆動を一旦停止させ、これと同時に、プラス電極箔14を把持すべくプラス箔用チャック21を閉じる。なお、検出されるリード線15は次回の巻取において巻き取られるプラス電極箔14に対応するものであって、本実施の形態では位置検出の目印として利用されるものである。
【0052】
続いて、再度アーム6を駆動させて繰り出しローラ5を接触状態とし、この状態で移動不能状態にあるプラス電極箔14及びセパレータ4に対し、プラス箔用カッター23及びセパレータカッター8を作動させ、切断を施す。
【0053】
プラス電極箔14及びセパレータ4が切断された後、再度巻取軸2を回転させ、マイナス電極箔13の補正巻取を行う。そして、マイナスリードセンサ19によってマイナス電極箔13に取着されたリード線15が検出されたならば、前記巻取軸2の回転駆動を再度停止させ、これと同時に、マイナス電極箔13を把持すべくマイナス箔用チャック16を閉じる。なお、ここで検出されるリード線15も次回の巻取において巻き取られるマイナス電極箔13に対応するものであって、位置検出の目印として利用されるものである。そして、移動不能状態にあるマイナス電極箔13に対し、マイナス箔用カッター18を作動させ、切断を施す。
【0054】
その後、巻取軸2は、図示しないインデックスによってテープ貼付位置まで旋回移動させられ、そこで外周部分にテープが貼付けられる。これにより、図6に示すような電解コンデンサ素子30が得られることとなる。該電解コンデンサ素子30は、巻取軸2が没入することによって該巻取軸2から取り外され、その後巻取軸2は再度巻取位置の方へと旋回移動させられる。以上の一連の工程を経ることで、巻取作業が完了する。
【0055】
以上詳述したように、本実施の形態によれば、セパレータ4の巻取開始に先だって、セパレータ吸引ガイド9からの吸引によって、該セパレータ4の先端部分側を引き出すこととした。また、このとき、繰り出しローラ5によって、セパレータ4がセパレータ吸引ガイド9の方へ繰り出されることとした。すなわち、繰り出しと協同して吸引が行われることとした。このため、その後の巻取作業が円滑、かつ、確実に行われることとなる。また、チャックにより把持されたセパレータが機械的動作によって引き出される従来技術に比べて、セパレータ4を破断させることなく高速で引き出すことができる。また、巻取に使用されるセパレータ4の長さが増大した場合でも、つまり、素子径を増大させるというニーズに対しても容易にかつ確実に対応することが可能となる。
【0056】
また、本実施の形態では、巻取軸2の回転によるセパレータ4の巻取中においても、セパレータ4の先端部分側が、セパレータ吸引ガイド9からの吸引によって引っぱられる。このため、巻取の最中において、前記押さえ板10による弾性力の作用とも相まって、セパレータ4に対し吸引による張力が付与されることとなる。その結果、安定した巻取を行うことができる。
【0057】
尚、上述した実施の形態の記載内容に限定されることなく、例えば次のように実施してもよい。
【0058】
(a)上記実施の形態では、セパレータ4の巻取中においてもセパレータ吸引ガイド9からの吸引を継続することとした。これに対し、引き出し時のみ吸引を行うようにして、巻取中は吸引を停止させることとしてもよい(但し、参考例)。
【0059】
(b)上記実施の形態では、マイナスリードセンサ19、プラスリードセンサ24によって、各電極箔13,14に取着されたリード線を検出し、この検出をもって巻取終了のきっかけとなるようにした。これに対し、別の手法で巻取終了のタイミングを制御することとしてもよい。例えば、電極箔13,14に透孔等のマーキングを施しておき、光電管等でそのマーキングを検出することを必要条件に巻取を終了させることとしてもよい。
【0060】
(c)上記実施の形態においてはセパレータ4を絶縁紙にて構成することとしたが、他の絶縁素材(例えば樹脂製フィルム、不織布等)で構成してもよい。また、両電極箔13,14についても、アルミニウム以外の他の素材を用いることとしてもよい。
【0061】
(d)上記実施の形態では、電解コンデンサ素子30を製造するための巻取装置1に具体化することとしたが、他の巻取装置(例えば電池用巻取装置等)に具体化することも可能である。
【0062】
(e)各電極箔13,14の案内のタイミング、各電極箔13,14及びセパレータ4の切断のタイミングは上記実施の形態に記載のものに何ら限定されるものではない。従って、例えばプラス電極箔14をマイナス電極箔13よりも先に案内させることとしてもよいし、また、マイナス電極箔13をプラス電極箔14よりも先に切断することとしてもよい。
【0063】
(f)マイナス箔用チャック16、プラス箔用チャック21に代えて、ローラにてマイナス電極箔13、プラス電極箔14をそれぞれ案内するような構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態に係る巻取装置の全体構成を示す概略側面図である。
【図2】巻取装置のうち、セパレータに関連する主要部分を示す概略平面図である。
【図3】巻取工程を説明するための巻取装置の概略図である。
【図4】巻取工程を説明するための巻取装置の概略図である。
【図5】巻取工程を説明するための巻取装置の概略図である。
【図6】巻取により得られた電解コンデンサ素子等を示す側面図である。
【図7】リード線の取着された電極箔の構成を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1…巻取装置、2…巻取軸、3…スリット、4…セパレータ、5…引出手段、繰り出し機構を構成する繰り出しローラ、8…セパレータ切断手段を構成するセパレータカッター、9…引出手段、吸引機構を構成するセパレータ吸引ガイド、11…位置ずれ規制手段を構成するセパレータガイド、13…マイナス電極箔、14…プラス電極箔、15…リード線、16…電極箔案内手段を構成するマイナス箔用チャック、18…電極箔切断手段を構成するマイナス箔用カッター、21…電極箔案内手段を構成するプラス箔用チャック、23…電極箔切断手段を構成するプラス箔用カッター、30…電解コンデンサ素子。
Claims (10)
- 帯状のプラス及びマイナスの電極箔を帯状のセパレータによって互いに絶縁状態で巻き取るための巻取装置であって、
前記セパレータを長手方向に引き出し可能な引出手段と、
回転可能に支持され、前記引出手段にて引き出された前記セパレータの長手方向中間の所定部分を捕捉した上で巻取を行うための巻取軸と、
前記プラス及びマイナスの電極箔の各端部を前記巻取軸の方へと案内するための電極箔案内手段とを備え、
前記引出手段は、少なくとも前記セパレータの巻取開始に先だって、前記セパレータの先端部分側を引き出し方向下流側への吸引によって引き出し可能な吸引機構を有しており、
該吸引機構は、引き出し方向に移動可能に構成されており、かつ、
該吸引機構は、前記巻取軸の回転による前記セパレータの巻取中においても、前記セパレータの先端部分側が引き出し方向下流側への吸引によって引っぱられるよう構成されていることを特徴とする巻取装置。 - 前記巻取軸が、前記セパレータの引き出しに際して該引き出しを阻害しない待機状態と、前記セパレータの巻取に際して前記所定部分を捕捉する巻取可能状態とをとりうるよう構成したことを特徴とする請求項1に記載の巻取装置。
- 請求項1又は2に記載の巻取装置において、さらに、前記セパレータが所定長巻き取られてから該セパレータを切断するためのセパレータ切断手段と、前記プラス及びマイナスの電極箔が所定長巻き取られてから該電極箔をそれぞれ切断するための電極箔切断手段とを設けたことを特徴とする巻取装置。
- 前記引出手段は、さらに、前記セパレータの巻取開始に先だって行われる吸引に際し、該セパレータを前記吸引機構側へ繰り出すための繰り出し機構を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の巻取装置。
- 前記繰り出し機構は、前記セパレータを挟む位置において回転駆動可能に配設され、前記繰り出し時には接触方向に相対移動させられ、非繰り出し時には離間方向に相対移動させられるよう構成された一対のローラによって構成されていることを特徴とする請求項4に記載の巻取装置。
- 前記巻取軸の近傍には、前記吸引機構によって吸引されている前記セパレータの幅方向の位置ずれを規制するための位置ずれ規制手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の巻取装置。
- 前記プラス及びマイナスの電極箔はアルミニウムによって構成され、かつ、両電極箔には長手方向に所定間隔を隔ててリード線が取着されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のアルミニウム電解コンデンサ素子用巻取装置。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載の巻取装置を用いて、帯状のプラス及びマイナスの電極箔を帯状のセパレータによって互いに絶縁状態で巻き取ることを特徴とする巻取方法。
- 帯状のセパレータを長手方向に引き出す工程と、
前記引き出されたセパレータの長手方向中間の所定部分が、巻取軸のスリットにて巻取可能な状態に捕捉されるまで前記巻取軸を移動させた上で、該巻取軸を回転駆動する工程と、
前記巻取軸の両側に配設されたプラス及びマイナスの電極箔の各端部を前記巻取軸の方へとそれぞれ案内し、巻き込ませる工程と、
前記セパレータ、並びに、プラス及びマイナスの電極箔をそれぞれ所定長巻き取った後、それらをそれぞれ切断する工程と
を備え、前記プラス及びマイナスの電極箔を前記セパレータによって互いに絶縁状態で巻き取る巻取方法であって、
少なくとも前記巻取軸の回転駆動に先だって前記セパレータが引き出される工程に際し、該セパレータの先端部分側が吸引機構による引き出し方向下流側への吸引によって引き出されるようにし、該引き出しに際しては、吸引機構が前記巻芯軸よりも引き出し方向上流側に移動して吸引を開始し、その後、前記巻芯軸よりも引き出し方向下流側に移動して引き出し方向下流側への吸引を継続するようにし、かつ、
前記巻取軸を回転駆動させる工程においても、前記セパレータの先端部分側が引っぱられるよう前記引き出し方向下流側への吸引を継続するようにしたことを特徴とする巻取方法。 - 前記巻取軸の回転駆動に先だって前記セパレータが引き出される工程に際し、該セパレータの吸引に併せて、該セパレータを前記吸引側へ繰り出すよう構成したことを特徴とする請求項9に記載の巻取方法。
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