JP2003118896A - 巻取装置及び巻取方法 - Google Patents

巻取装置及び巻取方法

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JP2003118896A
JP2003118896A JP2001314874A JP2001314874A JP2003118896A JP 2003118896 A JP2003118896 A JP 2003118896A JP 2001314874 A JP2001314874 A JP 2001314874A JP 2001314874 A JP2001314874 A JP 2001314874A JP 2003118896 A JP2003118896 A JP 2003118896A
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winding
winding core
core
strip
electrode foil
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JP2001314874A
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Yusuke Yamaguchi
祐介 山口
Tatsumi Takase
辰巳 高瀬
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CKD Corp
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CKD Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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  • Replacement Of Web Rolls (AREA)
  • Winding Of Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】巻締まり等による製品の特性悪化を防止すると
共に、巻取りに際しての作業効率の向上等を図ることが
可能な巻取装置及び巻取方法を提供する。 【解決手段】巻取装置は、その回転によってセパレータ
3,4を巻回する巻芯22と、一対の軸支部材41及び
該軸支部材41に掛装されたベルト状部材42からなる
押圧部材40とを備える。セパレータ3,4が巻回され
る際には、セパレータ3,4が押圧部材40によって巻
芯22の一側面に向かって押さえ付けられ、さらにセパ
レータ3,4の巻回途中にプラス及びマイナス電極箔
5,6が案内される場合においても、押圧部材40によ
り巻芯22の一側面に向かってセパレータ3,4が押さ
え付けられる。その後、電極箔5,6の巻回状態が安定
した時点で押圧部材40が離間され、セパレータ3,4
及び電極箔5,6が所定回数巻取られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻取装置及び巻取
方法に係るものであり、例えば、リチウムイオン電池等
の二次電池の製造に際して用いられる巻取装置及び巻取
方法を含む技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、リチウムイオン電池等の二次電
池の電池素子は、正極活物質が塗布されたプラス電極箔
と、負極活物質が塗布されたマイナス電極箔とが、帯状
絶縁材からなるセパレータを介して重ね合わされた状態
で巻芯に巻回され形成されている。そして、この巻回に
際しては、いわゆる、ニップローラ方式やクランプロー
ラ方式といった巻回方式が採用されている。ニップロー
ラ方式とは、ニップローラでセパレータを挟むことによ
り発生する摩擦力を用いて電極箔を引き込みつつ、これ
を巻回する方式である。
【0003】より詳しく説明すると、前記ニップローラ
方式の巻取装置は、例えば、図9(a)に示すように、
スリット50aを有する巻芯50と、該巻芯50から所
定距離だけ離れた位置に、上下動可能に設けられた一対
のニップローラ52とを備えている。そして、前記巻芯
50に対して、図示しない引出装置から二枚のセパレー
タ54,55が引き出されてくると、それまで没入状態
にあった巻芯50が突出させられ、セパレータ54,5
5が巻芯50のスリット50aに入り込む。次いで、ニ
ップローラ52を接近方向へ移動させることでセパレー
タ54,55を挟みつつ、巻芯50を回転させてセパレ
ータ54,55を所定量巻込む。
【0004】その後、前記ニップローラ52を一旦離間
させ、図9(b)に示すように、前記セパレータ54,
55の間に一方の電極箔56を誘導する。そして、これ
を再度ニップローラ52で挟みつつ巻芯50を回転させ
ると、セパレータ54,55は巻芯50の回転に引っ張
られ、電極箔56は、該セパレータ54,55と電極箔
56との間に生じる摩擦力に引っ張られて巻回される。
同様に、図示しない他方の電極箔がセパレータ55の下
方から誘導されてきて、前記電極箔56に接触しないよ
うにセパレータ54,55で挟まれつつ、巻芯50に巻
回される。
【0005】一方、前記クランプローラ方式は、クラン
プローラを巻芯に対して押さえ付けながら巻回する方式
である。すなわち、クランプローラ方式の巻取装置は、
例えば図10(a)に示すように、スリット60aを有
する巻芯60と、該巻芯60の上下両位置にクランプロ
ーラ62を備えている。そして、先ず、前記巻芯60に
対して、図示しない引出装置から二枚のセパレータ6
3,64が引き出されてくる。次に、それまで没入状態
にあった巻芯60が突出させられ、セパレータ63,6
4がスリット60aに入り込む。
【0006】そして、図10(b)に示すように、前記
クランプローラ62を巻芯60の方へ移動させることで
前記セパレータ63,64を上下方向から押さえ付け、
巻芯60を回転させる。これにより、前記セパレータ6
3,64は巻芯60に巻付けられる(巻回される)こと
になり、その巻回が安定したところでクランプローラ6
2を一旦離間させ、押さえを解除する。そして、図示し
ない案内装置で電極箔66,67を巻回途中のセパレー
タ63,64で挟まれるように案内する。この時、前記
クランプローラ62を再度巻芯60の方向へ移動させ
て、前記セパレータ63,64及び電極箔66,67を
クランプしつつ巻芯60を回転させることにより、巻回
が行われることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ニ
ップローラ方式では、セパレータ54,55の滑りを防
止するために、該セパレータ54,55をニップローラ
52で強く挟持する必要があることから、前記巻芯50
にて巻取られる部分と、ニップローラ52で挟持される
部分との間に予想外のテンションがかかってしまうおそ
れがある。そのため、セパレータ54,55に伸びが生
じてしまったり、巻締まりが起こったりしてしまい、結
果として得られる電池素子の充放電特性が悪化してしま
うおそれがあった。
【0008】一方、前記クランプローラ方式は、セパレ
ータ63,64と電極箔66,67とをクランプローラ
62で巻芯60に対して押さえ付けるようになっている
ため、前記ニップローラ方式のように、予想外のテンシ
ョンが発生してしまうことはない。ところが、前記クラ
ンプローラ62とセパレータ63,64(電極箔66,
67)とは、側面から見て一点で接触し、該接触位置を
押さえ付ける構成となっている。そのため、図10
(b)に示すように、電極箔66,67を押さえ付ける
ことが可能な位置まで、前記クランプローラ62を位置
調整する必要がある。この位置調整は、その時々に応じ
て行う必要があることから、時間と手間を要してしま
い、巻取作業に支障をきたしてしまう。その結果、作業
効率が著しく低下してしまうおそれがあった。
【0009】本発明は、上述した問題に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、巻締まり等による製品の特
性悪化を防止すると共に、巻取りに際しての作業効率の
向上等を図ることが可能な巻取装置及び巻取方法を提供
することを主たる目的の一つとしている。
【0010】
【課題を解決するための手段及びその効果】前記の目的
を達成し得る特徴的手段について以下に説明する。ま
た、その各手段につき、特徴的な作用及び効果を必要に
応じて記載する。
【0011】手段1.巻芯の回転によって帯状体が巻取
られるように構成された巻取装置において、前記巻芯に
対し帯状体を案内する案内手段と、前記帯状体を前記巻
芯の方向へ押さえ付ける押圧手段とを備え、前記帯状体
がその長手方向に沿って前記巻芯に対して押さえ付けら
れるよう前記押圧手段を構成したことを特徴とする巻取
装置。
【0012】手段1によれば、案内手段によって、帯状
体が巻芯に案内され、該帯状体の巻付けに際しては、押
圧手段によって該帯状体が巻芯の方向へ押さえ付けられ
る。このため、帯状体に予想外のテンションがかかるこ
とがなく、伸びや巻締まりの発生が防止できる。また、
このとき前記帯状体は、その長手方向に沿って前記巻芯
に対して押さえ付けられることから、押さえ付けの確実
性が高められると共に、その位置調整をさほど必要とし
ない。従って、作業効率の向上を図ることができる。
【0013】手段2.巻芯の回転によって帯状体が巻取
られるように構成された巻取装置において、前記巻芯に
対し帯状体を案内する案内手段と、前記帯状体を前記巻
芯の方向へ押さえ付ける押圧手段とを備え、前記巻芯の
回転中の少なくとも一時期に、前記帯状体が面接触状態
又は面接触に準じた状態で前記巻芯に対し押さえ付けら
れるよう前記押圧手段を構成したことを特徴とする巻取
装置。
【0014】手段2によれば、案内手段によって、帯状
体が巻芯に案内され、次いで、押圧手段によって該帯状
体が巻芯の方向へ押さえ付けられる。これにより、帯状
体に予想外のテンションがかかることがなく、伸びや巻
締まりの発生が防止できる。また、前記巻芯の回転中の
少なくとも一時期に、前記帯状体が面接触状態又は面接
触に準じた状態で巻芯に対して押さえ付けられることか
ら、該帯状体を比較的広域で押さえ付けることができ
る。従って、前記押さえ付けのための位置調整をさほど
必要とせず、作業効率の向上を図ることが可能となる。
さらに、前記帯状体を広域面で確実に押さえ付けること
できることから、巻崩れを防止することが可能となる。
【0015】手段3.巻芯の回転によってプラス電極箔
及びマイナス電極箔が帯状のセパレータを介して互いに
絶縁状態で巻取られるように構成された巻取装置におい
て、前記巻芯に対し前記セパレータを案内する案内手段
と、前記巻芯に対し接離方向に移動可能に設けられ少な
くとも前記セパレータを前記巻芯の方向へ押さえ付ける
ことの可能な押圧手段と、巻取途中のセパレータ間に前
記プラス電極箔及びマイナス電極箔を案内する電極箔案
内手段とを備え、前記巻芯の回転中の少なくとも一時期
に、前記セパレータが面接触状態又は面接触に準じた状
態で前記巻芯に対し押さえ付けられるよう前記押圧手段
を構成したことを特徴とする巻取装置。
【0016】手段3によれば、案内手段により前記巻芯
に対し前記セパレータが案内され、さらに前記巻芯に対
して接離方向に移動可能に設けられる押圧手段によっ
て、少なくとも前記セパレータが巻芯の方向へ押さえ付
けられる。このため、セパレータに予想外のテンション
がかかることがなく、セパレータに伸びや巻締まりが生
じることを防止できる。また、前記セパレータにおいて
は、その巻取途中にプラス電極箔及びマイナス電極箔が
案内手段で案内され、前記巻芯の回転中の少なくとも一
時期に、前記押圧手段によりセパレータが面接触状態又
は面接触に準じた状態で前記巻芯に対し押さえ付けられ
る。従って、押圧手段の位置調整をせずとも前記電極箔
を押さえ付けることができ、作業効率の向上を図ること
が可能となる。
【0017】手段4.前記巻芯は平坦面又は略平坦状の
面を有し、前記押圧手段は、当該平坦面又は略平坦状の
面に対し前記セパレータが相対したときに面接触状態又
は面接触に準じた状態で押さえ付けられるよう、平坦面
又は略平坦状の面を具備していることを特徴とする手段
3に記載の巻取装置。
【0018】手段4によれば、前記巻芯は平坦面又は略
平坦面の面を有し、前記押圧手段は、当該平坦面又は略
平坦状の面に対し前記セパレータが相対したときに面接
触状態又は面接触に準じた状態で押さえ付けられる。こ
のため、押圧手段による押さえ付けが確実に実施できる
と共に、その押さえ付けに際しての位置調整を要しない
ことから、作業効率の向上を図ることが可能となる。
【0019】手段5.前記押圧手段の平坦面又は略平坦
状の面の幅は、前記巻芯の平坦面又は略平坦状の面より
も広いことを特徴とする手段4に記載の巻取装置。
【0020】手段5によれば、前記押圧手段の平坦面又
は略平坦状の面の幅は、前記巻芯の平坦面又は略平坦状
の面よりも広く構成されている。このため、押圧手段に
よる押さえ付けをより確実に実施でき、巻崩れを防止す
ることができる。さらに、その押さえ付けに際しての位
置調整を要しないことから、作業効率の向上を図ること
が可能となる。
【0021】手段6.前記押圧手段は、回転可能に軸支
された複数の軸支部材と、当該軸支部材に掛装されたベ
ルト状部材とを備えていることを特徴とする手段1乃至
5のいずれかに記載の巻取装置。
【0022】手段6によれば、前記ベルト状部材には、
帯状体(セパレータ)の長手方向に沿った接触部分、或
いは平坦面、又は略平坦面が構成されることになり、広
域面で帯状体(セパレータ)を押さえ付けることが可能
となる。また、巻取に伴い、ベルト状部材も回転するこ
ととなるため、帯状体(セパレータ)に摩擦力等の巻取
に支障のある応力が生じにくい。そのため、巻取りを円
滑に実施することが可能となる。
【0023】手段7.前記押圧手段は、傾動可能に備え
られていることを特徴とする手段1乃至6のいずれかに
記載の巻取装置。
【0024】手段7によれば、押圧手段が巻芯の回転状
態に応じて傾動しうることから、帯状体(セパレータ)
を押さえ付ける場合において、摩擦やテンションの増大
を抑制することができる。
【0025】手段8.巻芯の回転によって帯状体を巻取
る方法であって、前記巻芯に対し帯状体を案内する工程
と、前記帯状体を前記巻芯の方向へ押さえ付ける工程と
を備え、前記帯状体がその長手方向に沿って前記巻芯に
対し押さえ付けられるようにしたことを特徴とする巻取
方法。
【0026】手段8によれば、帯状体が巻芯に対して案
内され、さらに該帯状体が巻芯の方へ押さえ付けられ
る。この際には、前記帯状体がその長手方向に沿って巻
芯に対して押さえ付けられることから、帯状体に予想外
のテンションがかかることがなく、伸びや巻締まりが防
止できる。また、その押さえ付けの位置調整をさほど必
要としないことから、作業効率の向上を図ることが可能
となる。
【0027】手段9.巻芯の回転によって帯状体を巻取
る方法であって、前記巻芯に対し帯状体を案内する工程
と、前記帯状体を前記巻芯の方向へ押さえ付ける工程と
を備え、前記巻芯の回転中の少なくとも一時期に、前記
帯状体が面接触状態又は面接触に準じた状態で前記巻芯
に対し押さえ付けられるようにしたことを特徴とする巻
取方法。
【0028】手段9によれば、帯状体が巻芯に対して案
内され、巻取られる。この巻取に際し、帯状体は巻芯の
方向へ押さえ付けられることから、前記帯状体に予想外
のテンションがかかることがなく、伸びや巻締まりを防
止することができる。また、前記巻芯の回転中の少なく
とも一時期に、前記帯状体が面接触状態又は面接触に準
じた状態で前記巻芯に対し押さえ付けられる。このた
め、帯状体は従来技術よりも広域で押さえ付けられるこ
とから、巻崩れを防止することができると共に、その押
さえ付けに際しての位置調整をさほど必要としないこと
から、作業効率の向上を図ることが可能となる。
【0029】手段10.巻芯の回転によってプラス電極
箔及びマイナス電極箔が帯状のセパレータを介して互い
に絶縁状態で巻取られる方法であって、前記巻芯に対し
前記セパレータを案内する工程と、前記巻芯に対し接離
方向に移動可能に設けられ少なくとも前記セパレータを
前記巻芯の方向へ押さえ付ける工程と、巻取途中のセパ
レータ間に前記プラス電極箔及びマイナス電極箔を案内
する工程とを備え、前記巻芯の回転中の少なくとも一時
期に、前記セパレータが面接触状態又は面接触に準じた
状態で前記巻芯に対し押さえ付けられようにしたことを
特徴とする巻取方法。
【0030】手段10によれば、従来技術にて既述した
ニップローラ方式やクランプローラ方式とは異なり、セ
パレータが直接押さえ付けられる。このため、前記セパ
レータに伸びや巻締まりが生じることなく、セパレータ
を巻取ることができる。そして、この巻取途中にプラス
電極箔及びマイナス電極箔が案内されると共に、前記巻
芯の回転中の少なくとも一時期に、前記セパレータが面
接触状態又は面接触に準じた状態で前記巻芯に対し押さ
え付けられる。これにより、巻崩れを防止できると共
に、押さえ付けに際しての位置調整を要しない。従っ
て、位置調整せずとも、より確実に前記電極箔を押さえ
付けることができ、作業効率の向上を図ることが可能と
なる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本実施の形態について説明
する。
【0032】先ず、本実施の形態の巻取装置によって得
られるリチウムイオン電池素子の構成について説明す
る。図4は、リチウムイオン電池素子を示している。電
池素子1は、複数枚の帯状体が略長円形状に巻回された
巻回体を主として備え、その最外周にテープ2が貼付け
られて構成されている。前記帯状体は、2枚のセパレー
タ3,4と、プラス電極箔5及びマイナス電極箔6とに
よって構成されている。セパレータ3,4は、異種の電
極箔5,6が互いに接触して短絡を起こしてしまうのを
防止するべく絶縁体よりなる。
【0033】プラス電極箔5は、例えば銅箔7と、該銅
箔7表面に塗布された活性炭8とから構成されている。
一方、マイナス電極箔6は、例えばアルミニウム箔9
と、該アルミニウム箔9に塗布形成された活性炭10と
から構成されている。但し、電極箔5,6の巻中心部分
には、活性炭8,10が塗布形成されていない部分があ
り、該部分に長板状のリード11,12が取り付けられ
ている。より詳しくは、マイナス電極箔6側のリード1
2は、マイナス電極箔6の巻中心側の端縁から最初の折
り返し部分までの間の内側面(巻中心側の面)に取付け
られている。また、プラス電極箔5のリード11は、前
記マイナス電極箔6側のリード12に対し、巻中心のほ
ぼ対象位置(プラス電極箔5の巻中心側の最初の折り返
し部分よりも巻外側で、かつ中心側の端から半周以内の
間の位置)の、内側面(巻中心側の面)に取付けられて
いる。
【0034】また、本実施の形態ではリード11,12
は所定の厚みを有しており、特にマイナス電極箔6側の
リード12の角部が、対向するセパレータ4を破損させ
てしまうことによる不具合を防止する措置が講じられて
いる。すなわち、マイナス電極箔6側のリード12は、
対向するセパレータ4,3が破損してしまうと直接プラ
ス電極箔5に接触してしまうおそれがあるため、該リー
ド12を覆うようにして保護テープ13が貼り付けられ
ている。なお、プラス電極箔5側のリード11に関して
は、仮に対向するセパレータ3が損傷してもマイナス電
極箔6に接触するおそれがないため、本実施の形態では
テープ等による保護は省略されている。もちろん、当該
リード11に関しても保護テープを貼り付けることとし
ても何ら差し支えない。
【0035】次に、図1,2に従って上記電池素子1を
製造するための巻取装置20について説明する。図1は
巻取装置20の外観を示す斜視図であり、図2((a)
巻芯周辺装置、(b)本体部)は、巻芯22及びその周
辺装置を示している。前記巻取装置20は、回動可能に
軸支された巻芯22を備えている。この巻芯22と前記
サーボモータ21の回転軸23との間にはタイミングベ
ルト24が掛けられており、これにより、サーボモータ
21の回転駆動力が巻芯22に伝達されるようになって
いる。
【0036】前記巻芯22は、タイミングベルト24が
掛けられている軸部25と、軸部25の先端に設けられ
た本体部26とを備えている。本体部26は、例えば、
軸部25の延長線上で2つに分かれた板状体にスリット
22aを有する形状をなしている。また、巻芯22は、
その軸線方向に出没可能となっており、非巻取り時には
没入状態を、巻取り時には突出状態をそれぞれとるよう
になっている。
【0037】図1に示すように、前記プラス電極箔5
は、プラス電極箔原反繰出部27においてロール状に巻
回されている。このプラス電極箔5の搬送経路途中に
は、前記リード11を溶接によって所定のタイミングで
取付けるためのリード取付手段28と、プラス電極箔5
を短冊状に切断する切断手段29と、短冊状のプラス電
極箔5の前後端を挟持して所定位置(巻芯22に対応す
る位置)に搬送する搬送手段(図示略)と、さらに、前
記搬送手段より受け渡された短冊状のプラス電極箔5を
挟持して、その先端を前記巻芯22の方へ案内するため
の電極箔案内手段30とが設けられている。
【0038】一方、図面の煩雑化を回避するために、こ
こでは大部分につき図示を省略しているが、マイナス電
極箔6に関しても、前記プラス電極箔5と同様の手段が
設けられている。すなわち、マイナス電極箔6もロール
状に巻回されており、その搬送経路途中には、リード取
付手段、切断手段、搬送手段、電極箔案内手段とが設け
られている。但し、マイナス電極箔6の搬送経路の途中
において、リード取付手段には、前記保護テープ13を
リード12の上から貼り付ける保護テープ貼付機構が設
けられているとともに、電極箔案内手段には、短冊状の
マイナス電極箔6の端縁に前記テープ2を貼り付けるた
めの貼付け機構が設けられている。
【0039】かかる構成の下、ロール状のプラス電極箔
原反繰出部27から、帯状のプラス電極箔5がリード取
付手段28へと送り出され、該リード取付手段28に
て、前記プラス電極箔5にリード11が取り付けられ
る。さらに、プラス電極箔5は切断手段29に送られ、
ここで短冊状に切断される。より詳しくは、切断手段2
9はプラス電極箔5の先端部分を引っ張り込む機構を備
えており、該機構によってプラス電極箔5が所定長だけ
引っ張り込まれた後、切断手段29のカッタによって短
冊状に切断される。この短冊状のプラス電極箔5は、搬
送手段によって所定位置に搬送され電極箔案内手段30
へと引き渡される。
【0040】同様に、マイナス電極箔6についても、マ
イナス電極箔原反繰出部から、リード取付手段によって
所定タイミングでリード12が取り付けられ、保護テー
プ貼付機構で保護テープ13が貼着される。さらに、マ
イナス電極箔6は、切断手段に送られて短冊状に切断さ
れ、搬送手段によって所定位置に搬送された後、電極箔
案内手段へと引き渡される。前記案内手段では、貼付け
機構によってマイナス電極箔6の端縁にテープ2が貼り
付けられる。これにより、巻回終了時に外周側にテープ
2が貼着されるようになっている。
【0041】前記セパレータ3,4は、セパレータ原反
繰出部31,32においてロール状に巻回されている。
両セパレータ3,4は、その先端側から巻芯22に供給
されるようになっており、セパレータ3,4の先端側の
部分を把持して引っ張り込むためのセパレータチャック
(図示略)等が設けられている。
【0042】また、前記巻取装置20には、巻芯22の
近傍において、前記セパレータ3,4及び電極箔5,6
を巻芯22に対して押さえ付けるための押圧手段40
(図3参照)や、セパレータ3,4を切断するためのセ
パレータカッタ(図示略)等が設けられている。さら
に、巻取装置20には、巻取りによって得られた電池素
子1を載置台35まで移送して載置するための移送手段
(図示略)が設けられている。
【0043】本実施の形態では、上述したサーボモータ
21や、各種手段の動作は、図示しない制御装置によっ
て司られるようになっている。すなわち、以下に説明す
るような巻取等に際しては、基本的には制御装置からの
指令に基づいてサーボモータ21をはじめとする各手段
が駆動制御される。
【0044】次に、前記押圧手段40の構成について説
明する。図3は、本巻取装置20における押圧手段40
を示したものである。前記押圧手段40は、巻芯22の
上方及び下方において、各々上下動可能に備えられてい
る。また、押圧手段40は、図示しないブラケットに対
して回転可能に軸支された一対の軸支部材41と、該軸
支部材41に掛装されたベルト状部材42とを備えてい
る。前記軸支部材41は、例えば、回転自在な円柱形状
を有し、互いに平行に伸び、離間した状態で支持されて
いる。
【0045】一方、前記ベルト状部材42は、いわゆる
平ベルトからなり、前記軸支部材41に対して位置ずれ
しないよう、所定の張力を付与された状態で掛装されて
いる。これにより、前記ベルト状部材42は、その両面
(上部面と下部面)が平坦面となっている。かかる構成
下、軸支部材41とベルト状部材42とは連動して動作
するようになっている。つまり、前記ベルト状部材42
に外部からの応力が与えられると、該応力が軸支部材4
1に伝動されて回転が許容され、さらに該回転と共にベ
ルト状部材42が回転することとなる。
【0046】次に、上記のように構成されてなる巻取装
置20を用いた巻取方法(電池素子1の製造方法)の一
例について説明する。
【0047】まず、図5(a)に示すように、前記セパ
レータチャックにて、2枚のセパレータ3,4の先端部
分を所定位置まで引っ張り込む。なお、このセパレータ
3,4には、後述する切断までの間、所定の張力(バッ
クテンション)が付与されている。続いて、それまで没
入状態にあった巻芯22を突出させる。すると、巻芯2
2のスリット22aにセパレータ3,4が入り込む。こ
のとき、前記セパレータ3,4は巻芯22の本体部26
からはみ出した格好となる。
【0048】さらに、前記状態で巻芯22を90度回転
させる。すると、図5(b)に示すように、前記セパレ
ータ3,4は、スリット22aを介して一方の本体部2
6においては上部面に、他方の本体部26においては下
部面に接対することとなる。この時点で、下側にある押
圧手段40を上昇させて、セパレータ3,4を巻芯22
の一側面に対して押さえ付ける。これにより、前記巻芯
22の下部面に接対したセパレータ3,4は、押圧手段
40のベルト状部材42の平坦面で押さえ付けられるこ
ととなる。
【0049】次に、当該押さえ付け状態のまま、巻芯2
2を180度回転させる。すると、前記押圧部材40
は、図5(c)及び図6(a)に示すように、前記巻芯
22の外側先端部の回転軌跡たる円弧に沿って上下動さ
せられる。このとき、前記ベルト状部材42は、巻芯2
2の回転動に伴う応力によって回転されることから、前
記セパレータ3,4とベルト状部材42との間にテンシ
ョンが生じることはない。
【0050】前記巻芯22を180度回転させた後、図
6(b)に示すように、押圧手段40を一旦離間させ
る。なお、離間タイミングとしては、巻芯22の回転角
度が180度の場合に限られるものではなく、セパレー
タ3,4が巻芯22に対して巻付けられたタイミングで
適時離間させてもよい。
【0051】次いで、図6(c)に示すように、今まで
接合状態で巻回されていたセパレータ3,4を各々他方
向(本実施の形態においては巻芯22を介して上下方
向)に離反させる。そして、プラス電極箔5及びマイナ
ス電極箔6が前記セパレータ3,4間に挟み込まれるよ
うに、これら電極箔5,6を電極箔案内手段30によっ
て各々案内する。
【0052】この案内に際し、図7に示すように、それ
まで離間状態にあった押圧手段40を再度巻芯22に対
し近接移動させ、前記セパレータ3,4を巻芯22の一
側面に対して押さえ付ける。これにより、前記セパレー
タ3,4間には、マイナス電極箔6が挟み込まれる。す
なわち、この押さえ付けによってマイナス電極箔6も同
時に押さえ付けられることとなる。
【0053】一方、前記電極箔案内手段30によって、
プラス電極箔5がセパレータ3,4間に案内されると、
上側の押圧手段40が巻芯22に対して下降し、該セパ
レータ3,4が巻芯22の一側面に対して押さえ付けら
れる。これにより、前記セパレータ3,4間にはプラス
電極箔5が挟み込まれ、該プラス電極箔5も押さえ付け
られることとなる。
【0054】さらに、前記押圧部材40でセパレータ
3,4及び電極箔5,6を各々押さえ付けたままの状態
で巻芯22を回転させる。そして、前記セパレータ3,
4及び電極箔5,6が安定した状態になるまでこれらを
巻取った後、前記押圧手段40を離間させ、該押圧手段
40による押さえ付けが解除される。
【0055】その後、前記巻芯22を高速で所定回数回
転させる。これによって、前記セパレータ3,4及び電
極箔5,6が巻回され、該巻回が完了すると、次に仕上
げ段階として、セパレータカッタでセパレータ3,4が
切断され、プラス電極箔5に貼り付けられているテープ
2で外周が固定される。そして、前記巻芯22が没入状
態とさせられることで電池素子1が巻芯22から取り外
され、前記移送手段にて載置台35上に移送され載置さ
れる。これにより、図4に示すような断面構造を備えた
電池素子1が得られることとなる。
【0056】このように、本実施の形態によれば、セパ
レータ3,4と電極箔5,6とを押圧手段40で巻芯2
2に対して直接押さえ付けることとしている。このた
め、ニップローラ方式のように、セパレータ3,4に予
想外のテンションがかかることがなく、セパレータに伸
びや巻締まりが発生することを防止できる。
【0057】また、前記押圧手段40には平坦面を設
け、該平坦面で前記巻芯22の一側面に対して押さえ付
けることとした。このため、セパレータ3,4は広域
で、しかも面状に押さえ付けられることから、該セパレ
ータ3,4を確実に押さえ付けることができ、巻崩れを
防止することができる。さらに、前記セパレータ3,4
間に電極箔5,6が案内された際には、特に該電極箔
5,6を押さえ付けるための位置調整をせずとも電極箔
5,6を確実に押さえ付けることができる。従って、作
業効率の向上を図ることが可能となる。
【0058】なお、上述した実施の形態の記載内容に限
定されることなく、例えば次のように実施してもよい。
【0059】(a)本実施の形態において記載した押圧
手段40を、図8(a)に示す押圧手段60のように、
複数本からなるベルト状部材61a,61b,61c
と、軸支部材62とからなるものとし、該ベルト状部材
61a,61b,61cが各々軸支部材62に掛装され
る構成としてもよい。
【0060】(b)また、図8(b)に示す押圧手段7
0のように、三本以上からなる軸支部材71a,71
b,71cと、ベルト状部材72とからなるものとし、
該ベルト状部材72が軸支部材71a,71b,71c
に掛装される構成としてもよい。
【0061】(c)押圧手段40を傾動可能としてもよ
い。すなわち、押圧部材40を支持するブラケットを傾
動可能とし、巻芯22の回転角度の変化に追従して押圧
手段40の接触角度が変化するように構成してもよい。
【0062】(d)巻芯22の本体部26の形状は、上
記実施の形態のものに限定されるものではない。従っ
て、例えばスリットを有しないタイプであっても差し支
えない。但し、セパレータ等の帯状体が入り込めるスリ
ットが本体部に形成されていれるのが好ましく、さらに
は略板状(扁平形状)をなしているのが望ましい。
【0063】(e)上記宜施の形態では、リチウムイオ
ン電池の電池素子1を製造する場合に具体化している
が、他の二次電池、電気二重層コンデンサやアルミ電解
コンデンサ等のコンデンサ類を製造する際に用いられる
巻取装置や、巻回素子の製造方法に具現化することも可
能である。
【0064】(f)帯状体の種類、すなわち、セパレー
タ3,4や電極箔5,6の素材等は上記実施の形態のも
のに限定されるものではない。
【0065】(g)プラス電極箔5とマイナス電極箔6
とを入れ替えて巻回を実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における巻取装置の概要を説明す
るための斜視図である。
【図2】(a)は巻取装置の巻芯部分を中心に示す部分
斜視部であり、(b)は(a)のα部分を示す拡大側面
図であって、本実施の形態のスリット等の概念を説明す
るものである。
【図3】本実施の形態における押圧手段の概要を説明す
るための拡大斜視図である。
【図4】電池素子の構造を模式的に示す断面図である。
【図5】(a)〜(c)は、本実施の形態における巻取
り手順を説明するための断面模式図である。
【図6】(a)〜(c)は、本実施の形態における巻取
り手順を説明するための断面模式図である。
【図7】本実施の形態における巻取り手順を説明するた
めの断面模式図である。
【図8】(a),(b)は、押圧手段の別例を説明する
ための拡大斜視図である。
【図9】(a),(b)は、従来の巻取方法であるニッ
プローラ方式における巻取装置を説明するための断面模
式図である。
【図10】(a),(b)は、従来の巻取方法であるク
ランプローラ方式における巻取装置を説明するための断
面模式図である。
【符号の説明】
1…電池素子、3,4…帯状体としてのセパレータ、5
…プラス電極箔、6…マイナス電極箔、20…巻取装
置、22…巻芯、40,60,70…押圧手段、41,
62,71a,71b,71c…軸支部材、42,61
a,61b,61c…ベルト状部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F055 AA10 BA25 CA09 CA26 DA01 FA01 3F058 AA04 AB01 AC08 DA01 3F064 AA06 CB10 5H028 BB04 BB07 BB08 BB17 BB18 CC12 5H029 AJ14 AK08 AL08 BJ14 CJ07 CJ30

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻芯の回転によって帯状体が巻取られる
    ように構成された巻取装置において、 前記巻芯に対し帯状体を案内する案内手段と、 前記帯状体を前記巻芯の方向へ押さえ付ける押圧手段と
    を備え、前記帯状体がその長手方向に沿って前記巻芯に
    対して押さえ付けられるよう前記押圧手段を構成したこ
    とを特徴とする巻取装置。
  2. 【請求項2】 巻芯の回転によって帯状体が巻取られる
    ように構成された巻取装置において、 前記巻芯に対し帯状体を案内する案内手段と、 前記帯状体を前記巻芯の方向へ押さえ付ける押圧手段と
    を備え、前記巻芯の回転中の少なくとも一時期に、前記
    帯状体が面接触状態又は面接触に準じた状態で前記巻芯
    に対して押さえ付けられるよう前記押圧手段を構成した
    ことを特徴とする巻取装置。
  3. 【請求項3】 巻芯の回転によってプラス電極箔及びマ
    イナス電極箔が帯状のセパレータを介して互いに絶縁状
    態で巻取られるように構成された巻取装置において、 前記巻芯に対し前記セパレータを案内する案内手段と、 前記巻芯に対し接離方向に移動可能に設けられ少なくと
    も前記セパレータを前記巻芯の方向へ押さえ付けること
    の可能な押圧手段と、 巻取途中のセパレータ間に前記プラス電極箔及びマイナ
    ス電極箔を案内する電極箔案内手段とを備え、前記巻芯
    の回転中の少なくとも一時期に、前記セパレータが面接
    触状態又は面接触に準じた状態で前記巻芯に対し押さえ
    付けられるよう前記押圧手段を構成したことを特徴とす
    る巻取装置。
  4. 【請求項4】 前記巻芯は平坦面又は略平坦状の面を有
    し、前記押圧手段は、当該平坦面又は略平坦状の面に対
    し前記セパレータが相対したときに面接触状態又は面接
    触に準じた状態で押さえ付けられるよう、平坦面又は略
    平坦状の面を具備していることを特徴とする請求項3に
    記載の巻取装置。
  5. 【請求項5】 前記押圧手段の平坦面又は略平坦状の面
    の幅は、前記巻芯の平坦面又は略平坦状の面よりも広い
    ことを特徴とする請求項4に記載の巻取装置。
  6. 【請求項6】 前記押圧手段は、回転可能に軸支された
    複数の軸支部材と、当該軸支部材に掛装されたベルト状
    部材とを備えていることを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれかに記載の巻取装置。
  7. 【請求項7】 前記押圧手段は、傾動可能に備えられて
    いることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載
    の巻取装置。
  8. 【請求項8】 巻芯の回転によって帯状体を巻取る方法
    であって、 前記巻芯に対し帯状体を案内する工程と、 前記帯状体を前記巻芯の方向へ押さえ付ける工程とを備
    え、前記帯状体がその長手方向に沿って前記巻芯に対し
    押さえ付けられるようにしたことを特徴とする巻取方
    法。
  9. 【請求項9】 巻芯の回転によって帯状体を巻取る方法
    であって、 前記巻芯に対し帯状体を案内する工程と、 前記帯状体を前記巻芯の方向へ押さえ付ける工程とを備
    え、前記巻芯の回転中の少なくとも一時期に、前記帯状
    体が面接触状態又は面接触に準じた状態で前記巻芯に対
    し押さえ付けられるようにしたことを特徴とする巻取方
    法。
  10. 【請求項10】 巻芯の回転によってプラス電極箔及び
    マイナス電極箔が帯状のセパレータを介して互いに絶縁
    状態で巻取られる方法であって、 前記巻芯に対し前記セパレータを案内する工程と、 前記巻芯に対し接離方向に移動可能に設けられ少なくと
    も前記セパレータを前記巻芯の方向へ押さえ付ける工程
    と、 巻取途中のセパレータ間に前記プラス電極箔及びマイナ
    ス電極箔を案内する工程とを備え、前記巻芯の回転中の
    少なくとも一時期に、前記セパレータが面接触状態又は
    面接触に準じた状態で前記巻芯に対し押さえ付けられる
    ようにしたことを特徴とする巻取方法。
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