JPH05293643A - 異形鉄筋溶接方法および溶接ロボット - Google Patents

異形鉄筋溶接方法および溶接ロボット

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JPH05293643A
JPH05293643A JP12810592A JP12810592A JPH05293643A JP H05293643 A JPH05293643 A JP H05293643A JP 12810592 A JP12810592 A JP 12810592A JP 12810592 A JP12810592 A JP 12810592A JP H05293643 A JPH05293643 A JP H05293643A
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welding
intersection
reinforcing bars
reinforcing bar
detection
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Application number
JP12810592A
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English (en)
Inventor
Masahiro Miura
正弘 三浦
Kenichi Takemura
健一 竹村
Kouji Masushiro
浩司 益城
Shohei Morimoto
昌平 森本
Manabu Nakamoto
学 中本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Daihen Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Daihen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄筋の交差箇所への結合部材の搬入工程と、
結合部材および異形鉄筋の溶接工程とからなる溶接作業
の自動化を可能とすること。 【構成】 鉄筋の予想交点デ−タおよび被溶接物デ−タ
を入力し、プレイバック作動時に、予想交点に相当する
交差箇所で、交差する夫々の鉄筋の半径方向の中心位置
を接触検出器により検出して、鉄筋の実際の交点を算出
すると共に、上側および下側の鉄筋の節またはリブの位
置を検出して、夫々の鉄筋の節またはリブ上の溶接点を
演算することにより、鉄筋の交差箇所に結合部材が確実
に鞍置きされ、かつ結合部材と上・下の鉄筋とが夫々の
節またはリブ上で確実にア−クスポット溶接されること
を特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築や土木等における
コンクリ−ト補強用の異形鉄筋の溶接方法および溶接ロ
ボットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に鉄筋コンクリ−ト構築物において
は、コンクリ−ト補強用として丸鋼や異形棒鋼が用いら
れるが、特に補強の点で優る異形鉄筋が格子状に組立て
られて使用されている。異形鉄筋の交差部を鉄線により
緊結する手作業は非能率的であるため、交差部の結合作
業の省力化が嘱望されている。ところで、図25および
図26に示されるごとく、格子状に交差する上下の異形
鉄筋1,2を水平状に配置し、この交差箇所に夫々の異
形鉄筋1,2と接触する凹部301,302の形成され
た結合部材3を鞍置きして、結合部材3と異形鉄筋1,
2とを溶接する場合、異形鉄筋1,2の機械的強度を低
下させることなく溶接するためには、異形鉄筋1,2の
節101,201またはリブ102,202と結合部材
3とを溶接しなければならない(=溶接点W1 ,W2
ことは公知である。
【0003】このため、例えばア−クスポット溶接用ト
−チと、適宜の位置決め治具とを用いて交差箇所毎に半
自動作業により溶接すれば、手作業により鉄線で緊結す
る場合に比べて、1ヶ所の交差箇所の作業量は軽微とな
る。しかし1日の作業時間が決まっているため、個別の
作業時間が短縮されても、その分だけ多数の交差箇所の
溶接を行なわなければならず、交差箇所を半自動溶接す
る場合でも、作業者にとって過酷な作業となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、異形鉄筋の
寸法は、一応JIS「G3112−1987」により規定さ
れているが、節の平均間隔の最大値や節の高さの最大値
等かなり裕度があり、製造メ−カ−によって節の間隔や
節の幅にバラツキがあり、かつ、異形鉄筋の直径として
多種類が使用され、しかも格子状に配置される配筋ピッ
チも作業毎に所望の値に選定されるため、交差部におけ
る節およびリブの配置状況は、交差箇所毎に異なってい
るといっても過言ではない。
【0005】上記のごとく、対象とする異形鉄筋は多種
類であり、かつ個々の異形鉄筋の寸法は製造メ−カ−に
よりバラツキがあり、しかも格子状に配置される配筋ピ
ッチも適宜の値に選定されるため、溶接の自動化が困難
であって、水平に配置された、格子状に交差する上下の
異形鉄筋と、交差箇所に鞍置きされた結合部材とを、異
形鉄筋の節またはリブ上で自動的に溶接する溶接方法お
よび溶接ロボットが未だ提言されていない。
【0006】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的は、鉄筋の交差箇所への結合部材の搬入が確実
に行なわれて、安定した品質で結合部材と異形鉄筋とを
溶接することができる、自動化の図れる溶接方法および
溶接ロボットを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本第1の発明は、水平状
に配置された、格子状に交差する上下の異形鉄筋を、各
々の異形鉄筋と接触する凹部の形成された結合部材を介
して所望の交差箇所で溶接する異形鉄筋溶接方法に適用
される。その特徴とするところは、少なくとも前記鉄筋
の予想交点デ−タ−および被溶接物デ−タ−を教示し、
前記予想交点に相当する交差箇所で、前記鉄筋の夫々の
半径方向に接触検出器を移動させて前記鉄筋の夫々の中
心位置を検出し、かつ前記中心位置の下方向に前記検出
器を移動させて前記鉄筋の夫々の上端位置を検出すると
共に、前記鉄筋の軸線方向に前記検出器を移動させて前
記夫々の鉄筋の節またはリブの位置を検出して前記鉄筋
の節またはリブ上の溶接位置を演算し、前記検出後に前
記交差箇所に配置される結合部材と前記鉄筋とを夫々ア
−クスポット溶接することである。
【0008】本第2の発明は、水平状に配置された、格
子状に交差する上下の異形鉄筋を、各々の異形鉄筋と接
触する凹部の形成された結合部材を介して所望の交差箇
所で溶接する異形鉄筋溶接ロボットに適用される。その
特徴とするところは、前記溶接ロボットは、結合部材の
供給装置と、結合部材を溶接位置へ移送する移送装置
と、ア−クスポット溶接用ト−チを支持するマニピュレ
−タと、接触検出器を支持するマニピュレ−タと、前記
各々の装置を制御する制御装置とにより構成され、かつ
前記制御装置は、少なくとも前記鉄筋の予想交点デ−タ
−および被溶接物デ−タ−を予め入力する入力手段と、
前記予想交点に相当する交差箇所で、前記鉄筋の夫々の
半径方向に接触検出器を移動させて前記鉄筋の夫々の中
心位置を検出する第1および第2の検出ステップおよび
前記中心位置の下方向に前記検出器を移動させて前記鉄
筋の夫々の上端位置を検出すると共に、前記鉄筋の軸線
方向に前記検出器を移動させて前記夫々の鉄筋の節また
はリブの位置を検出する第3および第4の検出ステップ
からなる検出手段と、前記検出された夫々の中心位置か
ら前記鉄筋の交点を算出する手段と、前記第3および第
4の検出結果に基いて前記鉄筋の節またはリブ上の溶接
位置を演算する溶接位置演算手段と、算出した前記鉄筋
の交点に結合部材を移送した後、前記溶接用ト−チを移
動して溶接させる制御手段とからなることである。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。まず、本発明に係る溶接ロボットの構成につい
て説明すると、図1乃至図5において、1および2は、
水平面に格子状に配置されて上下に交差する異形鉄筋
(以下、鉄筋という。)で、上側の鉄筋1の直径Dk
よび下側の鉄筋2の直径Dm は夫々種々の寸法のものが
適宜に用いられる。また、上下の鉄筋1,2には、夫々
軸線と直交する多数の節101,201が形成されてい
る。なお、上下の鉄筋1,2には、夫々軸線方向のリブ
102,202が形成されているものとして説明する。
3は、上下の鉄筋1,2の交差箇所に配置される結合部
材で、この結合部材3には、上下の鉄筋の節101,2
01と夫々接触する凹部301,302が形成されてい
る。なお、結合部材3は、板材を適宜にプレス加工した
り、あるいは溶接又は鋳造により製作することができ
る。
【0010】4はマニピュレ−タで、図示の場合、6自
由度を有する産業用ロボットが用いられている。5はマ
ニピュレ−タ4の先端部材401に支持されたア−クス
ポット溶接用ト−チで、例えば溶接ワイヤを用いる、い
わゆる消耗性電極式の溶接用ト−チである。6は、先端
部材401に支持された、いわゆるロボットハンドで、
このロボットハンド6により結合部材3が一体的に支持
され、かつ所望時にアンクランプの状態で解放される。
7は鉄筋1,2を検出するための接触式の検出器で、例
えば、この接触検出器7は、接触検出器7の接触子70
1と鉄筋1,2との間に電圧を印加しておき、接触子7
01を鉄筋1,2に当接させて鉄筋1,2の位置を検出
する、いわゆるタッチセンサである。
【0011】8は接触検出器用の駆動機構で、例えばこ
の駆動機構8は、回転用のアクチュエ−タ9と、第1お
よび第2のストッパ−10,11とにより構成されてい
て、この駆動機構8は先端部材401に支持されてい
る。例えば、溶接用ト−チ5の基部を介して先端部材4
01に支持されている。なお、接触検出器7はアクチュ
エ−タ9の回転駆動軸901に支持された締結具902
を介して回転自在に支持されている。20は、結合部材
用の供給装置で、供給貯蔵容器21に収納された結合部
材3が、公知の供給機構により適宜に供給位置FPに順
次供給される。30はロボット制御装置、40は溶接用
電源装置、50は接触検出器用制御装置である。
【0012】次に、図23を参照して上記の各装置の動
作を制御するロボット制御装置30について説明する。
ロボット制御装置30は、中央処理装置(=CPU)
と、CPUを制御する制御プログラムを記憶する制御用
メモリMM1と、ティ−チングおよび検出デ−タ用メモ
リMM2と、節検出アルゴリズム用メモリMM3と、被
溶接物寸法用メモリMM4と、マニピュレ−タ駆動回路
MDと、溶接電源装置インタ−フェイスWIと、外部制
御インタ−フェイスEI等の内部回路とが内蔵されてい
る。またCPUに、これらの各回路とティ−チングボッ
クス32、入力装置33、表示装置34等の入出力装置
とが接続されている。
【0013】制御用メモリMM1には、上述したロボッ
ト制御装置内の内部回路および入出力装置の入出力信号
を制御する制御用プログラムが予め記憶されている。こ
の制御プログラムと上述した入出力装置からの入力信号
とによって、CPUが上述した各メモリに記憶させたデ
−タを解釈して実行する。
【0014】ティ−チングおよび検出デ−タ用メモリM
M2には、位置デ−タ、検出デ−タ、溶接条件デ−タ等
をユ−ザが入力して記憶させる。位置デ−タとしては、
結合部材供給位置FP、接触子の検出初期設定位置、結
合部材の予想設置位置、鉄筋の予想交点位置(Ti )等
である。鉄筋の予想交点位置のティ−チングは、上側の
鉄筋1(以下、上筋1という。)および下側の鉄筋2
(以下、下筋2という。)のX−Y座標での予想交点位
置Ti を、上筋1の照合番号kおよび下筋2の照合番号
mとともに、ティ−チングおよび検出用メモリMM2に
記憶させる。検出デ−タとしては、後述するように、鉄
筋の交点の上筋表面上の検出位置、下筋の節の検出位
置、上筋の節の検出位置、上筋の中心線、下筋の中心線
等である。溶接条件デ−タとしては、溶接電流値、溶接
電圧値、アークスポット溶接の通電時間、プリフロ−時
間、アフタフロ−時間、クレ−タフィラ時間、クレ−タ
フィラ電流値、クレ−タフィラ電圧値、通電電流波形等
である。
【0015】節検出アルゴリズム用メモリMM3には、
後述するように、上筋1および下筋2の節101および
201並びにリブ102および202の配置状況に応じ
て検出が行なわれるように、予め作成されたプログラム
が記憶されている。被溶接物寸法用メモリMM4には、
図6に示すように、各鉄筋の種類ごとに、鉄筋直径
i 、鉄筋の最大節間隔Ai 、鉄筋の節幅Bi ,鉄筋の
最小節高さCi、結合部材の寸法Li 等を1組として照
合番号(1乃至N)とともに記憶させる。例えば、図6
に示すように、N組のデ−タが照合番号1乃至Nとして
記憶される。
【0016】上述したように、被溶接物寸法用メモリM
M4に、ユ−ザ−が予めデ−タを入力しておけば、ティ
−チングおよび検出デ−タ用メモリMM2に、後述する
ティ−チングデ−タおよび検出用デ−タを、溶接前にデ
−タ入力をして記憶させれば、制御用メモリMM1に記
憶させた制御プログラムによって、CPUがこれらのデ
−タを解釈して被溶接物の交点の検出、結合部材3の移
送、ア−クスポット溶接等の一連の溶接作業の動作手順
を実行する。
【0017】教示作業について さて、溶接に先だって教示作業が行なわれるが、上筋1
および下筋2は、図5に示されるごとく格子状に配置さ
れていて、X,YおよびZ方向の基準点をT0とする。
例えば、図7に示されるごとく、下筋2の垂直方向オフ
セットF、すなわち、基準点T0 から教示時における下
筋2の下面までのZ方向の寸法F、鉄筋用デ−タk,
m、検出用デ−タU,H,VおよびX−Y座標における
交点用デ−タT1 ,T2 ,……が教示される。使用され
る上筋1および下筋2が各々照合番号kおよびmによっ
て指示されると、予じめ記憶された被溶接物寸法用メモ
リMM4から照合番号kおよびmに相当する被溶接物デ
−タが読み出される。勿論、上筋1および下筋2の照合
番号は任意であって、夫々異なる場合あるいは同一の場
合がある。
【0018】交点用デ−タとして、図5に示されるごと
く、上筋1および下筋2の予想交点、すなわち溶接対象
とする交差箇所に相当する個数の予想交点の位置T1
2,……が、原点T0 を基準として夫々X方向および
Y方向の値として教示される。なお、Z方向の値は、上
記教示デ−タから求められる。さらに、予想交点T1
2 ,……において後述する「検出」と「溶接」とを行
なうが、実行する交点の順番T1 →T2 →……,交点で
の、後述する「検出」におけるSTEP1およびSTE
P2の実行の要否と、STEP1およびSTEP2を実
行しないときの参照位置情報(K1 ,K41等)が教示さ
れる。なお、参照位置情報(K1 ,K41等)については
後述する。
【0019】検出作業までの動作について 上記教示作業が終了後、ユ−ザが入力したデータを制御
プログラムが解釈し、中央処理装置(=CPU)が実行
して、結合部材3の取込み,溶接装置の検出および被溶
接物の溶接よりなる、いわゆる一連の溶接作業が行なわ
れる。すなわち、マニピュレ−タ4が適宜に駆動され、
供給位置FPに置かれた結合部材3がロボットハンド6
により把持されて取込まれる。この後、マニピュレ−タ
4が駆動されると共に、回転用のアクチュエ−タ9によ
り接触検出器7が回転されて、図2に示されるごとく、
接触検出器7がストッパ−11に当接した下向きの状態
に保持され、かつ接触検出器7の先端位置が最初に実行
される予想交点T1 に位置決めされる。
【0020】予想交点T1 はX−Y−Z座標ではT
1 (XT1,YT1,ZT1)で表わされ、このXT1およびY
T1は教示デ−タである。教示された上筋1および下筋2
の夫々の直径がDk ,Dm であるとすれば、Z方向の値
T1は次の演算式で算出される。 ZT1=F+Dm +Dk +U ……(1)
【0021】この後、入力済の節検出アルゴリズム用メ
モリMM3およびティチングデータ用メモリMM2に記
憶されたデ−タに基いて、検出ステップ1乃至検出ステ
ップ4からなる「検出」作業が実行され、検出した位置
データはティチングおよび検出データ用メモリMM2に
記憶される。なお、検出時には、接触検出器7の姿勢は
一定に維持されつつ移動されるものとする。
【0022】検出ステップ1について 図8は、図4および図5におけるVIII−VIII線断面図で
あって、2点鎖線は教示時における予想鉄筋位置を示
し、実線は検出時における鉄筋位置を示している。検出
ステップ1は、例えば予想交点T1 における、上筋1の
Y方向の位置を検出するために、節検出アルゴリズム用
メモリMM3に記憶された節検出用プログラムに従っ
て、図9に示される順序で実行され、検出したティチン
グおよび検出データ用メモリMM2に記憶させる。
【0023】すなわち、検出器7の先端が、予想交点T
1 から点P1 を経由して点P2 の位置となるよう移動さ
れる。点P1 および点P2 はY−Z座標ではP
1 (YP1,ZP1)およびP2 (YP2,ZP2)で表わさ
れ、これらの値YP1,ZP1,YP2,ZP2は、CPUが節
検出アルゴリズム用メモリMM3に記憶された下記の演
算式を実行することによって算出され、ティチングおよ
び検出データ用メモリMM2に記憶される。なお、ZT1
は演算式(1)で算出された値である。 YP1=YT1+H+(Dk )/2 ……(2) ZP1=ZT1−U+V ……(3) YP2=YP1 ……(4) ZP2=ZT1−U−(Dk )/2 ……(5)
【0024】この後、接触検出器7の先端が点P2
ら、マイナスのY方向となるようサ−チ動作が行なわ
れ、接触検出器7の接触子701と上筋1とが接触した
ことを、短絡電流の検出により検知して、この検出され
た位置をS1 (YS1、ZS1)とする。この後、検出器7
の先端が、点P1 および点P3 を経由して点P4 の位置
となるよう移動される。P3 (YP3,ZP3)およびP4
(YP4,ZP4)で表わされるYP3,ZP3,YP4およびZ
P4は、演算式(2)乃至(5)と同様に下記の演算式か
ら算出されて記憶される。 YP3=YT1−H−(Dk )/2 ……(6) ZP3=ZP1 ……(7) YP4=YP3 ……(8) ZP4=ZP2 ……(9)
【0025】次に、接触検出器7の先端が点P4 から、
プラスのY方向となるようサ−チ動作が行なわれ、接触
検出器7の接触子701と上筋1とが接触したことを検
知し、この検出された位置をS2 (YS2,ZS2)とす
る。上記検出された2つの位置S1 (YS1,ZS1),S
2 (YS2,ZS2)から、上筋1のY座標の中心位置Y1C
を次の演算式によって算出して、記憶する。 Y1C=(YS1+YS2)/2 ……(10)
【0026】なお、仮に接触子701が直径dの円形断
面である場合、接触子701と接触検出器7との軸方向
の中心が一致しているときでも、検出位置S1 のY方向
の値YS1は上筋1の表面よりd/2だけ大きい値とな
る。他方、検出位置S2 ではYS2が上筋1の表面よりd
/2だけ小さい値となる。しかし、検出位置S1 および
2 における誤差は演算式(10)において相殺される
ため、Y1Cは正しい値となっている。上記のごとく、位
置S2 を検出した後、接触検出器7の先端が点P3 を経
由して、予想交点T1 の位置となるよう移動される。上
記により検出ステップ1が終了する。
【0027】検出ステップ2について 図10は図4および図5におけるX−X線断面図であっ
て、2点鎖線は教示時における予想鉄筋位置を示し、実
線は検出時における鉄筋位置を示している。検出ステッ
プ2は、例えば予想交点T1 における、下筋2のX方向
の位置を検出するために、節検出アルゴリズム用メモリ
MM3に記憶させた節検出用プログラムに従って、図1
2に示される順序で実行され、検出したデータは、ティ
チングおよび検出データ用メモリMM2に記憶させる。
なお、予想交点T1 の下方には上筋1が存在するため、
上筋1から離れた位置で検出が行なわれる。例えば図1
1に示されるごとく、下記点P5 乃至点P8 の位置およ
びサ−チ位置S3 ,S4 は、予想交点T1 に対してY方
向にDk /2+Lm だけ離れた位置とする。この場合、
m は結合部材3のL寸法である。
【0028】まず、接触検出器7の先端が、予想交点T
1 (XT1,YT1,ZT1)から点P5を経由して点P6
位置となるよう移動される。点P5 および点P6 はX−
Y−Z座標ではP5 (XP5,YP5,ZP5)およびP
6 (XP6,YP6,ZP6)で表わされ、これらの値XP5
P5,XP6〜ZP6は、CPUが節検出アルゴリズム用メ
モリMM3に記憶された下記の演算式を実行することに
よって算出され、ティチングおよび検出データ用メモリ
MM2に記憶される。なお、ZT1は演算式(1)で算出
された値である。
【0029】 XP5=XT1+Dm /2+H ……(11) YP5=YT1+Dk /2+Lm ……(12) ZP5=ZT1−U−Dk +V ……(13) XP6=XP5 ……(14) YP6=YP5 ……(15) ZP6=ZT1−U−Dk −Dm /2 ……(16) この後、検出器7の先端が点P6 から、マイナスのX方
向となるようサ−チ動作が行なわれ、接触検出器7の接
触子701と下筋2とが接触したことを検知し、この検
出された位置をS3 (XS3,ZS3)とする。
【0030】この後、接触検出器7の先端が、点P5
よび点P7 を経由して点P8 の位置となるよう移動され
る。P7 (XP7,YP7,ZP7)およびP8 (XP8
P8,ZP8)で表わされるXP7〜ZP7およびXP8〜ZP8
は、CPUが節検出アルゴリズム用メモリMM3に記憶
された下記の演算式を実行することによって算出され、
ティチングおよび検出データ用メモリMM2に記憶され
る。
【0031】 XP7=XT1−H−Dm /2 ……(17) YP7=YP5 ……(18) ZP7=ZP5 ……(19) XP8=XP7 ……(20) YP8=YP5 ……(21) ZP8=ZP6 ……(22)
【0032】次に、接触検出器7の先端が点P8 から、
プラスのX方向となるようサ−チ動作が行なわれ、接触
検出器7の接触子701と下筋2とが接触したことを検
知し、この検出された位置をS4 (XS4,ZS4)とす
る。上記検出された2つの位置S3 (XS3,ZS3),S
4 (XS4,ZS4)より下筋2のX座標の中心X1Cを、次
の演算式によって算出して記憶する。 X1C=(XS3+XS4)/2 ……(23)
【0033】上記X1Cは、接触子701の厚肉寸法を含
まない正しい値であることは検出ステップ1で説明した
通りである。上記のごとく、位置S4 を検出した後、接
触検出器7の先端が点P7 を経由して、予想交点T1
位置となるよう移動される。上記により検出ステップ2
が終了する。演算式(23)および演算式(10)によ
り算出されたX1C,Y1Cが検出時における鉄筋の実際の
交点K1 のX−Y座標である。
【0034】このため、下記の演算式によって算出され
る交点K1 (XK1,YK1,ZK1)を以下の基準点とす
る。 XK1=X1C=(XS3+XS4)/2 ……(24) YK1=Y1C=(YS1+YS2)/2 ……(25) ZK1=ZT1=F+Dm +Dk +U ……(26)
【0035】検出ステップ1および2において、図7に
示されるごとく、予め入力されたオフセット量U,H,
Vにより定まる位置となるよう、接触検出器7の先端が
予想交点T1 から移動されるため、検出作業が迅速に行
なわれる。勿論、上記オフセット量U,H,Vは鉄筋の
は位置誤差を予め考慮して定められた値であるため、接
触検出器7の先端をサーチ動作させる場合以外の位置で
接触検出器7が鉄筋に当接することがない。すなわち、
サーチ動作以外の位置で接触検出器7を鉄筋に当接させ
て、接触検出器7を破損させるという虞れがない。
【0036】検出ステップ3について 図13は、図5において、交点K1 を含むX−Z座標を
示す図であって、2点鎖線は教示時における予想鉄筋位
置を示し、実線は検出時における鉄筋位置を示してい
る。なお、図14および図15は、夫々図13における
鉄筋位置の違いによる検出状態を説明するための拡大図
である。検出ステップ3は、例えば交点K1 における、
上筋1の節101およびリブ102の配置状態を検出す
るために、節検出アルゴリズム用メモリMM3に記憶さ
せた節検出用プログラムに従って、図16に示される順
序で実行され、検出したデータは、ティチングおよび検
出データ用メモリMM2に記憶させる。
【0037】検出ステップ3のケ−ス1について 図14(A)に示されるごとく、接触検出器7の先端
が、予想交点T1 から交点K1 の下方の点P9 の位置と
なるよう移動される。点P9 (XP9,YP9,ZP9)で表
わされるXP9〜ZP9は、CPUが節検出アルゴリズム用
メモリMM3に記憶された下記の演算式を実行すること
によって算出され、ティチングおよび検出データ用メモ
リMM2に記憶される。 XP9=XK1 ……(27) YP9=YK1 ……(28) ZP9=ZK1−U+V ……(29) この後、接触検出器7の先端が点P9 からマイナスのZ
方向となるようサ−チ動作が行なわれ、接触検出器7の
接触子701と上筋1とが接触したことを検知し、この
検出された位置をS5 (XS5,ZS5)とする。
【0038】次に、接触検出器7の先端が、接触点S5
の上方の点P10の位置となるよう移動される。なお、点
10と点S5 とのZ方向の間隔は、上筋1の最小節高さ
kを最大値とする。例えば、上記間隔としてCk を設
定する。このため、P10(XP10 ,ZP10 )で表わされ
るXP10 ,ZP10 は、下記の演算式から算出されて記憶
される。 XP10 =XS5=XP9 ……(30) ZP10 =ZS5+Ck ……(31) この後、接触検出器7の先端が点P10から、プラスのX
方向へ(Ak )/2を最大サ−チ量としてサ−チ動作が
行なわれる。ただし、Ak は上筋1の最大節間隔であ
る。
【0039】上記サ−チ動作中に、接触検出器7の接触
子701と上筋1との接触を検知した場合、この検出さ
れた位置S6 のX方向の値をXS6とする。上記のごとく
点S6 が検出されたときに、節101の溶接点G1Uを下
記のごとく決定する。すなわち、点G1U(XG1U ,Y
G1U ,ZG1U )の値は、下記の演算式から算出されて記
憶される。 XG1U =XS6+(Bk )/2 ……(32) YG1U =YK1 ……(33) ZG1U =ZS5+Ck ……(34) ただし、Bk :上筋1の節幅,Ck :上筋1の最小節高
さである。上記のごとく、点S6 を検出した場合をケ−
ス1とし、ケ−ス1のときには、接触検出器7の先端が
点S6 から演算式(24)乃至(26)で示される交点
1 の位置となるよう移動される。ケ−ス1に該当しな
い場合、次に示されるケ−ス2が実行される。
【0040】検出ステップ3のケ−ス2について 上記のごとく、点P10からプラスのX方向に(Ak )/
2の最大サ−チ量でサ−チさせたときに、接触検出器7
の先端が上筋1と接触しなかったときには、接触検出器
7の先端が、点P10の位置となるよう移動される。この
後、図14(B)に示されるごとく、接触検出器7の先
端が点P10から、マイナスのX方向へ(Ak )/2を最
大サ−チ量としてサ−チ動作が行なわれる。
【0041】上記サ−チ動作中に、接触検出器7の接触
子701と上筋との接触を検知した場合、この検出され
た位置S7 のX方向の値をXS7とする。上記のごとく点
7が検出されたときに、節101の溶接点G1Uを下記
のごとく決定する。この場合、点G1U(XG1U
G1U ,ZG1U )の値は、下記の演算式から算出され
る。 XG1U =XS7−(Bk )/2 ……(35) YG1U =YK1 ……(36) ZG1U =ZS5+Ck ……(37) 上記のごとく、点S7 を検出した場合をケ−ス2とし、
ケ−ス2のときには、接触検出器7の先端が、点S7
ら演算式(24)乃至(26)で示される交点K1 の位
置となるよう移動される。ケ−ス2に該当しない場合、
次に示されるケ−ス3が実行される。
【0042】検出ステップ3のケ−ス3について 上記のごとく、点P10からマイナスのX方向に(Ak
/2のサ−チ量でサ−チさせたときに、接触検出器7の
先端が上筋1と接触しなかったときには、接触検出器7
の先端が点P11の位置となるよう移動される。点P11
ついては後述する。ケ−ス3は、図15に示されるごと
く、点P10の下方に上筋1の節101またはリブ102
が存在するときに該当する。この場合、点P11は点P10
に対して、X方向に上筋1の節幅Bk の半分だけ小さい
値となる点を選定する。従って、点P11(XP11 ,Z
P11 )で表わされるXP11 ,ZP11 は、下記の演算式か
ら算出される。
【0043】 XP11 =XP10 −(Bk )/2 ……(38) ZP11 =ZS5+Ck ……(39) この後、接触検出器7の先端が点P11から、マイナスの
Z方向となるようサ−チ動作が行なわれ、接触検出器7
の接触子701と上筋1とが接触したことを検知し、こ
の検出された位置S8 (XS8,ZS8)を記憶する。
【0044】上記のごとく、位置S8 を検出した後、接
触検出器7の先端が点P11を経由して、点P
12(XP12 ,ZP12 )の位置となるよう移動される。こ
の場合、点P12は点P10に対して、X方向に上筋1の節
幅Bk の半分だけ大きい値となる点が選定される。すな
わち、点P11と点P12とのX方向の間隔は上記Bk の値
と同じ値となるように選定される。従って、点P12(X
P12 ,ZP12)で表わされるXP12 ,ZP12 は、下記の
演算式から算出される。 XP12 =XP10 +(Bk )/2 ……(40) ZP12 =ZP11 =ZS5+Ck ……(41)
【0045】この後、接触検出器7の先端が点P12か
ら、マイナスのZ方向となるようサ−チ動作が行なわ
れ、接触検出器7の接触子701と上筋1とが接触した
ことを検知し、この検出された位置S9 (XS9,ZS9
を記憶する。以上の検出点S5 ,S8 ,S9 において、
Z方向に大きい値となる2点または3点の中間位置を上
筋1の溶接点G1Uとする。点G1U(XG1U ,YG1U ,Z
G1U)で表わされる値のうち、YG1U およびZG1U の値
は、夫々演算式(36)および演算式(37)から算出
される。
【0046】XG1U は、図15(A)で示される場合に
は、下記の演算式から算出される。 XG1U =(XS5+XS8)/2 ……(42) また、図15(B)で示される場合には、XG1U は、下
記の演算式から算出される。 XG1U =(XS5+XS8)/2 ……(43) さらに、図15(C)で示される場合には、XG1U は、
下記の演算式から算出される。 XG1U =(XS5+XS8+XS9)/3 ……(44)
【0047】上記のごとく、点S8 ,S9 を検出した場
合をケ−ス3とし、ケ−ス3においては、点S9 を検出
した後、接触検出器7の先端が点S9 から演算式(2
4)乃至(26)で示される交点K1 の位置となるよう
移動される。なお、検出ステップ3においては、鉄筋の
交点K1 を基準として、上筋1の長軸方向のプラス方向
およびマイナス方向に、上筋1の最大節間隔の半分を最
大サーチ量としてサーチ動作が行なわれるため、鉄筋の
交点K1 近くの上筋1の節101の位置を能率よく検出
することができる。
【0048】検出ステップ4について 図17は、図5において、交点K1 を含むY−Z座標を
示す図であって、2点鎖線は教示時における予想鉄筋位
置を示し、実線は検出時における鉄筋位置を示してい
る。なお、図18および図19は、夫々図17における
鉄筋位置の違いによる検出状態を説明するための拡大図
である。検出ステップ4は、例えば交点K1 における、
下筋2の節201およびリブ202の配置状態を検出す
るために、節検出アルゴリズム用メモリMM3に記憶さ
せた節検出用プログラムに従って、図20に示される順
序で実行される。
【0049】検出ステップ4のケ−ス1について 図17および図8に示されるごとく、接触検出器7の先
端が、交点K1 から点P13を経由して、点P14の位置と
なるよう移動される。交点K1 と点P13との間隔は、結
合部材のL寸法であるLm に設定される。点P13(X
P13 ,YP13 ,ZP13 )および点P14(XP14
P14 ,ZP14 )で表わされるXP13 〜ZP13 およびX
P14 〜ZP14 は、下記の演算式から算出される。 XP13 =XP14 =XK1 ……(45) YP13 =YP14 =YK1+(Dm )/2+Lk ……(46) ZP13 =ZK1 ……(47) ZP14 =ZK1−U−Dk +V ……(48) ただし、Dk :上筋1の直径,Dm :下筋2の直径であ
る。
【0050】この後、接触検出器7の先端が点P14から
マイナスのZ方向となるようサ−チ動作が行なわれ、接
触検出器7の接触子701と下筋2とが接触したことを
検知し、この検出された位置S10(YS10 ,ZS10 )を
記憶する。次に、接触検出器7の先端が、接触点S10
上方の点P15の位置となるよう移動される。なお、点P
15と点S10とのZ方向の間隔は、下筋2の最小節高さC
mを最大値とする。例えば、上記間隔としてCm を設定
する。このため、P15(YP15 ,ZP15 )で表わされる
P15 ,ZP15 は、下記の演算式から算出される。 YP15 =YS10 =YP13 ……(49) ZP15 =ZS10 +Cm ……(50)
【0051】この後、接触検出器7の先端が点P15
ら、マイナスのY方向へ下筋1の最大節間隔Am を最大
サ−チ量としてサ−チ動作が行なわれる。上記サ−チ動
作中に、接触検出器7の接触子701と下筋2との接触
を検知した場合、この検出された位置S11のY方向の値
をYS11 とする。上記のごとく点S11が検出されたとき
に、下筋2の溶接点G1Dを下記のごとく決定する。すな
わち、点G1D(XG1D ,YG1D ,ZG1D )の値は、下記
の演算式から算出される。
【0052】 XG1D =XS11 =XK1 ……(51) YG1D =YS11 −(Bm )/2 ……(52) ZG1D =ZS10 +Cm ……(53) ただし、Bm :下筋2の節幅,Cm :下筋2の最小節高
さである。上記のごとく、点S11を検出した場合をケ−
ス1とし、ケ−ス1のときには、接触検出器7の先端が
点S11から演算式(24)乃至(26)で示される交点
1 の位置となるよう移動される。ケ−ス1に該当しな
い場合、次に示されるケ−ス2が実行される。
【0053】検出ステップ4のケ−ス2について 上記のごとく、点P15からマイナスのY方向にAm の最
大サ−チ量でサ−チさせたときに、接触検出器7の先端
が下筋2と接触しなかったときには、接触検出器7の先
端が、点P16の位置となるよう移動される。点P16につ
いては後述する。ケ−ス2は、図19(A)乃至(C)
に示されるごとく、点P15の下方に下筋2の節201ま
たはリブ202が存在するときに該当する。この場合点
16は点P15に対してY方向に下筋2の節幅Bm の半分
だけ小さい値となる点を選定する。従って、点P16(Y
P16 ,ZP16 )で表わされるYP16 ,ZP16 は、下記の
演算式から算出される。 YP16 =YP15 −(Bm )/2 ……(54) ZP16 =ZS10 +Cm ……(55)
【0054】この後、接触検出器7の先端が点P16
ら、マイナスのZ方向となるようサ−チ動作が行なわ
れ、接触検出器7の接触子701と下筋2とが接触した
ことを検知し、この検出された位置S12(YS12 ,Z
S12 )を記憶する。上記のごとく、位置S12を検出した
後、接触検出器7の先端が点P16を経由して、点P
17(YP17 ,ZP17 )の位置となるよう移動される。こ
の場合点P17は点P15に対してY方向に下筋2の節幅B
m の半分だけ大きい値となる点が選定される。すなわ
ち、点P16と点P17とのY方向の間隔は上記Bm の値と
同じ値となるように選定される。従って、点P17(Y
P17 ,ZP17 )で表わされるYP17 ,ZP17 は、下記の
演算式から算出される。
【0055】 YP17 =YP15 +(Bm )/2 ……(56) ZP17 =ZP16 =ZS10 +C ……(57) この後、接触検出器7の先端が点P17から、マイナスの
Z方向となるようサ−チ動作が行なわれ、接触検出器7
の接触子701と下筋2とが接触したことを検知し、こ
の検出された位置S13(XS13 ,ZS13 )を記憶する。
【0056】以上の検出点S10,S12,S13において、
Z方向に大きい値となる2点または3点の中間位置を下
筋2の溶接点G1Dとする。点G1D(XG1D ,YG1D ,Z
G1D)で表わされる値のうち、XG1D およびZG1D の値
は、夫々演算式(51)および演算式(53)から算出
される。YG1D は、図19(A)で示される場合は、下
記の演算式から算出される。 YG1D =(YS10 +YS12 )/2 ……(58) また、図19(B)で示される場合には、YG1D は、下
記の演算式から算出される。 YG1D =(YS10 +YS13 )/2 ……(59) さらに、図19(C)で示される場合には、YG1D は、
下記の演算式から算出される。 YG1D =(YS10 +YS12 +YS13 )/3 ……(60)
【0057】上記のごとく、点S12,S13を検出した場
合をケ−ス2とし、ケ−ス2においては、点S13を検出
した後、接触検出器7の先端が点S13から演算式(2
4)乃至(26)で示される交点K1 の位置となるよう
移動される。この場合、点P13を経由するように移動さ
せることができる。勿論、検出ステップ4においては、
所望の位置(=点P14)から、接触検出器7の先端を上
筋1の方向に移動させる最大サーチ量は、下筋1の最大
節間隔Amであるため、下筋1の節201およびリブ2
02の配置状況の如何に拘わらず、接触検出器7の先端
を上筋1に当接させて、接触検出器7を破損させるとい
う虞れがない。
【0058】以上の検出作業により、予想交点T1 に対
して、鉄筋の交点K1 (XK1,YK1,ZK1)と、上筋1
および下筋2の溶接点G1U(XG1U ,YG1U ,ZG1U
およびG1D(XG1D ,YG1D ,ZG1D )とが求められ
る。上筋1および下筋2に結合部材3をかぶせて、結合
部材3の上部から溶接を行なうため、実際の溶接位置
は、点G1U,G1Dに結合部材3の溶接部の肉厚tを夫々
Z方向に加算した位置となる。
【0059】すなわち、上筋側の溶接位置W
1U(XW1U ,YW1U ,ZW1U ),下筋側の溶接位置W1D
(XW1D ,YW1D ,ZW1D )は下記の通りとなる。 XW1U =XG1U ,YW1U =YG1U ,ZW1U =ZG1U
t, XW1D =XG1D ,YW1D =YG1D ,ZW1D =ZG1D +t なお、上筋1および下筋2の寸法に拘わらず、結合部材
3の肉厚tを一定とすることができる。この場合、結合
部材3の肉厚tを教示時に入力することができる。勿
論、鉄筋の寸法にに応じて、結合部材3の肉厚tを変え
る場合には、図6に示される被溶接物寸法データに結合
部材3の肉厚tを入力しておくこともできる。
【0060】検出作業後の動作について 上述の検出作業により、予想交点T1 に対して、鉄筋の
交点K1 と溶接点W1U,W1Dとが演算された後、回転用
のアクチュエ−タ9により接触検出器7が反転・退避さ
れると共に、ロボットハンド6が交点K1 上に位置決め
される。図示の場合、マニピュレ−タ4の回転部材40
1が回転され、かつマニピュレ−タ4が適宜に作動され
て、ロボットハンド6が交点K1 上に位置決めされる。
この後、ロボットハンド6に支持された結合部材3が鉄
筋の交点K1 相当部に鞍置きされる。この後、ア−クス
ポット溶接用ト−チ5により溶接が行なわれる。図示の
場合、回転部材401の回転とマニピュレ−タ4の動作
により、ア−クスポット溶接用ト−チ5が溶接点W1U
1Dに順次に位置決めされて、ティチングおよび検出デ
ータ用メモリMM2に記憶させて溶接条件データに従っ
て、結合部材3と上筋1および下筋2との溶接が夫々行
なわれる。
【0061】なお、歪のない溶接結果を得るためには、
結合部材3と下筋2とを溶接点W1Dでア−クスポット溶
接を行なった後、結合部材3と上筋1との溶接を行なう
方が好ましい。
【0062】上記溶接点W1U,W1Dは、溶接に先だって
自動的に検出された、上筋1および下筋2の節またはリ
ブ相当位置であるため、結合部材3は上下筋の節または
リブの位置に確実にア−クスポット溶接される。以上に
より、ロボットハンド6による結合部材3の取込み→鉄
筋の溶接交差箇所および溶接点の検出→上下筋と結合部
材3との溶接よりなる、いわゆるロボットの一サイクル
の溶接作業が完了する。
【0063】この後、溶接作業を継続する場合には、供
給位置FPの結合部材3を取込むように、マニピュレ−
タ4およびロボットハンド6が作動されて、次の溶接作
業、例えば予想交点T2 における溶接作業が繰返され
る。この予想交点T2 における溶接作業時に、予想交点
1 の場合と同様に検出ステップ1乃至検出ステップ4
を実施すれば、鉄筋の交点K2 が正確に演算され、かつ
正確な溶接点W2U,W2Dでのア−クスポット溶接が行な
われる。
【0064】ところで、水平状に配置された、格子状に
交差する鉄筋は、比較的真直性に豊んでいて、極めて長
尺の場合はさておき、比較的短い区間においては殆んど
ストレ−トと見做すことができる。このため、図21に
おいて、例えばX方向およびY方向に夫々間隔HL の領
域では鉄筋をストレ−トと見做すことができる。
【0065】例えば、交点Q1 ,Q2 ,……,Q41,Q
42,Q43,……,Q51,Q52,……を順番に溶接する場
合、交点Q1 ,Q2 ,……に相当する予想交点T1 ,T
2 ,……の位置および実行する順番を交点用デ−タ−と
して、夫々教示する。この場合、例えば交点Q41
42,Q43および交点Q51,Q52,Q53に相当する予想
交点T41,T42,T43およびT51,T52,T53におい
て、検出作業の検出ステップ1および2を図7に示され
るごとくの教示デ−タ−により指示することができる。
【0066】すなわち、予想交点T41においては、検出
ステップ1および2を実行させて、鉄筋の交点K41を算
出させる。予想交点T42においては、下筋2がストレ−
トと見做して、X方向の検出、すなわち、下筋2の中心
位置を検出するための、検出ステップ2を行なわない。
この場合、活用する交点、例えば鉄筋の交点K41を教示
しておいて、交点K41のX座標値XK41 と、検出ステッ
プ1の実行によるY座標の演算値YK42 とにより鉄筋の
交点K42を算出させる。
【0067】同様に、予想交点T43においても、検出ス
テップ1はアリ、検出ステップ2はナシ(活用交点
41)を教示しておき、活用する交点K41のX座標値X
K41 と、検出ステップ1の実行によるY座標の演算値Y
K43 とにより鉄筋の交点K43を算出させる。また、予想
交点T51においては、上筋1の中心位置を検出するため
の、検出ステップ1を割愛している。この場合、活用す
る交点K41のY座標値YK41 と、検出ステップ2の実行
によるX座標の演算値XK51 とにより、鉄筋の交点K51
を算出させる。さらに、予想交点T52においては、検出
ステップ1および2を割愛している。この場合、活用す
る交点K51およびK42の夫々のX,Y座標値XK51 とY
K41 とにより鉄筋の交点K52を算出させる。
【0068】図1乃至図3に示されるごとく、1台のマ
ニピュレ−タ4に、ア−クスポット溶接用ト−チ5,ロ
ボットハンド6および接触検出器7を搭載すれば、マニ
ピュレ−タ4をあたかも1台3役として使用することが
できるため、設備費を大幅に軽減することができる。し
かも1台のマニピュレ−タ4に搭載しているため、ア−
クスポット溶接用ト−チ5,ロボットハンド6および接
触式の接触検出器7の位置を夫々移動させるときに、こ
れらの部品が夫々干渉することはない。
【0069】変形例 上記に拘わらず、ア−クスポット溶接用ト−チ5,ロボ
ットハンド6および接触検出器7を適宜に2台あるいは
3台のマニピュレ−タにより支持することができる。こ
の場合、作業を並行して行なうことができるため、いわ
ゆるタクトタイムが短縮される。また接触検出器7は上
下移動機構により退避状態と検出状態とに位置変位させ
ることができる。
【0070】ア−クスポット溶接用ト−チ5として、消
耗性の電極ワイヤを用いる場合には、電極ワイヤと鉄筋
1,2との間に電圧を印加させて、接触検出器として使
用することができる。この場合、検出作業時には、溶接
ワイヤが溶接時よりも所望量だけ突出されて使用される
こととなる。勿論、検出作業後に、溶接ワイヤは所望量
だけ引込まれて溶接に供される。
【0071】さらに、マニピュレ−タや、結合部材の供
給装置などの各装置を移動台車に取付けて、X方向およ
びY方向のすくなくとも一方向に移動させて、溶接領域
の拡大を図るよう制御することができる。勿論、上筋1
と下筋2はX,Y軸が相互に逆であってもよい。
【0072】図22に示されるごとく、X−Y平面に配
置された格子状の鉄筋に対して、最も外側の結合部材3
の幾つかをX−Y平面の外方側となるよう配置すること
ができる。この場合、外方に指向する結合部材3によ
り、鉄筋の交差部から外方に向う鉄筋の自由端部の強度
が増大し、鉄筋の自由端側に外力が作用した場合に対処
することができる。
【0073】勿論、図22(A)および図22(B)に
示されるごとく、結合部材の配置状態を適宜に選定し
て、強度の必要な鉄筋の交差部に対処することができ
る。さらに、交点用デ−タとして、図21において、点
1 ,Q3 ,Q5 ,Q7 ,……Q22,Q24,Q26……,
31,Q33,Q35,……に相当する予想交点T1
3 ,T5 ,……を適宜に教示して、溶接交差箇所を、
いわゆる千鳥状とすることができる。
【0074】ついで、図24により、以上述べてきた動
作手順を、再度ティ−チングプレイバック方式について
取まとめて説明する。なお、図23に示す各制御装置に
は、ティチングおよび検出データ用メモリMM2、節検
出アルゴリズム用メモリMM3並びに被溶接物寸法用メ
モリMM四が装填されており、ユ−ザが各メモリにデー
タ入力する。
【0075】まず、溶接ロボット稼動時に、下筋の垂直
方向オフセットF、鉄筋用デ−タk,m、検出用デ−タ
U,H,V、X−Y座標における予想交点用デ−タ
1 ,T2 、……が入力される。なお、予想交点用デ−
タとして、検出ステップ1および2の要否デ−タと、検
出ステップ1または2を行なわないときに活用する鉄筋
の参照交点デ−タKj とが包含される。
【0076】デ−タ入力後、ロボットハンド6が結合部
材供給装置20の供給位置FPに位置決めされる。次
に、結合部材3がロボットハンド6により把持される。
この後、接触接触検出器7が上下方向に位置変位され
て、退避状態から検出状態に位置決めされる。次に、接
触接触検出器7の先端が予想交点Ti の位置となるよう
移動される。この後、検出作業が実行される。
【0077】まず、検出ステップ1を実行する場合、接
触検出器7が上筋1を跨いだ半径方向に移動するようサ
−チ動作が行なわれて、上筋1の中心位置Yicが求めら
れる。検出ステップ1が実行されないときには、活用す
る鉄筋の参照交点デ−タKjからYkjが取込まれる。次
に、検出ステップ2を実行する場合、予想交点Ti から
下筋2の軸方向にズラした位置で、接触検出器7が下筋
2を跨いだ半径方向に移動するようサ−チ動作が行なわ
れて、下筋2の中心位置Xicが求められる。検出ステッ
プ2が実行されないときには、活用する鉄筋の参照交点
デ−タKj からXkjが取込まれる。上記により、Xki
ic or Xkj,Yki=Yic or Ykjからなる鉄
筋の交点Ki (Xki,Yki)が算出される。
【0078】次に、検出ステップ3が実行される。即
ち、鉄筋の交点Ki の下方に接触検出器7を移動させて
上筋1の上端位置を検出すると共に、上筋1の軸線方向
に接触検出器7を移動させて、上筋1の節またはリブの
位置を検出し、この検出結果に基いて上筋1の溶接点W
iuが演算される。この後、検出ステップ4を実行する場
合、鉄筋の交点Ki から下筋2の軸方向にズラした位置
で鉄筋の交点Ki の下方向に接触検出器7を移動させて
下筋2の上端位置を検出すると共に、下筋2の軸線方向
に接触検出器7を移動させて、下筋2の節またはリブの
位置を検出し、この検出結果に基いて下筋2の溶接点W
iDが演算される。
【0079】この後、接触検出器7は退避状態となるよ
う位置変位される。次に、結合部材3を把持したロボッ
トハンド6が、鉄筋の交点Ki 上に位置決めされた後、
結合部材3が鉄筋の交点Ki 相当部に鞍置きされる。こ
の後、ア−クスポット溶接用ト−チ5により、結合部材
3と下側の鉄筋2とが溶接点WiDでア−クスポット溶接
される。次に、結合部材3と上側の鉄筋1とが溶接点W
iuでア−クスポット溶接される。
【0080】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、鉄筋の予想交点デ−タおよび被溶接物デ−タを
入力し、いわゆるプレイバック作動時に、予想交点に相
当する交差箇所で、交差する夫々の鉄筋の半径方向の中
心位置を接触検出器により検出して、鉄筋の実際の交点
を算出すると共に、上側および下側の鉄筋の節またはリ
ブの位置を検出して、夫々の鉄筋の節またはリブ上の溶
接点を演算するため、異形鉄筋が多種類であっても、か
つ格子状に配置される配筋ピッチや鉄筋の寸法が種々に
選定されても、鉄筋の交差箇所に結合部材を確実に鞍置
きでき、かつ鞍置きされた結合部材と上・下の鉄筋とを
夫々の節またはリブ上で確実にア−クスポット溶接する
ことにより、安定した高品質な溶接部を得ることができ
る。このように、対象とする異形鉄筋の寸法や配置状況
の如何に拘わらず、鉄筋の交差箇所への結合部材の搬入
が確実に行なわれると共に、安定した品質で結合部材と
異形鉄筋とを溶接することができるため、溶接作業の自
動化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す正面斜視図
【図2】図1に示される溶接ロボットの先端部を示す拡
大正面図
【図3】図2におけるIII −III 線断面矢視図
【図4】図1における被溶接物を示す拡大斜視図
【図5】図1における被溶接物の配置状態を示す平面図
【図6】ユーザーにより入力される被溶接物寸法データ
の説明図
【図7】教示データの説明図
【図8】図4および図5におけるVIII−VIII断面図
【図9】図8に示される検出ステップ1の動作を説明す
るためのフローチャート
【図10】図4および図5におけるX−X線断面矢視図
【図11】図10の平面図
【図12】図10に示される検出ステップ2の動作を説
明するためのフローチャート
【図13】図1における検出ステップ3の検出状態を説
明するための図
【図14】図13におけるケース1および2を説明する
ための拡大図
【図15】図13におけるにおけるケース3を説明する
ための拡大図
【図16】図13乃至図15に示される検出ステップ3
の動作を説明するためのフローチャート
【図17】図1における検出ステップ4の検出状態を説
明するための図
【図18】図17におけるケース1を説明するための拡
大図
【図19】図17におけるケース2を説明するための拡
大図
【図20】図17乃至図19に示される検出ステップ4
の動作を説明するためのフローチャート
【図21】図7に示される教示データの詳細を説明する
ための鉄筋配置図
【図22】結合部材3の変形配置図
【図23】図1に用いる制御回路の例を示す接続図
【図24】図23の制御回路の動作を説明するためのフ
ローチャート
【図25】従来の溶接例を示す斜視図
【図26】図25の縦断面図
【符号の説明】
1…上側の異形鉄筋(上筋)、101…上筋の節、10
2…上筋のリブ、2…下側の異形鉄筋(下筋)、201
…下筋の節、202…下筋のリブ、3…結合部材、4…
マニピュレ−タ、5…ア−クスポット溶接用ト−チ、6
…ロボットハンド、7…接触検出器、701…接触子、
20…結合部材供給装置、30…ロボット制御装置、4
0…溶接用電源装置、50…接触検出器用制御装置、M
M1…制御用メモリ、MM2…ティ−チングおよび検出
デ−タ用メモリ、MM3…節検出アルゴリズム用メモ
リ、MM4…被溶接物寸法用メモリ、Ti …鉄筋の予想
交点位置、Ki …鉄筋の交点位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B23K 37/04 J 7011−4E (72)発明者 益城 浩司 大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式会 社ダイヘン内 (72)発明者 森本 昌平 大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式会 社ダイヘン内 (72)発明者 中本 学 大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式会 社ダイヘン内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平状に配置された、格子状に交差する
    上下の異形鉄筋を、各々の異形鉄筋と接触する凹部の形
    成された結合部材を介して所望の交差箇所で溶接する異
    形鉄筋溶接方法において、少なくとも前記鉄筋の予想交
    点デ−タ−および被溶接物デ−タ−を教示し、前記予想
    交点に相当する交差箇所で、前記鉄筋の夫々の半径方向
    に接触検出器を移動させて前記鉄筋の夫々の中心位置を
    検出し、かつ前記中心位置の下方向に前記検出器を移動
    させて前記鉄筋の夫々の上端位置を検出すると共に、前
    記鉄筋の軸線方向に前記検出器を移動させて前記夫々の
    鉄筋の節またはリブの位置を検出して前記鉄筋の節また
    はリブ上の溶接位置を演算し、前記検出後に前記交差箇
    所に配置される結合部材と前記鉄筋とを夫々ア−クスポ
    ット溶接する異形鉄筋溶接方法。
  2. 【請求項2】 前記結合部材は、上側鉄筋の長軸方向に
    向って左右勝手違いに前記交差箇所に配置されてなる請
    求項1に記載された異形鉄筋溶接方法。
  3. 【請求項3】 水平状に配置された、格子状に交差する
    上下の異形鉄筋を、各々の異形鉄筋と接触する凹部の形
    成された結合部材を介して所望の交差箇所で溶接する異
    形鉄筋溶接ロボットにおいて、前記溶接ロボットは、結
    合部材の供給装置と、結合部材を溶接位置へ移送する移
    送装置と、ア−クスポット溶接用ト−チを支持するマニ
    ピュレ−タと、接触検出器を支持するマニピュレ−タ
    と、前記各々の装置を制御する制御装置とにより構成さ
    れ、かつ前記制御装置は、少なくとも前記鉄筋の予想交
    点デ−タ−および被溶接物デ−タ−を予め入力する入力
    手段と、前記予想交点に相当する交差箇所で、前記鉄筋
    の夫々の半径方向に接触検出器を移動させて前記鉄筋の
    夫々の中心位置を検出する第1および第2の検出ステッ
    プおよび前記中心位置の下方向に前記検出器を移動させ
    て前記鉄筋の夫々の上端位置を検出すると共に、前記鉄
    筋の軸線方向に前記検出器を移動させて前記夫々の鉄筋
    の節またはリブの位置を検出する第3および第4の検出
    ステップからなる検出手段と、前記検出された夫々の中
    心位置から前記鉄筋の交点を算出する手段と、前記第3
    および第4の検出結果に基いて前記鉄筋の節またはリブ
    上の溶接位置を演算する溶接位置演算手段と、算出した
    前記鉄筋の交点に結合部材を移送した後、前記溶接用ト
    −チを移動して溶接させる制御手段とからなる異形鉄筋
    溶接ロボット。
  4. 【請求項4】 前記入力手段における前記鉄筋の予想交
    点デ−タ−は、検出ステップ1および2の要否デ−タ−
    と、検出ステップ1または2を行なわないときに活用す
    る鉄筋の参照交点デ−タ−とが包含され、検出時に、検
    出ステップ1または2が実行されないときには、検出値
    に代えて鉄筋の参照交点の値を用いて鉄筋の当該交点を
    算出するよう制御される請求項3に記載された異形鉄筋
    溶接ロボット。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013506559A (ja) * 2009-10-06 2013-02-28 ハウスラー.イノバチオーン.ゲゼルシャフト.ミット.ベシュレンクテル.ハフツング 溶接接続部を形成するための方法および装置
JP2014186633A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Junko Seimitsu Kotei Jigyo Kofun Yugenkoshi 鉄筋の溶接方法および鉄筋の溶接調節システム
JP2016053265A (ja) * 2014-09-03 2016-04-14 株式会社大林組 鉄筋結束装置及び鉄筋結束方法
CN113704847A (zh) * 2021-08-18 2021-11-26 武汉武建机械施工有限公司 基坑缀板式四肢格构柱的缀板焊点计算方法、系统及终端

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