JP2016051407A - 情報処理装置、配信装置、再生方法および再生プログラム - Google Patents

情報処理装置、配信装置、再生方法および再生プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】不適切な態様での音声の再生を防ぐこと。【解決手段】本願に係る情報処理装置は、音声を含むコンテンツの再生を開始する際の前記音声の再生態様を決定する決定部と、前記コンテンツの再生を開始する場合は、前記決定部が決定した再生態様で、前記コンテンツに含まれる音声を再生する再生部とを有することを特徴とする。このため、例えば、情報処理装置の一例である端末装置100は、コンテンツに含まれる音声が大音量で突然出力されるといった不適切な態様で出力するのを防ぐことができる。この結果、端末装置100は、不適切な態様での音声の再生を防ぐことができる。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、配信装置、再生方法および再生プログラムに関する。
近年、インターネットを介した情報配信が盛んに行われている。このような情報配信の一例として、音声を用いたブランディングのため、企業や商品等に関するサウンドロゴ等の音声や音声付の動画像を広告コンテンツとして利用者の端末装置に送信し、ウェブページの表示とともに音声や動画像の再生を行わせる技術が知られている。また、コンテンツを再生する際に、利用者の視線が向けられている場合にのみ音声の再生を行う技術や、周囲の騒音に応じて、音量を調節する技術等が知られている。
特開2014−110453号公報 特開2004−062121号公報
しかしながら、上記の従来技術では、不適切な態様で音声を再生する場合がある。例えば、上記の従来技術では、利用者の視線が向けられている際に所定の音量でコンテンツの再生を行うに過ぎないので、電車の中等、利用者が意図しない場所で音声を再生する恐れがある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、不適切な態様での音声の再生を防ぐ情報処理装置、配信装置、再生方法および再生プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、音声を含むコンテンツの再生を開始する際の前記音声の再生態様を決定する決定部と、前記コンテンツの再生を開始する場合は、前記決定部が決定した再生態様で、前記コンテンツに含まれる音声を再生する再生部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、不適切な態様での音声の再生を防ぐことができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る端末装置の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る広告配信システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る広告配信サーバの構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る広告データベースに格納された情報の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係るコンテンツ配信サーバの構成例を示す図である。 図6は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図7は、実施形態に係る端末装置が決定する音声の再生態様の一例を説明する図である。 図8は、実施形態にかかる決定部が決定する音声態様の他の例を説明する図である。 図9は、実施形態にかかる端末装置がコンテンツの位置に応じて再生態様を決定する処理を説明する図である。 図10は、実施形態にかかる端末装置が実行する決定処理と再生処理との流れの一例を示すフローチャートである。 図11は、端末装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、配信装置、再生方法および再生プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、配信装置、再生方法および再生プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.端末装置100の一例〕
まず、図1を用いて、情報処理装置の一例である端末装置100が実行する処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る端末装置の一例を示す図である。図1では、端末装置100によって、ウェブページC10およびコンテンツC20が表示される例を示す。
図1に示した端末装置100は、スマートフォンやタブレット等のスマートデバイスであり、3G(Generation)やLTE(Long Term Evolution)等の無線通信網を介して任意のサーバ装置と通信を行うことができる携帯端末装置である。また、端末装置100は、後述するように、液晶ディスプレイ等を含む出力部130を有する。なお、端末装置100には、タッチパネルが採用されているものとする。すなわち、端末装置100の利用者は、指や専用ペンで出力部130(以下、画面と記載する場合がある)の表示面をタッチすることにより各種操作を行う。
ウェブページC10は、例えば、ニュース、天気予報、受信メールのインデックスや内容、フォトビュワー、その他各種のコンテンツが配置されたウェブページであり、HTML(Hyper Text Markup Language)やXML(Extensible Markup Language)等で記述されたウェブページである。このようなウェブページC10には、検索キーワードを入力するための入力欄や、他のウェブページへのリンク等が含まれる。なお、以下の説明では、ウェブページC10は、いわゆるポータルサイトのウェブページであるものとする。また、ウェブページC10は、スマートデバイス用に最適化されたウェブページであり、横方向の表示サイズが、端末装置100が有する画面の横方向の表示サイズと同じウェブページであるものとする。また、ウェブページC10は、縦方向の表示サイズが、端末装置100が有する表示部130の縦方向の表示サイズよりも長いウェブページであるものとする。
なお、ウェブページC10は、各コンテンツが独立したタイル状に配置され、タイル状に配置されたコンテンツごとに操作や更新等を行うことができるコンテンツであってもよい。ここで、ウェブページC10に配置される各タイルの大きさや配置位置は、タイルごとに自動で変更されてもよく、利用者の操作に応じて変更されてもよい。
例えば、ウェブページC10には、「新着ニュース」や、「ニュース一覧」といった表示の下に箇条書きで各ニューストピックが表示される。係るニューストピックは、他のウェブページへのリンクが張られているアンカーテキスト(anchor text)に該当する。また、ウェブページC10には、「路線」、「オークション」、「お買いもの」等、各種サービスを提供するウェブページへのリンクが設定されたテキストやボタンが配置される。また、図1に示す例では、ウェブページC10には、コンテンツC20を配置するための広告領域C11が含まれる。
コンテンツC20は、例えば、音声を含む動画像であり、広告主によって提供される広告コンテンツである。図1に示す例では、コンテンツC20は、女性を映した動画像と所定の音声とが含まれるコンテンツであり、再生された場合には、動画像とともに、音声が流れるコンテンツである。
また、図1に示す例では、コンテンツC20は、音声の再生状態を示すアイコンC21、音声の調整を行う音量バーC22、動画像C23が含まれる。例えば、端末装置20は、コンテンツC20の再生を行う場合、音声の再生状態を示すアイコンC21を表示する。また、端末装置100は、利用者が音量バーC22を操作した場合には、操作内容に応じて音声を再生する際の音量を変更するとともに、アイコンC21を変更する。
なお、コンテンツC20は、図1に示す態様に限定されるものではない。例えば、コンテンツC20は、広告だけではなく、ボランティアの募集、公共広告、公共に対する通知、その他任意のコンテンツであるものとする。すなわち、コンテンツは、利用者に興味を抱かせ、かかるコンテンツに含まれる情報またはかかるコンテンツと関連するコンテンツ(例えば、ランディングページ等)に含まれる情報を広く知らせるものであれば、文字、図形、記号、ハイパーリンク、その他任意のコンテンツを適用可能である。
また、コンテンツC20は、音声を含んでいれば良く、例えば、単なる音声コンテンツであってもよい。また、コンテンツC20は、音声商標等、企業や広告対象商品やサービスを想起させる任意の音声、すなわちサウンドロゴが含まれもよい。また、コンテンツC20は、人間あるいは音声合成技術により作成された言語の音声、すなわちナレーションが含まれてもよい。また、コンテンツC20は、BGM等、他の音声を修飾または補助する背景音や、利用者の操作やコンテンツ上の演出時に出力される効果音が含まれてもよい。また、コンテンツC20は、音声を含む動画像に限定されるものではなく、例えば、音声と静止画像との組み合わせ、ゲーム等音声を含む任意のコンテンツ、ライブ映像等、音声を含む任意のコンテンツが適用可能である。
また、コンテンツC20には、所定のウェブページ(いわゆるランディングページ)へのリンクが設定されていてもよい。例えば、端末装置100は、利用者による操作が所定の条件を満たした際に、コンテンツC20に設定されているランディングページを表示する。具体的には、端末装置100は、端末装置100が有する画面のうち、コンテンツC20が表示された領域を利用者が選択した場合には、コンテンツC20に対応するランディングページを表示する。
〔2.端末装置100が実行する処理〕
ここで、従来の端末装置100は、動画像や音声コンテンツ等、音声を含むコンテンツの再生を行う際、利用者が予め設定した音量に従って、音声の再生を行っていた。例えば、端末装置100は、画像解析等により利用者の視線を検知し、利用者の視線が画面内に向けられている場合にのみ、利用者が予め設定した音量で、音声の再生を行った。また、端末装置100は、周囲の騒音が所定の閾値よりも大きい場合には、所定の音量で音声の再生を行った。
しかしながら、上述した従来技術では、不適切な対応で音声を再生してしまう場合がある。例えば、従来技術では、利用者が音量を消音状態に設定していない場合には、電車の中や公共の場所等で音声を出力してしまう場合がある。また、着信時等の音量とコンテンツ再生時の音量とを個別に設定する端末装置では、利用者が着信時等の音量を消音状態に設定していたとしても、コンテンツ再生時に音声を出力してしまう場合がある。
また、ウェブページ上に音声を含む動画コンテンツを配置し、動画コンテンツが画面内に表示された場合には、動画コンテンツの再生を自動で開始する技術やウェブページの表示とともに音声を再生する技術が広がりを見せており、従来技術では、不適切な対応で音声を再生する事象が増えると予測される。
そこで、端末装置100は、以下の処理を行う。まず、端末装置100は、コンテンツに含まれる音声の再生態様を決定する決定処理を実行する。具体的には、端末装置100は、再生を開始してから所定の時間が経過するまでの間に、音量を消音状態から所定の音量(例えば、利用者が予め設定した音量)まで徐々に上昇させる態様(以下、フェードインと記載する)で音声を再生する旨をあらかじめ決定する。
そして、端末装置100は、コンテンツに含まれる音声を再生する場合には、あらかじめ決定した対応でコンテンツの再生を行う再生処理を実行する。例えば、端末装置100は、自動もしくは利用者の操作により、コンテンツC20の再生を行う場合は、動画像C23の再生を行いつつ、音声をフェードインさせる。この結果、利用者は、音声の再生が不適切な状態においては、音量が所定の音量となる前に、コンテンツC20の再生を停止したり、音量を消音状態に設定するといった対応が可能となる。この結果、端末装置100は、電車の中などで急に音声を出力するといった不適切な態様の音声出力を防ぐことができる。
なお、端末装置100は、コンテンツの再生前に再生態様を決定するのであれば、任意のタイミングで決定処理を行うことができる。例えば、端末装置100は、音声を含むコンテンツを受信した場合、音声を含むコンテンツが配置されたウェブページを受信した場合、ウェブページに配置する広告に音声が含まれている場合等、音声を含むコンテンツの再生を行うよりも前であれば、任意のタイミングで、決定処理を行えばよい。また、端末装置100は、フェードイン等を行わずに、所定の音量で音声を再生させる場合には、所定の音量で音声を再生させる再生態様を決定すればよい。
なお、かかる決定処理は、音声を含むすべてのコンテンツに対して行われてもよく、コンテンツごとに、決定処理を行うか否かが予め設定されていてもよい。また、端末装置100は、コンテンツの種別に応じて決定処理を行ってもよい。例えば、端末装置100は、広告主により指定された処理の広告コンテンツに対してのみ決定処理を行ってもよい。また、端末装置100は、端末装置の物理的な状態に応じて、決定処理を行ってもよい。例えば、端末装置100は、イヤフォンが挿入されている場合や、音楽再生アプリケーションや動画再生アプリケーションにより既に音声が再生されている場合には、フェードインを行わずに音声を所定の音量で出力する再生態様を決定してもよい。
〔2−1.端末装置100が実行する処理の一例〕
以下、図1を用いて、端末装置100が実行する決定処理および再生処理の一例を説明する。なお、以下の説明では、端末装置100が実行する決定処理おおび再生処理の一例を第1状態〜第4状態に分けて説明する。
まず、端末装置100は、ウェブページC10とコンテンツC20とを受信する。かかる場合、端末装置100は、コンテンツC20に音声が含まれるか否かを判定し、コンテンツC20に音声が含まれる場合には、決定処理を実行する。例えば、端末装置100は、コンテンツC20が音声を含む動画像である場合は、コンテンツC20の音声をフェードインさせる再生態様を決定する。
続いて、端末装置100は、ウェブページC10が有する広告領域C11にコンテンツC20を配置する。そして、第1状態に示すように、端末装置100は、ウェブページC10を表示する。なお、第1状態に示す例では、広告領域C11が端末装置100の画面外に配置されるため、端末装置100は、コンテンツC20の表示を行わない。
続いて、端末装置100は、利用者の指F10によりウェブページC10を上方向にスクロールさせるスクロール操作を受け付けた場合には、ウェブページC10とコンテンツC20とを上方向にスクロールさせる。すなわち、端末装置100は、ウェブページC10が有する広告領域C11と重なるように、コンテンツC20の表示位置を移動させる。
この結果、第2状態に示すように、端末装置100は、コンテンツC20を画面内に表示する。また、端末装置100は、コンテンツC20のうち、所定の領域が画面内に表示された場合には、決定処理で決定した再生態様で、コンテンツC20の再生を自動で開始する。例えば、端末装置100は、利用者のスクロール操作により、コンテンツC20の表示領域のうち、6割の範囲が画面内に表示された場合には、コンテンツC20の再生を開始する。
この結果、第2状態〜第4状態に示すように、端末装置100は、コンテンツC20のうち、動画像C23の再生を開始するとともに、コンテンツC20の音声をフェードインさせる。例えば、第2状態に示すように、端末装置100は、再生直後においては、コンテンツC20を消音状態で再生する。また、第2状態に示すように、端末装置100は、消音状態を示すアイコンC21を表示するとともに、音量バーC22を消音状態の位置に設定する。
また、端末装置100は、フェードインにより音量を上昇させるとともに、第3状態に示すように、音声が出力される旨を示すアイコンC21を表示させるとともに、音量バーC22を音量に合わせて徐々に移動させる。そして、端末装置100は、フェードインにより音量をさらに上昇させるとともに、第4状態に示すように、音量バーC22を音量に合わせて移動させる。このように、端末装置100は、コンテンツC20を再生させる場合には、コンテンツC20の音声をフェードインさせる。このため、端末装置100は、所定の音量で突然音声を出力するといった不適切な態様で、音声を出力することを防ぐことができる。
なお、端末装置100は、第2状態〜第4状態の途中において、音声が出力されていることに気付いた利用者が、音量を調整する操作を行った場合には、フェードインを中止し、利用者の操作に応じた音量の調整を行う。例えば、端末装置100は、第3状態において、利用者がアイコンC21を選択した場合は、動画像C23を再生させたまま音声を消音状態にする。また、端末装置100は、消音状態である旨のアイコンC21を表示するとともに、音量バーC22を消音状態の位置に設定する。
また、端末装置100は、第3状態において利用者が音量バーC22を操作した場合や、端末装置100が有する物理的な操作ボタン等により、音量操作が行われた場合は、フェードインを中止し、利用者の操作に応じた音量の調整を行う。例えば、端末装置100は、第3状態において利用者が音量バーC22をスライドさせた場合は、スライド後の位置に応じた音量で音声を出力する。
さらに、端末装置100は、決定処理によって決定された再生態様で音声を再生している旨を示す表示、すなわちアテンション表示C30をコンテンツC20と重ねて表示してもよい。例えば、端末装置100は、第2状態〜第4状態において、音声をフェードインさせている場合は、アテンション表示C30を表示する。そして、端末装置100は、アテンション表示C30が選択された場合は、フェードインを中止し、音量を消音状態に設定してもよい。なお、他の例では、端末装置100は、アテンション表示C30が選択された場合は、フェードインを中止し、利用者の操作等によりあらかじめ設定された音量で音声の出力を行うこととしてもよい。
〔2−2.一時停止後における決定処理について〕
なお、端末装置100は、コンテンツC20の再生を一時停止した後においては、再度決定処理で決定した再生態様で音声を再生してもよく、再生を一時停止した際の再生態様に従って音声の再生を開始してもよい。例えば、端末装置100は、コンテンツC20の再生を一時停止させる操作が行われた場合、または、コンテンツC20のうち所定の領域が画面外に移動した場合には、コンテンツC20の再生を一時的に停止する。
かかる場合、端末装置100は、コンテンツC20の種別、再生時間、設定等に応じて、再度決定処理を実行する。例えば、端末装置100は、一時停止するまでの再生時間が所定の閾値よりも短い場合には、フェードインさせる再生態様を新たに決定し、一時停止するまでの再生時間が所定の閾値よりも長い場合には、現在設定されている音量で再生させる再生態様を新たに決定する。なお、端末装置100は、一時停止するまでの間にフェードインが完了していなかった場合は、再生時にフェードインを最後まで実行するといった再生態様を新たに決定してもよい。
そして、端末装置100は、フェードインさせる再生態様を新たに決定した場合は、コンテンツC20の再生時に音声をフェードインさせ、フェードインさせずに所定の音量で音声を再生させる再生態様を新たに決定した場合は、コンテンツC20の再生時に所定の音量で音声を再生させる。また、端末装置100は、再生時にフェードインを最後まで実行する再生態様を決定した場合は、コンテンツC20の再生時に、コンテンツC20の一時停止とともに停止していたフェードインを再開し、音量を所定の音量まで徐々に上昇させてもよい。
このように、端末装置100は、コンテンツの音声を再生する再生態様をあらかじめ決定する。そして、端末装置100は、コンテンツを再生させる場合は、あらかじめ決定した再生態様で、音声の再生を行う。この結果、端末装置100は、コンテンツの音声が出力される旨の気づきを利用者に対して提供することができる。この結果、端末装置100は、音声を出力するのが不適切な場合等においては、消音状態にする等の操作を利用者に行わせることができるので、不適切な態様で音声を出力することを防ぐことができる。
〔2−3.実行主体について〕
なお、上記では説明を省略したが、端末装置100は、上述した処理を任意の手法で実現することができる。例えば、端末装置100は、ウェブページC10の表示と、上述した決定処理および再生処理を端末装置100に実行させるアプリケーションをあらかじめダウンロードし、任意のタイミングでアプリケーションを実行することで、上述した処理を実現してもよい。また、端末装置100は、ウェブページC10やコンテンツC20の配信と同時に、上述した決定処理および再生処理を実行させる制御情報の配信を受け付ける。そして、端末装置100は、制御情報に従って上記した決定処理および再生処理を実行する。以下、このような制御情報に従って、上述した決定処理および再生処理を実行する端末装置100等について説明する。また、以下の説明では、コンテンツC20は、広告に関連するコンテンツである広告コンテンツの一例であるものとして、説明を行う。
〔3.広告配信システムの構成〕
以下、上記した表示処理を実現する端末装置100等について説明する。まず、図2を用いて、実施形態に係る広告配信システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る広告配信システムの構成例を示す図である。図2に示すように、広告配信システム1は、端末装置100と、広告主端末10と、広告配信サーバ20と、コンテンツ配信サーバ30とを含む。端末装置100、広告主端末10、広告配信サーバ20およびコンテンツ配信サーバ30は、ネットワークNを介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、図2に示す広告配信システム1には、複数台の端末装置100や、複数台の広告主端末10や、複数台の広告配信サーバ20や、複数台のコンテンツ配信サーバ30が含まれてもよい。
端末装置100は、ウェブページを閲覧する利用者によって利用される情報処理装置である。例えば、端末装置100は、スマートフォン等の携帯電話機や、タブレット端末や、PDA(Personal Digital Assistant)や、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PC等である。端末装置100は、利用者による操作にしたがって、コンテンツ配信サーバ30からウェブページC10を取得し、取得したウェブページC10を表示する。また、端末装置100は、ウェブページC10とともに後述する広告取得命令が含まれる場合には、広告配信サーバ20からコンテンツC20を取得し、取得したコンテンツC20をウェブページC10とともに表示する。
広告主端末10は、広告主によって利用される情報処理装置である。例えば、広告主端末10は、デスクトップ型PCや、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA等である。広告主端末10は、広告主による操作にしたがって、コンテンツC20を広告配信サーバ20に入稿する。例えば、広告主端末10は、コンテンツC20として、静止画像や、動画像や、テキストデータや、コンテンツC20と対応するコンテンツ(例えば、ランディングページ)を取得するためのURL(Uniform Resource Locator)などを広告配信サーバ20に入稿する。
なお、広告主は、広告コンテンツの入稿を代理店に依頼する場合がある。この場合、広告配信サーバ20に広告コンテンツを入稿するのは代理店となる。以下では、「広告主」といった表記は、広告主だけでなく代理店を含む概念であり、「広告主端末」といった表記は、広告主端末10だけでなく代理店によって利用される代理店装置を含む概念であるものとする。
広告配信サーバ20は、広告主端末10から入稿された広告コンテンツを配信するサーバ装置である。例えば、広告配信サーバ20は、端末装置100からアクセスを受付けると、端末装置100の場所や利用者の属性等から広告コンテンツのマッチングを行い、マッチングの結果配信対象となる広告コンテンツを端末装置100に配信する。また、広告配信サーバ20は、制御情報を広告コンテンツとともに端末装置100に配信する。この制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)やCSS(Cascading Style Sheets)等のスクリプト言語により記述される。
コンテンツ配信サーバ30は、端末装置100にウェブページC10を配信するウェブサーバ等である。例えば、コンテンツ配信サーバ30は、ポータルサイト、ニュースサイト、オークションサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンス(株価)サイト、路線検索サイト、地図提供サイト、旅行サイト、飲食店紹介サイト、ウェブブログなどに関連する各種情報が配置されたポータルサイトであるウェブページC10を端末装置100に配信する。なお、コンテンツ配信サーバ30は、各種情報がタイル状に配置され、タイルごとに情報の更新などが行われるウェブページを端末装置100へ送信するサーバであってもよい。
ここで、コンテンツ配信サーバ30によって配信されるウェブページC10には、広告取得命令が含まれる。例えば、ウェブページC10を形成するHTMLファイル等には、広告配信サーバ20のURL等が広告取得命令として記述される。この場合、端末装置100は、HTMLファイル等に記述されているURLにアクセスすることで、広告配信サーバ20からコンテンツC20を取得する。
なお、コンテンツ配信サーバ30から端末装置100に配信される各種データは、実際にはウェブページを形成するHTMLファイルや画像、ウェブページと重ねて表示される動画像等であるが、以下では、コンテンツ配信サーバ30から端末装置100に配信される各種データをコンテンツと表記する場合がある。
〔4.広告配信サーバの構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る広告配信サーバ20の構成について説明する。図3は、実施形態に係る広告配信サーバの構成例を示す図である。図3に示すように、広告配信サーバ20は、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを有する。
通信部21は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部21は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100や広告主端末10やコンテンツ配信サーバ30との間で情報の送受信を行う。
記憶部22は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。また、記憶部22は、広告主端末10から入稿された広告コンテンツに関する各種情報が格納されたデータベースである広告データベース24を記憶する。
ここで、図4は、実施形態に係る広告データベースに格納された情報の一例を示す図である。図4に示した例では、広告データベース24は、広告主ID、広告コンテンツ、インプレッション数、インプレッション保障数、対価といった項目を有する。なお、広告データベース24は、コンテンツと利用者とのマッチングを行うための情報や、CTR(Click Through Rate)といった情報をさらに記憶してもよい。
「広告主ID」は、広告主または広告主端末10を識別するための識別情報を示す。「広告コンテンツ」は、広告主端末10から入稿されたコンテンツ、すなわち、広告に係るコンテンツを示す。図4では「広告コンテンツ」に「C20」〜「C60」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、音声を含む動画像、音声と画像、音声とテキストデータ、音声を含むゲーム形式の広告等、音声を含む任意のコンテンツやかかるコンテンツが所在するURL、または、これらの格納場所を示すファイルパス名などが格納される。
「インプレッション数」は、広告コンテンツが表示された回数を示す。また、「インプレッション保障数」は、対価に対して補償されている広告コンテンツの表示回数を示す。また、「対価」は、「インプレション保障数」だけ広告コンテンツが表示された際に広告主から支払われる報酬を示す。すなわち、配信サーバ10は、広告に係るコンテンツをインプレッション保障型で配信するサーバである。
すなわち、図4では、広告主ID「B10」によって識別される広告主が、コンテンツC20〜C40を入稿した例を示している。また、図4では、コンテンツ「C20」のインプレッション数が「10000」であり、インプレッション保障数が「20000」であり、インプレッション保障数だけコンテンツ「C20」が表示された際の課金額が「aaa」である例を示している。
ここで、広告データベース24には、広告コンテンツとして、各コンテンツを再生する際にどのような再生態様で再生するかを指示する再生制御指示が登録される。例えば、再生制御指示には、コンテンツC20を配置する位置、コンテンツC20の再生を開始する条件、コンテンツC20を再生させる際に上述した決定処理および制御処理によって音量の制御を実行させるか否かの条件、どのような再生態様で再生させるかの指示、どのような状態でどのような再生態様が決定されるかを示す指示、ランディングページのURL等の情報が含まれているものとする。
なお、広告コンテンツが選択される度に課金が行われるクリック課金形式で広告に係るコンテンツを配信する場合は広告データベース24には、コンテンツが選択された回数や、コンテンツが選択された際の課金額等が登録される。また、配信要求を受信した際に、入札形式で広告コンテンツを選択し、選択した広告コンテンツを配信する場合は、広告データベース24には、1インプレッションあたりの報酬として広告主が設定した広告料金である入札価格や、CTR等が登録される。
図3に戻って、説明を続ける。制御部23は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、広告配信サーバ20内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部23は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部23は、入稿受付部25と、要求受付部26と、広告選択部27と、配信部28とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部23の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部23が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
入稿受付部25は、広告主端末10から広告コンテンツの入稿を受け付ける。具体的には、入稿受付部25は、広告コンテンツの入稿を受け付ける。また、入稿受付部25は、コンテンツC20と再生制御指示とを受付ける。かかる場合、入稿受付部25は、コンテンツC20および再生制御指示を、広告主IDとともに広告データベース24に登録する。
要求受付部26は、端末装置100から広告コンテンツの取得要求を受け付ける。例えば、要求受付部26は、広告コンテンツの取得要求として、HTTPリクエストを受け付ける。
広告選択部27は、要求受付部26によって広告コンテンツの取得要求が受け付けられた場合に、配信候補の広告コンテンツを広告データベース24から選択する。例えば、広告選択部27は、端末装置100の位置や利用者の属性に基づいて、広告データベース24に登録されている広告コンテンツから配信対象となる広告コンテンツのマッチングを行う。かかるマッチングにおいては、インプレッション数が、インプレッション保障数よりも多くなるように、広告コンテンツの選択が行われる。例えば、広告選択部27は、インプレッション保障数とインプレッション数との差が最も大きい広告コンテンツを優先して選択する。なお、広告選択部27は、入札価格またはCTRが高い広告コンテンツや、入札価格およびCTRの双方が高い広告コンテンツが優先的に選択されてもよい。そして、広告選択部27は、配信対象として選択された広告コンテンツを配信部28に出力する。
なお、広告選択部27は、ウェブページが検索ページである場合には、検索ページに指定された検索キーワードとマッチする広告コンテンツを抽出する検索連動型広告と呼ばれる広告配信手法を用いてもよい。また、広告選択部27は、利用者の属性情報(サイコグラフィック属性、デモグラフィック属性など)とマッチする広告コンテンツを抽出するターゲティング配信と呼ばれる広告配信手法を用いてもよい。
配信部28は、広告選択部27が選択した広告コンテンツとともに、端末装置100に対して制御情報を配信する。具体的には、配信部28は、広告選択部27が選択した広告コンテンツを受信すると、受信した広告コンテンツに含まれる再生制御指示を抽出する。そして、配信部28は、抽出した再生制御指示が示す内容の決定処理および再生処理を端末装置100に実行させるための制御情報を生成する。その後、配信部28は、生成した制御情報と、広告コンテンツとを端末装置100に対して配信する。
〔5.コンテンツ配信サーバ30の構成〕
次に、図5を用いて、実施形態に係るコンテンツ配信サーバ30の構成について説明する。図5は、実施形態に係るコンテンツ配信サーバの構成例を示す図である。図5に示すように、コンテンツ配信サーバ30は、通信部31と、コンテンツ記憶部32と、制御部33とを有する。
通信部31は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部31は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100や広告配信サーバ20との間で情報の送受信を行う。
コンテンツ記憶部32は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。そして、コンテンツ記憶部32は、コンテンツの一例であるウェブページを記憶する。例えば、コンテンツ記憶部32は、ウェブページを形成するHTMLファイルや、ウェブページに表示される静止画像や動画像を記憶する。
制御部33は、例えば、CPUやMPU等によって、コンテンツ配信サーバ30内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(配信プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部33は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図5に示すように、制御部33は、受付部34と、配信部35とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部33の内部構成は、図5に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部33が有する各処理部の接続関係は、図5に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
受付部34は、端末装置100からウェブページの取得要求を受け付ける。例えば、受付部34は、ウェブページの取得要求として、HTTPリクエストを受け付ける。
配信部35は、受付部34によってウェブページの取得要求が受け付けられた場合に、ウェブページを端末装置100に配信する。具体的には、配信部35は、コンテンツ記憶部32から取得要求対象のウェブページを取得し、取得したウェブページを端末装置100に配信する。かかる場合、端末装置100は、ウェブページC10を受信すると、広告配信サーバ20に対して広告の配信要求を送信し、応答として受信した広告コンテンツを広告変更処理に応じて表示する。
〔6.端末装置の構成〕
次に、図6を用いて、実施形態に係る端末装置100の構成について説明する。図6は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。図6に示すように、端末装置100は、通信部110と、入力部120と、出力部130と、物理センサ140と、制御部150とを有する。
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、広告配信サーバ20やコンテンツ配信サーバ30との間で情報の送受信を行う。
入力部120は、利用者から各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部120は、キーボードやマウスや操作キー等によって実現される。出力部130は、各種情報を表示するための表示装置が含まれる。例えば、出力部130が有する表示装置は、液晶ディスプレイ等によって実現される。なお、端末装置100にタッチパネルが採用される場合には、入力部120と出力部130が有する表示装置とは一体化される。
また、出力部130は、スピーカーやイヤホン等の音声を出力する音声出力装置が含まれており、制御部150からの制御に応じて、各種音声の出力を行う。
物理センサ140は、端末装置100の物理的な状態を検知するセンサである。例えば、物理センサ140は、端末装置100の3軸方向の傾きを測定するジャイロセンサである。なお、物理センサ140は、ジャイロセンサに限定されるものではなく、例えば、端末装置100にかかる加速度を測定する加速度センサ、端末装置の周囲の温度を測定する温度センサ、端末装置の周囲の音量を測定する音量センサ、端末装置の周囲の明度を測定する明度センサ等、任意のセンサが適用可能である。なお、以下の説明では、物理センサ140が測定する傾き、加速度、温度、音量、明度等、任意の情報および情報の組み合わせを、端末装置100の物理的な状態と記載する。
制御部150は、例えば、CPUやMPU等によって、端末装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(表示プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムは、ウェブブラウザと呼ばれるアプリケーションプログラムに該当する。また、制御部150は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図6に示すように、制御部150は、要求部151と、操作制御部152と、表示制御部153とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部150の内部構成は、図6に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部150が有する各処理部の接続関係は、図6に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
要求部151は、操作制御部152からウェブページC10のURLを受信した場合は、コンテンツ配信サーバ30に対して受信したURLが示すウェブページC10の取得要求を送信する。また、要求部151は、コンテンツ配信サーバ30から受信したウェブページC10に広告取得命令が含まれる場合に、広告コンテンツの取得要求を広告配信サーバ20に送信する。
操作制御部152は、入力部120を介して受け付けた利用者の操作にしたがって、各種制御を実行する。例えば、操作制御部152は、利用者が入力部120に対してウェブページC10の表示操作を行った場合は、表示対象となるウェブページC10のURLを要求部151に出力する。また、操作制御部152は、入力部120を介して受け付けた利用者の操作の内容を表示制御部153に出力する。
例えば、操作制御部152は、画面上に利用者の指F10が触れたまま移動した場合は、スクロール操作が行われたと判定し、指F10が移動した方向、すなわちスクロールの方向と、指の移動量、すなわちスクロールさせる量とを表示制御部153に通知する。なお、以下の説明では、スクロールの方向とスクロールさせる量とをまとめてスクロール操作の内容と記載する。また、操作制御部152は、表示制御部153が受信したウェブページC10に広告取得命令が含まれる場合は、要求部151に対して、広告コンテンツの取得要求を広告配信サーバ20へ送信するよう指示する。
また、操作制御部152は、利用者によって行われた各種操作の内容を表示制御部153に出力する。例えば、操作制御部152は、動画コンテンツや音声コンテンツの再生、一時停止等を指示する操作、音量を変更する操作、その他任意の操作を受付けると、操作内容を表示制御部153に出力する。
表示制御部153は、受信したウェブページおよび広告コンテンツを出力部130に表示する処理を実行する。例えば、表示制御部153は、制御部150が、広告コンテンツとともに配信される制御情報をRAMを作業領域として実行することで、図6に示すように表示部154、決定部155、再生部156として動作し、決定処理および再生処理を実行する。
表示部154は、ウェブページC10およびコンテンツC20の表示を行う。具体的には、表示部154は、ウェブページC10とコンテンツC20とを受信すると、ウェブページC10の広告領域C11にコンテンツC20を配置し、ウェブページC10を表示する。また、表示部154は、操作制御部152からスクロール操作の内容を受信した場合は、受信したスクロール操作の内容に応じて、ウェブページC10およびコンテンツC20のスクロール操作を反映させる。
また、表示部154は、再生部156および操作制御部152からの指示に従って、コンテンツC20に含まれる動画像C23の再生や一時停止を実行する。例えば、表示部154は、再生部156や操作制御部152から動画像C23の再生や一時停止の指示を受付けた場合は、受付けた指示に従って、動画像C23の再生や一時停止を実行する。また、表示部154は、再生部156が実行する処理や、利用者による操作の結果、コンテンツC20の再生中に、音声の出力態様が変化した場合は、変化後の出力態様に応じて、アイコンC21や音量バーC22の態様を変更する。
また、表示部154は、決定部155が決定した再生態様で、コンテンツC20を再生部156が再生している場合には、音声の再生態様が変更されている旨のアテンション表示C30を表示する。例えば、後述するように、決定部155は、あらかじめ利用者により設定された音量以外の音量で音声を出力する旨の再生態様を決定した場合、すなわち、フェードイン等の音声態様を決定した場合には、所定の通知を表示部154に出力する。そして、表示部154は、決定部155から所定の通知を受信した後で、再生部156がコンテンツC20の再生を開始した場合は、所定のアテンション表示C30をコンテンツC20と重ねて表示する。なお、表示部154は、アテンション表示C30を表示するのであれば、任意の表示態様で表示することができる。
決定部155は、コンテンツに含まれる音声の再生態様を決定する。具体的には、決定部155は、音声を含むコンテンツC20を受信すると、受信したコンテンツC20に含まれる音声の再生態様を決定する。そして、決定部155は、決定した再生態様を再生部156に通知する。例えば、決定部155は、コンテンツC20に含まれる音声をフェードインさせる再生態様を決定し、決定した再生態様を再生部156に通知する。
ここで、図7を用いて、決定部155が決定する音声の再生態様の一例について説明する。図7は、実施形態に係る端末装置が決定する音声の再生態様の一例を説明する図である。なお、図7に示す例では、第1再生態様、第2再生態様、および第3再生態様における音量の時間的な変化を示すグラフを記載した。ここで、各グラフは、縦軸を音量とし、横軸をコンテンツの再生時間として、音量の時間的な変化を実線でプロットしたものである。また、図7に示す例では、フェードインが完了するまでの時間を「T」で表し、利用者が設定した音量を「V」で表した。
例えば、決定部155は、コンテンツに含まれる音声の再生態様として第1再生態様を決定する。かかる第1再生態様は、コンテンツの再生開始時である再生時間「0」から「T」までの間に、音量を「0」から「V」まで一定の増加率で増加させる態様である。
また、例えば、決定部155は、コンテンツに含まれる音声の再生態様として第2再生態様を決定する。かかる第2再生態様は、コンテンツの再生開始時である再生時間「0」から「T」までの間に、音量を消音状態である「0」から「V」まで対数関数的に増加させる態様である。すなわち、決定部155は、第2再生態様を決定した場合、コンテンツの再生時における音量の増加率が最大となり、再生時間「T」の直前における音量の増加率が最小となる態様で、音量を「0」から「V」まで増加させる。
また、例えば、決定部155は、コンテンツに含まれる音声の再生態様として第3再生態様を決定する。かかる第3再生態様は、コンテンツの再生開始時である再生時間「0」から「T」までの間に、音量を「0」から「V」まで指数関数的に増加させる態様である。すなわち、決定部155は、第3再生態様を決定した場合、コンテンツの再生時における音量の増加率が最小となり、再生時間「T」の直前における音量の増加率が最大となる態様で、音量を「0」から「V」まで増加させる。
なお、決定部155が再生態様を決定するタイミングは、コンテンツC20の再生に先駆けて行われるのであれば、任意のタイミングで行うことができる。例えば、決定部155は、後述するように再生部156がコンテンツC20の再生を行う旨の決定を行った場合は、再生の開始を保留させ、音声の再生態様を決定し、決定した再生態様を再生部156に通知する。そして、決定部155は、通知した再生態様でコンテンツC20の再生を開始させてもよい。すなわち、決定部155は、再生部156がコンテンツC20の再生を行う旨の決定を行ってから、コンテンツC20を再生させるまでの間に、再生態様を決定し、決定した再生態様でコンテンツC20の再生を行わせてもよい。
また、決定部155は、コンテンツの再生が一時停止された場合は、所定の条件に応じて、再生再開時における音声の再生態様を再度決定する。例えば、決定部155は、コンテンツの再生が一時停止した場合は、一時停止するまでの再生時間を特定する。そして、決定部155は、一時停止するまでの再生時間が所定の閾値よりも短い場合は、音声再開時に再度フェードインさせる再生態様を決定し、再生部156に通知する。一方、決定部155は、一時停止するまでの再生時間が所定の閾値よりも長い場合は、音声再開時に所定の音量(利用者により設定された音量等)で音声を再生させる再生態様を決定し、再生部156に通知する。
なお、決定部155は、他の条件に応じて、再生再開時の音声態様を決定してよい。例えば、決定部155は、コンテンツの再生時に、音声を所定の音量で再生していた場合には、再生再開時においても、音声を所定の音量で再生する旨の再生態様を決定してもよい。すなわち、決定部155は、コンテンツの再生時に、利用者が設定した音量以外の音量で音声を再生していなかった場合は、音声を所定の音量で再生する旨の再生態様を決定してもよい。また、決定部155は、一時停止するまでの間に、音声のフェードインが完了していた場合は、音声を所定の音量で再生する旨の再生態様を決定してもよい。また、決定部155は、位置停止するまでの間に、音声のフェードインが完了していなかった場合は、コンテンツが一時停止した際の音量から所定の音量までフェードインさせる再生態様、すなわち、一時停止前に決定した再生態様を継続させる再生態様を決定してもよい。
なお、決定部155は、端末装置100の位置や状態に応じた任意の条件に応じて、音声態様を決定することができる。例えば、決定部155は、物理センサ140が測定した端末装置100の物理的な状態に応じて、音声態様を決定してもよい。また、決定部155は、音声態様を決定する対象となるコンテンツの種別、コンテンツに含まれる音声の種別、コンテンツが配置されたウェブページC10の内容、利用者の設定、その他任意の条件に応じて、音声態様を決定することができる。なお、係る処理の一例については、後述する。
再生部156は、コンテンツを再生させる場合に、決定部155が決定した再生態様で、コンテンツに含まれる音声を再生する。例えば、再生部156は、コンテンツC20が配置されたウェブページC10が含まれる場合、コンテンツC20が表示される画面内および画面外の位置を特定し、特定した位置に応じて、コンテンツC20のうち所定の領域が画面内に表示されたか否かを判定する。そして、再生部156は、コンテンツC20が画面内に表示された場合、若しくは、利用者がコンテンツC20の再生を行わせる操作を行った場合には、コンテンツC20の再生を開始する。具体的には、再生部156は、決定部155から受信した再生態様で、コンテンツC20に含まれる音声の再生を行うとともに、コンテンツC20に含まれる動画像C23を再生する。
また、再生部156は、コンテンツC20のうち所定の領域が画面外に移動した場合、若しくは、利用者がコンテンツC20の再生を一時停止させる操作を行った場合は、コンテンツC20の再生を一時的に停止する。そして、再生部156は、コンテンツC20が画面内に表示された場合、若しくは、利用者がコンテンツC20の再生を行わせる操作を行った場合には、決定部155が新たに決定した再生態様で、コンテンツC20に含まれる音声の再生を行うとともに、動画像C23を再生する。
なお、再生部156は、コンテンツC20の再生や一時停止等を行う場合は、表示部154に対して各種指示を出力することで、コンテンツC20の再生や一時停止を制御する。また、再生部156は、出力部130が有するスピーカーやイヤホン等に対して制御信号を出力することで、コンテンツに含まれる音声を制御するものとする。
〔7.決定処理および再生処理のバリエーション〕
上記では、図1に例示した表示態様を用いながら、端末装置100による決定処理および再生処理の一例について説明した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。以下、端末装置100が実行する決定処理および再生処理のバリエーションについて説明する。なお、以下に説明する決定処理は、例えば決定部155により実現され、再生処理は、例えば再生部156によって実現されるが、実施形態は、これに限定されるものではない。
〔7−1.音声種別ごとの決定処理について〕
上述した例では、端末装置100は、コンテンツC20の再生時に、コンテンツC20に含まれる音声をフェードインさせた。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、コンテンツC20に含まれる音声には、サウンドロゴ、背景音、効果音、ナレーション等、複数種別の音声が含まれる場合がある。かかる音声の中には、コンテンツC20の登録を行った登録主(例えば、広告主)が利用者に対して聞かせたい音声や、フェードインによって利用者に聞こえなくなってもよい音声等が含まれると考えられる。
そこで、端末装置100は、コンテンツC20の音声に複数の音声が含まれる場合は、各音声の種別に応じて、各音声の再生態様をそれぞれ決定してもよい。例えば、広告配信サーバ20は、広告主端末10からコンテンツC20に含まれる音声を音声の種別ごとに登録を受け付ける。より具体的な例を説明すると、広告配信サーバ20は、コンテンツC20に含まれる動画像C23の再生時において同時に再生する音声データとして、サウンドロゴが含まれる音声データ、背景音が含まれる音声データ、ナレーションが含まれる音声データの登録を受け付ける。そして、広告配信サーバ20は、受付けた各音声データに対して、各音声データの種別を示すタグを付し、動画像C23と共に端末装置100へ送信する。
かかる場合、端末装置100は、受信した音声データの種別ごとに、再生態様を決定する。例えば、端末装置100は、サウンドロゴが含まれる音声データを再生する際の再生態様として、音声データを所定の音量(例えば、利用者又は広告主が設定した音量)で再生する再生態様を決定する。また、端末装置100は、背景音が含まれる音声データを再生する際の再生態様として、かかる音声データを所定の音量で再生する再生態様を決定する。また、端末装置100は、ナレーションが含まれる音声データを再生する際の再生態様として、かかる音声データをフェードインさせる再生態様を決定する。
ここで、図8は、実施形態にかかる決定部が決定する音声態様の他の例を説明する図である。なお、図8に示す例では、音声の種別ごとに決定される再生態様の一例を図7の同様の形式で記載した。例えば、端末装置100は、第4再生態様として示すように、背景音が含まれる音声データ、すなわちBGMを、再生時間「0」から所定の音量で再生する再生態様を決定する。一方、端末装置100は、第4再生態様として示すように、ナレーションを、再生時間「0」から「T」にかけてフェードインさせる再生態様を決定する。
また、端末装置100は、第5再生態様として示すように、サウンドロゴが含まれる音声データのうち、サウンドロゴが含まれる範囲を所定の音量で再生する再生態様を決定する。例えば、端末装置100は、サウンドロゴが含まれる時間帯を「T」で表すと、時間帯「T」が時間「T」よりも前だとしても、所定の音量「V」で再生する。なお、端末装置100は、サウンドロゴのみが含まれる音声データについては、常時所定の音量で再生することとしてもよい。
なお、上述した例では、端末装置100は、音声種別ごとに登録された音声の再生態様を決定したが、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、広告配信サーバ20は、登録された音声を音声解析することで、サウンドロゴが含まれる範囲を時間的に切り出し、かかる範囲の音声をサウンドロゴが含まれる音声データとしてもよい。また、広告配信サーバ20は、音の周波数特性等を用いて、ナレーションと背景音とを分割し、それぞれの音声データを作成してもよい。また、端末装置100は、上述した音声解析処理を実行することで、コンテンツに含まれる音声を音声種別ごとの音声データに分割し、各音声データに含まれる音声種別に応じて、それぞれ再生態様を決定してもよい。
このように、端末装置100は、音声の種別ごとに再生態様を決定するので、より適切な態様でコンテンツに含まれる音声を再生することができる。なお、端末装置100は、コンテンツの種別等に応じて、BGMやサウンドロゴであってもフェードインさせる再生態様を決定してもよい。
〔7−2.コンテンツの種別に応じた決定処理について〕
上述した端末装置100は、受信したコンテンツC20に対して、音声をフェードインさせる再生態様を決定した。ここで、端末装置100は、音声を含むすべてのコンテンツに対し、音声をフェードインさせる再生態様を決定してもよく、コンテンツの種別に応じて、音声をフェードインさせる再生態様または所定の音量で音声を再生させる再生態様を決定してもよい。
例えば、端末装置100は、広告配信サーバ20に登録されたコンテンツのうち、登録主が音声をフェードインさせる態様を許可したコンテンツを受信した場合は、音声をフェードインさせる再生態様を決定する。一方、端末装置100は、広告配信サーバ20に登録されたコンテンツのうち、登録主が音声をフェードインさせる態様を許可しなかったコンテンツを受信した場合は、音声を所定の音量で再生させる再生態様を決定する。
また、他の例では、端末装置100は、受信したコンテンツが広告に関連するコンテンツである場合には、音声をフェードインさせる再生態様を決定し、受信したコンテンツがゲームや広告以外の動画像等である場合は、所定の音量で再生させる再生態様を決定してもよい。
このように、端末装置100は、コンテンツの種別に応じて、コンテンツに含まれる音声の再生態様を決定する。このため、端末装置100は、不適切な態様でコンテンツに含まれる音声を再生することを防ぐことができる。
〔7−3.端末装置の物理的な状態に応じた決定処理について〕
ここで、端末装置100は、端末装置100の物理的な状態に応じて、コンテンツに含まれる音声の再生態様を決定してもよい。例えば、端末装置100は、端末装置100の傾き、加速度、温度、音量、明度等に基づいて、端末装置100を利用する利用者の状態をある程度予測することができると考えられる。例えば、端末装置100は、端末装置100の傾きが所定の閾値よりも大きい場合には、利用者が寝ころんだ状態で端末装置100を使用しているものと予測できる。また、例えば、端末装置100は、端末装置100に係る加速度や衝撃が所定のパターンにある程度合致する場合には、利用者が移動しているものと予測できる。
また、例えば、端末装置100は、GPS(Global Positioning System)やiBeacon等を用いて特定した位置や、端末装置100の移動速度等から、利用者の位置や利用者の移動手段を予測することができる。具体例を説明すると、端末装置100は、利用者の位置の近傍に線路が存在し、かつ、利用者の移動速度が所定の閾値よりも速い場合には、利用者が電車に乗車していると予測できる。
ここで、端末装置100は、利用者の位置や状態に応じて、コンテンツに含まれる音声を所定の音量で出力するか否かを判定した場合には、不適切な状態でコンテンツに含まれる音声の再生を防ぐことができると考えられる。例えば、端末装置100は、利用者が電車やバス等の公共交通機関を使用している場合には、コンテンツに含まれる音声を所定の音量で出力する態様が不適切な態様であると判定できる。
そこで、端末装置100は、端末装置100の物理的な状態に応じて、コンテンツに含まれる音声の再生態様を決定する。例えば、端末装置100は、端末装置100の傾きが所定の閾値よりも大きい場合、すなわち、利用者が寝ころんだ状態で端末装置100を使用していると予測される場合には、コンテンツに含まれる音声を所定の音量で出力する再生態様を決定する。また、端末装置100は、端末装置100の移動速度が所定の閾値よりも速い場合や、端末装置100の位置が図書館、駅、公民館等、公共の建物内に位置している場合には、音声をフェードインさせる再生態様を決定する。また、端末装置100は、端末装置100がライブ会場や音楽ショップ等、音声を出力してもよいと予測されている位置にいる場合は、音声を所定の音量で出力する再生態様を決定する。
また、端末装置100は、周囲の騒音を測定し、測定した騒音が所定の閾値よりも大きい場合は、所定の音量でコンテンツに含まれる音声を出力し、騒音が所定の閾値以下である場合は、コンテンツに含まれる音声をフェードインさせてもよい。また、端末装置100は、端末装置100の物理的な状態に応じて、第1再生態様から第5再生態様のうちいずれかの再生態様を決定してもよい。また、端末装置100は、端末装置100の物理的な状態が予め定められた所定の状態を満たす場合に、フェードインを行う再生態様若しくは所定の音量で音声を出力する再生態様を決定してもよい。
このように、端末装置100は、端末装置100の物理的な状態に応じて、音声の再生態様を決定するので、より適切な態様で音声を出力することができる。
〔7−4.周囲に位置する端末装置の設定に応じた決定処理について〕
また、端末装置100は、周囲の端末装置の設定に応じて、再生態様を決定してもよい。例えば、端末装置100は、周囲の端末装置が音を所定の音量で出力する状態である場合には、音を出力しても周囲に迷惑をかけることはないと予測される。そこで、端末装置100は、例えば、Wi−Fi(登録商標)やbluetooth(登録商標)等の近距離無線通信を用いて、周囲の端末装置における音量の設定を示す情報を収集する。なお、端末装置100は、ネットワーク上のクライアントサーバに集約された各端末装置の位置と各端末装置の設定とを示す情報を用いて、周囲の端末装置における音量の設定を示す情報を収集してもよい。また、端末装置100は、同一ネットワークに接続している他の端末装置の設定や情報を収集してもよい。
また、端末装置100は、収集した情報に基づいて、周囲の存在する他の端末装置における音量の設定を特定する。そして、端末装置100は、周囲に存在する他の端末装置のうち、所定の割合以上の端末装置が、音声を消音状態にしている場合には、コンテンツに含まれる音声をフェードインさせる再生態様を決定する。また、端末装置100は、周囲に存在する他の端末装置のうち、所定の割合以上の端末装置が、音声を消音状態にしていない場合には、コンテンツに含まれる音声を所定の音量で再生させる再生態様を決定する。
なお、端末装置100は、周囲の端末装置のうち、音声を消音状態にしていない端末装置の割合や、各端末装置が設定している音量に応じて、フェードインを行った際における最終的な音量を決定してもよい。また、端末装置100は、周囲の端末装置のうち、実際に音声を出力している端末装置が存在する場合は、かかる端末装置が出力している音声の音量や、音声を出力した時間等に応じて、再生態様を決定してもよい。
また、端末装置100は、SNS(Social Networking Service)を利用して、近距離に位置する端末装置の状態や設定を収集し、収集した状態や設定に応じて、再生態様を決定してもよい。また、端末装置100は、SNSに対して、近距離に位置する端末装置が投稿した情報に基づいて、再生態様を決定してもよい。例えば、端末装置100は、周囲に位置する端末装置がライブ中である旨の投稿を行った場合は、所定の音量で音声を出力する再生態様を決定してもよい。
このように、端末装置100は、周囲の端末装置における設定に応じて、音声の再生態様を決定する。このため、端末装置100は、不適切な態様による音声出力を防ぐことができる。
〔7−5.端末装置が有する機能の履歴に応じた決定処理について〕
また、端末装置100は、端末装置100が有する機能の使用履歴に基づいて、音声の再生態様を決定してもよい。例えば、近年の端末装置には、電車やバス等の公共交通機関、店舗や自動販売機における支払を行うための電子マネー機能を有する端末装置が存在する。そこで、端末装置100は、電子マネー機能の使用履歴に基づいて、公共交通機関を利用中であるか否かを判定し、利用中であると判定した場合は、フェードインを行う再生態様を決定してもよい。
例えば、端末装置100は、決定処理を行う際に、電子マネー機能の使用履歴を取得し、改札の入退場履歴のうち最新の履歴が入場履歴であるか否かを判定する。そして、端末装置100は、改札の入退場履歴のうち最新の履歴が入場履歴である場合は、フェードインを行う再生態様を決定し、改札の入退場履歴のうち最新の履歴が出場履歴である場合は、音声を所定の音量で出力する態様を決定してもよい。
また、例えば、端末装置100は、電子マネー機能の使用履歴を取得し、バスに乗車してから所定の時間が経過したか否かを判定する。そして、端末装置100は、バスに乗車してから所定の時間が経過していない場合は、フェードインを行う再生態様を決定し、バスに乗車してから所定の時間が経過した場合は、音声を所定の音量で出力する態様を決定してもよい。
また、端末装置100は、電子マネー機能以外にも、近距離無線通信を利用したクーポンの使用履歴、GPSの使用履歴、アプリケーションの実行履歴等に基づいて、再生態様を決定してもよい。例えば、端末装置100は、決定処理を実行する場合は、所定のアプリケーションが音楽コンテンツや動画コンテンツを再生してから所定の期間が経過しているか否かを判定する。そして、端末装置100は、音楽コンテンツや動画コンテンツを再生してから所定の期間が経過していないと判定した場合は、音声を所定の音量で再生する再生態様を決定してもよい。また、端末装置100は、音楽コンテンツや動画コンテンツを再生した際の音量に基づいて、音声の再生態様を決定してもよい。また、端末装置100は、イヤホンが挿入されているか否か、イヤホンを用いて音楽コンテンツや動画コンテンツが再生されたか否か等に応じて、音声の再生態様を決定してもよい。
このように、端末装置100は、端末装置100が有する機能の使用履歴に応じて、コンテンツに含まれる音声の再生態様を決定するので、電車の中等で急に音声を出力するといった不適切な態様で音声を出力することを防ぐことができる。また、端末装置100は、所定の期間内に音声を再生した際の再生態様に応じて、コンテンツに含まれる音声の再生態様を決定するので、適切な再生態様で音声を出力することができる。
〔7−6.コンテンツの位置に応じた決定処理について〕
ここで、端末装置100は、音声を含むコンテンツが配置された位置に応じて、音声の再生態様を決定してもよい。例えば、図9は、実施形態にかかる端末装置がコンテンツの位置に応じて再生態様を決定する処理を説明する図である。例えば、端末装置100は、利用者のスクロール操作に応じてウェブページC10とコンテンツC20とをスクロールさせる。そして、端末装置100は、コンテンツC20と端末装置100の画面との距離が「X」となった場合は、コンテンツC20に含まれる音声の再生を開始する。
かかる場合、端末装置100は、コンテンツC20の位置に応じて音量を変更する。例えば、端末装置100は、図9の第1状態に示すように、コンテンツC20と端末装置100の画面との距離が「X」となった場合は、設定された音量の「20パーセント」で音声を再生する再生態様を決定する。また、端末装置100は、図9の第2状態に示すように、スクロール操作によってコンテンツC20と端末装置100との画面の距離がさらに近づいた場合は、例えば、設定された音量の「50パーセント」で音声を再生する再生態様を決定する。また、端末装置100は、図9の第2状態に示すように、スクロール操作によってコンテンツC20の所定の範囲が画面内に表示された場合は、例えば、設定された音量の「80パーセント」で音声を再生する再生態様を決定する。
すなわち、端末装置100は、コンテンツC20が画面外に位置する際からコンテンツC20の再生を開始するとともに、コンテンツC20がスクロール操作により画面に近づくほど、再生時の音量を徐々に大きくする。このため、端末装置100は、利用者に対して音声を含むコンテンツの存在を気づかせることができ、音量の設定を行う機会を提供することができる。この結果、端末装置100は、不適切な態様で音声を出力することを防ぐことができる。
なお、端末装置100は、図9の第1状態に示すように、コンテンツC20が画面外に位置する際からコンテンツC20の再生を開始し、図9の第3状態に示すように、コンテンツC20の所定の領域が画面内に表示された場合は、コンテンツC20を最初から再生しなおしてもよい。この際、端末装置100は、所定の音量で音声を出力してもよく、また、音声をフェードインさせてもよい。このように、端末装置100は、画面外で再生が始まったコンテンツが画面内に表示された際に、コンテンツの再生を最初から再度行うので、コンテンツの内容を欠落させることなく利用者に閲覧させることができる。
〔7−7.利用者の操作に応じた決定処理について〕
また、端末装置100は、利用者の操作に応じて、再生態様を決定してもよい。例えば、端末装置100は、アテンション表示が行われている際に、利用者がアテンション表示を選択した場合には、消音状態でコンテンツの再生を継続してもよい。また、他の例では、端末装置100は、アテンション表示が行われている際に、利用者がアテンション表示を選択した場合には、音量をあらかじめ設定された所定の音量で出力しつつ、コンテンツの再生を継続してもよい。また、端末装置100は、コンテンツの再生中に、利用者が音量バーC22を操作した場合や、端末装置100が有する物理的な入力装置を介して音量の設定を変更する操作が行われた場合は、かかる操作の結果設定された音量で音声を出力しつつ、コンテンツの再生を継続してもよい。
このように、端末装置100は、利用者によりアテンション表示が選択された場合は、コンテンツに含まれる音声の再生態様を所定の再生態様に変更する。また、端末装置100は、コンテンツの再生中に、音量の操作が行われた場合は、かかる操作に従って、コンテンツ再生時の音量を変更する。このため、端末装置100は、不適切な態様で音声を出力することを防ぐことができる。
〔7−8.その他〕
また、端末装置100は、接続しているネットワークに応じて、再生態様を決定してもよい。例えば、端末装置100は、広域Wi−FiやパブリックWi−Fiに接続している場合には、コンテンツに含まれる音声をフェードインさせる再生態様を決定してもよい。また、端末装置100は、接続しているネットワークが会社や公共機関のネットワークである場合は、音声をフェードインさせる再生態様もしくは出力しない再生態様を決定してもよい。
また、端末装置100は、現在時刻に応じて、再生態様を決定してもよい。例えば、端末装置100は、早朝から夜間にかけては、利用者が出勤途中若しくは会社にいると予測されるため、コンテンツに含まれる音声をフェードインさせる再生態様を決定してもよい。また、端末装置100は、深夜から早朝にかけては、周囲への騒音を考慮して、コンテンツに含まれる音声をフェードインさせる再生態様を決定してもよい。
また、端末装置100は、上述した任意の情報や状態を適宜組み合わせて、再生態様を決定してもよい。また、端末装置100は、上述した任意の情報や状態を適宜組み合わせて、音声を出力してもよい状態のモデルを学習し、学習結果に基づいて、再生態様の決定を行ってもよい。
〔8.端末装置100の処理フロー〕
次に、図10を用いて、制御情報を実行した端末装置100が実行する処理の手順について説明する。図10は、実施形態に係る端末装置が実行する決定処理と再生処理との流れの一例を示すフローチャートである。
図10に示す例では、端末装置100は、利用者の操作に応じてコンテンツ配信サーバ30にウェブページC10の配信を要求し、コンテンツ配信サーバ30からウェブページC10を受信する(ステップS101)。次に、端末装置100は、配信されたウェブページC10に広告取得命令が含まれる場合は、広告配信サーバ20に対して配信要求を送信する(ステップS102)。次に、端末装置100は、コンテンツC20を受信したか否かを判定する(ステップS103)。そして、端末装置100は、コンテンツC20を受信していないと判定した場合は(ステップS103:No)、再度ステップS103を実行する。
また、端末装置100は、コンテンツC20を受信した場合は(ステップS103:Yes)、ウェブページC10を表示するとともに、コンテンツC20を広告領域C11に配置して表示する(ステップS104)。そして、端末装置100は、スクロール操作が検出されたか否かを判定し(ステップS105)、スクロール操作が検出された場合は(ステップS105:Yes)、スクロール操作に応じて、ウェブページC10とコンテンツC20とを移動させる(ステップS106)。続いて、端末装置100は、コンテンツC20が半分以上表示されたか否かを判定する(ステップS107)。
そして、端末装置100は、コンテンツC20が半分以上表示された場合は(ステップS107:Yes)、決定処理を実行し、再生態様を決定する(ステップS108)。例えば、端末装置100は、音声をフェードインさせる再生態様もしくは所定の音量で音声を再生する再生態様を決定する。そして、端末装置100は、音声をフェードインさせる場合は(ステップS109:Yes)、音量をフェードインさせながらコンテンツC20に含まれる動画像を再生し(ステップS110)、処理を終了する。一方、端末装置100は、音声をフェードインさせない場合(ステップS109:No)、すなわち所定の音量で音声を再生する場合は、音量を所定の音量で出力しながらコンテンツC20に含まれる動画像を再生し(ステップS111)、処理を終了する。
一方、端末装置100は、スクロール操作が検出されなかった場合は(ステップS105:No)、再度ステップS105を実行する。また、端末装置100は、コンテンツC20が半分以上表示されていない場合は(ステップS107:No)、再度ステップS105を実行する。
〔9.変形例〕
上記した実施形態に係る広告配信システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、広告配信システム1の他の実施形態について説明する。
〔9−1.コンテンツの種別〕
上述した端末装置100は、コンテンツC20として、広告主が登録した広告に関するコンテンツC20を再生した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、端末装置は、任意のコンテンツに対して決定処理と再生処理とを適用することができる。例えば、端末装置100は、広告以外にも、例えばゲームや利用者の操作を受付けるウェブページ等、任意のコンテンツに対して上述した決定処理と再生処理とを適用することができる。より具体的な例を説明すると、端末装置100は、ゲームの実行時や、フラッシュやCSS(Cascading Style Sheets)等の技術により作成されたインタラクティブ形式のウェブページを表示する際等に決定処理と再生処理とを実行することで、不適切な態様で音声を出力することを防いでもよい。
また、端末装置100は、音声のみが含まれるコンテンツの再生時に、決定処理と再生処理とを実行することで、不適切な態様で音声を出力することを防いでもよい。
〔9−2.ログについて〕
端末装置100は、実際に表示されたコンテンツや、決定処理によって決定された再生態様でコンテンツの再生を行った際に、利用者による操作のログを取ってもよい。例えば、端末装置100は、決定処理によって決定された再生態様でコンテンツの再生を行った際に、利用者がアテンション表示を選択したか否か、音量を変更する操作を行ったか否か、音声を変更する操作の内容といった旨を示すログを取得する。一方で、端末装置100は、コンテンツC20の再生が行われたか否か、コンテンツC20の再生時間、一時停止が行われたか否か、一時停止が行われたタイミング等のログを取得する。
このように端末装置100が取得したログは、各広告コンテンツのCTRの更新や、広告主に広告効果を報告する際等に有用なログとなる。また、端末装置100が取得したログは、ランディングページに配置されるコンテンツの変更に用いられてもよい。例えば、端末装置100は、利用者がコンテンツC20を選択した場合は、ランディングページを配信するサーバに対して、各種ログを通知し、かかるログの内容に応じて異なるランディングページの配信を受付けてもよい。
また、端末装置100は、ログの履歴に基づいて再生態様を決定してもよい。例えば、端末装置100は、広告配信サーバ20からコンテンツC20の配信を受付けるとともに、コンテンツC20に係るログの内容から決定された再生態様を受信する。かかる場合、端末装置100は、受信した再生態様で、コンテンツC20に含まれる音声を再生してもよい。
また、端末装置100は、コンテンツC20と対応するランディングページのCTRに基づいて、再生態様を決定してもよい。例えば、端末装置100は、コンテンツC20に対応するランディングページのCTRが所定の閾値よりも高い場合は、音声を所定の音量で出力する再生態様を決定し、ランディングページのCTRが所定の閾値よりも低い場合は、音声をフェードインさせる再生態様を決定してもよい。
なお、広告配信サーバ20は、上述したログに基づいて、広告主に対する課金額を変更してもよい。例えば、広告配信サーバ20は、決定処理および再生処理を実行させた際の課金額と、決定処理を行わずに所定の音量で再生させた際の課金額とに差分を設けてもよい。
〔9−3.フェードインについて〕
上述した例では、端末装置100は、音声をフェードインさせる再生態様を決定した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではなく、端末装置100は、適切な態様で音声を出力することができるのであれば、任意の再生態様を決定してもよい。例えば、端末装置100は、段階的に音量を上昇させる再生態様を決定してもよい。また、端末装置100は、周囲に伝播しづらい周波数帯の音声を所定の音量で出力し、その後、徐々に所定の音量で出力する周波数帯を増やしていってもよい。
〔9−4.制御情報について〕
上記した端末装置100は、広告配信サーバ20が広告コンテンツとともに配信する制御情報を用いて、上記した表示処理を実行した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、端末装置100は、上記した制御情報をコンテンツ配信サーバ30からウェブページとともに受信し、広告配信サーバ20から広告コンテンツとともに表示指示を受信する。そして、端末装置100は、コンテンツ配信サーバ30から受信した制御情報を実行するとともに、受信した表示指示に従って広告コンテンツの表示態様を変更してもよい。
また、端末装置100は、ウェブページC10の表示処理や、上述した広告変更処理等を端末装置100に実行されるアプリケーションをあらかじめダウンロードし、かかるアプリケーションを実行することで、上述した処理を実現してもよい。
〔9−5.装置構成〕
また、上記実施形態では、広告配信システム1に、広告配信サーバ20とコンテンツ配信サーバ30とが含まれる例を示したが、広告配信サーバ20とコンテンツ配信サーバ30とは1個の装置として形成されてもよい。この場合、図3に示した広告配信サーバ20は、例えば、図5に示したコンテンツ記憶部32、受付部34、配信部35を有する。そして、広告配信サーバ20は、端末装置100からウェブページの取得要求を受け付けた場合に、広告コンテンツとともに、広告取得命令を含まないウェブページを端末装置100に配信する。
また、上記実施形態では、広告配信サーバ20から端末装置100に広告コンテンツが配信される例を示したが、コンテンツ配信サーバ30が、広告配信サーバ20から広告コンテンツを取得してもよい。この場合、広告配信サーバ20の要求受付部26は、コンテンツ配信サーバ30から広告コンテンツの取得要求を受け付ける。また、広告配信サーバ20は、コンテンツ配信サーバ30に広告コンテンツを配信する。また、コンテンツ配信サーバ30は、広告配信サーバ20から取得した広告コンテンツとともに、広告取得命令を含まないウェブページを端末装置100に配信する。
〔9−6.端末装置の操作記録〕
また、上述してきた端末装置100は、コンテンツが配置されているウェブページに対して、利用者がどれだけ端末装置100を操作したかという記録を広告配信サーバ20に送信してもよい。具体的には、端末装置100は、コンテンツC20が配置されているウェブページC10に対して利用者が行うスクロール操作等を記録する。
また、端末装置100は、コンテンツC20に対するタップ操作(すなわち、選択操作)や、ウェブページをリロードした回数や、コンテンツC20を特定する情報について端末装置からの発信操作(例えば、SNSへの書き込みなど)など、利用者が端末装置100に対して行う種々の操作を記録することもできる。そして、端末装置100は、操作履歴に関する情報を広告配信サーバ20に送信する。
かかる場合、広告配信サーバ20は、端末装置100から配信された操作履歴に関する情報を集計し、かかる情報について分析した情報をさらに取得する。例えば、広告配信サーバ20は、実施形態に係る制御情報を伴うコンテンツとかかる制御情報を伴わないコンテンツとについて、スクロール操作の回数やCTRなどの広告効果の指標を比較した情報などを取得する。
ここで、実施形態に係る制御情報を伴うコンテンツが表示されるウェブページに対する操作履歴は、広告効果を示す指標となりうる。すなわち、実施形態に係る制御情報を伴うコンテンツが表示されるウェブページにおいては、利用者によってコンテンツ自体がクリックされることによりコンテンツ先のウェブページが表示されることのみならず、かかるウェブページに対して利用者がどれだけスクロール操作を行ったか、(つまり、利用者がどれだけ広告コンテンツを変更させたか)という操作履歴自体が利用者の広告コンテンツへの興味を示す指標といえる。
例えば、広告配信サーバ20は、利用者がスクロール操作を行った回数、スクロール操作が行われた量、スクロール操作が行われた時刻や時間、スクロール操作が行われてからコンテンツが選択されたか否か等を比較することで、実施形態に係る制御情報を伴うコンテンツを表示した際に、関心をどれくらい発生させたかを示す指標を提供することができる。したがって、広告配信サーバ20は、広告主端末10に端末装置100の操作履歴に関する情報を送信することにより、実施形態に係るコンテンツの表示されるウェブページに対する広告効果の指標を示すレポートとすることができる。なお、広告配信サーバ20は、広告主端末10に端末装置100の操作履歴に関する情報をそのまま送信してもよい。
これにより、広告配信サーバ20は、端末装置100における実施形態に係る制御情報を伴う広告コンテンツの表示態様の有用性を広告主に示すことができる。
〔9−7.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図6に示した要求部151および操作制御部152は統合されてもよい。
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔9−8.プログラム〕
また、上記してきた実施形態に係る端末装置100、広告配信サーバ20およびコンテンツ配信サーバ30は、例えば図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、広告配信サーバ20を例に挙げて説明する。図11は、端末装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、およびメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、係るプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、係るプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る広告配信サーバ20として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部23の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部22内のデータ、すなわち広告データベース24が格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からこれらのプログラムを取得してもよい。
なお、コンピュータ1000が実施形態に係る端末装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部150の機能を実現する。
なお、コンピュータ1000が実施形態に係るコンテンツ配信サーバ30として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部33の機能を実現する。また、HDD1400には、コンテンツ記憶部32内のデータが格納される。
〔10.効果〕
上述したように、端末装置100は、コンテンツに含まれる音声の再生態様を決定する。そして、端末装置100は、コンテンツを再生する場合に、決定した再生態様で、コンテンツに含まれる音声を再生する。このため、例えば、端末装置100は、コンテンツに含まれる音声が大音量で突然出力されるといった不適切な態様で出力されるのを防ぐことができる結果、不適切な態様での音声の再生を防ぐことができる。
特に、本発明は、ニュースサイト等原則として音声が出力されないウェブページ(すなわち、記事)に音声を含む広告コンテンツを表示する記事内広告に最適である。例えば、利用者は、ニュースサイト等の記事を閲覧する際には、音声が出力されないと予測すると考えられる。しかしながら、動画コンテンツ等音声を含むコンテンツが広告コンテンツとして配信される態様が増えるに従い、利用者が記事等を閲覧する際に、予期せず音声が出力されてしまうといった状況が予測される。一方、端末装置100は、記事内広告として配信された広告コンテンツの音声を決定した再生態様で再生するので、利用者が音を聞かない前提で記事の閲覧を行ったとしても、不適切な態様での音声の再生を防ぐことができる。
なお、本発明は、利用者が投稿した動画像の配信サイトや、有料或いは無料の動画コンテンツ等を配信する配信サイト等、利用者が音を聞く前提の状態で広告コンテンツや動画コンテンツ等の配信を受付ける際にも有用である。
また、端末装置100は、コンテンツの再生時に音量を徐々に上昇させる再生態様、すなわちフェードインさせる再生態様を決定する。この結果、端末装置100は、利用者が意図しない状況でコンテンツの音声が突然出力されるといった対応で音声が出力されるのを防ぐことができる。また、端末装置100は、所定の音量で音声が出力されるまでの間に、利用者に対して音量を変更する機会を提供することができる。この結果、端末装置100は、不適切な態様での音声の再生を防ぐことができる。
また、端末装置100は、コンテンツに複数の音声が含まれる場合は、各音声の種別に応じて、各音声の再生態様をそれぞれ決定する。このため、端末装置100は、適切な態様で、コンテンツに含まれる音声を再生できる。
例えば、端末装置100は、コンテンツに含まれる音声の種別がサウンドロゴである場合は、所定の音量で再生する再生態様を決定する。このため、端末装置100は、コンテンツに含まれるサウンドロゴを利用者に試聴させることができる。
また、端末装置100は、コンテンツに含まれる音声の種別が背景音である場合は、所定の音量で再生する再生態様を決定する。ここで、背景音は、サウンドロゴやナレーションと比較して、周囲の人に対してあまり気づきを生じさせる音声ではないと考えられる。この結果、端末装置100は、不適切な態様での音声の再生を防ぎつつ、利用者に対して音量を変更する機会を提供できる。
また、端末装置100は、コンテンツに含まれる音声がナレーションである場合は、音量を徐々に上昇させる再生態様を決定する。ここで、人や機械の合成音声によるナレーションは、周囲の人に対して気づきを生じさせやすい音声であると考えられる。この結果、端末装置100は、不適切な態様での音声の再生を防ぐことができる。
また、端末装置100は、コンテンツの再生が一時停止された場合は、一時停止されるまでの再生時間に応じて、コンテンツの再生が再開された際の新たな再生態様を決定する。このため、端末装置100は、例えば、利用者が音声の出力によりあわててコンテンツの再生を一時停止し、その後再度再生させた際に、不適切な態様での音声の再生を防ぐことができる。
また、端末装置100は、コンテンツの種別に応じて、コンテンツに含まれる音声の再生態様を決定する。このため、端末装置100は、利用者の印象を悪化させることなく、より適切にコンテンツに含まれる音声を再生することができる。
また、端末装置100は、端末装置100の物理的な状態に応じて、コンテンツに含まれる音声の再生態様を決定する。このため、端末装置100は、端末装置100の状態に応じた再生態様を決定することができるので、より適切に、利用者の印象を悪化させることなく、コンテンツに含まれる音声を再生することができる。
また、端末装置100は、周囲に存在する他の端末装置における設定に応じて、コンテンツに含まれる音声の再生態様を決定する。このため、端末装置100は、周囲の状況に合わせた態様で音声を出力するので、利用者の印象を悪化させることなく、コンテンツに含まれる音声を再生することができる。
また、端末装置100は、端末装置100が有する機能の使用履歴に応じて、コンテンツに含まれる音声の再生態様を決定する。このため、端末装置100は、不適切な態様で音声を出力することを防ぐことができる。
また、端末装置100は、所定の期間内に端末装置100が音声を再生した際の再生態様に応じて、コンテンツに含まれる音声の再生態様を決定する。このため、端末装置100は、それまでに音声を再生した際の態様に従って、コンテンツの音声を出力するので、利用者の印象を悪化させることなく、コンテンツに含まれる音声を再生することができる。
また、端末装置100は、表示画面に対するコンテンツの位置に応じて、音声の再生態様を決定する。このため、端末装置100は、例えば利用者のスクロール操作に応じて、音量を変更することができるので、利用者にコンテンツを印象付けることができるとともに、利用者に音量の設定を変更させる機会を提供できる。
また、端末装置100は、表示画面に表示されない状態で再生が開始されたコンテンツが、利用者の操作により表示画面の所定の位置に移動した場合は、コンテンツを最初から再生しなおす。このため、端末装置100は、利用者に対してコンテンツを最初から閲覧させることができる。
また、端末装置100は、コンテンツに含まれる音声の再生態様が、予め設定された音量で音声を出力する態様とは異なる場合は、アテンション表示を表示する。このため、端末装置100は、利用者に対して、音声が出力される旨を通知するとともに、音量の設定を変更させる機会を提供できる。
また、端末装置100は、利用者により、アテンション表示が選択された場合は、コンテンツに含まれる音声の再生態様を、所定の再生態様に変更する。このため、端末装置100は、容易に音量の設定を変更させることができるとともに、不適切な態様で音声を出力するのを防ぐことができる。
また、端末装置100は、決定した再生態様でコンテンツを再生している際に、利用者により音量の操作が行われた場合は、かかる操作に従って、音量を変更する。このため、端末装置100は、容易に音量の設定を変更させることができるとともに、不適切な態様で音声を出力するのを防ぐことができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、配信部は、配信手段や配信回路に読み替えることができる。
1 広告配信システム
10 広告主端末
20 広告配信サーバ
21、31、110 通信部
22 記憶部
23、33、150 制御部
24 広告データベース
25 入稿受付部
26 要求受付部
27 広告選択部
28 配信部
30 コンテンツ配信サーバ
32 コンテンツ記憶部
34 受付部
35 配信部
100 端末装置
120 入力部
130 出力部
140 物理センサ
151 要求部
152 操作制御部
153 表示制御部
154 表示部
155 決定部
156 再生部

Claims (20)

  1. コンテンツに含まれる音声の再生態様を決定する決定部と、
    前記コンテンツを再生する場合に、前記決定部が決定した再生態様で、前記コンテンツに含まれる音声を再生する再生部と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記決定部は、前記再生態様として、前記コンテンツの再生時に音量を徐々に上昇させる態様を決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記決定部は、前記コンテンツに複数の音声が含まれる場合は、各音声の種別に応じて、各音声の前記再生態様をそれぞれ決定することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記決定部は、前記コンテンツに含まれる音声の種別がサウンドロゴである場合は、前記再生態様として、当該サウンドロゴを所定の音量で再生する態様を決定することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記決定部は、前記コンテンツに含まれる音声の種別が背景音である場合は、前記再生態様として、当該背景音を所定の音量で再生する態様を決定することを特徴とする請求項3または4に記載の情報処理装置。
  6. 前記決定部は、前記コンテンツに含まれる音声がナレーションである場合は、前記再生態様として、当該ナレーションの音量を徐々に上昇させる態様を決定することを特徴とする請求項3〜5のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  7. 前記決定部は、前記コンテンツの再生が一時停止された場合は、一時停止されるまでの再生時間に応じて、前記コンテンツの再生が再開された際の新たな再生態様を決定する
    ことを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  8. 前記決定部は、前記コンテンツの種別に応じて、当該コンテンツに含まれる音声の再生態様を決定することを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  9. 前記決定部は、前記情報処理装置の物理的な状態に応じて、前記コンテンツに含まれる音声の再生態様を決定することを特徴とする請求項1〜8のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  10. 前記決定部は、前記情報処理装置の周囲に存在する他の情報処理装置における設定に応じて、前記コンテンツに含まれる音声の再生態様を決定することを特徴とする請求項1〜9のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  11. 前記決定部は、前記情報処理装置が有する機能の使用履歴に応じて、前記コンテンツに含まれる音声の再生態様を決定することを特徴とする請求項1〜10のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  12. 前記決定部は、所定の期間内に前記情報処理装置が音声を再生した際の再生態様に応じて、前記コンテンツに含まれる音声の再生態様を決定することを特徴とする請求項1〜11のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  13. 前記決定部は、前記情報処理装置の表示画面に対する前記コンテンツの位置に応じて、当該コンテンツに含まれる音声の再生態様を決定することを特徴とする請求項1〜12のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  14. 前記再生部は、前記情報処理装置の表示画面に表示されない状態で再生が開始された前記コンテンツが、利用者の操作により前記表示画面の所定の位置に移動した場合は、当該コンテンツを最初から再生しなおすことを特徴とする請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 前記コンテンツに含まれる音声の再生態様が、予め設定された音量で音声を出力する態様とは異なる場合は、音声の再生態様が変更されている旨の表示を前記表示画面に表示する表示部を有することを特徴とする請求項1〜14に記載の情報処理装置。
  16. 前記再生部は、利用者により、前記音声の再生態様が変更されている旨の表示が選択された場合には、前記コンテンツに含まれる音声の再生態様を、所定の再生態様に変更することを特徴とする請求項15に記載の情報処理装置。
  17. 前記再生部は、前記決定部が決定した再生態様で前記コンテンツを再生している際に、利用者により音量の操作が行われた場合は、当該利用者による操作に従って、音量を変更することを特徴とする請求項1〜16のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  18. 音声を含むコンテンツを再生する情報処理装置に対して、制御情報を配信する配信部を備え、
    前記制御情報は、
    前記コンテンツの再生を開始する際の前記音声の再生態様を決定する決定手順と、
    前記コンテンツの再生を開始する場合は、前記決定手順で決定した再生態様で、前記コンテンツに含まれる音声を再生する再生手順と
    を前記情報処理装置に実行させることを特徴とする配信装置。
  19. 情報処理装置が実行する再生方法であって、
    音声を含むコンテンツの再生を開始する際の前記音声の再生態様を決定する決定工程と、
    前記コンテンツの再生を開始する場合は、前記決定工程で決定した再生態様で、前記コンテンツに含まれる音声を再生する再生工程と
    を含むことを特徴とする再生方法。
  20. コンピュータに、
    音声を含むコンテンツの再生を開始する際の前記音声の再生態様を決定する決定手順と、
    前記コンテンツの再生を開始する場合は、前記決定手順で決定した再生態様で、前記コンテンツに含まれる音声を再生する再生手順と
    を実行させることを特徴とする再生プログラム。
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