JP2018022386A - 配信装置、配信方法、配信プログラム及び情報表示プログラム - Google Patents

配信装置、配信方法、配信プログラム及び情報表示プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】コンテンツが有する訴求効果を発揮させること。【解決手段】本願に係る配信装置は、取得部と、決定部と、配信部とを備える。取得部は、ユーザによって利用される端末装置における音量の設定状況を取得する。決定部は、取得部によって取得された音量の設定状況に基づいて、複数の候補コンテンツの中から、第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に表示させるコンテンツである第2コンテンツを決定する。配信部は、決定部によって決定された第2コンテンツを端末装置に配信する。【選択図】図1

Description

本発明は、配信装置、配信方法、配信プログラム及び情報表示プログラムに関する。
近年、インターネットを介した広告配信が盛んに行われている。例えば、ウェブページの所定の位置に企業や商品等に関する広告コンテンツを表示することが行われている。また、通信回線の発達に伴って容量の大きいファイルの送受信が可能になるにつれ、広告コンテンツとして動画コンテンツが利用される機会も増加している。動画コンテンツは、静止画コンテンツやテキストデータと比較してユーザに強い印象を与えることができるため、高い訴求効果が期待される。
このような動画に係る広告コンテンツに関する技術として、端末装置における音声のオンオフの判定に基づいて、広告コンテンツの課金処理を行う技術が知られている(例えば、特許文献1)。また、端末装置の音量操作について学習することで、コンテンツに含まれる音声を再生する際の再生態様を決定する技術が知られている(例えば、特許文献2)。
特開2014−134836号公報 特開2016−58798号公報
しかしながら、上記の従来技術では、コンテンツが有する訴求効果を発揮させることができない場合がある。例えば、上記の従来技術では、ユーザの操作を学習して動画コンテンツの再生態様を決定することで、状況に応じて再生するコンテンツの音量を低く制御するなど、ユーザビリティに優れた処理を行うことができる。しかしながら、音量を低く制御してコンテンツが再生されることで、本来、動画の制作者が意図していた訴求効果をコンテンツが発揮できないことも起こり得る。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、コンテンツが有する訴求効果を発揮させることができる配信装置、配信方法、配信プログラム及び情報表示プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る配信装置は、ユーザによって利用される端末装置における音量の設定状況を取得する取得部と、前記取得部によって取得された音量の設定状況に基づいて、複数の候補コンテンツの中から、第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に表示させるコンテンツである第2コンテンツを決定する決定部と、前記決定部によって決定された第2コンテンツを前記端末装置に配信する配信部と、を備えることを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、コンテンツが有する訴求効果を発揮させることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る配信処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る配信システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る広告配信サーバの構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る広告データベースの一例を示す図である。 図5は、実施形態に係るコンテンツ配信サーバの構成例を示す図である。 図6は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図7は、実施形態に係る配信システムによる配信処理手順を示すシーケンス図である。 図8は、実施形態に係る広告配信サーバによる処理手順を示すフローチャートである。 図9は、変形例に係る端末装置の構成例を示す図である。 図10は、変形例に係る端末装置による処理手順を示すフローチャートである。 図11は、変形例に係る広告配信サーバの構成例を示す図である。 図12は、広告配信サーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る配信装置、配信方法、配信プログラム及び情報表示プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る配信装置、配信方法、配信プログラム及び情報表示プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.配信処理の一例〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る配信処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る配信処理の一例を示す図である。図1では、本願に係る配信装置に対応する広告配信サーバ20が、端末装置100にコンテンツを配信する処理の一例について説明する。具体的には、図1では、広告配信サーバ20は、第1コンテンツに含まれる表示領域内で表示される第2コンテンツを端末装置100に配信する。このとき、広告配信サーバ20は、端末装置100における音量の設定状況に基づいて、配信する第2コンテンツを決定し、決定した第2コンテンツを配信する。なお、以下では、第1コンテンツとしてウェブページを例に挙げ、第2コンテンツとして動画に係る広告コンテンツを例に挙げて説明する。すなわち、図1では、端末装置100によって、ウェブページW10及び広告コンテンツが表示される例を示す。
図1に示した広告配信サーバ20は、広告コンテンツを配信するサーバ装置である。広告配信サーバ20は、端末装置100と無線通信網等を介して通信可能であり、端末装置100から送信される広告配信要求(リクエスト)に従い、端末装置100に広告コンテンツを配信する。
図1に示した端末装置100は、スマートフォンやタブレット等のスマートデバイスであり、4G(Generation)やLTE(Long Term Evolution)等の無線通信網を介して任意のサーバ装置と通信を行うことができる携帯端末装置である。端末装置100は、液晶ディスプレイ等の画面である出力部130を有する。なお、端末装置100には、タッチパネルが採用されているものとする。すなわち、端末装置100のユーザは、指やスタイラスで画面をタッチすることにより各種操作を行う。
ウェブページW10は、ニュース等の各種情報が掲載されるポータルサイト用のコンテンツである。ここでは、ウェブページW10の縦方向のサイズが、端末装置100の出力部130における縦方向の表示サイズよりも長いものとする。このため、端末装置100の出力部130内に位置するウェブページW10の領域のみが出力部130に表示され、出力部130外に位置するウェブページW10の領域は表示されない。端末装置100のユーザは、例えば、指F10を用いてスワイプ操作やフリック操作を行うことで、表示されたウェブページW10をスクロールさせ、ウェブページW10のうち出力部130内に位置させる領域を変更することができる。
図1に示すように、ウェブページW10は、ニュースなどの記事(トピックス)を表示する表示領域R1及びR3を含む。また、ウェブページW10は、ウェブページW10とは別に配信される広告コンテンツを表示する表示領域である広告枠R2を含む。
また、図1に示す例では、端末装置100は、広告コンテンツとして、ウェブページW10に含まれる広告枠R2に広告コンテンツC10を表示する。ここで、広告コンテンツC10は、候補コンテンツC11及びC12を含むコンテンツであるものとする。例えば、広告コンテンツC10がウェブページW10に表示される際には、広告コンテンツC10に含まれる候補コンテンツC11又はC12のいずれかが選択され、表示される。
候補コンテンツC11及びC12は、同一のコンテンツの提供主(広告主)によって入稿されるコンテンツであり、例えば、共通する宣伝対象を有するコンテンツである。また、候補コンテンツC11及びC12は、ともに動画に係るコンテンツである。すなわち、候補コンテンツC11及びC12は、所定の再生時間(例えば、30秒など)を有する動画像で構成されるコンテンツである。
また、図1の例では、候補コンテンツC11は、音声を伴わない動画像によって構成されるコンテンツである(以下、「音声無しコンテンツ」と表記する場合がある)。また、候補コンテンツC12は、音声を伴う動画像によって構成されるコンテンツである(以下、「音声有りコンテンツ」と表記する場合がある)。
すなわち、候補コンテンツC11及びC12は、共通する宣伝対象を有するものの、含まれる内容が異なるコンテンツである。例えば、候補コンテンツC11は、端末装置100において音声が出力されない状態(例えば、音量がオフに設定された状況)を想定したコンテンツであり、例えば字幕40などを含む動画像によって構成されることで、音声以外の手段によって宣伝を行うことを目的とするコンテンツである。一方、候補コンテンツC12は、端末装置100において音声が出力される状態(例えば、音量がオンに設定された状況)を想定したコンテンツであり、例えば動画像に含まれる音声や音響効果によって宣伝を行うことを目的とするコンテンツである。
候補コンテンツC11は、音声による宣伝を行わない一方で、図1に示すような字幕40や、音声によらない動画像(無音であっても情報を伝達できるように作成された動画像)で宣伝を行うことで、例えば音声を出力できない状態にあるユーザに対しても、一定の訴求効果を生じさせる。一方で、候補コンテンツC12は、音声や音響効果を効果的に用いた動画像で宣伝を行うことで、音声を含む映像ならではの訴求効果を生じさせる。
例えば、広告コンテンツC10の広告主は、広告コンテンツC10がウェブページW10に表示される際に、広告コンテンツC10として、候補コンテンツC11又はC12のいずれかを表示させるかの指定を行う。例えば、広告主は、端末装置100における音量の設定状況に応じて、どのような状況において、候補コンテンツC11又はC12のいずれかを表示させるかといった設定を行う。言い換えれば、広告主は、端末装置100における音量の設定状況に応じたターゲティング設定を行うことができる。これにより、広告主は、ユーザの様々な状況に応じて広告効果を発揮する広告コンテンツを配信させることができる。例えば、候補コンテンツC12が、音量の設定をオフにした端末装置100に配信された場合には、音声が出力されないため、本来宣伝したい内容がユーザに伝達されない場合がある。しかし、端末装置100の音量の設定に応じて候補コンテンツC11かC12のいずれかが表示されることで、本来、コンテンツが有する訴求効果を発揮できなくなるといった事態を避けることができる。
例えば、実施形態に係る端末装置100は、広告コンテンツC10が画面に表示される際に、広告主の意図に応じて、候補コンテンツC11又は候補コンテンツC12を出し分けて表示する。このことは、言い換えれば、広告配信サーバ20が、広告コンテンツC10(より具体的には、広告コンテンツC10が表示されようとしている広告枠R2)が画面に表示されようとするタイミングで、端末装置100の音量の設定状況に応じて、候補コンテンツC11又は候補コンテンツC12のいずれかを配信することを意味する。以下、図1を用いて、広告配信サーバ20が実行する配信処理の一例について、流れに沿って説明する。なお、以下では、端末装置100の状態遷移を図示する場合、左から順に第1状態、第2状態、・・・、第N状態(Nは任意の数)と表記する。
図1に示す第1状態は、端末装置100が出力部130にウェブページW10を表示する状態を示す。なお、端末装置100は、ウェブページW10の全体を表示できないので、初期状態ではウェブページW10の先頭から表示する。すなわち、端末装置100は、出力部130の上端UL1と下端DL1との間にウェブページW10を表示する。初期状態では、端末装置100は、ウェブページW10の境界線L1と出力部130の上端UL1を重ねて表示する。
なお、ウェブページW10は、広告枠R2で表示する広告コンテンツを取得するための広告取得命令を含む。すなわち、端末装置100は、ウェブページW10を表示するとともに、当該広告取得命令を広告配信サーバ20に送信する。このとき、広告配信サーバ20は、広告取得命令に応答して、所定の制御情報を端末装置100に送信するものとする。制御情報は、例えば、CSS(Cascading Style Sheets)、JavaScript(登録商標)、HTML(Hyper Text Markup Language)、あるいは、その他の任意のスクリプトによって実現される。例えば、制御情報は、端末装置100における利用状況に関する情報を検知して取得するとともに、取得した情報を広告配信サーバ20に送信させる処理を制御する。例えば、端末装置100は、かかる制御情報の制御に従い、任意のタイミングで、端末装置100における音量の設定状況を広告配信サーバ20に送信する。
第1状態において、端末装置100は、ユーザによる端末装置100の利用状況を検知する。例えば、端末装置100のユーザは、第1状態では表示されていないウェブページW10の下部を出力部130に表示させるために、指F10によってスクロール操作を行う。図1の例では、ユーザは、指F10でウェブページW10に触れ、ウェブページW10を所定方向(図1の例では上方向)にはらう操作(いわゆる、フリック操作)を行う。この場合、タッチパネルが採用される一般的な端末装置100は、ウェブページW10を所定の距離だけスクロール(慣性スクロール等と呼ばれる)させる。すなわち、端末装置100は、ウェブページW10に対するユーザの移動操作を検知し、ユーザが表示面をはらう速度に応じた距離だけウェブページW10をスクロールさせる。
そして、端末装置100は、指F10による操作によって、画面上に広告枠R2が表示されようとする状況を検知する。例えば、端末装置100は、出力部130には表示されていないものの、下端DL1の付近に広告枠R2が移動してきており、所定時間後には、出力部130に広告枠R2が表示されることを検知する。
このとき、端末装置100は、端末装置100における音量の設定状況を検知する(ステップS01)。さらに、端末装置100は、上記の制御情報の制御に従って、検知した音量の設定状況を広告配信サーバ20に送信する。
広告配信サーバ20は、端末装置100から送信された情報に基づいて、端末装置100における音量の設定状況を取得する。そして、広告配信サーバ20は、取得した情報に基づいて端末装置100における状況を検知し、端末装置100に配信するコンテンツを決定するための決定処理を行う(ステップS02)。
例えば、端末装置100の音量は所定の閾値以上ではないと検知した場合、広告配信サーバ20は、音声無しの状態でも訴求効果を発揮させるように構成されたコンテンツである候補コンテンツC11を、端末装置100に配信する広告コンテンツとして決定する。なお、この場合の閾値とは、単に音量がオンになっているかオフ(ミュート状態)になっているかを示す値であってもよいし、例えば、端末装置100における音量設定が最大値の1割未満であることなど、任意の設定値を用いてもよい。そして、広告配信サーバ20は、決定した候補コンテンツC11を端末装置100に配信する。
この場合、端末装置100は、広告枠R2に表示する広告コンテンツとして、候補コンテンツC11を受信する。そして、端末装置100は、第2状態へと遷移する(ステップS03)。図1に示す第2状態は、端末装置100が出力部130に候補コンテンツC11を表示する状態を示す。言い換えれば、第2状態は、広告枠R2が出力部130に表示される前の所定のタイミングで、広告配信サーバ20が、広告コンテンツC10として表示するコンテンツを候補コンテンツC11に決定した状態を示している。
一方、ステップS02において、端末装置100の音量は所定の閾値以上であると検知した場合、広告配信サーバ20は、音声有りの状態で訴求効果を効果的に発揮させるように構成されたコンテンツである候補コンテンツC12を、端末装置100に配信する広告コンテンツとして決定する。そして、広告配信サーバ20は、決定した候補コンテンツC12を端末装置100に配信する。
この場合、端末装置100は、広告枠R2に表示する広告コンテンツとして、候補コンテンツC12を受信する。そして、端末装置100は、第3状態へと遷移する(ステップS04)。図1に示す第3状態は、端末装置100が出力部130に候補コンテンツC12を表示する状態を示す。言い換えれば、第3状態は、広告枠R2が出力部130に表示される前の所定のタイミングで、広告配信サーバ20が、広告コンテンツC10として表示するコンテンツを候補コンテンツC12に決定した状態を示している。
このように、実施形態に係る広告配信サーバ20は、ユーザによって利用される端末装置100における音量の設定状況を取得する。そして、広告配信サーバ20は、取得された音量の設定状況に基づいて、複数の候補コンテンツの中から、ウェブページW10に含まれる広告枠R2に表示させる広告コンテンツを決定する。さらに、広告配信サーバ20は、決定された広告コンテンツを端末装置100に配信する。
一般に、動画コンテンツにおける音声は、映像とともに重要な効果を発揮する要素と成り得る。しかしながら、端末装置100における音量設定が、音声を充分に出力できる設定になっていない場合には、配信した動画コンテンツからも音声が充分に出力されず、動画の効果を発揮できない場合がある。
一方、実施形態に係る広告配信サーバ20は、上述のように、端末装置100によって広告コンテンツが表示されようとする時点における音量の設定状況を検知する。そして、広告配信サーバ20は、端末装置100の状況に応じた広告コンテンツC10(候補コンテンツC11もしくは候補コンテンツC12)を配信する。すなわち、広告配信サーバ20は、ユーザの視聴状況に適したコンテンツを選択して配信することにより、コンテンツが有する訴求効果を最大限に発揮させることができる。また、広告配信サーバ20は、配信するコンテンツの指定を広告主から受け付けている場合には、広告主が所望する状況に応じてコンテンツを配信できるので、広告主が意図するターゲティング効果を発揮するようなコンテンツの配信処理を行うことができる。また、上述した配信処理は、ユーザに特段の意識をさせず、ユーザの日常の利用状況に基づいて実行されるため、ウェブページW10を閲覧しているユーザのユーザビリティを低下させることなく、自然な状況でコンテンツの出し分けを行うことができる。このように、広告配信サーバ20は、ユーザの状況に対応したコンテンツを適切に配信しつつ、コンテンツが有する訴求効果を発揮させることができる。
なお、広告配信サーバ20及び端末装置100は、上述した処理を任意の手法で実現することができる。例えば、端末装置100は、ウェブページW10の表示と、上述した表示処理とを端末装置100に実行させるアプリケーションをあらかじめダウンロードし、任意のタイミングでアプリケーションを実行することで、上述した処理を実現してもよい。この場合、アプリケーションは、上述した処理を実行する制御情報(例えば、本願に係る情報表示プログラム)を含む。そして、端末装置100は、制御情報に従い、端末装置100における音量の設定状況に関する情報等を広告配信サーバ20に送信する。以下、上述した処理を実行する広告配信サーバ20及び端末装置100等について詳細に説明する。
〔2.配信システムの構成〕
続いて、図2を用いて、実施形態に係る配信システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る配信システム1の構成例を示す図である。図2に示すように、配信システム1は、端末装置100と、広告主端末10と、広告配信サーバ20と、コンテンツ配信サーバ30とを含む。端末装置100、広告主端末10、広告配信サーバ20およびコンテンツ配信サーバ30は、ネットワークNを介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、図2に示す配信システム1には、複数台の端末装置100や、複数台の広告主端末10や、複数台の広告配信サーバ20や、複数台のコンテンツ配信サーバ30が含まれてもよい。
端末装置100は、ウェブページを閲覧するユーザによって利用される情報処理装置である。例えば、端末装置100は、スマートフォン等の携帯電話機や、タブレット端末や、PDA(Personal Digital Assistant)や、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PC、ウェアラブルデバイス等である。端末装置100は、ユーザによる操作にしたがって、コンテンツ配信サーバ30からウェブページを取得し、取得したウェブページを表示する。また、端末装置100は、ウェブページに広告取得命令が含まれる場合には、広告配信サーバ20から広告コンテンツを取得し、取得した広告コンテンツをウェブページとともに表示する。
広告主端末10は、広告主によって利用される情報処理装置である。例えば、広告主端末10は、デスクトップ型PCや、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA等である。広告主端末10は、広告主による操作にしたがって、所定の広告コンテンツを広告配信サーバ20に入稿する。広告主端末10は、広告コンテンツとして、動画像によって構成される動画コンテンツを入稿する。例えば、広告主端末10は、音声を伴う動画像で構成されるコンテンツと、音声を伴わない動画像で構成されるコンテンツとを、所定の広告コンテンツとして表示させる候補のコンテンツとして、互いに対応付けて入稿する。また、広告主端末10が入稿する広告コンテンツには、広告コンテンツに対応するコンテンツ(例えば、広告主が提供するランディングページ)を取得するためのURL(Uniform Resource Locator)などの情報が含まれてもよい。
なお、広告主は、広告コンテンツの入稿を代理店に依頼する場合がある。この場合、広告配信サーバ20に広告コンテンツを入稿するのは代理店となる。以下では、「広告主」といった表記は、広告主だけでなく代理店を含む概念であり、「広告主端末」といった表記は、広告主端末10だけでなく代理店によって利用される代理店装置を含む概念であるものとする。
広告配信サーバ20は、本願に係る配信装置に対応するサーバ装置であって、広告主端末10から入稿された広告コンテンツを配信するサーバ装置である。例えば、広告配信サーバ20は、端末装置100からアクセスを受け付ける(リクエストを受信する)と、端末装置100の場所や利用者の属性等から広告のマッチングを行い、マッチングの結果、配信対象となる広告コンテンツを抽出する。
そして、広告配信サーバ20は、抽出された広告コンテンツについて、複数の候補コンテンツのうち、端末装置100の音声の設定状況に即したコンテンツを決定する。広告配信サーバ20は、端末装置100で表示させる広告コンテンツとして、決定した候補コンテンツを端末装置100に配信する。また、広告配信サーバ20は、広告コンテンツの配信に先立って、端末装置100を制御するための制御情報を送信してもよい。制御情報は、本願に係る情報表示プログラムの一例に相当し、例えば、JavaScriptやCSS等のスクリプト言語により記述される。
コンテンツ配信サーバ30は、端末装置100にウェブページ等のコンテンツを配信するウェブサーバ等である。例えば、コンテンツ配信サーバ30は、ポータルサイト、ニュースサイト、オークションサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンス(株価)サイト、路線検索サイト、地図提供サイト、旅行サイト、飲食店紹介サイト、ウェブブログなどに関連する各種情報を含むウェブページを端末装置100に配信する。
コンテンツ配信サーバ30によって配信されるウェブページは、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)により記述されたHTMLファイルや、XML(Extensible Markup Language)により記述されたXMLファイル等により形成される。また、コンテンツ配信サーバ30によって配信されるウェブページには、広告取得命令が含まれる。例えば、ウェブページを形成するHTMLファイル等には、広告配信サーバ20のURL等が広告取得命令として記述される。この場合、端末装置100は、HTMLファイル等に記述されているURLにアクセスすることで、広告配信サーバ20から広告コンテンツを取得する。すなわち、コンテンツ配信サーバ30が配信するコンテンツは、広告コンテンツを表示する媒体であるともいえる。
なお、コンテンツ配信サーバ30から端末装置100に配信される各種データは、実際にはウェブページを形成するHTMLファイルや画像等であるが、以下では、コンテンツ配信サーバ30から端末装置100に配信される各種データを含めて「コンテンツ」と表記する場合がある。
〔3.広告配信サーバの構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る広告配信サーバ20の構成について説明する。図3は、実施形態に係る広告配信サーバ20の構成例を示す図である。図3に示すように、広告配信サーバ20は、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを有する。
(通信部21について)
通信部21は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部21は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100や広告主端末10やコンテンツ配信サーバ30との間で情報の送受信を行う。
(記憶部22について)
記憶部22は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。また、記憶部22は、広告主端末10から入稿された広告コンテンツに関する各種情報が格納されたデータベースである広告データベース24を記憶する。
(広告データベース24について)
ここで、図4に、広告データベース24に格納された情報の一例を示す。図4は、実施形態に係る広告データベース24に格納された情報の一例を示す図である。図4に示した例では、広告データベース24は、「広告主ID」、「広告コンテンツ」、「候補コンテンツ」、「広告主指定情報」、「インプレッション数」、「インプレッション保証数」、「対価」といった項目を有する。
「広告主ID」は、広告主または広告主端末10を識別するための識別情報を示す。「広告コンテンツ」は、広告主端末10から入稿された広告コンテンツを示す。「候補コンテンツ」は、広告コンテンツとして実際に端末装置100に表示される候補である候補コンテンツを示す。なお、図4では、「広告コンテンツ」や「候補コンテンツ」に「C10」や「C11」や「C12」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、動画像やURL、または、これらの格納場所を示すファイルパス名などが格納される。
また、図4に示した例では、候補コンテンツの各々に、「音声有り」か「音声無し」といった情報が付与される。例えば、「音声有り」の情報が付与された候補コンテンツは、音声を伴う動画像によって構成されるコンテンツであり、「音声無し」の情報が付与された候補コンテンツは、音声を伴わない動画像(あるいは、静止画像等)によって構成されるコンテンツであることを示している。
「広告主指定情報」は、広告コンテンツに関して広告主が指定する情報を示す。例えば、広告主指定情報は、広告コンテンツに関するターゲティング情報である。図4に示した例では、広告主指定情報を「E01」といった概念で示しているが、実際には、広告主指定情報には、広告主が指定したターゲティングに関する具体的な指示内容が含まれる。例えば、広告主指定情報には、端末装置100において音量の設定状況が所定の閾値以上である場合に配信する候補コンテンツの識別情報や、音量の設定状況が所定の閾値以上でない場合に配信する候補コンテンツの識別情報等が含まれる。
「インプレッション数」は、現時点で広告コンテンツが端末装置100に表示された数を示す。「インプレッション保証数」は、広告主から入稿された広告コンテンツが端末装置100に表示される回数として保証される数を示す。例えば、広告主は、インプレッション保証数を指定して、広告配信サーバ20に対して広告コンテンツの入稿を行う。広告配信サーバ20は、広告主から指定されたインプレッション数を達成するように、端末装置100への広告コンテンツの配信を行う。
「対価」は、広告コンテンツの配信に伴う対価を示す。例えば、対価は、広告主が指定したインプレッション数に基づいて定められる。図4に示した例では、対価は「bbb」や「ccc」といった概念で示しているが、実際には、広告主が支払う金額が記憶される。なお、図4に示した例では、広告主は、所定のインプレッション保証数に対して対価を先に支払う、いわゆる前課金を行って広告コンテンツの入稿を行っているものとする。
すなわち、図4では、広告主ID「B10」によって識別される広告主が、広告コンテンツ「C10」を入稿した例を示している。また、広告コンテンツC10には、候補コンテンツとして、「C11」や「C12」が含まれ、候補コンテンツC11は「音声無し」であり、候補コンテンツC12は「音声有り」のコンテンツである。また、広告コンテンツC10に対する広告主指定情報は「E01」である。また、広告コンテンツC10の現時点のインプレッション数は「10000」回であり、広告主が指定したインプレッション保証数は「20000」回であり、その対価は「bbb」であることを示している。
なお、図4での図示は省略するが、広告データベース24には、例えば、広告コンテンツC10の候補コンテンツごとのCTR(Click Through Rate)や、CVR(Conversion Rate)等の広告効果を示す指標値がさらに記憶されてもよい。
また、広告主が入稿したコンテンツと、実際に端末装置100に配信されるコンテンツとは、厳密に同一であることを要しない。例えば、広告配信サーバ20は、広告主によって入稿された広告コンテンツ(動画コンテンツ)について、配信に適するような形式に変換したコンテンツを、実際に端末装置100に配信されるコンテンツとしてもよい。
(制御部23について)
図3に戻って、説明を続ける。制御部23は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、広告配信サーバ20内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部23は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部23は、入稿受付部231と、要求受付部232と、送信部233と、取得部234と、検知部235と、決定部236と、配信部237とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部23の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部23が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(入稿受付部231について)
入稿受付部231は、広告主端末10から広告コンテンツの入稿を受け付ける。具体的には、入稿受付部231は、インプレッション数や入札価格等の指定とともに、端末装置100で表示される動画に係る広告コンテンツの入稿を受け付ける。また、入稿受付部231は、広告コンテンツとして実際に端末装置100に配信されるコンテンツとして、音声を伴う動画像によって構成される候補コンテンツや、音声を伴わない動画像によって構成される候補コンテンツなど、複数の候補コンテンツの入稿を受け付ける。
なお、入稿受付部231は、広告コンテンツC10の入稿の際、広告コンテンツC10に対して設定される各ランディングページ(landing page)等の所在を示すURLを広告主端末10から受信してもよい。そして、入稿受付部231は、受信したランディングページ等の所在を示すURLを、広告コンテンツC10とともに広告データベース24に登録する。
(要求受付部232について)
要求受付部232は、端末装置100から広告コンテンツの取得要求を受け付ける。例えば、要求受付部232は、ウェブページを取得した端末装置100から、当該ウェブページの広告表示領域で表示する広告コンテンツの取得要求として、HTTPリクエストを受け付ける。
(送信部233について)
送信部233は、各種情報を送信する。例えば、送信部233は、要求受付部232によって端末装置100から広告コンテンツの取得要求が受け付けられた場合に、当該取得要求に応答して、端末装置100に制御情報を送信する。上述のように、かかる制御情報は、端末装置100における音量の設定状況を検知させる処理や、検知した情報を広告配信サーバ20に送信させる処理を端末装置100に実行させる。
(取得部234について)
取得部234は、各種情報を取得する。例えば、取得部234は、ユーザによって利用される端末装置100における音量の設定状況を取得する。取得部234は、例えば、送信部233によって送信された制御情報に従って端末装置100から送信される、音量の設定状況に関する情報を取得する。取得部234は、取得した情報を各処理部(例えば、検知部235)に送る。
また、取得部234は、端末装置100及び端末装置100を利用するユーザに関する情報であるユーザ情報を取得してもよい。具体的には、取得部234は、ユーザ情報として、端末装置100を利用するユーザの属性情報を取得する。取得部234は、ユーザの属性情報として、ユーザの性別、年齢、居住地、通勤時間等を取得してもよい。なお、取得部234によって取得された情報は、端末装置100に配信する広告コンテンツを選択する際のターゲティング情報として利用されてもよい。
また、取得部234は、広告コンテンツを受信した端末装置100が、広告コンテンツに関する所定の行動を実行したか否かを示す結果情報を取得してもよい。具体的には、取得部234は、端末装置100に配信された広告コンテンツに対して、ユーザが選択操作(例えば、タッチ操作やクリック操作)を行ったか否かを示す情報を取得する。また、取得部234は、端末装置100に配信された広告コンテンツに対して、ユーザが何らかのコンバージョンを発生させたか(例えば、広告コンテンツのリンク先のウェブページで購買行動を行ったり、広告コンテンツが宣伝する商品の資料請求を行ったり、広告コンテンツのリンク先のウェブページをブックマークしたこと等)否かを示す情報を取得してもよい。
なお、取得部234は、広告コンテンツがユーザから選択されたか否か等、広告コンテンツに関する情報を取得する手法については、既知の種々の手法により実現してもよい。例えば、取得部234は、ウェブビーコン(web beacon)等によって実現される通知機能を利用して、広告コンテンツに関する情報を取得してもよい。
(検知部235について)
検知部235は、ユーザによって利用される端末装置100における音量の設定状況を検知する。具体的には、検知部235は、端末装置100の音量の設定状況として、音量が所定の閾値以上の量で出力される設定となっているか否かを検知する。より具体的には、検知部235は、端末装置100の音量の設定状況として、音量が出力される設定となっているか否か、すなわち、端末装置100の音量設定がオンになっているかオフ(ミュート)になっているか否かを検知する。
(決定部236について)
決定部236は、要求受付部232によって広告コンテンツの取得要求が受け付けられた場合に、配信候補の広告コンテンツを広告データベース24から決定する。例えば、決定部236は、端末装置100の位置や利用者の属性に基づいて、広告データベース24に登録されている広告コンテンツから、配信対象となる広告コンテンツのマッチングを行う。かかるマッチングにおいては、入札価格またはCTRが高い広告コンテンツや、入札価格およびCTRの双方が高い広告コンテンツが優先的に選択されてもよい。なお、決定部236は、ウェブページが検索ページである場合には、検索ページに指定された検索キーワードとマッチする広告コンテンツを抽出する検索連動型広告と呼ばれる広告選択手法を用いてもよい。
さらに、決定部236は、配信対象として決定した広告コンテンツに含まれる候補コンテンツの中から、実際に端末装置100に配信する候補コンテンツを決定する。すなわち、決定部236は、検知部235によって検知された音量の設定状況に基づいて、複数の候補コンテンツの中から、ウェブページに含まれる広告枠に表示させる候補コンテンツを決定する。
上記のように、複数の候補コンテンツは、端末装置100における音量の設定状況に応じて、いずれのコンテンツを広告コンテンツとして表示するかを複数の候補コンテンツの広告主から予め設定されるコンテンツである。そして、決定部236は、広告主による設定に基づいて、当該複数の候補コンテンツの中から、広告枠に表示させる候補コンテンツを決定する。
この場合、複数の候補コンテンツは、少なくとも、音声を伴う動画像によって構成される音声有りコンテンツと、音声を伴わない動画像又は静止画像によって構成される音声無しコンテンツを含む。そして、決定部236は、広告コンテンツとして表示させる候補コンテンツとして、複数の候補コンテンツの中から、音声有りコンテンツか音声無しコンテンツかのいずれかを決定する。
より具体的には、決定部236は、端末装置100における音量が所定の閾値以上の量で出力される設定となっている場合には、音声有りコンテンツを広告コンテンツとして表示させるコンテンツとして決定し、音量が所定の閾値以上の量で出力される設定となっていない場合には、音声無しコンテンツを広告コンテンツとして表示させるコンテンツとして決定する。
(配信部237について)
配信部237は、決定部236によって決定された候補コンテンツを、端末装置100で表示される広告コンテンツとして端末装置100に配信する。例えば、配信部237は、端末装置100における音量が所定の閾値以上に設定されている場合には、音声有りコンテンツを端末装置100に配信する。
〔4.コンテンツ配信サーバの構成〕
次に、図5を用いて、実施形態に係るコンテンツ配信サーバ30の構成について説明する。図5は、実施形態に係るコンテンツ配信サーバ30の構成例を示す図である。図5に示すように、コンテンツ配信サーバ30は、通信部31と、コンテンツ記憶部32と、制御部33とを有する。
通信部31は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部31は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100や広告配信サーバ20との間で情報の送受信を行う。
コンテンツ記憶部32は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。そして、コンテンツ記憶部32は、コンテンツの一例であるウェブページを記憶する。例えば、コンテンツ記憶部32は、ウェブページを形成するHTMLファイルや、ウェブページに表示される静止画像や動画像を記憶する。なお、コンテンツ記憶部32に記憶されるウェブページには、ウェブページ上に表示させる広告コンテンツを取得するための広告取得命令が含まれる場合がある。
制御部33は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、コンテンツ配信サーバ30内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部33は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図5に示すように、制御部33は、受付部34と、配信部35とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部33の内部構成は、図5に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部33が有する各処理部の接続関係は、図5に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
受付部34は、端末装置100からウェブページの取得要求を受け付ける。例えば、受付部34は、ウェブページの取得要求として、HTTPリクエストを受け付ける。
配信部35は、受付部34によってウェブページの取得要求が受け付けられた場合に、ウェブページを端末装置100に配信する。具体的には、配信部35は、コンテンツ記憶部32から取得要求対象のウェブページを取得し、取得したウェブページを端末装置100に配信する。上記の通り、コンテンツ記憶部32に記憶されているウェブページは、広告取得命令を含む。すなわち、端末装置100は、取得したウェブページを表示する際に、ウェブページに含まれる広告取得命令に従い、広告配信サーバ20に対して広告コンテンツの配信要求を送信する。
〔5.端末装置の構成〕
次に、図6を用いて、実施形態に係る端末装置100の構成について説明する。図6は、実施形態に係る端末装置100の構成例を示す図である。図6に示すように、端末装置100は、通信部110と、入力部120と、出力部130と、制御部140とを有する。
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、広告配信サーバ20やコンテンツ配信サーバ30との間で情報の送受信を行う。
入力部120は、ユーザから各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部120は、キーボードやマウスや操作キー等によって実現される。出力部130は、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、出力部130は、液晶ディスプレイ等によって実現される。なお、端末装置100にタッチパネルが採用される場合には、入力部120と出力部130とは一体化される。
制御部140は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、端末装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部140は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図6に示すように、制御部140は、要求部141と、受付部142と、表示制御部143とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部140の内部構成は、図6に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部140が有する各処理部の接続関係は、図6に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
要求部141は、入力部120を介して受け付けたユーザ操作に従って、コンテンツ配信サーバ30にウェブページの取得要求を送信する。また、要求部141は、受付部142によって受け付けられたウェブページに広告取得命令が含まれる場合に、広告コンテンツの取得要求を広告配信サーバ20に送信する。
受付部142は、ウェブページや広告コンテンツを受け付ける。具体的には、受付部142は、要求部141によって送信されたウェブページの取得要求に応答したコンテンツ配信サーバ30からウェブページを受け付ける。このとき、受付部142は、ウェブページに広告取得命令が含まれる場合には、広告コンテンツの取得要求を送信するよう要求部141に指示する。そして、受付部142は、要求部141によって送信された広告コンテンツの取得要求に応答した広告配信サーバ20から制御情報や広告コンテンツを受け付ける。
表示制御部143は、受信したウェブページおよび広告コンテンツの出力部130への表示を制御し、上述した表示処理を実行する。表示制御部143が実行する一部の処理は、広告コンテンツとともに配信される制御情報を実行することにより実現される。例えば、表示制御部143は、制御部140が、広告コンテンツとともに配信される制御情報(情報表示プログラムの一例)を実行することで、図6に示すように、検知部144、送信部145、表示部146として動作し、実施形態に係る表示処理を実行する。
検知部144、送信部145、表示部146は、例えば、CPUやMPU等によって、制御情報がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。すなわち、検知部144が実行する処理は、広告コンテンツに含まれる制御情報が実行させる検知手順により実現され、送信部145が実行する処理は、広告コンテンツに含まれる制御情報が実行させる送信手順により実現され、表示部146が実行する処理は、広告コンテンツに含まれる制御情報が実行させる表示手順により実現される。
検知部144は、端末装置100に関する所定の情報を検知する。例えば、検知部144は、端末装置100における音量の設定状況を検知する。具体的には、検知部144は、音量の設定状況として、音量が所定の閾値以上の量で出力される設定となっているか否かを検知する。より具体的には、検知部144は、音量の設定状況として、音量が出力される設定となっているか否か、すなわち、音量設定がオンになっているかオフ(ミュート)になっているか否かを検知する。
また、検知部144は、端末装置100に配信された広告コンテンツに関する所定の情報を検知してもよい。例えば、検知部144は、配信された広告コンテンツがユーザから選択される操作等を検知する。具体的には、検知部144は、広告コンテンツをタッチする操作や、広告コンテンツをクリックする操作を検知する。
送信部145は、検知部144によって検知された情報を広告配信サーバ20に送信する。具体的には、送信部145は、検知部144によって検知された、端末装置100における音量の設定状況に関する情報を広告配信サーバ20に送信する。
表示部146は、受付部142によって受け付けられたコンテンツを出力部130に表示する。例えば、表示部146は、ウェブページを出力部130に表示する。また、表示部146は、広告取得命令に応じて、広告配信サーバ20から広告コンテンツが配信された場合には、ウェブページの広告枠に広告コンテンツを表示する。
また、表示部146は、配信された広告コンテンツの動画の再生が終了した場合には、所定のコンテンツを表示してもよい。例えば、表示部146は、「再び動画コンテンツを視聴する」や、「動画コンテンツで紹介された商品を詳しく見る」などといった文字が描かれたコンテンツを表示する。そして、表示部146は、ユーザの要求に応じて、それぞれの文字に対応した所定の処理を実行する。例えば、表示部146は、ユーザが動画コンテンツの再生の繰り返しを要求する場合には、動画コンテンツの再生を開始する。また、表示部146は、「動画コンテンツで紹介された商品を詳しく見る」等の表示を選択したユーザに対しては、当該動画コンテンツと対応付けられたランディングページへの遷移を促す。そして、表示部146は、ユーザからランディングページへの遷移を了承する旨を受け付けた場合には、ウェブページをランディングページへと遷移させる処理を実行させる。例えば、要求部141は、ランディングページを取得するための要求をコンテンツ配信サーバ30に送信する。そして、表示部146は、受付部142によって受け付けられたランディングページを表示する。
なお、上記の制御部140が実行する処理は、例えば、広告コンテンツに含まれる制御情報が、端末装置100にウェブページを表示させるウェブブラウザ等のソフトウェアの機能を利用することにより実現されてもよい。
〔6−1.配信システムの処理フロー〕
次に、図7を用いて、実施形態に係る配信システム1による配信処理の手順の一例について説明する。図7は、実施形態に係る配信システム1による配信処理手順を示すシーケンス図である。
図7に示すように、端末装置100は、ユーザ操作に従って、ウェブページの取得要求をコンテンツ配信サーバ30に送信する(ステップS101)。そして、コンテンツ配信サーバ30は、ウェブページの取得要求に応じて、ウェブページを端末装置100に配信する(ステップS102)。なお、コンテンツ配信サーバ30によって配信されるウェブページには、広告配信サーバ20のURL等である広告取得命令が含まれる。
続いて、端末装置100は、ウェブページに含まれる広告取得命令に基づいて、広告コンテンツの取得要求を広告配信サーバ20に送信する(ステップS103)。このとき、広告配信サーバ20は、広告コンテンツの取得要求に応答して、広告コンテンツに先立って、端末装置100に制御情報を送信する(ステップS104)。
その後、端末装置100は、制御情報による制御に従い、音量の設定状況を検知し、検知した情報を広告配信サーバ20に送信する(ステップS105)。広告配信サーバ20は、端末装置100から受信した情報に基づいて、端末装置100における音量の設定状況を検知し、検知した情報に応じた広告コンテンツを決定する(ステップS106)。
広告配信サーバ20は、決定した広告コンテンツを端末装置100に配信する(ステップS107)。端末装置100は、取得した広告を表示する処理を実行する(ステップS108)。
〔6−2.広告配信サーバの処理フロー〕
次に、図8を用いて、実施形態に係る広告配信サーバ20による処理手順の一例について説明する。図8は、実施形態に係る広告配信サーバ20による処理手順を示すフローチャートである。
図8に示すように、広告配信サーバ20は、端末装置100から広告取得要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS201)。広告取得要求を受け付けていない場合(ステップS201;No)、広告配信サーバ20は、受け付けるまで待機する。一方、広告取得要求を受け付けた場合(ステップS201;Yes)、広告配信サーバ20は、端末装置100に制御情報を送信する(ステップS202)。
その後、広告配信サーバ20は、端末装置100から送信される情報に基づいて、端末装置100における音量の設定状況を検知したか否かを判定する(ステップS203)。音量の設定状況を検知していない場合(ステップS203;No)、広告配信サーバ20は、検知するまで(端末装置100から音量の設定状況に関する情報を受信するまで)待機する。
一方、音量の設定状況を検知した場合(ステップS203;Yes)、広告配信サーバ20は、さらに、検知した音量設定が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS204)。
音量設定が所定の閾値以上である場合(ステップS204;Yes)、広告配信サーバ20は、端末装置100に音声有りコンテンツを配信する(ステップS205)。一方、音量設定が所定の閾値以上でない場合(ステップS204;No)、広告配信サーバ20は、端末装置100に音声無しコンテンツを配信する(ステップS206)。
〔7.変形例〕
上述した実施形態に係る処理は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。以下では、端末装置100、広告配信サーバ20、コンテンツ配信サーバ30及び配信システム1の他の実施形態について説明する。
〔7−1.端末装置による決定処理〕
上記実施形態では、広告配信サーバ20が端末装置100における音量の設定状況を検知し、検知した状況に即したコンテンツ(音声有りコンテンツ又は音声無しコンテンツ)を配信する例を示した。この場合、端末装置100は、配信されたコンテンツを表示する処理を行う。ここで、端末装置100は、端末装置100における音量の設定状況を検知し、検知した状況に即したコンテンツを選択して表示することにより、上記実施形態と同様の表示処理を行うようにしてもよい。
この点について、図9を用いて説明する。図9は、変形例に係る端末装置100の構成例を示す図である。図9に示すように、変形例に係る端末装置100は、決定部147と記憶部150とを含む。
決定部147は、広告配信サーバ20に係る決定部236と同様の処理を行う。すなわち、決定部147は、検知された音量の設定状況に基づいて、複数の候補コンテンツの中から、広告枠に表示させるコンテンツを決定する。
また、記憶部150は、広告配信サーバ20から受け付けた広告コンテンツを記憶する。すなわち、変形例に係る受付部142は、ウェブページに含まれる広告取得要求を広告配信サーバ20に送信したことを契機として、当該広告取得要求に応答した広告配信サーバ20から、制御情報とともに、広告コンテンツとして、複数の候補コンテンツを予め受け付けておいてもよい。そして、受付部142は、受け付けた複数の候補コンテンツを記憶部150に格納する。
そして、検知部144は、広告枠が出力部130に表示される際に、端末装置100における音量の設定状況を検知する。決定部147は、検知した情報に基づいて、予め受け付けておいた複数の候補コンテンツのうち、音声有りコンテンツか音声無しコンテンツのいずれかを広告枠で表示することを決定する。表示部146は、決定部147によって決定されたコンテンツを広告コンテンツとして表示する。
このように、変形例に係る端末装置100は、自身の音量の設定状況に基づいて、予め配信されていた候補コンテンツの中から、音量の設定状況に応じたコンテンツを表示するようにしてもよい。かかる処理によれば、端末装置100は、決定処理の後に広告コンテンツの配信を受けることなく、決定した広告コンテンツを直ちに出力部130に表示することができるため、配信によるタイムラグを発生させることのない、ユーザビリティに優れた表示処理を行うことができる。
ここで、図10を用いて、変形例に係る端末装置100による処理の手順の一例について説明する。図10は、変形例に係る端末装置100による処理手順を示すフローチャートである。
図10に示すように、端末装置100は、コンテンツ配信サーバ30から取得したウェブページを表示する(ステップS301)。そして、端末装置100は、ウェブページに含まれる広告取得要求を広告配信サーバ20に送信する(ステップS302)。端末装置100は、要求に応答した広告配信サーバ20から、制御情報とともに、ウェブページで表示する広告コンテンツとして、複数の候補コンテンツを受け付ける(ステップS303)。
そして、端末装置100は、自身の音量設定を検知する(ステップS304)。端末装置100は、さらに、検知した音量設定が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS305)。
音量設定が所定の閾値以上である場合(ステップS305;Yes)、端末装置100は、ウェブページに表示する広告コンテンツとして、複数の候補コンテンツの中から音声有りコンテンツを決定し、決定した音声有りコンテンツを表示する(ステップS306)。一方、音量設定が所定の閾値以上でない場合(ステップS305;No)、端末装置100は、ウェブページに表示する広告コンテンツとして、複数の候補コンテンツの中から音声無しコンテンツを決定し、決定した音声無しコンテンツを表示する(ステップS307)。
〔7−2.コンテンツの種類〕
上記実施形態では、広告配信サーバ20は、広告コンテンツとして、複数の候補コンテンツの中から決定された、音声有りコンテンツや音声無しコンテンツを配信する例を示した。しかし、広告配信サーバ20は、広告に係るコンテンツのみならず、他のコンテンツに対しても上記配信処理を実行してもよい。
例えば、広告配信サーバ20は、動画配信サイトにおいて配信される動画コンテンツについて、上述した配信処理を実行してもよい。すなわち、広告配信サーバ20は、動画配信サイトにおいて、ユーザが動画コンテンツの配信を所望した場合に、端末装置100における音量の設定状況を検知する。そして、広告配信サーバ20は、ユーザが所望した動画コンテンツに含まれるコンテンツのうち、検知した音量の設定状況に即したコンテンツを配信する。これにより、広告配信サーバ20は、広告以外のコンテンツであっても、ユーザの状況に応じたコンテンツを視聴させることができる。
〔7−3.広告に係るコンテンツ〕
上記実施形態で説明した広告コンテンツC10など、広告に係るコンテンツとは、営利若しくは非営利の広告だけではなく、ボランティアの募集、公共広告、公共に対する通知、広告コンテンツに係る情報の一部、その他任意のコンテンツであってもよい。すなわち、広告コンテンツは、いわゆる広告関連の情報を含むコンテンツのみならず、ユーザに興味を抱かせ、広告コンテンツに含まれる情報、または、広告コンテンツと関連するコンテンツ(例えば、ランディングページ等)に含まれる情報を広く報知するものであれば、画像、動画像、文字、図形、記号、ハイパーリンク、その他任意のコンテンツを適用可能である。すなわち、ユーザに対してウェブページよりも興味を生じさせようとするコンテンツであれば、任意のコンテンツを広告コンテンツとして適用可能である。
〔7−4.表示処理〕
上記実施形態で説明した配信処理および表示処理は、任意の手法で実現可能である。例えば、上記実施形態では、端末装置100は、制御情報によって実行される機能をウェブブラウザソフトウェアによって実現する例を示した。しかし、端末装置100は、ウェブページの表示と、上述した表示処理とを端末装置100に実行させるアプリケーションをあらかじめダウンロードし、任意のタイミングでアプリケーションを実行することで、上述した処理を実現してもよい。
〔7−5.制御情報〕
上記実施形態では、広告配信サーバ20は、広告コンテンツに先立って、又は広告コンテンツとともに制御情報を送信する例を示した。しかし、制御情報は、コンテンツ配信サーバ30によって配信されるウェブページに含まれていてもよい。すなわち、制御情報は、ウェブページが含む広告枠の表示を制御する命令(スクリプト)として実行されてもよい。
〔7−6.操作の受け付け〕
端末装置100で行われる選択操作は、クリックに限られない。すなわち、上記実施形態で示したクリックやタッチ操作は、当該操作に対応した入力デバイスによる操作であってもよい。
〔7−7.端末装置の操作記録〕
また、上述してきた端末装置100は、実施形態に係る広告コンテンツが表示されているウェブページに対して、ユーザがどれだけ端末装置100を操作したかという記録を広告配信サーバ20に送信してもよい。具体的には、検知部144は、広告コンテンツが表示されているウェブページに対してユーザが行うタッチ操作やスクロール操作などのログを記録する。さらに、検知部144は、広告コンテンツに対するタッチ操作や、ウェブページをリロードした回数や、広告コンテンツを特定する情報について端末装置100からの発信操作(例えば、SNSへの書き込み)など、ユーザが端末装置100に対して行う種々の操作を記録することもできる。そして、通信部110は、検知部144により記録された操作履歴に関する情報を広告配信サーバ20に送信する。
そして、広告配信サーバ20は、端末装置100から配信された端末装置100の操作履歴に関する情報を受信する。さらに、広告配信サーバ20は、受信した端末装置100の操作履歴に関する情報を集計し、かかる情報について分析した情報をさらに取得する。具体的には、広告配信サーバ20は、音声有りコンテンツが表示された場合と、音声無しコンテンツが表示された場合とで、ユーザからのクリック率が変化するか否かといった情報を取得する。また、広告配信サーバ20は、取得した情報を広告主に提示してもよい。これにより、広告配信サーバ20は、端末装置100における実施形態に係る配信処理を伴う広告コンテンツの有用性を広告主に示すことができる。
〔7−8.広告コンテンツを表示するコンテンツ〕
上記実施形態では、広告コンテンツがウェブページに含まれる広告表示領域に表示される例を示したが、広告コンテンツが表示されるのはウェブページに限られない。例えば、上記してきた広告コンテンツ等は、携帯電話ゲーム等やアプリ画面に表示されてもよい。
〔7−9.コンテンツの事前配信〕
上記実施形態では、広告配信サーバ20は、端末装置100が音量の設定状況を検知した場合に、候補コンテンツのいずれかを配信する例を示した。ここで、広告配信サーバ20は、端末装置100からの要求に先立って、予め複数の候補コンテンツを端末装置100に配信しておいてもよい。
そして、広告配信サーバ20は、音量の設定状況を検知した場合に、予め配信しておいた候補コンテンツのうち、いずれのコンテンツを端末装置100で表示させるかといった制御信号のみを端末装置100に送信する。これにより、広告配信サーバ20は、配信処理を待たずに、直ちにコンテンツを端末装置100に表示させることができるため、ユーザビリティに優れた表示処理を行わせることができる。
なお、広告配信サーバ20は、例えば端末装置100との間の通信環境が所定の条件を満たす場合に、上記処理を実行するようにしてもよい。具体的には、広告配信サーバ20は、広告配信サーバ20と端末装置100との間の通信速度を取得する。そして、広告配信サーバ20は、通信速度に応じて、予め複数の候補コンテンツを配信するか否かを判定する。例えば、端末装置100との通信が比較的通信速度の高い4GやWi−Fi(登録商標)等の通信環境である場合、広告配信サーバ20は、候補コンテンツを配信することが端末装置100の通信に大きな負荷を与える可能性が低いと判定し、予め候補コンテンツを配信するものとする。なお、広告配信サーバ20は、通信速度とともに、複数の候補コンテンツの合計ファイルサイズを取得し、所定の時間以内で候補コンテンツを端末装置100に配信できると想定される速度が確保できている場合に、予め候補コンテンツを配信するようにしてもよい。
〔7−10.規定の配信処理〕
広告配信サーバ20は、複数の候補コンテンツを含む広告コンテンツの配信処理を行う場合、予め規定された配信処理に則って配信を行うようにしてもよい。例えば、広告配信サーバ20は、端末装置100に初めて配信される広告コンテンツに関しては、端末装置100の音量設定に関わらず、音声無しコンテンツを配信するようにしてもよい。そして、広告配信サーバ20は、次の広告配信機会からは、検知された端末装置100の音量設定に基づいて、音声有りコンテンツか音声無しコンテンツのいずれかを配信するようにしてもよい。
このように、広告配信サーバ20は、最初に配信する広告コンテンツに関しては音声無しコンテンツとすることで、ウェブページに表示される広告コンテンツが突然音声を出力することで、ユーザを驚かせるような事態を防止することができる。あるいは、広告配信サーバ20は、一度音声無しコンテンツとして表示した広告コンテンツについて、ユーザから一度クリックされた後には、音声有りコンテンツを配信するなどの処理を行ってもよい。すなわち、広告配信サーバ20は、ユーザが興味関心のあると想定される内容に関する広告コンテンツであって、かつ、音量が所定の閾値以上に設定されている端末装置100に対して、音声有りコンテンツを配信するようにしてもよい。
〔7−11.候補コンテンツの数〕
上記実施形態では、候補コンテンツとして、音声有りコンテンツと音声無しコンテンツを含む例を示した。しかし、候補コンテンツは、2種類に限られず、更に多くのコンテンツを含んでもよい。
例えば、候補コンテンツとして、複数の音声有りコンテンツが入稿されていてもよい。この場合、複数の音声有りコンテンツは、例えば年齢や性別ごとに異なるコンテンツであって、各々のユーザに適したターゲティングを経て、端末装置100に配信されるものであってもよい。
また、候補コンテンツは、音声有りコンテンツと音声無しコンテンツの2種類に分類されなくてもよい。例えば、候補コンテンツは、音声が第1の閾値以上の場合に配信されるコンテンツと、音声が第1の閾値より小さく第2の閾値より大きい場合に配信されるコンテンツと、音声が第2の閾値より小さい場合に配信されるコンテンツとに分類されてもよい。
〔7−12.音声無しコンテンツの生成〕
上記実施形態では、広告主が、音声有りコンテンツと音声無しコンテンツとを入稿する例を示した。ここで、広告配信サーバ20は、いずれかのコンテンツの入稿を受け付けた後、入稿を受け付けていないコンテンツを生成するようにしてもよい。この場合、変形例に係る広告配信サーバ20は、図11に示す構成を有していてもよい。図11は、変形例に係る広告配信サーバ20の構成例を示す図である。図11に示すように、変形例に係る広告配信サーバ20は、生成部238をさらに有する。
例えば、入稿受付部231は、広告コンテンツとして、音声を伴う動画コンテンツの入稿を受け付けたとする。この場合、生成部238は、例えば、動画に含まれる音声を認識することにより、音声のテキストデータを生成する。そして、生成部238は、対応する音声の再生位置に、生成したテキストデータを字幕として結合させる。そして、生成部238は、生成元の動画コンテンツから、音声を消去するとともに、字幕の付与された動画像にて新たな動画コンテンツを生成する。これにより、生成部238は、入稿した動画コンテンツと同じ内容の映像を含むコンテンツであって、音声を伴わない動画コンテンツ(音声無しコンテンツ)を新たに生成することができる。これにより、広告主にとっては、動画コンテンツを入稿するという通常の作業のみで、動画コンテンツに対応する音声無しコンテンツを生成させることができるため、音声無しコンテンツを広告主自らが生成するといった手間を省くことができる。
すなわち、生成部238は、複数の候補コンテンツのうち、音声を伴う動画像によって構成されるコンテンツのいずれかに基づいて、音声を伴わない動画像によって構成されるコンテンツを新たに生成する。より具体的には、生成部238は、音声を伴う動画像によって構成されるコンテンツに含まれる音声をテキストデータに変換し、変換したテキストデータと、音声を伴わない動画像とによって構成されるコンテンツ(すなわち、字幕が付与された音声無しコンテンツ)を新たに生成する。なお、音声認識の手法に関しては、生成部238は、種々の既知の手法を利用するようにしてもよい。
〔7−13.音声無しコンテンツの種類〕
上記実施形態では、音声有りコンテンツと音声無しコンテンツのいずれもが動画像である例を示した。ここで、音声無しコンテンツは、音声を伴わないコンテンツであるため、動画像であることを要しない。例えば、音声無しコンテンツは、宣伝対象とするブランドを表示する静止画であってもよい。また、音声無しコンテンツは、テキストデータのみで表現されるテキスト広告であってもよい。
また、音声有りコンテンツについても、必ずしも動画の映像を伴うコンテンツでなくてもよい。例えば、音声有りコンテンツは、音声と静止画によって表現されるコンテンツであってもよい。
〔7−14.音量の設定状況〕
上記実施形態では、広告配信サーバ20が、音量の設定が所定の閾値以上であるか否かを検知する例を示した。ここで、検知される音量の設定等のデータは、端末装置100の種別ごとに異なることが想定される。この場合、広告配信サーバ20は、例えば、所定の閾値を端末装置100ごとに規定される最大音量の所定の割合(最大値の1割など)と共通した基準を設けてもよいし、端末装置100ごとに所定の閾値が設定された設定ファイルを予め受信しておいてもよい。
また、広告配信サーバ20は、例えば端末装置100の音声が出力される状態であっても、音声が端末装置100とは異なる音声出力デバイス(例えばイヤホンなど)からのみ出力されるような状態である場合には、音声無しコンテンツを優先的に配信するようにしてもよい。これにより、広告配信サーバ20は、例えば、端末装置100のイヤホンジャックにイヤホンを差しているものの、コンテンツの配信時点ではイヤホンを装着していないユーザに対しても、訴求効果を発揮させるコンテンツを配信することができる。
あるいは、広告配信サーバ20は、音量の設定状況の一例として、上記のイヤホンのような音声出力デバイスが端末装置100と接続されているか否かという情報を取得し、取得した情報に基づいて、配信するコンテンツを決定してもよい。例えば、端末装置100にイヤホンのような音声出力デバイスが接続されている場合は、音声有りコンテンツを配信したとしても、音声が外部には漏れない可能性が高い。このため、広告配信サーバ20は、端末装置100にイヤホンが接続されている場合には、音量の大きさの設定に関わらず、音声有りコンテンツを配信するなどの処理を行ってもよい。このように、広告配信サーバ20は、音声出力デバイスの接続の有無を判定要素として、配信するコンテンツを決定してもよい。また、広告配信サーバ20は、例えば、端末装置100が所在する位置情報に基づいて、端末装置100のユーザが自宅にいるといったコンテキスト情報や、ユーザが交通機関で移動しているといったコンテキスト情報等に基づいて、配信するコンテンツを決定してもよい。すなわち、広告配信サーバ20は、端末装置100が置かれた環境において、音声を気兼ねなく出力できる状況であれば、音声有りコンテンツを配信し、そうでない場合には、音声無しコンテンツを配信するなどの決定処理を行ってもよい。
〔7−15.装置構成〕
また、上記実施形態では、配信システム1に、コンテンツ配信サーバ30と広告配信サーバ20とが含まれる例を示したが、コンテンツ配信サーバ30と広告配信サーバ20とは1個の装置として形成されてもよい。この場合、図5に示したコンテンツ配信サーバ30は、例えば、コンテンツ記憶部32とは別に、広告コンテンツ記憶部を有する。そして、コンテンツ配信サーバ30は、端末装置100からウェブページの取得要求を受け付けた場合に、広告コンテンツ記憶部にある広告コンテンツとともに、広告取得命令を含まないウェブページを端末装置100に配信する。
また、上記実施形態では、広告配信サーバ20から端末装置100に広告コンテンツが配信される例を示したが、コンテンツ配信サーバ30が、広告配信サーバ20から広告コンテンツを取得してもよい。この場合、広告配信サーバ20は、コンテンツ配信サーバ30から広告コンテンツの取得要求を受け付ける。また、広告配信サーバ20は、コンテンツ配信サーバ30に広告コンテンツを配信する。また、コンテンツ配信サーバ30の配信部35は、広告配信サーバ20から取得した広告コンテンツとともに、広告取得命令を含まないウェブページを端末装置100に配信する。この場合には、コンテンツ配信サーバ30が、本願に係る配信装置に対応する。
〔8.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図3に示した取得部234と検知部235は統合されてもよい。
また、上述してきた実施形態又は変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔9.プログラム〕
また、上記してきた実施形態に係る端末装置100、広告配信サーバ20およびコンテンツ配信サーバ30は、例えば、図12に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、広告配信サーバ20を例に挙げて説明する。図12は、本願に係る配信装置に対応する広告配信サーバ20の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、およびメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、係るプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、通信網500(図2のネットワークNに対応)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、係るプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る広告配信サーバ20として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部23の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部22内のデータ、例えば広告データベース24が格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からこれらのプログラムを取得してもよい。
なお、コンピュータ1000が実施形態に係る端末装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部140の機能を実現する。
なお、コンピュータ1000が実施形態に係るコンテンツ配信サーバ30として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部33の機能を実現する。また、HDD1400には、コンテンツ記憶部32内のデータが格納される。
〔10.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る広告配信サーバ20は、取得部234と、決定部236と、配信部237とを有する。取得部234は、ユーザによって利用される端末装置100における音量の設定状況を取得する。決定部236は、取得部234によって取得された音量の設定状況に基づいて、複数の候補コンテンツの中から、第1コンテンツ(例えば、ウェブページ)に含まれる所定の表示領域内に表示させるコンテンツである第2コンテンツ(例えば、広告コンテンツ)を決定する。配信部237は、決定部236によって決定された第2コンテンツを端末装置100に配信する。
このように、実施形態に係る広告配信サーバ20は、端末装置100の音量の設定状況に応じたコンテンツを端末装置100に配信する。すなわち、広告配信サーバ20は、ユーザの視聴状況に応じてコンテンツを選択的に配信できるので、端末装置100が音声を出力させている状況か否かに関わらず、その状況に適した内容のコンテンツを視聴させることができる。これにより、広告配信サーバ20は、コンテンツが有する訴求効果を最大限に発揮させることができる。
また、決定部236は、複数の候補コンテンツの提供主(例えば、広告主)による設定に基づいて、複数の候補コンテンツの中から、所定の表示領域内に表示させる第2コンテンツを決定する。
このように、実施形態に係る広告配信サーバ20は、広告主が所望する状況に応じてコンテンツを選択的に配信することで、広告主が意図するターゲティング効果を発揮するようなコンテンツの配信処理を行うことができる。
また、複数の候補コンテンツは、少なくとも、音声を伴う動画像によって構成される音声有りコンテンツと、音声を伴わない動画像又は静止画像によって構成される音声無しコンテンツとを含む。決定部236は、第2コンテンツとして表示させるコンテンツとして、複数の候補コンテンツの中から、音声有りコンテンツか音声無しコンテンツかのいずれかを決定する。
このように、実施形態に係る広告配信サーバ20は、音声が出力される状況に適したコンテンツと、音声が出力されない状況に適したコンテンツとを予め受け付けておき、これらのコンテンツを選択的に配信する。これにより、広告配信サーバ20は、状況に応じて、コンテンツの訴求効果を適切に発揮させることができる。
また、実施形態に係る広告配信サーバ20は、取得部234によって取得された端末装置100の音量の設定状況において、音量が所定の閾値以上の量で出力される設定となっているか否かを検知する検知部235をさらに備える。決定部236は、音量が所定の閾値以上の量で出力される設定となっている場合には、音声有りコンテンツを第2コンテンツとして表示させるコンテンツとして決定し、音量が所定の閾値以上の量で出力される設定となっていない場合には、音声無しコンテンツを第2コンテンツとして表示させるコンテンツとして決定する。
このように、実施形態に係る広告配信サーバ20は、端末装置100の音量が閾値以上か否かを検知して、コンテンツを選択的に配信する。これにより、広告配信サーバ20は、ユーザに特段の意識をさせることなく、ユーザが比較的低めに端末装置100の音量を設定している場合には、音声を伴わないコンテンツを配信するなど、ユーザビリティに配慮した配信処理を行うことができる。
また、検知部235は、端末装置100の音量の設定状況として、音量が出力される設定となっているか否かを検知する。決定部236は、音量が出力される設定となっている場合には、音声有りコンテンツを第2コンテンツとして表示させるコンテンツとして決定し、音量が出力されない設定となっている場合には、音声無しコンテンツを第2コンテンツとして表示させるコンテンツとして決定する。
このように、実施形態に係る広告配信サーバ20は、端末装置100における音量のオンオフ設定に基づいて、コンテンツを選択的に配信するようにしてもよい。これにより、広告配信サーバ20は、状況に適したコンテンツを配信することで、コンテンツの有する訴求効果を発揮させることができる。
また、検知部235は、端末装置100の音量の設定状況として、端末装置100に音声出力のための外部デバイス(例えば、イヤホンやヘッドホン)が接続されているか否かを検知する。決定部236は、端末装置100に音声出力のための外部デバイスが接続されているか否かに応じて、第2コンテンツとして表示させるコンテンツとして、音声有りコンテンツか音声無しコンテンツのいずれかを決定する。
このように、実施形態に係る広告配信サーバ20は、音量の大きさによる設定のみならず、端末装置100にイヤホン等が接続されているか否かといった状況に関する情報に基づいて、コンテンツを選択的に配信するようにしてもよい。これにより、広告配信サーバ20は、よりユーザの状況に適したコンテンツを配信することができる。
また、決定部236は、端末装置100に配信しようとする複数の候補コンテンツのいずれもが端末装置100に配信された履歴がない場合には、所定の表示領域内に表示させる第2コンテンツとして、音声無しコンテンツを優先的に決定する。
このように、実施形態に係る広告配信サーバ20は、配信履歴のない端末装置100にコンテンツを配信する場合には、音声無しコンテンツを優先的に配信する。これにより、広告配信サーバ20は、音声が発せられるコンテンツがユーザの意図しない状況で再生されるような事態を避けることができるため、ユーザビリティに配慮した配信処理を行うことができる。
また、実施形態に係る広告配信サーバ20は、複数の候補コンテンツのうち、音声を伴う動画像によって構成されるコンテンツのいずれかに基づいて、音声を伴わない動画像によって構成されるコンテンツを新たに生成する生成部238をさらに有する。
このように、実施形態に係る広告配信サーバ20は、音声有りコンテンツに基づいて、新たに音声無しコンテンツを生成するようにしてもよい。これにより、広告配信サーバ20は、広告主に2種類以上の広告コンテンツを入稿させるといった手間を省くことができるため、広告主の負担を軽減させることができる。
また、生成部238は、音声を伴う動画像によって構成されるコンテンツに含まれる音声をテキストデータに変換し、変換したテキストデータと、音声を伴わない動画像とによって構成されるコンテンツを新たに生成する。
このように、実施形態に係る広告配信サーバ20は、音声無しコンテンツを生成する際には、テキストデータに変換された音声の情報(いわゆる字幕)を付与するようにしてもよい。これにより、広告配信サーバ20は、音声無しの状況であっても、動画コンテンツが伝達しようとする内容を適切に伝えることができる音声無しコンテンツを生成することができる。
また、実施形態に係る広告配信サーバ20は、端末装置100に制御情報を送信する送信部233をさらに有する。制御情報は、端末装置100における音量の設定状況を検知する検知手順と、検知手順によって検知された音量の設定状況を広告配信サーバ20に送信する送信手順と、配信部237によって配信された第2コンテンツを第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に表示する表示手順と、を端末装置100に実行させる。
このように、実施形態に係る広告配信サーバ20は、端末装置100に制御情報を送信することによって、上述した処理を実行してもよい。すなわち、広告配信サーバ20は、制御情報によって、端末装置100の音量の設定状況を検知させ、検知した情報を送信させる。これにより、広告配信サーバ20は、端末装置100における音量の設定状況の検知処理などを確実に制御することができる。
また、実施形態に係る広告配信サーバ20は、以下の構成であってもよい。すなわち、実施形態に係る広告配信サーバ20は、取得部234と、検知部235と、決定部236と、配信部237とを有する。取得部234は、ユーザによって利用される端末装置100における音量の設定状況を取得する。検知部235は、取得部234によって取得された端末装置100の音量の設定状況として、音量が出力される設定となっているか否かを検知する。決定部236は、端末装置100において音量が出力される設定となっているか否かに基づいて、複数の候補コンテンツの中から、第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に表示させるコンテンツである第2コンテンツを決定する。配信部237は、決定部236によって決定された第2コンテンツを端末装置100に配信する。
かかる構成によって、実施形態に係る広告配信サーバ20は、端末装置100における音量のオンオフ設定に基づいて、コンテンツを選択的に配信することができる。すなわち、広告配信サーバ20は、状況に適したコンテンツを配信することで、コンテンツの有する訴求効果を存分に発揮させることができる。
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、配信部は、配信手段や配信回路に読み替えることができる。
1 配信システム
10 広告主端末
20 広告配信サーバ
21 通信部
22 記憶部
23 制御部
231 入稿受付部
232 要求受付部
233 送信部
234 取得部
235 検知部
236 決定部
237 配信部
238 生成部
24 広告データベース
30 コンテンツ配信サーバ
31 通信部
32 コンテンツ記憶部
33 制御部
34 受付部
35 配信部
100 端末装置
110 通信部
120 入力部
130 出力部
140 制御部
141 要求部
142 受付部
143 表示制御部
144 検知部
145 送信部
146 表示部
147 決定部
150 記憶部

Claims (14)

  1. ユーザによって利用される端末装置における音量の設定状況を取得する取得部と、
    前記取得部によって検知された音量の設定状況に基づいて、複数の候補コンテンツの中から、第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に表示させるコンテンツである第2コンテンツを決定する決定部と、
    前記決定部によって決定された第2コンテンツを前記端末装置に配信する配信部と、
    を備えることを特徴とする配信装置。
  2. 前記決定部は、
    前記複数の候補コンテンツの提供主による設定に基づいて、当該複数の候補コンテンツの中から、前記所定の表示領域内に表示させる第2コンテンツを決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の配信装置。
  3. 前記複数の候補コンテンツは、
    音声を伴う動画像によって構成される音声有りコンテンツと、音声を伴わない動画像又は静止画像によって構成される音声無しコンテンツとを含み、
    前記決定部は、
    前記第2コンテンツとして表示させるコンテンツとして、前記複数の候補コンテンツの中から、音声有りコンテンツか音声無しコンテンツかのいずれかを決定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の配信装置。
  4. 前記取得部によって取得された前記端末装置の音量の設定状況において、音量が所定の閾値以上の量で出力される設定となっているか否かを検知する検知部、をさらに備え、
    前記決定部は、
    前記音量が所定の閾値以上の量で出力される設定となっている場合には、前記音声有りコンテンツを前記第2コンテンツとして表示させるコンテンツとして決定し、前記音量が所定の閾値以上の量で出力される設定となっていない場合には、前記音声無しコンテンツを前記第2コンテンツとして表示させるコンテンツとして決定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の配信装置。
  5. 前記検知部は、
    前記端末装置の音量の設定状況として、音量が出力される設定となっているか否かを検知し、
    前記決定部は、
    前記音量が出力される設定となっている場合には、前記音声有りコンテンツを前記第2コンテンツとして表示させるコンテンツとして決定し、前記音量が出力されない設定となっている場合には、前記音声無しコンテンツを前記第2コンテンツとして表示させるコンテンツとして決定する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の配信装置。
  6. 前記検知部は、
    前記端末装置の音量の設定状況として、当該端末装置に音声出力のための外部デバイスが接続されているか否かを検知し、
    前記決定部は、
    前記端末装置に音声出力のための外部デバイスが接続されているか否かに応じて、前記第2コンテンツとして表示させるコンテンツとして、前記音声有りコンテンツか前記音声無しコンテンツのいずれかを決定する、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の配信装置。
  7. 前記決定部は、
    前記端末装置に配信しようとする複数の候補コンテンツのいずれもが当該端末装置に配信された履歴がない場合には、前記所定の表示領域内に表示させる第2コンテンツとして、前記音声無しコンテンツを優先的に決定する、
    ことを特徴とする請求項3〜5のいずれか一つに記載の配信装置。
  8. 前記複数の候補コンテンツのうち、音声を伴う動画像によって構成されるコンテンツのいずれかに基づいて、音声を伴わない動画像によって構成されるコンテンツを新たに生成する生成部、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の配信装置。
  9. 前記生成部は、
    前記音声を伴う動画像によって構成されるコンテンツに含まれる音声をテキストデータに変換し、変換したテキストデータと、音声を伴わない動画像とによって構成されるコンテンツを新たに生成する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の配信装置。
  10. 前記端末装置に制御情報を送信する送信部をさらに有し、
    前記制御情報は、
    前記端末装置における音量の設定状況を検知する検知手順と、
    前記検知手順によって検知された音量の設定状況を前記配信装置に送信する送信手順と、
    前記配信部によって配信された前記第2コンテンツを前記第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に表示する表示手順と、
    を前記端末装置に実行させることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の配信装置。
  11. ユーザによって利用される端末装置における音量の設定状況を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記端末装置の音量の設定状況として、音量が出力される設定となっているか否かを検知する検知部と、
    前記端末装置において音量が出力される設定となっているか否かに基づいて、複数の候補コンテンツの中から、第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に表示させるコンテンツである第2コンテンツを決定する決定部と、
    前記決定部によって決定された第2コンテンツを前記端末装置に配信する配信部と、
    を備えることを特徴とする配信装置。
  12. コンピュータが実行する配信方法であって、
    ユーザによって利用される端末装置における音量の設定状況を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された音量の設定状況に基づいて、複数の候補コンテンツの中から、第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に表示させるコンテンツである第2コンテンツを決定する決定工程と、
    前記決定工程によって決定された第2コンテンツを前記端末装置に配信する配信工程と、
    を含んだことを特徴とする配信方法。
  13. ユーザによって利用される端末装置における音量の設定状況を取得する取得手順と、
    前記取得手順によって取得された音量の設定状況に基づいて、複数の候補コンテンツの中から、第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に表示させるコンテンツである第2コンテンツを決定する決定手順と、
    前記決定手順によって決定された第2コンテンツを前記端末装置に配信する配信手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする配信プログラム。
  14. ユーザによって利用される端末装置に、
    前記端末装置における音量の設定状況を検知する検知手順と、
    前記検知手順によって検知された音量の設定状況に基づいて、複数の候補コンテンツの中から、第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に表示させるコンテンツである第2コンテンツを決定する決定手順と、
    を実行させることを特徴とする情報表示プログラム。
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