JP7076940B2 - 配信装置、配信方法、配信プログラム及び情報表示プログラム - Google Patents

配信装置、配信方法、配信プログラム及び情報表示プログラム Download PDF

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本発明は、配信装置、配信方法、配信プログラム及び情報表示プログラムに関する。
近年、インターネットを介した広告配信が盛んに行われている。例えば、ウェブページの所定の位置に企業や商品等に関する広告コンテンツを表示することが行われている。また、通信回線の発達に伴って容量の大きいファイルの送受信が可能になるにつれ、広告コンテンツとして動画コンテンツが利用される機会も増加している。動画コンテンツは、静止画コンテンツやテキストデータと比較してユーザに強い印象を与えることができるため、高い訴求効果が期待される。
このような動画に係る広告コンテンツの表示に関して、ウェブページ上の広告枠がウェブブラウザ画面に表示中の可視領域に入るタイミングを検出することにより、ユーザからの視認性に基づく適切なタイミングで広告コンテンツの表示や動画などの動きを開始する技術が知られている。
特開2011-128204号公報
しかしながら、上記の従来技術では、動画コンテンツを表示する媒体への影響を抑制することができるとは限らない。例えば、上記の従来技術では、ウェブページ等の媒体が画面上に表示された時点や広告枠が可視領域に入った時点で、自動的に動画の再生が開始される場合がある。このため、媒体では、動画が再生されることによって全体の表示の調和が乱れたり、ユーザが望まない動画が再生されたりする場合がある。これにより、ユーザに嫌悪感を与えたり、ユーザが媒体から離脱したりするといったおそれがある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、動画コンテンツを表示する媒体への影響を抑制することができる配信装置、配信方法、配信プログラム及び情報表示プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る配信装置は、動画に係る第1のコンテンツのうち一部分のみを含むコンテンツである第2のコンテンツを端末装置に配信する第1配信部と、前記第1配信部によって配信された第2のコンテンツを繰り返し再生して表示する端末装置から、当該端末装置において当該第2のコンテンツが選択されたことを契機として所定の配信要求を受信する受信部と、前記受信部によって受信された所定の配信要求に基づいて、前記第1のコンテンツを端末装置に配信する第2配信部と、を備えることを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、動画コンテンツを表示する媒体への影響を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る配信処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る配信システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る広告配信サーバの構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る広告データベースの一例を示す図である。 図5は、実施形態に係るコンテンツ配信サーバの構成例を示す図である。 図6は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図7は、実施形態に係る配信システムによる配信処理手順を示すシーケンス図である。 図8は、実施形態に係る端末装置による処理手順を示すフローチャートである。 図9は、変形例に係る広告配信サーバの構成例を示す図である。 図10は、変形例に係る生成処理の一例を示す図である。 図11は、変形例に係る広告配信サーバによる生成処理手順を示すフローチャートである。 図12は、広告配信サーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る配信装置、配信方法、配信プログラム及び情報表示プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る配信装置、配信方法、配信プログラム及び情報表示プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.配信処理の一例〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る配信処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る配信処理の一例を示す図である。図1では、本願に係る配信装置に対応する広告配信サーバ20から広告コンテンツの配信を受け付けた端末装置100によって、ウェブページW10上に広告コンテンツの表示が行われる例について説明する。
図1に示した端末装置100は、ユーザによって利用される情報処理端末である。端末装置100は、ウェブページW10や、ウェブページW10上に表示される広告コンテンツ等のコンテンツを受信し、受信したコンテンツを表示する処理を行う。
広告配信サーバ20は、広告コンテンツを配信するサーバ装置である。広告配信サーバ20は、端末装置100から送信される広告配信要求(リクエスト)に従い、端末装置100に広告コンテンツを配信する。
実施形態において、広告配信サーバ20は、広告コンテンツとして動画コンテンツを配信する。動画コンテンツは、例えば数十秒や数分の動画で構成されるコンテンツであり、例えば、広告主が提供する商品の宣伝を目的とする内容を含むコンテンツである。
ここで、端末装置100で表示される動画コンテンツは、ユーザからの選択操作によって動画が再生されるよう制御されるものとする。すなわち、実施形態に係る動画コンテンツは、ウェブページW10に表示された場合であっても、初期状態では動画が再生されず、ユーザからの選択操作(例えばクリック操作)等、ユーザが動画を再生させる操作を行った場合に動画が再生される。これにより、広告配信サーバ20は、ユーザが意図しない状況で動画が再生されることでウェブページW10における全体の表示の調和が乱れたり、ユーザが望まない動画が再生されたりするといった事態を防ぐことができる。
しかしながら、端末装置100においてユーザからのクリックを契機として動画を再生させる場合、初期表示の状態では、動画コンテンツは、単に静止した画像として表示されることになる。このため、ウェブページW10上に動画コンテンツが存在することをユーザから気付かれない可能性がある。この場合、動画が再生されないことにより、動画コンテンツが有する広告効果を発揮できないおそれがある。
そこで、本願に係る広告配信サーバ20は、広告コンテンツである動画コンテンツ(以下の説明において、「第1のコンテンツ」と表記する場合がある)の配信に先立って、第1のコンテンツの一部分のみを含むコンテンツ(以下の説明において、「第2のコンテンツ」と表記する場合がある)を、まず端末装置100に配信する。例えば、第2のコンテンツは、第1のコンテンツが含む所定の画像(例えば、動画像を構成するフレームの1つ)のうち、当該画像を静止画像として表示するとともに、当該画像内の特定の一部分を短時間(例えば数秒)の動画として表示するようなコンテンツ(一般にシネマグラフ等と呼ばれる。以下の説明において、「部分動画コンテンツ」と表記する場合がある)である。例えば、端末装置100は、数秒の長さを持つ部分動画コンテンツを、繰り返し再生させるよう広告表示領域に表示する。なお、この場合の再生とは、所定の静止画像内において一部の領域のみに変化が生じるような複数の静止画像を連続的に表示することを含む。
部分動画コンテンツは、表示の大半は静止画のような一枚の画像であるため、例えウェブページW10に表示されたとしても、動画コンテンツほど目立つ表示になりにくく、ウェブページW10全体の表示の調和を乱さない。その上で、部分動画コンテンツは、静止画のうち特定の一部分のみは動画のように繰り返し再生されるという特徴を有するため、単なる静止画に比べて、ユーザの興味を惹きやすいコンテンツといえる。
そして、広告配信サーバ20は、端末装置100において、ユーザから部分動画コンテンツがクリックされた場合に、部分動画コンテンツに対応する第1のコンテンツを端末装置100に配信する。これにより、端末装置100において、本来、広告主が再生を所望していた第1のコンテンツ(動画コンテンツ)が表示され、再生される。このように、広告配信サーバ20は、動画コンテンツに先立って、第2のコンテンツの一例である部分動画コンテンツを配信することによって、ウェブページW10に与える影響を抑制しつつ、かつ、動画コンテンツがウェブページW10上に存在することをユーザに伝えることができる。そして、広告配信サーバ20は、部分動画コンテンツがクリックされた場合に、本来の動画コンテンツを配信することで、動画を視聴することを所望するユーザの要求に応答することができる。以下、図1を用いて、広告配信サーバ20が行うコンテンツの配信処理について、流れに沿って説明する。
図1の例では、端末装置100がウェブページW10を表示した初期状態を示す。この場合、端末装置100は、ウェブページW10に含まれる広告配信要求を広告配信サーバ20に送信することで、一部のみに動きのある広告コンテンツである広告コンテンツC10の配信を受け付ける。すなわち、端末装置100は、一部のみに動きのある広告コンテンツC10を含むウェブページW10を表示する(ステップS11)。
広告コンテンツC10は、上記した部分動画コンテンツに該当する。図1に示す例では、広告コンテンツC10は、女性を被写体とした画像であるが、女性が身に着けているイヤリング50についてのみ動きのある動画のように表示される。例えば、広告コンテンツC10は、GIFファイル等で構成され、イヤリング50の周辺の一部分のみが連続して動いているように見えるような複数の画像を含む。これにより、広告コンテンツC10は、画像の一部分のみが動くアニメーションのように端末装置100に表示される。
続いて、端末装置100は、ユーザによって操作されるポインタ40によって、広告コンテンツC10がクリックされたことを検知する。端末装置100は、クリックを契機として、広告配信サーバ20にリクエストを送信する(ステップS12)。
広告配信サーバ20は、保持する広告データベースから、広告コンテンツC10に対応する広告コンテンツであって、本来、広告主が提供を所望する動画コンテンツを抽出する(ステップS13)。図1の例では、広告配信サーバ20は、広告コンテンツC10に対応するコンテンツとして、広告コンテンツC11を抽出する。広告コンテンツC11は、例えば、広告コンテンツC10と同じ広告主によって提供されるコンテンツであって、所定長の再生時間を有する動画像によって構成されるコンテンツである。
広告配信サーバ20は、リクエストに応答して、端末装置100に広告コンテンツC11を配信する(ステップS14)。端末装置100は、ウェブページW10上に、広告コンテンツC10に替えて広告コンテンツC11を表示し、広告コンテンツC11の動画を再生させる処理を行う(ステップS15)。広告コンテンツC11は、広告コンテンツC10として表示されていた画像を1つのフレームに含む動画コンテンツであり、例えば、広告コンテンツC10として表示されていた画像に対応するフレームから続けて動画が滑らかにつながるように、端末装置100で再生される。
このように、実施形態に係る広告配信サーバ20は、動画に係る第1のコンテンツのうち一部分のみを含むコンテンツである第2のコンテンツを端末装置100に配信する。続けて、広告配信サーバ20は、配信された第2のコンテンツを繰り返し再生して表示する端末装置100から、端末装置100において第2のコンテンツが選択(クリック)されたことを契機として、所定の配信要求(リクエスト)を受信する。そして、広告配信サーバ20は、受信されたリクエストに基づいて、第1のコンテンツを端末装置100に配信する。
これにより、広告配信サーバ20は、動画に係るコンテンツを自動的にウェブページW10上で再生させるのではなく、ユーザの選択操作を契機として動画を再生させるので、ユーザに嫌悪感を与えることなく動画コンテンツをユーザに提供することができる。また、実施形態に係る配信処理によれば、視聴する意思のないユーザに対しては動画コンテンツが表示されないため、広告主にとって、無駄な課金(広告料金の発生)を抑えることができる。また、広告配信サーバ20は、自動的に動画を再生させる代わりに、まず動画コンテンツの一部分を含むコンテンツを端末装置100に配信する。例えば、広告配信サーバ20は、部分動画コンテンツを配信する。このような一部に動きのあるコンテンツは、ユーザの興味を惹く効果があるとともに、表示される大半は静止画であるため、ウェブページW10の表示を汚さないという利点がある。すなわち、広告配信サーバ20は、ユーザの興味を惹くコンテンツを表示させつつも、動画コンテンツを表示する媒体への影響を抑制することができる。
また、一般に動画コンテンツは、静止画コンテンツ等と比べてファイルサイズが大きいため、通信負荷が大きくなる。特に、端末装置100に所定の通信上限量が定められている場合には、ユーザにとって、動画コンテンツの配信及び表示によって通信量を多く使用されることは大きな負担となる。実施形態に係る配信処理によれば、まずは動画コンテンツの一部分を含むコンテンツを配信するのみであり、このようなコンテンツはGIFファイルなど容量の小さなファイルで構成されるため、通信量の発生を抑えることができる。
なお、上記では説明を省略したが、端末装置100は、ウェブページW10又は広告コンテンツC10の配信と同時に、上記の表示処理を端末装置100に実行させる制御情報を受け付けてもよい。そして、端末装置100は、制御情報に従って上記の表示処理を行ってもよい。
〔2.配信システムの構成〕
続いて、図2を用いて、実施形態に係る配信システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る配信システム1の構成例を示す図である。図2に示すように、配信システム1は、端末装置100と、広告主端末10と、広告配信サーバ20と、コンテンツ配信サーバ30とを含む。端末装置100、広告主端末10、広告配信サーバ20およびコンテンツ配信サーバ30は、ネットワークNを介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、図2に示す配信システム1には、複数台の端末装置100や、複数台の広告主端末10や、複数台の広告配信サーバ20や、複数台のコンテンツ配信サーバ30が含まれてもよい。
端末装置100は、ウェブページを閲覧するユーザによって利用される情報処理装置である。例えば、端末装置100は、スマートフォン等の携帯電話機や、タブレット端末や、PDA(Personal Digital Assistant)や、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PC、ウェアラブルデバイス等である。端末装置100は、ユーザによる操作にしたがって、コンテンツ配信サーバ30からウェブページを取得し、取得したウェブページを表示する。また、端末装置100は、ウェブページに広告取得命令が含まれる場合には、広告配信サーバ20から広告コンテンツを取得し、取得した広告コンテンツをウェブページとともに表示する。
広告主端末10は、広告主によって利用される情報処理装置である。例えば、広告主端末10は、デスクトップ型PCや、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA等である。広告主端末10は、広告主による操作にしたがって、所定の広告コンテンツを広告配信サーバ20に入稿する。例えば、広告主端末10は、広告コンテンツとして、動画像によって構成される動画コンテンツを入稿する。また、広告主端末10は、動画コンテンツに先立って配信されるコンテンツであって、動画コンテンツの一部分を含むコンテンツを動画コンテンツとともに入稿する。また、広告主端末10が入稿する広告コンテンツには、広告コンテンツに対応するコンテンツ(例えば、広告主が提供するランディングページ)を取得するためのURL(Uniform Resource Locator)などの情報が含まれてもよい。
なお、広告主は、広告コンテンツの入稿を代理店に依頼する場合がある。この場合、広告配信サーバ20に広告コンテンツを入稿するのは代理店となる。以下では、「広告主」といった表記は、広告主だけでなく代理店を含む概念であり、「広告主端末」といった表記は、広告主端末10だけでなく代理店によって利用される代理店装置を含む概念であるものとする。
広告配信サーバ20は、本願に係る配信装置に対応するサーバ装置であって、広告主端末10から入稿された広告コンテンツを配信するサーバ装置である。例えば、広告配信サーバ20は、端末装置100からアクセスを受け付ける(リクエストを受信する)と、端末装置100の場所や利用者の属性等から広告のマッチングを行い、マッチングの結果、配信対象となる広告コンテンツを抽出する。
そして、広告配信サーバ20は、抽出された広告コンテンツについて、動画に係るコンテンツである第1のコンテンツに先立って、第1のコンテンツの一部分を含むコンテンツである第2のコンテンツを配信する。また、広告配信サーバ20は、第2のコンテンツがクリックされたことを契機として、さらに端末装置100からリクエストを受信した場合には、第1のコンテンツを配信する。また、広告配信サーバ20は、配信対象となる広告コンテンツの表示態様を指示する制御情報を広告コンテンツとともに端末装置100に配信してもよい。制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)やCSS(Cascading Style Sheets)等のスクリプト言語により記述される。
コンテンツ配信サーバ30は、端末装置100にウェブページ等のコンテンツを配信するウェブサーバ等である。例えば、コンテンツ配信サーバ30は、ポータルサイト、ニュースサイト、オークションサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンス(株価)サイト、路線検索サイト、地図提供サイト、旅行サイト、飲食店紹介サイト、ウェブブログなどに関連する各種情報を含むウェブページを端末装置100に配信する。
コンテンツ配信サーバ30によって配信されるウェブページは、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)により記述されたHTMLファイルや、XML(Extensible Markup Language)により記述されたXMLファイル等により形成される。また、コンテンツ配信サーバ30によって配信されるウェブページには、広告取得命令が含まれる。例えば、ウェブページを形成するHTMLファイル等には、広告配信サーバ20のURL等が広告取得命令として記述される。この場合、端末装置100は、HTMLファイル等に記述されているURLにアクセスすることで、広告配信サーバ20から広告コンテンツを取得する。すなわち、コンテンツ配信サーバ30が配信するコンテンツは、広告コンテンツを表示する媒体であるともいえる。
なお、コンテンツ配信サーバ30から端末装置100に配信される各種データは、実際にはウェブページを形成するHTMLファイルや画像等であるが、以下では、コンテンツ配信サーバ30から端末装置100に配信される各種データを含めて「コンテンツ」と表記する場合がある。
〔3.広告配信サーバの構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る広告配信サーバ20の構成について説明する。図3は、実施形態に係る広告配信サーバ20の構成例を示す図である。図3に示すように、広告配信サーバ20は、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを有する。
(通信部21について)
通信部21は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部21は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100や広告主端末10やコンテンツ配信サーバ30との間で情報の送受信を行う。
(記憶部22について)
記憶部22は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。また、記憶部22は、広告主端末10から入稿された広告コンテンツに関する各種情報が格納されたデータベースである広告データベース24を記憶する。
(広告データベース24について)
ここで、図4に、広告データベース24に格納された情報の一例を示す。図4は、実施形態に係る広告データベース24に格納された情報の一例を示す図である。図4に示した例では、広告データベース24は、「広告主ID」、「広告コンテンツ」、「インプレッション数」、「インプレッション保証数」、「対価」といった項目を有する。
「広告主ID」は、広告主または広告主端末10を識別するための識別情報を示す。「広告コンテンツ」は、広告主端末10から入稿されたコンテンツ、及び実際に端末装置100に配信されるコンテンツを示す。例えば、広告コンテンツは、広告主がユーザに配信することを所望する動画コンテンツや、動画コンテンツの一部分を含むコンテンツ等である。これらのコンテンツは、互いに対応付けられて広告データベース24に記憶される。例えば、図1に示した広告コンテンツC10と広告コンテンツC11とは、互いに対応付けられて広告データベース24に記憶される。
なお、図4に示した例では、「広告コンテンツ」に「C10」や「C11」等といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、動画像のデータや、静止画のデータや、各コンテンツが所在するURL、または、これらの格納場所を示すファイルパス名などが格納される。
なお、広告データベース24には、広告コンテンツC10や広告コンテンツC11の配信順を指示するための指示情報等が登録されてもよい。例えば、指示情報には、広告主から指定される情報であって、広告コンテンツC11に先立って配信するコンテンツが広告コンテンツC10であること等の指示が含まれる。指示情報は、例えば、広告主が広告コンテンツを入稿する際に、広告主や広告配信サーバ20の管理者によって登録される。
「インプレッション数」は、広告コンテンツが表示された回数を示す。また、「インプレッション保証数」は、広告主がインプレッションさせることを所望する数として広告配信サーバ20に登録する広告コンテンツの表示回数を示す。すなわち、広告配信サーバ20は、インプレッション保証数を達成するまで、広告コンテンツの配信を繰り返し行う。「対価」は、インプレッション発生ごとに広告主に課金される額、すなわち広告料金を示す。
なお、実施形態において、インプレッションは、第2のコンテンツが配信され表示された場合ではなく、第1のコンテンツが配信され、動画が再生された場合をもって発生するようにしてもよい。すなわち、インプレッションは、第2のコンテンツがクリックされることにより、本来、広告主が配信を所望する動画コンテンツである第1のコンテンツが再生された場合に発生する。
すなわち、図4では、広告主ID「B10」によって識別される広告主が、広告コンテンツC10及び広告コンテンツC11を端末装置100に配信させるコンテンツとして登録された例や、広告主ID「B20」によって識別される広告主が、広告コンテンツC20及び広告コンテンツC21を端末装置100に配信させるコンテンツとして登録された例を示している。また、広告コンテンツ「C10及びC11」のインプレッション数が「5000」であり、インプレッション保証数が「15000」であり、インプレッションごとの対価(課金額)が「aaa」である例を示している。
また、図4での図示は省略するが、広告データベース24には、広告コンテンツとユーザとのマッチングを行うための情報や、各広告コンテンツがユーザから選択された回数や、広告コンテンツごとのCTR(Click Through Rate)やeCPM(effective Cost Per Mille)等といった広告効果を示す指標値等の情報が記憶されてもよい。
また、広告主が入稿したコンテンツと、実際に端末装置100に配信されるコンテンツとは、厳密に同一であることを要しない。例えば、広告配信サーバ20は、広告主によって入稿された広告コンテンツ(動画コンテンツ)について、配信に適するような形式に変換したコンテンツを、実際に端末装置100に配信されるコンテンツとしてもよい。
(制御部23について)
図3に戻って、説明を続ける。制御部23は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、広告配信サーバ20内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部23は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部23は、入稿受付部231と、要求受付部232と、広告選択部233と、第1配信部234と、受信部235と、第2配信部236とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部23の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部23が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(入稿受付部231について)
入稿受付部231は、広告主端末10から広告コンテンツの入稿を受け付ける。具体的には、入稿受付部231は、インプレッション数や入札価格等の指定とともに、動画に係る広告コンテンツや、動画に係る広告コンテンツの一部分を含むコンテンツの入稿を受け付ける。例えば、入稿受付部231は、動画に係る広告コンテンツの一部分を含むコンテンツとして、部分動画コンテンツの入稿を受け付ける。
なお、入稿受付部231は、広告コンテンツC10の入稿の際、広告コンテンツC10に対して設定される各ランディングページ(landing page)等の所在を示すURLを広告主端末10から受信してもよい。そして、入稿受付部231は、受信したランディングページ等の所在を示すURLを、広告コンテンツC10とともに広告データベース24に登録する。
(要求受付部232について)
要求受付部232は、端末装置100から広告コンテンツの取得要求を受け付ける。例えば、要求受付部232は、ウェブページを取得した端末装置100から、当該ウェブページの広告表示領域で表示する広告コンテンツの取得要求として、HTTPリクエストを受け付ける。
(広告選択部233について)
広告選択部233は、要求受付部232によって広告コンテンツの取得要求が受け付けられた場合に、配信候補の広告コンテンツを広告データベース24から選択する。例えば、広告選択部233は、端末装置100の位置や利用者の属性に基づいて、広告データベース24に登録されている広告コンテンツから、配信対象となる広告コンテンツのマッチングを行う。かかるマッチングにおいては、入札価格またはCTRが高い広告コンテンツや、入札価格およびCTRの双方が高い広告コンテンツが優先的に選択されてもよい。そして、広告選択部233は、配信対象として選択された広告コンテンツを第1配信部234に出力する。
なお、広告選択部233は、ウェブページが検索ページである場合には、検索ページに指定された検索キーワードとマッチする広告コンテンツを抽出する検索連動型広告と呼ばれる広告配信手法を用いてもよい。また、広告選択部233は、ユーザの属性情報(サイコグラフィック属性、デモグラフィック属性等)とマッチする広告コンテンツを抽出するターゲティング配信と呼ばれる広告配信手法を用いてもよい。
(第1配信部234について)
第1配信部234は、動画に係る第1のコンテンツのうち一部分のみを含むコンテンツである第2のコンテンツを端末装置100に配信する。具体的には、第1配信部234は、要求受付部232によって受け付けられた広告配信要求に応答して広告選択部233が選択した広告コンテンツのうち、動画に係るコンテンツである第1のコンテンツのうち一部分のみを含むコンテンツである第2のコンテンツを端末装置100に配信する。
例えば、第1配信部234は、第2のコンテンツとして、第1のコンテンツに含まれる所定の画像において、画像内の特定の一部分のみが動画として表示されるコンテンツである部分動画コンテンツを配信する。すなわち、第1配信部234は、入稿受付部231によって受け付けられた部分動画コンテンツを、第2のコンテンツとして配信する。また、第1配信部234は、第2のコンテンツとともに、上述した制御情報を端末装置100に配信してもよい。
(受信部235について)
受信部235は、第1配信部234によって配信された第2のコンテンツを繰り返し再生して表示する端末装置100から、端末装置100において第2のコンテンツが選択されたことを契機として、所定の配信要求を受信する。すなわち、受信部235は、端末装置100において第2のコンテンツがユーザからクリック等された場合に、端末装置100で生成されるリクエストであって、広告配信サーバ20に送信されるリクエストを受信する。
受信部235が受信するリクエストには、例えば、端末装置100で表示されている第2のコンテンツを識別する情報が含まれる。受信部235は、受信したリクエストを第2配信部236に送ることにより、第2のコンテンツに対応する第1のコンテンツを特定させる。
(第2配信部236について)
第2配信部236は、受信部235によって受信された所定の配信要求に基づいて、第2のコンテンツに対応する動画に係るコンテンツである第1のコンテンツを端末装置100に配信する。
〔4.コンテンツ配信サーバの構成〕
次に、図5を用いて、実施形態に係るコンテンツ配信サーバ30の構成について説明する。図5は、実施形態に係るコンテンツ配信サーバ30の構成例を示す図である。図5に示すように、コンテンツ配信サーバ30は、通信部31と、コンテンツ記憶部32と、制御部33とを有する。
通信部31は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部31は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100や広告配信サーバ20との間で情報の送受信を行う。
コンテンツ記憶部32は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。そして、コンテンツ記憶部32は、コンテンツの一例であるウェブページを記憶する。例えば、コンテンツ記憶部32は、ウェブページを形成するHTMLファイルや、ウェブページに表示される静止画像や動画像を記憶する。なお、コンテンツ記憶部32に記憶されるウェブページには、ウェブページ上に表示させる広告コンテンツを取得するための広告取得命令が含まれる場合がある。
制御部33は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、コンテンツ配信サーバ30内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部33は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図5に示すように、制御部33は、受付部34と、配信部35とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部33の内部構成は、図5に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部33が有する各処理部の接続関係は、図5に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
受付部34は、端末装置100からウェブページの取得要求を受け付ける。例えば、受付部34は、ウェブページの取得要求として、HTTPリクエストを受け付ける。
配信部35は、受付部34によってウェブページの取得要求が受け付けられた場合に、ウェブページを端末装置100に配信する。具体的には、配信部35は、コンテンツ記憶部32から取得要求対象のウェブページを取得し、取得したウェブページを端末装置100に配信する。上記の通り、コンテンツ記憶部32に記憶されているウェブページは、広告取得命令を含む。すなわち、端末装置100は、取得したウェブページを表示する際に、ウェブページに含まれる広告取得命令に従い、広告配信サーバ20に対して広告コンテンツの配信要求を送信する。
〔5.端末装置の構成〕
次に、図6を用いて、実施形態に係る端末装置100の構成について説明する。図6は、実施形態に係る端末装置100の構成例を示す図である。図6に示すように、端末装置100は、通信部110と、入力部120と、出力部130と、制御部140とを有する。
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、広告配信サーバ20やコンテンツ配信サーバ30との間で情報の送受信を行う。
入力部120は、ユーザから各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部120は、キーボードやマウスや操作キー等によって実現される。出力部130は、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、出力部130は、液晶ディスプレイ等によって実現される。なお、端末装置100にタッチパネルが採用される場合には、入力部120と出力部130とは一体化される。
制御部140は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、端末装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報表示プログラムの一例)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムは、ウェブブラウザと呼ばれるアプリケーションプログラムに該当する。また、制御部140は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図6に示すように、制御部140は、送信部141と、受付部142と、出力制御部143とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部140の内部構成は、図6に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部140が有する各処理部の接続関係は、図6に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
送信部141は、入力部120を介して受け付けたユーザ操作に従って、コンテンツ配信サーバ30にウェブページの取得要求を送信する。また、送信部141は、受付部142によって受け付けられたウェブページに広告取得命令が含まれる場合に、広告コンテンツの取得要求を広告配信サーバ20に送信する。また、送信部141は、配信された広告コンテンツ(第2のコンテンツ)をユーザがクリックしたことを契機として、後述する要求部146から送られる第1のコンテンツ(動画コンテンツ)の要求命令に基づき、第1のコンテンツの取得要求を広告配信サーバ20に送信する。
受付部142は、ウェブページと広告コンテンツとを受け付ける。具体的には、受付部142は、送信部141によって送信されたウェブページの取得要求に応答したコンテンツ配信サーバ30からウェブページを受け付ける。このとき、受付部142は、ウェブページに広告取得命令が含まれる場合には、広告コンテンツの取得要求を送信するよう送信部141に指示する。そして、受付部142は、送信部141によって送信された広告コンテンツの取得要求に応答した広告配信サーバ20から広告コンテンツを受け付ける。このとき、受付部142は、広告コンテンツとともに、広告コンテンツの表示を制御する制御情報を受け付けてもよい。
出力制御部143は、受信したウェブページおよび広告コンテンツの出力部130への表示を制御し、上述した表示処理を実行する。出力制御部143が実行する一部の処理は、広告コンテンツとともに配信される制御情報を実行することにより実現される。例えば、出力制御部143は、制御部140が、広告コンテンツとともに配信される制御情報を実行することで、図6に示すように、表示制御部144、検知部145、要求部146として動作し、表示処理を実行する。表示制御部144、検知部145、要求部146は、例えば、CPUやMPU等によって、制御情報がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。すなわち、表示制御部144が実行する処理は、広告コンテンツに含まれる制御情報が実行させる表示制御手順により実現され、検知部145が実行する処理は、広告コンテンツに含まれる制御情報が実行させる検知手順により実現され、要求部146が実行する処理は、広告コンテンツに含まれる制御情報が実行させる要求手順により実現される。
表示制御部144は、受付部142によって受け付けられた広告コンテンツに含まれる制御情報に従って、所定のコンテンツを出力部130に表示するよう制御する。具体的には、実施形態に係る表示制御部144は、広告取得命令に応じて、広告配信サーバ20から部分動画コンテンツが配信された場合には、部分動画コンテンツを繰り返し再生させてウェブページ上で表示するよう、表示態様を制御する。
また、表示制御部144は、後述する要求部146が要求したリクエストによって、動画コンテンツが配信された場合には、部分動画コンテンツに替えて、動画コンテンツを表示するように制御する。
なお、表示制御部144は、部分動画コンテンツに替えて動画コンテンツを表示する際には、部分動画コンテンツを選択する操作が検知された時点における部分動画コンテンツの再生位置(表示している画像)に対応する再生位置から、動画コンテンツを再生するよう制御してもよい。具体的には、表示制御部144は、部分動画コンテンツに替えて動画コンテンツを表示する場合には、部分動画コンテンツで表示されているフレームを識別し、対応する再生位置で動画コンテンツの再生が開始されるよう、表示を制御する。あるいは、表示制御部144は、部分動画コンテンツで表示されていた映像を一部重複するように動画コンテンツの再生位置を調整してもよい。このように、表示制御部144は、任意の再生位置から動画コンテンツを再生させるよう制御可能である。
また、表示制御部144は、動画コンテンツの再生が終了した場合には、所定のコンテンツを表示してもよい。例えば、表示制御部144は、「再び動画コンテンツを視聴する」や、「動画コンテンツで紹介された商品を詳しく見る」などといった文字が描かれたコンテンツを表示する。そして、表示制御部144は、ユーザの要求に応じて、それぞれの文字に対応した所定の処理を実行する。例えば、表示制御部144は、ユーザが動画コンテンツの再生の繰り返しを要求する場合には、動画コンテンツの再生を開始する。また、表示制御部144は、「動画コンテンツで紹介された商品を詳しく見る」等の表示を選択したユーザに対しては、当該動画コンテンツと対応付けられたランディングページへの遷移を促す。そして、表示制御部144は、ユーザからランディングページへの遷移を了承する旨を受け付けた場合には、ウェブページをランディングページへと遷移させる処理を実行する。
検知部145は、端末装置100に対する所定の操作を検知する。具体的には、実施形態に係る検知部145は、出力部130に表示中の部分動画コンテンツを選択する操作を検知する。検知部145は、部分動画コンテンツを選択する操作として、部分動画コンテンツをタッチする操作や、部分動画コンテンツをクリックする操作を検知する。そして、検知部145は、かかる選択操作が検知されたことを示す情報を要求部146に送る。
なお、検知部145は、部分動画コンテンツの替わりに動画コンテンツが表示された場合には、動画コンテンツへの所定の操作を検知する。例えば、検知部145は、動画コンテンツの再生を一時停止する操作や、動画コンテンツと対応付けられているランディングページに遷移するための操作や、動画コンテンツを繰り返し再生させるための操作など、ユーザの要求に応じた操作を適宜検知する。
要求部146は、端末装置100が実行する処理に用いられる各種情報を要求する。具体的には、実施形態に係る要求部146は、検知部145によって部分動画コンテンツを選択する操作が検知された場合に、広告配信サーバ20に対して、部分動画コンテンツに対応する動画コンテンツの配信を要求する。すなわち、要求部146は、動画コンテンツの配信要求の命令を生成し、かかる命令を送信部141へ送る。送信部141は、要求部146によって生成された命令(リクエスト)を広告配信サーバ20に送信する。受付部142は、広告配信サーバ20から動画コンテンツを受け付け、出力制御部143へ送る。これにより、要求部146が要求した動画コンテンツが、出力部130に表示される。
なお、上記の制御部140が実行する処理は、例えば、広告コンテンツに含まれる制御情報が、端末装置100にウェブページを表示させるウェブブラウザ等のソフトウェアの機能を利用することにより実現されてもよい。
〔6-1.配信システムの処理フロー〕
次に、図7を用いて、実施形態に係る配信システム1による配信処理の手順について説明する。図7は、実施形態に係る配信システム1による配信処理手順を示すシーケンス図である。
図7に示すように、端末装置100は、ユーザ操作に従って、ウェブページの取得要求をコンテンツ配信サーバ30に送信する(ステップS101)。そして、コンテンツ配信サーバ30は、ウェブページの取得要求に応じて、ウェブページを端末装置100に配信する(ステップS102)。なお、コンテンツ配信サーバ30によって配信されるウェブページには、広告配信サーバ20のURL等である広告取得命令が含まれる。
続いて、端末装置100は、ウェブページに含まれる広告取得命令に基づいて、広告コンテンツの取得要求を広告配信サーバ20に送信する(ステップS103)。そして、広告配信サーバ20は、広告コンテンツの取得要求に応じて、広告コンテンツとして、部分動画コンテンツ(図1の例では、広告コンテンツC10)を端末装置100に配信する(ステップS104)。なお、広告配信サーバ20は、部分動画コンテンツとともに、広告コンテンツの表示を制御する制御情報を端末装置100に配信してもよい。
そして、端末装置100は、ウェブページと、ステップS104において受信した広告コンテンツを表示する表示処理を行う(ステップS105)。すなわち、端末装置100は、広告コンテンツとして、部分動画コンテンツを表示するものとする。
そして、端末装置100は、表示中の広告コンテンツに対する選択操作を検知する(ステップS106)。端末装置100は、選択操作を検知すると、表示中の広告コンテンツに対応する広告コンテンツであって、動画によって構成されるコンテンツである動画コンテンツの取得要求を広告配信サーバ20に送信する(ステップS107)。
広告配信サーバ20は、端末装置100の要求に応じて、動画コンテンツ(図1の例では、広告コンテンツC11)を端末装置100に配信する(ステップS108)。そして、端末装置100は、既に表示していた部分動画コンテンツに替えて、配信された動画コンテンツを表示する表示処理を行う(ステップS109)。
〔6-2.端末装置の処理フロー〕
次に、図8を用いて、実施形態に係る端末装置100による処理の手順について説明する。図8は、実施形態に係る端末装置100による処理手順を示すフローチャートである。
図8に示すように、端末装置100は、コンテンツ配信サーバ30から取得したウェブページを表示する(ステップS201)。そして、端末装置100は、ウェブページの表示にあたり、ウェブページに含まれる広告表示領域に表示される広告コンテンツとして広告配信サーバ20から配信された、部分動画コンテンツを表示する(ステップS202)。
そして、端末装置100は、ユーザから部分動画コンテンツに対する選択操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS203)。端末装置100は、選択操作を受け付けていない場合には(ステップS203;No)、部分動画コンテンツが最後まで再生されたか否かを判定する(ステップS204)。
端末装置100は、部分動画コンテンツが最後まで再生されていない場合(ステップS204;No)、再生を継続するとともに、選択操作の受け付けの判定を継続する(ステップS203)。一方、部分動画コンテンツが最後まで再生された場合(ステップS204;Yes)、端末装置100は、再び、部分動画コンテンツを最初から再生する(ステップS205)。そして、端末装置100は、ユーザからの選択操作の受け付けを判定する処理を繰り返し行う(ステップS203)。
一方、端末装置100は、部分動画コンテンツへの選択操作を受け付けた場合(ステップS203;Yes)、部分動画コンテンツに対応する動画コンテンツの配信を要求する(ステップS206)。そして、端末装置100は、要求に従い配信された動画コンテンツを取得する(ステップS207)。端末装置100は、取得した動画コンテンツを再生する(ステップS208)。
そして、端末装置100は、動画コンテンツが最後まで再生されたか否かを判定する(ステップS209)。最後まで再生されていない場合(ステップS209;No)、端末装置100は、再生を継続する。
一方、最後まで再生された場合(ステップS209;Yes)、端末装置100は、所定のコンテンツを表示する(ステップS210)。例えば、端末装置100は、動画コンテンツをもう一度再生させるといった処理をユーザが選択することのできる選択画面を表示する。そして、端末装置100は、ユーザの要求に応じた処理を実行する(ステップS211)。これにより、端末装置100は、実施形態に係る広告コンテンツの表示処理を終了する。
なお、端末装置100は、任意のタイミングで、ユーザからウェブページの表示の終了の要求を受け付けてもよい。この場合も、端末装置100は、実施形態に係る広告コンテンツの表示処理を終了する。
〔7.変形例〕
上述した実施形態に係る処理は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。以下では、端末装置100、広告配信サーバ20、コンテンツ配信サーバ30及び配信システム1の他の実施形態について説明する。
〔7-1.生成処理〕
上記実施形態では、広告主から、広告コンテンツとして、動画コンテンツと、動画コンテンツの一部分を含むコンテンツ(例えば、部分動画コンテンツ)との入稿を受け付ける例を示した。ここで、変形例に係る広告配信サーバ20は、広告コンテンツとして動画コンテンツのみの入稿を受け付け、動画コンテンツの一部分を含むコンテンツについては、新たに生成するようにしてもよい。この点について、図9乃至図11を用いて説明する。
図9は、変形例に係る広告配信サーバ20の構成例を示す図である。図9に示すように、変形例に係る広告配信サーバ20は、上記実施形態に加えて、生成部237を有する。
(生成部237について)
生成部237は、広告主から入稿された動画コンテンツ(第1のコンテンツ)に基づいて、部分動画コンテンツ(第2のコンテンツの一例)を生成する。この場合、第1配信部234は、生成部237によって生成された部分動画コンテンツを第2のコンテンツとして端末装置100に配信する。
例えば、生成部237は、第1のコンテンツの広告主から指定される対象、又は、第1のコンテンツの宣伝対象に基づいて、第1のコンテンツにおける所定の画像内の一部分を特定して、新たに部分動画コンテンツを生成する。
具体的には、生成部237は、広告主から、部分動画コンテンツを生成するにあたり、所定の画像と、当該画像のうち、動画のように表示する一部分の領域の指定を受け付ける。例えば、図1で示した広告コンテンツC11であれば、生成部237は、広告主から指定された、イヤリング50を含む画像の一部分の領域を特定し、特定した領域のみは動画のように表示され、残りの領域は静止画として表示されるような広告コンテンツC10を生成する。
また、生成部237は、第1のコンテンツの宣伝対象に基づいて所定の画像内の一部分を特定してもよい。例えば、図1で示した広告コンテンツC11であれば、生成部237は、広告配信サーバ20の管理者等から、広告コンテンツC11の宣伝対象がイヤリング50等の装飾品であるという指定を受け付ける。そして、生成部237は、指定されたイヤリング50等の画像を認識し、数フレームにわたり、認識したイヤリング50の周辺の領域をクリッピングする。そして、生成部237は、イヤリング50の周辺の領域は動画として表示されるように数フレームをつなぎ、その他の領域は静止画として表示されるように、広告コンテンツC10を生成する。
また、生成部237は、端末装置100に配信された他の部分動画コンテンツのうち、端末装置100で選択される確率の高い他の部分動画コンテンツにおける特定の一部分を示す対象に基づいて、所定の画像内の一部分を特定して、新たに部分動画コンテンツを生成するようにしてもよい。
例えば、生成部237は、端末装置100に配信された他の部分動画コンテンツをサンプルとして参照し、そのうち、ユーザからクリックされる率の高い部分動画コンテンツについて、いずれの箇所を動画としているかを学習する。例えば、生成部237は、既知の画像認識手法および学習手法に基づいて、部分動画コンテンツにおける動画の一部分の箇所を学習する。
一例として、生成部237は、画像の被写体が人間であれば、クリック率が高い部分動画コンテンツにおいて、人間の顔のいずれの部分が動画のように表示されているか認識し、その領域に対応する箇所を学習する。例えば、生成部237は、人間の顔のうち、目を周辺とする領域が動画のように表示される場合(例えば、人間がまばたきするように表示される画像など)に、クリック率が高くなると学習したとする。この場合、生成部237は、新たに部分動画コンテンツを生成するにあたり、動画コンテンツが含む複数のフレームから、人間の顔が含まれるフレーム(すなわち、所定の画像)を抽出する。そして、生成部237は、抽出したフレームの前後のフレームであって、目の周辺に動きのある数フレームを抽出するとともに、その他の領域については所定の画像を用いた静止画とすることで、静止画のうち一部に動きのある部分動画コンテンツを生成する。
また、生成部237は、第1のコンテンツの先頭部分の画像の中から、動画として表示される一部分を特定し、特定した一部分以外の箇所は先頭部分の画像を用いるとともに、特定した一部分については先頭部分から所定数の画像をつなぎあわせることにより、新たに部分動画コンテンツを生成するようにしてもよい。すなわち、生成部237は、動画コンテンツの先頭の画像をもとに、部分動画コンテンツを生成する。この場合、部分動画コンテンツがクリックされた場合に、端末装置100において、部分動画コンテンツの画像から、動画コンテンツの再生を滑らかにつなぐことができる。また、一般に、動画コンテンツの先頭の画像は、動画コンテンツの再生を促すような表示になっていることが多いため、先頭の画像を用いて部分動画コンテンツを生成することで、ユーザの選択操作を促す効果も期待できる。
例えば、図10に、変形例に係る生成処理の一例を示す。図10に示すように、生成部237は、広告コンテンツC11の先頭のフレームを抽出する。そして、生成部237は、例えば広告主から指定された領域である領域60を特定する。生成部237は、数フレームにわたり領域60のみを抽出し、つなぎあわせる。また、生成部237は、領域60以外の箇所は、先頭のフレームの静止画を利用する。そして、生成部237は、それらの画像に基づいて、部分動画コンテンツである広告コンテンツC10を生成する。
次に、図11に、変形例に係る広告配信サーバ20による生成処理手順を示す。図11は、変形例に係る広告配信サーバ20による生成処理手順を示すフローチャートである。
図11に示すように、入稿受付部231は、広告主端末10から動画コンテンツの入稿を受け付ける(ステップS301)。生成部237は、入稿された動画コンテンツに基づいて、部分動画コンテンツを生成する(ステップS302)。そして、生成部237は、動画コンテンツと、部分動画コンテンツとを一群のコンテンツとして、広告データベース24に格納する(ステップS303)。
例えば、第1配信部234は、広告コンテンツの配信要求があった場合には、生成部237によって生成された部分動画コンテンツを配信する。また、第2配信部236は、端末装置100において部分動画コンテンツがユーザからクリックされた場合には、生成部237によって生成された部分動画コンテンツの元となった動画コンテンツを端末装置100に配信する。
〔7-2.コンテンツの種類〕
上記実施形態では、端末装置100は、一群の広告コンテンツとして、部分動画コンテンツである広告コンテンツC10や、動画コンテンツである広告コンテンツC11等を表示する例を示した。しかし、端末装置100は、広告に係るコンテンツのみならず、他のコンテンツに対しても、上記表示処理を実行してもよい。
例えば、端末装置100は、動画配信サイトにおいて配信される動画コンテンツについて、上述した表示処理を実行してもよい。すなわち、端末装置100は、動画配信サイトにおいて、ユーザが動画コンテンツの配信を所望した場合に、まず動画コンテンツの一部分を含むコンテンツの配信を受け付ける。そして、端末装置100は、当該コンテンツが選択された場合に、あらためて本編である動画コンテンツの配信を受け付け、かかる動画コンテンツを表示する。これにより、端末装置100は、通信負荷を抑えることができる。この場合、広告配信サーバ20は、広告コンテンツではなく、所定の動画コンテンツを端末装置100に配信する。
〔7-3.広告に係るコンテンツ〕
上記実施形態で説明した広告コンテンツC10など、広告に係るコンテンツとは、営利若しくは非営利の広告だけではなく、ボランティアの募集、公共広告、公共に対する通知、広告コンテンツC10に係る情報の一部、その他任意のコンテンツであってもよい。すなわち、広告コンテンツC10は、いわゆる広告関連の情報を含むコンテンツのみならず、ユーザに興味を抱かせ、広告コンテンツC10に含まれる情報、または、広告コンテンツC10と関連するコンテンツ(例えば、ランディングページ等)に含まれる情報を広く報知するものであれば、画像、動画像、文字、図形、記号、ハイパーリンク、その他任意のコンテンツを適用可能である。すなわち、ユーザに対してウェブページよりも興味を生じさせようとするコンテンツであれば、任意のコンテンツを広告コンテンツC10として適用可能である。
〔7-4.表示処理〕
上記実施形態で説明した配信処理および表示処理は、任意の手法で実現可能である。例えば、上記実施形態では、端末装置100は、制御情報によって実行される機能をウェブブラウザソフトウェアによって実現する例を示した。しかし、端末装置100は、ウェブページの表示と、上述した表示処理とを端末装置100に実行させるアプリケーションをあらかじめダウンロードし、任意のタイミングでアプリケーションを実行することで、上述した処理を実現してもよい。
〔7-5.制御情報〕
上記実施形態では、広告コンテンツに制御情報が含まれる例を示した。しかし、制御情報は、コンテンツ配信サーバ30によって配信されるウェブページに含まれていてもよい。すなわち、制御情報は、ウェブページが含む広告枠の表示を制御する命令(スクリプト)として実行されてもよい。
〔7-6.操作の受け付け〕
端末装置100で行われる選択操作は、クリックに限られない。すなわち、上記実施形態で示したクリックやタッチ操作は、当該操作に対応した入力デバイスによる操作であってもよい。
〔7-7.端末装置の操作記録〕
また、上述してきた端末装置100は、実施形態に係る広告コンテンツが表示されているウェブページに対して、ユーザがどれだけ端末装置100を操作したかという記録を広告配信サーバ20に送信してもよい。具体的には、検知部145は、広告コンテンツが表示されているウェブページに対してユーザが行うタッチ操作やスクロール操作などのログを記録する。さらに、検知部145は、広告コンテンツに対するタッチ操作や、ウェブページをリロードした回数や、広告コンテンツを特定する情報について端末装置100からの発信操作(例えば、SNSへの書き込み)など、ユーザが端末装置100に対して行う種々の操作を記録することもできる。そして、通信部110は、検知部145により記録された操作履歴に関する情報を広告配信サーバ20に送信する。
そして、広告配信サーバ20は、端末装置100から配信された端末装置100の操作履歴に関する情報を受信する。さらに、広告配信サーバ20は、受信した端末装置100の操作履歴に関する情報を集計し、かかる情報について分析した情報をさらに取得する。具体的には、広告配信サーバ20は、単に静止画に係るコンテンツを表示した場合と、部分動画コンテンツとを表示した場合に、ユーザからのクリック率が変化するか否かといった情報を取得する。また、広告配信サーバ20は、取得した情報を広告主に提示してもよい。これにより、広告配信サーバ20は、端末装置100における実施形態に係る配信処理を伴う広告コンテンツの有用性(例えば、広告コンテンツのクリック率が向上したことなど)を広告主に示すことができる。
〔7-8.広告コンテンツを表示するコンテンツ〕
上記実施形態では、広告コンテンツがウェブページに含まれる広告表示領域に表示される例を示したが、広告コンテンツが表示されるのはウェブページに限られない。例えば、上記してきた広告コンテンツ等は、携帯電話ゲーム等やアプリ画面に表示されてもよい。
〔7-9.コンテンツの事前配信〕
上記実施形態では、端末装置100が、部分動画コンテンツがユーザから選択されたことを検知した場合に、動画コンテンツの配信を要求する例を示した。ここで、広告配信サーバ20は、端末装置100からの要求に先立って、予め動画コンテンツを配信しておいてもよい。
例えば、広告配信サーバ20は、端末装置100との間の通信環境が所定の条件を満たす場合に、端末装置100からの要求に先立ち、予め動画コンテンツを端末装置100に配信する。具体的には、広告配信サーバ20は、広告配信サーバ20と端末装置100との間の通信速度を取得する。そして、広告配信サーバ20は、端末装置100との通信速度に応じて、予め動画コンテンツを配信するか否かを判定する。例えば、端末装置100との通信が比較的通信速度の高い4GやWi-Fi(登録商標)等の通信環境である場合、広告配信サーバ20は、動画コンテンツを配信することが端末装置100の通信に大きな負荷を与える可能性が低いと判定し、予め動画コンテンツを配信するものとする。すなわち、広告配信サーバ20は、端末装置100との間で所定の閾値以上の通信速度が観測された場合に、予め動画コンテンツを配信する。また、広告配信サーバ20は、通信速度とともに、動画コンテンツのファイルサイズを取得し、所定の時間以内で動画コンテンツを端末装置100に配信できると想定される速度が確保できている場合に、予め動画コンテンツを配信するようにしてもよい。
このように、広告配信サーバ20は、通信環境に応じて、動画コンテンツを予め配信してもよい。この場合、端末装置100は、部分動画コンテンツがユーザから選択されたことを検知すると、直ちに動画コンテンツを表示することができるため、ユーザビリティに優れた表示処理を行うことができる。
また、端末装置100は、部分動画コンテンツとともに動画コンテンツを配信された場合には、ユーザからの操作に応じて、部分動画コンテンツからシームレスに動画コンテンツを再生する処理を行うようにしてもよい。
例えば、端末装置100は、部分動画コンテンツと動画コンテンツとともに、所定の制御情報を広告配信サーバ20から受け付ける。そして、端末装置100は、制御情報に従い、部分動画コンテンツを出力部130に表示する。さらに、端末装置100は、表示した部分動画コンテンツが、ユーザから選択される操作を検知する。端末装置100は、選択される操作が検知された場合に、部分動画コンテンツからつながるように、部分動画コンテンツの静止画に対応する動画コンテンツのフレームを表示して、そのまま動画コンテンツを再生させる。これにより、端末装置100は、第2配信部236による配信処理を要することなく、部分動画コンテンツからシームレスに動画コンテンツを再生させることができる。
すなわち、端末装置100は、受付部142と、表示制御部144と、検知部145とを備える。そして、受付部142は、動画に係る第1のコンテンツと、第1のコンテンツの一部分のみを含むコンテンツである第2のコンテンツとを受け付ける。表示制御部144は、受付部142によって受け付けられた第2のコンテンツを繰り返し再生して表示するよう制御する。検知部145は、表示制御部144によって表示されている第2のコンテンツに対する選択操作を検知する。さらに、表示制御部144は、検知部145によって第2のコンテンツに対する選択操作が検知された場合に、第2のコンテンツに替えて、第1のコンテンツが再生されるよう制御する。なお、かかる処理は、端末装置100で実行される制御情報(情報表示プログラム)によって実行されてもよい。
このように、端末装置100は、部分動画コンテンツと動画コンテンツとを受け付けておき、部分動画コンテンツを繰り返し再生させるよう表示する。そして、端末装置100は、ユーザの操作(クリック等)に応じて、部分動画コンテンツに替えて動画コンテンツを再生させる。すなわち、端末装置100は、初期表示では、大半が静止画である部分動画コンテンツを表示するので、ウェブページの表示を煩雑にすることなく、コンテンツを表示できる。そして、端末装置100は、ユーザからクリック操作を受け付けた場合には、動画コンテンツを再生させる。これにより、端末装置100は、配信処理を挟むことなく、直ちに動画コンテンツを表示することができるため、ユーザビリティに優れた表示処理を行うことができる。
〔7-10.装置構成〕
また、上記実施形態では、配信システム1に、コンテンツ配信サーバ30と広告配信サーバ20とが含まれる例を示したが、コンテンツ配信サーバ30と広告配信サーバ20とは1個の装置として形成されてもよい。この場合、図5に示したコンテンツ配信サーバ30は、例えば、コンテンツ記憶部32とは別に、広告コンテンツ記憶部を有する。そして、コンテンツ配信サーバ30は、端末装置100からウェブページの取得要求を受け付けた場合に、広告コンテンツ記憶部にある広告コンテンツとともに、広告取得命令を含まないウェブページを端末装置100に配信する。
また、上記実施形態では、広告配信サーバ20から端末装置100に広告コンテンツが配信される例を示したが、コンテンツ配信サーバ30が、広告配信サーバ20から広告コンテンツを取得してもよい。この場合、広告配信サーバ20は、コンテンツ配信サーバ30から広告コンテンツの取得要求を受け付ける。また、広告配信サーバ20は、コンテンツ配信サーバ30に広告コンテンツを配信する。また、コンテンツ配信サーバ30の配信部35は、広告配信サーバ20から取得した広告コンテンツとともに、広告取得命令を含まないウェブページを端末装置100に配信する。この場合には、コンテンツ配信サーバ30が、本願に係る配信装置に対応する。
〔8.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、図3に示したように、広告配信サーバ20は、第1配信部234と第2配信部236とを有する。しかし、かかる構成は、実施形態に係る処理の流れを説明するための概念的なものであり、必ずしも第1配信部234と第2配信部236とが別々に存在することを要しない。すなわち、広告配信サーバ20において、第1配信部234と第2配信部236とは統合されてもよい。
また、上述してきた実施形態又は変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔9.プログラム〕
また、上記してきた実施形態に係る端末装置100、広告配信サーバ20およびコンテンツ配信サーバ30は、例えば、図12に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、広告配信サーバ20を例に挙げて説明する。図12は、本願に係る配信装置に対応する広告配信サーバ20の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、およびメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、係るプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、通信網500(図2のネットワークNに対応)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、係るプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る広告配信サーバ20として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部23の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部22内のデータ、例えば広告データベース24が格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からこれらのプログラムを取得してもよい。
なお、コンピュータ1000が実施形態に係る端末装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部140の機能を実現する。
なお、コンピュータ1000が実施形態に係るコンテンツ配信サーバ30として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部33の機能を実現する。また、HDD1400には、コンテンツ記憶部32内のデータが格納される。
〔10.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る広告配信サーバ20は、第1配信部234と、受信部235と、第2配信部236とを有する。第1配信部234は、動画に係る第1のコンテンツのうち一部分のみを含むコンテンツである第2のコンテンツを端末装置100に配信する。受信部235は、第1配信部234によって配信された第2のコンテンツを繰り返し再生して表示する端末装置100から、端末装置100において第2のコンテンツが選択されたことを契機として、所定の配信要求を受信する。第2配信部236は、受信部235によって受信された所定の配信要求に基づいて、第1のコンテンツを端末装置100に配信する。
このように、実施形態に係る広告配信サーバ20は、動画に係る第1のコンテンツを自動的にウェブページ上で再生させるのではなく、ユーザの選択操作を契機として動画を再生させる。これにより、広告配信サーバ20は、ユーザに嫌悪感を与えることなく動画コンテンツをユーザに提供することができる。また、広告配信サーバ20は、第1のコンテンツに替えて、第1のコンテンツのうち一部分のみを含むコンテンツである第2のコンテンツを配信することで、ユーザに動画コンテンツが存在することを認識させることができる。このため、広告配信サーバ20は、所望するユーザに対しては、第1のコンテンツの動画を提供することができる。広告配信サーバ20は、ユーザの興味を惹くコンテンツを表示させつつも、動画コンテンツを表示する媒体への影響を抑制することができる。
また、第1配信部234は、第2のコンテンツとして、第1のコンテンツに含まれる所定の画像において、画像内の特定の一部分のみが動画として表示されるコンテンツである部分動画コンテンツを配信する。
このように、実施形態に係る広告配信サーバ20は、第2のコンテンツとして、画像内の特定の一部分のみが動画として表示されるコンテンツ(部分動画コンテンツ)を配信する。これにより、広告配信サーバ20は、静止画のように見えて一部には動きがあるといった特有の表示によってユーザの興味を惹くようなコンテンツを配信することができる。すなわち、広告配信サーバ20は、媒体の面を汚さないようにしつつ、ユーザに対して訴求効果を発揮するコンテンツを配信できる。
また、実施形態に係る広告配信サーバ20は、第1のコンテンツに対応するコンテンツとして、第1のコンテンツとともに部分動画コンテンツの入稿を受け付ける入稿受付部231をさらに有する。第1配信部234は、入稿受付部231によって受け付けられた部分動画コンテンツを第2のコンテンツとして配信する。
このように、実施形態に係る広告配信サーバ20は、第1のコンテンツとともに、第2のコンテンツの入稿を提供主(広告主等)から受け付けてもよい。これにより、広告配信サーバ20は、動画コンテンツのみならず、部分動画コンテンツについても、提供主が所望するコンテンツをユーザに配信することができる。
また、実施形態に係る広告配信サーバ20は、第1のコンテンツに基づいて、部分動画コンテンツを生成する生成部237をさらに有する。第1配信部234は、生成部237によって生成された部分動画コンテンツを第2のコンテンツとして配信する。
このように、実施形態に係る広告配信サーバ20は、動画コンテンツに基づいて、部分動画コンテンツを生成するようにしてもよい。これにより、広告配信サーバ20は、動画コンテンツの提供主自らが部分動画コンテンツを生成する手間を省くことができるので、提供主の負担を軽減させることができる。
また、生成部237は、第1のコンテンツの提供主から指定される対象、又は、第1のコンテンツの宣伝対象に基づいて、所定の画像内の一部分を特定して、新たに部分動画コンテンツを生成する。
このように、実施形態に係る広告配信サーバ20は、提供主から指定された箇所や第1のコンテンツの宣伝対象によって特定された箇所を、動画のように表示される部分として、部分動画コンテンツを生成することができる。すなわち、広告配信サーバ20は、提供主がユーザにアピールしたい対象が目立つような部分動画コンテンツを生成できるので、コンテンツの訴求効果を増大させることができる。
また、生成部237は、端末装置100に配信された他の部分動画コンテンツのうち、端末装置100で選択される確率の高い他の部分動画コンテンツにおける特定の一部分を示す対象に基づいて、所定の画像内の一部分を特定して、新たに部分動画コンテンツを生成してもよい。
このように、実施形態に係る広告配信サーバ20は、所定の学習処理を経て、部分動画コンテンツを生成してもよい。すなわち、広告配信サーバ20は、多くのユーザがクリックする傾向にある部分動画コンテンツと類似する部分動画コンテンツを生成することで、ユーザからより選択されやすいと想定される部分動画コンテンツを生成することができる。
また、生成部237は、第1のコンテンツの先頭部分の画像の中から、動画として表示される一部分を特定し、特定した一部分以外の箇所は先頭部分の画像を用いるとともに、特定した一部分については先頭部分から所定数の画像をつなぎあわせることにより、新たに部分動画コンテンツを生成してもよい。
このように、実施形態に係る広告配信サーバ20は、動画コンテンツの先頭の画像をもとに、部分動画コンテンツを生成するようにしてもよい。これにより、広告配信サーバ20は、部分動画コンテンツがクリックされた場合に、滑らかに動画コンテンツへの再生がつながるような部分動画コンテンツを生成することができる。
また、第1配信部234は、第2のコンテンツとともに制御情報を端末装置100に配信する。制御情報は、端末装置100によって表示されている第2のコンテンツを選択する操作が検知された場合に、広告配信サーバ20に対して、第1のコンテンツの配信を要求する要求手順と、要求手順による要求に応答した広告配信サーバ20から配信される第1のコンテンツを、第2のコンテンツに替えて表示する表示制御手順と、を端末装置100に実行させる。
このように、実施形態に係る広告配信サーバ20は、第2のコンテンツとともに制御情報を配信してもよい。そして、端末装置100は、制御情報に従い、第2のコンテンツを選択されたことを検知したり、検知したことに基づいてリクエストを送信したり、配信された第1のコンテンツを表示したりする処理を実行する。これにより、広告配信サーバ20は、端末装置100で第2のコンテンツが選択された場合等に、広告配信サーバ20が求めるような挙動(リクエスト送信や、動画コンテンツの表示など)を確実に実行させることができる。
また、表示制御手順は、第2のコンテンツに替えて第1のコンテンツを表示する際には、第2のコンテンツを選択する操作が検知された時点における第2のコンテンツの再生位置に対応する再生位置から、第1のコンテンツを再生するよう制御する。
このように、実施形態に係る広告配信サーバ20は、第1のコンテンツを途中から再生させるように制御してもよい。これにより、広告配信サーバ20は、ユーザが部分動画コンテンツをクリックした時点から継続した映像を視聴させることができるため、ユーザの興味関心に適切に応えることができ、動画コンテンツの持つ訴求効果をより発揮させることができる。
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、配信部は、配信手段や配信回路に読み替えることができる。
1 配信システム
10 広告主端末
20 広告配信サーバ
21 通信部
22 記憶部
23 制御部
231 入稿受付部
232 要求受付部
233 広告選択部
234 第1配信部
235 受信部
236 第2配信部
237 生成部
24 広告データベース
30 コンテンツ配信サーバ
31 通信部
32 コンテンツ記憶部
33 制御部
34 受付部
35 配信部
100 端末装置
110 通信部
120 入力部
130 出力部
140 制御部
141 送信部
142 受付部
143 出力制御部
144 表示制御部
145 検知部
146 要求部

Claims (7)

  1. 動画である第1のコンテンツの入稿を受け付ける入稿受付部と、
    前記入稿受付部によって受け付けられた第1のコンテンツに基づいて、シネマグラフを生成する生成部であって、前記入稿受付部によって受け付けられた第1のコンテンツと、端末装置に配信された他のシネマグラフのうち、当該端末装置で選択される確率の高い他のシネマグラフにおける特定の一部分を示す対象とに基づいて、前記第1のコンテンツに含まれる複数のフレームのうちの1つである所定の静止画像内の一部分を特定し、前記第1のコンテンツのうちの一部分である動画が、前記第1のコンテンツ及び前記特定の一部分を示す対象に基づいて特定された部分に、前記所定の静止画像の一部として表示される前記シネマグラフを生成する生成部と、
    前記生成部によって生成されたシネマグラフを、第2コンテンツとして端末装置に配信する第1配信部と、
    前記第1配信部によって配信された第2のコンテンツを繰り返し再生して表示する端末装置から、当該端末装置において当該第2のコンテンツが選択されたことを契機として所定の配信要求を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された所定の配信要求に基づいて、前記第1のコンテンツを端末装置に配信する第2配信部と、
    を備えることを特徴とする配信装置。
  2. 前記生成部は、
    前記第1のコンテンツの提供主から指定される対象、又は、前記第1のコンテンツの宣伝対象に基づいて、前記所定の静止画像内の一部分を特定し、前記第1のコンテンツのうちの一部分である動画が、前記提供主から指定される前記対象又は前記宣伝対象に基づいて特定された部分に、前記所定の静止画像の一部として表示されるシネマグラフを生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の配信装置。
  3. 前記生成部は、
    前記第1のコンテンツの先頭部分の画像の中から、動画として表示される一部分を特定し、特定した一部分以外の箇所は先頭部分の画像を用いるとともに、特定した一部分については先頭部分から所定数の画像をつなぎあわせることにより、シネマグラフを生成する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の配信装置。
  4. 前記第1配信部は、
    前記第2のコンテンツとともに制御情報を端末装置に配信し、
    前記制御情報は、
    前記端末装置によって表示されている前記第2のコンテンツを選択する操作が検知された場合に、前記配信装置に対して、前記第1のコンテンツの配信を要求する要求手順と、
    前記要求手順による要求に応答した前記配信装置から配信される前記第1のコンテンツを、前記第2のコンテンツに替えて表示する表示制御手順と、
    を前記端末装置に実行させることを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の配信装置。
  5. 前記表示制御手順は、
    前記第2のコンテンツに替えて前記第1のコンテンツを表示する際には、当該第2のコンテンツを選択する操作が検知された時点における当該第2のコンテンツの再生位置に対応する再生位置から、当該第1のコンテンツを再生するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の配信装置。
  6. コンピュータが実行する配信方法であって、
    動画である第1のコンテンツの入稿を受け付ける入稿受付工程と、
    前記入稿受付工程によって受け付けられた第1のコンテンツに基づいて、シネマグラフを生成する生成工程であって、前記入稿受付工程によって受け付けられた第1のコンテンツと、端末装置に配信された他のシネマグラフのうち、当該端末装置で選択される確率の高い他のシネマグラフにおける特定の一部分を示す対象とに基づいて、前記第1のコンテンツに含まれる複数のフレームのうちの1つである所定の静止画像内の一部分を特定し、前記第1のコンテンツのうちの一部分である動画が、前記第1のコンテンツ及び前記特定の一部分を示す対象に基づいて特定された部分に、前記所定の静止画像の一部として表示される前記シネマグラフを生成する生成工程と、
    前記生成工程によって生成されたシネマグラフを、第2コンテンツとして端末装置に配信する第1配信工程と、
    前記第1配信工程によって配信された第2のコンテンツを繰り返し再生して表示する端末装置から、当該端末装置において当該第2のコンテンツが選択されたことを契機として所定の配信要求を受信する受信工程と、
    前記受信工程によって受信された所定の配信要求に基づいて、前記第1のコンテンツを端末装置に配信する第2配信工程と、
    を含んだことを特徴とする配信方法。
  7. 動画である第1のコンテンツの入稿を受け付ける入稿受付手順と、
    前記入稿受付手順によって受け付けられた第1のコンテンツに基づいて、シネマグラフを生成する生成手順であって、前記入稿受付手順によって受け付けられた第1のコンテンツと、端末装置に配信された他のシネマグラフのうち、当該端末装置で選択される確率の高い他のシネマグラフにおける特定の一部分を示す対象とに基づいて、前記第1のコンテンツに含まれる複数のフレームのうちの1つである所定の静止画像内の一部分を特定し、前記第1のコンテンツのうちの一部分である動画が、前記第1のコンテンツ及び前記特定の一部分を示す対象に基づいて特定された部分に、前記所定の静止画像の一部として表示される前記シネマグラフを生成する生成手順と、
    前記生成手順によって生成されたシネマグラフを、第2コンテンツとして端末装置に配信する第1配信手順と、
    前記第1配信手順によって配信された第2のコンテンツを繰り返し再生して表示する端末装置から、当該端末装置において当該第2のコンテンツが選択されたことを契機として所定の配信要求を受信する受信手順と、
    前記受信手順によって受信された所定の配信要求に基づいて、前記第1のコンテンツを端末装置に配信する第2配信手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする配信プログラム。
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