JP2019164676A - 抽出装置、抽出方法、および抽出プログラム - Google Patents

抽出装置、抽出方法、および抽出プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザに適したコンテンツを抽出する。【解決手段】本願に係る抽出装置は、取得部と、決定部と、抽出部とを備える。取得部は、ユーザによるコンテンツの選択に関する選択情報を取得する。決定部は、取得部によって取得された選択情報に基づいて、ユーザに配信するコンテンツを抽出する際にコンテンツに係る収益に関する情報とコンテンツの訴求効果に関する情報とのいずれを重視するかを決定する。抽出部は、決定部による決定結果に基づいて、ユーザに配信するコンテンツを抽出する。【選択図】図1

Description

本発明は、抽出装置、抽出方法、および抽出プログラムに関する。
従来、コンピュータネットワークを介してユーザ端末に、例えば、広告を配信する技術が提供されている。広告の配信は、例えば、ウェブページに設定された広告枠に企業または商品のような広告コンテンツを表示し、広告コンテンツがクリックされた場合に、広告主のウェブページへ遷移させるように、行われる。
このような広告の配信においては、広告枠に表示される広告コンテンツは、例えば、広告コンテンツの広告主に課金される課金額を算出する上で用いられる広告コンテンツの入札価格に基づいて決定されることがある。
例えば、所定期間における広告掲載料の目標額に基づいて、所定期間内における各時点に対応する目標額を算出すると共に、算出された現時点に対応する目標額と、現時点での広告掲載料とを比較することで、入札価格を用いた広告配信処理と入札価格を用いない広告配信処理とを切り替える広告配信装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−186512号公報
しかしながら、上述したような従来の技術においては、ユーザに適した広告コンテンツを抽出することができるとは限らない。従来の技術においては、例えば、所定期間における広告掲載料の目標額に基づいて広告配信処理を切り替える場合には、ユーザに適した広告コンテンツを抽出することができるとは限らない。
なお、コンテンツとして広告コンテンツを例示したが、広告コンテンツ以外のコンテンツにおいても同様に、ユーザに適したコンテンツを抽出することができるとは限らないことがある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザに適したコンテンツを抽出することができる抽出装置、抽出方法、および抽出プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る抽出装置は、ユーザによるコンテンツの選択に関する選択情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された選択情報に基づいて、前記ユーザに配信するコンテンツを抽出する際に前記コンテンツに係る収益に関する情報と前記コンテンツの訴求効果に関する情報とのいずれを重視するかを決定する決定部と、前記決定部による決定結果に基づいて、前記ユーザに配信するコンテンツを抽出する抽出部とを備えることを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、ユーザに適したコンテンツを抽出することができる。
図1は、実施形態に係る広告抽出処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る広告配信システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る広告配信装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る広告コンテンツ情報記憶部の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る選択情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る広告配信処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、変形例に係る広告配信装置の構成例を示す図である。 図8は、変形例に係る決定情報記憶部の一例を示す図である。 図9は、変形例に係る広告配信処理の一例を示すフローチャートである。 図10は、広告配信装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る抽出装置、抽出方法、および抽出プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る抽出装置、抽出方法、および抽出プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.広告抽出処理〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る広告抽出処理の一例を説明する。図1は、実施形態に係る広告抽出処理の一例を示す図である。図1の例では、広告配信装置100によって広告抽出処理が行われる。すなわち、広告配信装置100は、広告抽出装置としても機能する。
図1に示すように、広告配信装置100は、ユーザUによって使用される端末装置10からの広告コンテンツの配信の要求に応じて、広告主によって入稿された広告コンテンツの中からユーザUに配信する広告コンテンツを抽出する。そして、広告配信装置100は、抽出された広告コンテンツをユーザUによって使用される端末装置10に配信する。
具体的には、まず、ユーザUによって使用される端末装置10は、例えば、ユーザUによって訪問されるウェブページに広告枠が含まれる場合に、広告配信装置100に対して広告コンテンツの配信を要求する(ステップS1)。
次に、広告配信装置100は、端末装置10から広告コンテンツの配信の要求を受け付けると、ユーザUによる広告コンテンツの選択に関する情報、広告コンテンツに係る収益に関する情報および広告コンテンツの訴求効果に関する情報を取得する(ステップS2)。ユーザUによる広告コンテンツの選択に関する情報、広告コンテンツに係る収益に関する情報および広告コンテンツの訴求効果に関する情報は、例えば、広告配信装置100に含まれる記憶装置に記憶されている。
ユーザUによる広告コンテンツの選択に関する情報は、広告コンテンツの選択に関するユーザUの傾向を表す情報である。ユーザUによる広告コンテンツの選択に関する情報は、少なくともユーザUごとに与えられる。ユーザUによる広告コンテンツの選択に関する情報は、例えば、広告コンテンツに対するユーザUのクリック率である。
広告コンテンツに係る収益に関する情報は、広告コンテンツの配信に関連して広告主から得られる広告配信者などの収益に関する情報である。広告コンテンツに係る収益に関する情報は、広告コンテンツごとに与えられる。広告コンテンツに係る収益に関する情報は、例えば、広告コンテンツの入札価格である。
広告コンテンツの訴求効果に関する情報は、ユーザUに対する広告コンテンツの広告の効果を表す情報である。広告コンテンツの訴求効果に関する情報は、広告コンテンツごとに与えられる。広告コンテンツの訴求効果に関する情報は、例えば、広告コンテンツのCTR(Click Through Rate)である。広告コンテンツのCTRは、広告コンテンツが表示された回数に対する広告コンテンツがクリックされた回数の比を表す。
次に、広告配信装置100は、ユーザUによる広告コンテンツの選択に関する情報に基づいて、ユーザUに配信する広告コンテンツを抽出する際に、広告コンテンツに係る収益に関する情報と広告コンテンツの訴求効果に関する情報のいずれを重視するかを決定する(ステップS3)。
次に、広告配信装置100は、広告コンテンツに係る収益に関する情報と広告コンテンツの訴求効果に関する情報のいずれを重視するかについての決定結果に基づいて、広告配信装置100に入稿された広告コンテンツの中から、ユーザUに配信する広告コンテンツを抽出する(ステップS4)。
次に、広告配信装置100は、ユーザUによって使用される端末装置10から広告コンテンツの配信の要求を受け付けた際に、抽出された広告コンテンツをユーザUによって使用される端末装置10に配信する(ステップS5)。
このように、広告配信装置100は、ユーザUによる広告コンテンツの選択に関する情報に基づいて、広告コンテンツに係る収益に関する情報と広告コンテンツの訴求効果に関する情報のいずれを重視するかを決定し、その決定結果に基づいて、ユーザUに配信する広告コンテンツを抽出する。例えば、広告配信装置100は、広告コンテンツに対するユーザUのクリック率が低いほど、広告コンテンツに係る収益に関する情報よりも広告コンテンツの訴求効果に関する情報を重視する。一方、例えば、広告配信装置100は、広告コンテンツに対するユーザUのクリック率が高いほど、広告コンテンツの訴求効果に関する情報よりも広告コンテンツに係る収益に関する情報を重視する。
これにより、広告配信装置100は、広告コンテンツの選択に関するユーザUの傾向に応じて、広告コンテンツに係る収益を重視した広告コンテンツまたは広告コンテンツの訴求効果を重視した広告コンテンツを抽出することができる。このように、広告配信装置100は、広告コンテンツの選択に関するユーザUの傾向に応じた広告コンテンツを抽出することができるため、ユーザUに適した広告コンテンツを抽出することができる。
〔2.広告配信システムの構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る広告配信システム1の構成例を説明する。図2は、実施形態に係る広告配信システム1の構成例を示す図である。図2に示すように、広告配信システム1は、端末装置10と、広告主装置20と、情報提供装置30と、広告配信装置100とを含む。端末装置10、広告主装置20、情報提供装置30、および広告配信装置100は、ネットワークNを介して、有線又は無線により通信可能に接続される。図2に示した配信システム1は、複数台の端末装置10、複数台の広告主装置20、複数台の情報提供装置30、または複数台の広告配信装置100を含むものであってもよい。
端末装置10は、例えば、デスクトップ型PC(Personal Computer)、ノート型PC、タブレット型端末、携帯電話機、またはPDA(Personal Digital Assistant)のような情報処理装置である。
例えば、端末装置10は、情報提供装置30にアクセスすることで、情報提供装置30からウェブページを取得すると共に、取得したウェブページを表示装置(例えば、液晶ディスプレイ)に表示する。端末装置10は、ウェブページに広告枠が含まれる場合には、広告配信装置100にアクセスすることで、広告配信装置100から広告コンテンツを取得すると共に、取得した広告コンテンツをウェブページ上に表示する。ただし、端末装置10は、このような例に限定されず、広告コンテンツを含むウェブページを情報提供装置30から取得してもよい。この場合には、情報提供装置30は、広告配信装置100によって配信される広告コンテンツを組み込んだウェブページを端末装置10へ配信する。
広告主装置20は、広告配信装置100に広告配信を依頼する広告主によって利用される情報処理装置である。広告主装置20は、広告主による操作に従って、広告コンテンツを広告配信装置100に入稿する。広告主装置20は、例えば、広告コンテンツを広告配信装置100に入稿する。広告コンテンツは、例えば、静止画像、動画像、テキストデータ、広告主が管理する広告主サーバによって提供されるウェブページにアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)、または、そのようなコンテンツの格納場所を示すファイルパス名などを含む。
広告主は、広告コンテンツを広告配信装置100に入稿するのではなく、広告コンテンツの入稿を代理店に依頼することもある。この場合には、代理店が広告配信装置100に広告コンテンツを入稿する。よって、「広告主」の用語は、広告主だけでなく代理店を含む。「広告主装置」の用語は、広告主装置だけでなく代理店によって利用される代理店装置を含む。
情報提供装置30は、端末装置10にウェブページを提供するウェブサーバなどである。かかる情報提供装置30は、例えば、ニュースサイト、オークションサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンスサイト、路線検索サイト、マップサイト、トラベルサイト、グルメサイト、またはブログなどに関する各種のウェブページを提供する。
広告配信装置100は、広告主装置20から入稿された広告コンテンツを配信するサーバ装置である。広告配信装置100は、端末装置10からアクセスされた場合に、例えば、端末装置10から広告コンテンツの配信を要求された場合に、端末装置10に配信する広告コンテンツを抽出すると共に、広告コンテンツを端末装置10に配信する。広告配信装置100は、情報提供装置30からアクセスされた場合に、例えば、情報提供装置30から広告コンテンツの配信を要求された場合に、情報提供装置30に配信する広告コンテンツを抽出すると共に、広告コンテンツを情報提供装置30に配信する。広告配信装置100は、広告配信者などによって管理される。このように、広告配信装置100は、ユーザUに配信する広告コンテンツを抽出する装置としても機能する。
〔3.広告配信装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る広告配信装置100の構成例を説明する。図3は、実施形態に係る広告配信装置100の構成例を示す図である。図3に示すように、広告配信装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを含む。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)などによって実現される。通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続されると共に、ネットワークNを介して、端末装置10、広告主装置20、または情報提供装置30と情報の送受信を行う。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)またはフラッシュメモリ(Flash Memory)のような半導体メモリ素子、あるいは、ハードディスクまたは光ディスクのような記憶装置によって実現される。記憶部120は、広告コンテンツ記憶部121および選択情報記憶部122を含む。
(広告コンテンツ記憶部121)
広告コンテンツ記憶部121は、広告主装置20から入稿された広告コンテンツを記憶する。ここで、図4を用いて、実施形態に係る広告コンテンツ情報記憶部121の一例を説明する。図4は、実施形態に係る広告コンテンツ情報記憶部121の一例を示す図である。図4に示す例においては、広告コンテンツ記憶部121は、「広告主ID」、「広告コンテンツ」、「入札価格」、および「CTR」のような項目を含む。広告コンテンツ記憶部121は、不図示のキーワードなどを記憶していてもよい。キーワードは、広告コンテンツから抽出される文字列などであり、広告コンテンツの分野または特徴を示す文字列に該当する。
「広告主ID」は、広告主又は広告主装置20を識別するための識別情報を示す。「広告コンテンツ」は、広告主装置20から入稿された広告コンテンツを示す。図4に示す例においては、「広告コンテンツ」の項目に、例えば、「C11」のような概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、静止画像、動画像、テキストデータ、URL、または、そのようなコンテンツの格納場所を示すファイルパス名などが記憶される。
「入札価格」は、広告コンテンツの入札価格を示す。広告コンテンツの入札価格は、広告コンテンツの広告主に課金される課金額を算出する上で用いられる価格である。広告コンテンツの入札価格は、広告主が広告コンテンツを入稿する際に広告主によって指定される広告料金である。広告コンテンツの入札価格は、例えば、広告コンテンツがユーザUに1回クリックされた際に広告主から広告配信者(例えば、広告配信装置100の管理者)に支払われる単価に該当する。広告コンテンツの入札価格は、広告コンテンツに係る収益に関する情報の一種である。
「CTR」は、広告コンテンツのCTRを示す。広告コンテンツのCTRは、広告コンテンツの表示回数(インプレッション数)に対するその広告コンテンツがユーザUによってクリックされた回数(クリック数)の比である。端末装置10に配信されたことがない広告コンテンツのCTRについては、予め決められた固定値(初期値)、全ての広告コンテンツのCTRの平均値、または同一の広告カテゴリ(例えば、車、旅行、・・・)に属する全ての広告コンテンツのCTRの平均値などが記憶される。広告コンテンツのCTRは、広告コンテンツの訴求効果に関する情報の一種である。
例えば、図4に示す例においては、広告主ID「A1」によって識別される広告主が広告コンテンツ「C11」、[C12]・・・を入稿している。広告主ID「A1」によって識別される広告主は、広告コンテンツ「C11」、[C12]・・・に対して、それぞれ、入札価格「100円」、「150円」・・・を指定している。広告コンテンツ「C11」、[C12]・・・に対して、それぞれ、CTR「0.03」、[0.02]・・・が算出されている。
例えば、図4に示す例においては、広告主ID「A3」によって識別される広告主が広告コンテンツ「C31」・・・を入稿し、広告コンテンツ「C31」・・・に対して、それぞれ、入札価格「300円」・・・を指定している。しかしながら、広告コンテンツ「C31」は、配信されたことがないため、広告コンテンツ「C31」のCTRには初期値(所定の値)が格納されている。
(選択情報記憶部122)
選択情報記憶部122は、ユーザUによるコンテンツの選択に関する情報を記憶する。ここで、図5を用いて、実施形態に係る選択情報記憶部122の一例を説明する。図5は、実施形態に係る選択情報記憶部122の一例を示す図である。図5に示す例においては、選択情報記憶部122は、「ユーザID」、「ウェブページ」、「配信広告コンテンツ」、「クリック有無」、および「クリック率」のような項目を含む。
「ユーザID」は、端末装置10を使用するユーザUまたは端末装置10を識別するための識別情報を示す。「ウェブページ」は、ユーザUによって訪問されたウェブページにアクセスするためのURLである。「配信広告コンテンツ」は、ウェブページに掲載された広告コンテンツを示す。
「クリック有無」は、ユーザUによって使用される端末装置10から送信されるクリック通知の受信の有無を示す。クリック通知は、ユーザUがウェブページに掲載された広告コンテンツをクリックしたことを示す。「クリック有無」における「あり(1)」は、クリック通知の受信がありであること、すなわち、ユーザUがウェブページに掲載された広告コンテンツをクリックしたことを示す値1である。「クリック有無」における「なし(0)」は、クリック通知の受信がなしであること、すなわち、ユーザUがウェブページに掲載された広告コンテンツをクリックしなかったことを示す値0である。
「クリック率」は、広告コンテンツに対するユーザUのクリック率を示す。広告コンテンツに対するユーザUのクリック率は、広告コンテンツのクリックに関するユーザUの傾向または頻度を表す。広告コンテンツに対するユーザUのクリック率は、ユーザUが広告コンテンツを頻繁にクリックする人(クリッカー)であるか広告コンテンツをあまり頻繁にまたは全くクリックしない人(ノンクリッカー)であるかを表す。広告コンテンツに対するユーザUのクリック率は、ユーザUによって訪問されたウェブページに掲載された広告コンテンツの数に対する「クリック有無」の値の総和(クリック数)の比である。広告コンテンツに対するユーザUのクリック率は、ユーザUによる広告コンテンツの選択に関する情報の一種である。
例えば、図5に示す例においては、ユーザID「U1」によって識別されるユーザUがウェブページ「URL11」で指定されたウェブページを訪問している。ウェブページ「URL11」で指定されたウェブページには配信広告コンテンツ「DC111」、「DC112」、「DC113」・・・が掲載されている。ユーザID「U1」によって識別されるユーザUによる配信広告コンテンツ「DC111」、「DC112」、「DC113」・・・の「クリック有無」は、それぞれ、「あり(1)」、「なし(0)」、「あり(1)」・・・である。
図5に示す例においては、ユーザID「U1」によって識別されるユーザUの「クリック率」は、ウェブページごとに算出されている。例えば、ウェブページ「URL11」で指定されたウェブページに掲載された配信広告コンテンツ「DC111」、「DC112」、「DC113」・・・に対するユーザID「U1」によって識別されるユーザUの「クリック率」は、0.05である。
図5に示す例においては、ユーザID「U2」によって識別されるユーザUの「クリック率」は、ユーザID「U2」によって識別されるユーザUによって訪問されたウェブページに掲載された全ての配信広告コンテンツの「クリック有無」が「なし(0)」であるため、0である。ユーザID「U2」によって識別されるユーザUは、広告コンテンツをクリックしない(閲覧しない)ユーザであるといえる。
(制御部130)
制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)などによって、広告配信装置100の内部の記憶装置に記憶されている各種のプログラム(抽出プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることによって実現される。あるいは、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)またはFPGA(Field Programmable Gate Array)のような集積回路によって実現される。
制御部130は、以下に説明する情報処理の機能または作用を実現または実行する。図3に示すように、制御部130は、受付部131と、受信部132と、取得部133と、決定部134と、抽出部135と、配信部136とを含む。制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限定されず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。制御部130に含まれる各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限定されず、他の接続関係であってもよい。
(受付部131)
受付部131は、広告主装置20を介して入力される広告コンテンツに関する情報を受け付け、受け付けた情報を広告コンテンツ記憶部121に格納する。受付部131は、広告主装置20から広告コンテンツの入稿を受け付け、受け付けた広告コンテンツを広告コンテンツ記憶部121に格納する。具体的には、受付部131は、入札価格と共に広告コンテンツの入稿を受け付けると共に、入札価格を入稿された広告コンテンツに対応付けて広告コンテンツ記憶部121に格納する。受付部131は、広告コンテンツの広告主に対応する広告主IDもまた広告コンテンツに対応付けて広告コンテンツ記憶部121に格納する。
(受信部132)
受信部132は、ユーザUによって使用される端末装置10から送信される各種の情報を受信する。受信部132は、端末装置10から広告コンテンツの取得要求を受け付ける。例えば、受信部132は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)リクエストなどにより、広告コンテンツの取得要求を受信する。受信部132が、端末装置10から広告コンテンツの取得要求を受信すると、受信部132は、端末装置10からの広告コンテンツの取得要求を取得部133へ送信する。
なお、受信部132に広告コンテンツの取得要求を送信する装置は、情報提供装置30によって配信されるウェブページによって異なる。例えば、広告配信装置100にアクセスするためのURLが埋め込まれたウェブページが端末装置10に配信される場合、受信部132は、端末装置10から広告コンテンツの取得要求を受信する。また、広告コンテンツが既に埋め込まれたウェブページが端末装置10に配信される場合、受信部132は、情報提供装置30から広告コンテンツの取得要求を受信する。本実施形態では、受信部132は、端末装置10から広告コンテンツの取得要求を受信するものとする。
(取得部133)
例えば、取得部133は、ユーザUによる広告コンテンツの選択に関する情報(選択情報)として少なくとも広告コンテンツに対するユーザUのクリック率を取得する。例えば、ユーザUによって訪問されたウェブサイト内におけるウェブページの階層などによってウェブページ毎に広告コンテンツに対するユーザUのクリック率は変動することがある。取得部133は、ユーザUによって訪問されたウェブページのようなページ毎に広告コンテンツに対するユーザUのクリック率を取得する。例えば、取得部133は、図5に示されるような選択情報記憶部122に格納されたクリック率を取得する。取得部133は、取得された選択情報を決定部134へ送信する。
(決定部134)
決定部134は、取得部133によって取得された選択情報を受信すると、取得部133によって取得された選択情報としての少なくとも広告コンテンツに対するユーザUのクリック率に基づいて、ユーザUに配信する広告コンテンツを抽出する際に広告コンテンツの入札価格と広告コンテンツのCTRとのいずれを重視するかを決定する。広告コンテンツの入札価格および広告コンテンツのCTRは、それぞれ、広告コンテンツに係る収益に関する情報の一種および広告コンテンツの訴求効果に関する情報の一種である。決定部134は、ユーザUに配信する広告コンテンツを抽出する際に広告コンテンツに係る収益または広告コンテンツの訴求効果のいずれを重視するかを決定する。
決定部134は、例えば、取得部133によって取得された少なくとも広告コンテンツに対するユーザUのクリック率に基づいて、広告コンテンツの入札価格と、広告コンテンツのCTRとの重みを決定する。この場合には、決定部134は、広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みを用いて、ユーザUに配信する広告コンテンツの抽出における広告コンテンツの入札価格または広告コンテンツのCTRの寄与を容易に調整することができる。
例えば、広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みは、それぞれ、広告コンテンツの入札価格の比例係数および広告コンテンツのCTRの比例係数であってもよい。ここで、比例係数は広告コンテンツに対するユーザUのクリック率の所定の関数である。この場合には、広告コンテンツの入札価格に対する広告コンテンツの入札価格の重みの寄与および広告コンテンツのCTRに対する広告コンテンツのCTRの重みの寄与をより容易に理解することができる。
例えば、広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みは、それぞれ、広告コンテンツの入札価格のべき乗の比例係数および広告コンテンツのCTRのべき乗の比例係数であってもよい。ここで、比例係数は広告コンテンツに対するユーザUのクリック率の所定の関数である。この場合に、広告コンテンツに対するユーザUのクリック率に応じて広告コンテンツの入札価格の重みが0である場合にも、広告コンテンツの入札価格のべき乗は、0にならない(1になる)。広告コンテンツに対するユーザUのクリック率に応じて広告コンテンツのCTRの重みが0である場合にも、広告コンテンツのCTRのべき乗は、0にならない(1になる)。
例えば、広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みの各々は、広告コンテンツに対するユーザUのクリック率の所定の関数であってもよい。所定の関数は、一次関数、二次関数、指数関数、対数関数のような任意の関数であってもよい。この場合には、決定部134は、広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みの各々のモデルを幅広く決定することができる。
広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みは、所定の関係を有するものであってもよい。例えば、決定部134は、広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みの和が1であるように、広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みを決定してもよい。この場合には、決定部134は、広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みの一方を決定することで、他方をも決定することができる。決定部134は、広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みをより容易に決定することができる。
例えば、決定部134は、取得されたユーザUのクリック率が小さいほど広告コンテンツの入札価格の重みが小さくなるように広告コンテンツの入札価格の重みを決定する。例えば、決定部134は、取得されたユーザUのクリック率が大きいほど広告コンテンツの入札価格の重みが大きくなるように広告コンテンツの入札価格の重みを決定する。この場合には、広告コンテンツのCTRの重みは、取得されたユーザUのクリック率に依存しない一定の値であるとしてもよいし、例えば後述のように取得されたユーザUのクリック率に依存して変化するものであってもよい。
例えば、決定部134は、取得されたユーザUのクリック率が小さいほど広告コンテンツのCTRの重みが大きくなるように広告コンテンツのCTRの重みを決定する。例えば、決定部134は、取得されたユーザUのクリック率が大きいほど広告コンテンツのCTRの重みが小さくなるように広告コンテンツのCTRの重みを決定する。この場合には、広告コンテンツの入札価格の重みは、取得されたユーザUのクリック率に依存しない一定の値であるとしてもよいし、例えば前述のように取得されたユーザUのクリック率に依存して変化するものであってもよい。
例えば、上述したように、決定部134は、取得されたユーザUのクリック率が小さいほど広告コンテンツの入札価格の重みが小さくなると共に広告コンテンツのCTRの重みが大きくなるように広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みを決定してもよい。この場合には、取得されたユーザUのクリック率が小さいほど、すなわち、ユーザUによる広告コンテンツのクリックの頻度が低いほど、広告コンテンツの収益が高いコンテンツよりも広告コンテンツの訴求効果が高い広告コンテンツを抽出することができる。広告コンテンツに対するクリックの頻度が低い場合であっても、広告コンテンツの訴求効果が高い広告コンテンツをユーザUに配信することによって、ユーザUによる広告コンテンツのクリックを促進することができる。
例えば、決定部134は、広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みが、それぞれ、ユーザUのクリック率および1−ユーザUのクリック率であるように、広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みを決定してもよい。
例えば、決定部134は、取得されたユーザUのクリック率が所定の閾値未満である場合に、広告コンテンツの入札価格の重みが0であると共に広告コンテンツのCTRの重みが1であるように広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みを決定してもよい。決定部134は、取得されたユーザUのクリック率が所定の閾値未満である場合に、ユーザUが広告コンテンツに対するクリックの頻度が低い人(ノンクリッカー)であると決定してもよい。所定の閾値は、広告コンテンツの入札価格の重みと広告コンテンツのCTRの重みとの間のバランスを考慮して決定される。
決定部134は、取得されたユーザUのクリック率が所定の閾値以上である場合に、広告コンテンツの入札価格の重みが1であると共に広告コンテンツのCTRの重みが0であるように広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みを決定してもよい。決定部134は、取得されたユーザUのクリック率が所定の閾値以上である場合に、ユーザUが広告コンテンツに対するクリックの頻度が高い人(クリッカー)であると決定してもよい。所定の閾値は、広告コンテンツの入札価格の重みと広告コンテンツのCTRの重みとの間のバランスを考慮して決定される。
決定部134は、広告コンテンツの入札価格と広告コンテンツのCTRとのいずれを重視するかについての決定結果を抽出部135へ送信する。例えば、決定部134は、広告コンテンツの入札価格の決定された重みおよび広告コンテンツのCTRの決定された重みを抽出部135へ送信する。
(抽出部135)
抽出部135は、決定部134から送信された決定結果を受信すると、決定部134による決定結果に基づいて、ユーザUに配信する広告コンテンツを抽出する。
抽出部135は、例えば、広告コンテンツの入札価格、広告コンテンツのCTR、および決定部134によって決定された重みに基づいて、ユーザUに配信する広告コンテンツを抽出する。抽出部135は、例えば、広告コンテンツ記憶部121に記憶された広告コンテンツの入札価格および広告コンテンツのCTRを取得すると共に決定部134によって決定された重みを決定部134から取得する。
抽出部135は、例えば、広告コンテンツの入札価格、広告コンテンツのCTR、および決定部134によって決定された重みによって定義される広告表価値に基づいて、広告コンテンツ記憶部121に記憶された広告コンテンツの中から、ユーザUに配信する広告コンテンツを抽出する。この場合には、抽出部135は、広告表価値に基づいて、ユーザUに配信する広告コンテンツをより容易に抽出することができる。広告表価値は、特に限定されるものではないが、例えば、抽出部135は、広告コンテンツの入札価格および広告コンテンツのCTRの積、および、決定部134によって決定された重みによって定義される広告表価値に基づいて、ユーザUに配信する広告コンテンツを抽出する。
例えば、抽出部135は、
広告表価値=(広告コンテンツの入札価格の重み)×(広告コンテンツの入札価格)×(広告コンテンツのCTRの重み)×(広告コンテンツのCTR)(ただし、広告コンテンツの入札価格の重み+広告コンテンツのCTRの重み=1)・・・(1)
の式に従った広告表価値に基づいて、ユーザUに配信する広告コンテンツを抽出する。この場合には、広告表価値に対する広告コンテンツの入札価格、広告コンテンツのCTR、およびそれらの重みの寄与を容易に理解することができる。
ここで、広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みが、それぞれ、ユーザUのクリック率および1−ユーザUのクリック率である場合には、抽出部135は、
広告表価値=(ユーザUのクリック率)×(広告コンテンツの入札価格)×(1−ユーザUのクリック率)×(広告コンテンツのCTR)・・・(1’)
の式に従った広告表価値に基づいて、ユーザUに配信する広告コンテンツを抽出する。この場合には、取得されたユーザUのクリック率によって広告表価値を容易に算出することができる。
例えば、抽出部135は、
広告表価値=(広告コンテンツの入札価格)^(広告コンテンツの入札価格の重み)×(広告コンテンツのCTR)^(広告コンテンツのCTRの重み)(ただし、広告コンテンツの入札価格の重み+広告コンテンツのCTRの重み=1)・・・(2)
の式に従った広告表価値に基づいて、ユーザUに配信する広告コンテンツを抽出する。この場合には、広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツの入札価格の重みの少なくとも一方が0である場合においても、広告表価値が0にならない。抽出部135は、0にならない広告表価値を用いて、多数の広告コンテンツからユーザUに配信する広告コンテンツを抽出することができる。
ここで、広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みが、それぞれ、ユーザUのクリック率および1−ユーザUのクリック率である場合には、抽出部135は、
広告表価値=(広告コンテンツの入札価格)^(ユーザUのクリック率)×(広告コンテンツのCTR)^(1−ユーザUのクリック率)・・・(2’)
の式に従った広告表価値に基づいて、ユーザUに配信する広告コンテンツを抽出する。この場合には、取得されたユーザUのクリック率によって広告表価値を容易に算出することができる。
抽出部135は、広告コンテンツ記憶部121に格納された広告コンテンツの中から、例えば、広告表価値の値の順にユーザUに配信する広告コンテンツを抽出する。抽出部135は、抽出された配信対象の広告コンテンツを配信部136へ送信する。
(配信部136)
配信部136は、抽出部135によって抽出された配信対象の広告コンテンツを受信すると、抽出部135によって抽出された配信対象の広告コンテンツを、広告コンテンツの取得を要求してきた端末装置10に対して配信する。
配信部136は、各広告コンテンツについてのCTRを算出する。配信部136は、広告コンテンツを配信するたびに、または、クリック通知を受信するたびに、CTRを算出する。あるいは、配信部136は、時間経過に応じた時間帯毎のCTRおよび1日が終了した時点における1日の全体CTRの少なくとも一方を算出してもよい。配信部136は、CTRを算出するたびに、広告コンテンツ記憶部121に含まれる「CTR」の値を更新する。
配信部136は、ユーザUによって使用される端末装置10に配信した広告コンテンツがユーザUによってクリックされた場合には、端末装置10に配信した広告コンテンツがユーザUによってクリックされたことを示すクリック通知を端末装置10から受信する。クリック通知は、例えば、端末装置10を使用するユーザID、ユーザUによって訪問されたウェブページ、ウェブページに掲載された配信広告コンテンツ、およびユーザUによる配信広告コンテンツのクリックありの情報を含む。また、配信部136は、クリック通知に含まれた情報に基づいてクリック率を算出する。
配信部136は、クリック通知を受信するたびに、選択情報記憶部122に含まれる情報を更新する。配信部136は、例えば、図5に示すように、選択情報記憶部122に含まれるユーザID、ウェブページ、配信広告コンテンツ、クリックの有無、およびクリック率を更新する。
配信部136は、同一の端末装置10における1つの広告コンテンツの連続したクリックを通知する連続的な通知をカウントしないように設定されてもよい。例えば、配信部136は、所定の期間内に同一の端末装置10から1つの広告コンテンツに対する複数のクリック通知を受信した場合には最初のクリック通知のみをカウントするように設定される。これにより、配信部136は、ユーザUによる不正なクリックを防止する。
〔4.広告配信処理手順〕
次に、図6を用いて、実施形態に係る広告配信処理の一例を説明する。図6は、実施形態に係る広告配信処理の一例を示すフローチャートである。実施形態に係る広告配信処理は、実施形態に係る広告抽出処理を含むものである。
図6に示すように、広告配信装置100の受信部132は、広告コンテンツの取得要求を受信したか否かを判定する(ステップS101)。例えば、受信部132は、ユーザUによって使用される端末装置10から広告コンテンツの取得要求を受信していない(ステップS101;No)場合には、広告コンテンツの取得要求を受信するまで待機する。
一方、受信部132が、端末装置10から広告コンテンツの取得要求を受信した(ステップ101;Yes)場合には、広告配信装置100の取得部133は、広告コンテンツに対するユーザUのクリック率、広告コンテンツの入札価格および広告コンテンツのCTRを取得する(ステップS102)。
次に、広告配信装置100の決定部134は、取得部133によって取得されたユーザUのクリック率に基づいて、広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みを決定する(ステップS103)。例えば、決定部134は、広告コンテンツの入札価格の重み=ユーザUのクリック率および広告コンテンツのCTRの重み=1−ユーザUのクリック率の関係および取得されたユーザUのクリック率に従って、広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みを決定する。
次に、広告配信装置100の抽出部135は、広告コンテンツの入札価格、広告コンテンツのCTR、および決定された重みに基づいて、ユーザUに配信する広告コンテンツを抽出する(ステップS104)。例えば、抽出部135は、広告表価値=(広告コンテンツの入札価格)^(ユーザUのクリック率)×(広告コンテンツのCTR)^(1−ユーザUのクリック率)を用いてユーザUに配信する広告コンテンツを抽出する。抽出部135は、抽出部135によって抽出された配信対象の広告コンテンツを広告配信装置100の配信部136へ送信する。
配信部136は、抽出部135によって抽出された配信対象の広告コンテンツを受信する。配信部136は、ユーザUによって使用される端末装置10に抽出部135によって抽出された配信対象の広告コンテンツを配信する(ステップS105)。
〔5.変形例〕
上述した実施形態にかかる広告配信装置100は、上述した実施形態以外にも種々の異なる実施形態において実施されてよい。以下では、上述した実施形態に係る広告配信装置100の他の実施形態を変形例として説明する。
〔5−1.広告配信装置の構成〕
次に、図7を用いて、変形例に係る広告配信装置100の構成例を説明する。図7は、変形例に係る広告配信装置100の構成例を示す図である。
図7に示すような変形例に係る広告配信装置100は、変形例に係る広告配信装置100の記憶部120が決定情報記憶部123を含むと共に変形例に係る広告配信装置100の制御部130に含まれる決定部134vが決定情報記憶部123から広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みを取得する点で、図3に示すような実施形態に係る広告配信装置100と相違する。上記の構成を除いて、図7に示すような変形例に係る広告配信装置100は、図3に示すような実施形態に係る広告配信装置100と同様であるため、上記の構成以外の構成の説明を省略することにする。
(決定情報記憶部123)
決定情報記憶部123は、広告コンテンツに対するユーザUのクリック率に基づいた広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みの決定に関する情報を記憶する。ここで、図8を用いて、変形例に係る決定情報記憶部123の一例を説明する。図8は、変形例に係る決定情報記憶部123の一例を示す図である。図8に示す例においては、決定情報記憶部123は、「クリック率の下限」、「クリック率の上限」、「入札価格の重み」、および「CTRの重み」のような項目を含む。
「クリック率の下限」は、広告コンテンツに対するユーザUのクリック率に関する下限である。「クリック率の上限」は、広告コンテンツに対するユーザUのクリック率に関する上限である。「クリック率の下限」および「クリック率の上限」は、広告コンテンツに対するユーザUのクリック率に関する下限と上限との間の範囲を与える。「入札価格の重み」は、広告コンテンツに対するユーザUのクリック率の範囲に対して予め定められた広告コンテンツの入札価格の重みである。「CTRの重み」は、広告コンテンツに対するユーザUのクリック率の範囲に対して予め定められた広告コンテンツのCTRの重みである。
例えば、図8に示す例においては、広告コンテンツに対するユーザUのクリック率が、クリック率の下限「0」とクリック率の上限「0.01」との間の範囲内の値である場合、広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みは、それぞれ、入札価格の重み「0」およびCTRの重み「1」である。この場合には、広告コンテンツの入札価格および広告コンテンツのCTRのうち広告コンテンツのCTRのみがユーザUに配信する広告コンテンツの抽出に寄与する。
例えば、図8に示す例においては、広告コンテンツに対するユーザUのクリック率が、クリック率の下限「0.07」とクリック率の上限「1」との間の範囲内の値である場合、広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みは、それぞれ、入札価格の重み「1」およびCTRの重み「0」である。この場合には、広告コンテンツの入札価格および広告コンテンツのCTRのうち広告コンテンツの入札価格のみがユーザUに配信する広告コンテンツの抽出に寄与する。
(決定部134v)
決定部134vは、取得部133によって取得された選択情報を受信すると、取得部133によって取得された選択情報としての少なくとも広告コンテンツに対するユーザUのクリック率に基づいて、決定情報記憶部123に予め記憶された広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みを取得する。
決定部134vは、決定部134vによって取得された広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みを、それぞれ、広告コンテンツの入札価格の決定された重みおよび広告コンテンツのCTRの決定された重みとして抽出部135へ送信する。
決定部134は、例えば、図8に示すように、広告コンテンツに対するユーザUのクリック率のある一定の範囲(下限と上限との間の範囲)において広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRとの重みの各々について共通の値を取得するとしてもよい。この場合には、抽出部135は、広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みの各々について共通の値を利用することができるため、ユーザUに配信する広告コンテンツをより迅速に抽出することができる。
〔5−2.広告配信処理手順〕
次に、図9を用いて、変形例に係る広告配信処理の一例を説明する。図9は、変形例に係る広告配信処理の一例を示すフローチャートである。変形例に係る広告配信処理は、変形例に係る広告抽出処理を含むものである。
図9に示すような変形例に係る広告配信処理は、変形例に係る広告配信処理におけるステップS203の手順が実施形態に係る広告配信処理におけるステップS103の手順と相違する点で、図6に示すような実施形態に係る広告配信処理と相違する。
図9に示すような変形例に係る広告配信処理におけるステップS201、S202、S204、およびS205の手順は、それぞれ、図6に示すような実施形態に係る広告配信処理におけるステップS101、S102、S104、および105の手順と同様であるため、変形例に係る広告配信処理におけるステップS203の手順以外の手順の説明を省略することにする。
広告配信装置100の決定部134vは、取得部133によって取得されたユーザUのクリック率に基づいて、広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みを取得する(ステップS203)。決定部134vは、取得部133によって取得されたユーザUのクリック率に基づいて、決定情報記憶部123に記憶された広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みを取得する。決定部134vは、広告コンテンツの入札価格の取得された重みおよび広告コンテンツのCTRの取得された重みを、それぞれ、広告コンテンツの入札価格の重みおよび広告コンテンツのCTRの重みとして決定する。
〔5−3.その他の変形例〕
上記の実施形態においては、取得部133が、ユーザUによって訪問されたウェブページのようなページ毎に広告コンテンツに対するユーザUのクリック率を取得するとしたが、取得部133は、このような構成に限定されるものではない。例えば、取得部133は、ユーザUによって閲覧された広告コンテンツのカテゴリ毎に広告コンテンツに対するユーザUのクリック率を取得するように構成されてもよい。あるいは、取得部133は、ユーザUによって使用されるデバイスの種類毎に広告コンテンツに対するクリック率を算出するように構成されてもよい。
上記の実施形態においては、取得部133が、選択情報として少なくとも広告コンテンツに対するユーザUのクリック率を取得するとしたが、取得部133は、選択情報としてウェブページのようなページに対するユーザUの訪問数をさらに取得するように構成されてもよい。この場合には、決定部134は、取得されたユーザUのクリック率および取得されたユーザUの訪問数に基づいて、広告コンテンツの入札価格とコンテンツのCTRとのいずれを重視するかを決定する。
上記の実施形態においては、決定部134は、広告コンテンツの入札価格と広告コンテンツの訴求効果に関する情報としての広告コンテンツのCTRとのいずれを重視するかを決定するとしたが、広告コンテンツの訴求効果に関する情報は、広告コンテンツのCTRに限定されるものではない。
上記の実施形態においては、広告配信装置100が広告コンテンツを抽出するものであったが、広告配信装置100の抽出処理の対象は、広告コンテンツに限定されない。例えば、広告配信装置100の抽出処理の対象は、広告コンテンツ以外の他のコンテンツであってもよい。
広告配信装置100において、決定部134は、取得部133によって取得された選択情報に基づいて、少なくとも広告コンテンツに係る収益に関する情報を用いて配信対象の広告コンテンツを抽出する第1抽出処理と、第1抽出処理と比較して広告コンテンツに係る収益に関する情報よりも広告コンテンツの訴求効果に関する情報を重視して配信対象の広告コンテンツを抽出する第2抽出処理とのいずれに決定するように構成されてもよい。この場合には、抽出部135は、決定部134によって決定された第1抽出処理および第2抽出処理のいずれかによって、ユーザUに配信する広告コンテンツを抽出するように構成されてもよい。
〔6.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る広告配信装置100は、例えば、図10に示すような構成を備えたコンピュータ1000によって実現される。図10は、広告配信装置100の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM(Read Only Memory)1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、およびメディアインターフェイス(I/F)1700を含む。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作することで各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラム、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラムなどを格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、そのようなプログラムによって使用されるデータなどを格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信すると共にCPU1100へ送信し、ネットワークNを介してCPU1100によって生成されたデータを他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイまたはプリンタのような出力装置、および、キーボードまたはマウスのような入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、そのようなプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)またはPD(Phase change rewritable Disk)のような光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)のような光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリなどである。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る広告配信装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、そのようなプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してそのようなプログラムを取得してもよい。
上述した広告配信装置100は、複数のサーバコンピュータによって実現されてもよく、機能によっては外部のプラットフォームなどをAPI(Application Programming Interface)またはネットワークコンピューティングなどで呼び出すことによって実現されてもよく、広告配信装置100の構成を柔軟に変更することができる。
〔7.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る広告配信装置100は、取得部133と、決定部134と、抽出部135とを備える。取得部133は、ユーザUによるコンテンツの選択に関する選択情報を取得する。決定部134は、取得部133によって取得された選択情報に基づいて、ユーザUに配信するコンテンツを抽出する際にコンテンツに係る収益に関する情報とコンテンツの訴求効果に関する情報とのいずれを重視するかを決定する。抽出部135は、決定部134による決定結果に基づいて、ユーザUに配信するコンテンツを抽出する。
これにより、実施形態にかかる広告配信装置100は、広告コンテンツの選択に関するユーザUの傾向に応じて、コンテンツに係る収益を重視したコンテンツまたはコンテンツの訴求効果を重視したコンテンツを抽出することができる。それに応じて、広告配信装置100は、コンテンツの選択に関するユーザUの傾向に応じたコンテンツを抽出することができるため、ユーザUに適したコンテンツを抽出することができる。
また、実施形態に係る広告配信装置100において、決定部134は、取得部133によって取得された選択情報に基づいて、コンテンツに係る収益に関する情報と、コンテンツの訴求効果に関する情報との重みを決定すると共に、抽出部135は、コンテンツに係る収益に関する情報、コンテンツの訴求効果に関する情報、および決定部134によって決定された重みに基づいて、ユーザUに配信するコンテンツを抽出する。
これにより、実施形態に係る広告配信装置100は、コンテンツに係る収益に関する情報の重みおよびコンテンツの訴求効果に関する情報の重みを用いて、ユーザUに配信するコンテンツの抽出をより容易に調整することができるため、ユーザUに適したコンテンツをより容易に抽出することができる。
また、実施形態に係る広告配信装置100において、決定部134は、コンテンツに係る収益に関する情報とコンテンツの訴求効果に関する情報としてのコンテンツのCTR(Click Through Rate)とのいずれを重視するかを決定する。
これにより、実施形態にかかる広告配信装置100は、コンテンツの訴求効果に関する情報として随時更新されるコンテンツのCTRを用いて、ユーザUに配信するコンテンツを抽出することができるため、ユーザUに適したコンテンツを適時に抽出することができる。
また、実施形態に係る広告配信装置100において、取得部133は、選択情報として少なくともコンテンツに対するユーザUのクリック率を取得する。
これにより、実施形態にかかる広告配信装置100は、選択情報として少なくともコンテンツに対するユーザUのクリック率を用いて、ユーザUに配信するコンテンツを抽出することができるため、少なくともコンテンツに対するユーザUのクリックの傾向または頻度に応じてユーザUに適したコンテンツを抽出することができる。
また、実施形態に係る広告配信装置100において、取得部133は、ユーザUによって訪問されたページ毎にコンテンツに対するユーザUのクリック率を取得する。
これにより、実施形態にかかる広告配信装置100は、ユーザUによって訪問されたページ毎のコンテンツに対するユーザUのクリック率を用いて、ユーザUに配信するコンテンツを抽出することができるため、サイトに含まれるページのうちユーザUによって訪問されたページの階層などに応じてユーザUに適したコンテンツを抽出することができる。
また、実施形態に係る広告配信装置100において、取得部133は、ユーザUによって閲覧されたコンテンツのカテゴリ毎にコンテンツに対するユーザUのクリック率を取得する。
これにより、実施形態にかかる広告配信装置100は、ユーザUによって閲覧されたコンテンツのカテゴリ毎のコンテンツに対するユーザUのクリック率を用いて、ユーザUに配信するコンテンツを抽出することができるため、ユーザUによって閲覧されたコンテンツのカテゴリまたはユーザUの興味または関心に応じてユーザUに適したコンテンツを抽出することができる。
また、実施形態に係る広告配信装置100において、取得部133は、ユーザUによって使用されるデバイスの種類毎にコンテンツに対するクリック率を算出する。
これにより、実施形態にかかる広告配信装置100は、ユーザUによって使用されるデバイスの種類毎にコンテンツに対するクリック率を用いて、ユーザUに配信するコンテンツを抽出することができるため、ユーザUによって使用されるデバイスの特性に応じてユーザUに適したコンテンツを抽出することができる。
また、実施形態に係る広告配信装置100において、決定部134は、取得されたユーザUのクリック率が小さいほどコンテンツに係る収益に関する情報の重みが小さくなるようにコンテンツに係る収益に関する情報の重みを決定する。
これにより、実施形態にかかる広告配信装置100は、取得されたユーザUのクリック率が小さい場合には、ユーザUに配信するコンテンツの抽出に関するコンテンツに係る収益に関する情報およびコンテンツの訴求効果に関する情報のうちコンテンツに係る収益に関する情報の寄与を減少させる一方でコンテンツの訴求効果に関する情報の寄与を増加させることができる。すなわち、実施形態にかかる広告配信装置100は、ユーザUに配信するコンテンツとしてコンテンツの訴求効果がより高いコンテンツを抽出することができる。その結果、ユーザUのクリック率が小さい場合であっても、コンテンツの訴求効果がより高いコンテンツをユーザUに配信することができるため、コンテンツに対するユーザUのクリックを促進することができる。
また、実施形態に係る広告配信装置100において、取得部133は、選択情報としてページに対するユーザUの訪問数をさらに取得すると共に、決定部134は、取得されたユーザUのクリック率および取得されたユーザUの訪問数に基づいて、コンテンツに係る収益に関する情報とコンテンツの訴求効果に関する情報とのいずれを重視するかを決定する。
これにより、実施形態にかかる広告配信装置100は、選択情報としてコンテンツに対するユーザUのクリック率のみならずページに対するユーザUの訪問数を用いて、ユーザUに配信するコンテンツを抽出することができるため、コンテンツに係る収益に関する情報とコンテンツの訴求効果に関する情報とのいずれを重視するかをより精度よく決定することができる。それに応じて、実施形態にかかる広告配信装置100は、ユーザUに適したコンテンツをより精度よく抽出することができる。
〔8.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の行に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた各実施形態に記載された各処理は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」または「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段または取得回路に読み替えることができる。
1 広告配信システム
10 端末装置
20 広告主装置
30 情報提供装置
100 広告配信装置
110 通信部
120 記憶部
121 広告コンテンツ記憶部
122 選択情報記憶部
123 決定情報記憶部
130 制御部
131 受付部
132 受信部
133 取得部
134 決定部
135 抽出部
136 配信部
N ネットワーク
U ユーザ

Claims (11)

  1. ユーザによるコンテンツの選択に関する選択情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された選択情報に基づいて、前記ユーザに配信するコンテンツを抽出する際に前記コンテンツに係る収益に関する情報と前記コンテンツの訴求効果に関する情報とのいずれを重視するかを決定する決定部と、
    前記決定部による決定結果に基づいて、前記ユーザに配信するコンテンツを抽出する抽出部と
    を備えることを特徴とする抽出装置。
  2. 前記決定部は、前記取得部によって取得された選択情報に基づいて、前記コンテンツに係る収益に関する情報と、前記コンテンツの訴求効果に関する情報との重みを決定すると共に、
    前記抽出部は、前記コンテンツに係る収益に関する情報、前記コンテンツの訴求効果に関する情報、および前記決定部によって決定された重みに基づいて、前記ユーザに配信するコンテンツを抽出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の抽出装置。
  3. 前記決定部は、前記コンテンツに係る収益に関する情報と前記コンテンツの訴求効果に関する情報としての前記コンテンツのCTR(Click Through Rate)とのいずれを重視するかを決定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の抽出装置。
  4. 前記取得部は、前記選択情報として少なくともコンテンツに対する前記ユーザのクリック率を取得する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の抽出装置。
  5. 前記取得部は、前記ユーザによって訪問されたページ毎にコンテンツに対する前記ユーザのクリック率を取得する
    ことを特徴とする請求項4に記載の抽出装置。
  6. 前記取得部は、前記ユーザによって閲覧されたコンテンツのカテゴリ毎にコンテンツに対する前記ユーザのクリック率を取得する
    ことを特徴とする請求項4に記載の抽出装置。
  7. 前記取得部は、前記ユーザによって使用されるデバイスの種類毎にコンテンツに対する前記クリック率を算出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の抽出装置。
  8. 前記決定部は、前記取得されたユーザのクリック率が小さいほど前記コンテンツに係る収益に関する情報の重みが小さくなるように前記コンテンツに係る収益に関する情報の重みを決定する
    ことを特徴とする請求項4から7のいずれか一項に記載の抽出装置。
  9. 前記取得部は、前記選択情報としてページに対する前記ユーザの訪問数をさらに取得すると共に、
    前記決定部は、前記取得されたユーザのクリック率および前記取得されたユーザの訪問数に基づいて、前記コンテンツに係る収益に関する情報と前記コンテンツの訴求効果に関する情報とのいずれを重視するかを決定する
    ことを特徴とする請求項4から8のいずれか一項に記載の抽出装置。
  10. コンピュータが実行する抽出方法であって、
    ユーザによるコンテンツの選択に関する選択情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された選択情報に基づいて、前記ユーザに配信するコンテンツを抽出する際に前記コンテンツに係る収益に関する情報と前記コンテンツの訴求効果に関する情報とのいずれを重視するかを決定する決定工程と、
    前記決定工程による決定結果に基づいて、前記ユーザに配信するコンテンツを抽出する抽出工程と
    を含むことを特徴とする抽出方法。
  11. ユーザによるコンテンツの選択に関する選択情報を取得する取得手順と、
    前記取得手順によって取得された選択情報に基づいて、前記ユーザに配信するコンテンツを抽出する際に前記コンテンツに係る収益に関する情報と前記コンテンツの訴求効果に関する情報とのいずれを重視するかを決定する決定手順と、
    前記決定手順による決定結果に基づいて、前記ユーザに配信するコンテンツを抽出する抽出手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする抽出プログラム。
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