JP6679681B2 - 生成装置、生成方法及び生成プログラム - Google Patents

生成装置、生成方法及び生成プログラム Download PDF

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Description

本発明は、生成装置、生成方法及び生成プログラムに関する。
従来、ユーザがファネル構造において属する階層に応じた広告を配信する技術が提供されている。例えば、ユーザが広告に対してコンバージョンに至るまでの行動や、行動の遷移経路に基づいてファネル構造の各階層に属するユーザの行動比率を設定し、広告送信対象のユーザが属する階層を行動比率に基づいて推定し、推定した階層に対応する広告の送信を行う技術が提案されている。
特開2018−109865号公報
しかしながら、上記の従来技術では、ユーザが入力したクエリの関連性を把握できるとは限らない。例えば、上記の従来技術では、ユーザの行動ログ等に基づいて、ユーザがファネル構造において属する階層を推定しているに過ぎず、ユーザが入力したクエリの関連性を把握できるとは限らない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザが入力したクエリの関連性を把握できる生成装置、生成方法及び生成プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る生成装置は、第1クエリを入力したユーザによって入力されたクエリであって、前記第1クエリとは異なるクエリである複数の第2クエリを取得する取得部と、前記第1クエリ及び前記取得部が取得した第2クエリの間の関連性を示す第1関連度と、及び前記第2クエリ間の関連性を示す第2関連度を示すコンテンツを生成する生成部とを備えたことを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、ユーザが入力したクエリの関連性を把握できるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る生成処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る生成処理システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る生成装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係るクエリ情報記憶部の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る生成処理手順の一例を示すフローチャートである。 図6は、生成装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に本願に係る生成装置、生成方法及び生成プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る生成装置、生成方法及び生成プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.実施形態〕
図1を用いて、本実施形態の生成装置等により実現される生成処理を説明する。図1は、実施形態に係る生成処理の一例を示す図である。図1に示す例において、生成処理システム1は、コンテンツ配信サーバ10、広告配信サーバ20及び生成装置100を有する。コンテンツ配信サーバ10と、広告配信サーバ20と、生成装置100とは、図示しない所定の通信網を介して、有線又は無線により通信可能に接続される。なお、図1に示す生成処理システム1は、複数台のコンテンツ配信サーバ10や、複数台の広告配信サーバ20や、複数台の生成装置100が含まれてもよい。
図1に示すコンテンツ配信サーバ10は、ユーザが利用する端末装置(以下、「ユーザ端末」と記載する場合がある)からの要求に応じて所定の検索サービス(例えば、アプリケーション(以下、アプリと記載する場合がある)に表示されるアプリ向けのコンテンツや、ユーザ端末に実装されるブラウザ等に実装されるウェブページ)を提供するサーバ装置である。例えば、コンテンツ配信サーバ10は、ユーザ端末から検索クエリ(以下、単に「クエリ」と記載する)を取得し、そのクエリに応じた検索結果をユーザ端末に提供する。また、コンテンツ配信サーバ10は、ユーザ端末に配信した検索サービスにおいて、各ユーザが入力したクエリの履歴を収集し、コンテンツ配信サーバ10の記憶部に格納する。
なお、コンテンツ配信サーバ10は、生成装置100と一体であってもよい。また、コンテンツ配信サーバ10は、ユーザ端末からクエリを受け付けるサービスを提供すればよく、例えば、ポータルサイト、ニュースサイト、オークションサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンス(株価)サイト、路線検索サイト、地図提供サイト、旅行サイト、飲食店紹介サイト、ウェブブログなどに関するウェブページや、ユーザ端末にインストールされた各種アプリ(例えば、ポータルアプリ、ニュースアプリ、オークションサイト、天気予報アプリ、ショッピングアプリ、ファイナンス(株価)アプリ、路線検索アプリ、地図提供アプリ、旅行アプリ、飲食店紹介アプリ、ブログ閲覧アプリ等)に表示する情報をユーザ端末に配信する装置であってもよい。
図1に示す広告配信サーバ20は、広告主から入稿された広告を配信するサーバ装置である。例えば、広告配信サーバ20は、配信対象に広告を配信した際のコンバージョンの有無を収集し、コンバージョンに関するコンバージョン情報を広告配信サーバ20の記憶部に格納する。ここで、コンバージョンの有無とは、例えば、広告の配信対象であるユーザによる広告のクリックの有無(クリック数)や、広告に対応する商品等のオンライン又はオフライン上での購買の有無などを示す。
図1に示す生成装置100は、コンテンツ配信サーバ10が配信する検索サービスにおいてユーザが入力したクエリの関連性を示すコンテンツを生成する情報処理装置である。例えば、生成装置100は、広告主が広告配信サーバ20に入稿した広告に対応するクエリ(例えば、広告に対応する商品名等。以下、「第1クエリ」と記載する場合がある)と、第1クエリを入力したユーザによって入力された第1クエリとは異なるクエリ(以下、「第2クエリ」と記載する場合がある)との間の関連性、並びに、第2クエリ間の関連性を示すコンテンツを生成する。
なお、以下の説明において、第2クエリとは、生成装置100がコンテンツ配信サーバ10から各ユーザが入力したクエリの履歴を取得する時点から、所定の期間(例えば、1週間、1ヶ月、1年など)内に第1クエリを入力したユーザが当該所定の期間内に入力した第1クエリとは異なるクエリを示す。言い換えると、第2クエリとは、所定の期間内に第1クエリを入力したユーザによって入力されたクエリであって、ユーザが第1クエリを入力した後に入力したクエリや、第1クエリの前に入力されたクエリ、第1クエリと同時に入力されたクエリなど示す。
以下、図1を用いて、生成装置100が行う生成処理について説明する。なお、以下の説明では、広告主A1によって、「サプリA」が第1クエリとして設定され、第1クエリ「サプリA」に対応する広告が広告配信サーバ20に入稿されているものとする。また、以下の説明では、所定の期間内に第1クエリを入力したユーザが当該所定の期間内に入力したクエリから複数の語句が形態素解析等の技術により抽出される場合、生成装置100は、当該クエリに含まれる各語句を第2クエリとして取得する。例えば、「膝 痛み」といったクエリをユーザが入力した場合、生成装置100は、語句「膝」及び「痛み」のそれぞれを第2クエリとして取得する。また、以下の説明では、ユーザID「UN(Nは任意の数)」により識別されるユーザを「ユーザUN」と表記する場合がある。
まず、生成装置100は、コンテンツ配信サーバ10から各ユーザが所定の期間内に入力したクエリの履歴を取得する(ステップS11)。続いて、生成装置100は、第2クエリを取得する(ステップS12)。ここで、生成装置100は、各ユーザが入力したクエリの履歴を参照して、所定の期間内にユーザが入力したクエリから第1クエリを特定できた場合、当該ユーザが所定の期間内に入力した第1クエリ以外のクエリを第2クエリとして特定する。そして、生成装置100は、ユーザが入力した第2クエリの組み合わせ(2つの第2クエリにより構成される組み合わせ)を特定し、特定した組み合わせをクエリ情報記憶部121に格納する。
例えば、図1の例において、生成装置100は、第1クエリ「サプリA」入力したユーザU1が所定の期間内に入力したクエリ「膝 原因」及び「膝 痛み 原因」に含まれる語句「膝」、「原因」及び「痛み」を第2クエリとして特定する。そして、生成装置100は、ユーザU1が入力したクエリ「膝 原因」から第2クエリの組み合わせ「膝」及び「原因」を特定し、クエリ「膝 痛み 原因」から第2クエリの組み合わせ「膝」及び「痛み」、「膝」及び「原因」、並びに、「痛み」及び「原因」を特定し、クエリ情報記憶部121に格納する。ここで、図1の例において、生成装置100は、同様に、第1クエリ「サプリA」入力したユーザが所定の期間内に入力したクエリから第2クエリ「テーピング」、「巻く」、「病院」、「軟骨」及び「治療」を特定し、第2クエリの組み合わせ「テーピング」及び「巻く」、「病院」及び「治療」、並びに、「病院」及び「治療」をクエリ情報記憶部121に格納したものとする。
そして、生成装置100は、特定した第2クエリの組み合わせを所定の期間内に同時に入力したユーザ(言い換えると、組み合わせを構成する2つの第2クエリの語句を含む一のクエリを入力したユーザ)の人数(入力人数)を組み合わせごとに集計し、クエリ情報記憶部121に格納する。例えば、図1の例において、生成装置100は、所定の期間内に第2クエリの組み合わせ「膝」及び「原因」を入力した入力人数「500」を、クエリ情報記憶部121に格納する。ここで、本実施形態において、生成装置100は、同一のユーザが所定の期間内に特定の第2クエリの組み合わせを複数回入力した場合であっても、当該ユーザによる当該第2クエリの組み合わせの入力回数(入力人数)を「1」として集計する。
続いて、生成装置100は、第2クエリに対応する配信先に第1クエリに対応する広告を配信した結果得られたコンバージョンを広告配信サーバ20から取得する(ステップS13)。例えば、図1の例において、生成装置100は、ポータルサイト等において第2クエリ「膝」が入力された検索結果として表示されるウェブページ等に対し、第1クエリ「サプリA」に対応する広告を配信した結果得られたコンバージョンを広告配信サーバ20から取得する。なお、本実施形態において生成装置100が取得するコンバージョンとは、広告主によって指定されたコンバージョンに関するコンバージョン情報を示すものであり、例えば、第2クエリに対応する配信先に第1クエリに対応する広告を配信した際のクリック数や、広告に対応する商品等のオンライン又はオフライン上での購買数などを示す。
続いて、生成装置100は、第1クエリ及び第2クエリの間の関連性を示す第1関連度、並びに、特定した第2クエリの組み合わせを構成する各第2クエリ間の関連性を示す第2関連度を算出する(ステップS14)。例えば、図1の例において、生成装置100は、ステップS13において取得したコンバージョンに基づいて第1関連度を算出する。また、生成装置100は、ステップS12において特定した第2クエリの組み合わせを所定の期間内に入力した入力人数に基づいて第2関連度を算出する。ここで、生成装置100は、第2クエリの組み合わせを入力した入力人数が多いほど、当該組み合わせを構成する第2クエリ間の関連性が高いものとして関連度を高く算出する。例えば、図1の例において、生成装置100は、第2クエリ「膝」及び「原因」の組み合わせを入力した入力人数に基づいて、第2クエリ「膝」及び「原因」間の関連度を「5.0」と算出する。同様に、生成装置100は、第2関連度を、特定した第2クエリの組み合わせごとに算出する。
なお、本実施形態では、コンテンツ配信サーバ10から取得したコンバージョンに基づいて第1関連度を算出する例を示したが、生成装置100は、例えば、広告主が任意に設定したKPI(Key Performance Indicator)に関する各種指標に基づいて第1関連度を算出してもよい。
続いて、生成装置100は、ステップS14において算出した第1関連度及び第2関連度に基づいて、第2クエリを示すノードを配置したマップを生成する(ステップS15)。例えば、図1に示すマップM1において、生成装置100は、第1関連度に基づいて決定される領域に第2クエリを示すノードを配置する。例えば、図1の例において、生成装置100は、第1関連度が「0.7」以上である第2クエリを示すノードを、マップM1の領域AR1内に配置する。また、生成装置100は、第1関連度が「0.7」未満、且つ、「0.3」以上である第2クエリを示すノードを、マップM1の領域AR2内に配置する。また、生成装置100は、第1関連度が「0.3」未満である第2クエリを示すノードを、マップM1の領域AR3内に配置する。
また、図1に示すマップM1において、生成装置100は、第2関連度が所定の閾値以上である組み合わせの第2クエリを示すノードをエッジにより連結する。ここで、本実施形態において、所定の閾値とは、「5.0」であるものとする。この場合、図1に示すように、生成装置100は、第2関連度が「5.0」以上である第2クエリの組み合わせ「膝」及び「痛み」、「膝」及び「原因」、「テーピング」及び「巻く」、「病院」及び「治療」、並びに、「病院」及び「治療」を示す各ノード間をエッジにより連結する。
なお、図1に示すマップM1は例示であり、生成装置100は、任意の態様のコンテンツを生成してよい。例えば、生成装置100は、3次元空間を用いたコンテンツを生成してよい。具体的には、生成装置100は、三次元空間内において第1クエリと対応する点を設定し、第1関連度に応じた位置(例えば、第1関連度が高ければ高いほど近い位置)に第2クエリと対応する点を設定してもよい。
以上のように、実施形態に係る生成装置100は、第1クエリを入力したユーザによって入力されたクエリの関連性を示すマップを生成する。例えば、図1の例において、実施形態に係る生成装置100は、第1関連度(第2クエリに対応する配信先に第1クエリに対応する広告を配信した結果得られたコンバージョン)及び第2関連度(第2クエリの組み合わせがユーザによって同時に入力される傾向)に基づいてマップを生成するため、第1クエリ及び第2クエリ間の関連性、並びに、第2クエリ間の関連性を把握することができる。すなわち、実施形態に係る生成装置100は、ユーザが入力したクエリの関連性を把握できるという効果を奏する。
〔2.生成処理システムの構成〕
次に、上述した生成処理を実現するための生成処理システム1について図2を用いて説明する。図2は、実施形態に係る生成処理システムの構成例を示す図である。図2に示すように、実施形態に係る生成処理システム1は、コンテンツ配信サーバ10と、広告配信サーバ20と、生成装置100とを含む。コンテンツ配信サーバ10、広告配信サーバ20及び生成装置100は、ネットワークNを介して有線または無線により相互に通信可能に接続される。なお、ネットワークNは、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、電話網(携帯電話網、固定電話網等)、地域IP(Internet Protocol)網、インターネット等の通信ネットワークである。ネットワークNには、有線ネットワークが含まれていてもよいし、無線ネットワークが含まれていてもよい。また、図2に示す生成処理システム1には、複数台のコンテンツ配信サーバ10や、複数台の広告配信サーバ20や、複数台の生成装置100が含まれてもよい。
コンテンツ配信サーバ10は、ユーザ端末からの要求に応じて所定の検索サービス(例えば、アプリに表示されるアプリ向けのコンテンツや、ユーザ端末に実装されるブラウザ等に実装されるウェブページ)を提供するサーバ装置である。なお、コンテンツ配信サーバ10は、所定の検索サービスに関するアプリケーションのデータそのものを配信するサーバであってもよい。また、コンテンツ配信サーバ10は、ユーザ端末に制御情報を配信する配信装置として機能してもよい。ここで、制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)等のスクリプト言語やCSS(Cascading Style Sheets)等のスタイルシート言語により記述される。なお、コンテンツ配信サーバ10から配信される所定の検索サービスに関するアプリそのものを制御情報とみなしてもよい。
広告配信サーバ20は、広告主から入稿された広告を配信するサーバ装置である。例えば、広告配信サーバ20は、配信対象に広告を配信した際のコンバージョンの有無を収集し、コンバージョンに関するコンバージョン情報を広告配信サーバ20の記憶部に格納する。
生成装置100は、コンテンツ配信サーバ10が配信する検索サービスにおいてユーザが入力したクエリの関連性を示すコンテンツを生成する情報処理装置である。例えば、生成装置100は、広告主が広告配信サーバ20に入稿した広告に対応する第1クエリと、第1クエリを入力したユーザによって入力された第1クエリとは異なるクエリである第2クエリとの間の関連性、並びに、第2クエリ間の関連性を示すコンテンツを生成する。生成装置100の構成は後述する。
〔3.生成装置の構成〕
次に、図3を用いて、生成装置100の構成について説明する。図3は、実施形態に係る生成装置の構成例を示す図である。図3に示すように、生成装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、コンテンツ配信サーバ10、広告配信サーバ20等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図3に示すように、記憶部120は、クエリ情報記憶部121を有する。
(クエリ情報記憶部121について)
クエリ情報記憶部121は、クエリに関する情報を記憶する。ここで、図4を用いて、クエリ情報記憶部121が記憶するクエリに関する情報の一例を説明する。図4は、実施形態に係るクエリ情報記憶部の一例を示す図である。図4の例では、クエリ情報記憶部121は、「第1クエリ」、「第2クエリの組み合わせ」、「入力人数」、「第2関連度」といった項目を有する。
「第1クエリ」は、広告主等によって設定されるクエリを示す。「第2クエリの組み合わせ」は、ユーザが入力した第2クエリの組み合わせを構成する各第2クエリに関する情報であり、「第2クエリ」、「第1関連度」といった項目が含まれる。「第2クエリ」は、所定の期間内に第1クエリを入力したユーザが当該所定の期間内に入力した第1クエリとは異なるクエリを示す。「第1関連度」は、第1クエリ及び第2クエリの間の関連性を示す。
「入力人数」は、「第2クエリの組み合わせ」の項目に格納された第2クエリを所定の期間内に同時に入力したユーザの人数を示す。「第2関連度」は、「第2クエリの組み合わせ」の項目に格納された第2クエリ間の関連性を示す。
すなわち、図4では、第1クエリ「サプリA」が設定され、第1関連度が「0.8」である第2クエリ「膝」と、第1関連度が「0.15」である第2クエリ「原因」との組み合わせを入力したユーザの人数が「500」であり、第2クエリ「膝」及び「原因」との間の第2関連度が「5.0」である例を示す。
(制御部130について)
制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、生成装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部130は、図3に示すように、取得部131と、生成部132とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
(取得部131について)
取得部131は、第1クエリを入力したユーザによって入力されたクエリであって、第1クエリとは異なるクエリである複数の第2クエリを取得する。例えば、図1の例において、取得部131は、コンテンツ配信サーバ10から各ユーザが所定の期間内に入力したクエリの履歴を取得する。そして、取得部131は、各ユーザが入力したクエリの履歴を参照して、所定の期間内にユーザが入力したクエリから第1クエリを特定できた場合、当該ユーザが所定の期間内に入力した第1クエリ以外のクエリを第2クエリとして特定する。そして、取得部131は、ユーザが入力した第2クエリの組み合わせを特定し、特定した組み合わせをクエリ情報記憶部121に格納する。そして、取得部131は、特定した第2クエリの組み合わせを所定の期間内に同時に入力したユーザの人数(入力人数)を組み合わせごとに集計し、クエリ情報記憶部121に格納する。
また、取得部131は、第2クエリに対応する配信先に第1クエリに対応する広告を配信した結果得られたコンバージョンを広告配信サーバ20から取得してもよい。例えば、図1の例において、取得部131は、ポータルサイト等において第2クエリ「膝」が入力された検索結果として表示されるウェブページ等に対し、第1クエリ「サプリA」に対応する広告を配信した結果得られたコンバージョン情報を広告配信サーバ20から取得する。
(生成部132について)
生成部132は、第1クエリ及び取得部131が取得した第2クエリの間の関連性を示す第1関連度と、第2クエリ間の関連性を示す第2関連度とを示すコンテンツを生成する。例えば、生成部132は、第1クエリに対応するコンテンツを第2クエリに対応する配信先に配信した際のコンバージョンに基づいて第1関連度を算出する。例えば、図1の例において、生成部132は、第2クエリに対応する配信先に第1クエリに対応する広告を配信した結果得られた当該広告のクリック数や、当該広告に対応する商品等のオンライン又はオフライン上での購買数に基づいて第1関連度を算出する。
また、生成部132は、第2クエリの組み合わせを含むクエリを入力したユーザの数に基づいて第2関連度を算出してもよい。例えば、図1の例において、生成部132は、クエリ情報記憶部121に格納された第2クエリの組み合わせを所定の期間内に入力したユーザの数(入力人数)に基づいて第2関連度を算出する。
また、生成部132は、第1関連度と、第1クエリに対応するコンテンツの提供者によって設定されるコンバージョンに基づいて第1関連度を算出してもよい。例えば、図1の例において、生成部132は、広告主A1によって設定されるコンバージョン(例えば、広告の配信対象であるユーザによる広告のクリックや、広告に対応する商品等のオンライン又はオフライン上での購買など)に基づいて、第1関連度を算出する。
また、生成部132は、第2クエリを示すノードと、当該ノード間を連結するエッジとを含むコンテンツを生成してもよい。例えば、図1に示すように、生成部132は、ノード及びエッジにより構成されるマップM1を生成する。
また、生成部132は、第2クエリの第1関連度に基づいて決定される領域に当該第2クエリを示すノードを配置したコンテンツを生成してもよい。例えば、図1の例において、生成部132は、第2クエリの第1関連度に応じて、当該第2クエリを示すノードを、マップM1の領域AR1、領域AR2または領域AR3のいずれかに配置する。
また、生成部132は、第2クエリの組み合わせのうち、第2関連度が所定の閾値以上である組み合わせの第2クエリを示すノードをエッジにより連結したコンテンツを生成してもよい。例えば、図1に示すように、生成部132は、第2関連度が所定の閾値以上である組み合わせの第2クエリを示すノード間をエッジにより連結したマップM1を生成する。
〔4.生成処理のフロー〕
ここで、図5を用いて、実施形態に係る生成処理システム1の生成処理の手順について説明する。図5は、実施形態に係る生成処理手順の一例を示すフローチャートである。
図5に示すように、生成装置100は、第2クエリ及びコンバージョンを取得する(ステップS101)。例えば、図1の例において、生成装置100は、各ユーザが入力したクエリの履歴を参照して、所定の期間内にユーザが入力したクエリから第1クエリを特定できた場合、当該ユーザが所定の期間内に入力した第1クエリ以外のクエリを第2クエリとして特定する。そして、生成装置100は、ユーザが入力した第2クエリの組み合わせ(2つの第2クエリにより構成される組み合わせ)を特定し、特定した組み合わせをクエリ情報記憶部121に格納する。また、生成装置100は、第2クエリに対応する配信先に第1クエリに対応する広告を配信した結果得られたコンバージョンを広告配信サーバ20から取得する。
続いて、生成装置100は、第1クエリ及び第2クエリの間の関連性を示す第1関連度、並びに、特定した第2クエリの組み合わせを構成する各第2クエリ間の関連性を示す第2関連度を算出する(ステップS102)。例えば、生成装置100は、取得したコンバージョンに基づいて第1関連度を算出する。また、生成装置100は、特定した第2クエリの組み合わせを所定の期間内に入力した入力人数に基づいて第2関連度を算出する。
続いて、生成装置100は、第1関連度及び第2関連度を示すコンテンツを生成する(ステップS103)。例えば、生成装置100は、第1関連度及び第2関連度に基づいて、第2クエリを示すノードを配置したマップを生成する。
〔5.変形例〕
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
〔5−1.生成部132について〕
上述の実施形態において、第1クエリに対応するコンテンツを配信先に配信した際のコンバージョンに基づいて、生成部132が第1関連度を算出する例を示したが、生成部132はこのような構成に限定されるものではない。例えば、生成部132は、広告に限らず、種々の情報を配信した際のコンバージョンに基づいて、第1関連度の算出処理を行ってもよい。また、生成部132は、第2クエリに対応する配信先に第1クエリに対応する広告を配信した際のクリック数や、広告に対応する商品等のオンライン又はオフライン上での購買数などのコンバージョンに限らず、インプレッション数や、CTR(Click Through Rate)などといった各種の指標に基づいて、算出処理を行ってもよい。
〔5−2.生成装置100による生成処理の結果を用いた広告配信について〕
生成装置100が生成したコンテンツに基づいて、種々の広告配信が行われてもよい。例えば、上述の図1に示す実施形態において生成装置100が生成したマップM1を広告主A1に提供し、マップM1に基づく広告配信条件の設定を受け付けてもよい。具体的には、広告主A1に選択された第2クエリを広告配信条件として受け付け、選択された第2クエリに対応する配信先(例えば、ユーザ端末に配信されたポータルサイト等において、広告主A1に選択された第2クエリをユーザが入力した場合、検索結果として表示されるウェブページ等)に、第1クエリに対応する広告を配信されてもよい。また、広告主A1が選択した第2クエリに関連するウェブページ以外の種々の広告媒体(例えば、ゲームアプリケーション、書籍閲覧アプリケーション、音楽配信アプリケーション、動画配信アプリケーション)を利用するユーザに対し、広告が配信されてもよい。
また、例えば、広告主の広告予算を「広告予算高」、「広告予算中」及び「広告予算低」に区分し、各区分及び生成装置100が生成したコンテンツに基づく広告配信が行われてもよい。例えば、図1の例において、広告主A1の広告予算が「広告予算高」に区分される場合、マップM1の領域AR1に含まれる第2クエリに対応する配信先への広告配信が行われてもよい。また、広告主A1の広告予算が「広告予算中」に区分される場合、マップM1の領域AR2に含まれる第2クエリに対応する配信先への広告配信が行われてもよい。また、広告主A1の広告予算が「広告予算低」に区分される場合、マップM1の領域AR3に含まれる第2クエリに対応する配信先への広告配信が行われてもよい。
また、生成装置100は、生成したコンテンツの更新処理を行ってもよい。例えば、生成装置100は、生成したコンテンツに基づく広告配信が行われた際のコンバージョンに基づいて、コンテンツを更新してもよい。
〔6.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る生成装置100は、取得部131と、生成部132とを有する。取得部131は、第1クエリを入力したユーザによって入力されたクエリであって、第1クエリとは異なるクエリである複数の第2クエリを取得する。生成部132は、第1クエリ及び取得部131が取得した第2クエリの間の関連性を示す第1関連度と、第2クエリ間の関連性を示す第2関連度とを示すコンテンツを生成する。
これにより、実施形態に係る生成装置100は、ユーザが入力したクエリの各関連性に基づくコンテンツを生成できるため、ユーザが入力したクエリの関連性を把握できる。
また、実施形態に係る生成装置100において、例えば、生成部132は、第1クエリに対応するコンテンツを第2クエリに対応する配信先に配信した際のコンバージョンに基づいて第1関連度を算出する。
これにより、実施形態に係る生成装置100は、コンバージョンに基づいて関連度を算出できるため、第1クエリに対応するコンテンツの訴求力を含めたクエリの関連性を提供することができる。
また、実施形態に係る生成装置100において、例えば、生成部132は、第2クエリの組み合わせを含むクエリを入力したユーザの数に基づいて第2関連度を算出する。
これにより、実施形態に係る生成装置100は、クエリを入力したユーザの人数に基づいてクエリの関連度を算出できるため、ユーザを基準としたクエリの関連性を把握できるという効果を奏する。
また、実施形態に係る生成装置100において、例えば、生成部132は、第1関連度と、第1クエリに対応するコンテンツの提供者によって設定されるコンバージョンに基づいて第1関連度を算出する。
これにより、実施形態に係る生成装置100は、第1クエリに対応するコンテンツの提供者によって設定されるコンバージョンに基づいて関連度を算出できるため、コンテンツの提供主の要求に応じたクエリ間の関連度を算出することができる。
また、実施形態に係る生成装置100において、例えば、生成部132は、第2クエリを示すノードと、当該ノード間を連結するエッジとを含むコンテンツを生成する。
これにより、実施形態に係る生成装置100は、ノード及びエッジにより構成されるコンテンツを生成できるため、視覚的にクエリの関連性を把握できる。
また、実施形態に係る生成装置100において、例えば、生成部132は、第2クエリの第1関連度に基づいて決定される領域に当該第2クエリを示すノードを配置したコンテンツを生成する。
これにより、実施形態に係る生成装置100は、関連度に応じてクエリに対応するノードを配置したコンテンツを生成できるため、視覚的にクエリの関連性を把握できる。
また、実施形態に係る生成装置100において、例えば、生成部132は、第2クエリの組み合わせのうち、第2関連度が所定の閾値以上である組み合わせの第2クエリを示すノードをエッジにより連結したコンテンツを生成する。
これにより、実施形態に係る生成装置100は、関連度に応じてクエリに対応するノードを連結したコンテンツを生成できるため、視覚的にクエリの関連性を把握できる。
〔7.ハードウェア構成〕
また、上述してきた各実施形態に係る生成装置は、例えば図6に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、生成装置100を例に挙げて説明する。図6は、生成装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(実施形態のネットワークNに対応する)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、また、通信網500を介してCPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が生成装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内の各データが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔8.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述した生成装置100は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、特許請求の範囲に記載した「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 生成処理システム
10 コンテンツ配信サーバ
20 広告配信サーバ
100 生成装置
110 通信部
120 記憶部
121 クエリ情報記憶部
130 制御部
131 取得部
132 生成部

Claims (9)

  1. 第1クエリを入力したユーザによって入力されたクエリであって、前記第1クエリとは異なるクエリである複数の第2クエリを取得する取得部と、
    前記第1クエリ及び前記取得部が取得した第2クエリの間の関連性を示す第1関連度と、前記第2クエリ間の関連性を示す第2関連度とを示すコンテンツを生成する生成部と
    を備えたことを特徴とする生成装置。
  2. 前記生成部は、
    前記第1クエリに対応するコンテンツを前記第2クエリに対応する配信先に配信した際のコンバージョンに基づいて前記第1関連度を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の生成装置。
  3. 前記生成部は、
    前記第2クエリの組み合わせを含むクエリを入力したユーザの数に基づいて前記第2関連度を算出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の生成装置。
  4. 前記生成は、
    記第1クエリに対応するコンテンツの提供者によって設定されるコンバージョンに基づいて前記第1関連度を算出する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の生成装置。
  5. 前記生成部は、
    前記第2クエリを示すノードと、当該ノード間を連結するエッジとを含む前記コンテンツを生成する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の生成装置。
  6. 前記生成部は、
    前記第2クエリの前記第1関連度に基づいて決定される領域に当該第2クエリを示すノードを配置した前記コンテンツを生成する
    ことを特徴とする請求項5に記載の生成装置。
  7. 前記生成部は、
    前記第2クエリの組み合わせのうち、前記第2関連度が所定の閾値以上である組み合わせの前記第2クエリを示すノードを前記エッジにより連結した前記コンテンツを生成する
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の生成装置。
  8. コンピュータが実行する生成方法であって、
    第1クエリを入力したユーザによって入力されたクエリであって、前記第1クエリとは異なるクエリである複数の第2クエリを取得する取得工程と、
    前記第1クエリ及び前記取得工程が取得した第2クエリの間の関連性を示す第1関連度と、前記第2クエリ間の関連性を示す第2関連度とを示すコンテンツを生成する生成工程と
    を含むことを特徴とする生成方法。
  9. 第1クエリを入力したユーザによって入力されたクエリであって、前記第1クエリとは異なるクエリである複数の第2クエリを取得する取得手順と、
    前記第1クエリ及び前記取得手順が取得した第2クエリの間の関連性を示す第1関連度と、前記第2クエリ間の関連性を示す第2関連度とを示すコンテンツを生成する生成手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする生成プログラム。
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