JP6727031B2 - 広告装置、警告出力方法及び警告出力プログラム - Google Patents

広告装置、警告出力方法及び警告出力プログラム Download PDF

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Description

本発明は、広告装置、警告出力方法及び警告出力プログラムに関する。
近年、インターネットの飛躍的な普及に伴い、インターネットを介した広告配信が盛んに行われている。例えば、ウェブページの所定の位置に企業や商品等の広告コンテンツ(例えば、画像などのアイコン)を表示し、かかる広告コンテンツがクリックされた場合に広告主のウェブページへ遷移するものがある。
このような広告配信に関する技術として、広告コンテンツの予算の消化ペースを基準として広告コンテンツの配信量を制御する技術が知られている。例えば、広告コンテンツの予算が早期に枯渇しないように、広告コンテンツの配信量を制御する技術が知られている。
特開2016−24828号公報 特開2011−65201号公報
しかしながら、上記従来の技術では、広告コンテンツの予算の消化ペースが不適切な配信による不利益を未然に防ぐことができるとは限らなかった。具体的には、上記の従来技術では、広告コンテンツの配信設定が正しく行われることが前提となっているため、例えば、広告主が広告コンテンツの入札価格の桁を誤って設定した場合には、広告コンテンツの予算の消化ペースが不適切な配信による不利益を未然に防ぐことができるとは限らなかった。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、広告コンテンツの予算の消化ペースが不適切な配信による不利益を未然に防ぐことができる広告装置、警告出力方法及び警告出力プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る広告装置は、広告コンテンツの広告予算を含む当該広告コンテンツの配信条件を受け付ける受付手段と、前記受付手段によって受け付けられた配信条件に基づいて、前記広告予算の消化に関する予測値を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された予測値が所定の範囲外である場合に、警告を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、広告コンテンツの予算の消化ペースが不適切な配信による不利益を未然に防ぐことができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る警告出力処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る広告配信システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る広告装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る広告コンテンツ記憶部の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る配信履歴記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る警告情報記憶部の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る出力部による警告出力結果の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る広告装置による警告の出力処理手順を示すフローチャートである。 図9は、広告装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る広告装置、警告出力方法及び警告出力プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る広告装置、警告出力方法及び警告出力プログラムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。なお、以下の説明において、広告とは、広告主により入稿された広告だけに限らず、広告業者等の代行業者によって入力された広告等を含むものとする。また、広告とは、公共広告やボランティアに関連する広告等、配信したユーザに所望の情報を伝達したり、ユーザに関心を持たせたり、ユーザを所定の行動へ誘導したり、広告としての機能を有する種々の情報、すなわち、広義の広告を含むものとする。
〔1.警告出力処理〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る警告出力処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る警告出力処理の一例を示す図である。広告装置100は、広告コンテンツの広告予算を含む広告コンテンツの配信条件を、広告主装置から受け付ける。図1に示した例では、広告装置100は、広告コンテンツC11の配信条件として、広告コンテンツC11の広告予算を受け付けるとともに広告コンテンツC11に設定された入札価格を広告主装置20から受け付ける(ステップS1)。また、広告装置100は、広告コンテンツC12の配信条件として、広告コンテンツC12の広告予算を受け付けるとともに広告コンテンツC12に設定された入札価格を広告主装置20から受け付ける(ステップS2)。
広告コンテンツに設定された入札価格は、広告コンテンツがユーザに1回クリックされた際に、広告主が広告配信者(例えば、広告装置100の管理者)に支払う広告料金に該当するものとする。また、広告コンテンツの広告予算は、広告料金の上限値に該当する。
図1に示した例では、広告コンテンツC11および広告コンテンツC12の広告予算は、ともに100000(例えば、単位は「円」)であるものとする。また、広告コンテンツC11および広告コンテンツC12に設定された入札価格は、それぞれ100、1000(例えば、単位は「円」)であるものとする。なお、ここでは、広告主装置20を利用する広告主が、広告コンテンツC12の入札価格を100と設定するところを誤って1000と設定してしまったものとする。
また、ここでは、広告装置100は、広告コンテンツC11および広告コンテンツC12の配信に関する配信履歴を保持しているものとする。ここでは、広告コンテンツC11の配信履歴には、配信済みの広告コンテンツC11が所定の時間帯における1時間あたりにクリックされた回数である、広告コンテンツC11のクリック密度が含まれるものとする。また、広告コンテンツC12の配信履歴には、配信済みの広告コンテンツC12が所定の時間帯における1時間あたりにクリックされた回数である広告コンテンツC12のクリック密度が含まれるものとする。ここでは、広告コンテンツC11および広告コンテンツC12のクリック密度は、それぞれ10、100(単位は「回/1時間」)であるものとする。なお、広告コンテンツC12のクリック密度が広告コンテンツC11のクリック密度より高い理由としては、例えば、入札価格が高い広告コンテンツが優先的に配信されることが挙げられる。なお、図1の例では、所定の時間帯における「1時間」の時間帯幅でクリック密度の単位を規格化する例を示したが、かかる時間帯幅は1時間に限られない。
このような前提の下、図1の例において、広告装置100は、広告予算が消化されるまでの予測時間である予測消化時間を算出する。例えば、広告装置100は、広告コンテンツC11の広告予算「100000」を広告コンテンツC11に設定された入札価格「100」により除算した「1000」に、広告コンテンツC11のクリック密度「10(回/1時間)」を乗算することにより、広告コンテンツC11の広告予算の予測消化時間を「100時間」と算出する。また、広告装置100は、広告コンテンツC12の広告予算「100000」を広告コンテンツC12に設定された入札価格「1000」により除算した「100」に、広告コンテンツC12のクリック密度「100(回/1時間)」を乗算することにより、広告コンテンツC12の広告予算の予測消化時間を「1時間」と算出する。
図1に示したグラフの縦軸は、広告コンテンツがクリックされた回数に応じて広告配信者(例えば、広告装置100の管理者)が広告主に課金する課金額の累積額である累積課金額を示す。また、図1に示したグラフの横軸は、広告コンテンツが配信されてから経過した時間を示す。また、図1に示した許容消化時間T10は、広告予算が消化されるまでの時間の許容範囲である許容消化時間を示す。図1の例では、広告装置100は、広告装置100の管理者から、所定の許容消化時間T10を受け付けたものとする。ここでは、許容消化時間T10は、広告コンテンツが配信されてから2時間後〜200時間後までの期間に該当するものとする。
図1(a)に示した直線B11は、広告コンテンツC11の広告予算の予測消化時間が許容消化時間T10の範囲内にあることを示す。一方、図1(b)に示した直線B12は、広告コンテンツC12の広告予算の予測消化時間が、許容消化時間T10の範囲外にあることを示す。そして、広告装置100は、広告コンテンツの広告予算の予測消化時間が、図1に示した許容消化時間T10の範囲外にある場合に、かかる広告コンテンツを入稿した広告主装置に警告を出力する。図1の例では、広告装置100は、広告コンテンツC12の入札価格の設定が不適切である旨を知らせる警告を、広告コンテンツC12を入稿した広告主装置20に出力する(ステップS3)。
このように、実施形態に係る広告装置100は、広告コンテンツの広告予算を含む広告コンテンツの配信条件を広告主装置から受け付ける。そして、広告装置100は、受け付けられた配信条件に基づいて、広告コンテンツの広告予算の予測消化時間を算出し、算出された予測消化時間が許容消化時間の範囲外である場合に、広告コンテンツを入稿した広告主装置に警告を出力する。
このため、広告装置100は、広告コンテンツの予算の消化ペースが不適切な配信による不利益を未然に防ぐことができる。例えば、広告装置100は、広告主が意図しないペースで広告コンテンツが配信される事態を防ぐことができる。これにより、広告装置100は、広告主が広告配信サービスから不満をもって離脱する可能性を低減することができる。また、例えば、広告装置100は、広告配信サービスの配信ランキングやKPI(Key Performance Indicator)にノイズが紛れ込むことを抑制できるので、広告配信のデータ利用や分析に悪影響を与えるのを防ぐことができる。また、例えば、広告装置100は、本来配信されるはずの良い広告コンテンツの配信機会が減少するのを防ぐことができるので、同時期に配信される他の広告コンテンツの配信機会を守ることができる。以下、上述した広告装置100の構成及び処理手順について説明する。
〔2.広告配信システムの構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る広告配信システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る広告配信システム1の構成例を示す図である。図2に示すように、広告配信システム1には、端末装置10と、広告主装置20〜20と、情報提供装置30と、広告装置100とが含まれる。端末装置10、広告主装置20〜20、情報提供装置30及び広告装置100は、ネットワークNを介して、有線又は無線により通信可能に接続される。なお、図2に示した広告配信システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の情報提供装置30や、複数台の広告装置100が含まれてもよい。
端末装置10は、例えば、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、タブレット型端末や、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理装置である。例えば、端末装置10は、情報提供装置30にアクセスすることで、情報提供装置30からウェブページを取得し、取得したウェブページを表示装置(例えば、液晶ディスプレイ)に表示する。また、端末装置10は、ウェブページに広告枠が含まれる場合には、広告装置100にアクセスすることで、広告装置100から広告コンテンツを取得し、取得した広告コンテンツをウェブページ上に表示する。ただし、この例に限られず、端末装置10は、広告コンテンツを含むウェブページを情報提供装置30から取得してもよい。この場合、情報提供装置30は、広告装置100によって配信される広告コンテンツを組み込んだウェブページを端末装置10に配信する。
広告主装置20〜20は、広告装置100に広告配信を依頼する広告主によって利用される情報処理装置である。かかる広告主装置20〜20は、広告主による操作に従って、広告コンテンツを広告装置100に入稿する。実施形態に係る広告主装置20〜20は、静止画像や、動画像や、テキストデータや、広告主が管理する広告主サーバによって提供されるウェブページにアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)などに該当する広告コンテンツを広告装置100に入稿する。
また、広告主は、広告主装置20〜20を用いて、広告コンテンツを広告装置100に入稿せずに、広告コンテンツの入稿を代理店に依頼する場合もある。この場合、広告装置100に広告コンテンツを入稿するのは代理店となる。以下では、「広告主」といった表記は、広告主だけでなく代理店を含む概念であり、「広告主装置」といった表記は、広告主装置だけでなく代理店によって利用される代理店装置を含む概念であるものとする。また、広告主装置20〜20は、それぞれ同様の機能を有するので、以下では、広告主装置20〜20を区別する必要がない場合には、これらを総称して「広告主装置20」と表記する場合がある。
情報提供装置30は、ウェブページ提供者によって管理され、端末装置10にウェブページを提供するWebサーバ等である。かかる情報提供装置30は、例えば、ニュースサイト、オークションサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンス(株価)サイト、路線検索サイト、地図提供サイト、旅行サイト、飲食店紹介サイト、ウェブブログなどに関する各種ウェブページを提供する。ウェブページ提供者は、このようなウェブページに広告コンテンツを表示することで広告掲載料を得る。
広告装置100は、広告主装置20から入稿された広告コンテンツを配信するサーバ装置である。上記の通り、広告装置100は、端末装置10からアクセスされた場合に、広告コンテンツを端末装置10に配信する。また、広告装置100は、情報提供装置30からアクセスされた場合には、広告コンテンツを情報提供装置30に配信する。このような広告装置100を管理する広告配信者は、端末装置10に配信した広告コンテンツがユーザによりクリックされた場合に、広告主から広告料金を得る。また、広告主によって支払われる広告料金の一部又は全部は、クリックされた広告コンテンツが掲載されたウェブページを提供したウェブページ提供者に対して、広告主又は広告配信者から広告掲載料として支払われる。
〔3.広告装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る広告装置100の構成について説明する。図3は、実施形態に係る広告装置100の構成例を示す図である。図3に示すように、広告装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、広告装置100は、広告装置100を利用する管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。かかる通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、端末装置10や広告主装置20や情報提供装置30との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図3に示すように、記憶部120は、広告コンテンツ記憶部121と、配信履歴記憶部122と、警告情報記憶部123とを有する。
(広告コンテンツ記憶部121について)
広告コンテンツ記憶部121は、広告主装置20から入稿された広告コンテンツと、かかる広告コンテンツの配信条件を記憶する。ここで、図4に、実施形態に係る広告コンテンツ記憶部121の一例を示す。図4に示した例では、広告コンテンツ記憶部121は、「広告主ID」、「広告コンテンツ」、「広告予算」、「入札価格」、「ターゲティング条件」、「商品」といった項目を有する。
「広告主ID」は、広告主又は広告主装置20を識別するための識別情報を示す。「広告コンテンツ」は、広告主装置20から入稿された広告コンテンツを示す。図4に示した例では、「広告コンテンツ」に、「C11」や「C12」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、静止画像や動画像やテキストデータやURL(Uniform Resource Locator)、又は、これらの格納場所を示すファイルパス名などが記憶される。
「広告予算」は、広告主が広告コンテンツを入稿する際に設定する情報であって、広告主が広告配信者に支払う広告料金(すなわち、累積課金額)の上限値を示す。「入札価格」は、広告主が広告コンテンツを入稿する際に設定する広告料金の単価を示す。「ターゲティング条件」は、広告主が広告コンテンツを入稿する際に設定する情報であって、広告コンテンツの配信対象となるユーザの条件を示す。例えば、「ターゲティング条件」には、広告コンテンツの配信対象とするユーザのユーザ属性が記憶される。「商品」は、広告コンテンツで宣伝する商品やサービスを示す。
すなわち、図4では、広告主ID「A10」によって識別される広告主が、広告予算「100000円」、入札価格「100円」、ターゲティング条件「女性」及び商品「不動産」を指定するとともに、広告コンテンツ「C11」を入稿した例を示している。
(配信履歴記憶部122について)
配信履歴記憶部122は、端末装置10への広告配信に関する履歴情報を記憶する。ここで、図5に、実施形態に係る配信履歴記憶部122の一例を示す。なお、配信履歴記憶部122は、図5に示した例のようにデータベースにおけるテーブルにより構成されてもよいが、実際には、配信履歴(広告配信に関するログ)が書き込まれるテキストファイル等に該当する。図5に示した例では、配信履歴記憶部122は、「広告コンテンツ」、「クリック単価」、「インプレッション数(1時間あたり)」、「CTR(Click Through Rate)」、「クリック密度(1時間あたり)」といった項目を有する。
「広告コンテンツ」は、図4に示した広告コンテンツに対応し、広告装置100が実際に配信した広告コンテンツを示す。「クリック単価」は、広告コンテンツがユーザに1回クリックされた際に、広告配信者(例えば、広告装置100の管理者)が広告主に課金する金額の単価(例えば、単位は「円」)に該当する。なお、「入札価格」と「クリック単価」とは同一であってもよい。ここでは、「クリック単価」は、複数の入札者の「入札価格」によるオークションによって決定される。例えば、「n」位の入札者の「クリック単価」は、「n+1」位の入札者の入札価格となる。このようなクリック単価の決定手法は、GSP(Generalized Second Price Auction)等と呼ばれる。
「インプレッション数(1時間あたり)」は、所定の時間帯における1時間あたりに、ウェブページ等に広告コンテンツが表示された回数を示す。「CTR」は、広告コンテンツが端末装置10に配信された場合における広告効果を示し、例えば、広告コンテンツがユーザによりクリックされた回数を広告コンテンツの表示回数によって除算した値に該当する。「クリック密度(1時間あたり)」は、所定の時間帯における1時間あたりに、広告コンテンツがユーザによりクリックされた回数を示す。
すなわち、図5では、所定の時間帯の1時間における広告コンテンツC11のクリック単価が「100円」であり、インプレション数が「10000回」であり、CTRが「0.001」であり、クリック密度が「10」である例を示している。
なお、配信履歴記憶部122に記憶される情報は、図4に示した例に限られない。例えば、配信履歴記憶部122は、端末装置10に配信されたことがない広告コンテンツの広告効果を、かかる広告コンテンツの配信履歴として記憶してもよい。この場合、配信履歴記憶部122は、配信されたことがない広告コンテンツのクリック単価やCTRやインプレッション数には、「入札価格」や「予測CTR」や「予測インプレッション数(1時間あたり)」を記憶してもよい。このような予測CTRや予測インプレッション数は、例えば、広告コンテンツの配信条件等によって予測される。
(警告情報記憶部123について)
警告情報記憶部123は、広告装置100が広告コンテンツの配信条件の設定が不適切である旨を知らせる警告に関する情報を記憶する。ここで、図6に、実施形態に係る警告情報記憶部123の一例を示す。図6に示した例では、警告情報記憶部123は、「広告コンテンツ」、「警告出力回数」といった項目を有する。
「広告コンテンツ」は、図4に示した広告コンテンツに対応し、広告装置100によって配信され得る広告コンテンツを示す。「警告出力回数」は、広告コンテンツの配信条件の設定が不適切である旨を知らせる警告が出力された回数を示す。例えば、図1に示した例の場合、広告装置100は、広告コンテンツC12の入札価格の設定が不適切である旨を知らせる警告を、広告コンテンツC12を入稿した広告装置20に出力する。この例の場合、警告情報記憶部123の「警告出力回数」には、広告コンテンツC12の配信条件が不適切である旨を知らせる警告が出力された回数が記憶される。
すなわち、図6では、「広告コンテンツC12」の配信条件の設定が不適切である旨を知らせる警告が「1回」出力された例を示している。
(制御部130について)
制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサによって、広告装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM等を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。
かかる制御部130は、図3に示すように、受付部131と、取得部132と、算出部133と、出力部134と、受信部135と、配信部136とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(受付部131について)
受付部131は、広告主装置20から広告コンテンツの入稿と、かかる広告コンテンツの配信条件を受け付け、受け付けた広告コンテンツを広告コンテンツ記憶部121に格納する。具体的には、受付部131は、広告予算、入札価格、ターゲティング条件及び商品の指定とともに広告コンテンツの入稿を受け付け、入稿された広告コンテンツに対応付けて、広告予算、入札価格、ターゲティング条件及び商品を広告コンテンツ記憶部121に格納する。このとき、受付部131は、広告コンテンツの入稿元である広告主に対応する広告主IDについても広告コンテンツ記憶部121に格納する。
(取得部132について)
取得部132は、配信履歴記憶部122に記憶されている広告配信履歴から広告コンテンツの配信に関する配信履歴を取得する。具体的には、取得部132は、受付部131によって広告コンテンツの入稿と、かかる広告コンテンツの配信条件が受け付けられた場合に、配信履歴記憶部122を参照することにより、かかる広告コンテンツのクリック単価、インプレッション数(例えば、1時間あたり)もしくは予測インプレッション数(例えば、1時間あたり)、CTRもしくは予測CTR、及び、クリック密度(例えば、1時間あたり)を取得する。
実施形態に係る取得部132は、広告コンテンツが、所定の時間帯における所定の時間帯幅あたりにクリックされた回数である、広告コンテンツのクリック密度を取得するものとする。例えば、取得部132は、配信履歴記憶部122から、所定の時間帯における所定の時間帯幅(例えば、1時間)あたりの広告コンテンツのインプレッション数を取得し、かかるインプレッション数に広告コンテンツのCTRを乗算することで、所定の時間帯における所定の時間帯幅あたりの広告コンテンツのクリック密度を取得するものとする。
(算出部133について)
算出部133は、受付部131によって受け付けられた配信条件に基づいて、広告予算が消化されるまでの予測時間である予測消化時間を算出する。具体的には、算出部133は、取得部132によって取得された広告コンテンツの配信履歴と、受付部131によって受け付けられた広告コンテンツの配信条件とに基づいて、広告コンテンツの広告予算の予測消化時間を算出する。例えば、算出部133は、広告コンテンツの「広告予算」を広告コンテンツの「クリック単価」により除算した「広告予算/クリック単価」に、広告コンテンツの「クリック密度」を乗算することにより、広告コンテンツの広告予算の予測消化時間を「広告予算・クリック密度/クリック単価」と算出する。
(出力部134について)
出力部134は、算出部133によって算出された広告コンテンツの広告予算の予測消化時間が、広告予算が消化されるまでの時間の許容範囲である許容消化時間の範囲外である場合に、広告コンテンツを入稿した広告主装置20に警告を出力する。このような許容消化時間は、例えば、所定の配信済みの広告コンテンツ群の配信履歴を用いて統計的に算出された、広告予算の平均消化時間からの乖離度に基づいて決定される。また、出力部134は、広告コンテンツの広告予算の予測消化時間が、許容消化時間の範囲外である場合には、かかる広告コンテンツに対応する警告情報記憶部123の警告出力回数に「1」を加算する。
ここで、図7を用いて、出力部134による警告出力処理の一例について説明する。図7は、実施形態に係る出力部134による警告出力処理の一例を示す図である。ここの例では、所定の広告コンテンツC31、C32、C33の広告予算の予測消化時間が、それぞれ直線B31、直線B32、直線B33で表されるものとする。また、所定の広告コンテンツC31、C32、C33の広告予算は、ともにM10であるものとする。
出力部134は、広告コンテンツC31、C32、C33の広告予算の予測消化時間を表す直線B31、直線B32、直線B33と広告予算M10が交わる点が、所定の時刻t11から所定の時刻t12までの時間に該当する許容消化時間T20の範囲にあるか否かを判定する。図7の例では、直線B31は、許容消化時間T20の範囲内で広告予算M10と交わる。
一方、直線B32及び直線B33は、許容消化時間T20の範囲外で広告予算M10と交わる。直線B32は、例えば、広告コンテンツC32を入稿した広告主が、広告コンテンツC32の入札価格の桁を誤って多く設定した場合における予測消化時間を示す。また、直線B33は、例えば、広告コンテンツC33を入稿した広告主が、広告コンテンツC33の入札価格の桁を誤って少なく設定した場合における予測消化時間を示す。この場合、出力部134は、広告コンテンツC32、及び、広告コンテンツC33を入稿した広告主装置にそれぞれ警告を出力する。
(受信部135について)
受信部135は、端末装置10や情報提供装置30から広告コンテンツの取得要求を受信する。例えば、受信部135は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)リクエスト等により、広告コンテンツの取得要求を受信する。
なお、受信部135に広告コンテンツの取得要求を送信する装置は、情報提供装置30によって配信されるウェブページによって異なる。例えば、広告装置100にアクセスするためのURLが埋め込まれたウェブページが端末装置10に配信される場合、受信部135は、端末装置10から広告コンテンツの取得要求を受信する。また、広告コンテンツが既に埋め込まれたウェブページが端末装置10に配信される場合、受信部135は、情報提供装置30から広告コンテンツの取得要求を受信する。本実施形態では、受信部135は、端末装置10から広告コンテンツの取得要求を受信するものとする。
(配信部136について)
配信部136は、受信部135によって広告コンテンツの取得要求が受信された場合に、広告コンテンツ記憶部121に記憶されている広告コンテンツのいずれかを、端末装置10や情報提供装置30に配信する。また、配信部136は、警告情報記憶部123に記憶されている広告コンテンツの警告出力回数に基づいて、広告コンテンツの配信を制限してもよい。
〔4.警告の出力処理手順〕
次に、図8を用いて、実施形態に係る広告装置100による警告の出力処理手順について説明する。図8は、実施形態に係る広告装置100による警告の出力処理手順を示すフローチャートである。
図8に示すように、広告装置100の受付部131は、広告主装置20から広告コンテンツの入稿と、かかる広告コンテンツの配信条件を受け付ける(ステップS101)。例えば、受付部131は、広告予算、入札価格、ターゲティング条件及び商品の指定とともに広告コンテンツの入稿を受け付ける。
続いて、取得部132は、配信履歴記憶部122に記憶されている広告配信履歴から広告コンテンツの配信に関する配信履歴を取得する(ステップS102)。例えば、取得部132は、受付部131によって広告コンテンツの入稿と、かかる広告コンテンツの配信条件が受け付けられた場合に、配信履歴記憶部122を参照することにより、かかる広告コンテンツのクリック単価、インプレッション数(例えば、1時間あたり)、CTR、及び、クリック密度(例えば、1時間あたり)を取得する。
続いて、算出部133は、取得部132によって取得された広告コンテンツの配信履歴と、受付部131によって受け付けられた広告コンテンツの配信条件とに基づいて、広告コンテンツの広告予算の予測消化時間を算出する(ステップS103)。例えば、算出部133は、広告コンテンツの「広告予算」を広告コンテンツの「クリック単価」により除算した「広告予算/クリック単価」に、広告コンテンツの「クリック密度」を乗算することにより、広告コンテンツの広告予算の予測消化時間を「広告予算・クリック密度/クリック単価」と算出する。
続いて、出力部134は、算出部133によって算出された広告コンテンツの広告予算の予測消化時間が、広告予算が消化されるまでの時間の許容範囲である許容消化時間の範囲外にあるか否かを判定する(ステップS104)。そして、出力部134は、算出部133によって算出された広告コンテンツの広告予算の予測消化時間が許容消化時間の範囲外である場合には(ステップS104;Yes)、広告コンテンツを入稿した広告主装置に警告を出力する(ステップS105)。
〔5.変形例〕
上述した実施形態に係る広告装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、上記の広告装置100の他の実施形態について説明する。
〔5−1.広告配信システムの他の構成〕
上記実施形態では、広告装置100が、広告主装置20から入稿された広告コンテンツを配信する例を示したが、広告配信システムの他の構成例として、他の広告配信装置が、広告主装置20から入稿された広告コンテンツを配信してもよい。この場合、広告装置100は、広告主装置20から広告コンテンツの入稿は受け付けず、広告コンテンツの配信条件のみを受け付ける。例えば、広告装置100は、広告コンテンツの配信条件を広告主装置20から受け付け、受け付けられた配信条件に基づいて、広告コンテンツの広告予算の予測消化時間を算出し、算出された予測消化時間が許容消化時間の範囲外である場合に、広告主装置20、及び、他の広告配信装置に警告を出力してもよい。
〔5−2.指定された配信期間に基づく許容消化時間の設定〕
また、上記実施形態では、許容消化時間が、所定の配信済みの広告コンテンツ群の配信履歴を用いて統計的に算出された、広告予算の平均消化時間からの乖離度に基づいて決定される時間である例を示した。しかし、この例に限られず、許容消化時間は、指定された配信期間に基づいて決定されてもよい。例えば、広告装置100は、広告主装置20から広告コンテンツの配信期間を受け付け、受け付けられた配信期間からの乖離度に基づいて許容消化時間を決定してもよい。
〔5−3.予測クリック数に基づく警告〕
上記実施形態では、広告装置100によって算出される広告予算の消化に関する予測値が「予測消化時間」である例を示したが、この例に限られず、広告予算の消化に関する予測値は、「予測消化時間」以外の予測値であってもよい。例えば、広告予算の消化に関する予測値は、広告予算が消化されるまでに広告コンテンツがクリックされる回数の予測回数である「予測クリック数」などであってもよい。例えば、算出部133は、広告コンテンツの「広告予算」を広告コンテンツの「クリック単価」により除算することにより、広告コンテンツの予測クリック数を「広告予算/クリック単価」と算出する。
また、出力部134は、算出部133によって算出された広告コンテンツの予測クリック数が、広告予算が消化されるまでのクリック回数の許容範囲である許容クリック数の範囲外である場合に、広告コンテンツを入稿した広告主装置に警告を出力してもよい。この点について、再び図7を用いて説明する。図7の例では、横軸を、広告コンテンツがクリックされた回数である「クリック数」と見なした場合に、所定の広告コンテンツC31、C32、C33の予測クリック数が、それぞれ直線B31、直線B32、直線B33で表されるものとする。
出力部134は、広告コンテンツC31、C32、C33の予測クリック数を表す直線B31、直線B32、直線B33と広告予算M10が交わる点が、所定のクリック数n11から所定のクリック数n12までのクリック数に該当する許容クリック数N20の範囲にあるか否かを判定する。図7の例では、直線B31は、許容クリック数N20の範囲内で広告予算M10と交わる。
一方、直線B32及び直線B33は、許容クリック数N20の範囲外で広告予算M10と交わる。直線B32は、例えば、広告コンテンツC32を入稿した広告主が、広告コンテンツC32の広告予算の桁を意図的に少なく設定した場合における予測クリック数を示す。広告主が広告予算の桁を意図的に少なく設定する理由については、後述する。また、直線B33は、例えば、広告コンテンツC33を入稿した広告主が、広告コンテンツC33の入札価格の桁を誤って少なく設定した場合における予測クリック数を示す。この場合、出力部134は、広告コンテンツC32、及び、広告コンテンツC33を入稿した広告主装置にそれぞれ警告を出力する。
このような許容クリック数は、例えば、所定の配信済みの広告コンテンツ群の配信履歴を用いて統計的に算出された、広告予算が消化されるまでの平均クリック数からの乖離度に基づいて決定されてもよい。また、このような許容クリック数は、指定されたクリック数に基づいて決定されてもよい。例えば、広告装置100は、広告主装置20から広告コンテンツのクリック数を受け付け、受け付けられたクリック数からの乖離度に基づいて許容クリック数を決定してもよい。
〔5−4.警告出力回数に応じた警告〕
また、上記実施形態において、広告装置100は、警告出力回数が所定の閾値以上である広告コンテンツを入稿している広告主装置に対して、警告回数に応じた警告を出力してもよい。この点について、図4及び図6を用いて説明する。
図4に示すように、広告主ID「A10」によって識別される広告主は、広告予算「1000円」、入札価格「100円」、ターゲティング条件「女性」及び商品「不動産」を指定するとともに、広告コンテンツ「C15」を入稿している。なお、ここでは、広告主IDがA10の広告主が、広告コンテンツC15の広告予算を意図的に1000と設定したものとする。
この点について具体的に説明すると、一般的に、クリック課金型広告では、広告配信から課金が発生するまでにある程度の時間差が発生する。このため、クリック課金型広告では、広告配信時には広告予算の残高があったとしても、クリック発生時には広告予算が残っていないという状況が発生し得る。このため、広告主IDがA10の広告主が、広告予算が消化されるまでの時間が短くなる、又は、クリック数が少なくなるように広告予算の額を少なく設定し、このような少額の広告予算を繰り返し入金することによって課金額を抑制することが考えられる。
このようなことから、出力部134は、警告情報記憶部123に記憶されている警告出力回数が所定の閾値以上である広告コンテンツを入稿している広告主装置に対して、例えば、アカウントを停止する旨の警告を出力してもよい。図6に示した例では、上述した警告出力回数の閾値が「9」である場合には、出力部134は、広告主IDがA10の広告主によって利用される広告主装置に対して、広告主IDがA10のアカウントを停止する旨の警告を出力してもよい。
〔5−5.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、図3に示した広告コンテンツ記憶部121、配信履歴記憶部122、警告情報記憶部123の一部又は全部は、広告装置100によって保持されるのではなく、ストレージサーバ等に保持されてもよい。この場合、広告装置100は、ストレージサーバにアクセスすることで、広告コンテンツや配信履歴等の各種情報を取得する。また、例えば、上述してきた広告装置100は、ウェブページを配信する情報提供装置30と一体となって構成されてもよい。
〔5−6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る広告装置100は、例えば図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図9は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一時的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD、フラッシュメモリ等により実現される。
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
例えば、コンピュータ1000が広告装置100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。
〔6.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る広告装置100は、受付部131と、算出部133と、出力部134とを有する。受付部131は、広告コンテンツの広告予算を含む広告コンテンツの配信条件を受け付ける。算出部133は、受付部131によって受け付けられた配信条件に基づいて、広告予算の消化に関する予測値を算出する。出力部134は、算出部133によって算出された予測値が所定の範囲外である場合に、警告を出力する。
これにより、広告装置100は、広告主が意図しないペースで広告コンテンツが配信される事態を防ぐことができるので、広告主が広告配信サービスから不満をもって離脱する可能性を低減することができる。また、広告装置100は、広告配信サービスの配信ランキングやKPIにノイズが紛れ込むことを抑制できるので、広告配信のデータ利用や分析に悪影響を与えるのを防ぐことができる。また、広告装置100は、本来配信されるはずの良い広告コンテンツの配信機会が減少するのを防ぐことができるので、同時期に配信される他の広告コンテンツの配信機会を守ることができる。この結果、広告装置100は、広告コンテンツの予算の消化ペースが不適切な配信による不利益を未然に防ぐことができる。
また、実施形態に係る広告装置100において、算出部133は、広告予算の消化に関する予測値として、広告予算が消化されるまでの予測時間である予測消化時間を算出する。
これにより、実施形態に係る広告装置100は、広告コンテンツの予算が消化されるまでの時間が不適切な配信による不利益を未然に防ぐことができる。
また、実施形態に係る広告装置100において、受付部131は、広告コンテンツに設定された配信期間をさらに受け付ける。また、出力部134は、算出部133によって算出された予測消化時間が受付部131によって受け付けられた配信期間に基づいて設定される許容時間の範囲外である場合に、警告を出力する。
これにより、実施形態に係る広告装置100は、広告コンテンツに設定された配信期間を基準に、広告コンテンツの予算が消化されるまでの時間が不適切な配信による不利益を未然に防ぐことができる。
また、実施形態に係る広告装置100において、算出部133は、広告予算の消化に関する予測値として、広告予算が消化されるまでに広告コンテンツがクリックされる回数の予測回数である予測クリック数を算出する。
これにより、実施形態に係る広告装置100は、広告コンテンツの予算が消化されるまでのクリック数が不適切な配信による不利益を未然に防ぐことができる。
また、実施形態に係る広告装置100において、受付部131は、広告コンテンツに設定されたクリック回数をさらに受け付ける。また、出力部134は、算出部133によって算出された予測クリック数が受付部131によって受け付けられたクリック回数に基づいて設定される許容クリック回数の範囲外である場合に、警告を出力する。
これにより、実施形態に係る広告装置100は、広告コンテンツに設定されたクリック回数を基準に、広告コンテンツの予算が消化されるまでのクリック数が不適切な配信による不利益を未然に防ぐことができる。
また、実施形態に係る広告装置100において、算出部133は、受付部131によって受け付けられた配信条件に基づいて推定された広告効果を用いて、広告予算の消化に関する予測値を算出する。
これにより、実施形態に係る広告装置100は、過去に配信されたことがない広告コンテンツについても、広告コンテンツの予算の消化ペースが不適切な配信による不利益を未然に防ぐことができる。
また、実施形態に係る広告装置100において、取得部132は、広告コンテンツの配信に関する配信履歴を取得する。また、算出部133は、取得部132によって取得された配信履歴と、受付部131によって受け付けられた配信条件とに基づいて、広告予算の消化に関する予測値を算出する。
これにより、実施形態に係る広告装置100は、広告コンテンツの配信履歴に基づいて、広告コンテンツの予算の消化ペースを予測することができるので、広告コンテンツの予算の消化ペースが不適切な配信による不利益を、より高い精度で未然に防ぐことができる。
また、実施形態に係る広告装置100において、算出部133は、取得部132によって取得された配信履歴に含まれる広告コンテンツの広告効果及び広告コンテンツがクリックされた場合における課金額を用いることにより、広告予算の消化に関する予測値を算出する。
これにより、実施形態に係る広告装置100は、過去の実際の広告効果及び課金額に基づいて、広告コンテンツの予算の消化ペースを予測することができるので、広告コンテンツの予算の消化ペースが不適切な配信による不利益を、より高い精度で未然に防ぐことができる。
また、実施形態に係る広告装置100において、算出部133は、受付部131によって受け付けられた広告コンテンツの配信条件として、広告コンテンツの広告予算と、広告コンテンツに設定された入札価格と、広告コンテンツに設定されたターゲティング条件とを用いることにより、広告予算の消化に関する予測値を算出する。
これにより、実施形態に係る広告装置100は、広告コンテンツの予算の消化ペースを精度よく予測することができるので、広告コンテンツの予算の消化ペースが不適切な配信による不利益を、より高い精度で未然に防ぐことができる。
また、実施形態に係る広告装置100において、出力部134は、出力部134によって出力された警告の回数に応じて、かかる警告とは異なる警告を出力する。
これにより、実施形態に係る広告装置100は、少額の広告予算を繰り返し入金することによって課金額を抑制する広告主を減らすことができるので、広告コンテンツの予算が消化されるまでの時間が不適切な配信による不利益を未然に防ぐことができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述した広告装置100は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、特許請求の範囲に記載した「手段」は、「部(section、module、unit)」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得手段は、取得部や取得回路に読み替えることができる。
1 広告配信システム
100 広告装置
121 広告コンテンツ記憶部
122 配信履歴記憶部
123 警告情報記憶部
131 受付部
132 取得部
133 算出部
134 出力部
135 受信部
136 配信部

Claims (10)

  1. 広告コンテンツの広告予算を含む当該広告コンテンツの配信条件を受け付ける受付手段と、
    前記広告コンテンツの広告効果と、前記広告コンテンツがクリックされた場合における課金額とを取得する取得手段と、
    前記受付手段によって受け付けられた配信条件、前記取得手段によって取得された広告効果及び前記取得手段によって取得された課金額に基づいて、前記広告予算が消化されるまでの予測時間である予測消化時間を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された予測消化時間が所定の範囲外である場合に、警告を出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする広告装置。
  2. 前記受付手段は、
    前記広告コンテンツに設定された配信期間をさらに受け付け、
    前記出力手段は、
    前記算出手段によって算出された予測消化時間が前記受付手段によって受け付けられた配信期間に基づいて設定される許容時間の範囲外である場合に、警告を出力する、
    ことを特徴とする請求項に記載の広告装置。
  3. 前記算出手段は、
    前記受付手段によって受け付けられた配信条件に基づいて推定された広告効果を用いて、前記予測消化時間を算出する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の広告装置。
  4. 広告コンテンツの広告予算を含む当該広告コンテンツの配信条件を受け付ける受付手段と、
    前記広告コンテンツがクリックされた場合における課金額を取得する取得手段と、
    前記受付手段によって受け付けられた配信条件及び前記取得手段によって取得された課金額に基づいて、前記広告予算が消化されるまでに前記広告コンテンツがクリックされる回数の予測回数である予測クリック数を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された予測クリック数が所定の範囲外である場合に、警告を出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする広告装置。
  5. 前記受付手段は、
    前記広告コンテンツに設定されたクリック回数をさらに受け付け、
    前記出力手段は、
    前記算出手段によって算出された予測クリック数が前記受付手段によって受け付けられたクリック回数に基づいて設定される許容クリック回数の範囲外である場合に、警告を出力する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の広告装置。
  6. 前記出力手段は、
    前記出力手段によって出力された警告の回数に応じて、前記警告とは異なる警告を出力する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の広告装置。
  7. コンピュータが実行する警告出力方法であって、
    広告コンテンツの広告予算を含む当該広告コンテンツの配信条件を受け付ける受付工程と、
    前記広告コンテンツの広告効果と、前記広告コンテンツがクリックされた場合における課金額とを取得する取得工程と、
    前記受付工程によって受け付けられた配信条件、前記取得工程によって取得された広告効果及び前記取得工程によって取得された課金額に基づいて、前記広告予算が消化されるまでの予測時間である予測消化時間を算出する算出工程と、
    前記算出工程によって算出された予測消化時間が所定の範囲外である場合に、警告を出力する出力工程と、
    を含んだことを特徴とする警告出力方法。
  8. コンピュータが実行する警告出力方法であって、
    広告コンテンツの広告予算を含む当該広告コンテンツの配信条件を受け付ける受付工程と、
    前記広告コンテンツがクリックされた場合における課金額を取得する取得工程と、
    前記受付工程によって受け付けられた配信条件及び前記取得工程によって取得された課金額に基づいて、前記広告予算が消化されるまでに前記広告コンテンツがクリックされる回数の予測回数である予測クリック数を算出する算出工程と、
    前記算出工程によって算出された予測クリック数が所定の範囲外である場合に、警告を出力する出力工程と、
    を含んだことを特徴とする警告出力方法。
  9. 広告コンテンツの広告予算を含む当該広告コンテンツの配信条件を受け付ける受付手順と、
    前記広告コンテンツの広告効果と、前記広告コンテンツがクリックされた場合における課金額とを取得する取得手順と、
    前記受付手順によって受け付けられた配信条件、前記取得手順によって取得された広告効果及び前記取得手順によって取得された課金額に基づいて、前記広告予算が消化されるまでの予測時間である予測消化時間を算出する算出手順と、
    前記算出手順によって算出された予測消化時間が所定の範囲外である場合に、警告を出力する出力手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする警告出力プログラム。
  10. 広告コンテンツの広告予算を含む当該広告コンテンツの配信条件を受け付ける受付手順と、
    前記広告コンテンツがクリックされた場合における課金額を取得する取得手順と、
    前記受付手順によって受け付けられた配信条件及び前記取得手順によって取得された課金額に基づいて、前記広告予算が消化されるまでに前記広告コンテンツがクリックされる回数の予測回数である予測クリック数を算出する算出手順と、
    前記算出手順によって算出された予測クリック数が所定の範囲外である場合に、警告を出力する出力手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする警告出力プログラム。
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