JP2016047747A - 移載位置決定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】天井走行車及び移載部等が水平面に対して傾いている場合であっても、荷掴み位置及び荷降ろし位置を正確に求めることができる。【解決手段】移載位置決定方法は、天井走行車10とカセット20が載置されるロードポート3とを備える天井搬送システム1における移載位置決定方法である。移載位置決定方法は、荷降ろし位置及び荷掴み位置のうちの一方を取得する第一工程と、カセット20が天井走行車10に吊り下げられている際における水平面に対するカセット20の傾斜角度θFと水平面に対するロードポート3の傾斜角度θPとに基づく角度パラメータを取得する第二工程と、荷降ろし位置及び荷掴み位置のうちの一方と角度パラメータとに基づいて、荷降ろし位置及び荷掴み位置のうちの他方を決定する第三工程と、を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば天井走行車等を用いた搬送システムにおいて被搬送物の移載位置を決定する移載位置決定方法に関する。
従来のティーチングユニットとして、天井走行車によって被搬送物の移載が行われる移載部(例えば、ロードポート等)の上方から、移載部の所定部(例えば、位置決めピン等)を含む画像を取得し、当該画像に基づいて、移載部の基準位置に対する天井走行車の位置を検出するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4122521号公報
しかしながら、上述したようなティーチングユニットでは、移載部の基準面に対して撮像装置が傾いた状態で移載部の上方から画像が取得されると、移載部の基準位置に対する天井走行車の位置の検出結果が不正確になるおそれがある。また、そのような状態では、被搬送物の積み動作を適切に行うことができる天井走行車の水平位置(以下、「荷掴み位置」という。)と、被搬送物の降ろし動作を適切に行うことができる天井走行車の水平位置(以下、「荷降ろし位置」という。)とが一致しないおそれがある。
そこで、本発明は、天井走行車及び移載部等が水平面に対して傾いている場合であっても、荷掴み位置及び荷降ろし位置を正確に求めることができる移載位置決定方法を提供することを目的とする。
本発明の移載位置決定方法は、被搬送物を搬送する天井走行車と被搬送物が載置される移載部とを備える天井搬送システムにおける移載位置決定方法であって、天井走行車が被搬送物を移載部に載置する際における天井走行車の位置を示す荷降ろし位置、及び天井走行車が移載部に載置されている被搬送物を把持する際における天井走行車の位置を示す荷掴み位置のうちの一方を取得する第一工程と、被搬送物が天井走行車に吊り下げられている際における水平面に対する被搬送物の傾斜角度と水平面に対する移載部の傾斜角度とに基づく角度パラメータを取得する第二工程と、荷降ろし位置及び荷掴み位置のうちの一方と角度パラメータとに基づいて、荷降ろし位置及び荷掴み位置のうちの他方を決定する第三工程と、を含む。
この移載位置決定方法では、荷降ろし位置及び荷掴み位置のうちの一方を取得すると共に、被搬送物が天井走行車に吊り下げられている際における水平面に対する被搬送物の傾斜角度と水平面に対する移載部の傾斜角度とに基づく角度パラメータを取得する。そして、取得された荷降ろし位置及び荷掴み位置のうちの一方と角度パラメータとに基づいて荷降ろし位置及び荷掴み位置のうちの他方を決定する。したがって、天井走行車及び移載部等が水平面に対して傾いている場合であっても、荷掴み位置及び荷降ろし位置を正確に求めることができる。
本発明の移載位置決定方法においては、第二工程では、被搬送物が天井走行車に吊り下げられている際における水平面に対する被搬送物の傾斜角度と水平面に対する移載部の傾斜角度との和を角度パラメータとして取得してもよい。
この構成によれば、被搬送物が天井走行車に吊り下げられている際における水平面に対する被搬送物の傾斜角度と水平面に対する移載部の傾斜角度との和、すなわち移載部の基準面に対する相対的な天井走行車の傾斜角度に基づいて、荷掴み位置及び荷降ろし位置のいずれか一方の位置から他方の位置を正確に求めることができる。これにより、水平面に対する被搬送物の傾斜角度と水平面に対する移載部の傾斜角度とを別個に測定する必要がなくなり、測定作業を簡素化することができる。
本発明の移載位置決定方法においては、第一工程では、天井走行車及び移載部のうちの一方に搭載されるティーチングユニットを用いた測定により、荷降ろし位置及び荷掴み位置のうちの一方を取得し、第二工程では、ティーチングユニットを用いた測定により、角度パラメータを取得し、ティーチングユニットは、天井走行車及び移載部のうちの他方から離間した状態で移載部の基準位置に対する天井走行車の位置を検出する位置検出部と、天井走行車及び移載部のうちの他方から離間した状態で移載部の基準面に対する天井走行車の傾きを検出する傾き検出部と、を備えてもよい。
この構成によれば、移載部の基準面に対する天井走行車の傾きを傾き検出部によって検出可能なティーチングユニットにより、移載部の基準面に対する天井走行車の傾斜角度(角度パラメータ)を正確に求めることができる。
本発明の移載位置決定方法においては、天井搬送システムは、天井走行車を複数備えており、第二工程では、複数の天井走行車のそれぞれについて、被搬送物が天井走行車に吊り下げられている際における水平面に対する被搬送物の傾斜角度のうち当該天井走行車に固有の要因に基づいて生じる個体差角度を取得し、被搬送物が複数の天井走行車のうちから選択された一の天井走行車である基準天井走行車に吊り下げられている際における水平面に対する被搬送物の傾斜角度と水平面に対する移載部の傾斜角度とに基づく基準角度パラメータを取得し、複数の天井走行車のうち基準天井走行車でない天井走行車に関する角度パラメータを、当該天井走行車と基準天井走行車との個体差角度の差分及び基準角度パラメータに基づいて算出してもよい。
この構成によれば、複数の天井走行車を備えた天井搬送システムにおいて、基準となる天井走行車(基準天井走行車)について取得された基準角度パラメータと、基準天井走行車との個体差角度の差分とに基づいて、基準天井走行車以外の天井走行車に関する角度パラメータを算出することができる。これにより、複数の天井走行車のそれぞれについて、被搬送物が当該天井走行車に吊り下げられている際における水平面に対する被搬送物の傾斜角度と水平面に対する移載部の傾斜角度との和を取得(測定)する必要がなくなり、測定作業を簡素化することができる。
本発明の移載位置決定方法においては、第二工程では、被搬送物が天井走行車に吊り下げられている際における水平面に対する被搬送物の傾斜角度を、天井走行車に設けられた傾斜角度測定部により測定してもよい。
この構成によれば、被搬送物が天井走行車に吊り下げられている際における水平面に対する被搬送物の傾斜角度(角度パラメータ)を、例えばジャイロセンサ等の傾斜角度測定部を天井走行車に設けた簡易な構成で精度良く求めることができる。
本発明によれば、天井走行車及び移載部等が水平面に対して傾いている場合であっても、荷掴み位置及び荷降ろし位置を正確に求めることができる移載位置決定方法を提供することが可能になる。
本発明の一実施形態の移載位置決定方法の説明に用いる天井搬送システムを示す図である。 図1に示す天井搬送システムにおいて被搬送物及びロードポートが水平面に対してY軸回りに傾斜している状態での荷掴み位置及び荷降ろし位置を示す図である。 本実施形態の移載位置決定方法の処理の流れを示すフローチャートである。 ロードポート上面に対する被搬送物の傾きを測定するティーチングユニットをY軸方向から見た図である。 図4のティーチングユニットとターゲットユニットとの位置関係を示す斜視図である。 図5のティーチングユニット及びターゲットユニットをZ軸方向から見た図である。 図5のティーチングユニット及びターゲットユニットをY軸方向から見た図である。 図5のティーチングユニット及びターゲットユニットをX軸方向から見た図である。 第1の変形例のティーチングユニットの本体部中心を通るXZ平面に沿った概略断面図である。 (a)は第2の変形例のティーチングユニットの本体部中心を通るXZ平面に沿った概略断面図であり、(b)は(a)のXb−Xb線に沿った断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示されるように、天井搬送システム1は、走行レール2と、ロードポート(移載部)3と、天井走行車10と、を備えている。走行レール2は、例えば、半導体デバイスが製造されるクリーンルーム内の天井付近に敷設されている。ロードポート3は、例えば、半導体ウェハに各種処理を施す処理装置に設けられている。天井走行車10は、走行レール2に沿って走行し、例えば、複数枚の半導体ウェハが収容されたカセット(いわゆるFOUP(Front Opening Unified Pod))20を被搬送物として搬送すると共に、ロードポート3においてカセット20の移載を行う。以下、天井走行車10の走行方向に平行な方向をX軸方向とし、水平面に平行且つ天井走行車10の走行方向に垂直な方向をY軸方向とし、鉛直方向に平行な方向をZ軸方向とする。
天井走行車10は、走行部11と、横送り部12と、回動部13と、昇降部14と、保持部15と、を備えている。走行部11は、走行レール2に沿って敷設された高周波電流線から無接触で電力の供給を受けることで、走行レール2に沿って走行する。横送り部12は、回動部13、昇降部14及び保持部15をY軸方向に沿って移動させる。回動部13は、昇降部14及び保持部15を水平面内において回動させる。昇降部14は、下端部に保持部15が取り付けられた複数本のベルト14aを繰り出し又は巻き取ることで、ロードポート3に対して保持部15を昇降させる。保持部15は、カセット20のフランジ部20aを把持することで、カセット20を保持する。
カセット20は、その上部に保持部15によって把持されるフランジ部20aを備える。また、カセット20の底面には、ロードポート3の上面(載置面)に設けられた複数のキネマピン3aと対応するガイド溝(本実施形態では一例としてV字溝)20bが設けられている。ガイド溝20bは、ロードポート3に対するカセット20の位置決めに用いられる。
天井走行車10がカセット20をロードポート3の上面に載置する降ろし動作を実行する際における天井走行車10の位置(水平位置)のことを「荷降ろし位置」という。具体的には、荷降ろし位置は、天井走行車10がカセット20を保持している保持部15を下降させていった際に、カセット20を大きく揺らすことなくロードポート3に載置させることが可能な位置である。より具体的には、天井走行車10がカセット20を保持している保持部15を下降させていった際に、カセット20の底面に設けられたガイド溝20bとロードポート3の上面に設けられたキネマピン3aの位置とが一致することとなる天井走行車10の位置である。本実施形態では一例として、荷降ろし位置を示すXY座標として、天井走行車10が荷降ろし位置にある際におけるフランジ部20aの上面の中心点(保持部15においてフランジ部20a上面に接する部分の中心点)P1のXY座標を用いる。
天井走行車10がロードポート3の上面に載置されているカセット20を把持する積み動作を実行する際における天井走行車10の位置(水平位置)のことを「荷掴み位置」という。具体的には、荷掴み位置は、天井走行車10の保持部15がロードポート3に載置されているカセット20のフランジ部20aを把持し、カセット20を上方に持ち上げる際に、カセット20を確実に持ち上げることが可能な位置である。より具体的には、ロードポート3に載置されたカセット20のフランジ部20aの上面の中心位置と天井走行車10の保持部15の中心位置(積み動作の際にフランジ部20aの上面に接する部分の中心位置)とが一致することとなる天井走行車10の位置である。本実施形態では一例として、荷掴み位置を示すXY座標として、天井走行車10が荷掴み位置にある際におけるフランジ部20aの上面の中心点(保持部15においてフランジ部20a上面に接する部分の中心点)P2のXY座標を用いる。
図1は、カセット20及びロードポート3が水平面に対して平行となっている理想的な状況を示した図である。図1の例では、カセット20が天井走行車10の保持部15に吊り下げられている際に、カセット20の底面は水平面に対して平行となっており、ロードポート3の上面も、水平面に対して平行となっている。このような場合には、荷降ろし位置と荷掴み位置とは、互いに一致する。すなわち、中心点P1を通りZ軸方向に平行となる仮想直線L1と中心点P2を通りZ軸方向に平行となる仮想直線L2とは、互いに一致する。
一方、図2は、カセット20及びロードポート3がそれぞれ水平面に対してY軸回りに傾いている状況を示した図である。このような傾きは、種々の要因によって生じ得る。例えば、カセット20が天井走行車10の保持部15によって吊り下げられている際における水平面に対するカセット20の傾斜角度θ(本実施形態では水平面に対するY軸時計回りの傾斜角度)は、場所的要因と天井走行車10に固有の個体差要因とによって生じ得る。ここで、場所的要因は、ロードポート3の上方における走行レール2の据付角度の誤差(水平面に対するずれ)等である。個体差要因は、天井走行車10の部材の組み付けに起因する誤差、及び複数のベルト14a間の長さの違いに起因する誤差等である。また、水平面に対するロードポート3の傾斜角度θ(本実施形態では水平面に対するY軸反時計回りの傾斜角度)は、ロードポート3の据付角度の誤差等の場所的要因によって生じ得る。
図2に示されるように、例えばカセット20及びロードポート3が水平面に対してY軸回りに傾斜角度θ及び傾斜角度θで傾斜している場合には、荷降ろし位置(中心点P1のXY座標)と荷掴み位置(中心点P2のXY座標)とは、互いに一致しない場合がある。具体的には、荷降ろし位置のX座標をXP1とし、荷掴み位置のX座標をXP2とし、カセット20の高さ(カセット20底面からフランジ部20aの上面までの高さ)をhとすると、荷下ろし位置と荷掴み位置とのX軸方向における距離(ずれ量)dxは、下記式(1)により表される。
dx=XP2−XP1=h×sinθ+h×sinθ・・・(1)
ここで、傾斜角度θ,θが微小である場合には、下記の近似式(2)〜(4)が成立するため、ずれ量dxを下記の近似式(5)を用いて求めることができる。
sinθ≒θ・・・(2)
sinθ≒θ・・・(3)
sin(θ+θ)≒θ+θ・・・(4)
dx≒h×(θ+θ)≒h×sin(θ+θ)・・・(5)
以上を踏まえて、図3を用いて本実施形態の移載位置決定方法について説明する。図3に示されるように、まず、カセット20が天井走行車10に吊り下げられている際における水平面に対するカセット20の傾斜角度θと水平面に対するロードポート3の傾斜角度θとに基づく角度パラメータを取得すると共に(ステップS1,第二工程)、荷掴み位置を取得する(ステップS2,第一工程)。本実施形態では一例として、天井搬送システム1の構築時等におけるティーチングの実施により、上述のステップS1及びステップS2の工程を実行する。以下、図4〜図8を用いて、ティーチングの詳細について説明する。
ティーチングとは、天井走行車10がロードポート3において上述のカセット20等の被搬送物の移載を行うために走行部11が走行レール2の所定位置に停止して保持部15が所定距離下降させられた状態で、保持部15の位置が目標位置からどれだけずれるかを知得し、天井搬送システム1の稼働時に目標位置からのずれがなくなるように、天井走行車10に実施すべき動作を記憶させることである。
図4に示されるように、天井搬送システム1においては、ティーチングの実施時に、天井走行車10にティーチングユニット30が搭載され、ロードポート3にターゲットユニット40が搭載される。そして、走行部11が走行レール2の所定位置に停止して保持部15が所定距離下降させられ、ティーチングユニット30がロードポート3の上方においてターゲットユニット40から離間した状態で、ティーチングが実施される。
ティーチングユニット30は、本体部31と、制御部32と、を備えている。本体部31は、下方に開口する箱状に形成されている。天井走行車10の保持部15は、本体部31のフランジ部31aを把持することで、ティーチングユニット30を保持している。制御部32は、本体部31内に収容されており、電気的な各種処理を行う。
図5に示されるように、ティーチングユニット30は、距離センサ33X,33Y,33Y,33Z,33Z,33Zを更に備えている。各距離センサ33X,33Y,33Y,33Z,33Z,33Zは、レーザ式の距離センサであり、本体部31内に取り付けられている。距離センサ33Xは、X軸方向に沿って本体部31の内方に向かってレーザ光を出射することで、対象物との距離を測定する。距離センサ33Y,33Yは、Y軸方向に沿って本体部31の内方に向かってレーザ光を出射することで、対象物との距離を測定する。距離センサ33Z,33Z,33Zは、Z軸方向に沿って下方に向かってレーザ光を出射することで、対象物との距離を測定する。なお、図5では、本体部31及び制御部32の図示が省略されている。
ターゲットユニット40は、ベースプレート41と、ターゲットプレート(ターゲット)42,43,44と、を備えている。ベースプレート41は、ロードポート3に位置決めされた状態でロードポート3に取り付けられている。ベースプレート41において距離センサ33Z,33Z,33Zと対向する表面41aは、Z軸方向に垂直な面であり、ロードポート3の基準面(例えば、被搬送物が載置されるロードポート3の載置面)に平行となっている。
各ターゲットプレート42,43,44は、ベースプレート41の所定位置に固定されている。ターゲットプレート42において距離センサ33Xと対向する表面42aは、X軸方向に垂直な面であり、ロードポート3の基準位置(ロードポート3の載置面の中心位置)と所定の位置関係を有している。ターゲットプレート43において距離センサ33Yと対向する表面43a、及びターゲットプレート44において距離センサ33Yと対向する表面44aは、Y軸方向に垂直な面であり、ロードポート3の基準位置と所定の位置関係を有している。
以上により、ティーチングユニット30の制御部32は、距離センサ33Xによる測定距離X、距離センサ33Yによる測定距離Y、距離センサ33Yによる測定距離Y、距離センサ33Zによる測定距離Z、距離センサ33Zによる測定距離Z及び距離センサ33Zによる測定距離Zを取得することができる。そして、制御部32は、取得した測定距離X,Y,Y,Z,Z,Zに基づいて、ロードポート3の基準位置を原点とした場合の保持部15の実位置(X座標,Y座標,Z座標)、並びに、角度θ、角度αx及び角度αyを算出することができる。
ここで、角度θは、図6に示されるように、ターゲットユニット40に対してティーチングユニット30がZ軸回りに回転している回転角度(すなわち、ロードポート3に対して保持部15がZ軸回りに回転している回転角度)である。距離センサ33Yと距離センサ33Yとの距離をLとすると、角度θは、θ=tan−1[(Y−Y)/L]と表される。なお、図6では、距離センサ33X,33Z,33Z,33Z等の図示が省略されている。
また、角度αxは、図7に示されるように、ターゲットユニット40のベースプレート41の表面41aに対してティーチングユニット30がY軸回りに傾いている傾斜角度(すなわち、ロードポート3の基準面に対して保持部15がY軸回りに傾いている傾斜角度)である。距離センサ33Zと距離センサ33Zとの距離をLとすると、角度αxは、αx=tan−1[(Z−Z)/L]と表される。なお、図7では、距離センサ33X,33Y,33Y及びターゲットプレート42,43,44等の図示が省略されている。
また、角度αyは、図8に示されるように、ターゲットユニット40のベースプレート41の表面41aに対してティーチングユニット30がX軸回りに傾いている傾斜角度(すなわち、ロードポート3の基準面に対して保持部15がX軸回りに傾いている傾斜角度)である。距離センサ33Zによる測定距離Zと距離センサ33Zによる測定距離Zとの平均値(すなわち、(Z+Z)/2)をZ13とし、距離センサ33Zと距離センサ33Zとを結ぶ直線と距離センサ33Zとの距離をLとすると、角度αyは、αy=tan−1[(Z−Z13)/L]と表される。なお、図8では、距離センサ33X,33Y,33Y及びターゲットプレート42,43,44等の図示が省略されている。
上述のティーチングの実施により、ロードポート3の基準面(上面、載置面)に対して保持部15がY軸回りに傾いている角度αxが算出される。ここで、保持部15は、カセット20のフランジ部20aを把持する際に、カセット20が保持部15に対して動かないようにしっかりとフランジ部20aを把持する。したがって、カセット20等の被搬送物が保持部15に保持されている状態(揺れ等がない状態)では、保持部15に対するカセット20の相対位置は常に等しくなる。よって、上述の角度αxは、図2におけるロードポート3に対するカセット20の傾斜角度(θ+θ)と実質的に等しい。すなわち、上述のティーチングの実施により、角度パラメータ(θ+θ)が算出される(ステップS1)。
また、上述のティーチングにより、傾斜角度θ,θを考慮した上での保持部15の正確な位置情報が求まる。この位置情報に基づいて、予め把握されている目標位置(例えば、天井走行車10及びロードポート3等が水平面に対して平行となっている理想的な状況での荷掴み位置)とのずれ量が算出され、算出されたずれ量に基づいて正確な荷掴み位置(中心点P2のXY座標(X座標XP2を含む))が算出される(ステップS2)。
続いて、ステップS1で算出された角度パラメータ(θ+θ)と、ステップS2で算出された荷掴み位置のX座標XP2とを上述の式(5)に代入することで、荷降ろし位置のX座標XP1が算出(決定)される(ステップS3、第三工程)。
以上述べたように、本実施形態の移載位置決定方法では、上述のようなティーチングの実施により、被搬送物が天井走行車10に吊り下げられている際における水平面に対する被搬送物の傾斜角度θと水平面に対するロードポート3の傾斜角度θとに基づく角度パラメータ(θ+θ)を取得する(ステップS1)。また、荷掴み位置を取得する(ステップS2)。そして、取得された荷掴み位置(荷掴み位置のX座標XP2)と角度パラメータ(θ+θ)とを上述の式(5)に代入することで、荷降ろし位置(荷降ろし位置のX座標XP1)を決定する(ステップS3)。したがって、天井走行車10及びロードポート3等が水平面に対して傾いている場合であっても、荷掴み位置及び荷降ろし位置を正確に求めることができる。
また、上記移載位置決定方法によれば、被搬送物が天井走行車10に吊り下げられている際における水平面に対する被搬送物の傾斜角度θと水平面に対するロードポート3の傾斜角度θとの和、すなわちロードポート3の基準面に対する相対的な天井走行車10の傾斜角度(θ+θ)に基づいて、荷掴み位置から荷降ろし位置を正確に求めることができる。これにより、水平面に対する被搬送物の傾斜角度θと水平面に対するロードポート3の傾斜角度θとを別個に測定する必要がなくなり、測定作業を簡素化することができる。
また、上記移載位置決定方法によれば、ロードポート3の基準面に対する天井走行車10の傾きを傾き検出部によって検出可能なティーチングユニット30により、ロードポート3の基準面に対する天井走行車10の傾斜角度(角度パラメータ)を正確に求めることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態のティーチングユニット30は、ティーチングの実施時に天井走行車10に保持されたが、ティーチングユニット30は、天井走行車10に組み込まれていてもよい。また、上記実施形態では、位置検出部として、距離センサ33X,33Y,33Yが用いられたが、ロードポート3の上方から、ロードポート3の所定部を含む画像を取得する撮像装置が用いられてもよい。また、ティーチングユニット30は、天井走行車10及びロードポート3のうちの一方に搭載可能である。その場合、ターゲットは、天井走行車10及びロードポート3のうちの他方に搭載される。一例として、ティーチングユニット30がロードポート3に搭載される場合、ターゲットユニット40は、天井走行車10に搭載される。そして、距離センサ33X,33Y,33Yは、天井走行車10から離間した状態で、ロードポート3の基準位置に対する天井走行車10の位置を検出し、距離センサ33Z,33Z,33Zは、天井走行車10から離間した状態で、ロードポート3の基準面に対する距離センサ33X,33Y,33Yの傾きを検出する。
また、上記実施形態では、カセット20及びロードポート3がY軸回りに傾斜している場合に着目して説明したが、カセット20及びロードポート3がX軸回りに傾斜している場合についても、本実施形態と同様の手法を用いることができる。また、カセット20及びロードポート3がX軸回り及びY軸回りの両方に傾斜している場合についても、X軸回りに傾斜している成分についての計算結果(荷降ろし位置のY座標)とY軸回りに傾斜している成分についての計算結果(荷降ろし位置のX座標)とを組み合わせることで、荷降ろし位置を求めることができる。
また、上記実施形態では、ティーチングにおいて、各距離センサの検出結果から荷掴み位置を取得し、取得した荷掴み位置に基づいて荷降ろし位置を演算により決定したが、ティーチングにおいて、各距離センサの検出結果から荷降ろし位置を取得するようにしてもよい。この場合、上述のステップS3においては、荷降ろし位置(荷降ろし位置のX座標XP1)と角度パラメータ(θ+θ)とを上述の式(5)に代入することで、荷掴み位置(荷掴み位置のX座標XP2)が演算により決定される。
次に、天井搬送システム1が天井走行車10及びロードポート3をそれぞれ複数(本実施形態では一例として、天井走行車10をM個、ロードポート3をN個)備えている場合について考える。上述したように、各天井走行車10には個体差要因がある。このため、各ロードポート3に対応する各天井走行車10の荷掴み位置及び荷降ろし位置は、互いに異なり得る。したがって、天井搬送システム1のシステム全体として適切な積み動作及び降ろし動作を実現するためには、各ロードポート3と各天井走行車10の各組み合わせについて荷掴み位置及び荷降ろし位置を把握する必要がある。しかし、この組み合わせは「M×N」通りあり、全ての組み合わせについて上述した測定を実施すると非常に手間がかかる。
上述の問題を解消すべく、上記実施形態の移載位置決定方法を以下のように変形することができる。すなわち、移載位置決定方法の変形例では、第二工程において、複数の天井走行車10のそれぞれについて、カセット20が天井走行車10に吊り下げられている際における水平面に対するカセット20の傾斜角度θのうち当該天井走行車10に固有の要因に基づいて生じる個体差角度を取得する。各天井走行車10の個体差角度は、例えば走行レール2及びロードポート3の上面のいずれもが水平面に対して平行となるように調整された場所等において、上述のティーチングを各天井走行車10について実施することにより取得することができる。ここでは、天井走行車10の数(M回)だけ測定が実施されることとなる。
また、天井走行車10のうちから一の天井走行車10を基準天井走行車として選択する。そして、各ロードポート3について、カセット20が基準天井走行車に吊り下げられている際における水平面に対するカセット20の傾斜角度θと水平面に対するロードポート3の傾斜角度θとの和を基準角度パラメータとして取得する。ここでは、ロードポート3の数(N回)だけ測定が実施されることとなる。
続いて、各ロードポート3について、複数の天井走行車10のうち基準天井走行車でない天井走行車10に関する角度パラメータを、当該天井走行車10と基準天井走行車との個体差角度の差分及び基準角度パラメータに基づいて算出する。具体的には、当該天井走行車10と基準天井走行車との個体差角度の差分(当該天井走行車10の個体差角度−基準天井走行車の個体差角度)をθΔとし、基準角度パラメータをθとすると、当該天井走行車10の角度パラメータは、「θ+θΔ」として算出される。このように、各ロードポート3に対応する各天井走行車10(基準天井走行車以外の天井走行車10)の角度パラメータは、基準天井走行車との個体差角度の差分と各ロードポート3についての基準角度パラメータとに基づく計算によって算出される。
以上述べた移載位置決定方法の変形例では、複数の天井走行車10を備えた天井搬送システム1において、基準天井走行車について取得された基準角度パラメータと、基準天井走行車との個体差角度の差分とに基づいて、基準天井走行車以外の天井走行車10に関する角度パラメータを算出することができる。これにより、複数の天井走行車10のそれぞれについて、カセット20が当該天井走行車10に吊り下げられている際における水平面に対するカセット20の傾斜角度θと水平面に対するロードポート3の傾斜角度θとの和を取得(測定)する必要がなくなり、測定作業を簡素化することができる。上述の例では、「M+N」回の測定と上述の計算(θ+θΔ)だけで天井走行車10及びロードポート3の全ての組み合わせについての角度パラメータを算出することができる。すなわち、単純に全ての天井走行車10及びロードポート3の組み合わせについて「M×N」回の測定を実施する場合と比較して、大幅に測定回数を減らすことができる。
次に、ティーチングユニットの第1の変形例について説明する。図9に示されるように、第1の変形例のティーチングユニット50は、本体部51と、水準器(傾き検出部)52と、高さ測定部(位置検出部)53と、タッチパネル54と、を備えている。本体部51は、底面を有しており、下方に開口されていない点で、ティーチングユニット30の本体部31と主に相違している。
水準器52は、ティーチングユニット50自体の水平度(水平面に対する傾斜角度)を検出可能な機器である。水準器52により、ティーチングユニット50自体の水平度、すなわち被搬送物が天井走行車10に吊り下げられている際における水平面に対する被搬送物の傾斜角度θに相当する角度を検出することができる。なお、ティーチングユニット50は、水準器52を設けることなく、後述する角度パラメータ(θ+θ)のみを検出するようにしてもよい。
高さ測定部53は、本体部51の底面に対向する物体との距離(当該物体の位置を基準とした本体部51の高さ)を測定する距離計測手段である。高さ測定部53は、本体部51の底面において、ロードポート3の上面に設けられた各キネマピン3aに対応する位置に1つずつ設けられている。高さ測定部53は、水平面(XY平面)に平行な水平板部53aと、垂直面(YZ平面)に平行な垂直板部53bとがL字状に接続された形状をなしている。垂直板部53bは、本体部51の底面においてY軸方向に沿って設けられたスリット51aに、上下動作が可能なように挿通されている。水平板部53aは、垂直板部53bの下端側において本体部51のXY平面における中心位置から外側に向かって立設されている。スリット51aの端部には、垂直板部53bの上下動作がスムーズとなるように、本体部51の内側に向かって立設部51bが設けられている。本実施形態では、立設部51bは、垂直板部53bの内側面(本体部51の内側中央を向いた面)に沿うように設けられている。水平板部53aの底面には、キネマピン3aの接触動作を検出可能な薄板状のタッチパネル54が設けられている。
本体部51がロードポート3の上面から離間した状態で、各垂直板部53bを下降させ、各タッチパネル54により各キネマピン3aの接触動作が検出された時点での各キネマピン3aの水平位置及び各垂直板部53bの上下位置を測定することで、各キネマピン3aに対する本体部51の水平位置及び高さをそれぞれ測定することができる。ここで、各キネマピン3aからの本体部51の高さは、本体部51の底面に対してロードポート3の上面が平行であれば「0」となる。一方、本体部51の底面に対してロードポート3の上面が相対的にY軸回りに傾斜している場合には、傾斜角度に応じた差分が生じることになる。したがって、各キネマピン3aからの高さの差分を計算することにより、当該差分に対応する角度を本体部51に対するロードポート3の相対的な傾斜角度として検出することができる。すなわち、上述の角度パラメータ(θ+θ)に相当する角度を検出することができる。
次に、ティーチングユニットの第2の変形例について説明する。図10に示されるように、第2の変形例のティーチングユニット60は、ロードポート3の水平位置を測定するための装置(例えば、従来のティーチングユニットに搭載されているカメラ等)に加えて、水準器(傾き検出部)62a,62bと、距離センサ(位置検出部)63a,63b,63cと、を備えている。本体部61は、底面を有しており、下方に開口されていない点で、ティーチングユニット30の本体部31と主に相違している。
水準器62aは、X軸回りの傾斜角度を検出可能な機器である。水準器62bは、Y軸回りの傾斜角度を検出可能な機器である。水準器62a及び水準器62bにより、ティーチングユニット60自体の水平度、すなわち被搬送物が天井走行車10に吊り下げられている際における水平面に対する被搬送物の傾斜角度θに相当する角度を検出することができる。なお、ティーチングユニット60は、水準器62a及び水準器62bを設けることなく、後述する角度パラメータ(θ+θ)のみを検出するようにしてもよい。
距離センサ63a,63b,63cは、レーザ式の距離センサであり、本体部61内(一例として、本体部61の底面)の異なる位置にそれぞれ取り付けられている。距離センサ63a,63b,63cは、本体部61の底面の各位置に設けられた開口部61bを介して、Z軸方向に沿って外側(下方)に向かってレーザ光を出射することで、対象物であるロードポート3との距離を測定する。ここで、各距離センサ63a,63b,63cによって測定された距離は、本体部61の底面に対してロードポート3の上面が平行であれば「0」となる。一方、本体部61の底面に対してロードポート3の上面が相対的に傾斜している場合には、傾斜角度に応じた差分が生じることになる。したがって、各距離センサ63a,63b,63cによって測定された各距離の差分を計算することにより、当該差分に対応する角度を本体部61に対するロードポート3の相対的な傾斜角度として検出することができる。すなわち、上述の角度パラメータ(θ+θ)に相当する角度を検出することができる。
以上述べた第1及び第2の変形例のティーチングユニット50,60によるティーチングによっても、上述の角度パラメータ(θ+θ)を取得することができる。また、ティーチングユニット50,60では、水準器(水準器52、水準器62a,62b)によって傾斜角度θ自体を検出することができる。このため、角度パラメータ(θ+θ)と傾斜角度θとの差を計算することで、ロードポート3の水平面に対する傾斜角度θ自体を取得することも可能である。したがって、ティーチングユニット50,60によるティーチングを行う場合には、上述の式(5)を用いる他に、傾斜角度θ及び傾斜角度θ、並びに荷降ろし位置及び荷掴み位置のうちの一方を上述の式(1)に代入することで、荷降ろし位置及び荷掴み位置のうちの他方を決定することもできる。これにより、θ及びθが比較的大きく、上述の近似式(2)〜(5)の誤差が大きくなってしまう場合でも、荷降ろし位置及び荷掴み位置のうちの他方を精度良く決定することができる。
また、上述の移載位置決定方法では、天井走行車10(例えば保持部15)にジャイロセンサ等の傾斜角度測定部を設け、第二工程において、カセット20が天井走行車10に吊り下げられている際における水平面に対するカセット20の傾斜角度θを、当該傾斜角度測定部により測定してもよい。これにより、カセット20が天井走行車10に吊り下げられている際における水平面に対するカセット20の傾斜角度θを、ティーチング時だけでなく、実際にカセット20を搬送する際にも測定することが可能となり、荷降ろし位置又は荷掴み位置を簡易且つ精度良く求めることができる。すなわち、ベルト14aの延び等の天井走行車10の部材劣化等によってティーチング時(構築時等)に測定された傾斜角度θとカセット20を実際に搬送する時点での傾斜角度θとの差が大きくなっている場合であっても、精度良く荷降ろし位置及び荷掴み位置のうちの他方を決定することが可能となる。
3…ロードポート(移載部)、10…天井走行車、20…カセット(被搬送物)、30,50,60…ティーチングユニット、32…制御部、33X,33Y,33Y,33Z,33Z,33Z,63a,63b,63c…距離センサ、52,62a,62b…水準器、53…高さ測定部。

Claims (5)

  1. 被搬送物を搬送する天井走行車と前記被搬送物が載置される移載部とを備える天井搬送システムにおける移載位置決定方法であって、
    前記天井走行車が前記被搬送物を前記移載部に載置する際における前記天井走行車の位置を示す荷降ろし位置、及び前記天井走行車が前記移載部に載置されている前記被搬送物を把持する際における前記天井走行車の位置を示す荷掴み位置のうちの一方を取得する第一工程と、
    前記被搬送物が前記天井走行車に吊り下げられている際における水平面に対する前記被搬送物の傾斜角度と水平面に対する前記移載部の傾斜角度とに基づく角度パラメータを取得する第二工程と、
    前記荷降ろし位置及び前記荷掴み位置のうちの一方と前記角度パラメータとに基づいて、前記荷降ろし位置及び前記荷掴み位置のうちの他方を決定する第三工程と、を含む、移載位置決定方法。
  2. 前記第二工程では、前記被搬送物が前記天井走行車に吊り下げられている際における水平面に対する前記被搬送物の傾斜角度と水平面に対する前記移載部の傾斜角度との和を前記角度パラメータとして取得する、請求項1記載の移載位置決定方法。
  3. 前記第一工程では、前記天井走行車及び前記移載部のうちの一方に搭載されるティーチングユニットを用いた測定により、前記荷降ろし位置及び前記荷掴み位置のうちの一方を取得し、
    前記第二工程では、前記ティーチングユニットを用いた測定により、前記角度パラメータを取得し、
    前記ティーチングユニットは、前記天井走行車及び前記移載部のうちの他方から離間した状態で前記移載部の基準位置に対する前記天井走行車の位置を検出する位置検出部と、前記天井走行車及び前記移載部のうちの前記他方から離間した状態で前記移載部の基準面に対する前記天井走行車の傾きを検出する傾き検出部と、を備える、請求項1又は2記載の移載位置決定方法。
  4. 前記天井搬送システムは、前記天井走行車を複数備えており、
    前記第二工程では、
    複数の前記天井走行車のそれぞれについて、前記被搬送物が前記天井走行車に吊り下げられている際における水平面に対する前記被搬送物の傾斜角度のうち当該天井走行車に固有の要因に基づいて生じる個体差角度を取得し、
    前記被搬送物が複数の前記天井走行車のうちから選択された一の天井走行車である基準天井走行車に吊り下げられている際における水平面に対する前記被搬送物の傾斜角度と水平面に対する前記移載部の傾斜角度とに基づく基準角度パラメータを取得し、
    複数の前記天井走行車のうち前記基準天井走行車でない前記天井走行車に関する前記角度パラメータを、当該天井走行車と前記基準天井走行車との前記個体差角度の差分及び前記基準角度パラメータに基づいて算出する、請求項1〜3のいずれか一項記載の移載位置決定方法。
  5. 前記第二工程では、前記被搬送物が前記天井走行車に吊り下げられている際における水平面に対する前記被搬送物の傾斜角度を、前記天井走行車に設けられた傾斜角度測定部により測定する、請求項1記載の移載位置決定方法。
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