JP2016035541A - 表面処理装置、電子写真装置 - Google Patents
表面処理装置、電子写真装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016035541A JP2016035541A JP2014158981A JP2014158981A JP2016035541A JP 2016035541 A JP2016035541 A JP 2016035541A JP 2014158981 A JP2014158981 A JP 2014158981A JP 2014158981 A JP2014158981 A JP 2014158981A JP 2016035541 A JP2016035541 A JP 2016035541A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording medium
- toner
- surface treatment
- image
- treatment apparatus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/06—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
- G03G15/10—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a liquid developer
- G03G15/104—Preparing, mixing, transporting or dispensing developer
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/65—Apparatus which relate to the handling of copy material
- G03G15/6582—Special processing for irreversibly adding or changing the sheet copy material characteristics or its appearance, e.g. stamping, annotation printing, punching
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Cleaning In Electrography (AREA)
Abstract
【解決手段】トナー画像が形成される前の転写紙の表面を処理する表面処理装置であって、トナー画像が形成される前の転写メディアの表面を放電等により表面改質を行うに引き続き、トナー親和性の成分を付着させることにより、トナー画像を構成するトナーに対する転写紙の表面の接着性を高める手段を備える。
【選択図】図1
Description
一例として、転写紙の表面又は該表面の近傍に誘電体バリア放電を発生させ、転写紙の表面に誘電体バリア放電を直接曝露させる方法である(特許文献1)。この方法では、トナー画像を構成するトナーに対する転写紙の表面の濡れ性を高めている。
また、特許文献2、特許文献3や特許文献4に開示された方法では、受容シート構成によっては、画像の乱れ抑制と良好な定着性を維持することができるが、受容シート自体が必須の構成要素を有する特殊な専用の記録媒体であるため、コスト的に不利になる。
<実施形態1>
本発明の実施形態に係る画像形成装置の特徴は次の通りである。
本発明に係る画像形成装置は、記録媒体表面に電気抵抗を制御するための成分を存在させることにより、トナー像の転写工程で画像の乱れの抑制できる点に着目したものである。また、記録媒体とトナーとの間にトナー親和性の成分を介在させることにより、記録媒体へのトナーの接着性を向上する点に着目した点を特徴としている。またさらに、記録媒体表面を予め活性化させておき、活性化した記録媒体表面に対して各成分を付与することにより、様々な記録媒体に対して各成分が脱離することなく付与が可能となる点に着目したことを特徴としている。これらの記録媒体に対する処理を段階的に行うことにより、記録媒体は電子写真方式の作像過程に適した性質を付与され、最終画像として安定した画像品質を得られることを知見できたものである。
上述の課題を有する記録媒体では、その表面にポリエチレンやポリプロピレンといった他の物質との親和性が低く、かつ電気抵抗が高い物質が存在している。このため、そのまま電子写真方式の画像形成装置に使用すると、トナー転写のための電界が大きくなりすぎ、トナー転写時に装置内の像担持部材と記録媒体の間で微小な放電が発生し、これに伴ってトナー像が乱れる、いわゆるトナーの散り現象やハニカム状の像乱れが発生する。同時に上述のような記録媒体表面材料は表面エネルギーが小さな物質であるため、定着工程でトナー粒子の溶融合着は生じても溶融トナーと記録媒体との間の接着力は弱いものとなる。その結果、見かけ上は定着が行われた画像であっても、弱い力を加えただけで、記録媒体とトナーの間が剥離する。特に、溶融トナーが記録媒体内部に浸み込むことにより接着性を高めるアンカー効果が生じないプラスティックメディアでは、上述の課題が顕著になる。
表面処理装置900とは、電子写真方式の画像形成装置100に用いる記録媒体表面を、該画像形成装置に適した表面状態に処理するための装置である。具体的には、記録媒体を搬送するための搬送手段98、表面改質手段92、及び、表面改質後の記録媒体表面にトナー親和性成分を付着させる付着手段94を有する。搬送手段98は、搬送ローラや搬送ベルト等、既知の手段を用いることができる。
記録媒体は、例えば、紙、糸、繊維、皮革、プラスティック、ガラス、木材、セラミックスなどの媒体である。以下では、記録媒体としてプラスティックメディアを例に用いて説明する。
画像形成とは、文字や図形、パターンなどの画像を記録媒体に付与すること、着色または非着色の粉体(例えば、トナー)により静電潜像を可視像化し、必要により中間転写媒体を介して、これを記録媒体に転写して定着することを意味する。
着色または非着色の粉体とは、単一の樹脂粉末、複合粉末、単一または複数の色材、樹脂と色材の複合物やこれにワックス成分や無機材料を加えた粉末を含む。また、これらを高次に形態制御した機能粉末を始めとするトナーなど、画像形成を行うことができる全ての粉体の総称として用いる。例えば、光沢抑制粉体、光沢付与粉体、焼付け粉体、発泡性粉体なども含まれる。以下では、粉体をトナーとして説明する。
プロセスカートリッジとは、画像形成を行うために必要な構成要素(部材あるいは装置)の全部または一部を一体化したものであり、少なくとも、潜像担持体、つまり電子写真感光体(感光体)を含む。
電子写真方式での帯電、書込による静電潜像形成、静電潜像をトナーにより可視像処理する現像、現像されたトナー像を用紙あるいは中間転写体に転写する転写、転写後の感光体のクリーニングなどの工程に必要な構成部材の全部または一部を含むこともある。また、これら各処理工程のうち、必要な工程が実施できるように各部材を配設可能な形態で構成する。
図2は、本実施例による画像形成装置100の構成を説明するための一例を示す断面図である。図示の画像形成装置は、電子写真方式を用いてフルカラー画像を形成可能なフルカラー画像形成装置であり、フルカラーPOD機として使用することができる。
帯電工程に用いられる帯電装置2としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。例えば、導電性又は半導電性のロール、ブラシ、フィルム、ゴムブレード等を備えたそれ自体公知の接触帯電装置、コロトロン、スコロトロン等のコロナ放電を利用した非接触帯電装置等が挙げられる。なかでも、オゾンなどの放電生成物の発生を回避する理由から、直流電圧を印加した導電性又は半導電性のロールを感光体に対して接触させ接触帯電を行う、ローラ状帯電部材、いわゆる、帯電ローラを有する帯電装置が好ましい。また、接触帯電時に帯電ローラ等の帯電部材を有する帯電手段を用いる場合には、当接部分で大きな押圧力が加わらないように、軟質の接触帯電ローラの使用や、加圧部材を配設しない帯電手段構成をとることがより好ましい。
書き込み露光装置としては、帯電装置2により帯電された感光体の表面に、形成すべき画像に対応した位置(態様)の露光を行うことができる限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。例えば、複写光学系、ロッドレンズアレイ系、レーザー光学系、液晶シャッタ光学系、LED光学系、等の各種書き込み露光装置が挙げられる。なお、感光体の裏面側から一様に書き込み露光を行う光背面方式を採用してもよい。
円形度SR=トナー粒子の投影面積と等しい面積を持つ円の周長/トナー粒子の周長・・・式(1)
図3に感光体1の一例の部分拡大図(概略図)を示す。感光体1は、支持体10と、下引き層11と、感光層12を含む。また、感光層12は、電荷発生層120と、電荷移動層121を含む。以下、支持体10,下引き層11,感光体12の詳細を説明する。
感光体1に用いる支持体10としては、体積抵抗1.0×1010Ω・cm以下の導電性を示すものが好ましく用いられ、目的に応じて適宜選択することができる。例えば、アルミニウム、ニッケル、クロム、ニクロム、銅、金、銀、白金などの金属、酸化スズ、酸化インジウムなどの金属酸化物を、蒸着又はスパッタリングにより、プラスティック、強化ガラス等に被覆したものである。また、アルミニウム、アルミニウム合金、ニッケル、ステンレスなどを、押し出し、引き抜きなどの工法でドラム状に素管化後、切削、仕上げ、研摩などの表面処理した管なども挙げられる。画像形成時の位置合わせ精度や、寸法安定性等の面から、支持体10は、硬質の円管状または十分な引っ張り強度を持った薄い筒状であることが好ましい。
下引き層11としては、特に制限はなく、一層であっても、複数の層で構成してもよい。例えば
(1)樹脂を主成分としたもの、
(2)電子受容材料及びN型半導性粒子と樹脂を主成分としたもの、
(3)導電性支持体表面を化学的又は電気化学的に酸化させた酸化金属膜、
などが挙げられる。これらのなかでも、電子受容材料及びN型半導性粒子と樹脂を主成分とするものが好ましい。
感光層12としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。例えば、電荷発生物質と電荷輸送物質を混在させた単層型、電荷発生物質を含有する電荷発生層の上に電荷輸送物質を含有する電荷輸送層を有する順層型、又は電荷輸送層の上に電荷発生層を有する逆層型が挙げられる。また、各層には必要に応じて可塑剤、酸化防止剤、レベリング剤等を適量添加することもできる。感光層12の厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、10〜50μmが好ましい。また、下引き層11、感光層12の合計厚みとしては、20から60μmの範囲を満たすことが好ましい。
これらの関係を満たすと、長期間に渡り均等な可視像の形成を実現できるため、経時変動の小さい安定した画像形成装置を提供することができる。厚みが20μm未満の場合には、感光体としての電気的な均一性を確保することが困難となることがあり、60μmを超える場合であると、静電潜像解像度の低下を引き起こすことがあるため好ましくない。
また、例えば、モノアゾ系顔料、ビスアゾ系顔料、トリスアゾ系顔料、テトラキスアゾ顔料等のアゾ顔料、トリアリールメタン系染料、チアジン系染料、オキサジン系染料、キサンテン系染料、シアニン系色素、スチリル系色素、ピリリウム系染料、キナクリドン系顔料、インジゴ系顔料、ペリレン系顔料、多環キノン系顔料、ビスベンズイミダゾール系顔料、インダスロン系顔料、スクアリリウム系顔料、フタロシアニン系顔料等の有機系顔料又は染料;硫化カドミウム、酸化亜鉛、酸化チタン等の無機材料なども電荷発生材料として挙げられる。これらの電荷発生材料は種々併用しても良い。
パラフェニレンジアミン類としては、例えば、N−フェニル−N’−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジ−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジ−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジメチル−N,N’−ジ−t−ブチル−p−フェニレンジアミンなどが挙げられる。
ハイドロキノン類としては、例えば、2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノン、2,6−ジドデシルハイドロキノン、2−ドデシルハイドロキノン、2−ドデシル−5−クロロハイドロキノン、2−t−オクチル−5−メチルハイドロキノン、2−(2−オクタデセニル)−5−メチルハイドロキノンなどが挙げられる。
有機硫黄化合物類としては、例えば、ジラウリル−3,3’−チオジプロピオネート、ジステアリル−3,3’−チオジプロピオネート、ジテトラデシル−3,3’−チオジプロピオネートなどが挙げられる。
有機燐化合物類としては、例えば、トリフェニルホスフィン、トリ(ノニルフェニル)ホスフィン、トリ(ジノニルフェニル)ホスフィン、トリクレジルホスフィン、トリ(2,4−ジブチルフェノキシ)ホスフィンなどが挙げられる。
なお以下の説明は、画像形成のための一連のプロセスについて、ネガ−ポジプロセスを対象とした場合の説明である。なお、全ての感光体、現像装置に共通する内容の場合には感光体を単に符号1で示し、現像装置を符号4で示す。
まず、以下に挙げる評価結果について説明する。表1は評価結果を示している。表1の記載内容について説明する。
<転写性>
○:極めて優れている(全面にわたって画像にムラがないレベル)
△:実用上問題ないレベル(○と並べて見るとわずかに画像のムラが感知できるレベル)
×:使用不可(単独で明らかに画像のムラが感知できるレベル)
<定着性>
○:極めて優れている(描画試験機による試験画像にトナーの剥がれが無いレベル)
△:実用上問題ないレベル(○と並べて見るとわずかにトナーの剥がれが感知できるレベル)
×:使用不可(単独で明らかにトナーの剥がれが感知できるレベル)
<実施例1>
株式会社リコー製複合機(MFP<商品名:Imagio MP C5002>)に使用している感光体の帯電装置および中間転写ユニットを取り出し、別途用意したラインタイプの二流体塗布スプレー、液体供給装置、スクイズローラ、送風機、および駆動系と制御系を組み込んで、図3の構成の記録媒体の表面処理実験装置を作成した。液体供給装置に、トナー親和性成分のポリエチレングリコール、帯電防止剤成分のジアルキルジメチルアンモニウム塩および、エタノールと水の容量比1対1混合溶媒を、重量比10対0.5対89.5となるように溶液1調整し、投入した。記録媒体としては、白色ポリプロピレンシート(厚み0.3mm、A3ノビサイズ)を用い、その両面に対して表面処理した。記録媒体の搬送速度は50mm/secとし、帯電装置への電圧印加は、ピーク間電圧2.0kVの交流電圧とした。記録媒体の搬送ベルトとして用いる上記の中間転写ベルトは、掛けまわした金属ローラからアースを取った。トナー親和性成分を含む溶液は、別途用意したコンプレッサーからの圧縮空気と共に二流体噴霧スプレーに供給し、帯電装置を通過後すぐの記録媒体上に噴霧された。
表面処理した記録媒体の表面電気抵抗を、三菱油化株式会社製高抵抗抵抗率計(商標:ハイレスタ、商品名:HT−201)を用いて、印加電圧500V、印加時間10秒の条件で測定したところ、1.4×1010Ωであった。両面を処理した記録媒体を、株式会社リコー製オンデマンドプリンティング装置(商品名:RICOH Pro C901)の手差しユニットに直接供給し、全面ブルーの画像を形成した。得られた画像を用い、目視による画像ムラの評価および描画試験機(上島製作所製、AD−2110型)による定着性の評価を行った。描画試験機の荷重は100gとし、移動ステージを固定して、同一箇所を100周擦った後のトナー剥離状態を目視によりランク評価した。転写性、定着性とも非常に良好であった。表面処理条件および評価結果は表1に示したとおりであった。
表面処理速度を300mm/secとした以外は、実施例1と同様の表面処理を行った。表面処理条件および評価結果は表1に示したとおりであった。
帯電装置への電圧印加は、ピーク間電圧1.8kVの交流電圧とした以外は、実施例1,2と同様の表面処理を行った。表面処理条件および評価結果は表1に示したとおりであった。
トナー親和性成分のポリエチレングリコールおよび、エタノールと水の容量比1対1混合溶媒を、重量比10対90となるように溶液2調整し、これを用いた以外は、実施例1,2と同様の表面処理を行った。表面処理条件および評価結果は表1に示したとおりであった。
放電処理を行わなかった以外は実施例1と同様の表面処理を行った。表面処理条件および評価結果を表1に示す。
<比較例2>
噴霧処理を行わなかった以外は実施例1と同様の表面処理を行った。表面処理条件および評価結果を表1に示す。
<比較例3>
記録媒体として、未処理の白色ポリプロピレンシートを用いた以外は実施例1と同様の評価を行った。評価結果を表1に示す。
記録媒体として、電子写真方式の画像形成装置に対応したコート紙(PODグロスコート)を用いた以外は実施例1と同様の評価を行った。評価結果を表1に示す。
本発明は、さらに、記録媒体表面を予め活性化させておき、活性化した記録媒体表面に対して各成分を付与することにより、様々な記録媒体に対して各成分が脱離することなく付与が可能となる点に着目したことを特徴としている。
これらの付着手段94によりトナー親和性成分するには、トナー親和性成分を、溶液および/または分散液として供給することが好ましく、これにより、付着量の安定性と均一性を確保することができる。このうち、無機導電材料には有色の材料が多く存在するため、選択の際には使用量を制限する必要がある。
図4は、本実施例による画像形成装置1の構成を説明するための一例を示す断面図である。画像形成装置1は、2つの給紙カセット44を有する給紙部43から供給される転写材としての記録媒体Pが搬送・出力される転写紙搬送路48を形成するように、レジストローラ対49、手差し送出ローラ50、手差しトレイ51、手差し給紙路53、搬送切替装置28、定着後排紙ローラ対56、定着済み記録媒体Pを搬送する搬送ローラ対57、58、転写材出力部としての排紙トレイ59等をさらに備えている。
筺体の側面にある手差しトレイ51は筺体に対して開閉可能に配設されており、筺体に対して開いた状態でトレイ上面に記録媒体束が手差しされる。手差しされた記録媒体束における一番上の記録媒体は、手差し送出ローラ50によって記録媒体搬送路48に向けて送り出される。
現像装置に対しては、図示しないYトナー補給装置により、Yトナーボトル180Y内のYトナーが適宜補給される。なお、各プロセスユニット18Y,M,C,Kの現像装置で用いることができるトナーについては、後で例示する。
なお、帯電装置は、図示しない電源から帯電バイアスの供給を受けながら回転駆動するものである。この方式に代えて、感光体40Yに対して非接触で帯電処理を行うスコロトロンチャージャ方式を採用してもよい。
まず、以下に挙げる評価結果について説明する。表2は評価結果を示している。表2の記載内容について説明する。
<転写性>
○:極めて優れている(全面にわたって画像にムラがないレベル)
△:実用上問題ないレベル(○と並べて見るとわずかに画像のムラが感知できるレベル)
×:使用不可(単独で明らかに画像のムラが感知できるレベル)
<定着性>
○:極めて優れている(描画試験機による試験画像にトナーの剥がれが無いレベル)
△:実用上問題ないレベル(○と並べて見るとわずかにトナーの剥がれが感知できるレベル)
×:使用不可(単独で明らかにトナーの剥がれが感知できるレベル)
<実施例5>
図1において示した、放電部材としての放電電極91は、ステンレス製の直径が10mm及び長さが380mmの丸棒に厚さ1.2mmの導電性処理を施したABS樹脂層を形成し、さらにその表面に約100μmの導電性アクリルシリコーン樹脂をコーティングしたものである。また、放電電極の両端近傍に厚み約20μmとなるようにギャップ形成部材を積層している。放電電極への電圧の印加は、図示しない高周波発信機(春日電機株式会社製のCT−0212)及び高圧トランス(春日電機株式会社製のCT−T02W)を介して行うように配設した。これに、別途用意したラインタイプの二流体塗布スプレー、液体供給装置、スクイズローラ、送風機、および駆動系と制御系を組み込んで、図1の構成の記録媒体の表面処理装置を作成した。
描画試験機の荷重は100gとし、移動ステージを固定して、同一箇所を100周擦った後のトナー剥離状態を目視によりランク評価した。転写性、定着性とも非常に良好であった。表面処理条件および評価結果を表2、表3に示す。
記録媒体として記録媒体B、C、Dを用い、記録媒体B、C、Dの表面処理条件をそれぞれ選定した以外は、実施例1と同様の画像形成を行った。表面処理条件および評価結果を表2、表3に示す。
記録媒体Dの表面処理条件を選定した、すなわち表面処理を行わなかった以外は、実施例1と同様の画像形成を行った。表面処理条件および評価結果を表2、表3に示す。
表面処理条件として記録媒体B、Cを選択した以外は、実施例1と同様の画像形成を行った。表面処理条件および評価結果を表2、表3に示す。
記録媒体として記録媒体Bを用い、表面処理条件として記録媒体Cを選択した以外は、実施例1と同様の画像形成を行った。表面処理条件および評価結果を表2、表3に示す。
例えば、記録媒体の特性を記憶するための記憶手段に記憶する記録媒体の特徴が、少なくとも記録媒体の識別名称またはコード、記録媒体の表面電気抵抗の特徴、記録媒体表面濡れ性の特徴を含む構成とすることができる。
また、表示手段を備え、前記記録媒体の選択を表示手段から行うこともできる。
また、前記記録媒体の種類を選択する選択手段により選択した記録媒体の前記表面処理手段の処理条件を設定に表面処理を行わない条件を含むことができる。
前記表面改質手段を、オゾンの発生を伴う手段とすることができる。また前記表面改質手段が、放電部材またはエキシマランプを有する構成とすることができる。さらに、前記表面改質手段が、オゾン除去手段を有する構成とすることもできる。
また前記付着手段が、液体噴霧手段または液体塗布手段のいずれか及び、均し手段を少なくとも有する構成とすることができる。
2 帯電装置
3 書き込み装置
4 現像装置
5 中間転写ベルト
6 クリーニング装置
7 定着装置
8 排紙トレイ
10 感光体支持体
11 下引き層
12 感光層
50 中間転写ベルト支持ローラ
51 中間転写ベルト支持ローラ
52Y,C,M,K 1次転写ローラ
53 2次転写ローラ
91 放電電極
92 表面改質手段
93 裏面押さえ手段
94 付着手段
95 均し手段
96 スクレーパ
97 送風乾燥手段
98 搬送手段
99 オゾン除去手段
1、100 画像形成装置
120 電荷発生層
121 電荷輸送層
200 給紙機構
900 表面処理装置
Claims (10)
- 電子写真方式を用いてトナー画像が形成される前の記録媒体の表面を処理する表面処理装置であって、
少なくとも前記記録媒体のトナー画像が形成される側の面を改質する表面改質手段、及び、表面改質後の記録媒体表面にトナー親和性成分を付着させる付着手段を備えた、
ことを特徴とする表面処理装置。 - 請求項1に記載の表面処理装置において、
前記表面改質手段が、オゾンの発生を伴う手段である、
ことを特徴とする表面処理装置。 - 請求項1または2に記載の表面処理装置において、
前記表面改質手段が、放電部材またはエキシマランプを有することを特徴とする、請求項1または2に記載の表面処理装置。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の表面処理装置において、
前記表面改質手段が、オゾン除去手段を有する、
ことを特徴とする表面処理装置。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の表面処理装置において、
前記付着手段が、液体噴霧手段または液体塗布手段のいずれか及び、均し手段を少なくとも有する、
ことを特徴とする表面処理装置。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載の表面処理装置において、
前記トナー親和性成分を、溶液および/または分散液として供給する、
ことを特徴とする表面処理装置。 - 請求項1乃至6のいずれかに記載の表面処理装置において、
表面処理後の前記記録媒体の表面電気抵抗が、表面処理前の前記記録媒体の表面電気抵抗より低い、
ことを特徴とする表面処理装置。 - 請求項1乃至7のいずれかに記載の表面処理装置において、
前記記録媒体の両面を表面処理する、
ことを特徴とする表面処理装置。 - 請求項1乃至8のいずれかに記載の表面処理装置を備えた、
ことを特徴とする電子写真装置。 - 請求項9に記載の電子写真装置において、
電子写真方式を用いてトナー画像が形成される前の記録媒体の表面を処理する表面処理手段を少なくとも有し、
前記表面処理手段が、少なくとも前記記録媒体のトナー画像が形成される側の面を改質する表面改質手段、及び表面改質後の記録媒体表面にトナー親和性成分を付着させる付着手段を備え、
前記画像形成装置はさらに、前記記録媒体の特性を記憶するための記憶手段、前記記録媒体の種類を選択する選択手段および選択した記録媒体に基づき前記表面処理手段の処理条件を設定する設定手段を少なくとも備えた、
ことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014158981A JP2016035541A (ja) | 2014-08-04 | 2014-08-04 | 表面処理装置、電子写真装置 |
US14/797,356 US20160033920A1 (en) | 2014-08-04 | 2015-07-13 | Surface processor and electrophotographic apparatus |
US15/202,830 US20160313676A1 (en) | 2014-08-04 | 2016-07-06 | Surface processor and method for processing a surface of a plastic recording medium using a toner affinity ingredient |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014158981A JP2016035541A (ja) | 2014-08-04 | 2014-08-04 | 表面処理装置、電子写真装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016035541A true JP2016035541A (ja) | 2016-03-17 |
Family
ID=55179927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014158981A Pending JP2016035541A (ja) | 2014-08-04 | 2014-08-04 | 表面処理装置、電子写真装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US20160033920A1 (ja) |
JP (1) | JP2016035541A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017211573A (ja) * | 2016-05-27 | 2017-11-30 | 株式会社リコー | 画像形成装置及び画像形成方法 |
Citations (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0619180A (ja) * | 1992-06-29 | 1994-01-28 | Fuji Photo Film Co Ltd | 電子写真用フィルム |
JPH10198061A (ja) * | 1997-01-07 | 1998-07-31 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真用画像支持体 |
JP2000010325A (ja) * | 1998-06-18 | 2000-01-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 電子写真用受像シート |
JP2001117386A (ja) * | 1999-10-20 | 2001-04-27 | Hitachi Ltd | 画像形成装置 |
JP2004020848A (ja) * | 2002-06-14 | 2004-01-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2005181882A (ja) * | 2003-12-22 | 2005-07-07 | Fuji Photo Film Co Ltd | 電子写真用受像シート及びその製造方法並びに画像形成方法 |
US20050220518A1 (en) * | 2004-03-31 | 2005-10-06 | Eastman Kodak Company | Treatment of preprinted media for improved toner adhesion |
JP2006281569A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Fuji Photo Film Co Ltd | 画像記録材料用支持体及びその製造方法並びに画像記録材料 |
JP2009244698A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Fujifilm Corp | 電子写真用受像シート及びその製造方法並びに画像形成方法 |
JP2012002964A (ja) * | 2010-06-16 | 2012-01-05 | Ricoh Co Ltd | 定着装置及び画像形成装置 |
JP2012123062A (ja) * | 2010-12-06 | 2012-06-28 | Ricoh Co Ltd | 表面処理装置、画像形成装置及び画像形成システム |
JP2013199017A (ja) * | 2012-03-23 | 2013-10-03 | Ricoh Co Ltd | 被記録媒体の表面改質装置、被記録媒体ならびにインクジェット式プリンタシステム |
JP2014065144A (ja) * | 2012-09-24 | 2014-04-17 | Canon Inc | 転写式の画像形成方法および画像形成装置 |
-
2014
- 2014-08-04 JP JP2014158981A patent/JP2016035541A/ja active Pending
-
2015
- 2015-07-13 US US14/797,356 patent/US20160033920A1/en not_active Abandoned
-
2016
- 2016-07-06 US US15/202,830 patent/US20160313676A1/en not_active Abandoned
Patent Citations (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0619180A (ja) * | 1992-06-29 | 1994-01-28 | Fuji Photo Film Co Ltd | 電子写真用フィルム |
JPH10198061A (ja) * | 1997-01-07 | 1998-07-31 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真用画像支持体 |
JP2000010325A (ja) * | 1998-06-18 | 2000-01-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 電子写真用受像シート |
JP2001117386A (ja) * | 1999-10-20 | 2001-04-27 | Hitachi Ltd | 画像形成装置 |
JP2004020848A (ja) * | 2002-06-14 | 2004-01-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2005181882A (ja) * | 2003-12-22 | 2005-07-07 | Fuji Photo Film Co Ltd | 電子写真用受像シート及びその製造方法並びに画像形成方法 |
US20050220518A1 (en) * | 2004-03-31 | 2005-10-06 | Eastman Kodak Company | Treatment of preprinted media for improved toner adhesion |
JP2006281569A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Fuji Photo Film Co Ltd | 画像記録材料用支持体及びその製造方法並びに画像記録材料 |
JP2009244698A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Fujifilm Corp | 電子写真用受像シート及びその製造方法並びに画像形成方法 |
JP2012002964A (ja) * | 2010-06-16 | 2012-01-05 | Ricoh Co Ltd | 定着装置及び画像形成装置 |
JP2012123062A (ja) * | 2010-12-06 | 2012-06-28 | Ricoh Co Ltd | 表面処理装置、画像形成装置及び画像形成システム |
JP2013199017A (ja) * | 2012-03-23 | 2013-10-03 | Ricoh Co Ltd | 被記録媒体の表面改質装置、被記録媒体ならびにインクジェット式プリンタシステム |
JP2014065144A (ja) * | 2012-09-24 | 2014-04-17 | Canon Inc | 転写式の画像形成方法および画像形成装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017211573A (ja) * | 2016-05-27 | 2017-11-30 | 株式会社リコー | 画像形成装置及び画像形成方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20160033920A1 (en) | 2016-02-04 |
US20160313676A1 (en) | 2016-10-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5656948B2 (ja) | 正帯電単層型電子写真感光体および画像形成装置 | |
JP5470239B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2011008099A (ja) | 電子写真感光体、画像形成装置、およびプロセスカートリッジ | |
JP5470240B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5022430B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4720356B2 (ja) | 画像形成装置および画像形成ユニット | |
JP2016035541A (ja) | 表面処理装置、電子写真装置 | |
JP5458914B2 (ja) | 電子写真感光体、並びに該電子写真感光体を用いた電子写真方法、電子写真装置及びプロセスカートリッジ | |
JP5663546B2 (ja) | 正帯電単層型電子写真感光体および画像形成装置 | |
JP2002148905A (ja) | 電子写真装置、電子写真装置用プロセスカートリッジ、電子写真感光体及びその製造方法 | |
JP5350167B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2001235953A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6213819B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6589288B2 (ja) | モノクロ画像形成装置 | |
JP3071996B2 (ja) | カラー画像用ohpフィルム | |
JP2007232904A (ja) | 正帯電単層型電子写真感光体及び接触帯電方式の画像形成装置 | |
JP2014203009A (ja) | 画像形成装置、画像形成方法、及びプロセスカートリッジ | |
JP2014203010A (ja) | 画像形成装置、画像形成方法、及びプロセスカートリッジ | |
JP2015001661A (ja) | 画像形成装置およびプロセスカートリッジ | |
JP2010128163A (ja) | 現像ユニットおよび画像形成装置 | |
JP2006276744A (ja) | 感光体シート及び画像形成装置 | |
JP2004012853A (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2000122377A (ja) | 画像形成装置および帯電部材 | |
JP2004205969A (ja) | 転写装置および画像形成装置 | |
JPH10171216A (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170721 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20171004 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180302 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180313 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180511 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20180619 |