JP2016031362A - 温度測定装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、温度測定装置である体温計として、ハイパーサーミア等の癌温熱治療では、熱電対温度計や光ファイバー温度計を直接体内治療部位に刺入することで侵襲的に体内の温度を測定する方法が用いられている。(例えば、特許文献2参照)。
請求項3及び請求項4に記載の発明の目的は、無侵襲で体内の温度を測定する温度測定装置を提供することである。
請求項3及び請求項4に記載の発明によれば、無侵襲で体内の温度を測定する体温計を提供することができる。
以下、第1の実施形態として、温度測定装置の1つである水温計について図を用いて説明する。図1は、第1の実施形態における水温計の構成を概念的に示した図である。
また、制御部5は、受信信号sb1及び受信信号sb2に基づいて、船舶9と浮遊物反射体8との相対速度vtdを算出する。そして、制御部5は、算出した相対速度vtdから上記自装置(船舶9)の速度vsを差し引くことで、浮遊物反射体8の速度vtを算出する。
制御部5は、周波数f1と受信信号sb3とに基づいて、超音波Bのドップラー周波数fdを算出する。そして、制御部5は、自装置(船舶9)の速度vsと浮遊物反射体8の速度vtとドップラー周波数fdとに基づいて、式(1)より浮遊物反射体8周囲の音速c(Q)を算出し、その音速c(Q)から浮遊物反射体8周囲の水温T(z)を取得する。
図2は、本実施形態における制御部5のブロック図である。
制御部5は、相関検出部10、ドップラー検出部11、演算部12及びデータ出力部13を有する。
相関検出部10は、相関値検出用送受波器2及び相関値検出用受波器3から受信信号sb1及び受信信号sb2を取得する。相関検出部10は、受信信号sb1を受信してから受信信号sb2を受信するまで遅延時間τbを算出することで、船舶9から観測する浮遊物反射体8の相対速度vtd(z)を求める。
また、演算部12は、感温素子7からモールド材の温度を取得する。演算部12は、感温素子7からのモールド材の温度よりモールド材の音速c(P)、つまり水面の音速を算出する。俯角θは既知であるため、演算部12は、式(2)に自装置(船舶9)の速度vsと浮遊物反射体8の速度vtとドップラー周波数fdと音速c(P)と俯角θとを代入することで、水深zの浮遊物反射体8周囲の音速c(z)を算出する。そして、演算部12は、音速c(z)から水深zの温度T(z)を算出する。例えば、演算部12は、式(5)に示すMackenzieの式を用いることで、水深zの水温T(z)を算出する。
図3は、式(5)を使って、水温変化に対する音速変化を計算した結果を示した図である。なお、ここで、水深z=100m、塩分濃度s=35(0/00)とした。
データ出力部13は、求めた水温Tを不図示の表示部にデジタル出力する。
ステップS101において、相関値検出用送受波器2は、真下方向に超音波Aを送信する。また、ドップラー周波数検出用送受波器6は、俯角θで周波数f1の超音波Bを送信する。
また、演算部12は、感温素子7からモールド材の温度を取得する。演算部12は、感温素子7からモールド材の温度より感温素子7からモールド材周囲の音速c(P)を算出する。そして、演算部12は、式(2)に相対速度vtd(z)とドップラー周波数fdと音速c(P)と俯角θとを代入することで、浮遊物反射体8周囲の音速c(z)を算出する。
ステップS106において、演算部12は、算出した音速c(z)から式(5)を用いて水深zの温度T(z)を算出する。演算部12は、算出した水深zの温度T(z)をデータ出力部13に送信する。データ出力部13は、受信した水深zの温度T(z)を不図示の表示部にデジタル出力する。
次に、式(1)の導出について、図を用いて説明する。まず、音源Sと反射体Tgが同一直線上を移動する場合のドップラーシフトについて説明する。図5は、音源Sと反射体Tgが同一直線上を移動する場合のドップラーシフトについて説明する図である。
時間t=0において、音源Sから時間長Tのパルス波が反射体Tgに向けて送信されたとする。時間原点t=0に送信されたパルス波の先頭位置zsは、次式で与えられる。
一方、反射体Tgの位置zQは、次式で与えられる。
音源位置Sの近傍と反射体Tgの近傍とを除いた伝搬経路上(共通の伝搬経路)の位置座標zにおいて、往きのパルス時間幅(パルス波形の先端位置の時刻とパルス波形の後端位置の時刻との差)をTrとすると、Trは、次式で与えられる。
図6に示すように、帰りの共通伝搬経路上のある位置zの帰りのパルス時間幅(パルス波形先頭の観測時刻とパルス波形後端の観測時刻の差)をパルス時間幅Trrとする。ここで、図8は、経路P4の伝搬経路差ΔZ2の近傍の座標を、式(12)とパルス波の先頭位置zsとの交点を原点としてローカル座標に変換した図である。
反射体Tgが浮遊物反射体8であった場合、反射体Tgの移動速度vtが流速u(Q)に等しい(vt=u(Q))ため、式(27)は次式で表せる。
また、式(36)に示すとおり、vsとc(P)、vtとc(Q)はセットになって変化することが分かる。したがって、例えば音源Sの移動速度vsが0ならば、音源Sの周囲の音速c(P)は式(36)中から除外される。同様に、反射体の移動速度vtが0の時は、c(Q)が除外され反射体表面の音速は計測出来ないことになる。また、音源Sの周囲の音速c(P)は、音源Sの周囲の水の音速である。
また、本実施形態の水温計を、航行する船舶にドップラーソナーの付加機能として搭載した場合、航行中である船舶の位置情報と水温データとを集約処理することで、世界規模の水温データ計測システムを構築することができる。
第1の実施形態については、温度測定装置が水温計である場合について説明したが、体温計に対しても第1の実施形態の内容をそのまま用いることができる。以下、第2の実施形態として、温度測定装置である体温計について図を用いて説明する。図11は、本実施形態における体温計の構成を概念的に示した図である。なお、図11において、図1と同様の構成には同一の符号を付してある。以下、構成及び動作が第1の実施形態と異なる点を説明する。
図11に示すように、本実施形態における体温計1aは、相関値検出用送受波器2a、相関値検出用受波器3a、ドップラー周波数送受波部4a及び制御部5を有する。
相関値検出用受波器3aは、反射体8aより反射した超音波Aのエコー信号を受信する。相関値検出用受波器3aは、超音波Aのエコー信号を受信すると、受信信号sb2を生成し、受信信号sb2を制御部5に出力する。
また、制御部5は、受信信号sb1及び受信信号sb2に基づいて、体温計1aと反射体8aとの相対速度v’tdを算出する。そして、制御部5は、算出した相対速度v’tdから体温計1aの速度v’sを差し引くことで、反射体8aの速度v’tを算出する。
制御部5は、周波数f1と受信信号sb3とに基づいて、超音波Bのドップラー周波数fdを算出する。そして、制御部5は、体温計1aの速度v’sと反射体8aの速度v’tとドップラー周波数fdとに基づいて、式(37)より反射体8a周囲の音速c(z)を算出し、その音速c(z)から反射体8a周囲の血液の温度(以下、「体内温度」という。)T(z)を取得する。ここに体内位置zは、体表面からの体内の深さを示す。なお、c(P)は、体温計1aが接する体表面の音速である。
ここで、上述したように、本実施形態において体温計1aの速度v’sは、0(ゼロ)である。したがって、式(37)を式(38)に変形することができる。更に、反射体8aの速度v’tが求まると、式(38)を使って、式(39)のように反射体8aの周囲の音速c(z)を逆算できる。
制御部5は、相関検出部10、ドップラー検出部11、演算部12及びデータ出力部13を有する。
相関検出部10は、相関値検出用送受波器2a及び相関値検出用受波器3aから受信信号sb1及び受信信号sb2を取得する。相関検出部10は、受信信号sb1を受信してから受信信号sb2を受信するまで遅延時間τ’bを算出することで、反射体8aの速度v’tを求める。
データ出力部13は、求めた体内温度T(z)を不図示の表示部にデジタル出力する。
また、体内における計測点位置(体内位置)は、通常の超音波診断装置の映像を用いることで特定できる。
ステップS201において、相関値検出用送受波器2aは、体表面から真下方向に超音波Aを送信する。また、ドップラー周波数検出用送受波器6は、俯角θで周波数f1の超音波Bを送信する。
1a 体温計
2、2a 相関値検出用送受波器
3、3a 相関値検出用受波器
4、4a ドップラー周波数送受波部
5 制御部
6 ドップラー周波数検出用送受波器
7 感温素子
8 浮遊物反射体
8a 反射体
9 船舶
10 相関検出部
11 ドップラー検出部
12 演算部
13 データ出力部
Claims (4)
- 水底に向けて第1の音波を送信する送波器と、
前記第1の音波が異なる水深に位置している反射体によって反射された反射波を受信する第1の受波器と、
前記第1の音波が異なる水深に位置している前記反射体によって反射された反射波を受信し、前記第1の受波器と異なる位置に配置された第2の受波器と、
90°以内の俯角で第2の音波を送信し、前記反射体によって反射された反射波を受信する送受波器と、
水面の温度を測定する感温素子と、
前記第1の受波器及び第2の受波器の各受信信号に基づいて、自装置に対する前記反射体の相対速度を算出する相関検出部と、
前記第2の音波と前記第2の音波の反射波との周波数差からなるドップラー周波数を算出するドップラー検出部と、
前記水面の温度を測定するに基づいて前記水面の音速を算出し、算出した前記水面の音速と前記相対速度と前記ドップラー周波数とに基づいて、前記反射体の表面の水温を算出する演算部と
を有する温度測定装置。 - 体内に第1の音波を入射させ、前記体内の血管内を移動する前記反射体から反射された反射波を検出して前記反射体の速度を算出する相関検出部と、
90°以内の俯角で第2の音波を送信し、前記反射体によって反射された反射波を受信する送受波器と、
前記第2の音波と前記第2の音波の反射波との周波数差からなるドップラー周波数を算出するドップラー検出部と、
前記反射体の速度と前記ドップラー周波数とに基づいて、前記反射体の温度を算出する演算部と
を有する温度測定装置。
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