JP2016027609A - 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法 - Google Patents

荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法 Download PDF

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Abstract

【課題】パターンが存在しない領域に起因する処理時間の長期化を抑制することが可能な装置を提供する。
【解決手段】描画装置100は、試料の描画対象領域の描画データを記憶する記憶装置140と、描画データを読み込み、描画対象領域を、パターンが配置された第1の領域に少なくとも重複する少なくとも1つの第1のデータ処理領域と、第1の領域には重複せずに、パターンが配置されていない第2の領域に重複する第2のデータ処理領域とに分割する分割部70と、所定のデータ処理内容について、第2のデータ処理領域におけるデータ処理を行わずに、少なくとも1つの第1のデータ処理領域におけるデータ処理を行うショット分割処理部76と、データ処理されたデータに基づいて試料にパターンを描画する描画部150と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法に係り、例えば、描画装置内でのデータ処理の高速化を進める手法に関する。
近年、LSIの高集積化に伴い、半導体デバイスの回路線幅はさらに微細化されてきている。これらの半導体デバイスへ回路パターンを形成するための露光用マスク(レチクルともいう。)を形成する方法として、優れた解像性を有する電子ビーム(EB:Electron beam)描画技術が用いられる。
図15は、可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。
可変成形型電子線描画装置は、以下のように動作する。第1のアパーチャ410には、電子線330を成形するための矩形の開口411が形成されている。また、第2のアパーチャ420には、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330を所望の矩形形状に成形するための可変成形開口421が形成されている。荷電粒子ソース430から照射され、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330は、偏向器により偏向され、第2のアパーチャ420の可変成形開口421の一部を通過して、所定の一方向(例えば、X方向とする)に連続的に移動するステージ上に搭載された試料340に照射される。すなわち、第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過できる矩形形状が、X方向に連続的に移動するステージ上に搭載された試料340の描画領域に描画される。第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過させ、任意形状を作成する方式を可変成形方式(VSB方式)という(例えば、特許文献1参照)。
電子ビーム描画装置では、データの処理効率を高めるため、一般に、パターンが配置される描画領域を複数の処理領域毎にデータを分ける。そして、描画装置内では、処理領域毎に処理領域内に配置されるパターンのデータ処理を並列に行なうといった分散処理が行なわれる。例えば、1回のビームのショットで成形可能なサイズは限られているため、描画データに定義された図形パターンは1回のショットで成形可能なショット図形に分割される。その際のショットデータ生成処理において、各処理領域を同じサイズで分割すると、処理領域間で配置されるパターンの粗密が異なるので処理時間にばらつきが大きかった。そのため、従来、各処理領域内でのショット数が同程度になるように分割することで処理時間のばらつきを小さくすることが行われていた(例えば、特許文献1参照)。
一方、電子ビーム描画では近接効果に代表される寸法変動現象を、照射量を変調することによって補正している。その際、補正された照射量はメッシュ状に分割された照射量マップとして作成される。
ここで、描画領域中にパターンが存在しないある程度大きな領域が存在する場合がある。かかる場合、ショット数が同程度になるように処理領域を分割すると、かかるパターンが無い大きな領域も含めて1つの処理領域が作成されてしまう。ショットデータを生成する際、当該ショット図形を形成するためのビームの照射量を定義することになるが、そのために上述した照射量を照射量マップから読み込む必要がある。よって、処理領域が大きくなるとかかる照射量を読み込む時間が長くなってしまい、パターンが存在しない領域であるにも関わらず、結果的にかかるパターンが存在しない領域を含む処理領域の処理時間がその他のパターンが存在しない領域を含まない処理領域に比べて長くなってしまうといった問題があった。
さらに、照射量を変調するための近接効果等の補正係数(補正照射量)を計算する際、面積密度の計算処理と、計算された面積密度を用いた近接効果等の補正計算処理とを行う。面積密度の計算処理及び補正計算処理においては、各処理用にそれぞれ描画領域を複数の処理領域に分割して、それぞれ処理領域毎に計算を行っている。面積密度の計算処理においても、各処理領域を同じサイズで分割すると、処理領域間で配置されるパターンの粗密が異なるので処理時間にばらつきが大きかった。そのため、従来、各処理領域内でのショット数が同程度になるように分割することで処理時間のばらつきを小さくすることが行われていた。面積密度の計算処理においても、ショット数が同程度になるように処理領域を分割すると、かかるパターンが無い大きな領域も含めて1つの処理領域が作成されてしまう。一方、近接効果等の補正計算処理では、パターンの粗密による処理時間のばらつきが無い或いは小さいため各処理領域を同じサイズで分割する。しかし、近接効果補正計算処理では、計算された面積密度を読み込む必要がある。よって、面積密度の計算処理の処理領域が大きくなると、かかる面積密度の計算処理の処理領域と一部でも重なる処理領域の近接効果補正計算処理では、面積密度を読み込む時間が長くなってしまい、結果的に近接効果補正計算の処理領域の処理時間がその他のパターンが存在しない領域を含まない処理領域に比べて長くなってしまうといった問題があった。
特開2008−218857号公報
そこで、本発明は、上述した問題点を克服し、パターンが存在しない領域に起因する処理時間の長期化を抑制することが可能な装置および方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様の荷電粒子ビーム描画装置は、
試料の描画対象領域の描画データを記憶する記憶部と、
描画データを読み込み、描画対象領域を、パターンが配置された第1の領域に少なくとも重複する少なくとも1つの第1のデータ処理領域と、第1の領域には重複せずに、パターンが配置されていない第2の領域に重複する第2のデータ処理領域とに分割する分割部と、
所定のデータ処理内容について、第2のデータ処理領域におけるデータ処理を行わずに、少なくとも1つの第1のデータ処理領域におけるデータ処理を行うデータ処理部と、
データ処理されたデータに基づいて試料にパターンを描画する描画部と、
を備えたことを特徴とする。
また、分割部は、描画対象領域を所定の分割方向に向かって順に分割し、第1の領域から第2の領域に入った場合に第2の領域内に一部が重複する第1のデータ処理領域を作成するように第2の領域内に分割位置を設定すると好適である。
また、分割部は、第2の領域から第1の領域に入った場合に第2の領域内に一部が重複する第1のデータ処理領域を作成するように第2の領域内に分割位置を設定すると好適である。
また、分割部は、第2の領域内に一部が重複する第1のデータ処理領域を作成するように描画対象領域を分割する場合に、第1の領域端部から第2の領域内に所定のマージン幅を有するように第2の領域内に分割位置を設定すると好適である。
本発明の一態様の荷電粒子ビーム描画方法は、
試料の描画対象領域の描画データを読み込み、前記描画対象領域を、パターンが配置された第1の領域に少なくとも重複する少なくとも1つの第1のデータ処理領域と、第1の領域には重複せずに、パターンが配置されていない第2の領域に重複する第2のデータ処理領域とに分割する工程と、
所定のデータ処理内容について、第2のデータ処理領域におけるデータ処理を行わずに、少なくとも1つの第1のデータ処理領域におけるデータ処理を行う工程と、
データ処理されたデータに基づいて試料にパターンを描画する工程と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の他の態様の荷電粒子ビーム描画装置は、
試料の描画対象領域の描画データを記憶する記憶部と、
描画データを読み込み、描画対象領域を、短冊状の複数のストライプ領域に分割する分割部と、
複数のストライプ領域のストライプ領域毎に、当該ストライプ領域内に配置されるパターンの有無を判定するパターン有無判定部と、
複数のストライプ領域のうち、パターン無と判定された連続するストライプ領域群を1つのパターン無ストライプ領域として結合する結合部と、
所定のデータ処理内容について、パターン無ストライプ領域におけるデータ処理を行わずに、結合されていないその他のストライプ領域におけるデータ処理を行うデータ処理部と、
データ処理されたデータに基づいて試料にパターンを描画する描画部と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の他の態様の荷電粒子ビーム描画方法は、
試料の描画対象領域の描画データを読み込み、描画対象領域を、短冊状の複数のストライプ領域に分割する工程と、
複数のストライプ領域のストライプ領域毎に、当該ストライプ領域内に配置されるパターンの有無を判定する工程と、
複数のストライプ領域のうち、パターン無しと判定された連続するストライプ領域群を1つのパターン無ストライプ領域として結合する工程と、
所定のデータ処理内容について、パターン無ストライプ領域におけるデータ処理を行わずに、結合されていないその他のストライプ領域におけるデータ処理を行う工程と、
データ処理されたデータに基づいて試料にパターンを描画する工程と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、パターンが存在しない領域に起因する処理時間の長期化を抑制できる。
実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。 実施の形態1における各領域を説明するための概念図である。 実施の形態1における処理領域の一例を説明するための図である。 実施の形態1の比較例Aにおけるショットデータ生成用の処理領域の分割例を説明するための図である。 実施の形態1の比較例Aにおける補正照射係数計算用の処理領域の分割例を説明するための図である。 実施の形態1における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。 実施の形態1におけるショットデータ生成処理のための処理領域の分割例を示す図である。 実施の形態1における分割部の内部構成を示す概念図である。 実施の形態1におけるDPB(1)分割工程の内部工程を示すフローチャート図である。 実施の形態1におけるDPB分割の仕方を説明するための概念図である。 実施の形態1における面積密度計算処理のための処理領域と近接効果補正計算処理のための処理領域との分割例を示す図である。 実施の形態2における描画装置の構成を示す概念図である。 実施の形態2における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。 実施の形態2におけるストライプ領域の結合方法を説明するための図である。 可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。
以下、実施の形態では、荷電粒子ビームの一例として、電子ビームを用いた構成について説明する。但し、荷電粒子ビームは、電子ビームに限るものではなく、イオンビーム等の荷電粒子を用いたビームでも構わない。また、荷電粒子ビーム装置の一例として、可変成形型(VSB方式)の描画装置について説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。図1において、描画装置100は、描画部150と制御部160を備えている。描画装置100は、荷電粒子ビーム描画装置の一例である。特に、可変成形型の描画装置の一例である。描画部150は、電子鏡筒102と描画室103を備えている。電子鏡筒102内には、電子銃201、照明レンズ202、第1のアパーチャ203、投影レンズ204、偏向器205、第2のアパーチャ206、対物レンズ207、主偏向器208及び副偏向器209が配置されている。描画室103内には、XYステージ105が配置される。XYステージ105上には、描画時には描画対象となるマスク等の試料101が配置される。試料101には、半導体装置を製造する際の露光用マスクが含まれる。また、試料101には、レジストが塗布された、まだ何も描画されていないマスクブランクスが含まれる。
制御部160は、前制御計算機110、メモリ112、制御計算機120、メモリ122、制御回路130、及び磁気ディスク装置等の記憶装置140,142,144,146,148を有している。前制御計算機110、メモリ112、制御計算機120、メモリ122、制御回路130、及び記憶装置140,142,144,146,148は、図示しないバスを介して互いに接続されている。
前処理計算機110内には、メッシュ分割部60、及びショット数予測部62が配置される。メッシュ分割部60、及びショット数予測部62といった機能は、電気回路等のハードウェアで構成されてもよいし、これらの機能を実行するプログラム等のソフトウェアで構成されてもよい。或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより構成されてもよい。メッシュ分割部60、及びショット数予測部62に入出力される情報および演算中の情報はメモリ112にその都度格納される。
制御計算機120内には、分割部70,71,72,74、ショット分割処理部76、面積密度演算部78、近接効果補正照射係数演算部82、照射量演算部84、ショットデータ生成部86、及び描画制御部88が配置される。分割部70,71,72,74、ショット分割処理部76、面積密度演算部78、近接効果補正照射係数演算部82、照射量演算部84、ショットデータ生成部86、及び描画制御部88といった機能は、電気回路等のハードウェアで構成されてもよいし、これらの機能を実行するプログラム等のソフトウェアで構成されてもよい。或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより構成されてもよい。分割部70,71,72,74、ショット分割処理部76、面積密度演算部78、近接効果補正照射係数演算部82、照射量演算部84、ショットデータ生成部86、及び描画制御部88に入出力される情報および演算中の情報はメモリ122にその都度格納される。
また、試料101の描画対象領域の描画データが外部から入力され、記憶装置140に格納されている。例えば、後述するストライプ領域毎の描画データが記憶装置140に格納されている。
ここで、図1では、実施の形態1を説明する上で必要な構成を記載している。描画装置100にとって、通常、必要なその他の構成を備えていても構わない。例えば、位置偏向用には、主偏向器208と副偏向器209の主副2段の多段偏向器を用いているが、1段の偏向器或いは3段以上の多段偏向器によって位置偏向を行なう場合であってもよい。また、描画装置100には、マウスやキーボード等の入力装置、モニタ装置、及び外部インターフェース回路等が接続されていても構わない。
図2は、実施の形態1における各領域を説明するための概念図である。図2において、試料101の描画領域10は、分割部71によって、主偏向器208のY方向偏向可能幅である、短冊状の複数のストライプ領域20に仮想分割される。また、各ストライプ領域20は、副偏向器209の偏向可能サイズである複数のサブフィールド(SF)30(小領域)に仮想分割される。そして、各SF30の各ショット位置にショット図形52,54,56が描画される。
図3は、実施の形態1における処理領域の一例を説明するための図である。図3では、描画単位領域としてストライプ領域20を用いている。実施の形態1では、ストライプ領域20毎に描画処理を行う。そのため、データ処理においてもストライプ領域20単位で進めていく。図3の例では、あるストライプ領域20を複数の予測ショット数メッシュ22に分割された状態を示している。後述するように、前処理計算機110では、予測ショット数メッシュ22毎に、メッシュ内のショット図形数を計測して、予測ショット数メッシュ22内のショット数を予測し、定義する。ここでは、ハッチングされた予測ショット数メッシュ22にはショット図形(パターン)が存在し、ハッチングされていない予測ショット数メッシュ22にはパターンが存在しない場合を示している。図3では、ストライプ領域20中に、パターンが配置されないある程度大きな領域が存在しない場合を示している。かかる場合には、例えばストライプ領域20の描画開始側(図3では例えば左側)端からショット数をカウントし、閾値を超える毎に、処理領域(DPB)に分割していく。図3の例では、ストライプ領域20の左側端からショット数をカウントし、閾値を超えた最初の位置を分割点(1)(分割位置)に設定し、ストライプ領域20の左側端から分割点(1)までを処理領域(DPB)1とする。次に、ストライプ領域20の左側端からショット数をカウントし、閾値の2倍の値を超えた位置を分割点(2)(分割位置)に設定し、DPB1の右側端(分割点(1))から分割点(2)までをDPB2とする。同様に、ストライプ領域20の左側端からショット数をカウントし、閾値の3倍の値を超えた位置を分割点(3)(分割位置)に設定し、DPB2の右側端(分割点(2))から分割点(3)までをDPB3とする。そして、ストライプ領域20の左側端からショット数をカウントし、閾値の4倍の値を超える前にストライプ領域20の終端まできた場合には、DPB3の右側端(分割点(3))からストライプ領域20の終端までをDPB4とする。以上のように分割することで、ストライプ領域20をショット数が略同一の複数の処理領域に分割できる。
図4は、実施の形態1の比較例Aにおけるショットデータ生成用の処理領域の分割例を説明するための図である。図4では、i番目および(i+1)番目の隣接する2つのストライプ領域20a,20bを示している。図4の例では、ストライプ領域20aの両端側にパターンが配置された領域(第1の領域)が存在し、中央部にパターンが配置されていないある程度大きなサイズの領域(第2の領域)が存在する場合を示している。ストライプ領域20bも同様である。比較例Aでは、従来のように、単純にストライプ領域20a(或いはストライプ領域20b)の左側端からショット数をカウントし、ショットデータ生成用の閾値を超えた位置を分割点(分割位置)として処理領域を分割する場合を示している。中央部のパターン無し領域が大きい場合、ストライプ領域20aの左端から終端(右端)までショット数をカウントしても閾値を超えない場合が有り得る。かかる場合、図4に示すように、ストライプ領域20a全体が1つの処理領域450aとなる。同様に、ストライプ領域20b全体が1つの処理領域450bとなる。上述したように、ショットデータを生成する際、当該ショット図形を形成するためのビームの照射量を計算する必要がある。そのために上述した照射量を読み込む必要がある。よって、処理領域が大きくなるとかかる照射量を読み込む時間が長くなってしまい、パターンが存在しない領域であるにも関わらず、結果的にかかるパターンが存在しない領域を含む処理領域450aの処理時間が、図3に示したDPB1〜3のいずれかより、或いはDPB1〜3のどれよりも長くなってしまうといった問題があった。
図5は、実施の形態1の比較例Aにおける補正照射係数計算用の処理領域の分割例を説明するための図である。図5では、(i−1)番目、i番目および(i+1)番目の隣接する3つのストライプ領域20c,20a,20bを示している。図5の例では、ストライプ領域20aの両端側にパターンが配置された領域(第1の領域)が存在し、中央部にパターンが配置されていないある程度大きなサイズの領域(第2の領域)が存在する場合を示している。ストライプ領域20b,20cも同様である。比較例Aでは、従来のように、単純にストライプ領域20a(或いはストライプ領域20b,20c)の左側端からショット数をカウントし、面積密度計算用の閾値を超えた位置を分割点(分割位置)として処理領域を分割する場合を示している。中央部のパターン無し領域が大きい場合、ストライプ領域20aの左端から終端(右端)までショット数をカウントしても閾値を超えない場合が有り得る。かかる場合、図5に示すように、ストライプ領域20a全体が1つの処理領域452aとなる。同様に、ストライプ領域20b全体が1つの処理領域452bとなる。同様に、ストライプ領域20c全体が1つの処理領域452cとなる。一方、近接効果等の補正計算処理では、パターンの粗密による処理時間のばらつきが無い或いは小さいため各処理領域を同じサイズで分割する。かかる場合、図5に示すように、ストライプ領域20aについて同じ幅の3つの処理領域454a,454b,454bとなる。ストライプ領域20b,20cについても同様である。近接効果補正計算処理では、計算された面積密度を読み込む必要がある。よって、例えば、処理領域454aの近接効果補正計算を行う際、面積密度用の処理領域452a全体のデータを読み込み、その中から必要な面積密度を抽出する必要がある。よって、面積密度用の処理領域452aが大きくなると、かかる面積密度の計算処理の処理領域と一部でも重なる処理領域の近接効果補正計算処理では、面積密度を読み込む時間が長くなってしまい、結果的に近接効果補正計算の処理領域の処理時間が長くなってしまう。また、処理領域454bでは、従来、領域内にパターンが全く配置されないにも関わらず近接効果補正計算を行っていた。そのため、その分の処理時間が必要となっていた。
そこで、実施の形態1では、パターンが配置された領域(第1の領域)の処理領域とパターンが配置されていない領域(第2の領域)の処理領域とに分けるように分割する。これにより、所定のサイズ以上の幅をもつパターン無し領域全体が1つの処理領域(DPB)内に取り込まれないようにできる。
図6は、実施の形態1における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。図6において、実施の形態1における描画方法は、メッシュ分割工程(S102)と、ショット数予測工程(S104)と、DPB(1)分割工程(S110)と、ショット分割工程(S112)と、DPB(2)分割工程(S120)と、面積密度演算工程(S122)と、DPB(3)分割工程(S130)と、近接効果補正照射係数演算工程(S132)と、照射量演算工程(S134)(照射時間演算工程)と、ショットデータ生成工程(S140)と、描画工程(S142)と、いう一連の工程を実施する。なお、メッシュ分割工程(S102)と、ショット数予測工程(S104)とは、描画処理を開始する前の前処理として実施する。
メッシュ分割工程(S102)として、メッシュ分割部60は、試料101の描画対象領域を所定のサイズの複数のメッシュ領域に分割する。例えば、ストライプ領域20毎に、複数のメッシュ領域に分割する。ここではショット数を予測するためにメッシュ分割する。よって、ストライプ領域20毎に、当該ストライプ領域20を上述した複数の予測ショット数メッシュ22に分割する。予測ショット数メッシュ22のサイズは、適宜設定すればよいが、例えば、ストライプ領域20の分割幅(短辺サイズ)の1/nのサイズに設定すると好適である。例えば、1/10〜1/20程度にするとよい。或いは、図2に示したサブフィールド30と同様のサイズで分割してもよい。
ショット数予測工程(S104)として、ショット数予測部62は、記憶装置140から描画データを読み出し、予測ショット数メッシュ22毎に当該予測ショット数メッシュ22に配置される図形パターンを割り当てる。そして、予測ショット数メッシュ22毎に割り当てられた図形パターンをショット図形に分割する。例えば、予め設定された最大ショットサイズで図形パターンを矩形或いは直角2等辺三角形等の描画装置100で成形可能な図形に分割すればよい。そして、分割されたショット図形数をカウントし、予測ショット数メッシュ22毎のショット図形数、すなわち、ショット数を予測する。以上にようにして、予測された各ショット数を対応する予測ショット数メッシュ22のマップ値としてショット数マップを作成する。ショット数マップは、記憶装置142に格納される。
DPB(1)分割工程(S110)として、分割部70は、記憶装置140から描画データを読み込み、例えば、ストライプ領域20といった描画対象領域を、複数のデータ処理領域(DPB)(1)に分割する。ここでは、ショット分割処理(ショットデータ生成処理)のための処理領域(DPB)(1)を作成する。
図7は、実施の形態1におけるショットデータ生成処理のための処理領域の分割例を示す図である。実施の形態1では、図7に示すように、分割部70は、例えば、ストライプ領域20といった描画対象領域を、パターンが配置された領域24a,24b(第1の領域:パターン有り領域)に少なくとも重複するデータ処理領域50a,50b(第1のデータ処理領域)と、パターン有の領域24a,24bには重複せずに、パターンが配置されていない領域26(第2の領域:パターン無し領域)に重複するデータ処理領域50b(第2のデータ処理領域)とに分割する。図7の例では、ストライプ領域20の両端側に、ショット数が0でない(パターンが配置された)予測ショット数メッシュ22(ハッチングされたメッシュ)が並ぶ。その一方、ストライプ領域20の中央部に、広範囲でショット数が0である(パターンが配置されていない)予測ショット数メッシュ22(ハッチング無しのメッシュ)が並ぶ。かかる場合、実施の形態1では、領域24aに少なくとも重複し、領域26側に1列或いは数列の予測ショット数メッシュ22をマージンとして含めた位置でデータ処理領域50aを作成する。また、領域24bに少なくとも重複し、領域26側に1列或いは数列の予測ショット数メッシュ22をマージンとして含めた位置でデータ処理領域50cを作成する。また、領域24a,24bには重複せずに、領域26に重複するデータ処理領域50bを作成する。
図7の例では、ストライプ領域20の両端側にパターンが配置された領域24が存在する場合を示したが、これに限るものではない。例えば、片側にだけ、パターンが配置された領域24が存在する場合もあり得る。その他、ストライプ領域20の中央部にだけパターンが配置された領域24が存在する場合もあり得る。その他、ストライプ領域20中で、複数のパターン有り領域24とパターン無し領域26とが混在する場合もあり得る。よって、分割部70は、パターンが配置された領域24(第1の領域:パターン有り領域)に少なくとも重複する少なくとも1つのデータ処理領域50aと、領域24には重複せずに、パターンが配置されていない領域26に重複する少なくとも1つのデータ処理領域50bとに分割する。
図8は、実施の形態1における分割部の内部構成を示す概念図である。図8において、分割部70は、入力部90、判定部91、列合計ショット数(Sum.row)演算部92、判定部93,94,95,96、閾値(th)演算部97、合計ショット数(Sum)演算部98、判定部99、分割処理部172、及び加算部174を有する。入力部90、判定部91、列合計ショット数(Sum.row)演算部92、判定部93,94,95,96、閾値(th)演算部97、合計ショット数(Sum)演算部98、判定部99、分割処理部172、及び加算部174といった機能は、電気回路等のハードウェアで構成されてもよいし、これらの機能を実行するプログラム等のソフトウェアで構成されてもよい。或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより構成されてもよい。入力部90、判定部91、列合計ショット数(Sum.row)演算部92、判定部93,94,95,96、閾値(th)演算部97、合計ショット数(Sum)演算部98、判定部99、分割処理部172、及び加算部174に入出力される情報および演算中の情報はメモリ122にその都度格納される。ここでは、図1の分割部70について示したが、分割部72,74についても、分割部70と同様の内部構成を有する。
図9は、実施の形態1におけるDPB(1)分割工程の内部工程を示すフローチャート図である。図9において、DPB(1)分割工程(S110)は、その内部工程として、入力工程(S202)と、判定工程(S204)と、k列目合計ショット数演算工程(S206)と、判定工程(S208)と、判定工程(S210)と、判定工程(S212)と、閾値演算工程(S214)と、分割処理工程(S216)と、加算工程(S218)と、合計ショット数演算工程(S219)と、判定工程(S220)と、判定工程(S222)と、閾値演算工程(S224)と、いう一連の工程を実施する。ここでは、図6のDPB(1)分割工程(S110)について示したが、DPB(2)分割工程(S120)及びDPB(3)分割工程(S130)についても、DPB(1)分割工程(S110)と同様の内部工程を実施する。
図10は、実施の形態1におけるDPB分割の仕方を説明するための概念図である。図10の例では、領域24a内の全ショット数の合計が処理領域を分けるための閾値thを超えない場合を示している。
入力工程(S202)として、入力部90は、記憶装置140から対象のストライプ領域20の描画データ(ストライプデータ)を入力する。また、入力部90は、記憶装置142から予測ショット数メッシュ22毎に予測されたショット数が定義されたショット数マップを入力する。
ここで、ショット数マップにおける対象ストライプ領域20の左端からx方向にk番目の予測ショット数メッシュ22列をk列目の予測ショット数メッシュ22列とする。各予測ショット数メッシュ22列は、メッシュ分割工程(S102)において、y方向にn個の予測ショット数メッシュ22が作成されている。
また、DPB(1)分割工程(S110)の開始時には、kに初期値として1が設定される。同様に、合計ショット数Sumには、初期値として0が設定されている。また、ストライプ領域20を少なくとも1つの処理領域に分割する際のショット数の閾値th(ショット分割処理用閾値)を予め設定する。また、マージンを設定するための列値m(ショット分割処理用値)を予め設定する。
判定工程(S204)として、判定部91は、判定対象となるストライプ領域20の予測ショット数メッシュ22列の列番号kが最終列kmaxより大きいかどうかを判定する。列番号kが最終列kmaxより大きい場合には、入力工程(S202)に戻り、次のストライプデータを入力する。列番号kが最終列kmaxより大きくない場合には、k列目合計ショット数演算工程(S206)に進む。
k列目合計ショット数演算工程(S206)として、列合計ショット数(Sum.row)演算部92は、判定対象となるストライプ領域20の左端からx方向にk列目の予測ショット数メッシュ22列に定義されたショット数の合計値となるk列合計ショット数(Sum.row)を演算する。
判定工程(S208)として、判定部93は、演算されたk列合計ショット数(Sum.row)がゼロかどうかを判定する。図10の例では、k=1の場合、1列目のメッシュ22列には、0でないショット数が定義された2つの予測ショット数メッシュ22が存在するので、Sum.rowは0にはならない。例えば、k=4の場合、4列目のメッシュ22列には、0でないショット数が定義された予測ショット数メッシュ22とショット数が0に定義された予測ショット数メッシュ22とが混在するので、Sum.rowは0にはならない。一方、k=6〜23の場合、6〜23列目のメッシュ22列には、それぞれショット数が0に定義された2つの予測ショット数メッシュ22が存在するので、Sum.rowは0になる。Sum.rowが0の場合、判定工程(S210)に進む。Sum.rowが0でない場合、合計ショット数演算工程(S219)に進む。
判定工程(S210)として、判定部94は、(k−(m−1))列目から(k−1)列目までの各Sum.rowがすべてゼロかどうかを判定する。マージン用の列値mを例えばm=4に設定した場合を説明する。図10の例では、k=6に注目すると、3列目から5列目のメッシュ22列では、いずれもSum.rowは0にはならない。k=7に注目すると、4列目のメッシュ22列ではSum.rowは0にはならないが6列目のメッシュ22列ではSum.rowが0になる。k=9に注目すると、6列目から8列目のメッシュ22列では、いずれもSum.rowは0である。同様に、k=10〜23に注目すると(k−(m−1))列目から(k−1)列目までの各Sum.rowがすべてゼロになる。(k−(m−1))列目から(k−1)列目までの各Sum.rowがすべてゼロでない場合には、加算工程(S218)に進む。(k−(m−1))列目から(k−1)列目までの各Sum.rowがすべてゼロの場合には、判定工程(S212)に進む。
判定工程(S212)として、判定部95は、(k−m)列目のSum.rowがゼロでないかどうかを判定する。図10の例では、例えばm=4に設定した場合、k=9に注目すると、5列目のメッシュ22列では、Sum.rowは0ではない。一方、k=10〜23に注目すると、(k−m)列目のSum.rowが0になる。(k−m)列目のSum.rowがゼロでない場合には、閾値演算工程(S214)に進む。(k−m)列目のSum.rowがゼロの場合には、加算工程(S218)に進む。
閾値演算工程(S214)として、閾値(th)演算部97は、合計ショット数Sumに予め設定された閾値thを加算した新たな閾値(th)を演算する。ここでは、まだ、合計ショット数Sumが更新されていないので、合計ショット数Sumは初期値0のままである。よって、ここでは、演算後の閾値(th)は、予め設定された閾値thとなる。
分割処理工程(S216)として、分割処理部172は、判定工程(S212)で(k−m)列目のSum.rowがゼロでないk列目のメッシュ22列の終端(k列目とk+1列目の境界)を分割点(1)として、処理領域を分割する。これにより、1列目から判定工程(S212)で(k−m)列目のSum.rowがゼロでないk列目までのメッシュ22列によって、1番目の処理領域DPB1が作成される。図10の例では、例えばm=4に設定した場合、1列目から9列目までのメッシュ22列によって、DPB1が作成される。分割処理後は、加算工程(S218)に進む。
加算工程(S218)として、加算部174は、現在設定されているkに1を加算して、新たなkとする。かかる処理により、ストライプ領域20内において、メッシュ22列が1から順に進んでいくことになる。そして、分割部70は、描画対象領域となるストライプ領域20をx方向(所定の分割方向)に向かって順に分割を進める。そして、分割部70は、上述したように、注目列kが、パターン有り領域24a(第1の領域)からパターン無し領域26(第2の領域)に入った場合にパターン無し領域26内に一部が重複するDPB1(第1のデータ処理領域)を作成するようにパターン無し領域26内に分割位置(1)を設定する。
合計ショット数演算工程(S219)として、合計ショット数(Sum)演算部98は、設定されている現在の合計ショット数(Sum)にk列目のメッシュ22列のSum.rowを加算する。
判定工程(S220)として、上述した判定工程(S208)においてk列目のSum.rowが0でない場合、判定部96は、(k−m)列目から(k−1)列目までの各Sum.rowがすべてゼロかどうかを判定する。図10の例では、例えばm=4に設定した場合、k=24に注目すると、20列目から23列目までのメッシュ22列では、いずれもSum.rowが0となる。k=25に注目すると、21列目から23列目までのメッシュ22列ではいずれもSum.rowが0となるが、24列目のメッシュ22列ではSum.rowが0とはならない。(k−m)列目から(k−1)列目までの各Sum.rowがすべてゼロの場合は、閾値演算工程(S214)に進む。(k−m)列目から(k−1)列目までの各Sum.rowのいずれかがゼロでない場合は、判定工程(S222)に進む。
そして、閾値演算工程(S214)として、閾値(th)演算部97は、設定されている現在の合計ショット数Sumに予め設定された閾値thを加算した新たな閾値(th)を演算する。ここでは、まだ、合計ショット数Sumが更新されていないので、合計ショット数Sumは初期値0のままである。よって、ここでは、演算後の閾値(th)は、予め設定された閾値thとなる。
そして、分割処理工程(S216)として、分割処理部172は、判定工程(S220)において(k−m)列目から(k−1)列目までの各Sum.rowがすべてゼロとなるk列目のメッシュ22列の始端(k−1列目とk列目の境界)を分割点(2)として、処理領域を分割する。これにより、分割点(1)の列から判定工程(S220)で(k−m)列目から(k−1)列目までの各Sum.rowがすべてゼロとなるk列目までのメッシュ22列によって、2番目の処理領域DPB2が作成される。図10の例では、例えばm=4に設定した場合、10列目から19列目までのメッシュ22列によって、DPB2が作成される。分割処理後は、加算工程(S218)に進む。
上述したように、分割部70は、注目列kが、パターン無し領域26(第2の領域)からパターン有り領域24b(第1の領域)に入った場合に、パターン有り領域24a,24b(第1の領域)とは重複せずに、パターン無し領域26(第2の領域)に重複するDPB2(第2のデータ処理領域)を作成するようにパターン無し領域26内に分割位置(2)を設定する。また、結果的に、分割部70は、注目列kが、パターン無し領域26(第2の領域)からパターン有り領域24b(第1の領域)に入った場合に、パターン無し領域26内に一部が重複するDPB3(第1のデータ処理領域)を作成するようにパターン無し領域26内に分割位置(2)を設定することに繋がる。
そして、ストライプ領域20内において、列kが進むと、判定工程(S219)で(k−m)列目から(k−1)列目までの各Sum.rowがすべてゼロにならないk列目のメッシュ22列となる。図10の例では、k=25に注目すると、(k−m)列目から(k−1)列目までの各Sum.rowがすべてゼロにはならない。よって、判定工程(S222)に進むことになる。
判定工程(S222)として、判定部99は、設定されている現在の合計ショット数(Sum)が閾値thを超えているかどうかを判定する。超えていない場合には、加算工程(S218)に進む。超えている場合には、閾値演算工程(S224)に進む。図10の例では、分割位置(2)以降、ストライプ領域20の終端まで合計ショット数(Sum)が閾値thを超えないので、分割位置(2)からストライプ領域20の終端までのメッシュ22列によって、DPB3(第1のデータ処理領域)が作成される。なお、図示しないが、パターン有り領域24b内にパターンが密な部分がある場合、或いはパターン有り領域24bの幅が長い場合には、分割位置(2)以降で閾値thを超える場合がある。
閾値演算工程(S224)として、閾値(th)演算部97は、設定されている現在の閾値thに予め設定された閾値thを加算した値を新たな閾値として演算する。
そして、分割処理工程(S216)として、分割処理部172は、判定工程(S222)で設定されている現在の合計ショット数(Sum)が閾値thを超えたk列目のメッシュ22列の終端(k列目とk+1列目の境界)を図示しない分割点(3)として、処理領域を分割する。閾値演算工程(S224)で演算された新たな閾値thは、次の図示しない分割点(4)に用いる。
図10の例では、パターン有り領域24a内のショット数の合計が閾値thを超えない場合を示したが、これに限るものではなく、超える場合もあり得る。かかる場合には、判定工程(S219)で(k−m)列目から(k−1)列目までの各Sum.rowがすべてゼロでなく、判定工程(S222)で設定されている現在の合計ショット数(Sum)が閾値thを超えた時点で、かかるk列目のメッシュ22列の終端(k列目とk+1列目の境界)を図示しない分割点として、処理領域を分割すればよい。
また、パターン有り領域24a内でショット数が閾値thを超えて処理領域が分割される場合には、その後に閾値演算工程(S214)に進んだ際、設定されている現在の合計ショット数Sumは、それ以前の合計ショット数演算工程(S219)で演算された値となる。
以上のように、分割部70は、パターン無し領域26(第2の領域)内に一部が重複するDPB1,3(第1のデータ処理領域)を作成するようにストライプ領域20(描画対象領域)を分割する場合に、パターン有り領域24a,24b(第1の領域)端部からパターン無し領域26内にm列分のメッシュ22列(所定のマージン幅)を有するようにパターン無し領域26内に分割位置(1),(2)を設定する。
以上のように、実施の形態1では、基本的にはショット数が同程度になるように閾値th到来毎に処理領域の分割を行う一方、マージン列値mの2倍を超える列群のパターン無し領域26が生じた場合には、ショット数に関わらず、上述した手法で処理領域を分割する。
ショット分割工程(S112)として、ショット分割処理部76は、DPB(1)分割工程(S110)によって分割された処理領域毎に、ショット分割処理を行う。具体的には、記憶装置140から描画データを読み出し、処理領域毎に当該処理領域内に位置する図形パターンを描画データから割り当てる。そして、処理領域毎に、割り当てられた図形パターンを1回のビームのショットで照射可能なサイズの複数のショット図形に分割する。例えば、予め設定された最大ショットサイズで図形パターンの一端側から例えばx方向に向かって分割し、最大ショットサイズで分割しきれなかった残りと1つ前の最大ショットサイズを合わせた図形を1/2ずつに分割する。これにより、最大ショットサイズの複数の図形と、最大ショットサイズに比べて極端にサイズが小さくならない2つのショット図形とに分割される。y方向についても同様に分割されればよい。
なお、ここでは、ショット分割処理部76(データ処理部の一例)は、ショット分割処理(所定のデータ処理内容)について、パターンが配置されていない領域26(第2の領域:パターン無し領域)に重複するデータ処理領域50b(第2のデータ処理領域)におけるデータ処理を行わない。そして、パターンが配置された領域24a,24b(第1の領域:パターン有り領域)に少なくとも重複するデータ処理領域50a,50c(第1のデータ処理領域)におけるデータ処理を行う。これにより、計算不要なデータ処理領域50bでの計算処理の実行を回避でき、リソースの有効利用を図ることができる。しいては処理領域全体にかかる処理時間の短縮につながる。
DPB(2)分割工程(S120)として、分割部72は、記憶装置140から描画データを読み込み、例えば、ストライプ領域20といった描画対象領域を、複数のデータ処理領域(DPB)(2)に分割する。ここでは、面積密度計算処理のための処理領域(DPB)(2)を作成する。DPB(2)分割工程(S120)の分割処理方法は、閾値th、マージン列値mの設定値が異なる以外は、DPB(1)分割工程(S110)と同様で構わない。
図11は、実施の形態1における面積密度計算処理のための処理領域と近接効果補正計算処理のための処理領域との分割例を示す図である。実施の形態1では、図11に示すように、分割部72は、例えば、ストライプ領域20といった描画対象領域を、パターンが配置された領域24a,24b(第1の領域:パターン有り領域)に少なくとも重複するデータ処理領域52a,52c(第1のデータ処理領域)と、パターン有の領域24a,24bには重複せずに、パターンが配置されていない領域26(第2の領域:パターン無し領域)に重複するデータ処理領域52b(第2のデータ処理領域)とに分割する。図11の例では、図7と同様、ストライプ領域20の両端側に、ショット数が0でない(パターンが配置された)予測ショット数メッシュ22(ハッチングされたメッシュ)が並ぶ。その一方、ストライプ領域20の中央部に、広範囲でショット数が0である(パターンが配置されていない)予測ショット数メッシュ22(ハッチング無しのメッシュ)が並ぶ。かかる場合、実施の形態1では、領域24aに少なくとも重複し、領域26側に1列或いは数列の予測ショット数メッシュ22をマージンとして含めた位置でデータ処理領域52aを作成する。また、領域24bに少なくとも重複し、領域26側に1列或いは数列の予測ショット数メッシュ22をマージンとして含めた位置でデータ処理領域52cを作成する。また、領域24a,24bには重複せずに、領域26に重複するデータ処理領域52bを作成する。図11の例では、i−1番目とi番目とi+1番目の連続する3つのストライプ領域20を示している。また、かかる3つのストライプ領域20は、共に、両端側にパターンが配置された領域24a,24bが、中央部にパターンが配置されていない領域26が存在する場合を示している。
図11の例では、ストライプ領域20の両端側にパターンが配置された領域24が存在する場合を示したが、これに限るものではない。例えば、片側にだけ、パターンが配置された領域24が存在する場合もあり得る。その他、ストライプ領域20の中央部にだけパターンが配置された領域24が存在する場合もあり得る。その他、ストライプ領域20中で、複数のパターン有り領域24とパターン無し領域26とが混在する場合もあり得る。よって、分割部72は、パターンが配置された領域24(第1の領域:パターン有り領域)に少なくとも重複する少なくとも1つのデータ処理領域52aと、領域24には重複せずに、パターンが配置されていない領域26に重複する少なくとも1つのデータ処理領域52bとに分割する。
面積密度演算工程(S122)として、面積密度演算部78は、DPB(2)分割工程(S120)によって分割された処理領域(DPB)(2)毎に、面積密度ρ(x)の計算処理を行う。具体的には、記憶装置140から描画データを読み出し、処理領域(DPB)(2)毎に当該処理領域内に位置する図形パターンを描画データから割り当てる。一方、ストライプ領域20を所定のサイズの複数のメッシュ領域に分割する。例えば、近接効果の影響半径の1/10程度のサイズでメッシュを作成すると好適である。例えば、0.5〜2μm程度のサイズで作成するとよい。そして、処理領域(DPB)(2)毎に、処理領域内に位置するメッシュ領域毎に、メッシュ領域内に配置される図形パターンの面積密度ρ(x)を演算する。ここで、位置xは、ベクトルを示す。
なお、ここでは、面積密度演算部78(データ処理部の一例)は、面積密度演算処理(所定のデータ処理内容)について、パターンが配置されていない領域26(第2の領域:パターン無し領域)に重複するデータ処理領域52b(第2のデータ処理領域)におけるデータ処理を行わない。そして、パターンが配置された領域24a,24b(第1の領域:パターン有り領域)に少なくとも重複するデータ処理領域52a,52c(第1のデータ処理領域)におけるデータ処理を行う。これにより、計算不要なデータ処理領域52bでの計算処理の実行を回避でき、リソースの有効利用を図ることができる。しいては処理領域全体にかかる処理時間の短縮につながる。面積密度演算部78は、処理領域52毎に、演算された面積密度ρを各メッシュのマップ値として用いて、面積密度ρ(x)マップを作成する。そして、作成された面積密度ρマップは、記憶装置144に格納される。また、ここでは、さらに、近接効果補正計算に用いる近接効果密度U(x)を演算しておいてもよい。近接効果密度U(x)は、処理領域52毎に、分布関数g(x)と面積密度ρ(x)とを畳み込み積分した値として演算される。そして、作成された近接効果密度U(x)マップは、記憶装置144に格納されればよい。
DPB(3)分割工程(S130)として、分割部74は、例えば、ストライプ領域20といった描画対象領域を、複数のデータ処理領域(DPB)(3)に分割する。ここでは、近接効果補正計算処理のための処理領域(DPB)(3)を作成する。近接効果補正計算処理の処理時間は、面積に影響され、上述したように、パターンの粗密に影響を受けない、或いは無視できる程度なので、例えば図11に示すように、同じサイズの複数の処理領域54a,54b,54cに分割する。図11の例では、i番目のストライプ領域20についてのみ処理領域54a,54b,54cを示している。
近接効果補正照射係数演算工程(S132)(近接効果補正計算処理)として、近接効果補正照射係数演算部82は、処理領域(DPB)(3)毎に、近接効果に起因する寸法変動を補正するための近接効果補正照射係数Dp(x)を演算する。未知の近接効果補正照射係数Dp(x)は、近接効果係数η、分布関数g(x)、及び面積密度ρ(x)を用いて、以下の式(1)を解くことによって求めることができる。
Figure 2016027609
なお、上述した近接効果密度U(x)マップが作成済であれば、式(1)を近接効果密度U(x)を用いて、以下の式(2)に変形できる。
Figure 2016027609
ここで、近接効果補正照射係数Dp(x)を演算する際、対象となる処理領域(DPB)(3)に一部でも重複する処理領域(DPB)(2)の面積密度ρ(x)マップを読み込む。なお、図11の例では、処理領域54aでは、処理領域52aと処理領域52bの面積密度ρ(x)マップを読み込むことになるが、処理領域52bの面積密度ρ(x)マップは存在しないので、処理領域52aの面積密度ρ(x)マップを読み込めば足りる。同様に、処理領域54cでは、処理領域52cと処理領域52bの面積密度ρ(x)マップを読み込むことになるが、処理領域52bの面積密度ρ(x)マップは存在しないので、処理領域52cの面積密度ρ(x)マップを読み込めば足りる。さらに、処理領域54bでは、パターン無し領域26の処理領域52bとしか重複しないので、そもそも処理領域54bでは、近接効果補正照射係数Dp(x)の演算(近接効果補正計算)自体を省略できる。
以上のように、近接補正計算における処理領域54bに関連する面積密度計算用の処理領域が、パターン有の領域24a,24bには重複せずに、パターンが配置されていない領域26に重複する処理領域52bだけの場合、近接効果補正照射係数Dp(x)の演算(近接効果補正計算)自体を省略できる。その結果、処理時間の短縮ができる。
照射量演算工程(S134)(照射時間演算工程)として、照射量演算部84は、基準照射量Dと演算された近接効果補正照射係数Dp(x)を用いて、照射量D(x)を演算する。照射量D(x)は、以下の式(3)で定義できる。
Figure 2016027609
なお、ここでは、一例として、近接効果補正について記載しているが、照射量変調補正は、これに限るものではない。近接効果補正の他に、例えば、かぶり補正、ローディング効果補正等を同時に行っても好適である。照射量演算部84は、演算された照射量D(x)を、例えば、面積密度計算用の各メッシュのマップ値として用いて、例えばストライプ領域20或いは描画領域10についての照射量D(x)マップを作成する。そして、作成された照射量D(x)マップは、記憶装置146に格納される。また、照射量D(x)の調整は、ビームの照射時間t(x)で調整されるので、照射量D(x)を電子ビームの電流密度Jで割った照射時間t(x)を演算し、照射時間t(x)マップを作成しても好適である。
ショットデータ生成工程(S140)として、ショットデータ生成部86は、ショットデータ生成処理用の処理領域(DPB)(1)毎に、照射量D(x)マップ(或いは照射時間t(x)マップ)のうち、当該処理領域(DPB)(1)分のマップを切り出す。そして、切り出された照射量D(x)マップ(或いは照射時間t(x)マップ)を順に読み込み、ショット図形毎の照射量(或いは照射時間)のデータを読み出して、ショットデータに追加定義する。生成されたショットデータは、記憶装置148に格納される。
かかる場合に、処理領域(DPB)(1)のサイズが大きいと、切り出される照射量D(x)マップ(或いは照射時間t(x)マップ)も大きくなる。そのため、照射量(或いは照射時間)のデータを読み出す際に時間がかかる。実施の形態1では、パターン有の領域24a,24bには重複せずに、パターンが配置されていない領域26に重複する処理領域50bを作成したことで、そのサイズ分、切り出される照射量D(x)マップ(或いは照射時間t(x)マップ)を小さくできる。よって、照射量(或いは照射時間)のデータを読み出す処理時間を短縮できる。
描画工程(S142)として、描画制御部88の指令のもと、制御回路130は、ショットデータを読み出し、描画部150を駆動制御する。これにより、描画部150は、データ処理されたデータに基づいて試料101にパターンを描画する。描画部150は、電子ビーム200を用いて、描画データに定義された図形パターンを試料100に描画する。具体的には、以下のように動作する。
電子銃201(放出部)から放出された電子ビーム200は、照明レンズ202により矩形の穴を持つ第1のアパーチャ203全体を照明する。ここで、電子ビーム200をまず矩形に成形する。そして、第1のアパーチャ203を通過した第1のアパーチャ像の電子ビーム200は、投影レンズ204により第2のアパーチャ206上に投影される。偏向器205によって、かかる第2のアパーチャ206上での第1のアパーチャ像は偏向制御され、ビーム形状と寸法を変化させる(可変成形させる)ことができる。そして、第2のアパーチャ206を通過した第2のアパーチャ像の電子ビーム200は、対物レンズ207により焦点を合わせ、主偏向器208及び副偏向器209によって偏向され、連続的に移動するXYステージ105に配置された試料101の所望する位置に照射される。図1では、位置偏向に、主副2段の多段偏向を用いた場合を示している。かかる場合には、主偏向器208でストライプ領域をさらに仮想分割したサブフィールド(SF)の基準位置にステージ移動に追従しながら該当ショットの電子ビーム200を偏向し、副偏向器209でSF内の各照射位置にかかる該当ショットのビームを偏向すればよい。また、照射量D(x)の制御は、電子ビーム200の照射時間によって制御すればよい。
以上のように、実施の形態1によれば、パターンが存在しない領域に起因する処理時間の長期化を抑制できる。よって、ショット生成処理の高速化ができる。また、不要な近接効果補正計算処理等の照射量補正処理を省略できる。
実施の形態2.
実施の形態1では、ストライプ領域20毎に、当該ストライプ領域20内において、パターンが配置された領域の処理領域とパターンが配置されていない領域の処理領域とに分ける場合を説明した。実施の形態2では、描画領域10について、パターンが配置されたストライプ領域20とパターンが配置されていないストライプ領域20とに分ける場合を説明する。
図12は、実施の形態2における描画装置の構成を示す概念図である。図12において、制御計算機120内に、判定部73、及び結合部75が追加された点以外は図1と同様である。分割部70,71,72,74、判定部73、結合部75、ショット分割処理部76、面積密度演算部78、近接効果補正照射係数演算部82、照射量演算部84、ショットデータ生成部86、及び描画制御部88といった機能は、電気回路等のハードウェアで構成されてもよいし、これらの機能を実行するプログラム等のソフトウェアで構成されてもよい。或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより構成されてもよい。分割部70,71,72,74、判定部73、結合部75、ショット分割処理部76、面積密度演算部78、近接効果補正照射係数演算部82、照射量演算部84、ショットデータ生成部86、及び描画制御部88に入出力される情報および演算中の情報はメモリ122にその都度格納される。
図13は、実施の形態2における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。図13において、実施の形態1における描画方法は、ショット数予測工程(S104)の後であって、DPB(1)分割工程(S110)と、DPB(2)分割工程(S120)と、DPB(3)分割工程(S130)との前に、ストライプ分割工程(S106)と、パターン有無判定工程(S107)と、ストライプ結合工程(S108)とを追加した点、以外は図6と同様である。なお、以下、特に説明する点以外の内容は、実施の形態1と同様である。
メッシュ分割工程(S102)と、ショット数予測工程(S104)と、の内容は実施の形態1と同様である。
ストライプ分割工程(S106)として、分割部71は、記憶装置140から描画データを読み込み、描画領域10(描画対象領域の一例)を、図2に示したように、短冊状の複数のストライプ領域20に分割する。
パターン有無判定工程(S107)として、判定部73(パターン有無判定部)は、複数のストライプ領域20のストライプ領域毎に、当該ストライプ領域内に配置されるパターンの有無を判定する。具体的には、判定部73は、記憶装置142からストライプ領域毎に作成されたショット数マップを読み出し、ショット数がゼロのストライプ領域20とショット数が1以上のストライプ領域20とに判別すればよい。
図14は、実施の形態2におけるストライプ領域の結合方法を説明するための図である。図14では、例えば、ストライプ領域20a〜20iが示されている。かかるストライプ領域20a〜20iのうち、斜線でハッチングされているストライプ領域20a,20b,20h,20iが、それぞれパターンが配置されるストライプ領域(パターン有ストライプ領域)を示す。また、ストライプ領域20c,20d,20e,20f,20gが、それぞれパターンが配置されないストライプ領域(パターン無ストライプ領域)を示す。
ストライプ結合工程(S108)として、結合部75は、複数のストライプ領域20のうち、パターン無と判定された連続するストライプ領域群(ストライプ領域20d,20e,20f)を1つのパターン無ストライプ領域21として結合する。なお、パターンが配置されないストライプ領域は、その他、ストライプ領域20c,20gが存在する。しかし、かかるパターン無ストライプ領域21の前後の1つずつのストライプ領域20c,20gについてはマージン領域として結合しないようにすると好適である。
そして、DPB(1)分割工程(S110)と、DPB(2)分割工程(S120)と、DPB(3)分割工程(S130)とにおいては、上述したパターン無ストライプ領域21についてデータ処理を行わず、パターン無ストライプ領域21以外のストライプ領域20についてデータ処理を実行すればよい。言い換えれば、分割部70,72,74、ショット分割処理部76、面積密度演算部78、近接効果補正照射係数演算部82、照射量演算部84、及びショットデータ生成部86(データ処理部の一例)は、それぞれのデータ処理内容について、パターン無ストライプ領域21におけるデータ処理を行わずに、結合されていないその他のストライプ領域20におけるデータ処理を行う。これにより、従来描画と並行して行っていたDPB処理若しくは、関連するDPBの処理の結果、あるDPBについては処理不要であるという判定自体を省くことができる。
そして、描画工程(S142)として、描画制御部88の指令のもと、制御回路130は、ショットデータを読み出し、描画部150を駆動制御する。これにより、描画部150は、データ処理されたデータに基づいて試料101にパターンを描画する。描画部150は、電子ビーム200を用いて、描画データに定義された図形パターンを試料100に描画する。その他の内容は実施の形態1と同様である。
以上のように、実施の形態2によれば、パターンが存在しないストライプ領域20に起因する処理時間の長期化を抑制できる。よって、実施の形態1よりもさらに、ショット生成処理の高速化ができる。また、実施の形態1よりもさらに、不要な近接効果補正計算処理等の照射量補正処理を省略できる。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、図6では、図12におけるストライプ分割工程(S106)の記載を省略したが、実施の形態1においてもストライプ分割工程(S106)が実施されることは言うまでもない。また、上述したショット数マップは、ストライプ領域20単位で作成されてもよいし、描画領域10(或いはチップ領域)全体についてマージ処理されて、描画領域10(或いはチップ領域)単位で作成されてもよい。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。例えば、描画装置100を制御する制御部構成については、記載を省略したが、必要とされる制御部構成を適宜選択して用いることは言うまでもない。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法は、本発明の範囲に包含される。
10 描画領域
20 ストライプ領域
30 SF
52,54,56 ショット図形
60 メッシュ分割部
62 ショット数予測部
70,71,72,74分割部
73 判定部
75 結合部
76 ショット分割処理部
78 面積密度演算部
82 近接効果補正照射係数演算部
84 照射量演算部
86 ショットデータ生成部
88描画制御部
100 描画装置
101,340 試料
102 電子鏡筒
103 描画室
105 XYステージ
110 前制御計算機
112 メモリ
120 制御計算機
122 メモリ
130 制御回路
140,142,144,146,148 記憶装置
150 描画部
160 制御部
200 電子ビーム
201 電子銃
202 照明レンズ
203,410 第1のアパーチャ
204 投影レンズ
205 偏向器
206,420 第2のアパーチャ
207 対物レンズ
208 主偏向器
209 副偏向器
330 電子線
411 開口
421 可変成形開口
430 荷電粒子ソース

Claims (7)

  1. 試料の描画対象領域の描画データを記憶する記憶部と、
    前記描画データを読み込み、前記描画対象領域を、パターンが配置された第1の領域に少なくとも重複する少なくとも1つの第1のデータ処理領域と、前記第1の領域には重複せずに、パターンが配置されていない第2の領域に重複する第2のデータ処理領域とに分割する分割部と、
    所定のデータ処理内容について、前記第2のデータ処理領域におけるデータ処理を行わずに、前記少なくとも1つの第1のデータ処理領域におけるデータ処理を行うデータ処理部と、
    データ処理されたデータに基づいて試料にパターンを描画する描画部と、
    を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
  2. 前記分割部は、前記描画対象領域を所定の分割方向に向かって順に分割し、前記第1の領域から前記第2の領域に入った場合に前記第2の領域内に一部が重複する前記第1のデータ処理領域を作成するように前記第2の領域内に分割位置を設定することを特徴とする請求項1記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  3. 前記分割部は、前記第2の領域から前記第1の領域に入った場合に前記第2の領域内に一部が重複する前記第1のデータ処理領域を作成するように前記第2の領域内に分割位置を設定することを特徴とする請求項2記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  4. 前記分割部は、前記第2の領域内に一部が重複する前記第1のデータ処理領域を作成するように前記描画対象領域を分割する場合に、前記第1の領域端部から前記第2の領域内に所定のマージン幅を有するように前記第2の領域内に分割位置を設定することを特徴とする請求項2又は3記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  5. 試料の描画対象領域の描画データを読み込み、前記描画対象領域を、パターンが配置された第1の領域に少なくとも重複する少なくとも1つの第1のデータ処理領域と、前記第1の領域には重複せずに、パターンが配置されていない第2の領域に重複する第2のデータ処理領域とに分割する工程と、
    所定のデータ処理内容について、前記第2のデータ処理領域におけるデータ処理を行わずに、前記少なくとも1つの第1のデータ処理領域におけるデータ処理を行う工程と、
    データ処理されたデータに基づいて試料にパターンを描画する工程と、
    を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画方法。
  6. 試料の描画対象領域の描画データを記憶する記憶部と、
    前記描画データを読み込み、前記描画対象領域を、短冊状の複数のストライプ領域に分割する分割部と、
    前記複数のストライプ領域のストライプ領域毎に、当該ストライプ領域内に配置されるパターンの有無を判定するパターン有無判定部と、
    前記複数のストライプ領域のうち、パターン無と判定された連続するストライプ領域群を1つのパターン無ストライプ領域として結合する結合部と、
    所定のデータ処理内容について、前記パターン無ストライプ領域におけるデータ処理を行わずに、結合されていないその他のストライプ領域におけるデータ処理を行うデータ処理部と、
    データ処理されたデータに基づいて試料にパターンを描画する描画部と、
    を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
  7. 試料の描画対象領域の描画データを読み込み、前記描画対象領域を、短冊状の複数のストライプ領域に分割する工程と、
    前記複数のストライプ領域のストライプ領域毎に、当該ストライプ領域内に配置されるパターンの有無を判定する工程と、
    前記複数のストライプ領域のうち、パターン無と判定された連続するストライプ領域群を1つのパターン無ストライプ領域として結合する工程と、
    所定のデータ処理内容について、前記パターン無ストライプ領域におけるデータ処理を行わずに、結合されていないその他のストライプ領域におけるデータ処理を行う工程と、
    データ処理されたデータに基づいて試料にパターンを描画する工程と、
    を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画方法。
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