JP2014060194A - 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法 - Google Patents

荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法 Download PDF

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Abstract

【目的】過剰な照射量を短縮し、描画時間を短縮して装置のスループットを向上させることが可能な装置を提供する。
【構成】一態様の描画装置100は、電子ビームの前方散乱の影響半径よりも大きいサイズよりも大きいサイズで試料の描画領域が仮想分割されたメッシュ状の複数の第1の小領域の第1の小領域毎に、同じ第1の小領域内において、ショットされる各荷電粒子ビームが形成するショット図形が図形パターンに対して図形端のショット図形なのか図形内部のショット図形なのかにより区分されるショット種毎に異なる照射量計算式を用いて、当該第1の小領域内にショットする各荷電粒子ビームの照射量を演算する照射量演算部72と、第1の小領域毎に、ショット種毎に異なる照射量計算式で演算された照射量で当該第1の小領域内に各ショットの荷電粒子ビームを照射して、図形パターンを描画する描画部150と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法に係り、例えば、電子線描画において電子ビームの照射量を求める手法に関する。
半導体デバイスの微細化の進展を担うリソグラフィ技術は半導体製造プロセスのなかでも唯一パターンを生成する極めて重要なプロセスである。近年、LSIの高集積化に伴い、半導体デバイスに要求される回路線幅は年々微細化されてきている。これらの半導体デバイスへ所望の回路パターンを形成するためには、高精度の原画パターン(レチクル或いはマスクともいう。)が必要となる。ここで、電子線(電子ビーム)描画技術は本質的に優れた解像性を有しており、高精度の原画パターンの生産に用いられる。
図13は、可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。
可変成形型電子線(EB:Electron beam)描画装置は、以下のように動作する。第1のアパーチャ410には、電子線330を成形するための矩形の開口411が形成されている。また、第2のアパーチャ420には、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330を所望の矩形形状に成形するための可変成形開口421が形成されている。荷電粒子ソース430から照射され、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330は、偏向器により偏向され、第2のアパーチャ420の可変成形開口421の一部を通過して、所定の一方向(例えば、X方向とする)に連続的に移動するステージ上に搭載された試料340に照射される。すなわち、第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過できる矩形形状が、X方向に連続的に移動するステージ上に搭載された試料340の描画領域に描画される。第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過させ、任意形状を作成する方式を可変成形方式(VSB方式)という。
上述した電子ビーム描画では、図形の端部においてビーム照射量がレジストを解像させる照射量の閾値となるように各ショットの照射量を設定している。通常、図形端でのショットの照射エネルギーの最大値の半分程度で閾値に達するように設定される。そして、照射量の計算には、照射位置によらず1つの照射量計算式が用いられる。そのため、複数のショットを繋げて構成される図形を描画する場合、各ショットでは図形の端部であるかどうかにかかわらず、照射エネルギーの最大値の半分程度で閾値に達するように照射量が設定される。
一方、昨今のパターンの微細化に伴い、描画装置で描画される描画時間が長くなり、その短縮化が要請されている。しかしながら、パターンを寸法通りに描画するためには、計算された照射量をレジストに入射させる必要があり、従来の手法では、描画時間の短縮にも限界があった。
従来の1つの照射量計算式で求めた入射照射量で照射すると、図形端と描画しない場所を除いた全ての領域で、全照射量はレジストの閾値よりも大きくなる。図形端での全照射量がレジストの閾値となるために、図形端近傍での全照射量をレジストの閾値よりも大きくすることは必要となるが、図形端から十分はなれた領域では全照射量が閾値程度でよい。しかし、従来の方法ではそのことを考慮していなかった。そのため、例えば、複数のショットを繋げて構成される図形を描画する場合等に、かかる手法で、図形端からビームの前方散乱半径よりも十分離れた図形内の領域の入射照射量を求めると、かかる領域の照射量はレジストの閾値よりも大きくなる。照射量が大きければその分照射時間も長くなる。このように、図形やその照射位置によっては過剰な照射量が存在し、その分描画時間が必要以上にかかってしまうといった問題があった。
そこで、発明者は、試料の描画領域が仮想分割されたメッシュ領域毎に、複数の照射量計算式の中から1つを選択し、メッシュ領域毎に、選択された照射量計算式を用いて、当該メッシュ領域内にショットする電子ビームの照射量を演算する手法を開発し、先願として出願している(特許文献1参照)。かかる手法では、例えば近接効果を補正するため、前方散乱の影響半径よりも大きいサイズで分割されたメッシュ領域毎に計算式を選択していた。しかしながら、発明者による更なる研究開発によって、図形サイズによっては、図形内の領域でも、各ショットは図形の端部と認識されてしまい、かかる手法が十分に機能しない場合があることが判明した。
特開2011−228503号公報
かかる問題は、分割されたメッシュ領域のサイズに対して、図形サイズが小さい場合に生じてくる。そこで、メッシュ領域のサイズを小さくすることも検討されるが、今度は、メッシュ領域のサイズを小さくすることによりメッシュ領域数が増加してしまい、計算量が増えてしまうといった新たな問題が生じる。
そこで、本発明は、上述した問題点を克服し、過剰な照射量を短縮し、描画時間を短縮して装置のスループットを向上させることが可能な装置および方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様の荷電粒子ビーム描画装置は、
荷電粒子ビームの前方散乱の影響半径よりも大きいサイズよりも大きいサイズで試料の描画領域が仮想分割されたメッシュ状の複数の第1の小領域の第1の小領域毎に、同じ第1の小領域内において、ショットされる各荷電粒子ビームが形成するショット図形が図形パターンに対して図形端のショット図形なのか図形内部のショット図形なのかにより区分されるショット種毎に異なる照射量計算式を用いて、当該第1の小領域内にショットする各荷電粒子ビームの照射量を演算する照射量演算部と、
第1の小領域毎に、ショット種毎に異なる照射量計算式で演算された照射量で当該第1の小領域内に各ショットの荷電粒子ビームを照射して、図形パターンを描画する描画部と、
を備えたことを特徴とする。
また、第1の小領域のサイズよりも小さく、図形パターンがショット分割される際の最小ショットサイズより小さいサイズで試料の描画領域が仮想分割されたメッシュ状の複数の第2の小領域の第2の小領域毎に、図形パターンが配置される面積密度が定義される面積密度マップを作成する第1の面積密度マップ作成部と、
第2の小領域毎に、面積密度マップに定義される面積密度を用いて当該第2の小領域が図形端に位置するのか図形内部に位置するのかを判定する小領域判定部と、
をさらに備えると好適である。
また、ショット種毎に、当該ショット種のショット図形が複数の第1の小領域に配置される場合の第1の小領域毎の面積密度が定義される面積密度マップを作成する第2の面積密度マップ作成部をさらに備えると好適である。
また、図形パターンがショット分割された各ショット図形が図形端のショット図形か図形内部のショット図形かを判定するショット図形判定部をさらに備えると好適である。
本発明の一態様の荷電粒子ビーム描画方法は、
荷電粒子ビームの前方散乱の影響半径よりも大きいサイズよりも大きいサイズで試料の描画領域が仮想分割されたメッシュ状の複数の第1の小領域の第1の小領域毎に、同じ第1の小領域内において、ショットされる各荷電粒子ビームが形成するショット図形が図形パターンに対して図形端のショット図形なのか図形内部のショット図形なのかにより区分されるショット種毎に異なる照射量計算式を用いて、当該第1の小領域内にショットする各荷電粒子ビームの照射量を演算する工程と、
第1の小領域毎に、ショット種毎に異なる照射量計算式で演算された照射量で当該第1の小領域内に各ショットの荷電粒子ビームを照射して、図形パターンを描画する工程と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、図形パターンのサイズに関わらず、過剰な照射量を抑制し、描画時間を短縮して装置のスループットを向上させることができる。
実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。 実施の形態1における照射量と従来の照射量とを比較して説明するためのビームプロファイルの一例を示す図である。 実施の形態1の比較例となる照射量計算手法を説明するための概念図である。 実施の形態1における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。 実施の形態1における図形パターンの一例を示す図である。 実施の形態1における図形パターンの一例とショット種判別メッシュ領域の一例とを示す図である。 実施の形態1におけるショット種判別メッシュの面積密度状況の一例を示す図である。 実施の形態1におけるショット図形のショット種判別状況の一例を示す図である。 実施の形態1における図形パターンの一例と近接効果補正メッシュ領域の一例とを示す図である。 実施の形態1におけるショット種毎の近接効果補正メッシュにおける面積密度マップの一例を示す図である。 実施の形態1におけるショット種毎の照射量マップの一例を示す図である。 実施の形態1におけるショット種毎の照射量合成マップの一例を示す図である。 可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。
以下、実施の形態では、荷電粒子ビームの一例として、電子ビームを用いた構成について説明する。但し、荷電粒子ビームは、電子ビームに限るものではなく、イオンビーム等の荷電粒子を用いたビームでも構わない。また、荷電粒子ビーム装置の一例として、可変成形型の描画装置について説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。図1において、描画装置100は、描画部150と制御部160を備えている。描画装置100は、荷電粒子ビーム描画装置の一例である。特に、可変成形型(VSB型)の描画装置の一例である。描画部150は、電子鏡筒102と描画室103を備えている。電子鏡筒102内には、電子銃201、照明レンズ202、ブランキング偏向器(ブランカー)212、ブランキングアパーチャ214、第1の成形アパーチャ203、投影レンズ204、偏向器205、第2の成形アパーチャ206、対物レンズ207、及び偏向器208が配置されている。描画室103内には、少なくともXY方向に移動可能なXYステージ105が配置される。XYステージ105上には、描画対象となる試料101が配置される。試料101には、半導体装置を製造するための露光用のマスクやシリコンウェハ等が含まれる。マスクにはマスクブランクスが含まれる。
制御部160は、制御計算機110、メモリ112、偏向制御回路120、DAC(デジタル・アナログコンバータ)アンプユニット130(偏向アンプ)、及び磁気ディスク装置等の記憶装置140を有している。制御計算機110、メモリ112、偏向制御回路120、及び記憶装置140は、図示しないバスを介して互いに接続されている。偏向制御回路120にはDACアンプユニット130が接続されている。DACアンプユニット130は、ブランキング偏向器212に接続されている。また、描画装置100外部から描画データが入力され、記憶装置140に記憶される。
偏向制御回路120からDACアンプユニット130に対して、ブランキング制御用のデジタル信号が出力される。そして、DACアンプユニット130では、デジタル信号をアナログ信号に変換し、増幅させた上で偏向電圧として、ブランキング偏向器212に印加する。かかる偏向電圧によって電子ビーム200が偏向させられ、各ショットのビームが形成される。
また、制御計算機110内には、面積密度マップ作成部50、判定部52,56,66、ショット分割部54、面積密度マップ作成部58、照射量マップ作成部60、後方散乱パラメータ演算部62、dn計算部64、照射量マップ作成部68、加算部70、照射量演算部72、照射時間算出部74、及び描画データ処理部76が配置されている。面積密度マップ作成部50、判定部52,56,66、ショット分割部54、面積密度マップ作成部58、照射量マップ作成部60、後方散乱パラメータ演算部62、dn計算部64、照射量マップ作成部68、加算部70、照射量演算部72、照射時間算出部74、及び描画データ処理部76といった各機能は、プログラムといったソフトウェアで構成されても良い。或いは、電子回路等のハードウェアで構成されてもよい。或いは、これらの組み合わせであってもよい。制御計算機110に必要な入力データ或いは演算された結果はその都度メモリ112に記憶される。同様に、偏向制御回路120は、プログラムといったソフトウェアで動作させるコンピュータで構成されても、電子回路等のハードウェアで構成されてもよい。或いは、これらの組み合わせであってもよい。ここで、図1では、実施の形態1を説明する上で必要な構成を記載している。描画装置100にとって、通常、必要なその他の構成を備えていても構わない。例えば、偏向器205や偏向器208のための各DACアンプユニットも備えていることは言うまでもない。
図2は、実施の形態1における照射量と従来の照射量とを比較して説明するためのビームプロファイルの一例を示す図である。図2(b)に示すパターン幅Lの図形パターンを描画する際、図2(a)に示すようにレジストを解像するエネルギーの閾値Ethがパターンの端部に位置するように照射量が設定されている。例えば、照射エネルギーの最大値の50%程度に閾値Ethが設定されている。そのため、照射エネルギーは、図形の端部から内部に向かって上昇し、図形内部では最大値を維持し、反対側の端部で閾値Ethになるように下降する。このように、図形内部では最大値が維持される。そのため、図形パターンが複数のショットをつなげて構成される場合、従来、図2(c)に示すように、図形端部のショット1から反対側の図形端部のショット7まで同じ最大値の照射量Dが入射されていた。しかし、例えば、図形内部のショット3〜5のような位置では、前方散乱の影響による寸法変動が無視できる程度なので、理想的にはショットされるビームのエネルギー最大値がレジスト解像の閾値Ethまであれば十分である。そこで、実施の形態1では、図2(d)に示すように、かかる図形パターンの内部領域における照射量Dを端部側の照射量Dよりも小さくする。かかる構成により照射量が小さくなった分、かかるショットの照射時間を短縮できる。
図3は、実施の形態1の比較例となる照射量計算手法を説明するための概念図である。例えば、試料101の描画領域を電子ビーム200の前方散乱分布の3σ(前方散乱半径)よりも大きいサイズ、例えば、1〜2μmのサイズでメッシュ状の複数のメッシュ領域40(第1の小領域)に分割する場合を想定する。かかるサイズは、例えば、近接効果の影響半径の1/10程度のサイズとなり、メッシュ領域41は近接効果補正の計算に用いられる。そして、比較例では、メッシュ領域41毎にそこに配置される図形が図形端なのか図形内部なのかを判定し、使用する照射量計算式を選択する場合を想定する。ここで、図3(b)に示すように、描画対象となる図形パターン37の幅寸法が、少なくとも3つのメッシュ領域40を跨ぐ幅以上の幅であれば、図形パターン37によって完全に覆われる、すなわち、面積密度100%のメッシュ領域41が存在することになる。よって、図形端のメッシュ領域と図形内部のメッシュ領域とに区分することが可能である。その結果、図形端のメッシュ領域と図形内部のメッシュ領域とで使用する照射量計算式を変更することで内部領域における照射量Dを端部側の照射量Dよりも小さくし、ショットの照射時間を短縮できる。一方、図3(a)に示すように、描画対象となる図形パターン31の幅寸法が、1つのメッシュ領域41よりも小さい幅の場合、図形パターン31によって完全に覆われる、すなわち、面積密度100%のメッシュ領域41が存在しないことになる。よって、図形端のメッシュ領域と図形内部のメッシュ領域とに区分することが困難となる。その結果、各ショット図形35の位置に関わらず、すべて図形端のメッシュ領域で使用する照射量計算式を使用することになり、照射量に違いを出すことが困難となる。そのため、かかる図形パターンでは、ショットの照射時間を短縮することが困難となる。以上のように、前方散乱分布の3σよりも大きいサイズのメッシュ領域41単位で、図形端なのかと図形内部なのかを判断すると、図形パターンの幅寸法によって照射量計算式の使い分けが困難になってしまう場合があることを発明者は見出した。そこで、実施の形態1では、図形パターンのサイズに関わらず、照射量計算式の使い分けを可能にする手法を説明する。
図4は、実施の形態1における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。図4において、実施の形態1における描画方法は、面積密度マップ作成工程(S102)、判定工程(S104)、ショット分割工程(S106)、ショット種判定工程(S108)、ショット種毎の面積密度マップ作成工程(S119)、ショット種毎の照射量マップ作成工程(S112)、設定工程(S114)、後方散乱照射量パラメータ演算工程(S116)、ショット種毎の照射量係数演算工程(S118)、判定工程(S120)、照射量マップ作成工程(S122)、加算工程(S124)、照射量演算工程(S125)、照射時間計算工程(S126)、及び描画工程(S128)という一連の工程を実施する。
図5は、実施の形態1における図形パターンの一例を示す図である。図5では、一例として、図形パターン30が示されている。以下、かかる図形パターン30を用いて説明する。図5では、図形パターン30がショット分割された各ショット図形32が示されているが、ショット分割処理は、後述するショット分割工程(S106)において行う。
図6は、実施の形態1における図形パターンの一例とショット種判別メッシュ領域の一例とを示す図である。まず、描画データ処理部76は、図6に示すように、試料101の描画領域10をメッシュ状に仮想分割して、ショット種判別メッシュ領域20(第2の小領域)を定義する。そして、描画データ処理部76が、外部から入力され記憶装置140に記憶された描画データを記憶装置140から読み出し、かかるショット種判別メッシュ領域20上に描画対象となる図形パターン30を配置する。ショット種判別メッシュ領域20のメッシュサイズは、図形パターン30がショット分割される際の最大ショットサイズ以下が好適である。
面積密度マップ作成工程(S102)として、面積密度マップ作成部50は、ショット種判別メッシュ領域20(第2の小領域)毎に、図形パターン30が配置される面積密度を演算する。そして、ショット種判別メッシュ領域20毎の面積密度を定義した面積密度マップを作成する。面積密度マップ作成部50は、第1の面積密度マップ作成部の一例である。ショット種判別メッシュにおける面積密度マップは記憶装置140に格納される。
図7は、実施の形態1におけるショット種判別メッシュの面積密度状況の一例を示す図である。図7において、「I」は、面積密度が100%のメッシュを示し、「E」は、面積密度が100%未満のメッシュを示す。
判定工程(S104)として、判定部52は、ショット種判別メッシュ領域20毎に、面積密度マップに定義される面積密度を用いて当該ショット種判別メッシュ領域20が図形端に位置するのか図形内部に位置するのかを判定する。判定部52は、小領域判定部の一例である。判定部52は、「I」で示される面積密度が100%であるショット種判別メッシュ領域20を図形内部(IN)メッシュ22であると判定する。判定部52は、「E」で示される面積密度が100%未満であるショット種判別メッシュ領域20を図形端(END)メッシュ24であると判定する。なお、判定部52は、何も表示がないショット種判別メッシュ領域20を面積密度が0%であり、図形が存在しない空メッシュ26であると判定する。
ショット分割工程(S106)として、ショット分割部54は、図形パターンを1回のビームのショットで形成可能なサイズにショット分割する。
ショット種判定工程(S108)として、判定部56は、ショット分割されたショット図形毎に、当該ショット図形が、図形端のショット図形なのか、図形内部のショット図形なのかを判定する。判定部56は、ショット図形判定部の一例である。
図8は、実施の形態1におけるショット図形のショット種判別状況の一例を示す図である。図8において、「I」は、面積密度が100%のショット種判別メッシュ領域20だけに配置されたショット図形を示し、「E」は、面積密度が100%未満のショット種判別メッシュ領域20を含むショット種判別メッシュ領域20に配置されたショット図形を示す。判定部56は、「I」で示される面積密度が100%であるショット種判別メッシュ領域20だけに配置されるショット図形34のショット種を図形内部(IN)と判定する。判定部56は、「E」で示される面積密度が100%未満であるショット種判別メッシュ領域20を含むショット種判別メッシュ領域20に配置されたショット図形36のショット種を図形端(END)と判定する。
図9は、実施の形態1における図形パターンの一例と近接効果補正メッシュ領域の一例とを示す図である。描画データ処理部76は、図9に示すように、試料101の描画領域10をメッシュ状に仮想分割して、近接効果補正メッシュ領域40(第1の小領域)を定義する。そして、描画データ処理部76が、かかる近接効果補正メッシュ領域40上にショット分割された各ショット図形32を配置する。近接効果補正メッシュ領域40のメッシュサイズは、例えば、後方散乱を含む近接効果の影響半径の1/10程度から最大ショットサイズ程度に設定されると好適である。図9において、例えば、「A」で示す近接効果補正メッシュ領域40内には、ショット種が図形内部となるショット図形34(斜線部)とショット種が図形端となるショット図形36とが混在することになる。以上により、各近接効果補正メッシュ領域40内において、ショット図形毎にショット種を図形端と図形内部とに区分けすることができる。
ショット種毎の面積密度マップ作成工程(S119)として、ショット種毎に、面積密度マップ作成部58は、当該ショット種のショット図形が近接効果補正メッシュ領域40に配置される場合の近接効果補正メッシュ領域40毎の面積密度の演算と面積密度マップを作成する。面積密度マップ作成部58は、第2の面積密度マップ作成部の一例である。近接効果補正メッシュにおける面積密度マップは記憶装置140に格納される。
図10は、実施の形態1におけるショット種毎の近接効果補正メッシュにおける面積密度マップの一例を示す図である。図10(a)には、ショット種が図形端のショット図形36を抜き出して、近接効果補正メッシュ領域40毎に求めた面積密度ρeが定義される面積密度マップ42の一例が示されている。図10(b)には、ショット種が図形内部のショット図形34を抜き出して、近接効果補正メッシュ領域40毎に求めた面積密度ρinが定義される面積密度マップ44の一例が示されている。
ショット種毎の照射量マップ作成工程(S112)として、照射量マップ作成部60は、近接効果補正メッシュにおける面積密度マップ42,44を用いて、ショット種毎に、各近接効果補正メッシュ領域40における照射量を演算する。実施の形態1では、後述するように、照射量係数(照射量密度)を繰り返し演算によって順に求めるが、ここでは、まず、演算回数n=0における、繰り返し演算の計算式の要素となる照射量係数(照射量密度)と面積密度の積を照射量として演算する。図形端における照射量は、照射量密度deと、面積密度ρeの積で定義される。図形内部における照射量は、照射量密度dinと、面積密度ρinの積で定義される。すなわち、de・ρeとdin・ρinをそれぞれ演算して、得られた値により照射量マップを作成する。ここで、例えば、de=2.0、din=1.0とショット種毎に異なる重み付けを行う。図形内部は、図形端より小さい照射量で良いため、de>dinとなるように設定する。
図11は、実施の形態1におけるショット種毎の照射量マップの一例を示す図である。図11(a)には、ショット種が図形端のショット図形36を抜き出して、n=0における近接効果補正メッシュ領域40毎に求めた照射量de・ρeが定義される照射量マップの一例が示されている。図11(b)には、ショット種が図形内部のショット図形34を抜き出して、n=0における近接効果補正メッシュ領域40毎に求めた照射量din・ρinが定義される照射量マップの一例が示されている。
設定工程(S114)として、描画データ処理部76は、演算の繰り返し回数nをn=1に設定する。
後方散乱照射量パラメータ演算工程(S116)として、後方散乱パラメータ演算部62は、後方散乱照射量パラメータとして、後方散乱照射量分布G・D(i)と、パラメータ関数U(i)を求める。まず、後方散乱照射量分布G・D(i)は、分布関数g(i)、照射量係数(照射量密度)den−1(i)、面積密度ρe(i)、照射量係数(照射量密度)dinn−1(i)、面積密度ρin(i)を用いて定義した以下の式(2)のD(i)を用いて以下の式(1)で定義される。ここで、iは近接効果補正メッシュ(近接効果補正メッシュ領域40)座標(位置)を示し、jは、メッシュ(i)を中心としたメッシュの座標を示す。
Figure 2014060194
Figure 2014060194
また、パラメータ関数U(i)は、図形端パラメータ関数Ue(i)と図形内部パラメータ関数Uin(i)の和で定義される。U(i)は、以下の式(3)で定義される。
Figure 2014060194
図形端パラメータ関数Ue(i)は、分布関数g(i)、照射量密度de(i)、面積密度ρe(i)を用いて、以下の式(4)で定義される。
Figure 2014060194
また、図形内部パラメータ関数Uin(i)は、分布関数g(i)、照射量係数(照射量密度)din(i)、面積密度ρin(i)を用いて、以下の式(5)で定義される。
Figure 2014060194
なお、演算回数nをn=1の段階では、後方散乱照射量分布G・D(i)とパラメータ関数U(i)とは同じ値となる。また、各式におけるde(i)・ρe(i)、din(i)・ρin(i)は、既に作成した照射量マップの対応するメッシュ値を用いればよい。
なお、上述したDn−1(i)=den−1(i)ρe(i)+dinn−1(i)ρin(i)なので、照射量マップ作成工程(S112)と後方散乱照射量パラメータ演算工程(S116)の間に、ショット種毎の照射量マップを合成する合成工程を備えてもよい。
図12は、実施の形態1におけるショット種毎の照射量合成マップの一例を示す図である。図12には、図11(a)で示す近接効果補正メッシュ領域40毎に求めた照射量de・ρeと図11(b)で示す近接効果補正メッシュ領域40毎に求めた照射量din・ρinとを加算した値が定義される照射量マップの一例が示されている。かかる照射量合成マップを作成することで、後方散乱照射量分布G・D(i)と、パラメータ関数U(i)とを短時間で演算できる。
ショット種毎の照射量係数演算工程(S118)として、dn計算部64は、ショット種毎に、照射量密度d(i)を演算する。ここでは、まず、図形端用の照射量係数(照射量密度)de(i)と図形内部用の照射量係数(照射量密度)din(i)と演算する。図形端用の照射量係数(照射量密度)de(i)は、近接効果補正係数ηを用いて、以下の式(6)で示される。
Figure 2014060194
また、図形内部用の照射量係数(照射量密度)din(i)は、近接効果補正係数ηを用いて、以下の式(7)で示される。
Figure 2014060194
以上のように、図形端用の照射量係数(照射量密度)de(i)と図形内部用の照射量係数(照射量密度)din(i)とは、その式の内容を異にする。
判定工程(S120)として、判定部66は、繰り返し演算の演算回数nが、設定されたk回まで行われたかどうかを判定する。n=kであれば、照射量演算工程(S125)に進み、n<kであれば、照射量マップ作成工程(S122)に進む。
ショット種毎の照射量マップ作成工程(S122)として、照射量マップ作成部68は、近接効果補正メッシュにおける面積密度マップ42,44を用いて、ショット種毎に、各近接効果補正メッシュ領域40における照射量を演算する。ここでは、演算回数n=1における、繰り返し演算の計算式の要素となる照射量密度と面積密度の積を照射量として演算する。図形端における照射量は、照射量密度deと、面積密度ρeの積で定義される。図形内部における照射量は、照射量密度dinと、面積密度ρinの積で定義される。すなわち、de・ρeとdin・ρinをそれぞれ演算して、得られた値により照射量マップを作成する。そして、次回の後方散乱照射量分布G・D(i)を演算する際に、かかるde・ρeとdin・ρinの各値を用いればよい。
また、Dn−1(i)=den−1(i)ρe(i)+dinn−1(i)ρin(i)なので、照射量マップ作成工程(S122)と後方散乱照射量パラメータ演算工程(S116)の間に、ショット種毎の照射量マップを合成する合成工程を備えてもよい。これにより、次回の後方散乱照射量分布G・D(i)を演算する際のDn−1(i)を予め演算しておくことができる。
加算工程(S124)として、加算部70は、繰り返し演算の演算回数nに1を加算する。そして、後方散乱照射量パラメータ演算工程(S116)に戻る。そして、判定工程(S120)において、n=kと判定されるまで、後方散乱照射量パラメータ演算工程(S116)から加算工程(S124)を繰り返す。その際、後方散乱照射量パラメータ演算工程(S116)において、パラメータ関数U(i)は、既に演算されて既知なので計算を省略してもよい点は言うまでもない。
また、各工程が繰り返される中で、ショット種毎の照射量係数演算工程(S118)において、n≧2の場合における、図形端用の照射量密度de(i)は、以下の式(8)で示される。
Figure 2014060194
また、図形内部用の照射量密度din(i)は、以下の式(9)で示される。
Figure 2014060194
以上のように、図形端用の照射量密度de(i)と図形内部用の照射量密度din(i)とは、その式の内容を異にする。また、上述した式(8)(9)を演算する際に、それまでに式(1)(3)で得られた値を用いればよい。これにより、演算時間を高速化できる。
以上のようにして、近接効果補正メッシュ領域40毎に、図形端用の照射量係数(照射量密度)de(i)、de(i)、・・・de(i)と、図形内部用の照射量係数(照射量密度)din(i)、din(i)、・・・din(i)と、を得ることができる。
そして、判定工程(S120)において、n=kと判定された後、照射量演算工程(S125)に進む。
照射量演算工程(S125)として、照射量演算部72は、近接効果補正メッシュ領域40毎に、同じ近接効果補正メッシュ領域40内において、ショットされる各電子ビーム200が形成するショット図形が図形パターンに対して図形端のショット図形なのか図形内部のショット図形なのかにより区分されるショット種毎に異なる照射量計算式を用いて、当該近接効果補正メッシュ領域40内にショットする各電子ビームの照射量を演算する。具体的には、ショット種毎に異なる照射量計算式を用いて既に求めた近接効果補正メッシュ領域40毎の、図形端用の照射量係数(照射量密度)de(i)、de(i)、・・・de(i)と、図形内部用の照射量係数(照射量密度)din(i)、din(i)、・・・din(i)とを用いて、近接効果補正メッシュ領域40毎の照射量De(i),Din(i)を演算する。図形端用の照射量De(i)は、基準照射量Dを用いて、以下の式(10)で定義できる。
Figure 2014060194
また、図形内部用の照射量Din(i)は、基準照射量Dを用いて、以下の式(11)で示される。
Figure 2014060194
各照射量については、必要に応じて、その他の補正係数を乗じても構わない。
照射時間計算工程(S126)として、照射時間算出部74は、近接効果補正メッシュ領域40毎に、得られた図形端用の照射量De(i)と図形内部用の照射量Din(i)とをそれぞれ電子ビームの電流密度Jで割ることで、図形端用の照射時間teと図形内部用の照射時間tinとを演算する。算出された図形端用の照射時間teと図形内部用の照射時間tinは偏向制御回路120に出力される。
ここでは、照射量と照射時間とを別々に演算したが、これに限るものではなく、照射量演算項を含めて同時に照射時間を演算しても好適である。これにより、照射量演算工程(S125)の内容を照射時間計算工程(S126)の中に含めることができる。
描画工程(S128)として、描画部150は、近接効果補正メッシュ領域40毎に、ショット種毎に異なる照射量計算式で演算された照射量で当該近接効果補正メッシュ領域40内に、対応する各ショットの電子ビーム200を照射して、図形パターンを描画する。具体的には、以下のように動作する。偏向制御回路120は、ショット毎の照射時間を制御するデジタル信号をDACアンプユニット130に出力する。そして、DACアンプユニット130は、デジタル信号をアナログ信号に変換し、増幅した上で偏向電圧としてブランキング偏向器212に印加する。
電子銃201(放出部)から放出された電子ビーム200は、ブランキング偏向器212内を通過する際にブランキング偏向器212によって、ビームONの状態では、ブランキングアパーチャ214を通過するように制御され、ビームOFFの状態では、ビーム全体がブランキングアパーチャ214で遮へいされるように偏向される。ビームOFFの状態からビームONとなり、その後ビームOFFになるまでにブランキングアパーチャ214を通過した電子ビーム200が1回の電子ビームのショットとなる。ブランキング偏向器212は、通過する電子ビーム200の向きを制御して、ビームONの状態とビームOFFの状態とを交互に生成する。例えば、ビームONの状態では電圧を印加せず、ビームOFFの際にブランキング偏向器212に電圧を印加すればよい。かかる各ショットの照射時間Tで試料101に照射される電子ビーム200のショットあたりの照射量が調整されることになる。
以上のようにブランキング偏向器212とブランキングアパーチャ214を通過することによって生成された各ショットの電子ビーム200は、照明レンズ202により矩形の穴を持つ第1の成形アパーチャ203全体を照明する。ここで、電子ビーム200をまず矩形に成形する。そして、第1の成形アパーチャ203を通過した第1のアパーチャ像の電子ビーム200は、投影レンズ204により第2の成形アパーチャ206上に投影される。偏向器205によって、かかる第2の成形アパーチャ206上での第1のアパーチャ像は偏向制御され、ビーム形状と寸法を変化させる(可変成形を行なう)ことができる。かかる可変成形はショット毎に行なわれ、通常ショット毎に異なるビーム形状と寸法に成形される。そして、第2の成形アパーチャ206を通過した第2のアパーチャ像の電子ビーム200は、対物レンズ207により焦点を合わせ、偏向器208によって偏向され、連続的に移動するXYステージ105に配置された試料の所望する位置に照射される。以上のように、各偏向器によって、電子ビーム200の複数のショットが順に基板となる試料101上へと偏向される。
以上のように実施の形態1によれば、図形パターンのサイズに関わらず、図形や位置に応じて照射量計算式を使い分けることができる。そのため、面積密度が100%であり、パターン寸法が前方散乱の影響を受けないような領域において過剰な照射量を抑制できる。その結果、描画時間を短縮して装置のスループットを向上させることができる。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。例えば、描画装置100を制御する制御部構成については、記載を省略したが、必要とされる制御部構成を適宜選択して用いることは言うまでもない。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての荷電粒子ビーム描画装置及び方法は、本発明の範囲に包含される。
10 描画領域
20 ショット種判別メッシュ領域
22 図形内部(IN)メッシュ
24 図形端(END)メッシュ
26 空メッシュ
30,31,37 図形パターン
32,34,35,36 ショット図形
40 近接効果補正メッシュ領域
41 メッシュ領域
42,44 面積密度マップ
50 面積密度マップ作成部
52,56,66 判定部
54 ショット分割部
58 面積密度マップ作成部
60 照射量マップ作成部
62 後方散乱パラメータ演算部
64 dn計算部
68 照射量マップ作成部
70 加算部
72 照射量演算部
74 照射時間算出部
76 描画データ処理部
100 描画装置
101 試料
102 電子鏡筒
103 描画室
105 XYステージ
110 制御計算機
112 メモリ
120 偏向制御回路
130 DACアンプユニット
140 記憶装置
150 描画部
160 制御部
200 電子ビーム
201 電子銃
202 照明レンズ
203 第1の成形アパーチャ
204 投影レンズ
205 偏向器
206 第2の成形アパーチャ
207 対物レンズ
208 偏向器
212 ブランキング偏向器
214 ブランキングアパーチャ
330 電子線
340 試料
410 第1のアパーチャ
411 開口
420 第2のアパーチャ
421 可変成形開口
430 荷電粒子ソース

Claims (5)

  1. 荷電粒子ビームの前方散乱の影響半径よりも大きいサイズで試料の描画領域が仮想分割されたメッシュ状の複数の第1の小領域の第1の小領域毎に、同じ第1の小領域内において、ショットされる各荷電粒子ビームが形成するショット図形が前記図形パターンに対して図形端のショット図形なのか図形内部のショット図形なのかにより区分されるショット種毎に異なる照射量計算式を用いて、当該第1の小領域内にショットする各荷電粒子ビームの照射量を演算する照射量演算部と、
    第1の小領域毎に、ショット種毎に異なる照射量計算式で演算された照射量で当該第1の小領域内に各ショットの荷電粒子ビームを照射して、図形パターンを描画する描画部と、
    を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
  2. 前記第1の小領域のサイズよりも小さく、図形パターンがショット分割される際の最小ショットサイズより小さいサイズで試料の描画領域が仮想分割されたメッシュ状の複数の第2の小領域の第2の小領域毎に、図形パターンが配置される面積密度が定義される面積密度マップを作成する第1の面積密度マップ作成部と、
    第2の小領域毎に、前記面積密度マップに定義される面積密度を用いて当該第2の小領域が図形端に位置するのか図形内部に位置するのかを判定する小領域判定部と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  3. 前記ショット種毎に、当該ショット種のショット図形が前記複数の第1の小領域に配置される場合の前記第1の小領域毎の面積密度が定義される面積密度マップを作成する第2の面積密度マップ作成部をさらに備えたことを特徴とする請求項2記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  4. 図形パターンがショット分割された各ショット図形が図形端のショット図形か図形内部のショット図形かを判定するショット図形判定部をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  5. 荷電粒子ビームの前方散乱の影響半径よりも大きいサイズで試料の描画領域が仮想分割されたメッシュ状の複数の第1の小領域の第1の小領域毎に、同じ第1の小領域内において、ショットされる各荷電粒子ビームが形成するショット図形が前記図形パターンに対して図形端のショット図形なのか図形内部のショット図形なのかにより区分されるショット種毎に異なる照射量計算式を用いて、当該第1の小領域内にショットする各荷電粒子ビームの照射量を演算する工程と、
    第1の小領域毎に、ショット種毎に異なる照射量計算式で演算された照射量で当該第1の小領域内に各ショットの荷電粒子ビームを照射して、図形パターンを描画する工程と、
    を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画方法。
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