JP2016025670A - 回転駆動装置及び関節形ロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】回転駆動装置が備える振動型アクチュエータを冷却する際に、振動型アクチュエータで発生する摩耗粉が各種装置の設置雰囲気に飛散することを防止する。【解決手段】関節形ロボットの先端アーム10では、筒状のケース21の内部に配設された振動型アクチュエータ50の回転出力が外部に取りされる。振動型アクチュエータ50は、振動体51と、振動体51と加圧接触して回転する回転移動体61と、振動体51に駆動振動を励起する圧電素子52とを有し、ケース21は、吸気口24が形成されると共に、排気を行うホース20が取り付けられており、ケース21の内部に形成される吸気口24からホース20への空気の流路の間に振動体51と回転移動体61との加圧接触部が位置する構造とする。【選択図】図2

Description

本発明は、振動型アクチュエータを備える回転駆動装置と、回転駆動装置を備える関節形ロボットに関する。
複数のアームを持つ関節形マニピュレータや関節形ロボットでは、各アームの回転駆動や伸縮駆動、屈曲駆動を行う関節部に、必要な駆動力を与えるモータを内蔵している。モータは駆動時の損失により発熱するため、モータ自体及びアーム部が高温になってしまうことを防ぐための冷却機構が必要になる。
そこで、アーム部の空洞部にエアホースを配設し、モータ部の近傍においてこのエアホースに開口した分岐口を設けて、モータ部に冷却風を吹き付けることでモータ部を冷却する構造が知られている(特許文献1参照)。また、アーム部内に冷却用通風路を形成し、ロボットのベース側からロボットアームのエンドエフェクタ側へ冷却空気を送風して、ロボットアームの先端から排気を行うことで、モータ部とアーム部を冷却する構造が知られている(特許文献2参照)。
一方、振動体によって被駆動体を駆動する振動型アクチュエータを用いた関節形ロボットでは、振動型アクチュエータの冷却構造に加えて、振動型アクチュエータで発生する摩耗粉を外部に飛散させない構造が必要とされる。そこで、振動型アクチュエータを内包するケースにおいて、ステータ(振動体)及びロータ(被駆動体)の外周部と対向しない位置に通気口を設けた構造が提案されている(特許文献3参照)。
特開平7−246587号公報 実公昭59−36390号公報 特開平6−205590号公報
振動型アクチュエータをモータとして用いた関節形ロボットに対して上記特許文献1,2に記載された冷却方法を適用した場合には、次のような問題が生じる。即ち、特許文献1の冷却構造では、ホースから吹き付けられる冷却風が振動型アクチュエータの振動体と被駆動体との摩擦部で生じる摩耗粉を巻き上げてしまい、アーム内部に飛散した摩耗粉がアーム部の隙間から作業雰囲気に飛散してしまうという問題がある。また、特許文献2の冷却構造でも、ロボットアームの先端からの排気に摩耗粉が含まれてしまい、作業対象物や作業雰囲気に摩耗粉を撒き散らしてしまうという問題がある。特許文献3の冷却・防塵構造には、通気口を摩耗粉が通過することは避けられず、作業対象物や作業雰囲気への摩耗粉の飛散を防ぎきれないという問題がある。
本発明は、回転駆動装置が備える振動型アクチュエータを冷却する際に、その振動型アクチュエータで発生する摩耗粉を、各種装置の設置雰囲気に飛散させない技術を提供することを目的とする。
本発明に係る回転駆動装置は、振動型アクチュエータが筒状のケースの内部に配設され、前記振動型アクチュエータの回転出力が前記ケースの外部に取り出される回転駆動装置であって、前記振動型アクチュエータは、加圧接触して相対的に回転移動する振動体および被駆動体と、前記振動体と接合され、駆動電圧が印加されることによって前記振動体と前記被駆動体とを相対的に回転移動させるための振動を前記振動体に励起する電気−機械エネルギ変換素子とを有し、前記ケースは、吸気口と、負圧が供給される排気口とを有し、前記ケースの内部に形成される前記吸気口から前記排気口への空気の流路の間に、前記振動体と前記被駆動体との加圧接触部が位置することを特徴とする。
本発明によれば、回転駆動装置が備える振動型アクチュエータを冷却する際に、その振動型アクチュエータで発生する摩耗粉が各種装置の設置雰囲気に飛散してしまうことを防止することができる。
本発明の実施形態に係る関節形ロボットの概略構造を示す図である。 図1の関節形ロボットが備える先端アームの構造を示す断面図である。 図1の関節形ロボットが備える先端アームの第1の変形例の概略構造を示す断面図である。 図4の先端アームが備える振動型アクチュエータを構成する振動子の構造を示す図である。 図1の関節形ロボットが備える先端アームの第2の変形例の概略構造を示す断面図である。 図1の関節形ロボットが備える先端アームの第3の変形例の概略構造を示す断面図である。 図6の先端アームを構成するケースに設けられたリング状突起部の変形例の構造を示す部分斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。ここでは、本発明に係る回転駆動装置として、複数の関節部を有する関節形ロボットにおけるエンドエフェクタ側のアーム部(以下「先端アーム」という)を取り上げることとする。但し、本発明はこれに限定されるものではない。
<関節形ロボットの概略構造>
図1は、本発明の実施形態に係る関節形ロボットの概略構造を示す図である。関節形ロボット100は、回転軸として第1軸乃至第6軸を有する6軸関節形ロボットであり、各軸の回転方向は図示の通りである。なお、各軸の動きは本発明とは直接には関係が無いため、詳細な説明は省略する。
関節形ロボット100において、第6軸部である先端アーム10には、回転モータとして振動型アクチュエータが組み込まれている。また、関節形ロボット100では、ホース20が、関節形ロボット100の架台側から各アームに沿って配設され、先端アーム10に取り付けられている。後述する通り、ホース20の内部は、関節形ロボット100の作業雰囲気の気圧よりも負圧の状態に保たれている。そして、先端アーム10のエンドエフェクタ側には、吸気口24(図2参照)が設けられている。
<第1実施形態>
図2は、先端アーム10の詳細な構造を示す断面図である。先端アーム10は、大略的に、外装である筒状のケース21の内部に振動型アクチュエータ50が配設された構造を有する。振動型アクチュエータ50は、出力軸40を回転軸として円環状に形成されており、振動体51、圧電素子52、回転移動体61及び付勢部材62を備える。
電気−機械エネルギ変換素子である圧電素子52は、振動体51に接合されている。圧電素子52には所定のパターンの電極部71が形成されており、電極部71に配線部材72を通じて複数の駆動電圧が印加されることで、振動体51と圧電素子52とからなる振動子に進行性の振動波(駆動振動)を生じさせる。一方、付勢部材62は、出力軸40に結合された状態で更に回転移動体61と接合され、被駆動体である回転移動体61を振動体51に加圧接触させている。また、振動型アクチュエータ50の回転出力をケース21の外部に取り出す出力軸40は、2カ所に配設されたベアリング44を介してケース21に保持されている。こうして、振動体51に励起された駆動振動によって回転移動体61に回転駆動力(摩擦駆動力)が与えられ、出力軸40を回転させることで、出力軸40に連結された回転出力部41を回転させる。
ケース21の回転出力部41側の端面(回転軸と直交する面)には、吸気口24が形成されている。また、ケース21において吸気口24が形成されている端面と対向する端面には貫通穴22が形成されており、貫通穴22には、ケース21内で開口するようにホース20が挿入されている。つまり、ホース20のケース21内での開口部が排気口として機能する。なお、貫通穴22とホース20との隙間には、貫通穴22を閉塞すると共にホース20を保持するシール材25が充填されている。
ホース20には負圧が供給されており、これによってケース21内はケース21外よりも負圧とされ、ケース21内の空気がホース20を通して排気される。負圧の供給方法に特に制限はなく、例えば、ホース20が接続された容器(不図示)に排気ファン或又は排気ポンプを取り付け、或いは、排気ダクト等から分岐させた排気管にホース20をつなぐ等することで、負圧を供給することができる。また、先端アーム10が接続される第5軸部のアームと接続される排気経路を形成して、第5軸部のアームに負圧を供給し、第5軸部のアームを介してケース21内の空気の排気するようにしてもよい。
ホース20による排気により、ケース21内には破線矢印で示されるように、吸気口24からケース21内に流れ込んだ後にホース20から排気されるように空気の流れが形成され、この空気の流れによって振動型アクチュエータ50が冷却される。このとき、本実施形態では、振動体51と回転移動体61の加圧接触部の近傍に空気の流れが形成されるため、この加圧接触部を効率的に冷却して、加圧接触部の摩擦熱による振動体51及び回転移動体61の温度上昇を効果的に抑制することができる。
振動型アクチュエータ50では、振動体51と回転移動体61との加圧接触による摩擦力を利用して駆動力を得ているため、振動体51と回転移動体61との加圧接触部に摩耗粉が生じる。こうして生じた摩耗粉は、ケース21内に形成された空気の流れに乗り、ホース20を通して先端アーム10外部に排出される。このとき、ケース21内での空気の流れは、回転出力部41に取り付けられるエンドエフェクタ側から遠ざかる方向に形成されるため、吸気口24から摩耗粉が排出されてしまうことを防止することができる。これにより、関節形ロボット100が塵埃を嫌う部品や作業対象物をハンドリングする際に、摩耗粉を作業対象物側に飛散させること防止することができる。
なお、吸気口24の設置位置は、ケース21内に形成される空気の流れの途中に振動体51と回転移動体61との加圧接触部が位置するように定められ、よって、ケース21の回転出力部41側(エンドエフェクタ側)の端面に限定されるものではない。例えば、ケース21の筒状側面に吸気口24を設けてもよい。その場合にケース21の回転出力部41側の端面と対向する面にホース20が取り付けられているのであれば、ケース21の筒状側面における回転出力部41側の端面から振動体51と回転移動体61との加圧接触部までの間に吸気口24を設けるようにする。また、ケース21内に形成される空気の流れの途中に振動体51と回転移動体61との加圧接触部が位置するように、吸気口24の設置位置に応じてホース20の配設位置を変更してもよい。
吸気口24の数と大きさは、振動体51と回転移動体61の温度上昇を抑制することができる空気に流れを形成することができる限りにおいて、変更(設計)が可能である。また、吸気口24からホース20の開口までの空気の流路に塵埃を捕捉するフィルタを設けることも望ましい。
<第2実施形態>
図3は、先端アーム10の第1の変形例である先端アーム10Aの概略構造を示す断面図である。図3の先端アーム10Aの構成要素のうち、図2の先端アーム10の構成要素と同等であるものについては、同じ符号を付して、重複する説明は省略することとするが、適宜、必要に応じて符号末尾に「A」を付して説明を行う。
先端アーム10Aは、大略的に、外装である筒状のケース21Aの内部に振動型アクチュエータ50Aが配設された構造を有する。回転移動体61Aは付勢部材62Aに接合され、付勢部材62Aは回転出力部41Aに接合されている。また、回転出力部41Aはクロスローラベアリング44Aの内輪部に回転自由に連結され、ケース21Aはクロスローラベアリング44Aの外輪部に接合されている。
図4は、振動型アクチュエータ50Aを構成する振動子の概略構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)中の矢視A−A断面図である。振動子は、振動体51Aに圧電素子52Aが接合されて構成されている。圧電素子52Aは、図2を参照して説明した圧電素子52と同じである。振動体51Aは、円板状の形状を有し、中心部に対して肉厚に形成された外周部の上面側に、周方向に所定の等間隔でスリット部54Aが形成された構造を有し、隣接するスリット部54Aの間に形成される凸部53Aの上面で回転移動体61Aと加圧接触している。振動体51Aは、その中心部においてケース21Aに固定されており、ケース21Aと固定される部分には、複数の孔部55Aが形成されている。これらの孔部55Aは、振動体51Aの軽量化に寄与する。
ケース21Aにおいて、回転出力部41A側の端面には吸気口24Aが形成されており、吸気口24Aが形成されている端面と対向する端面の中心に設けられた貫通穴22Aにホース20Aが配設され、ホース20Aに負圧が供給されている。振動型アクチュエータ50Aでは、振動体51Aに設けられたスリット部54Aをケース21の内部に形成される空気の流路の一部として用いる。即ち、吸気口24からケース21A内に流れ込んだ空気は、破線矢印で示されるように、先ず、振動体51Aに設けられたスリット部54Aを通って、振動型アクチュエータ50Aの内部(振動体51A、回転移動体61A及び付勢部材62Aによって囲まれる空間)へ流入する。その後、振動型アクチュエータ50Aの内部へ流入した空気は、ホース20Aを通して排気される。
こうして、振動体51Aと回転移動体61Aとの加圧接触部の直近に空気を流す構成とすることによって、加圧接触部の摩擦熱による振動体51A及び回転移動体61Aの温度上昇をより効果的に抑制することができる。また、先端アーム10Aでも、先端アーム10と同様に、ケース21A内での空気の流れは、回転出力部41A側から遠ざかる方向に形成されるため、吸気口24Aから摩耗粉が排出されることを防止することができる。
なお、振動型アクチュエータ50Aでは、付勢部材62Aに適度なバネ性を与え、また、軽量化を図るために、回転軸に平行な方向に貫通する孔部を設けてもよい。但し、その場合には、振動型アクチュエータ50Aの内部へ流入する空気の流速を上げるために、設けた孔部をフィルム或いはゴム等の部材で閉塞することが望ましい。
一方、回転軸と平行な方向に貫通する孔部を付勢部材62Aに設け、この孔部を閉塞しない構成とする場合には、図2の先端アーム10のケース21に対してホース20を設けた位置と同等の位置にホース20Aを配設することが望ましい。同時に、振動体51Aと回転移動体61Aとの加圧接触部と、ケース21Aの内周側の壁面との間の隙間をできるだけ狭くすることが好ましい。これにより、吸気口24Aから取り込まれた空気が、振動型アクチュエータ50Aの内部空間とスリット部54Aとを経てホース20Aから排出されるような流路を形成することができる。つまり、吸気口24Aから取り込まれた空気が振動型アクチュエータ50Aの内部空間へ流入し、振動体51Aと回転移動体61Aとの加圧接触部の直近を関節形ロボット100の作業領域から遠くなる方向へ排気されるように、空気の流路を形成することが望ましい。吸気口24の設置場所が、ケース21Aにおける回転出力部41側の端面に制限されないことは、図2の先端アーム10の場合と同様である。
<第3実施形態>
図5は、先端アーム10の第2の変形例である先端アーム10Bの概略構造を示す断面図である。先端アーム10Bは、図3の先端アーム10Aに対して更に、被検出体81、検出部82及び検出部用配線83を配設した構造を有する。そのため、先端アーム10Bの構成要素のうち、先端アーム10Aの構成要素と同等であるものについては、同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
先端アーム10Bが備える被検出体81は、例えば、回転出力部41Aの回転位置を検出する反射型光学式ロータリエンコーダであり、回転出力部41Aに取り付けられて回転出力部41Aと一体的に回転する。検出部82は、被検出体81の回転位置を検出することによって回転出力部41Aの回転位置を検出する光センサ等のエンコーダであり、ケース21Aに固定されている。検出部用配線83は、検出部82に動作用電力を供給すると共に、検出部82の出力を取り出すための配線である。
先端アーム10Bでのケース21A内の空気の流れは、図3の先端アーム10Aのケース21A内での空気の流れと同じであるので、ここでの説明を省略する。先端アーム10Bでは、被検出体81と検出部82との間の空隙部が、ケース21A内での空気の流れの中で、振動体51と回転移動体61との加圧接触部よりも上流側に位置している。こうして、加圧接触部で生じた摩耗粉が検出部82の近傍へ飛散しない構造となっているため、検出部82による誤検出の発生を防止することができる。
<第4実施形態>
図6は、先端アーム10の第3の変形例である先端アーム10Cの概略構造を示す断面図である。先端アーム10Cは、図2の先端アーム10でのケース21内での空気の流れを改良したものであり、先端アーム10Cを構成するケース21Cの構造に最も大きな特徴がある。そのため、以下では、ケース21Cの構造について詳細に説明し、先端アーム10Cの構成要素のうち、先端アーム10の構成要素と同等であるものについては、同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
ケース21Cにおいて、回転出力部41側の端面には、回転軸について対称となる2カ所に吸気口24が形成されている。また、ケース21Cにおいて、2カ所の吸気口24が形成されている面と対向する面には、2カ所の吸気口24とそれぞれ対向するように2カ所に貫通穴22が形成されており、それぞれの貫通穴22にホース20Cがケース21内で開口するように挿入されている。
ケース21Cの筒状側面の内周側の壁面において振動体51と回転移動体61との加圧接触部と対向する位置には、回転軸側へ突出するリング状突起部91が形成されている。こうして、先端アーム10Cでは、振動体51と回転移動体61との加圧接触部とリング状突起部91との間の空気の流路の流速方向と略直交する断面積が小さくなるように絞られている。そのため、吸気口24からケース21C内に流入した空気の流速は、振動体51と回転移動体61との加圧接触部とリング状突起部91との間を通過する際に大きくなる。空気の熱伝達係数は流速が大きいほど高くなるため、加圧接触部の近傍を流れる空気は、より効率的に加圧接触部から熱を奪うことができるようになる。こうして、加圧接触部で発生する摩擦熱による振動体51及び回転移動体61の温度上昇をより効果的に抑制することができる。
図7は、リング状突起部91の変形例であるリング状突起部92の構造を示す部分斜視図である。リング状突起部92は、回転軸の軸方向に対して所定の角度を有するように、且つ、周方向に略等間隔に、螺旋状の溝部92Aが形成された構造を有する。リング状突起部92をこのような構造とすることにより、回転移動体61の外周を取り巻くように渦流状の気流を生成させることができる。ここで、振動体51と回転移動体61との加圧接触部では、振動子を駆動した際に周方向に窪みが形成されるため、螺旋状の溝部92Aによって形成された渦流状の気流は、加圧接触部に生じた窪みに効率的に吹き込む。よって、加圧接触部で発生する摩擦熱による振動体51及び回転移動体61の温度上昇を更に効果的に抑制することができる。
特に、回転移動体61の回転方向が特定の回転方向に支配的に行われる場合には、回転移動体61の回転方向とは逆の方向に渦流状の気流の回転成分が生じるように、螺旋状の溝部92Aを形成することが好ましい。これにより、回転移動体61の表面と渦流状の気流との速度差を増大させることができるため、より効果的に振動体51と回転移動体61との加圧接触部を冷却することができるようになる。なお、吸気口24の数は2カ所に制限されるものではなく、同様に、貫通穴22とホース20の数も2カ所に限定されるものではなく、これらの数或いは大きさ等は、振動体51及び回転移動体61の温度上昇を抑制するという目的が達成される限りにおいて、任意に設定することができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
例えば、上記実施形態では、固定された振動体51に対して、被駆動体である回転移動体61が回転する構成を取り上げたが、これに限定されるものではない。例えば、一定角度の範囲内で往復運動を行う回転駆動装置では、固定された被駆動体に対して振動体が回転する構成であってもよい。つまり、振動型アクチュエータは、振動体と被駆動体とが相対的に回転移動する構成であればよい。
例えば、上記実施形態では、関節形ロボット100の第6軸部である先端アーム10に回転モータとして振動型アクチュエータを組み込んだ例について説明した。しかし、これに限定されず、上述した先端アーム10の構造は、他の軸部や不図示のエンドエフェクタユニットに組み込まれる回転駆動部にも適用が可能である。また、先端アーム10の冷却・塵埃排出構造は、関節形ロボット100に限定されず、例えば、画像形成装置における感光体ドラム等の各種の回転駆動装置にも適用が可能である。
10,10A,10B,10C 先端アーム
50,50A 振動型アクチュエータ
20,20A,20C ホース
21,21A,21C ケース
40 出力軸
41 回転出力部
51 振動体
52 圧電素子
61,61A 回転移動体
62,62A 付勢部材
91,92 リング状突起部
92A 溝部

Claims (7)

  1. 振動型アクチュエータが筒状のケースの内部に配設され、前記振動型アクチュエータの回転出力が前記ケースの外部に取り出される回転駆動装置であって、
    前記振動型アクチュエータは、
    加圧接触して相対的に回転移動する振動体および被駆動体と、
    前記振動体と接合され、駆動電圧が印加されることによって前記振動体と前記被駆動体とを相対的に回転移動させるための振動を前記振動体に励起する電気−機械エネルギ変換素子とを有し、
    前記ケースは、吸気口と、負圧が供給される排気口とを有し、
    前記ケースの内部に形成される前記吸気口から前記排気口への空気の流路の間に、前記振動体と前記被駆動体との加圧接触部が位置することを特徴とする回転駆動装置。
  2. 前記振動体は、円板状の形状を有し、中心部に対して肉厚に形成された外周部の上面側に周方向に所定の等間隔でスリット部が形成された構造を有し、隣接する前記スリット部の間に形成される凸部の上面で前記被駆動体と加圧接触し、
    前記スリット部が前記ケースの内部において形成される空気の流路の一部となっていることを特徴とする請求項1に記載の回転駆動装置。
  3. 前記被駆動体の回転位置を検出するエンコーダが、前記ケースの内部での空気の流路の中で、前記振動体と前記被駆動体との加圧接触部よりも上流側に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転駆動装置。
  4. 前記ケースの内周側において前記振動体と前記被駆動体との加圧接触部と対向する位置に、前記空気の流路の流速方向と略直交する断面積を小さくする突起部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の回転駆動装置。
  5. 前記突起部の内周側に螺旋状の溝部が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の回転駆動装置。
  6. 前記被駆動体は特定の方向に回転駆動され、前記被駆動体の回転方向とは逆の方向に渦流状の気流の回転成分が生じるように、前記突起部に螺旋状の溝部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の回転駆動装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の回転駆動装置を備えることを特徴とする関節形ロボット。
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