JP2016022896A - 鞍乗り型車両のシュラウド構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フロントフォーク4の左右側方から、運転者の膝に挟まれるニーグリップ部材30の前部及びニーグリップ部材30の下方のエンジン20の前部にわたって、車体の左右にシュラウド40が配置された鞍乗り型車両1のシュラウド構造において、シュラウド40は、車幅方向内側に配置されるインナーシュラウド50とインナーシュラウド50よりも車幅方向外側に配置されるアウターシュラウド60とを有し、インナーシュラウド50は、側面視で、アウターシュラウド60と上下方向で重なる上下幅部51wを有すると共に、アウターシュラウド60の前後縁61,62よりも前後方向に張り出す前後張出部51f,51rを有する。
【選択図】図1
Description
請求項2に記載した発明は、前記シュラウド(40)の上下間には、前後方向に延びると共に車幅方向内側に凹む凹部(41,50d)が形成されることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記シュラウド(40)の上下には、前記車体への取付部(53,56)が設けられ、側面視で前記凹部(41,50d)と重なる位置で前記シュラウド(40)と前記車体との間には、前記シュラウド(40)の車幅方向内側への動きを車幅方向外側から前記車体へ当接することにより規制する位置規制部(55)が配置されることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記アウターシュラウド(60)は、前記インナーシュラウド(50)の側から締結する締結部材(70)により前記インナーシュラウド(50)と一体的に組み合わされると共に、前記インナーシュラウド(50)の側に設けた前記取付部(53,56)により前記車体に取り付けられ、且つ、前記アウターシュラウド(60)は、前記締結部材(70)及び前記取付部(53,56)が側面視で外部に露出しないように前記締結部材(70)及び前記取付部(53,56)を覆うことを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記アウターシュラウド(60)と前記インナーシュラウド(50)の前記前後張出部(51f,51r)との間には、前記アウターシュラウド(60)と前記インナーシュラウド(50)との間を流れる走行風を通過させる走行風通過口(44)が形成されることを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、前記シュラウド(40)には、前記フロントフォーク(4)の車幅方向外側面側から前記フロントフォーク(4)の後面側へ延びると共に上側ほど後方に位置するように傾斜する傾斜壁(42)が形成され、前記傾斜壁(42)の車幅方向内側端(42a)は、前記フロントフォーク(4)の車幅方向外側端(4a)よりも車幅方向内側に位置することを特徴とする。
請求項7に記載した発明は、前記シュラウド(40)の上下間には、前後方向に延びると共に車幅方向内側に凹む凹部(41,50d)が形成され、側面視で前記凹部(41,50d)の下方には、前記エンジン(20)の前方に配置される冷却装置(23)の上縁(23a)が配置され、前記傾斜壁(42)は前記凹部(41,50d)より上方に配置されることを特徴とする。
又、インナーシュラウドがアウターシュラウドにより車幅方向外側から支えられるため、走行風によるインナーシュラウドの車幅方向外側への開きを抑制できる。
請求項2に記載した発明によれば、シュラウド全体を車幅方向外側に凸とした場合と比較して、シュラウドのオーバーハング(前方から見て車幅方向外側にはみ出す長さ)を小さくでき、シュラウドの大型化を抑止しつつ軽量化を図ることができる。
請求項3に記載した発明によれば、取付部によりシュラウドの上下を車体に保持しつつ、位置規制部によりシュラウドの上下中間の前端部のばたつきを抑制することができる。又、側面視で凹部と重なる位置に位置規制部が配置されるため、位置規制部のオーバーハング(前方から見て車幅方向外側にはみ出す長さ)を小さくできる。又、シュラウドの上下に取付部が配置されるため、車体への取付場所の自由度を向上できる。
請求項4に記載した発明によれば、アウターシュラウドがインナーシュラウドの側から締結する締結部材によりインナーシュラウドと一体的に組み合わされることで、インナーシュラウドとアウターシュラウドとの結合力を高めつつ組立性を向上できる。又、アウターシュラウドがインナーシュラウドと一体小組された状態で、アウターシュラウドをインナーシュラウド側に設けた取付部により車体に取り付けるため、シュラウドの車体への取付性を向上できる。又、前記締結部材及び前記取付部が側面視で外部に露出しないようにアウターシュラウドで覆われるため、アウターシュラウドの外観面に前記締結部材及び前記取付部が露出することを抑止でき、外観性を向上できる。
請求項5に記載した発明によれば、走行風通過口によりシュラウドの整流効果を高めると共に、乗員への走行風の巻き込みを抑止して乗り心地を向上できる。又、前記整流効果を高めることにより、エンジン等の冷却効果を向上できる。
請求項6に記載した発明によれば、シュラウドの車幅方向内側の空間を利用して走行風を上方へ導くことができ、前輪のダウンフォースを高めて乗り心地を向上できる。
請求項7に記載した発明によれば、凹部上方の傾斜壁によるダウンフォースによって、乗り心地の向上効果と、エンジンや冷却装置の冷却性能の向上効果とを両立できる。
図2は、上記自動二輪車1の前面図である。
図2に示すように、自動二輪車1の前輪2は左右一対のフロントフォーク4の下端部に軸支される。左右フロントフォーク4の上部はステアリングステム5を介して車体フレーム10の前端部のヘッドパイプ11に操向可能に枢支される。ステアリングステム5のトップブリッジ上には操向用のバーハンドル6が取り付けられる。ステアリングステム5にはメータ装置7及びヘッドランプ8等が支持される。
エンジン20は、その下部を構成するクランクケース21の前部上方にシリンダ22を起立させる。シリンダ22は、クランクケース21側から順に、シリンダ本体、シリンダヘッド及びヘッドカバーを有する。
例えばアウターシュラウド60をABS樹脂(アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合合成樹脂)等の塗装樹脂とすることで外観性を向上できる。
例えば、インナーシュラウド50の前後張出部51f,51rをPP樹脂(ポリプロピレン樹脂)等の着色樹脂とすることで傷タフネスを向上できる。即ち、インナーシュラウド50の前後張出部51f,51rに飛び石やブーツ等が接触しても、前後張出部51f,51rに傷が生じることを抑止できる。
図4は、上記自動二輪車1のシュラウド40からアウターシュラウド60を取り外した状態を示す、図3に相当する斜視図である。
図3に示すように、エンジン20の前上方には、オイルクーラー23(冷却装置)が配置される。オイルクーラー23は、車幅方向に長手を有する直方体形状をなすと共に、前面(コア面)が前下がりに傾斜するように配置される。オイルクーラー23は、ブラケット等を介してダウンフレーム13に取り付けられる。側面視でシュラウド40の凹部41(インナーシュラウド50の凹部50d)の下方には、オイルクーラー23の上縁23aが配置される(図1参照)。
尚、オイルクーラー23の下方には、ホーン32が配置される。
図5に示すように、シュラウド40には、フロントフォーク4の車幅方向外側面側からフロントフォーク4の後面側へ延びると共に上側ほど後方に位置するように傾斜する傾斜壁42が形成される。傾斜壁42はシュラウド40の凹部41(インナーシュラウド50の凹部50d)より上方に配置される。傾斜壁42は、図5の断面視で、後側ほど車幅方向内方に位置するように湾曲して延びる。
図6に示すように、シュラウド40の前部の車幅方向内側には、前下がりに傾斜した複数のリブ52bが配置される。複数のリブ52bは、インナーシュラウド50の車幅方向内側面から車幅方向内方に起立する。複数のリブ52bは、ルーバー52を構成する複数のリブ52aと前張出部51fを挟んで車幅方向で連なる位置に配置される。これにより、ルーバー52を補強すると共に、シュラウド40の前部の剛性を高めることができる。
図7に示すように、シュラウド40の後部における走行風通過口44内にはルーバーが配置されていない。そのため、シュラウド40の前部におけるルーバー52が配置された走行風通過口44の開口面積よりもシュラウド40の後部における走行風通過口44の開口面積の方が大きくなる。
図8に示すように、燃料タンク30の前部の車幅方向外側面には、シュラウド40の取付部71,73が固定される。第一取付部71及び第二取付部73は、前後に所定の間隔を空けて配置される。
図9に示すように、側面視でシュラウド40の凹部41(インナーシュラウド50の凹部50d)と重なる位置でシュラウド40と車体との間には、シュラウド40の車幅方向内側への動きを車幅方向外側から前記車体へ当接することにより規制する位置規制部55が配置される。位置規制部55は、インナーシュラウド50の車幅方向内側面から車幅方向内方に突出するような有底筒状に形成される。位置規制部55は、底部を後述の座面部76aに車幅方向外側から当接させると共に、底部を後述の係合部76b(図10参照)に係合させる。位置規制部55は、インナーシュラウド50の車幅方向内側面と一体に形成される。
図10に示すように、ヘッドパイプ11(図1参照)の下部とダウンフレーム13の上部とには、これらに跨るガセット74が溶接等により結合される。ガセット74における前記位置規制部55と車幅方向で対向する位置には、当接部76が当接する座面74aが配置される。当接部76は、車幅方向に沿うような中心軸を有する円柱状の座面部76aと、この座面部76aから車幅方向外方に延びた後、前後に膨出する係合部76bとを有する。座面部76aは前記位置規制部55の底部に当接され、係合部76bは前記位置規制部55の底部に係合される。前記位置規制部55に取り付けられた当接部76が車幅方向外側から前記座面74aへ当接することにより、シュラウド40の車幅方向内側への動きが規制される。当接部76は、例えばゴム等の弾性材料で形成される。
図11に示すように、車体フレーム10を構成するダウンフレーム13の外側部には、エンジン20の前方で車幅方向外側に突出するブラケット75が溶接等により結合される。ブラケット75には、上下方向に対し前側ほど上方に位置するように傾斜した中心軸を有する円筒状の筒部75aが一体に設けられる。この筒部75aには、ゴム等の弾性材料で形成される円環状の環状部材77が取り付けられる。環状部材77の外周面には、環状部材77の周方向に沿うように溝77aが形成される。この溝77aに、インナーシュラウド50の内方に起立する係合片56(取付部、図13参照)が係合することにより、シュラウド40の下部が支持される。
図13は、車体右側のインナーシュラウドの前面図である。尚、図13においては、便宜上、インナーシュラウド50の位置規制部55に取り付けられる当接部76を二点鎖線で図示している。
図12に示すように、インナーシュラウド50は、側面視で前側ほど上下幅が小さくなるような三角形状を有し、上側ほど前方に位置するように傾斜した前辺部50aと、後側ほど上方に位置するように傾斜した上辺部50bと、前辺部50aの下端及び上辺部50bの後端の間にわたる後下辺部50cとを有する。
第一挿通孔53aは、上辺部50b寄りに配置される。第一挿通孔53aは、側面視で前側ほど下方に位置するように延びる長方形状をなし、前外側方に開口する。
第二挿通孔53bは、後下辺部50c寄りに配置される。第二挿通孔53bは、側面視で下側ほど前後幅が小さくなる台形状をなし、車幅方向に開口する。
座面部53cは、第一挿通孔53aの前方に配置される。座面部53cには、側面視で前側ほど下方に位置するように傾斜する。
差込部53dは、第二挿通孔53bの前方に配置される。差込部53dは、側面視で前方に突出する凸状をなす。
尚、インナーシュラウド50の後部には、例えばサイドカバー等の車両部品32(図1参照)への取付部57が後方に突出して形成される。
第一組付部54a、第二組付部54b及び第三組付部54cは、インナーシュラウド50の前部において前辺部50aに沿うように並び、互いに所定の間隔を空けて配置される。第四組付部54dは、インナーシュラウド50の上部の前後中央において上辺部50b寄りに配置される。第五組付部54eは、インナーシュラウド50の上下左右中央に配置される。第一組付部54a、第二組付部54b、第三組付部54c、第四組付部54d及び第五組付部54eには、側面視で円形の挿通孔が車幅方向に開口して形成されると共に、側面視で円環状の座面が形成され、車幅方向内方から取り付けた締結部材70(図4参照)による締結を可能とする。
インナーシュラウド50の車幅方向内側の上下中央部には、前記位置規制部55が車幅方向内側に突出して形成される。前記位置規制部55には、当接部76が取り付けられる。
インナーシュラウド50の車幅方向内側の下部には、前記環状部材77(図11参照)への取付部としての係合片56が車幅方向内側に突出して形成される。係合片56には、環状部材77の外径(溝77aを含まない外周面の外径)よりも小さい直径を有する円形の挿通孔が前上方に開口して形成される。
図15は、車体右側のアウターシュラウド60の前面図である。
図14に示すように、アウターシュラウド60は、側面視で前側ほど上下幅が小さくなるようなV字形状をなし、側面視で前方に凸のV字形状を有する前後縁61,62と、前後縁61,62の上下端の間にわたる上下縁60a,60bとを有する。
第一突出部64a、第二突出部64b、第三突出部64c、第四突出部64d及び第五突出部64eは、アウターシュラウド60の車幅方向内側面から車幅方向内方に突出するボス状をなす共に、その突出端が前記第一組付部54a、第二組付部54b、第三組付部54c、第四組付部54d及び第五組付部54eの座面(図12参照)にそれぞれ当接可能とされる。
先ず、アウターシュラウド60を、インナーシュラウド50の側から締結する締結部材70(図4参照)によりインナーシュラウド50に一体的に組み合わせる。具体的には、例えばアウターシュラウド60の第一係止片64f及び第二係止片64g(図14参照)に組付部材72(図8参照)を予め取り付けておく。次に、この状態で、アウターシュラウド60の前記第一係止片64f及び第二係止片64gの車幅方向内方への突出部分をインナーシュラウド50の前記第一差込孔54f及び第二差込孔54g(図4参照)に差し込み、前記第一係止片64f及び第二係止片64gを前記第一差込孔54f及び第二差込孔54gにそれぞれ係止する。
そして、インナーシュラウド50の後部の取付部57(図12参照)を車両部品32(図4参照)に取り付けることにより、シュラウド40の車体への取付が完了する。
これにより、シュラウド40をインナーシュラウド50とアウターシュラウド60との合わせ構造とすることにより、シュラウドを一枚構造とした場合と比較して、シュラウド40の剛性を向上できる。例えば、アウターシュラウド60の剛性の小さい部分をインナーシュラウド50の剛性で効果的に補完できる。又、側面視でインナーシュラウド50をアウターシュラウド60と上下方向で重ねると共にアウターシュラウド60の前後縁61,62よりも前後方向に張り出させることで、インナーシュラウドとアウターシュラウドとを同じ大きさとした場合と比較して、シュラウド40の大型化を抑止しつつ軽量化を図ることができる。従って、シュラウド40の更なる強度確保及び軽量化を図ることができる。
又、インナーシュラウド50がアウターシュラウド60により車幅方向外側から支えられるため、走行風によるインナーシュラウド50の車幅方向外側への開きを抑制できる。
この構成によれば、シュラウド全体を車幅方向外側に凸とした場合と比較して、シュラウド40のオーバーハング(前方から見て車幅方向外側にはみ出す長さ)を小さくでき、シュラウド40の大型化を抑止しつつ軽量化を図ることができる。
この構成によれば、取付部53,56によりシュラウド40の上下を車体に保持しつつ、位置規制部55によりシュラウド40の上下中間の前端部のばたつきを抑制することができる。又、側面視で凹部41,50dと重なる位置に位置規制部55が配置されるため、位置規制部55のオーバーハング(前方から見て車幅方向外側にはみ出す長さ)を小さくできる。又、シュラウド40の上下に取付部53,56が配置されるため、車体への取付場所の自由度を向上できる。
この構成によれば、アウターシュラウド60がインナーシュラウド50の側から締結する締結部材70によりインナーシュラウド50と一体的に組み合わされることで、インナーシュラウド50とアウターシュラウド60との結合力を高めつつ組立性を向上できる。又、アウターシュラウド60がインナーシュラウド50と一体小組された状態で、アウターシュラウド60をインナーシュラウド50側に設けた取付部53,56により車体に取り付けるため、シュラウド40の車体への取付性を向上できる。又、前記締結部材70及び前記取付部53,56が側面視で外部に露出しないようにアウターシュラウド60で覆われるため、アウターシュラウド60の外観面に前記締結部材70及び前記取付部53,56が露出することを抑止でき、外観性を向上できる。
この構成によれば、走行風通過口44によりシュラウド40の整流効果を高めると共に、乗員への走行風の巻き込みを抑止して乗り心地を向上できる。又、前記整流効果を高めることにより、エンジン20等の冷却効果を向上できる。
この構成によれば、シュラウド40の車幅方向内側の空間を利用して走行風を上方へ導くことができ、前輪2のダウンフォースを高めて乗り心地を向上できる。
この構成によれば、凹部41,50d上方の傾斜壁42によるダウンフォースによって、ダウンフォースによる乗り心地の向上効果と、エンジン20やオイルクーラー23の冷却性能の向上効果とを両立できる。
ニーグリップ部材は燃料タンク30に限らず物品収納箱やエアクリーナケースであってもよい。
冷却装置はオイルクーラーに限らずラジエータ等であってもよい。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
4 フロントフォーク
20 エンジン
23 オイルクーラー(冷却装置)
23a 上縁
30 燃料タンク(ニーグリップ部材)
40 シュラウド
41,50d 凹部
42 傾斜壁
44 走行風通過口
50 インナーシュラウド
51f,51r 前後張出部
51w 上下幅部
53 取付部
56 係合片(取付部)
55 位置規制部
60 アウターシュラウド
61,62 前後縁
70 締結部材
Claims (7)
- フロントフォーク(4)の左右側方から、運転者の膝に挟まれるニーグリップ部材(30)の前部及び前記ニーグリップ部材(30)の下方のエンジン(20)の前部にわたって、車体の左右にシュラウド(40)が配置された鞍乗り型車両(1)のシュラウド構造において、前記シュラウド(40)は、車幅方向内側に配置されるインナーシュラウド(50)と前記インナーシュラウド(50)よりも車幅方向外側に配置されるアウターシュラウド(60)とを有し、前記インナーシュラウド(50)は、側面視で、前記アウターシュラウド(60)と上下方向で重なる上下幅部(51w)を有すると共に、前記アウターシュラウド(60)の前後縁(61,62)よりも前後方向に張り出す前後張出部(51f,51r)を有することを特徴とする鞍乗り型車両のシュラウド構造。
- 前記シュラウド(40)の上下間には、前後方向に延びると共に車幅方向内側に凹む凹部(41,50d)が形成されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両のシュラウド構造。
- 前記シュラウド(40)の上下には、前記車体への取付部(53,56)が設けられ、
側面視で前記凹部(41,50d)と重なる位置で前記シュラウド(40)と前記車体との間には、前記シュラウド(40)の車幅方向内側への動きを車幅方向外側から前記車体へ当接することにより規制する位置規制部(55)が配置されることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両のシュラウド構造。 - 前記アウターシュラウド(60)は、前記インナーシュラウド(50)の側から締結する締結部材(70)により前記インナーシュラウド(50)と一体的に組み合わされると共に、前記インナーシュラウド(50)の側に設けた前記取付部(53,56)により前記車体に取り付けられ、且つ、
前記アウターシュラウド(60)は、前記締結部材(70)及び前記取付部(53,56)が側面視で外部に露出しないように前記締結部材(70)及び前記取付部(53,56)を覆うことを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両のシュラウド構造。 - 前記アウターシュラウド(60)と前記インナーシュラウド(50)の前記前後張出部(51f,51r)との間には、前記アウターシュラウド(60)と前記インナーシュラウド(50)との間を流れる走行風を通過させる走行風通過口(44)が形成されることを特徴とする請求項1から4までの何れか一項に記載の鞍乗り型車両のシュラウド構造。
- 前記シュラウド(40)には、前記フロントフォーク(4)の車幅方向外側面側から前記フロントフォーク(4)の後面側へ延びると共に上側ほど後方に位置するように傾斜する傾斜壁(42)が形成され、
前記傾斜壁(42)の車幅方向内側端(42a)は、前記フロントフォーク(4)の車幅方向外側端(4a)よりも車幅方向内側に位置することを特徴とする請求項1から5までの何れか一項に記載の鞍乗り型車両のシュラウド構造。 - 前記シュラウド(40)の上下間には、前後方向に延びると共に車幅方向内側に凹む凹部(41,50d)が形成され、
側面視で前記凹部(41,50d)の下方には、前記エンジン(20)の前方に配置される冷却装置(23)の上縁(23a)が配置され、
前記傾斜壁(42)は前記凹部(41,50d)より上方に配置されることを特徴とする請求項6に記載の鞍乗り型車両のシュラウド構造。
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