JP2016017306A - 建築板、及び建築板の施工構造 - Google Patents

建築板、及び建築板の施工構造 Download PDF

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Abstract

【課題】建築板を下地上に固定する際に、建築板に破損が生じることを抑制することができる建築板の施工構造を提供する。
【解決手段】本実施形態の建築板2の施工構造では、下地3と、複数の建築板2と、固定部材1とを備え、下地3上に複数の建築板2が複数行に並んで設置され、複数の建築板2のうち第一の建築板21から、この第一の建築板21と行方向に隣合う第二の建築板22に跨る開口5が形成され、固定部材1が、開口5内に配置されて下地3上に固定される固定部10と、第一の建築板21及び第二の建築板22上にそれぞれ配置される二つの押え片13とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、建築板と、この建築板の施工構造に関し、より具体的には、建築板に釘、ビス等を直接打ち込むことなく下地上に固定可能な建築板と、この建築板の施工構造に関する。
従来、屋根材、外壁材等の建築板は、釘、ビス等が直接打ち込まれることによって、下地上に固定される。
例えば、特許文献1には、建物の野地等の屋根下地の軒棟方向と直交する方向に、複数枚の屋根材を互いに隣接させて順次設置し、各屋根材は釘等の固着具を用いて屋根下地上に固定し、次いで、この敷設後の屋根材の棟側に重ねて別の複数の屋根材を軒棟方向と直交する方向に互いに隣接させて順次設置し、これを繰り返すことで、屋根下地上に複数の屋根材が設置され、屋根葺きがなされる、ことが記載されている。
特開2008−208542号公報
しかし、特許文献1に記載の施工構造では、建築板を屋根下地上に固定する際に、釘、ビス等を強く打ち込み過ぎて、建築板に破損が生じることがあった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、建築板を下地上に固定する際に、建築板に破損が生じることを抑制することができる建築板、及び建築板の施工構造を提供することを目的とする。
本発明に係る建築板の施工構造は、下地と、固定部材と、複数の建築板と、を備え、
前記下地上に前記複数の建築板が複数行に並んで設置され、
前記複数の建築板のうち第一の建築板から、この第一の建築板と行方向に隣合う第二の建築板に跨る開口が形成され、
前記固定部材が、前記開口内に配置されて前記下地上に固定される固定部と、前記第一の建築板及び前記第二の建築板上にそれぞれ配置される二つの押え片とを備える。
本発明に係る建築板の施工構造では、前記固定部の底が前記下地と平行であると共に、前記下地と重なっていることが好ましい。
本発明に係る建築板の施工構造では、前記複数の建築板のうち、行方向と交差する方向に隣合う建築板同士が一部重なっていて、
前記複数の建築板が、前記第一の建築板及び前記第二の建築板に前記行方向と交差する方向に隣合う第三の建築板を含み、
前記第三の建築板の上に、前記第一の建築板及び前記第二の建築板が一部重なっており、
前記固定部材が、前記固定部の底から前記行方向と交差する方向に突出する差込片を備え、
前記差込片が、前記下地と前記第三の建築板との間に介在していることが好ましい。
本発明に係る建築板は、上記の建築板の施工構造に用いる建築板であって、
前記建築板の前記行方向と平行な方向の両端縁に、それぞれ切欠きが設けられ、
前記建築板と同じ形状の二つの建築板を前記行方向に並べて配置した場合に、一方の建築板の前記切欠きと他方の建築板の前記切欠きとが突き合わさって、前記開口を構成するように形成されている。
本発明では、建築板を下地上に固定する際に、建築板に破損が生じることを抑制することができる。
第一の実施形態に係る建築板の施工構造の概略の平面図である。 図2Aは第一の実施形態に係る固定部材の平面図、図2Bは断面図である。 図3Aは第一の実施形態に係る建築板の概略の平面図であり、図3Bはこの建築板を一方向に並べた場合の平面図である。 第一の実施形態に係る建築板の施工構造の要部の行方向の断面図である。 第一の実施形態に係る建築板の施工構造の要部の行方向と交差する方向の断面図である。 図6A及び図6Bは、第一の実施形態に係る固定部材の変形例の平面図である。 図7Aは第一の実施形態に係る固定部材の変形例の平面図、図7Bは断面図である。 図8A及び図8Bは、第一の実施形態に係る建築板の施工構造の、行方向に隣合う建築板を施工する手順を示す平面図である。 図9Aは第二の実施形態に係る建築板の施工構造の要部の、行方向と交差する方向の断面図であり、図9Bは第二の実施形態に係る固定部材の平面図である。
第一の実施形態に係る建築板2の施工構造は、図1に示すように、下地3と、固定部材1と、複数の建築板2と、を備える。下地3上に複数の建築板2が複数行に並んで設置されている。複数の建築板2のうち第一の建築板21から、この第一の建築板21と行方向に隣合う第二の建築板22に跨る開口5が形成される。固定部材1は、開口5内に配置されて下地3上に固定される固定部10と、第一の建築板21及び第二の建築板22上にそれぞれ配置される二つの押え片13とを備える。
第一の実施形態に係る建築板2の施工構造が、このような構成を備えるため、建築板2に釘、ビス等を直接打ち込むことなく、建築板2を下地3上に固定することができる。このため、建築板2に破損が生じにくい。
第一の実施形態に係る建築板2は、上記の施工構造に用いる建築板2である。建築板2の行方向と平行な方向の両端縁に、それぞれ切欠き20が設けられる。建築板2は、この建築板2と同じ形状の二つの建築板2を行方向に並べて配置した場合に、一方の建築板2の切欠き20と他方の建築板2の切欠き20とが突き合わさって、開口5を構成するように形成されている。
以下、第一の実施形態に係る建築板2の施工構造について、更に詳しく説明する。
第一の実施形態における下地3は、建築物の屋根の屋根下地における野地板である。このため、下地3は、屋根の形状に沿って傾斜している。第一の実施形態では、屋根の傾斜に沿った斜め下側のことを軒側といい、屋根の傾斜に沿った斜め上側のことを棟側といい、屋根の傾斜に沿った方向を軒棟方向という。また、第一の実施形態における行方向は、軒棟方向と直交する方向である。
第一の実施形態における固定部材1は、固定部10と、二つの押え片13とを備える。
第一の実施形態では、固定部10が、固定片11と引掛け片12とを備える。
固定片11は平面視矩形状である。図2Aに示すように、固定片11には固定孔14が設けられている。第一の実施形態では、固定孔14が固定片11の中心に設けられている。
引掛け片12は、図2Bに示すように、固定片11の一端から突出する引掛け片12aと、固定片11の他端から引掛け片12aと同じ方向に突出する引掛け片12bとを含む。
押え片13は、図2Bに示すように、引掛け片12a、12bのそれぞれの上端から、互いに反対方向に突出する二つの押え片13a、13bを含む。
固定部材1は、不燃性の材料製であることが好ましい。固定部材1は、例えば金属製であり、詳しくは、鋼板製又はSUS板製である。固定部材1は、例えば、金属製の板材を折り曲げることで、形成することができる。
第一の実施形態における建築板2は、屋根材である。屋根材としては、例えば、平板状、且つ平面視矩形状のスレート瓦が挙げられる。この場合の建築板2は、例えば、セメント系成形材料を成形し、養生硬化することで得られる。
建築板2は、図3Aに示すように、一方向の両端縁に、それぞれ切欠き20が設けられている。第一の実施形態では、切欠き20は平面視矩形状である。切欠き20は建築板2の製造時に予め形成していてもよく、釘穴等が形成されている既製の建築板に加工を施すことで形成してもよい。第一の実施形態では、建築板2の一方の端縁に切欠き20aが設けられ、他方の端縁に切欠き20bが設けられている。建築板2は、全て同一の形状に形成される。
図3Bに示すように、同じ形状を有する二つの建築板2が一方向に隣合って配置されると、一方の建築板2の切欠き20aと、他方の建築板2の切欠き20bとが突き合わさる。突き合わさった二つの切欠き20a、20bから、平面視矩形状の開口5が構成される。このため開口5は、隣合う二つの建築板2に跨っている。
第一の実施形態では、下地3上に複数の建築板2が、複数行に並んで設置されると共に、行方向と交差する方向(軒棟方向)には千鳥状に設置されている(図1参照)。下地3と建築板2との間には、例えば防水シート、防湿シート、防音シート等の別部材が介在してもよい。軒棟方向と直交する方向に隣合う建築板2の間には、固定部材1が設けられている。
図4に示すように、複数の建築板2の中から任意に選ばれる建築板2(以下、第一の建築板21という)と、第一の建築板21の軒棟方向と直交する方向に隣合う建築板2(以下、第二の建築板22という)との間では、第一の建築板21の切欠き20aと、第二の建築板22の切欠き20bとが突き合わさって開口5が構成されている。この開口5内には固定部10が配置されている。詳細には、引掛け片12aが第一の建築板21の切欠き20a内に配置され、引掛け片12bが第二の建築板22の切欠き20b内に配置されている。このため、第一の建築板21の切欠き20aが引掛け片12aに引掛かり、第二の建築板22の切欠き20bが引掛け片12bに引掛かっている。すなわち、開口5の縁が二つの引掛け片12に引掛かっている。
固定部10は下地3上に固定されている。詳細には、固定片11が下地3上に固定されている。更に詳細には、固定具4が、固定孔14を通って、下地3に打ち込まれている。固定具4は、例えば、釘又はビスである。
押え片13は建築板2の上に重なっている。詳細には、押え片13aが第一の建築板21の上に重なり、押え片13bが第二の建築板22の上に重なっている。これにより、第一の建築板21及び第二の建築板22が下地3上に押さえられている。
図5に示すように、第一の建築板21及び第二の建築板22の軒側に隣合って配置され、且つ第一の建築板21及び第二の建築板22の軒側部分が重なっている建築板2(以下、第三の建築板23という)の棟側端縁に、固定部10が接している。詳細には、第三の建築板23の棟側端縁に、二つの引掛け片12a、12bの棟側部分が接している。
第一の建築板21及び第二の建築板22の棟側に隣合って配置され、且つ第一の建築板21及び第二の建築板22の上に部分的に重なっている建築板2(以下、第四の建築板24という)の軒側端部が、固定部材1の上に重なっている。詳細には、二つの押え片13a、13bの上に、第四の建築板24の軒側端部が重なっている。
第一の実施形態に係る建築板2の施工構造が、上記の構成を備えるため、以下の効果を奏する。
二つの引掛け片12に開口5の縁が引掛かり、固定片11が下地3上に固定され、更に押え片13が建築板2を下地3上に押えることによって、建築板2が下地3上に固定される。
この場合、建築板2に直接、固定具4を打ち込んでいないため、固定具4を自動釘打ち機等を使用して強く打ち込んだとしても、建築板2に破損が生じにくい。
固定部10が第三の建築板23の棟側端縁に接していることにより、固定片11を下地3上に固定する際、固定部材1が落下しにくく、固定片11を下地3上に固定しやすい。
固定部材1の上に第四の建築板24の軒側端部が重なっているため、第四の建築板24によって固定部材1が隠される。
上記の建築板2の施工構造を、軒棟方向及び軒棟方向と直交する方向に繰り返すことにより、複数の建築板2を軒棟方向、及び軒棟方向と直交する方向に設置することができる。
この際、建築板2の軒棟方向と直交する方向の両端にはそれぞれ固定部材1が設けられている。詳細には、建築板2の二つの切欠き20a、20bが二つの固定部10にそれぞれ引掛かると共に、建築板2の上に二つの押え片13がそれぞれ重なっている。すなわち、建築板2の軒棟方向と直交する方向の両端部が、固定部材1によって固定されている。このため、建築板2が下地3上に強固に固定される。
尚、第一の実施形態では、すべての建築板2が固定部材1によって固定されているが、これに限られない。例えば、耐風強度が求められる屋根の隅棟部分に葺設される建築板2に直接、釘又はビスを打ち込んでもよい。
また、固定部材1の構成は上記の構成に限られない。例えば、図6Aに示すように、固定片11に固定孔14が複数設けられていてもよい。この場合、複数の固定具4を下地3に打ち込むことができる。このため、固定片11を下地3上により強固に固定することができる。
また、図6Bに示すように、固定孔14が長尺であってもよい。この場合、固定具4を打ち込む位置を、長尺な固定孔14の範囲内で、自由に変えることができる。
また、図7A、図7Bに示すように、固定片11、引掛け片12、及び押え片13の上面に亘って、リブ16が設けられていてもよい。この場合、固定部材1の強度を向上させることができる。図7A、図7Bに示す固定部材1では、2本のリブ16が設けられているが、これに限られない。例えば、リブ16が一本であってもよく、リブ16が3本以上であってもよい。
続いて、第一の建築板21の軒棟方向と直交する方向の隣に、第二の建築板22を設置する際の施工手順について、図8A、図8Bを参照しながら説明する。
まず、図8Aに示す第一の建築板21を固定している固定部材1(以下、第一の固定部材17という)の引掛け片12bに、第二の建築板22の切欠き20bを引掛けると共に、第一の固定部材17の押え片13bを第二の建築板22の上に重ねる。これにより、第二の建築板22の、第一の建築板21側の端部が、下地3上に固定される。
次に、第二の建築板22の切欠き20a内に、固定部材1(以下第二の固定部材18という)の引掛け片12aを配置すると共に、第二の固定部材18の押え片13aを第二の建築板22の上に重ねる。この際、第二の固定部材18の固定部10は、第二の建築板22の軒側に配置されている建築板2の棟側端縁に接している。このため、下地3上で第二の固定部材18及び第二の建築板22が容易に位置決めされる。
次に、第二の固定部材18の固定孔14を通って下地3に固定具4を打ち込み、第二の固定部材18を下地3上に固定する(図8B参照)。これにより、第二の建築板22の、第一の建築板21側の反対側の端部が、下地3上に固定される。
また、第二の建築板22の二つの切欠き20a、20bが、二つの固定部材17、18の固定部10にそれぞれ引掛かると共に、第二の建築板22の上に二つの固定部材17、18の押え片13がそれぞれ重なっている。すなわち、第二の建築板22の軒棟方向と直交する方向の両端部が、二つの固定部材17、18によってそれぞれ固定されている。このため、第二の建築板22が下地3上に強固に固定される。
また、上記の施工手順を繰り返すことで、複数の建築板2を軒棟方向と直交する方向に並べて設置することができる。
以下、第二の実施形態に係る建築板2の施工構造について、図9を参照しながら説明する。
第二の実施形態に係る建築板2の施工構造では、図9Aに示すように、固定部10の底が下地3と平行であると共に、下地3と重なっている。詳細には、固定片11が、下地3と平行であると共に、下地3と重なっている。この場合、固定片11と下地3との間に隙間が生じず、或いは隙間が小さくなる。このため、固定部10を下地3上に安定して固定することができる。これにより、固定部材1によって固定される建築板2を、下地3上に安定して固定することができる。
更に、第二の実施形態に係る建築板2の施工構造では、複数の建築板2のうち、行方向と交差する方向に隣合う建築板2同士が一部重なっている。固定部材1は、固定部10の底から軒側に突出する差込片15を備える。詳細には、固定片11の軒側の辺から、差込片15が突出している(図9B参照)。この差込片15は、第三の建築板23と下地3との間に介在している(図9A参照)。差込片15を第三の建築板23と下地3との間に介在させることにより、固定孔14に固定具4を打ち込まなくても、固定部材1を第三の建築板23の棟側端縁に仮止めすることができる。差込片15を第三の建築板23と下地3との間に介在させた状態で、固定孔14を通って下地3に固定具4を打ち込むことにより、固定部10を下地3上に固定することができる。このため、下地3上に固定部10を固定する際に、下地3の傾斜が急勾配であっても、固定部材1が第三の建築板23の棟側端縁に仮止めされているため、固定部材1が落下しにくく、すなわち、固定部10を下地3上に容易に固定することができる。
第二の実施形態に係る建築板2の施工構造の、上記の構成以外の構成は、第一の実施形態に係る建築板2の施工構造の構成と同じである。このため、第二の実施形態における第一の実施形態と重複する構成について、ここでは説明を省略する。
また、第一の実施形態及び第二の実施形態では、下地3が建築物の屋根の屋根下地における野地板であるが、これに限られない。
例えば、下地3が建築物の壁の壁下地であってもよい。この場合、行方向とは建築物の壁に対して水平な方向を意味し、行方向と交差する方向とは建築物の壁の高さ方向を意味する。
下地3が壁下地である場合、建築板2は例えば外壁材である。この場合、複数の建築板2が、壁に対して水平な方向に複数行並んで設置される共に、壁の高さ方向には千鳥状に設置されている。
第一の建築板21の建築物の壁に対して水平な方向の隣に、第二の建築板22を設置する際の施工手順について、図8A、図8Bを参照しながら説明する。尚、図8A、図8Bは、上述において下地3が野地板である場合の施工手順を説明したが、以下、図8A、図8Bを、下地3が建築物の壁の壁下地であるとして、施工手順を説明する。
まず、図8Aに示す第一の建築板21を固定している固定部材1(以下、第一の固定部材17という)の引掛け片12bに、第二の建築板22の切欠き20bを引掛けると共に、第一の固定部材17の押え片13bを第二の建築板22の表面に重ねる。これにより、第二の建築板22の、第一の建築板21側の端部が下地3の外面に固定され、水平面に対して略垂直に位置する第二の建築板22の片側が、第一の固定部材17によって支えられる。
次に、第二の建築板22の切欠き20a内に、固定部材1(以下第二の固定部材18という)の引掛け片12aを配置すると共に、第二の固定部材18の押え片13aを第二の建築板22の表面に重ねる。この際、第二の固定部材18の固定部10は、第二の建築板22の下側に配置されている建築板2の上側端縁に接している。このため、下地3の外面で第二の固定部材18及び第二の建築板22が容易に位置決めされる。
次に、第二の固定部材18の固定孔14を通って下地3に固定具4を打ち込み、第二の固定部材18を下地3の外面に固定する(図8B参照)。これにより、第二の建築板22の、第一の建築板21側の反対側の端部が、下地3の外面に固定される。
また、第二の建築板22の二つの切欠き20a、20bが、二つの固定部材17、18の固定部10にそれぞれ引掛かると共に、第二の建築板22の表面に二つの固定部材17、18の押え片13がそれぞれ重なっている。すなわち、第二の建築板22の壁に対して水平な方向の両端部が、二つの固定部材17、18によってそれぞれ固定されている。このため、第二の建築板22が下地3の外面に強固に固定される。
また、上記の施工手順を繰り返すことで、複数の建築板2を壁に対して水平な方向に並べて設置することができる。
尚、上記の説明では、第二の固定部材18の固定部10が、第二の建築板22の下側に配置されている建築板2の上側端縁に接しているが、これに限られない。例えば、第二の固定部材18の固定部10を、第二の建築板22の下側に配置されている建築板2の上側端縁よりも上方に配置することで、第二の建築板22の下側に配置されている建築板2の曝露面、すなわち屋外に曝露される面を、壁の高さ方向に広げても良い。
1 固定部材
10 固定部
13 押え片
15 差込片
2 建築板
20 切欠き
21 第一の建築板
22 第二の建築板
23 第三の建築板
3 下地
5 開口

Claims (4)

  1. 下地と、固定部材と、複数の建築板と、を備え、
    前記下地上に前記複数の建築板が複数行に並んで設置され、
    前記複数の建築板のうち第一の建築板から、この第一の建築板と行方向に隣合う第二の建築板に跨る開口が形成され、
    前記固定部材が、前記開口内に配置されて前記下地上に固定される固定部と、前記第一の建築板及び前記第二の建築板上にそれぞれ配置される二つの押え片とを備える建築板の施工構造。
  2. 前記固定部の底が前記下地と平行であると共に、前記下地と重なっている請求項1に記載の建築板の施工構造。
  3. 前記複数の建築板のうち、行方向と交差する方向に隣合う建築板同士が一部重なっていて、
    前記複数の建築板が、前記第一の建築板及び前記第二の建築板に前記行方向と交差する方向に隣合う第三の建築板を含み、
    前記第三の建築板の上に、前記第一の建築板及び前記第二の建築板が一部重なっており、
    前記固定部材が、前記固定部の底から前記行方向と交差する方向に突出する差込片を備え、
    前記差込片が、前記下地と前記第三の建築板との間に介在している請求項1又は2に記載の建築板の施工構造。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の建築板の施工構造に用いる建築板であって、
    前記建築板の前記行方向と平行な方向の両端縁に、それぞれ切欠きが設けられ、
    前記建築板と同じ形状の二つの建築板を前記行方向に並べて配置した場合に、一方の建築板の前記切欠きと他方の建築板の前記切欠きとが突き合わさって、前記開口を構成するように形成されている建築板。
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