JP2008208542A - 屋根葺き構造 - Google Patents

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真人 中村
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Abstract

【課題】屋根材の製造にあたってのコスト上昇を抑制しつつ、屋根に色の異なる部分を生じさせると共に外観が不自然とならないようにして意匠性を向上することができる屋根葺き構造を提供する。
【解決手段】屋根下地2に複数の屋根材1を設置して成る建物の屋根葺き構造に関する。前記屋根材1として表面色の違いによって区別される二種以上のものを用いる。屋根における露出面積の合計が最も大きい一の色の屋根材1aと、他の色の屋根材1bとの間の色差が3〜7の範囲である。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物に複数の屋根材を設置して構成される屋根葺き構造に関するものである。
屋根に葺く屋根材として図2に示すようなものがある。この屋根材1は、窯業系又はスレート系材料等により平板状に形成されて、屋根材1を屋根に葺くには、野地等の屋根下地2上に屋根材1を配置して釘等で固定するようにして、屋根材1を横方向に一列に設置し、この屋根材1の棟側に重ねて更に屋根材1を横方向に設置し、これを繰り返すことで複数の屋根材1を設置していた。
近年、建物の意匠性の向上が求められていることから、屋根材についての意匠性の向上も求められるようになってきている。そのためには、各屋根材に複数色の塗装を施して多色感を現出させたり、色砂を固着して窯変調の外観を現出させたりすることが考えられる。
しかし、そのような多色の屋根材や窯変調の屋根材を作製するためには、専用の塗装設備を必要とし、塗装コストがかかってしまう。また、屋根材の色を異ならせると、不自然で奇異な外観が現出してしまうおそれがある。
また、特許文献1には軒棟方向のスリットの本数が異なる複数種の屋根材を混ぜ葺きすることが開示されており、屋根材の形状に不規則性を生じさせることで意匠性を向上させているが、色彩を利用して意匠性を向上するものではなかった。
特許第3199446号公報
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、屋根材の製造にあたってのコスト上昇を抑制しつつ、屋根に色の異なる部分を生じさせると共に外観が不自然とならないようにして意匠性を向上することができる屋根葺き構造を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、屋根下地2に複数の屋根材1を設置して成る建物の屋根葺き構造であって、前記屋根材1として表面色の違いによって区別される二種以上のものを用い、屋根における露出面積の合計が最も大きい一の色の屋根材1aと、他の色の屋根材1bとの間の色差が3〜7の範囲であることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、屋根材1として表面色の違いによって区別される三種以上のものを用い、屋根における露出面積の合計が最も大きい一の色の屋根材1a以外の他の色の屋根材1b,1c間の色差が3〜9の範囲であることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2において、屋根における露出面積の合計が最も大きい一の色の屋根材1aの露出面積が、屋根全体に対して70%以下であることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、屋根に異なる色の屋根材が配置されることとなって、意匠性を向上することができ、また異なる色の屋根材同士が、人の目に異なる色であると感じさせると共にその色の差が大きくなりすぎないようにして、屋根全体として自然な印象を損なわないようにすることができる。
請求項2に係る発明によれば、三種以上の色の屋根材を設ける場合であっても、その色の差が大きくなりすぎないようにして、屋根全体として自然な印象を損なわないようにすることができる。
請求項3に係る発明によれば、異なる色の屋根材が適度に分散して、人の目に適度な斑感が感じられ、より自然な外観が得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
屋根材1としては、通常一般に用いられている種々のものを挙げることができる。例えばセメント系成形材料を成形し、養生硬化して得られる平板状のスレート屋根材を用いることができるが、これに限定されるものではない。
屋根材1を設置するにあたっては、例えば図2に示すように、建物の野地等の屋根下地2の軒棟方向と直交する方向に複数枚の屋根材1を互いに隣接させて順次設置していく。各屋根材1は例えば釘等の固着具を用いて屋根下地2上に固定する。次いで、この敷設後の屋根材1の棟側に重ねて別の複数の屋根材1を軒棟方向と直交する方向に互いに隣接させて順次設置していく。これを繰り返すことで、屋根下地2上に複数の屋根材1が設置され、屋根葺きがなされる。このとき、軒棟方向に隣接する屋根材1は、軒棟方向と直交する方向に互いに位置をずらして配置することで、複数枚の屋根材1を千鳥状に配置しても良い。また、他の適宜の手法で屋根材1を設置したり、他の適宜の配列で設置したりしても良い。
このように設置される複数の屋根材1には、予め表面に単色の塗装を施しておく。塗料及び塗装方法は特に制限されず、従来知られている適宜の塗料及び塗装方法を選択して適用し得る。
このとき、屋根材1としては、表面色の違いによって区別される二種以上の複数種類のものを用い、且つ、屋根における露出面積の合計が最も大きい色の屋根材1a(ベースカラー材1a)と、それ以外の他の屋根材1b(サブカラー材1b)との間の色差(JIS Z8729)が3〜7の範囲となるようにする。このようにすると、屋根に異なる色の屋根材1が露出することとなって、意匠性を向上することができ、またその色差がベースカラー材1aに対して3〜7の範囲であるため、人の目に異なる色であると感じさせると共にその色の差が大きくなりすぎないようにして、屋根全体として自然な印象を損なわないようにすることができる。
また、屋根材1として色の異なる三種以上の屋根材1a,1b,1cを用いる場合には、ベースカラー材1aとサブカラー材1b,1cとの間の色差が上記のように3〜7の範囲になるようにすると共に、更に色の異なるサブカラー材1b,1c同士の色差が3〜9の範囲となるようにすることが好ましい。この場合、人の目に各屋根材1a,1b,1cの色が全て異なるものと認識されると共に、その色の差が大きくなりすぎないようにして、三種以上の色が混在する場合であっても、屋根全体として自然な統一感を損なわないようにすることができる。
ここで、複数種の屋根材1のうち、屋根における露出面積が同じものが二種以上あって、それ以外の屋根材1の露出面積がすべてそれよりも小さい場合には、前記露出面積が同じ二種以上の屋根材1のうち、いずれかをベースカラー材1aとした場合に、色差が上記条件を満たすものであれば良い。
図1(a)は、色の異なる二種の屋根材1a,1bを設置した場合の、屋根材1の設置パターンの一例を示す。図示のように、二種の屋根材1a,1bはそれぞれ分散した状態で配置されることが好ましい。それにより、自然な外観を現出させることができる。
また、図1(b)は、色の異なる三種の屋根材1a,1b,1cを設置した場合の、屋根材1の設置パターンの一例を示す。図示のように、三種の屋根材1a,1b,1cはそれぞれ分散した状態で配置されることが好ましく、これにより自然な外観を現出させることができるものである。
ここで、屋根におけるベースカラー材1aの露出面積の合計が、屋根全体の面積に対して70%以下であることが好ましい。この場合、ベースカラー材1aに対してサブカラー材1b,1cが適度に分散して、人の目に適度な斑感が感じられ、より自然な外観が得られるものである。これに対して、ベースカラー材1aの露出面積が70%を超えると、ベースカラー材1aに対してサブカラー材1b,1cがまばらに分散して、人の目に違和感ある印象を与えるおそれがある。
このような屋根葺き構造を得るために用いられる屋根材1は、色の異なる複数種の屋根材1を用いるものの、各屋根材1は全体として単色であるから、通常の塗装工程にて着色された屋根材1をそのまま用いることができ、この屋根葺き構造を得るために屋根材1の製造のために新たな設備コストが生じることがない。
(実施例1〜16、比較例1〜3)
縦414mm、横910mm、厚み5.2mmの寸法を有する屋根材1(クボタ松下電工外装株式会社製)の表面に水性無機系エマルション塗料による塗装を施した。塗装後の屋根材1の塗装色の、L表色系での色空間の座標を測定した結果を表1に示す。
この屋根材1を、野地を模した板材に千鳥状に設置した。各実施例及び比較例における屋根材1の塗装色、ベースカラー材1aに対するサブカラー材1b,1cの色差、サブカラー材1b,1c間の色差、各屋根材1の露出面積比を、表2に示す。尚、色差の測定機としてはコニカミノルタホールディング株式会社製の色彩色差計「CR410」を用いた。
そして、各実施例及び比較例につき、10人のパネラーが目視で観察し、その印象を下記の項目から選択して評価した。
A:自然な印象と適度な斑感がある。
B:全体として自然な印象があり、斑感もあるが、多少の違和感を感じる。
C:不自然な印象は受けないが、斑感がない。
D:不自然な印象を受ける。
各実施例及び比較例につき、最も多く得られた評価を、表2の評価の欄に示す。
Figure 2008208542
Figure 2008208542
(a)及び(b)は本発明の実施の形態の例を示すものであり、ベースカラー材とサブカラー材の配列の例を示す平面図である。 屋根下地に対する屋根材の敷設例を示すものであり、(a)断面図、(b)は平面図である。
符号の説明
1 屋根材
1a 屋根材(ベースカラー材)
1b 屋根材(サブカラー材)
1c 屋根材(サブカラー材)
2 屋根下地(野地)

Claims (3)

  1. 屋根下地に複数の屋根材を設置して成る建物の屋根葺き構造であって、前記屋根材として表面色の違いによって区別される二種以上のものを用い、屋根における露出面積の合計が最も大きい一の色の屋根材と、他の色の屋根材との間の色差が3〜7の範囲であることを特徴とする屋根葺き構造。
  2. 屋根材として表面色の違いによって区別される三種以上のものを用い、屋根における露出面積の合計が最も大きい一の色の屋根材以外の他の色の屋根材間の色差が3〜9の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の屋根葺き構造。
  3. 屋根における露出面積の合計が最も大きい一の色の屋根材の露出面積が、屋根全体に対して70%以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の屋根葺き構造。
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