JP2020147938A - 化粧板、化粧板の製造方法及び化粧板の施工構造 - Google Patents

化粧板、化粧板の製造方法及び化粧板の施工構造 Download PDF

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【課題】補修作業が煩雑になりにくく、補修塗料の色数も少なくすることができる化粧板を提供する。【解決手段】複数色で屋外側表面11が着色された化粧板1である。施工時に固定具が挿入される予定の箇所である固定予定箇所2を複数備える。複数の固定予定箇所2は同系色を有する。化粧板1の製造方法は、基材4の屋外側表面41を複数色で着色する。施工時に固定具が挿入される予定の箇所を同系色で着色するか、あるいは着色しないことによって、同系色を有する複数の固定予定箇所2を形成する。【選択図】図1

Description

本発明は、化粧板、化粧板の製造方法及び化粧板の施工構造に関する。より詳細には、複数色で着色された化粧板、化粧板の製造方法及び化粧板の施工構造に関する。
特許文献1には、外壁板の取付構造が記載されている。この外壁板の取付構造では、外壁板がスペーサ部材を介して壁面下地材の屋外側に配置されている。そして、ビス又は釘を外壁板の屋外側から壁面下地材にまでねじ込んだり打ち込んだりするようにしている。これにより、ビス又は釘が外壁材を貫通して壁面下地材にまで達し、外壁板が壁面下地材と取り付けられる。
上記のような外壁板の取付構造では、外壁板を釘で留め付け、その後に、補修塗料で釘の頭部とその周囲の外壁板表面にタッチアップする必要があった。すなわち、釘の頭部とその周囲の外壁板表面へ補修塗料を塗布することにより、釘止め箇所を目立たないようにしている。
ところで、従来からある一般的な外壁材は、複数色で塗り分けられていたりすることが多かった。したがって、上記のようなタッチアップ用の補修塗料は1又は2色程度を用意し、外壁板の施工者が携帯するようにしている。
一方、加飾技術の高度化により、外壁板の屋外側表面の全面をフルカラー印刷で着色する外壁材が提供されている。フルカラー印刷による着色は、塗料による着色と異なり、色数の制限がほとんどなく外壁板に着色を施すことができ、より高度な意匠を有する外壁板を提供することができる。
特開平10−088771号公報
しかしながら、フルカラー印刷の外壁板を上記のようなタッチアップで補修しようとした場合、部位ごとでタッチアップする色が異なる場合が多くなるため、補修作業が煩雑である。また、タッチアップに用いる補修塗料の色数も多数必要となる。
本発明は、上記事由に鑑みてなされており、固定具を挿入する箇所が分かりやすくて補修作業が煩雑になりにくく、補修塗料の色数も少なくすることができる化粧板、及び化粧板の製造方法、並びに化粧板の施工構造を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る化粧板は、複数色で屋外側表面が着色された化粧板であって、前記屋外側表面は、施工時に固定具が挿入される予定の箇所である固定予定箇所を複数備え、前記複数の固定予定箇所は同系色である。
本発明の一態様に係る化粧板の製造方法は、基材の屋外側表面を複数色で着色する化粧板の製造方法であって、前記屋外側表面の施工時に固定具が挿入される予定の箇所を同系色で着色するか、あるいは着色しないことによって、固定予定箇所を複数形成する。
本発明の一態様に係る化粧板の施工構造は、前記化粧板の固定予定箇所に打ち込まれた固定具と、前記固定予定箇所の表面に位置する固定具の一部を覆う補修塗膜とを有する。
本発明によれば、固定具を挿入する箇所が分かりやすくて補修作業が煩雑になりにくく、補修塗料の色数も少なくすることができる、という利点がある。
図1Aは、本発明に係る化粧板の一実施形態の基材を示す概略の正面図である。図1Bは、本発明に係る化粧板の一実施形態を示す概略の正面図である。図1Cは、本発明に係る化粧板の一実施形態の変形例を示す概略の正面図である。 図2は、本発明に係る化粧板の施工構造の一実施形態を示す断面図である。
(実施形態1)
(化粧板)
本実施形態に係る化粧板1は、建材として使用可能である。建材としては、外壁材、屋根材、出隅部材、入隅部材、幕板などが例示される。
図1Bに示すように、本実施形態に係る化粧板1は、屋外側表面11が複数色で着色されている。屋外側表面11とは、化粧板1を施工したときに建物の屋外に露出する片方の表面である。化粧板1は、基材4の屋外側表面41に着色層3を備えている。着色層3は複数色で構成されており、着色層3により化粧板1は屋外側表面11が複数色で構成されている。なお、化粧板1の厚み方向における他の片面は屋内側表面となる。化粧板1の屋内側表面は防水処理などが施されている。
本実施形態に係る化粧板1は、固定予定箇所2を備えている。固定予定箇所2は、施工時に固定具が挿入される予定の箇所である。すなわち、化粧板1は建物の下地に固定具で固定されて施工されるが、そのときに、化粧板1の固定具が挿入される箇所が固定予定箇所2である。ここで、固定具とは化粧板1の屋外側表面11から挿入して化粧板1を下地に固定するものである。例えば、固定具としては釘を例示することができる。固定具が釘の場合、施工時には化粧板1に屋外側表面11から釘が打ち込まれる。化粧板1に打ち込まれた釘は化粧板1を厚み方向で貫通して建物の下地にまで打ち込まれる。また固定具としてはビスを例示することができる。固定具がビスの場合、施工時には化粧板1に屋外側表面11からビスがねじ込まれる。化粧板1にねじ込まれたビスは化粧板1を厚み方向で貫通して建物の下地にまでねじ込まれる。
本実施形態に係る化粧板1は、正面視(屋外側から見たとき)で横長の長方形に形成することができるが、これに限定されるものではなく、化粧板1の正面視の形状は任意である。本実施形態に係る化粧板1は、複数の固定予定箇所2を備えている。例えば、化粧板1が横長の長方形に形成されている場合、15個の固定予定箇所2を備えることができ、この場合、化粧板1の長手方向(横方向)に5列、化粧板1の短手方向(縦方向)に3行に並ぶように、複数の固定予定箇所2が設定される。
固定予定箇所2の個数及び位置は、化粧板1が固定される下地の種類及び形状、化粧板1の固定強度などを考慮して設定することができる。例えば、図1Aに示すように、横方向に並ぶ固定予定箇所2の間隔P1は、下地を構成する縦胴縁の横方向の間隔と同じにすることができる。また縦方向に並ぶ固定予定箇所2の間隔P2は、下地を構成する横胴縁の縦方向の間隔と同じにすることができる。なお、図1Aは、着色層3を形成する前の基材4の屋外側表面41を示している。
本実施形態に係る化粧板1は、複数の固定予定箇所2が同系色を有している。すなわち、固定予定箇所2の位置における着色層3の色が全ての固定予定箇所2において同系色を有している。本実施形態において、同系色とは色差の小さいことをいう。具体的には、色差はL色空間において、ΔEabの数値で色差を示す。ΔEabは次式(1)で求められる。
ΔEab=〔(ΔL+(Δa+(Δb1/2 …(1)
ここで、ΔLは比較する固定予定箇所2の位置における着色層3の色のLの差を示す。Δaは比較する固定予定箇所2の位置における着色層3の色のaの差を示す。Δbは比較する固定予定箇所2の位置における着色層3のbの差を示す。そして、本実施形態に係る化粧板1は、同系色である複数の固定予定箇所2の位置における着色層3の色差ΔEabが0以上6以下の範囲内であり、この範囲に色差ΔEabがあれば、本実施形態における同色系といえる。したがって、化粧板1を施工した後の補修作業においては、同系色である複数の固定予定箇所2を同系色の補修塗料で補修することができる。よって、色の異なる多くの補修塗料を携帯する必要がなく、補修塗料の色数が少なくなり、また補修箇所の色合わせも行いやすくなって、補修作業が軽減される。
本実施形態に係る化粧板1は、着色層3により屋外側表面11が複数色で着色されているが、例えば、化粧板1の屋外側表面がフルカラー(約1677万色)で着色されている。図1Bに示す化粧板1では、着色層3が色の異なる複数種の着色領域31〜35を有している。各着色領域31〜35はそれぞれ複数ずつ形成されているが、同じ色の着色領域31〜35は長手方向及び短手方向で隣接しないように形成されている。すなわち、例えば、着色領域31の長手方向及び短手方向には、着色領域31とは異なる色の着色領域32〜35が位置している。
図1Bには、着色層3が色の異なる5種類の着色領域31〜35を有している化粧板1を示している。なお、図1Bではドットの密度で着色領域31〜35の色の違いを表現している。すなわち、例えば、着色領域31と着色領域32とはドットの密度が異なっており、着色領域31と着色領域32とは色が異なることを示している。着色領域31〜35はそれぞれドット密度が異なって示されている。したがって、化粧板1の屋外側表面は異なる色の着色領域31〜35を有している。
ここで、本実施形態において、異なる色とは同系色でない色を意味する。すなわち、着色領域31〜35はそれぞれ同系色でない色を有している。言い換えると、着色領域31は領域全体が同系色で着色されており、着色領域31以外の着色領域32〜35は着色領域31とは同系色でない色を有している。同様に、着色領域32〜35はそれぞれ領域全体が同系色で着色されている。また着色領域32以外の着色領域31及び着色領域33〜35は着色領域32とは同系色でない色を有している。また着色領域33以外の着色領域31、32及び着色領域34、35は着色領域33とは同系色でない色を有している。また着色領域34以外の着色領域31〜33及び着色領域35は着色領域34とは同系色でない色を有している。
そして、複数種の着色領域31〜35のうち、いずれか1つの色の着色領域31に固定予定箇所2が含まれている。すなわち、複数の固定予定箇所2はそれぞれ1種類の着色領域31に形成されている。したがって、固定予定箇所2は着色領域31以外には形成されていない。なお、本実施形態においては、着色領域31に固定予定箇所2が形成されているが、他の色の着色領域32〜35のいずれか1つに固定予定箇所2が形成されていてもよい。このように本実施形態の化粧板1では、複数種の着色領域31〜35のうち、いずれか一つの色の着色領域31に固定予定箇所2が含まれているため、固定予定箇所2が着色領域31と同系色で着色されることになる。また複数の固定予定箇所2はそれぞれ1種類の着色領域31に含まれているため、これら複数の固定予定箇所2もそれぞれ着色領域31と同系色である。
化粧板1の正面視において、固定予定箇所2は着色領域31よりも小さく形成されている。すなわち、固定予定箇所2は化粧板1の正面視において着色領域31内に収まっている。したがって、固定予定箇所2の周囲部分にも着色領域31が存在することになり、固定予定箇所2と及び固定予定箇所2の周囲部分とは同系色となっている。
固定予定箇所2は、施工時に化粧板1に挿入される固定具の化粧板1の屋外側表面11に露出する部分よりも大きいことが好ましい。すなわち、固定具が釘又はビスの場合、固定予定箇所2に固定具の軸部を挿入して化粧板1を施工した後、固定具の頭部が化粧板1の屋外側表面11で止まって露出することになる。つまり、施工時に固定具の頭部が着色層3(着色領域31)の表面で止まって露出することになる。
本実施形態においては、化粧板1の正面視において、固定予定箇所2が固定具の頭部よりも大きく形成されていることが好ましい。これにより、化粧板1の正面視において、固定部の頭部の外周よりも外側に固定予定箇所2が位置することになり、固定部の頭部が固定予定箇所2のある着色領域31以外の着色領域32〜35に位置することが少なくなり、補修作業がしやすくなる。これらの点を考慮すると、通常、この種の化粧板1が外壁材として使用される場合、化粧板1の正面視において、固定予定箇所2は直径7mm以上10mm以下の円形であることが好ましい。
(化粧板の製造方法)
本実施形態に係る化粧板1の製造方法は、基材4の屋外側表面41を複数色で着色する工程を有する。すなわち、基材4の屋外側表面41に複数色を有する着色層3を形成して着色する。
基材4としては、セメントを主成分とする水硬性材料を養生硬化させて得られる、いわゆる窯業系基材を使用することができる。また基材4としては、木質板、金属板、プラスチック板などの任意の材料で形成することも可能である。さらに基材4の屋外側表面41は平坦であってもよいが、凹凸模様が形成されていてもよい。基材4の屋外側表面41を複数色で着色するにあたっては、インクジェット印刷、スプレー塗装、ロール塗装、カーテンコート、電着塗装、刷毛塗り、凸版印刷及び凹版印刷などの任意の着色方法を採用することが可能である。その中でも、インクジェット印刷で屋外側表面41を着色するのが好ましく、この場合、フルカラーで多彩な柄又は模様で着色することができる。
そして、基材4の屋外側表面41を複数色で着色する前に、予め、固定予定箇所2となるべき箇所21を基材4の屋外側表面41において決めておく。すなわち、化粧板1を固定具の挿入により施工する場合、おおよそ、固定具を挿入する箇所(固定予定箇所2)が決まっている。これは、化粧板1が施工される下地の種類、形状及び化粧板1の割付けなどが判明しているためである。例えば、下地を構成する縦胴縁の位置に対応するように、固定予定箇所2となるべき箇所21を設定することができる。また下地を構成する横胴縁の位置に対応するように、固定予定箇所2となるべき箇所21を設定することができる。これらの場合、固定予定箇所2となるべき箇所21は縦方向及び横方向にそれぞれ間隔P1、P2を有することになる。
この後、着色層3により基材4の屋外側表面41を複数色で着色するが、固定予定箇所2となるべき全ての箇所21は同系色で着色されるようにする。すなわち、固定予定箇所2となるべき全ての箇所21が同系色の着色領域31に含まれるように屋外側表面41を着色する。言い換えると、固定予定箇所2となるべき箇所21が、他の着色領域32〜35と同系色の色で着色されないようにする。このようにして、固定予定箇所2となるべき箇所21が同系色で着色された固定予定箇所2が形成される。固定予定箇所2となるべき箇所21が同系色の着色領域31に含まれるように屋外側表面41を着色するには、インクジェット印刷で着色する場合、着色領域31が同系色で印刷するように、フルカラー印刷の印刷データを設計する。
(化粧板の施工構造)
図2は、本実施形態に係る化粧板1の施工構造を示している。この施工構造は本実施形態に係る化粧板1の固定予定箇所2に打ち込まれた固定具5と、固定予定箇所2の表面に位置する固定具5の一部を覆う補修塗膜と、を有している。
この場合、化粧板1は建物の下地6に固定具5により固定されている。下地6としては、縦胴縁、横胴縁、柱、間柱、梁、合板又は石膏ボードなどの下地板などが例示される。固定具5としては、化粧板1に屋外側表面11から挿入されるものであって、釘又はビスなどが使用される。固定具5は頭部51と軸部52とを備えている。そして、施工時に軸部52は固定予定箇所2の屋外側から化粧板1に挿入され、化粧板1の屋外側表面11の着色層3と基材4とを貫通して下地6にまで挿入される。また軸部52を化粧板1に挿入すると、頭部51と下地6との間で化粧板1が挟まれる。このようにして化粧板1は固定具5により固定される。
下地6に固定された化粧板1の屋外側表面11には固定具5の頭部51が露出することになる。すなわち、固定具5の一部である頭部51が着色領域31における固定予定箇所2の表面に位置することになる。そこで、化粧板1の屋外側表面11に露出する固定具5の頭部51を覆うように補修塗膜7が形成される。補修塗膜7は補修塗料を筆塗り又は刷毛塗りなどで塗布して乾燥硬化させることにより形成される。補修塗膜7は着色領域31における着色層3と同じ色か同系色の色であることが好ましい。これにより、着色領域31に含まれている固定予定箇所2における着色層3の色と、補修塗膜7の色とが同じように視認されて、補修塗膜7による補修箇所が目立ちにくくなる。
また化粧板1に固定具5を挿入する際に、固定予定箇所2の周辺部分における着色層3が若干破損することがある。すなわち、固定具5が釘の場合、頭部51を打撃して軸部52を化粧板1及び下地6に挿入していくが、このときに生じる衝撃等で、固定予定箇所2の周辺部分における着色層3が脱落したり傷ついたりする場合がある。また固定具5がビスの場合、頭部51及び軸部52を回して軸部52を化粧板1及び下地6にねじ込んでいくが、このときに生じる摩擦等で、固定予定箇所2の周辺部分における着色層3が脱落したり傷ついたりする場合がある。そこで、このような着色層3の破損箇所を補修塗膜7で覆って補修し、破損箇所を目立たないようにすることができる。
(変形例)
実施形態1は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態1は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
上記では、固定予定箇所2を着色する場合について説明したが、これに限らず、施工時に固定具が挿入される予定の箇所を着色しないで、同系色を有する複数の固定予定箇所2を形成してもよい。この場合、固定予定箇所2は着色されていないため、基材4の屋外側表面41と同じ色となる。
また上記では、固定予定箇所2を示すマークを化粧板1の屋外側表面11に設けていないが、図1Cに示すように、固定予定箇所2を示すマーク(目印)8を化粧板1の屋外側表面11に設けてもよい。これにより、施工の際、施工者が迷わずに固定予定箇所2に固定具5を挿入しやすくなり、施工作業を軽減することができる。マーク8の大きさは直径7mm以上10mm程度の円形に形成することができる。マーク8が10mmよりも大きすぎるとタッチアップの面積が大きくなり、補修作業が行いにくくなるため、マーク8の大きさは固定具5の頭部51の直径に近いサイズとすることが好ましく、これにより、補修作業の効率化が図れる。またマーク8が7mmよりも小さく形成されていると、マーク8が目立ちにくくなって、化粧板1の施工作業が行いにくくなる。マーク8は固定予定箇所2に視認可能なように、例えば、着色領域31とは目立つ色彩(異なる色)の着色を施して形成してもよいし、着色をせずに白抜きで形成してもよい。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様に係る化粧板1は、複数色で屋外側表面11が着色された化粧板1である。施工時に固定具5が挿入される予定の箇所である固定予定箇所2を複数備える。複数の固定予定箇所2は同系色を有する。
この態様によれば、複数の固定予定箇所2に固定具5を挿入して化粧板1を施工した後に、固定具5を挿入した複数の固定予定箇所2を補修するにあたって、固定予定箇所2の色と同系色の補修塗料を使用して補修することができ、補修箇所に応じて異なる色の補修塗料を使用することがなく、補修作業を軽減することができ、補修塗料の色数も少なくすることができる、という利点がある。
第2の態様に係る化粧板1は、第1の態様において、固定予定箇所2は、固定具5の屋外側表面11に露出する部分よりも大きい。
この態様によれば、化粧板1を施工した後に、固定予定箇所2が固定具5の屋外側表面11に露出する部分の外側に位置することになり、固定予定箇所2と同系色の補修塗料を使用して補修箇所を目立たないように補修しやすくなる、という利点がある。
第3の態様に係る化粧板1は、第1又は2の態様において、固定予定箇所2は、直径7mm以上10mm以下である。
この態様によれば、化粧板1を施工した後に、固定予定箇所2が固定具5の屋外側表面11に露出する部分の外側に位置することになり、固定予定箇所2と同系色の補修塗料を使用して補修箇所を目立たないように補修しやすくなる、という利点がある。
第4の態様に係る化粧板1の製造方法は、基材4の屋外側表面41を複数色で着色する化粧板1の製造方法である。施工時に固定具5が挿入される予定の箇所を同系色で着色するか、あるいは着色しないことによって、同系色を有する複数の固定予定箇所2を形成する。
この態様によれば、製造される化粧板1は、複数の固定予定箇所2に固定具5を挿入して化粧板1を施工した後に、固定具5を挿入した複数の固定予定箇所2を補修するにあたって、固定予定箇所2の色と同系色の補修塗料を使用して補修することができ、補修箇所に応じて異なる色の補修塗料を使用することがなく、補修作業を軽減することができ、補修塗料の色数も少なくすることができる、という利点がある。
第5の態様に係る化粧板1の製造方法は、第4の態様において、インクジェット印刷で基材4の屋外側表面41を複数色で着色する。
この態様によれば、複数の固定予定箇所2を同系色に着色するなどの印刷データを容易に設計することができ、所望の着色を行いやすい、という利点がある。
第6の態様に係る化粧板1の施工構造は、第1〜第3のいずれか1つの態様の化粧板1の固定予定箇所2に打ち込まれた固定具5と、固定予定箇所2の表面に位置する固定具5の一部を覆う補修塗膜7と、を有する。
この態様によれば、固定予定箇所2と同系色の補修塗膜7を使用して補修箇所を目立たないように補修しやすくなる、という利点がある。
1 化粧板
2 固定予定箇所
4 基材
5 固定具
7 補修塗膜

Claims (6)

  1. 複数色で屋外側表面が着色された化粧板であって、
    施工時に固定具が挿入される予定の箇所である固定予定箇所を複数備え、
    前記複数の固定予定箇所は同系色を有する、
    化粧板。
  2. 前記固定予定箇所は、前記固定具の前記屋外側表面に露出する部分よりも大きい、
    請求項1に記載の化粧板。
  3. 前記固定予定箇所は、直径7mm以上10mm以下である、
    請求項1又は2に記載の化粧板。
  4. 基材の屋外側表面を複数色で着色する化粧板の製造方法であって、
    施工時に固定具が挿入される予定の箇所を同系色で着色するか、あるいは着色しないことによって、同系色を有する複数の固定予定箇所を形成する、
    化粧板の製造方法。
  5. インクジェット印刷で前記基材の前記屋外側表面を前記複数色で着色する、
    請求項4に記載の化粧板の製造方法。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項に記載された前記化粧板の前記固定予定箇所に打ち込まれた前記固定具と、
    前記固定予定箇所の表面に位置する前記固定具の一部を覆う補修塗膜と、を有する、
    化粧板の施工構造。
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