JP2018112031A - 床構造体及び床構造体の施工方法 - Google Patents

床構造体及び床構造体の施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018112031A
JP2018112031A JP2017004380A JP2017004380A JP2018112031A JP 2018112031 A JP2018112031 A JP 2018112031A JP 2017004380 A JP2017004380 A JP 2017004380A JP 2017004380 A JP2017004380 A JP 2017004380A JP 2018112031 A JP2018112031 A JP 2018112031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joists
tile
joist
drop
floor structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017004380A
Other languages
English (en)
Inventor
晃久 中澤
Akihisa Nakazawa
晃久 中澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lixil Corp
Original Assignee
Lixil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lixil Corp filed Critical Lixil Corp
Priority to JP2017004380A priority Critical patent/JP2018112031A/ja
Publication of JP2018112031A publication Critical patent/JP2018112031A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Abstract

【課題】タイルや人が地面に落下することを防止できる床構造体を提供すること。【解決手段】床構造体1は、地面に配設された基台2と、基台2に立設された複数の束柱3と、複数の束柱3に架設された複数の大引4と、複数の大引4に架設された複数の根太5と、根太5の上に敷設された複数のタイル81と、タイル81の下に敷設された脱落防止パネル7と、を備える。床構造体1の施工方法は、地面に基台2を配設する工程と、基台2に複数の束柱3を立設する工程と、複数の束柱3に複数の大引4を架設する工程と、複数の大引4に複数の根太5を架設する工程と、根太5に脱落防止パネル7を固定する工程と、根太5の上にタイル81を敷設する工程と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、タイルを備えた床構造体及び床構造体の施工方法に関する。
従来、地面にコンクリート等を用いて土台を立設し、土台にモルタルを塗り、タイルを貼り付けて施工されたいわゆる湿式工法のテラスがある。タイルは、意匠面や強度面等に利点があるが、湿式工法のテラスは、施工作業が煩雑となる場合がある。
一方で、地面より高い位置に床面が設けられたいわゆる乾式工法で施工されたデッキが知られている。例えば、デッキ材を地面より高い位置に敷設して床板を構成したデッキが提案されている(特許文献1参照)。特許文献1のデッキ材は、木粉を混入した樹脂の押出成形材である。
特許文献1のデッキ材としてタイルを用いることで、タイルの利点を生かしつつ作業性良くデッキを施工することができると考えられる。
特開2013−72195号公報
しかし、タイルは高強度ではあるものの、外的要因により割れることがある。そのため、タイルを地面より高い位置に敷設した場合、割れたタイルや、デッキを使用する人が地面に落下する場合がある。
本発明は、タイルや人が地面に落下することを防止できる床構造体を提供することを目的とする。
本発明は、地面に配設された基台と、前記基台に立設された複数の柱と、前記複数の柱に架設された複数の大引と、前記複数の大引に架設された複数の根太と、前記根太の上に敷設された複数のタイルと、前記タイルの下に敷設された脱落防止材と、を備える床構造体に関する。
また、前記根太は、その上端側に形成され前記脱落防止材の縁部が挿入される凹状の飲み込部を有し、前記脱落防止材は、前記飲み込部に挿入されて固定されることが好ましい。
また、前記根太同士の間に配置され、前記複数の大引に架設された複数の補助根太を更に備え、前記脱落防止材は、前記補助根太により上方に押圧された状態で、前記根太にねじ止めされて固定されることが好ましい。
また、前記脱落防止材は、脱落防止パネルで構成されるとともに、前記タイルごとに敷設されることが好ましい。
また、地面に基台を配設する工程と、前記基台に複数の柱を立設する工程と、前記複数の柱に複数の大引を架設する工程と、前記複数の大引に複数の根太を架設する工程と、前記根太に脱落防止材を固定する工程と、前記根太の上にタイルを敷設する工程と、を備える床構造体の施工方法に関する。
本発明によれば、タイルや人が地面に落下することを防止できる床構造体を提供することができる。
本実施形態に係る床構造体を示す斜視図である。 図1のI−I線断面図である。 図1のII−II線断面図である。 図3の脱落防止パネル付近を示す拡大図である。 本実施形態に係る床構造体の施工方法の一例を示すフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る床構造体について説明する。図1は、本実施形態に係る床構造体を示す斜視図である。図2は、図1のI−I線断面図である。図3は、図1のII−II線断面図である。
本発明の一実施形態に係る床構造体1は、建物100の近傍(例えば、庭)に乾式工法で施工された、タイル81で床面が形成されたデッキである。図1に示すように、床構造体1は、一辺が建物100の壁面と接する矩形形状に形成される。床構造体1の縁部分には、段部80が形成される。図1〜3に示すように、床構造体1は、基台2と、柱としての束柱3と、大引4と、根太5と、補助根太6と、脱落防止材としての脱落防止パネル7と、床部8と、幕板部9とを備える。束柱3、大引4、根太5、補助根太6、及び幕板部9は、いずれもアルミニウム形材からなる。
基台2は、地面に配設されている。本実施形態においては、図2〜図3に示すように、基台2は、地面に複数配置され、埋設又は固定されて配設されている。基台2は、例えば2枚分のタイル幅(後述)に合わせて束柱3のピッチ幅が110cm〜130cmとなるように位置決めされる。
複数の束柱3は、基台2に立設されている。本実施形態においては、1つの基台2に対して1つの束柱3が立設されている。束柱3の側面の段部80付近には、根太受け31や(図2を参照)、段部80用の大引4の固定金具等が取り付けられている(図3を参照)。
複数の大引4は、複数の束柱3に架設されている。本実施形態においては、大引4は、中空を有する略角柱形状の長尺部材である。大引4は、建物100の壁面に対して長手方向を垂直に向けて、例えば2枚分のタイル幅(後述)に合わせて110cm〜130cmのピッチ幅で、複数の束柱3に架設される。大引4の上部は束柱3の幅と略等しい幅を有し、下部は両側面から水平方向に突出する一対の突出部41、41が形成されている。大引4には、下面から鉛直方向に突出する一対の係止部42、42が束柱3の寸法に合わせて離間して形成されている。
突出部41の上面には、複数の根太5及び複数の補助根太6が架設されている。大引4の側面及び突出部41の上面には、後述する幕板受け材92がねじ止めされている。
複数の根太5は、複数の大引4に架設される。本実施形態においては、根太5は、中空を有する略角柱形状の長尺部材である。根太5は、建物100の壁面に対して長手方向を平行に向けて、例えば1枚分のタイル幅(後述)に合わせて55cm〜65cmのピッチ幅で、複数の大引4に架設される。根太5の下部には大引4との固定部51が形成される。
また、根太5の上面には、頂部52が形成され、根太5の上端側には、凹状の飲み込部53が形成される。本実施形態においては、頂部52と飲み込部53とは互いに段状に形成される。後述するように、頂部52は、タイル81等の床部8と接する。また、飲み込部53は、脱落防止パネル7の縁部が挿入される。また、飲み込部53には、脱落防止パネル7が挿入され、ねじ止めされて固定される。そして、頂部52と、飲み込部53とによる段の高さは、脱落防止パネル7の厚さ方向の高さと、脱落防止パネル7を飲み込部53に固定するねじ頭の高さとを合わせた高さよりも高くなるように形成されている。
根太5の下部には、幕板本体91との係止部54が形成されていて、根太5の側面には、後述する幕板受け材92がねじ止めされている。
複数の補助根太6は、根太5同士の間に配置され、複数の大引4に架設される。本実施形態においては、補助根太6は、中空を有する略角柱形状の長尺部材である。補助根太6は、建物100の壁面に対して長手方向を平行に向けて、例えば1枚分のタイル幅(後述)に合わせて55cm〜65cmのピッチ幅で、複数の大引4に架設される。根太5の下部には大引4との固定部61が形成される。
また、補助根太6の上面には、頂部62が形成される。後述するように、補助根太6は、頂部62が根太5の頂部52の高さよりも、脱落防止パネル7の厚さだけ低い位置に配置されるように大引4に架設されている。そして、補助根太6は、脱落防止パネル7を押し上げるように支える。
なお、根太5の長手方向の一端部と、補助根太6の長手方向の一端部とは、根太受け31にねじ止めされてもよい(図2を参照)。
脱落防止パネル7は、タイル81の下に敷設され、タイル81が割れた場合に、タイルや人が地面に落下することを防止する部材(例えば、パネル型のポリカーボネイト樹脂)である。脱落防止パネル7の詳細は、後述する。
床部8は、タイル81と、目地82とを備える。本実施形態においては、床部8を構成するタイル81は、タイル幅が55cm〜65cm角で、厚さが15cm〜25cmの正方形(直方体)のタイルである。床部8のうち段部80を構成するタイル81は、段部の形状に合わせて加工(例えば切断)される。目地82は、厚さが4.6mm〜5.0mmの長手方向に延びる矩形形状の部材である。目地82は、長手方向がタイル81の縁部に沿うように、タイル81同士の間の位置に配置される。
タイル81は、根太5の上に敷設される。本実施形態においては、タイル81は、四辺の縁部が大引4の上面及び根太5の頂部52によって支持されるように、大引4及び根太5の上に敷設される。ここで、タイル81の中央部は、脱落防止パネル7を介して補助根太6によって支持される。
幕板部9は、床部8の外縁を覆うように配設される。幕板部9は、幕板本体91と幕板受け材92と蓋93とを備える。幕板本体91は、長尺な平板状部材である。幕板本体91は、側壁911と、溝部912と、タイル収容部913と、照明収容溝914と、位置決めガイド916とを備える。
側壁911は鉛直方向に延びるように、平板状に形成されている。溝部912は、側壁911の高さ方向の中央部が裏面側に向かって突出するように形成されている。また、溝部912は、幕板受け材92の幕板本体固定部922と当接する。タイル収容部913は、側壁911の上端部から水平方向に延びるように形成されている。照明収容溝914は、側壁911の下部に設けられた溝であり、束柱3に向けて開口し、長手方向に延設して形成されている。照明収容溝914は、LED等の小型照明を配設可能に構成されている。位置決めガイド916は、タイル収容部913の下面に、下方に延びるように形成されている。位置決めガイド916は、タイル81の側面と接する。位置決めガイド916は、幕板部9が床部8の設計上の端部位置よりも少し外側に位置するように幕板部9と床部8とを位置決めする。
幕板受け材92は、大引4と幕板本体91との間に配設される部材である。幕板受け材92は、架台側固定部921と、幕板本体固定部922と、タイル載置部923と、係止壁924と、を有する。
架台側固定部921は鉛直方向に延びる壁である。架台側固定部921は、大引4の側面と当接している。
幕板本体固定部922は、長手方向に直交する断面が矩形(U字型)であり、架台側固定部921の下端から幕板本体91側に水平方向に突出して形成されている。幕板本体固定部922の鉛直方向に延びる壁部の下端は、突出部41の上面と接するように、幕板本体固定部922の下面よりも下方に突出している。この下端は、大引用位置決め部(高さ位置決め部)として機能する。幕板本体固定部922の壁部には、幕板本体91を取り付けることができる。
タイル載置部923は、架台側固定部921の上端から幕板本体91側に水平方向に延び、タイル載置部923の端部は、幕板本体91と接するように水平方向に突出している。係止壁924は、タイル載置部923の端部の近傍から鉛直方向上側に延びる。架台側固定部921に対する係止壁924の水平方向の突出量は、幕板本体固定部922よりも大きい。タイル載置部923の上面から幕板本体固定部922の鉛直方向に延びる壁部の下端までの長さ(高さ)は、大引4の上面から突出部41の上面までの長さ(高さ)と等しい。また、タイル載置部923の上面から幕板本体固定部922の下面までの長さは、根太5の上面から係止部54までの長さと等しい。そのため、幕板本体固定部922の下面は、根太用位置決め部(高さ位置決め部)として機能する。
蓋93は、幕板本体91の溝部912を覆う部材である。蓋93は、幕板本体91の溝部912と係合するように構成されている。
根太5は、大引4の突出部41に載置され固定部51で固定されるので、大引4の上面から突出部41上面までの長さに比べて、根太5の頂部52から固定部51及び係止部54までの長さは、固定部51及び係止部54の厚さ分が短くなる。しかし、タイル載置部923は、タイル81が載せられるため、大引4及び根太5の上面と面一である必要がある。そこで、大引用位置決め部(幕板本体固定部922の鉛直方向に延びる壁部の下端)と根太用位置決め部(幕板本体固定部922の下面)とにより、幕板受け材92の大引4又は根太5との高さ方向の位置が位置決めされる。幕板受け材92は、大引4の突出部41に大引用位置決め部を当接させて架台側固定部921を大引4に固定すると、タイル載置部923の上面が大引4の上面と面一になる。幕板本体固定部922の下面を根太5の係止部54に当接させて架台側固定部921を根太5に固定すると、タイル載置部923の上面が根太5の上面と面一になる。この構成により、大引4及び根太5に取り付ける幕板を共通部品にすることができる。
溝部912の底部の裏面を幕板本体固定部922の壁部に当接させることにより、幕板本体91は、大引4及び根太5に対して位置決めできる。
本発明の一実施形態に係る脱落防止材について、図4を用いて詳細に説明する。図4は、図3の脱落防止パネル付近を示す拡大図である。本実施形態においては、脱落防止パネル7は、矩形形状の脱落防止パネルで構成されるとともに、タイル81ごとに敷設される。脱落防止パネル7の材質は限定されないが、例えばポリカーボネイト等の樹脂が挙げられる。
脱落防止パネル7は、タイル81よりも小さい矩形形状に形成されている。脱落防止パネル7は互いに平行な二辺を大引4に平行に、他の二辺を根太5(補助根太6)に平行に向けて、大引4と根太5とによって形成される空間を覆うように配置される。
ここで、脱落防止パネル7の大引4に平行に向けられる二辺の長さは、隣り合う根太5同士の間隔よりも長いため、飲み込部53に対して、脱落防止パネル7の根太5に平行に向けられる二辺の縁部が突出する。飲み込部53には、脱落防止パネル7の二辺の縁部が挿入され、ねじ止めされて固定される。前述のとおり、頂部52と、飲み込部53とによる段の高さは、脱落防止パネル7の厚さ方向の高さと、脱落防止パネル7を飲み込部53に固定するねじ頭の高さとを合わせた高さよりも高くなるように形成されている。そのため、飲み込部53に脱落防止パネル7をねじ止めしても、ねじ頭はタイル81等の床部8と接しない。そのため、ねじ頭が飲み込部53と床部8との間に干渉することなく、根太5は床部8を安定して支持できる。
一方で、脱落防止パネル7の根太5(補助根太6)に平行に向けられる二辺の長さは、脱落防止パネル7の熱膨張を考慮しても、隣り合う大引4同士の間隔よりも短くなるように形成される。そのため、脱落防止パネル7が熱膨張したとしても、大引4と床部8との間に干渉することなく、大引4は床部8を安定して支持できる。
また、補助根太6の頂部62は、飲み込部53よりも高い高さに配置されるので、補助根太6は、脱落防止パネル7を押し上げるように支える。そのため、脱落防止パネル7は、補助根太6により上方に押圧された状態で、根太5の飲み込部53にねじ止めされて固定される。前述のとおり、補助根太6は、頂部62が根太5の頂部52の高さよりも、脱落防止パネル7の厚さだけ低い位置に配置されるように大引4に架設される。そのため、大引4と、根太5と、脱落防止パネル7を介して補助根太6とによって安定してタイル81を支持することができる。
次に、床構造体1の施工方法の一例について図5を用いて説明する。図5は、本実施形態に係る床構造体1の施工方法の一例を示すフローチャートである。
図5に示すように、第1実施形態に係る床構造体1の施工方法は、ステップS1〜ステップS6を含む。
ステップS1は、地面に基台2を配設する工程である。本実施形態においては、基台2を床構造体1の隅部(入隅部及び出隅部)に配設する。隣り合う隅部間の長さが長い場合は、その隅部同士の中間部にも基台2を配設する。地面に基台2を設ける際、複数の基台2同士の高さレベルを揃える調整が行われる。なお、ステップS1の前工程として、例えば、各部材の搬入、砂利取り、雨水升移設、砂利戻し、墨出し、地固め等が行われてもよい。
ステップS2は、基台2に複数の束柱3を立設する工程である。本実施形態においては、床部8に段部80が形成されるので、段部80の下に位置する束柱3の長さは、他の束柱3よりも相対的に短くなるに、束柱3は基台2上に配置される。基台2に対して束柱3を立設し、束柱3の固定金具を介して基台2に束柱3をねじ止めして固定する。
ステップS3は、複数の束柱3に複数の大引4を架設する工程である。本実施形態においては、大引4を、建物100の壁面に対して長手方向が垂直に延びるように配置し、束柱3の上方から大引4の一対の係止部42、42を束柱3に外嵌させて、各束柱3に架設する。係止部42と束柱3とをねじ止めすることで、大引4を束柱3に固定する。このとき、束柱3の側面と大引4の側面(突出部41よりも上側の側面)とは同一鉛直面上に配置される。
ステップS4は、複数の大引4に複数の根太5を架設する工程である。本実施形態においては、大引4に根太5と補助根太6とを交互に等間隔で架設する。根太5を、建物100の壁面に対して長手方向が平行に延びるように配置し、大引4の突出部41(又は根太受け31)に根太5の長手方向の両端部を載置する。根太5の固定部51と突出部41の上面(又は根太受け31)とをねじ92で固定する。このとき、大引4の長手方向の端部に設けられる根太5の側面と、束柱3の側面と、大引4の長手方向の端部とは同一鉛直面上に配置される。
根太5と同様に、大引4に補助根太6を架設する。ここで、補助根太6は、頂部62が根太5の頂部52の高さよりも、脱落防止パネル7の厚さの分だけ低くなる位置に配置される。
ステップS2〜S4の工程において、床構造体1の側面に幕板部9を設ける場合には、束柱3、大引4、根太5等に幕板受け材92が取り付けられる。また、束柱3、大引4、根太5等を筋交いで補強してもよい。
ステップS5は、根太5に脱落防止パネル7を固定する工程である。本実施形態においては、1枚のタイル81につき1枚の脱落防止パネル7が固定される。脱落防止パネル7は、パネルの面の中央部が補助根太6に接し、大引4と根太5とによって形成される空間を覆うように配置される。具体的には、飲み込部53に対して、脱落防止パネル7の縁部が突出するように配置される。また、脱落防止パネル7は、大引4と接しないように配置される。
脱落防止パネル7の縁部は、根太5の飲み込部53にねじ止めして固定される。飲み込部53よりも補助根太6の頂部62は高い高さに配置されるので、補助根太6は、脱落防止パネル7を押し上げるように支える。そして、脱落防止パネル7の中央部は、補助根太6により上方に押圧された状態で根太5の飲み込部53にねじ止めされて固定される。
なお、補助根太6の頂部62と脱落防止パネル7の中央部とは接着剤等によって接着されてもよい。
ステップS6は、根太5の上に複数のタイル81を敷設する工程である。本実施形態においては、複数のタイル81を脱落防止パネル7の上(大引4及び根太5の上)に敷設する前に、大引4の上面と、根太5の頂部52と、脱落防止パネル7の中央部(補助根太6により上方に押圧された部分)とに接着剤を塗布する。タイル81の縁部が、大引4及び根太5の上に乗るようにタイル81を敷設する。また、タイル81の中央部は、脱落防止パネル7を介して、補助根太6によって支持される。このように、脱落防止パネル7の上にタイル81が敷設される。言い換えれば、タイル81の下に脱落防止パネル7が固定される。
ここで、前述したように、脱落防止パネル7の厚さ、及び脱落防止パネル7を飲み込部53に固定するねじ頭の高さだけ頂部52が飲み込部53よりも高くなるように、頂部52と飲み込部53とは段状に形成される。そのため、脱落防止パネル7を飲み込部53にねじ止めしても、ねじ頭が床部8(タイル81)と干渉することがなく、大引4と、根太5とによりタイル81を支持できる。更に、補助根太6は、頂部62が根太5の頂部52の高さよりも、脱落防止パネル7の厚さの分だけ低くなる位置に配置される。そのため、大引4と、根太5と、脱落防止パネル7を介して補助根太6とによって安定してタイル81を支持することができる。
なお、ステップS5及びステップS6について、ステップS5を全て完了してからステップS6を行ってもよい。この場合、全ての脱落防止パネル7が飲み込部53に固定されてから、タイル81が敷設される。
また、タイル81ごとにステップS5とステップS6とを繰り返し行ってもよい。この場合、1つの脱落防止パネル7が固定される度に、タイル81が敷設される。
タイル81を敷設し、タイル81の間に目地82を入れることで床部8が構成される。その後、タイル81と建物100との間の位置に見切材83が配置されてもよい。また、床構造体1の側面に幕板部9を設ける場合には、幕板受け材92に幕板本体91が取り付けられ、幕板本体91の溝部912に、蓋93が取り付けられる。照明収容溝914には小型照明が適宜に取り付けられる。
以上により床構造体1の施工は終了する。
以上説明したように、本実施形態における床構造体1は、地面に配設された基台2と、基台2に立設された複数の束柱3と、複数の束柱3に架設された複数の大引4と、複数の大引4に架設された複数の根太5と、大引4及び根太5の上に敷設された複数のタイル81と、タイル81の下に敷設された脱落防止パネル7と、を備える。タイル81の下に脱落防止パネル7が固定されるので、タイルや人が地面に落下することを防止できる。
また、根太5は、その上端側に形成され脱落防止パネル7の縁部が挿入される凹状の飲み込部を有し、脱落防止パネル7は、飲み込部53に挿入されて固定される。そのため、脱落防止パネル7をタイル81に近い位置に固定できる。これにより、タイルや人が地面に落下することをより確実に防止できる。
また、床構造体1は、根太5同士の間に配置され、複数の大引4に架設された複数の補助根太6を更に備え、脱落防止パネル7は、補助根太6により上方に押圧された状態で、根太5にねじ止めされて固定される。ねじ止めにより、脱落防止パネル7は、飲み込部に強固に固定される。また、補助根太6が脱落防止パネル7を押し上げることにより、タイルを脱落防止パネル7によって安定して支えることができる。これにより、タイル81を安定して支持しつつ、タイルや人が地面に落下することをより確実に防止できる。
また、床構造体1は、脱落防止パネル7はパネル型の構造であり、タイル81ごとに、脱落防止パネル7が敷設される。そのため、例えばタイル81ごとにステップS5とステップS6とを繰り返し行うことにより、床構造体1を施工できる。これにより、施工方法の選択肢が増え、効率よく床構造体1を施工できる。
また、床構造体1の施工方法は、地面に基台2を配設する工程と、基台2に複数の束柱3を立設する工程と、複数の束柱3に複数の大引4を架設する工程と、複数の大引4に複数の根太5を架設する工程と、根太5に脱落防止パネル7を固定する工程と、根太5の上に複数のタイル81を敷設する工程と、を備える。これにより、タイルや人が地面に落下することを防止できる床構造体1を施工できる。
以上、本発明の床構造体1の好ましい一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、脱落防止材としての脱落防止パネル7は、パネル型の構造である例を説明したが、これに限定されない。脱落防止材は、例えばネット型の構造であってもよい。
また、脱落防止パネル7が飲み込部53にねじ止めされる例を説明したが、これに限定されない。脱落防止パネル7は、タイル81に接着されていてもよい。このような脱落防止パネル7及びタイル81を用いて床構造体1を施工する場合、脱落防止パネル7及びタイル81は一体的に施工される。
1 床構造体
2 基台
3 束柱(柱)
4 大引
5 根太
7 脱落防止パネル(脱落防止材)
81 タイル

Claims (5)

  1. 地面に配設された基台と、
    前記基台に立設された複数の柱と、
    前記複数の柱に架設された複数の大引と、
    前記複数の大引に架設された複数の根太と、
    前記根太の上に敷設された複数のタイルと、
    前記タイルの下に敷設された脱落防止材と、
    を備える床構造体。
  2. 前記根太は、その上端側に形成され前記脱落防止材の縁部が挿入される凹状の飲み込部を有し、
    前記脱落防止材は、前記飲み込部に挿入されて固定される、請求項1に記載の床構造体。
  3. 前記根太同士の間に配置され、前記複数の大引に架設された複数の補助根太を更に備え、
    前記脱落防止材は、前記補助根太により上方に押圧された状態で、前記根太にねじ止めされて固定される、請求項1又は2に記載の床構造体。
  4. 前記脱落防止材は、脱落防止パネルで構成されるとともに、前記タイルごとに敷設される、請求項1から3のいずれかに記載の床構造体。
  5. 地面に基台を配設する工程と、
    前記基台に複数の柱を立設する工程と、
    前記複数の柱に複数の大引を架設する工程と、
    前記複数の大引に複数の根太を架設する工程と、
    前記根太に脱落防止材を固定する工程と、
    前記根太の上にタイルを敷設する工程と、
    を備える床構造体の施工方法。
JP2017004380A 2017-01-13 2017-01-13 床構造体及び床構造体の施工方法 Pending JP2018112031A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017004380A JP2018112031A (ja) 2017-01-13 2017-01-13 床構造体及び床構造体の施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017004380A JP2018112031A (ja) 2017-01-13 2017-01-13 床構造体及び床構造体の施工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018112031A true JP2018112031A (ja) 2018-07-19

Family

ID=62910976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017004380A Pending JP2018112031A (ja) 2017-01-13 2017-01-13 床構造体及び床構造体の施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018112031A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230157677A (ko) * 2022-05-10 2023-11-17 이승구 롤링 타입의 탄성부재를 이용한 층간 소음 방지 바닥재

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09195432A (ja) * 1996-01-19 1997-07-29 Sekisui House Ltd 断熱床構造
JPH11124985A (ja) * 1997-10-20 1999-05-11 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 屋外用床装置
JP2000008591A (ja) * 1998-06-23 2000-01-11 Fujita Corp 太陽電池フロア
JP2001303753A (ja) * 2000-04-19 2001-10-31 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 屋外床構造及びこれの構成部品
JP2014227720A (ja) * 2013-05-22 2014-12-08 オーエム機器株式会社 屋外用二重床
US20150113903A1 (en) * 2013-10-25 2015-04-30 McManus Enterprises, L.L.C., DBA McManus Development Tile and Support Structure
JP2017137715A (ja) * 2016-02-04 2017-08-10 株式会社Lixil 床構造体及び床構造体の施工方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09195432A (ja) * 1996-01-19 1997-07-29 Sekisui House Ltd 断熱床構造
JPH11124985A (ja) * 1997-10-20 1999-05-11 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 屋外用床装置
JP2000008591A (ja) * 1998-06-23 2000-01-11 Fujita Corp 太陽電池フロア
JP2001303753A (ja) * 2000-04-19 2001-10-31 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 屋外床構造及びこれの構成部品
JP2014227720A (ja) * 2013-05-22 2014-12-08 オーエム機器株式会社 屋外用二重床
US20150113903A1 (en) * 2013-10-25 2015-04-30 McManus Enterprises, L.L.C., DBA McManus Development Tile and Support Structure
JP2017137715A (ja) * 2016-02-04 2017-08-10 株式会社Lixil 床構造体及び床構造体の施工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230157677A (ko) * 2022-05-10 2023-11-17 이승구 롤링 타입의 탄성부재를 이용한 층간 소음 방지 바닥재
KR102649980B1 (ko) * 2022-05-10 2024-03-21 구자경 롤링 타입의 탄성부재를 이용한 층간 소음 방지 바닥재

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7762033B2 (en) Wall construction system and method
GB2477161A (en) Loft flooring system
KR101763540B1 (ko) 샌드위치 패널을 이용한 모듈형 단열 조립체 및 그 시공방법
JP2014190063A (ja) 断熱パネルの施工構造
JP2018112031A (ja) 床構造体及び床構造体の施工方法
KR20110009362U (ko) 인서트 기능을 가진 스페이셔
DK1931836T3 (en) Support element device
KR20220102022A (ko) 클립고정부재가 구성된 박벽돌 건식시공 단위 시스템 및 그 시공방법
JP6133568B2 (ja) 下地ボックス固定材、該下地ボックス固定材を使用した棟構造
KR20180107394A (ko) 슬라브패널 고정용 소피드 렝스구조
JP6734064B2 (ja) 床構造体及び床構造体の施工方法
JP6181398B2 (ja) 断熱パネルの施工構造
JP6912289B2 (ja) 建築用面材システム
JP6523616B2 (ja) 断熱屋根構造
JP2006342515A (ja) 建築ユニット
JP6679300B2 (ja) 基礎構造及び建物
JP6284101B2 (ja) 熨斗瓦設置構造
JP2017137717A (ja) 床構造体の幕板取付構造及び床構造体の施工方法
JP6501337B2 (ja) 屋根構造
JP2017137716A (ja) 床構造体及び床構造体の施工方法
JP2007002551A (ja) 壁パネルの建込み構造
JP4588650B2 (ja) 熨斗風瓦及び該熨斗風瓦を使用した棟部における熨斗積み構造及び壁際の水切り構造
JP2015121081A (ja) 断熱屋根構造
JP6543023B2 (ja) 建築板、及び建築板の施工構造
JP5193955B2 (ja) 床載置部材および床載置台

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200901

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20210113

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210406