JPH07207843A - 硬質屋根材の取付構造 - Google Patents

硬質屋根材の取付構造

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Publication number
JPH07207843A
JPH07207843A JP2326694A JP2326694A JPH07207843A JP H07207843 A JPH07207843 A JP H07207843A JP 2326694 A JP2326694 A JP 2326694A JP 2326694 A JP2326694 A JP 2326694A JP H07207843 A JPH07207843 A JP H07207843A
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JP
Japan
Prior art keywords
hard
fixed
fixing
roofing material
hard roof
Prior art date
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Pending
Application number
JP2326694A
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English (en)
Inventor
Osamu Nanba
修 難波
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IG Technical Research Inc
Original Assignee
IG Technical Research Inc
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Publication date
Application filed by IG Technical Research Inc filed Critical IG Technical Research Inc
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Publication of JPH07207843A publication Critical patent/JPH07207843A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工した後もバタつきがなく、葺き上がりの
良い屋根とすること。 【構成】 硬質屋根材Aの一側縁に吊り子Bを固定具α
を介して固定し、さらに、吊り子B上から固定具αを介
して下地材に硬質屋根材Aを固定するので、硬質屋根材
Aの取り付けの際には固定具αの打設を誤っても硬質屋
根材A本体に損傷を与えることなく取り付けることがで
き、しかも、左右に隣り合う硬質屋根材A同士は下地材
に固定された支持金具Cの嵌合溝10、11に嵌合、支
持されるので、取り付け後に硬質屋根材Aがバタつくこ
とがなく支持されると共に、支持金具Cは上段に施工さ
れる硬質屋根材Aにより隠蔽されるので表面には現れ
ず、屋根面の意匠性を阻害することのない硬質屋根材A
の取付構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は特に矩勾配以上の急勾配
の屋根面に用いられ、施工した後もバタつきがなく、葺
き上がりの良い硬質屋根材の取付構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、板状の硬質屋根材を下地へ取り付
ける際は、直接硬質屋根材上から釘、ビス等の固定具を
打設して固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな取付構造では、固定具の打設の際に誤って硬質屋根
材を破損してしまうことが多々あり、取り付けには熟練
を要した。また、施工後の硬質屋根材にはバタツキが見
られ、強風の際等は風に煽られて物音をたてたり、最悪
の場合には硬質屋根材自身が吹き飛ばされて屋根面が破
壊されてしまう欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、硬質屋根材の一側縁に吊り子を固定具
を介して固定し、さらに、吊り子上から固定具を介して
下地材に硬質屋根材を固定するので、硬質屋根材の取り
付けの際には固定具の打設を誤っても硬質屋根材本体に
損傷を与えることなく取り付けることができ、しかも、
左右に隣り合う硬質屋根材同士は下地材に固定された支
持金具の嵌合溝に嵌合、支持されるので、取り付け後に
硬質屋根材がバタつくことがなく支持されると共に、支
持金具は上段に施工される硬質屋根材により隠蔽される
ので表面には現れず、屋根面の意匠性を阻害することの
ない硬質屋根材の取付構造となるものである。
【0005】
【実施例】以下に図面を用いて、本発明に係る硬質屋根
装材の取付構造について詳細に説明する。図1は上記構
造の代表例を示す説明図であり、硬質屋根材A、吊り子
B、支持金具Cとからなるものである。
【0006】硬質屋根材Aは図2に示すように化粧面1
を長方形板状に形成したものであり、一側縁に後記する
吊り子Bを固定するための固定孔2を形成したものであ
る。なお、図では他側縁の両角を面取りして、意匠性の
向上と危険防止を図ったものである。
【0007】その素材としてはセメント板、炭酸カルシ
ウム板、珪酸カルシウム板、セラミック板、木片セメン
ト板、炭酸マグネシウム板、スレート板等、あるいはこ
れらにガラス繊維、ウィスカー、アラミド繊維、スチー
ル繊維、炭素繊維、各種鉱物繊維、各種骨材等を混入し
たものを押出成形、プレス成形、射出成形、抄造法等に
よって成形したもの、もしくは各種繊維をクロス状、三
次元状に織り、これにセメント、粘土等を含浸してパネ
ル状に成形したものを蒸気養生、あるいは焼成したもの
等からなるものである。また、上記素材にFRP樹脂等
を貼着して強度を向上させたりすることもできるもので
ある。
【0008】吊り子Bは例えば図3に示すように、長方
形板状の面部3の両端部分に、固定孔4、5を形成した
ものである。その素材としては、アルミニウム、ステン
レス、スチール、銅等の各種鋼板、あるいはプラスチッ
ク樹脂、FRP樹脂等をプレス成形、押出成形等して形
成したものである。
【0009】硬質屋根材Aへの吊り子Bの装着は、図1
に示すように硬質屋根材Aの固定孔2と吊り子Bの固定
孔4とを、パッキン付きブラインドリベット、ボルト−
ナット等の固定具αで締結し、一体化するものである。
なお、一体化は現場での施工を容易にするために、工場
出荷段階の前に行っておくことが好ましいものである。
【0010】支持金具Cは例えば図4に示すように、少
なくとも水平面状の固定面6と、固定面6の一端もしく
は途中を垂直に立ち上がらせた立ち上がり片7と、立ち
上がり片7の先端を固定面6と平行に屈曲した左右両方
の押さえ片8、9とから略コ字状の嵌合溝10、11を
形成したものである。また、その素材や成形方法は前記
した吊り子Bと同様なものである。なお、図では固定面
6に固定孔12を形成している。
【0011】また、支持金具Cの固定面6は屋根下地に
固定具αを介して支持金具Cを固定することにより硬質
屋根材Aを固定する部分であり、図1に示すように、立
ち上がり片7をガイドとして、左右の嵌合溝10、11
に硬質屋根材Aの側面部を嵌合し、押さえ片8、9によ
って硬質屋根材Aがバタつかないように、支持するもの
である。
【0012】次に施工例について簡単に説明する。図2
に示すような硬質屋根材Aを図3、図4に示すような吊
り子B、支持金具Cを用いて、図1に示すように施工す
ると仮定する。まず、工場出荷段階にて、硬質屋根材A
に吊り子Bを双方の固定孔2、4を介してパッキン付き
ブラインドリベットよりなる固定具αにより装着する。
そして、野地板、防水シート等を含む屋根下地(図示せ
ず)に、支持金具Cをその固定孔12を介してスクリュ
ービスよりなる固定具αで固定する。
【0013】次に支持金具Cの立ち上がり片7をガイド
として、嵌合溝10、11に隣り合う左右の硬質屋根材
Aの側面部を挿入する。これを繰り返し、左右方向に複
数施工し、n+1段目の施工を完了する。左右方向の施
工が終わったら、上段の硬質屋根材Aにて、支持金具C
の押さえ片8、9を隠蔽するようにn+2段目の施工へ
と移り、これを順次繰り返すことによって、屋根面を形
成するものである。
【0014】以上説明したのは、本発明に係る硬質屋根
材の取付構造の一実施例であり、図5〜図11に示すよ
うな各部材を用いた構造とすることもできる。すなわ
ち、図5、図6は硬質屋根材Aのその他の例を示す説明
図であり、図5(a)は裏面部分にFRP樹脂板、繊維
板等の補強板13を接着剤等で貼着して、強度を向上さ
せた例、図5(b)は化粧面1を断面波状とし、意匠性
を向上した例、図6(a)、(b)はそれぞれ化粧面1
上、側面上に、軟質パッキン14を介在させ、施工後の
防水性を向上させた硬質屋根材Aの例である。
【0015】図7(a)〜(d)は吊り子Bの変形例を
示す説明図であり、図7(a)は一方の固定孔4側を広
幅とした例、図7(b)は硬質屋根材Aの端部を挟み込
む、挟持溝15を形成した例、図7(c)は強度補強用
のリブ16を形成した例、図7(d)は固定孔4、5の
途中に段差17を形成した吊り子Bの例である。
【0016】図8〜図11は支持金具Cを各々変形した
例を示す説明図であり、図8(a)は固定面6を延長し
て固定孔12を2つ形成した例、図8(b)は押さえ片
8、9を変形した例、図9(a)、(b)は補強用のリ
ブ18を形成した例、図9(c)は固定面6と押さえ片
8、9の位置を逆とした例、図10(a)はコ字状物の
立ち上がり片7同士を溶接することにより形成した例、
図10(b)は屈曲曲げ加工のみで形成した例、図10
(c)、図11(a)はアルミニウム合金を押出成形し
て形成した例、図11(b)、図11(c)は嵌合溝1
0、11内、もしくは押さえ片8、9上に軟質パッキン
19を介在させ、硬質屋根材Aの破損防止とバタツキ防
止効果を助長する支持金具Cとした例である。
【0017】
【発明の効果】上述したように、本発明に係る硬質屋根
材の取付構造によれば、硬質屋根材の一側縁に吊り子
を固定具を介して固定し、さらに、吊り子上から固定具
を介して下地材に硬質屋根材を固定するので、硬質屋根
材の取り付けの際には固定具の打設を誤っても硬質屋根
材本体に損傷を与えることなく取り付けることができ
る。左右に隣り合う硬質屋根材同士は下地材に固定さ
れた支持金具の嵌合溝に嵌合、支持されるので、取り付
け後に硬質屋根材がバタつくことがなく支持される。
支持金具は上段に施工される硬質屋根材により隠蔽され
るので表面には現れず、屋根面の意匠性を阻害すること
がない。吊り子、支持金具はある程度柔軟性を有する
ために、地震等のゆれに対して追従するために、破損す
るようなことがない。屋根面形成後でも1枚毎の交換
が可能である。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る硬質屋根材の取付構造の代表的な
一例を示す説明図である。
【図2】図1で用いられた硬質屋根材の一例を示す説明
図である。
【図3】図1で用いられた吊り子の一例を示す説明図で
ある。
【図4】図1で用いられた支持金具の一例を示す説明図
である。
【図5】硬質屋根材のその他の例を示す説明図である。
【図6】硬質屋根材のその他の例を示す説明図である。
【図7】吊り子のその他の例を示す説明図である。
【図8】支持金具のその他の例を示す説明図である。
【図9】支持金具のその他の例を示す説明図である。
【図10】支持金具のその他の例を示す説明図である。
【図11】支持金具のその他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 化粧面 2 固定孔 3 面部 4 固定孔 5 固定孔 6 固定面 7 立ち上がり片 8 押さえ片 9 押さえ片 10 嵌合溝 11 嵌合溝 12 固定孔 13 補強板 14 軟質パッキン 15 挟持溝 16 リブ 17 段差 18 リブ 19 軟質パッキン A 硬質屋根材 B 吊り子 C 支持金具 α 固定具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形板状の硬質屋根材と板状の吊り
    子、および略水平な固定面と該固定面の一端もしくは途
    中を垂直に立ち上がらせた立ち上がり片と、該立ち上が
    り片の先端を固定面と平行に屈曲した左右両方の押さえ
    片とから略コ字状の嵌合溝を形成した支持金具とを備
    え、硬質屋根材の一側縁に吊り子を固定具を介して固定
    し、さらに、吊り子上から固定具を介して下地材に硬質
    屋根材を固定すると共に、左右に隣り合う硬質屋根材同
    士は下地材に固定された支持金具の嵌合溝に嵌合、支持
    され、また、支持金具は上段に施工される硬質屋根材に
    より隠蔽されていることを特徴とする硬質屋根材の取付
    構造。
JP2326694A 1994-01-24 1994-01-24 硬質屋根材の取付構造 Pending JPH07207843A (ja)

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JP2326694A JPH07207843A (ja) 1994-01-24 1994-01-24 硬質屋根材の取付構造

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JP (1) JPH07207843A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CZ301979B6 (cs) * 2000-05-05 2010-08-25 Friedrich Ossenberg-Schule & Söhne GmbH & Co. KG Upevnovací spona k protivetrnému upevnení obycejných tašek na strešní ploše
JP2016017306A (ja) * 2014-07-07 2016-02-01 ケイミュー株式会社 建築板、及び建築板の施工構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CZ301979B6 (cs) * 2000-05-05 2010-08-25 Friedrich Ossenberg-Schule & Söhne GmbH & Co. KG Upevnovací spona k protivetrnému upevnení obycejných tašek na strešní ploše
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