JP2016015929A - 海苔製造機 - Google Patents

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Abstract

【課題】海苔生地を乾燥室の内部で加熱空気で乾燥させることで乾燥海苔を製造する海苔製造機において、乾燥室の内部の湿度を良好に維持できるようにすること。
【解決手段】本発明では、建屋(2)の内部に設置された海苔製造機(1)であって、抄製した海苔生地を加熱空気で乾燥させる乾燥室(12)と、乾燥室(12)に加熱空気を供給する加熱室(13)とを有し、加熱室(13)の吸気部(22,30)から吸気した空気を加熱して乾燥室(12)に供給するとともに、海苔生地の乾燥に使用した加熱空気を乾燥室(12)の排気部(34)から排気する海苔製造機(1)において、乾燥室(12)の排気部(34)と加熱室(13)の吸気部(22,30)との間に乾燥室(12)の排気部(34)から加熱室(13)の吸気部(22,30)へと流入する空気の流入量を規制するための空気流入量規制装置(36〜39)を介設し、乾燥室(12)の内部の湿度に応じて空気の流入量を規制するよう空気流入量規制装置(36〜39)を制御することにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、抄製した海苔生地を乾燥させて乾燥海苔を製造するために建屋の内部に設置された海苔製造機に関するものである。
従来より、食用に供される乾燥海苔は、水分を多く含んだ海苔生地を矩形シート状に乾燥させることによって製造されており、そのために、建屋の内部に設置された海苔製造機が広く用いられている。
この海苔製造機は、スノコ状の海苔簀に海苔生地を抄製するための抄製装置に海苔生地を乾燥させるための乾燥装置を連設し、抄製装置で抄製した海苔生地を海苔簀ごと乾燥装置に受け渡し、乾燥装置によって海苔簀に抄製した海苔生地を乾燥させるようにしている。
この乾燥装置は、海苔生地を抄製した海苔簀を搬送しながら海苔生地を乾燥させる乾燥室と、加熱した空気を乾燥室に供給する加熱室とを並設している。
そして、乾燥装置では、加熱室の上部に形成された吸気部から吸気した空気を加熱室の内部で加熱し、加熱室の下部及び乾燥室の下部に連通状に形成された供給部を介して加熱した空気を加熱室から乾燥室に供給し、加熱空気を用いて乾燥室の内部で海苔生地を乾燥させ、その後、海苔生地の乾燥に使用した加熱空気を乾燥室の上部に形成された排気部から排気する(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2010−45981号公報
ところが、上記従来の海苔製造機では、建屋の内部に設置されているために、海苔生地の乾燥に使用された加熱空気が全て建屋の外部に排出されるのではなく、乾燥に使用された加熱空気の一部が、乾燥室の排気部から排気された後に、再び加熱室の吸気部から吸気される。
この海苔生地の乾燥に使用された加熱空気は、海苔生地に含有されていた水分を多く含んでいるために、湿度の高い空気となっている。
そのため、湿度の高い空気が再び加熱室で加熱されて乾燥室に供給されるために、乾燥室の内部の湿度が高くなってしまい、海苔生地を良好に乾燥させることができず、乾燥海苔の商品価値を損ねるおそれがあった。
そこで、請求項1に係る本発明では、建屋の内部に設置された海苔製造機であって、抄製した海苔生地を加熱空気で乾燥させる乾燥室と、乾燥室に加熱空気を供給する加熱室とを有し、加熱室の吸気部から吸気した空気を加熱して乾燥室に供給するとともに、海苔生地の乾燥に使用した加熱空気を乾燥室の排気部から排気する海苔製造機において、乾燥室の排気部と加熱室の吸気部との間に乾燥室の排気部から加熱室の吸気部へと流入する空気の流入量を規制するための空気流入量規制装置を介設し、乾燥室の内部の湿度に応じて空気の流入量を規制するよう空気流入量規制装置を制御することにした。
また、請求項2に係る本発明では、前記請求項1に係る本発明において、前記加熱室に複数の加熱装置を設けるとともに、各加熱装置に対応する空気流入量規制装置を設け、各空気流入量規制装置を別個に制御することにした。
また、請求項3に係る本発明では、前記請求項2に係る本発明において、一つの加熱装置を制御する際に、他の加熱装置に対応する空気流入量規制装置を制御することにした。
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。
すなわち、本発明では、建屋の内部に設置された海苔製造機であって、抄製した海苔生地を加熱空気で乾燥させる乾燥室と、乾燥室に加熱空気を供給する加熱室とを有し、加熱室の吸気部から吸気した空気を加熱して乾燥室に供給するとともに、海苔生地の乾燥に使用した加熱空気を乾燥室の排気部から排気する海苔製造機において、乾燥室の排気部と加熱室の吸気部との間に乾燥室の排気部から加熱室の吸気部へと流入する空気の流入量を規制するための空気流入量規制装置を介設し、乾燥室の内部の湿度に応じて空気の流入量を規制するよう空気流入量規制装置を制御することにしているために、乾燥室で海苔生地の乾燥に使用された水分を多く含んだ空気が加熱室に流入するのを抑制することができるので、乾燥室の内部の湿度を良好に維持することができ、海苔生地を良好に乾燥させて乾燥海苔の商品価値を向上させることができる。
特に、加熱室に複数の加熱装置を設けるとともに、各加熱装置に対応する空気流入量規制装置を設け、各空気流入量規制装置を別個に制御することにした場合や、一つの加熱装置を制御する際に他の加熱装置に対応する空気流入量規制装置を制御することにした場合には、乾燥室の内部全体の湿度を均一にすることができ、より一層海苔生地を良好に乾燥させて乾燥海苔の商品価値を向上させることができる。
建屋の内部に設置された海苔製造機を示す正面断面図。 海苔製造機を示す平面図。 同右側面図。 同左側面図。
以下に、本発明に係る海苔製造機の具体的な構成について図面を参照しながら説明する。
本発明に係る海苔製造機1は、図1に示すように、建屋2の内部に設置されて使用され、海苔生地を乾燥させることで矩形シート状の乾燥海苔を製造するものである。
この海苔製造機1は、図1〜図4に示すように、海苔生地の抄製を行う抄製装置3と海苔生地の乾燥を行う乾燥装置4とを連設した構成となっている。
抄製装置3は、複数枚の海苔簀5を並設した簀枠6を搬送するための無端状の搬送機構7を内蔵しており、搬送機構7の搬送経路に沿って、海苔簀5に海苔生地を抄くための抄き機構8と、吸引によって海苔生地の脱水を行うための吸引脱水機構9と、スポンジの押圧によって海苔生地の脱水を行う押圧脱水機構10と、海苔簀5から乾燥海苔を剥離するための剥離機構11とを順に配置している。
そして、抄製装置3は、搬送機構7で簀枠6ごと海苔簀5を搬送しながら、抄き機構8で海苔簀5に海苔生地を抄製し、吸引脱水機構9と押圧脱水機構10とで海苔生地の脱水を行い、その後、乾燥装置4に簀枠6ごと受け渡すとともに、乾燥装置4で乾燥した後の簀枠6を再び受け取り、剥離機構11で海苔簀5から乾燥海苔を剥離するように構成している。
乾燥装置4は、前後方向に伸延させた矩形箱型状の乾燥室12の右側部に前後方向に伸延させた矩形箱型状の加熱室13を並設している。
乾燥室12の内部には、簀枠6を搬送するための搬送機構14,15が上下に収容されている。
加熱室13には、空気を加熱して乾燥室12の内部に供給する加熱装置16,17が前後に配設されている。
加熱装置16,17は、前後対称の構造となっており、前側の加熱装置16について説明すると、加熱装置16は、加熱室13の外側前端下部に燃焼バーナー18を取付けるとともに、加熱室13の内側に円筒状の加熱ダクト19と排気ダクト20とを加熱ダクト19を下側にして上下に取付け、加熱室13の前端部において加熱ダクト19の始端部に燃焼バーナー18を連通連結するとともに、加熱室13の中央部において加熱ダクト19の終端部に排気ダクト20の始端部を連通連結し、排気ダクト20の終端部を加熱室13の前端上部から外部に突出させ、排気ダクト20の終端部に上下方向に垂直に伸延する排気筒21の基端部を連通連結している。
また、前側の加熱装置16は、加熱室13の前側上部に3個の円形開口状の吸入口(吸気部22)を前後に間隔を開けて形成するとともに、各吸気部22に吸入用のファン23を取付け、一方、加熱室13の左側下部に乾燥室12に連通する矩形開口状の供給口(供給部24)を形成し、供給部24に4枚の整流板25を上下に間隔を開けて取付けている。
同様に、後側の加熱装置17は、加熱室13の外側後端下部に燃焼バーナー26を取付けるとともに、加熱室13の内側に円筒状の加熱ダクト27と排気ダクト28とを加熱ダクト27を下側にして上下に取付け、加熱室13の後端部において加熱ダクト27の始端部に燃焼バーナー26を連通連結するとともに、加熱室13の中央部において加熱ダクト27の終端部に排気ダクト28の始端部を連通連結し、排気ダクト28の終端部を加熱室13の後端上部から外部に突出させ、排気ダクト28の終端部に上下方向に垂直に伸延する排気筒29の基端部を連通連結している。
また、後側の加熱装置17は、加熱室13の後側上部に3個の円形開口状の吸入口(吸気部30)を前後に間隔を開けて形成するとともに、各吸気部30に吸入用のファン31を取付け、一方、加熱室13の左側下部に乾燥室12に連通する矩形開口状の供給口(供給部32)を形成し、供給部32に4枚の整流板33を上下に間隔を開けて取付けている。
そして、乾燥装置4は、加熱室13の燃焼バーナー18,26によって加熱ダクト19,27の外周部を加熱し、ファン23,31の作用で吸気部22,30から空気を吸入し、内部において加熱ダクト19,27によって空気を加熱し、その加熱した空気(加熱空気)を供給部24,32から乾燥室12に供給するようにしている。なお、加熱室13は、燃焼バーナー18,26によって生じた排気を加熱ダクト19,27と排気ダクト20,28を介して排気筒21,29から外部に排出するようにしている。
また、乾燥装置4は、乾燥室12の内部において搬送機構14,15で簀枠6ごと海苔簀5を2往復搬送し、その間に、加熱室13の左側下部と乾燥室12の右側下部とを連通する供給部24,32から供給された加熱空気を用いて海苔簀5に抄製された海苔生地を乾燥させるようにしている。海苔生地の乾燥に使用された加熱空気は、乾燥室12に形成された排気部34から乾燥室12の外部に排出される。なお、上段の搬送機構14の前端上部で抄製装置3から簀枠6を受け取り、上段の搬送機構14で簀枠6を1往復搬送し、上段の搬送機構14の前端下部から下段の搬送機構15の前端上部に簀枠6を受け渡し、下段の搬送機構15で簀枠6を1往復搬送し、その後、下段の搬送機構15の前端下部で抄製装置3へ簀枠6を受け渡すようにしている。
建屋2の内部に設置された海苔製造機1では、建屋2の内部に乾燥室12の排気部34と加熱室13の吸気部22,30との間に連通状の連通路35が形成される。この連通路35には、乾燥室12の排気部34から加熱室13の吸気部22,30へと流入する空気の流入量を規制するための4個の空気流入量規制装置36〜39を前後に並べて配置している。このうち、前側の2個の空気流入量規制装置36,37は、前側の加熱装置16と対応する位置(後側の加熱装置17の吸気部30よりも前側の加熱装置16の吸気部22に近い位置)に配置され、後側の2個の空気流入量規制装置38,39は、後側の加熱装置17と対応する位置(前側の加熱装置16の吸気部22よりも後側の加熱装置17の吸気部30に近い位置)に配置されている。
各空気流入量規制装置36〜39は、矩形枠状の枠体40に上下に並べた3枚の横長矩形板状の開閉フィン41を上下回動自在に取付け、モーター等の駆動機構で開閉フィン41を回動させることで乾燥室12の排気部34から加熱室13の吸気部22,30へと流入する空気の流入量を規制するようにしている。なお、各空気流入量規制装置36〜39は、開閉フィン41の回動角度によって開口面積を変化させて空気の流入量を規制するとともに、空気の流入を阻止するように遮蔽することもできる。
各空気流入量規制装置36〜39は、コントローラー42で制御される。このコントローラー42には、乾燥室12の内部の温度や湿度を計測するセンサー43が接続されており、センサー43で計測された温度や湿度に応じて加熱装置16,17や空気流入量規制装置36〜39を制御するようにしている。なお、センサー43は、乾燥室12の内部に複数個設けられており、乾燥室12の前側部分と後側部分などのように乾燥室12の内部の温度や湿度を部分的に計測できるようにしている。また、図1において、44は空気を供給するダクト、45は排気ファン、46は仕切壁を示しており、ダクト44から供給された空気を加熱室13で加熱して乾燥室12に供給し、乾燥室12から排気された加熱空気を排気ファン45から排出する。その際に、一部の加熱空気は、乾燥室12から加熱室13へと流入する。
そして、コントローラー42は、センサー43によって乾燥室12の前側部分の湿度が所定湿度(第1前側所定湿度)よりも高くなっていることを検出した場合には、前側の加熱装置16に対応する空気流入量規制装置36,37を制御して乾燥室12の排気部34から加熱室13の前側の吸気部22に流入する空気の量を減少させる。これにより、乾燥室12の排気部34から加熱室13の前側の吸気部22に流入する空気、すなわち、乾燥室12で海苔生地の乾燥に使用され水分を多量に含んだ(湿度の高い)空気が再び加熱室13で加熱されて乾燥室12に供給されるのを防止し、乾燥室12の前側部分の湿度を良好に低下させることができる。
その際に、コントローラー42は、後側の加熱装置17に対応する空気流入量規制装置38,39を制御して乾燥室12の排気部34から加熱室13の前側の吸気部22に流入する空気の量を減少させてもよい。これにより、乾燥室12の排気部34から加熱室13の前側の吸気部22に流入する空気、すなわち、乾燥室12の後側部分で海苔生地の乾燥に使用され水分を多量に含んだ(湿度の高い)空気の一部が再び加熱室13で加熱されて乾燥室12に供給されるのを防止し、乾燥室12の前側部分の湿度を良好に低下させることができる。なお、コントローラー42は、センサー43によって乾燥室12の後側部分の湿度が所定湿度(第2後側所定湿度:後述する第1後側所定湿度よりも低く設定された湿度)よりも高くなっていることを検出した場合にのみ、後側の加熱装置17に対応する空気流入量規制装置38,39を制御して乾燥室12の排気部34から加熱室13の前側の吸気部22に流入する空気の量を減少させてもよい。
同様に、コントローラー42は、センサー43によって乾燥室12の後側部分の湿度が所定湿度(第1後側所定湿度)よりも高くなっていることを検出した場合には、後側の加熱装置17に対応する空気流入量規制装置38,39を制御して乾燥室12の排気部34から加熱室13の後側の吸気部30に流入する空気の量を減少させる。これにより、乾燥室12の排気部34から加熱室13の後側の吸気部30に流入する空気、すなわち、乾燥室12で海苔生地の乾燥に使用され水分を多量に含んだ(湿度の高い)空気が再び加熱室13で加熱されて乾燥室12に供給されるのを防止し、乾燥室12の後側部分の湿度を良好に低下させることができる。
その際に、コントローラー42は、前側の加熱装置16に対応する空気流入量規制装置36,37を制御して乾燥室12の排気部34から加熱室13の後側の吸気部30に流入する空気の量を減少させてもよい。これにより、乾燥室12の排気部34から加熱室13の後側の吸気部30に流入する空気、すなわち、乾燥室12の前側部分で海苔生地の乾燥に使用され水分を多量に含んだ(湿度の高い)空気の一部が再び加熱室13で加熱されて乾燥室12に供給されるのを防止し、乾燥室12の後側部分の湿度を良好に低下させることができる。なお、コントローラー42は、センサー43によって乾燥室12の前側部分の湿度が所定湿度(第2前側所定湿度:前述した第1前側所定湿度よりも低く設定された湿度)よりも高くなっていることを検出した場合にのみ、前側の加熱装置16に対応する空気流入量規制装置36,37を制御して乾燥室12の排気部34から加熱室13の後側の吸気部30に流入する空気の量を減少させてもよい。
またコントローラー42は、センサー43によって乾燥室12の前側部分の温度が所定温度(前側所定温度)よりも低くなっていることを検出した場合には、前側の加熱装置16を制御して加熱室13から乾燥室12の前側部分に供給する高温の加熱空気の量を増大させる。その際に、前側の加熱装置16に対応する空気流入量規制装置36,37を制御して乾燥室12の排気部34から加熱室13の前側の吸気部22に流入する空気の量を減少させてもよく、また、同時に又は独立して、後側の加熱装置17に対応する空気流入量規制装置38,39を制御して乾燥室12の排気部34から加熱室13の前側の吸気部22に流入する空気の量を減少させてもよい。
同様に、コントローラー42は、センサー43によって乾燥室12の後側部分の温度が所定温度(後側所定温度)よりも低くなっていることを検出した場合には、後側の加熱装置17を制御して加熱室13から乾燥室12の後側部分に供給する高温の加熱空気の量を増大させる。その際に、後側の加熱装置17に対応する空気流入量規制装置38,39を制御して乾燥室12の排気部34から加熱室13の後側の吸気部30に流入する空気の量を減少させてもよく、また、同時に又は独立して、前側の加熱装置16に対応する空気流入量規制装置36,37を制御して乾燥室12の排気部34から加熱室13の後側の吸気部30に流入する空気の量を減少させてもよい。
以上に説明したように、海苔製造機1は、建屋2の内部に設置されており、抄製した海苔生地を加熱空気で乾燥させる乾燥室12と、乾燥室12に加熱空気を供給する加熱室13とを有し、加熱室13の吸気部22,30から吸気した空気を加熱して乾燥室12に供給するとともに、海苔生地の乾燥に使用した加熱空気を乾燥室12の排気部34から排気する。これにより、海苔生地を乾燥させて乾燥海苔を製造する。
そして、上記海苔製造機1では、乾燥室12の排気部34と加熱室13の吸気部22,30との間に乾燥室12の排気部34から加熱室13の吸気部22,30へと流入する空気の流入量を規制するための空気流入量規制装置36〜39を介設し、乾燥室12の内部の湿度に応じて空気の流入量を規制するよう空気流入量規制装置36〜39を制御するよう構成している。
そのため、上記構成の海苔製造機1では、乾燥室12で海苔生地の乾燥に使用された水分を多く含んだ空気が加熱室13に流入するのを抑制することができるので、乾燥室12の内部の湿度を良好の維持することができ、海苔生地を良好に乾燥させて乾燥海苔の商品価値を向上させることができる。
また、上記海苔製造機1では、加熱室13に複数の加熱装置16,17を設けるとともに、各加熱装置16(17)に対応する空気流入量規制装置36,37(38,39)を設け、各空気流入量規制装置36,37(38,39)を別個に制御するよう構成している。
そのため、上記構成の海苔製造機1では、乾燥室12の内部全体の湿度を均一にすることができ、海苔生地を良好に乾燥させて乾燥海苔の商品価値を向上させることができる。
さらに、上記海苔製造機1では、一つの加熱装置16(17)を制御する際に他の加熱装置17(16)に対応する空気流入量規制装置38,39(36,37)を制御するように構成している。
そのため、上記構成の海苔製造機1では、乾燥室12の内部全体の湿度をより一層均一にすることができ、海苔生地を良好に乾燥させて乾燥海苔の商品価値を向上させることができる。
1 海苔製造機 2 建屋
3 抄製装置 4 乾燥装置
5 海苔簀 6 簀枠
7 搬送機構 8 抄き機構
9 吸引脱水機構 10 押圧脱水機構
11 剥離機構 12 乾燥室
13 加熱室 14,15 搬送機構
16,17 加熱装置 18,26 燃焼バーナー
19,27 加熱ダクト 20,28 排気ダクト
21,29 排気筒 22,30 吸気部
23,31 ファン 24,32 供給部
25,33 整流板 34 排気部
35 連通路 36〜39 空気流入量規制装置
40 枠体 41 開閉フィン
42 コントローラー 43 センサー
そこで、請求項1に係る本発明では、建屋の内部に設置された海苔製造機であって、抄製した海苔生地を加熱空気で乾燥させる乾燥室と、乾燥室に加熱空気を供給する加熱室とを有し、加熱室の吸気部から吸気した空気を加熱して乾燥室に供給するとともに、海苔生地の乾燥に使用した加熱空気を乾燥室の排気部から排気する海苔製造機において、乾燥室の排気部と加熱室の吸気部との間に乾燥室の排気部から加熱室の吸気部へと流入する空気の流入量を規制するための空気流入量規制装置を介設し、前記加熱室に複数の加熱装置を設けるとともに、各加熱装置に対応する空気流入量規制装置を設け、乾燥室の内部の湿度に応じて空気の流入量を規制するよう空気流入量規制装置を制御するコントローラーを有し、コントローラーは、各空気流入量規制装置を別個に制御し、乾燥室の後側部分の湿度が所定湿度(第2後側所定湿度)よりも高い場合に、乾燥室の排気部から加熱室の前側の吸気部に流入する空気の量を減少させることにした。
また、請求項2に係る本発明では、前記請求項1に係る本発明において、前記コントローラーは、乾燥室の後側部分の湿度が前記第2後側所定湿度よりも高い所定湿度(第1後側所定湿度)よりも高い場合に、乾燥室の排気部から加熱室の後側の吸気部に流入する空気の量を減少させることにした。

Claims (3)

  1. 建屋の内部に設置された海苔製造機であって、抄製した海苔生地を加熱空気で乾燥させる乾燥室と、乾燥室に加熱空気を供給する加熱室とを有し、加熱室の吸気部から吸気した空気を加熱して乾燥室に供給するとともに、海苔生地の乾燥に使用した加熱空気を乾燥室の排気部から排気する海苔製造機において、
    乾燥室の排気部と加熱室の吸気部との間に乾燥室の排気部から加熱室の吸気部へと流入する空気の流入量を規制するための空気流入量規制装置を介設し、乾燥室の内部の湿度に応じて空気の流入量を規制するよう空気流入量規制装置を制御することを特徴とする海苔製造機。
  2. 前記加熱室に複数の加熱装置を設けるとともに、各加熱装置に対応する空気流入量規制装置を設け、各空気流入量規制装置を別個に制御することを特徴とする請求項1に記載の海苔製造機。
  3. 一つの加熱装置を制御する際に、他の加熱装置に対応する空気流入量規制装置を制御することを特徴とする請求項2に記載の海苔製造機。
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