JPH0588292U - 海苔製造機における加熱装置 - Google Patents

海苔製造機における加熱装置

Info

Publication number
JPH0588292U
JPH0588292U JP030215U JP3021592U JPH0588292U JP H0588292 U JPH0588292 U JP H0588292U JP 030215 U JP030215 U JP 030215U JP 3021592 U JP3021592 U JP 3021592U JP H0588292 U JPH0588292 U JP H0588292U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
burner
seaweed
duct
combustion chamber
drying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP030215U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2518970Y2 (ja
Inventor
國勝 甲斐田
Original Assignee
有限会社甲斐田産業
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社甲斐田産業 filed Critical 有限会社甲斐田産業
Priority to JP1992030215U priority Critical patent/JP2518970Y2/ja
Publication of JPH0588292U publication Critical patent/JPH0588292U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2518970Y2 publication Critical patent/JP2518970Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Edible Seaweed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃焼室の中央部にバーナを取付けて、乾燥室
の温度を均一状態として、海苔の乾燥を円滑に行うこと
ができる。 【構成】 海苔簀(2) に、海苔を抄製するとともに、抄
製した海苔を長尺の乾燥装置(5) に搬送して、同乾燥装
置(5) で海苔の乾燥処理を行う海苔製造機において、長
尺の乾燥室(11)の側部に、燃焼室(13)を同乾燥室(11)と
連通状態に配設し、同燃焼室(13)を複数の燃焼部に区画
して、各燃焼部にダクト(16)をそれぞれ収納し、各ダク
ト(16)にバーナ(17)を取付けるとともに、同燃焼室(13)
の中央部に配設したダクト(16)の一端部に、同ダクト(1
6)に対してバーナ(17)を直交状態に取付け、しかも、同
バーナ(17)の先端部を折曲して、その先端部をダクト(1
6)に沿って配設している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、燃焼室の中央部にバーナを取付けて、乾燥室の温度を均一状態とし て、海苔の乾燥を円滑に行うことができる海苔製造機における加熱装置に関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来、液状の海苔よりシート状の乾燥海苔を製造する海苔製造機の一形態とし て、機枠に、無端チェンを回動自在に懸架するとともに、同チェン上に、海苔簀 に液状の海苔を抄製する海苔抄製装置と、抄製した海苔の水分を吸収する脱水装 置と、海苔を乾燥させる乾燥装置と、乾燥した海苔を海苔簀より剥離する海苔剥 離装置とを配設している。
【0003】 また、乾燥装置は、長手状の乾燥室の一側部に、乾燥室に連通した燃焼室を設 け、同乾燥室内に沿ってダクトを設けて、同ダクトの両側部にバーナをそれぞれ 取付けて、同バーナで燃焼室を加熱して、燃焼室から熱風を乾燥室に送り、乾燥 室内を搬送される海苔の乾燥を行っていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記の海苔製造機は、未だ以下のような課題を有していた。即ち、海 苔の乾燥能力を向上させる為に、乾燥室を大きくしていたが、この場合、燃焼室 を左右に区画して、その内部にダクトをそれぞれ配設し、燃焼室の両側に位置す る各ダクトの一端部にバーナをそれぞれ取付けて、各バーナによって各ダクトを 加熱していた。
【0005】 しかし、乾燥室を大きくした場合、特に、燃焼室の中央部分において、燃焼室 の両側部からのバーナからの熱の伝達が円滑に行われにくくなり、その為に、乾 燥室内に温度差が生じでいた。従って、乾燥室では、乾燥室内の乾燥温度が均一 化されなくなり、海苔の乾燥状態を悪くしていた。
【0006】 本考案は、上記の課題を解決することができる海苔製造機における加熱装置を 提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案では、海苔簀に、海苔を抄製するとともに、抄製した海苔を長尺の乾燥 装置に搬送して、同乾燥装置で海苔の乾燥処理を行う海苔製造機において、長尺 の乾燥室の側部に、燃焼室を同乾燥室と連通状態に配設し、同燃焼室を複数の燃 焼部に区画して、各燃焼部にダクトをそれぞれ収納し、各ダクトにバーナを取付 けるとともに、同燃焼室の中央部に配設したダクトの一端部に、同ダクトに対し てバーナを直交状態に取付け、しかも、同バーナの先端部を折曲して、その先端 部をダクトに沿って配設したことを特徴とする海苔製造機における加熱装置海苔 製造機における加熱装置を提供するものである。
【0008】 また、本考案は、バーナの先端部を折曲するとともに、その先端部に、噴出ノ ズルと、点火プラグとを設けたことを特徴としている。
【0009】 また、本考案は、バーナに、炎感知センサを取付け、同センサからの出力信号 にもとづいて燃料を供給して、バーナの作動を制御したことを特徴としている。
【0010】
【考案の効果】
本考案では、海苔簀に海苔を抄製するとともに、抄製した海苔を乾燥装置に搬 送して、海苔の乾燥処理する際に、バーナで燃焼室を加熱して、その温風を乾燥 室に送り、乾燥室で海苔の乾燥を行うものである。しかも、燃焼室に複数のダク トを配設し、各ダクトにバーナを取付けているので、乾燥室内の温度を均一とし て、海苔の乾燥状態を良好にすることができる。
【0011】 さらに、燃焼室の中央部に配設したダクトにおいて、同ダクトに対して直交状 態にバーナを取付けるとともに、同バーナの先端部を曲げて、その先端部をダク トに沿って配設しているので、その中央のダクトにおいて、バーナからの加熱が 円滑に行われて、その部分の温度の低下を防止し、その為、その温風を乾燥室内 に送る際に、同乾燥室内の温度を均一状態とし、円滑な海苔の乾燥処理を行うこ とができる。
【0012】 また、炎感知センサによって、バーナからの炎を感知して、燃料の供給を行う ことにより、バーナの不点火時における燃料の供給を防止して、その安全性を確 保することができる。
【0013】
【実施例】
本考案の実施例を図面に基づき詳説すれば、図1において、1は海苔製造機を 示し、同製造機1は、海苔簀2に液状の海苔を抄製する抄製装置3と、抄製した 海苔の水分を吸収する脱水装置4と、海苔を乾燥させる乾燥装置5と、乾燥した 海苔を海苔簀より剥離する剥離装置6とより構成されている。
【0014】 本実施例では、図1に示すように、機枠7に無端チェン8を回動自在に懸架し て、搬送ラインaを形成し、同ラインa上の始端部に、海苔抄製装置3を配設し て、終端部に向かって、脱水装置4、乾燥装置5、海苔剥離装置6をそれぞれ配 設している。また、無端チェン8には、簀枠9が支持されており、同チェン8の 回動により同簀枠9を搬送可能としている。
【0015】 かかる簀枠9は、横長手方向に向かって長尺に形成されており、複数の海苔簀 2を並設状態に装着している。
【0016】 そして、海苔製造機1は、搬送ラインa上において、海苔抄製装置3で海苔簀 2に海苔を抄製しながら脱水装置4に搬送され、同脱水装置4で海苔より水分を 吸収して、次の乾燥装置5に搬送される。さらに、この乾燥装置5において、海 苔簀2を乾燥室11の乾燥ライン12に受け継いで、海苔の乾燥を行い、乾燥した後 には、再度、海苔簀2を搬送ラインaに受け継いで、海苔剥離装置6に搬送され て、海苔簀2より海苔を剥ぎ取るものである。
【0017】 また、乾燥装置5は、図2に示すように、海苔簀2を搬送する乾燥室11と、乾 燥室11に熱風を送る燃焼室13とよりなり、乾燥室11の一側部に、燃焼室13を連通 状態に配設している。かかる燃焼室13の上部には、複数の送風ファン15を設けて おり、同ファン15によって燃焼室13からの温風を乾燥室11内に送るようにしてい る。
【0018】 さらに、燃焼室13内には、送風ファン15の下方に複数のダクト16を配設すると ともに、同ダクト16の一端部に、加熱装置としての乾燥用のバーナ17を取付けて いる。本実施例では、図2及び図3に示すように、燃焼室13を、3つの燃焼部13 a に区分し、各燃焼部13a 内にダクト16をそれぞれ配設しており、ダクト16の一 端部を燃焼室13の壁面に接続し、その外側端部にバーナ17を取付けている。一方 、かかるダクト16は、各燃焼部13a 内において、上方に傾斜させた状態で収納さ れ、その他端部16a を、燃焼室13の壁面の上部に取付けて、その他端部16a を排 気口としている。なお、13b は燃焼室13を仕切る壁体を示す。
【0019】 また、図4において、各燃焼部13a の内側部には、乾燥室11に連通した温風口 18を設けるとともに、同温風口18に、上方に湾曲したガイド板19を乾燥室11方向 に突出した状態に取付けて、同温風口18を通過する温風をガイド板19を介して乾 燥室11を全体に送るようにしている。
【0020】 さらに、本考案では、上記の燃焼室13において、3つのダクト16を配設してお り、その中央部に配設したダクト16に加熱装置を取付けて、同ダクト16の加熱を 行っている。さらに、本実施例では、ダクト16の一端部に、バーナ17を同ダクト 16に対して直交状態に取付け、しかも、同バーナ17の先端部を折曲して、その先 端部をダクト16に沿って配設されている。即ち、図2に示すように、ダクト16の 一端部を、燃焼室13の側面20方向に伸延して、バーナ取付部21を形成し、同取付 部21に、バーナ17を同ダクト16に対して直交状態に取付けている。
【0021】 かかる構成によって、燃焼室13の中央部に設けたダクト16において、そのダク ト16の一端部に、バーナ17を取付け、しかも、そのバーナ17の先端部を折曲して 、その先端部を同ダクト16に沿って配設しているので、同バーナ17からの熱をダ クト16に沿って円滑に伝達させて、他のバーナ17との協働により乾燥室11の温度 を均一状態とするものである。
【0022】 次いで、バーナ17の構成について図5を参照して詳説すると、即ち、ファンを 具備したバーナ本体22の先端部に、長手状の筒風体23を突設するとともに、同筒 風体23を先端部を折曲している。かかる筒風体23内の基端部には、スタビライザ ー24を配設するとともに、その中央に、燃料を供給する為のL字状としたノズル パイプ25を同筒風体23に沿って配設するとともに、同パイプ25の先端部に燃料用 のノズル26を取付けている。なお、22a はファンを作動するモータ、22b は風量 を調節するダンパーを示す。
【0023】 また、ノズルパイプ25の側部には、点火プラグ27を取付けるとともに、同プラ グ27からノズル26に向けてスパークバー28を伸延し、しかも、同スパークバー28 をL字状に折曲して、筒風体23に沿って配設されている。
【0024】 かかる構成によって、燃焼室13内に設けたダクト16の端部において、同ダクト 16に対して直交状態にバーナ17を取付けても、その先端部をダクト16に沿って配 設され、このダクト16での加熱を円滑に行って、乾燥室11での温度ムラを無くし 、乾燥室11を均一温度とすることができる。
【0025】 さらに、本実施例では、図2において、幅広状としたバーナ取付部21にバーナ 17の炎感知センサ29を取付けて、同センサ29によってバーナ17からの炎を感知し 、同センサ29からの出力信号にもとづいてバーナ17への燃料の供給を行って、同 バーナ17の作動を制御して、バーナ17の不点火時における燃料の供給を防止して 、その安全性を確保することができる。
【0026】 また、その変容例として、図5に示すように、バーナ本体22からバーナ17の先 端部に、炎感知センサ29として光フアイバー30を配設して、同フアイバー30によ ってバーナ17からの炎を感知することも可能としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る海苔製造機の説明図である。
【図2】乾燥装置の平面図である。
【図3】乾燥装置の側面図である。
【図4】乾燥装置の断面図である。
【図5】バーナの構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 海苔製造機 2 海苔簀 3 抄製装置 4 脱水装置 5 乾燥装置 11 乾燥室 13 燃焼室 17 バーナ 26 ノズル 27 点火プラグ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海苔簀(2) に、海苔を抄製するととも
    に、抄製した海苔を長尺の乾燥装置(5) に搬送して、同
    乾燥装置(5) で海苔の乾燥処理を行う海苔製造機におい
    て、 長尺の乾燥室(11)の側部に、燃焼室(13)を同乾燥室(11)
    と連通状態に配設し、同燃焼室(13)を複数の燃焼部に区
    画して、各燃焼部にダクト(16)をそれぞれ収納し、各ダ
    クト(16)にバーナ(17)を取付けるとともに、同燃焼室(1
    3)の中央部に配設したダクト(16)の一端部に、同ダクト
    (16)に対してバーナ(17)を直交状態に取付け、しかも、
    同バーナ(17)の先端部を折曲して、その先端部をダクト
    (16)に沿って配設したことを特徴とする海苔製造機にお
    ける加熱装置。
  2. 【請求項2】 バーナ(17)の先端部を折曲するととも
    に、その先端部に、燃料用のノズル(26)と、点火プラグ
    (27)とを設けたことを特徴とする請求項1に記載の海苔
    製造機における加熱装置。
  3. 【請求項3】 バーナ(17)に、炎感知センサ(29)を取付
    け、同センサ(29)からの出力信号にもとづいて燃料を供
    給して、バーナ(17)の作動を制御したを特徴とする請求
    項1に記載の海苔製造機における加熱装置。
JP1992030215U 1992-05-08 1992-05-08 海苔製造機における加熱装置 Expired - Lifetime JP2518970Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992030215U JP2518970Y2 (ja) 1992-05-08 1992-05-08 海苔製造機における加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992030215U JP2518970Y2 (ja) 1992-05-08 1992-05-08 海苔製造機における加熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0588292U true JPH0588292U (ja) 1993-12-03
JP2518970Y2 JP2518970Y2 (ja) 1996-12-04

Family

ID=12297507

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992030215U Expired - Lifetime JP2518970Y2 (ja) 1992-05-08 1992-05-08 海苔製造機における加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2518970Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016015929A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 株式会社イツワ工業 海苔製造機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6151292A (ja) * 1985-06-24 1986-03-13 株式会社東芝 送達物品引受装置
JPS6276771A (ja) * 1985-09-30 1987-04-08 Toshiba Corp 電荷転送装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6151292A (ja) * 1985-06-24 1986-03-13 株式会社東芝 送達物品引受装置
JPS6276771A (ja) * 1985-09-30 1987-04-08 Toshiba Corp 電荷転送装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016015929A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 株式会社イツワ工業 海苔製造機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2518970Y2 (ja) 1996-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH01321994A (ja) 移動ウェブの乾燥方法および組み合わせ乾燥機
JP2020016389A (ja) インク乾燥装置
JPH0588292U (ja) 海苔製造機における加熱装置
CN206019224U (zh) 一种拉幅机烘干装置
CN205603911U (zh) 能烘干衣服的晾衣装置
KR20180044539A (ko) 건조장치
CN206019221U (zh) 一种热风拉幅机的烘干装置
CN211346062U (zh) 一种用于卫浴陶瓷生产线的干燥装置
JPH0755340A (ja) 熱風式乾燥装置
US3001298A (en) Dryer with burner
CN219890082U (zh) 一种喷气式干燥机
JP4039757B2 (ja) 単板乾燥機の熱風漏洩防止装置
CN212865263U (zh) 一种印染用烘干装置
CN215261085U (zh) 烘干机用的加热机构
CN213873679U (zh) 烘干机
CN215523300U (zh) 用于垃圾焚烧炉的烘干装置
CN110849075A (zh) 一种用于卫浴陶瓷生产线的干燥装置
CN216745323U (zh) 一种带预热增温结构的隧道式烘干机
CN220355979U (zh) 纤维布料烘干设备
JPH10112384A (ja) マイクロ波加熱装置
CN208536507U (zh) 一种纸管烘干房
CN219713903U (zh) 一种花椒干燥装置
CN213179264U (zh) 热风加热式烘筒
CN108489232A (zh) 一种印染纺织高效烘干机
JPH0523891U (ja) 海苔製造機の乾燥装置