JPH10112384A - マイクロ波加熱装置 - Google Patents

マイクロ波加熱装置

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JPH10112384A
JPH10112384A JP26330196A JP26330196A JPH10112384A JP H10112384 A JPH10112384 A JP H10112384A JP 26330196 A JP26330196 A JP 26330196A JP 26330196 A JP26330196 A JP 26330196A JP H10112384 A JPH10112384 A JP H10112384A
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JP
Japan
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microwave
case
heating
printing paper
web
Prior art date
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Pending
Application number
JP26330196A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Muranaka
中 恒 男 村
Masakazu Toyoshima
島 雅 和 豊
Yoichi Goto
藤 洋 一 後
Kuniaki Take
邦 明 武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Mechatronics Co Ltd
Toshiba Development and Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Mechatronics Co Ltd
Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Mechatronics Co Ltd, Toshiba Electronic Engineering Co Ltd filed Critical Toshiba Mechatronics Co Ltd
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  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速で走行するウェブについても、効果的に
加熱して乾燥することができるマイクロ波加熱装置を提
供する。 【解決手段】 マイクロ波加熱装置は、マイクロ波が供
給される加熱炉6を備え、この加熱炉6はケース6a
と、ケース6a内に配置された加熱用導波管20を有し
ている。加熱用導波管20は平行に配置された複数の直
線部20aと、折曲部20bとからなっている。ケース
6aおよび直線部20aの側面に、印刷紙Wが走行する
ためのウェブ用スロット15が形成されている。ケース
6aの上部であって直線部20a間に対応する位置に、
直線部20aに平行に延びる吹出スロット21が設けら
れている。吹出スロット21は外気を印刷紙Wに対して
吹付けるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷紙等を乾燥す
るために用いられるマイクロ波加熱装置に係り、とりわ
け水分の結露を防止して効率良く印刷紙等を乾燥するこ
とができるマイクロ波加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からマイクロ波発振器と、マイクロ
波発振器に接続された加熱炉とを備えたマイクロ波加熱
装置が知られている。そして加熱炉内に印刷紙等を走行
させることにより、印刷紙等を乾燥させている。
【0003】次に図5および図6により、マイクロ波加
熱装置の加熱炉について説明する。図5および図6に示
すように、マイクロ波加熱装置の加熱炉6はケース6a
と、ケース6a内に配置された加熱用導波管20とを有
している。このうち加熱用導波管20は平行に配置され
た複数の直線部20a,20a…と、隣合う直線部間を
連結する折曲部20b,20bとからなっている。
【0004】また図5および図6に示すように、加熱用
導波管20はマイクロ波発振器1に連結用導波管23を
介して接続されているとともに、ダミーロード11に接
続されている。さらに、ケース6aおよび加熱用導波管
20の直線部20aの側面に、印刷紙Wを走行させるた
めのウェブ用スロット15が形成されている。
【0005】図5および図6において、加熱炉6のケー
ス6aおよび直線部20aに形成されたウェブ用スロッ
ト15内を印刷紙Wが走行する。同時に、マイクロ波発
振器1で発生したマイクロ波が加熱炉6の加熱用導波管
20に供給されると、印刷紙Wにマイクロ波エネルギー
が吸収され、印刷紙Wが発熱して乾燥する。この場合、
印刷紙Wに吸収されない余ったマイクロ波エネルギーは
ダミーロード11に吸収される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、加熱炉
6内を印刷紙Wが走行し、この加熱炉6の加熱用導波管
20にマイクロ波が供給されると、印刷紙Wが発熱して
乾燥する。しかしながら印刷紙Wの走行速度が大きくな
ると、印刷紙Wから蒸発した水蒸気が印刷紙Wの表面近
傍に付着・滞留した状態となる。この場合は、水蒸気の
除去が遅れ、印刷紙W表面のインキの乾燥が不十分とな
る。このため印刷紙Wの走行用ローラ等にインキが付着
し、このインキが次の印刷紙に転写してしまうことがあ
る。
【0007】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、印刷紙等を高速で走行させた場合でも、
確実に印刷紙等を乾燥させることができるマイクロ波加
熱装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、マイクロ波を
発振するマイクロ波発振器と、マイクロ波発振器に連結
用導波管を介して接続されるとともに、ケースとケース
内に配置された加熱用導波管とを有する加熱炉とを備
え、加熱用導波管は平行に配置された複数の直線部と、
隣合う直線部の端部間を連結する折曲部とからなり、ケ
ースおよび各直線部の側面に、ウェブ走行用のウェブ用
スロットを形成し、ケースのうち各直線部間に対応する
位置に、ウェブに連通する吹出スロットを設けたことを
特徴とするマイクロ波加熱装置である。
【0009】本発明によれば、ウェブ用スロットからウ
ェブを走行させ、同時にマイクロ波発振器で発生したマ
イクロ波を連結用導波管を経て加熱炉の加熱用導波管内
へ供給する。加熱用導波管にマイクロ波が供給される
と、マイクロ波エネルギーが走行するウェブに吸収さ
れ、ウェブが発熱して乾燥する。ウェブの走行速度が大
きい場合、ウェブから蒸発した水蒸気がウェブ表面に付
着するが、吹出スロットからケース内に吹出された外気
によって、ウェブ表面の水蒸気を除去することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施の形態について説明する。図1乃至図4は本発明によ
るマイクロ波加熱装置の一実施の形態を示す図である。
【0011】まず、図4により、マイクロ波加熱装置の
全体について説明する。図4に示すようにマイクロ波加
熱装置はマイクロ波発振器1と、マイクロ波発振器1に
アイソレータ2、パワーモニタ3、整合器4およびテー
パ状連結用導波管5を介して接続された加熱炉6とを備
えている。
【0012】またパワーモニタ3には指示針3aが接続
されている。さらに加熱炉6は、加熱炉用囲い体9によ
り囲まれており、また加熱炉用囲い体9には温風ダクト
10を介して温風発生機7が接続されている。
【0013】また図4に示すように、マイクロ波発振器
1、アイソレータ2、パワーモニタ3、および整合器4
は、機器用囲い体8により囲まれている。
【0014】次に、図1および図2により、マイクロ波
加熱装置の加熱炉6について説明する。図1および図2
に示すように、加熱炉6はケース6aと、このケース6
a内に配置された加熱用導波管20とを介している。こ
のうち加熱用導波管20は平行に配置された複数、例え
ば8本の直線部20aと、隣合う直線部20aの端部間
を連結する折曲部20bとからなっている。なお、図1
は便宜的に4本の直線部20aのみを示している。
【0015】また、ケース6a内に配設された加熱用導
波管20の両端に、テーパ状連結用導波管5とダミーロ
ード11が接続されている(図4参照)。
【0016】さらに図1に示すように、ケース6aおよ
び加熱用導波管20の直線部20aの各々の側面に、印
刷紙(ウェブ)Wを走行させるためのウェブ用スロット
15が形成されている。また図1および図2に示すよう
に、ケース6aの上面および底面のうち各直線部20a
間に対応する位置に、直線部20aと平行に延びる吹出
スロット21が複数形成されている。この吹出スロット
21は、ケース6aの外方とウェブWとを連通させるも
のであり、外気をケース6a内に取入れてウェブW側へ
導くようになっている。
【0017】また吹出スロット21は、その長さLがマ
イクロ波の波長の1/2以下となっている。また吹出ス
ロット21は図2に示すように、8本の直線部20a間
に7列設けられており、各列毎に6箇所ずつ設けられて
いる。各列の吹出スロット21は隣の列同志対応して配
置されているが、吹出スロット21を各列毎に千鳥状に
配置してもよい(図3参照)。さらに、どちらの例も吹
出スロット21が長穴状となっているが、丸穴でもよい
ことはいうまでもない。
【0018】また、図1に示すように、ケース6a上方
には吹出スロット21を覆うようにフード12が設けら
れており、フード12には加熱器24および送風機25
が順次直列に接続されている。
【0019】次にこのような構成からなる本実施の形態
の作用について説明する。まず加熱炉6のケース6aお
よび直線部20aに形成されたウェブ用スロット15内
を印刷紙Wが矢印D方向に走行する。同時にマイクロ波
発振器1で発生したマイクロ波が、アイソレータ2、パ
ワーモニタ3、整合器4およびテーパ状連結用導波管5
を経て加熱炉6の加熱用導波管20に供給される。
【0020】マイクロ波が加熱用導波管20内に供給さ
れると、印刷紙Wにマイクロ波エネルギーが吸収され、
印刷紙Wが発熱して乾燥する。印刷紙の走行速度が大き
い場合、印刷紙Wから蒸発した水蒸気は、印刷紙W上に
付着する。なお、印刷紙Wに吸収されない余ったマイク
ロ波エネルギーは、ダミーロード11に吸収される。
【0021】この間、送風機25によって供給され加熱
器24によって加熱された加熱空気が、フード12を経
て吹出スロット21からケース6a内に吹出される。吹
出スロット21からケース6a内に吹出された加熱空気
は、その後印刷紙Wに吹付けられ、印刷紙W上に付着し
た水蒸気を強制的に除去する。
【0022】このように印刷紙Wに加熱空気を吹付ける
ことにより、印刷紙W上の水蒸気を強制的に除去するこ
とができるとともに、印刷紙W上の水蒸気を取込むこと
ができる。例えば24℃の乾燥空気(1m3 )によって
水分を0.019kg取込むことができるが、40℃の
加熱乾燥空気(1m3 )を用いると水分を0.049k
g取込むことができる。このため、印刷紙W表面に印刷
されたインキを効果的に乾燥させ、仕上がりの良好な印
刷を行なうことができる。印刷紙W上に付着した水蒸気
が除去されることで印刷紙Wの延びも防止できる。
【0023】なお、ケース6aに吹出スロット21を設
けることによってマイクロ波がケース6a外方へ漏洩す
ることを考えるが、吹出スロット21の長さをマイクロ
波の波長の1/2以下とすることによりマイクロ波の漏
洩を防止することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
吹出スロットからケース内に吹出された外気によって、
高速で走行するウェブ表面に付着した水蒸気を除去する
ことができる。このため、例えばウェブが印刷紙の場合
は、印刷紙上に水蒸気が引きずられることはなくなり、
印刷紙上のインキを効果的に乾燥させ、仕上がりの良好
な印刷を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマイクロ波加熱装置の加熱炉を示
す側面図。
【図2】吹出スロットを有する加熱炉の平面図。
【図3】吹出スロットを有する加熱炉の変形例を示す平
面図。
【図4】マイクロ波加熱装置を示す全体概略図。
【図5】従来のマイクロ波加熱装置の加熱炉を示す平面
図。
【図6】従来のマイクロ波加熱装置の加熱炉を示す側面
図。
【符号の説明】
1 マイクロ波発振器 5 テーパ状連結用導波管 6 加熱炉 6a ケース 12 フード 15 ウェブ用スロット 20 加熱用導波管 20a 直線部 20b 折曲部 21 吹出スロット 24 加熱器 25 送風機 W ウェブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後 藤 洋 一 神奈川県川崎市川崎区日進町7番地1 東 芝電子エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 武 邦 明 神奈川県川崎市川崎区日進町7番地1 東 芝電子エンジニアリング株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マイクロ波を発振するマイクロ波発振器
    と、 マイクロ波発振器に連結用導波管を介して接続されると
    ともに、ケースとケース内に配置された加熱用導波管と
    を有する加熱炉とを備え、 加熱用導波管は平行に配置された複数の直線部と、隣合
    う直線部の端部間を連結する折曲部とからなり、 ケースおよび各直線部の側面に、ウェブ走行用のウェブ
    用スロットを形成し、 ケースのうち各直線部間に対応する位置に、ウェブに連
    通する吹出スロットを設けたことを特徴とするマイクロ
    波加熱装置。
  2. 【請求項2】吹出スロットに送風機を接続したことを特
    徴とする請求項1記載のマイクロ波加熱装置。
  3. 【請求項3】送風機に直列に加熱器を接続したことを特
    徴とする請求項2記載のマイクロ波加熱装置。
  4. 【請求項4】吹出スロットは直線部と平行に延び、その
    長さは、マイクロ波の波長の1/2以下となっているこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載のマイク
    ロ波加熱装置。
JP26330196A 1996-10-03 1996-10-03 マイクロ波加熱装置 Pending JPH10112384A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6323470B2 (en) 1998-07-16 2001-11-27 Philip S. Schmidt Method for rapid drying of coated materials with close capture of vapors
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WO2020075261A1 (ja) * 2018-10-11 2020-04-16 株式会社ニッシン マイクロ波加熱装置および加熱方法

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JPWO2020075261A1 (ja) * 2018-10-11 2021-09-02 株式会社ニッシン マイクロ波加熱装置および加熱方法

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