JP6757985B2 - 海苔製造システム - Google Patents

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Description

本発明は、建屋の内部に海苔製造機を収容し、海苔製造機の抄製装置で抄製した海苔生地を海苔製造機の乾燥室で加熱空気を用いて乾燥させることで乾燥海苔を製造する海苔製造システムに関するものである。
従来より、食用に供される乾燥海苔は、水分を多く含んだ海苔生地を矩形シート状に乾燥させることによって製造されている。この乾燥海苔の製造には、建屋の内部に設置された海苔製造機が広く用いられている。
この海苔製造機は、スノコ状の海苔簀に海苔生地を抄製するための抄製装置に海苔生地を乾燥させるための乾燥装置を連設し、抄製装置で抄製した海苔生地を海苔簀ごと乾燥装置に受け渡し、乾燥装置によって海苔簀に抄製した海苔生地を乾燥させるようにしている。
この乾燥装置は、海苔生地を抄製した海苔簀を搬送しながら海苔生地を乾燥させるための乾燥室と、乾燥室に加熱した空気を供給するための加熱室とを並設している。
そして、乾燥装置では、加熱室の上部から吸気した空気を加熱室の内部で加熱し、加熱した空気を加熱室から乾燥室に供給し、加熱空気を用いて乾燥室の内部で海苔生地を乾燥させ、その後、海苔生地の乾燥に使用した加熱空気を乾燥室の上部から排気する(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2010−45981号公報
ところが、上記従来の海苔製造機では、建屋の内部に設置されているために、海苔生地の乾燥に使用された加熱空気が全て建屋の外部に排出されるのではなく、乾燥に使用された加熱空気の一部が、建屋内(主に、乾燥室の側方(乾燥室を挟んで加熱室とは反対側))の内部空気とともに、再び加熱室に吸気される。
この内部空気には、海苔製造時の状況によって多くの水分が含まれていることがある。そのため、再び加熱室で加熱されて乾燥室に供給される内部空気の状態によっては、乾燥室の内部の湿度が高くなって乾燥海苔にくもりが生じたり、乾燥室の内部の湿度が低くなって乾燥海苔にちぢみが生じ、いずれにしても乾燥海苔の商品価値を損ねるおそれがあった。
そこで、請求項1に係る本発明では、建屋の内部に海苔製造機を収容し、海苔製造機の抄製装置で抄製した海苔生地を乾燥室で加熱空気を用いて乾燥させることで乾燥海苔を製造する海苔製造システムにおいて、建屋の内部を乾燥室の上方であって海苔生地の乾燥に使用した加熱空気を乾燥室から排気する排気空間と、乾燥室の一側方であって加熱装置で加熱した加熱空気を乾燥室へ供給する加熱空間と、乾燥室を挟んで加熱空間とは反対側になる乾燥室の他側方であって湿度を調整するための調整装置で湿度を調整した空気を加熱空間へ供給する調整空間とに区画し、調整空間から加熱空間へ湿度を調整した空気を供給する連通路を形成するとともに、連通路に調整空間から加熱空間へ流す空気の流量を調整するための空気流入量調整装置を設け、海苔製造機の乾燥室の内部の湿度に応じて空気流入量調整装置を制御することにした。
また、請求項2に係る本発明では、前記請求項1に係る本発明において、前記排気空間から前記加熱空間へ空気を循環させる循環路を形成するとともに、前記循環路に前記排気空間から前記加熱空間へ循環させる空気の流量を調整するための空気循環量調整装置を設け、前記調整空間の内部の湿度に応じて前記空気循環量調整装置及び前記空気流入量調整装置を制御することにした。
また、請求項3に係る本発明では、前記請求項2に係る本発明において、前記空気流入量調整装置及び前記空気循環量調整装置を前記乾燥室に沿って前後に並べて複数設け、前後に並ぶ前記空気流入量調整装置及び前記空気循環量調整装置を個別に制御することにした。
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。
すなわち、本発明では、建屋の内部に海苔製造機を収容し、海苔製造機の抄製装置で抄製した海苔生地を乾燥室で加熱空気を用いて乾燥させることで乾燥海苔を製造する海苔製造システムにおいて、建屋の内部を、海苔製造機の乾燥室の上方であって海苔生地の乾燥に使用した加熱空気を乾燥室から排気する排気空間と、乾燥室の一側方であって加熱空気を乾燥室へ供給する加熱空間と、乾燥室の他側方であって温度又は湿度を調整した空気を加熱空間へ供給する調整空間とに区画し、調整空間から排気空間を介さずに加熱空間へ空気を流す連通路を形成するとともに、連通路に調整空間から加熱空間へ流す空気の流量を調整するための空気流入量調整装置を設け、海苔製造機の乾燥室の内部の湿度に応じて空気流入量調整装置を制御することにしているために、海苔製造機の乾燥室の内部の湿度を良好な状態に維持することができ、乾燥海苔の水分過多によるくもりや水分不足によるちぢみの発生を抑制して乾燥海苔の商品価値を向上させることができる。
特に、前記排気空間から前記加熱空間へ空気を循環させる循環路を形成するとともに、前記循環路に前記排気空間から前記加熱空間へ循環させる空気の流量を調整するための空気循環量調整装置を設け、前記調整空間の内部の湿度に応じて前記空気循環量調整装置及び前記空気流入量調整装置を制御することにした場合には、海苔製造機の乾燥室の内部の湿度を迅速に良好な状態とすることができる。
また、前記空気流入量調整装置及び前記空気循環量調整装置を前記乾燥室に沿って前後に並べて複数設け、前後に並ぶ前記空気流入量調整装置及び前記空気循環量調整装置を個別に制御することにした場合には、海苔製造機の乾燥室の内部の湿度を全体的に良好な状態とすることができる。
海苔製造システムを示す正面断面図。 海苔製造機を示す平面図。 同右側面図。 同左側面図。 海苔製造システムの制御方法を示すフローチャート。
以下に、本発明に係る海苔製造システムの具体的な構成について図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、海苔製造システムSでは、海苔製造機1が建屋2の内部に設置されており、海苔製造機1によって海苔生地を乾燥させることで矩形シート状の乾燥海苔を製造するものである。
海苔製造機1は、図1〜図4に示すように、海苔生地の抄製を行う抄製装置3と海苔生地の乾燥を行う乾燥装置4とを前後に連設した構成となっている。
抄製装置3は、複数枚の海苔簀5を並設した簀枠6を搬送するための無端状の搬送機構7を内蔵しており、搬送機構7の搬送経路に沿って、海苔簀5に海苔生地を抄くための抄き機構8と、吸引によって海苔生地の脱水を行うための吸引脱水機構9と、スポンジの押圧によって海苔生地の脱水を行う押圧脱水機構10と、海苔簀5から乾燥海苔を剥離するための剥離機構11とを順に配置している。
そして、抄製装置3は、搬送機構7で簀枠6ごと海苔簀5を搬送しながら、抄き機構8で海苔簀5に海苔生地を抄製し、吸引脱水機構9と押圧脱水機構10とで海苔生地の脱水を行い、その後、乾燥装置4に簀枠6ごと受け渡すとともに、乾燥装置4で乾燥した後の簀枠6を再び受け取り、剥離機構11で海苔簀5から乾燥海苔を剥離するように構成している。
乾燥装置4は、前後方向に伸延させた矩形箱型状の乾燥室12の右側部に前後方向に伸延させた矩形箱型状の加熱室13を並設している。
乾燥室12の内部には、簀枠6を搬送するための搬送機構14,15が上下に収容されている。簀枠6(海苔生地)は、上側の搬送機構14の上側前端部で抄製装置3の搬送機構7の上側後端部から受け渡され、上側の搬送機構14の上側前端部から上側後端部に搬送された後に下側後端部から下側前端部に搬送され、上側の搬送機構14から下側の搬送機構15に受け渡され、下側の搬送機構15の上側前端部から上側後端部に搬送された後に下側後端部から下側前端部に搬送され、再び、抄製装置3の搬送機構7の下側後端部に受け渡される。これにより、乾燥室12の内部に簀枠6(海苔生地)の搬送経路(乾燥室12の内部を簀枠6(海苔生地)が2往復する経路)が形成される。
加熱室13には、空気を加熱して乾燥室12の内部に供給する加熱装置16,17が前後に配設されている。
加熱装置16,17は、前後対称の構造となっており、前側の加熱装置16について説明すると、加熱装置16は、加熱室13の外側前端下部に燃焼バーナー18を取付けるとともに、加熱室13の内側に円筒状の加熱ダクト19と排気ダクト20とを加熱ダクト19を下側にして上下に取付け、加熱室13の前端部において加熱ダクト19の始端部に燃焼バーナー18を連通連結するとともに、加熱室13の中央部において加熱ダクト19の終端部に排気ダクト20の始端部を連通連結し、排気ダクト20の終端部を加熱室13の前端上部から外部に突出させ、排気ダクト20の終端部に上下方向に垂直に伸延する排気筒21の基端部を連通連結している。
また、前側の加熱装置16は、加熱室13の前側上部に3個の円形開口状の吸入口(吸気部22)を前後に間隔を開けて形成するとともに、各吸気部22に吸入用のファン23を取付け、一方、加熱室13の左側下部に乾燥室12に連通する矩形開口状の供給口(供給部24)を形成し、供給部24に4枚の整流板25を上下に間隔を開けて取付けている。
同様に、後側の加熱装置17は、加熱室13の外側後端下部に燃焼バーナー26を取付けるとともに、加熱室13の内側に円筒状の加熱ダクト27と排気ダクト28とを加熱ダクト27を下側にして上下に取付け、加熱室13の後端部において加熱ダクト27の始端部に燃焼バーナー26を連通連結するとともに、加熱室13の中央部において加熱ダクト27の終端部に排気ダクト28の始端部を連通連結し、排気ダクト28の終端部を加熱室13の後端上部から外部に突出させ、排気ダクト28の終端部に上下方向に垂直に伸延する排気筒29の基端部を連通連結している。
また、後側の加熱装置17は、加熱室13の後側上部に3個の円形開口状の吸入口(吸気部30)を前後に間隔を開けて形成するとともに、各吸気部30に吸入用のファン31を取付け、一方、加熱室13の左側下部に乾燥室12に連通する矩形開口状の供給口(供給部32)を形成し、供給部32に4枚の整流板33を上下に間隔を開けて取付けている。
そして、乾燥装置4は、加熱室13の燃焼バーナー18,26によって加熱ダクト19,27の外周部を加熱し、ファン23,31の作用で吸気部22,30から空気を吸入し、内部において加熱ダクト19,27によって空気を加熱し、その加熱した空気(加熱空気)を供給部24,32から乾燥室12に供給するようにしている。なお、加熱室13は、燃焼バーナー18,26によって生じた排気を加熱ダクト19,27と排気ダクト20,28を介して排気筒21,29から外部に排出するようにしている。
また、乾燥装置4は、乾燥室12の内部において搬送機構14,15で簀枠6ごと海苔簀5を2往復搬送し、その間に、加熱室13の左側下部と乾燥室12の右側下部とを連通する供給部24,32から供給された加熱空気を用いて海苔簀5に抄製された海苔生地を乾燥させるようにしている。海苔生地の乾燥に使用された加熱空気は、乾燥室12に形成された排気部34から乾燥室12の外部に排出される。
建屋2の内部に設置された海苔製造機1では、建屋2の内部に乾燥室12の排気部34と加熱室13の吸気部22,30との間に連通状の循環路35が形成される。この循環路35には、乾燥室12の排気部34から加熱室13の吸気部22,30へと流入(循環)する空気の流入量(循環量)を調整するための4個の空気循環量調整装置36〜39を前後に並べて配置している。このうち、前側の2個の空気循環量調整装置36,37は、前側の加熱装置16と対応する位置(後側の加熱装置17の吸気部30よりも前側の加熱装置16の吸気部22に近い位置)に配置され、後側の2個の空気循環量調整装置38,39は、後側の加熱装置17と対応する位置(前側の加熱装置16の吸気部22よりも後側の加熱装置17の吸気部30に近い位置)に配置されている。
各空気循環量調整装置36〜39は、矩形枠状の枠体40に上下に並べた3枚の横長矩形板状の開閉フィン41を上下回動自在に取付け、モーター等の駆動機構で開閉フィン41を回動させることで乾燥室12の排気部34から加熱室13の吸気部22,30へと流入する空気の流入量を調整するようにしている。なお、各空気循環量調整装置36〜39は、開閉フィン41の回動角度によって開口面積を変化させて空気の流入量を調整するとともに、空気の流入を阻止するように遮蔽することもできる。
各空気循環量調整装置36〜39は、コントローラー42で制御される。このコントローラー42には、乾燥室12の内部の温度や湿度を計測するセンサー43が接続されており、センサー43で計測された温度や湿度に応じて加熱装置16,17や空気循環量調整装置36〜39を制御するようにしている。なお、センサー43は、乾燥室12の内部に複数個設けられており、乾燥室12の前側部分と後側部分などのように乾燥室12の内部の温度や湿度を部分的に計測できるようにしている。また、コントローラー42は、海苔製造機1の各部の運転をも制御する。
海苔製造システムSでは、建屋2に、外部からの空気を内部に供給するダクト44,45と、内部の空気を外部に排出する空気排出量調整装置(排気ファン)46とを設けるとともに、建屋2の内部をダクト44に連通する空間(加熱空間47)と空気排出量調整装置46に連通する空間(排気空間48)とに仕切る仕切壁49と、建屋2の内部をダクト45に連通する空間(調整空間50)と排気空間48とに仕切る仕切壁51とを設けている。これにより、海苔製造システムSでは、建屋2の内部を、乾燥室12の上方であって海苔生地の乾燥に使用した加熱空気を乾燥室12から排気する排気空間48と、乾燥室の一側方(図1では右側方)であって加熱空気を加熱室13で加熱して乾燥室12へ供給する加熱空間47と、乾燥室の他側方(図1では左側方)であって温度又は湿度を調整した空気を加熱空間47へ供給する調整空間50とに区画している。ここで、調整空間50では、乾燥海苔の選別や結束作業を行う空間でもあり、作業に適した所定の温度及び湿度に調整されている。なお、空気排出量調整装置46は、前後に複数の排気ファンを空気循環量調整装置36〜39と対応する位置に並べて配置しており、各排気ファンはコントローラー42で制御される。
また、海苔製造システムSでは、調整空間50に内部の空気の温度又は/及び湿度を調整するための調整装置52を設けている。この調整装置52は、調整空間50の内部の空気の温度や湿度を予め設定した温度や湿度に調整できる装置であればよく、ここでは、建屋2の屋外に設置したボイラー53に連通する加熱ダクト54を海苔製造機1(乾燥室12)に沿って前後に伸延させた状態で配置し、加熱ダクト54の上部に前後に間隔をあけて給気口55を形成している。
さらに、海苔製造システムSでは、仕切壁49と仕切壁51とを連通する連通路56を設けている。この連通路56は、調整空間50の内部の空気を調整空間50から排気空間48を介さずに加熱空間47へ流すことができればよく、ここでは、仕切壁49と仕切壁51とを貫通するダクト57を設け、ダクト57に調整空間50から加熱空間47へ流す空気の流量を調整するための空気流入量調整装置58を取付けている。空気流入量調整装置58は、ダクト57の基端側(調整空間50側)に開閉量調節可能なシャッター59を取付け、ダクト57の先端側(加熱空間47側)に風量調節可能なファン60を取付けている。各連通路56(ダクト57及び空気流入量調整装置58)は、加熱装置16,17の各吸気部22,30(吸入用のファン23,31)の上方にそれぞれ配置している。また、各連通路56の空気流入量調整装置58は、コントローラー42で制御される。このコントローラー42には、調整空間50の内部の温度や湿度を計測するセンサー61が接続されており、センサー61で計測された温度や湿度に応じて空気循環量調整装置36〜39や空気流入量調整装置58を制御するようにしている。センサー61は、調整空間50の内部に複数個設けられており、調整空間50の前側部分と後側部分などのように調整空間50の内部の温度や湿度を部分的に計測できるようにしている。なお、空気流入量調整装置58は、シャッター59を開くだけでも加熱室13の吸入用のファン23,31の吸引力で調整空間50から加熱空間47に空気を流入させることができ、シャッター59の開閉によって空気の流入量を調整することができ、さらに、ファン60を駆動することで強制的により大量の空気を流入させることができるようになっている。
そして、海苔製造システムSでは、加熱空間47においてダクト44から供給された空気を加熱室13で加熱して乾燥室12に供給し、乾燥室12から排気空間48に排気された加熱空気(の一部)を空気排出量調整装置46から建屋2の外部へ排出する。その際に、一部(残り)の加熱空気は、排気空間48から空気循環量調整装置36〜39を介して加熱空間47の加熱室13へと流入する。また、調整空間50の内部の空気も連通路56の空気流入量調整装置58を介して加熱空間47の加熱室13へと流入する。
この海苔製造システムSでは、コントローラー42によって空気循環量調整装置36〜39及び空気排出量調整装置46並びに空気流入量調整装置58を制御することによって、排気空間48や調整空間50から加熱空間47に流入する空気の量を調整することで、海苔製造機1の乾燥室12の内部の湿度が所定範囲内になるようにしている。
たとえば、図5に示すように、コントローラー42は、乾燥室12の内部の湿度の目標値を設定する。この目標値は、作業者の入力によって手動で設定することもでき、また、建屋2の内部の温度や湿度などに応じてコントローラー42が自動で設定することもできる。コントローラー42は、乾燥室12の内部の湿度が目標値を含む所定範囲内(目標値の前後を上限の設定値及び下限の設定値とする範囲内)になるように制御する。
次に、コントローラー42は、空気循環量調整装置36〜39及び空気排出量調整装置46並びに空気流入量調整装置58をそれぞれ初期設定する。ここでは、空気循環量調整装置36〜39を全て開放(100%開放)した状態にして、空気の循環量が最大となるようにする。また、空気排出量調整装置46を最大の出力で運転(100%運転)する状態にして、空気の排出量が最大となるようにする。また、空気流入量調整装置58を最小の出力で運転(0%)する状態にして、空気の流入量が最小となるようにする。なお、初期設定としては、予め決めておくことができ、たとえば、空気循環量調整装置36〜39を所定の開度で開放(たとえば、70%開放)した状態としたり、空気排出量調整装置46を所定の出力で運転(たとえば、80%運転)した状態としたり、空気流入量調整装置58を所定の出力で運転(たとえば、20%運転)した状態としてもよい。
次に、コントローラー42は、海苔製造機1の運転を開始する。その際に、コントローラー42は、タイマー等を用いて海苔製造機1の運転開始からの時間を計測できるようにする。
ここで、海苔製造機1の運転を開始すると、抄き機構8で海苔簀5に抄製された海苔生地が脱水後に乾燥室12の内部に順に受け渡され、乾燥室12の内部の搬送経路に沿って搬送された後に、剥離機構11に受け渡される。そのため、海苔製造機1の運転開始直後には、乾燥室12の内部の搬送経路の上流側だけに海苔生地が存在している状態(初期運転状態)となっており、その後、乾燥室12の内部の搬送経路の全てに海苔生地が存在している状態(通常運転状態)となり、海苔製造機1の運転終了間際には、乾燥室12の内部の搬送経路の下流側だけに海苔生地が存在している状態(終期運転状態)となる。通常運転状態では、初期運転状態や終期運転状態よりも海苔生地の量が多く、乾燥室12の内部の水分量が多くなる。また、初期運転状態では、海苔生地が全く搬送されていない部分が存在するために終期運転状態よりも乾燥室12の内部の水分量が少なくなる。したがって、初期運転状態では、乾燥室12の内部の水分量が最も少ない状態となっている。
次に、コントローラー42は、センサー43で乾燥室12の内部の湿度を測定し、海苔製造機1の運転開始からの経過時間を計測する。
そして、コントローラー42は、海苔製造機1の運転開始から予め設定した所定時間が経過した場合には、空気排出量調整装置46を制御する。
たとえば、海苔製造機1が初期運転状態から通常運転状態となる時間を経過した場合に、空気排出量調整装置46を初期設定よりも少ない出力で運転(たとえば、70%運転)した状態として、建屋2の内部から外部に排出される空気の量が初期運転状態よりも少なくなるように制御する。これに併せて、空気循環量調整装置36〜39の循環量を初期設定よりも少ない流量(たとえば、70%の流量)にした状態として、排気空間48から加熱空間47への空気の循環量が初期運転状態よりも少なくなるように制御してもよく、また、空気流入量調整装置58の流入量を初期設定よりも多い流量(たとえば、30%の流量)にした状態として、調整空間50から加熱空間47への空気の流入量が初期運転状態よりも多くなるように制御してもよい。また、コントローラー42は、海苔製造機1が通常運転状態から終期運転状態となる時間を経過した場合には、空気排出量調整装置46を初期設定又は初期設定よりもやや少ない出力で運転(たとえば、100%運転又は80%運転)する状態として、建屋2の内部から外部に排出される空気の量が通常運転状態よりも多くなるように制御する。これに併せて、空気循環量調整装置36〜39の循環量を初期設定又は初期設定よりもやや多い流量(たとえば、100%又は80%の流量)にした状態に制御してもよく、また、空気流入量調整装置58の流入量を初期設定又は初期設定よりもやや多い流量(たとえば、0%又は20%の流量)にした状態に制御してもよい。なお、コントローラー42は、海苔製造機1の運転中に空気排出量調整装置46の出力を低下させて空気の排出量を低減させる際に、空気排出量調整装置46の運転を停止させると湿度制御が不安定になり制御できなくなるおそれがあるため、空気排出量調整装置46の運転を停止させることはしないようにしている。また、コントローラー42は、空気循環量調整装置36〜39による空気の流入量に応じて各空気循環量調整装置36〜39に対応する位置に設けられた空気排出量調整装置46(排気ファン)の出力を個別に制御してもよい。たとえば、空気の流入量がより多い空気循環量調整装置36〜39に対応する空気排出量調整装置46(排気ファン)の出力をより低下させてもよい。
また、コントローラー42は、乾燥室12の内部の湿度が所定範囲内にない場合には、空気循環量調整装置36〜39や空気流入量調整装置58を制御する。この場合に、コントローラー42は、センサー61で計測された温度や湿度に応じて空気循環量調整装置36〜39や空気流入量調整装置58を制御する。
たとえば、センサー43によって乾燥室12の前側部分の湿度が上限の設定値よりも高くなっていることを検出した場合には、センサー61で計測された湿度から調整空間50の前側部分の湿度の方が乾燥室12の前側部分の湿度よりも低いときは、前側の空気流入量調整装置58を制御して調整空間50から加熱空間47に流入する空気の量を増大させる。これにより、乾燥室12の内部の空気よりも湿度の低い調整空間50の空気を加熱室13を介して乾燥室12の前側部分に供給することができ、乾燥室12の前側部分の湿度を良好に低下させることができる。その際に、前側の加熱装置16に対応する空気循環量調整装置36,37を制御して乾燥室12の排気部34から加熱室13の前側の吸気部22に流入する空気の量を減少させてもよい。これにより、乾燥室12の排気部34から加熱室13の前側の吸気部22に流入する空気、すなわち、乾燥室12で海苔生地の乾燥に使用され水分を多量に含んだ(湿度の高い)空気が再び加熱室13で加熱されて乾燥室12に供給されるのを防止し、乾燥室12の前側部分の湿度を良好に低下させることができる。
一方、センサー43によって乾燥室12の前側部分の湿度が下限の設定値よりも低くなっていることを検出した場合には、センサー61で計測された湿度から調整空間50の前側部分の湿度の方が乾燥室12の前側部分の湿度よりも低いときは、前側の加熱装置16に対応する空気循環量調整装置36,37を制御して乾燥室12の排気部34から加熱室13の前側の吸気部22に流入する空気の量を増大させる。これにより、乾燥室12の排気部34から加熱室13の前側の吸気部22に流入する空気、すなわち、乾燥室12で海苔生地の乾燥に使用され水分を多量に含んだ(湿度の高い)空気が再び加熱室13で加熱されて乾燥室12に供給されるので、乾燥室12の前側部分の湿度を良好に上昇させることができる。その際に、前側の空気流入量調整装置58を制御して調整空間50から加熱空間47に流入する空気の量を低下させてもよい。これにより、乾燥室12の内部の空気よりも湿度の高い調整空間50の空気が加熱室13を介して乾燥室12の前側部分に供給されるのを抑制することができ、乾燥室12の前側部分の湿度を良好に上昇させることができる。
このように、乾燥室12の内部の湿度に応じて空気の循環量や流入量を調整するよう空気循環量調整装置36〜39や空気流入量調整装置58を制御することで、乾燥室12で海苔生地の乾燥に使用された水分を多く含んだ空気や調整された調整空間50の内部の空気を用いて乾燥室12の内部の湿度を良好に所定範囲内に維持することができる。
以上に説明したように、上記海苔製造システムSは、建屋2の内部を、乾燥室12の上方であって海苔生地の乾燥に使用した加熱空気を乾燥室12から排気する排気空間48と、乾燥室12の一側方であって加熱空気を乾燥室12へ供給する加熱空間47と、乾燥室12の他側方であって温度又は湿度を調整した空気を加熱空間47へ供給する調整空間50とに区画した構成となっている。
そのため、上記構成の海苔製造システムSでは、乾燥海苔の水分過多によるくもりや水分不足によるちぢみの発生を抑制して乾燥海苔の商品価値を向上させることができる。
また、上記海苔製造システムSは、調整空間50から排気空間48を介さずに加熱空間47へ空気を流す連通路56を形成した構成となっている。
そのため、上記構成の海苔製造システムSでは、調整空間50で調整した空気を排気空間48の内部の空気の影響を受けることなく加熱空間47へ流すことができる。
また、上記海苔製造システムSは、連通路56に調整空間50から加熱空間47へ流す空気の流量を調整するための空気流入量調整装置58を設け、海苔製造機1の乾燥室12の内部の湿度に応じて空気流入量調整装置58を制御する構成となっている。
そのため、上記構成の海苔製造システムSでは、海苔製造機1の乾燥室12の内部の湿度を良好な状態に維持することができ、乾燥海苔の水分過多によるくもりや水分不足によるちぢみの発生を抑制して乾燥海苔の商品価値を向上させることができる。
また、上記海苔製造システムSは、排気空間48から加熱空間47へ空気を循環させる循環路35を形成するとともに、循環路35に排気空間48から加熱空間47へ循環させる空気の流量を調整するための空気循環量調整装置36〜39を設け、調整空間50の内部の湿度に応じて空気循環量調整装置36〜39及び空気流入量調整装置58を制御する構成となっている。
そのため、上記構成の海苔製造システムSでは、海苔製造機1の乾燥室12の内部の湿度を迅速に良好な状態とすることができる。
さらに、上記海苔製造システムSは、空気流入量調整装置58及び空気循環量調整装置36〜39を乾燥室12に沿って前後に並べて複数設け、前後に並ぶ空気流入量調整装置58及び空気循環量調整装置36〜39を個別に制御する構成となっている。
そのため、上記構成の海苔製造システムSでは、海苔製造機1の乾燥室12の内部の湿度を全体的に良好な状態とすることができる。
なお、上記海苔製造システムSでは、調整空間50で調整した空気を加熱空間47へ流すことによって、調整空間50の内部で空気の流れができることになり、調整空間50の内部での乾燥海苔の選別作業や結束作業等の作業環境を向上させることができるとともに、調整空間50の内部の空気が結露して水滴として選別作業や結束作業を行う乾燥海苔に落下してしまうのを防止することができ、また、調整空間50の内部の調整された空気を有効に再利用することになって省エネルギーの効果も得られる。
S 海苔製造システム
1 海苔製造機 2 建屋
3 抄製装置 4 乾燥装置
5 海苔簀 6 簀枠
7 搬送機構 8 抄き機構
9 吸引脱水機構 10 押圧脱水機構
11 剥離機構 12 乾燥室
13 加熱室 14,15 搬送機構
16,17 加熱装置 18,26 燃焼バーナー
19,27 加熱ダクト 20,28 排気ダクト
21,29 排気筒 22,30 吸気部
23,31 ファン 24,32 供給部
25,33 整流板 34 排気部
35 循環路 36〜39 空気循環量調整装置
40 枠体 41 開閉フィン
42 コントローラー 43 センサー
44,45 ダクト 46 空気排出量調整装置
47 加熱空間 48 排気空間
49,51 仕切壁 50 調整空間
52 調整装置 53 ボイラー
54 加熱ダクト 55 給気口
56 連通路 57 ダクト
58 空気流入量調整装置 59 シャッター
60 ファン 61 センサー

Claims (3)

  1. 建屋の内部に海苔製造機を収容し、海苔製造機の抄製装置で抄製した海苔生地を乾燥室で加熱空気を用いて乾燥させることで乾燥海苔を製造する海苔製造システムにおいて、
    建屋の内部を乾燥室の上方であって海苔生地の乾燥に使用した加熱空気を乾燥室から排気する排気空間と、乾燥室の一側方であって加熱装置で加熱した加熱空気を乾燥室へ供給する加熱空間と、乾燥室を挟んで加熱空間とは反対側になる乾燥室の他側方であって湿度を調整するための調整装置で湿度を調整した空気を加熱空間へ供給する調整空間とに区画し、
    調整空間から加熱空間へ湿度を調整した空気を供給する連通路を形成するとともに、連通路に調整空間から加熱空間へ流す空気の流量を調整するための空気流入量調整装置を設け、
    海苔製造機の乾燥室の内部の湿度に応じて空気流入量調整装置を制御することを特徴とする海苔製造システム。
  2. 前記排気空間から前記加熱空間へ空気を循環させる循環路を形成するとともに、前記循環路に前記排気空間から前記加熱空間へ循環させる空気の流量を調整するための空気循環量調整装置を設け、
    前記調整空間の内部の湿度に応じて前記空気循環量調整装置及び前記空気流入量調整装置を制御することを特徴とする請求項1に記載の海苔製造システム。
  3. 前記空気流入量調整装置及び前記空気循環量調整装置を前記乾燥室に沿って前後に並べて複数設け、
    前後に並ぶ前記空気流入量調整装置及び前記空気循環量調整装置を個別に制御することを特徴とする請求項2に記載の海苔製造システム。
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