JP2016011171A - フィルム剥離巻取り方法とその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラス基板の表面に貼付されている偏光板フィルムを剥ぎ取る手段として活用出来るフィルム剥離巻取り方法を提供する。【解決手段】板材支持用水平面上に載置された板材Pを、フィルム巻取り用ローラー29の横動方向に対して斜めに載置し、この板材Pから引き剥がしたフィルムFの1つの角部Fcを、フィルム巻取り用ローラー29のフィルム挟持手段37に挟持させた後、当該フィルム巻取り用ローラー29を、このフィルム巻取り用ローラー29に巻き取られるフィルムFが、当該フィルム巻取り用ローラー29とその下側の前記板材P上のフィルムFとの間を通過する方向に、回転させると共に横動させて、横動する当該フィルム巻取り用ローラー29の後方に、板材Pから引き剥がされたフィルムFが当該フィルム巻取り用ローラー29に向かって前方に引っ張られる領域Faを確保した状態で、フィルムFの引き剥がしと巻き取りを行わせる。【選択図】図16

Description

本発明は、各種板材の表面に貼付されているフィルムを剥離除去する場合に利用出来るフィルム剥離巻取り方法とその装置に関するものである。
液晶表示パネルは、使用されるガラス基板の表面に粘着層を介して偏光板フィルムが貼付されているが、この偏光板フィルムの貼付工程で、ガラス基板と偏光板フィルムとの間に異物や気泡が混入してしまうことがある。このような場合、ガラス基板から偏光板フィルムを剥離除去し、ガラス基板を再利用することになる。勿論、ガラス基板からの偏光板フィルムの剥離除去に限らず、例えば印刷用版材に貼付された保護フィルムを露光後に剥離除去する場合や、プリント基板に貼付された感光フィルムを露光後に剥離除去する場合なども含めて、板材の表面に貼付されているフィルムの剥離除去を行う機会は多い。このような状況において、手作業で当該フィルムの剥離除去の全てを行うのではなく、少なくともフィルムの1つの角部が板材表面から引き剥がされた以降のフィルムの剥離除去を機械的に行うための技術に関する提案は種々なされている。
板材の表面に貼付されているフィルムの剥離除去を手作業で行う場合、当該フィルムの端部を適当な方法で板材表面から引き剥がし、そのフィルム端部を、板材表面に貼付されているフィルムの上に重ねる方向に引っ張れば、板材表面に貼付されているフィルムを、板材表面からUターンするように折り返しながらスムーズに引き剥がすことが出来ることは、誰しも経験的に知り得ることであるが、最もこの剥離巻取り方法に近い状況で、板材表面に貼付されているフィルムの剥離除去を機械的に行うための手段としては、特許文献1に記載のカバーフィルムの剥離巻取り装置が提案されている。
特開平5−80529号公報
上記特許文献1に記載の手段は、板材表面から引き剥がしたフィルムと板材とを、当該フィルムが板材表面に貼付されているフィルムの上に重なる方向に相対移動させて、手作業で引き剥がすときと同じ状況でフィルムの剥離除去を行うものであるが、構成面では、フィルムの端部を引き剥がすための粘着ロールが、当該粘着ロールの表面に付着したフィルム端部を当該粘着ロールの上側に引き上げる方向に回転するものであるから、当該粘着ロールによって所要長さのフィルムを巻き付けて引き剥がした後は、当該粘着ロールを上昇させ、この粘着ロールの下側に別の剥離ガイドローラーを進入させ、この後は、前記剥離ガイドローラーと板材とを水平に相対移動させながら剥離ガイドローラーから上方にフィルムを引き上げるように構成されている。従って仮に、上昇する粘着ロールを回転させてそのままフィルムを巻き取るように構成したとしても、この粘着ロールとは別に、板材に対して水平に相対移動する剥離ガイドローラーが必要になり、構成が非常に複雑で制御が困難なものとなる。
本発明は、上記のような従来の問題点を解消することのできるフィルム剥離巻取り方法を提案するものであって、本発明に係るフィルム剥離巻取り方法は、後述する実施例との関係を理解し易くするために、当該実施例の説明において使用した参照符号を括弧付きで付して示すと、板材支持用水平面の上方一定高さに水平に支持され且つ軸心の周りの回転と軸心に対し直交する水平方向の横動とが可能なフィルム巻取り用ローラー(29)を備え、このフィルム巻取り用ローラー(29)には、その長さ方向の中間位置にフィルム挟持手段(37)が設けられたフィルム剥離巻取り装置を使用するフィルム剥離巻取り方法であって、剥離対象フィルム(F)が表面に貼付された板材(P)を、前記板材支持用水平面上に、前記フィルム巻取り用ローラー(29)の横動方向に対して斜めに載置し、この板材(P)表面から引き剥がしたフィルム(F)の1つの角部(Fc)を、前記フィルム巻取り用ローラー(29)のフィルム挟持手段(37)に挟持させた後、当該フィルム巻取り用ローラー(29)を、このフィルム巻取り用ローラー(29)に巻き取られるフィルム(F)が、当該フィルム巻取り用ローラー(29)とその下側の前記板材(P)表面上のフィルム(F)との間を通過する方向に、回転させると共に横動させて、横動する当該フィルム巻取り用ローラー(29)の後方に、板材(P)表面から引き剥がされたフィルム(F)が当該フィルム巻取り用ローラー(29)に向かって前方に引っ張られる領域(Fa)を確保した状態で、フィルム(F)の引き剥がしと巻き取りを行わせることを特徴とするものである。
又、本発明は、上記のフィルム剥離巻取り方法を実施するのに好適な装置も提案している。即ち、本発明が提案するフィルム剥離巻取り装置は、板材支持用水平面の上方一定高さに水平に支持され且つ軸心の周りの回転と軸心に対し直交する水平方向の横動とが可能なフィルム巻取り用ローラー(29)を備え、このフィルム巻取り用ローラー(29)には、その長さ方向の中間位置にフィルム挟持手段(37)が設けられたフィルム剥離巻取り装置において、前記フィルム挟持手段(37)は、円筒状ローラー本体(30)に設けられた開口部(53)の内側に、当該円筒状ローラー本体(30)の周方向に隣り合い且つ前記開口部(53)を塞ぐように配設された固定受け座(38)と開閉挟持片(39)から成り、前記開閉挟持片(39)は、その先端部(39a)が前記固定受け座(38)に円筒状ローラー本体(30)の外側から被さる状態で、円筒状ローラー本体(30)の軸心と平行な軸心の周りに揺動自在に軸支されると共に、挟持用駆動手段(48)によって開閉駆動されるもので、その先端部(39a)と前記固定受け座(38)との間に挿入されたフィルム角部(Fc)を、この開閉挟持片(39)の閉動運動により、その先端部(39a)と前記固定受け座(38)との間で挟持することが出来る構成になっている。
上記本発明に係るフィルム剥離巻取り方法によれば、フィルム巻取り用ローラーの横動によって板材表面から引き剥がされるフィルムは、常に、横動する当該フィルム巻取り用ローラーの後方に当該フィルム巻取り用ローラーに向かって前方に引っ張られる領域が確保されており、しかもその領域内のフィルムは、前記フィルム巻取り用ローラーの上側に導かれているのではなく、当該フィルム巻取り用ローラーの下側に導かれているので、前記領域内のフィルムは、板材表面に貼付されている引き剥がし直前のフィルムの上に重なるように折曲されて引き剥がされることになる。従って、引き剥がされるフィルムによって板材に上向きの力を作用させる恐れが殆どなく、再使用される板材に対して悪影響が生じる恐れがなくなると共に、フィルム巻取り用ローラーを横動させるために必要な力も少なくて済み、円滑にフィルムの引き剥がしが行える。しかも横動するフィルム巻取り用ローラーにより、引き剥がしたフィルムを同時に巻き取らせるのであるから、単に横動部材でフィルムを引き剥がす場合と比較して、横動部材であるフィルム巻取り用ローラーの横動距離を大幅に縮小させることが出来る。更に、横動部材の横動距離を縮小させるために、引き剥がされるフィルムを上向きに転向させるガイドローラーと、上向きに転向したフィルムを引っ張り上げるような手段とを、一体に横動させるような装置を利用する場合と比較して、設備を大幅に小型化し得ると共に、大幅なコストダウンを図ることが出来る。
上記本発明に係るフィルム剥離巻取り方法を実施する場合、板材(P)表面から上方に引き剥がされたフィルム(F)の角部(Fc)を、そのままの向きで、フィルム巻取り用ローラー(29)の軸心下側に位置するフィルム挟持手段(37)により挟持させ、当該フィルム巻取り用ローラー(29)の前記回転と横動により、板材(P)表面から引き剥がされたフィルム(F)を、フィルム巻取り用ローラー(29)の横動方向に向かう逆向きに転向させ、この状態でフィルム巻取り用ローラー(29)に巻き取られるフィルム(F)に対し、前記フィルム挟持手段(37)により挟持されたフィルム(F)の角部(Fc)が正反対向きに折曲するように、フィルム(F)の引き剥がしと巻き取りを行わせることが出来る。
この方法によれば、フィルム巻取り用ローラーの周面に沿った受け面にフィルムの角部を当接させた状態で当該フィルム角部を挟持させれば良いので、フィルム挟持手段の構成が簡単になり、フィルム角部を容易且つ確実にフィルム巻取り用ローラーの周面付近に挟持させることが出来る。しかも、フィルム巻取り用ローラーの回転と横動とにより、板材表面からのフィルムの引き剥がし及び巻取りが開始されると、フィルム巻取り用ローラーのフィルム挟持手段で挟持されたフィルム角部が、当該フィルム巻取り用ローラーに巻き取られるフィルムに対し正反対向きに折曲することになるので、フィルム巻取り用ローラーがフィルムを引っ張って巻き取る動作を開始したとき、フィルムに作用する張力でフィルム挟持手段からフィルム角部が引き抜かれる恐れがなくなる。従って、フィルム挟持手段の挟持力をむやみに増大させる必要がなくなり、この点でもフィルム挟持手段の構成が簡単になり、安価に実施出来ると共に、フィルムの引き剥がしと巻取りを確実に実行させることが出来る。
又、フィルム巻取り用ローラー(29)の前記回転と横動により、板材(P)表面から引き剥がされたフィルム(F)が当該フィルム巻取り用ローラー(29)に向かって前方に引っ張られる領域(Fa)が形成された後、当該フィルム巻取り用ローラー(29)のフィルム巻取り周速度と当該フィルム巻取り用ローラー(29)の横動速度とが互いにほぼ等しい状態で、フィルム(F)の引き剥がしと巻き取りを行わせることが望ましい。この方法によれば、板材表面から離れてフィルム巻取り用ローラーに達するまでの、フィルムが前方に引っ張られている領域の長さが常にほぼ一定となり、フィルムの巻取り終端位置までほぼ同じ条件でフィルムの引き剥がしと巻取りが行えると共に、フィルムの巻取り終端位置から常に前記領域の長さ分だけ余分にフィルム巻取り用ローラーを横動させるだけで、確実に板材表面のフィルムの引き剥がしと巻取りを完了させることが出来、装置の制御が容易に行える。
又、上記本発明に係るフィルム剥離巻取り装置は、フィルム巻取り用ローラーを回転させながら横動させることの出来る装置として、上記本発明によるフィルム剥離巻取り方法の実施に活用することが出来るものであるが、特に、フィルム巻取り用ローラーの周面の一部に、固定受け座と開閉挟持片の先端部との間で形成される、ローラー軸心方向と平行なフィルム角部挿入用のスリットを形成させることが出来、しかもこのスリットは、前記固定受け座に対し円筒状ローラー本体の外側から被さる開閉挟持片の先端部の内側に形成されるものであるから、フィルム巻取り用ローラーの周面から直角にローラー軸心に向かって入り込むスリットではなく、フィルム巻取り用ローラーの周面から円弧形にローラー内部に入り込むスリットに形成することが出来るので、板材表面から斜め後方に向かって立ち上がるフィルム角部を、固定受け座と開閉挟持片の先端部との間に、確実且つ容易に挿入させることが出来る。即ち、フィルム角部の挟持を確実且つ容易に行わせることが出来る。
尚、上記本発明装置は、基本的には、1つの駆動手段によって横動体の横動とフィルム巻取り用ローラーの回転とを互いに連動する状態で行わせるように構成することが出来る。例えば、横動体(3)を横動させるための横動用駆動手段(8)を設け、横動体(3)には、フィルム巻取り用ローラー(29)と連動するピニオンギヤを軸支し、このピニオンギヤが咬合するラックギヤを横動体(3)の横動経路に沿って敷設することが出来る。この構成によれば、横動用駆動手段(8)によって横動体(3)が横動するとき、この横動体3と一体に横動する前記ピニオンギヤが前記ラックギヤとの咬合によって回転駆動され、このピニオンギヤに連動して前記フィルム巻取り用ローラー(29)が回転させることが可能である。
しかしながら、上記本発明装置を実施する場合、前記フィルム巻取り用ローラー(29)の横動範囲内で水平に往復移動自在に支持され且つ横動用駆動手段(8)によって駆動される横動体(3)を設け、この横動体(3)に前記フィルム巻取り用ローラー(29)を回転可能に軸支すると共に、このフィルム巻取り用ローラー(29)を回転させる回転用駆動手段(モーター(34))を前記横動体(3)に設けた構成とすることが望ましい。なぜならば、このようにフィルム巻取り用ローラーの横動用駆動手段と回転用駆動手段とを各々独立させた構成とすることにより、フィルム巻取り用ローラーの横動速度と回転速度とを互いに無関係に且つ自在に制御することが出来る。従って、フィルム巻取り用ローラーの後ろ側に確保すべきフィルム領域、即ち、板材表面から離れてフィルム巻取り用ローラーに達するまでの、フィルムが前方に引っ張られている領域の長さなどを自在に設定して本発明方法を実施することが可能になる。
更に上記構成を採用する場合、前記開閉挟持片(39)の挟持用駆動手段(48)は、円筒状ローラー本体(30)内で前記開閉挟持片(39)の内側に当該円筒状ローラー本体(30)の軸心方向に往復移動自在に支持された操作用可動体(40)と、この操作用可動体(40)に設けられたカム(カム孔(44))と係合するように前記開閉挟持片(39)から突設されたカム従動片(45)と、円筒状ローラー本体(30)の一端外側に位置するように前記横動体(3)に設けられた押し引き駆動用アクチュエーター(46)と、この押し引き駆動用アクチュエーター(46)と前記操作用可動体(40)とを連結する押し引き用軸体(47)とから構成し、この押し引き用軸体(47)は、円筒状ローラー本体(30)と同心位置に軸心方向移動自在に支持すると共に、前記押し引き駆動用アクチュエーター(46)との間には、円筒状ローラー本体(30)の軸心周りの両者の相対回転を許す押し引き伝動具(49)を介装することが出来る。
この構成によれば、円筒状ローラー本体に前記開閉挟持片を開閉揺動運動させるアクチュエーターを円筒状ローラー本体に内装させて、当該円筒状ローラー本体とアクチュエーターとを一体に回転させる場合と比較して、フィルム巻取り用ローラーを軸支している横動体に、フィルム巻取り用ローラーを回転させるための回転用駆動手段と、前記開閉挟持片の挟持用駆動手段の押し引き駆動用アクチュエーターを、当該フィルム巻取り用ローラーの両端に振り分けるように配設することが出来るので、前記開閉挟持片を開閉揺動運動させるアクチュエーターに対する給電系や制御系の構成が容易になると共に、円筒状ローラー本体の内部空間に制約されずに、前記開閉挟持片を開閉揺動運動させるアクチュエーターを選択し且つ据え付けることが出来る。又、回転する円筒状ローラー本体内の開閉挟持片を、当該円筒状ローラー本体と同じように回転する回転系のアクチュエーターを使用するのではなく、押し引き動作するアクチュエーターを使用して開閉挟持片を開閉動作させるので、円筒状ローラー本体の回転に影響されずに確実に開閉挟持片を開閉動作させることが出来る。
図1は、設備全体の平面図である。 図2は、本発明装置を示す一部切欠き平面図である。 図3は、同上装置の一部切欠き正面図である。 図4Aは、横動駆動手段を示す要部の縦断側面図、図4Bは、同上装置の片側のスライド支持手段を示す要部の縦断側面図である。 図5は、フィルム巻取り用ローラー及びその両端支持部を示す一部切欠き平面図である。 図6は、フィルム巻取り用ローラー及びその両端支持部を示す一部切欠き正面図である。 図7は、フィルム巻取り用ローラーの両端部とその支持部の詳細を示す拡大縦断正面図である。 図8Aは、フィルム巻取り用ローラーの中間位置での縦断側面図、図8Bは、フィルム巻取り用ローラーの端部位置での縦断側面図である。 図9は、半割状態のフィルム巻取り用ローラー内の要部を示す一部切欠き正面図である。 図10Aは、組立て前のフィルム巻取り用ローラーとフィルム挟持手段を示す縦断側面図、図10Bは、組立て状態でのフィルム巻取り用ローラーのフィルム挟持手段位置での縦断側面図である。 図11は、フィルム巻取り用ローラーのフィルム挟持手段位置での横断平面図である。 図12Aは、フィルム挟持手段がフィルム挟持前の準備段階にあるときの、半割状態のフィルム巻取り用ローラーの要部を示す一部切欠き正面図、図12Bは、その要部の縦断側面図である。 図13は、図12Aの横断平面図である。 図14Aは、フィルム剥離巻き取り行程の第一段階を示す要部の概略側面図、図14Bは、図14Aの要部の拡大図である。 図15は、フィルム剥離巻き取り行程の第二段階を示す要部の概略側面図である。 図16Aは、フィルム剥離巻き取り行程の第三段階を示す要部の概略側面図、図16Bは、フィルム剥離巻き取り行程の第四段階を示す要部の概略側面図である。 図17は、図16Aに示すフィルム剥離巻き取り行程の第三段階が少し進んだ状態での要部の平面図である。 図18Aは、本発明装置の別の使用法におけるフィルム剥離巻き取り行程の第一段階を示す要部の概略側面図、図18Bは、その第二段階を示す要部の概略側面図である。
図1において、1は、矩形状の板材(ガラス基板など)Pを支持するための板材支持用水平面を備えた水平基盤であって、架台2上に敷設されている。3は、水平基盤1の板材支持用水平面の上方一定高さを、水平基盤1の前端側の横動開始位置Sと水平基盤1の後端側の横動終了位置Eとの間で水平に往復移動自在な横動体である。4は、水平基盤1の前端外側に併設されたフィルム角部剥離装置であり、5は、水平基盤1の後端外側に併設された巻取りフィルム回収装置である。
前記横動体3は、図1〜図4に示すように、水平基盤1の左右両側に互いに平行に付設されたスライド用支持手段6,7によって両端が支持されたものであり、片側のスライド用支持手段7には、横動用駆動手段8が並設されている。両スライド用支持手段6,7は、帯状のベースプレート9,10上に敷設されたスライドガイドレール11,12を備えており、横動体3の両端下側に取り付けられた支持台部13,14の底部には、前記スライドガイドレール11,12に摺動自在に嵌合するスライドブロック15,16を底面に備えた支持部材17,18が付設されている。
横動用駆動手段8が並設されていない側の支持部材17は、スライドガイドレール11の長さ方向に貫通し且つ周囲が閉じた扁平な貫通空間17aを支持台部13との間に形成するものであって、この貫通空間17aを貫通し且つスライドガイドレール11をその全長にわたってカバーする門形断面の帯状カバー材19が、ベースプレート9の長さ方向両端に付設された端面板9a,9bによって支持されている。9c,9dは、ベースプレート9の長さ方向に沿った左右両側辺に付設された左右両側板であって、支持部材17は、この左右両側板9c,9dの間でスライドする。横動用駆動手段8が並設されている側の支持部材18は、スライドブロック16とほぼ同じ幅の細長いもので、スライドガイドレール12の長さ方向に貫通し且つ横動用駆動手段8のある側が解放した扁平な貫通空間18aを支持台部14との間に形成するものであって、この貫通空間18a内にその解放側から入り込んで、スライドガイドレール12をその全長にわたってカバーする門形断面の帯状カバー材20が、ベースプレート10の長さ方向両端に付設された端面板10a,10bによって支持されている。10c,10dは、ベースプレート10の長さ方向に沿った左右両側辺に付設された左右両側板であって、支持部材18に隣り合う側の側板10c上には、当該支持部材18との間の隙間を狭めるカバープレート21が付設されている。
横動用駆動手段8は、ベースプレート10の長さ方向の両端近傍位置に軸受け22a,22bにより、スライドガイドレール12と平行な向きで両端部が支承されたネジ軸23と、このネジ軸23を正逆回転駆動するために当該ネジ軸23の一端に連動連結され且つベースプレート10側の端面板10aに支持されたモーター24と、前記ネジ軸23に螺嵌する雌ネジ体25とから構成され、この雌ネジ体25が、横動体3側の支持台部14の下側に付設された支持部材26に取り付けられ、ネジ軸23の回転により、雌ネジ体25、支持部材26、及び支持台部14を介して横動体3がネジ軸23(スライドガイドレール11,12)の長さ方向に移動するように構成されている。
尚、支持部材26は、ネジ軸23の長さ方向に貫通し且つ周囲が閉じた扁平な貫通空間26aを支持台部14との間に形成するものであって、この貫通空間26aを貫通し且つネジ軸23をその全長にわたってカバーする門形断面の帯状カバー材27が、ベースプレート10の両端の端面板10a,10bによって支持されている。又、支持部材26に隣り合う側の側板10d上には、当該支持部材26との間の隙間を狭めるカバープレート28が付設されている。而して、一方のベースプレート9上の端面板9a,9bと左右両側板9c,9dによって囲まれた、支持部材17が移動する凹入空間は、当該支持部材17の貫通空間17aの両側の垂直板部が移動する隙間を残して、帯状カバー材19によってカバーされている。又、他方の巾広のベースプレート10上の端面板10a,10bと左右両側板10c,10dによって囲まれた、支持部材18,26が移動する巾広の凹入空間は、当該支持部材18の貫通空間18aの片側の垂直板部が移動する隙間と、支持部材26の貫通空間26aの両側の垂直板部が移動する隙間を残して、帯状カバー材19,27及びカバープレート21,28によってカバーされている。
横動体3の両端の支持台部13,14間には、この横動体3の移動方向に対し直交する左右水平向きにフィルム巻取り用ローラー29が回転可能に支持されている。このフィルム巻取り用ローラー29は、図5〜図7に示すように、円筒状ローラー本体30とその両端の支持軸部31a,31bから構成されており、これら支持軸部31,32が、各支持台部13,14の内側の垂直板部13a,14aに軸受け33a,33bを介して回転可能に支持されている。支持台部13,14の内、横動用駆動手段8のある側の支持台部14の外側には、フィルム巻取り用ローラー29と同心状にモーター34が取り付けられ、このモーター34と支持軸部32とが、支持台部14内に位置する回転継手35を介して連動連結されている。
フィルム巻取り用ローラー29の円筒状ローラー本体30内には、図7及び図8に示すように、支持軸部31,32の円筒状ローラー本体30内に入り込む小径円筒軸部31a,32aに両端が取り付けられたアングル材36が、円筒状ローラー本体30の軸心と平行で且つ当該円筒状ローラー本体30の内周面に隣接するように内装されている。尚、図8に示すように、小径円筒軸部31a,32aには、その周面に扁平なL形支持面が切削形成され、このL形支持面にアングル材36の内側L形面を当て付けて、複数本のネジ36aによりアングル材36を小径円筒軸部31a,32aに固定している。
前記アングル材36の長さ方向の中央部には、フィルム挟持手段37が取り付けられている。このフィルム挟持手段37は、図9〜図11に示すように、固定受け座38と開閉挟持片39、及び操作用可動体40から構成されている。アングル材36の内側片面には、アングル材36の長さ方向に所要間隔を隔ててネジ止めされた一対の支持板41a,41bが設けられ、この一対の支持板41a,41b間に固定受け座38と開閉挟持片39が、それぞれ円筒状ローラー本体30の軸心と平行に配置されている。固定受け座38は、円筒状ローラー本体30の直径の1/3程度の直径の円柱状軸体から成るもので、その両端が一対の支持板41a,41bにそれぞれ、円柱状軸体と同心状のネジ38a,38bによりネジ止めされ、その円周面が、円筒状ローラー本体30の仮想外周面に接するように配置されている。開閉挟持片39は、一対の支持板41a,41bに両端がそれぞれネジ止めされた支軸42の周りに揺動自在に支持されたもので、当該支軸42の軸心と固定受け座38の軸心とは、円筒状ローラー本体30の軸心に対してほぼ等しい半径の位置にある。この開閉挟持片39は、その先端部39aの内側凹入円弧面が固定受け座38の円周面に接する閉じ位置にあるとき、その全体の外側面が、円筒状ローラー本体30の周方向1/4程度の領域の仮想外周面とほぼ一致する突出円弧面に形成されたものである。
操作用可動体40は、一対の支持板41a,41b間の距離よりも1.5倍程度長い帯状板から成るもので、一対の支持板41a,41bの固定受け座38に対して反対側の側辺から切り込み形成された案内溝43a,43bに嵌合すると共に、当該案内溝43a,43bに対面するアングル材36の片側内側面と、案内溝43a,43bの底面との間で、円筒状ローラー本体30の軸心方向に一定範囲内で移動自在に支持されている。この操作用可動体40には、一対の支持板41a,41b間に位置するように、カム孔44が設けられ、このカム孔44に、開閉挟持片39の先端部39aとは支軸42に対して反対側の内側面から突設されたピン状のカム従動片45が嵌合している。カム孔44の形状は、操作用可動体40の往復移動に伴って開閉挟持片39が後述するように開閉動作するように形成されている。
前記操作用可動体40、カム孔44、及びカム従動片45は、電磁式シリンダーなどの押し引き駆動用アクチュエーター46と、この押し引き駆動用アクチュエーター46と操作用可動体40とを連結する押し引き用軸体47と共に、開閉挟持片39の挟持用駆動手段48を構成している。押し引き駆動用アクチュエーター46は、横動体3の両端支持台部13,14の内、フィルム巻取り用ローラー29の回転駆動用モーター34が取り付けられていない側の支持台部13の外側に取り付けられ、図7に示すように、当該押し引き駆動用アクチュエーター46の出退駆動軸46aと押し引き用軸体47の外端部とが、支持台部13の内側に位置して出退駆動軸46aと押し引き用軸体47との軸心周りの相対回転を許す押し引き伝動具49を介して同心状に連結されている。押し引き用軸体47は、フィルム巻取り用ローラー29の支持軸部31の中心貫通孔内を貫通すると共に、当該支持軸部31と操作用可動体40との間の領域が、図5、図6、及び図8Aに示すように、アングル材36の支持板41a,41bが取り付けられている側の内側面にネジ止めされた複数個のスライド軸受け50によって、長さ方向移動自在に支持され、その内端部に取り付けられた連結具51が、操作用可動体40の一端部に連結ピン52により連結されている。
上記のように、固定受け座38の円周面を、円筒状ローラー本体30の仮想外周面に接するように配置すると共に、開閉挟持片39の突出円弧面を、円筒状ローラー本体30の仮想外周面とほぼ一致させるために、フィルム巻取り用ローラー29の円筒状ローラー本体30には、図9〜図12に示すように、固定受け座38の円周面の一部と開閉挟持片39の外側の突出円弧面全体を露出させるための開口部53が設けられている。そして円筒状ローラー本体30は、固定受け座38側の軸心付近を通る位置で軸心に沿って2つの半円筒部材30a,30bに分割し、フィルム巻取り用ローラー29の組立ての最終段階において、図7に示すように、両端の支持軸部31,32に形成された支持用小径部31b,32bに、2つの半円筒部材30a,30bの端部を嵌合させて、両半円筒部材30a,30bを互いに合わせて円筒状ローラー本体30を形成させ、係る状態で、半円筒部材30a,30bの端部を締結バンド54a,54bにより、支持軸部31,32の支持用小径部31b,32bに締め付けて固定している。尚、半円筒部材30a,30bの取り付けに際し、開口部53の位置を正確に決めるために、図10Bに示すように、開口部53の一側辺を固定受け座38の周面に当接させることが出来る。
上記構成のフィルム挟持手段37と挟持用駆動手段48の構成によれば、押し引き駆動用アクチュエーター46により押し引き用軸体47を介して操作用可動体40を押し限位置まで押した状態では、図9及び図11に示すように、開閉挟持片39側のカム従動片45が操作用可動体40のカム孔44によって押し上げられ、開閉挟持片39が支軸42の周りに、先端部39aが固定受け座38の周面に接近する方向に揺動し、最終的には開閉挟持片39の先端部39aが固定受け座38の周面に当接する閉じ状態になる。又、押し引き駆動用アクチュエーター46により押し引き用軸体47を介して操作用可動体40を引き限位置まで引いた状態では、図12及び図13に示すように、開閉挟持片39側のカム従動片45が操作用可動体40のカム孔44によって押し下げられ、開閉挟持片39が支軸42の周りに、先端部39aが固定受け座38から離れる方向に揺動し、最終的には開閉挟持片39の先端部39aが固定受け座38の周面から一定間隔だけ離れた開き状態になる。
以下、設備全体の使用方法について説明すると、図1に示すように、横動体3が横動開始位置Sにある状態で、水平基盤1上の所定位置に、表面にフィルム(偏光板フィルムなど)Fが貼付されている矩形状の板材(ガラス基板など)Pを斜めに載置する。このとき、板材Pのサイズに関係なく、その向きとフィルム剥離開始対象の1つの角部の位置を決めるためのガイド部材Gが水平基盤1上の所定位置に設けられている。この水平基盤1上の所定位置に載置された板材P(フィルムF)のフィルム剥離開始対象の1つの角部は、横動体3が横動開始位置Sにあるときのフィルム巻取り用ローラー29の長さ方向の中央部、即ち、フィルム挟持手段37のある位置の真下に位置することになる。一方、横動体3が横動開始位置Sにあるときのフィルム巻取り用ローラー29は、図14に示すように、当該フィルム巻取り用ローラー29の軸心の真下に固定受け座38が位置すると共に、この固定受け座38に対し開閉挟持片39が、横動終了位置Eのある側とは反対側に位置し且つ固定受け座38に対し先端部39aが離れた開き状態にある。
上記の準備状態が整った後にフィルム角部剥離装置4を稼働させて、図14に示すように、板材P上のフィルムFの1つの角部Fcを、フィルム角部剥離装置4の前進移動するスクレーパー4aの先端の剥離用刃体4bにより板材Pの表面から剥ぎ起こす。この結果、フィルムFの1つの角部Fcが、図14Aに示すように、フィルム巻取り用ローラー29のフィルム挟持手段37における開閉挟持片39の先端部39aの直前位置で固定受け座38の周面に当接する。換言すれば、このような状態となるように、水平基盤1上の板材Pの位置決めと、フィルム巻取り用ローラー29の横動開始位置S、及びフィルム巻取り用ローラー29の初期姿勢が設定されていることになる。次に、押し引き駆動用アクチュエーター46を稼働させて、先に説明したように開閉挟持片39を閉動させて閉じ状態とする。この結果、図14Bに示すように、開閉挟持片39の先端部39aが、剥ぎ起こされたフィルムFの角部Fcを固定受け座38の周面との間で挟持することになる。この後、フィルム角部剥離装置4のスクレーパー4aは待機位置まで後退復帰する。
固定受け座38の周面は、開閉挟持片39の先端部39aとの間でのフィルムFの角部の挟持を確実にするために、軸心に対して傾斜する網目状に細かな溝を刻設するなど、粗面に加工するか又は、摩擦係数の大きな別のシートや塗料を貼付/塗布するなどして、摩擦力を高めておくのが望ましい。又、固定受け座38の開閉挟持片39の先端部39aに対面する固定受け座38の周面部が摩耗したような場合には、固定受け座38の両端が軸心位置でネジ止めされているので、そのネジ38a,38bを緩めて固定受け座38を回転させ、開閉挟持片39の先端部39aに対面する箇所を周方向に移動させることにより、新しい周面を開閉挟持片39の先端部39aに対面させて、挟持力を回復させることが出来る。勿論、押し引き駆動用アクチュエーター46は、開閉挟持片39に与える閉動力を電磁力により継続的に与えることが出来るものであるから、当該開閉挟持片39の先端部39aと固定受け座38との間で確実にフィルムFの角部Fcを挟持させることが出来る。
上記のように、板材Pの表面から剥ぎ起こされて斜め後方に起立するフィルムFの角部Fcを、そのままの姿勢で開閉挟持片39の先端部39aと固定受け座38との間で挟持させたならば、次に横動用駆動手段8のモーター24とフィルム巻取り用ローラー29の回転駆動用のモーター34とを稼働させ、横動体3、即ち、フィルム巻取り用ローラー29を横動開始位置Sから横動終了位置Eに向かって横動開始させると共に、そのフィルム巻取り用ローラー29を回転させる。このときのフィルム巻取り用ローラー29の回転方向は、当該フィルム巻取り用ローラー29の軸心の真下位置にあった固定受け座38が、横動体3(フィルム巻取り用ローラー29)の横動方向に移動する方向である。そして、横動体3(フィルム巻取り用ローラー29)の横動速度とフィルム巻取り用ローラー29の回転周速度とがほぼ等しくなるように、横動用駆動手段8のモーター24とフィルム巻取り用ローラー29の回転駆動用のモーター34とを制御して、図15に示すように、横動開始位置Sからの横動体3(フィルム巻取り用ローラー29)の横動距離L1と、回転するフィルム巻取り用ローラー29がその周面上でフィルムFを巻き取る巻取り長さL2とを互いにほぼ等しくする。
上記制御の結果、図14Aに示すように、板材Pの表面から剥ぎ起こされて斜め後方に起立していたフィルムFが、図15に示すように、板材Pの表面から斜め前方に引っ張られて、フィルム巻取り用ローラー29の周面(開閉挟持片39の外側の突出円弧面)に接線方向に接する状態になる。この状態以降は、上記のように横動体3(フィルム巻取り用ローラー29)の横動距離L1と、回転するフィルム巻取り用ローラー29がその周面上でフィルムFを巻き取る巻取り長さL2とがほぼ等しいので、図16A及び図16Bに示すように、横動体3(フィルム巻取り用ローラー29)の横動距離L1とフィルム巻取り用ローラー29のフィルム巻取り長さL2とが増大しても、L1=L2の関係から、板材Pの表面からフィルム巻取り用ローラー29の周面に至る斜め前方向きのフィルム引張領域Faの長さと角度は、ほぼ一定になる。図17は、図16Aに示す状態からフィルム巻取り用ローラー29の回転がほぼ90度進んだ状態を平面視で示している。
尚、フィルムFの巻き取り開始直後に、図15に示すフィルム引張領域Faが形成されたとき、フィルム挟持手段37の固定受け座38と開閉挟持片39の先端部39aとの間で挟持されたフィルムFの角部Fcは、前記フィルム引張領域Faに対して正反対向きに折曲されることになる。従って、この状態以降に前記フィルム引張領域Faに作用する張力によって、フィルムFの角部Fcが固定受け座38と開閉挟持片39の先端部39aとの間から引き出される恐れはない。図15に示す状態からフィルム巻取り用ローラー29が1回転した以降は、図16Bにも示すように、前記フィルム引張領域Faの上にフィルムFが巻き付けられるので、フィルムFの角部Fcが固定受け座38と開閉挟持片39の先端部39aとの間から引き出される恐れは完全になくなる。
上記のように板材Pの表面に貼付されたフィルムFは、フィルム巻取り用ローラー29の回転と横動により、板材Pの表面から引き剥がされながらフィルム巻取り用ローラー29に巻き取られる。そして、横動体3(フィルム巻取り用ローラー29)が横動終了位置Eに達すると、横動用駆動手段8のモーター24とフィルム巻取り用ローラー29の回転駆動用モーター34が自動停止し、フィルム巻取り用ローラー29の回転と横動が終了する。横動体3の横動終了位置Eは、図1に示すように、剥離対象フィルムFが貼付された板材Pが許容最大サイズである場合のフィルムFの剥離巻取りが終了する位置であるが、セットされる板材Pのサイズが小さい場合には、フィルムFの剥離巻取りが終了する位置が横動終了位置Eよりも手前になるので、横動体3は、フィルム巻取り用ローラー29の回転が継続されている状態で横動終了位置Eまで横動し続けることになる。この場合、フィルムFの剥離巻取りが終了した位置でフィルム巻取り用ローラー29の回転駆動を終了させても良い。
図1に示す設備では、横動終了位置Eに達した横動体3に隣り合うように巻取りフィルム回収装置5が併設されているので、横動終了位置Eに達した横動体3のフィルム巻取り用ローラー29から、巻き取られているフィルムFを機械的かつ自動的に取り除いて回収出来る。しかしながら、フィルム角部剥離装置4や巻取りフィルム回収装置5は本発明に必須のものではなく、省くことが可能である。
従って、フィルム角部剥離装置4を使用せずに、板材P上からフィルムFの角部を引き剥がすと共に、横動開始位置Sに位置する横動体3のフィルム巻取り用ローラー29(フィルム挟持手段37)に、引き剥がしたフィルムFの角部Fcをセットする行程を手作業で行うことも出来るし、フィルム角部剥離装置4を併用する場合でも、その構成は如何なるものであっても良い。同様に、巻取りフィルム回収装置5を使用せずに、横動終了位置Eに達した横動体3のフィルム巻取り用ローラー29から巻き取られているフィルムFを引っ張って、フィルム巻取り用ローラー29の逆方向への遊転を伴わせて引き出し、最後にフィルム挟持手段37に挟持されているフィルム角部Fcを、その挟持力に抗して引き抜く行程を手作業で行うことも可能であるし、巻取りフィルム回収装置5を併用する場合でも、その構成は如何なるものであっても良い。場合によっては、横動体3に対しフィルム巻取り用ローラー29を簡単な操作で着脱出来るように構成し、横動終了位置Eに達した横動体3からフィルム巻取り終了のフィルム巻取り用ローラー29を取り外し、代わりにフィルム巻取り前の新しいフィルム巻取り用ローラー29をセットすることも可能である。
尚、上記実施例では、図14に示したように、横動開始位置Sに横動体3(フィルム巻取り用ローラー29)が位置するときのフィルム挟持手段37の固定受け座38と開閉挟持片39の位置関係により、フィルム巻取り用ローラー29の回転と横動を開始させる前の開閉挟持片39の閉動運動によって、固定受け座38と開閉挟持片39との間でフィルムFの角部Fcを挟持させたとき、当該固定受け座38と開閉挟持片39との間で挟持されるフィルム角部Fcの挟持深さが非常に浅い状況になっている。この問題点を解消するために、図18Aに示すように、横動開始位置Sに横動体3(フィルム巻取り用ローラー29)が位置するときのフィルム挟持手段37の位置、即ち、フィルム巻取り用ローラー29の軸心に対する位置を、フィルム巻取り用ローラー29の軸心の真下位置より少し回転方向の手前に設定し、この状態で、固定受け座38の周面上に、剥ぎ起こしたフィルムFの角部Fcを隣接させた後、開閉挟持片39の閉動運動を開始する前にフィルム巻取り用ローラー29の回転を開始させる。この結果、図18Bに示すように、剥ぎ起こしたフィルムFの角部Fcが、固定受け座38と開閉挟持片39との間に深く進入させることが出来る。この状態で開閉挟持片39を閉動運動させて、固定受け座38との間でフィルムFの角部Fcを挟持させることにより、固定受け座38と開閉挟持片39との間で挟持されるフィルム角部Fcの挟持深さを深くすることが出来る。この後、上記実施例と同様に、横動体3(フィルム巻取り用ローラー29)の横動を開始させて、先に回転のみを開始しているフィルム巻取り用ローラー29を横動させて、所期通りのフィルムFの剥離巻取り動作を行わせれば良い。
本発明のフィルム剥離巻取り方法とその装置は、例えばガラス基板の表面に貼付されている偏光板フィルムを、ガラス基板の再利用のために、ガラス基板から剥ぎ取る方法及び装置として活用出来る。
1 水平基盤
3 横動体
4 フィルム角部剥離装置
5 巻取りフィルム回収装置
6,7 スライド用支持手段
8 横動用駆動手段
11,12 スライドガイドレール
13,14 支持台部
15,16 スライドブロック
17,18 支持部材
19,20,27 帯状カバー材
21,28 カバープレート
23 螺軸
24,34 モーター
29 フィルム巻取り用ローラー
30 円筒状ローラー本体
30a,30b 半円筒部材
31,32 支持軸部
36 アングル材
37 フィルム挟持手段
38 固定受け座
39 開閉挟持片
40 操作用可動体
41a,41b 支持板
42 支軸
44 カム孔
45 カム従動片
46 押し引き駆動用アクチュエーター
47 押し引き用軸体
48 挟持用駆動手段
49 押し引き伝動具
53 開口部
54a,54b 締結バンド
S 横動開始位置
E 横動終了位置
P 板材
F フィルム
Fa フィルム引張領域
Fc フィルム角部
G ガイド部材
尚、支持部材26は、ネジ軸23の長さ方向に貫通し且つ周囲が閉じた扁平な貫通空間26aを支持台部14との間に形成するものであって、この貫通空間26aを貫通し且つネジ軸23をその全長にわたってカバーする門形断面の帯状カバー材27が、ベースプレート10の両端の端面板10a,10bによって支持されている。又、支持部材26に隣り合う側の側板10d上には、当該支持部材26との間の隙間を狭めるカバープレート28が付設されている。而して、一方のベースプレート9上の端面板9a,9bと左右両側板9c,9dによって囲まれた、支持部材17が移動する凹入空間は、当該支持部材17の貫通空間17aの両側の垂直板部が移動する隙間を残して、帯状カバー材19によってカバーされている。又、他方の巾広のベースプレート10上の端面板10a,10bと左右両側板10c,10dによって囲まれた、支持部材18,26が移動する巾広の凹入空間は、当該支持部材18の貫通空間18aの片側の垂直板部が移動する隙間と、支持部材26の貫通空間26aの両側の垂直板部が移動する隙間を残して、帯状カバー材20,27及びカバープレート21,28によってカバーされている。
横動体3の両端の支持台部13,14間には、この横動体3の移動方向に対し直交する左右水平向きにフィルム巻取り用ローラー29が回転可能に支持されている。このフィルム巻取り用ローラー29は、図5〜図7に示すように、円筒状ローラー本体30とその両端の支持軸部31,32から構成されており、これら支持軸部31,32が、各支持台部13,14の内側の垂直板部13a,14aに軸受け33a,33bを介して回転可能に支持されている。支持台部13,14の内、横動用駆動手段8のある側の支持台部14の外側には、フィルム巻取り用ローラー29と同心状にモーター34が取り付けられ、このモーター34と支持軸部32とが、支持台部14内に位置する回転継手35を介して連動連結されている。

Claims (6)

  1. 板材支持用水平面の上方一定高さに水平に支持され且つ軸心の周りの回転と軸心に対し直交する水平方向の横動とが可能なフィルム巻取り用ローラーを備え、このフィルム巻取り用ローラーには、その長さ方向の中間位置にフィルム挟持手段が設けられたフィルム剥離巻取り装置を使用するフィルム剥離巻取り方法であって、剥離対象フィルムが表面に貼付された板材を、前記板材支持用水平面上に、前記フィルム巻取り用ローラーの横動方向に対して斜めに載置し、この板材表面から引き剥がしたフィルムの1つの角部を、前記フィルム巻取り用ローラーのフィルム挟持手段に挟持させた後、当該フィルム巻取り用ローラーを、このフィルム巻取り用ローラーに巻き取られるフィルムが、当該フィルム巻取り用ローラーとその下側の前記板材表面上のフィルムとの間を通過する方向に、回転させると共に横動させて、横動する当該フィルム巻取り用ローラーの後方に、板材表面から引き剥がされたフィルムが当該フィルム巻取り用ローラーに向かって前方に引っ張られる領域を確保した状態で、フィルムの引き剥がしと巻き取りを行わせることを特徴とする、フィルム剥離巻取り方法。
  2. 板材表面から上方に引き剥がされたフィルムの角部を、そのままの向きで、フィルム巻取り用ローラーの軸心下側に位置するフィルム挟持手段により挟持させ、当該フィルム巻取り用ローラーの前記回転と横動により、板材表面から引き剥がされたフィルムを、フィルム巻取り用ローラーの横動方向に向かう逆向きに転向させ、この状態でフィルム巻取り用ローラーに巻き取られるフィルムに対し、前記フィルム挟持手段により挟持されたフィルムの角部が正反対向きに折曲するように、フィルムの引き剥がしと巻き取りを行わせることを特徴とする、請求項1に記載のフィルム剥離巻取り方法。
  3. フィルム巻取り用ローラーの前記回転と横動により、板材表面から引き剥がされたフィルムが当該フィルム巻取り用ローラーに向かって前方に引っ張られる領域が形成された後、当該フィルム巻取り用ローラーのフィルム巻取り周速度と当該フィルム巻取り用ローラーの横動速度とが互いにほぼ等しい状態で、フィルムの引き剥がしと巻き取りを行わせることを特徴とする、請求項1又は2に記載のフィルム剥離巻取り方法。
  4. 板材支持用水平面の上方一定高さに水平に支持され且つ軸心の周りの回転と軸心に対し直交する水平方向の横動とが可能なフィルム巻取り用ローラーを備え、このフィルム巻取り用ローラーには、その長さ方向の中間位置にフィルム挟持手段が設けられたフィルム剥離巻取り装置において、前記フィルム挟持手段は、円筒状ローラー本体に設けられた開口部の内側に、当該円筒状ローラー本体の周方向に隣り合い且つ前記開口部を塞ぐように配設された固定受け座と開閉挟持片から成り、前記開閉挟持片は、その先端部が前記固定受け座に円筒状ローラー本体の外側から被さる状態で、円筒状ローラー本体の軸心と平行な軸心の周りに揺動自在に軸支されると共に、挟持用駆動手段によって開閉駆動されるもので、その先端部と前記固定受け座との間に挿入されたフィルム角部を、この開閉挟持片の閉動運動により、その先端部と前記固定受け座との間で挟持するように構成されている、フィルム剥離巻取り装置。
  5. 前記フィルム巻取り用ローラーの横動範囲内で水平に往復移動自在に支持され且つ横動用駆動手段によって駆動される横動体を設け、この横動体に前記フィルム巻取り用ローラーを回転可能に軸支すると共に、このフィルム巻取り用ローラーを回転させる回転用駆動手段を前記横動体に設けて成る、請求項4に記載のフィルム剥離巻取り装置。
  6. 前記開閉挟持片の挟持用駆動手段は、円筒状ローラー本体内で前記開閉挟持片の内側に当該円筒状ローラー本体の軸心方向に往復移動自在に支持された操作用可動体と、この操作用可動体に設けられたカムと係合するように前記開閉挟持片から突設されたカム従動片と、円筒状ローラー本体の一端外側に位置するように前記横動体に設けられた押し引き駆動用アクチュエーターと、この押し引き駆動用アクチュエーターと前記操作用可動体とを連結する押し引き用軸体とから構成され、この押し引き用軸体は、円筒状ローラー本体と同心位置に軸心方向移動自在に支持されると共に、前記押し引き駆動用アクチュエーターとの間には、円筒状ローラー本体の軸心周りの両者の相対回転を許す押し引き伝動具が介装されている、請求項4に記載のフィルム剥離巻取り装置。
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