JP2016007151A - 植播系水田作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】植播系水田作業機において、機体の後部の後部ステップの上側に粉粒体供給装置を備え、粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えた場合、エンジンの付近の高温の空気をブロアに案内するダクトを適切に配置する。
【解決手段】機体に備えられたエンジンの付近とブロア14とに亘ってダクト36を接続して、ブロア14がエンジンの付近の高温の空気をダクト36を介して吸引するように構成する。ダクト36を後部ステップ33の横側部の外側を上下に通過して後部ステップ33の下側に入り込むように配置する。
【選択図】図15

Description

本発明は、機体の後部に苗植付装置や直播装置等の植播系作業装置を昇降自在に支持した植播系水田作業機に関する。
植播系水田作業機の一例である乗用型田植機において、特許文献1に開示されているように、機体の後部に苗植付装置(植播系作業装置に相当)(特許文献1の図1及び図2の3)を昇降自在に支持し、運転部のステップ(特許文献1の図1及び図2の18,19)を備え、ステップよりも高い位置に配置された後部ステップ(特許文献1の図1及び図2の20)を、機体の後部に備えたものがある。
特許文献1では、施肥装置(粉粒体供給装置に相当)(特許文献1の図1及び図2の2)を後部ステップの上側に備えており、苗植付装置に備えられた供給部(特許文献1の図1及び図2の81)と施肥装置とに亘って、ホース(特許文献1の図1及び図2の82)を接続して、施肥装置の下側にブロア(特許文献1の図1及び図2の104)を備えている。これにより、ブロアから施肥装置に供給された搬送風により、施肥装置から繰り出された肥料(粉粒体に相当)が、ホースを通り供給部を介して田面に供給される。
一般に肥料等の粉粒体は水分を含むと各部に付着し易くなり、粉粒体の付着が粉粒体の詰まりに発展する可能性がある。
これにより特許文献1では、ブロアとエンジンの付近とに亘ってダクト(特許文献1の図2の105)を接続することによって、ブロアがエンジンの付近の高温の空気をダクトを介して吸引して施肥装置に供給するように構成しており、高温の空気により肥料及び肥料が通る部分を乾燥させるようにしている。
特開2013−42716号公報 特開2000−37120号公報
特許文献1では、施肥装置の下側にブロアが備えられているのに対して、特許文献2に開示されているように、施肥装置(特許文献2の図1,2,3のA)の左の横側部に、ブロア(特許文献2の図1,2,3の20)を備えたものがある。
本発明は、機体の後部に植播系作業装置を昇降自在に支持した植播系水田作業機において、機体の後部の後部ステップの上側に粉粒体供給装置を備え、粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えた場合、エンジンの付近の高温の空気をブロアに案内するダクトを適切に配置することができるように構成することを目的としている。
[I]
(構成)
本発明の第1特徴は、植播系水田作業機において次のように構成することにある。
機体の後部に植播系作業装置を昇降自在に支持し、運転部のステップよりも高い位置に配置された後部ステップを機体の後部に備えて、粉粒体供給装置を前記後部ステップの上側に備え、
前記植播系作業装置に供給部を備えて、前記粉粒体供給装置と前記供給部とに亘ってホースを接続し、前記粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えて、
前記ブロアから前記粉粒体供給装置に供給された搬送風により、前記粉粒体供給装置から繰り出された粉粒体が、前記ホースを通り前記供給部を介して田面に供給されるように構成し、
機体に備えられたエンジンの付近と前記ブロアとに亘ってダクトを接続して、前記ブロアが前記エンジンの付近の高温の空気を前記ダクトを介して吸引するように構成し、
前記ダクトが、前記後部ステップの横側部の外側を上下に通過して前記後部ステップの下側に入り込むように配置され、
前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込み、且つ、前記後部ステップの横側部に係合する凸部が前記ダクトに備えられることにより、前記ダクトが前記後部ステップに支持され、
前記後部ステップの横側部の外側に、前側の上下方向の前支柱と後側の上下方向の後支柱とを備えた手摺りを備えて、前記ダクトにおける前記後部ステップの上側に位置する部分が前記後支柱の内側に配置され、
前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記前支柱と前記後支柱との間に配置され、
前記ダクトにおける前記後部ステップの下側に位置する部分が、後輪の外側で、且つ、後輪の外側に備えられた補助後輪の内側を前後方向に配置され、
前記ダクトにおける前記ステップの下側に位置する部分が、前記ステップの下側を左右方向に配置されたフレームの重量軽減孔を通って前後方向に配置され、且つ、前記重量軽減孔の近傍に備えられた連結部材により前記フレームに連結されて、機体の前部の前記エンジンの付近に達しており、
前記ダクトを複数のダクト部分に分割して、一方のダクト部分を他方のダクト部分に挿入するように構成し、前記一方のダクト部分の外面に外側に向く突出部を備え、前記他方のダクト部分の内面に凹入部を備えて、前記一方のダクト部分を前記他方のダクト部分に挿入した状態で前記突出部が前記凹入部に入り込むことにより、前記一方のダクト部分と前記他方のダクト部分とを連結するように構成し、
前記ダクトにおける前記ステップの下側及び前記後部ステップの下側に位置する分割部分を、前記ダクトにおける左右方向に沿った部分に設定して、前記ダクトの分割部分における分割線が前後方向に沿うように構成し、
前記エンジンの動力を伝達する伝動軸を機体の下部に前後方向に配置し、
伝動部材を、前記伝動軸の後部から前記後部ステップの開口部を通して上側に延出し前記粉粒体供給装置に接続して、前記伝動軸の動力を前記伝動部材を介して前記粉粒体供給装置に伝達するように構成している植播系水田作業機。
(作用及び発明の効果)
[I]−1
植播系水田作業機において、機体の後部の後部ステップの上側に粉粒体供給装置を備えて、粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えた場合、ダクトを通す為の開口部を後部ステップに形成しないとすれば、ブロアから延出されたダクトを、後部ステップの後側部の後側を上下に通過させて後部ステップに下側に入り込ませて、エンジンの付近に到達させることが考えられる。
しかしながら前述のように構成すると、後部ステップの後側部から後側にダクトが突出する状態となるので、機体の後部の植播系作業装置を昇降させた場合、植播系作業装置がダクトに接触する可能性が生じる。
従って、植播系作業装置とダクトとの接触を避ける為に、植播系作業装置を機体から後側に離して配置すれば、機体の前部から植播系作業装置の後部までの植播系水田作業機の全長が長くなって、全体のバランスという面で好ましくない。
これに対して、本発明の第1特徴によると、エンジンの付近とブロアとに亘ってダクトを接続する場合、ダクトを後部ステップの横側部の外側を上下に通過して後部ステップの下側に入り込むように配置している。
これにより、後部ステップの後側部から後側にダクトが突出する状態とはならず、機体の後部の植播系作業装置を昇降させても、植播系作業装置がダクトに接触する可能性は生じない。従って、植播系作業装置を機体から後側に離して配置する必要が無く、機体の前部から植播系作業装置の後部までの植播系水田作業機の全長を適切な長さに設定できて、全体のバランスを良いものに設定することができる。
[I]−2
本発明の第1特徴によると、ダクトにおける後部ステップの横側部に位置する部分が後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込むことにより、ダクトが後部ステップに支持されるように構成しているので、ダクトを固定する為のボルト等の固定部材を省略することができて(少なくすることができて)、部品点数の削減を図ることができる。
この場合、本発明の第1特徴によると、後部ステップの横側部に係合する凸部をダクトに備えているので、後部ステップによるダクトの支持強度をさらに高めることができる。
[I]−3
植播系水田作業機では、後部ステップの横側部や後側部に手摺りを備えたものがある。
本発明の第1特徴によると、後部ステップの横側部の手摺りに対して、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が手摺りの後支柱の内側に配置されており、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が、手摺りの後支柱により外側から保護された状態となっている。これにより、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分の破損防止という面で有利なものとなる。
[I]−4
本発明の第1特徴によると、後部ステップの横側部の手摺りに対して、ダクトにおける後部ステップの横側部に位置する部分が、手摺りの前支柱と後支柱との間に配置されており、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が、手摺りの前及び後支柱により前側及び後側から保護された状態となっている。これにより、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分の破損防止という面で有利なものとなる。
[I]−5
植播系水田作業機では、後部ステップの下側に後輪が位置することが多く、右及び左の後輪がローリング自在に支持されたり、右及び左の後輪がサスペンション機構を介して支持されたりして、機体に対して後輪が上下動することがある。さらに、深い水田や軟弱な水田に対応する為に、後輪の外側に補助後輪を連結することがある。
本発明の第1特徴によると、ダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分が、後部ステップの下側部から下側に突出する状態となっても、ダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分が、後輪の外側で且つ補助後輪の内側を前後方向に配置されている。
これにより、前述のように機体に対して後輪及び補助後輪が上下動しても、後輪及び補助後輪がダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分に接触することがなく、ダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分の破損防止という面で有利なものとなる。
[I]−6
機体の前部にエンジンが備えられている場合、ダクトが後部ステップの横側部の外側を上下に通過して後部ステップの下側に入り込むように配置されると、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分が前後方向に配置されて、機体の前部のエンジンの付近に達する状態となる。
本発明の第1特徴によると、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分が、ステップの下側を左右方向に配置されたフレームの重量軽減孔を通って前後方向に配置されている。このように、既存の構成といってよいフレームの重量軽減孔の空間を有効に利用することにより、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分を無理なく配置することができる。
[I]−7
前項[I]−6に記載の状態において、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分がフレームの重量軽減孔を通ることにより、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分と、フレームの重量軽減孔の近傍とが接近した状態となる。
本発明の第1特徴のように、フレームの重量軽減孔の近傍に備えられた連結部材によって、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分をフレームに連結することにより、比較的小さな連結部材によって、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分をフレームに連結することができるので、構造の簡素化の面で有利なものとなる。
[I]−8
機体の前部のエンジンとブロアとに亘ってダクトを接続する場合、ダクトが比較的長くなるので、ダクトを複数のダクト部分に分割して構成することがある。この場合、一方のダクト部分を他方のダクト部分に挿入することにより、一方のダクト部分と他方のダクト部分とを連結するように構成することがある。
本発明の第1特徴によると、ダクトにおけるステップの下側及び後部ステップの下側に位置する分割部分を、ダクトにおける左右方向に沿った部分に設定して、ダクトの分割部分における分割線が前後方向に沿うように構成している。
これにより、ダクト部分の差し込み部は左右方向に向く状態となるので、前輪や後輪等から泥や水が前後方向に飛散したとしても、ダクト部分の差し込み部と前輪や後輪等からの泥や水の飛散方向とが交差する状態となって、前輪や後輪等から飛散した泥や水がダクト部分の差し込み部からダクトの内部に入り込むようなことは少ない。
[I]−9
前項[I]−8に記載のように、ダクトを複数のダクト部分に分割して構成して、一方のダクト部分を他方のダクト部分に挿入することにより、一方のダクト部分と他方のダクト部分とを連結するように構成した場合、本発明の第1特徴によると、一方のダクト部分の外面に外側に向く突出部を備え、他方のダクト部分の内面に凹入部を備えて、一方のダクト部分を他方のダクト部分に挿入した状態で突出部が凹入部に入り込むことにより、一方のダクト部分と他方のダクト部分とを連結するように構成している。
これにより、ダクト部分の差し込み部の連結強度を高めることができ、ダクト部分の差し込み部のシール性を高めることができるので、前輪や後輪等から飛散した泥や水がダクト部分の差し込み部からダクトの内部に入り込む状態を少なくすることができる。
一方のダクト部分を他方のダクト部分に挿入した状態で突出部が凹入部に入り込んだ場合、突出部及び凹入部がダクト部分から外側に出る状態となるので、突出部及び凹入部によりダクトの断面積が小さくなることはなく、ブロアがエンジンの付近の高温の空気をダクトを介して吸引する際に突出部及び凹入部が抵抗になることはない。
[I]−10
粉粒体供給装置に動力を伝達する場合、エンジンの動力を伝達する伝動軸を機体の下部に前後方向に配置し、伝動軸の後部と上側の粉粒体供給装置とに亘って伝動部材(上下に往復作動するロッドや回転する伝動軸等)を接続して、伝動軸の動力を伝動部材を介して粉粒体供給装置に伝達するように構成することがある。
本発明の第1特徴によると、粉粒体供給装置の下側(粉粒体供給装置と伝動軸との間)に位置する後部ステップに開口部を形成しており、伝動部材を伝動軸の後部から後部ステップの開口部を通して上側に延出し粉粒体供給装置に接続している。これにより、伝動部材の外周部が後部ステップにより囲まれて保護された状態となるので、伝動部材の破損防止という面で有利なものとなる。
[II]
(構成)
本発明の第2特徴は、植播系水田作業機において次のように構成することにある。
機体の後部に植播系作業装置を昇降自在に支持し、運転部のステップよりも高い位置に配置された後部ステップを機体の後部に備えて、粉粒体供給装置を前記後部ステップの上側に備え、
前記植播系作業装置に供給部を備えて、前記粉粒体供給装置と前記供給部とに亘ってホースを接続し、前記粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えて、
前記ブロアから前記粉粒体供給装置に供給された搬送風により、前記粉粒体供給装置から繰り出された粉粒体が、前記ホースを通り前記供給部を介して田面に供給されるように構成し、
機体に備えられたエンジンの付近と前記ブロアとに亘ってダクトを接続して、前記ブロアが前記エンジンの付近の高温の空気を前記ダクトを介して吸引するように構成し、
前記ダクトが、前記後部ステップの横側部の外側を上下に通過して前記後部ステップの下側に入り込むように配置され、
前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込み、且つ、前記後部ステップの横側部に係合する凸部が前記ダクトに備えられることにより、前記ダクトが前記後部ステップに支持され、
前記後部ステップの横側部の外側に、前側の上下方向の前支柱と後側の上下方向の後支柱とを備えた手摺りを備えて、前記ダクトにおける前記後部ステップの上側に位置する部分が前記後支柱の内側に配置され、
前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記前支柱と前記後支柱との間に配置され、
前記ダクトにおける前記後部ステップの下側に位置する部分が、後輪の外側で、且つ、後輪の外側に備えられた補助後輪の内側を前後方向に配置され、
前記ダクトにおける前記ステップの下側に位置する部分が、前記ステップの下側を左右方向に配置されたフレームの重量軽減孔を通って前後方向に配置され、且つ、前記重量軽減孔の近傍に備えられた連結部材により前記フレームに連結されて、機体の前部の前記エンジンの付近に達しており、
前記ダクトを複数のダクト部分に分割して、一方のダクト部分を他方のダクト部分に挿入するように構成し、前記一方のダクト部分の外面に外側に向く突出部を備え、前記他方のダクト部分の内面に凹入部を備えて、前記一方のダクト部分を前記他方のダクト部分に挿入した状態で前記突出部が前記凹入部に入り込むことにより、前記一方のダクト部分と前記他方のダクト部分とを連結するように構成し、
前記ダクトにおける前記ステップの下側及び前記後部ステップの下側に位置する分割部分を、前記ダクトにおける左右方向に沿った部分に設定して、前記ダクトの分割部分における分割線が前後方向に沿うように構成している。
(作用及び発明の効果)
[II]−1
植播系水田作業機において、機体の後部の後部ステップの上側に粉粒体供給装置を備えて、粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えた場合、ダクトを通す為の開口部を後部ステップに形成しないとすれば、ブロアから延出されたダクトを、後部ステップの後側部の後側を上下に通過させて後部ステップに下側に入り込ませて、エンジンの付近に到達させることが考えられる。
しかしながら前述のように構成すると、後部ステップの後側部から後側にダクトが突出する状態となるので、機体の後部の植播系作業装置を昇降させた場合、植播系作業装置がダクトに接触する可能性が生じる。
従って、植播系作業装置とダクトとの接触を避ける為に、植播系作業装置を機体から後側に離して配置すれば、機体の前部から植播系作業装置の後部までの植播系水田作業機の全長が長くなって、全体のバランスという面で好ましくない。
これに対して、本発明の第2特徴によると、エンジンの付近とブロアとに亘ってダクトを接続する場合、ダクトを後部ステップの横側部の外側を上下に通過して後部ステップの下側に入り込むように配置している。
これにより、後部ステップの後側部から後側にダクトが突出する状態とはならず、機体の後部の植播系作業装置を昇降させても、植播系作業装置がダクトに接触する可能性は生じない。従って、植播系作業装置を機体から後側に離して配置する必要が無く、機体の前部から植播系作業装置の後部までの植播系水田作業機の全長を適切な長さに設定できて、全体のバランスを良いものに設定することができる。
[II]−2
本発明の第2特徴によると、ダクトにおける後部ステップの横側部に位置する部分が後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込むことにより、ダクトが後部ステップに支持されるように構成しているので、ダクトを固定する為のボルト等の固定部材を省略することができて(少なくすることができて)、部品点数の削減を図ることができる。
この場合、本発明の第2特徴によると、後部ステップの横側部に係合する凸部をダクトに備えているので、後部ステップによるダクトの支持強度をさらに高めることができる。
[II]−3
植播系水田作業機では、後部ステップの横側部や後側部に手摺りを備えたものがある。
本発明の第2特徴によると、後部ステップの横側部の手摺りに対して、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が手摺りの後支柱の内側に配置されており、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が、手摺りの後支柱により外側から保護された状態となっている。これにより、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分の破損防止という面で有利なものとなる。
[II]−4
本発明の第2特徴によると、後部ステップの横側部の手摺りに対して、ダクトにおける後部ステップの横側部に位置する部分が、手摺りの前支柱と後支柱との間に配置されており、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が、手摺りの前及び後支柱により前側及び後側から保護された状態となっている。これにより、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分の破損防止という面で有利なものとなる。
[II]−5
植播系水田作業機では、後部ステップの下側に後輪が位置することが多く、右及び左の後輪がローリング自在に支持されたり、右及び左の後輪がサスペンション機構を介して支持されたりして、機体に対して後輪が上下動することがある。さらに、深い水田や軟弱な水田に対応する為に、後輪の外側に補助後輪を連結することがある。
本発明の第2特徴によると、ダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分が、後部ステップの下側部から下側に突出する状態となっても、ダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分が、後輪の外側で且つ補助後輪の内側を前後方向に配置されている。
これにより、前述のように機体に対して後輪及び補助後輪が上下動しても、後輪及び補助後輪がダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分に接触することがなく、ダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分の破損防止という面で有利なものとなる。
[II]−6
機体の前部にエンジンが備えられている場合、ダクトが後部ステップの横側部の外側を上下に通過して後部ステップの下側に入り込むように配置されると、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分が前後方向に配置されて、機体の前部のエンジンの付近に達する状態となる。
本発明の第2特徴によると、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分が、ステップの下側を左右方向に配置されたフレームの重量軽減孔を通って前後方向に配置されている。このように、既存の構成といってよいフレームの重量軽減孔の空間を有効に利用することにより、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分を無理なく配置することができる。
[II]−7
前項[II]−6に記載の状態において、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分がフレームの重量軽減孔を通ることにより、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分と、フレームの重量軽減孔の近傍とが接近した状態となる。
本発明の第2特徴のように、フレームの重量軽減孔の近傍に備えられた連結部材によって、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分をフレームに連結することにより、比較的小さな連結部材によって、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分をフレームに連結することができるので、構造の簡素化の面で有利なものとなる。
[II]−8
機体の前部のエンジンとブロアとに亘ってダクトを接続する場合、ダクトが比較的長くなるので、ダクトを複数のダクト部分に分割して構成することがある。この場合、一方のダクト部分を他方のダクト部分に挿入することにより、一方のダクト部分と他方のダクト部分とを連結するように構成することがある。
本発明の第2特徴によると、ダクトにおけるステップの下側及び後部ステップの下側に位置する分割部分を、ダクトにおける左右方向に沿った部分に設定して、ダクトの分割部分における分割線が前後方向に沿うように構成している。
これにより、ダクト部分の差し込み部は左右方向に向く状態となるので、前輪や後輪等から泥や水が前後方向に飛散したとしても、ダクト部分の差し込み部と前輪や後輪等からの泥や水の飛散方向とが交差する状態となって、前輪や後輪等から飛散した泥や水がダクト部分の差し込み部からダクトの内部に入り込むようなことは少ない。
[II]−9
前項[II]−8に記載のように、ダクトを複数のダクト部分に分割して構成して、一方のダクト部分を他方のダクト部分に挿入することにより、一方のダクト部分と他方のダクト部分とを連結するように構成した場合、本発明の第2特徴によると、一方のダクト部分の外面に外側に向く突出部を備え、他方のダクト部分の内面に凹入部を備えて、一方のダクト部分を他方のダクト部分に挿入した状態で突出部が凹入部に入り込むことにより、一方のダクト部分と他方のダクト部分とを連結するように構成している。
これにより、ダクト部分の差し込み部の連結強度を高めることができ、ダクト部分の差し込み部のシール性を高めることができるので、前輪や後輪等から飛散した泥や水がダクト部分の差し込み部からダクトの内部に入り込む状態を少なくすることができる。
一方のダクト部分を他方のダクト部分に挿入した状態で突出部が凹入部に入り込んだ場合、突出部及び凹入部がダクト部分から外側に出る状態となるので、突出部及び凹入部によりダクトの断面積が小さくなることはなく、ブロアがエンジンの付近の高温の空気をダクトを介して吸引する際に突出部及び凹入部が抵抗になることはない。
[III]
(構成)
本発明の第3特徴は、植播系水田作業機において次のように構成することにある。
機体の後部に植播系作業装置を昇降自在に支持し、運転部のステップよりも高い位置に配置された後部ステップを機体の後部に備えて、粉粒体供給装置を前記後部ステップの上側に備え、
前記植播系作業装置に供給部を備えて、前記粉粒体供給装置と前記供給部とに亘ってホースを接続し、前記粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えて、
前記ブロアから前記粉粒体供給装置に供給された搬送風により、前記粉粒体供給装置から繰り出された粉粒体が、前記ホースを通り前記供給部を介して田面に供給されるように構成し、
機体に備えられたエンジンの付近と前記ブロアとに亘ってダクトを接続して、前記ブロアが前記エンジンの付近の高温の空気を前記ダクトを介して吸引するように構成し、
前記ダクトが、前記後部ステップの横側部の外側を上下に通過して前記後部ステップの下側に入り込むように配置され、
前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込み、且つ、前記後部ステップの横側部に係合する凸部が前記ダクトに備えられることにより、前記ダクトが前記後部ステップに支持され、
前記後部ステップの横側部の外側に、前側の上下方向の前支柱と後側の上下方向の後支柱とを備えた手摺りを備えて、前記ダクトにおける前記後部ステップの上側に位置する部分が、前記後支柱の内側に配置され、
前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記前支柱と前記後支柱との間に配置され、
前記ダクトにおける前記後部ステップの下側に位置する部分が、後輪の外側で、且つ、後輪の外側に備えられた補助後輪の内側を前後方向に配置され、
前記ダクトにおける前記ステップの下側に位置する部分が、前記ステップの下側を左右方向に配置されたフレームの重量軽減孔を通って前後方向に配置され、且つ、前記重量軽減孔の近傍に備えられた連結部材により前記フレームに連結されて、機体の前部の前記エンジンの付近に達しており、
前記ダクトを複数のダクト部分に分割して、一方のダクト部分を他方のダクト部分に挿入することにより、前記一方のダクト部分と前記他方のダクト部分とを連結するように構成し、
前記ダクトにおける前記ステップの下側及び前記後部ステップの下側に位置する分割部分を、前記ダクトにおける左右方向に沿った部分に設定して、前記ダクトの分割部分における分割線が前後方向に沿うように構成している。
(作用及び発明の効果)
[III]−1
植播系水田作業機において、機体の後部の後部ステップの上側に粉粒体供給装置を備えて、粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えた場合、ダクトを通す為の開口部を後部ステップに形成しないとすれば、ブロアから延出されたダクトを、後部ステップの後側部の後側を上下に通過させて後部ステップに下側に入り込ませて、エンジンの付近に到達させることが考えられる。
しかしながら前述のように構成すると、後部ステップの後側部から後側にダクトが突出する状態となるので、機体の後部の植播系作業装置を昇降させた場合、植播系作業装置がダクトに接触する可能性が生じる。
従って、植播系作業装置とダクトとの接触を避ける為に、植播系作業装置を機体から後側に離して配置すれば、機体の前部から植播系作業装置の後部までの植播系水田作業機の全長が長くなって、全体のバランスという面で好ましくない。
これに対して、本発明の第3特徴によると、エンジンの付近とブロアとに亘ってダクトを接続する場合、ダクトを後部ステップの横側部の外側を上下に通過して後部ステップの下側に入り込むように配置している。
これにより、後部ステップの後側部から後側にダクトが突出する状態とはならず、機体の後部の植播系作業装置を昇降させても、植播系作業装置がダクトに接触する可能性は生じない。従って、植播系作業装置を機体から後側に離して配置する必要が無く、機体の前部から植播系作業装置の後部までの植播系水田作業機の全長を適切な長さに設定できて、全体のバランスを良いものに設定することができる。
[III]−2
本発明の第3特徴によると、ダクトにおける後部ステップの横側部に位置する部分が後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込むことにより、ダクトが後部ステップに支持されるように構成しているので、ダクトを固定する為のボルト等の固定部材を省略することができて(少なくすることができて)、部品点数の削減を図ることができる。
この場合、本発明の第3特徴によると、後部ステップの横側部に係合する凸部をダクトに備えているので、後部ステップによるダクトの支持強度をさらに高めることができる。
[III]−3
植播系水田作業機では、後部ステップの横側部や後側部に手摺りを備えたものがある。
本発明の第3特徴によると、後部ステップの横側部の手摺りに対して、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が手摺りの後支柱の内側に配置されており、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が、手摺りの後支柱により外側から保護された状態となっている。これにより、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分の破損防止という面で有利なものとなる。
[III]−4
本発明の第3特徴によると、後部ステップの横側部の手摺りに対して、ダクトにおける後部ステップの横側部に位置する部分が、手摺りの前支柱と後支柱との間に配置されており、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が、手摺りの前及び後支柱により前側及び後側から保護された状態となっている。これにより、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分の破損防止という面で有利なものとなる。
[III]−5
植播系水田作業機では、後部ステップの下側に後輪が位置することが多く、右及び左の後輪がローリング自在に支持されたり、右及び左の後輪がサスペンション機構を介して支持されたりして、機体に対して後輪が上下動することがある。さらに、深い水田や軟弱な水田に対応する為に、後輪の外側に補助後輪を連結することがある。
本発明の第3特徴によると、ダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分が、後部ステップの下側部から下側に突出する状態となっても、ダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分が、後輪の外側で且つ補助後輪の内側を前後方向に配置されている。
これにより、前述のように機体に対して後輪及び補助後輪が上下動しても、後輪及び補助後輪がダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分に接触することがなく、ダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分の破損防止という面で有利なものとなる。
[III]−6
機体の前部にエンジンが備えられている場合、ダクトが後部ステップの横側部の外側を上下に通過して後部ステップの下側に入り込むように配置されると、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分が前後方向に配置されて、機体の前部のエンジンの付近に達する状態となる。
本発明の第3特徴によると、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分が、ステップの下側を左右方向に配置されたフレームの重量軽減孔を通って前後方向に配置されている。このように、既存の構成といってよいフレームの重量軽減孔の空間を有効に利用することにより、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分を無理なく配置することができる。
[III]−7
前項[III]−6に記載の状態において、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分がフレームの重量軽減孔を通ることにより、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分と、フレームの重量軽減孔の近傍とが接近した状態となる。
本発明の第3特徴のように、フレームの重量軽減孔の近傍に備えられた連結部材によって、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分をフレームに連結することにより、比較的小さな連結部材によって、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分をフレームに連結することができるので、構造の簡素化の面で有利なものとなる。
[III]−8
機体の前部のエンジンとブロアとに亘ってダクトを接続する場合、ダクトが比較的長くなるので、ダクトを複数のダクト部分に分割して構成することがある。この場合、一方のダクト部分を他方のダクト部分に挿入することにより、一方のダクト部分と他方のダクト部分とを連結するように構成することがある。
本発明の第3特徴によると、ダクトにおけるステップの下側及び後部ステップの下側に位置する分割部分を、ダクトにおける左右方向に沿った部分に設定して、ダクトの分割部分における分割線が前後方向に沿うように構成している。
これにより、ダクト部分の差し込み部は左右方向に向く状態となるので、前輪や後輪等から泥や水が前後方向に飛散したとしても、ダクト部分の差し込み部と前輪や後輪等からの泥や水の飛散方向とが交差する状態となって、前輪や後輪等から飛散した泥や水がダクト部分の差し込み部からダクトの内部に入り込むようなことは少ない。
[IV]
(構成)
本発明の第4特徴は、植播系水田作業機において次のように構成することにある。
機体の後部に植播系作業装置を昇降自在に支持し、運転部のステップよりも高い位置に配置された後部ステップを機体の後部に備えて、粉粒体供給装置を前記後部ステップの上側に備え、
前記植播系作業装置に供給部を備えて、前記粉粒体供給装置と前記供給部とに亘ってホースを接続し、前記粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えて、
前記ブロアから前記粉粒体供給装置に供給された搬送風により、前記粉粒体供給装置から繰り出された粉粒体が、前記ホースを通り前記供給部を介して田面に供給されるように構成し、
機体に備えられたエンジンの付近と前記ブロアとに亘ってダクトを接続して、前記ブロアが前記エンジンの付近の高温の空気を前記ダクトを介して吸引するように構成し、
前記ダクトが、前記後部ステップの横側部の外側を上下に通過して前記後部ステップの下側に入り込むように配置され、
前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込み、且つ、前記後部ステップの横側部に係合する凸部が前記ダクトに備えられることにより、前記ダクトが前記後部ステップに支持され、
前記後部ステップの横側部の外側に、前側の上下方向の前支柱と後側の上下方向の後支柱とを備えた手摺りを備えて、前記ダクトにおける前記後部ステップの上側に位置する部分が、前記後支柱の内側に配置され、
前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記前支柱と前記後支柱との間に配置され、
前記ダクトにおける前記後部ステップの下側に位置する部分が、後輪の外側で、且つ、後輪の外側に備えられた補助後輪の内側を前後方向に配置され、
前記ダクトにおける前記ステップの下側に位置する部分が、前記ステップの下側を左右方向に配置されたフレームの重量軽減孔を通って前後方向に配置され、且つ、前記重量軽減孔の近傍に備えられた連結部材により前記フレームに連結されて、機体の前部の前記エンジンの付近に達している。
(作用及び発明の効果)
[IV]−1
植播系水田作業機において、機体の後部の後部ステップの上側に粉粒体供給装置を備えて、粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えた場合、ダクトを通す為の開口部を後部ステップに形成しないとすれば、ブロアから延出されたダクトを、後部ステップの後側部の後側を上下に通過させて後部ステップに下側に入り込ませて、エンジンの付近に到達させることが考えられる。
しかしながら前述のように構成すると、後部ステップの後側部から後側にダクトが突出する状態となるので、機体の後部の植播系作業装置を昇降させた場合、植播系作業装置がダクトに接触する可能性が生じる。
従って、植播系作業装置とダクトとの接触を避ける為に、植播系作業装置を機体から後側に離して配置すれば、機体の前部から植播系作業装置の後部までの植播系水田作業機の全長が長くなって、全体のバランスという面で好ましくない。
これに対して、本発明の第4特徴によると、エンジンの付近とブロアとに亘ってダクトを接続する場合、ダクトを後部ステップの横側部の外側を上下に通過して後部ステップの下側に入り込むように配置している。
これにより、後部ステップの後側部から後側にダクトが突出する状態とはならず、機体の後部の植播系作業装置を昇降させても、植播系作業装置がダクトに接触する可能性は生じない。従って、植播系作業装置を機体から後側に離して配置する必要が無く、機体の前部から植播系作業装置の後部までの植播系水田作業機の全長を適切な長さに設定できて、全体のバランスを良いものに設定することができる。
[IV]−2
本発明の第4特徴によると、ダクトにおける後部ステップの横側部に位置する部分が後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込むことにより、ダクトが後部ステップに支持されるように構成しているので、ダクトを固定する為のボルト等の固定部材を省略することができて(少なくすることができて)、部品点数の削減を図ることができる。
この場合、本発明の第4特徴によると、後部ステップの横側部に係合する凸部をダクトに備えているので、後部ステップによるダクトの支持強度をさらに高めることができる。
[IV]−3
植播系水田作業機では、後部ステップの横側部や後側部に手摺りを備えたものがある。
本発明の第4特徴によると、後部ステップの横側部の手摺りに対して、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が手摺りの後支柱の内側に配置されており、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が、手摺りの後支柱により外側から保護された状態となっている。これにより、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分の破損防止という面で有利なものとなる。
[IV]−4
本発明の第4特徴によると、後部ステップの横側部の手摺りに対して、ダクトにおける後部ステップの横側部に位置する部分が、手摺りの前支柱と後支柱との間に配置されており、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が、手摺りの前及び後支柱により前側及び後側から保護された状態となっている。これにより、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分の破損防止という面で有利なものとなる。
[IV]−5
植播系水田作業機では、後部ステップの下側に後輪が位置することが多く、右及び左の後輪がローリング自在に支持されたり、右及び左の後輪がサスペンション機構を介して支持されたりして、機体に対して後輪が上下動することがある。さらに、深い水田や軟弱な水田に対応する為に、後輪の外側に補助後輪を連結することがある。
本発明の第4特徴によると、ダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分が、後部ステップの下側部から下側に突出する状態となっても、ダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分が、後輪の外側で且つ補助後輪の内側を前後方向に配置されている。
これにより、前述のように機体に対して後輪及び補助後輪が上下動しても、後輪及び補助後輪がダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分に接触することがなく、ダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分の破損防止という面で有利なものとなる。
[IV]−6
機体の前部にエンジンが備えられている場合、ダクトが後部ステップの横側部の外側を上下に通過して後部ステップの下側に入り込むように配置されると、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分が前後方向に配置されて、機体の前部のエンジンの付近に達する状態となる。
本発明の第4特徴によると、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分が、ステップの下側を左右方向に配置されたフレームの重量軽減孔を通って前後方向に配置されている。このように、既存の構成といってよいフレームの重量軽減孔の空間を有効に利用することにより、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分を無理なく配置することができる。
[IV]−7
前項[IV]−6に記載の状態において、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分がフレームの重量軽減孔を通ることにより、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分と、フレームの重量軽減孔の近傍とが接近した状態となる。
本発明の第4特徴のように、フレームの重量軽減孔の近傍に備えられた連結部材によって、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分をフレームに連結することにより、比較的小さな連結部材によって、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分をフレームに連結することができるので、構造の簡素化の面で有利なものとなる。
[V]
(構成)
本発明の第5特徴は、植播系水田作業機において次のように構成することにある。
機体の後部に植播系作業装置を昇降自在に支持し、運転部のステップよりも高い位置に配置された後部ステップを機体の後部に備えて、粉粒体供給装置を前記後部ステップの上側に備え、
前記植播系作業装置に供給部を備えて、前記粉粒体供給装置と前記供給部とに亘ってホースを接続し、前記粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えて、
前記ブロアから前記粉粒体供給装置に供給された搬送風により、前記粉粒体供給装置から繰り出された粉粒体が、前記ホースを通り前記供給部を介して田面に供給されるように構成し、
機体に備えられたエンジンの付近と前記ブロアとに亘ってダクトを接続して、前記ブロアが前記エンジンの付近の高温の空気を前記ダクトを介して吸引するように構成し、
前記ダクトが、前記後部ステップの横側部の外側を上下に通過して前記後部ステップの下側に入り込むように配置され、
前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込むことにより、前記ダクトが前記後部ステップに支持され、
前記後部ステップの横側部の外側に、前側の上下方向の前支柱と後側の上下方向の後支柱とを備えた手摺りを備えて、前記ダクトにおける前記後部ステップの上側に位置する部分が、前記後支柱の内側に配置され、
前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記前支柱と前記後支柱との間に配置され、
前記ダクトにおける前記後部ステップの下側に位置する部分が、後輪の外側で、且つ、後輪の外側に備えられた補助後輪の内側を前後方向に配置され、
前記ダクトにおける前記ステップの下側に位置する部分が、前記ステップの下側を左右方向に配置されたフレームの重量軽減孔を通って前後方向に配置され、且つ、前記重量軽減孔の近傍に備えられた連結部材により前記フレームに連結されて、機体の前部の前記エンジンの付近に達している。
(作用及び発明の効果)
[V]−1
植播系水田作業機において、機体の後部の後部ステップの上側に粉粒体供給装置を備えて、粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えた場合、ダクトを通す為の開口部を後部ステップに形成しないとすれば、ブロアから延出されたダクトを、後部ステップの後側部の後側を上下に通過させて後部ステップに下側に入り込ませて、エンジンの付近に到達させることが考えられる。
しかしながら前述のように構成すると、後部ステップの後側部から後側にダクトが突出する状態となるので、機体の後部の植播系作業装置を昇降させた場合、植播系作業装置がダクトに接触する可能性が生じる。
従って、植播系作業装置とダクトとの接触を避ける為に、植播系作業装置を機体から後側に離して配置すれば、機体の前部から植播系作業装置の後部までの植播系水田作業機の全長が長くなって、全体のバランスという面で好ましくない。
これに対して、本発明の第5特徴によると、エンジンの付近とブロアとに亘ってダクトを接続する場合、ダクトを後部ステップの横側部の外側を上下に通過して後部ステップの下側に入り込むように配置している。
これにより、後部ステップの後側部から後側にダクトが突出する状態とはならず、機体の後部の植播系作業装置を昇降させても、植播系作業装置がダクトに接触する可能性は生じない。従って、植播系作業装置を機体から後側に離して配置する必要が無く、機体の前部から植播系作業装置の後部までの植播系水田作業機の全長を適切な長さに設定できて、全体のバランスを良いものに設定することができる。
[V]−2
本発明の第5特徴によると、ダクトにおける後部ステップの横側部に位置する部分が後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込むことにより、ダクトが後部ステップに支持されるように構成しているので、ダクトを固定する為のボルト等の固定部材を省略することができて(少なくすることができて)、部品点数の削減を図ることができる。
[V]−3
植播系水田作業機では、後部ステップの横側部や後側部に手摺りを備えたものがある。
本発明の第5特徴によると、後部ステップの横側部の手摺りに対して、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が手摺りの後支柱の内側に配置されており、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が、手摺りの後支柱により外側から保護された状態となっている。これにより、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分の破損防止という面で有利なものとなる。
[V]−4
本発明の第5特徴によると、後部ステップの横側部の手摺りに対して、ダクトにおける後部ステップの横側部に位置する部分が、手摺りの前支柱と後支柱との間に配置されており、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が、手摺りの前及び後支柱により前側及び後側から保護された状態となっている。これにより、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分の破損防止という面で有利なものとなる。
[V]−5
植播系水田作業機では、後部ステップの下側に後輪が位置することが多く、右及び左の後輪がローリング自在に支持されたり、右及び左の後輪がサスペンション機構を介して支持されたりして、機体に対して後輪が上下動することがある。さらに、深い水田や軟弱な水田に対応する為に、後輪の外側に補助後輪を連結することがある。
本発明の第5特徴によると、ダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分が、後部ステップの下側部から下側に突出する状態となっても、ダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分が、後輪の外側で且つ補助後輪の内側を前後方向に配置されている。
これにより、前述のように機体に対して後輪及び補助後輪が上下動しても、後輪及び補助後輪がダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分に接触することがなく、ダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分の破損防止という面で有利なものとなる。
[V]−6
機体の前部にエンジンが備えられている場合、ダクトが後部ステップの横側部の外側を上下に通過して後部ステップの下側に入り込むように配置されると、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分が前後方向に配置されて、機体の前部のエンジンの付近に達する状態となる。
本発明の第5特徴によると、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分が、ステップの下側を左右方向に配置されたフレームの重量軽減孔を通って前後方向に配置されている。このように、既存の構成といってよいフレームの重量軽減孔の空間を有効に利用することにより、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分を無理なく配置することができる。
[V]−7
前項[V]−6に記載の状態において、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分がフレームの重量軽減孔を通ることにより、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分と、フレームの重量軽減孔の近傍とが接近した状態となる。
本発明の第5特徴のように、フレームの重量軽減孔の近傍に備えられた連結部材によって、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分をフレームに連結することにより、比較的小さな連結部材によって、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分をフレームに連結することができるので、構造の簡素化の面で有利なものとなる。
[VI]
(構成)
本発明の第6特徴は、植播系水田作業機において次のように構成することにある。
機体の後部に植播系作業装置を昇降自在に支持し、運転部のステップよりも高い位置に配置された後部ステップを機体の後部に備えて、粉粒体供給装置を前記後部ステップの上側に備え、
前記植播系作業装置に供給部を備えて、前記粉粒体供給装置と前記供給部とに亘ってホースを接続し、前記粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えて、
前記ブロアから前記粉粒体供給装置に供給された搬送風により、前記粉粒体供給装置から繰り出された粉粒体が、前記ホースを通り前記供給部を介して田面に供給されるように構成し、
機体に備えられたエンジンの付近と前記ブロアとに亘ってダクトを接続して、前記ブロアが前記エンジンの付近の高温の空気を前記ダクトを介して吸引するように構成し、
前記ダクトが、前記後部ステップの横側部の外側を上下に通過して前記後部ステップの下側に入り込むように配置され、
前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込むことにより、前記ダクトが前記後部ステップに支持され、
前記後部ステップの横側部の外側に、前側の上下方向の前支柱と後側の上下方向の後支柱とを備えた手摺りを備えて、前記ダクトにおける前記後部ステップの上側に位置する部分が、前記後支柱の内側に配置され、
前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記前支柱と前記後支柱との間に配置され、
前記ダクトにおける前記後部ステップの下側に位置する部分が、後輪の外側で、且つ、後輪の外側に備えられた補助後輪の内側を前後方向に配置され、
前記ダクトにおける前記ステップの下側に位置する部分が、前記ステップの下側を左右方向に配置されたフレームの重量軽減孔を通って前後方向に配置されて、機体の前部の前記エンジンの付近に達している。
(作用及び発明の効果)
[VI]−1
植播系水田作業機において、機体の後部の後部ステップの上側に粉粒体供給装置を備えて、粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えた場合、ダクトを通す為の開口部を後部ステップに形成しないとすれば、ブロアから延出されたダクトを、後部ステップの後側部の後側を上下に通過させて後部ステップに下側に入り込ませて、エンジンの付近に到達させることが考えられる。
しかしながら前述のように構成すると、後部ステップの後側部から後側にダクトが突出する状態となるので、機体の後部の植播系作業装置を昇降させた場合、植播系作業装置がダクトに接触する可能性が生じる。
従って、植播系作業装置とダクトとの接触を避ける為に、植播系作業装置を機体から後側に離して配置すれば、機体の前部から植播系作業装置の後部までの植播系水田作業機の全長が長くなって、全体のバランスという面で好ましくない。
これに対して、本発明の第6特徴によると、エンジンの付近とブロアとに亘ってダクトを接続する場合、ダクトを後部ステップの横側部の外側を上下に通過して後部ステップの下側に入り込むように配置している。
これにより、後部ステップの後側部から後側にダクトが突出する状態とはならず、機体の後部の植播系作業装置を昇降させても、植播系作業装置がダクトに接触する可能性は生じない。従って、植播系作業装置を機体から後側に離して配置する必要が無く、機体の前部から植播系作業装置の後部までの植播系水田作業機の全長を適切な長さに設定できて、全体のバランスを良いものに設定することができる。
[VI]−2
本発明の第6特徴によると、ダクトにおける後部ステップの横側部に位置する部分が後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込むことにより、ダクトが後部ステップに支持されるように構成しているので、ダクトを固定する為のボルト等の固定部材を省略することができて(少なくすることができて)、部品点数の削減を図ることができる。
[VI]−3
植播系水田作業機では、後部ステップの横側部や後側部に手摺りを備えたものがある。
本発明の第6特徴によると、後部ステップの横側部の手摺りに対して、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が手摺りの後支柱の内側に配置されており、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が、手摺りの後支柱により外側から保護された状態となっている。これにより、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分の破損防止という面で有利なものとなる。
[VI]−4
本発明の第6特徴によると、後部ステップの横側部の手摺りに対して、ダクトにおける後部ステップの横側部に位置する部分が、手摺りの前支柱と後支柱との間に配置されており、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が、手摺りの前及び後支柱により前側及び後側から保護された状態となっている。これにより、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分の破損防止という面で有利なものとなる。
[VI]−5
植播系水田作業機では、後部ステップの下側に後輪が位置することが多く、右及び左の後輪がローリング自在に支持されたり、右及び左の後輪がサスペンション機構を介して支持されたりして、機体に対して後輪が上下動することがある。さらに、深い水田や軟弱な水田に対応する為に、後輪の外側に補助後輪を連結することがある。
本発明の第6特徴によると、ダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分が、後部ステップの下側部から下側に突出する状態となっても、ダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分が、後輪の外側で且つ補助後輪の内側を前後方向に配置されている。
これにより、前述のように機体に対して後輪及び補助後輪が上下動しても、後輪及び補助後輪がダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分に接触することがなく、ダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分の破損防止という面で有利なものとなる。
[VI]−6
機体の前部にエンジンが備えられている場合、ダクトが後部ステップの横側部の外側を上下に通過して後部ステップの下側に入り込むように配置されると、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分が前後方向に配置されて、機体の前部のエンジンの付近に達する状態となる。
本発明の第6特徴によると、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分が、ステップの下側を左右方向に配置されたフレームの重量軽減孔を通って前後方向に配置されている。このように、既存の構成といってよいフレームの重量軽減孔の空間を有効に利用することにより、ダクトにおけるステップの下側に位置する部分を無理なく配置することができる。
[VII]
(構成)
本発明の第7特徴は、植播系水田作業機において次のように構成することにある。
機体の後部に植播系作業装置を昇降自在に支持し、運転部のステップよりも高い位置に配置された後部ステップを機体の後部に備えて、粉粒体供給装置を前記後部ステップの上側に備え、
前記植播系作業装置に供給部を備えて、前記粉粒体供給装置と前記供給部とに亘ってホースを接続し、前記粉粒体供給装置の右又はの左横側部にブロアを備えて、
前記ブロアから前記粉粒体供給装置に供給された搬送風により、前記粉粒体供給装置から繰り出された粉粒体が、前記ホースを通り前記供給部を介して田面に供給されるように構成し、
機体に備えられたエンジンの付近と前記ブロアとに亘ってダクトを接続して、前記ブロアが前記エンジンの付近の高温の空気を前記ダクトを介して吸引するように構成し、
前記ダクトが、前記後部ステップの横側部の外側を上下に通過して前記後部ステップの下側に入り込むように配置され、
前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込むことにより、前記ダクトが前記後部ステップに支持され、
前記後部ステップの横側部の外側に、前側の上下方向の前支柱と後側の上下方向の後支柱とを備えた手摺りを備えて、前記ダクトにおける前記後部ステップの上側に位置する部分が、前記後支柱の内側に配置され、
前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記前支柱と前記後支柱との間に配置され、
前記ダクトにおける前記後部ステップの下側に位置する部分が、後輪の外側で、且つ、後輪の外側に備えられた補助後輪の内側を前後方向に配置されている。
(作用及び発明の効果)
[VII]−1
植播系水田作業機において、機体の後部の後部ステップの上側に粉粒体供給装置を備えて、粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えた場合、ダクトを通す為の開口部を後部ステップに形成しないとすれば、ブロアから延出されたダクトを、後部ステップの後側部の後側を上下に通過させて後部ステップに下側に入り込ませて、エンジンの付近に到達させることが考えられる。
しかしながら前述のように構成すると、後部ステップの後側部から後側にダクトが突出する状態となるので、機体の後部の植播系作業装置を昇降させた場合、植播系作業装置がダクトに接触する可能性が生じる。
従って、植播系作業装置とダクトとの接触を避ける為に、植播系作業装置を機体から後側に離して配置すれば、機体の前部から植播系作業装置の後部までの植播系水田作業機の全長が長くなって、全体のバランスという面で好ましくない。
これに対して、本発明の第7特徴によると、エンジンの付近とブロアとに亘ってダクトを接続する場合、ダクトを後部ステップの横側部の外側を上下に通過して後部ステップの下側に入り込むように配置している。
これにより、後部ステップの後側部から後側にダクトが突出する状態とはならず、機体の後部の植播系作業装置を昇降させても、植播系作業装置がダクトに接触する可能性は生じない。従って、植播系作業装置を機体から後側に離して配置する必要が無く、機体の前部から植播系作業装置の後部までの植播系水田作業機の全長を適切な長さに設定できて、全体のバランスを良いものに設定することができる。
[VII]−2
本発明の第7特徴によると、ダクトにおける後部ステップの横側部に位置する部分が後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込むことにより、ダクトが後部ステップに支持されるように構成しているので、ダクトを固定する為のボルト等の固定部材を省略することができて(少なくすることができて)、部品点数の削減を図ることができる。
[VII]−3
植播系水田作業機では、後部ステップの横側部や後側部に手摺りを備えたものがある。
本発明の第7特徴によると、後部ステップの横側部の手摺りに対して、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が手摺りの後支柱の内側に配置されており、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が、手摺りの後支柱により外側から保護された状態となっている。これにより、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分の破損防止という面で有利なものとなる。
[VII]−4
本発明の第7特徴によると、後部ステップの横側部の手摺りに対して、ダクトにおける後部ステップの横側部に位置する部分が、手摺りの前支柱と後支柱との間に配置されており、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が、手摺りの前及び後支柱により前側及び後側から保護された状態となっている。これにより、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分の破損防止という面で有利なものとなる。
[VII]−5
植播系水田作業機では、後部ステップの下側に後輪が位置することが多く、右及び左の後輪がローリング自在に支持されたり、右及び左の後輪がサスペンション機構を介して支持されたりして、機体に対して後輪が上下動することがある。さらに、深い水田や軟弱な水田に対応する為に、後輪の外側に補助後輪を連結することがある。
本発明の第7特徴によると、ダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分が、後部ステップの下側部から下側に突出する状態となっても、ダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分が、後輪の外側で且つ補助後輪の内側を前後方向に配置されている。
これにより、前述のように機体に対して後輪及び補助後輪が上下動しても、後輪及び補助後輪がダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分に接触することがなく、ダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分の破損防止という面で有利なものとなる。
[VIII]
(構成)
本発明の第8特徴は、植播系水田作業機において次のように構成することにある。
機体の後部に植播系作業装置を昇降自在に支持し、運転部のステップよりも高い位置に配置された後部ステップを機体の後部に備えて、粉粒体供給装置を前記後部ステップの上側に備え、
前記植播系作業装置に供給部を備えて、前記粉粒体供給装置と前記供給部とに亘ってホースを接続し、前記粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えて、
前記ブロアから前記粉粒体供給装置に供給された搬送風により、前記粉粒体供給装置から繰り出された粉粒体が、前記ホースを通り前記供給部を介して田面に供給されるように構成し、
機体に備えられたエンジンの付近と前記ブロアとに亘ってダクトを接続して、前記ブロアが前記エンジンの付近の高温の空気を前記ダクトを介して吸引するように構成し、
前記ダクトが、前記後部ステップの横側部の外側を上下に通過して前記後部ステップの下側に入り込むように配置され、
前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込むことにより、前記ダクトが前記後部ステップに支持され、
前記後部ステップの横側部の外側に、前側の上下方向の前支柱と後側の上下方向の後支柱とを備えた手摺りを備えて、前記ダクトにおける前記後部ステップの上側に位置する部分が、前記後支柱の内側に配置され、
前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記前支柱と前記後支柱との間に配置され、
前記ダクトにおける前記後部ステップの下側に位置する部分が、後輪の外側を前後方向に配置されている。
(作用及び発明の効果)
[VIII]−1
植播系水田作業機において、機体の後部の後部ステップの上側に粉粒体供給装置を備えて、粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えた場合、ダクトを通す為の開口部を後部ステップに形成しないとすれば、ブロアから延出されたダクトを、後部ステップの後側部の後側を上下に通過させて後部ステップに下側に入り込ませて、エンジンの付近に到達させることが考えられる。
しかしながら前述のように構成すると、後部ステップの後側部から後側にダクトが突出する状態となるので、機体の後部の植播系作業装置を昇降させた場合、植播系作業装置がダクトに接触する可能性が生じる。
従って、植播系作業装置とダクトとの接触を避ける為に、植播系作業装置を機体から後側に離して配置すれば、機体の前部から植播系作業装置の後部までの植播系水田作業機の全長が長くなって、全体のバランスという面で好ましくない。
これに対して、本発明の第8特徴によると、エンジンの付近とブロアとに亘ってダクトを接続する場合、ダクトを後部ステップの横側部の外側を上下に通過して後部ステップの下側に入り込むように配置している。
これにより、後部ステップの後側部から後側にダクトが突出する状態とはならず、機体の後部の植播系作業装置を昇降させても、植播系作業装置がダクトに接触する可能性は生じない。従って、植播系作業装置を機体から後側に離して配置する必要が無く、機体の前部から植播系作業装置の後部までの植播系水田作業機の全長を適切な長さに設定できて、全体のバランスを良いものに設定することができる。
[VIII]−2
本発明の第8特徴によると、ダクトにおける後部ステップの横側部に位置する部分が後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込むことにより、ダクトが後部ステップに支持されるように構成しているので、ダクトを固定する為のボルト等の固定部材を省略することができて(少なくすることができて)、部品点数の削減を図ることができる。
[VIII]−3
植播系水田作業機では、後部ステップの横側部や後側部に手摺りを備えたものがある。
本発明の第8特徴によると、後部ステップの横側部の手摺りに対して、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が手摺りの後支柱の内側に配置されており、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が、手摺りの後支柱により外側から保護された状態となっている。これにより、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分の破損防止という面で有利なものとなる。
[VIII]−4
本発明の第8特徴によると、後部ステップの横側部の手摺りに対して、ダクトにおける後部ステップの横側部に位置する部分が、手摺りの前支柱と後支柱との間に配置されており、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が、手摺りの前及び後支柱により前側及び後側から保護された状態となっている。これにより、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分の破損防止という面で有利なものとなる。
[VIII]−5
植播系水田作業機では、後部ステップの下側に後輪が位置することが多く、右及び左の後輪がローリング自在に支持されたり、右及び左の後輪がサスペンション機構を介して支持されたりして、機体に対して後輪が上下動することがある。
本発明の第8特徴によると、ダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分が、後部ステップの下側部から下側に突出する状態となっても、ダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分が、後輪の外側を前後方向に配置されている。
これにより、前述のように機体に対して後輪が上下動しても、後輪がダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分に接触することがなく、ダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分の破損防止という面で有利なものとなる。
[IX]
(構成)
本発明の第9特徴は、植播系水田作業機において次のように構成することにある。
機体の後部に植播系作業装置を昇降自在に支持し、運転部のステップよりも高い位置に配置された後部ステップを機体の後部に備えて、粉粒体供給装置を前記後部ステップの上側に備え、
前記植播系作業装置に供給部を備えて、前記粉粒体供給装置と前記供給部とに亘ってホースを接続し、前記粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えて、
前記ブロアから前記粉粒体供給装置に供給された搬送風により、前記粉粒体供給装置から繰り出された粉粒体が、前記ホースを通り前記供給部を介して田面に供給されるように構成し、
機体に備えられたエンジンの付近と前記ブロアとに亘ってダクトを接続して、前記ブロアが前記エンジンの付近の高温の空気を前記ダクトを介して吸引するように構成し、
前記ダクトが、前記後部ステップの横側部の外側を上下に通過して前記後部ステップの下側に入り込むように配置され、
前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込むことにより、前記ダクトが前記後部ステップに支持され、
前記後部ステップの横側部の外側に、前側の上下方向の前支柱と後側の上下方向の後支柱とを備えた手摺りを備えて、前記ダクトにおける前記後部ステップの上側に位置する部分が、前記後支柱の内側に配置され、
前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記前支柱と前記後支柱との間に配置されている。
(作用及び発明の効果)
[IX]−1
植播系水田作業機において、機体の後部の後部ステップの上側に粉粒体供給装置を備えて、粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えた場合、ダクトを通す為の開口部を後部ステップに形成しないとすれば、ブロアから延出されたダクトを、後部ステップの後側部の後側を上下に通過させて後部ステップに下側に入り込ませて、エンジンの付近に到達させることが考えられる。
しかしながら前述のように構成すると、後部ステップの後側部から後側にダクトが突出する状態となるので、機体の後部の植播系作業装置を昇降させた場合、植播系作業装置がダクトに接触する可能性が生じる。
従って、植播系作業装置とダクトとの接触を避ける為に、植播系作業装置を機体から後側に離して配置すれば、機体の前部から植播系作業装置の後部までの植播系水田作業機の全長が長くなって、全体のバランスという面で好ましくない。
これに対して、本発明の第9特徴によると、エンジンの付近とブロアとに亘ってダクトを接続する場合、ダクトを後部ステップの横側部の外側を上下に通過して後部ステップの下側に入り込むように配置している。
これにより、後部ステップの後側部から後側にダクトが突出する状態とはならず、機体の後部の植播系作業装置を昇降させても、植播系作業装置がダクトに接触する可能性は生じない。従って、植播系作業装置を機体から後側に離して配置する必要が無く、機体の前部から植播系作業装置の後部までの植播系水田作業機の全長を適切な長さに設定できて、全体のバランスを良いものに設定することができる。
[IX]−2
本発明の第9特徴によると、ダクトにおける後部ステップの横側部に位置する部分が後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込むことにより、ダクトが後部ステップに支持されるように構成しているので、ダクトを固定する為のボルト等の固定部材を省略することができて(少なくすることができて)、部品点数の削減を図ることができる。
[IX]−3
植播系水田作業機では、後部ステップの横側部や後側部に手摺りを備えたものがある。
本発明の第9特徴によると、後部ステップの横側部の手摺りに対して、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が手摺りの後支柱の内側に配置されており、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が、手摺りの後支柱により外側から保護された状態となっている。これにより、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分の破損防止という面で有利なものとなる。
[IX]−4
本発明の第9特徴によると、後部ステップの横側部の手摺りに対して、ダクトにおける後部ステップの横側部に位置する部分が、手摺りの前支柱と後支柱との間に配置されており、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が、手摺りの前及び後支柱により前側及び後側から保護された状態となっている。これにより、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分の破損防止という面で有利なものとなる。
[X]
(構成)
本発明の第10特徴は、植播系水田作業機において次のように構成することにある。
機体の後部に植播系作業装置を昇降自在に支持し、運転部のステップよりも高い位置に配置された後部ステップを機体の後部に備えて、粉粒体供給装置を前記後部ステップの上側に備え、
前記植播系作業装置に供給部を備えて、前記粉粒体供給装置と前記供給部とに亘ってホースを接続し、前記粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えて、
前記ブロアから前記粉粒体供給装置に供給された搬送風により、前記粉粒体供給装置から繰り出された粉粒体が、前記ホースを通り前記供給部を介して田面に供給されるように構成し、
機体に備えられたエンジンの付近と前記ブロアとに亘ってダクトを接続して、前記ブロアが前記エンジンの付近の高温の空気を前記ダクトを介して吸引するように構成し、
前記ダクトが、前記後部ステップの横側部の外側を上下に通過して前記後部ステップの下側に入り込むように配置され、
前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込むことにより、前記ダクトが前記後部ステップに支持され、
前記後部ステップの横側部の外側に、前側の上下方向の前支柱と後側の上下方向の後支柱とを備えた手摺りを備えて、前記ダクトにおける前記後部ステップの上側に位置する部分が、前記後支柱の内側に配置されている。
(作用及び発明の効果)
[X]−1
植播系水田作業機において、機体の後部の後部ステップの上側に粉粒体供給装置を備えて、粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えた場合、ダクトを通す為の開口部を後部ステップに形成しないとすれば、ブロアから延出されたダクトを、後部ステップの後側部の後側を上下に通過させて後部ステップに下側に入り込ませて、エンジンの付近に到達させることが考えられる。
しかしながら前述のように構成すると、後部ステップの後側部から後側にダクトが突出する状態となるので、機体の後部の植播系作業装置を昇降させた場合、植播系作業装置がダクトに接触する可能性が生じる。
従って、植播系作業装置とダクトとの接触を避ける為に、植播系作業装置を機体から後側に離して配置すれば、機体の前部から植播系作業装置の後部までの植播系水田作業機の全長が長くなって、全体のバランスという面で好ましくない。
これに対して、本発明の第10特徴によると、エンジンの付近とブロアとに亘ってダクトを接続する場合、ダクトを後部ステップの横側部の外側を上下に通過して後部ステップの下側に入り込むように配置している。
これにより、後部ステップの後側部から後側にダクトが突出する状態とはならず、機体の後部の植播系作業装置を昇降させても、植播系作業装置がダクトに接触する可能性は生じない。従って、植播系作業装置を機体から後側に離して配置する必要が無く、機体の前部から植播系作業装置の後部までの植播系水田作業機の全長を適切な長さに設定できて、全体のバランスを良いものに設定することができる。
[X]−2
本発明の第10特徴によると、ダクトにおける後部ステップの横側部に位置する部分が後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込むことにより、ダクトが後部ステップに支持されるように構成しているので、ダクトを固定する為のボルト等の固定部材を省略することができて(少なくすることができて)、部品点数の削減を図ることができる。
[X]−3
植播系水田作業機では、後部ステップの横側部や後側部に手摺りを備えたものがある。
本発明の第10特徴によると、後部ステップの横側部の手摺りに対して、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が手摺りの後支柱の内側に配置されており、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分が、手摺りの後支柱により外側から保護された状態となっている。これにより、ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分の破損防止という面で有利なものとなる。
[XI]
(構成)
本発明の第11特徴は、植播系水田作業機において次のように構成することにある。
機体の後部に植播系作業装置を昇降自在に支持し、運転部のステップよりも高い位置に配置された後部ステップを機体の後部に備えて、粉粒体供給装置を前記後部ステップの上側に備え、
前記植播系作業装置に供給部を備えて、前記粉粒体供給装置と前記供給部とに亘ってホースを接続し、前記粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えて、
前記ブロアから前記粉粒体供給装置に供給された搬送風により、前記粉粒体供給装置から繰り出された粉粒体が、前記ホースを通り前記供給部を介して田面に供給されるように構成し、
機体に備えられたエンジンの付近と前記ブロアとに亘ってダクトを接続して、前記ブロアが前記エンジンの付近の高温の空気を前記ダクトを介して吸引するように構成し、
前記ダクトが、前記後部ステップの横側部の外側を上下に通過して前記後部ステップの下側に入り込むように配置され、
前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込むことにより、前記ダクトが前記後部ステップに支持されている。
(作用及び発明の効果)
[XI]−1
植播系水田作業機において、機体の後部の後部ステップの上側に粉粒体供給装置を備えて、粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えた場合、ダクトを通す為の開口部を後部ステップに形成しないとすれば、ブロアから延出されたダクトを、後部ステップの後側部の後側を上下に通過させて後部ステップに下側に入り込ませて、エンジンの付近に到達させることが考えられる。
しかしながら前述のように構成すると、後部ステップの後側部から後側にダクトが突出する状態となるので、機体の後部の植播系作業装置を昇降させた場合、植播系作業装置がダクトに接触する可能性が生じる。
従って、植播系作業装置とダクトとの接触を避ける為に、植播系作業装置を機体から後側に離して配置すれば、機体の前部から植播系作業装置の後部までの植播系水田作業機の全長が長くなって、全体のバランスという面で好ましくない。
これに対して、本発明の第11特徴によると、エンジンの付近とブロアとに亘ってダクトを接続する場合、ダクトを後部ステップの横側部の外側を上下に通過して後部ステップの下側に入り込むように配置している。
これにより、後部ステップの後側部から後側にダクトが突出する状態とはならず、機体の後部の植播系作業装置を昇降させても、植播系作業装置がダクトに接触する可能性は生じない。従って、植播系作業装置を機体から後側に離して配置する必要が無く、機体の前部から植播系作業装置の後部までの植播系水田作業機の全長を適切な長さに設定できて、全体のバランスを良いものに設定することができる。
[XI]−2
本発明の第11特徴によると、ダクトにおける後部ステップの横側部に位置する部分が後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込むことにより、ダクトが後部ステップに支持されるように構成しているので、ダクトを固定する為のボルト等の固定部材を省略することができて(少なくすることができて)、部品点数の削減を図ることができる。
[XII]
(構成)
本発明の第12特徴は、植播系水田作業機において次のように構成することにある。
機体の後部に植播系作業装置を昇降自在に支持し、運転部のステップよりも高い位置に配置された後部ステップを機体の後部に備えて、粉粒体供給装置を前記後部ステップの上側に備え、
前記植播系作業装置に供給部を備えて、前記粉粒体供給装置と前記供給部とに亘ってホースを接続し、前記粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えて、
前記ブロアから前記粉粒体供給装置に供給された搬送風により、前記粉粒体供給装置から繰り出された粉粒体が、前記ホースを通り前記供給部を介して田面に供給されるように構成し、
機体に備えられたエンジンの付近と前記ブロアとに亘ってダクトを接続して、前記ブロアが前記エンジンの付近の高温の空気を前記ダクトを介して吸引するように構成し、
前記ダクトが、前記後部ステップの横側部の外側を上下に通過して前記後部ステップの下側に入り込むように配置されている。
(作用及び発明の効果)
植播系水田作業機において、機体の後部の後部ステップの上側に粉粒体供給装置を備えて、粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えた場合、ダクトを通す為の開口部を後部ステップに形成しないとすれば、ブロアから延出されたダクトを、後部ステップの後側部の後側を上下に通過させて後部ステップに下側に入り込ませて、エンジンの付近に到達させることが考えられる。
しかしながら前述のように構成すると、後部ステップの後側部から後側にダクトが突出する状態となるので、機体の後部の植播系作業装置を昇降させた場合、植播系作業装置がダクトに接触する可能性が生じる。
従って、植播系作業装置とダクトとの接触を避ける為に、植播系作業装置を機体から後側に離して配置すれば、機体の前部から植播系作業装置の後部までの植播系水田作業機の全長が長くなって、全体のバランスという面で好ましくない。
これに対して、本発明の第12特徴によると、エンジンの付近とブロアとに亘ってダクトを接続する場合、ダクトを後部ステップの横側部の外側を上下に通過して後部ステップの下側に入り込むように配置している。
これにより、後部ステップの後側部から後側にダクトが突出する状態とはならず、機体の後部の植播系作業装置を昇降させても、植播系作業装置がダクトに接触する可能性は生じない。従って、植播系作業装置を機体から後側に離して配置する必要が無く、機体の前部から植播系作業装置の後部までの植播系水田作業機の全長を適切な長さに設定できて、全体のバランスを良いものに設定することができる。
乗用型田植機の全体側面図である。 乗用型田植機の全体平面図である。 施肥装置の背面図である。 施肥装置の概略を示す平面図である。 第1ダクト部分の平面図である。 第1ダクト部分の側面図である。 第1ダクト部分の正面図である。 第1ダクト部分において図6のVIII−VIII断面図である。 第2ダクト部分の平面図である。 第2ダクト部分の正面図である。 第3ダクト部分の平面図である。 第3ダクト部分の側面図である。 第1ダクト部分の横側部と第2ダクト部分の左右部との連結部分を示す縦断正面図である。 第1ダクト部分の横側部と第2ダクト部分の左右部との連結部分において図13のXIV−XIV断面図である。 ダクト(第1,2,3ダクト部分)、ブロア及び後部ステップの付近の縦断正面図である。 ダクト(第1,2,3ダクト部分)、ブロア及び後部ステップの付近の平面図である。 発明の実施の第1別形態においてダクト(第1,2,3ダクト部分)の平面図である。
[1]
図1及び図2に示すように、右及び左の前輪1、右及び左の後輪2で支持された機体の後部に、上下揺動自在なリンク機構3が備えられて、リンク機構3を介して6条植型式の苗植付装置5(植播系作業装置に相当)が昇降自在に支持され、リンク機構3を昇降駆動する油圧シリンダ4が備えられて、植播系水田作業機の一例である乗用型田植機が構成されている。
次に、苗植付装置5について説明する。
図1及び図2に示すように、苗植付装置5は、3個の伝動ケース6、伝動ケース6の後部に回転駆動自在に支持された一対の回転ケース7、回転ケース7の両端に備えられた一対の植付アーム8、接地フロート9及び苗のせ台10等を備えて構成されている。
図1及び図2に示すように、エンジン17の動力が、走行用の静油圧式無段変速装置(図示せず)、ミッションケース18に備えられた株間変速装置(図示せず)及び植付クラッチ(図示せず)からPTO軸19を介して苗植付装置5に伝達される。これにより、苗のせ台10が左右に往復横送り駆動されるのに伴って、回転ケース7が回転駆動されて、苗のせ台10の下部から植付アーム8が交互に苗を取り出して田面に植え付ける。
図1及び図15に示すように、右及び左の機体フレーム28が前後方向に配置されて、機体フレーム28の前部にミッションケース18が連結され、ミッションケース18の前部に連結されたフレーム30にエンジン17が支持されている。右及び左の機体フレーム28の後部に右及び左の支持板38が上向きに連結されており、支持板38に運転座席31が支持されている。
図1,2,15に示すように、運転部39において機体フレーム28にステップ32が支持されて、支持板38に後部ステップ33が支持されている。これにより、ステップ32よりも後部ステップ33が高い位置に配置されて機体の後部に備えられており、後部ステップ33の前部の左右中央に運転座席31が配置されて、運転座席31の後側で後部ステップ33の上側に、施肥装置11(粉粒体供給装置に相当)が備えられている。
[2]
次に、施肥装置11について説明する。
図3に示すように、右及び左のフレーム40が右及び左の支持板38の後部に連結されて後部ステップ33を貫通して上側に延出されており、右及び左のフレーム40の中間部に亘って横向きのフレーム48が連結されている。角パイプ状の支持フレーム20が右及び左のフレーム40の上部に亘って連結されており、4個の繰り出し部13が支持フレーム20に連結されている。
図1,2,3に示すように、粉粒状の肥料(粉粒体に相当)を貯留するホッパー12が繰り出し部13の上部に連結されており、施肥装置11の左の横側部にブロア14が備えられている。接地フロート9に作溝器15(供給部に相当)が連結されて、6個の作溝器15が備えられており、繰り出し部13と作溝器15とに亘って6本のホース16が接続されている。以上のように、ホッパー12、繰り出し部13、ブロア14、作溝器15及びホース16等により、施肥装置11が構成されている。
図4に示すように、ブロア14は電動モータ25により駆動されるように構成されて、ブロア14に分岐部26が接続されており、ブロア14の搬送風の切換操作用のシャッタ26aが分岐部26に備えられている。分岐部26と繰り出し部13の前部とに亘って供給ダクト27が接続されており、繰り出し部13の吸入部13aが供給ダクト27に挿入されている。繰り出し部13の前部の上部に排出部13b及び排出部13bを開閉するシャッタ(図示せず)が備えられており、分岐部26から延出された排出ダクト29が繰り出し部13の排出口13bに亘って接続されている。
図4に示す状態は、分岐部26のシャッタ26aにより排出ダクト29の入口を塞いだ状態であり、ブロア14の搬送風が供給ダクト27に供給される作業状態である(繰り出し部13の排出部13bのシャッタを閉位置に操作しておく)。
植付作業状態において、ブロア14の搬送風が供給ダクト27を介して繰り出し部13に供給されており、ホッパー12から肥料が所定量ずつ繰り出し部13により繰り出されると、ブロア14の搬送風により肥料がホース16を通って作溝器15に供給され、作溝器15を介して田面に供給される。
植付作業が終了した後、ホッパー12に残る肥料を回収する場合、図4に示す分岐部26のシャッタ26aにより供給ダクト27の入口を塞いで、ブロア14の搬送風が排出ダクト29に供給される状態とし、繰り出し部13の排出部13bのシャッタを開位置に操作して、排出状態を設定する。
これにより、ホッパー12の肥料が繰り出し部13の排出口13bから排出ダクト29に出るのであり、ブロア14の搬送風が排出ダクト29に供給されて、排出ダクト29に出た肥料が送られて排出ダクト29の排出口29aから排出される。
図1及び図2に示すように、後部ステップ33の右及び左の横側部の外側に、右及び左の手摺り34が備えられており、手摺り34は前支柱34a、後支柱34b、前及び後支柱34a,34bに亘る上部34cを備えている。右及び左の手摺り34の後支柱34bの上部に亘って、手摺り35が連結されている。これにより、右及び左の手摺り34の間に施肥装置11(ホッパー12及び繰り出し部13)が位置しており、手摺り35の前側に施肥装置11(ホッパー12)が位置している。
[3]
次に、施肥装置11への伝動系について説明する。
図1,3,4に示すように、エンジン17の動力が、走行用の静油圧式無段変速装置(図示せず)、及びミッションケース18に備えられた施肥クラッチ(図示せず)から、機体の下部に前後方向に配置された伝動軸21に伝達されている。施肥装置11の右側後部の左右方向に沿って伝動軸22が回転自在に支持されており、伝動軸21の後端部に連結されたアーム21aと、伝動軸22の左端部(中央側の端部)に連結されたアーム22aとに亘って連係ロッド23(伝動部材に相当)が接続されている。
これにより、伝動軸21の回転動力が、伝動軸21のアーム21a及び連係ロッド23により上下の往復運動に変換され、連係ロッド23により所定角度の範囲での往復回転運動として伝動軸22に伝達される。
図1及び図3に示すように、連係ロッド23は側面視(図1参照)で施肥装置11及びフレーム40,48の後側に位置しており、背面視(図3参照)で右及び左のフレーム40の間に位置している。連係ロッド23は、側面視(図1参照)で施肥装置11側に少し突出するように折り曲げられており、図16に示すように、後部ステップ33に形成された開口部33aを通って上側に延出されている。
図2,3,4に示すように、施肥装置11の右の横側部に供給量変更装置24が備えられており、伝動軸22の右端部が供給量変更装置24に接続されている。繰り出し部13の後部の左右方向に沿って、断面六角状の駆動軸37が回転自在に支持されており、駆動軸37の右端部が供給量変更装置24に接続されている。
図3及び図4に示すように、回転に伴って肥料を所定量ずつ繰り出す繰り出しロール(図示せず)が繰り出し部13に内装されており、繰り出しロールに接続された入力ギヤ13cが繰り出し部13の右の横側面に備えられている。
駆動ギヤ37aが駆動軸37に相対回転自在に取り付けられており、駆動ギヤ37aが繰り出し部13の入力ギヤ13cに咬合している。シフト部材37bが駆動軸37に一体回転及びスライド自在に取り付けられて、シフト部材37bが駆動ギヤ37aに咬合する伝動位置及び駆動ギヤ37aから離間した遮断位置にスライド自在に構成されており、駆動ギヤ37aとシフト部材37bとにより、施肥装置11の少数条クラッチが構成されている。
以上の構造により図3及び図4に示すように、伝動軸21の回転動力が伝動軸21のアーム21a及び連係ロッド23により上下の往復運動に変換され、連係ロッド23により所定角度の範囲での往復回転運動として伝動軸22に伝達されて、供給量変更装置24に伝達される。供給量変更装置24において駆動軸37の回転速度が変更されるのであり、駆動軸37の動力が駆動ギヤ37aから繰り出し部13の入力ギヤ13cに伝達され、繰り出しロールが回転駆動されて繰り出し部13から肥料が繰り出される。
[4]
次に、供給量変更装置24の構造について説明する。
図3及び図4に示すように、姿勢変更自在な支持部材47が備えられ、支持部材47に駆動部46が揺動自在に支持されている。伝動軸22の右端部にアーム22bが連結されており、伝動軸22のアーム22bと駆動部46とに亘って連係ロッド49が接続されている。
図3及び図4に示すように、駆動軸37の右端部において、第1ワンウェイクラッチ41が取り付けられ、第1ワンウェイクラッチ41の右横側に第2ワンウェイクラッチ42が取り付けられており、第2ワンウェイクラッチ42の右横側に第3ワンウェイクラッチ43が取り付けられている。第3ワンウェイクラッチ43が固定部(図示せず)に連結されており、第3ワンウェイクラッチ43は回転しない。
図3及び図4に示すように、第1ワンウェイクラッチ41のアーム41aが上方に延出され、第2ワンウェイクラッチ42のアーム42aが下方に延出されている。駆動部46と第1ワンウェイクラッチ41のアーム41aとに亘って、連係部材44が接続されている。駆動部46と第2ワンウェイクラッチ42のアーム42aとに亘って、連係部材45が接続されている。
図3及び図4に示すように、供給量変更装置24において、伝動軸22が所定角度の範囲で往復回転すると、伝動軸22の往復回転運動が駆動部46に伝達され、駆動部46が往復作動する。駆動部46の往路作動が第1ワンウェイクラッチ41を介して駆動軸37に伝達され、駆動軸37が所定方向に回転駆動される。駆動部46の復路作動が第2ワンウェイクラッチ42を介して駆動軸37に伝達されて、駆動軸37が同じ所定方向に回転駆動される。
この場合、支持部材47により駆動部46の姿勢を変更して、駆動部46から第1及び第2ワンウェイクラッチ41,42への往路及び復路作動の伝達状態を変更することにより、駆動軸37の回転速度(繰り出し部13の繰り出し量)を変更する。
前述のように駆動部46が往復作動する状態において、駆動部46が往路作動の終点に到達し次に逆方向である復路作動を開始する場合、駆動部46が復路作動を開始した際に駆動軸37が第1ワンウェイクラッチ41に連れ回りして、駆動軸37が所定方向とは逆方向に少し回転駆動されようとしても、この状態が第3ワンウェイクラッチ43によって阻止される。
前述と同様に駆動部46が復路作動の終点に到達し次に逆方向である往路作動を開始する場合、駆動部46が往路作動を開始した際に、駆動軸37が第2ワンウェイクラッチ42に連れ回りして、駆動軸37が所定方向とは逆方向に少し回転駆動されようとしても、この状態が第3ワンウェイクラッチ43によって阻止される。
[5]
次に、エンジン17の付近とブロア14とに亘って接続されるダクト36において、第1ダクト部分51について説明する。
図1,2,15,16に示すように、エンジン17の付近とブロア14とに亘ってダクト36が接続されており、ブロア14がエンジン17の付近の高温の空気をダクト36を介して吸引するように構成されている。ダクト36は第1ダクト部分51、第2ダクト部分52及び第3ダクト部分53の3個に分割されている。
図1,2,15,16に示すように、第1ダクト部分51は、ブロア14に接続される部分であり、後部ステップ33の上側及び横外側に位置する部分である。
図5,6,7に示すように、第1ダクト部分51は、ブロア14に接続される接続口51a、後部ステップ33の上側に位置する上側部51b(ダクト36における後部ステップ33の上側に位置する部分に相当)、後部ステップ33の横側部に位置する横側部51c(ダクト36における後部ステップ33の横側部に位置する部分に相当)、係合用の凸部51dを備えて、硬質のゴム又は合成樹脂により一体的に形成されている。
図5,6,7に示すように、第1ダクト部分51の接続口51aは、第1ダクト部分51の上側部51bの後部に斜め前方上方向きに備えられている。第1ダクト部分51の横側部51cは、第1ダクト部分51の上側部5bの前部から下側に延出され、後部ステップ33の下側に入り込むように曲がっている。第1ダクト51の凸部51dは、第1ダクト部分51の上側部51bの下側部に下向きに2個形成されている。
図6,7,8に示すように、第1ダクト部分51の横側部51cの端部の内面に、外側に向く凹入部51eが全周に亘って形成されており、第1ダクト部分51の横側部51cの端部に、平板状で開口部が形成された取付部51fが備えられている。
以上の構造により図1,2,15,16に示すように、第1ダクト部分51の上側部51bを後部ステップ33の上側に位置させて、第1ダクト部分51の接続口51aをブロア14に接続しており、第1ダクト部分51の横側部51cを、後部ステップ33の左の横側部の外側を上下に通過させて後部ステップ33の下側に入り込ませている。
図15及び図16に示すように、第1ダクト部分51の横側部51cにより、後部ステップ33の右の横側部の上部及び下部を挟み込む状態となっており、第1ダクト部分51の凸部51dが、後部ステップ33の右の横側部の縁部33bに係合する状態となっている。これにより、第1ダクト部分51が後部ステップ33に支持されている。
図1,2,15,16に示すように、第1ダクト部分51が後部ステップ33に支持された状態において、第1ダクト部分51の接続口51a及び上側部51bが、平面視及び正面視で手摺り34の後支柱34bの内側に位置しており、第1ダクト部分51の横側部51cが、側面視で手摺り34の前及び後支柱34a,34bの間に位置している。この場合、第1ダクト部分51の横側部51cは、手摺り34の前及び後支柱34a,34bよりも内側に位置している(図16参照)。
[6]
次に、ダクト36において第2ダクト部分52について説明する。
図1,2,15,16に示すように、第2ダクト部分52は第1ダクト部分51に接続されるものであり、後部ステップ33の下側に位置するものである。
図9及び図10に示すように、第2ダクト部分52は、第1ダクト部分51の横側部51cに接続されて内側に延出される左右部52a(ダクト36における後部ステップ33の下側に位置する部分に相当)、左右部52aから前側に延出される前後部52b(ダクト36における後部ステップ33の下側に位置する部分に相当)、前後部52bから斜め前方(内側)の下方に延出される斜め部52c、斜め部52cから内側に延出される左右部52dを備えて、硬質のゴム又は合成樹脂により一体的に形成されている。
図9及び図10に示すように、第2ダクト部分52の左右部52aの端部の外面に、外側に向く突出部52eが全周に亘って形成されており、ピン状の凸部52fが形成されている。第2ダクト部分52の左右部52dの端部の内面に、外側に向く凹入部52gが全周に亘って形成されており、第2ダクト部分52の左右部52dの端部に、平板状で開口部が形成された取付部52hが備えられている。
以上の構造により図13及び図14に示すように、第2ダクト部分52の左右部52aを第1ダクト部分51の横側部51cに挿入するのであり、第2ダクト部分52の凸部52fが第1ダクト部分51の取付部51fの開口部に入り込むまで、第2ダクト部分52の左右部52aを第1ダクト部分51の横側部51cに挿入する。
これにより、第2ダクト部分52の凸部52fが第1ダクト部分51の取付部51fの開口部に入り込むと、第2ダクト部分52の突出部52eが第1ダクト部分51の凹入部51eに入り込んで、第1及び第2ダクト部分51,52が連結された状態となる。後述する[8]に記載のように第2及び第3ダクト部分52,53を連結することにより、第2ダクト部分52が第1及び第3ダクト部分51,53に支持された状態となる(図15及び図16参照)。
[7]
次に、ダクト36において第2ダクト部分52の配置状態について説明する。
前述のように第2ダクト部分52が第1及び第3ダクト部分51,53に支持された状態において、以下に示す状態となる。
図15及び図16に示すように、第2ダクト部分52の左右部52a及び前後部52bが、後部ステップ33の下側に位置して、後部ステップ33の下側に沿って後輪2の外側を左右方向及び前後方向に配置される。
後輪2の外側に補助後輪50を連結した場合、第2ダクト部分52の左右部52a及び前後部52bが、後部ステップ33の下側に沿って後輪2の外側で且つ補助後輪50の内側を左右方向及び前後方向に配置される。
これにより、右及び左の後輪2(補助後輪50)がローリング自在に支持されたり、右及び左の後輪2(補助後輪50)がサスペンション機構を介して支持されたりした場合、機体に対して後輪2(補助後輪50)が上下動しても、後輪2(補助後輪50)が第2ダクト部分52の左右部52a及び前後部52bに接触することはない。
図15及び図16に示すように、第2ダクト部分52の斜め部52cが後部ステップ33の下側に位置し、後部ステップ33の下側に沿って斜め前方(内側)の下方に延出される。図1及び図2に示すステップ32の後部の下側付近において、図15及び図16に示すように、右及び左の機体フレーム28に、板金で構成されたフレーム54が横外側に延出されて、ステップ32の下側を左右方向に配置されており、フレーム54によりステップ32が支持される。第2ダクト部分52が、ステップ32の後部の下側付近においてフレーム54の後側で第3ダクト部分53に連結される。
図15及び図16に示すように、第1及び第2ダクト部分51,52の連結部分において、第1ダクト部分51の横側部51c及び第2ダクト部分52の左右部52aが、左右方向(図15の紙面左右方向、図16の紙面上下方向)に向いた状態(左右方向に沿った状態)となっており、第1ダクト部分51の横側部51cの開口部及び第2ダクト部分52の左右部52aの開口部が、左右方向に向いている(ダクト36における後部ステップ33の下側に位置する分割部分を、ダクト36における左右方向に沿った部分に設定した状態に相当)。
これにより、図15及び図16に示すように、第1ダクト部分51の横側部51cの開口部の縁部及び第2ダクト部分52の左右部52aの開口部の縁部が、前後方向(図16の紙面左右方向)に沿った状態となる(ダクト36の分割線が前後方向に沿う状態に相当)。
以上の構造によって、第1ダクト部分51の横側部51c及び第2ダクト部分52の左右部52aが左右方向に向いている点、並びに、第2ダクト部分52の突出部52eが第1ダクト部分51の凹入部51eに入り込んで第1及び第2ダクト部分51,52が連結されている点(前項[6]参照)により、前輪1や後輪2等から泥や水が前後方向に飛散したとしても、前輪1や後輪2等から飛散した泥や水が第1及び第2ダクト部分51,52の内部に入り込むようなことは少ない。
図16に示すように、泥や水を抜いて下側に落とす為の開口部33c,33dが後部ステップ33に形成されている。
後部ステップ33の開口部33cが、平面視において後輪2の内側に配置されている。第1ダクト部分51の横側部51c及び第2ダクト部分52の左右部52aが、平面視において後部ステップ33の開口部33dの外側に配置されており、第2ダクト部分52の前後部52bが、平面視において後部ステップ33の開口部33c,33dの間に配置されている。これにより、後部ステップ33の開口部33c,33dが、第1及び第2ダクト部分51,52によって塞がれることはない。
[8]
次に、ダクト36において第3ダクト部分53について説明する。
図1,2,15,16に示すように、第3ダクト部分53は第2ダクト部分52に接続されるものであり、ステップ32の下側に位置してエンジン17の近傍に延出されるものである。
図11及び図12に示すように、第3ダクト部分53は、第2ダクト部分52の左右部52dに接続されて内側に延出される左右部53a、左右部53aから前側に延出される前後部53b(ダクト36におけるステップ32の下側に位置する部分に相当)を備えて硬質のゴム又は合成樹脂により一体的に形成されている。第3ダクト部分53の前後部53bの前部に、吸気口53fが内側に向くように斜めに形成されている。
図11及び図12に示すように、第3ダクト部分53の左右部53aの端部の外面に、外側に向く突出部53cが全周に亘って形成されており、ピン状の凸部53dが形成されている。第3ダクト部分53の前後部53bに、平板状で開口部が形成された取付部53eが備えられている。
以上の構造により図15及び図16に示すように、第3ダクト部分53の左右部53aを第2ダクト部分52の左右部52dに挿入するのであり、第3ダクト部分53の凸部53dが第2ダクト部分52の取付部52hの開口部に入り込むまで、第3ダクト部分53の左右部53aを第2ダクト部分52の左右部52dに挿入する。
これにより、第3ダクト部分53の凸部53dが第2ダクト部分52の取付部52hの開口部に入り込むと、第3ダクト部分53の突出部53cが第2ダクト部分52の凹入部52gに入り込んで、第2及び第3ダクト部分52,53が連結された状態となる。
図15及び図16に示すように、フレーム54に重量軽減孔54aが形成されており、フレーム54の重量軽減孔54aの外周部にバーリング加工が施されている。フレーム54において重量軽減孔54aの外側の近傍に連結部材55が連結されている。
これにより、第3ダクト部分53の前後部53bが、フレーム54の重量軽減孔54aを通って前後方向に配置されてフレーム54に支持されており、第3ダクト部分53の取付部53eが連結部材55にボルトにより連結されている。
図15,16,17に示すように、第2及び第3ダクト部分52,53の連結部分において、第2ダクト部分52の左右部52d及び第3ダクト部分53の左右部53aが、左右方向(図15の紙面左右方向、図16の紙面上下方向)に向いた状態(左右方向に沿った状態)となっており、第2ダクト部分52の左右部52dの開口部及び第3ダクト部分53の左右部53aの開口部が、左右方向に向いている(ダクト36におけるステップ32の下側に位置する分割部分を、ダクト36における左右方向に沿った部分に設定した状態に相当)。
これにより、図15及び図16に示すように、第2ダクト部分52の左右部52dの開口部の縁部及び第3ダクト部分53の左右部53aの開口部の縁部が、前後方向(図16の紙面左右方向)に沿った状態となる(ダクト36の分割線が前後方向に沿う状態に相当)。
[発明の実施の第1別形態]
前述の[発明を実施するための形態]では、6条植型式の苗植付装置5を備えた乗用型田植機が示されている。
8条植型式の苗植付装置5を備えた乗用型田植機では、苗植付装置5の横幅及び後部ステップ33の横幅が、6条植型式の乗用型田植機の苗植付装置5の横幅及び後部ステップ33の横幅よりも大きくなる。
これに対して、8条植型式の苗植付装置5を備えた乗用型田植機と、6条植型式の苗植付装置5を備えた乗用型田植機とにおいて、施肥装置11の横幅は同じである(6条植型式及び8条植型式において、2条に対応する繰り出し部13の数は4個で同じである。図4に示すように、6条植型式では、中央の2個の繰り出し部13において1条しか使用せず、外側の2個の繰り出し部13において2条を使用している。8条植型式では、4個全ての繰り出し部13において2条を使用している)。
以上の状態において、本発明を8条植型式の苗植付装置5を備えた乗用型田植機に適用した場合、図17に示すようにダクト36において、6条植型式の苗植付装置5を備えた乗用型田植機の第1ダクト部分51よりも横幅の大きな第1ダクト部分51を使用する。ダクト36において第2及び第3ダクト部分52,53は、同じものを使用する。この場合、連係ロッド23を後部ステップ33の開口部33aを通して上側に延出するのではなく、連係ロッド23を後部ステップ33の後側を通して上側に延出する。
[発明の実施の第2別形態]
前述の[発明を実施するための形態][発明の実施の第1別形態]において、以下の(1)〜(5)に示すように構成してもよい。
(1)
施肥装置11の右の横側部にブロア14を備え、施肥装置11の左の横側部に供給量変更装置24を備えるように構成する。このように構成すると、ダクト36は後部ステップ33の右側に備えられるものとなり、図15,16,17とは左右対称の形状に構成される。
(2)
第1及び第2ダクト部分51,52において、第1ダクト部分51の横側部51cの端部に、全周に亘る突出部及びピン状の凸部を備え、第2ダクト部分52の左右部52aの端部に、全周に亘る凹入部及び取付部を備える。このように構成すると、第1ダクト51の横側部51cを第2ダクト部分52の左右部52aに挿入して連結することになる。
(3)
第2及び第3ダクト部分52,53において、第2ダクト部分52の左右部52dの端部に、全周に亘る突出部及びピン状の凸部を備え、第3ダクト部分53の左右部53aの端部に、全周に亘る凹入部及び取付部を備える。このように構成すると、第2ダクト52の左右部52dを第3ダクト部分53の左右部53aに挿入して連結することになる。
(4)
上下に往復運動する連係ロッド23に代えて、伝動軸21の回転動力がベベルギヤ機構(図示せず)により、上下向きの伝動軸(図示せず)(伝動部材に相当)に回転動力として伝達され、上下向きの伝動軸の回転動力がベベルギヤ機構(図示せず)により、伝動軸22に回転動力として伝達されるように構成する。
(5)
エンジン17を機体の前部ではなく、運転座席31の下側に備える。
このように構成すると、ダクト36において第3ダクト部分53を使用せず、第2ダクト部分52の左右部52dの開口部から、エンジン17の付近の高温の空気を吸引するように構成してもよい。
本発明は、粉粒状の肥料を田面に供給する施肥装置ばかりではなく、粉粒状の薬剤や種籾を田面に供給する粉粒体供給装置を備えた乗用型田植機に適用できる。
本発明は、種籾を田面に供給する直播装置(植播系作業装置に相当)を機体の後部に昇降自在に支持し、粉粒状の肥料や薬剤を田面に供給する粉粒体供給装置を備えた乗用型直播機(植播系水田作業機に相当)に適用できる。
2 後輪
5 植播系作業装置
11 粉粒体供給装置
14 ブロア
15 供給部
16 ホース
17 エンジン
21 伝動軸
23 伝動部材
32 ステップ
33 後部ステップ
33a 開口部
34 手摺り
34a 前支柱
34b 後支柱
39 運転部
50 補助後輪
51,52,53 ダクト部分
51b ダクトにおける後部ステップの上側に位置する部分
51c ダクトにおける後部ステップの横側部に位置する部分
51d 凸部
51e,52g 凹入部
52a,52b ダクトにおける後部ステップの下側に位置する部分
52e,53c 突出部
53b ダクトにおけるステップの下側に位置する部分
54 フレーム
54a 重量軽減孔
55 連結部材

Claims (12)

  1. 機体の後部に植播系作業装置を昇降自在に支持し、運転部のステップよりも高い位置に配置された後部ステップを機体の後部に備えて、粉粒体供給装置を前記後部ステップの上側に備え、
    前記植播系作業装置に供給部を備えて、前記粉粒体供給装置と前記供給部とに亘ってホースを接続し、前記粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えて、
    前記ブロアから前記粉粒体供給装置に供給された搬送風により、前記粉粒体供給装置から繰り出された粉粒体が、前記ホースを通り前記供給部を介して田面に供給されるように構成し、
    機体に備えられたエンジンの付近と前記ブロアとに亘ってダクトを接続して、前記ブロアが前記エンジンの付近の高温の空気を前記ダクトを介して吸引するように構成し、
    前記ダクトが、前記後部ステップの横側部の外側を上下に通過して前記後部ステップの下側に入り込むように配置され、
    前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込み、且つ、前記後部ステップの横側部に係合する凸部が前記ダクトに備えられることにより、前記ダクトが前記後部ステップに支持され、
    前記後部ステップの横側部の外側に、前側の上下方向の前支柱と後側の上下方向の後支柱とを備えた手摺りを備えて、前記ダクトにおける前記後部ステップの上側に位置する部分が前記後支柱の内側に配置され、
    前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記前支柱と前記後支柱との間に配置され、
    前記ダクトにおける前記後部ステップの下側に位置する部分が、後輪の外側で、且つ、後輪の外側に備えられた補助後輪の内側を前後方向に配置され、
    前記ダクトにおける前記ステップの下側に位置する部分が、前記ステップの下側を左右方向に配置されたフレームの重量軽減孔を通って前後方向に配置され、且つ、前記重量軽減孔の近傍に備えられた連結部材により前記フレームに連結されて、機体の前部の前記エンジンの付近に達しており、
    前記ダクトを複数のダクト部分に分割して、一方のダクト部分を他方のダクト部分に挿入するように構成し、前記一方のダクト部分の外面に外側に向く突出部を備え、前記他方のダクト部分の内面に凹入部を備えて、前記一方のダクト部分を前記他方のダクト部分に挿入した状態で前記突出部が前記凹入部に入り込むことにより、前記一方のダクト部分と前記他方のダクト部分とを連結するように構成し、
    前記ダクトにおける前記ステップの下側及び前記後部ステップの下側に位置する分割部分を、前記ダクトにおける左右方向に沿った部分に設定して、前記ダクトの分割部分における分割線が前後方向に沿うように構成し、
    前記エンジンの動力を伝達する伝動軸を機体の下部に前後方向に配置し、
    伝動部材を、前記伝動軸の後部から前記後部ステップの開口部を通して上側に延出し前記粉粒体供給装置に接続して、前記伝動軸の動力を前記伝動部材を介して前記粉粒体供給装置に伝達するように構成している植播系水田作業機。
  2. 機体の後部に植播系作業装置を昇降自在に支持し、運転部のステップよりも高い位置に配置された後部ステップを機体の後部に備えて、粉粒体供給装置を前記後部ステップの上側に備え、
    前記植播系作業装置に供給部を備えて、前記粉粒体供給装置と前記供給部とに亘ってホースを接続し、前記粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えて、
    前記ブロアから前記粉粒体供給装置に供給された搬送風により、前記粉粒体供給装置から繰り出された粉粒体が、前記ホースを通り前記供給部を介して田面に供給されるように構成し、
    機体に備えられたエンジンの付近と前記ブロアとに亘ってダクトを接続して、前記ブロアが前記エンジンの付近の高温の空気を前記ダクトを介して吸引するように構成し、
    前記ダクトが、前記後部ステップの横側部の外側を上下に通過して前記後部ステップの下側に入り込むように配置され、
    前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込み、且つ、前記後部ステップの横側部に係合する凸部が前記ダクトに備えられることにより、前記ダクトが前記後部ステップに支持され、
    前記後部ステップの横側部の外側に、前側の上下方向の前支柱と後側の上下方向の後支柱とを備えた手摺りを備えて、前記ダクトにおける前記後部ステップの上側に位置する部分が前記後支柱の内側に配置され、
    前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記前支柱と前記後支柱との間に配置され、
    前記ダクトにおける前記後部ステップの下側に位置する部分が、後輪の外側で、且つ、後輪の外側に備えられた補助後輪の内側を前後方向に配置され、
    前記ダクトにおける前記ステップの下側に位置する部分が、前記ステップの下側を左右方向に配置されたフレームの重量軽減孔を通って前後方向に配置され、且つ、前記重量軽減孔の近傍に備えられた連結部材により前記フレームに連結されて、機体の前部の前記エンジンの付近に達しており、
    前記ダクトを複数のダクト部分に分割して、一方のダクト部分を他方のダクト部分に挿入するように構成し、前記一方のダクト部分の外面に外側に向く突出部を備え、前記他方のダクト部分の内面に凹入部を備えて、前記一方のダクト部分を前記他方のダクト部分に挿入した状態で前記突出部が前記凹入部に入り込むことにより、前記一方のダクト部分と前記他方のダクト部分とを連結するように構成し、
    前記ダクトにおける前記ステップの下側及び前記後部ステップの下側に位置する分割部分を、前記ダクトにおける左右方向に沿った部分に設定して、前記ダクトの分割部分における分割線が前後方向に沿うように構成している植播系水田作業機。
  3. 機体の後部に植播系作業装置を昇降自在に支持し、運転部のステップよりも高い位置に配置された後部ステップを機体の後部に備えて、粉粒体供給装置を前記後部ステップの上側に備え、
    前記植播系作業装置に供給部を備えて、前記粉粒体供給装置と前記供給部とに亘ってホースを接続し、前記粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えて、
    前記ブロアから前記粉粒体供給装置に供給された搬送風により、前記粉粒体供給装置から繰り出された粉粒体が、前記ホースを通り前記供給部を介して田面に供給されるように構成し、
    機体に備えられたエンジンの付近と前記ブロアとに亘ってダクトを接続して、前記ブロアが前記エンジンの付近の高温の空気を前記ダクトを介して吸引するように構成し、
    前記ダクトが、前記後部ステップの横側部の外側を上下に通過して前記後部ステップの下側に入り込むように配置され、
    前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込み、且つ、前記後部ステップの横側部に係合する凸部が前記ダクトに備えられることにより、前記ダクトが前記後部ステップに支持され、
    前記後部ステップの横側部の外側に、前側の上下方向の前支柱と後側の上下方向の後支柱とを備えた手摺りを備えて、前記ダクトにおける前記後部ステップの上側に位置する部分が、前記後支柱の内側に配置され、
    前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記前支柱と前記後支柱との間に配置され、
    前記ダクトにおける前記後部ステップの下側に位置する部分が、後輪の外側で、且つ、後輪の外側に備えられた補助後輪の内側を前後方向に配置され、
    前記ダクトにおける前記ステップの下側に位置する部分が、前記ステップの下側を左右方向に配置されたフレームの重量軽減孔を通って前後方向に配置され、且つ、前記重量軽減孔の近傍に備えられた連結部材により前記フレームに連結されて、機体の前部の前記エンジンの付近に達しており、
    前記ダクトを複数のダクト部分に分割して、一方のダクト部分を他方のダクト部分に挿入することにより、前記一方のダクト部分と前記他方のダクト部分とを連結するように構成し、
    前記ダクトにおける前記ステップの下側及び前記後部ステップの下側に位置する分割部分を、前記ダクトにおける左右方向に沿った部分に設定して、前記ダクトの分割部分における分割線が前後方向に沿うように構成している植播系水田作業機。
  4. 機体の後部に植播系作業装置を昇降自在に支持し、運転部のステップよりも高い位置に配置された後部ステップを機体の後部に備えて、粉粒体供給装置を前記後部ステップの上側に備え、
    前記植播系作業装置に供給部を備えて、前記粉粒体供給装置と前記供給部とに亘ってホースを接続し、前記粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えて、
    前記ブロアから前記粉粒体供給装置に供給された搬送風により、前記粉粒体供給装置から繰り出された粉粒体が、前記ホースを通り前記供給部を介して田面に供給されるように構成し、
    機体に備えられたエンジンの付近と前記ブロアとに亘ってダクトを接続して、前記ブロアが前記エンジンの付近の高温の空気を前記ダクトを介して吸引するように構成し、
    前記ダクトが、前記後部ステップの横側部の外側を上下に通過して前記後部ステップの下側に入り込むように配置され、
    前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込み、且つ、前記後部ステップの横側部に係合する凸部が前記ダクトに備えられることにより、前記ダクトが前記後部ステップに支持され、
    前記後部ステップの横側部の外側に、前側の上下方向の前支柱と後側の上下方向の後支柱とを備えた手摺りを備えて、前記ダクトにおける前記後部ステップの上側に位置する部分が、前記後支柱の内側に配置され、
    前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記前支柱と前記後支柱との間に配置され、
    前記ダクトにおける前記後部ステップの下側に位置する部分が、後輪の外側で、且つ、後輪の外側に備えられた補助後輪の内側を前後方向に配置され、
    前記ダクトにおける前記ステップの下側に位置する部分が、前記ステップの下側を左右方向に配置されたフレームの重量軽減孔を通って前後方向に配置され、且つ、前記重量軽減孔の近傍に備えられた連結部材により前記フレームに連結されて、機体の前部の前記エンジンの付近に達している植播系水田作業機。
  5. 機体の後部に植播系作業装置を昇降自在に支持し、運転部のステップよりも高い位置に配置された後部ステップを機体の後部に備えて、粉粒体供給装置を前記後部ステップの上側に備え、
    前記植播系作業装置に供給部を備えて、前記粉粒体供給装置と前記供給部とに亘ってホースを接続し、前記粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えて、
    前記ブロアから前記粉粒体供給装置に供給された搬送風により、前記粉粒体供給装置から繰り出された粉粒体が、前記ホースを通り前記供給部を介して田面に供給されるように構成し、
    機体に備えられたエンジンの付近と前記ブロアとに亘ってダクトを接続して、前記ブロアが前記エンジンの付近の高温の空気を前記ダクトを介して吸引するように構成し、
    前記ダクトが、前記後部ステップの横側部の外側を上下に通過して前記後部ステップの下側に入り込むように配置され、
    前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込むことにより、前記ダクトが前記後部ステップに支持され、
    前記後部ステップの横側部の外側に、前側の上下方向の前支柱と後側の上下方向の後支柱とを備えた手摺りを備えて、前記ダクトにおける前記後部ステップの上側に位置する部分が、前記後支柱の内側に配置され、
    前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記前支柱と前記後支柱との間に配置され、
    前記ダクトにおける前記後部ステップの下側に位置する部分が、後輪の外側で、且つ、後輪の外側に備えられた補助後輪の内側を前後方向に配置され、
    前記ダクトにおける前記ステップの下側に位置する部分が、前記ステップの下側を左右方向に配置されたフレームの重量軽減孔を通って前後方向に配置され、且つ、前記重量軽減孔の近傍に備えられた連結部材により前記フレームに連結されて、機体の前部の前記エンジンの付近に達している植播系水田作業機。
  6. 機体の後部に植播系作業装置を昇降自在に支持し、運転部のステップよりも高い位置に配置された後部ステップを機体の後部に備えて、粉粒体供給装置を前記後部ステップの上側に備え、
    前記植播系作業装置に供給部を備えて、前記粉粒体供給装置と前記供給部とに亘ってホースを接続し、前記粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えて、
    前記ブロアから前記粉粒体供給装置に供給された搬送風により、前記粉粒体供給装置から繰り出された粉粒体が、前記ホースを通り前記供給部を介して田面に供給されるように構成し、
    機体に備えられたエンジンの付近と前記ブロアとに亘ってダクトを接続して、前記ブロアが前記エンジンの付近の高温の空気を前記ダクトを介して吸引するように構成し、
    前記ダクトが、前記後部ステップの横側部の外側を上下に通過して前記後部ステップの下側に入り込むように配置され、
    前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込むことにより、前記ダクトが前記後部ステップに支持され、
    前記後部ステップの横側部の外側に、前側の上下方向の前支柱と後側の上下方向の後支柱とを備えた手摺りを備えて、前記ダクトにおける前記後部ステップの上側に位置する部分が、前記後支柱の内側に配置され、
    前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記前支柱と前記後支柱との間に配置され、
    前記ダクトにおける前記後部ステップの下側に位置する部分が、後輪の外側で、且つ、後輪の外側に備えられた補助後輪の内側を前後方向に配置され、
    前記ダクトにおける前記ステップの下側に位置する部分が、前記ステップの下側を左右方向に配置されたフレームの重量軽減孔を通って前後方向に配置されて、機体の前部の前記エンジンの付近に達している植播系水田作業機。
  7. 機体の後部に植播系作業装置を昇降自在に支持し、運転部のステップよりも高い位置に配置された後部ステップを機体の後部に備えて、粉粒体供給装置を前記後部ステップの上側に備え、
    前記植播系作業装置に供給部を備えて、前記粉粒体供給装置と前記供給部とに亘ってホースを接続し、前記粉粒体供給装置の右又はの左横側部にブロアを備えて、
    前記ブロアから前記粉粒体供給装置に供給された搬送風により、前記粉粒体供給装置から繰り出された粉粒体が、前記ホースを通り前記供給部を介して田面に供給されるように構成し、
    機体に備えられたエンジンの付近と前記ブロアとに亘ってダクトを接続して、前記ブロアが前記エンジンの付近の高温の空気を前記ダクトを介して吸引するように構成し、
    前記ダクトが、前記後部ステップの横側部の外側を上下に通過して前記後部ステップの下側に入り込むように配置され、
    前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込むことにより、前記ダクトが前記後部ステップに支持され、
    前記後部ステップの横側部の外側に、前側の上下方向の前支柱と後側の上下方向の後支柱とを備えた手摺りを備えて、前記ダクトにおける前記後部ステップの上側に位置する部分が、前記後支柱の内側に配置され、
    前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記前支柱と前記後支柱との間に配置され、
    前記ダクトにおける前記後部ステップの下側に位置する部分が、後輪の外側で、且つ、後輪の外側に備えられた補助後輪の内側を前後方向に配置されている植播系水田作業機。
  8. 機体の後部に植播系作業装置を昇降自在に支持し、運転部のステップよりも高い位置に配置された後部ステップを機体の後部に備えて、粉粒体供給装置を前記後部ステップの上側に備え、
    前記植播系作業装置に供給部を備えて、前記粉粒体供給装置と前記供給部とに亘ってホースを接続し、前記粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えて、
    前記ブロアから前記粉粒体供給装置に供給された搬送風により、前記粉粒体供給装置から繰り出された粉粒体が、前記ホースを通り前記供給部を介して田面に供給されるように構成し、
    機体に備えられたエンジンの付近と前記ブロアとに亘ってダクトを接続して、前記ブロアが前記エンジンの付近の高温の空気を前記ダクトを介して吸引するように構成し、
    前記ダクトが、前記後部ステップの横側部の外側を上下に通過して前記後部ステップの下側に入り込むように配置され、
    前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込むことにより、前記ダクトが前記後部ステップに支持され、
    前記後部ステップの横側部の外側に、前側の上下方向の前支柱と後側の上下方向の後支柱とを備えた手摺りを備えて、前記ダクトにおける前記後部ステップの上側に位置する部分が、前記後支柱の内側に配置され、
    前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記前支柱と前記後支柱との間に配置され、
    前記ダクトにおける前記後部ステップの下側に位置する部分が、後輪の外側を前後方向に配置されている植播系水田作業機。
  9. 機体の後部に植播系作業装置を昇降自在に支持し、運転部のステップよりも高い位置に配置された後部ステップを機体の後部に備えて、粉粒体供給装置を前記後部ステップの上側に備え、
    前記植播系作業装置に供給部を備えて、前記粉粒体供給装置と前記供給部とに亘ってホースを接続し、前記粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えて、
    前記ブロアから前記粉粒体供給装置に供給された搬送風により、前記粉粒体供給装置から繰り出された粉粒体が、前記ホースを通り前記供給部を介して田面に供給されるように構成し、
    機体に備えられたエンジンの付近と前記ブロアとに亘ってダクトを接続して、前記ブロアが前記エンジンの付近の高温の空気を前記ダクトを介して吸引するように構成し、
    前記ダクトが、前記後部ステップの横側部の外側を上下に通過して前記後部ステップの下側に入り込むように配置され、
    前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込むことにより、前記ダクトが前記後部ステップに支持され、
    前記後部ステップの横側部の外側に、前側の上下方向の前支柱と後側の上下方向の後支柱とを備えた手摺りを備えて、前記ダクトにおける前記後部ステップの上側に位置する部分が、前記後支柱の内側に配置され、
    前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記前支柱と前記後支柱との間に配置されている植播系水田作業機。
  10. 機体の後部に植播系作業装置を昇降自在に支持し、運転部のステップよりも高い位置に配置された後部ステップを機体の後部に備えて、粉粒体供給装置を前記後部ステップの上側に備え、
    前記植播系作業装置に供給部を備えて、前記粉粒体供給装置と前記供給部とに亘ってホースを接続し、前記粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えて、
    前記ブロアから前記粉粒体供給装置に供給された搬送風により、前記粉粒体供給装置から繰り出された粉粒体が、前記ホースを通り前記供給部を介して田面に供給されるように構成し、
    機体に備えられたエンジンの付近と前記ブロアとに亘ってダクトを接続して、前記ブロアが前記エンジンの付近の高温の空気を前記ダクトを介して吸引するように構成し、
    前記ダクトが、前記後部ステップの横側部の外側を上下に通過して前記後部ステップの下側に入り込むように配置され、
    前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込むことにより、前記ダクトが前記後部ステップに支持され、
    前記後部ステップの横側部の外側に、前側の上下方向の前支柱と後側の上下方向の後支柱とを備えた手摺りを備えて、前記ダクトにおける前記後部ステップの上側に位置する部分が、前記後支柱の内側に配置されている植播系水田作業機。
  11. 機体の後部に植播系作業装置を昇降自在に支持し、運転部のステップよりも高い位置に配置された後部ステップを機体の後部に備えて、粉粒体供給装置を前記後部ステップの上側に備え、
    前記植播系作業装置に供給部を備えて、前記粉粒体供給装置と前記供給部とに亘ってホースを接続し、前記粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えて、
    前記ブロアから前記粉粒体供給装置に供給された搬送風により、前記粉粒体供給装置から繰り出された粉粒体が、前記ホースを通り前記供給部を介して田面に供給されるように構成し、
    機体に備えられたエンジンの付近と前記ブロアとに亘ってダクトを接続して、前記ブロアが前記エンジンの付近の高温の空気を前記ダクトを介して吸引するように構成し、
    前記ダクトが、前記後部ステップの横側部の外側を上下に通過して前記後部ステップの下側に入り込むように配置され、
    前記ダクトにおける前記後部ステップの横側部に位置する部分が、前記後部ステップの横側部の上部及び下部を挟み込むことにより、前記ダクトが前記後部ステップに支持されている植播系水田作業機。
  12. 機体の後部に植播系作業装置を昇降自在に支持し、運転部のステップよりも高い位置に配置された後部ステップを機体の後部に備えて、粉粒体供給装置を前記後部ステップの上側に備え、
    前記植播系作業装置に供給部を備えて、前記粉粒体供給装置と前記供給部とに亘ってホースを接続し、前記粉粒体供給装置の右又は左の横側部にブロアを備えて、
    前記ブロアから前記粉粒体供給装置に供給された搬送風により、前記粉粒体供給装置から繰り出された粉粒体が、前記ホースを通り前記供給部を介して田面に供給されるように構成し、
    機体に備えられたエンジンの付近と前記ブロアとに亘ってダクトを接続して、前記ブロアが前記エンジンの付近の高温の空気を前記ダクトを介して吸引するように構成し、
    前記ダクトが、前記後部ステップの横側部の外側を上下に通過して前記後部ステップの下側に入り込むように配置されている植播系水田作業機。
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