JP2016005922A - 座部のフレーム - Google Patents

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陽一 立川
Yoichi Tachikawa
陽一 立川
健一 新妻
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健一 新妻
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【課題】ユーザー支持部材がサイドメンバーに安定した状態で取り付けられるようにする。【解決手段】座部3のフレーム10が、左右に互い対向した第一サイドメンバー40及び第二サイドメンバー50と、第二サイドメンバー50の上縁に沿って設けられ、第二サイドメンバー50の上縁から第一サイドメンバー40に向けて延出した上部フランジ54と、上部フランジ54に設けられ引掛部57と、一端が第一サイドメンバー40の引掛部47に連結し、他端が引掛部57に引っ掛けられたユーザー支持部材95と、第二サイドメンバー50に設けられた補強部67と、を備える。引掛部57の前後方向の位置と補強部67の前後方向の位置が揃う。【選択図】図3

Description

本発明は、座部のフレームに関する。
特許文献1(図1参照)には、車両用シートの座部のフレームが開示されている。具体的には、その座部のフレーム(51)がスチールパイプからなる2本のサイドメンバー(65,67)と、U字状に曲げられたスチールパイプからなるフロントメンバー(61)と、これらサイドメンバー(65,67)の間に架け渡されたスプリング(93)を備える。これらサイドメンバー(65,67)が互いに平行となるように前後に延在し、フロントメンバー(61)の一端が一方のサイドメンバー(65)の前端に連結され、フロントメンバー(61)の他端が他方のサイドメンバー(67)の前端に連結されている。スプリング(93)が面上に沿ってS字状に曲折しており、そのスプリング(93)の一端が一方のサイドメンバー(65)の上面に連結され、他端が他方のサイドメンバー(67)の上面に連結され、パッド(53)がその下からスプリング(93)によって支持されている。ユーザーがパッド(53)に座ると、スプリング(93)がパッド(53)によって下に押されて、左右のサイドメンバー(65,67)が互いに近づく方向へスプリング(93)によって引っ張られる。
特開2000−233674号公報
ユーザーの体重がスプリング(93)によって安定して支持されるためには、スプリング(93)がサイドメンバー(65,67)に安定した状態で取り付けられる必要がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、スプリング等のユーザー支持部材がサイドメンバーに安定した状態で取り付けられるようにすることである。
以上の課題を解決するため、座部のフレームが、左右に互い対向した第一サイドメンバー及び第二サイドメンバーと、前記第二サイドメンバーの上縁に沿って設けられ、前記第二サイドメンバーの上縁から前記第一サイドメンバーに向けて延出した上部フランジと、前記上部フランジに設けられた引掛部と、一端が前記第一サイドメンバーの上縁に連結し、他端が前記引掛部に引っ掛けられたユーザー支持部材と、前記第二サイドメンバーに設けられた補強部と、を備え、前記引掛部と前記補強部は前後方向の位置が揃っている。
補強部が第二サイドメンバーに設けられているため、第二サイドメンバーが補強部によって補強され、補強部の周囲の部位の剛性が向上する。そして、ユーザー支持部材の端が引掛部に引っ掛けられ、補強部前後方向の位置と引掛部の前後方向の位置が揃っているため、ユーザー支持部材の端が安定した状態で第二サイドメンバーに取り付けられる。よって、座部に座るユーザーの体重がユーザー支持部材に安定して支持される。
請求項1に係る発明によれば、第二サイドメンバーのうち補強部の周囲の部位が補強部によって補強される。そして、補強部の前後方向の位置と引掛部の前後方向の位置が揃っており、ユーザー支持部材の端がその引掛部に引っ掛けられているため、ユーザー支持部材が安定して第二サイドメンバーに取り付けられる。そのため、座部に座るユーザーの体重がユーザー支持部材に安定して支持される。
請求項2に係る発明によれば、第二サイドメンバーのうち第二補強部の周囲の部位が第二補強部によって補強される。その第二補強部の前後方向の位置と第二引掛部の前後方向の位置が揃い、第二ユーザー支持部材の端がその第二引掛部に引っ掛けられているため、第二ユーザー支持部材が安定して第二サイドメンバーに取り付けられる。そのため、座部に座るユーザーの体重が第二ユーザー支持部材に安定して支持される。
請求項3に係る発明によれば、連結補強部が補強部と第二補強部の間において第二サイドメンバーに設けられるため、第二サイドメンバーが連結補強部によって補強される。その補強部とその第二補強部が補強連結部によって連結されているため、補強部、第二補強部及び補強連結部による第二サイドメンバーの補強がより一層効果的である。そのため、ユーザー支持部材及び第二ユーザー支持部材が安定して第二サイドメンバーに取り付けられる。それゆえ、座部に座るユーザーの体重がユーザー支持部材及び第二ユーザー支持部材に安定して支持される。
請求項4に係る発明によれば、第二サイドメンバーが上下幅のくびれた部位を有するから、第二サイドメンバーの軽量化を図ることができる。そして、第二サイドメンバーのうち上下幅がくびれた部位が補強連結部によって補強され、その部位の剛性が向上する。第二サイドメンバーの剛性向上によって、ユーザーの体重がユーザー支持部材及び第二ユーザー支持部材に安定して支持されるようになる。
請求項5に係る発明によれば、第二サイドメンバーの剛性が上部ビード及び下部ビードによって向上する。補強部、第二補強部及び連結補強部がビードであり、そのビードが上部ビードと下部ビードの間にあるため、第二サイドメンバーの剛性が向上する。第二サイドメンバーの剛性向上によって、ユーザーの体重がユーザー支持部材及び第二ユーザー支持部材に安定して支持されるようになる。
請求項6に係る発明によれば、第二補強部に沿って前側から後ろ側に向かう方向が回転軸から逸らされているため、リンクと第二サイドメンバーの結節箇所を確保することができる。また、補強部、第二補強部及び連結補強部によって第二サイドメンバーの剛性向上が図られ、ユーザーの体重がユーザー支持部材及び第二ユーザー支持部材に安定して支持されるようになる。
請求項7に係る発明によれば、補強部が引掛部の前端よりも前に延出しているため、補強部によって第二サイドメンバーがより一層補強される。第二補強部が第二引掛部の後端よりも後ろに延出しているため、第二補強部によって第二サイドメンバーがより一層補強される。よって、ユーザーの体重がより一層安定して支持されるようになる。
請求項8に係る発明によれば、下部ビードに張り出し部が形成されているため、第二サイドメンバーの剛性がより向上する。よって、ユーザーの体重がより一層安定して支持されるようになる。
本発明の実施の形態に係るシートの斜視図である。 同実施形態に係る座部のフレームの斜視図である。 同実施形態に係る座部のフレームの側面図である。 IV-IV面の断面図である。 V-V面の断面図である。 VI-VI面の断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。但し、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が以下の実施形態に付されているので、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は、シート1の斜視図である。以下の説明では、シート1の後ろから前へ向かって見て「左」及び「右」を定める。つまり、シート1に着座した者の視点で「左」及び「右」を定める。
このシート1は乗物用シートであり、特に自動車の室内に設けられる車両用シートである。このシート1は座部3、背もたれ4及びヘッドレスト6を備える。
ヘッドレスト6が背もたれ6の上端に設けられている。
背もたれ4の下端が座部3の後部に連結され、背もたれ4が座部3の後部において立てられた状態に設けられている。背もたれ4がその下端を中心にして前後に傾動することによって、背もたれ4の傾きが調整される。
座部3がフロアの上に設けられている。座部3とフロアとの間には前後位置調整機構100(図2及び図3に図示)及び上下位置調整機構110(図2及び図3に図示)が設けられており、座部3の前後方向の位置が前後位置調整機構100によって調整され、座部3の上下方向の位置が上下位置調整機構110によって調整される。
図2は、前後位置調整機構100及び上下位置調整機構110とともに座部3のフレーム10を示した斜視図である。図3は、前後位置調整機構100及び上下位置調整機構110とともにフレーム10をフレーム10の側面図である。
前後位置調整機構100は左右一対のロアレール101及びアッパーレール102等を有する。左右のロアレール101が互いに平行となるようにフロアに敷設されている。左右のアッパーレール102がそれぞれ左右のロアレール101の上に組まれ、アッパーレール102がロアレール101に沿って前後移動可能に設けられている。アッパーレール102とロアレール101との間には、アッパーレール102をロアレール101にロックするロック部が設けられており、そのロック部のロックが解除されるとアッパーレール102の移動が可能となる。
上下位置調整機構110はリンク機構を有し、そのリンク機構は左右一対の固定リンク111、後部リンク112、前部リンク113、回転軸(結節点)114〜117を有する。左右の固定リンク111がそれぞれ左右のアッパーレール102の上に固定されている。左右の後部リンク112の一端がそれぞれ回転軸114によって左右の固定リンク111の後端に連結されている。これら後部リンク112の他端が後部回転軸116によって座部3のフレーム10の後端部に回転可能に連結されている。左右の前部リンク113がそれぞれ回転軸115によって左右の固定リンク111の前部に回転可能に連結されている。これら前部リンク113の他端が前部回転軸117によって座部3のフレーム10の前部に回転可能に連結されている。後部リンク112及び前部リンク113が回転軸114,115を回転軸として回転することによって後ろに倒れると、座部3の高さが低くなり、後部リンク112及び前部リンク113が回転軸114,115を回転軸として回転することによって前に起き上がると、座部3の高さが高くなる。
座部3がフレーム10、パッド及び表皮等を有する。発泡成形されたパッドがフレーム10の上側からフレーム10を包み込むようにフレーム10に設けられ、更に表皮がこのパッドの表面に吊り込まれている。吊り込みとは、パッドの表面に覆い被さった表皮が張った状態でパッドの表面に沿っていることをいう。
フレーム10は座部3の骨格を成す骨格構造体である。このフレーム10はフロントメンバー20、リアメンバー30、第一のサイドメンバー40、第二のサイドメンバー50、補助メンバー90及びユーザー支持部材95,96等を備える。なお、フロントメンバー20をパンフレームともいい、サイドメンバー40,50をサイドフレームともいう。
フレーム10はアセンブリーである。つまり、フロントメンバー20、リアメンバー30、サイドメンバー40、サイドメンバー50、補助メンバー90及びユーザー支持部材95,96を組み合わせることによって得られた組立品がフレーム10である。フロントメンバー20はフレーム10の前部を構成し、リアメンバー30はフレーム10の後部を構成し、サイドメンバー40がフレーム10の右側部を構成し、サイドメンバー50がフレーム10の左側部を構成する。フロントメンバー20、リアメンバー30、サイドメンバー40及びサイドメンバー50が組み立てられて、これらのメンバー20,30,40,50を上から投影視するとこれらのメンバー20,30,40,50が枠状を形作る。補助メンバー90はフロントメンバー20の下側においてサイドメンバー40とサイドメンバー50との間に架け渡されている。ユーザー支持部材95,96はフロントメンバー20の後ろ側においてサイドメンバー40とサイドメンバー50との間に架け渡されている。
フロントメンバー20は支持板である。フロントメンバー20の前縁、左側縁及び右側縁に沿ってフランジ21が設けられ、そのフランジ21がフロントメンバー20の縁から下方へ延出する。
フロントメンバー20の右端部がサイドメンバー40の前端部の上からサイドメンバー40の前端部に組み付けられている。サイドメンバー40は板状の部材である。このサイドメンバー40の上縁、後縁及び下縁に沿ってフランジ41が設けられ、そのフランジ41がサイドメンバー40の縁から内側(左側)へ延出する。ここで、内側とは、サイドメンバー40とサイドメンバー50との間の中間の方をいう。
サイドメンバー40の後部且つ上部にリクライニング機構99が設けられ、このサイドメンバー40の後ろ上部がリクライニング機構99によって背もたれ4のフレームの右下端部に連結されている。このリクライニング機構99は、座部3のフレーム10に対する背もたれ4のフレームの回転をロックするとともに、そのロックを解除することによって背もたれ4のフレームを起こし上げる方向に付勢する。
フロントメンバー20の左端部がサイドメンバー50の前端部の上からサイドメンバー50の前端部に組み付けられている。サイドメンバー50は板状の部材であり、この左のサイドメンバー50と右のサイドメンバー40が互いに左右に対向する。
リアメンバー30がサイドメンバー40の後端部とサイドメンバー50の後端部を連結する連結部材である。リアメンバー30の右端はサイドメンバー40の後端部に接続され、リアメンバー30の左端はサイドメンバー40の後ろ下の角部近傍においてサイドメンバー40の後端部に接続されている。
また、このリアメンバー30は後部回転軸116と同軸に設けられており、リアメンバー30の左端が左の後部リンク112に接続され、リアメンバー30の右端が右の後部リンク112に接続されている。
リアメンバー30は左右の後部リンク112に固定されていて、サイドメンバー40,50に対して回転可能に設けられている。或いは、リアメンバー30はサイドメンバー40,50に固定されていて、左右の後部リンク112に対して回転可能に設けられている。
サイドメンバー50はその中部52においてくびれた形状に設けられ、サイドメンバー50の前部51の上下幅がサイドメンバー50の中部52の上下幅よりも広く、サイドメンバー50の後部53の上下幅が中部52の上下幅よりも広い。サイドメンバー50はこの中部52において上下幅が最も狭い。サイドメンバー50の中部52の上縁と下縁が互いにほぼ平行に設けられ、サイドメンバー50の後部53の下縁が中部52の上縁に対して平行に設けられている。サイドメンバー50の後部53の上縁が後ろ上がりに傾斜し、サイドメンバー50の後部53の上下幅が後ろに向かって漸増する。
サイドメンバー50の後端部且つ上端部に回転軸98が設けられ、このサイドメンバー50の後ろ上部が回転軸98によって背もたれ4のフレームの左下端部に回転可能に連結されている。
図4は、図3に示す切断面IV−IVを矢印方向に向かって見て示す断面図である。図5は、図3に示すV−V切断面を矢印方向に向かって見て示す断面図である。図6は、図3に示すVI−VI切断面を矢印方向に向かって見て示す断面図である。
図2〜図6に示すように、サイドメンバー50の上縁に沿って上部フランジ54が設けられ、その上部フランジ54がサイドメンバー50の上縁から内側(右側)へ延出する。
サイドメンバー50の後縁に沿って後部フランジ55が設けられ、その後部フランジ55がサイドメンバー50の後縁から内側へ延出する。サイドメンバー50の後ろ上の角部において後部フランジ55の上端が上部フランジ54の後端に繋がって続いている。
サイドメンバー50の下縁に沿って下部フランジ56が設けられ、その下部フランジ56がサイドメンバー50の下縁から内側へ延出する。サイドメンバー50の後ろ下の角部において下部フランジ56の後端が後部フランジ55の下端に繋がって続いている。
上部フランジ54には第一引掛部57及び第二引掛部58が設けられている。第二引掛部58が第一引掛部57から後方へ離れて配置されており、第一引掛部57の後端57bと第二引掛部58の前端58aとの間には間隔がある。
第一引掛部57には、ユーザー支持部材95の左端部に設けられたフック部が引っ掛けられる。第二引掛部58には、ユーザー支持部材96の左端部に設けられたフック部が引っ掛けられる。一方、ユーザー支持部材95の右端部に設けられたフック部が前部引掛部47に引っ掛けられ、ユーザー支持部材96の右端部に設けられたフック部が後部引掛部48に引っ掛けられ、前部引掛部47及び後部引掛部48はサイドメンバー40のフランジ41のうちサイドメンバー40の上縁の部分に設けられている。これにより、ユーザー支持部材95,96がサイドメンバー40とサイドメンバー50との間に設けられている。
ユーザー支持部材95,96は面上で曲折したスプリングである。具体的には、ユーザー支持部材95,96は前後方向を振幅方向とした波形状に曲折したスプリングである。つまり、ユーザー支持部材95,96は、上から見て線材(ワイヤー)を前後に波打つように曲げることによって得られたものである。
パッドがその下からフロントメンバー20、サイドメンバー40、サイドメンバー50及びユーザー支持部材95,96によって支持される。ユーザーが座部3に着座すると、ユーザー支持部材95,96がパッドによって下に押されて、ユーザー支持部材95,96が弾性的に伸びる。この際、引掛部47,48,57,58が内側に引っ張られ、荷重がサイドメンバー40,50に掛かる。サイドメンバー50の中部52及び後部53の上下方向の幅はサイドメンバー40の中部及び後部の上下方向の幅よりも狭いので、サイドメンバー50がサイドメンバー40よりも軽量である。しかし、サイドメンバー50はサイドメンバー40よりも剛性が低い。そこで、以下に説明するようにサイドメンバー50が補強されて、サイドメンバー50の剛性向上が図られている。
サイドメンバー50の外側(左側)の面の上縁には上部凸ビード61が形成されている。その上部凸ビード61はサイドメンバー50の上縁に沿って前後に延在する。
サイドメンバー50の外側の面の後縁には後部凸ビード62が形成されている。この後部凸ビード62は上部凸ビード61の後端から下方へ続いて、サイドメンバー50の後縁に沿って上下に延在する。
サイドメンバー50の外側の面の下縁には下部凸ビード63が形成されている。この下部凸ビード63は後部凸ビード62の下端から前方へ続いて、サイドメンバー50の下縁に沿って前後に延在する。
サイドメンバー50の外側の面ではこれら凸ビード61〜63が凸状に形成されており、反対側の面ではこれら凸ビード61〜63の裏側が凹状に形成されている。これら凸ビード61〜63によってサイドメンバー50が補強され、サイドメンバー50の剛性が向上する。
下部凸ビード63の前後中央部63aは張り出し部であり、その中央部(張り出し部)63aは側方(左方)へ出っ張っている。
サイドメンバー50の外側の面の上下中央部には凸ビード64が形成されている。凸ビード64は上部凸ビード61と後部凸ビード62との間に配置されて、その凸ビード64が前後に延在するとともに条状に設けられている。サイドメンバー50の外側の面では凸ビード64が凸状に形成されており、反対側の面では凸ビード64の裏側が凹状に形成されている。凸ビード64によってサイドメンバー50が補強され、サイドメンバー50の剛性が向上する。
サイドメンバー50の側方から投影視すると(図3参照)、凸ビード64がサイドメンバー50の上縁に対して平行に設けられている。つまり、凸ビード64は、上部凸ビード61に対して平行に設けられている。
また、サイドメンバー50の側方から投影視すると(図3参照)、凸ビード64が第一引掛部57の前端57aよりも前にまで及び、凸ビード64の前端65が第一引掛部57の前端57aよりも前に位置する。また、その凸ビード64の前端65は、前部リンク113とサイドメンバー50との連結部(前部回転軸117)よりも後ろに位置する。なお、凸ビード64が前部回転軸117を前に超えるまで延び、その凸ビード64の前端65が前部回転軸117よりも前に位置してもよい。
凸ビード64が第二引掛部58の後端58bよりも後ろにまで及び、凸ビード64の後端66が第二引掛部58の後端58bよりも後ろに位置する。また、その凸ビード64の後端66は、後部リンク112とサイドメンバー50との連結部(後部回転軸116)よりも前に位置する。
凸ビード64のうち第一引掛部57の後端57bよりも前側の部位67を第一補強部67といい、第二引掛部58の前端58aよりも後ろ側の部位68を第二補強部68といい、第一補強部67と第二補強部68との間の部位69を補強連結部69という。補強連結部69は第一補強部67と第二補強部68を連結するビードであり、第一補強部67は補強連結部69の前側境界70(前側境界70とは補強連結部69と第一補強部67の間の境界をいう)から前方へ続くビードであり、第二補強部68は補強連結部69の後ろ側境界71(後ろ側境界71とは補強連結部69第二補強部68の間の境界をいう)から後方へ続くビードである。
サイドメンバー50の側方から投影視すると(図3参照)、第一補強部67はサイドメンバー50の中部52において前後に延在するように設けられている。そして、その第一補強部67は、サイドメンバー50の中部52の上縁に対して平行に設けられている。つまり、第一補強部67は、上部凸ビード61のうちサイドメンバー50の中部52の上縁に沿う部位に沿って延在するとともに、その部位に対して平行に設けられている。また、第一補強部67は、下部凸ビード63に対して平行に設けられている。
サイドメンバー50の側方から投影視すると(図3参照)、第二補強部68が後ろ上がりに傾斜する。そして、第二補強部68は、サイドメンバー50の後部53の上縁に対して平行に設けられている。つまり、第二補強部68は、上部凸ビード61のうちサイドメンバー50の後部53の上縁に沿う部位に沿って延在するとともに、その部位に対して平行に設けられている。第二補強部68に沿って前側から後端58bに向かう方向(矢印α参照)は後部回転軸116から上側(第二引掛部58側)へ逸らされており、その矢印αに沿う直線とリアメンバー30の中心線とはねじれの位置の関係にある。
サイドメンバー50の側方から投影視すると(図3参照)、補強連結部69はサイドメンバー50の最も上下幅の狭い部位(つまり、サイドメンバー50の中部52)において前後に延在するように設けられている。そして、その補強連結部69は、サイドメンバー50の中部52の上縁に対して平行に対して平行に設けられている。つまり、補強連結部69は、上部凸ビード61のうちサイドメンバー50の中部52の上縁に沿う部位に沿って延在するとともに、その部位に対して平行に設けられている。また、補強連結部69は、下部凸ビード63に対して平行に設けられている。
サイドメンバー50の側方から投影視すると(図3参照)、第一補強部67と第一引掛部57はそれらの少なくとも一部の前後方向の位置が揃っている。つまり、前後方向に直交する同一鉛直面上には、第一補強部67及び第一引掛部57がある。
サイドメンバー50の側方から投影視すると(図3参照)、第二補強部68と第二引掛部58はそれらの少なくとも一部の前後方向の位置が揃っている。つまり、前後方向に直交する同一鉛直面上には、第二補強部68及び第二引掛部58がある。
サイドメンバー50の側方から投影視すると(図3参照)、下部凸ビード63の前後中央部(張り出し部)63aは補強連結部69及び第一補強部67の下に配置されている。そして、下部凸ビード63の前後中央部(張り出し部)63aの前後方向の位置と、補強連結部69及び第一補強部67の前後方向の位置が揃っている。
本実施の形態によれば次のような作用効果が生じる。
(1) サイドメンバー50が第一補強部67、補強連結部69及び第二補強部68によって補強される。特に、第一補強部67、補強連結部69及び第二補強部68が前後に一つ続きに延びる凸ビード64であるため、サイドメンバー50の剛性がより一層向上する。そして、第一補強部67の前後方向の位置と第一引掛部57の前後方向の位置が揃い、第二補強部68の前後方向の位置と第二引掛部58の前後方向の位置が揃っているため、第一引掛部57及び第二引掛部58がユーザー支持部材95,96によって引っ張られても、引掛部57,58の位置や形状が安定している。つまり、ユーザー支持部材95,96が安定して第二サイドメンバー50に取り付けられる。そのため、座部に座るユーザーの体重がユーザー支持部材95,96に安定して支持される。
(2) 第二サイドメンバー50の中部52がくびれているため、第二サイドメンバー50の軽量化を図ることができる。
(3) 補強連結部69及び第一補強部67が第二サイドメンバー50の中部52に形成されているため、その中部52が補強連結部69及び第一補強部67によって補強される。そのため、第二サイドメンバー50が中部52においてくびれていても、第二サイドメンバー50の剛性低下を抑制することができる。そのため、ユーザー支持部材95,96が安定して第二サイドメンバー50に取り付けられる。それゆえ、座部に座るユーザーの体重がユーザー支持部材95,96に安定して支持される。
(4) 第二サイドメンバー50の剛性が上部ビード61及び下部凸ビード63によって向上する。更に、凸ビード64が上部凸ビード61と下部凸ビード63との間にあるため、第二サイドメンバー50の剛性がより向上する。よって、ユーザーの体重がユーザー支持部材95,96に安定して支持されるようになる。
(5) 第二補強部68に沿って前側から後ろ側に向かう方向(矢印α)が後部回転軸116から上に逸らされているため、後部リンク112と第二サイドメンバー50の結節箇所を確保することができる。
(6) 第一補強部67が第一引掛部57の前端57aよりも前に延出しているため、第一補強部67によって第二サイドメンバー50がより一層補強される。第二補強部68が第二引掛部58の後端58bよりも後ろに延出しているため、第二補強部68によって第二サイドメンバー50がより一層補強される。よって、ユーザーの体重がより一層安定して支持されるようになる。
(7) 下部凸ビード63に張り出し部63aが形成されているため、第二サイドメンバー50の剛性がより向上する。よって、ユーザーの体重がより一層安定して支持されるようになる。
本発明を適用可能な実施形態は上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、変形例として、上述の説明のシート1の構造を左右反転させる。つまり、上述の説明のシート1に対して鏡像の関係にあるシートも本発明の実施の形態としてこの明細書によって開示したものである。
1 シート
3 座部
10 フレーム
40 第一サイドメンバー
50 第二サイドメンバー
61 上部ビード
63 下部ビード
64 凸ビード
67 第一補強部
68 第二補強部
69 補強連結部
95 第一ユーザー支持部材
96 第二ユーザー支持部材
112 後部リンク
113 前部リンク

Claims (8)

  1. 左右に互い対向した第一サイドメンバー及び第二サイドメンバーと、
    前記第二サイドメンバーの上縁に沿って設けられ、前記第二サイドメンバーの上縁から前記第一サイドメンバーに向けて延出した上部フランジと、
    前記上部フランジに設けられた引掛部と、
    一端が前記第一サイドメンバーの上縁に連結し、他端が前記引掛部に引っ掛けられたユーザー支持部材と、
    前記第二サイドメンバーに設けられた補強部と、を備え、
    前記引掛部と前記補強部はそれらの少なくとも一部の前後方向の位置が揃っている、
    座部のフレーム。
  2. 前記引掛部から後ろに離れた位置において前記上部フランジに設けられた第二引掛部と、
    一端が前記第一サイドメンバーの上縁に連結し、他端が前記第二引掛部に引っ掛けられた第二ユーザー支持部材と、
    前記第二サイドメンバーに設けられた第二補強部と、を備え、
    前記第二引掛部と前記第二補強部はそれらの少なくとも一部の前後方向の位置が揃っている、
    請求項1に記載の座部のフレーム。
  3. 前記補強部と前記第二補強部の間において前記第二サイドメンバーに設けられ、前記補強部と前記第二補強部を連結した補強連結部を更に備える、
    請求項2に記載の座部のフレーム。
  4. 前記補強連結部は、前記第二サイドメンバーのうち上下幅がくびれた部位に設けられている、
    請求項3に記載の座部のフレーム。
  5. 前記第二サイドメンバーの側面の上縁に沿って設けられた上部ビードと、
    前記第二サイドメンバーの側面の下縁に沿って設けられた下部ビードと、
    前記補強部、前記第二補強部及び前記連結補強部は前記上部ビードと前記下部ビードとの間において前後に一つ続きに延びるビードである、
    請求項3又は4に記載の座部のフレーム。
  6. リンクが回転軸によって前記第二サイドメンバーに連結され、
    前記補強部が前記上部ビードに沿って延在し、前記第二補強部に沿って前側から後ろ側に向かう方向が前記回転軸から逸らされている、
    請求項5に記載の座部のフレーム。
  7. 前記リンクが前記回転軸によって前記第二引掛部の後端よりも後ろの位置において前記第二サイドメンバーに連結され、
    前記リンクが前記回転軸によって前記引掛部の前端よりも前の位置において前記第二サイドメンバーに連結され、
    前記補強部が前記引掛部の前端よりも前に延出して、前記補強部の前端が前記回転軸よりも後ろに位置し、
    前記第二補強部が前記第二引掛部の後端よりも後ろに延出して、前記第二補強部の後端が前記回転軸よりも前に位置する、
    請求項6に記載の座部のフレーム。
  8. 前記下部ビードに形成され、側方に出っ張った張り出し部を更に備え、
    前記張り出し部と前記連結部はそれらの少なくとも一部の前後方向の位置が揃っている、
    請求項5から7の何れか一項に記載の座部のフレーム。
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