JP2015512005A - 自動ドアコントローラ及びドア作動機器 - Google Patents

自動ドアコントローラ及びドア作動機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2015512005A
JP2015512005A JP2014556889A JP2014556889A JP2015512005A JP 2015512005 A JP2015512005 A JP 2015512005A JP 2014556889 A JP2014556889 A JP 2014556889A JP 2014556889 A JP2014556889 A JP 2014556889A JP 2015512005 A JP2015512005 A JP 2015512005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
hinge
controller unit
actuator
latch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014556889A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015512005A5 (ja
Inventor
ジョン ロバート スコット ミッチェル
ジョン ロバート スコット ミッチェル
ジェフリー リチャード エフ ドメンキーニ
ジェフリー リチャード エフ ドメンキーニ
ジョン クラーク
ジョン クラーク
ジェイムズ ジョセフ フェリ
ジェイムズ ジョセフ フェリ
イリヤ ネイマン
イリヤ ネイマン
クサバ スツェンテ
クサバ スツェンテ
サミュエル アール バルコ
サミュエル アール バルコ
Original Assignee
マグナ クロージャーズ インコーポレイテッド
マグナ クロージャーズ インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by マグナ クロージャーズ インコーポレイテッド, マグナ クロージャーズ インコーポレイテッド filed Critical マグナ クロージャーズ インコーポレイテッド
Publication of JP2015512005A publication Critical patent/JP2015512005A/ja
Publication of JP2015512005A5 publication Critical patent/JP2015512005A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W12/00Security arrangements; Authentication; Protecting privacy or anonymity
    • H04W12/06Authentication
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
    • E05D7/00Hinges or pivots of special construction
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F1/00Closers or openers for wings, not otherwise provided for in this subclass
    • E05F1/002Closers or openers for wings, not otherwise provided for in this subclass controlled by automatically acting means
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F15/00Power-operated mechanisms for wings
    • E05F15/70Power-operated mechanisms for wings with automatic actuation
    • E05F15/73Power-operated mechanisms for wings with automatic actuation responsive to movement or presence of persons or objects
    • E05F15/75Power-operated mechanisms for wings with automatic actuation responsive to movement or presence of persons or objects responsive to the weight or other physical contact of a person or object
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F15/00Power-operated mechanisms for wings
    • E05F15/70Power-operated mechanisms for wings with automatic actuation
    • E05F15/77Power-operated mechanisms for wings with automatic actuation using wireless control
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/10Application of doors, windows, wings or fittings thereof for buildings or parts thereof
    • E05Y2900/13Type of wing
    • E05Y2900/132Doors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

ドアの回動運動を容易にするアクチュエータ付きヒンジ組立体であって、ヒンジ組立体は、第1のヒンジ部材と、第1のヒンジ部材に回動可能に結合された第2のヒンジ部材と、第1のヒンジ部材に作動的に結合された動力式アクチュエータとを含み、アクチュエータは、第1のヒンジ部材と第2のヒンジ部材の互いに対する相対回転を生じさせるよう構成され、第1のヒンジ部材及び第2のヒンジ部材のうちの一方のヒンジ部材は、ドアに取り付け可能に構成され、第1のヒンジ部材及び第2のヒンジ部材のうちの他方のヒンジ部材は、ドアのドアフレームに取り付け可能に構成されていることを特徴とするアクチュエータ付きヒンジ組立体。また、トランスポンダから受信した制御信号を用いて動力式ラッチ組立体及び/又はアクチュエータ付きヒンジ組立体の作動を制御するコントローラユニットが提供される。

Description

本発明は、自動ドアに関する。
現行の動力式ドアは、壁取り付け型スイッチの作動によりドアを自動開閉する手段としての嵩張ったドア作動機構体を備えている。この設計に関する欠点としては、ドアとドアフレームとの間へのドア作動機構体の取り付けと関連したドア設置費が嵩むことが挙げられ、更に、ドアに隣接して(典型的には、頭上に)ドア作動機構体それ自体のために利用可能な空間が必要であるということが挙げられる。
また、ユーザによる現行のドアの自動作動のために壁スイッチを設置しなければならないことも又、現行の自動ドア設計の欠点である。さらに、ユーザが個別的なセッティングにより自身のドアについて所望の手動による且つ/或いは自動による操作を意のままにすることができるということも又、問題である。と言うのは、現行の自動ドアシステムは、典型的には、大きな建物や商業中心地のためのセキュリティ又は建物経営部門によって構成されると共に集中管理されているからである。
本発明の目的は、上述の問題のうちの少なくとも1つをなくし又は軽減するよう構成された自動ドアコンポーネントを提供することにある。
提供される第1の観点は、ドアの回動運動を容易にするアクチュエータ付きヒンジ組立体であって、このヒンジ組立体は、第1のヒンジ部材と、第1のヒンジ部材に回動可能に結合された第2のヒンジ部材と、第1のヒンジ部材に作動的に結合された動力式アクチュエータとを含み、アクチュエータは、第1のヒンジ部材と第2のヒンジ部材の互いに対する相対回転を生じさせるよう構成され、第1のヒンジ部材及び第2のヒンジ部材のうちの一方のヒンジ部材は、ドアに取り付け可能に構成され、第1のヒンジ部材及び第2のヒンジ部材のうちの他方のヒンジ部材は、ドアのドアフレームに取り付け可能に構成されていることを特徴とするアクチュエータ付きヒンジ組立体にある。
第2の観点は、ドアと、ドアを隣接のドアフレームに連結するための1対のヒンジ部材及びヒンジ部材の互いに対する相対運動を生じさせるヒンジアクチュエータを含むヒンジ組立体と、ラッチ要素及びラッチ要素の位置を伸長位置と引っ込み位置との間で操作するよう構成されたラッチアクチュエータを含むラッチ組立体とを含むドア組立体を作動させるコントローラユニットであって、このコントローラユニットは、プロセッサと、トランスポンダからのドア操作信号を受け取る受信機と、物理メモリに記憶された1組の命令とを含み、1組の命令は、トランスポンダからのドア操作信号を受信し、トランスポンダがコントローラユニットによって登録されていることを認証し、第1の作動信号をヒンジアクチュエータに送信すると共に第2の作動信号をラッチアクチュエータに送信して相対運動を生じさせ、それによりドアを閉じ位置から開き位置に変位させるかドアを開き位置から閉じ位置に変位させるかのいずれかを行うようプロセッサによって実行可能であることを特徴とするコントローラユニットにある。
第3の観点は、ドアと、ドアを隣接のドアフレームに連結するための1対のヒンジ部材を含むヒンジ組立体と、ラッチ要素及びラッチ要素の位置を伸長位置と引っ込み位置との間で操作するよう構成されたラッチアクチュエータを含むラッチ組立体とを含むドア組立体を作動させるコントローラユニットであって、このコントローラユニットは、プロセッサと、トランスポンダからのドア操作信号を受け取る受信機と、物理メモリに記憶された1組の命令とを含み、1組の命令は、トランスポンダからのドア操作信号を受信し、トランスポンダがコントローラユニットによって登録されていることを認証し、第2の作動信号をラッチアクチュエータに送信してラッチ要素の位置を引っ込み位置に向かって操作し、それにより閉じ位置から開き位置へのドアの変位又は開き位置から閉じ位置へのドアの変位を生じさせるようプロセッサによって実行可能であることを特徴とするコントローラユニットにある。
第4の観点は、ドアと、ドアを隣接のドアフレームに連結するための1対のヒンジ部材を含むヒンジ組立体と、ラッチ要素及びラッチ要素の位置を伸長位置と引っ込み位置との間で操作するよう構成されたラッチアクチュエータを含むラッチ組立体とを含むドア組立体を作動させるコントローラユニットであって、このコントローラユニットは、プロセッサと、ドアと関連した手動式スイッチからのドア操作信号を受信するよう構成された受信機と、物理メモリに記憶された1組の命令とを含み、1組の命令は、ドア操作信号を受信すると、第2の作動信号をラッチアクチュエータに送信してラッチ要素の位置を引っ込み位置に向かって操作し、それにより閉じ位置から開き位置へのドアの変位又は開き位置から閉じ位置へのドアの変位を生じさせるようプロセッサによって実行可能であることを特徴とするコントローラユニットにある。
上記の観点及び他の観点は、図面を参照すると容易に理解されよう。
ドア組立体の側面図である。 図1Aのドア組立体の平面図である。 図1Aの例示のアクチュエータヒンジ組立体の側面図である。 図2のアクチュエータ付きヒンジ組立体の別の側面図である。 図2のアクチュエータ付きヒンジ組立体の別の側面図である。 図2のアクチュエータ付きヒンジ組立体の変形実施形態を示す図である。 図2のアクチュエータ付きヒンジ組立体の別の変形実施形態を示す図である。 図1Aのドア組立体の例示のラッチ組立体の断面図である。 図7のドア組立体のラッチ組立体の外観斜視図である。 図1Aのドア組立体のためのコントローラユニット及びこれに結合された制御装置のシステム図である。 図9の制御システムの例示の動作を示す流れ図である。 図9の制御システムの別の例示の動作を示す図である。 図9の制御システムの別の例示の動作を示す図である。 図9の制御システムの別の例示の動作を示す図である。 図9の制御システムの別の例示の動作を示す図である。 図9のコントローラユニットのためのプログラム命令の例示の流れ図である。 図9のコントローラユニットと連絡状態にあるトランスポンダのためのプログラム命令の例示の流れ図である。 図2のアクチュエータ付きヒンジ組立体の更に別の変形実施形態を示す図である。
図1を参照すると、図1は、本発明の実施形態としてのドア組立体10を示している。ドア組立体10は、ドア12、ドアフレーム20、ドアアクチュエータ14及び/又はドアラッチ16を含むのが良い。ドア12は、任意適当な材料で作ることができ、例えば木で作られる。ドア組立体10は、1つ又は2つ以上の支持ヒンジ18を含むのが良く、これら支持ヒンジは、閉じ位置(図1)と開き位置(図1b)との間での軸線A回りのドア12の回動運動を可能にするようドア12をドアフレーム20上に支持するようドア12とドアフレーム20との間に設けられている。ドアアクチュエータ14は、軸線A回りのドア12の回動運動を可能にするよう支持ヒンジ18と整列したアクチュエータヒンジ22内に収納されるのが良い。認識されるように、アクチュエータヒンジ22の一例は、2つの中実物体(例えば、ドアとドアフレーム)を互いに連結し、代表的には、これら物体相互の限定された角度の回転だけを可能にする形式の軸受として構成されるのが良く、アクチュエータヒンジ22によって互いに連結された物体は、これらの一定の回転軸線回りに互いに対して回転する(例えば、回動する)ようになっている。変形例として、アクチュエータヒンジ22は、ドア12の上方でドアフレーム20に取り付けられると共にアクチュエータをドア12の頂部の近くでドア12に連結し、かくしてドアフレーム20に対するドア12の運動/変位を可能にするリンク装置組立体(例えば、ドア12とドアフレーム20の両方に連結された二アーム型リンク装置、なお、この二アーム型リンク装置は、図示していない2本のアーム相互間の連結部のところにピボットヒンジを含む)に結合されたアクチュエータを含むものとして構成されても良い。いずれの例においても、ドア12は、アクチュエータヒンジ22に加えて1つ又は2つ以上の支持ヒンジ18を有するのが良いことが認識される。と言うのは、アクチュエータヒンジ22は、ドア12とドアフレーム20の連結を可能にすると共に開き位置と閉じ位置との間でのドア12の作動を可能にするよう構成されているからである。このように、アクチュエータヒンジ22の作動は、ドアフレーム20に対するドア12の変位を容易にし、したがって、建物内の部屋(又は建物それ自体)への人の出入りを制御するのに役立つ。
図2、図3、図4、図5及び図6を参照すると、アクチュエータヒンジ22は、ドア12の重量の何割かを支持するよう構成されているのが良く、或いは、変形例として、アクチュエータヒンジは、重量のうちの相当な量を垂直方向に支持するよう構成されていなくても良く、そうではなく、この目的のために、1つ又は2つ以上の支持ヒンジ18を利用しても良い。アクチュエータヒンジ22は、第1のヒンジ部材23、動力式アクチュエータ24(例えば、電気モータ)、ヒンジ部材への動力式アクチュエータ24の作動的カップリング(その一例は、歯車装置26であり、これは、この例示の実施形態では、遊星歯車装置である)及び第1のヒンジ部材23に結合された第2のヒンジ部材28を有する。したがって、アクチュエータヒンジ22を含む組立体(以下、「アクチュエータヒンジ(22)組立体」といい、場合によっては「アクチュエータ付きヒンジ(22)組立体」という)は、ドア20の回動運動を容易にすることができ、第2のヒンジ部材28は、第1のヒンジ部材23に回動的に結合されている。動力式アクチュエータ24は、第1のヒンジ部材23に作動的に結合され、動力式アクチュエータ24は、第1のヒンジ部材23と第2のヒンジ部材28の互いに対する相対回転を可能にするよう構成されている。認識されるように、第1のヒンジ部材23及び第2のヒンジ部材28のうちの一方のヒンジ部材は、ドア12に取り付け可能に構成され、第1のヒンジ部材23及び第2のヒンジ部材28のうちの他方のヒンジ部材は、ドア12のドアフレーム20に取り付け可能に構成されている。
例えば、第1のヒンジ部材23は、好ましくは、ドア12に取り付け可能であり、この第1のヒンジ部材は、動力式アクチュエータ24を収容するハウジング部分30を有するのが良い。歯車装置26は、動力式アクチュエータ24からの動力を第2のヒンジ部材28に伝達し(したがって、歯車装置は、第2のヒンジ部材28に作動的に連結されていると言える)、この第2のヒンジ部材は、この実施形態では、ドアフレーム20に連結されている。第2のヒンジ部材28は、それ自体、第1のヒンジ部材23のハウジング部分30上でこれに沿って摺動してこの上に支持されるスリーブ部分32を有するのが良い。アクチュエータヒンジ22に加わる幾分かの軸方向荷重(例えば、ドア12の重量に起因する)を支持するのを助けるために必要に応じて適当なスラスト軸受等(図示せず)が設けられるのが良い。動力式アクチュエータ24の作動(例えば、回転)により、第1のヒンジ部材23と第2のヒンジ部材28の互いに対する相対回転が生じる。動力式アクチュエータ24は、第1のヒンジ部材23に取り付けられたものとして示されると共に歯車装置26は、第2のヒンジ部材28に作動的に連結されているが、変形例として、動力式アクチュエータ24を第2のヒンジ部材28に取り付け、歯車装置26を第1のヒンジ部材23に作動的に連結することが可能である。
動力式アクチュエータ24の作動を制御するドアコントローラユニット31(図5)が設けられるのが良い。動力(電力)は、コントローラユニット31の動作のために且つ/或いはドアフレーム20からハウジング部分30の底部を通って軸方向上方に延びるのが良い電力導管33(例えば、電線)(図1A)を介して動力式アクチュエータ24の作動を可能にするようコントローラユニット31に伝達されるのが良い(コントローラ31がドア12内に位置し又は違ったやり方でアクチュエータヒンジ22に取り付けられている場合)。さらに、第1のヒンジ部材23は、動力式アクチュエータ24に連結された電力導管33を有するのが良く、それにより、電力導管33は、ドア12から離れて且つドアフレーム20に隣接して配置された外部電力源(例えば、図示されていない電力取り出し口)に結合可能に構成されている。変形例として、第2のヒンジ部材28は、電力導管33をドアフレーム20内に差し向ける通路を有しても良い。変形例として、図12に示されているように、コントローラユニット31は、アクチュエータヒンジ22から離れて配置されると共にドア12の内側に又はドア12それ自体に違ったやり方で取り付けられても良い。変形例として、コントローラユニット31は、ドアフレーム29に隣接して部屋/建物内に配置され或いは違ったやり方でドア12から見て遠くに設置されても良い。
アクチュエータをアクチュエータヒンジ22の形態で提供することによって、このアクチュエータヒンジは、有利には、通常、典型的なドア12に設けられる支持ヒンジ18に取って代わることができる。したがって、ドアフレーム20へのドア12の取り付けには、アクチュエータ付きではない典型的な従来型ドアの取り付けと比較して、追加の作業を少なくすることができる。さらに、ドアの上方でドアフレームに取り付けられたモータ組立体を有する電動式ドアであって、モータ組立体をドアの頂部の近くでドアに連結するリンク装置を備えた電動式ドアと比較して、電動式ドア組立体10と関連した見た目のごちゃごちゃ具合を著しく軽減することができる。
アクチュエータ付きヒンジ(22)組立体に関し、歯車装置26(動力式アクチュエータ24によって駆動されたとき)は、対応の(例えば、第2の)ヒンジ部材に加えられる出力トルクを生じさせ、出力トルクは、アクチュエータ付きヒンジ(22)組立体のピボット軸線と一線をなすのが良い。したがって、歯車装置からのトルクの印加は、アクチュエータ付きヒンジ(22)組立体のピボット軸線(例えば、軸線18)に沿って差し向けられ、それにより、コンパクトにパッケージ化されたアクチュエータ付きヒンジ(22)組立体を提供するのを助ける。例えば、歯車装置の回転軸線は、アクチュエータ付きヒンジ(22)組立体のピボット軸線と一線をなす(例えば、これと同一直線状に位置する)。
ドア組立体10の他のコンポーネントに関し、ドア12のドアラッチ16は、図7に例示的に示されている。好ましい実施形態では、ドアラッチ16は、ラッチ止め要素34(図1B)(これは、例えば、ドアフレーム20に設けられた受板36に係合するデッドラッチであるのが良い)、ラッチアクチュエータ(例えば、モータ)40、電線42(例えば、電力導管)から電力を受け取ってラッチアクチュエータ40の作動を制御することができるオプションとしてのラッチコントローラ41を有する。電線42は、電線33から電力を引き出すことができ、電線33は、電力をアクチュエータヒンジ(22)組立体のための動力式アクチュエータ24に送る。変形例として、ラッチアクチュエータ41は、ドアラッチ16から離れて配置されると共にドア12の内側に又はこれとは違ったやり方でドア12それ自体に取り付けられるのが良い図12に示されているコントローラユニット31の一部として具体化されても良い。変形例として、コントローラユニット31(ラッチコントローラ41が組み込まれている)は、ドアフレーム20に隣接して部屋/建物内に配置されても良く或いは違ったやり方でドア12から見て遠くに設置されても良い。
したがって、ドア12は、ラッチ止め要素34及びラッチ止め要素34の位置を伸長位置と引っ込み位置との間で操作するよう構成されたラッチアクチュエータ38を含むドアラッチ16を有する。ラッチ止め要素34は、伸長位置にあるとき、ドア12を閉じ位置に保持するようドアフレーム20内に設けられた受け具(例えば、受板36)によって受け入れられるよう構成され、したがって、アクチュエータヒンジ(22)組立体とドアラッチ16とドア12は、ドア組立体10として提供できるようになっている。
さらに、ラッチ組立体16は、第2の作動信号76によるラッチアクチュエータ40の作動を行わないで、ラッチ要素34の位置を引っ込み位置に向かって操作する機械式オーバーライド機構体を含むのが良い。例えば、機械式オーバーライド機構体は、ラッチ要素34に結合されたドア取っ手44,50であるのが良い。変形例として、オーバーライド機構体は、ラッチ要素に結合されたキーシリンダ46であっても良い。他のドア組立体10のコンポーネントは、ドア取っ手44(例えば、ドア12の一方の側に設けられている)を含む場合がある。ドア取っ手44は、キーを受け入れることができるキーシリンダ46を有するのが良い。キー(図示せず)をキーシリンダ46のスロット中に差し込むと、シリンダ46を回転させることができ、それによりラッチ要素34を機械的に作動させるカム部材48が回転する。かくして、キーシリンダ46(又はこれに結合された取っ手44,50)は、停電の場合(例えば、電力導管33,42を介して電力を利用できない場合)ラッチ要素34を作動させるための機械式又は手動式バックアップとなることができる。ドア取っ手50も又、ドア12の他方の側に設けられるのが良く、同様に、ドア取っ手50を用いると、停電の場合(例えば、電力導管33,42を介して電力を利用できない場合)ラッチ要素34を作動させることができる。
図9及び図11a、図11b、図11c、図11dを参照すると、ドアフレーム20に対するドア12の変位(図1A参照)は、コントローラユニット31によって制御でき、コントローラユニット31は、トランスポンダ56(例えば、キーフォブ(keyfob))及び/又は手動スイッチ75から受け取った信号69に応じて、ドアラッチ16及びアクチュエータヒンジ22を自動的に作動させるようプログラムされているのが良い。したがって、コントローラユニット31は、コントローラユニット31及び/又は送信機70の範囲内に位置するトランスポンダ56に関するポーリングに基づいて且つ/或いはドア12に取り付けられ又はこれに隣接して配置された(例えば、壁又はドアフレーム20に取り付けられた)手動スイッチ75を作動させることによって作動信号74,74(以下に示す)に応答したり送信したりするよう構成されているのが良い。
例えば、受信機53は、第2の作動信号76を送信する前に、手動スイッチ75からではなくトランスポンダ56からドア操作信号69を受信するよう構成されているのが良い。変形例として、受信機53は、第2の作動信号76を送信する前に、トランスポンダ56からではなく手動スイッチ75からドア操作信号69を受信するよう構成されていても良い。変形例として、手動スイッチ75は、受信機53を介して間接的ではなく、第2の作動信号76をラッチアクチュエータ40に直接送るよう構成されていても良い。
引っ込み位置に向かうラッチ要素34の作動を生じさせる手動スイッチ75の使用法に関し、コントローラユニット31は、第1の状態又は第2の状態に配置されるのが良い。第1の状態は、ラッチアクチュエータ40による第2の作動信号76の受信に応じてラッチ要素34の作動を可能にする。変形例として、第2の状態は、ラッチアクチュエータ40の作動とは独立して、その代わりに、機械式オーバーライド機構体の使用に応じてラッチ要素34の作動を可能にする。コントローラユニット31の状態信号の送信は、ドア12、ドアフレーム20、ラッチ組立体16、ヒンジ組立体18,22、トランスポンダ56及び/又は任意他の場所に設けられた状態スイッチ90(図9参照)の作動の結果であるのが良く、状態スイッチ90は、例えばコントローラ31に状態信号を(例えば、ワイヤードで又はワイヤレスで)送信するよう構成されている。
認識されるように、コントローラユニット31が第1の状態にあるとき、制限機構体(図示せず)、例えば保持ピンがコントローラユニット31によってイネーブルにされて機械式オーバーライド機構体の作動を制限し、かくして、第2の作動信号76の受信を介するラッチアクチュエータ40による作動に応じてラッチ要素34の作動を実現するのが良い。
変形例として、認識されるように、制御ユニット31が第1の状態にあるとき、制限機構体(図示せず)、例えば保持ピンがコントローラユニット31によってイネーブルにされて機械式オーバーライド機構体の作動を制限し、かくして制限機構体による使用のための第2の作動信号76の受信に応じてラッチ要素34の作動を実現しても良く、かくして、例えばコントローラユニット31によって制限機構体をディスエーブルにし、それにより機械式オーバーライド機構体の作動を可能にしてトランスポンダ56が受信機53の既定の付近に位置している場合、ラッチ要素34を引っ込める。
トランスポンダ56は、例えば、問い合わせ受信信号71(例えば、送信機又はアンテナ70からの)に応答して識別信号69を(コントローラユニット31に)放出する装置として構成されるのが良い。変形例として、トランスポンダ56は、遠隔制御装置(例えば、RF利用遠隔制御装置)として構成されても良く、この遠隔制御装置は、遠隔制御装置によって送信される1つ又は2つ以上の無線信号69を用いて遠隔距離からコントローラユニット31の作動を制御する(例えば、短い見通し距離から作動ワイヤレスで制御する)ために用いられ、放出される無線信号69は、問い合わせ信号71に応答して放出されることはなく、放出される無線信号69は、トランスポンダ56のオペレータがトランスポンダ56のボタンを押した結果として放出されるのが良い。
したがって、トランスポンダ56から受信した無線信号69の結果として、コントローラユニット31は、第1の作動信号74を発生させてこれを動力式アクチュエータ24に送信すると共に第2の作動信号76をラッチアクチュエータ40に送信するようプログラムされているのが良い。第1の作動信号74は、第2の作動信号76がラッチ要素34の位置(図7参照)を引っ込み位置に向かって操作した後、動力式アクチュエータ24を作動させてヒンジ部材23,28(図3参照)のヒンジ運動(例えば、相対的回転)を生じさせ、ドア12は、ヒンジ運動を生じさせたことにより閉じ位置から開き位置に操作される。変形例として、第1の作動信号74は、第2の作動信号76がラッチ要素34の位置を伸長位置に向かって操作する前に動力式アクチュエータ24を作動させてヒンジ運動を生じさせ、それにより、ドア12は、ヒンジ運動に起因して開き位置から閉じ位置に操作される。認識されるように、伸長位置に向かうラッチ要素34の操作は、第2の作動信号76を介してラッチアクチュエータ40によって自動的に付勢されるのではなく、手動機構体、例えば付勢要素、例えばばねによって付勢されるのが良い。
また、変形例では、コントローラ31は、第2の作動信号76を受信のために且つ次のラッチアクチュエータ40の作動のためにのみ送信するよう構成されていても良い。と言うのは、ドア12に用いられるヒンジは、支持ヒンジ18型のものだからである。したがって、トランスポンダ56を利用する人は、アクチュエータ付きヒンジ(22)組立体によるドア12の自動作動による運動を利用するのではなく、ドア12を開き位置から閉じ位置に又は閉じ位置から開き位置に手動で変位させる役割を担う。このように、動力式アクチュエータ24は、ドア12が人によって物理的に押され又は引かれたときに、第1の作動信号72を使用しないで、逆駆動されるよう構成されている。
コントローラユニット31それ自体に関し、コントローラユニット31は、コンピュータプロセッサ80及び物理メモリ80に記憶されていて、第1の作動信号74を動力式アクチュエータ24に提供すると共に/或いは第2の作動信号76をラッチアクチュエータ40に提供するようプロセッサ80によって実行可能な1組の命令を含むのが良い。さらに、コントローラユニット31は、コントローラユニット31の送信範囲内に位置するワイヤレストランスポンダ56からドア操作信号69を受信し、そしてこれに応答して第1の作動信号74及び/又は第2の作動信号76を発生させるワイヤレス受信機53を有するのが良い。
したがって、コントローラユニット31は、ドア12を含むドア組立体10(図1A参照)及びオプションとしてドア12を隣接のドアフレーム20に連結する1対のヒンジ部材23,28を有すると共にヒンジ部材23,28の互いに対する相対運動を生じさせるためのヒンジアクチュエータ24を含むヒンジ組立体22を作動させるよう構成されているのが良い。ドア組立体10は、ラッチ要素34及びラッチ要素の位置を伸長位置と引っ込み位置との間で操作するよう構成されたラッチアクチュエータ40(図7参照)を含むラッチ組立体16を更に含む。コントローラユニット31は、プロセッサ80、トランスポンダ56からドア操作信号69を受信する受信機53及び物理メモリ82に記憶された1組の命令を含むのが良く、かかる1組の命令は、トランスポンダ56からドア操作信号69を受信し、トランスポンダ56がコントローラユニット31により登録されていることを認証し(例えば、当該技術分野において知られているように暗号による認証を用いたコントローラ/トランスポンダ認証を行う)第1の作動信号72をヒンジアクチュエータ24に送信すると共に/或いは第2の作動信号74をラッチアクチュエータ40に送信してラッチ要素34の運動を生じさせ、それによりラッチ16をロック/ロック解除すると共に/或いはヒンジ部材23,28を作動させてドア12を閉じ位置から開き位置に又は開き位置から閉じ位置に変位させるようプロセッサ80によって実行可能である。
ワイヤレス信号69,71の周波数に関し、トランスポンダ56と送信機70との間での信号送りは、トランスポンダ56とコントローラユニット31との間での信号送り、例えば、UHF無線周波数範囲を利用した信号送り69の周波数範囲よりも低い周波数(LF)範囲を利用するのが良い。もしそうでなければ、信号送り71は、信号送り69とは異なる組をなすRF周波数を使用するのが良い。
さらに、送信機70による起動信号71の送信は、信号71の局所化されたRF電界73の範囲内での認証(例えば、コントローラユニット31による登録)を作動させるよう構成された指向性をもった状態で送信される起動パターンを表すのが良い。例えば、送信機70は、ドア12の一方の側(例えば、部屋/建物の内側)に配置され、かくして、信号71の局所化されたRF電界73をドア12の同一の側(例えば、これ又部屋/建物の内側)に配置されたトランスポンダ56の受信のために送信するのが良い。さらに、送信機70は、ドア12の他方の側(例えば、部屋/建物の外側)に配置され、かくして、信号71の局所化されたRF電界73をドア12の同じ他方の側(例えば、これ又部屋/建物の外側)に配置されたトランスポンダ56の受信のために送信するのが良い。1つがドア12の一方の側向きであると共に/或いは1つがドア12の他方の側向きである指向性のある/局所化されたRF電界73の使用は、ドア12の関連した側に配置されたトランスポンダ56のためだけのドア12(例えば、ヒンジアクチュエータ24及びラッチアクチュエータ40)の自動操作を協調させる上で有利であると言える。さらに、コントローラ31は、トランスポンダ56が送信機70に特有のコードに基づくと共に/或いは信号71,69の信号強度に基づいてドア12の外側に位置しているか内側に位置しているかを判定するよう構成されているのが良い。
例えば、コントローラユニット31は、誰かが部屋の外に居て、中に入りたいと思ったときに(即ち、コントローラユニット受信機53の範囲内にトランスポンダ56が存在している場合)のみドアを自動的に開くようプログラムされるのが良く、かくして、指向性/局所化RF電界73は、外側(部屋/建物内部に対してドア12の外方に向いた側)の方へ差し向けられる。この場合、トランスポンダ56が部屋/建物内部の内側に(即ち、ドア12の内方に向いた側に隣接して)配置されている場合、トランスポンダ56は、指向性/局所化RF電界73(外側の方へ差し向けられている)の範囲から外れ、かくして、ドアを自動的に開くことはなく、そしてドア12の外側で待っているトランスポンダ56を所持していない誰かに対する偶発的な接近を可能にすることはないであろう。かくして、部屋/建物の外側に位置したトランスポンダ56だけに信号69を介してドア12を開くよう自動アクセスが与えられる。
変形例として、コントローラユニット31は、誰かが部屋の中に居て、外に出たいと思ったときに(即ち、コントローラユニット受信機53の範囲内にトランスポンダ56が存在している場合)のみドアを自動的に開くようプログラムされるのが良く、かくして、指向性/局所化RF電界73は、内側(部屋/建物の内部に対してドア12の内方に向いた側)の方へ差し向けられる。この場合、トランスポンダ56が部屋/建物内部の外側に(即ち、ドア12の外方に向いた側に隣接して)配置されている場合、トランスポンダ56は、指向性/局所化RF電界73(内側の方へ差し向けられている)の範囲から外れ、かくして、ドアを自動的に開くことはなく、そしてドア12の内側で待っているトランスポンダ56を所持していない誰かに対する偶発的な接近を可能にすることはないであろう。かくして、部屋/建物の内側に位置したトランスポンダ56だけに信号69を介してドア12を開くよう自動アクセスが与えられる。
別の実施形態では、ドア12の一方の側に配置されたトランスポンダ56を非動作状態にするのが良い(例えば、これらトランスポンダは、コントローラユニット31によって認識されない)。再び図9を参照すると、リミットスイッチ88も又設けられるのが良く、かかるリミットスイッチは、ドア12が開いているかどうか又は閉じられているかどうかを識別するのを助けるよう場所/位置信号90をコントローラユニット31に提供することができる。例えば、ドア12は、既定のリミットスイッチ88のところで停止することができ、次に、既定時間後に閉じるか或いは所定時間の間、開いたままでいることができる。
図10を参照すると、ドア組立体10(図1a参照)のドア12の例示の操作方法100が示されている。具体的に説明すると、ステップ102は、トランスポンダ56の手動作動を可能にし、そのためには、ステップ104においてトランスポンダ56のボタンを押してラッチ16及び/又はアクチュエータヒンジ組立体22を作動させる。変形例として、ユーザは、ステップ106において引き続きドアに接近しても良く、そしてコントローラユニット31は、ステップ108においてトランスポンダ56(図9参照)の範囲内に位置する送信機70からくる信号71との相互作用に起因してトランスポンダ56により放出される自動信号69があるかどうかをチェックすることができる。他のステップ10は、いったんラッチ解除されたときのドア12の自動操作、手動ボタン75を押すことによるラッチ16の手動操作、ラッチ16の自動再ラッチ止め等を含む。
手動(マニュアル)
図9並びに図11A,B,C及び図11Dを参照すると、受信機53は、コントローラユニット31と連係して設けられるのが良く、この受信機は、符号58のところに示された人により所持されているキーフォブ(keyfob)/トランスポンダ56内に設けられているワイヤレス(例えば、RF)送信機から信号69を受信するよう構成されているのが良い。人58がドア12により接近の制御されている建物又は部屋(符号60のところで示されている)の外側からドア12に接近しているとき、トランスポンダ56は、人58が建物又は部屋60に入る許可を得ているということを示す信号69(例えば、RF信号)をコントローラ31(受信機53を介して)に自動的に送信することができる。信号69に応答して、コントローラユニット31は、ラッチアクチュエータ40を作動させてラッチ要素34を引っ込め、それにより、人58がドア12を単に押しただけで(又は、アクチュエータ付きヒンジ組立体22の作動に応答して)ドア12を開くことができる。信号69の消失に応答して(例えば、トランスポンダ56が受信機53の範囲外に位置したとき)、コントローラ31は、ラッチ要素34を伸長させてドア12をラッチ止めするようプログラムされているのが良い。ラッチ要素34を伸長させるには、単に、ラッチアクチュエータ40への電力を切り、その結果、ばね(図示せず)がラッチ要素34をその伸長位置に駆動するようにするのが良い。このように、トランスポンダ56は、ドア12のラッチ解除及びラッチ止めを受動的に(即ち、人58により実施される特定の行為なしで)生じさせる。トランスポンダ56のバッテリの電力を節約するため、トランスポンダ56は、これが受信機53の適当な範囲内に位置したことをトランスポンダ56が検出した場合にのみ信号69を送信するのが良い。これは、例えば、送信機70によって送信されてコントローラ31によって協働させることができる軌道信号71を検出する受信機(図示せず)を含む場合に達成できる。
変形実施形態では、トランスポンダ56は、人58が押すことができるボタンを備えるのが良く、それにより、トランスポンダ56の送信機は、受信機53によって受信される信号69を送る。「ラッチ解除」信号76を送ってドア12をラッチ解除することができ(即ち、ラッチ要素34を引っ込めることができ)、「ラッチ」信号76を送ってドア12をラッチ止めすることができる(即ち、ラッチ要素34を伸長させることができる)。「ラッチ解除」及び「ラッチ」信号76は、互いに異なる信号であって良く、或いはコントローラユニット31により交互に「ラッチ解除」信号、次に「ラッチ」信号と解釈される同一の信号であっても良い。上述したように、幾つかの実施形態では、コントローラユニット31は、信号69が存在していない場合(即ち、トランスポンダ56が受信機53の範囲外に位置しているとき)、ドア12をラッチ止めすることができる。
幾つかの実施形態では、受信機53は又、コントローラユニット31と通信するのが良い。人58がドア12に近づいているとき、コントローラユニット31は、トランスポンダ56からの信号69の受信(受信機53を介して)に応答して、ドア12がコントローラユニット31(図11A及び図11B)によってラッチ解除された後、アクチュエータ付きヒンジ組立体22を用いてドア12を開く。かくして、トランスポンダ56からの信号は、この場合、「開き」信号であるとみなすことができる。信号の消失に応答して、コントローラユニット31は、コントローラユニット31がラッチ要素34(図11C及び図11D)を伸長させる前に、ドア12を閉じるのが良い。変形例として、人58がトランスポンダ56に設けられている適当なボタンを押して「開き」信号を送り、それにより、ドア12をラッチ解除した後、コントローラユニット31がドア12を開いても良く、又、別の適当なボタン(又はオプションとして、同じボタン)を押して「閉じ」信号を送り、それによりドア12をラッチ止めしたりロックしたりするようラッチ要素34を伸長させる前にコントローラユニット31がドア12を閉じても良い。注目されるように、「閉じ」信号及び「開き」信号は、互いに異なる信号であっても良く、或いはコントローラユニット31により交互に「開き」信号、次に「閉じ」信号と解釈される全く同じ信号であっても良い。上述したように、幾つかの実施形態では、コントローラユニット31は、信号が存在していない場合(即ち、トランスポンダ56の送信機がコントローラユニット31の範囲外に位置しているとき)、ドア12を閉じる。
図1bに示されているように、幾つかの実施形態では、ドア12は、ドア12がラッチ留めされているかどうかを指示する外部視覚表示器62を有するのが良い。視覚表示器62は、ドア12の外側フェース上に設けられるのが良い(符号64のところに示されている)。ドア12がオフィスのドアである実施形態では、例えば、ドア12がラッチ止めされている場合、ある人が距離を置いたところからちらっと見て話しかけることができ、それにより、おそらくは、オフィスの居住者がそこにおらず又は居たとしても邪魔されたくないということが分かる。ドア12の内側フェース(符号68のところに示されている)には同様な内部視覚表示器66が設けられるのが良く、その結果、オフィスの居住者は、ドア12がラッチ止めされていることを一目見て理解することができる。変形例として、コントローラユニットは、ドア12及び/又はラッチ組立体16及び/又ドアフレーム20に設けられた視覚表示器62を作動させるよう構成されていても良く、例えば、視覚表示器62は、手動スイッチ75からではなくワイヤレスでトランスポンダ56からのドア操作信号60の受信の場合にコントローラユニット31によって作動されるようになる。例えば、視覚表示器62は、コントローラユニット31が第2の作動信号76をラッチアクチュエータ40に送り、ドア12が人によって開放可能な状態にある(即ち、ドアが「ロック解除されている」)ことを表すようコントローラ31によって作動されるのが良い。このロック解除状態は、第2の作動信号76がラッチアクチュエータ40によって処理されてラッチ要素34を引っ込み位置に引っ込めるという結果として表れるようにするのが良い。変形例として、このロック解除状態は、第2の作動信号76がコントローラユニット31によって処理されて機械式オーバーライド機構体のための制限機構体をディスエーブルにし、かくして機械式オーバーライド機構体の作動を可能にしてラッチ要素34を引っ込み位置に引っ込めるという結果として表されても良い。
ドア12の開閉中における人の外傷を阻止するため、コントローラユニット31は、動力式アクチュエータ24からのモータトルクを検出する(例えば、動力式アクチュエータ24の電流の流れを検出することによって)よう構成されるのが良く、その結果、コントローラユニット31は、動力式アクチュエータ24がドア12を駆動して選択されたしきい値を超える抵抗に抗して開き又は閉じている場合に動力式アクチュエータ24を作動停止させることができるようになっている。
上述のシステムに鑑みて、トランスポンダ56は、例えば信号71及び/又はトランスポンダ56のボタンの手動操作に基づいて、オプションとして、信号71の受信及び信号69の送信を行うこれら自体のソフトウェア(例えば、1組の操作命令)を有するのが良い。好ましくは、ラッチ16及びアクチュエータヒンジ組立体22中にはプログラムされた命令は存在せず、これとは異なり、これらドア組立体10のコンポーネントは、基地局、即ちコントローラユニット31から制御可能である。さらに、好ましくは、リミットスイッチ88からの信号90は、コントローラユニット31に行くことができる。例えば、リミットスイッチ88は、ドア12に取り付けられるのが良い。
図12を参照すると、コントローラユニット31の命令の組の例示の流れ図120が示されている。例示として、信号71を送信し、そしてRF電界73(図9参照)の範囲内に位置したときに信号71の受信に応答してトランスポンダ56により送り出される任意の応答信号69の受け取りを待機すると共にリッスンすることによって送信機70の範囲内にトランスポンダ56があるかどうかについてポーリングするステップ122が含まれている。また、送信機70のセットアップ及び作動を初期化するステップ124が含まれ、かかるステップは、部屋/建物の外側又は内側に位置したトランスポンダ56についてドア12を通る接近を制御するようコントローラユニット31の形態に基づいてイネーブルにし又はディスエーブルにすべき送信機70の選択を含む。また、受信機53によって受信される信号69の解釈/複合を行い、信号74,76を発生させ、そしてRF電界73の範囲内に入った次のトランスポンダ56について送信機70を再初期化する(128)ステップ126も又含まれる。
図13を参照すると、トランスポンダ56の命令の組の例示の流れ図130が示されている。例示として、局所化RF電界73の範囲内に位置したときに受信される信号71を検出すると共に識別するようトランスポンダ56の受信機を初期化するステップ132が含まれている。受信した信号71が実際に、受信した最小数の信号71のパケットに基づいて有効な送信機70によって生じた信号であることを確認するステップが含まれる。信号71のパケットの最小数の全てではなく幾つかが受信された場合、トランスポンダ5は、最小数が受信されるまでステップ134のところで待機するよう構成されている。ステップ136において、信号71が有効であるといったん識別されると、信号71を複合し、適当な信号69を発生させてこれをコントローラユニット31に送る。
図14を参照すると、動力式アクチュエータ24、ヒンジ部材23,28、ヒンジ部材23,28の軸線18(例えば、ピボット軸線)と同一直線上に位置するのが良い歯車装置26を含むヒンジ組立体22の別の実施形態が示されている。また、歯車装置26は、軸線18に平行であるが、軸線18と同一直線上にはない歯車軸線(図示せず)上に位置しても良いことが認識される。したがって、歯車装置26の軸線は、ヒンジ部材23,28(図示せず)の軸線18からオフセットしているのが良い。歯車装置26は、多くの歯車装置コンポーネント、例えば第1の歯車箱94、スリップクラッチ96を備えたアイソレータ及び第1の歯車箱94と第2の歯車箱98との間に位置したカバー97を含むのが良い。また、ヒンジ組立体22にはキャップ101を備えたカップリング99が含まれるのが良い。また、歯車装置26の1つ又は2つ以上の歯車が軸線18と同一直線上に位置する状態で設けられるのが良く(例えば、歯車の回転軸線は、軸線18上に位置する)、歯車装置26の1つ又は2つ以上の他の歯車が軸線18から外れて設けられても良い(例えば、歯車の回転軸線は、軸線18からオフセットした状態で位置する)。
上述の説明は、本発明の複数の実施形態に関するが、本発明は、添付の特許請求の範囲に記載された本発明の公正な意味から逸脱しないで別の改造及び変更が可能であることは理解されよう。

Claims (51)

  1. ドアの回動運動を容易にするアクチュエータ付きヒンジ組立体であって、前記ヒンジ組立体は、
    第1のヒンジ部材と、
    前記第1のヒンジ部材に回動可能に結合された第2のヒンジ部材と、
    前記第1のヒンジ部材に作動的に結合された動力式アクチュエータとを含み、前記アクチュエータは、前記第1のヒンジ部材と前記第2のヒンジ部材の互いに対する相対回転を生じさせるよう構成され、
    前記第1のヒンジ部材及び前記第2のヒンジ部材のうちの一方のヒンジ部材は、前記ドアに取り付け可能に構成され、前記第1のヒンジ部材及び前記第2のヒンジ部材のうちの他方のヒンジ部材は、前記ドアのドアフレームに取り付け可能に構成されている、アクチュエータ付きヒンジ組立体。
  2. 前記第1のヒンジ部材は、前記ドアフレームに取り付け可能に構成されている、請求項1記載のアクチュエータ付きヒンジ組立体。
  3. 前記第1のヒンジ部材は、前記動力式アクチュエータに連結された電力導管を有し、前記電力導管は、前記ドアから離れたところに且つ前記ドアフレームに隣接して配置された外部電力源に結合可能に構成されている、請求項2記載のアクチュエータ付きヒンジ組立体。
  4. 前記ヒンジ組立体は、前記ヒンジ組立体及び前記ドアがドア組立体として提供されるよう前記第2のヒンジ部材によって前記ドアに取り付けられている、請求項2記載のアクチュエータ付きヒンジ組立体。
  5. 前記第1のヒンジ部材のハウジング部分上でこれに沿って摺動する前記第2のヒンジ部材のスリーブ部分を更に含み、前記第1のヒンジ部材のピボット軸線は、前記第2のヒンジ部材のピボット軸線と同一直線状に位置する、請求項2記載のアクチュエータ付きヒンジ組立体。
  6. 前記第1のヒンジ部材は、前記ヒンジ組立体及び前記ドアがドア組立体として提供されるよう前記ドアに取り付けられている、請求項1記載のアクチュエータ付きヒンジ組立体。
  7. 前記第1のヒンジ部材は、前記動力式アクチュエータに連結された電力導管を有し、前記電力導管は、前記ドアから離れたところに且つ前記ドアフレームに隣接して配置された外部電力源に結合可能に構成されている、請求項6記載のアクチュエータ付きヒンジ組立体。
  8. 前記第2のヒンジ部材は、前記ドアフレームに取り付け可能に構成されている、請求項6記載のアクチュエータ付きヒンジ組立体。
  9. 前記第2のヒンジ部材は、前記電力導管を前記ドアフレーム中に差し向ける通路を有する、請求項8記載のアクチュエータ付きヒンジ組立体。
  10. 前記動力式アクチュエータによって駆動される歯車装置を更に含み、前記歯車装置は、前記第2のヒンジ部材に連結されている、請求項1記載のアクチュエータ付きヒンジ組立体。
  11. 前記動力式アクチュエータは、電気モータである、請求項10記載のアクチュエータ付きヒンジ組立体。
  12. 前記歯車装置は、駆動されると、前記第2のヒンジ部材に加えられる出力トルクをもたらし、前記出力トルクは、前記第2のヒンジ部材のピボット軸線と一線をなす、請求項10記載のアクチュエータ付きヒンジ組立体。
  13. 前記歯車装置は、遊星歯車装置である、請求項10記載のアクチュエータ付きヒンジ組立体。
  14. 前記ヒンジ組立体は、前記ドアに取り付けられ、前記ドアは、ラッチ止め要素及び前記ラッチ止め要素の位置を伸長位置と引っ込み位置との間で操作するよう構成されたラッチアクチュエータを含むドアラッチを有し、前記ラッチ止め要素は、前記伸長位置にあるとき、前記ドアを閉じ位置に保持するよう前記ドアフレームに設けられた受け具によって受け入れられるよう構成され、前記ヒンジ組立体と前記ドアラッチと前記ドアは、ドア組立体として提供されるようになっている、請求項3記載のアクチュエータ付きヒンジ組立体。
  15. コントローラユニットを更に含み、前記コントローラユニットは、プロセッサ及び物理メモリに記憶されていて、第2の作動信号を前記ラッチアクチュエータに提供するよう前記プロセッサによって実行可能な1組の命令を含む、請求項14記載のアクチュエータ付きヒンジ組立体。
  16. 第2の作動信号が前記ラッチ止め要素の前記位置を前記引っ込み位置に向かって操作した後、第1の作動信号が前記相対回転を生じさせるよう前記動力式アクチュエータの作動を可能にし、前記ドアは、前記相対回転に起因して前記閉じ位置から開き位置に操作される、請求項15記載のアクチュエータ付きヒンジ組立体。
  17. 第1の作動信号が前記相対回転を生じさせるよう前記動力式アクチュエータの作動を可能にし、前記第2の作動信号ではなく、ばね機構体が前記ラッチ止め要素の前記位置を前記伸長位置に向かって操作するために用いられ、前記ドアは、前記相対回転に起因して開き位置から前記閉じ位置に操作される、請求項15記載のアクチュエータ付きヒンジ組立体。
  18. 前記コントローラユニットは、ワイヤレス受信機を含み、前記1組の命令は、前記コントローラユニットの送信範囲内に位置するワイヤレストランスポンダからのドア操作信号を前記ワイヤレス受信機によって受信し、そしてこれに応答して前記第2の作動信号を発生させるよう前記プロセッサによって実行可能である、請求項15記載のアクチュエータ付きヒンジ組立体。
  19. 前記ヒンジ組立体は、前記ドアに取り付けられ、前記ドアは、ラッチ止め要素及び前記ラッチ止め要素の位置を伸長位置と引っ込み位置との間で操作するよう構成されたラッチアクチュエータを含むドアラッチを有し、前記ラッチ止め要素は、前記伸長位置にあるとき、前記ドアを閉じ位置に保持するよう前記ドアフレームに設けられた受け具によって受け入れられるよう構成され、前記ヒンジ組立体と前記ドアラッチと前記ドアは、ドア組立体として提供されるようになっている、請求項7記載のアクチュエータ付きヒンジ組立体。
  20. コントローラユニットを更に含み、前記コントローラユニットは、プロセッサ及び第2の作動信号を前記ラッチアクチュエータに提供するよう前記プロセッサによって実行可能な1組の命令を含む、請求項19記載のアクチュエータ付きヒンジ組立体。
  21. ドアと、前記ドアを隣接のドアフレームに連結するための1対のヒンジ部材及び前記ヒンジ部材の互いに対する相対運動を生じさせるヒンジアクチュエータを含むヒンジ組立体と、ラッチ要素及び前記ラッチ要素の位置を伸長位置と引っ込み位置との間で操作するよう構成されたラッチアクチュエータを含むラッチ組立体とを含むドア組立体を作動させるコントローラユニットであって、前記コントローラユニットは、
    プロセッサと、
    トランスポンダからのドア操作信号を受け取る受信機と、
    物理メモリに記憶された1組の命令とを含み、前記1組の命令は、
    前記トランスポンダからの前記ドア操作信号を受信し、
    前記トランスポンダが前記コントローラユニットによって登録されていることを認証し、
    第1の作動信号を前記ヒンジアクチュエータに送信すると共に第2の作動信号を前記ラッチアクチュエータに送信して前記相対運動を生じさせ、それによりドアを閉じ位置から開き位置に変位させるかドアを前記開き位置から閉じ位置に変位させるかのいずれかを行うよう前記プロセッサによって実行可能である、コントローラユニット。
  22. 前記第1の作動信号は、前記第2の作動信号が前記ラッチ止め要素の前記位置を前記引っ込み位置に向かって操作した後、前記相対回転を生じさせるよう前記ヒンジアクチュエータの作動を可能にし、前記ドアを前記相対回転に起因して前記閉じ位置から開き位置に変位させる、請求項21記載のコントローラユニット。
  23. 前記第1の作動信号は、前記相対回転を生じさせるよう前記ヒンジアクチュエータの作動を可能にし、前記ドアを前記相対回転に起因して開き位置から前記閉じ位置に変位させる、請求項21記載のコントローラユニット。
  24. 前記受信機は、ワイヤレス受信機であり、前記トランスポンダは、前記ワイヤレス受信機の送信範囲内に位置するワイヤレストランスポンダである、請求項21記載のコントローラユニット。
  25. 局所作動信号を送信して前記局所作動信号の範囲内に位置するときに前記トランスポンダを作動させるよう構成された送信機を更に含み、前記トランスポンダは、作動時、前記ドア操作信号を送信するようになっている、請求項21記載のコントローラユニット。
  26. 前記送信機は、低周波数範囲にある前記局所作動信号を放出するアンテナであり、前記トランスポンダは、前記ドア操作信号をUHF範囲で出す、請求項25記載のコントローラユニット。
  27. 前記トランスポンダは、前記局所作動信号の信号強度に基づき、前記トランスポンダが前記ドアの一方の側に位置していて前記ドアの他方の側には位置していないかどうかを判定するよう構成されている、請求項25記載のコントローラユニット。
  28. 前記送信機は、前記局所作動信号を前記ドアの他方の側ではなく前記ドアの一方の側に指向性を持って送信するよう構成されており、前記トランスポンダは、前記ドアの前記一方の側に隣接して位置した場合にのみ前記局所作動信号の範囲内に存在する、請求項25記載のコントローラユニット。
  29. 前記局所作動信号は、前記トランスポンダが前記ドアの一方の側に位置していて前記ドアの他方の側には位置していないかどうかを前記トランスポンダに指示するコードを含む、請求項25記載のコントローラユニット。
  30. 前記1組の命令は、前記トランスポンダが前記ドアの前記一方の側に位置するものと識別された場合、前記第1の作動信号及び前記第2の作動信号を送信することによって前記ドア操作信号に応答する命令を更に含む、請求項28記載のコントローラユニット。
  31. 前記ドアの前記一方の側は、前記ドアフレームを収容した建物の部屋から外方に向いている、請求項28記載のコントローラユニット。
  32. 前記1組の命令は、前記トランスポンダが前記ドアの前記一方の側に位置するものと識別された場合、前記第1の作動信号及び前記第2の作動信号を送信することによって前記ドア操作信号に応答する命令を更に含む、請求項29記載のコントローラユニット。
  33. 前記ドアの前記一方の側は、前記ドアフレームを収容した建物の部屋から外方に向いている、請求項28記載のコントローラユニット。
  34. 前記ドアの前記位置を突き止める少なくとも1つのリミットスイッチを更に含む、請求項21記載のコントローラユニット。
  35. 前記コントローラユニットは、前記ドアから離れて且つ前記ドアフレームに隣接して配置されている、請求項21記載のコントローラユニット。
  36. 前記コントローラユニットは、前記ドア組立体の一部である、請求項21記載のコントローラユニット。
  37. 前記ヒンジアクチュエータによって駆動される歯車装置を更に含み、前記歯車装置は、前記1対のヒンジ部材のうちの一方に連結され、前記歯車装置は、前記1対のヒンジ部材のうちの他方に連結され、前記1対のヒンジ部材は、互いに対して回動可能に連結されている、請求項21記載のコントローラユニット。
  38. 前記ヒンジアクチュエータは、電気モータである、請求項36記載のコントローラユニット。
  39. 前記歯車装置は、駆動されると、前記1対のヒンジ部材のうちの他方のヒンジ部材に加えられる出力トルクをもたらし、前記出力トルクは、前記1対のヒンジ部材のうちの他方のヒンジ部材のピボット軸線と一線をなす、請求項36記載のコントローラユニット。
  40. ドアと、前記ドアを隣接のドアフレームに連結するための1対のヒンジ部材を含むヒンジ組立体と、ラッチ要素及び前記ラッチ要素の位置を伸長位置と引っ込み位置との間で操作するよう構成されたラッチアクチュエータを含むラッチ組立体とを含むドア組立体を作動させるコントローラユニットであって、前記コントローラユニットは、
    プロセッサと、
    トランスポンダからのドア操作信号を受け取る受信機と、
    物理メモリに記憶された1組の命令とを含み、前記1組の命令は、
    前記トランスポンダからの前記ドア操作信号を受信し、
    前記トランスポンダが前記コントローラユニットによって登録されていることを認証し、
    第2の作動信号を前記ラッチアクチュエータに送信して前記ラッチ要素の位置を前記引っ込み位置に向かって操作し、それにより閉じ位置から開き位置への前記ドアの変位又は前記開き位置から前記閉じ位置への前記ドアの変位を生じさせるよう前記プロセッサによって実行可能である、コントローラユニット。
  41. 前記ヒンジ組立体は、前記ヒンジ部材の互いに対する相対運動を生じさせるヒンジアクチュエータを含む、請求項39記載のコントローラユニット。
  42. ドアと、前記ドアを隣接のドアフレームに連結するための1対のヒンジ部材を含むヒンジ組立体と、ラッチ要素及び前記ラッチ要素の位置を伸長位置と引っ込み位置との間で操作するよう構成されたラッチアクチュエータを含むラッチ組立体とを含むドア組立体を作動させるコントローラユニットであって、前記コントローラユニットは、
    プロセッサと、
    前記ドアと関連した手動式スイッチからのドア操作信号を受信するよう構成された受信機と、
    物理メモリに記憶された1組の命令とを含み、前記1組の命令は、
    前記ドア操作信号を受信すると、第2の作動信号を前記ラッチアクチュエータに送信して前記ラッチ要素の位置を前記引っ込み位置に向かって操作し、それにより閉じ位置から開き位置への前記ドアの変位又は前記開き位置から前記閉じ位置への前記ドアの変位を生じさせるよう前記プロセッサによって実行可能である、コントローラユニット。
  43. 前記受信機は、前記手動スイッチからではなくワイヤレストランスポンダから前記ドア操作信号を受信し、そして前記第2の作動信号を送信する前に、前記トランスポンダが前記コントローラユニットによって登録されていることを認証するよう構成されている、請求項41記載のコントローラユニット。
  44. 前記ヒンジ組立体は、前記ヒンジ部材の互いに対する相対運動を生じさせるヒンジアクチュエータを含み、前記コントローラユニットは、第1の作動信号を前記ヒンジアクチュエータに送信して前記相対運動を生じさせ、それによりドアを閉じ位置から開き位置に変位させるかドアを前記開き位置から閉じ位置に変位させるかのいずれかを行うよう前記プロセッサによって実行可能であるよう構成されている、請求項41記載のコントローラユニット。
  45. 前記ラッチ組立体は、前記第2の作動信号による前記ラッチアクチュエータの作動を行わないで、前記ラッチ要素の前記位置を前記引っ込み位置に向かって操作する機械式オーバーライド機構体を含む、請求項41記載のコントローラユニット。
  46. 前記オーバーライド機構体は、前記ラッチ要素に結合されたドア取っ手である、請求項44記載のコントローラユニット。
  47. 前記オーバーライド機構体は、前記ラッチ要素に結合されたキーシリンダである、請求項44記載のコントローラユニット。
  48. 前記コントローラユニットは、前記第2の作動信号の受信に依存して前記ラッチ要素の作動を生じさせる第1の状態又は前記機械式オーバーライド機構体の使用に依存して前記ラッチ要素の作動を生じさせる第2の状態である状態信号を受信するよう構成され、前記第2の状態は、前記ドアの規定の付近に位置するワイヤレストランスポンダの存在が前記ラッチ要素の作動をイネーブルにする前に認識されなければならないという要件をディスエーブルにする、請求項44記載のコントローラユニット。
  49. 前記状態信号は、前記ドアに設けられたスイッチの作動に基づいて生じる、請求項47記載のコントローラユニット。
  50. 前記ドアに設けられた視覚表示器を更に含み、前記視覚表示器は、前記手動スイッチからではなくワイヤレストランスポンダから前記ドア操作信号を受信した場合に前記コントローラユニットによって作動される、請求項41記載のコントローラユニット。
  51. 前記視覚表示器は、光である、請求項49記載のコントローラユニット。
JP2014556889A 2012-02-17 2013-02-15 自動ドアコントローラ及びドア作動機器 Pending JP2015512005A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201261600294P 2012-02-17 2012-02-17
US61/600,294 2012-02-17
PCT/CA2013/000138 WO2013120189A1 (en) 2012-02-17 2013-02-15 Automatic door controller and door actuation equipment

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015512005A true JP2015512005A (ja) 2015-04-23
JP2015512005A5 JP2015512005A5 (ja) 2016-03-31

Family

ID=48983492

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014556889A Pending JP2015512005A (ja) 2012-02-17 2013-02-15 自動ドアコントローラ及びドア作動機器

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20140338151A1 (ja)
JP (1) JP2015512005A (ja)
CN (1) CN104126048A (ja)
DE (1) DE112013000977T8 (ja)
WO (1) WO2013120189A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021123987A (ja) * 2020-02-07 2021-08-30 株式会社ホンダロック ドア開閉システム
JP2021123986A (ja) * 2020-02-07 2021-08-30 株式会社ホンダロック ドア開閉システム

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104895443B (zh) * 2015-06-09 2017-05-31 中山市华冠五金有限公司 电动自动门铰
DE102015109468A1 (de) * 2015-06-15 2016-12-15 Hella Kgaa Hueck & Co. Zugangs-und Fahrberechtigungssystem mit erhöhter Sicherheit gegen Relaisangriffe durch Verifikation der Ortbestimmung
US9890576B2 (en) * 2015-07-29 2018-02-13 Ford Global Technologies, Llc Active door operation based on voice commands
US10337223B2 (en) 2016-11-23 2019-07-02 Kohler Co. Shower door hinge assembly
CN108193968A (zh) * 2018-02-10 2018-06-22 深圳市罗曼斯科技有限公司 一种自动门铰及防盗门
CN110318621A (zh) * 2019-07-05 2019-10-11 浙江零壹互联网络科技有限公司 一种智能合页
CN112854945B (zh) * 2021-02-06 2021-12-10 哈尔滨贰零贰壹科技有限公司 一种自动门

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11324483A (ja) * 1998-05-11 1999-11-26 Royal Electric Co Ltd 自動開閉扉とその開閉装置
US20020026750A1 (en) * 1999-08-10 2002-03-07 St. John Robert A. Retrofit power door assembly
JP2010265717A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Shibutani:Kk 自動施錠錠

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5634296A (en) * 1994-05-16 1997-06-03 Carol A. Hebda Remote control door operating device
US5490698A (en) * 1994-07-05 1996-02-13 Dezso; Paul M. Door locking system
FR2748772A1 (fr) * 1996-05-17 1997-11-21 Payovitch Noel Dispositif motorise de manoeuvre d'un battant pivotant de porte, notamment de garage
US5987818A (en) * 1998-10-21 1999-11-23 Dabideen; Pooran Remotely controlled door locking and opening system
US6588153B1 (en) * 1999-08-10 2003-07-08 The Stanley Works Power door kit
KR100463432B1 (ko) * 2002-12-10 2004-12-23 삼성전기주식회사 회전가능한 카메라를 갖는 휴대전화기의 힌지장치
JP2005083432A (ja) * 2003-09-05 2005-03-31 Nidec Copal Corp モータ付き電動ヒンジ装置
KR100815316B1 (ko) * 2006-05-15 2008-03-19 삼성전기주식회사 노트북 컴퓨터 개폐장치
CN201106352Y (zh) * 2007-07-19 2008-08-27 盛平 一种自动门控制器
DE102007060591A1 (de) * 2007-12-13 2009-06-18 Dorma Gmbh + Co. Kg Türanordnung, insbesondere Sicherheitstür mit einem integrierten Türantrieb
CN201723053U (zh) * 2010-07-14 2011-01-26 洪水源 电子自动门装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11324483A (ja) * 1998-05-11 1999-11-26 Royal Electric Co Ltd 自動開閉扉とその開閉装置
US20020026750A1 (en) * 1999-08-10 2002-03-07 St. John Robert A. Retrofit power door assembly
JP2010265717A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Shibutani:Kk 自動施錠錠

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021123987A (ja) * 2020-02-07 2021-08-30 株式会社ホンダロック ドア開閉システム
JP2021123986A (ja) * 2020-02-07 2021-08-30 株式会社ホンダロック ドア開閉システム
JP7262406B2 (ja) 2020-02-07 2023-04-21 ミネベアアクセスソリューションズ株式会社 ドア開閉システム
JP7262407B2 (ja) 2020-02-07 2023-04-21 ミネベアアクセスソリューションズ株式会社 ドア開閉システム

Also Published As

Publication number Publication date
DE112013000977T5 (de) 2014-11-27
DE112013000977T8 (de) 2015-01-08
CN104126048A (zh) 2014-10-29
US20140338151A1 (en) 2014-11-20
WO2013120189A1 (en) 2013-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015512005A (ja) 自動ドアコントローラ及びドア作動機器
US10713869B2 (en) System for facilitating access to a secured area
US6714118B1 (en) Modular electronic door security system
US20090027194A1 (en) Door locking/unlocking unit
JP2022544848A (ja) 制御可能なドアロック
US10612277B2 (en) Vehicle door opening/close device
JP7187741B2 (ja) 自動車ドア用ロック
TW202328549A (zh) 電子鎖栓之驅動機構
EP2096239A1 (en) Remotely controlled module for a cylinder lock
JP3808796B2 (ja) 自動ドア装置
WO2021092660A1 (en) Electronic lockset system having communication capabilities
JP3999627B2 (ja) 自動ドア装置
JP4487458B2 (ja) 住宅用ドア自動開閉システム
JP2021533283A (ja) ドアハンドル、ドアハンドルの制御方法、装置、および記憶媒体
US20220325557A1 (en) Detection and correction of insufficient locking behavior of an electronic lockset
JP2004132131A (ja) 自動ドア装置
KR100961099B1 (ko) 도어락 및 이를 이용한 도어 시스템
KR200212695Y1 (ko) 전자 도어락
JP3999626B2 (ja) 自動ドア装置及び自動ドア制御システム
JP2019094727A (ja) 扉制御システム
CN113775259A (zh) 一种智能门锁及其使用方法
KR102242272B1 (ko) 래치볼트 자동 풀림 구조를 포함하는 디지털 도어락
JP4371216B2 (ja) 扉用の電気錠
KR100951989B1 (ko) 차량의 아웃사이드 핸들유닛
WO2021246869A1 (en) Door handle assembly

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160212

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170130

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170414

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170925