JP4371216B2 - 扉用の電気錠 - Google Patents

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Description

本発明は、扉の錠装置に付設し、不正行為による解錠を防止するようにした電気錠に関する。
扉に装備されている錠装置としては、扉外側からキ−によって回動させて施解錠するキ−シリンダと、扉内側で手動回動させて施解錠するサムタ−ンとを備える。
このような錠装置は、多くの建物の扉に設けられた一般的な錠装置となっているが、ただ、この錠装置は、ピッキングなどによって不正に解錠されることがある。
不正解錠される具体的な例としては、特殊な治具をキ−シリンダに差し込み、ロックピンを外してシリンダを回動させ解錠してしまう、いわゆるピッキングによる不正解錠が行なわれる。
その他、明りとり窓のある扉の場合は、明りとり窓を壊し、壊した窓から扉内に手を差し入れてサムタ−ンを回動し、不正解錠が行なわれる。
上記のような不正解錠の防止対策としては、既存の錠装置を不正解錠防止機能付きの錠装置に交換したり、補助錠を追加して取付けたりしている。
しかし、このような防止対策は、扉に取付け孔などの傷が付くために、賃貸住宅等では許可などを受ける必要があり、その上、素人では取付けすることができないこともあるため、簡単に実施することができなかった。
他方、既存の錠装置に付設する構成のピッキング防止装置が既に提案されている。
このピッキング防止装置は、サムタ−ンに所定の荷重を加えておく構成のもので、ピッキングではサムタ−ンと一体回動するキ−シリンダの回動を防止し、不正解錠を防止している。
なお、キ−操作或いはサムタ−ンの手動操作によって解錠する場合は、サムタ−ンに加わっている荷重より大きい操作力で解錠する。
このピッキング防止装置は扉に直接に取付けるために、扉に取付け孔など傷がつくため、上記同様に賃貸住宅等に簡単に実施することができない。
実用新案登録第3082240号公報
扉に取付け孔などの傷をつけることなく、さらに、サムタ−ンの形状に問われることなく、既存の錠装置に簡単に取付けることができるようにした不正解錠防止機能付きの電気錠を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明では、第1の発明として、扉の施解錠操作を可能とするキーシリンダ及び前記キーシリンダの動きに連動するサムターンとを有する錠装置と、扉の室内側に取り付けて前記錠装置を電動駆動して施解錠する電気錠において、前記サムターンを回動させる連動機構と、前記連動機構を電動駆動し、サムターンを施錠位置と解錠位置とに回動させる駆動手段と、前記サムターンの施錠位置を検出する第1検出手段と、前記サムターンの解錠位置を検出する第2検出手段と、リモコン等からの信号に応じて前記駆動手段を電気制御する制御手段とを設け、手動による前記キーシリンダまたは前記サムターンの操作により、前記サムターンが施錠位置から回動し解錠位置に至る前に前記第1、第2検出手段が非検出に移ったとき、前記制御手段がそれら第1、第2検出手段の非検出信号に応動し前記サムターンを施錠位置に戻り回動させるように前記駆動手段を電気制御することを特徴とする電気錠を提案する。
第2の発明としては、扉の施解錠操作を可能とするキーシリンダ及び前記キーシリンダの動きに連動するサムターンとを有する錠装置と、扉の室内側に取り付けて前記錠装置を電動駆動して施解錠する電気錠において、前記サムターンを回動させる連動機構と、前記連動機構を電動駆動し、サムターンを施錠位置と解錠位置とに回動させる駆動手段と、前記サムターンの施錠位置を検出する第1検出手段と、前記サムターンの解錠位置を検出する第2検出手段と、リモコン等からの信号に応じて前記駆動手段を電気制御する制御手段とを設け、手動による前記キーシリンダまたは前記サムターンの操作により、前記サムターンが施錠位置から回動し解錠位置に至る前に又は前記サムターンが解錠位置から回動し施錠位置に至る前に前記第1、第2検出手段が非検出に移ったとき、前記制御手段がそれら第1、第2検出手段の非検出信号に応動し、施錠位置から回動した前記サムターンを施錠位置に又は解錠位置から回動した前記サムターンを解錠位置に戻り回動させるように前記駆動手段を電気制御することを特徴とする電気錠を提案する。
第3の発明としては、上記した第1又は第2の発明の電気錠において、前記制御手段は、リモコン等からの信号に応じて前記駆動手段を電気制御するときは、前記第1、第2検出手段の前記非検出信号に応動するサムターンの戻り回動制御を禁止するものであることを特徴とする電気錠を提案する。
第4の発明としては、上記した第1又は第2の発明の電気錠において、前記制御手段が前記検出手段の非検出信号に応動して動作させる警報器を備えることを特徴とする電気錠を提案する。
第5の発明としては、上記第1又は第2の発明の電気錠において、前記連動機構には、前記駆動手段の電動駆動力をサムタ−ンに伝えるクラッチ手段を設け、このクラッチ手段が、前記連動機構の駆動力より大きい回動力でサムタ−ンを操作することによって非連結となる構成となっていることを特徴とする電気錠を提案する。
第6の発明としては、上記した第1の発明の電気錠において、前記第1検出手段は、前記サムターンが施錠位置にあるときは非導通となり検出信号を出力し、前記サムターンが施錠位置から回動直後に導通して非検出信号を出力する検出スイッチであり、前記制御手段の電源部が前記第1検出手段である検出スイッチの非検出信号に応動して給電動作して制御手段を起動させるものであり、前記制御手段が、前記検出手段である検出スイッチの非検出信号にしたがって前記駆動手段を電気制御し、前記サムターンを施錠位置に戻り回動させることを特徴とする電気錠を提案する。
第7の発明としては、上記した第2の発明の電気錠において、前記第1検出手段は、前記サムターンが施錠位置にあるとき非導通となり検出信号を出力し、前記サムターンが施錠位置からの回動直後に導通して非検出信号を出力する検出スイッチからなり、前記第2検出手段は、前記サムターンが解錠位置にあるとき非導通となり検出信号を出力し、前記サムターンが解錠位置からの回動直後に導通して非検出信号を出力する検出スイッチからなり、前記制御手段の電源部が前記第1、第2検出手段である検出スイッチの非検出信号に応動し給電動作し制御手段を起動させるものであり、前記制御手段が、前記第1、第2検出手段である検出スイッチの非検出信号にしたがって前記駆動手段を電気制御し、施錠位置から回動した前記サムターンを施錠位置に又は解錠位置から回動した前記サムターンを解錠位置に戻り回動させることを特徴とする電気錠を提案する。
第8の発明としては、上記第1又は第2の発明の電気錠において、サムタ−ンの各種の形状に合せた嵌合孔を有する複数のアタッチメントを設け、選択した一つのアタッチメントを前記した連動機構の回動部材に着脱自在に取付けることを特徴とする電気錠を提案する。
第9の発明としては、上記した第1又は第2の発明の電気錠において、前記制御手段は、前記第1、第2検出手段の検出信号及び/又は非検出信号に応じた錠状態信号を外部装置へ出力する外部出力部を備えたことを特徴とする電気錠を提案する。
第1又は第2の発明の電気錠は、駆動手段によって電動駆動する連動機構によりサムタ−ンを施錠位置と解錠位置とに回動させる電気錠となっている。
したがって、錠装置が装備されている扉の室内側に取付ければ、その錠装置を変更することなく電気錠として動作させることができる。
また、この電気錠は、施錠されているときに、キ−シリンダまたはサムタ−ンを手動で回動させると、サムタ−ンを施錠位置に戻り回動させる不正解錠防止機能を備えている。
したがって、キ−シリンダやサムタ−ンを不正に回動させて解錠する行為があっても、サムタ−ンが直ちに施錠位置に戻り回動するため、不正な解錠が行なわれても施錠状態が維持される。
上記の電気錠は、正規キ−でキ−シリンダを回動したり、住人がサムタ−ンを回動して解錠する不正解錠行為でない場合でも、サムタ−ンが施錠位置に戻り回動し、施錠状態となる。
したがって、住人は手動操作しないでリモコンなどを使用して施解錠する。
第2の発明の電気錠は、解錠状態にあるときに、キ−シリンダまたはサムタ−ンを手動回動させて施解錠を試みてもサムタ−ンが解錠位置に戻り施錠することができないので、住人はリモコンなどにより施錠することの必要性を認識する。
第3の発明の電気錠は、電気錠をリモコンなどの信号で動作させるときは、サムタ−ンの回動によって検出手段が非検出となっても、制御手段がサムタ−ンを戻り回動させないように動作する。
つまり、リモコンなどの信号に応動する制御手段が駆動手段を電気制御し、サムタ−ンが施錠位置にあれば、解錠位置に回動し、解錠位置にあれば施錠位置に回動させる。
第4の発明は、キ−シリンダまたはサムタ−ンが手動で回動され、サムタ−ンが戻り回動する場合は、制御手段が警報器を動作させる。
すなわち、ピッキングなどによりキ−シリンダが回動されたときは警報を発して不正解錠をする者を威嚇し、不正行為を禁止させる。
なお、警報器としては、ブザ−、警報ランプなどを用いることができる。
また、住人がキ−を使ってキ−シリンダを回動したり、サムタ−ンを手動で回動したときも不正行為ではないが警報を発する。
この場合、住人は不正解錠機能のために警報器が動作していると認識する。
なお、リモコンなどへの信号によって施解錠するときは、サムタ−ンが戻り回動しないから、警報器が動作しない。
第5の発明の電気錠は、施錠位置にあるサムタ−ンを手動回動すると、常に施錠位置に戻り回動して非常時に扉を開くことができなくなることを解決している。
すなわち、サムタ−ンの戻り回動力、つまり、連動機構の駆動力に打ち勝つ操作力でサムタ−ンを回動させると、クラッチ手段が非連結となり連動機構の連動系が断たれ、サムタ−ンを解錠位置に回動させ、解錠することができる。
また、制御手段が故障すると、駆動手段を電動制御することができず、サムタ−ンが施錠位置となったままとなり、その上、キ−シリンダをキ−操作することも、サムタ−ンを回動操作することも困難となる。
このため、サムタ−ンを強制に回動操作してクラッチ手段を非連結に切換える。
これによって、サムタ−ンを解錠位置へ回動させ、解錠するようにしてある。
なお、上記のクラッチ手段を非連結するためのサムタ−ンの操作力は、ピッキングなどによって加わる操作力よりも大きく、正規キ−によるキ−シリンダの操作力よりも小さくなるようにすることが好ましい。
このようにすれば、不正解錠行為を防止し住人の解錠操作が可能になる。
第6の発明の電気錠は、検出手段が、サムタ−ンが施錠位置にあるとき非導通、施錠位置から外れると導通となる検出スイッチとなっている。
このように構成した電気錠は、サムタ−ンが施錠位置にあるかぎり、検出スイッチが非導通となっているため制御手段が動作しないし、また、サムタ−ンが施錠位置から回動して検出スイッチが導通しても、サムタ−ンが直ちに施錠位置に戻り回動して検出スイッチが非導通となることから、制御手段が検出スイッチの導通信号(非検出信号)に応動して短時間の間動作する。
この結果、電力消費の少ない電気錠となる。
第7の発明の電気錠は、検出手段が、サムタ−ンが施錠位置と解錠位置とにあるときに非導通、施錠位置と解錠位置とから外れると導通する検出スイッチとなっている。
したがって、上記同様に制御手段が検出スイッチが導通する短時間の間動作するから、電力消費の少ない電気錠となる。
第8の発明の電気錠は、複数のアタッチメントの中から扉に既に装備されている錠装置のサムタ−ンに適合するアタッチメントを選択して連動機構の回動部材に取付ける。
このように構成した電気錠は、錠装置のサムタ−ンの形状に問われることなく、その錠装置に付設することができる。
第9の発明の電気錠は、外部出力部から出力させた錠状態信号を監視装置に送り、施解錠状態を監視し、不正解錠されたときは監視センタ−に通知するように構成することができる。
次に、本発明の一実施形態について図面に沿って説明する。
図1は電気錠の斜視図、図2はカバ−を取り外した状態を示す電気錠の斜視図、図3は図1上のA−A線拡大断面図、図4は図3上のB−B線断面図である。
これらの図面に示したように、この電気錠は、本体ケ−ス11にカバ−12を被せ、ねじ13によってカバ−12を固着してある。
また、本体ケ−ス11には、その一側部にサムタ−ン部所としたリング状部11aが形成してあり、また、リング状部11a内には連動ギア14が配設してある。
この連動ギア14は、図5に示したように、ギア付のリング体(回動部材)となっており、図3、図4より分かるように、上記したリング状部11aのリング壁部を回転軸として回転自在とし、バックプレ−ト15によって抜け止めしてある。
具体的には、上記の連動ギヤ14は、図5の詳細図に示す通り、ギア14aと、スプリングにより押圧勢力を与えたプッシュブロック14bと、本体ケ−ス11のストッパ−部11b(図4参照)に当接させて回転を規制する当接舌片部14cとを外周部に設け、内周部にアタッチメント16を嵌着するための係止部14d及びガイド溝14eを設けたリング体となっている。
なお、図5(A)は連動ギヤ14の正面図、図5(B)は図5(A)上のC−C線断面図である。
また、アタッチメント16は、図6に一例として示したように、錠装置のサムタ−ン形状に合せた嵌合孔16aを設けた円板状のもので、その外周部には、上記連動ギヤ14に設けた係止部14dに係止させる係止凸部16bと、ガイド溝14eに嵌合させるガイド凸部16cが設けてある。
なお、係止凸部16bに接近させて形成した長孔は、係止凸部16bに弾性をもたせるものである。
また、図6(A)はアタッチメント16の正面図、図6(B)はその側面図、図6(C)は図6(A)上のD−D線断面図である。
このアタッチメント16は、ガイド凸部16cを連動ギヤ14のガイド溝14eに合せるようにして連動ギヤ14内に挿入し、係止凸部16bを係止部14dに係止させて連動ギヤ14に嵌着させる。
一方、本体ケ−ス11には、駆動手段としてのモ−タ17と、このモ−タ17を電気制御する制御回路(制御手段)と、モ−タ17によって電動駆動する連動機構とが設けてある。
モ−タ17は、図7に詳細図として示したように、そのモ−タ出力を減速装置18で減速して出力ロ−タ19より出力させるようになっている。
なお、モ−タ17は本体ケ−ス11の電池ボックス11cに装填した電源電池によって給電する直流モ−タとしてあるが、A/D変換器などを備えれば、電源電池に変えて商用交流電源を用いることができる。
制御回路は、本体ケ−ス11に備えた回路基板20に各々の電気部品と共に設けてある。
この制御回路は後述する各スイッチのスイッチ信号やリモコン信号などに応動して上記モ−タ17を電気制御する。
具体的には、制御回路が本体ケ−ス11に設けた操作スイッチ21のスイッチ信号、受信アンテナ22で受信するリモコン信号に応動してモ−タ制御する他に、本体ケ−ス11に設けたモ−ド切換スイッチ23や後述するサムタ−ン位置の検出スイッチなどのスイッチ信号に応動してモ−タ制御する。
上記した操作スイッチ21は、図2に示した如く、接近させる方向に押動操作する2つの操作部21a、21bを有するもので、2本の手指を使って操作部21a、21bを同時に操作したときにスイッチ信号を制御回路に送る。
この操作スイッチ21には、透明材からなるスイッチカバ−24を被せた後に、全体に覆うカバ−12を本体ケ−ス11に被せ、スイッチカバ−24をカバ−12の長孔12a内に配設するようにしてある。
上記したモ−ド切換スイッチ23は、ディップスイッチとして構成してあり、その操作設定によって通常モ−ドとセキュリティモ−ドとを選択設定する。
すなわち、通常モ−ドに設定した場合は、不正解錠防止機能を有しない動作モ−ドに制御回路を切換え、セキュリティモ−ドに設定した場合は、不正解錠防止機能を有する動作モ−ドに制御回路を切換える。
他方、モ−タ17によって電動駆動される連動機構は、図3、図4より分かる通り、減速装置18、出力ロ−タ19、従動ロ−タ25、クラッチ26、駆動ギア27、連動ギヤ14によって構成してある。
従動ロ−タ25は、図8に示した詳細図より分かる如く、中央部に出力ロ−タ19に連結する軸孔25aを有する皿状の円形体で、その周囲部には検出スイッチSW1(図4参照)を動作させる突形部25bが形成してある。
この従動ロ−タ25は、軸孔25aに出力ロ−タ19を挿入して連結するが、軸孔25aの孔縁を凹凸状に形成してあることから、その凹凸が出力ロ−タ19の外周凹凸に嵌合し、この従動ロ−タ25が出力ロ−タ19と一体的に回動する。
なお、図8(A)は従動ロ−タ25の正面図、図8(B)は図8(A)上のE−E線断面図である。
上記したクラッチ26は、図9に示した詳細図のように、突出勢力を与えた2つのクラッチ突形部26a、26bを周囲の対称部所から突出させた円形構造のもので、中央部には上記した出力ロ−タ19に軸着する軸孔26cが設けてある。
なお、図9(A)はクラッチ26の正面図、図9(B)はその側面図、図9(C)は図9(A)上のF−F線断面図である。
具体的には、一体形成の上下板部26d、26eの間に、クラッチ突形部26a、26bを設けた弧状片26f、26gを挿入し、これら弧状片26f、26gの間に拡圧作用のコイルばね28を設けた構成としてある。
また、クラッチ突形部26a、26bの一部を突入させた上下板部26d、26eの小孔によって、クラッチ突形部26a、26bの突出移動を図示する位置で規制している。
上記のクラッチ26は、軸孔26cに出力ロ−タ19を挿入して軸支させる。
この場合、軸孔26cの孔縁凹凸が出力ロ−タ19の外周凹凸に嵌合することから、このクラッチ26が出力ロ−タ19と一体的に回動する。
また、このクラッチ26は図3、図4に示すように、上記した従動ロ−タ25と次に述べる駆動ギア27との間に設け、駆動ギア27との間でクラッチ動作させる。
駆動ギア27は、図10に詳細図として示したように、周囲全体にギア27aを有する円形ギアで、一面側に円形凹部27bを形成し、その円形凹部27bの中央部に支軸27cを直立に立設形成してある。
なお、図10(A)は駆動ギア27の正面図、図10(B)は図10(A)上のG−G線断面図である。
また、上記の円形凹部27bの対称位置となる円形壁には、上記クラッチ26のクラッチ突形部26a、26bが当接して押し回す2つの張出突出部27d、27eが設けてある。
この駆動ギア27は、図3に示してあるように、支軸27cを出力ロ−タ19の中央孔19aを通して減速装置18に回転自在に軸支させてある。
上記したところのクラッチ26と駆動ギア27とは連動機構の連動系を連結したり、切断をしたりするもので、クラッチ突形部26a、26bが張出突出部27d、27eの間を移動するときはクラッチ非連結となり、クラッチ突形部26a、26bが張出突出部27d、27eを押し回すときはクラッチ連結となる。
また、このクラッチ26は、駆動ギア27を強く回動させると、クラッチ突形部26a、26bがばね勢力に抗して後退し、張出突出部27d、27eを乗り越える。
この場合にもクラッチ非連結となり、連動系が切断される。
上記した駆動ギア27は、図3、図4に示した如く、既に述べたところの連動ギヤ14と噛合させ、駆動ギア27によって連動ギヤ14を連動回動させる。
一方、本体ケ−ス11には、図4に示したように、従動ロ−タ25の突形部25bによって動作する検出スイッチSW1が本体ケ−ス11に設けてある。
このスイッチSW1は、常時OFFとなっており、リンクベ−ス29に設けたリンクバ−30が上記の突形部25bに押動されたときにスイッチ動作しONする。
また、連動ギヤ14のプッシュブロック14bによって動作させる2つの検出スイッチSW2、SW3が本体ケ−ス11に設けてある。
これら検出スイッチSW2、SW3は、連動ギヤ14と一体的に回動するサムタ−ンの施錠位置と解錠位置とを検出する。
すなわち、検出スイッチSW2が施錠位置を検出する検出スイッチ、検出スイッチSW3が解錠位置を検出する検出スイッチとなっている。
なお、検出スイッチSW2、SW3は、それらの動作部がプッシュブロック14bによって押動されることでONからOFFする。
したがって、図示状態では、検出スイッチSW3がOFFしており、制御回路がそのOFF信号とに応動してサムタ−ンが解錠位置、つまり、錠装置が解錠していることを認識する。
以上から構成した本実施形態の電気錠は、アタッチメント16を連動ギヤ14に嵌着した後、図2に示したところの取付板31と取付ねじ32によって扉に取付ける。
取付板31には、上下方向に位置の調整ができる3つのねじ杆33と、錠装置の錠箱に位置合せするためのL字形の位置合せ板部34とが設けてある。
この取付板31は、図11に示したように、位置合せ板部34を扉に装備されている錠装置の錠箱35に合せて位置決めし、その裏面を扉50に接着する。
この接着には両面テ−プなどが使用できる。
なお、図11に示す錠装置は、公知構成のもので、扉の内側に、サムタ−ン36とドアノブ37を備え、扉の外側に、キ−シリンダのキ−口とドアハンドルとを備えている。
その他、38はデッドボルト、39はラッチボルトである。
なお、この錠装置は、キ−シリンダとサムタ−ン36が一体的に回動する構成となっており、キ−によるキ−シリンダの回動或いはサムタ−ン36の回動により施解錠するようになっている。
取付板31を扉50に取付けた後に、上記した電気錠の本体ケ−ス11をこの取付板31にねじ止めする。
なお、本実施形態では本体ケ−ス11を取付板31に取付けると、アタッチメント16とサムタ−ン36の高さ位置が合わないため、本体ケ−ス11と取付板31との間に図12に示した高さ調整枠40を設ける。
図2に示すように、本体ケ−ス11には、一方側の2ケ所と他方側の1ケ所に取付孔11dが設けてある。
この取付孔11dは中程の一部を小径とした円筒孔で、下側から取付板31のねじ杆33を高さ調整枠40の孔部40aを通して挿入させ、上側から取付ねじ32を差し入れてねじ杆33にねじ込む。
また、このように取付ける場合、取付ねじ32によって仮り止めした状態で、本体ケ−ス11を上下方向に位置調整し、サムタ−ン36をアタッチメント16の嵌合孔16aに確実に嵌合させる。
なお、この調整では、ねじ杆33が接着固定されている取付板31に対して調整移動する。
上記の調整後に取付ねじ32を再度ねじ込み本体ケ−ス11を取付板31に確実に固定させる。
続いて、カバ−12を本体ケ−ス11に被せてねじ13によって固着する。
図13は上記のようにして電気錠を錠装置に付設した状態を示す正面図で、図14はその側面図を示したものである。
なお、上記の取付けでは、電気錠が接着剤で扉に固着されるので、経年使用によって剥がれ落ちるおそれがある。
したがって、高さ調整枠40にマグネットを設けて、このマグネットを扉に付着させるようにしてもよい。
次に、上記した電気錠の動作について説明する。
先ず、モ−ド切換スイッチ23により通常モ−ドに設定した場合について図15、図16を参照して説明する。
この場合、リモコンを使ってリモコン信号を送り、或いは、カバ−12が取付けてなければ操作スイッチ21を操作して電気錠として施解錠することができる。
図15(A)は、サムタ−ン36が解錠位置にあるときの連動機構の動作を示す。
この状態では、SW1がON、SW2がON、SW3がOFFで、制御回路がスリ−プ状態(節電状態)となっており、従動ロ−タ25とクラッチ26が図示するように中立回動位置となっている。
この状態でリモコン或いは操作スイッチ21を操作すると、モ−タ17が正転制御され、従動ロ−タ25とクラッチ26が図15(B)のように時計回り方向に回動し、クラッチ26のクラッチ突形部26a、26bにより、駆動ギア27の張出突出部27d、27eが押し回される。
したがって、駆動ギア27が時計周り方向に回動し、連動ギヤ14が反時計回り方向に回動し、サムタ−ン36が図15(C)に示す施錠位置まで回動される。
この施錠位置では、SW2がOFFとなるため、制御回路がこのOFF信号に応動してモ−タ17を逆転制御するため、従動ロ−タ25とクラッチ26が反時計回り方向に回動し、図16(A)に示すように中立位置に戻る。
このとき、SW1がONとなることから、モ−タ17が停止制御され、施錠状態が維持される。
図16(A)の施錠状態で、リモコン或いは操作スイッチ21を操作すると、モ−タ17が逆転制御される。
これより、従動ロ−タ25とクラッチ26が反時計回り方向に回動し、図16(B)のように張出突出部27d、27eがクラッチ突形部26a、26bによって押し回わることから、駆動ギア27が反時計回り方向に、連動ギヤ14が時計回り方向に回動し図16(C)に示すようにサムタ−ン36が解錠位置に回動する。
この解錠位置では、SW3がOFFとなるので、制御回路がこのOFF信号に応動してモ−タ17を正転制御するため、従動ロ−タ25とクラッチ26が時計回り方向に回動し、図15(A)に示す位置に戻る。
この中立位置ではSW1がONすることから、モ−タ17が停止制御し、解錠状態が維持される。
なお、上記の通常モ−ドにおいて、キ−を使ってキ−シリンダを回動させ、また、サムタ−ン36を手で回動させても施解錠することができる。
この場合には、従動ロ−タ25とクラッチ26が回動せず、連動ギヤ14に連動されて駆動ギア27が回動する。
モ−ド切換スイッチ23によってセキュリティモ−ドに設定した場合は、図17、図18の動作となる。
なお、セキュリティモ−ドでは制御回路がSW1のON、OFFを無視する動作となるので、SW1と従動ロ−タ25については図示省略してある。
セキュリティモ−ドでは、モ−ド切換スイッチ23の設定操作にしたがってモ−タ駆動され、従動ロ−タ25とクラッチ26とが図17(A)に示す中立位置となる。
つまり、クラッチ突形部26a、26bが張出突出部27d、27eの間の位置となる。
なお、図17(A)はサムタ−ン36が解錠位置にある状態を示している。
この解錠位置でリモコン或いは操作スイッチ21を操作することにより、モ−タ17が正転し、クラッチ26が時計回り方向に回動し、クラッチ突形部26a、26bが図17(B)のように張出突出部27d、27eに当接し、その後、張出突出部27d、27eを押し回すことから、駆動ギア27が時計回り方向に回動し、駆動ギア14が反時計回り方向に回転して図17(C)に示すサムタ−ン36の施錠位置となる。
この施錠位置では、SW2がOFFとなることから、モ−タ17が逆転制御され、クラッチ26が図18(A)の位置に戻り中立位置となり、モ−タ17が停止する。この状態で施錠状態が維持される。
この施錠位置でリモコン或いは操作スイッチ21を操作すると、モ−タ17が逆転制御され、クラッチ26が図18(B)のように反時計回り方向に回動し、その後、図18(C)に示すように駆動ギア27を反時計回り方向に回動する。
これより、連動ギヤ14が時計回り方向に回動してサムタ−ン36を解錠位置に回動する。
この解錠位置でSW3がOFFするため、モ−タ17が正転制御され、クラッチ26が時計回り方向に回動して図17(A)に示す中立位置に戻り、モ−タ17が停止する。
上記したセキュリティモ−ドにおいて、キ−シリンダまたはサムタ−ン36を手動回動させると、図19、図20に示す動作となる。
すなわち、解錠状態でキ−シリンダまたはサムタ−ン36を施錠方向に手動回動すると、図19(A)、図19(B)に示すように連動ギヤ14が反時計回り方向に、駆動ギア27が時計回り方向に回転し、張出突出部27d、27eがクラッチ突形部26a、26bに突き当り、また、連動ギヤ14が回動するため、SW3がONとなる。
この結果、SW2、SW3が共にONし、このスイッチ信号によってモ−タ17が逆転制御される。
このことから、クラッチ26が反時計回り方向に回動されるため、図19(C)のように駆動ギア27が反時計回り方向に回動され、連動ギヤ14が時計回り方向に回動される。
つまり、サムタ−ン36が解錠位置に戻り回動される。
また、連動ギヤ14が解錠位置に回動すると、SW3がOFFとなるため、モ−タ17が一定時間の間正転制御され、クラッチ26が図19に示す中立位置に戻る。
キ−シリンダ或いはサムタ−ン36を施錠位置から解錠方向に手動回動すると図20の動作となる。
この場合は、連動ギヤ14が時計回り方向に、駆動ギア27が反時計回り方向に回動するため、図20(B)に示すように、駆動ギア27の張出突出部27d、27eがクラッチ突形部26a、26bに突き当たり、また、SW2がONする。
したがって、SW2、SW3のONによってモ−タ17が正転制御され、クラッチ26が時計回り方向に回動し、図20(C)のように駆動ギア27が時計回り方向に、連動ギヤ14が反時計回り方向に回動し、サムタ−ン36を施錠位置に戻り回動させる。
連動ギヤ14が戻り回動すると、SW2がOFFとなるため、モ−タ17が一定時間の間逆転制御され、クラッチ26が図20(A)に示す中立位置に戻る。
上記したように、セキュリティモ−ドでは、解錠状態でキ−シリンダやサムタ−ン36を手動操作すると、サムタ−ン36が解錠位置に戻り回動する。
施錠状態でも同様にサムタ−ン36が施錠位置に戻り回動する。
この結果、ピッキングによってタンブラを外してキ−シリンダを回動させても、直ちに施錠位置に戻り回動してタンブラが戻るので、ピッキングによる不正解錠を初めから行なうことになるため、このような不正行為を止めさせることができる。
このことから、施錠状態において、ピッキングによってキ−シリンダを回動し、或いは、扉の明りとり窓を壊してサムタ−ン36を回動しても、サムタ−ン36が直ちに施錠位置に戻り回動して施錠を維持する。
なお、解錠状態でもサムタ−ン36が戻り回動するが、これは住人に対してセキュリティモ−ドとなっていることを認識させるためである。
また、本実施形態では、セキュリティモ−ドでキ−シリンダやサムタ−ン36を手動回動させた場合は、ブザ−41(図4参照)を発音させ不正解錠行為を止めさせるようにしてある。
このブザ−41は、連動ギヤ14の回動によってSW2、SW3が共にONしたスイッチ信号に応動して制御回路によって動作される。
すなわち、サムタ−ン36が解錠位置または施錠位置に戻るまでの間ブザ−が発音する。
一方、上記したセキュリティモ−ドでは、住人がキ−によってキ−シリンダを回動し、また、サムタ−ン36を手動回動した場合は、駆動ギア27の張出突出部27d、27eがクラッチ突形部26a、26bに突き当るため、施解錠することができない。
したがって、電源電池の消耗や故障などによって電気錠が動作不能となったときは、手動で施解錠できるようにする必要がある。
このため、本実施形態の電気錠では、キ−シリンダやサムタ−ン36を強引に回動させることによって施解錠するようになっている。
例えば、解錠状態となっているときは、キ−シリンダ或いはサムタ−ン36を手動によって強く回動させて施錠させる。
この場合、図21(A)から図21(B)の動作となる。
すなわち、キ−シリンダまたはサムタ−ン36を施錠方向に強引に手動回動させると、連動ギヤ14の反時計回り方向の回動によって駆動ギア27が強い力で時計回り方向に回動するため、張出突出部27d、27eがクラッチ突形部26a、26bを乗り越えるようにして駆動ギヤ27が回動して施錠する。
上記の施錠動作では、連動ギヤ14が回動してSW3がOFFからONとなった時からモ−タ17が逆回転するが、SW2がONからOFF、SW3がOFFからONに切換わると、制御回路がモ−タ17を停止させる。
また、施錠状態となっているときも、キ−シリンダ或いはサムタ−ン36を手動によって強く回動させて解錠させることができる。
この場合、図22(A)から図22(B)の動作となる。
すなわち、キ−シリンダまたはサムタ−ン36を解錠方向に強引に手動回動すると、連動ギヤ14の時計回り方向の回動により、駆動ギア27が反時計回り方向に強い力で回動される。
したがって、張出突出部27d、27eがクラッチ突形部26a、26bを乗り越えるようにして駆動ギア27が回動し、図22(B)に示す解錠状態となる。
この解錠動作の間は、SW2がOFFからONになった時からモ−タ17を正転制御し、クラッチ突形部26a、26bが張出突出部27d、27eを乗り越えモ−タ17が正転を続ける。
この状態で扉を開くことができる。
他方、上記のようにキ−シリンダやサムタ−ン36を手動回動して一挙に解錠させる構成とすると、扉の明かりとり窓などを壊してサムタ−ン36を強引に回動させて不正に解錠されることがある。
そこで、本実施形態では、施錠状態から一挙に解錠させたいときは、制御回路がSW2がOFFからON、SW3がONからOFFに切換わったことを検出し、モ−タ17を正転を続行させ、図22(C)に示すように、駆動ギア27を時計回り方向に、連動ギヤ14を反時計回り方向に回動させ、サムタ−ン36を施錠位置に戻り回動させるようになっている。
この戻り回動により、SW2がOFFとなり、このスイッチ信号により施解錠状態を検出し、その後、モ−タ17を一定時間の間逆転制御させ、クラッチ26を図22(A)の中立位置に回動させる。
なお、上記のようにサムタ−ン36を強制的に回動させる場合にも、サムタ−ン36には戻り回動力が作用するため、その戻り回動力(連動機構の駆動力)より大きい操作力でサムタ−ン36を手動回動する。
ただ、クラッチ突形部26a、26bがばね勢力に抗して後退して張出突出部27d、27eを乗り越えるので、サムタ−ン36を戻り回動力と同程度の操作力で回動しても強制的に施解錠することが可能である。
以上、本発明に係る電気錠の一実施形態について説明したが、錠装置のサムタ−ンには各種の形状のものがあるため、各種のサムタ−ン形状に合せたアタッチメントを設け、付設する錠装置のサムタ−ンに適合するアタッチメントを連動ギヤ14に嵌着するようにする。
例えば、図23(A)、(B)に示した錠装置60については、楕円形状のサムタ−ン61を嵌合させるアタッチメント62を用いる。
図24(A)はそのアタッチメント62の正面図、図24(B)はその側面図、図24(C)はその底面図である。
図25(A)、(B)に示した錠装置70については、円板形状のサムタ−ン71を嵌合させるアタッチメント72を用いる。
図26(A)はそのアタッチメント72の正面図、図26(B)はその側面図、図26(C)はその底面図である。
なお、上記した錠装置60、70はサムタ−ン61、71がシリンダと一体的に回動するものである。
上記した錠装置60、70については、取付板31を扉に接着させるだけで本体ケ−ス11を取付けることができるので、高さ調整枠40は不要となる。
また、この場合には、本体ケ−ス11の裏側にマグネットを設け、このマグネットを扉に付着するようにすることが好ましい。
また、本発明の電気錠は扉の内側に備えるものであるから、カバ−12を取り外して本体ケ−ス11のみを錠装置に付設するようにしてもよい。
このようにすれば、リモコンを使用しないで操作スイッチ21を操作して施解錠することができる。
なお、操作スイッチ21は、2つの操作部21a、21bを同時に操作してスイッチ動作させる構成であるから、この操作スイッチ21を不正操作して解錠されるおそれがない。
さらに、本発明の電気錠は、既存の錠装置に付設させるだけでなく、錠装置を扉に新たに取付けるときは錠装置を一緒に取付ける。
また、このような場合には、その錠装置の専用の電気錠とすることができるから、連動ギヤ14にサムタ−ンの嵌合部を設けるように構成することにより、アタッチメントが不要となる。
一方、本発明の電気錠は、図3、図4に示したように、無線ユニット42と、この無線ユニット42に接続した外部出力部43とが本体ケース11に設けてある。
そして、外部出力部43は、電気錠の近傍に設けられた電話線等の通信回線に接続可能に構成された通信機(例えば、通信モデム)に接続し、無線ユニット42と通信機器とにより、無線通信できるようにしてある。
すなわち、検出スイッチSW2、SW3の検出信号、非検出信号に応じた錠状態信号を無線ユニット42と通信機器とを介して監視センターに送り、監視センターで不正解錠行為を監視するシステムと連携させることができる。
建物の扉に装備されているサムタ−ン付の各種の錠装置に付設することができる電気錠に利用する。
図1は本発明の一実施形態として示した電気錠の斜視図である。 カバ−を取り外した状態を示す上記電気錠の斜視図である。 図1上のA−A線拡大断面図である。 図3上のB−B線断面図である。 図5(A)は連動ギヤの正面図、図5(B)は図5(A)上のC−C線断面図である。 図6(A)はアタッチメントの正面図、図6(B)はその側面図、図6(C)は図6(A)上のD−D線断面図である。 上記電気錠に備えたモ−タと減速装置を示す正面図である。 図8(A)は従動ロ−タの正面図、図8(B)は図8(A)上のE−E線断面図である。 図9(A)はクラッチの正面図、図9(B)はその側面図、図9(C)は図9(A)上のF−F線断面図である。 図10(A)は駆動ギアの正面図、図10(B)は図10(A)上のG−G線断面図である。 既存の錠装置と電気錠の取付板を示す正面図である。 電気錠の取付け高さ調整枠を示す斜視図である。 既存の錠装置に電気錠を付設した状態を示す正面図である。 電気錠を付設した状態を示す側面図である。 通常モ−ドにおける施錠動作の説明図である。 通常モ−ドにおける解錠動作の説明図である。 セキュリティモ−ドにおける施錠動作の説明図である。 セキュリティモ−ドにおける解錠動作の説明図である。 解錠状態での不正操作を示す説明図である。 施錠状態での不正操作を示す説明図である。 強制的な施錠動作を示す説明図である。 強制的な解錠動作を示す説明図である。 図23(A)は錠装置の他の例を示す正面図、図23(B)は同錠装置の側面図である。 図24(A)は図23に示す錠装置に使用するアタッチメントの正面図、図24(B)は同アタッチメントの側面図、図24(C)は同アタッチメントの底面図である。 図25(A)は錠装置のさらなる他の例を示す正面図、図25(B)は同錠装置の側面図である。 図26(A)は図25に示す錠装置に使用するアタッチメントの正面図、図26(B)は同アタッチメントの側面図、図26(C)は同アタッチメントの底面図である。
符号の説明
11 本体ケ−ス
12 カバ−
14 連動ギヤ
14b プッシュブロック
14d 係止部
14e ガイド溝
16 アタッチメント
16a 嵌合孔
16b 係止凸部
16c ガイド凸部
17 モ−タ
18 減速装置
19 出力ロ−タ
21 操作スイッチ
23 モ−ド切換スイッチ
25 従動ロ−タ
25b 突形部
26 クラッチ
26a、26b クラッチ突形部
27 駆動ギア
27d、27e 張出突出部
SW1、SW2、SW3 検出スイッチ
31 取付板
36 サムタ−ン

Claims (9)

  1. 扉の施解錠操作を可能とするキーシリンダ及び前記キーシリンダの動きに連動するサムターンとを有する錠装置と、扉の室内側に取り付けて前記錠装置を電動駆動して施解錠する電気錠において、
    前記サムターンを回動させる連動機構と、
    前記連動機構を電動駆動し、サムターンを施錠位置と解錠位置とに回動させる駆動手段と、
    前記サムターンの施錠位置を検出する第1検出手段と、前記サムターンの解錠位置を検出する第2検出手段と、
    リモコン等からの信号に応じて前記駆動手段を電気制御する制御手段とを設け、
    手動による前記キーシリンダまたは前記サムターンの操作により、前記サムターンが施錠位置から回動し解錠位置に至る前に前記第1、第2検出手段が非検出に移ったとき、前記制御手段がそれら第1、第2検出手段の非検出信号に応動し前記サムターンを施錠位置に戻り回動させるように前記駆動手段を電気制御することを特徴とする電気錠。
  2. 扉の施解錠操作を可能とするキーシリンダ及び前記キーシリンダの動きに連動するサムターンとを有する錠装置と、扉の室内側に取り付けて前記錠装置を電動駆動して施解錠する電気錠において、
    前記サムターンを回動させる連動機構と、
    前記連動機構を電動駆動し、サムターンを施錠位置と解錠位置とに回動させる駆動手段と、
    前記サムターンの施錠位置を検出する第1検出手段と、前記サムターンの解錠位置を検出する第2検出手段と、
    リモコン等からの信号に応じて前記駆動手段を電気制御する制御手段とを設け、
    手動による前記キーシリンダまたは前記サムターンの操作により、前記サムターンが施錠位置から回動し解錠位置に至る前に又は前記サムターンが解錠位置から回動し施錠位置に至る前に前記第1、第2検出手段が非検出に移ったとき、前記制御手段がそれら第1、第2検出手段の非検出信号に応動し、施錠位置から回動した前記サムターンを施錠位置に又は解錠位置から回動した前記サムターンを解錠位置に戻り回動させるように前記駆動手段を電気制御することを特徴とする電気錠。
  3. 請求項1又は2に記載した電気錠において、
    前記制御手段は、リモコン等からの信号に応じて前記駆動手段を電気制御するときは、前記第1、第2検出手段の前記非検出信号に応動するサムターンの戻り回動制御を禁止するものであることを特徴とする電気錠。
  4. 請求項1又は2に記載した電気錠において、
    前記制御手段が前記検出手段の非検出信号に応動して動作させる警報器を備えることを特徴とする電気錠。
  5. 請求項1又は2に記載した電気錠において、
    前記連動機構には、前記駆動手段の電動駆動力をサムターンに伝えるクラッチ手段を設け、このクラッチ手段が、前記連動機構の駆動力より大きい回動力でサムターンを操作することによって非連結となる構成となっていることを特徴とする電気錠。
  6. 請求項1に記載した電気錠において、
    前記第1検出手段は、前記サムターンが施錠位置にあるときは非導通となり検出信号を出力し、前記サムターンが施錠位置から回動直後に導通して非検出信号を出力する検出スイッチであり、前記制御手段の電源部が前記第1検出手段である検出スイッチの非検出信号に応動して給電動作して制御手段を起動させるものであり、
    前記制御手段が、前記第1検出手段である検出スイッチの非検出信号にしたがって前記駆動手段を電気制御し、前記サムターンを施錠位置に戻り回動させることを特徴とする電気錠。
  7. 請求項2に記載した電気錠において、
    前記第1検出手段は、前記サムターンが施錠位置にあるとき非導通となり検出信号を出力し、前記サムターンが施錠位置からの回動直後に導通して非検出信号を出力する検出スイッチからなり、前記第2検出手段は、前記サムターンが解錠位置にあるとき非導通となり検出信号を出力し、前記サムターンが解錠位置からの回動直後に導通して非検出信号を出力する検出スイッチからなり
    前記制御手段の電源部が前記第1、第2検出手段である検出スイッチの非検出信号に応動し給電動作し制御手段を起動させるものであり、
    前記制御手段が、前記第1、第2検出手段である検出スイッチの非検出信号にしたがって前記駆動手段を電気制御し、施錠位置から回動した前記サムターンを施錠位置に又は解錠位置から回動した前記サムターンを解錠位置に戻り回動させることを特徴とする電気錠。
  8. 請求項1又は2に記載した電気錠において、
    サムターンの各種の形状に合せた嵌合孔を有する複数のアタッチメントを設け、選択した一つのアタッチメントを前記した連動機構の回動部材に着脱自在に取付けることを特徴とする電気錠。
  9. 請求項1又は2に記載した電気錠において、
    前記制御手段は、前記第1、第2検出手段の検出信号及び/又は非検出信号に応じた錠状態信号を外部装置へ出力する外部出力部を備えたことを特徴とする電気錠。
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