JP2001032585A - 戸締り用リモコン錠 - Google Patents

戸締り用リモコン錠

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JP2001032585A
JP2001032585A JP11204483A JP20448399A JP2001032585A JP 2001032585 A JP2001032585 A JP 2001032585A JP 11204483 A JP11204483 A JP 11204483A JP 20448399 A JP20448399 A JP 20448399A JP 2001032585 A JP2001032585 A JP 2001032585A
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JP
Japan
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unit
lock
battery
unlocking
locking
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JP11204483A
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English (en)
Inventor
Etsuaki Okamoto
悦明 岡本
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NIKKOO KK
Nikko Corp
Original Assignee
NIKKOO KK
Nikko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主として玄関ドアとか引き違い戸に備える電
動式の戸締り錠であって、鍵と鍵穴の使用を省き、施
錠、解錠をワイヤレスのリモートコントロールにより行
う。施錠時における錠前に対する不法ないたずらを防ぐ
と同時に、錠前の番手数を大幅に増加させて、錠に対す
る信頼性を向上させる。電池を電源とするモーターによ
り施錠片の駆動を行わせ、電池の消耗に対しては、バッ
テリーアラーム報知部による報知と、緊急解錠棹を使用
して、一時的に解錠作動を回復させるようにする。 【構成】 錠本体に施錠片として備えたラッチまたはク
レセントを、それぞれバッテリーアラーム報知部23、31
を備えた電池11、22付きの送信手段12と受信手段25とを
用いて、リモートコントロールにより施錠、解錠操作で
きるようにする。また、電池の残存容量の低下をバッテ
リーアラーム報知部23、31により使用者に報知させると
ともに、送信手段12に備えた緊急解錠棹24を使用して、
一時的に施錠片の作動操作を行えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば玄関ドア
の施錠装置とか引き違い戸用のクレセント錠などに用い
られるようにした電動式の戸締り用リモコン錠に関し、
通常の錠前に備えられている鍵穴をなくしたり、ラッチ
とかクレセントのような施錠片の施錠操作と開錠操作を
リモートコントロールにより行えるようにしたことを特
長とするものである。
【0002】
【従来の技術】錠本体内に備えた施錠片をモータに駆動
させて施錠位置と開錠位置とに進退させるようにした錠
前には、例えば実用新案登録第2501905号公報と
か特公平7−74560号公報がある。上記従来の電動
式錠機構は、個々の錠前を離れた位置に設けた操作盤か
らの遠隔操作により作動させるようにしていたので集合
住宅のような大規模の建物とか住宅全体の戸締り設備と
しての設置には適しているが、例えば個人住宅向けには
コスト高になったり、配線上に不都合があったりして普
及しにくい面がある。一方、既設の個人住宅などにあっ
ては、玄関錠の鍵穴を探られて不法に開錠されたり、ク
レセント錠の取付け部の近傍を破壊して手を差し入れ、
屋内側からレバーを開錠され易いという危険がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する第一の課題は、従来の電動式錠前のようにコスト高
にならず、個々の錠前への付設が容易にできるようにす
ることにより一般住宅への採用をし易くし、かつ、不法
な開錠操作を未然に防止できるようにした戸締り用リモ
コン錠を提供することにある。また、本発明は、電源に
電池を用いることによって配線を不要にする一方で、常
に電池の残存容量を監視し、適切なタイミングで使用者
に容量不足を報知するとともに、送信部側に備えた緊急
解錠棹によって受信部側の容量不足を一時的に回復させ
て解錠動作を可能にし、その間に電池の交換を行えるよ
うにするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、ラッチとかクレセントのような施錠片
を施錠位置と開錠位置とに往復させるように備えた錠本
体と、識別コード信号発生部、識別コード信号の送信
部、上記各部の電源となる電池、該電池の残存容量を監
視するバッテリーアラーム報知部、送信ボタンおよび緊
急解錠棹を備えた送信手段と、前記送信手段から送信さ
れた送信信号を受信する受信部、前記識別コード信号に
対応して形成される識別コード信号発生部、上記受信部
で受信した信号が上記識別コード信号発生部で形成され
るコード信号と同一であるか否かを判別して、同一の場
合に一致信号を出力する一致検出部、前記錠本体の施錠
片を駆動する解錠駆動部、上記一致信号を受信して上記
解錠駆動部へ伝達するか否かを制御するゲート部、上記
各部の電源となる電池、該電池の残存容量を監視するバ
ッテリーアラーム報知部、および前記緊急解錠棹で制御
される棹検知部を備え、かつ前記錠本体に接近して配置
される受信手段とからなり、前記受信手段に備えた電池
の残存容量が予め定められたレベル以下に低下した時
に、前記バッテリーアラーム報知部が使用者に報知する
とともに、前記ゲート部は前記一致信号が前記解錠駆動
部へ伝達されることを禁止し、前記緊急解錠棹が前記棹
検知部を制御した時は前記一致信号が前記解錠駆動部へ
伝達されることを特徴とする戸締り用リモコン錠を提供
するものである。
【0005】上記のように構成した本発明の戸締り用リ
モコン錠は、施錠動作と開錠動作を、送信手段から発信
される送信信号によって行わせるので、鍵穴と鍵の使用
を廃して、いたずらされ難い錠前となる。また、本発明
リモコン錠は、電源に電池を採用しているので、器外に
接続されるような配線を不要にし、コスト高にならな
ず、かつ、安全な使用ができる。その上、構造が簡単で
使用も便利な電動式錠前を得ることができる。
【0006】さらに、本発明リモコン錠は、識別コード
信号のコード数を大きくすることができるので、飛躍的
に錠前の番手数を増加させることができ、施錠の信頼性
を向上できる。そして、送信手段と受信手段とにそれぞ
れ内蔵させた電池の残存容量の低下がバッテリーアラー
ム報知部を介して使用者に報知されることおよび緊急解
錠棹の装備により、電池の容量不足の不安も解消でき
る。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面について説明
する。図1に示す実施例1は、本発明を玄関用ドアの施
錠装置として用いる場合のものである。また、図2に示
す実施例2は、本発明を引き違い戸用にクレセント錠に
用いた場合を示すもので、図3は、実施例1および実施
例2に採用した本発明戸締り用リモコン錠の回路構成を
示すブロック図である。
【0008】図1において、1は、従来公知の玄関用錠
と同様に可動側のドアDの屋内側に取り付けられ、手前
に具えた操作摘み2を図示時計回りに回転させることに
より、内蔵した図示省略のラッチ形の施錠片を固定側の
ドアdの框内に嵌入させるように備えた従来公知の錠本
体、3は錠本体1を覆うようにして一体に組み付けられ
るカバーケースである。
【0009】カバーケース3は、錠本体1の外周に嵌合
してドア面に固定される取付け板4との間に、施錠片の
操作摘み2を保持する回転レバー5と、該レバー5に設
けた角孔6と嵌合する角軸部7を内端に突出させたギヤ
モーター(駆動部)8と、後述の受信手段25を組み込
まれた基板9とを介在させて錠本体1に一体に組み付け
られる。10はカバーケース3の端面に備えた蓋、11
は蓋の内側でカバーケース3に嵌め込まれ、上記基板9
を介してギヤモーター8を駆動する電池である。
【0010】12は、上面にLED13と送信ボタン1
4を臨出させた箱型の送信手段である。この送信手段1
2は、送信ボタン14が押されることにより、受信手段
14を介してギヤモーター8を駆動し、角軸部7と回転
レバー5を右(施錠方向)または左(開錠方向)に所定
角度回転させて前記ラッチ形の施錠片を左右に反転さ
せ、施錠位置と開錠位置とに交互に切り換えるよう往復
させる。
【0011】次に本発明をクレセント錠に構成した実施
例2を図2について説明すると、従来のクレセント錠本
体の一側面を膨らませた形状を呈する錠本体15は、従
来公知のものと同様に、中心部にクレセント16を回転
可能に横架し、支持軸17の回転とともにクレセント1
6を戸Wの引き違い面となる側の側面に設けた開口部1
8から出入させる。
【0012】錠本体15の側面に形成した膨出部19内
には、実施例1の場合とほぼ同様にして、クレセント1
6の支持軸17の端部に出力軸を連結したギヤモーター
(駆動部)8、受信手段25を組み込んだ基板9、受信
手段25とギヤモーター8の電源となると電池11、電
池交換用の蓋10が備えられている。
【0013】また、実施例2は、実施例1と同様にLE
D13、送信ボタン14を備えた送信手段12を有す
る。そして、送信ボタン14を押すことにより、ギヤモ
ーター(駆動部)8が起動して支持軸17を回転し、ク
レセント16を施錠位置と開錠位置とに交互に往復させ
る。
【0014】図3において、送信手段12は、識別コー
ド信号発生部20、識別コード信号の送信部21、各部
の電源となる電池22、該電池の残存容量を監視するバ
ッテリーアラーム報知部23、送信ボタン14および緊
急解錠棹24から構成され、送信ボタン14を押すと、
識別コード信号が送信部21から送信される。
【0015】受信手段25は、送信手段12から送信さ
れた送信信号を受信する受信部26、前記識別コード信
号に対応して形成される識別コード信号発生部27、受
信部26で受信した信号が上記識別コード信号発生部2
7で形成されるコード信号と同じか否かを判別して、同
一の場合に一致信号を出力する一致検出部28、錠本体
の解錠機構を駆動する解錠駆動部29、一致信号を受信
して解錠駆動部29へ伝達するか否かを制御するゲート
部30、各部の電源となる前記電池11、該電池の残存
容量を監視するバッテリーアラーム報知部31、および
前記緊急解錠棹24で制御される棹検知部32を備えて
おり、この受信手段25は、実施例1、2に示されるよ
うに錠本体1、15に近接して配置される。
【0016】次に、図3の構成を備えたこの送受信回路
の動作を説明する。受信部26で受信された信号は、一
致検出部28で識別コード信号発生部27の信号と比較
され、二つの信号が同一の場合は、一致検出部28が一
致信号をゲート部30へ供給する。この時、電池11の
残存容量が十分である場合は、バッテリーアラーム報知
部31の出力がゲート部30のゲートを開き、一致信号
を解錠駆動部29に伝達する。この結果、解錠駆動部2
9がギヤモータ8を駆動し、施錠片(ラッチまたはクレ
セント16)を回転して、施錠位置または開錠位置に至
らせる。
【0017】もしも電池11の残存容量が予め定められ
たレベル以下に低下していた場合には、バッテリアラー
ム報知部31は使用者にこれを報知すると同時に、その
出力がゲート部30のゲートを閉じ、一致信号は解錠駆
動部29には伝達されない。この結果、施錠片は作動せ
ず、錠本体の状態は変化しない。
【0018】上述のように、電池11の残存容量が予め
定められたレベル以下に低下していた場合には、解錠操
作が不能になるが、この時、送信手段12に備えられた
緊急解錠棹24により、受信手段25の棹検知部32を
操作しながら、送信ボタン12を押すと、棹検知部28
の出力が一時的にゲート部30のゲートを開き、一致信
号が解錠駆動部29へ伝達されるようになる。この結
果、緊急解錠棹24を操作すれば短期間だけ解錠操作が
可能となるので、この間に電池を購入して交換すれば良
い。
【0019】受信手段25の配置は、従来のリモコン装
置と同様に適宜の手段を用いて施錠位置の近傍に取り付
ける場合もある。一方、送信手段12は使用者が施錠、
開錠に際して受信手段25の取付け位置に近づいて用い
る。
【0020】送信手段12に備えられている電池22の
残存容量は、バッテリーアラーム報知部23で監視さ
れ、予め定められたレベル以下に低下した時、使用者に
報知される。電池22の残存容量の低下は、送信信号の
到達距離に影響するものの、受信手段25に十分近づい
て使用すれば使用可能であり、受信手段25に備えられ
た電池11の残存容量の低下による影響に比べると、は
るかに余裕があり、バッテリーアラーム報知部23によ
る使用者への報知のみで十分である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の戸締り用
リモコン錠は、特別な電気配線を不要とし、鍵と鍵穴の
ない錠前であるから、施錠状態におけるいたずらを防止
するとともに電動式戸締り錠のコストダウンができる。
また、回路構成上、錠前の番手数を大幅に増やすことが
できるので、施錠に対する信頼性を大きく向上できる。
さらに、受信手段における電池の容量切れに対しては、
送信手段に備えた緊急解錠棹の操作により容量不足を一
時的に補わせて施錠片の作動を支障なく行わせ、その間
に電池の交換が確実にできるなど、実使用上、きわめて
優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例1を示す一部分解斜視
【図2】図2は、本発明の実施例2を示す斜視図
【図3】図3は、実施例に用いた送受信手段の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】 D 可動側のドア d 固定側のドア W 戸 1 錠本体 2 操作摘み 3 カバーケース 4 取付け板 5 回転レバー 6 角孔 7 角軸部 8 ギヤモーター 9 基板 10 蓋 11 電池 12 送信手段 13 LED 14 送信ボタン 15 錠本体(クレセント側) 16 クレセント 17 支持軸 18 開口部 19 膨出部 20 識別コード信号発生部 21 送信部 22 電池 23 バッテリーアラーム報知部 24 緊急解錠棹 25 受信手段 26 受信部 27 識別コード信号発生部 28 一致検出部 29 解錠駆動部 30 ゲート部 31 バッテリーアラーム報知部 32 棹検知部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラッチとかクレセントのような施錠片を
    施錠位置と開錠位置とに往復させるように備えた錠本体
    と、識別コード信号発生部、識別コード信号の送信部、
    上記各部の電源となる電池、該電池の残存容量を監視す
    るバッテリーアラーム報知部、送信ボタンおよび緊急解
    錠棹を備えた送信手段と、前記送信手段から送信された
    送信信号を受信する受信部、前記識別コード信号に対応
    して形成される識別コード信号発生部、上記受信部で受
    信した信号が上記識別コード信号発生部で形成されるコ
    ード信号と同一であるか否かを判別して、同一の場合に
    一致信号を出力する一致検出部、前記錠本体の施錠片を
    駆動する解錠駆動部、上記一致信号を受信して上記解錠
    駆動部へ伝達するか否かを制御するゲート部、上記各部
    の電源となる電池、該電池の残存容量を監視するバッテ
    リーアラーム報知部、および前記緊急解錠棹で制御され
    る棹検知部を備え、かつ前記錠本体に接近して配置され
    る受信手段とからなり、前記受信手段に備えた電池の残
    存容量が予め定められたレベル以下に低下した時に、前
    記バッテリーアラーム報知部が使用者に報知するととも
    に、前記ゲート部は前記一致信号が前記解錠駆動部へ伝
    達されることを禁止し、前記緊急解錠棹が前記棹検知部
    を制御した時は前記一致信号が前記解錠駆動部へ伝達さ
    れることを特徴とする戸締り用リモコン錠。
  2. 【請求項2】 前記施錠片と錠本体は、ドア用錠前を構
    成しているかまたは引き違い戸用のクレセント錠を構成
    していることを特徴とする請求項1記載の戸締り用リモ
    コン錠。
JP11204483A 1999-07-19 1999-07-19 戸締り用リモコン錠 Pending JP2001032585A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG135908A1 (en) * 2001-03-05 2007-10-29 Union Corp Remote controlled auxiliary lock
JP2016532795A (ja) * 2013-07-11 2016-10-20 マル−ティー−ロック テクノロジーズ リミテッド ロック装置の低電力無効化

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SG135908A1 (en) * 2001-03-05 2007-10-29 Union Corp Remote controlled auxiliary lock
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