JP2015510053A - 繊維材料組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、所定の割合の新しい繊維及び/又は故紙を、さらなる割合のスイートグラス、スゲ、海草及び/又は藻類繊維並びに補助剤及び水と共に有する繊維材料組成物に関し、ここで、各場合において絶乾材料割合として計算される、スイートグラス、スゲ、海草及び/又は藻類繊維の重量割合は、全材料質量の1重量%より大きくかつ100重量%より小さい。本発明はさらに、当該繊維材料混合物を製造するための方法及び繊維材料含有製品を製造するためのその使用に関する。【選択図】 図1

Description

本発明は、繊維材料組成物、特に、紙、板紙、カード、印刷基材、分離又は絶縁材料、繊維板、充填材を製造するための使用のための繊維材料組成物、及びそのような繊維材料混合物を製造するための方法に関する。
繊維材料混合物は、先行技術において知られている。この目的のために、木材含有及び木材非含有繊維材料が先行技術において使用されており、それらは実質的に、樹木様植物から得られている。この目的のために、対応する植物(例えば、木の幹など)は細分され、機械パルプ又は化学パルプのいずれかとして加工され、ここで、樹木に含まれるリグニンの少なくともかなりの部分が除去される。対応する繊維材料はまた、例えば漂白によって又は微粉砕し次いでさらに加工することによって、光学的及び力学的要件に部分的に適合される。
先行技術において知られている繊維材料組成物及びこれを製造するための方法に関する不利点は、特に木材、木の幹又は木屑の繊維離解(defibration)が、非常にエネルギー消費的であり、化学パルプの製造においては、かなりの程度のプロセス技術費用、さらにはかなりの量の化学補助剤及び水が使用されなければならないことである。さらに、この目的のために使用される木材は、それが繊維を製造するための調製プロセスに供給され得るまで比較的長い期間にわたって栽培されなければならない。さらに、比較的高い輸送費が、この目的のために必要とされる。
繊維材料混合物及びその製造についてのこの先行技術から始まって、先行技術から知られている不利点を、少なくとも部分的に低減する又は回避することが本発明の目的である。
この目的は、請求項1に記載の繊維材料混合物及びこの繊維材料混合物を製造するための請求項8に記載の特許請求される方法によって解決される。当該繊維材料組成物及び方法の好ましい実施形態が、それぞれのサブクレームの主題である。この目的はさらに、請求項16に規定される、製品を製造するための当該繊維材料の使用によって解決される。
草含有製品の製造における変数についての概略図である。 他の一般的な繊維材料系と比較された、この実験で使用された材料系の繊維長クラスごとの繊維長分布を示す図である。 所定の繊維材料系から製造された、対応する雑誌紙の特性値を示す図である。 所定の繊維材料系から製造された、対応する雑誌紙の特性値を示す図である。 所定の繊維材料系から製造された、対応する雑誌紙の特性値を示す図である。 所定の繊維材料系から製造された、対応する雑誌紙の特性値を示す図である。 所定の繊維材料系から製造された対応する波形板紙ライナーの特性値を示す図である。 所定の繊維材料系から製造された対応する波形板紙ライナーの特性値を示す図である。 所定の繊維材料系から製造された対応する波形板紙ライナーの特性値を示す図である。
本発明に従う繊維材料組成物は、既定の割合の新しい繊維及び/又は故紙を有しており、補助剤及び水に加えて、所定の割合のスイートグラス(sweet grass)及び/又はスゲ及び/又は海草及び/又は藻類繊維も含む。繊維材料混合物中の(個々に又は組み合わせて)スイートグラス、スゲ、海草及び/又は藻類繊維の重量割合は、全材料質量を基準として1〜100重量パーセントの間にあり、絶乾材料割合(oven-dry material fraction)として決定される。
絶乾材料割合の決定については、材料密度、乾燥含量及び/又は残留水分を決定するための関連規格が参照される。
新しい繊維又は故紙は、長繊維パルプ、短繊維パルプ、化学的に脱リグニンされた繊維材料、硫酸塩パルプ、亜硫酸塩パルプ、ソーダ法又はオルガノセル法(organocell process)からのパルプ、綿パルプ、機械パルプ、サーモメカニカルパルプ、砕木パルプ、ケモサーモメカニカルパルプ、故紙、特に等級A〜D:下級等級;E〜J:中級等級;K〜U:より良い等級;V〜W:クラフト等級及びX:特殊等級の故紙、漂白化学パルプ、それらの組み合わせなどを含む群から選択される繊維材料として、本発明に従って理解される。ここで、上述の繊維材料が機械的に及び/又は化学的に前処理される又はされているものであることも、本発明の観念の範囲内であるということを心に留めておかれたい。これは、特に、繊維の微粉砕及び/又は切断、並びに/更にこれらの繊維材料の漂白及び/又は化学的粉砕を含む。漂白は、酸化的に若しくは還元的にの両方で成し遂げられ得る、又は組み合わせて対応する漂白段階から構成され得る。さらに、繊維材料はまた、例えば繊維材料の耐粉砕性を低減するために、酵素で前処理され得る。
先に示され、規定された繊維材料に加えて、本発明に従う繊維材料組成物はまた、所定の割合のスイートグラス及び/又はスゲ繊維も含む。これらの草繊維は、好ましくは乾燥された草、部分的に乾燥された草、又は新しい草から調製され、ここで、当該草は、穂草、牧草及び穂状花序の牧草並びにイネ科属、及びカヤツリグサ科属のスゲ、特に、アノモクロオイデアエ亜科、パロイデアエ亜科、プエリオイデアエ、タケ亜科、エールハルタ亜科、イチゴツナギ亜科(例えば、トリブス・アウェネアエ、トリブス・ポエアエ、トリブス、トリティケアエ・アリスティドイデアエなど)、ダントニオイデアエ亜科、ダンチク亜科、ヒゲシバ亜科、ラッパグサ亜科、キビ亜科(例えば、サッカルム・オッフィキナルムなど)及びミクライロイデアエ亜科の草、特に、アグロスティス・カニナ−ヒメヌカボ;アグロスティス・カピッラリス−イトコヌカグサ;アグロスティス・ストロニフェラ−ハイコヌカグサ;アグロスティス・ウィネアリス−クロヌカボ;アイラ・カリョピッレア−ヌカススキ;アイラ・プラエコクス−アーリーヘアグラス;アロペクルス・ゲニクラトゥス−スズメノテッポウ;アロペクルス・ミョスロイデス−ノスズメノテッポウ;アロペクルス・プラテンシス−オオスズメノテッポウ;アッモピラ・アレナリア−ビーチグラス;アントキサントゥム・アリスタトゥム−ヒメハルガヤ;アントキサントゥム・オドラトゥム−一般的なハルガヤ;アペラ・スピカ−ウェンティ−セイヨウヌカボ;アッレヘナテルム・エラティウス−オオカニツリ;アウェナ・ファトゥア−一般的なカラスムギ;アウェナ・サティウァ−一般的なオートムギ;ブラキポディウム・ピンナトゥム−コウアンヤマカモジグサ;ブラキポディウム・シュルウァティクム−ヤマカモジグサ;ブリザ・マキシマ−コバンソウ;ブリザ・メディア−チュウコバンソウ;ブロムス・アルウェンシス−アレチチャヒキ;ブロムス・ベネケニイ−ラフブローム;ブロムス・カリナトゥス−ヤクナガイヌムギ;ブロムス・コンムタトゥス−ムクゲチャヒキ;ブロムス・エレクトゥス−エレクトブローム;ブロムス・ホルデアケウス−ハマチャヒキ;ブロムス・イネルミス−コスズメノチャヒキ;ブロムス・マドリテンシス−マドリードチャヒキ;ブロムス・セカリヌス−カラスノチャヒキ;ブロムス・ステリリス−アレチノチャヒキ;ブロムス・テクトルム−ウマノチャヒキ;カラマグロスティス・アルンディナケア−ノガリヤス;カラマグロスティス・エピゲヨス−ヤマアワ;カタポディウム・リギドゥム−カタボウシノケグサ;コイクス・ラクリュマ−ヨビ−ジュズダマ;コルタデリア・セッロアナ−シロガネヨシ;コリュネポルス・カネスケンス−シルバーグラス;キュノドン・ダクチュロン−ギョウギシバ;キュノスルス・クリスタトゥス−クシガヤ;ダクチュリス グロメラタ−カモガヤ;ダントニア・デクムベンス−ヒースグラス;デスカンプシア・ケスピトサ−ヒロハノコメススキ;デスカンプシア・フレクスオサ−コメススキ;デスカンプシア・セタケア−ボグヘアグラス;ディギタリア・イスカエムム−キタメヒシバ;ディギタリア・サングイナリス−メヒシバ;エキノクロア・クルス−ガッリ−一般的なイヌビエ;エキノクロア・ムリカタ−ヒスピッドバーンヤードグラス;エリュムス・カニヌス−イブキカモジグサ;エリュムス・レペンス−シバムギ;エラグロスティス・アルベンシス−エルベラブグラス;エラグロスティス・クルウゥラ−シナダレスズメガヤ;エラグロスティス・ミノル−コスズメガヤ;エラグロスティス・ムルティカウリス−ニワホコリ;フェストゥカ・アルンディナケア−オニウシノケグサ;フェストゥカ・フィリフォルミス−スレンダーフェスキュー(slender fescue);フェストゥカ・ギガンテア−オウシュウトボシガラ;フェストゥカ・プラテンシス−ヒロハウシノケグサ;フェストゥカ・ルブラ−オオウシノケグサ(red fescue);グリュケリア・フルイタンス−ヒロハウキガヤ;グリュケリア・マキシマ−リードスイートグラス;グリュケリア・マキシマ−リードスイートグラス;ヘリクトトリコン・プラテンセ−メドーオートグラス;ヘリクトトリコン・プベスケンス−ダウニーアルパインオートグラス;ヘリクトトリコン・プベスケンス−ダウニーアルパインオートグラス;ホルクス・ラナトゥス−シラゲガヤ;ホルデリュムス・エウロパエウス−ウッドバーレイ;ホルデウム・ユバトゥム−ホソノゲムギ;ホルデウム・ムリヌム−ムギクサ;ホルデウム・ウゥルガレ−一般的なオオムギ;コエレリア・マクランタ−ミノボロ;コエレリア・ピュラミダタ−ミノボロ;ロリウム・ムルティフロルム−ネズミムギ;ロリウム・ペレンネ−ホソムギ;ロリウム・レモトゥム−アマドクムギ;ロリウム・テムレントゥム−ドクムギ;メリカ・キリアタ−ヘアリーメリック;メリカ・ヌタンス−コメガヤ;メリカ・ウニフロラ−ウッドメリック;ミリウム・エッフスム−イブキヌカボ;ミスカントゥス・フロリドゥルス−トキワススキ;ミスカントゥス・サッカリフロルス−オギ;ミスカントゥス・シネンシス−ススキ;ミスカントゥス・シネンシス‘ウァリエガトゥス’−シマススキ;ミスカントゥス・シネンシス‘ウァリエガトゥス’−シマススキ;モリニア・アルンディナケア−トールムアグラス;モリニア・カエルレア−ヨウシュヌマガヤ;ナルドゥス・ストリクタ−ナードグラス;パニクム・カピッラレ−ハナクサキビ;パニクム・ミリアケウム−一般的なキビ;パニクム・リパリア−河岸の一般的なキビ;ペンニセトゥム・セタケウム−レッドファウンテングラス;ペンニセトゥム・ウィッロスム−シロガネチカラシバ;パラリス・アルンディナケア−クサヨシ;パラリス・カナリエンシス−カナリークサヨシ;プレウム・プレオイデス−イヌアワガエリ;プレウム・プラテンセ−一般的なオオアワガエリ;プラグミテス・アウストラリス−ヨシ;ポア・アンヌア−スズメノカタビラ;ポア・ブルボサ−チャボノカタビラ;ポア・カイクシイ−フォレストブルーグラス;ポア・コンプレッサ−コイチゴツナギ;ポア・ネモラリス−タチイチゴツナギ;ポア・パルストリス−ヌマイチゴツナギ;ポア・プラテンシス−ナガハグサ;ポア・トリウィアリス−オオスズメノカタビラ;ポリュポゴン・モンスペリエンシス−ハマヒエガエリ;プッキネッリア・ディスタンス−アレチタチドジョウツナギ;セカレ・ケレアレ−ライムギ;スクレロクロア・ドゥラ−ハードグラス;セタリア・イタリカ−アワ;セタリア・プミラ−キンエノコロ;セタリア・ウェルティキッラタ−ザラツキエノコログサ;セタリア・ウィリディス−エノコログサ;ソルグム・ビコロル−モロコシ;ソルグム・ハレペンセ−セイバンモロコシ;トリセトゥム・フラウェスケンス−カニツリグサ;ライコムギ;トリティクム・アエスティウゥム−一般的なコムギ;トリティクム・ディコッコン−エンマーコムギ;トリティクム・ドゥルム−マカロニコムギ;トリティクム・モノッコクム−ヒトツブコムギ;トリティクム・スペルタ−スペルトコムギ;ウゥルピア・ミュロス−ナギナタガヤ;ゼア・マユス−トウモロコシ、牧草、スポーツ及び多目的用草(例えば、ウシノケグサ、ロリウム・ペレンネ、ポア・プラテンシス、アグロスティ、スゲ属のスゲなど)、それらの組み合わせなどを含む群から好ましくは選択される。これらの繊維に関して、上述の繊維材料を前処理することもまた、本発明の観念の範囲内であることも、心に留めておかれたい。これは、特に、繊維の微粉砕及び/又は切断、並びに/更にこれらの繊維材料の漂白及び/又は化学的粉砕を含む。漂白は、酸化的に若しくは還元的に、両方で成し遂げられ得る、又は組み合わせて対応する漂白段階から構成され得る。さらに、繊維材料はまた、例えば繊維材料の耐粉砕性を低減するために、酵素で前処理され得る。
スイートグラス及び/又はスゲ繊維についての特に好ましい組成は次のように得られ、ここで、対応する組成は、好ましくは前記植物を少なくとも含む。
変形例1:オオカニツリ、カニツリグサ、カモガヤ、イトコヌカグサ、オオアワガエリ。
変形例2:トウモロコシ。
変形例3:フラットセッジ(ブリスムス属)、コウキヤガラ(ウキヤガラ属)、トゥルーセッジ(スゲ属)、ソートゥースセッジ(ヒトモトススキ属)、ハマスゲ(カヤツリグサ属)、スパイクラッシュ(ハリイ属)、ワタスゲ(ワタスゲ属)、ブルラッシュ(bulrush)(ビャッコイ属)、ボグセッジ(ヒゲハリスゲ属)、ビークセッジ(ミカヅキグサ属)、コップフリードボグラッシュ(ノグサ属)、トゥーリー(フトイ属)、ラッシュ(ホタルイ属)、バルバスラッシュ(ミネハリイ属)を含む群からの少なくとも1種の草。
変形例4:ソバ、ホソムギ、オオカニツリ、カニツリグサ、オートムギ、カモガヤ、ペレニアルライ、ネズミムギ、オオアワガエリ、ナガハグサ、ヒロハノウシノケグサ。
変形例5:サトウキビ。
変形例6:ソバ、ペレニアルライ、オートムギ。
変形例7:オートムギ、ソバ、ペレニアルライ、セイヨウチャヒキ、軟質小麦。
変形例8:ヒロハノウシノケグサ、ホソムギ、オオアワガエリ、ナガハグサ、オオウシノケグサ。
変形例9:ホソムギGremie、ホソムギHuebal、ホソムギ、オオウシノケグサ、オオアワガエリ、ナガハグサ。
変形例10:フェストゥカ・ルブラ・コンムタタ、フェストゥカ・ルブラ・トリコピッラ、ポア・プラテンシス。
変形例11:ロリウム・ペレンネ、ポア・プラテンシス、フェストゥカ・ルブラ・ルブラ。
変形例12:コエレリア・マクランタ、ポア・プラテンシス、フェストゥカ・ルブラ・コンムタタ。
変形例13:フェストゥカ・ルブラ・トリコピッラ、フェストゥカ・ルブラ・コンムタタ、ポア・プラテンシス。
変形例14:フェストゥカ・ルブラ・コンムタタ、フェストゥカ・ルブラ・ルブラ、フェストゥカ・ルブラ・トリコピッラ、ロリウム・ペレンネ、ポア・プラテンシス。
変形例15:フェストゥカ・ルブラ・トリコピッラ、フェストゥカ・ルブラ・ルブラ、ロリウム・ペレンネ・ポア、プラテンシス、アキッレア・ミッレフォリウム。
変形例16:アグロスティス・カニナ又はアグロスティス・カピッラリス、、フェストゥカ・オウィナ・ドゥリウスラ又はフェストゥカ・オウィナ・ウゥルガリス、フェストゥカ・ルブラ・コンムタタ、フェストゥカ・ルブラ・ルブラ、フェストゥカ・ルブラ・トリコピッラ、ロリウム・ペレンネ、ポア・プラテンシス。
変形例17:アグロスティス・カニナ又はアグロスティス・カピッラリス、フェストゥカ・オウィナ・ドゥリウスラ又はフェストゥカ・オウィナ・ウゥルガリス、フェストゥカ・ルブラ・コンムタタ、フェストゥカ・ルブラ・ルブラ、フェストゥカ・ルブラ・トリコピッラ、ロリウム・ペレンネ、ポア・プラテンシス。
さらに、上述のスイートグラス及び/若しくはスゲに加えて又は上述のスイートグラス及び/若しくはスゲと組み合わせて、海草又は藻類もまた、いわゆる草繊維として使用され得、それらは、とりわけ、海草の属(アマモ属)並びに種ゾステラ・アングスティフォリア(hornem.)rchb.、ゾステラ・アシアティカmiki、ゾステラ・カエスピトサmiki、ゾステラ・カペンシスsetch.、ゾステラ・カプリコルニasch.、ゾステラ・カウレスケンスmiki、ゾステラ・ヤポニカasch.&graebn.、一般的な海草(ゾステラ・マリナL.)、ゾステラ・ムクロナタhartog、ゾステラ・ムエッレリlrmisch ex asch.、コアマモ(dwarf eel-grass)(ゾステラ・ノルティイhornem.)、ゾステラ・ノウァゼランディカsetch.、ゾステラ・タスマニカm.martens ex asch.、さらに、ヘテロゾステラ属及びスガモ属、ポシドニア科からのネプチューングラス(Neptune grass)(ポシドニア属)、ベニアマモ科からのベニアマモ属、ウミジグサ属、シオニラ属及びタラッソデンドロン属、並びにセキショウモの科である科(トチカガミ科)からのエンハルス・アコロイデス、ウミヒルモ属及びリュウキュウスガモ属、ハロフィロイデアエ亜科、又は灰色植物門、ハプト藻門、モウ・ゲイブラー(クリプチスタ)、ユーグレノゾア、渦鞭毛藻類(s.dinoflagellaten)、ラフィド藻綱(緑色鞭毛藻綱)、クロララクニオン植物門、黄緑色藻類(黄緑藻綱)、黄金色藻類(黄金色藻門)、珪藻植物(珪藻門(bacil/ariophyta))、褐藻類(褐藻門)、紅藻類(紅藻門)、緑藻類(緑藻門)、ピコビリ藻、不等毛植物門、エクスカバータ、ストラメノパイル、ハプト植物門、クリプト植物門、クロララクニオン植物門及び不等毛植物門、アルベオラータ、ビリファイタ亜界(biliphyta)、それらの組み合わせなどを含む群から選択される。
本発明のさらなる特に好ましい実施形態によれば、繊維材料組成物の特に(個々に又は組み合わせて)スイートグラス、スゲ、海草及び/又は藻類繊維画分のみが、それと他の成分との混合前に機械的に調製される。これは、特に乾燥、清浄化及び/又は切断若しくは微粉砕を含む。
この場合において、特にスイートグラス、スゲ、海草及び/又は藻類は(直接又は組み合わせて)、刈り取り後に、乾燥なしに直接さらに加工され得る。これは、好ましくは、時間の点で可能な限り刈り取り又は採取の近くで成し遂げられるべきである。というのは、さもなければ開始する発酵過程が、特にさらなる加工の間に水が添加される場合には、とりわけ温度の上昇進展を結果としてもたらすからである。この直接加工の場合において、これは、さらなる対策又は処理工程が何ら講じられない場合は、最終製品(草紙)において比較的強い緑の色彩を伴うということに、さらに留意されたい。
或いは、草、すなわちスイートグラス及び/又はスゲ及び/又は海草及び/又は藻類繊維は、部分的にだけ乾燥され得、ここで、低残留水分も、最終製品において減少した緑の色彩を伴う。
最後であるが、草は、非常に強力に(75〜90%の間の乾燥含量)乾燥され得、その結果、比較的少ない緑の色彩が、最終製品において達成され得る。
草が加工前に洗浄されることも、さらに本発明の観念の範囲内にある。これは、一段階又は多段階で成し遂げられ得、ここで、好ましくは水がこの目的のために使用され、その温度は10℃〜95℃の間である。良好な結果は、1〜6洗浄サイクルの間の範囲内の複数回の洗浄により達成される。
本発明のさらなる特に好ましい実施形態によれば、草は、牧草地、スポーツ場及び/又は芝生遊戯場から刈り取って採取することによって調製され、ここで、特に牧草地については、2回目の又は各さらなる刈り取りが、この場合に節形成の傾向が減少するので特に都合がよい。しかしながら、さらなる加工に1回目の刈り取りからのスイートグラス及び/又はスゲを供給することもまた、本発明の観念の範囲内であり、ここでは、切断及び/又は粉砕の費用が、必要に応じてさらに増加し得る。
草又は草繊維を清浄化する際、例えば土、石、プラスチックなどのような不純物が、さらなる加工の前に除去されることもまた、本発明の観念の範囲内である。これには、エアセパレータによる乾燥清浄化の両方が行われ得る(ここで、例えば、繊維は、スクリーン上に空気で吹き飛ばされ、それにより、重質不純物及び軽質不純物が、それらの重量の結果として繊維から異なる距離を移動するので分離される。或いは、特に乾燥繊維は、遠心機によっても清浄化され得る。さらに、繊維はまた、清浄化のために洗浄されることもあり得、ここで、これは、洗い流してフィルターで絞ることによって行われ得る。緑の色彩もまた、この清浄化工程によって同時に低減され得る。
乾燥清浄化の利点は、必要に応じて必要な中間乾燥が回避され得ることである。
さらに、懸濁に先立って、繊維は、最長15mmに細分されるが、最も有利には、良好な加工を確実にするために、1mm未満に細分されることもまた、本発明の観念の範囲内である。この処理は、新しいか乾燥しているかを問わず、繊維の各状態において行われ得る。細分は、その際のより小さい抵抗の結果として、乾燥繊維の場合に最も容易である。細分はまた、例えばリファイナーで、このユニットの対応する設定を用いるなど、微粉砕の間でも可能である。別の可能性はまた、微粉砕前の切断と微粉砕との組み合わせであり、ここで、例えば、繊維はリファイナー又はホランダーの外で最長50mmに予め切断され、そして例えば圧縮されてペレットにされる。次いで、これらのペレットは、水に懸濁されて、その膨潤後に、リファイナー又はホランダーでさらに細分又は微粉砕され得る。この可能性の場合、とりわけ、リファイナー/ホランダーでの加工時間の短縮が達成され、関連するエネルギーの節約が達成される。
75〜90%の間の乾燥含量への乾燥の結果として、とりわけ、改善された貯蔵性及び関連する年間通しての在庫保持ならびに季節に依存しない紙生産が得られる。繊維が乾燥しているほど、輸送されなければならない重量が小さくなる。ペレット成形の間の圧縮により、より小さな輸送体積及びリファイナー/ホランダーでのより短い細分段階が必要とされる。
ペレット化の際に、草と、対応する添加剤(例えば、パルプ、砕木パルプ、故紙など、及び/又は1種若しくは数種の補助剤を添加することによる)との混合比を備え、したがって、さらなる加工のための完成混合物を提供することもまた、本発明の観念の範囲内である。
本発明に従う補助剤は、特に、保持剤、脱水補助剤、保持剤デュアルシステム又は微粒子系、湿式及び乾式強度剤、充填剤及び/又は顔料、特に、カオリン、タルク、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、二酸化チタン、水酸化アルミニウム、ケイ酸、ベントナイト、硫酸バリウムの群からのもの、結合剤成分、ペイント成分、脱泡剤、脱気剤、殺生物剤、酵素、酸化防止剤、防腐剤、漂白剤、蛍光増白剤、染料、ニュアンス染料、不純物捕集剤、沈殿剤、接着剤、樹脂、固着剤、浸潤剤、pH調整剤、結合剤(例えば、デンプン、カルボキシメチルセルロース、カゼイン、グアー、ダイズタンパク質、セルロースエーテル、異なる起源の植物タンパク質)、スチレンブタジエン、スチレン−(メタ)アクリレートエステル、酢酸ビニル(vinylacetetate)エチレン、酢酸ビニルアクリレートエステル、酢酸ビニル及びポリビニルアルコールに基づく分散形態及び水溶性形態の合成結合剤、架橋剤、粘度調整剤、蛍光増白剤、脱気剤、pH調整剤、それらの組み合わせなどを含む群から選択される添加剤として理解される。
本発明のさらなる特に好ましい実施形態によれば、(個々に又は組み合わせて)スイートグラス、スゲ、海草及び/若しくは藻類繊維の重量割合の割合は、10%より大きく、特に25%より大きく、特に好ましくは50%より大きく、且つ/又は新しい繊維及び/若しくは故紙の割合は、繊維材料組成物中のスイートグラス及び/若しくはスゲ繊維の重量割合よりも小さい。
本発明の目的はまた、繊維材料混合物を製造するための方法によって解決され、ここで、当該方法は、スイートグラス、スゲ、海草及び/又は藻類を(個々に又は組み合わせて)採取する工程と、当該スイートグラス、スゲ、海草及び/又は藻類を(個々に又は組み合わせて)所定の長さに切断する工程と、当該スイートグラス、スゲ、海草及び/又は藻類を(個々に又は組み合わせて)水に懸濁させる工程と、所定の割合の新しい繊維及び/又は故紙及び/又は補助剤を懸濁液に添加する工程とを含む。しかしながら、上述のプロセス工程において、これらはまた、様々な種類の繊維材料の調製において特に相乗効果を考慮するためにそれらの順序について必要に応じて変更され得るということを心に留めておかれたい。
本発明に従う方法は、さらなる実施形態に従って、刈り取り後、部分乾燥及び/又はペレット成形の工程を含み、ここで、この目的のために、スイートグラス、スゲ、海草及び/又は藻類繊維は(個々に又は組み合わせて)、好ましくはペレット成形の前に所定の長さに切断される。必要に応じて、これは、ペレット成形プロセス又は方法と組み合わされ得る。
本発明の方法のさらなる特に好ましい実施形態によれば、緑色草繊維画分は、新しい繊維及び/又は故紙の添加の前に粉砕される。これは、歴史的にはホランダーによって、又は現代においてはリファイナーによって成し遂げられ得、ここで、リファイナーを調整することによって、相応じて処理される繊維材料は、切断及び/又はフィブリル化の様式で粉砕され得る。特に、フィブリル化粉砕は、繊維材料の長さが変更されるだけでなく、繊維材料の表面も著しく拡大され、その結果、繊維間で結合を形成する能力が増し、結果として、製造される製品の強度が改善されるという利点を提供する。
繊維材料組成物に関する上記の説明によれば、個々の繊維材料成分又は繊維材料組成物全体が、漂白され、選別され、分散され且つ/又はホモジナイズされ、そして、特に紙、カード又は板紙を形成するように加工する際に、所定の材料密度に調整されることもまた、本発明の観念の範囲内である。
さらなる加工の前、特に水への懸濁の前のスイートグラス及び/又はスゲ及び/又は海草及び/又は藻類の短縮又は切断に関して、この短縮は、草の長さが、主として20cm、特に10cm、好ましくは100mm〜0.1mmの間、特に好ましくは50mm〜1mmの間、特に10mm〜1mmの間となるような形で実施されるべきである。
特に所定の長さへの切断又はさらなる加工の前に、スイートグラス、スゲ、海草及び/又は藻類が(個々に又は組み合わせて)機械的に清浄化され、特に空気及び/又は水で清浄化又は洗浄されることが、さらに本発明の方法の観念の範囲内である。
本発明の目的はまた、紙、板紙、カード、印刷基材、分離又は絶縁材料、繊維板、充填材、それらの組み合わせなどを製造するための、先に記載した繊維材料組成物の使用によって解決される。
本発明のさらなる態様は、図面及び特許請求の範囲と合わせた以下の本発明の1つの可能な実施形態の詳細な説明から得られる。当業者に直接導き出される修正又は付加がこれらの例により対象として含まれることが指摘される。さらに、好ましい説明的実施形態は、修正及び付加もまた本発明の範囲の範囲内にあるように、本発明の限定を何ら構成するものではない。
図において、図1は、草含有製品の製造における変数についての概略図である。ここで、とりわけ、可能な変更における繊維材料組成が、不透明度に、したがってさらには製品群への分類にどのように影響を及ぼすか(例えば、厚紙包装紙−非常に不透明−大きな草割合)が示されている。ここで示された例において、繊維材料組成物は、繊維材料組成物に種々の割合で添加されるパルプ、草繊維(草)、故紙及び材料残部からなり得る。さらに、繊維材料を加工する際に、時間、水の量の両方、さらには水温が、特性、特に繊維材料組成物の不透明度に直接的な影響を有していることが示されている。ことによると大幅な変更が、粉砕の間に行われ、ここで、粉砕の間の加工時間はスイートグラス及び/又はスゲ割合の増加に伴って増大する。概略的に、特定の用途及びさらなる加工のそれぞれの要件プロファイルによって決定される製品の範囲の中で、種々の群が列挙されている。
例えば、従来の牧草地、芝地(スポーツターフ、個人の家庭、市及び地域)(以後、単に草地と呼ぶ)が、草紙を製造するために使用され得る。この場合において、「スイートグラス様」目(イネ目)又は「スゲ様」(カヤツリグサ科)の複数の草が使用され得、ここで、キュペロイドラエ亜科(例えば、ハマスゲ及びパピルスなど)については、特定の制限が適用され得る。これらの草については、追加の皮むきが、さらなる加工の間に行われなければならない。これは、恐らく(エネルギー)費用のかかるものとなるであろう。
通常の牧草を用いる場合、牧草地上に存在する葉は、何の問題もなしに共処理され得る。より好ましいさらなる加工、貯蔵及びより効率的な輸送のために、草は、乾燥され(干し草)、不純物から分離され、細分され得る。圧縮(例えば、ペレット成形など)もまた、この場合に有用であり得る。次いで、草は追加の加工なしに、例えば10%の混合比で、材料懸濁液に添加される、又は水中に入れられる。さらなる添加剤は、新しい繊維のパルプ又はさらには二次繊維(例えば、粕(lump)又は故紙など)であり得る。これらの添加剤はまた、組み合わされ得る。
繊維材料成分の比は、99%草繊維割合まで高め得る。草割合が高いほど、従来の紙と比べて原材料の製造におけるエネルギー費用は低くなる。とりわけ、草の天然の色のため、材料は、高い不透明度を達成する。高い不透明度のため、当該紙の使用者は、半透明を許すことなしに、より低いグラメージを使用し得る。広い用途範囲を確実にするために、色が、例えば素材をペイントすることにより、又は接着することにより、所望に応じて材料に付加され得る。市場要求に従う白色画分が、そのようにして得られ得る。カレンダーを用いることにより、表面が、所望に応じてさらに平滑化され得る。
実験1:
この一連の試験では、75〜85%の間の乾燥含量を有する乾燥干し草を使用した。その干し草を、それが不純物(例えば、土など)から分離されるように、粗く清浄化した。次いで、それを、3分の1の長さ(約20cm)に短縮し、次いで、約15度の温水で洗い流してフィルターで絞った。この手順を3回繰り返し、ある量の緑の色彩を、各場合において洗い流した。相応じて清浄化された干し草を、湿ったままホランダーに加えた。新しい繊維パルプ、故紙(1.9倍の体積を有する120g/mの天然紙)及び補助剤も加えた。別のバッチにおいて、充填剤を、これが表面及び白色度に対してどのような影響を有するかを見るためにさらに加えた。ホランダー中で22分間懸濁後、材料調製を完了し、試験シートを生成した。これらのシートを用いて、ことによると不足する白色度が例えば白でのオフセット印刷によって改善され得るか否かを調べるために、印刷試験を行った。これもまた成功した。
実験2:
牧草からの乾燥干し草を、この一連の試験で使用した。これを空気で清浄化し、それによって不純物(例えば、土及び埃など)から分離し、次いで切断ユニットによってその干し草の長さの約10分の1(約6cm)まで小さくした。この短縮された干し草を、乾燥したままホランダーに加えた。新しい繊維パルプ、故紙、及び、とりわけより良好な表面を得るために、2つの異なる補助剤も加えた。約30分間の懸濁後、材料調製を完了した。およそ70×100cmのシートを、円形スクリーンによって生成した。これらのシートを、各々乾燥用シリンダー上のフェルトの上に移し、約35%の残留水分となるまで乾燥させた。この試験において、このように生成された紙は、約200g/m又は約110g/mのグラメージを有していた。体積は、約1.3g/cmであった。このように生成された紙は、上面及び下面で異なる平滑性値を示すものであり、ここで、スクリーン側は、上面よりも平滑であった。この機械的に生成された材料について、4色オフセット印刷機を用いて印刷試験を行った。ここで、4色モチーフは、1度はオフセット印刷白色の事前の適用を伴って、そして1度は伴わずに試験した。両方の変形例が、完全に成功した。
実験3
均一に良好な平滑化を得るために、別の試験を行った。実験2からの紙を、約40%の残留水分でカレンダーにかけた。ここで、カレンダーは、シリンダー自体の重量の圧力だけで作用する。この処理の後、紙は、約1.1g/cmの体積しか有していない。約90g/m及び120g/mの重量を有する紙を、この一連の試験の間に生成した。さらなる加工変形例を調べるために、印刷試験を、デジタル印刷機(OKI C 3200)、HPレーザー印刷機及びBrotherインクジェット印刷機によって成功裏に完了し、パンチ及びグルーブ試験をPlanotigelによって成功裏に完了した。
実験2及び3からの紙の特性性質を、表1及び2で比較する。ここで、これらの値は、実験2からの試料1及び実験3からの試料2に関する。実際の値に加えて、表1は、特性性質の変化も示しており、ここで、予想されるように、紙の厚さ及び透気度は、カレンダー掛けにより減少し、そして横の破断力を除いて他の全ての値が、伸びに関連して著しく上昇する傾向もある。
Figure 2015510053

Figure 2015510053
表2は、調べた2つの紙の光学的測定値を示しており、ここでは、異なる色彩に加えて、ほぼ100%の非常に高い不透明度値が確認され得る。
これらの測定値は、23℃及び50%空気湿度の標準状態下において、次のように測定したものである。
−Bendtsenに従う透気度:DIN−53108(紙試験)、測定デバイス:Gockel & Co.型式6、試験領域:31.5mm(測定ヘッド重量267g)、測定値:1分当たりのml空気、測定設定:1.5kPaの過剰圧力(Manostat 150mm);
−Brecht−Imset引裂強度:DIN 53115、測定デバイス:Karl Frank、測定値:mJ/N単位の引裂強度;
−破断荷重及び伸び:ISO 527−1、10mm/分の伸び速度で締付長さ100mm、測定デバイス:Zwick/Roell ZMART.PRO、測定値:N単位の破断荷重及び(100mmを基準とした)%単位の伸び、可逆的範囲における弾性率[N/mm];
−ISO 536に従う単位面積当たりの重量[g/m2]、測定値:測定したDIN−A4シートの重量、DIN A4シートの面積を画定する;
−ISO 534に従うμm単位の厚さ、測定デバイス:Lehmann LDAL−03、測定値:μm単位の厚さ
実験4:
別の実験で、雑誌紙及び波形紙における使用のための当該繊維材料系の利用可能性を調査した。前記の品質において草を用いることの基本的な実行可能性を、ペーパーマシンを用いてこれらの実験によって実証した。さらなる加工及び精製実験のために、各々約100mの異なるグラメージを有する3つのロールを、各紙品質について製造した。
使用した繊維材料、雑誌紙:14%長繊維(トウヒ/マツ)/Stendal ECF(Mercer)、33%短繊維(ユーカリ)/Cenibra、3%CTMP(トウヒ/マツ)/Waggeryd CTMP、50%草。この場合の草は、飼葉用途用に従来どおりに刈り取られている南ドイツの牧草であり、約8%の残留水分となるまで空気中で乾燥させた。
添加剤(繊維材料を基準として):1%デンプン/Cargill 35844、0.8%AKD/Akzo Nobel EKA DR 28 HF(実験6〜10では0.5%)、0.025%PAM/BASF−Percol 540。
材料の調製:繊維離解を、5%の材料密度、990rpmのパルパー回転速度で15分の時間にわたって行った。粉砕を、4%の材料密度、60°の切削角、0.7Ws/mのエッジ荷重、及び150kWh/tの粉砕エネルギーで行った。粉砕後に達成された耐脱水性は、32°のSR値であった。
使用した繊維材料:約50%APグレード1.02/50%APグレード1.04、50%草を含む波形紙。この場合に使用した草も、飼葉用途用に従来どおりに刈り取られている南ドイツの牧草であり、約8%の残留水分となるまで空気中で乾燥させた。
添加剤(繊維材料を基準として):1%デンプン/Cargill 35844、0.025%PAM/BASF−Percol 540。
材料の調製:繊維離解を、5%の材料密度、990rpmのパルパー回転速度で15分の時間にわたって行った。
また、上述の材料組成物中で使用した草は、次のように調製した。
草を、10%の材料密度、990rpmのパルパー回転速度で20分の時間にわたり、繊維離解した。この後に、2200rpmの回転速度での5分の時間にわたるデフレ−キング(deflaking)が続いた。この草を、8%の材料密度、60°の切削角、0.7Ws/mのエッジ荷重、及び25kWh/tの粉砕エネルギーで粉砕した。この後、草繊維材料は、52°のSR値として測定された耐脱水性を有していた。
図2は、他の一般的な繊維材料系と比較された、この実験で使用された材料系の繊維長クラスごとの繊維長分布を示している。ここで、繊維長クラス(計量した長さ)がx軸上にプロットされ、繊維長クラスにおける百分率割合がy軸上にプロットされている。曲線1は、繊維離解(defibring)後の藁の繊維長分布を示しており、曲線2は、5分後の藁の繊維長分布を示しており、曲線3は、ユーカリの短繊維パルプを示しており、曲線4は、52°SRの耐脱水性を有する草を示しており、曲線5は、49°SRの耐脱水性を有する草を示している。
ここで、使用した2つの草繊維材料4及び5が、長さクラス0.2〜0.5mm又は0.5〜1.2mmにおける主強調がそれほど強く特徴付けられていないことから、他の繊維材料系と比較してより均一な繊維長分布を有していることが示されている。
雑誌紙については40g/m〜80g/mの間、波形板紙系列については90g/m〜250g/mの間の種々のグラメージを有するペーパーロール又はペーパーシートを、類似の条件下において、対応する材料系から製造した。
図3〜6は、上述の繊維材料系から製造された、対応する雑誌紙の特性値を示している。図3は、セルロース/草繊維材料系31及び純粋なセルロース繊維系32についての、g/m単位の面積関連質量(x軸)の関数としてのcm/g単位の比体積(y軸)の進展を示している。図4は、g/m単位の面積関連質量(x軸)の関数としての%単位の縦41及び横42の破断伸び(y軸)を示している。図5は、g/m単位の面積関連質量(x軸)の関数としての縦51及び横52の引張強度指数(y軸)を示し、図6は、g/m単位の面積関連質量(x軸)の関数としてのJ/g単位の縦41及び横42のエネルギー吸収能(y軸)を示している。
図7〜9は、上述の繊維材料系から製造された対応する波形板紙ライナーの特性値を示している。図7は、ライナー/草繊維材料系71及び純粋なライナー繊維材料系72についての、g/m単位の面積関連質量(x軸)の関数としてのcm/g単位の比体積(y軸)の進展を示している。図8は、g/m単位の面積関連質量(x軸)の関数としてのkPa単位の(ミューレン)破裂指数(y軸)を示し、図9は、g/m単位の面積関連質量(x軸)の関数としての縦91及び横92の圧縮強度(y軸)を示している。
繊維長調査及び繊維長分布の結果は、例えば藁を含む繊維材料系などの繊維材料との類似性を示している。当該繊維材料は、比較的大きな繊維直径、及び大きな繊維壁厚さを有している。特に、単位面積当たりの重量が軽い場合、これは、紙の体積を増加させる効果を有している。雑誌紙についての引張強度は、おおよそ、100%の短繊維セルロースを約20%の充填剤と共に含む、木材非含有の、ペイントされていない紙のレベルにある。ライナーについての測定された強度もまた、良好な基本レベルにあり、ここで、より大きな体積は、剛性特性に対して有利な効果を有している。

Claims (17)

  1. 既定の割合の
    −新しい繊維及び/又は故紙、
    −草繊維、特にスイートグラス及び/又はスゲ及び/又は海草及び/又は藻類繊維、並びに
    −補助剤及び水
    を有する繊維材料組成物であって、各場合において絶乾材料割合として計算される、草繊維の前記重量割合が、全材料質量の1重量%より大きくかつ100重量%より小さい、繊維材料組成物。
  2. 請求項1に記載の繊維材料組成物であって、前記新しい繊維及び/又は前記故紙が、長繊維パルプ、短繊維パルプ、化学的に脱リグニンされた繊維材料、硫酸塩パルプ、亜硫酸塩パルプ、ソーダ法又はオルガノセル法からのパルプ、綿パルプ、機械パルプ、サーモメカニカルパルプ、砕木パルプ、ケモサーモメカニカルパルプ、故紙、特に等級A〜D:下級等級;E〜J:中級等級;K〜U:より良い等級;V〜W:クラフト等級及びX:特殊等級の故紙、漂白セルロース、それらの組み合わせなどを含む群から選択されることを特徴とする、繊維材料組成物。
  3. 請求項1又は2に記載の繊維材料組成物であって、前記スイートグラス及び/又はスゲ繊維が、穂草、牧草及び穂状花序の牧草並びにイネ科属、及びカヤツリグサ科属のスゲ、特に、アノモクロオイデアエ亜科、パロイデアエ亜科、プエリオイデアエ亜科、タケ亜科、エールハルタ亜科、イチゴツナギ亜科(例えば、トリブス・アウェネアエ、トリブス・ポエアエ、トリブス、トリティケアエ・アリスティドイデアエなど)、ダントニオイデアエ亜科、ダンチク亜科、ヒゲシバ亜科、ラッパグサ亜科、キビ亜科(例えば、サッカルム・オッフィキナルムなど)及びミクライロイデアエ亜科の草、特に、アグロスティス・カニナ−ヒメヌカボ;アグロスティス・カピッラリス−イトコヌカグサ;アグロスティス・ストロニフェラ−ハイコヌカグサ;アグロスティス・ウィネアリス−クロヌカボ;アイラ・カリョピッレア−ヌカススキ;アイラ・プラエコクス−アーリーヘアグラス;アロペクルス・ゲニクラトゥス−スズメノテッポウ;アロペクルス・ミョスロイデス−ノスズメノテッポウ;アロペクルス・プラテンシス−オオスズメノテッポウ;アッモピラ・アレナリア−ビーチグラス;アントキサントゥム・アリスタトゥム−ヒメハルガヤ;アントキサントゥム・オドラトゥム−一般的なハルガヤ;アペラ・スピカ−ウェンティ−セイヨウヌカボ;アッレヘナテルム・エラティウス−オオカニツリ;アウェナ・ファトゥア−一般的なカラスムギ;アウェナ・サティウァ−一般的なオートムギ;ブラキポディウム・ピンナトゥム−コウアンヤマカモジグサ;ブラキポディウム・シュルウァティクム−ヤマカモジグサ;ブリザ・マキシマ−コバンソウ;ブリザ・メディア−チュウコバンソウ;ブロムス・アルウェンシス−アレチチャヒキ;ブロムス・ベネケニイ−ラフブローム;ブロムス・カリナトゥス−ヤクナガイヌムギ;ブロムス・コンムタトゥス−ムクゲチャヒキ;ブロムス・エレクトゥス−エレクトブローム;ブロムス・ホルデアケウス−ハマチャヒキ;ブロムス・イネルミス−コスズメノチャヒキ;ブロムス・マドリテンシス−マドリードチャヒキ;ブロムス・セカリヌス−カラスノチャヒキ;ブロムス・ステリリス−アレチノチャヒキ;ブロムス・テクトルム−ウマノチャヒキ;カラマグロスティス・アルンディナケア−ノガリヤス;カラマグロスティス・エピゲヨス−ヤマアワ;カタポディウム・リギドゥム−カタボウシノケグサ;コイクス・ラクリュマ−ヨビ−ジュズダマ;コルタデリア・セッロアナ−シロガネヨシ;コリュネポルス・カネスケンス−シルバーグラス;キュノドン・ダクチュロン−ギョウギシバ;キュノスルス・クリスタトゥス−クシガヤ;ダクチュリス グロメラタ−カモガヤ;ダントニア・デクムベンス−ヒースグラス;デスカンプシア・ケスピトサ−ヒロハノコメススキ;デスカンプシア・フレクスオサ−コメススキ;デスカンプシア・セタケア−ボグヘアグラス;ディギタリア・イスカエムム−キタメヒシバ;ディギタリア・サングイナリス−メヒシバ;エキノクロア・クルス−ガッリ−一般的なイヌビエ;エキノクロア・ムリカタ−ヒスピッドバーンヤードグラス;エリュムス・カニヌス−イブキカモジグサ;エリュムス・レペンス−シバムギ;エラグロスティス・アルベンシス−エルベラブグラス;エラグロスティス・クルウゥラ−シナダレスズメガヤ;エラグロスティス・ミノル−コスズメガヤ;エラグロスティス・ムルティカウリス−ニワホコリ;フェストゥカ・アルンディナケア−オニウシノケグサ;フェストゥカ・フィリフォルミス−スレンダーフェスキュー;フェストゥカ・ギガンテア−オウシュウトボシガラ;フェストゥカ・プラテンシス−ヒロハウシノケグサ;フェストゥカ・ルブラ−オオウシノケグサ;グリュケリア・フルイタンス−ヒロハウキガヤ;グリュケリア・マキシマ−リードスイートグラス;グリュケリア・マキシマ−リードスイートグラス;ヘリクトトリコン・プラテンセ−メドーオートグラス;ヘリクトトリコン・プベスケンス−ダウニーアルパインオートグラス;ヘリクトトリコン・プベスケンス−ダウニーアルパインオートグラス;ホルクス・ラナトゥス−シラゲガヤ;ホルデリュムス・エウロパエウス−ウッドバーレイ;ホルデウム・ユバトゥム−ホソノゲムギ;ホルデウム・ムリヌム−ムギクサ;ホルデウム・ウゥルガレ−一般的なオオムギ;コエレリア・マクランタ−ミノボロ;コエレリア・ピュラミダタ−ミノボロ;ロリウム・ムルティフロルム−ネズミムギ;ロリウム・ペレンネ−ホソムギ;ロリウム・レモトゥム−アマドクムギ;ロリウム・テムレントゥム−ドクムギ;メリカ・キリアタ−ヘアリーメリック;メリカ・ヌタンス−コメガヤ;メリカ・ウニフロラ−ウッドメリック;ミリウム・エッフスム−イブキヌカボ;ミスカントゥス・フロリドゥルス−トキワススキ;ミスカントゥス・サッカリフロルス−オギ;ミスカントゥス・シネンシス−ススキ;ミスカントゥス・シネンシス‘ウァリエガトゥス’−シマススキ;ミスカントゥス・シネンシス‘ウァリエガトゥス’−シマススキ;モリニア・アルンディナケア−トールムアグラス;モリニア・カエルレア−ヨウシュヌマガヤ;ナルドゥス・ストリクタ−ナードグラス;パニクム・カピッラレ−ハナクサキビ;パニクム・ミリアケウム−一般的なキビ;パニクム・リパリア−河岸の一般的なキビ;ペンニセトゥム・セタケウム−レッドファウンテングラス;ペンニセトゥム・ウィッロスム−シロガネチカラシバ;パラリス・アルンディナケア−クサヨシ;パラリス・カナリエンシス−カナリークサヨシ;プレウム・プレオイデス−イヌアワガエリ;プレウム・プラテンセ−一般的なオオアワガエリ;プラグミテス・アウストラリス−ヨシ;ポア・アンヌア−スズメノカタビラ;ポア・ブルボサ−チャボノカタビラ;ポア・カイクシイ−フォレストブルーグラス;ポア・コンプレッサ−コイチゴツナギ;ポア・ネモラリス−タチイチゴツナギ;ポア・パルストリス−ヌマイチゴツナギ;ポア・プラテンシス−ナガハグサ;ポア・トリウィアリス−オオスズメノカタビラ;ポリュポゴン・モンスペリエンシス−ハマヒエガエリ;プッキネッリア・ディスタンス−アレチタチドジョウツナギ;セカレ・ケレアレ−ライムギ;スクレロクロア・ドゥラ−ハードグラス;セタリア・イタリカ−アワ;セタリア・プミラ−キンエノコロ;セタリア・ウェルティキッラタ−ザラツキエノコログサ;セタリア・ウィリディス−エノコログサ;ソルグム・ビコロル−モロコシ;ソルグム・ハレペンセ−セイバンモロコシ;トリセトゥム・フラウェスケンス−カニツリグサ;ライコムギ;トリティクム・アエスティウゥム−一般的なコムギ;トリティクム・ディコッコン−エンマーコムギ;トリティクム・ドゥルム−マカロニコムギ;トリティクム・モノッコクム−ヒトツブコムギ;トリティクム・スペルタ−スペルトコムギ;ウゥルピア・ミュロス−ナギナタガヤ(rat’s tail fescue);ゼア・マユス−トウモロコシ(maize)、牧草、スポーツ及び多目的用草(例えば、ウシノケグサ、ロリウム・ペレンネ、ポア・プラテンシス、アグロスティ、スゲ属種のスゲなど)、それらの組み合わせなどを含む草の群から選択され、前記海草又は前記藻類が、海草アマモ属並びに種ゾステラ・アングスティフォリアhornem.rchb.、ゾステラ・アシアティカmiki、ゾステラ・カエスピトサmiki、ゾステラ・カペンシスsetch.、ゾステラ・カプリコルニasch.、ゾステラ・カウレスケンスmiki、ゾステラ・ヤポニカasch.&graebn.、一般的な海草ゾステラ・マリナl.、ゾステラ・ムクロナタhartog、ゾステラ・ムエッレリlrmisch ex asch.、コアマモ(dwarf eel-grass)ゾステラ・ノルティイhornem.、ゾステラ・ノウァゼランディカsetch.、ゾステラ・タスマニカm.martens ex asch.、ヘテロゾステラ属及びスガモ属、ポシドニア科からのネプチューングラス(Neptune grass)ポシドニア属、ベニアマモ科からのベニアマモ属、ウミジグサ属、シオニラ属及びタラッソデンドロン属、セキショウモの科である科(トチカガミ科)からのエンハルス・アコロイデス、ウミヒルモ属及びリュウキュウスガモ属、ハロフィロイデアエ亜科、又は灰色植物門、ハプト藻門、スクルンドゲイブラー(クリプチスタ)、ユーグレノゾア、渦鞭毛藻類(s.dinoflagellaten)、ラフィド藻綱(緑色鞭毛藻綱)、クロララクニオン植物門、黄緑色藻類(黄緑藻綱)、黄金色藻類(黄金色藻門)、珪藻植物(珪藻門(bacil/ariophyta))、褐藻類(褐藻門)、紅藻類(紅藻門)、緑藻類(緑藻門)、ピコビリ藻、不等毛植物門、エクスカバータ、ストラメノパイル、ハプト植物門、クリプト植物門、クロララクニオン植物門及び不等毛植物門、アルベオラータ、ビリファイタ亜界、それらの組み合わせなどを含む群から選択されることを特徴とする、繊維材料組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の繊維材料組成物であって、前記スイートグラス、スゲ、海草及び/又は藻類繊維画分のみが、機械的に調製される、特に、乾燥され、機械的に清浄化され、洗浄され、切断され且つ/又は粉砕されることを特徴とする、繊維材料組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の繊維材料組成物であって、前記繊維材料組成物の繊維成分が、化学的に増白される、特に漂白されることを特徴とする、繊維材料組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の繊維材料組成物であって、前記繊維材料組成物の繊維成分が、化学的に増白される、特に漂白されることを特徴とする、繊維材料組成物。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の繊維材料組成物であって、前記補助剤が、保持剤、脱水補助剤、保持剤デュアルシステム又は微粒子系、湿式及び乾式強度剤、充填剤及び/又は顔料、特に、カオリン、タルク、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、二酸化チタン、水酸化アルミニウム、ケイ酸、ベントナイト、硫酸バリウムの群からのもの、結合剤成分、ペイント成分、脱泡剤、脱気剤、殺生物剤、酵素、酸化防止剤、防腐剤、漂白剤、蛍光増白剤、染料、ニュアンス染料、不純物捕集剤、沈殿剤、接着剤、樹脂、固着剤、浸潤剤、pH調整剤、結合剤(例えば、デンプン、カルボキシメチルセルロース、カゼイン、グアー、ダイズタンパク質、セルロースエーテル、異なる起源の植物タンパク質)、スチレンブタジエン、スチレン−(メタ)アクリレートエステル、酢酸ビニルエチレン、酢酸ビニルアクリレートエステル、酢酸ビニル及びポリビニルアルコールに基づく分散形態及び水溶性形態の合成結合剤、架橋剤、粘度調整剤、蛍光増白剤、脱気剤、pH調整剤、それらの組み合わせなどを含む群から選択されることを特徴とする、繊維材料組成物。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の繊維材料組成物であって、草繊維の前記重量割合の割合が、10%より大きく、特に25%より大きく、特に好ましくは50%より大きく、且つ/又は新しい繊維及び/若しくは故紙の割合が、前記繊維材料組成物中のスイートグラス及び/若しくはスゲ繊維の前記重量割合よりも小さいことを特徴とする、繊維材料組成物。
  9. 繊維材料組成物を製造するための方法であって、
    −スイートグラス及び/又はスゲ及び/又は海草及び/又は藻類を採取する工程と、
    −前記スイートグラス及び/又はスゲ及び/又は海草及び/又は藻類を所定の長さに切断する工程と、
    −前記スイートグラス及び/又はスゲ及び/又は海草及び/又は藻類を水に懸濁させる工程と、
    −所定の割合の新しい繊維及び/又は故紙及び/又は補助剤を前記懸濁液に添加する工程と
    を含む、方法。
  10. 請求項8に記載の方法であって、前記スイートグラス、スゲ、海草及び/又は藻類が、個々に又は組み合わせて、少なくとも部分的に乾燥され、且つ/又はペレット成形されることを特徴とする、方法。
  11. 請求項8又は9のいずれか一項に記載の方法であって、前記繊維材料が、新しい繊維及び/又は故紙の添加の前又は後に、粉砕される、特に切断及び/又はフィブリル化の様式で粉砕されることを特徴とする、方法。
  12. 請求項8〜10のいずれか一項に記載の方法であって、個々の繊維材料成分又は繊維材料組成物全体が、漂白され、選別され、分散され且つ/又はホモジナイズされることを特徴とする、方法。
  13. 請求項8〜11のいずれか一項に記載の方法であって、前記繊維材料組成物が、さらなる加工の前に、所定の材料密度に調整されることを特徴とする、方法。
  14. 請求項8〜12のいずれか一項に記載の方法であって、前記スイートグラス、スゲ、海草及び/又は藻類が、特に水への懸濁の前に、20cm、特に10cmの長さに、好ましくは100mm〜0.1mmの間、特に好ましくは50mm〜1mmの間の長さに、特に10mm〜1mmの間の長さに、個々に又は組み合わせて切断されることを特徴とする、方法。
  15. 請求項8〜13のいずれか一項に記載の方法であって、所定の長さへの切断の前に、前記スイートグラス、スゲ、海草及び/又は藻類が、個々に又は組み合わせて、機械的に清浄化される、特に空気及び/又は水で清浄化又は洗浄されることを特徴とする、方法。
  16. 請求項8〜14のいずれか一項に記載の方法であって、請求項1〜7のいずれか一項に記載の繊維材料組成物を製造するための方法。
  17. 紙、板紙、カード、印刷基材、分離又は絶縁材料、繊維板、充填材、それらの組み合わせなどを製造するための、請求項1〜7のいずれか一項に記載の繊維材料又は請求項8〜15のいずれか一項に従って製造された繊維材料組成物の使用。
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