JP2015230968A - コイル部品及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コイル部品の絶縁耐圧を改善する。【解決手段】複数の継線部を有する第1の鍔部11bと、別の複数の継線部を有する第2の鍔部11cと、第1及び第2の鍔部11b,11c間に位置する巻芯部11aとを含むドラム型コア11と、巻芯部11aに巻回され両端が継線部に接続された被覆導線S1〜S4と、巻芯部11aにおいて少なくとも1層目に位置する被覆導線S1,S4を覆う樹脂被覆層20とを備える。絶縁耐圧が不足しやすい1層目の被覆導線S1、S4が樹脂被覆層20によって覆われることで、絶縁耐圧が向上する。【選択図】図3

Description

本発明はコイル部品及びその製造方法に関し、特に、ドラム型コアを用いたコイル部品及びその製造方法に関する。
近年、スマートフォンなどの情報端末に用いられる電子部品に対しては、小型化及び低背化が強く求められている。このため、パルストランスなどのコイル部品についても、トロイダル型コアではなくドラム型コアを用いた表面実装型のコイル部品が数多く使用されている。例えば、特許文献1には、ドラム型コアを用いた表面実装型の昇圧トランスが開示されている。
ドラム型コアを用いたコイル部品に対しても、さらなる小型化及び低背化が求められている。このため、巻芯部のサイズは年々縮小されており、必要なインダクタンスを確保するためにより径の細い被覆導線を使用する必要が生じている。
特開2012−119568号公報
しかしながら、径の細い被覆導線は絶縁耐圧が低いため、パルストランスのように一次巻線と二次巻線を絶縁する必要のあるコイル部品においては絶縁耐圧が不足するおそれがあった。特に、熱圧着やレーザー接合によって継線を行う場合、継線時に加えられる熱が被覆導線の芯材を介して伝達し被覆膜を劣化させるため、絶縁耐圧が不足しやすいという問題があった。
したがって、本発明の目的は、径の細い被覆導線を使用する場合であっても高い絶縁耐圧を得ることが可能なコイル部品及びその製造方法を提供することである。
本発明によるコイル部品は、それぞれ継線部を有する第1及び第2の鍔部と、前記第1及び第2の鍔部間に位置する巻芯部とを含むドラム型コアと、前記巻芯部に巻回され、両端が前記継線部に接続された被覆導線と、前記巻芯部において少なくとも1層目に位置する前記被覆導線を覆う樹脂被覆層と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、絶縁耐圧が不足しやすい1層目の被覆導線が樹脂被覆層によって覆われていることから、絶縁耐圧を向上させることが可能となる。
本発明において、前記被覆導線は互いに絶縁された一次巻線及び二次巻線を含むことが好ましい。この種のコイル部品には、より高い絶縁耐圧が要求されることが多いからである。
本発明によるコイル部品は、前記第1及び第2の鍔部に接着された板状コアをさらに備えることが好ましい。これによれば、ドラム型コアと板状コアによって閉磁路が形成されることから、磁気特性を高めることが可能となる。
この場合、前記第1及び第2の鍔部と前記板状コアとの間には、前記樹脂被覆層が介在しないことが好ましい。これによれば、樹脂被覆層の介在によってドラム型コアと板状コアとの隙間が拡大することがないため、磁気特性をより高めることが可能となる。
本発明において、前記継線部は前記樹脂被覆層で覆われていないことが好ましい。これによれば、樹脂被覆層による接続不良や半田の濡れ性低下などを防止することができる。
本発明において、前記巻芯部の軸方向と直交する断面は少なくとも一部が円弧状であることが好ましい。これによれば、断面が矩形である巻芯部を用いた場合に比べ、1層目の被覆導線を樹脂被覆層によってより確実に覆うことが可能となる。
本発明によるコイル部品の製造方法は、芯材を覆う被覆膜及び前記被覆膜を覆う樹脂膜を有する被覆導線を、ドラム型コアの巻芯部に巻回する工程と、前記被覆導線の両端部を、前記ドラム型コアの第1及び第2の鍔部に設けられた継線部に接続する工程と、前記樹脂膜を融解させることにより、前記巻芯部において少なくとも1層目に位置する前記被覆導線を覆う樹脂被覆層を形成する工程と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、被覆膜を覆う樹脂膜が融解することによって樹脂被覆層が形成されることから、絶縁耐圧を向上させることが可能となる。しかも、被覆導線を巻回した後に樹脂材料などをコーティングする必要がないことから、工程数も増大しない。
本発明において、前記接続する工程は、熱圧着又はレーザー接合により行うことが好ましい。熱圧着又はレーザー接合により継線を行うと、継線時に加えられる熱によって絶縁耐圧が不足しやすいからである。
この場合、前記被覆導線は、前記巻芯部において前記1層目に位置する第1の被覆導線と、前記巻芯部において2層目以上に位置する第2の被覆導線とを含み、前記接続する工程は、前記第1の被覆導線を前記継線部に接続した後、前記第2の被覆導線を前記継線部に接続する工程を含むことが好ましい。このように同一の継線部に対して複数回の継線作業が行われる場合、熱の影響がより顕著となるからである。
本発明によるコイル部品の製造方法は、前記第1及び第2の鍔部に板状コアを接着する工程をさらに備え、前記接着する工程において印加される熱によって、前記樹脂膜を融解させることが好ましい。これによれば、板状コアの接着工程と樹脂膜の融解工程を同一工程で実施することが可能となる。
このように、本発明によれば、径の細い被覆導線を使用する場合であっても高い絶縁耐圧を有するコイル部品及びその製造方法を提供することが可能となる。
図1は、本発明の第1の実施形態によるコイル部品10の外観構造を示す略斜視図である。 図2は、コイル部品10の等価回路である。 図3は、図1に示したA−A'線に沿った断面図である。 図4は、図3に示す領域Bの拡大図である。 図5は、被覆導線S1〜S4の構造を示す断面図である。 図6(a)は1層目の被覆導線S1,S4を巻回した状態を示す平面図であり、図6(b)は2層目の被覆導線S2,S3を巻回した状態を示す平面図である。 図7は、本発明の第2の実施形態によるコイル部品13の構造を示す略平面図である。 図8は、ドラム型コア11の巻芯部11aのxz断面の一例を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態によるコイル部品10の外観構造を示す略斜視図である。
本実施形態によるコイル部品10は表面実装型のパルストランスであり、図1に示すように、ドラム型コア11と、ドラム型コア11に接着された板状コア12と、ドラム型コア11の巻芯部11aに巻回された被覆導線S1〜S4とを備えている。但し、本発明によるコイル部品がパルストランスに限定されるものではなく、バルントランスや昇圧トランスなどの他のトランス部品であっても構わないし、コモンモードチョークコイルなどのフィルタ部品であっても構わない。
ドラム型コア11及び板状コア12は、比較的透磁率の高い磁性材料、例えばNi−Zn系フェライトや、Mn−Zn系フェライトの焼結体によって構成されている。なお、Mn−Zn系フェライトなどの透磁率の高い磁性材料は、固有抵抗が低く導電性を有しているのが通常である。
ドラム型コア11は、棒状の巻芯部11aと、巻芯部11aのy方向における両端に設けられた第1及び第2の鍔部11b,11cとを備え、これらが一体化された構造を有している。コイル部品10は、実使用時において基板上に表面実装される部品であり、鍔部11b,11cのz方向における上面11bs,11csを基板に対向させた状態で実装される。鍔部11b,11cの上面11bs,11csとは反対側の下面には、板状コア12が接着剤により固着されている。このような構造により、ドラム型コア11と板状コア12によって閉磁路が構成される。
第1の鍔部11bの上面11bsには、端子電極である3つの継線部E1〜E3が設けられる。また、第2の鍔部11cの上面11csには、端子電極である3つの継線部E4〜E6が設けられる。これら継線部E1〜E6は、対応する鍔部11b,11cに取り付けられたL字型の端子金具によって構成されている。但し、端子金具を用いることは必須でなく、対応する鍔部11b,11cの表面に焼き付けられた導体膜によって継線部E1〜E6を構成しても構わない。継線部E1〜E3は、図1に示すx方向の一端側からこの順で配置されている。同様に、継線部E4〜E6も、x方向の一端側からこの順で配置されている。継線部E1〜E6には、被覆導線S1〜S4の各端部が熱圧着又はレーザー接合により継線される。
図1に示すように、継線部E2と継線部E3の間隔は、継線部E1と継線部E2の間隔よりも広くなるよう設計されている。同様に、継線部E4と継線部E5の間隔は、継線部E5と継線部E6の間隔よりも広くなるよう設計されている。これは、被覆導線S1,S2により構成される一次巻線と、被覆導線S3,S4により構成される二次巻線の間の耐圧を向上させるためである。
被覆導線S1〜S4は、良導体からなる芯材を絶縁性の被覆膜で覆った構成を有しており、巻芯部11aに2層構造で巻回される。詳細については後述するが、被覆導線S1,S4は巻芯部11aにバイファイラ巻きされて1層目を構成し、被覆導線S2,S3は巻芯部11aにバイファイラ巻きされて2層目を構成する。被覆導線S1〜S4のターン数は互いに同一である。
被覆導線S1〜S4の巻回方向は、1層目と2層目とで異なっている。つまり、第1の鍔部11bから第2の鍔部11cに向かう巻回方向を鍔部11b側から見た場合、被覆導線S1,S4の巻回方向は反時計周りであるのに対し、被覆導線S2,S3の巻回方向は時計周りであり、互いに逆になっている。
そして、被覆導線S1の一端S1a及び他端S1bは、それぞれ継線部E1,E4に接続され、被覆導線S4の一端S4a及び他端S4bは、それぞれ継線部E3,E6に接続される。また、被覆導線S2の一端S2a及び他端S2bは、それぞれ継線部E4,E2に接続され、被覆導線S3の一端S3a及び他端S3bは、それぞれ継線部E5,E3に接続される。
図2は、本実施形態によるコイル部品10の等価回路である。
図2に示すように、継線部E1,E2は、それぞれ平衡入力のプラス側端子IN+とマイナス側端子IN−として用いられる。また、継線部E5,E6は、それぞれ平衡出力のプラス側端子OUT+とマイナス側端子OUT−として用いられる。継線部E3,E4は、それぞれ入力側及び出力側の中間タップCTとして用いられる。被覆導線S1,S2はパルストランスの一次巻線を構成し、被覆導線S3,S4はパルストランスの二次巻線を構成する。
図3は、図1に示したA−A'線に沿った断面図である。また、図4は、図3に示す領域Bの拡大図である。
図3及び図4に示すように、ドラム型コア11の巻芯部11aには、1層目として被覆導線S1,S4が巻回され、その上に2層目として被覆導線S2,S3が巻回される。つまり、巻芯部11aに巻回された被覆導線S1〜S4は、2層構造を有している。そして、少なくとも1層目に位置する被覆導線S1,S4については、その表面が樹脂被覆層20で覆われている。樹脂被覆層20は、例えばポリエステルなど融点の低い絶縁性樹脂材料からなる。樹脂被覆層20は、2層目に位置する被覆導線S2,S3を覆っても構わないが、本実施形態においては後述する製造方法に起因して、2層目に位置する被覆導線S2,S3については、特にその上面Uが不完全に覆われることになる。
図4に示すように、被覆導線S1〜S4は、芯材31が被覆膜32で覆われた構造を有している。そして、樹脂被覆層20は、各被覆導線S1〜S4の被覆膜32を覆うように設けられている。1層目に位置する被覆導線S1,S4については、被覆膜32がほとんど露出しておらず、ほぼ全面が樹脂被覆層20で覆われている。
このように、本実施形態によるコイル部品10は、少なくとも1層目に位置する被覆導線S1,S4が樹脂被覆層20で覆われていることから、被覆膜32に存在する傷やクラックなどの欠陥部分Fが樹脂被覆層20によって埋められる。これにより、欠陥部分Fに起因する絶縁耐圧の低下が防止され、高い絶縁耐圧を確保することが可能となる。
また、樹脂被覆層20は、ドラム型コア11の巻芯部11aにのみ存在しており、鍔部11b,11cには樹脂被覆層20が存在しない。このことは、鍔部11b,11cと板状コア12との間に樹脂被覆層20が介在せず、且つ、継線部E1〜E6が樹脂被覆層20で覆われていないことを意味する。
次に、本実施形態によるコイル部品10の製造方法について説明する。
まず、図5に示すように、芯材31、被覆膜32及び樹脂膜33からなる3層構造の被覆導線S1〜S4を用意する。芯材31は銅(Cu)などの良導体からなり、その表面が被覆膜32で覆われている。被覆膜32は、イミド変性ポリウレタンなどからなる絶縁材料からなり、その表面が薄い樹脂膜33で覆われている。樹脂膜33は、ポリエステルなどの絶縁性樹脂材料からなり、融点が被覆膜32よりも十分に低い材料が選択される。一例として、イミド変性ポリウレタンの融点は約260℃であるのに対し、ポリエステルの融点は約70℃である。
次に、図6(a)に示すように、被覆導線S1,S4を巻芯部11aにバイファイラ巻きするとともに、その両端をそれぞれ対応する継線部E1,E3,E4,E6に接続することにより、巻線の1層目を形成する。具体的には、熱圧着又はレーザー接合によって被覆導線S1,S4の一端S1a,S4aをそれぞれ継線部E1,E3に接続した後、ドラム型コア11を一方向に回転させることによって巻芯部11aに被覆導線S1,S4を巻回する。そして、ドラム型コア11の回転を停止させた後、熱圧着又はレーザー接合によって被覆導線S1,S4の他端S1b,S4bをそれぞれ継線部E4,E6に接続する。この時、熱圧着又はレーザー接合による熱が芯材31を介して伝達されるため、被覆導線S1,S4は端部に近い部分において被覆膜32が劣化し、傷やクラックなどの欠陥が発生することがある。さらに、巻回時に生じる機械的なストレスによっても被覆膜32に欠陥が発生することがある。また、熱圧着又はレーザー接合を行うと、被覆導線S1,S4の一端S1a,S4a及び他端S1b,S4bに存在する樹脂膜33は、熱によって変質する。本発明において、継線時の熱によって変質した樹脂は樹脂被覆層20を構成するものではない。
次に、図6(b)に示すように、被覆導線S2,S3を巻芯部11aにバイファイラ巻きするとともに、その両端をそれぞれ対応する継線部E2,E3,E4,E5に接続することにより、巻線の2層目を形成する。具体的には、熱圧着又はレーザー接合によって被覆導線S2,S3の他端S2b,S3bをそれぞれ継線部E2,E3に接続した後、ドラム型コア11を逆方向に回転させることによって巻芯部11aに被覆導線S2,S3を巻回する。そして、ドラム型コア11の回転を停止させた後、熱圧着又はレーザー接合によって被覆導線S2,S3の一端S2a,S3aをそれぞれ継線部E4,E5に接続する。この時、被覆導線S2,S3の一端S2a,S3a及び他端S2b,S3bに存在する樹脂膜33は、継線時の熱によって変質する。さらに、熱圧着又はレーザー接合による熱が芯材31を介して伝達されるため、被覆導線S1〜S4は端部に近い部分において被覆膜32が劣化する。
しかも、被覆導線S1,S4については、1層目を形成する際の熱圧着又はレーザー接合による熱ダメージと、2層目を形成する際の熱圧着又はレーザー接合による熱ダメージの合計2回の熱ダメージを受けるため、被覆膜32に劣化が生じやすい。つまり、2層目を構成する被覆導線S2,S3よりも、1層目を構成する被覆導線S1,S4の方より大きなダメージを受け、被覆膜32に傷やクラックなどの欠陥がより発生しやすくなる。
このようにして被覆導線S1〜S4の巻回作業が完了すると、次に、ドラム型コア11に板状コア12を接着する。具体的には、ドラム型コア11の鍔部11b,11cに少量の接着剤を供給した後、板状コア12をドラム型コア11の鍔部11b,11cに載置する。この状態で、熱処理を行うことによって接着剤を硬化させ、板状コア12をドラム型コア11に固着させる。この時の熱処理は、例えば150℃で1時間程度である。
この熱処理によって、被覆導線S1〜S4の表面に存在する樹脂膜33が融解し、被覆導線S1〜S4の隙間に浸潤する。この時、被覆膜32に傷やクラックなどの欠陥部分Fが存在する場合には、融解した樹脂膜33からなる樹脂被覆層20によって欠陥部分Fが埋められる。融解した樹脂膜33からなる樹脂被覆層20は、毛細管現象によって1層目に位置する被覆導線S1,S4の周囲に集まるため、少なくとも1層目についてはほぼ全体が樹脂被覆層20で覆われる。これに対し、2層目については主にその上面Uが樹脂被覆層20で覆われず、被覆膜32が露出した状態となることがある。尚、継線部E1〜E6に存在していた樹脂膜33は継線時の熱で変質しているため、熱処理によって融解することはない。
以上の工程により、本実施形態によるコイル部品10が完成する。
このように、本実施形態においては、表面が樹脂膜33で覆われた被覆導線S1〜S4を用いるとともに、その後の熱処理によって樹脂膜33を融解させることにより樹脂被覆層20を形成している。このため、少なくとも1層目に位置する被覆導線S1,S4の表面が自動的に樹脂被覆層20で覆われる。上述の通り、1層目に位置する被覆導線S1,S4は、2回の熱ダメージを受けることから被覆膜32に欠陥部分Fが生じやすい。しかしながら、本実施形態によれば、1層目に位置する被覆導線S1,S4の表面が自動的に樹脂被覆層20で覆われるため、1層目の被覆膜32に生じている欠陥部分Fを樹脂被覆層20によって確実に埋め込むことが可能となる。これにより、被覆膜32に欠陥部分Fが生じている場合であっても、十分な絶縁耐圧を確保することが可能となる。
ここで、絶縁耐圧を改善するためには、巻芯部11aに被覆導線S1〜S4を巻回した後、樹脂材料をコーティングする方法も考えられる。しかしながら、樹脂材料の粘度が高いと被覆導線S1〜S4を十分にコーティングすることができない一方、樹脂材料の粘度が低いと毛細管現象によってドラム型コア11の鍔部11b,11cに樹脂材料が流入してしまう。特に、巻芯部11aと鍔部11b,11cとの段差が小さい低背化されたコイル部品においては、毛細管現象による樹脂材料の流入は避けられない。
そして、鍔部11b,11cの下面に樹脂材料が流入すると、樹脂材料によって板状コア12との間に隙間が生じてしまい、磁気特性が低下する。また、鍔部11b,11cの上面11bs,11csに樹脂材料が流入すると、端子電極である継線部E1〜E6の一部が樹脂材料で覆われてしまい、実装時における半田の濡れ性が低下する。
これに対し、本実施形態においては、巻回された被覆導線S1〜S4に樹脂材料をコーティングするのではなく、表面にあらかじめ樹脂膜33が設けられた被覆導線S1〜S4を用いて巻回作業を行い、その後、樹脂膜33を融解させることによって樹脂被覆層20を形成していることから、樹脂材料が鍔部11b,11cに流入するおそれがない。しかも、欠陥部分Fがより生じやすい1層目の被覆導線S1,S4を樹脂被覆層20によって確実に覆うことが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によるコイル部品10は、少なくとも1層目に位置する被覆導線S1,S4が樹脂被覆層20によって覆われることから、径の細い被覆導線を用いた場合であっても、十分な絶縁耐圧を確保することが可能となる。しかも、樹脂被覆層20が鍔部11b,11cに到達することがないため、磁気特性の低下や半田の濡れ性の低下を防止することもできる。
図7は、本発明の第2の実施形態によるコイル部品13の構造を示す略平面図であって、底面側の構成を示すものである。
図7に示すように、第2の実施形態によるコイル部品13の特徴は、鍔部11b,11cの各々に設けられる継線部の数が3つではなく4つである点にある。鍔部11bには4つの継線部E1,E2,E3a,E3bが設けられており、鍔部11cには4つの継線部E4a,E4b,E5,E6が設けられている。被覆導線S1の他端S1bと被覆導線S2の一端S2aとの電気的な接続と、被覆導線S3の他端S3bと被覆導線S4の一端S4aとの電気的な接続は、コイル部品13を実装したときに実装基板上の配線パターン(ランド)を介して行われる。その他の構成は、第1の実施形態によるコイル部品10と同じであることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
このように、本実施形態によるコイル部品13は、実装基板上で2つの継線部E3a,E3bを短絡させ、さらに2つの継線部E4a,E4bを短絡させることにより、第1の実施形態によるコイル部品10と同一の構成を実現することができる。したがって、第1の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
図8は、ドラム型コア11の巻芯部11aのxz断面の一例を示す断面図である。
図8に示す例では、巻芯部11aの上面14及び下面15が円弧状である。このような円弧状の断面を有する巻芯部11aを用いれば、断面が矩形である巻芯部11aを用いた場合に比べ、融解した樹脂膜33が巻芯部11aの角部にも浸潤しやすくなるため、巻芯部11aの角部に位置する被覆導線S1,S4についても樹脂被覆層20によって確実に覆うことが可能となる。さらには、巻芯部11aの断面を楕円形又は円形とすれば、角部が無くなるため、被覆導線S1,S4を樹脂被覆層20によってより確実に覆うことが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記の実施形態では、巻芯部に巻回された被覆導線が2層構造を有しているが、本発明によるコイル部品がこれに限定されるものではない。
10 コイル部品
11 ドラム型コア
11a 巻芯部
11b 第1の鍔部
11c 第2の鍔部
11bs 第1の鍔部の上面
11cs 第2の鍔部の上面
12 板状コア
13 コイル部品
14 巻芯部の上面
15 巻芯部の下面
20 樹脂被覆層
31 芯材
32 被覆膜
33 樹脂膜
CT 中間タップ
E1〜E6,E3a,E3b,E4a,E4b 継線部
F 欠陥部分
S1〜S4 被覆導線
S1a〜S4a 被覆導線の一端
S1b〜S4b 被覆導線の他端
U 2層目の上面

Claims (10)

  1. それぞれ継線部を有する第1及び第2の鍔部と、前記第1及び第2の鍔部間に位置する巻芯部とを含むドラム型コアと、
    前記巻芯部に巻回され、両端が前記継線部に接続された被覆導線と、
    前記巻芯部において少なくとも1層目に位置する前記被覆導線を覆う樹脂被覆層と、を備えることを特徴とするコイル部品。
  2. 前記被覆導線は、互いに絶縁された一次巻線及び二次巻線を含むことを特徴とする請求項1に記載のコイル部品。
  3. 前記第1及び第2の鍔部に接着された板状コアをさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のコイル部品。
  4. 前記第1及び第2の鍔部と前記板状コアとの間には、前記樹脂被覆層が介在しないことを特徴とする請求項3に記載のコイル部品。
  5. 前記継線部は、前記樹脂被覆層で覆われていないことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のコイル部品。
  6. 前記巻芯部の軸方向と直交する断面は、少なくとも一部が円弧状であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のコイル部品。
  7. 芯材を覆う被覆膜及び前記被覆膜を覆う樹脂膜を有する被覆導線を、ドラム型コアの巻芯部に巻回する工程と、
    前記被覆導線の両端部を、前記ドラム型コアの第1及び第2の鍔部に設けられた継線部に接続する工程と、
    前記樹脂膜を融解させることにより、前記巻芯部において少なくとも1層目に位置する前記被覆導線を覆う樹脂被覆層を形成する工程と、を備えることを特徴とするコイル部品の製造方法。
  8. 前記接続する工程は、熱圧着又はレーザー接合により行うことを特徴とする請求項7に記載のコイル部品の製造方法。
  9. 前記被覆導線は、前記巻芯部において前記1層目に位置する第1の被覆導線と、前記巻芯部において2層目以上に位置する第2の被覆導線とを含み、
    前記接続する工程は、前記第1の被覆導線を前記継線部に接続した後、前記第2の被覆導線を前記継線部に接続する工程を含むことを特徴とする請求項8に記載のコイル部品の製造方法。
  10. 前記第1及び第2の鍔部に板状コアを接着する工程をさらに備え、
    前記接着する工程において印加される熱によって、前記樹脂膜を融解させることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項に記載のコイル部品の製造方法。
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