JP2015217602A - 液体収容容器、および該液体収容容器への液体パックの収容方法 - Google Patents

液体収容容器、および該液体収容容器への液体パックの収容方法 Download PDF

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Abstract

【課題】液体パックの収容または取り替えの作業性に優れた液体収容容器を提供する。
【解決手段】本発明の一形態の液体収容容器1に設けられた蓋体2および底体3は、着脱可能に係合する第1係合部21、31と、第2係合部22、32とを有し、第1係合部21、31同士が係合しておらず且つ第2係合部22、32同士が係合している状態において、蓋体2は、第2係合部22、32を中心に回動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体収容容器に関し、より詳細には、液体パックを内部に収容することができる液体収容容器、および該液体収容容器への液体パックの収容方法に関する。
液体噴射装置の一具体例として、インクジェット式記録ヘッドを備えた記録装置が知られている。
この記録装置は、インク液を貯留した液体パックを内部に収納した収容容器がセットされ、該液体パックに貯留されたインク液が、この収容容器に設けられた送液部を通じてインクジェットヘッドに送られて、被記録媒体に向けて吐出される装置である。
液体パックは、例えば複数の可撓性フィルム状部材を溶着して形成した袋状のパックであり、収容容器は、このパックを保持するホルダとして機能する。
このパックと収容容器は、従前では、パック内の液体が空になると収容容器とともにそのまま廃棄されていたが、近年では、環境を考慮して、収容容器は廃棄せず、パックだけを取り替える形式のものが採用されている。
パックだけを取り換えるものとして、例えば、特許文献1および2が知られている。特許文献1には、インク詰め替えパックを収容する筐体である保持ケースを有し、保持ケースには詰め替えパックを着脱可能とするパック着脱用開口部を有する技術が開示されている。また、特許文献2では、ケース本体の上面開口を封止する蓋部材からなる容器が開示されている。
特開2006−137018号公報(2006年6月1日公開) 特開2005−271518号公報(2005年10月6日公開)
しかしながら、特許文献1および2の技術の場合、インク詰め替えパックを詰め替える(取り替える)際に、収容容器であるケースが複数のパーツに分離(分解)されるため、パック詰め替え後に再び複数のパーツ同士を組み合わせる作業が必要となり、作業性としてはよくない。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体パックを収容する液体収容容器に関して、パック詰め替え(取り替え)時の作業性が良い液体収容容器、および該液体収容容器への液体パックの収容方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る液体収容容器は、蓋体および底体の第1面同士を対向配置して、該対向領域に、液体が貯留された液体パックを収容する収容空間を実現する液体収容容器であって、上記蓋体および上記底体の少なくとも一方に、上記液体を上記液体パックから外部に供給する液体供給口が設けられており、上記蓋体と上記底体とを係合する第1係合部は、上記第1面の一の端辺に設けられ、上記蓋体と上記底体とを係合する第2係合部は、上記第1面の中央部分を挟んで上記一の端辺に対向する他の端辺に設けられ、上記第1係合部同士は着脱可能に係合する構成となっており、上記第1係合部同士が係合しておらず且つ上記第2係合部同士が係合している状態において、上記蓋体は、該第2係合部を中心に回動することを特徴としている。
上記の構成によれば、上記第1係合部同士が係合しておらず、且つ上記第2係合部同士が係合している状態において、上記蓋体が、該第2係合部を中心に回動することができる。これにより、蓋体と底体とを分離することなく、収容空間に、液体パックを配置する作業をおこなうことができる。
したがって、本発明によれば、作業性の良い液体収容容器を提供することができる。
また本発明に係る液体収容容器の一形態は、上記の構成に加えて、上記蓋体の上記第1係合部は、上記底体に向かって山折りに屈曲した屈曲構造体が設けられており、上記屈曲構造体の少なくとも一部分が上記底体の上記第1面方向に弾性変形し、上記屈曲構造体が、上記底体内に嵌合することで上記第1係合部同士が係合可能となってもよい。
上記の構成によれば、底体に向かって山折りに屈曲した屈曲構造体の弾性変形を利用して蓋体と底体の嵌合を行うことにより、屈曲構造体を底体内に納めつつも、底体内の収容空間を確保しつつ、弾性変形による係合を実現することができる。また、蓋体を該第2係合部を中心に回動させて底体と嵌合させる際に、弾性変形により係合させることで、蓋体の中央部分に対して底体に向かう力を与えることなく(つまり、蓋体の中央部分を底体方向に押さえつけることなく)、容易にかつ確実に蓋体と底体を係合させることができる。これにより、液体パックに外力を与えずに液体収容容器内に収容することができ、液体パックへの損傷を抑制することができる。
また本発明に係る液体収容容器の一形態は、上記の構成に加えて、上記蓋体の上記第1係合部は、少なくとも一部分が弾性変形し、上記蓋体の上記第1係合部には、上記弾性変形する部分またはその近傍に、上記蓋体の上記中央部分から離れる方向に突出した突起部が設けられており、上記底体の上記第1係合部には、上記突起部を嵌合する嵌合部が設けられており、上記第1係合部同士は、上記突起部が上記嵌合部に嵌合することにより係合する構成としてもよい。
上記の構成によれば、上記突起部と上記嵌合部との嵌合(係合)によって液体パックを容易に収容空間に収容(保持)することができる。
また本発明に係る液体収容容器の一形態は、上記の構成に加えて、上記屈曲構造体は、上記山折りの頂上部分を挟んで上記蓋体の上記中央部分に近い側と遠い側とを有しており、上記遠い側は、上記近い側よりも弾性変形し易い構成となっており、上記遠い側には、上記突起部が設けられており、上記底体の上記第1係合部には、内側から上記突起部が嵌合する上記嵌合部が設けられていてもよい。
上記の構成によれば、上記屈曲構造体の遠い側に設けた突起部と、上記底体の上記第1係合部に設けた嵌合部との嵌合(係合)を、上記屈曲構造体の遠い側を弾性変形させることによって、液体パック側へ弾性変形による接触や外力を与えることなく、容易に実現することができる。
また本発明に係る液体収容容器の一形態は、上記の構成に加えて、上記蓋体および上記底体の各上記第1面を対向配置している状態において、各上記第1面の少なくとも上記中央部分は、三次元座標系(XYZ座標系)に関して、XY平面に沿っており、且つ、X軸に沿った長さがY軸に沿った長さよりも長く、上記第1係合部同士による係合箇所は、X軸に沿った複数箇所に設けられており、上記第2係合部同士による係合箇所は、上記第1係合部同士による係合箇所のそれぞれと上記中央部分を挟んでY軸方向に対向する位置に設けられており、上記液体供給口は、上記蓋体および上記底体の少なくとも一方の上記中央部分のY軸に沿った端部に隣接する箇所に設けられていてもよい。
上記の構成によれば、第1係合部を弾性変形させる場合に、対向する位置において第2係合部が蓋体と底体を確実に係合していることで、第1係合部の弾性変形をさせるための力を第2係合部で受けることができ、容易に第1係合部の弾性変形を行うことができる。
また本発明に係る液体収容容器の一形態は、上記の構成に加えて、上記第1係合部同士が係合している状態において、上記屈曲構造体の上記山折りの頂上部分と、上記底体における、該山折りの頂上部分に対向する部分とは、所定の距離離間するように構成してもよい。
上記の構成によれば、例えば、上記所定の距離を、上記液体パックを構成する袋状のフィルム部材の端部の厚さと同等に設計することにより、該所定の距離離間した部分に該端部を挟んで液体パックを配置することができ、且つ、液体パックが収容空間内において位置ずれすることを防ぐことができる。
上記の課題を解決するために、本発明に係る液体供給体は、液体が貯留された液体パックと、蓋体および底体の第1面同士を対向配置して、該対向領域に上記液体パックを収容する収容空間を実現した液体収容容器とを有した液体供給体であって、上記液体収容容器は、上記蓋体および上記底体の少なくとも一方に、上記液体を上記液体パックから外部に供給する液体供給口が設けられており、上記蓋体と上記底体とを係合する第1係合部は、上記第1面の一の端辺に設けられ、上記蓋体と上記底体とを係合する第2係合部は、上記第1面の中央部分を挟んで上記一の端辺に対向する他の端辺に設けられ、上記第1係合部同士は着脱可能に係合する構成となっており、上記第1係合部同士が係合しておらず且つ上記第2係合部同士が係合している状態において、上記蓋体は、該第2係合部を中心に回動する、ことを特徴としている。
上記の構成によれば、上記第1係合部同士が係合しておらず、且つ上記第2係合部同士が係合している状態において、上記蓋体が、該第2係合部を中心に回動することができる。これにより、蓋体と底体とを分離することなく、収容空間に、液体パックを配置する作業をおこなうことができる。
したがって、本発明によれば、作業性の良い液体供給体を提供することができる。
また本発明に係る液体供給体の一形態は、上記の構成に加えて、上記蓋体の上記第1係合部は、少なくとも一部分が弾性変形し、上記蓋体の上記第1係合部には、上記弾性変形する部分またはその近傍に、上記蓋体の上記中央部分から離れる方向に突出した突起部が設けられており、上記底体の上記第1係合部には、上記突起部を嵌合する嵌合部が設けられており、上記第1係合部同士は、上記突起部が上記嵌合部に嵌合することにより係合する構成としてもよい。
上記の構成によれば、上記突起部と上記嵌合部との嵌合(係合)によって液体パックを容易に収容空間に収容(保持)することができる。
また本発明に係る液体供給体の一形態は、上記の構成に加えて、上記蓋体の上記第1係合部には、上記底体に向かって山折りに屈曲した屈曲構造体が設けられており、上記屈曲構造体は、上記山折りの頂上部分を挟んで上記蓋体の上記中央部分に近い側と遠い側とを有しており、上記遠い側は、上記近い側よりも弾性変形し易い構成となっており、上記遠い側には、上記突起部が設けられており、上記底体の上記第1係合部には、内側から上記突起部が嵌合する上記嵌合部が設けられていてもよい。
上記の構成によれば、上記屈曲構造体の遠い側に設けた突起部と、上記底体の上記第1係合部に設けた嵌合部との嵌合(係合)を、上記屈曲構造体の遠い側を弾性変形させることによって容易に実現することができる。
また本発明に係る液体供給体の一形態は、上記の構成に加えて、上記液体パックは可撓性を有し、鉛直方向下側に上記第2係合部が設けられ、鉛直方向上側に上記第1係合部が設けられていてもよい。
上記の構成によれば、係合部が上下に配置されるように縦置きした場合には、鉛直方向下側に液体が溜まる(偏る)ことで液体パックが変形して上記蓋体と上記底体との接続部分に荷重をかけることになるが、鉛直方向下側に着脱可能な上記第1係合部ではなく、上記第2係合部が設けられていることによって、荷重によって接続がはずれるようなことを抑制することができる。
また本発明に係る液体供給体の一形態は、上記の構成に加えて、上記液体パックは少なくとも一部分に融着縁部を有しており、上記第1係合部同士が係合している状態において、上記屈曲構造体の上記山折りの頂上部分と、上記底体における、該山折りの頂上部分に対向する部分との間に、上記融着縁部が保持されていてもよい。
上記の構成によれば、融着縁部を保持しておくことで、縦置きとしたとき(液体収容容器の姿勢を、鉛直方向下側に上記第2係合部を位置させ、鉛直方向上側に上記第1係合部を位置させたとき)も、液体パックが大幅にずれたりすることを抑制することができる。仮に融着縁部以外の箇所で液体パックを保持すようとすると、貯留している液体を押えつけることになるが、そのような押さえつけが生じない融着縁部を保持して、液体パックの保持を良好に実現することができる。
上記の課題を解決するために、本発明に係る液体収容容器への液体パックの収容方法は、上記の構成を具備した液体収容容器の第1係合部同士による係合が解除されている状態において、上記蓋体を回動させて、該蓋体の上記第1面または上記底体の上記第1面に対して上記液体パックを隣接配置する第1の工程と、上記第1の工程後に、上記蓋体の上記第1面と上記底体の上記第1面とが対向配置するところまで該蓋体を回動させて、上記第1係合部同士を係合し、上記液体パックを上記収容空間に収納する第2の工程とを含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、上記第1係合部同士が係合しておらず、且つ上記第2係合部同士が係合している状態において、上記蓋体が、該第2係合部を中心に回動することができる。これにより、蓋体と底体とを分離することなく、収容空間に、液体パックを配置する作業をおこなうことができ、収容作業性を改善することができる。
本発明は、従前に比べて液体パックの収容作業性を改善した液体収容容器を提供することができるとともに、該液体収容容器への液体パックの収容方法を提供することができる。
本発明に係る一実施形態の液体収容容器を示す図であり、蓋体と底体とを開放状態としたときの図である。 図1に示す一実施形態の液体収容容器を、図1に示す切断線A−A´において切断した矢視切断図を示しており、説明の便宜上、蓋体と底体とを閉じた状態としたときの図である。 図2に示す破線で囲んだ箇所の拡大断面図である。 図1に示す一実施形態の液体収容容器における、着脱可能に係合する第1係合部同士が係合した状態の該係合部分を示した部分側面図である。 図1に示す一実施形態の液体収容容器における、液体供給口側の側面図である。 図1に示す一実施形態の液体収容容器を、記録装置にセットする様子を示した図である。
本発明に係る液体収容容器の一形態について、図1から図6を用いて以下に説明する。
本実施形態に係る液体収容容器は、インク(液体)を貯留したインクパック(液体パック)を収納する筐体であり、且つ、インクパックを収容した状態においてインクカートリッジとして、記録装置に具備されたカートリッジ装着部に装着できる構成となっている。
以下に、本実施形態に係る液体収容容器の具体的構成を説明し、続いて、本実施形態に係る液体収容容器にインクパックを収納した状態について説明するとともに、記録装置への装着に関して説明する。
(1)液体収容容器の構成
図1は、本実施形態の液体収容容器1の全体図である。なお、図1は、液体収容容器1が、インクパックを収容する収容空間を開放している状態を図示している。
本実施形態の液体収容容器1は、蓋体2および底体3を備えている。図1は、蓋体2に設けられた第2係合部22と、底体3に設けられた第2係合部32とを係合した状態で、蓋体2を底体3に対向させない位置(姿勢)にして、液体収容容器1がインクパックを収容する収容空間を開放している状態を示している。
ここで、図1には、三次元座標系(XYZ座標系)を併せて図示している。本実施形態では、底体3の片面(第1面)の中央部分30Aを基準面として、この基準面(中央部分30A)をXY平面と規定し、且つ、この基準面(中央部分30A)に垂直な方向をZ軸方向と規定する。
(1.1)底体3
底体3は、インクパックを収容する収容空間を構成する構造体(液体収容容器1)の片割れである。底体3は、概ねXY平面に沿って広がった四角形のプレート状の構造物である。底体3は、従来周知のインク収容容器(インクカートリッジの筐体)を構成する材料から構成することができる。
底体3は、もう一方の片割れである蓋体2に対向する側の面(第1面)に、中央部分30Aと、中央部分30Aの外周に設けられた外周部分30Bとを有している。
中央部分30Aは、X軸方向に沿って伸びた一対の端辺と、Y軸方向に沿って伸びた一対の端辺によって囲まれた四角形を有している。また、本実施形態では、この中央部分30Aが、X軸方向に沿った長手方向を有する長方形状を有している。すなわち、X軸方向に沿って伸びた一対の端辺の長さは、Y軸方向に沿って伸びた一対の端辺の長さよりも長い。
外周部分30Bは、中央部分30Aの四つの端辺に設けられており、Z軸に沿って蓋体2に向かって中央部分30Aから立ち上がった部分から構成されている。すなわち、底体3は、中央部分30Aと、中央部分30Aを囲んで立ち上がっている外周部分30Bとによって、蓋体2に向かって開口する凹構造物である。
中央部分30AのY軸に沿った一対の端辺(以下、短辺と記載することもある)のうちの一方の端辺に設けられている外周部分30Bには、インクをインクパックから液体収容容器1外部に供給するためのインク供給口33(液体供給口)が設けられている。インク供給口33は、X軸方向に沿って外周部分30Bを貫通する貫通孔である。
また、底体3には、蓋体2の第1係合部21と係合する第1係合部31、および蓋体2の第2係合部22と係合する第2係合部32が設けられている。底体3および蓋体2において、対応する第1係合部21、31同士が係合し、且つ、対応する第2係合部22、32同士が係合することによって、底体3と蓋体2との対向領域に、インクパックを収容する収容空間を形成することができる。
第1係合部31は、外周部分30Bにおける、中央部分30AのX軸に沿った一対の端辺(以下、長辺と記載することもある)のうちの一方の端辺(一の端辺)に設けられている部分に、X軸に沿って複数個配設されている。一方、第2係合部32は、外周部分30Bにおける、中央部分30AのX軸に沿った一対の端辺(以下、長辺と記載することもある)のうちの他方の端辺(他の端辺)に設けられている部分に、X軸に沿って複数個配設されている。すなわち、第1係合部31と第2係合部32とは、中央部分30Aを挟んだ対向位置にある。
図2は、底体3の第1係合部31と蓋体2の第1係合部21とが係合した状態であって、且つ底体3の第2係合部32と蓋体2の第2係合部22とが係合した状態であるときの、図1に示す切断線A−A´における矢視断面図である。なお、切断線A−A´は、Y軸に沿っている。
まず、図2から、底体3の第1係合部31と第2係合部32とは、Y軸に沿って中央部分30Aを挟んだ対向位置にあることがわかる。このように、X軸に沿って配列した第1係合部31群と、同じくX軸に沿って配列した第2係合部32群とが、互いにY軸に沿って中央部分30Aを挟んだ対向位置にあることにより、蓋体2の第1係合部21と第2係合部22と安定した係合状態を実現することができる。
底体3の第1係合部31と第2係合部32は、蓋体2の第1係合部21と第2係合部22と係合するという点では共通であるが、第1係合部31と第2係合部32とでは機能的に大きく異なる。
具体的には、第1係合部31における蓋体2の第1係合部21との係合は、インクパックを収容する前後で着脱可能な係合形態である。これに対して、第2係合部32における蓋体2の第2係合部22との係合は、インクパックを収容する前後動作(蓋体2の回動操作)時では着脱可能でないが、蓋体2を該係合の箇所を中心に回動可能に係合する係合形態である。
蓋体2を該係合の箇所を中心に回動可能に係合する第2係合部32には、蓋体2の第2係合部22として設けられた軸部材を、該軸部材が軸芯を中心に回転可能な状態で嵌合させる凹部が設けられている。蓋体2の第2係合部22として設けられた軸部材は、蓋体2と連結しているため、軸芯を中心とした軸部材の回転に伴って、蓋体2が軸部材を中心に回動する構成となっている。蓋体2の回動操作は、記録装置のオペレーターによっておこなえばよい。第1係合部31については後述する。
(1.2)蓋体2
蓋体2は、図1に示すように、凹部構造物である底体3の開口部分を覆う、概ねXY平面に沿って広がった四角形のプレート状の構造物である。
蓋体2には、底体3に対向する側の面(第1面)に、中央部分20Aと、中央部分20Aの外周に設けられた外周部分20Bとを有している。
中央部分20Aは、X軸方向に沿って伸びた一対の端辺と、Y軸方向に沿って伸びた一対の端辺によって囲まれた四角形を有している。また、本実施形態では、この中央部分20Aが、X軸方向に沿った長手方向を有する長方形状を有している。すなわち、X軸方向に沿って伸びた一対の端辺の長さは、Y軸方向に沿って伸びた一対の端辺の長さよりも長い。
外周部分20Bは、中央部分20Aの四つの端辺に設けられている。中央部分20AのX軸に沿った一対の端辺(以下、短辺と記載することもある)のうちの一方の端辺に設けられている外周部分20Bには、X軸に沿って複数の第1係合部21が設けられている。また、中央部分20AのX軸に沿った一対の端辺(以下、短辺と記載することもある)のうちの他方の端辺に設けられている外周部分20Bには、X軸に沿って複数の第2係合部22が設けられている。
なお、中央部分20AのY軸に沿った一対の端辺(以下、短辺と記載することもある)には、第1係合部21および第2係合部22は設けられていない。長辺側において複数箇所で係合している本実施形態の構成によれば、短辺側において蓋体2と底体3とを係合しなくともインクパックを確実に保持(収容)することができる。
以下に、図3を用いて、蓋体2の第1係合部21の詳細、および、第1係合部21と底体3の第1係合部31との係合形態について説明する。
図3は、蓋体2の第1係合部21と底体3の第1係合部31との係合箇所を拡大して示した断面図であり、図2に示した破線で囲んだ箇所の断面図である。
蓋体2の第1係合部21は、底体3に向かって山折りに屈曲した屈曲構造体であり、屈曲構造体の少なくとも一部分が底体3の第1面方向に弾性変形し、屈曲構造体が底体3内に嵌合することで第1係合部21、31同士が係合可能となっている。この構成によれば、底体3に向かって山折りに屈曲した屈曲構造体の弾性変形を利用して蓋体2と底体3の嵌合を行うことにより、屈曲構造体を底体3内に納めつつも、底体3内の収容空間を確保しつつ、弾性変形による係合を実現することができる。また、蓋体2を該第2係合部22、32を中心に回動させて底体3と嵌合させる際に、弾性変形により係合させることで、蓋体2の中央部分に対して底体3に向かう力を与えることなく(つまり、蓋体2の中央部分を底体3方向に押さえつけることなく)、容易にかつ確実に蓋体2と底体3を係合させることができる。これにより、インクパック40に外力を与えずに液体収容容器内に収容することができ、インクパック40への損傷を抑制することができる。
具体的には、屈曲構造体である第1係合部21は、山折りの頂上部分23を挟んで蓋体2の中央部分20Aに近い側にある厚肉部24と、遠い側にある薄肉部25とを有している。
厚肉部24は、薄肉部25よりも厚さが厚く構成されている。ここで厚さとは、Y軸方向に沿った長さをいう。図3に示すように、厚肉部24の厚さTh1と、薄肉部25の厚さTh2とは、Th1>Th2の関係にある。薄肉部25の厚さTh2は、薄肉部25の先端25aが中央部分20Aに向かって押圧されたときに、薄肉部25が頂上部分23を支点に弾性変形する程度の厚さを有している。図3には、弾性変形後の薄肉部25を破線で示している。
一方、厚肉部24の厚さTh1は、薄肉部25が押圧をうけて弾性変形している間にも弾性変形することのない厚さを有している。すなわち、厚肉部24の厚さTh1と薄肉部25の厚さTh2とは、薄肉部25が厚肉部24よりも弾性変形し易い構成を実現できる関係にある。換言すれば、厚肉部24は、弾性変形し難く、剛性を有した部分である。このように厚肉部24を構成することにより、薄肉部25が押圧をうけて弾性変形している間に、厚肉部24がインクパック40を傷つけることがない。
なお、図2および図3では、厚肉部24の厚さTh1が、蓋体2の中央部分20Aの厚さよりも厚くなっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、上述したように薄肉部25のみが弾性することができるものであれば、厚肉部24の厚さTh1と、蓋体2の中央部分20Aの厚さとの関係は問わない。例えば、厚肉部24に対応する部分に用いる材料と薄肉部25に対応する部分に用いる材料の弾性率を調整してもよい。具体的には、厚肉部24に対応する部分に用いる材料の弾性率を薄肉部25に対応する部分に用いる材料の弾性率よりも高いものとすればよい。この場合には、厚肉部24と薄肉部25の厚みは同じであってもよい。
屈曲構造体である第1係合部21は、底体3の外周部分30B(第1係合部31)の内面側に挿入される位置にある。そして、薄肉部25の外側端面が外周部分30B(第1係合部31)の内面に接触する構成となっている。
また、薄肉部25の外側端面には、概ねY軸方向に沿って蓋体2の中央部分20Aから離れる方向に突出している突起部26が設けられている。そして、この突起部26を嵌合する嵌合部31aが第1係合部31に設けられている。
ここで、図4は、底体3の第1係合部31付近を、底体3(外周部分30B)の外側からみた部分側面図である。
突起部26および嵌合部31aは、一つの第1係合部21および第1係合部31に対して、二つ設けられている。具体的には、図4に示すように、一つの第1係合部21および第1係合部31に対して、X軸方向に沿って隣り合う二つの突起部26および嵌合部31aが設けられている。また、第1係合部21と第1係合部31との係合を解除する、すなわち、第1係合部31の嵌合部31aに嵌合した突起部26を嵌合部31aから外す操作をおこなう際に、薄肉部25の先端25aを押圧し易いように、第1係合部31には、薄肉部25の先端25aを側方(外周部分30Bの外側)に向かって露出するための窪み31bが設けられている。
なお、突起部26は、図3のように、頂上部分23側にスロープが設けられている形状とすることで、第1係合部21と第1係合部31とを係合させる際に、スムーズに突起部26を嵌合部31aに挿入することができる。また、第1係合部21と第1係合部31との係合を解除する場合には、薄肉部25の弾性変形を大きく生じさせずに、突起部26を嵌合部31aから外すことが可能となる。
また、第1係合部31の嵌合部31aに突起部26が嵌合した状態、すなわち底体3の第1係合部31と蓋体2の第1係合部21とが係合している状態において、屈曲構造体である第1係合部21の頂上部分23と、底体3における、頂上部分23に対向する部分とは、所定の距離hだけ離間している。所定の距離hとは、図3に示すようにインクパック40を収容したときにインクパック40の端部41(具体的にはインクパックを構成する袋状のフィルム部材の端部であり、フィルム部材が融着している融着縁部である)のZ軸方向に沿った厚さと同等に設計されている。これにより、該所定の距離h分離間した部分に端部41を挟んでインクパック40を配置(収容)することができ、且つ、インクパック40が収容空間内において位置ずれすることを抑制することができる。位置ずれを効果的に抑制するには、所定の距離hは、インクパック40の端部41のZ軸方向に沿った厚さと等しいか、それよりも狭く設計することが好ましい。
最後に、図5に、インク供給口33が設けられている側の液体収容容器1の側面図を示す。インク供給口33は、後述する記録装置に具備されたカートリッジ装着部に設けられたインク供給管が挿入される構成となっている。なお、先述のように、中央部分20AのY軸に沿った一対の端辺(以下、短辺と記載することもある)には、第1係合部21および第2係合部22は設けられていないが、短辺に沿った外周部分20Bに、第1係合部21および第2係合部22とは異なる形態の係合部が設けられていて、底体3のうちの短辺に沿った外周部分30Bに設けられた第1係合部31および第2係合部32とは異なる形態の係合部と係合するような構成であってもよい。
(2)インクパックの収容方法
上述した構成を具備した液体収容容器1に、インクパック40を収容する際のステップを説明する。
まず、蓋体2の第1係合部21と底体3の第1係合部31とが係合している状態においては、該係合を解除し、蓋体2を、係合状態にある蓋体2の第2係合部22および底体3の第2係合部32を中心に回動させて、蓋体2と底体3とを対向状態から開放する。換言すれば、蓋体2を開けるという動作をおこなう。
そして、蓋体2の第1面の中央部分20Aまたは底体3の第1面の中央部分30Aに対してインクパック40を隣接配置する(第1の工程)。なお、中央部分20Aあるいは中央部分30Aには、インクパック40の表面に粘着する粘着部材を配していてもよい。粘着部材としては、両面テープを挙げることができる。粘着部材は、蓋体2の第1係合部21の山折りの頂上部分23、および、この頂上部分23と対向する底体3の箇所にも設けても良い。
インクパック40を隣接配置した後、続いて、蓋体2の第1面と底体3の第1面とが対向配置するところまで蓋体2を回動させて、蓋体2の第1係合部21と底体3の第1係合部31とを係合し、インクパック40を収容空間に収納する(第2の工程)。この工程での蓋体2の回動動作は、蓋体2を閉める動作であると換言できる。
液体収容容器1に収容されたインクパック40を交換する際には、上記第1の工程において、蓋体2を開けた際に、収納されていたインクパック40を取り出した後に、新しいインクパック40を上述のとおりに配置し、第2の工程によって収容空間に収容すればよい。
インクパック40が収容された液体収容容器1は、インクカートリッジと称することができる。
本実施形態の液体収容容器1によれば、インクパック40のインクが空になっても液体収容容器1ごと廃棄する必要はなく、インクパック40を交換すれば半永久的に使用することができ、環境を考慮しているといえる。
また、第2係合部22、32が係合している状態で、第1係合部21、31の係合を解除すれば、一部分において底体3と連結した状態のままの蓋体2を、該連結箇所を中心に回動させることができる。これにより、蓋体2と底体3とが分離することなく、インクパック40を収容または交換することができるので、収容または交換の作業性がよい。
(3)記録装置への装着
インクパック40が収容された液体収容容器1は、インクカートリッジとして、記録装置に具備されたカートリッジ装着部に装着することができる。
図6は、記録装置のカートリッジ装着部付近の構成と、そのカートリッジ装着部に、インクパック40が収容された液体収容容器1を装着した様子を示した図である。
図6に示す記録装置50は、例えばインクジェット式の記録装置である。記録装置50には、インクジェットヘッドといった構成が具備されているが、これらは周知の構成と同じであるため、ここでの図示および説明を省略する。
記録装置50に具備されるカートリッジ装着部51は、インクカートリッジとしてのインクパック40が収容された液体収容容器1を装着することができる凹部を有している。本実施形態では、紙面手前から奥に向かって底体3と蓋体2とがこの順で配置され、Y軸に沿った正方向を重力方向とし、重力方向の下流側に第2係合部22、32の係合箇所が位置し、重力方向の上流側に第1係合部21、31の係合箇所が位置するようにインクパック40が収容された液体収容容器1を装着する。
係合部が鉛直方向において上下するように、液体収容容器1をカートリッジ装着部51に装着した場合には、鉛直方向下側に液体が溜まる(偏る)ことでインクパック40が変形して蓋体2と底体3との接続部分に荷重をかけることになるが、鉛直方向下側に着脱可能な第1係合部21、31ではなく、第2係合部22、32が設けられていることによって、荷重によって接続がはずれるようなことを抑制することができる。
カートリッジ装着部51は、紙面左側に凹部の開口端があり、該開口端から、インクパック40が収容された液体収容容器1を、紙面左側から右側に向けて挿し込む。これにより、カートリッジ装着部51の奥側に形成されたインク供給管52が、液体収容容器1のインク供給口33を介してインクパック40の内部と連通する。
カートリッジ装着部51からインクパック40が収容された液体収容容器1を外すときには、インクパック40が収容された液体収容容器1を紙面左方向に引けばよい。
[付記事項]
本発明の一態様に係る液体収容容器1は、蓋体2および底体3の第1面同士を対向配置して、該対向領域に、インクが貯留されたインクパック40を収容する収容空間を実現する液体収容容器1であって、蓋体2および底体3の少なくとも一方に、インクをインクパック40から外部に供給するインク供給口33が設けられており、蓋体2と底体3とを係合する第1係合部21、31は、上記第1面の一の端辺に設けられ、蓋体2と底体3とを係合する第2係合部22、32は、上記第1面の中央部分20A、30Aを挟んで上記一の端辺に対向する他の端辺に設けられ、上記第1係合部21、31同士は着脱可能に係合する構成となっており、上記第1係合部21、31同士が係合しておらず且つ上記第2係合部22、32同士が係合している状態において、蓋体2は、第2係合部22、32を中心に回動することを特徴としている。
上記の構成によれば、上記第1係合部同士が係合しておらず、且つ上記第2係合部同士が係合している状態において、上記蓋体が、該第2係合部を中心に回動することができる。これにより、蓋体と底体とを分離することなく、収容空間に、液体パックを配置する作業をおこなうことができる。したがって、作業性の良い液体収容容器1を提供することができる。
また本発明の一形態に係る液体収容容器1は、上記の構成に加えて、蓋体2の第1係合部21には、底体3に向かって山折りに屈曲した屈曲構造体が設けられており、屈曲構造体の少なくとも一部分が底体3の上記第1面方向に弾性変形し、上記屈曲構造体が、底体3内に嵌合することで第1係合部21、31同士が係合可能となっている。
上記の構成によれば、底体3に向かって山折りに屈曲した屈曲構造体の弾性変形を利用して蓋体2と底体3の嵌合を行うことにより、屈曲構造体を底体3内に納めつつも、底体3内の収容空間を確保しつつ、弾性変形による係合を実現することができる。また、蓋体2を該第2係合部22、32を中心に回動させて底体3と嵌合させる際に、弾性変形により係合させることで、蓋体2の中央部分に対して底体3に向かう力を与えることなく(つまり、蓋体2の中央部分を底体3方向に押さえつけることなく)、容易にかつ確実に蓋体2と底体3を係合させることができる。これにより、インクパック40に外力を与えずに液体収容容器内に収容することができ、インクパック40への損傷を抑制することができる。
また本発明の一形態に係る液体収容容器1は、上記の構成に加えて、蓋体2の第1係合部21は、少なくとも一部分が弾性変形し、蓋体2の第1係合部21には、上記弾性変形する部分またはその近傍に、蓋体2の中央部分20Aから離れる方向に突出した突起部26が設けられており、上記底体3の上記第1係合部31には、上記突起部26を嵌合する嵌合部31aが設けられており、上記第1係合部21、31同士は、突起部26が嵌合部31aに嵌合することにより係合してもよい。
上記の構成によれば、突起部26と嵌合部31aとの嵌合(係合)によってインクパック40を容易に収容空間に収容(保持)することができる。
また本発明の一形態に係る液体収容容器1は、上記の構成に加えて、上記屈曲構造体は、上記山折りの頂上部分23を挟んで上記蓋体の上記中央部分に近い側(厚肉部24)と遠い側(薄肉部25)とを有しており、上記遠い側(薄肉部25)は、上記近い側(厚肉部24)よりも弾性変形し易い構成となっており、上記遠い側(薄肉部25)には、突起部26が設けられており、底体3の第1係合部31には、内側から突起部26が嵌合する嵌合部31aが設けられていてもよい。
上記の構成によれば、屈曲構造体である第1係合部21の遠い側(薄肉部25)に設けた突起部26と、底体3の第1係合部31に設けた嵌合部31aとの嵌合(係合)を、上記屈曲構造体の遠い側(薄肉部25)を弾性変形させることによって、インクパック40側へ弾性変形による接触や外力を与えることなく、容易に実現することができる。
また本発明の一形態に係る液体収容容器1は、上記の構成に加えて、蓋体2および底体3の各上記第1面を対向配置している状態において、各上記第1面の少なくとも中央部分20A、30Aは、三次元座標系(XYZ座標系)に関して、XY平面に沿っており、且つ、X軸に沿った長さがY軸に沿った長さよりも長く、上記第1係合部21、31同士による係合箇所は、X軸に沿った複数箇所に設けられており、上記第2係合部22、32同士による係合箇所は、上記第1係合部21、31同士による係合箇所のそれぞれと上記中央部分20A、30Aを挟んでY軸方向に対向する位置に設けられており、インク供給口33は、蓋体2および底体3の少なくとも一方の中央部分20A、30AのY軸に沿った端部に隣接する箇所に設けられていてもよい。
上記の構成によれば、中央部分20A、30Aを挟んで対向する二辺のうちの一方を中心にして、蓋体2を回動させることができる。
また本発明の一形態に係る液体収容容器1は、上記の構成に加えて、上記第1係合部21、31同士が係合している状態において、上記屈曲構造体である第1係合部21の頂上部分23と、底体3における、該頂上部分23に対向する部分とは、所定の距離h離間するように構成してもよい。
上記の構成によれば、上記所定の距離hを、インクパック40を構成する袋状のフィルム部材の端部41の厚さと同等に設計することにより、該所定の距離h分離間した部分に該端部41を挟んでインクパック40を配置することができ、且つ、インクパック40が収容空間内において位置ずれすることを防ぐことができる。
また本発明の一形態に係る液体供給体(インクパック40を収容している液体収容容器1)は、インクが貯留されたインクパック40と、蓋体2および底体3の第1面同士を対向配置して、該対向領域に、インクパック40を収容する収容空間を実現した液体収容容器1とを有した液体供給体であって、液体収容容器1は、蓋体2および底体3の少なくとも一方に、インクをインクパック40から外部に供給するインク供給口33が設けられており、蓋体2と底体3とを係合する第1係合部21、31は、上記第1面の一の端辺に設けられ、蓋体2と底体3とを係合する第2係合部22、32は、上記第1面の中央部分20A、30Aを挟んで上記一の端辺に対向する他の端辺に設けられ、上記第1係合部21、31同士は着脱可能に係合する構成となっており、上記第1係合部21、31同士が係合しておらず且つ上記第2係合部22、32同士が係合している状態において、蓋体2は、第2係合部22、32を中心に回動する、ことを特徴としている。
上記の構成によれば、上記第1係合部同士が係合しておらず、且つ上記第2係合部同士が係合している状態において、上記蓋体が、該第2係合部を中心に回動することができる。これにより、蓋体と底体とを分離することなく、収容空間に、液体パックを配置する作業をおこなうことができる。したがって、作業性の良い液体収容容器1を提供することができる。
また本発明の一形態に係る液体供給体(インクパック40を収容している液体収容容器1)は、上記の構成に加えて、蓋体2の第1係合部21は、少なくとも一部分が弾性変形し、蓋体2の第1係合部21には、上記弾性変形する部分またはその近傍に、蓋体2の中央部分20Aから離れる方向に突出した突起部26が設けられており、上記底体3の上記第1係合部31には、上記突起部26を嵌合する嵌合部31aが設けられており、上記第1係合部21、31同士は、突起部26が嵌合部31aに嵌合することにより係合してもよい。
上記の構成によれば、突起部26と嵌合部31aとの嵌合(係合)によってインクパック40を容易に収容空間に収容(保持)することができる。
また本発明の一形態に係る液体供給体(インクパック40を収容している液体収容容器1)は、上記の構成に加えて、蓋体2の第1係合部21には、底体3に向かって山折りに屈曲した屈曲構造体が設けられており、上記屈曲構造体は、上記山折りの頂上部分23を挟んで上記蓋体の上記中央部分に近い側(厚肉部24)と遠い側(薄肉部25)とを有しており、上記遠い側(薄肉部25)は、上記近い側(厚肉部24)よりも弾性変形し易い構成となっており、上記遠い側(薄肉部25)には、突起部26が設けられており、底体3の第1係合部31には、内側から突起部26が嵌合する嵌合部31aが設けられていてもよい。
上記の構成によれば、屈曲構造体である第1係合部21の遠い側(薄肉部25)に設けた突起部26と、底体3の第1係合部31に設けた嵌合部31aとの嵌合(係合)を、上記屈曲構造体の遠い側(薄肉部25)を弾性変形させることによって容易に実現することができる。
また本発明の一形態に係る液体供給体(インクパック40を収容している液体収容容器1)は、上記の構成に加えて、インクパック40は可撓性を有し、鉛直方向下側に上記第2係合部22、32が設けられ、鉛直方向上側に上記第1係合部21、31が設けられていてもよい。
上記の構成によれば、鉛直方向下側にインクが溜まる(偏る)ことでインクパック41が変形して蓋体2と底体3との接続部分に荷重をかけることになるが、鉛直方向下側に着脱可能な第1係合部21、31ではなく、第2係合部22、32が設けられていることによって、荷重によって接続がはずれるようなことを抑制することができる。
また本発明の一形態に係る液体供給体(インクパック40を収容している液体収容容器1)は、上記の構成に加えて、インクパック40は少なくとも一部分に端部41を有しており、第1係合部21、31同士が係合している状態において、上記屈曲構造体の上記山折りの頂上部分23と、底体3における、該山折りの頂上部分23に対向する部分との間に、インクパック40の端部41が保持されていてもよい。
上記の構成によれば、インクパック40の端部41を保持しておくことで、縦置きとしたとき(液体収容容器1の姿勢を、鉛直方向下側に第2係合部22、32を位置させ、鉛直方向上側に第1係合部21、31を位置させたとき)も、インクパック40が大幅にずれたりすることを抑制することができる。仮に端部41以外の箇所でインクパック40を保持すようとすると、貯留しているインクを押えつけることになるが、そのような押さえつけが生じない端部41を保持して、インクパック40の保持を良好に実現する。
また本発明の一形態に係る、液体収容容器1へのインクパック40の収容方法は、上記の構成を具備した液体収容容器1の第1係合部21、31同士による係合が解除されている状態において、蓋体2を回動させて、蓋体2の第1面または底体3の第1面に対してインクパック40を隣接配置する第1の工程と、上記第1の工程後に、蓋体2の第1面と底体3の第1面とが対向配置するところまで蓋体2を回動させて、第1係合部21、31同士を係合し、インクパック40を上記収容空間に収納する第2の工程とを含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、第1係合部21、31同士が係合しておらず、且つ第2係合部22、32同士が係合している状態において、蓋体2が、該第2係合部22、32を中心に回動することができる。これにより、蓋体2と底体3とを分離することなく、収容空間に、インクパック40を配置する作業をおこなうことができ、収容作業性を改善することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、記録装置に装填するインクカートリッジに利用することができる。
1 液体収容容器
2 蓋体
3 底体
20A 中央部分
20B 外周部分
21 第1係合部
22 第2係合部
23 頂上部分
24 厚肉部
25 薄肉部
25a 先端
26 突起部
30A 中央部分
30B 外周部分
31 第1係合部
31a 嵌合部
31b 窪み
32 第2係合部
33 インク供給口
40 インクパック
41 端部(融着縁部)
50 記録装置
51 カートリッジ装着部
52 インク供給管

Claims (12)

  1. 蓋体および底体の第1面同士を対向配置して、該対向領域に、液体が貯留された液体パックを収容する収容空間を実現する液体収容容器であって、
    上記蓋体および上記底体の少なくとも一方に、上記液体を上記液体パックから外部に供給する液体供給口が設けられており、
    上記蓋体と上記底体とを係合する第1係合部は、上記第1面の一の端辺に設けられ、
    上記蓋体と上記底体とを係合する第2係合部は、上記第1面の中央部分を挟んで上記一の端辺に対向する他の端辺に設けられ、
    上記第1係合部同士は着脱可能に係合する構成となっており、
    上記第1係合部同士が係合しておらず且つ上記第2係合部同士が係合している状態において、上記蓋体は、該第2係合部を中心に回動することを特徴とする液体収容容器。
  2. 上記蓋体の上記第1係合部は、上記底体に向かって山折りに屈曲した屈曲構造体が設けられており、
    上記屈曲構造体の少なくとも一部分が上記底体の上記第1面方向に弾性変形し、
    上記屈曲構造体が、上記底体内に嵌合することで上記第1係合部同士が係合可能となることを特徴とする請求項1に記載の液体収容容器。
  3. 上記蓋体の上記第1係合部には、上記弾性変形する部分またはその近傍に、上記蓋体の上記中央部分から離れる方向に突出した突起部が設けられており、
    上記底体の上記第1係合部には、上記突起部を嵌合する嵌合部が設けられており、
    上記第1係合部同士は、上記突起部が上記嵌合部に嵌合することにより係合することを特徴とする請求項2に記載の液体収容容器。
  4. 上記屈曲構造体は、上記山折りの頂上部分を挟んで上記蓋体の上記中央部分に近い側と遠い側とを有しており、
    上記遠い側は、上記近い側よりも弾性変形し易い構成となっており、
    上記遠い側には、上記突起部が設けられており、
    上記底体の上記第1係合部には、内側から上記突起部が嵌合する上記嵌合部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の液体収容容器。
  5. 上記蓋体および上記底体の各上記第1面を対向配置している状態において、各上記第1面の少なくとも上記中央部分は、三次元座標系(XYZ座標系)に関して、XY平面に沿っており、且つ、X軸に沿った長さがY軸に沿った長さよりも長く、
    上記第1係合部同士による係合箇所は、X軸に沿った複数箇所に設けられており、
    上記第2係合部同士による係合箇所は、上記第1係合部同士による係合箇所のそれぞれと上記中央部分を挟んでY軸方向に対向する位置に設けられており、
    上記液体供給口は、上記蓋体および上記底体の少なくとも一方の上記中央部分のY軸に沿った端部に隣接する箇所に設けられていることを特徴とする請求項2から4までの何れか1項に記載の液体収容容器。
  6. 上記第1係合部同士が係合している状態において、上記屈曲構造体の上記山折りの頂上部分と、上記底体における、該山折りの頂上部分に対向する部分とは、所定の距離離間していることを特徴とする請求項2から5までの何れか1項に記載の液体収容容器。
  7. 液体が貯留された液体パックと、
    蓋体および底体の第1面同士を対向配置して、該対向領域に上記液体パックを収容する収容空間を実現した液体収容容器とを有した液体供給体であって、
    上記液体収容容器は、
    上記蓋体および上記底体の少なくとも一方に、上記液体を上記液体パックから外部に供給する液体供給口が設けられており、
    上記蓋体と上記底体とを係合する第1係合部は、上記第1面の一の端辺に設けられ、
    上記蓋体と上記底体とを係合する第2係合部は、上記第1面の中央部分を挟んで上記一の端辺に対向する他の端辺に設けられ、
    上記第1係合部同士は着脱可能に係合する構成となっており、
    上記第1係合部同士が係合しておらず且つ上記第2係合部同士が係合している状態において、上記蓋体は、該第2係合部を中心に回動する、ことを特徴とする液体供給体。
  8. 上記蓋体の上記第1係合部は、少なくとも一部分が弾性変形し、
    上記蓋体の上記第1係合部には、上記弾性変形する部分またはその近傍に、上記蓋体の上記中央部分から離れる方向に突出した突起部が設けられており、
    上記底体の上記第1係合部には、上記突起部を嵌合する嵌合部が設けられており、
    上記第1係合部同士は、上記突起部が上記嵌合部に嵌合することにより係合することを特徴とする請求項7に記載の液体供給体。
  9. 上記蓋体の上記第1係合部には、上記底体に向かって山折りに屈曲した屈曲構造体が設けられており、
    上記屈曲構造体は、上記山折りの頂上部分を挟んで上記蓋体の上記中央部分に近い側と遠い側とを有しており、
    上記遠い側は、上記近い側よりも弾性変形し易い構成となっており、
    上記遠い側には、上記突起部が設けられており、
    上記底体の上記第1係合部には、内側から上記突起部が嵌合する上記嵌合部が設けられていることを特徴とする請求項8に記載の液体供給体。
  10. 上記液体パックは可撓性を有し、
    鉛直方向下側に上記第2係合部が設けられ、鉛直方向上側に上記第1係合部が設けられていることを特徴とする請求項7から9までの何れか1項に記載の液体供給体。
  11. 上記液体パックは少なくとも一部分に融着縁部を有しており、
    上記第1係合部同士が係合している状態において、上記屈曲構造体の上記山折りの頂上部分と、上記底体における、該山折りの頂上部分に対向する部分との間に、上記融着縁部が保持されていることを特徴とする請求項9に記載の液体供給体。
  12. 請求項1から6までの何れか1項に記載の液体収容容器への液体パックの収容方法であって、
    上記液体収容容器の上記第1係合部同士による係合が解除されている状態において、上記蓋体を回動させて、該蓋体の上記第1面または上記底体の上記第1面に対して上記液体パックを隣接配置する第1の工程と、
    上記第1の工程後に、上記蓋体の上記第1面と上記底体の上記第1面とが対向配置するところまで該蓋体を回動させて、上記第1係合部同士を係合し、上記液体パックを上記収容空間に収納する第2の工程とを含むことを特徴とする、液体収容容器への液体パックの収容方法。
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