JP2015198608A - 釣用仕掛け - Google Patents

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聡一郎 高山
Soichiro Takayama
聡一郎 高山
東山 貴一
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貴一 東山
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Abstract

【課題】きわめて感度に優れた軽量且つシンプルな釣用仕掛けを提供する。【解決手段】釣用仕掛けは、複数のポリエチレン繊維が編み込まれたマルチフィラメントからなる幹糸11と、当該幹糸11の長手方向に沿って所定の間隔で配置された複数のハリス保持具20とを有する。ハリス保持具20は、幹糸11が挿通する貫通孔22が形成された保持器21と、保持器21の貫通孔22に幹糸11と共に挿通されたモノフィラメントからなる添糸12とを備える。添糸12は、幹糸11と共に結ばれることにより保持器21の両側に一対の結び目19A、19Bを形成している。当該結び目19A、19Bは、保持器21が幹糸11の長手方向へ移動することを規制すべく保持器21の近傍に配置されている。【選択図】図2

Description

この発明は、釣用仕掛け、特にカワハギ釣りに使用される仕掛けの構造に関するものである。
図5は、従来の一般的なカワハギ釣用の仕掛けを表している。
同図が示すように、カワハギ釣用の仕掛け1は、いわゆる胴突形式の仕掛けである。この仕掛け1は、幹糸2を有し、この幹糸2に複数のハリス3及び針4が連結されている。また、仕掛け1の上部(水面側)に集寄5が設けられ、仕掛け1の下端にオモリ6が取り付けられる。仕掛け1の構造は、釣人の経験やカワハギの習性が考慮されたうえで決定される。カワハギはきわめて好奇心の強い魚であることが知られており、実釣において釣人がロッドを操作して水中で仕掛け1をカワハギにアピールするために集寄5が採用されている(非特許文献1及び特許文献1参照)。
カワハギ釣りでは、釣人が仕掛け1を魚に対してどれだけアピールすることができるかによって釣果が異なる。そのため、集寄5の表面は、光の反射率が高くなる加工や処理が施され、また、釣人は、仕掛け1を激しく上下に動かす操作をする。釣人が仕掛け1を上下に激しく操作するために、オモリ6は所要の重量のものが採用され、オモリの表面は、光の反射率が高くなる加工が施されることもある。
ところで、胴突形式の仕掛けが採用された場合、釣人はいわゆるアタリをライン及びロッドを伝わる振動で感知する。カワハギのアタリは一般に小さいため、仕掛け1には、小さな振動も確実に伝播させる性能(いわゆる「感度」)が普遍的に要求される。
特開2007−151477号公報
DAIWA FISHING TACKLE CATALOG 2014 P270〜P271
幹糸2やハリス3の外径が小さくなれば、潮流から受ける抵抗が小さくなるので、仕掛け1の感度が向上する。ただし、幹糸2の強度が低下すれば、大型の魚に対処できないという不都合は否めない。また、ハリス3は幹糸2に取り付けられるが、ハリス3が幹糸2に対して確実に固定されていなければ、実釣において仕掛け1の感度は低下する。
本発明はこのような背景のもとになされたものであって、胴突形式の仕掛けの構造を見直すことにより、きわめて感度に優れた軽量且つシンプルな釣用仕掛けを提供することである。
(1) 本発明に係る釣用仕掛けは、複数のポリエチレン繊維が編み込まれたマルチフィラメントからなる幹糸と、当該幹糸の長手方向に沿って所定の間隔で配置された複数のハリス保持具とを有する。当該ハリス保持具は、上記幹糸が挿通する貫通孔が形成された保持器と、当該保持器の貫通孔に上記幹糸と共に挿通されたモノフィラメントからなる添糸とを備える。当該添糸は、上記幹糸と共に結ばれることにより上記保持器の両側に一対の結び目を形成しており、当該結び目は、上記保持器が上記幹糸の長手方向へ移動することを規制すべく上記保持器の近傍に配置されている。
この構成によれば、ポリエチレン繊維が編み込まれたマルチフィラメント(通称「PEライン」)の幹糸を採用している。PEラインは弾性率が非常に高く、実釣において幹糸に引張力が作用してもほとんど伸びないうえに、引張強度も高い。したがって、幹糸の線径がモノフィラメントにより構成される場合に比べて細くすることができる。また、PEラインは、吸水性がきわめて低く劣化しにくいうえにしなやかであり、仕掛けが保管される際にいわゆる巻き癖がつかない。さらに、ハリス保持具は保持器を介して幹糸に取り付けられるが、モノフィラメントからなる添糸が幹糸と共に保持器に挿通され、いわゆるダブルラインを構成して当該幹糸に結び込まれる。すなわち、当該幹糸に上記添糸と共に結ばれた結び目が確実に形成される。この結び目は、上記保持器の両側であって当該保持器の近傍に設けられるから、保持器は、幹糸を中心として回転することができるが、当該幹糸に沿って移動することが規制される。
(2) また、本発明に係る釣用仕掛けは、複数のポリエチレン繊維が編み込まれたマルチフィラメントからなる幹糸と、当該幹糸の長手方向に沿って所定の間隔で配置された複数のハリス保持具とを有する。当該ハリス保持具は、上記幹糸が挿通する貫通孔が形成された保持器と、上記保持器が上記幹糸の長手方向へ移動することを規制すべく上記保持器の近傍において上記幹糸に固定された紫外線硬化樹脂からなる固定パイプとを備える。
この構成によれば、ポリエチレン繊維が編み込まれたマルチフィラメント(通称「PEライン」)の幹糸を採用している。PEラインは弾性率が非常に高く、実釣において幹糸に引張力が作用してもほとんど伸びないうえに、引張強度も高い。したがって、幹糸の線径がモノフィラメントにより構成される場合に比べて細くすることができる。また、PEラインは、吸水性がきわめて低く劣化しにくいうえにしなやかであり、仕掛けが保管される際にいわゆる巻き癖がつかない。さらに、ハリス保持具は保持器を介して幹糸に取り付けられるが、保持器の両端において幹糸に固定パイプが固着される。この固定パイプは紫外線硬化樹脂からなるので、紫外線が固定パイプに照射されるだけで、簡単に固定パイプが幹糸に固定される。この固定パイプは、上記保持器の両側であって当該保持器の近傍に設けられるから、保持器は、幹糸を中心として回転することができるが、当該幹糸に沿って移動することが規制される。
(3) さらに、本発明に係る釣用仕掛けは、複数のポリエチレン繊維が編み込まれたマルチフィラメントからなる幹糸と、当該幹糸の長手方向に沿って所定の間隔で配置された複数のハリス保持具とを有する。当該ハリス保持具は、上記幹糸が挿通する貫通孔が形成された保持器と、上記保持器が上記幹糸の長手方向へ移動することを規制すべく上記保持器の近傍に接着剤を介して上記幹糸に固着された集束パイプとを備える。
(4) 上記結び目は、八の字結びにより形成されているのが好ましい。
この構成では、上記結び目が簡単に形成されると共に、当該結び目が形成されることによる幹糸のダメージも少ない。
(5) また、上記ハリス保持具は、当該保持器の貫通孔に上記幹糸と共に挿通され、且つ上記固定パイプによって上記幹糸と束ねて固定されたモノフィラメントからなる添糸を備えてもよい。
(6) また、上記ハリス保持具は、当該保持器の貫通孔に上記幹糸と共に挿通され、且つ上記集束パイプによって上記幹糸と束ねられたモノフィラメントからなる添糸を備えてもよい。
(7) 上記保持器は蓄光性を有しているのが好ましい。
この構成では、保持器が集魚効果を発揮する。
(8) 上記幹糸の端部に釣糸と連結するための連結具が設けられていてもよい。その場合、当該連結具に対して上記幹糸は、モノフィラメントからなる補強糸と共に連結されているのが好ましい。
この構成では、細径の幹糸がモノフィラメントからなる補強糸によってダブルラインを構成するので、上記連結具に対して確実に結びつけられる。
この発明によれば、幹糸はほとんど伸びないので、当該仕掛けの感度が大幅に向上する。しかも、幹糸の線径がきわめて細くなるので、当該釣用仕掛けの流水抵抗が低下し、釣人は、実釣において仕掛けを自在に操作することができる。つまり、ターゲットに対して仕掛けを強くアピールすることができ、従来から仕掛けのアピールのために使用されていた集寄が不要となる。集寄が省略されることにより当該仕掛けの構造がシンプルになると共に自重が軽くなり、その結果、当該仕掛けの感度が一層向上する。さらに、ハリス保持具は、保持器を介して幹糸の所定位置に固定されるから、当該仕掛けの感度はなお一層向上すると共に、釣人は安心して仕掛けに激しいアクションをつけることができる。また、幹糸が撚り糸からなるので、ターゲットがカワハギ等の歯が鋭い魚であっても切断されにくいという利点がある。加えて、PEラインは一般に水中での視認性に優れ、釣人は、実釣において仕掛けの位置を確認しやすいという利点もある。
図1は、本発明の一実施形態に係る釣用仕掛け10が取り付けられた釣竿30の模式図である。 図2は、幹糸11に取り付けられたハリス保持具20の拡大図である。 図3は、幹糸11とサルカン16Aとの連結部分の拡大図である。 図4は、変形例に係るハリス保持具20を示す図である。 図5は、従来の仕掛け1が取り付けられた釣竿の模式図である。
以下、本発明の好ましい実施形態が、適宜図面が参照されながら説明される。なお、本実施の形態は、本発明に係る釣用仕掛けの一態様にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で実施態様が変更されてもよいことは言うまでもない。
この釣用仕掛け10は、ターゲットをカワハギとする、いわゆる胴突形式の仕掛けである。釣用仕掛け10は、図1に示されるように、釣竿30のリール31から繰り出された道糸32(釣糸の一例)の先端に取り付けられる。また、釣用仕掛け10は、図1〜図3に示されるように、幹糸11と、添糸12と、補強糸13と、ハリス14と、針15と、ハリス保持具20とを備える。また、釣用仕掛け10の一端には、サルカン16Aを介して道糸32が取り付けられている。さらに、釣用仕掛け10の他端には、サルカン16Bを介してオモリ17が取り付けられている。
[幹糸11]
幹糸11は、図1に示されるように、釣用仕掛け10の長手方向の全体にわたって延びている。幹糸11の全長は、例えば、60cm〜120cm程度に設定される。幹糸11は、複数のポリエチレン繊維が編み込まれたマルチフィラメント構造の糸である。また、幹糸11の両端には、サルカン16A、16B(連結具の一例)が取り付けられている。さらに、幹糸11には、その長手方向に沿って所定の間隔で複数のハリス保持具20が取り付けられている。幹糸11の長手方向におけるハリス保持具20の取り付け間隔は、例えば、5cm〜20cm程度に設定される。
[添糸12]
添糸12は、図2に示されるように、各ハリス保持具20の取り付け部分において、幹糸11に添えられている。すなわち、釣用仕掛け10は、各ハリス保持具20の取り付け部分において、ダブルライン構造となっている。添糸12は、モノフィラメント構造の糸であり、例えばフロロカーボン製である。添糸12は、各ハリス保持具20の取り付け部分において、幹糸11と平行に配置されている。また、幹糸11及び添糸12は、添糸12の両端において共に結ばれており、一対の結び目19A、19Bを形成している。結び方は特に限定されないが、例えば、八の字結び等、幹糸11の長手方向において結び目19A、19Bの位置が不動となる結び方が採用される。
[補強糸13]
補強糸13は、図3に示されるように、サルカン16Aとの連結部分において、幹糸11に添えられている。図示は省略するが、幹糸11とサルカン16Bとの連結部分についても同様である。すなわち、釣用仕掛け10は、サルカン16A、16Bとの連結部分において、ダブルライン構造となっている。また、補強糸13は、モノフィラメント構造の糸であり、例えばフロロカーボン製である。補強糸13は、幹糸11と共にサルカン16A、16Bに結びつけられている。サルカン16A、16Bに対する幹糸11及び補強糸13の結び方は特に限定されないが、例えば、ユニノット、クリンチノット等が採用される。
[ハリス保持具20]
ハリス保持具20は、図2に示されるように、前述した添糸12と、保持器21と、係止具23とを有する。ハリス保持具20は、針15が取り付けられたハリス14を幹糸11に対して保持するものである。図1の例では、幹糸11に3つのハリス保持具20が取り付けられているが、ハリス保持具20の数はこれに限定されない。
保持器21は、概ね球状の外観を呈しており、貫通孔22が形成されている。貫通孔22には、幹糸11及び添糸12が挿通される。一対の結び目19A、19Bは、幹糸11の長手方向において、保持器21の両端に設けられている。換言すれば、保持器21は、幹糸11の長手方向において、一対の結び目19A、19Bの間に配置されている。保持器21は、集魚効果を得るために蓄光性を有してもよい。具体的には、蓄光性の材料を樹脂等の基材に添加して保持器21を形成すればよい。蓄光性の材料としては、例えば、硫化亜鉛 (ZnS系) 、或いはアルミン酸ストロンチウム (SrAl2O4系) 等を採用することができる。
貫通孔22の直径は、幹糸11及び添糸12の直径の和より大きく、結び目19A、19Bの外径寸法より小さい。すなわち、保持器21は、貫通孔22に挿通された幹糸11の周りを回転可能であり、且つ一対の結び目19A,19Bの間において幹糸11の長手方向に移動可能に構成されている。一方、保持器21は、結び目19A、19Bを乗り越えて幹糸11の長手方向に移動することができない。すなわち、一対の結び目19A、19Bは、保持器21が幹糸11の長手方向に移動することを規制している。なお、一対の結び目19A,19Bの間隔は特に限定されないが、幹糸11に対する保持器21の回転を阻害しない範囲(例えば、3cm〜5cm程度)において、保持器21の近傍に設けるのが望ましい。
係止具23は、貫通孔22の延びる方向(すなわち、幹糸11の長手方向)と交差する方向に保持器21から突出している。係止具23は、例えば金属等で形成された線材を折り曲げることによって形成されている。具体的には、係止具23は、線材を二つ折りした際に当該線材の一対の端部が揃う側(すなわち、屈曲位置と反対側)において、保持器21に固定されている。また、係止具23は、二つ折りされた線材の一方と他方との間隔が狭い幅狭部24と、幅狭部24より間隔の広い幅広部25とを有する。係止具23には、ハリス14が係止される。
ハリス14は、一端に針15が取り付けられており、他端に結び目14Aが形成されている。ハリス14は、幅広部25を通じて係止具23に挿入され、幅狭部24に嵌め込まれることによって、係止具23に保持される。また、ハリス14は、幅狭部24から幅広部25にスライドされることによって、係止具23から取り外される。ハリス14の長さは、例えば、3cm〜10cm程度に設定される。ハリス14を構成する材料は、例えば、フロロカーボンである。オモリ17は、例えば、30号〜40号程度のものが選択される。オモリ17の表面は、集魚効果を発揮させるために、例えば蛍光カラーで塗装されていてもよい。
[本実施形態の作用効果]
上記の実施形態において、ポリエチレン繊維が編み込まれたマルチフィラメント構造の幹糸11は、例えばフロロカーボン製の従来の幹糸と比較して弾性率がきわめて高い。その結果、実釣において幹糸11に引張力が作用してもほとんど伸びないので、当該釣用仕掛け10の感度が大幅に向上する。
また、上記の実施形態における幹糸11は、従来の幹糸と比較して引張強度が高いので、幹糸11の線径を従来と比較してきわめて細くできる。その結果、当該釣用仕掛け10の流水抵抗が低下するので、釣人は、実釣において釣用仕掛け10を自在に操作することができる。つまり、ターゲットに対して釣用仕掛け10を強くアピールすることができ、従来から仕掛けのアピールのために使用されていた集寄が不要となる。さらに、集寄が省略されることにより当該釣用仕掛け10の構造がシンプルになると共に自重が軽くなるので、当該釣用仕掛け10の感度が一層向上する。
また、幹糸11が撚り糸からなるので、ターゲットがカワハギ等の歯が鋭い魚であっても切断されにくいという利点がある。また、ポリエチレン製の幹糸11は、従来の幹糸と比較して吸水性がきわめて低く劣化しにくいうえにしなやかである。その結果、釣用仕掛け10が保管される際にいわゆる巻き癖がつきにくい。さらに、ポリエチレン製の幹糸11は一般に水中での視認性に優れるので、釣人は、実釣において釣用仕掛け10の位置を確認しやすいという利点もある。
また、ハリス保持具20は、保持器21を介して幹糸11の所定位置に固定されるから、当該釣用仕掛け10の感度がなお一層向上すると共に、釣人は安心して釣用仕掛け10に激しいアクションをつけることができる。なお、上記の実施形態では、モノフィラメントからなる添糸12が幹糸11と共に保持器21に挿通され、いわゆるダブルラインを構成した状態で結び目19A、19Bが形成される。その結果、貫通孔22の直径より大きな結び目19A、19Bを容易に形成することができるので、幹糸11に対する保持器21の回転を許容し、且つ幹糸11の長手方向への保持器21の移動を規制することができる。
また、八の字結びによって結び目19A、19Bを形成することにより、結び目19A、19Bが簡単に形成されると共に、当該結び目19A,19Bが形成されることによる幹糸11のダメージも少なくなる。さらに、細径の幹糸11及びモノフィラメントからなる補強糸13に構成されたダブルラインをサルカン16A、16Bに結びつけるので、釣用仕掛け10をサルカン16A、16Bに対して確実に結びつけることができる。
[変形例]
次に、図4を参照して、幹糸11に対するハリス保持具20の取り付け構造の変形例1、2を説明する。なお、上記の実施形態と共通の構成要素には同一の参照番号を付して詳しい説明を省略し、相違点を中心に説明する。変形例1、2は、添糸12を幹糸11に取り付ける方法が上記の実施形態と相違する。
[変形例1]
変形例1における幹糸11及び添糸12は、図4(A)に示されるように、固定パイプ41、42によって束ねて固定される。具体的には、固定パイプ41は、添糸12の一端側において、幹糸11及び添糸12を束ねて固定する。また、固定パイプ41は、添糸12の他端側において、幹糸11及び添糸12を束ねて固定する。すなわち、固定パイプ41、42は、幹糸11の長手方向において、保持器21の両端に設けられている。固定パイプ41、42は、上記の実施形態と同様に、幹糸11に対する保持器21の回転を阻害しない範囲で、保持器21の近傍に設けられるのが望ましい。
固定パイプ41、42は、紫外線硬化樹脂で構成されている。すなわち、幹糸11及び添糸12が挿通された固定パイプ41、42に紫外線を照射することによって、幹糸11及び添糸12と固定パイプ41、42とが固定される。また、幹糸11及び添糸12に固定された固定パイプ41、42の外径寸法は、保持器21の貫通孔22の直径より大きい。すなわち、固定パイプ41、42は、幹糸11の長手方向における保持器21の移動を規制する。変形例1によれば、上記の実施形態の作用効果に加えて、紫外線を照射するだけで固定パイプ41、42を幹糸11及び添糸12に簡単に固定することができる。なお、変形例1において、添糸12は省略することができる。
[変形例2]
次に、変形例2における幹糸11及び添糸12は、図4(B)に示されるように、集束パイプ43、44によって束ねられている。集束パイプ43は、添糸12の一端側において、幹糸11及び添糸12を束ねる。また、集束パイプ44は、添糸12の他端側において、幹糸11及び添糸12を束ねる。すなわち、集束パイプ43、44は、幹糸11の長手方向において、保持器21の両端に設けられている。集束パイプ43、44は、上記の実施形態と同様に、幹糸11に対する保持器21の回転を阻害しない範囲で、保持器21の近傍に設けられるのが望ましい。
集束パイプ43、44は、例えば、ビニール製である。集束パイプ43、44は、接着剤45、46によって幹糸11及び添糸12に固着される。幹糸11及び添糸12に固着された集束パイプ43、44及び接着剤45、46の外径寸法は、保持器21の貫通孔22の直径より大きい。すなわち、接着剤45、46で幹糸11及び添糸12に固着された集束パイプ43、44は、幹糸11の長手方向における保持器21の移動を規制する。変形例2の構成によっても、上記の実施形態の作用効果を得ることができる。なお、変形例2において、添糸12は省略することができる。
10・・・釣用仕掛け
11・・・幹糸
12・・・添糸
13・・・補強糸
16A,16B・・・サルカン
19A,19B・・・結び目
20・・・ハリス保持具
21・・・保持器
22・・・貫通孔
32・・・道糸
41,42・・・固定パイプ
43,44・・・集束パイプ
45,46・・・接着剤

Claims (8)

  1. 複数のポリエチレン繊維が編み込まれたマルチフィラメントからなる幹糸と、
    当該幹糸の長手方向に沿って所定の間隔で配置された複数のハリス保持具とを有し、
    当該ハリス保持具は、
    上記幹糸が挿通する貫通孔が形成された保持器と、
    当該保持器の貫通孔に上記幹糸と共に挿通されたモノフィラメントからなる添糸とを備え、
    当該添糸は、上記幹糸と共に結ばれることにより上記保持器の両側に一対の結び目を形成しており、当該結び目は、上記保持器が上記幹糸の長手方向へ移動することを規制すべく上記保持器の近傍に配置されている釣用仕掛け。
  2. 複数のポリエチレン繊維が編み込まれたマルチフィラメントからなる幹糸と、
    当該幹糸の長手方向に沿って所定の間隔で配置された複数のハリス保持具とを有し、
    当該ハリス保持具は、
    上記幹糸が挿通する貫通孔が形成された保持器と、
    上記保持器が上記幹糸の長手方向へ移動することを規制すべく上記保持器の近傍において上記幹糸に固定された紫外線硬化樹脂からなる固定パイプと、を備える釣用仕掛け。
  3. 複数のポリエチレン繊維が編み込まれたマルチフィラメントからなる幹糸と、
    当該幹糸の長手方向に沿って所定の間隔で配置された複数のハリス保持具とを有し、
    当該ハリス保持具は、
    上記幹糸が挿通する貫通孔が形成された保持器と、
    上記保持器が上記幹糸の長手方向へ移動することを規制すべく上記保持器の近傍に接着剤を介して上記幹糸に固着された集束パイプと、を備える釣用仕掛け。
  4. 上記結び目は、八の字結びにより形成されている請求項1に記載の釣用仕掛け。
  5. 上記ハリス保持具は、当該保持器の貫通孔に上記幹糸と共に挿通され、且つ上記固定パイプによって上記幹糸と束ねて固定されたモノフィラメントからなる添糸を備える請求項2に記載の釣用仕掛け。
  6. 上記ハリス保持具は、当該保持器の貫通孔に上記幹糸と共に挿通され、且つ上記集束パイプによって上記幹糸と束ねられたモノフィラメントからなる添糸を備える請求項3に記載の釣用仕掛け。
  7. 上記保持器は蓄光性を有する請求項1から6のいずれかに記載の釣用仕掛け。
  8. 上記幹糸の端部に釣糸と連結するための連結具が設けられており、当該連結具に対して上記幹糸は、モノフィラメントからなる補強糸と共に連結されている請求項1から7のいずれかに記載の釣用仕掛け。
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