JP3199849U - 釣り用仕掛け - Google Patents

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徹哉 古田
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Abstract

【課題】魚釣り用の延べ竿の先端に連結されるとともに、水中糸に連結される釣り用仕掛けであって、全長の調節が可能で、延べ竿の操作性に悪影響を与えず、さらに、水中の流木等の障害物等と絡まり難い釣り用仕掛けを提供する。【解決手段】天井糸仕掛け5は、天井糸部10と、結束部20、30と、連結具40とを有し、天井糸部10は、折返し位置を介して、本体領域17と折返し領域12とを有し、本体領域17は、結束部20を介して、相対領域14と延設領域16とを有している。結束部20は、折返し領域12の端部と本体領域17とを結束し、折返し領域の端部に固定されるとともに本体領域に対してスライド可能であり、結束部30は、折返し領域12と相対領域14とを結束し、折返し領域12と相対領域14に沿ってスライドする。【選択図】図1

Description

本考案は、一方の端部が渓流釣り等に使用される延べ竿の先端に連結され、他方の端部が水中に没入される水中糸に連結される天井糸仕掛けに関するものであり、特に、一方の端部から他方の端部までの長さが調節可能な天井糸仕掛けに関するものである。
従来より、イワナ、ヤマメ、アユ等を対象魚とする渓流釣りでは、主に延べ竿が用いられている。延べ竿とは、リールを使用しない釣り竿で、その先端には天井糸の被連結部が形成され、これに連結される釣り仕掛けとしては、延べ竿に連結され、その大部分が水上に露出される天井糸と、天井糸に連結され、水中に没入される水中糸と、水中糸に連結され釣り針等を備えた仕掛け部とを有する釣り仕掛けが一般的であり、釣り仕掛けの全長、つまり、天井糸の延べ竿側の端部から釣り針までの長さを調節可能とするために、例えば、図9に示すような天井糸仕掛けが用いられている。
この従来の天井糸仕掛け100は、天井糸部110と、結束部120と、結束部130と、連結具140とを有している。
ここで、天井糸部110は、合成繊維製の天井糸(つまり、天井糸と呼ばれる釣り糸)により形成され、一方の端部に形成された環状部112と、他方の端部に形成された環状部114と、環状部112と環状部114との間に介在している線状部116とを有している。
つまり、天井糸部110を形成している1本の天井糸の一方の端部を含む端部領域が天井糸の中央側に折り返された領域112aと、領域112aの折り返し位置から連設され領域112aと互いに相対する領域である領域112bとにより、延べ竿の先端の被連結部に連結するための環状部112が形成され、天井糸の他方の端部を含む端部領域が天井糸の中央側に折り返された領域114aと、領域114aの折り返し位置から連設され領域114aと互いに相対する領域である領域114bとにより、連結具140を連結するための環状部114が形成され、領域112bと領域114bとの間に線状部116が介在している。
また、結束部120と結束部130とは、天井糸よりも細い合成繊維製の糸材の編み込みにより形成され、結束部120は、領域112aの先端(つまり、領域112aと領域112bとの境界である折返し位置とは反対側の端部で、天井糸の一方の端部)に固定されるとともに、領域112aの先端と互いに相対する領域112bの先端(つまり、領域112bの端部で線状部116と隣接する側の端部)に、領域112b及び線状部116に沿って位置移動可能に取り付けられている。
また、結束部130は、領域114aの先端(つまり、領域114aと領域114bとの境界である折返し位置とは反対側の端部で、天井糸の他方の端部)に固定されるとともに、領域114aの先端と互いに相対する領域114bの先端(つまり、領域114bの端部で線状部116と隣接する側の端部)に、領域114b及び線状部116に沿って位置移動可能に取り付けられている。
また、連結具140は、水中糸を連結するためのもので、軸部(図示せず)と、軸部に回転可能に設けられた回転部142と、軸部の上端から連設され、回転部142の上端から上方に突出したリング状部144と、回転部142の下端から連設された紐状部146で、合成繊維製の糸材を組み紐状に組んで形成された紐状部146(いわゆるリリアン)とを有していて、天井糸部110の環状部114を形成している天井糸をリング状部144に挿通することにより、連結具140は、環状部114に沿って位置移動可能に、天井糸部110に取り付けられている。
使用する際には、環状部112を延べ竿の先端の被連結部に連結する。つまり、延べ竿の被連結部に環状部112を引っ掛け、結束部120を天井糸仕掛け100の一方の端部(つまり、領域112aと領域112bとの境界位置)側に移動させ、環状部112を狭窄して、環状部112で被連結部を締め付けることにより、天井糸仕掛け100を延べ竿に連結する。
また、連結具140と水中糸とを連結する。つまり、水中糸における仕掛け部と反対側の端部にチチワを形成し、チチワ止め(つまり、チチワにより紐状部146を締め付けること)により、連結具140の紐状部146と水中糸とを連結する。
そして、天井糸仕掛け100の長さを調節する際には、結束部130を連結具140側に移動させたり、環状部112側に移動させることにより行う。つまり、結束部130を連結具140に近づけることにより、領域114aと領域114bの長さ(つまり、天井糸における重複部分の長さ)が短くなるとともに、線状部116の長さが長くなるので、天井糸仕掛け100の全長が長くなり、結束部130を連結具140から遠ざけることにより、領域114aと領域114bの長さ(つまり、天井糸における重複部分の長さ)が長くなるとともに、線状部116の長さが短くなるので、天井糸仕掛け100の全長が短くなる。
この天井糸仕掛け100によれば、天井糸仕掛け100の長さを調節することにより、天井糸仕掛け100を用いて組み立てられた釣り仕掛けの長さを調節することができる。
しかし、上記従来の天井糸仕掛け100においては、環状部114が水中糸との連結側に設けられているので、環状部114が水中に没すると、通常の1本の線状の釣り糸が水中に没した場合よりも水流の影響を受け易く、その影響が延べ竿に伝わり、延べ竿の操作性を阻害したり、環状部114が水中に没した流木等の障害物に引っ掛かって絡まったり、水中糸の先端に連結された仕掛け部が環状部114に引っ掛かって水中糸が絡まったりするという問題がある。
そこで、本考案は、魚釣り用の延べ竿の先端に連結されるとともに、水中糸に連結される釣り用仕掛けであって、全長の調節が可能で、延べ竿の操作性に悪影響を与えず、さらに、水中の流木等の障害物等と絡まり難い釣り用仕掛けを提供することを目的とする。
本考案は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、魚釣り用の延べ竿の先端に連結されるとともに、水中糸に連結される釣り用仕掛け(5)であって、1本の天井糸により形成された天井糸部で、天井糸の一方の端部側を折返し位置で折り返すことにより、該一方の端部から折返し位置までの折返し領域(12)と、天井糸における折返し位置から他方の端部までの領域である本体領域(17)とを有し、本体領域が、折返し領域と相対する領域である相対領域(14)と、相対領域における折返し位置側と反対側の端部から連設された延設領域(16)とを有する天井糸部(10)と、折返し領域における折返し位置と反対側の端部と本体領域とを束ねる第1束ね部で、折返し領域における折返し位置と反対側の端部に固定されるとともに、本体領域に対してスライド可能に形成された第1束ね部(20)と、折返し領域と相対領域とを束ねる第2束ね部で、折返し領域及び相対領域に沿ってスライド可能に形成された第2束ね部(30)と、延設領域における相対領域と反対側の端部に取り付けられた連結具で、水中糸を連結するための連結具(40)と、を有し、第1束ね部を本体領域に対してスライドさせることにより、折返し領域を本体領域に沿った状態とした場合の天井糸部における折返し位置が変化して、該折返し位置から延設領域における連結具側の端部までの長さが変化し、第2束ね部を折返し領域及び相対領域に沿ってスライドさせることにより、第2束ね部よりも折返し位置側の領域である環状部(18)における天井糸部に沿った長さが変化するすることを特徴とする。
第1の構成においては、該環状部を延べ竿の先端に引っ掛けた状態で、第2結束部をスライドさせて環状部における天井糸に沿った長さを短くして環状部を延べ竿の先端に締め付けることにより、釣り用仕掛けを延べ竿の先端に連結させることができる。また、水中糸は、該連結具を介して連結する。
第1の構成の釣り用仕掛けによれば、第1結束部を本体領域に対してスライドさせることにより、天井糸における折返し位置が変化して、延設領域における相対領域側と反対側の端部と該折返し位置間の長さが変化するので、釣り用仕掛けの長さを調節することができ、釣り用仕掛けの長さを調節することにより、釣り用仕掛けを用いて組み立てられた仕掛け全体の全長を調節することができる。
また、水中糸が連結される連結具が、延設領域の端部に連結されているので、使用に際して、延設領域が1本の糸で構成されていて天井糸が重複した構成となっていないので、延設領域が水中に没入しても、従来のように連結具が環状部に連結された構成と比べて、天井糸における連結具が連結された領域(延設領域)が水流から受ける影響が弱いため、延べ竿の操作性が阻害されず、また、延設領域が水中に没した流木等の障害物等に引っ掛かったり、絡まったりし難い。
また、第2には、上記第1の構成において、連結具が、天井糸部が連結されたリング状の天井糸連結部(44)と、水中糸を連結するための紐状部(46)とを有することを特徴とする。よって、水中糸との連結に際しては、水中糸の先端に設けたチチワを紐状部に連結する等して水中糸を連結具に連結すればよい。
また、第3には、上記第1又は第2の構成において、第1束ね部と第2束ね部が、天井糸部を構成する天井糸よりも細い糸材を天井糸部に編み込むことにより形成されていることを特徴とする。
本考案に基づく釣り用仕掛けによれば、第1結束部を本体領域に対してスライドさせることにより、天井糸における折返し位置が変化して、延設領域における相対領域側と反対側の端部と該折返し位置間の長さが変化するので、釣り用仕掛けの長さを調節することができ、釣り用仕掛けの長さを調節することにより、釣り用仕掛けを用いて組み立てられた仕掛け全体の全長を調節することができる。
また、水中糸が連結される連結具が、延設領域の端部に連結されているので、使用に際して、延設領域が1本の糸で構成されていて環状になっていないので、延設領域が水中に没入しても、従来のように連結具が環状部に連結された構成と比べて、天井糸における連結具が連結された領域(延設領域)が水流から受ける影響が弱いため、延べ竿の操作性が阻害されず、また、延設領域が水中に没した流木等の障害物等に引っ掛かったり、絡まったりし難い。
天井糸仕掛けの構成を示す説明図であり、天井糸部の長さを短くした状態を示す説明図である。 天井糸仕掛けの構成を示す説明図であり、天井糸部の長さを長くした状態を示す説明図である。 天井糸仕掛けの使用状態を示す説明図である。 天井糸仕掛けの使用状態を示す説明図である。 結束部20の拡大図である。 結束部20の他例の拡大図である。 延べ竿と天井糸仕掛けの連結について示す説明図である。 延べ竿と天井糸仕掛けの連結についての他例を示す説明図である。 従来の天井糸仕掛けの構成を示す説明図である。
本考案においては、全長の調節が可能な天井糸仕掛けであって、延べ竿の操作性に悪影響を与えず、また、水中の流木等の障害物と絡まり難い天井糸仕掛けを提供するという目的を以下のようにして実現した。
本考案に基づく天井糸仕掛け(釣り用仕掛け)5は、図3、図4に示すように、一方の端部が、渓流釣り等に使用される延べ竿R(リールを使用しない釣り竿)の先端に連結され、他方の端部が、水中に没入される水中糸Lに連結されるものであり、具体的には、図1、図2に示すように構成され、天井糸部10と、結束部20(第1束ね部)と、結束部30(第2束ね部)と、連結具40と、摘み部50とを有している。
ここで、天井糸部10は、ナイロン、フロロカーボン、フロロナイロン、PE、ポリエチレンテレフタレート等の合成繊維製の1本の線状の天井糸(つまり、天井糸と呼ばれる釣り糸)により形成されている。
また、天井糸部10は、天井糸の一方の端部を含む端部領域が天井糸の中央側に折り返えされた領域である折返し領域12(第1領域)と、折返し領域12から連設され、折返し領域12と相対する領域である相対領域14(第2領域)と、相対領域14の先端(つまり、折返し領域12と相対領域14との境界位置である折返し位置13と反対側の端部)から連設された領域である延設領域16(第3領域)とを有している。延設領域16の相対領域14と反対側の端部が天井糸の他方の端部となる。なお、相対領域14と延設領域16とで本体領域17が構成される。
次に、結束部20は、折返し領域12の先端(つまり、折返し領域12の折返し位置13と反対側の端部であり、天井糸の一方の端部)に固定されるとともに、折返し領域12の先端と互いに相対する相対領域14の先端(相対領域14における延設領域16側の端部)に、本体領域17に沿ってスライド可能に取り付けられ、結束部20により、折返し領域12の先端と相対領域14の先端とが結束されている。
具体的には、図5に示すように、結束部20は、ナイロン等の合成繊維製の糸材で天井糸よりも細い糸材を相対領域14の先端に編み込むことにより形成され、相対領域14に固定されておらず、そのため、結束部20は、相対領域14及び延設領域16を形成している天井糸に沿って位置移動可能であり、また、天井糸の一方の端部は、結束部20を形成している糸材に結び付けられている。つまり、結束部20の位置移動により、折返し領域12、相対領域14及び延設領域16の長さを変更することが可能となっている。
また、図6に示すように、結束部20’を形成した構成としてもよい。つまり、天井糸部10の折返し領域12の先端側の端部領域に止め結びにより形成した2つの結び目12a、12bを間隔を介して形成し、折返し領域12における結び目12aと結び目12b間の部分である結び目間領域12cを本体領域17に沿って重ね合わせ、ナイロン等の合成繊維製の糸材で天井糸よりも細い糸材を結び目間領域12cと本体領域17(つまり、相対領域14の延設領域16側の端部)との重なった部分に編み込むことにより、結束部20’を形成した構成としてもよい。
この結束部20’は、本体領域17に対してスライド可能であり、また、結束部20’が結び目12a、12b間に形成されて、結束部20’の移動が結び目12a、12bに規制されるので、結束部20’が結び目間領域12cから離脱することがない。
つまり、結束部20、20’は、折返し領域12における折返し位置13と反対側の端部と本体領域17とを束ね、折返し領域12における折返し位置13と反対側の端部に固定されるとともに、本体領域17に対してスライド可能に形成されている。
次に、結束部30は、折返し領域12における任意の位置である取り付け位置(第1取り付け位置)に、折返し領域12に沿って位置移動可能に取り付けられるとともに、相対領域14における取り付け位置で、折返し領域12における取り付け位置と互いに相対する取り付け位置(第2取り付け位置)に、相対領域14に沿って位置移動可能に取り付けられ、結束部30により、折返し領域12における取り付け位置と、相対領域14における取り付け位置とが結束されている。つまり、結束部30は、折返し領域12と相対領域14とを束ね、折返し領域12及び相対領域14に沿ってスライド可能に形成されている。
つまり、天井糸仕掛け5の一方の端部には、折返し領域12における結束部30から折返し位置13までの領域と、相対領域14における折返し位置13から結束部30までの領域により環状部18が形成されている。
また、結束部30は、ナイロン等の合成繊維製の糸材で天井糸よりも細い糸材を折返し領域12における取り付け位置と相対領域14における取り付け位置とが重合された重合部の上から重合部を包み込むように編み込むことにより形成され、折返し領域12及び相対領域14に対して位置移動可能となっている。
よって、結束部30を折返し領域12及び相対領域14に沿ってスライドさせることにより、結束部30よりも折返し位置13側の領域である環状部18における天井糸に沿った長さ(折返し領域12における結束部30から折返し位置13までの長さと相対領域14における結束部30から折返し位置13までの長さとを加算した長さ)が変化する(環状部18を円形とした場合の該円の径が変化するとしてもよい)。
結束部20、30としては、糸材でなくても、天井糸を束ねる構成であればよく、例えば、筒状の部材により構成してもよい。なお、当然、結束部20を筒状とした場合でも、折返し領域12の先端が固定された構成となる。
次に、連結具40は、図1〜図4に示すように、水中糸Lを連結するためのもので、円柱状の軸部(図示せず)と、軸部に回転可能に設けられた回転部42と、軸部の上端から連設され、回転部42の上端から上方に突出したリング状部(天井糸連結部)44と、回転部42の下端から連設された紐状部46で、ナイロン等の合成繊維製の糸材を組み紐状に組んで形成された紐状部46(いわゆるリリアン)とを有している。回転部42は、軸部の側面に周設された側面部と、側面部の上端に設けられた上面部と、側面部の下端に設けられた下面部とを有して、軸部を包むように構成されていて、上面部には、リング状部44の下端の軸状部が挿通する穴部が設けられている。リング状部44は、回転部42の上面部に固定された軸状部と、軸状部の上端から連設されたリング状のリング状部本体とを有している。リング状部44のリング状部本体には、天井糸の他方の端部(延設領域16における相対領域14と反対側の端部)が挿通され、天井糸の他方の端部をリング状部44の該リング状部本体に結び付けることにより、連結具40は、天井糸部10に連結されている。紐状部46は、回転部42の下面部に固定して設けられている。つまり、リング状部44が該軸部に固定され、紐状部46が回転部42に固定されており、回転部42が該軸部に対して回転することにより、紐状部46がリング状部44に対して回転することになる。
なお、紐状部46の先端には、紐状部46を止め結びすることにより、結び目46aが形成され、この結び目46aにより、紐状部46に取り付けられた水中糸Lの抜け落ちが防止される。
次に、摘み部50は、使用者が天井糸仕掛け5を取り扱う際に摘むためのもので、ナイロン等の合成繊維製の糸材で天井糸よりも細い糸材を環状部18に編み込むことにより環状部18に取り付けられ、環状部18に対して位置移動可能であり、折返し位置13に位置させることができる。
次に、天井糸仕掛け5の使用状態について説明する。天井糸仕掛け5を使用する際には、図3、図4に示すように、天井糸仕掛け5の環状部18と延べ竿Rの被連結部R1とを連結し、天井糸仕掛け5の連結具40と水中糸Lとを連結する。
つまり、図7に示すように、延べ竿Rの被連結部R1が、棒状部R2と、円板部R3とを有し、棒状部R2が、延べ竿Rの先端から連設され竿先よりも細く形成され、その長手方向が延べ竿Rの長手方向に沿って形成され、円板部R3が、棒状部R2の先端から連設され、その径方向が延べ竿Rの長手方向に対して直交し、その径(直径)は、棒状部R2の径(直径)よりも大きく形成されている。
そして、天井糸仕掛け5の環状部18を被連結部R1の棒状部R2に引っ掛け、つまり、環状部18に棒状部R2を挿通し、結束部30を折返し位置13側に移動させ、環状部18を狭窄し、環状部18で棒状部R2を締め付けるとともに、環状部18を円板部R3に係止させることにより、天井糸仕掛け5と延べ竿Rとを連結する。
また、図8に示すように、環状部18をチチワとして、いわゆるチチワ止めにより、環状部18と被連結部R1とを連結してもよい。つまり、環状部18の先端を奥側(背面側)に折り返し、環状部18の先端を環状部18の基端側に重ねて2つの輪を形成し、この2つの輪をそれぞれ手前側(正面側)に捩って向かい合わせ、互いに相対した状態の2つ輪に棒状部R2を挿通し、天井糸仕掛け5の全体を連結具40側に引くことにより、上記2つの輪を狭窄し、2つの輪で棒状部R2を締め付けるとともに、2つの輪を円板部R3に係止させることにより、天井糸仕掛け5と延べ竿Rとを連結する。この際、結束部30を位置移動させる必要はない。
また、図3、図4に示すように、水中糸Lにおいては、一方の端部にチチワL1が形成され、中央部に複数の目印L2が取り付けられ、例えば、鮎釣り用の釣り仕掛けならば、他方の端部には、逆さ針N、ハナカンW等を備えた仕掛け部Dが連結されており、この水中糸を連結する際には、上記環状部18と延べ竿Rとの連結の場合と同様に、チチワ止めにより連結すればよい。
つまり、チチワL1の先端を奥側(背面側)に折り返し、チチワL1の先端をチチワL1の基端側に重ねて2つの輪を形成し、この2つの輪をそれぞれ手前側(正面側)に捩って向かい合わせ、互いに相対した状態の2つ輪に連結具40の紐状部46を挿通し、水中糸Lの全体を仕掛け部D側に引くことにより、上記2つの輪を狭窄し、2つの輪で紐状部46を締め付けるとともに、2つの輪を結び目46aに係止させることにより、天井糸仕掛け5と水中糸Lとを連結する。また、図示しないが、チチワを形成せず、水中糸Lの一方の端を徳利結び等の適宜結び方で連結具40の紐上部46に結び付けてもよい。
また、天井糸仕掛け5の長さを調節する際には、結束部30を結束部20側に移動させて、環状部18の被連結部R1への締付けを緩めた状態で、結束部20を連結具40側に移動させたり、結束部20を環状部18側に移動させることにより行う。
つまり、図1に示すように、結束部20を連結具40に近づけることにより、折返し領域12と相対領域14の長さが長くなり、天井糸が重複する部分(つまり、折返し領域12と相対領域14)の長さが長くなるとともに、天井糸が重複していない領域である延設領域16の長さが短くなるので、天井糸部10の長さが短くなり、天井糸仕掛け5の全長が短くなり、図2に示すように、結束部20を連結具40から遠ざけることにより、折返し領域12と相対領域14の長さが短くなり、天井糸が重複する部分の長さが短くなるとともに、天井糸が重複していない領域である延設領域16の長さが長くなるので、天井糸部10の長さが長くなり、天井糸仕掛け5の全長が長くなる。以上のようにして、結束部20を本体領域17に対してスライドさせることにより、折返し領域12を本体領域17に沿った状態(図1や図2に示す状態)とした場合の天井糸部10における折返し位置13が変化して、該折返し位置13から延設領域16における連結具40側の端部までの長さ(延設領域16における相対領域14側と反対側の端部(つまり、天井糸部10の下端(結束具側の端部))と該折返し位置13間の長さ)が変化する。
この天井糸仕掛け5によれば、結束部20を連結具40に近づけたり、結束部20を連結具40から遠ざけたりすることにより、天井糸部10の折返し領域12、相対領域14、延設領域16の長さを調節して、天井糸仕掛け5の長さを調節することができ、天井糸仕掛け5の長さを調節することにより、天井糸仕掛け5を用いて組み立てられた釣り仕掛けの全長を調節することができる。
また、水中糸Lが連結される連結具40が、天井糸部10における天井糸が重複していない領域である延設領域16の端部に連結されているので、使用に際して、延設領域16が水中に没入しても、連結具140が環状部114に連結された従来の天井糸仕掛け100に比べて、本考案の天井糸仕掛け5においては、天井糸部10が水流から受ける影響が弱いため、延べ竿Rの操作性が阻害されず、また、天井糸部10が水中に没した流木等の障害物等に引っ掛かったり、絡まったりし難い。
5 天井糸仕掛け
10 天井糸部
12 折返し領域
12a、12b 結び目
12c 結び目間領域
14 相対領域
16 延設領域
13 折返し位置
18 環状部
20、20’、30 結束部
40 連結具
42 回転部
44 リング状部
46 紐状部
46a 結び目
50 摘み部
D 仕掛け部
L 水中糸
L1 チチワ
L2 目印
N 逆さ針
R 延べ竿
R1 被連結部
R2 棒状部
R3 円板部
W ハナカン

Claims (3)

  1. 魚釣り用の延べ竿の先端に連結されるとともに、水中糸に連結される釣り用仕掛け(5)であって、
    1本の天井糸により形成された天井糸部で、天井糸の一方の端部側を折返し位置で折り返すことにより、該一方の端部から折返し位置までの折返し領域(12)と、天井糸における折返し位置から他方の端部までの領域である本体領域(17)とを有し、本体領域が、折返し領域と相対する領域である相対領域(14)と、相対領域における折返し位置側と反対側の端部から連設された延設領域(16)とを有する天井糸部(10)と、
    折返し領域における折返し位置と反対側の端部と本体領域とを束ねる第1束ね部で、折返し領域における折返し位置と反対側の端部に固定されるとともに、本体領域に対してスライド可能に形成された第1束ね部(20)と、
    折返し領域と相対領域とを束ねる第2束ね部で、折返し領域及び相対領域に沿ってスライド可能に形成された第2束ね部(30)と、
    延設領域における相対領域と反対側の端部に取り付けられた連結具で、水中糸を連結するための連結具(40)と、を有し、
    第1束ね部を本体領域に対してスライドさせることにより、折返し領域を本体領域に沿った状態とした場合の天井糸部における折返し位置が変化して、該折返し位置から延設領域における連結具側の端部までの長さが変化し、
    第2束ね部を折返し領域及び相対領域に沿ってスライドさせることにより、第2束ね部よりも折返し位置側の領域である環状部(18)における天井糸部に沿った長さが変化するすることを特徴とする釣り用仕掛け。
  2. 連結具が、天井糸部が連結されたリング状の天井糸連結部(44)と、水中糸を連結するための紐状部(46)とを有することを特徴とする請求項1に記載の釣り用仕掛け。
  3. 第1束ね部と第2束ね部が、天井糸部を構成する天井糸よりも細い糸材を天井糸部に編み込むことにより形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の釣り用仕掛け。
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