JP3175019U - 釣り用変わりテンヤ仕掛け - Google Patents

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Abstract

【課題】糸や錘に対する釣針の動きの自由度が高くエサの水中での操作を向上して獲物のおびき寄せ効果を期待できるとともに、簡単な操作で短時間で種々の錘を交換できるうえ、魚が仕掛けに掛かった際のアタリもわかりやすく、釣果を向上させうる釣り用変わりテンヤ仕掛けを提供する。
【解決手段】道糸Tに接続されるとともに端部側が獲物を掛ける釣針12に連結されるハリス部糸14と、ハリス部糸14の長手方向に移動自在に連係されハリス部糸14の吊支時に下端が釣針12近傍に配置される錘16と、ハリス部糸14の長手方向に移動自在に係合しつつ錘16の着脱交換器24を有する移動連係装置18と、ハリス部糸14に対して釣針12のチモト12aが自在に動きうるように遊びをもってハリス部糸14の端部と釣針12とが連結される遊び連結機構20と、を備えた釣り用変わりテンヤ仕掛け10から構成される。
【選択図】図1

Description

本考案は、魚等の釣り用のテンヤ仕掛けに関し、特に伝統的なテンヤ仕掛けに改良を加えた釣り用変わりテンヤ仕掛けに関する。
魚釣りの仕掛けは、釣果を大きく左右する重要な要素であり、獲物の種類、川や潮の流れ、季節、釣り場の環境等に応じて多数多様な仕掛けが開発され、利用されている。例えば、マダイ等の魚を釣る際には、従来、錘と針とが一体的に設けられたテンヤ仕掛けが知られている。図6は従来の伝統的なテンヤ仕掛けを示している。図6に示すように、従来のテンヤ仕掛け100は、円錐台形状の錘102の上部側に設けられた横向きに貫通する貫通孔に、軸が長い親針104がチモト側を差し込んだ状態で固定されて錘102と親針104とが一体化して設けられている。親針104の針先側とは反対側には可撓性の連結紐110が錘102から引き出されて一端部が接続されている。その連結紐の他端部にサルカン111を介してハリス112そして図示しない釣竿の先端から繰り出された道糸に接続されている。親針104の錘102に固定される根元側には、先端に孫針106が連結された孫ハリス108の基端部が固定されている。魚を釣る際には、テンヤ仕掛け100の親針104に、エサとなるエビSrを尾側から刺し、エビを略直線状に伸ばした状態で孫針106をエビSrの頭部に係止させる。そして、テンヤ仕掛けを水中に投げ入れ海底まで下ろし、道糸等を介して該テンヤ仕掛けを水中で上げたり下げたりを繰り返してエビが泳いでいるように操作して、獲物の魚を誘き寄せて釣るものであった(例えば、非特許文献1参照)。
田中 徹、[インターネットサイト名:とーるdeございます]、[テンヤ釣りってなんだ?<鴨居式テンヤ道具(たて釣り)仕掛け>]、[online]、[平成24年1月21日検索]、インターネット〈URL:http://homepage2.nifty.com/toru_tanaka/shikake1.gif〉
従来のテンヤ仕掛けは針と錘が一体化した構造であるから、水中に投げ入れたテンヤ仕掛けを上下に操作して魚を誘き寄せる際に、水中でのエサSrの動きが制限されたり、動きの変化が乏しかったりしやすく、誘き寄せ効果に乏しいおそれがあるうえ、高度な操作技術を必要とする場合があった。さらに、魚が仕掛けの餌に食いついた際にアタリが低減され直接的には竿先に伝わりにくく、特に当たりが小さい場合には魚を逃してしまい、釣果に悪影響を及ぼすおそれがあった。また、対象魚の種類や潮の流れ、水の深さ、或いは風の強さ等の条件や環境に応じて、錘を交換して重さの調整を行う必要がある場合には、道糸を一度切断して別の仕掛けに交換して結び付けなおす必要があった。よって、複数のテンヤ仕掛けを準備しておく必要がありコストがかかるとともに、釣り場や船上での持ち運びや管理も不便であるうえ、交換作業も面倒で煩わしいことから、釣果を下げる要因となっていた。さらに、錘に針を固定する加工が必要であるために、加工が煩雑なものとなり、製造しにくい問題があった。
本考案は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、糸や錘に対する釣針の動きの自由度が高くエサの水中での操作を向上して獲物のおびき寄せ効果を期待できるとともに、簡単な操作で短時間で種々の錘を交換できるうえ、魚が仕掛けに掛かった際のアタリもわかりやすく、釣果を向上させうる釣り用変わりテンヤ仕掛けを提供することにある。さらに、他の目的は、糸の絡まりを良好に防止できる釣り用変わりテンヤ仕掛けを提供することにある。
上記課題を解決するために本考案は、道糸Tに接続されるとともに端部側が獲物を掛ける釣針12に連結されるハリス部糸14と、ハリス部糸14の長手方向に移動自在に連係されハリス部糸14の吊支時に下端が釣針12近傍に配置される錘16と、ハリス部糸14の長手方向に移動自在に係合しつつ錘16の着脱交換器24を有する移動連係装置18と、ハリス部糸14に対して釣針12のチモト12aが自在に動きうるように遊びをもってハリス部糸14の端部と釣針12とが連結される遊び連結機構20と、を備えたことを特徴とする釣り用変わりテンヤ仕掛け10から構成される。
また、遊び連結機構20は、釣針12のチモト12a側に設けた第1の環部34と、ハリス部糸14の端部側に設けた第2の環部36との鎖接続構造38で構成されていることとしてもよい。
また、いずれかの環部(34、36)がテグスループにより形成されていることとしてもよい。すなわち、釣針12のチモト12a側に設けた第1の環部34がテグスループで形成されてもよいし、ハリス部糸14の端部側に設けた第2の環部36がテグスループで形成されてもよい。
また、第1の環部34がテグスループで形成されると共に、第2の環部36が2端に結合環41、42を有する直状サルカン40の1つの結合環(42)で形成されることとしてもよい。
また、移動連係装置18は、ハリス部糸14の吊支時に錘16と釣針12が天秤状に離された位置で支持されるようにハリス部糸14と錘16を移動自在に連係させる天秤状遊動部材26を含むこととしてもよい。
また、天秤状遊動部材26は、2つの結合環(31、32)をハリス部糸14が直状に通係し、他の結合環(33)に着脱交換器24が接続された三つ又サルカン28からなることとしてもよい。
本考案の釣り用変わりテンヤ仕掛けによれば、道糸に接続されるとともに端部側が獲物を掛ける釣針に連結されるハリス部糸と、ハリス部糸の長手方向に移動自在に連係されハリス部糸の吊支時に下端が釣針近傍に配置される錘と、ハリス部糸の長手方向に移動自在に係合しつつ錘の着脱交換器を有する移動連係装置と、ハリス部糸に対して釣針のチモトが自在に動きうるように遊びをもってハリス部糸の端部と釣針とが連結される遊び連結機構と、を備えたことから、ハリス部糸及び錘に対して釣針の動きの自由度が高い改良型の変わりテンヤ仕掛けを実現し、水中でエサを刺した釣針の動きを向上させて獲物の誘き寄せ効果の向上を期待でき、獲物の食いつきを良くすることができる。さらに、釣針が連結されたハリス部糸が錘に対して長手方向に移動自在なので、仕掛けに魚が掛かった際にアタリがわかりやすく、小さなアタリでも良好に感じとることができる。また、道糸を切断したり、仕掛け全体を交換することなく、対称魚、潮の流れ、水深等の釣り場環境や条件に対応して必要に応じて重さが異なる種々の錘を簡単な操作で短時間で交換できる。それらの結果、釣果の向上を期待できる。また、釣り用仕掛けを簡単な構造で低コストで製造できる。
また、遊び連結機構は、釣針のチモト側に設けた第1の環部と、ハリス部糸の端部側に設けた第2の環部との鎖接続構造で構成されていることから、シンプルかつ簡単な構造で遊び連結機構を実現して仕掛けを低コストで製造できるとともに、水中でも釣針のチモトが自在に動きうる構造を確実に保持して、高い釣果を期待できる。
また、いずれかの環部がテグスループにより形成されている構成とすることにより、水の抵抗が少ないうえ、仕掛けを軽量化して釣針の動きを制限することもなく、簡単な構造で製造も容易であり、低コストで製造できる。
また、第1の環部がテグスループで形成されると共に、第2の環部が2端に結合環を有する直状サルカンの1つの結合環で形成される構成とすることにより、釣針側の構成要素を軽量化して釣針の動きを制限することもなく、釣果の向上を期待できる。また、簡単な構造で低コストで製造できる。
また、移動連係装置は、ハリス部糸の吊支時に錘と釣針が天秤状に離された位置で支持されるようにハリス部糸と錘を移動自在に連係させる天秤状遊動部材を含む構成とすることにより、糸や錘に対して針の自由度が高い構造であっても、糸が絡むのを良好に防止でき、釣果を上げることができる。
また、天秤状遊動部材は、2つの結合環をハリス部糸が直状に通係し、他の結合環に着脱交換器が接続された三つ又サルカンからなる構成とすることにより、簡単で軽量な部材及び構造で天秤状遊動部材を具体的に実現でき、低コストで製造できる。
本考案の一実施形態に係る釣り用変わりテンヤ仕掛けの要部説明図である。 図1の釣り用変わりテンヤ仕掛けを釣竿から延長された道糸に連結した全体図である。 図1の釣り用変わりテンヤ仕掛けのハリス部糸の吊支時の説明図である。 図1の釣り用変わりテンヤ仕掛けの遊び連結機構周辺の一部拡大図である。 図1の釣り用変わりテンヤ仕掛けの作用説明図である。 従来のテンヤ仕掛けの説明図である。
以下、添付図面を参照しつつ本考案の釣り用変わりテンヤ仕掛けの実施の形態について説明する。図1ないし図5は、本考案の釣り用変わりテンヤ仕掛けの一実施形態を示している。本実施形態の釣り用変わりテンヤ仕掛けは、例えば、テンヤ仕掛けの改良型であり、タイ等の対象魚を釣る際に好適に用いられる釣り用仕掛けである。図1ないし図5に示すように、本実施形態において、釣り用変わりテンヤ仕掛け10(以下、単に「仕掛け10」ともいう)は、道糸Tに接続されるとともに釣針12が連結されるハリス部糸14と、ハリス部糸14に連係される錘16と、移動連係装置18と、ハリス部糸14と釣針12とを連結する遊び連結機構20と、を備えている。
本実施形態では、仕掛け10は、例えば、図2に示すように、釣竿Rのリールから巻取り繰り出し自在に繰り出された道糸Tの先端に取り付けた例で説明する。本実施形態において、図1、図2に示すように、ハリス部糸14は、例えば、テグス(釣り糸)からなり、道糸Tの先端部分に直結された部分となっている。すなわち、本実施形態では、道糸Tの先端側部分がハリス部糸14となっており、ハリス部糸14の他端側には、対象魚等の獲物を掛けるための釣針12が連結される。ハリス部糸14と釣針12との連結は、後述の遊び連結機構20により遊びをもって連結されている。なお、ハリス部14は、道糸Tとは分離したテグスで形成し、サルカンを介してハリス部糸と道糸を接続してもよいし、道糸とハリス部糸とを直結結びで結び連結してもよい。
図1、図4に示すように、釣針12のチモト12a側には、遊び連結機構20の一要素を構成する第1の環部34が一体的に構成されている。本実施形態では、釣針12は、例えば、比較的大きな親針121と、該親針121の軸から分岐した孫ハリス123で連結された比較的小さな孫針122と、の2つの釣針による2連の釣針構成となっている。親針12のチモト側にハリス部糸14の他端との連結機構が構成されるとともに、孫ハリス123の一端が固定されている。孫針122は、孫ハリス123の自由端側に接続されており、親針121に対して自在に動かして、該親針121に刺したエビ等のエサSrの他の部位(頭部)に孫針122を刺して、エサSrを釣針12に対して確実に保持させることができる。なお、釣針12の構成は、例えば、1つの釣針のみで構成してもよい。
錘16は、仕掛け10を投てきして水中で降下させるための重量物であり、ハリス部糸14の長手方向に移動自在に連係される。図3に示すように、錘16は、ハリス部糸14の吊支時には、該錘16の下端が釣針12近傍に配置される。錘16は、例えば、鉛等の金属製で略紡錘形状又は略水滴状の重量塊体からなる。錘16の上端には、略U字状に上端から突設した連結用ループ部16aが下端を該錘に16下端を埋め込ませて一体的に固定されている。
図1、図3に示すように、錘16は、移動連係装置18を介してハリス部糸14に連係されている。移動連係装置18は、錘16の着脱交換器24を有しており、ハリス部糸14の長手方向に移動自在に係合するように構成される。移動連係装置18は、錘16をハリス部糸14に対して着脱可能に連係させるとともに、該錘16をハリス部糸の長手方向に移動自在に連係させる遊動状構成を実現している。本実施形態では、移動連係装置18は、例えば、ハリス部糸14の吊支時に錘16と釣針12が天秤状に離された位置Wで支持されるようにハリス部糸14と錘16を移動自在に連係させる天秤状遊動部材26を含む。すなわち、移動連係装置18は、着脱交換器24と天秤状遊動部材26とを含む。
天秤状遊動部材26は、錘16と釣針12とを天秤状部材の両端側で連係させて互いに距離を離した位置Wで保持させる天秤様機能と、錘16をハリス部糸14の長手方向に移動自在に連係させて遊動式の錘を実現させる遊動連係機能と、を兼用する天秤状遊動手段である。具体的には、天秤状遊動部材26は、例えば、サルカン基部30の3方位置に3つの結合環31、32、33が連結軸周り回転自在に連結された三つ又サルカン28からなる。三つ又サルカン28は、第1と第3の結合環31、33とがサルカン基部30の直線状の両端に配置され、第2の結合環32が該サルカン基部30の中間位置にT字状に突出して接続されている。三つ又サルカン28には、第1と第2の2つの結合環31、32をハリス部糸14が直状に通係し、他の(第3の)結合環33にスナップ部材等からなる着脱交換器24が接続される。したがって、三つ又サルカン28に対して、ハリス部糸14は、道糸T側から第2結合環32に挿通され、他の部分に迂回することなく該第2結合部32から第1結合環31に向けて直行的(直接的)に直線状に向かって第1結合環31の環孔を挿通して通係される。また、三つ又サルカン28は、L字状に配置された第1、第2結合環31、32とでハリス部糸14と移動自在に直接係合しているといえる。このように、ハリス部糸14の吊支時に天秤状遊動部材として三つ又サルカン28の両端に離隔して設けられた2つの結合環(第1、第3の結合環)に錘16と釣針12とが離された位置関係Wで配置されることにより、ハリス部糸14に対して錘16を長手方向に移動自在に連係させる遊動構成を維持しながら、ハリス部糸14が錘16に絡まるのを良好に防止できる。錘の着脱交換器24は、例えば、ループの一部をスナップ状に開閉するスナップ部25aを介して錘16の連結ループ16aを着脱可能に連係するスナップ部材25からなる。これにより、例えば、道糸を切断することなく、獲物や風の強さ、水の流れ等の条件に応じて、重さが異なる種々の錘を簡単な操作でかつ短時間で交換して釣ることできる。その結果、使い勝手がよく、高い釣果を期待できる。スナップ部材25は、スナップ部25aとは反対側にループ状に設けられる連結ループ25bに三つ又サルカン28の第3の結合環33と鎖連結状に遊びをもって連結される。三つ又サルカン28に対して錘16がある程度自由な動きを許容する構成となっている。なお、ハリス部糸14を吊支した際に着脱交換器の三つ又サルカンとの連結部分から錘16の下端までの長さが短い方が絡み防止等の点で有利である。
図4は、図1の一点鎖線Xで囲んだ部分周辺の拡大図、すなわち遊び連結機構の周辺部分の要部拡大図である。図1、図4、図5に示すように、遊び連結機構20は、ハリス部糸14に対して釣針12のチモト12aが自在に動きうるように遊びをもってハリス部糸14の端部と釣針12とが連結される遊び連結手段である。これにより、従来のテンヤ仕掛け(図6参照)のように錘に針を固定した構成や釣針のチモトにハリスを結びつけた構成と比較して、釣針に刺したエサを錘16や糸14に対して自由な角度に変更させて自在に動きうるような緩い連結構成としている。遊び連結機構20は、例えば、釣針12のチモト12a側に設けた第1の環部34と、ハリス部糸14の端部側に設けた第2の環部36との鎖接続構造38で構成されている。
本実施形態では、第1の環部34は、例えば、釣針12のチモト12aに接続されたテグスループで形成されている。テグスループは、テグスをU字状に曲げ、釣針12の軸の端部から延長状に突出するように配置された状態でU字の両端をチモト12aにテープや接着剤等の任意の固定手段で固定されている。一方、第2の環部36は、ハリス部糸14の端部に連結された直状サルカン40の1つの結合環42で形成されている。第1、第2の環部34、36は、それぞれのループ環部の孔が比較的大きく、十分な遊びをもってループどうしをリング連結されている。直状サルカン40は、サルカン基部の両端に第1、第2の結合環41、42が連結軸周り回転自在に連結されている。直状サルカン40の一方の第1結合環41には、三つ又サルカン28の第1結合環31を通係したハリス部糸14の端部が結び付けられている。直状サルカン40の他方の第2結合環42が第2の環部36となり、釣針12側の第1の環部34であるテグスループが鎖接続されている。ハリス部糸14において、三つ又サルカン28の第1結合環31と直状サルカン40の第1結合環41との間には、例えば、球状の中間部材44が連係されている。中間部材44は、例えば、軽量なプラスチック等で球形に形成されており、直径方向に貫通された貫通孔内にハリス部糸14が貫通されてハリス部糸14の長手方向に移動自在に設けられている。また、中間部材44の大きさを変更すれば、錘16と釣針12との離隔距離を調整することもできる。なお、遊び連結機構20は上記の構成に限定されることはなく、例えば、ハリス部糸14側の第2の環部42をテグスループにより形成してもよい。また、釣針12側の第1の環部41は、例えば、チモトに一体的に固定したリング等で構成してもよい。また、遊び連結機構20は、ハリス部糸14の端部に対して釣針のチモト12aが自在に動きうるように遊びのある緩い結合構造であれば任意の構成でもよい。
次に、本実施形態にかかる釣り用変わりテンヤ仕掛け10の作用について説明する。魚を釣る際には、道糸Tの先端側に仕掛け10を取り付けておく。図1に示すように、テンヤ仕掛け10の釣針12の親針121にエサとなるエビSrを尾側から刺し、該エビSrを略直線状に伸ばした状態で孫針122をエビSrの頭部に係止させる。次に、仕掛け10を海に投げ入れ、錘の重量で海底まで下ろす。図3に示すように、天秤状遊動部材26により釣針12と錘16とを離した位置関係Wで支持するので、仕掛け10の投入時及び水中での操作などの際に糸が絡まるのを良好に防止できる。図5にも示すように、道糸等を介して水中の所望の高さまで仕掛け10を上げたり、再び沈めたりする操作を繰り返して、海中で釣針12に刺したエビSrがあたかも泳いでいるように動かすことで獲物を誘き寄せて魚を釣る。この際、遊び連結機構により、釣針12に刺したエビSrの動きの自由度が高く、獲物に対する誘き寄せ効果を向上でき、獲物が仕掛けに食いつきやすく、釣果の向上を期待できる。獲物が仕掛け10のエサに食いついて釣針12に掛かった際には、移動連係装置18によりハリス部糸の長手方向に錘が移動自在となるので、ハリス部糸に錘等の抵抗がほとんどかかることなくすなわち魚のアタリがほとんど低減されることなく、釣針12側からの力が直接的にハリス部糸及び道糸に伝達されるので、竿先に魚のアタリを容易に感知することができる。これにより、高い釣果を期待できる。また、予め重さが異なる複数の錘を用意して置けば、釣り場の条件や必要に応じて着脱交換器24を介して種々の錘16を簡便に交換して、好適な錘の条件で釣りを行うことができ、釣果を上げることができる。
以上説明した本考案の釣り用変わりテンヤ仕掛けは、上記した実施形態のみの構成に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した本考案の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。
本考案の釣り用変わりテンヤ仕掛けは、魚を釣る際の釣り用仕掛けとして好適に適用できる。
10 釣り用変わりテンヤ仕掛け
12 釣針
14 ハリス部糸
16 錘
18 移動連係装置
20 遊び連結機構
24 着脱交換器
26 天秤状遊動部材
28 三つ又サルカン
31 第1結合環
32 第2結合環
33 第3結合環
34 第1の環部
36 第2の環部
38 鎖接続構造
40 直状サルカン
42 第2結合環

Claims (6)

  1. 道糸に接続されるとともに端部側が獲物を掛ける釣針に連結されるハリス部糸と、
    ハリス部糸の長手方向に移動自在に連係されハリス部糸の吊支時に下端が釣針近傍に配置される錘と、
    ハリス部糸の長手方向に移動自在に係合しつつ錘の着脱交換器を有する移動連係装置と、
    ハリス部糸に対して釣針のチモトが自在に動きうるように遊びをもってハリス部糸の端部と釣針とが連結される遊び連結機構と、を備えたことを特徴とする釣り用変わりテンヤ仕掛け。
  2. 遊び連結機構は、釣針のチモト側に設けた第1の環部と、ハリス部糸の端部側に設けた第2の環部との鎖接続構造で構成されていることを特徴とする請求項1記載の釣り用変わりテンヤ仕掛け。
  3. いずれかの環部がテグスループにより形成されていることを特徴とする請求項2記載の釣り用変わりテンヤ仕掛け。
  4. 第1の環部がテグスループで形成されると共に、第2の環部が2端に結合環を有する直状サルカンの1つの結合環で形成されることを特徴とする請求項2又は3記載の釣り用変わりテンヤ仕掛け。
  5. 移動連係装置は、ハリス部糸の吊支時に錘と釣針が天秤状に離された位置で支持されるようにハリス部糸と錘を移動自在に連係させる天秤状遊動部材を含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の釣り用変わりテンヤ仕掛け。
  6. 天秤状遊動部材は、2つの結合環をハリス部糸が直状に通係し、他の結合環に着脱交換器が接続された三つ又サルカンからなることを特徴とする請求項5記載の釣り用変わりテンヤ仕掛け。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017158444A (ja) * 2016-03-07 2017-09-14 マルキユー株式会社 魚釣り用のデッドベイトおよびその針保持器

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