JP5030910B2 - ルアー - Google Patents

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本発明は魚釣用ルアーに関する。
ルアー釣りではルアーが根掛かりすることを防止するためにワームを使用することがある。また、こうしたワームのような軟質ルアー本体の使用ではなく、変形しない硬質のルアー本体を使用したルアーにも、例えば、下記特許文献1〜3のように、根掛かりし難く工夫したルアーが開示されている。即ち、魚が掛かるまでは針先がルアー本体内に隠れている構造のルアーが開示されている。
特開昭63−226236号公報 特開2002−84927号公報 意匠登録第1079222号公報
然しながら、上記3つの特許文献の構造は、釣針基端部のリング状アイがルアー本体に取り付けられているため、魚が掛かった際に、張力の作用した釣糸と魚の掛かった釣針との間にルアー本体が介在する。この介在するルアー本体部分は、ルアー本体の先部のリング状アイと釣針のリング状アイとの間に位置する硬質領域である。この介在部分が、釣糸と、釣針に掛かった魚と、が一直線になることの障害になるケースがある。張力のかかった釣糸と魚とを常に一直線状にできるのであれば、魚が釣針から外れる(魚がばれる)ことを防止すべく釣人は釣糸に張力を付与しつつ魚の動きをコントロールする竿操作を容易に行えるが、各文献に開示の構造では必ずしも一直線にならないので、魚をばらさないようにする竿操作をうまく行い難い。
また、釣針に掛かった魚は釣針を外そうと暴れるが、その場合に魚が外れるのは、一般に釣針の軸部延伸方向に対して交差する横方向に魚が移動する場合である。魚が暴れて、釣針の軸部延伸方向を含む釣針形状の成す平面に対して交差する横方向に瞬時に逃げ移動しようとする際、上記各文献構造では釣針とルアー本体とは互いに拘束関係になるため、魚の急な動きによってルアー本体の側面視投影面積分が大きな水圧抵抗を受ける。このため、ルアーは瞬間的には魚の動きに追随できず、結局、魚は釣針の軸部延伸方向に対して交差する方向に逃げ移動し易く、それだけ、魚が釣針から外れ易い。
更には、魚がヒットするまでの間、釣人は釣糸を介してルアーの動き(泳がせ方)をコントロールする必要がある。この場合、釣糸(又は釣糸先端に設けたスナップ)がルアーの1点を拘束するだけであることが好ましく、ルアーの離隔した2点以上、或いは長さをもって拘束すると、ルアーの動きをコントロールすることが難しくなる。
そこで、本発明の課題は、魚が食いつく前には、根掛りを起こし難いと共に、釣糸(スナップ)を介するルアー拘束箇所を可及的に1点に近づけて動きのコントロールを極めて容易にさせ、魚が食いつくと釣針が自動的に魚に掛かり、魚が掛かった後には、釣糸と釣針と魚以外の不要物となったルアー本体の影響を可級的に小さくできて、魚が暴れても釣糸に張力を与えていれば、釣糸延伸方向の先に魚が位置する状態にさせて魚をばらすことを防止できることである。魚が掛かった後につき端的に言えば、ルアー本体の存在が無視できる状態にさせて釣糸と(スナップと)釣針と魚だけの存在感覚にさせる、といえる。
第1の発明では、硬質のルアー本体と釣針とをセットにしたルアーであって、釣針の基端部には釣針リング状アイが設けられており、針先部は前記釣針リング状アイを含む平面とは直交する平面に沿って曲がっており、ルアー本体にはその頭部領域を含む先部に本体リング状アイを設けており、該本体リング状アイは該本体リング状アイを含む平面がルアー本体の長手方向に対して交差する向きに固定されているか、又は本体リング状アイを含む平面の前記長手方向に対する交差角度が自在に変わるよう本体リング状アイが回転可能であり、ルアー本体の背側に開口し、前記釣針の軸部を収容できる幅を有して前記長手方向に沿った溝が該本体リング状アイの付近から後方部にまで亘って形成されており、該溝はルアー本体の前後方向の途中位置から後方部までの範囲において背側から腹側に亘って貫通した貫通部を有しており、ルアー本体には釣針を吸着できる磁力作用部材を配設しており、前記本体リング状アイを前記釣針リング状アイに挿通させた状態で釣針の軸部を前記溝内に収納して前記磁力作用部材に吸着させると、前記軸部の一部が前記貫通部の腹側から下方に露出すると共に、この露出した軸部の一部よりも針先端が上方に位置して前記溝内に隠れた状態となることを特徴とするルアーを提供する。
後方部は後端の場合も含む。また、第1の発明のルアーは、所謂、リップを設けていてもよい。
第2の発明では、硬質のルアー本体と釣針とをセットにしたルアーであって、釣針の基端部には釣針リング状アイが設けられており、針先部は前記釣針リング状アイを含む平面に沿って曲がっており、ルアー本体にはその頭部領域を含む先部に本体リング状アイを設けており、該本体リング状アイは該本体リング状アイを含む平面がルアー本体を縦断する上下方向に沿った面となっており、ルアー本体の背側に開口し、前記釣針の軸部を収容できる幅を有して前記本体リング状アイを含む平面に沿った溝が該本体リング状アイの付近から後方部にまで亘って形成されており、該溝はルアー本体の前後方向の途中位置から後方部までの範囲において背側から腹側に亘って貫通した貫通部を有しており、ルアー本体には釣針を吸着できる磁力作用部材を配設しており、前記釣針リング状アイを前記本体リング状アイの傍らに平行状に併設した状態で釣針の軸部を前記溝内に収納して前記磁力作用部材に吸着させると、前記軸部の一部が前記貫通部の腹側から下方に露出すると共に、この露出した軸部の一部よりも針先端が上方に位置して前記溝内に隠れた状態となることを特徴とするルアーを提供する。
後方部は後端の場合も含む。また、第2の発明のルアーは、リップを設けていてもよい。
第3の発明では、第1又は第2の発明の軸部を磁力作用部材に吸着させた前記ルアー状態では、釣針の後端位置はルアー本体の後端と一致するか、或いはその近傍に位置するよう構成する。近傍とは±5mm以内、好ましくは±3mm以内である。
第4の発明では、第1〜第3の発明のルアー本体の先部にはリップが無く、該ルアー本体先部はその側面視が滑らかな紡錘状であり、ルアー本体の後部は下方に向かって曲がった湾曲部を有し、使用時にはこの湾曲部により水流抵抗を受ける形状であるよう構成する。
第1の発明では、本体リング状アイを釣針リング状アイに挿通させた状態で両方のアイに共に釣糸やスナップを通し、釣針の軸部を溝内に収納して磁力作用部材に吸着させた状態で釣りを行う。従って、釣糸又はスナップはルアーを実質的に1点で拘束して泳がせることができ、ルアーの動きをコントロールし易い。投擲の際には釣針が磁力作用部材に吸着されているため、ルアー本体の溝から不用意に離脱しない。また、このルアーは針先端が隠れているため、水中の岩や底に生えている水草等に根掛りすることが防止できる。
このルアーを魚が攻撃してルアー後部に食いつくと、そのルアー後部では釣針軸部の一部がルアー本体の腹側から下に露出しているため、その露出軸部を魚の下あごが押し上げて針先を溝からルアー本体の背側上方に押し出すことになる。このため、釣竿操作によらずとも魚の食いつき力のみで針先が露出して自動的に魚の口に掛かる。
釣針を収納している溝は、本体リング状アイの付近から後方部にまで亘って形成されており、本体リング状アイを挿通させた状態の釣針リング状アイと該本体リング状アイとに、釣糸又はスナップを通すので、魚が釣針に掛かった場合に、釣針が、本体リング状アイに係合している釣針リング状アイを支点にして上方に回動しつつ、やがて釣針リング状アイが本体リング状アイから抜け、釣針はルアー本体とは分離した状態となる。従って、ルアー本体は、釣糸と釣針と魚とのライン、或いは、釣糸とスナップと釣針と魚とのラインを、実質的に曲げ影響を及ぼさない。特に釣糸に張力を作用させれば上記ラインは直線状に維持でき、ルアー本体はその直線性に対して水中での重さ程度以上には機械的拘束の影響を及ぼすことがなく、ラインを折り曲げてライン方向を局所的に変えることを防止できる。
第2の発明では、釣針リング状アイを本体リング状アイの傍らに併設した状態で両方のアイに釣糸やスナップを通し、釣針の軸部を溝内に収納して磁力作用部材に吸着させた状態で釣りを行う。従って、釣糸又はスナップはルアーを実質的に1点で拘束して泳がせることができ、ルアーの動きをコントロールし易い。投擲の際には釣針が磁力作用部材に吸着されているため、ルアー本体の溝から不用意に離脱しない。また、このルアーは針先端が隠れているため、水中の岩や底に生えている水草等に根掛りすることが防止できる。
このルアーを魚が攻撃してルアー後部に食いつくと、そのルアー後部では釣針軸部の一部がルアー本体の腹側から下に露出しているため、その露出軸部を魚の下あごが押し上げて針先を溝からルアー本体の背側上方に押し出すことになる。このため、釣竿操作によらずとも魚の食いつき力のみで針先が露出して自動的に魚の口に掛かる。
釣針を収納している溝は、本体リング状アイの付近から後方部にまで亘って形成されており、釣針リング状アイを釣糸又はスナップを介して本体リング状アイに併設するため、魚が釣針に掛かった場合に、釣針はルアー本体とは分離した状態となる。しかも本第2発明に係る釣針は、その曲がったつの字形状の平面が釣針リング状アイの成す面に沿っているため、釣針とルアー本体とが互いに干渉すること無く、各アイを挿通している釣糸又はスナップの線材に対して独立して回動する等の自由度を有する。即ち、ルアー本体は釣糸と釣針と魚とのライン、或いは釣糸とスナップと釣針と魚とのラインに対して実質的に曲げ影響を及ぼさない。特に釣糸に張力を作用させれば上記ラインは直線状に維持でき、ルアー本体はその直線性に対して水中での重さ程度以上には機械的拘束の影響を及ぼすことがなく、ラインを折り曲げてライン方向を局所的に変えることが防止できる。
第3の発明では、釣針後端がルアー本体の後端近傍に位置しているため、魚がルアーの後方から攻撃してルアー後部に食いつく場合、次のようなことが防止できる。即ち、後方に突出した釣針後部が邪魔になってルアー本体後部に食いつきできず、結局、隠れていた針先が自動的に魚に掛からないことや、逆に、ルアー本体後部に食いついても釣針後部を口の中に入れられないため針先が自動的に魚に掛からないこと、が防止できる。即ち、ルアー本体後部と釣針後部とを一緒に食いつかせることができ、食いつきにより釣針が魚に対して自動係止する。
第4の発明では、ルアー本体は、その先部にリップを設けておらず、代わりに後部に下方に曲がった湾曲部を有しており、ここで水流抵抗を受け得る形状を成しており、ルアーとしての変化に富んだ動きはこの湾曲部が水から受ける抵抗力によって行え、釣り成果を向上できる。
図1は、本願第2発明に係るルアーの平面図であり、図2は図1の矢視線B−Bによる縦断面図、図3は図1のルアー先部の拡大図である。ルアー本体10は図2の如く、先部に、所謂、リップは設けておらず、先部側面視形状は紡錘形状を成している。従って、リップによる水中浮遊物の引っ掛けを起こし難いともいえる。また、後部は下方に向かって滑らかに曲がった湾曲部10Wを有しており、ルアーとしての使用時にはこの湾曲部で水の抵抗を受けつつ泳ぎ、変化に富んだ動きができる。このルアー本体10は木材や合成樹脂材等で形成できる。特に、木材の場合は表面に合成樹脂塗料を塗布するとよい。
背中10Sの左右対称中心ラインに沿い、本体リング状アイ10Aの位置であるルアー本体先端から後方部の特定位置としての後端P2にまで亘る溝10Mが形成されている。この溝は前後方向の途中位置P1から後端P2までの範囲10MKが背部10Sから腹部10Hに貫通している。ルアー本体の前記途中位置P1から前側の腹部には、図2に示す通りの典型的な泳がせ状態ともいえるルアーの水平状態を基準にして、後方に向かって下がる方向に傾斜した上面30Kを有する磁力作用部材30を接着固定によって設けている。固定方法は、ルアー本体の左右厚さ方向に軸やねじ部品を通して固定してもよく、また、接着剤を併用してもよい。
磁力作用部材としては、鉄等の金属を強い磁場にさらして磁化させたものの他、ネオジムと鉄とホウ素によるネオジム磁石や、フェライト磁石や、アルニコ磁石等の永久磁石や、これらを部分的に有する鉛部材等でもよい。この磁力作用部材30は、ルアーを投擲する際の錘の役目をも兼ねている。本体リング状アイ10Aは、この磁力作用部材30の先部に一体接合させてルアー本体先端に設けることができる。また、この本体リング状アイは、図1と図2から明らかなように、そのアイの描くリング(円)を含む平面は上下方向に沿った面であり、ルアー本体の前記左右対称中心ラインから左右方向に僅かにずれた位置に設けられている。この本体リング状アイに平行状に併設され、前記中心ライン上には釣針20の釣針リング状アイ20Aが位置し、この例では同じ大きさのリングである。
即ち、釣針20は前記溝10Mに配設されている。この例の釣針20は、市販の釣針2本を溶接によって連結接続させており、前後に離隔した2つの針先端20S,20S’を有している。釣針20の軸部20Jはアイ20A側の前側軸部20J1と後側軸部20J2とを有しており、その境界においてへの字状に曲げており、該軸部を前記磁力作用部材30の上面に吸着させた通常状態では、後側軸部が前側軸部の延長ラインよりもより下方に傾斜して、ルアー本体の腹部10Hの下方に露出している。
上記各針先端を含む夫々の針先部20K,20K’は前記釣針リング状アイ20Aを含む平面に沿って上方に曲がっていると共に、各針先端が溝に隠れる形状寸法に形成している。また、釣針20の後端位置20Eはルアー本体の後端位置P2に近く、この例では1mmだけ引っ込んでいる。
図4は魚60が掛かった際の本発明に係るルアーの作用説明図である。この図4と図2を参照すると、第2発明に係るルアーは上記の構造であるため、魚がルアー後部に食いつく際には、魚の口60Kは図2の2点鎖線のようになり、露出している軸部20J2とルアー本体後部とを一緒に口内に入れる。このため、露出している釣針軸部が押し上げられて、その針先端20S(と20S’)が溝10Mからルアー本体の背部10S側に押し出される。このため、釣竿操作によらずとも魚の食いつき力のみで針先端20Sがルアー本体から上方に飛び出し露出して自動的に魚の口に掛かる。
この掛かった状態を図4に示している。本体リング状アイ10Aと釣針リング状アイ20Aとは、ルアーの上下方向面に平行に形成されているため、夫々にスナップ40を通すと併設状態となり、魚60が掛かって釣針20がルアー本体10と分離され、夫々がスナップの軸部回りに自由度を有しつつ自由に動ける。即ち、魚が掛かった場合、実質的に、釣糸50と、スナップ40と、釣針20と、魚60だけの状態となり、ルアー本体10の影響を受けないといえる。従って、釣り操作が容易になり、魚をばらし難く、釣り成果が向上する。
図4の使用形態例では、スナップ40を使用しているが、これを用いず、釣糸50を2つのアイ10A,20Aに通して、両アイに対して緩い状態の1つの輪を形成してもよい。また、上記例と異なり、釣針20は後側の1つの針先端20Sを有するだけの形態でもよい。また、軸部20Jはへの字形状でなくて、円弧等の曲線であったり、1本の直線であってもよい。
本体リング状アイを図2に2点鎖線10A’ で示す通り、ルアー本体の先端ではないが、幾分頭部側となるルアー本体の先部に設けていてもよい。この場合、磁力作用部材30の上面位置や形状等が変わり得ることは勿論である他に、先端に位置している場合に比べて多少の欠点がある。それは、アイ10A’から先部のルアー本体頭部表面ラインと、釣糸50との間が、側面視略V字状の窪み(破線のハッチング領域)を形成し、この窪みが水中浮遊物の引っ掛かりを起こす要因となり得る。従って、アイ10Aを先端に設ける方がよい。
図5〜図7は、本願の第1発明を説明する図面であり、図5、図6、図7は、夫々、第2発明に係る図1、図2、図3に対応している。第2発明に対応する部材には同じ参照符号を用いている。ルアー本体10は図6の如く、先部にリップは設けておらず、先部側面視形状は紡錘形状を成している。従って、リップによる水中浮遊物の引っ掛かりを起こし難いが、本体リング状アイ10Aが頭部に設けられているため、その分水中浮遊物の引っ掛かりには不利ともいえる。また、後部は下方に向かって滑らかに曲がった湾曲部10Wを有しており、ルアーとしての使用時にはこの湾曲部で水の抵抗を受けつつ泳ぎ、変化に富んだ動きができる。このルアー本体10は木材や合成樹脂材等で形成できる。特に、木材の場合は表面に合成樹脂塗料を塗布するとよい。
背中10Sの左右対称中心ラインに沿い、本体リング状アイ10Aの位置付近から、後端P2に至る少し手前の後方部の位置P2’にまで亘る溝10Mが形成されている。この位置P2’と後端位置P2との間は、ルアー本体10と一体、又は別体であってルアー本体に対して接着等された肉部10Tが形成されている。この溝は前後方向の途中位置P1から位置P2’までの範囲10MKにおいて、背部10Sから腹部10Hに貫通している。ルアー本体の前記途中位置P1から前側の腹部には、図6に示す通りの典型的な泳がせ状態ともいえるルアーの水平状態を基準にして、後方に向かって下がる方向に傾斜した上面30Kを有する錘体30’を接着固定によって設けている。固定方法は、ルアー本体の左右厚さ方向に軸やねじ部品を通して固定してもよく、また、接着剤を併用してもよい。この錘体の上面に開口した穴部に、例えば、既述のネオジム磁石32を配設して磁力作用部材を構成しているが、他の磁石でもよい。
錘体30’は、ルアーを投擲する際の錘の役目を奏する。本体リング状アイ10Aは、この錘体30’の上部に一体接合させて設けることができる。また、この本体リング状アイは、図5〜図7からも明らかなように、そのアイの描くリング(円)を含む平面は、ルアー本体の長手方向に対して交差、特にこの例では直交する左右方向の面である。この本体リング状アイを挿入できる大きさの内径を有する釣針リング状アイ20Aを釣針20の基端部に設けている。この本体リング状アイ10Aは、上下方向の軸、又はルアー本体10の背部10S(頭部)表面に対して直交する等の交差する方向に延伸した軸に支持されており、この軸がルアー本体又は錘体30’に固定されている。この他、この軸が固定状態ではなく、該軸を中心軸として回転可能に構成されていてもよい。回転機構は、例えば、軸を、所謂、スィーベルやこれに類似のものの一端側に装着させ、他端側をルアー本体や錘体に固定する等で可能である。
針先部20Kは前記釣針リング状アイ20Aを含む平面とは直交する平面に沿って上方に曲がっていると共に、針先端20Sが溝10Mに隠れる形状寸法に形成している。また、釣針20の後端位置20Eはルアー本体の後端位置P2に近いが、この例では2.5mmだけ引っ込んで釣針20が前記溝10Mに配設される。釣針20は、その軸部20Jを前記磁石32の上面に吸着させた通常状態で、軸部の一部がルアー本体の腹部10Hの下方に露出している。
魚60が掛かった際の本発明に係るルアーの作用説明は、図4を使用して説明した第2発明と同様であるが、第1発明特有の部分をここで説明する。即ち、魚がルアー後部に食いつくと、釣針20は、本体リング状アイ10Aと係合した釣針リング状アイ20Aを支点にして、軸部20Jが上方に回動しつつ、やがて釣針リング状アイが本体リング状アイから抜け、釣針はルアー本体とは完全に分離した状態となる。従って、図4で説明した第2発明の場合と同様な効果を奏する。
第1発明では、既述の肉部10Tの無い形態例もあり得る。また、第2発明では、既述の第1発明の図6における肉部10Tと同様な肉部を同様な位置に有する形態例もあり得る。更には、これらの肉部に代えて、金属製やプラスチック製の棒部材やねじ部材を使用し、左右に分割した各ルアー本体要素を合わせて一体化させたルアー本体の構造も可能である。
本発明は、軟質ルアーではなく、変形しない硬質のルアー本体を使用した魚釣用ルアーに利用できる。
図1は本発明に係る第2発明ルアーの平面図である。 図2は図1の矢視線B−Bによる縦断面図である。 図3は図1のルアー先部の拡大図である。 図4は本発明に係るルアーの作用説明図である。 図5は本発明に係る第1発明ルアーの平面図である。 図6は図5の矢視線F−Fによる縦断面図である。 図7は図5のルアー先部の拡大図である。
符号の説明
10 ルアー本体
10A 本体リング状アイ
10M 溝
20 釣針
20A 釣針リング状アイ
20J 軸部
20K 針先部
20S 針先端
30 磁力作用部材
30’ 錘体
32 磁石(磁力作用部材)

Claims (4)

  1. 硬質のルアー本体と釣針とをセットにしたルアーであって、
    釣針の基端部には釣針リング状アイが設けられており、針先部は前記釣針リング状アイを含む平面とは直交する平面に沿って曲がっており、
    ルアー本体にはその頭部領域を含む先部に本体リング状アイを設けており、該本体リング状アイは該本体リング状アイを含む平面がルアー本体の長手方向に対して交差する向きに固定されているか、又は本体リング状アイを含む平面の前記長手方向に対する交差角度が自在に変わるよう本体リング状アイが回転可能であり、
    ルアー本体の背側に開口し、前記釣針の軸部を収容できる幅を有して前記長手方向に沿った溝が該本体リング状アイの付近から後方部にまで亘って形成されており、該溝はルアー本体の前後方向の途中位置から後方部までの範囲において背側から腹側に亘って貫通した貫通部を有しており、
    ルアー本体には釣針を吸着できる磁力作用部材を配設しており、
    前記本体リング状アイを前記釣針リング状アイに挿通させた状態で釣針の軸部を前記溝内に収納して前記磁力作用部材に吸着させると、前記軸部の一部が前記貫通部の腹側から下方に露出すると共に、この露出した軸部の一部よりも針先端が上方に位置して前記溝内に隠れた状態となる
    ことを特徴とするルアー。
  2. 硬質のルアー本体と釣針とをセットにしたルアーであって、
    釣針の基端部には釣針リング状アイが設けられており、針先部は前記釣針リング状アイを含む平面に沿って曲がっており、
    ルアー本体にはその頭部領域を含む先部に本体リング状アイを設けており、該本体リング状アイは該本体リング状アイを含む平面がルアー本体を縦断する上下方向に沿った面となっており、
    ルアー本体の背側に開口し、前記釣針の軸部を収容できる幅を有して前記本体リング状アイを含む平面に沿った溝が該本体リング状アイの付近から後方部にまで亘って形成されており、該溝はルアー本体の前後方向の途中位置から後方部までの範囲において背側から腹側に亘って貫通した貫通部を有しており、
    ルアー本体には釣針を吸着できる磁力作用部材を配設しており、
    前記釣針リング状アイを前記本体リング状アイの傍らに平行状に併設した状態で釣針の軸部を前記溝内に収納して前記磁力作用部材に吸着させると、前記軸部の一部が前記貫通部の腹側から下方に露出すると共に、この露出した軸部の一部よりも針先端が上方に位置して前記溝内に隠れた状態となる
    ことを特徴とするルアー。
  3. 軸部を磁力作用部材に吸着させた前記ルアー状態では、釣針の後端位置はルアー本体の後端と一致するか、或いはその近傍に位置する請求項1又は2記載のルアー。
  4. ルアー本体の先部にはリップが無く、該ルアー本体先部はその側面視が滑らかな紡錘状であり、ルアー本体の後部は下方に向かって曲がった湾曲部を有し、使用時にはこの湾曲部により水流抵抗を受ける形状である請求項1〜3の何れか1記載のルアー。
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