JP2007129999A - 釣り用錘および擬似餌仕掛け - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の釣り用錘が有する問題点を解消し、魚から錘を目立ち難くして魚に警戒心を抱かせ難くすることで釣果をより大きくできるようにする。
【解決手段】釣り用仕掛けに用いられる錘30であって、高比重材料からなる錘本体32と、錘本体に一体化されてなり、多数の柔軟な線材42が錘本体32の外方に放射状に延びる房状体40と、錘本体32を釣り用仕掛けに取り付ける取付部34、36とを備える。房状体40が錘本体32の周囲を覆って目立ち難くする。水中で房状体40が揺らいだり不規則に運動したりして魚を誘引する。房状体40が一体化された錘30を取り付けるだけで仕掛けを簡単に作ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、釣り用錘および擬似餌仕掛に関し、詳しくは、各種の魚釣りに使用される釣用錘と、このような釣り用錘とともに釣針や擬似餌などを組み合わせて構成される擬似餌仕掛けとを対象にしている。
バス釣りなどのスポーツフィッシングにおける釣り技術として、ワーム〔worm〕と呼ばれる軟質疑似餌を用いた仕掛け(リグ〔rig〕とも呼ばれる)が良く知られている。ワームは、魚が好んで餌にする昆虫などの生餌の形態に似せて、軟質のゴムや樹脂材料を成形してなる疑似餌である。釣り針に取り付けられたワームは、水中で柔軟に変形したり揺れ動いたりすることで、魚を誘引する効果が高くなる。
このようなワームを用いた釣りの仕掛け構造が種々知られている。
例えば、テキサス・リグと呼ばれる仕掛けがある。ワームの長さ方向に沿って釣り針を埋め込むように突き刺して取り付ける。通常、ワームのうち昆虫などの頭部に相当する形状部分に釣り針の後端の釣り糸取付孔が配置され、釣り針の針先側がワームの尻部側に配置されるように取り付けられる。ワームの後端から突き出した釣り針の後端に、釣り糸が結び付けられる。釣り糸は、軸方向に貫通孔があいた銃弾形(バレットとも呼ばれる)の錘に通されており、釣り針の上端すなわちワームの先端に錘が配置される。ワームが安定して取り付けられ、ワームの運動も良好に行なわれ、釣り針がワームの外に大きく露出しないので魚に警戒され難いなどの利点があるとされている。
特許文献1には、釣り針に擬似ワームを取り付けるための固定具として、錘に軸状の挿通体部を有し、挿通体部の先端に針先挿通孔部をあけた構造が示されている。ワームの胴部分を横断するようにして挿通体部を突き刺す。釣り針を、挿通体部とは反対側からワームに突き刺し挿通体部の針先挿通孔部に通す。これによって、釣り針と固定具との間に挟まれたワームが確実に固定できるとされている。
特開2004−201551号公報
これらの疑似餌仕掛けにおいては、軟質疑似餌の外側に錘が露出しているので、魚の注目を集め易く、警戒されることがある。
釣針については、軟質疑似餌の内部に埋め込まれた状態にすることで、魚から目立ち難く警戒されないようにしていても、比較的に嵩のある錘が露出したままでは、魚に警戒心を抱かせてしまい易い。
このような問題は、前記したテキサス・リグなどの疑似餌仕掛けに限らず、生き餌を用いる各種の釣り用仕掛けにおいても発生する問題である。
本発明の課題は、前記した従来の釣り用錘が有する問題点を解消し、魚から錘を目立ち難くして魚に警戒心を抱かせ難くすることで釣果をより大きくできるようにすることである。
本発明にかかる釣り用錘は、釣り用仕掛けに用いられる錘であって、高比重材料からなる錘本体と、前記錘本体に一体化されてなり、多数の柔軟な線材が錘本体の外方に放射状に延びる房状体と、前記錘本体を前記釣り用仕掛けに取り付ける取付部とを備える。
各構成について詳しく説明する。
〔釣り用錘〕
基本的な材料や構造は、通常の釣り用錘と共通する技術が採用できる。
釣りとしては、バス釣りなどで良く知られる疑似餌仕掛けを用いる釣りのほか、生餌を用いる釣りもあり、その他にも、各種の錘を用いる釣りに適用することができる。
釣り用錘には、錘本体と房状体と取付部とを備えている。
〔錘本体〕
基本的には、通常の釣り用錘と同様の材料や構造が採用できる。
錘本体の材料は、鉛やタングステンなどの比重が大きな金属材料や金属材料の合金が使用される。これらの金属材料や合金と樹脂材料やセラミック材料との複合材料も使用される。
錘本体の形状は、特に限定されないが、水中での抵抗が少ない形状のほうが沈下を速くできる。水中で動くときに先端になる側の端部が先細り形状であれば、水の抵抗が小さくなる。具体的な形状として、銃弾(バレット)形、円錐形、円錐台形、楕円球形、球形、分銅形、ダルマ形などが挙げられる。また、軸方向を基準にして非対称形状の錘本体は、水中において、真下でなく斜め方向に運動したり左右に揺れ動いたりするユニークな運動特性を発揮できる。
錘本体の重量は、釣りの目的や要求性能によって変わるが、通常、1.0〜300.0gの範囲に設定できる。例えば、バス釣り用錘は、1.0〜30.0gが好ましい。
錘本体には、取付部となる構造あるいは取付部を取り付けるための構造を備えておくことができる。
〔房状体〕
釣り用錘を、魚の目につき難いようにし、魚の警戒心を少なくする機能を有する。それだけでなく、房状体そのものが、魚を誘引する作用を有し、釣果を上げる機能を果たす。
房状体の材料は、通常の釣り用仕掛けにおける各種部材に使用されている材料のうち、柔軟性のある線材が使用される。具体的には、ゴムや軟質樹脂、樹脂フィルム、金属箔、金属線、繊維糸、繊維紐などが挙げられる。
線材は、断面が円形や多角形などをなすもののほか、扁平な面材あるいはフィルム材を細長く切った帯状をなすものであってもよい。全体が同じ断面形状でなく、長さ方向において断面形状や断面積が変化するものであってもよい。長さ方向の途中で枝分かれしたり部分的に接合していたりする場合もある。何れの場合も、柔軟に変形できる断面形状、寸法を有していることが望ましい。線材は、着色材料からなるもの、あるいは、塗装や染色で一部または全体が着色されたものでもよい。線材の色によって、魚の警戒心を少なくしたり、誘引効果を高めたりすることができる。反射性の材料を用いたり、透明材料を用いたりすることもできる。線材の具体的寸法として、例えば、円形や多角形状をなす線材の断面径を0.5〜2mmに設定できる。面材あるいはフィルム材からなる線材において厚みを30〜200μmに設定できる。
房状体は、上記のような線材を多数本集めて一体化したものである。多数の線材の一端あるいは中央などの一部を結束したり接合したりして拘束するとともに、拘束されたところ以外の部分が自由に変形あるいは運動できるようになっている。一つの房状体を、30〜100本の線材で構成することができる。通常、線材の本数が多いほど、錘本体を隠したり魚を誘引したりする機能が高まるが、製造コストは増える。材料や寸法形状の異なる複数種類の線材を組み合わせて、房状体を構成することもできる。
房状体は、錘本体に一体化される。房状体のうち前記線材が拘束された個所が、錘本体に一体化され、線材の拘束されていない個所が、錘本体の外方に放射状に延びるように、房状体が配置される。線材のうち、拘束されずに自由に動く部分の長さを30〜100mmに設定できる。
房状体は、錘本体の任意の個所に設けることができる。釣り用仕掛けを構成したときに、錘本体の上端側になる位置に房状体を設けておけば、自重によって垂れ下がった房状体の多数の線材で錘本体を覆い隠し易い。錘本体を水中で動かす際に、錘本体よりも先頭側に房状体を配置しておけば、水の抵抗によって変形した房状体が錘本体を覆い隠し易い。
房状体を、錘本体の複数個所に設けておくこともできる。例えば、錘本体の軸方向の両端にそれぞれ房状体を配置することができる。
房状体が、錘本体の取付部を覆い隠すように配置されていれば、取付部が目立たなくなる。例えば、取付部を中心にして放射方向に房状体の線材が延びるように配置しておくことができる。
〔取付部〕
基本的には、通常の釣り用仕掛けにおいて、錘を釣糸や釣針に取り付けるための構造と共通する技術が適用できる。
釣り用錘を釣糸に取り付ける場合は、錘本体に釣糸が挿通できる貫通孔を設けておいたり、釣糸を挟み込んで締めつけたり縛り付けたりする釣糸挿入溝を設けておくことができる。ハリス止め具を用いて、錘を釣糸に取り付けることもできる。
<釣針係止部>
釣り用錘を釣針に取り付けることもできる。錘本体に釣針を係止できる釣針係止部を設けておけばよい。
釣針係止部は、錘本体そのものに加工したり成形したりして設けておくこともできるし、錘本体とは別部材に釣針係止部を設けておくこともできる。
釣針係止部を設ける部材としては、鋼材などの金属材料、合成樹脂材料、セラミック材料などからなる軸材や棒材、板材などが使用できる。錘を釣針に確実に固定できる強度を有していればよい。軟鋼線材のように屈曲や湾曲による加工が行い易い可撓性の材料は、釣針係止部の作製や調整が容易である。錘本体と同じ材料で一体成形しておくこともできる。釣針係止部を設ける部材の形状は、直線的に延びる軸状、棒状、管状、板片状などをなすものが採用できる。湾曲や屈曲している部分があってもよい。全長が同じ太さや断面形状であってもよいし、長さ方向で太さや断面形状が変化するものであってもよい。錘本体への取付構造を設けておくことができる。例えば、錘本体に嵌め込んだり係止したりする突起や凹凸、錘本体に設けた雌ねじにねじ込む雄ねじを設けておくことができる。弾力的に変形する係止バネを設けておくこともできる。錘本体が貫通孔を有する場合、この貫通孔に挿通できる軸状、管状あるいは線状の構造を備えておいたり、貫通孔に挿通された部分の先端に貫通孔の端縁に係止される係止構造を設けたりすることができる。
釣針係止部の構造としては、釣針を挿通する係止孔や係止溝が採用できる。係止孔や係止溝の内径を、釣針の軸径に合わせて設定しておけばよい。係止孔の形状は、円形のほか、長孔、楕円孔、矩形や三角などの多角形孔などがある。線材で構成されている場合は、線材を湾曲して構成されるU字形の空間を利用できる。
係止孔あるいは係止溝の内径としては、係止する釣針の寸法によっても異なるが、通常、2〜3mmの範囲に設定できる。釣針係止部を弾力的に変形できるような材料や構造を有する場合は、係止できる釣針の径範囲が広くなる。
釣針係止部が錘本体とは別部材である場合、錘本体に対して、各種の締結手段で取り付けることができる。錘本体を成形製造する成形型に、予め製造された釣針係止部の部材を取り付けて、成形と同時に一体化させる同時成型の技術も利用できる。錘本体に埋め込まれる個所に、屈曲部分や湾曲部分、膨出部分、張出部分等を設けておけば、埋め込まれた部材の抜け出しを効果的に防止できる。錘本体に対して、溶接やロウ付け、ハンダ付け、接着などの手段で接合することもできる。さらに別の構造として、可撓性線材をU字形に成形して錘本体の貫通孔に挿通させ、U字の湾曲側を錘本体の後端から突出させ、U字の線端側を錘本体の先端に沿って屈曲させて錘本体に固定する構造が採用できる。
釣針係止部は、一つの錘本体に対して1個所だけに設けておいてもよいし、複数個所に設けておくこともできる。内径や寸法の異なる複数の釣針係止部を組み合わせることもできる。複数個所の釣針係止部を選択的に使用することで、釣針の係止が行い易くなったり、寸法規格の異なる釣針にも対応させ易くなったりする。
軟質疑似餌と組み合わせて使用される釣り用錘の場合は、軟質疑似餌の頭部に貫入される貫入部を、釣針係止部を設ける部材として利用することができる。
<貫入部>
錘すなわち錘本体の端部に突出して配置される。軟質疑似餌の頭部に貫入される。
貫入部の材料は、前記した釣針係止部を設ける部材と同じ材料が使用できる。但し、軟質疑似餌に貫入できる程度の剛性や硬さを有している必要がある。
貫入部の形状は、軟質疑似餌への貫入と釣針への係止とを果たすことができればよい。先端が根元よりも太くなっていたり、鈎針状のカエリが設けられていたりすれば、軟質疑似餌から抜け落ち難くなる。外周に螺旋状の突条線を設けることで、軟質疑似餌にねじ込み易く、かつ、抜け落ち難くすることもできる。但し、貫入部が釣針と連結固定された状態では、特別な抜け落ち防止の構造がなくても問題はない。
貫入部の先端は、軟質疑似餌に突き刺し易いように尖らせておくことができる。曲率半径が小さければ先端が丸いものであっても軟質疑似餌に突き刺すことができる。先端に小さな平坦面があっても柔軟な軟質疑似餌には刺し込むことができる。
錘本体から突出する貫入部の長さは、釣針係止部を確実に軟質疑似餌の内部に配置して、釣針を係止できるように設定される。通常は、10〜20mm程度の範囲に設定される。貫入部の外径は、軟質疑似餌への貫入が容易で、釣針係止部が形成でき、釣針と連結固定されたときに十分な機械的強度が維持できるように設定すればよい。通常、最大外径を3〜4mmに設定できる。
〔釣針〕
通常の釣りに利用される釣針が使用できる。
釣針の材料や形状寸法などは、釣りの目的や対象魚種などに合わせて設定される。釣針の形状として、単純なJ字形をなすものだけでなく、針先が屈曲するクランク形状、オフセット形状などもある。釣針の針先は鋭く尖っており、通常はカエリが設けられている。
軟質疑似餌に対する釣針の取り付けは、釣針の針先側を軟質疑似餌の一端側に配置して軟質疑似餌の長さ方向に沿う姿勢で軟質疑似餌に埋め込む。軟質疑似餌の内部で錘の釣針係止部に針先側から係止される。このような取付形態に適した釣針が好ましい。軟質疑似餌の外形寸法に対して、釣針は、軟質疑似餌にほぼ埋め込まれる程度の外形寸法に設定しておけば、取付状態で軟質疑似餌の外部にはみ出して水の抵抗を増やしたり魚に警戒感を与えたりする部分を少なくできる。
軟質疑似餌以外の疑似餌を使用する場合、あるいは、生餌を使用する場合にも、それぞれの形態に適した形状や寸法の釣針が使用される。
釣針には、釣糸を取り付けるための釣糸取付部を有する。
<釣糸取付部>
釣糸の針先とは反対側の後端に配置される。
基本的には、通常の釣針において釣糸が結び付けられる取付孔と共通する形状や配置構造が採用される。
軟質疑似餌を使用する場合は、釣針を軟質疑似餌に埋め込んだ状態で、軟質疑似餌の後端から露出するように配置される。釣糸取取付部の先端は、軟質疑似餌に差し込み易いように、尖っていたり、小さな曲率半径の円形状にしておいたりすることができる。
<固定補助具>
釣針に軟質疑似餌を取り付ける際に、軟質疑似餌の位置や姿勢を確実に固定するために、固定補助具を用いることができる。
釣針の針先側は、針先に有するカエリや湾曲によって比較的に確実に軟質疑似餌を固定できるが、釣針の釣糸取付部に近い側は、軟質疑似餌が釣針に沿って滑り易く、軟質疑似餌が移動し易い。
そこで、釣針の釣糸取付部に支持され、軟質擬似餌に突き刺したりねじ込んだりして、軟質疑似餌と釣針とを固定する固定補助具を用いることが有効である。
固定補助具としては、軟質疑似餌の仕掛けで通常用いられている固定補助具が採用できる。例えば、細い鋼線材をコイル状に巻回したものや、ピン状のもの、ピンの外周に抜け止め突起を設けたものなどが使用できる。
〔軟質疑似餌〕
通常のスポーツフィッシングなどで使用されている軟質疑似餌と共通する技術が適用できる。
一般的に、軟質疑似餌の材料としては、柔軟性に優れたゴムや樹脂エラストマーなどが主体となる。一部に硬質のゴムや樹脂、繊維材料、編織布、不織布、紙、金属、セラミック、ガラスなどを用いることもある。
軟質疑似餌の形状は、生餌となる昆虫などの小生物に似せた形状が採用される。モデルとなる小生物には、ミミズや芋虫、ゴカイ、ムカデ、クモ、ザリガニ、カエル、イカ、小魚などがある。これらの生餌と出来るだけ良く似た形状を採用する場合のほか、これらの生餌の外形をデフォルメしたり簡略化したり拡大縮小したり別の形状と組み合わせたり抽象化したりした形状もある。軟質疑似餌の製造作業性や取り扱い性、仕掛けの使用性能なども考慮して、軟質疑似餌の形状を決定することができる。通常、軟質疑似餌の基本形状は、前記したモデルとなる生餌の頭部から尾部へと長さ方向に延びる棒状、柱状、板状などをなし、そこに、外側に張り出したり延びたり拡がったりする付加的な形状が付け加えられることがある。
軟質疑似餌は、前記した生餌の表面色に近い色、あるいは、魚の誘引効果の高い色などに着色されていることがある。光反射性あるいは光拡散性の着色を施すこともできる。軟質疑似餌を構成する材料そのものに着色されている場合や、軟質疑似餌の表面に塗装や印刷、フィルム貼付けなどで彩色を施す場合もある。
〔仕掛け〕
錘を用いる通常の釣り用仕掛けに関する技術が適用される。
釣り用の仕掛けには、疑似餌を用いる仕掛け、生餌を用いる仕掛けがあり、何れの仕掛けにも適用できる。疑似餌には、硬質材料からなる疑似餌と、柔軟な軟質疑似餌とがあり、何れの仕掛けにも適用できる。
<軟質疑似餌仕掛け>
軟質擬似餌と釣針と釣糸とを用いる。釣り針は、軟質疑似餌に突き刺して係止される。釣り用錘は、軟質疑似餌に隣接して配置され、取付部で釣針または釣糸に取り付けられる。
釣針は、軟質疑似餌の長さ方向に沿う姿勢で軟質疑似餌に埋め込まれていることで、魚の目から釣針を隠すことができる。また、水中での抵抗を少なくし、釣針が障害物に引っ掛かるのを防止することができる。釣針に有する釣糸取付部が、軟質疑似餌の端部から露出していれば、釣針の釣糸取付部に釣糸を取り付ける作業が容易である。仕掛けによっては、軟質疑似餌の長さ方向に対して直交する方向や斜め方向から釣針を突き刺した状態で用いる場合もある。この場合は、釣針の多くの部分が軟質疑似餌の外に露出することもある。
釣り用錘は、軟質疑似餌の長さ方向で、上端側および下端側の何れの側に配置することもできる。軟質疑似餌の長さ方向の途中に釣り用錘が配置される仕掛けもある。
釣り用錘の房状体は、軟質疑似餌の上端部または下端部あるいは側面で、錘本体との間に配置することができる。房状体が軟質疑似餌と一体となって魚の誘引効果を高めることができる。
釣り用錘は、釣針に取り付けてもよいし、釣糸に取り付けてもよい。
釣り用錘の貫入部を軟質疑似餌の端部に貫入し、釣針係止部が軟質疑似餌の内部で釣針に針先側から係止されるようにできる。錘が釣針に軟質疑似餌の内部で係止固定されることになり、仕掛けの一体性が高まり、外力が加わったりしても分解され難くなる。
軟質疑似餌と釣針と錘とが一体的に組み立てられれば、基本的な疑似餌仕掛けの組み立ては完了する。釣針の釣糸取付部に釣糸を結び付ければ、釣りに使用することができる。釣糸を取り付ける前の状態まで組み立てられた疑似餌仕掛けを、釣りに使用するまで保管しておいたり、組み立てられた疑似餌仕掛けを販売流通に供給したりすることもできる。
本発明にかかる釣り用錘は、通常の錘と同様の錘本体に対して、柔軟な線材が錘本体の外方に放射状に延びる房状体が一体化されているので、房状体が錘本体の周囲を覆い隠すようにして、錘に対する魚の警戒心を和らげることができる。水中で揺れたり不規則に動いたりする房状体の形態が、魚を強く誘引する効果も発揮される。しかも、釣り用錘を仕掛けに取り付けるだけで、前記房状体が適切な位置および姿勢で取り付けられることになるので、仕掛けの組み立て作業にかかる手間を省くことができる。
釣り用仕掛けとして、仕掛けの先端に釣り用錘を取り付ける形態にしておけば、釣り用仕掛けを水面から水中に投入する際に、重量のある錘本体を先頭にして、そのあとに房状体が続き、房状体は空気あるいは水の抵抗で錘本体の後方側にたなびくように柔軟に変形するので、水面や水中の障害物を錘本体で掻き分けたり押し退けたりして、迅速かつ確実に所望の深さ位置まで釣り用仕掛けを送りこむことができる。根掛かりが生じ難くなる。従来の釣り用仕掛けでは、その生息場所まで到達できなかったために警戒心が少ない魚を相手にすることで、釣果の大幅な増大が望める。
その結果、手軽に釣りを楽しむことができるとともに大きな釣果を期待することができ、スポーツフィッシングなどの魚釣りを普及させ需要を拡大させるのに大きく貢献できることになる。
〔釣り用錘〕
図1に示す釣り用錘30は、バス釣りに適した疑似餌仕掛けに用いられる。
釣り用錘30は、錘本体32、房状体40、貫入部34、釣針係止部36を有する。
錘本体32は、鉛やタングステンなどの高比重材料からなり、全体が銃弾状をなす。具体的には、概略円柱状の先端が先細りになって滑らかな流線型に尖っている。後端は平坦である。このような形状は、流体抵抗が非常に少ない形態であり、一般的にバレットシンカーと呼ばれる錘の形態である。例えば、直径8mm、長さ15mm、重さ7gの錘本体32が使用できる。
貫入部34は、可撓性を有する細い鋼線からなる。鋼線が、二つ折りにされ、8字形に湾曲されて、上下2個の円孔状の釣針係止部36が設けられている。釣針係止部36の先で貫入部34は錘本体32の平坦な端面の中心に埋め込まれている。錘本体32の内部で貫入部34の先端は左右に直角に折り曲げられており、外力が加わっても貫入部34が錘本体32から容易には抜け出さないようになっている。鋼線からなる貫入部34に設けられた釣針係止部36は、ある程度の範囲で弾力的に孔を拡げることができ、釣針を挿入する操作が行い易くなっている。例えば、貫入部34として、直径1mmの軟鋼線からなり、錘本体32からの突出高さ12mm、釣針係止部36の内径1.5mmのものが使用できる。
房状体40は、柔軟なゴム製の細い線材42を多数本束ねた構造を有する。例えば、直径0.8mmのシリコン系ゴムからなり、長さ15cmの線材を45本束ねて房状体40を構成することができる。
房状体40は、各線材42が、錘本体32の平坦な端面上で、貫入部34の根元に固定され、そこから水平面の2次元方向だけでなく3次元の放射方向に延びている。線材42は柔軟性があるので、先端側は自重によって下向きに垂れ下がる。線材42の集合体である房状体40が、貫入部34の周囲に拡がって覆い隠すとともに、錘本体32の外周をも房状体40が覆い隠している。なお、図では、個々の線材42を判り易く表示するために全体が拡がって隙間があいた状態で示しているが、実際には、線材42同士が重なったりして、房状体40の外側からは錘本体32や貫入部34が見分け難いようになる。
このような錘30の製造は、細鋼線で貫入部34を製造したあと、錘本体32を成形製造する成形型に、貫入部34を装着し、成形型を型閉めしたあと、錘本体32の成形材料を注入する。錘本体32の成形材料が成形硬化したあと、成形型から取り出せば、錘本体32に貫入部34の一部が埋め込まれた状態の錘30が得られる。
その後、多数本の線材42を束ねた房状体40を、貫入部34を囲むように配置し、ナイロン線や金属線などで、房状体40を貫入部34に縛り付けたり接着したりする。このとき、弾力的に変形する線材42を強く縛ると、縛った個所から先端側が自然に放射方向に拡がるようになり易い。各線材42が貫入部34を中心にして均等に放射方向に拡がるようにしておく。
〔釣り用錘の変更例〕
図2(a)(b)は、前記図1とは少し構造の異なる釣り用錘30を示す。
図2(a)の釣り用錘30は、錘本体32の外形、房状体40の構造は前記図1と共通しているが、貫入部34および釣針係止部36の構造が異なる。錘本体32には、軸方向の中心を貫通する貫通孔38を有する。貫入部34は、前記同様の細い鋼線からなり、全体が概略U字形に湾曲成形されている。U字形の幅を少し狭めるようにして、錘本体32の貫通孔38に挿通されている。U字形の湾曲側が錘本体32の後端から突出しており、U字形の中央に生じる細長い空間が釣糸係止部36になる。湾曲側の反対になるU字形の一対の線端は、錘本体32の先端で貫通孔38から突出し、錘本体32の外面に沿って折り曲げられており、貫入部34が錘本体32に固定されている。
図2(b)に示す錘30は、錘本体32が楕円球状あるいはラグビーボール状をなす。楕円球の長軸方向の一端に貫入部34が配置される。貫入部34は、金属や樹脂の成形品からなり、軸棒状をなしている。錘本体32に穴をあけたり穴にねじを切ったりしておき、そこに貫入部34に下端を嵌め込んだりねじ込んだりして取り付ける。貫入部34の上端は鋭く尖った矢じり形状をなしており、軟質疑似餌への貫入が行い易くなっている。貫入部34の上端近くには釣針係止部となる貫通孔36が明けられている。
楕円球状の錘30も、下端側は先細り形状になっているので、水面への着水および水中への沈下はスムーズであり、水面上あるいは水中に存在する障害物にも引っ掛かり難い。
〔疑似餌仕掛け〕
図3は、図1に示す錘30を用いた疑似餌仕掛けの組み立て前の状態を示す。
錘30、軟質疑似餌20および釣針10がそれぞれ別個に用意される。
<軟質疑似餌>
軟質疑似餌20は、軟質樹脂エラストマーなどの成形品からなる。生餌として使用される芋虫の形態を象ったような円柱体からなる。外面には縞状の凹凸模様が成形されている。このような形態は、魚に対する誘引効果や水中での動きなどの考慮して決定されている。
<釣針>
一般的な釣り用の釣針10が使用されている。釣針10は、鋼線材からなり、鉤状に湾曲しており、針先12は鋭く尖っている。針先12と反対の端部には釣糸が結び付けられる貫通孔からなる釣糸取付部14が設けられている。
釣糸取付部14に、軟質疑似餌20への固定補助具50が取り付けられている。固定補助具50は、細い線材をコイル状に巻回してなるとともに先端をフック状に折り曲げて形成されている。固定補助具50のフック状端部を釣糸取付部14に引っ掛けて釣針10に取り付けられる。
〔仕掛けの組み立て構造〕
図4は、図3に示す各部材を組み立てて、軟質疑似餌仕掛けが完成した状態を示す。
組み立ての手順にしたがって説明する。
図3で、軟質疑似餌20の長さ方向の一端面に、釣針10の固定補助具50を取り付ける。固定補助具50のコイル状部分を回転させながら、軟質疑似餌20にねじ込んでいく。図4に示すように、固定補助具50のほぼ全長が軟質疑似餌20に埋め込まれ、釣針10の釣糸取付部14が、軟質疑似餌20の端面に隣接して配置される。
次に、図3で、錘30の貫入部34を、軟質疑似餌20の反対側の端面中心に突き刺して埋め込む。貫入部34の先端は小さな円環状に成形されていて尖ってはいないが、軟質疑似餌20を構成する材料は非常に柔らかいので、貫入部34を押し込むようにすれば、容易に差し込むことができる。
図4に示すように、錘本体32の端面が軟質疑似餌20の端面に押しつけられ、その間に、房状体40が弾力的に変形して挟み込まれた状態になる。房状体40の各線材42は、錘本体32の端面が軟質疑似餌20の端面との間から外側に出たところから、放射方向に拡がって延びている。図4(a)では、錘30の構造を判り易く表示するため、錘30の前面側を覆う部分の線材42を取り除いた状態で図示しているが、実際には、錘30の前面側にも線材42が延びているので、錘30は外部からは見え難くなっている。
最後に、釣針10を軟質疑似餌20に取り付ける。釣針10の固定補助具50が軟質疑似餌20に取り付けられた状態で、釣針10の針先12を、軟質疑似餌20の外面で先端近くから突き刺す。軟質疑似餌20は非常に柔らかく伸び縮みも良いので、釣針10を突き刺す方向に合わせて軟質疑似餌20を曲げたり引き伸ばしたりすることによって、釣針10のほぼ全体が、軟質疑似餌20に埋め込まれた状態にすることができる。図4の状態になる。
図4の形態で、釣針10の釣糸係止部14から針先12に至る長さ方向と、軟質疑似餌20の長さ方向とがほぼ平行になっている。釣針10の後端側は、軟質疑似餌20の上端面に配置される。釣針10の中央部分は、軟質疑似餌20の外側面から少しはみ出た状態で湾曲している。釣針10の下端の湾曲部分は、再び軟質疑似餌20に埋め込まれている。釣針10の針先12に近い部分も、ほぼ軟質疑似餌20に埋め込まれている。
このようにして、釣針10のほぼ全体が軟質疑似餌20に埋め込まれて隠されていれば、釣針10が魚の目に付き難く警戒心を起こさせ難い。水中で水の抵抗を受けることも少なくなる。魚が軟質疑似餌20だけを食い千切ってしまうことも無くなる。釣針10の針先12が飛び出していなければ、針先12に水中で藻などの障害物が引っ掛かることも防止できる。疑似餌仕掛けを取り扱うときにも、針先12が手などに突き刺さることも防げる。
そして、釣針10は、軟質疑似餌20の内部で、錘30の貫入部34に有する釣針係止部36に挿通して係止されている。すなわち、軟質疑似餌20に釣針10の針先12を突き刺すときに、軟質疑似餌20の先端近くで、錘30の釣針係止部36が存在する付近を中心に向かって突き刺したあと、軟質疑似餌20の後方側に掬い上げるようにすれば、釣針10は針先12から下端の湾曲部分までが釣針係止部36に挿通される。この状態で、釣針10と錘30とは固定される。錘30を下方に引き下げる力が加わっても、釣針10および軟質疑似餌20から脱落することはない。釣針10のほうも、軟質疑似餌20から抜け出すことが阻止される。疑似餌仕掛けに魚が食い付いて激しく動いたり、釣糸を急速に引き上げたりしても、釣針10、軟質疑似餌20および錘30は、容易に分解されたり脱落したりすることがない。なお、釣針係止部36は上下に2段に設けられているので、何れか一方の釣針係止部36に釣針10を係止すればよい。釣針10の形状や寸法に合わせて、より適切なほうの釣針係止部36を選択することができる。
釣針10のうち、釣糸係止部14は、軟質疑似餌20の後端から突き出しているので、ここに釣糸Lを結び付ければ、疑似餌仕掛けは完成する。図示を省略しているが、釣糸Lは釣竿やリールにつながれて支持される。
〔仕掛けの動作〕
図4の形態で組み立てられた疑似餌仕掛けは、池や河川などの水面から水中に投入して使用される。
釣糸Lの先端に取り付けられた仕掛けは、最先端に錘本体32、そのうしろに房状体40が存在し、さらにそのうしろに軟質疑似餌20が配置され、軟質疑似餌20に釣針20が埋め込まれた状態である。
釣竿を振って、釣糸Lの先端の疑似餌仕掛けが空中を飛んでいくときには、錘本体3230の流線型をなす先端側を先頭にして飛んでいき、仕掛け全体の重心が先端の錘30側にあるので、大きな空気抵抗を受け難く、飛距離が延び、飛行方向の直進性も高くなる。
仕掛けが水面に落下するときには、水面に浮かんでいる草木の葉や枝などの障害物を、先頭の錘30が掻き分けるようにして、障害物の下方の水中に侵入することができる。従来の軟質疑似餌仕掛けでは、水面の障害物が多過ぎて、仕掛けの投入をためらうような場所にも、軟質疑似餌仕掛けを送りこむことができる。このことは、従来、釣りの対象とされていなかった場所に生息する無警戒な魚を釣りの対象にすることで、大きな釣果を挙げることが可能になる。
仕掛けが水中に侵入したあとも、砲弾状の錘30は水の抵抗が極めて少なく、重量のある錘30を先頭に迅速に水中を沈下することになる。錘30の側方を通過する水の流体力学的な作用で、錘30の沈下方向が正確に錘30の先端方向を向き、直進性が高くなる。水中に藻や草木の枝などの障害物が存在していても、表面の滑らかな錘30が障害物を押し退けたり、掻き分けたり、すり抜けたりして、障害物の下方に速やかに送り込まれる。
房状体40の各線材42は、水の抵抗力によって柔軟に変形し錘本体32の後方(水面側)に押し流されるようになるので、仕掛けの沈下に対して大きな抵抗になることはない。軟質疑似餌20および釣針10は、錘30の後に隠れた状態になっているので、軟質疑似餌20および釣針10が水中で大きな抵抗を生じることがない。錘30で押し退けられた空間を房状体40、軟質疑似餌20および釣針10が通過するので、障害物に引っ掛かることもない。
所定の深さまで疑似餌仕掛けが沈めば、その位置で魚の食い付きを待てば良い。錘30を下にして軟質疑似餌20が直立した姿勢になって目立つので、魚が食い付き易い。錘本体32は周囲を房状体40で覆う状態になるので、魚の警戒心が少なくなる。釣り糸12を断続的に上下させれば、房状体40の各線材42が放射方向に拡がったり不定形に揺らいだりするように動き、魚を誘引する効果を発揮する。釣糸Lを水平方向に動かすと、重くて慣性の大きな錘30を基点にして上方の軟質疑似餌20あるいは房状体40が傾いたり揺れたりすることで、魚の誘引効果がさらに高まる。
軟質疑似餌20に魚が食い付くと、必然的に、軟質疑似餌20に埋め込まれた釣針10を飲み込むことになる。魚の当たりをみて、釣糸Lを引き上げれば、釣針10を魚に確実に引っ掛けて釣り上げることができる。魚が仕掛けを吐き出そうとしても、軟質疑似餌20に埋め込まれた釣針10に引っ掛かり易い。錘30は魚の口内で奥のほうに入っているので、錘30が邪魔になって釣針10が外れるようなこともない。
軟質疑似餌20の上端面に固定補助具50がねじ込まれて釣針10に固定されていることにより、釣糸Lで仕掛けを激しく動かしたり、釣糸Lを引き上げたりしても、釣針10と軟質疑似餌20との固定状態がずれることがない。例えば、固定補助具50がなく、釣針10を軟質疑似餌20に突き刺しているだけの場合、軟質疑似餌20に水の抵抗などの外力が加わると、軟質疑似餌20が釣針10に沿って滑って移動したり抜け出したりすることがある。釣針10の針先12にはカエリがあるので、針先12が軟質疑似餌20から外れることはないが、針先12以外の釣針10は滑らかな外面を有しているので、柔軟な軟質疑似餌20がすり抜けてずれたり変形したりし易い。そこで、軟質疑似餌20の下方は釣針10の針先12で固定され、軟質疑似餌20の上端は固定補助具50で固定されていれば、軟質疑似餌20の全体が確実に保持固定される。特に、水中の倒木や岩などの障害物に仕掛けが引っ掛かったときでも、軟質疑似餌20が大きく変形することがなくなる。
〔仕掛けの変更例(1)〕
図5(a)に示す仕掛けは、前記実施形態と基本的には共通するが、錘30の配置構造などが異なる。通称テキサス・リグと呼ばれる仕掛け構造を基本にしている。
軟質疑似餌20は、円柱の下端にヒレ形状が付加された形状を有している。釣針10は、釣糸取付部14に固定補助具50は取り付けられておらず。釣糸取付部14に近い部分がクランク形に屈曲している。
図5(b)に示すように、錘30は、貫入部34を有さず、錘本体32の軸方向の中心を貫通する貫通孔38が設けられている。房状体40については、前記実施形態と同じであり、錘本体32の端面に接着などで固定されている。
仕掛けの組み立ては、まず、釣針10に軟質疑似餌20を取り付ける。釣針10の釣糸取付部14側を、軟質疑似餌20の上部側面から突き刺したあと、軟質疑似餌20の内部で上端側に掬い上げるようにして、軟質疑似餌20の上端面から上方に突き出す。釣針10の屈曲部分が軟質疑似餌20に埋め込まれることで、軟質疑似餌20が滑って移動したり変形したりすることを防止する。次に、釣針10の針先12側を軟質疑似餌20の下方側面から突き刺し、軟質疑似餌20を水平方向に突き通したあと上方側で再び軟質疑似餌20の側面に突き刺し、針先12が軟質疑似餌20に埋め込まれた状態にする。この作業は、軟質疑似餌20を湾曲させながら行い、前記実施形態と共通している。
軟質疑似餌20が取り付けられた釣針10の釣糸取付部14に釣糸Lを結び付ける。このとき、釣糸Lに錘30を取り付けておく。錘本体32の先細り先端を上に向けて貫通穴38に釣糸Lを通したあと、釣糸Lの下端を釣針10の釣糸取付部14に結び付けて固定すればよい。釣糸Lを錘本体32に縛り付けておけば、釣糸Lに沿って錘30が移動することを防ぐことができる。
このようにして構成された仕掛けは、前記実施形態と同様にして釣りに用いることができる。この仕掛けの場合、水中を沈下する際に、先頭に錘30がないので、前記実施形態に比べると沈下がスムーズに行かない場合もある。錘30の房状体40は、重力によって下方に存在する釣針10の釣糸取付部14および軟質疑似餌20の上部を覆い隠す状態になる。但し、水中では、水の浮力によって、房状体40を構成する多数の線材42には、水平から上方を向くものも生じる。仕掛けを水中で動かした場合は、各線材42が上下に揺れることで、錘本体32の周囲を覆うことになる。錘本体32を魚に警戒され難くなる。釣針10の釣糸取付部14に隣接して錘30が存在することで、この部分の釣糸Lが隠された状態になり、軟質疑似餌20あるいは釣針10に食い付いた魚が、釣糸取付部14の近くで釣糸Lを噛み切ってしまう事故を防止することができる。釣糸Lを引き上げる際に、錘30を先頭にして釣針10および軟質疑似餌20が移動することになるので、水中の障害物を錘30で押し除けるようにしてスムーズに引き上げることができる。
〔仕掛けの変更例(2)〕
図6に示す仕掛けは、前記図4の実施形態と錘30の配置構造は共通するが、釣針10の配置形態が異なる。
軟質疑似餌20の下端に釣り用錘30が配置されている。マス針などと呼ばれる比較的に小型の釣針10を軟質疑似餌20の側面から突き刺し、軟質疑似餌20の内部で、釣り用錘30の貫入部34に有する釣針係止部36に釣針10の先端を通している。釣針10の針先12は軟質疑似餌20に埋め込まれ、釣糸取付部14は軟質疑似餌20の側方に突き出されている。釣糸取付部14に釣糸Lが結び付けられる。
水中に投入された仕掛けは、釣糸Lを引いたり揺らしたりすると、軟質疑似餌20および釣り用錘30の中心軸から外れた斜め方向に力が加わり、仕掛け全体が複雑な運動を行うことになる。軟質疑似餌20の上部側は釣針10に固定されていないので、柔軟に変形し易く、水の抵抗で複雑な運動を行い、魚を誘引する効果が高い。
〔貫入部の変更例〕
図7は、さらに貫入部34および釣針係止部36の構造が異なる例を示す。ここでも、基本的な材料や構造は前記各実施形態と共通するので、相違点を主に説明する。図7では、房状体40の取付状態、錘本体32の詳しい構造および貫入部34の取付構造は図示を省略しているが、前記実施形態と共通する構造が採用される。
図7(a)では、貫入部34をバネ性のある鋼線材で構成し、錘本体32から突き出した貫入部34の全体形状が概略「R」字をなしている。具体的には、鋼線材の一端を円弧状に湾曲させたあと反対側に少し反りかえるように湾曲させて、釣針係止部36を構成している。釣針係止部36の下端が閉じられておらず開口している。
この場合、軟質疑似餌20の内部で釣針10を釣針係止部36に係止する際に、釣針10を釣針係止部36の空間に差し込む方法だけでなく、釣針10を釣針係止部36の開口から上向きに嵌め込むような方法も採用できる。軟質疑似餌20に対して、先に釣針10を配置しておき、軟質疑似餌20の先端に貫入部34を貫入して釣針10の位置を通過させたあと引き戻し、釣針係止部36を開口から釣針10に引っ掛けるようにして係止することもできる。
図7(b)では、貫入部34の上部で、鋼線材を螺旋状に巻回してコイルバネの形態にしている。コイルバネを構成する各螺旋の隙間が釣針係止部36になる。すなわち、釣針10を、貫入部34の螺旋の隙間に差し込むようにして係止することになる。貫入部34の各螺旋は弾力的に変形できるので、釣針10で隙間をこじ開けるようにすれば、容易に差し込むことができる。釣針10が螺旋部分を通過したあとは、各螺旋が弾力的に復元して釣針10を挟みつけるようになるので、係止状態は安定しており、みだりに外れることはない。釣針10は、螺旋部分の何れの位置および方向から差し込んでも係止できる。外部からは見え難い軟質疑似餌20の内部でも、釣針10を釣針係止部36に係止する作業が容易かつ確実に行える。
図7(c)では、板片状の貫入部34に、軸方向に沿って3個所に貫通孔をあけて3個の釣針係止部36を設けている。何れか1個所の釣針係止部36に釣針10を係止させれば、釣針10と錘30とを固定することができる。釣りに使用する釣針10によって、下端の湾曲形状が違い、軟質疑似餌20に突き刺したときに釣針10が通過する位置が違ってくることがある。このような場合でも、上下に多くの釣針係止部36を備えた錘30であれば、何ら問題なく対応させることができる。
〔錘形状の変更例〕
図8は、さらに、錘本体32の形状が異なる例を示す。ここでも、基本的な材料や構造は前記各実施形態と共通するので、相違点を主に説明する。図8でも、房状体40の取付状態は図示を省略している。また、貫入部34については簡略して図示しているが、前記各実施形態の貫入部34と組み合わせることができる。
図8(a)では、概略分銅形の錘本体32を採用している。下端側に重量があるので、水中および水底で安定した姿勢を維持できる。また、下端には面取りを施して先細り状にしているので、水中での沈下はスムーズであり、沈下速度は十分に速くなる。
図8(b)では、水平方向に延びる棒状の錘本体32を採用している。水平方向の一端は斜め上向きに反っており、左右のバランスを崩している。このような錘本体32は、水中を沈下するときに、左右に揺れたり斜め方向に沈んで行ったりする複雑な動きをすることで、魚を誘引する効果を高める。錘本体32の外面は滑らかな曲面で構成されているので、水中での抵抗はそれほど大きくはならず、沈下はスムーズである。疑似餌仕掛けに魚が食い付いたときに、魚の口内で左右に張り出す錘本体32が引っ掛かって抜け出し難くなり、食い付いた魚に逃げられることが防止できる。
図8(c)では、錘本体32が、水平方向から斜め下向きに延びて「へ」字形をなしている。左右のバランスが崩れているのは、前記図8(b)の形態と共通しており、同様の機能が発揮できる。斜め下向きに延びる部分は、実質的に先細り形状を構成しているので、水中への沈下は迅速である。水中で斜め下向きに沈下することで、真下に沈下する場合よりも、障害物の上に載ったままになり難く、障害物の側方を滑るようにしてすり抜け易くなる。水面に浮いた障害物の側方から障害物の下方に生息する魚を目指して疑似餌仕掛けを誘導することもできる。
本発明の疑似餌仕掛けは、例えば、バス釣りに利用することができる。錘を含む仕掛けの組み立てが容易に行えるとともに、バスに対する誘引効果が非常に良好であり、釣果を高めることができる。
本発明の実施形態を表す釣り用錘の斜視図(a)および断面図(b) 釣り用錘の別の実施形態を示す一部断面正面図(a)および正面図(b) 疑似餌仕掛けの構成部材を説明する正面図 疑似餌仕掛けの組み立て状態を示す正面図(a)および断面図(b) 疑似餌仕掛けの別の実施形態を示す正面図(a)と錘の正面図(b) 疑似餌仕掛けの別の実施形態を示す正面図 貫入部の別の実施形態を示す正面図 錘の別の実施形態を示す正面図
符号の説明
10 釣針
12 針先
14 釣糸取付部
20 軟質疑似餌
30 錘
32 錘本体
34 貫入部
36 釣針係止部
38 貫通孔
40 房状体
42 線材
L 釣糸

Claims (5)

  1. 釣り用仕掛けに用いられる錘であって、
    高比重材料からなる錘本体と、
    前記錘本体に一体化されてなり、多数の柔軟な線材が錘本体の外方に放射状に延びる房状体と、
    前記錘本体を前記釣り用仕掛けに取り付ける取付部と、
    を備える釣り用錘。
  2. 軟質擬似餌と釣針とを有する擬似餌仕掛けに用いられる錘であって、
    前記錘本体は、軸方向の先端が先細り形状をなし、
    前記房状体は、前記錘本体の先細り形状をなす先端とは反対の後端に配置され、
    前記取付部は、前記房状体の中央で前記錘本体の後端から突出し前記軟質疑似餌に貫入される貫入部と、前記貫入部に配置され前記釣針が針先側から係止される釣針係止部とを有する、
    請求項1に記載の釣り用錘。
  3. 前記錘本体が、銃弾状に成形されてなり、
    前記貫入部が、前記錘本体の成形時に銃弾状に成形される錘本体の後端部分に一部が埋め込まれて一体化されてなる
    請求項2に記載の釣り用錘。
  4. 軟質擬似餌と釣針と釣糸とを有する擬似餌仕掛けであって、
    前記軟質疑似餌に突き刺して係止される釣針と、
    前記軟質疑似餌に隣接して配置され、前記取付部で前記釣針または釣糸に取り付けられる請求項1〜3のいずれかに記載の釣り用錘と、
    を備える擬似餌仕掛け。
  5. 前記釣針は、前記軟質疑似餌の長さ方向に沿う姿勢で軟質疑似餌に埋め込まれ、
    前記釣針に有する釣糸取付部が、前記軟質疑似餌の端部から露出しており、
    前記釣糸は、前記釣針の釣糸取付部に取り付けられてなり、
    前記錘は、請求項2または3に記載の錘であって、前記房状体が前記軟質疑似餌の端部に配置され、前記貫入部が軟質疑似餌の端部に貫入され、前記釣針係止部が前記軟質疑似餌の内部で前記釣針に針先側から係止されている
    請求項4に記載の疑似餌仕掛け。
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