JP6615400B1 - イカ釣り用ヤエン - Google Patents

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Abstract

【課題】イカがヤエンに触れて逃げようとした場合でも、イカが逃げる方向に針を追随させて、確実にイカを釣り上げることができるイカ釣り用ヤエンが望まれていた。
【解決手段】本発明に係るイカ釣り用ヤエンは、本体部材と、釣り針部材と、本体部材および釣り針部材を連結する連結部材とを備えるイカ釣り用ヤエンであって、本体部材は、棒状の本体部に、本体部に立設した釣り糸通し部と、第一ストッパ部を備えたものであり、釣り針部材は、柔軟性または/および伸縮性を有する線材に、複数の針部と、第二ストッパ部を備えたものであり、連結部材は、柔軟性または/および伸縮性を有する線材と棒状の本体部とを連結するとともに、柔軟性または/および伸縮性を有する線材を棒状の本体部の前方に引き出すように移動させるものであることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、イカ釣り用ヤエンに関するものである。詳しくは、棒状の本体部を用いた本体部材と、柔軟性または/および伸縮性を有する線材を用いた釣り針部材と、本体部材および釣り針部材を特定の形態によって連結する連結部材とを備えることによって、イカがヤエン(針)に触れて逃げようとした場合でも針がイカの体に纏わりつくようになり、その結果、イカを確実に捕獲して釣り上げることができるイカ釣り用ヤエンに関するものである。
従来からイカを釣り上げるための様々なイカ釣り用ヤエンが開発されている。なお、イカ釣りにおいてヤエンを用いる際は、以下の動作を行って釣り上げることが一般的な動作となっている。
1)まず釣り糸の先に餌魚をつけて海中で泳がせる。
2)次に餌魚に食いついたアタリの強弱によってイカの大きさを予測して各種のヤエンの中から適切な大きさのヤエンを選択して釣り糸に装着して海中に投入する。
3)ヤエンがイカまで到達した後、合わせ動作(釣竿をしゃくり上げたり、上下左右に動かす動作)を行ってヤエンの釣り針をイカに引っ掛けることによって釣り上げる。
ここで、一般的なイカ釣り用ヤエンは、如何にしてヤエン(針)をイカに引っ掛けるかに重点が置かれてきた。本願出願人においても、針をより効果的にイカに引っ掛けるための技術を特許第6182688号において提案している。
一方、イカはヒレと漏斗を用いて動くため、他の魚とは異なり、様々な方向に動くことが可能である。具体的には、前後左右上下の各方面への移動はもとより、そのままの位置に留まったり、或いは円筒体が周方向に回転するように胴体を回転したりすることも可能である。また、漏斗から海水を吐き出すことによって、その移動速度も様々に調節することが可能である。
さらに、イカは軟体動物であり、内部に軟甲と呼ばれる骨を有しているが、体の大部分は柔らかい筋肉や内臓で構成されている。
従って、仮にヤエンの針がイカに引っ掛かった場合であっても、針の掛かりが弱かったり、僅かな本数の針しかイカに掛かっていなかったりした場合には、イカが様々な方向や速度で動くことに加えて身が柔らかいことから、針(ヤエン)が身から外れたり、身切れすることによって針(ヤエン)からイカが逃げてしまったりすることになる。また、ヤエンと釣り糸との装着状態によっては、イカがヤエンを身に引っ掛けたままの状態でヤエンごと釣り糸から外して逃げてしまうことも生じるのである。
そこで、ヤエンの針がイカから外れて逃げてしまうことを防止する技術が各種開発されている。
特開2002−125550号公報 特開2010−213618号公報 特開2002−272334号公報
具体的には、特許文献1に記載のイカ釣り用ヤエンは、餌掛け針3を設けた弾性体4が連結具9によって釣り糸1に連結されているとともに、餌掛け針3はさらに釣り糸1を通した環状ガイド体5によって釣り糸1に沿って移動可能に連絡されている構造となっている。また、釣り糸1の先端には釣り針2が設けられている構造となっている(特許文献1の[0007]および図1〜3参照)。
特許文献2に記載のイカ釣り用ヤエンは、「餌取付け部材」と「イカ引掛け部材」を主要部材とするものであって、「餌取付け部材(バネ材2と糸ストッパ7)」と「イカ引掛け部材(糸材9)」は固定部材によって連結され、連結部6によって道糸21に連絡される構造となっている(特許文献2の[0017]〜[0018]、図1参照)。
「餌取付け部材」は、バネ材2と、下方延出部3と、上方延出部4と、餌針5と、糸ストッパ7を主要部品とし、上方延出部4と糸ストッパ7は固定部材によって連結されている構造となっている。また、バネ材2、下方延出部3、上方延出部4は一体的に設けられているものであり、下方延出部3と糸ストッパ7の先端には餌針5が設けられている構造となっている(特許文献2の[0025]〜[0029]、図1参照)。
「イカ引掛け部材」は、棒材(金属棒)8と、糸材9と、引掛け針11を主要部品とし、糸材9の先に棒材8を連結し、棒材8の先に引掛け針11が設けられている構造となっている。また、糸材9は「餌取付け部材」のバネ材2内に挿通されている構造となっている(特許文献2の[0025]〜[0029]、図1参照)。
特許文献3に記載のイカ釣り用ヤエンは、本体に軟線材(テグス9)を連結し、軟線材の先端には針体4(図1)または針体取付軸部3(図6)を設け、さらに針体4または針体取付軸部3は本体に脱着自在に取り付けられている構造となっている(特許文献3の図1、6参照)。
しかしながら、特許文献1、2に記載のイカ釣り用ヤエンは、いずれもイカに引っ掛かった針が特定の一方向のみにしか移動しない構造となっている。具体的には、特許文献1においては、イカに引っ掛かった針が釣り糸1に沿ってしか移動しない構造となっており、特許文献2においては、針に引っ掛かったイカが棒材8に沿ってしか移動しない構造となっている。
従って、仮に針がイカの身に引っ掛かった場合でも、不規則な移動(様々な方向に様々な速度で移動)をするイカに針が追随することができず、依然としてイカを逃がしてしまうという課題がある。
また、特許文献3に記載のイカ釣り用ヤエンは、本体と軟線材との連結点を中心に針が様々な方向に動くことができる構造となっているが、図1の形態においては、針体が本体に取り付けられていることから、軟線材の長さはほぼ本体の長さとなる。
従って、図1の形態においては、針体が本体の長さ分の距離しか追随することができないことから、イカが勢いよく逃げた場合には軟線材が追随することができずイカを逃がしてしまうという課題がある。また、図1の形態は軟線材に針が1つしか設けられない構造となっていることから、この点からもイカを逃がし易い構造となっている。
この点、特許文献3の図6の形態においては、針体取付軸部3が本体から外れることになることから、特許文献3の図1の形態よりは長さがある分、イカに追随することができることになる。
しかしながら、特許文献3の図6の形態においては、通常の状態において軟線材がたわんだ状態となっていることから、ヤエンを海中に投入して餌に食いついているイカに到達させるまでの間に係るたわみ部分が釣り糸に引っ掛かってヤエンをイカにまで到達させることができない事態が発生するという課題がある。
具体的には、まずイカ釣り用ヤエンは、一般的には、本願の図10(a)に示すように釣り糸を張ることなく海中に投入してしまうとヤエンがイカに到達した際にイカとヤエンとの間が離れてしまってイカに針が引っ掛かり難くなってしまうことから、本願の図10(b)に示すように出来るだけ角度を付けないように釣り糸を張ってヤエンをイカに対して直線的に海中に投入するようにすることが好ましい。つまり、本願の図10(b)に示すようにヤエンをイカに対して直線的に海中に投入すれば、ヤエンが餌に食いついているイカに到達した際、イカとヤエンとの間が離れないことになり、イカに針が引っ掛かり易くなるのであるが、本願の図10(b)のような釣り糸を張った状態で特許文献3の図6の形態のように軟線材がたわんだヤエンを海中に投入すると、係るたわみ部分が釣り糸に引っ掛かってヤエンをイカに到達させることができない事態が顕著に発生するのである。
今般、本願発明者は鋭意検討を行った結果、棒状の本体部を用いた本体部材と、柔軟性または/および伸縮性を有する線材を用いた釣り針部材と、本体部材および釣り針部材を連結する連結部材とを備え、さらに、連結部材を特定の構造とすることによって、イカがヤエンに触れて逃げようとした場合でも針部がイカの体に纏わりつくようになり、その結果、イカを確実に釣り上げることができるイカ釣り用ヤエンを得ることができるという知見を得た。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、新規なイカ釣り用ヤエンの提供を目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るイカ釣り用ヤエンは、本体部材と、釣り針部材と、本体部材および釣り針部材を連結する連結部材とを備えるイカ釣り用ヤエンであって、本体部材は、棒状の本体部に、本体部に立設した釣り糸通し部と、本体部の先端部に設けた第一ストッパ部を備えたものであり、釣り針部材は、柔軟性または/および伸縮性を有する線材に、複数の針部と、線材の後端部に設けた第二ストッパ部を備えたものであり、連結部材は、柔軟性または/および伸縮性を有する線材と棒状の本体部を挿入する筒状部材であってかつ柔軟性または/および伸縮性を有する線材と棒状の本体部を挿入して連結した状態で柔軟性または/および伸縮性を有する線材を棒状の本体部に対して前後方向に移動可能とするものであり、イカが針部に引っ掛かって逃げる際の力によって、柔軟性または/および伸縮性を有する線材が連結部材内を通過して棒状の本体部の前方に引き出されるように移動るものであることを特徴とする。

本発明の請求項2に係るイカ釣り用ヤエンは、連結部材が、棒状の本体部と柔軟性または/および伸縮性を有する線材とを束ねた状態で挿入する筒状部材であることを特徴とする。
本発明の請求項に係るイカ釣り用ヤエンは、連結部材が、棒状の本体部を挿入することができる第一筒状部材と、柔軟性または/および伸縮性を有する線材を挿入することができる第二筒状部材を、上下に並列に連結したものであることを特徴とする。

本発明の請求項に係るイカ釣り用ヤエンは、連結部材が、第一ストッパ部の後方で、かつ第二ストッパ部の前方の位置に設けられていることを特徴とする。
本発明のイカ釣り用ヤエンによれば、特定の形態を有する本体部材と釣り針部材と連結部材とを備えているので、ヤエンの針部にイカの身が引っ掛かってイカが逃げようとした際においても、連絡部材が移動することによってイカが移動する方向に柔軟性または/および伸縮性を有する線材が引き出されてイカに追随することになる。従って、針部がイカの身から外れたり、身切れしたりすることを防止することができ、確実にイカを捕獲することができる。
また、本発明のイカ釣り用ヤエンは、イカが逃げようとして引き出された線材が柔軟性または/および伸縮性を有するものであることから、イカが様々な方向に身を動かすと逆に柔軟性または/および伸縮性を有する線材がイカの身に巻き付いてより多くの針部がイカの身に引っ掛かることになり、確実にイカを捕獲することができる。
さらに、本発明のイカ釣り用ヤエンは、連結部材が柔軟性または/および伸縮性を有する線材を棒状の本体部の前方に引き出すように移動させるものであることから、引き出される前の柔軟性または/および伸縮性を有する線材が棒状の本体部に沿って保持(収納)されることになり、特許文献3の図6のようなたわみ部分が釣り糸に引っ掛かる事態を防止することができ、ヤエン海中に投入する際、ヤエンをスムーズにイカに到達させることができる。
本発明の請求項2に係るイカ釣り用ヤエンによれば、第一ストッパ部が棒状の本体部の先端部に設けられているので、柔軟性または/および伸縮性を有する線材をより前方に長く引き出すことができ、その結果、イカをより確実に捕獲することができる。
本発明の請求項3に係るイカ釣り用ヤエンによれば、第二ストッパ部が、柔軟性または/および伸縮性を有する線材の後端部に設けられているので、柔軟性または/および伸縮性を有する線材をより前方に長く引き出すことができ、その結果、イカが逃げようとしてもより確実に捕獲することができる。
本発明の請求項4、5に係るイカ釣り用ヤエンによれば、連結部材が、特定の形態となっているものであるので、釣り針部材と本体部材を容易に連結させつつ、柔軟性または/および伸縮性を有する線材をよりスムーズにイカが逃げようと方向に引き出すことができる。
本発明の請求項6に係るイカ釣り用ヤエンによれば、連結部材が、第一ストッパ部の後方でかつ第二ストッパ部の前方の位置、すなわち連結部材が第一ストッパ部と第二ストッパ部の間に設けられているので、柔軟性または/および伸縮性を有する線材をよりスムーズに引き出すことができる。
また、連結部材が第一ストッパ部と第二ストッパ部の間に設けられていることによって、第一ストッパ部と第二ストッパ部に加えて連結部材も柔軟性または/および伸縮性を有する線材を支えることになり、引き出される前の柔軟性または/および伸縮性を有する線材をより棒状の本体部に沿って保持(収納)させることができることになる。つまり、連結部材が柔軟性または/および伸縮性を有する線材のたわみの発生を防止する「たわみ防止部材」としても機能することになり、ヤエンを海中に投入する際にも釣り糸に引っ掛かることなく、ヤエンをよりスムーズにイカに到達させることができる。
本発明のイカ釣り用ヤエンの第一の実施形態を示す模式図(図1(a)は柔軟性または/および伸縮性を有する線材が引き出される前の状態を示す模式図、図1(b)は柔軟性または/および伸縮性を有する線材が引き出された際の状態を示す模式図)である。 図1のイカ釣り用ヤエンの要部を示す模式図である。 第一の実施形態の変形例を示す模式図(図3(a)は柔軟性または/および伸縮性を有する線材が引き出される前の状態を示す模式図、図3(b)は柔軟性または/および伸縮性を有する線材が引き出された際の状態を示す模式図)である。 第一の実施形態の別の変形例を示す模式図(図4(a)は柔軟性または/および伸縮性を有する線材が引き出される前の状態を示す模式図、図4(b)は柔軟性または/および伸縮性を有する線材が引き出された際の状態を示す模式図)である。 本発明のイカ釣り用ヤエンの第二の実施形態を示す模式図(図5(a)は柔軟性または/および伸縮性を有する線材が引き出される前の状態を示す模式図、図5(b)は柔軟性または/および伸縮性を有する線材が引き出された際の状態を示す模式図)である。 本発明のイカ釣り用ヤエンの第三の実施形態を示す模式図(図6(a)は柔軟性または/および伸縮性を有する線材が引き出される前の状態を示す模式図、図6(b)は柔軟性または/および伸縮性を有する線材が引き出された際の状態を示す模式図)である。 図1のイカ釣り用ヤエンを餌に食いついているイカに到達させた状態を示す模式図である。 図7の状態から針部がイカに引っ掛かって、釣り針部材(着脱部)が本体部材から離れた状態を示す模式図である。 図8の状態から針部が引っ掛かったイカが逃げて暴れることによって、柔軟性または/および伸縮性を有する線材が引き出されて釣り針部材がイカの身に巻き付いた状態を示す模式図である。 イカ釣り用ヤエンを海中に投入する際のヤエンとイカの位置関係を示す模式図(図10(a)は釣り糸を張ることなく海中に投入する際の状態を示す模式図、図10(b)は出来るだけ角度を付けないように釣り糸を張って、ヤエンをイカに対して直線的に海中に投入する際の状態を示す模式図)である。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に述べる実施形態は本発明を具体化した一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
図1は本発明のイカ釣り用ヤエンの第一の実施形態を示す模式図(図1(a)は柔軟性または/および伸縮性を有する線材が引き出される前の状態を示す模式図、図1(b)は柔軟性または/および伸縮性を有する線材が引き出された際の状態を示す模式図)であり、図2は図1のイカ釣り用ヤエンの要部を示す模式図であり、図3は第一の実施形態の変形例を示す模式図(図3(a)は柔軟性または/および伸縮性を有する線材が引き出される前の状態を示す模式図、図3(b)は柔軟性または/および伸縮性を有する線材が引き出された際の状態を示す模式図)であり、図4は第一の実施形態の別の変形例を示す模式図(図4(a)は柔軟性または/および伸縮性を有する線材が引き出される前の状態を示す模式図、図4(b)は柔軟性または/および伸縮性を有する線材が引き出された際の状態を示す模式図)であり、図5は本発明のイカ釣り用ヤエンの第二の実施形態を示す模式図(図5(a)は柔軟性または/および伸縮性を有する線材が引き出される前の状態を示す模式図、図5(b)は柔軟性または/および伸縮性を有する線材が引き出された際の状態を示す模式図)であり、図6は本発明のイカ釣り用ヤエンの第三の実施形態を示す模式図(図6(a)は柔軟性または/および伸縮性を有する線材が引き出される前の状態を示す模式図、図6(b)は柔軟性または/および伸縮性を有する線材が引き出された際の状態を示す模式図)である。
(基本構造)
まず、本発明のイカ釣り用ヤエンの基本構造を図1〜4(第一の実施形態)に基づいて説明する。
本発明のイカ釣り用ヤエン1は、図1〜4に示すように、本体部材2と、釣り針部材3と、本体部材2および釣り針部材3を連結するための連結部材4を主要部材とするものである。
なお、図1〜4のイカ釣り用ヤエン1には設けていないが、必要に応じて錘などを備えることも可能である。
次に、各構成要件について説明する。
(本体部材)
本発明に用いられる本体部材2は、棒状の本体部5に釣り糸通し部6と第一ストッパ部7を備えた構造となっているものである。
このように、本発明に用いられる本体部材2(棒状の本体部5)は、第一ストッパ部7を備えていることから、イカが逃げようとして釣り針部材3が引き出された際にも、イカに追随させつつ、釣り針部材3が本体部材2から抜けてしまうことを防止することができるのである。そしてその結果、釣り針部材3(針部9)がイカの身から外れたり、身切れしたりすることを防止することができ、確実にイカを捕獲することができるのである。
(棒状の本体部)
なお、本体部材2は本発明においては上記の構成要件を具備していれば良いが、棒状の本体部5については、さらに分割して一方の本体部5には釣り糸通し部6を設け、他方の本体部5には第一ストッパ部7を設けて、両方の本体部5を特許6254736号に記載の連結機構によって連結する構造とすれば、必要に応じてイカ釣り用ヤエン自体の長さも変更することができるので好適である。また、係る構造とすればイカを釣り上げてタモ網などで回収した後、イカが引っかかった状態で他方の本体部5のみを分離して、別の他方の本体部5を連結すればすぐに次の釣り上げ作業に取り掛かることができるので好適である。
さらに、本体部材2には、後記する第二、第三の実施形態(図5、6)に示すように、針部9を設けることもできる。
本体部材2の材質については特に限定されるものではなく、各種の金属やプラスチックなどを用いることができる。なお、本体部5を分割して特許6254736号の連結機構によって連結する構造とする場合には、一方の本体部5に用いる材質と他方の本体部5に用いる材質に弾性率(ヤング率)の異なる材質を用いれば、イカを効率よく引っ掛けることができるので好適である。
(釣り糸通し部)
釣り糸通し部6は、該本体部5に溶接やはんだ付けなどによって立設した構造となっているものである。
なお、図1〜4のイカ釣り用ヤエン1においては、釣り糸通し部6が本体部5に3つ立設され、さらにそれぞれの釣り糸通し部6(6a、6b、6c)が特定の形状となっている形態(具体的には特許6182688号の形態)を採用しているが、本発明においてはこれに限定されるものではなく、釣り糸通し部6の数や形状など、必要に応じて各種の形態とすることができる。
(第一ストッパ部)
第一ストッパ部7は、後記する第二ストッパ部10と互いに作用し合って釣り針部材3(柔軟性または/および伸縮性を有する線材8)の移動距離を規制するためのものであり、また釣り針部材3が引き出された際に釣り針部材3が本体部材2から抜けてしまうことを防止するためのものである。
なお、第一ストッパ部7は、釣り針部材3が本体部材2から抜けてしまうことを防止することができるものであれば特に形態が限定されるものではなく、棒状の本体部5の一部に釣り針部材3と嵌合する嵌合機構を設ける形態や棒状の本体部5の一部に釣り針部材3と係止する係止機構を設ける形態など各種の形態を採用することができる。
そしてその中でも、図1〜4に記載のとおり、棒状の本体部5の先端部に本体部5の太さよりも大きい膨出部7aを形成するとともに膨出部7aの先に突出部7bを形成し、釣り針部材3に後記する第二ストッパ部10を採用する形態とすれば、簡単な構造で本体部材2からの釣り針部材3の抜けを有効に防止することができるので好適である。また、後記するように、棒状の本体部5の先端部を曲げ加工してJ字形状部7cとすることによっても簡単な構造で本体部材2からの釣り針部材3の抜けを有効に防止することができるので好適である。
(釣り針部材)
本発明に用いられる釣り針部材3は、柔軟性または/および伸縮性を有する線材8に複数の針部9と第二ストッパ部10を備えた構造となっているものである。
このように、本発明に用いられる釣り針部材3は、柔軟性または/および伸縮性を有する線材8を備えていることから、イカが逃げようとして様々な方向に移動しても追随するとともに、却って線材8が身に巻き付いてより多くの針部9がイカの身に引っ掛かることになり、確実にイカを捕獲することができるのである。
(柔軟性または/および伸縮性を有する線材)
柔軟性または/および伸縮性を有する線材8の形態については特に限定されるものではなく、図1〜4に示すような直線状の柔軟性または/および伸縮性を有する線材8に針部9を配置する形態の他、柔軟性または/および伸縮性を有する線材8を二股状(コの字状、Y字状、U字状など)や三股状などの複数に枝分かれした形状にして、係る枝分かれ部分に針部9を設けた形態とすることもできる。
また、柔軟性または/および伸縮性を有する線材8は柔軟性または/および伸縮性を有するものであれば特に限定されるものではなく、釣り糸として用いられている各種のプラスチックや、ゴム材などの各種の弾性体や、針金やワイヤーロープなどの各種の金属材料を用いることができる。なお、図1〜4においては、柔らかいステンレス製の線材を柔軟性または/および伸縮性を有する線材8として用いた形態となっている。
(針部)
針部9の形態については特に限定されるものではなく、各種の形態の針を用いることができる。また、針部9の数については特に限定されるものではなく、1つのみを設けた形態でもよいが、図1〜4に示すように複数設けた形態とすれば逃げようとするイカをより確実に確保することができるので好適である。
(第二ストッパ部)
第二ストッパ部10は、第一ストッパ部7と互いに作用し合って釣り針部材3(柔軟性または/および伸縮性を有する線材8)の移動距離を規制するためのものであり、また釣り針部材3が引き出された際に釣り針部材3が本体部材2から抜けてしまうことを防止するためのものである。
なお、第二ストッパ部10についても、第一ストッパ部7と同様に、釣り針部材3が本体部材2から抜けてしまうことを防止することができるものであれば特に形態が限定されるものではなく、柔軟性または/および伸縮性を有する線材8の一部に本体部材2と嵌合する嵌合機構を設ける形態や柔軟性または/および伸縮性を有する線材8の一部に本体部材2と係止する係止機構を設ける形態など各種の形態を採用することができる。
そしてその中でも、図1〜4に記載のような2つの筒状部材(第三筒状部材10a、第四筒状部材10b)を上下に並列に連結した形態や、図5、6に記載のような各種の錘を接合した形態とすれば、簡単な構造で確実にストッパ機能を発現させることができるので好適である。
(着脱部)
なお、本発明の釣り針部材3については、棒状の本体部5と柔軟性または/および伸縮性を有する線材8を脱着自在にするための着脱部11を設けることもできる。なお、後記する第二、第三の実施形態のように着脱部11を設けない構造とすることもできる。
具体的には、着脱部11は、通常時は柔軟性または/および伸縮性を有する線材8を棒状の本体部5に沿って保持(収納)するためのものであり、捕獲の際(逃げようとするイカを確保する際)は柔軟性または/および伸縮性を有する線材8を棒状の本体部5から離脱させて柔軟性または/および伸縮性を有する線材8および針部9をイカの体に纏わりつかせるためのものである。
なお、着脱部11の構造については、棒状の本体部5と柔軟性または/および伸縮性を有する線材8を脱着自在にすることができるものであれば特に形態が限定されるものではなく、棒状の本体部5と柔軟性または/および伸縮性を有する線材8とを嵌合する嵌合構造とする形態や棒状の本体部5と柔軟性または/および伸縮性を有する線材8を係止する係止構造とする形態など各種の形態を採用することができる。そしてその中でも、図1〜4に記載のとおり、2つの筒状部材(第五筒状部材11a、第六筒状部材11b)を上下に並列に連結した形態とすれば、第一ストッパ部7を構成する突出部7bを第五筒状部材11a、第六筒状部材11bのいずれかに挿入するという簡単な動作で棒状の本体部5と柔軟性または/および伸縮性を有する線材8を脱着自在にすることができるので好適である。また、突出部7bを有効に活用することができるという点からも好適である。
さらに、着脱部11の釣り針部材3における位置についても特に限定されるものではなく、必要に応じて様々な位置に設けることができる。例えば、図1、2に示すように柔軟性または/および伸縮性を有する線材8の前方(3つの針部9の前方の針部9a)の位置に設けることもできるし、図3に示すように柔軟性または/および伸縮性を有する線材8の中間(3つの針部9の中間の針部9b)の位置に設けることもできるし、図4に示すように柔軟性または/および伸縮性を有する線材8の後方(3つの針部9の後方の針部9c)の位置に設けることもできる。
(連結部材)
本発明に用いられる連結部材4は、棒状の本体部5と柔軟性または/および伸縮性を有する線材8とを並行に連結するとともに、本体部5または/および線材8を前後方向に移動させることによって、柔軟性または/および伸縮性を有する線材8を棒状の本体部5の前方に引き出すものである。
具体的には、棒状の本体部5と柔軟性または/および伸縮性を有する線材8を並行に連結させるとともに、(1)柔軟性または/および伸縮性を有する線材8に固定して、棒状の本体部5を前後方向に移動させる構造、(2)棒状の本体部5に固定して、柔軟性または/および伸縮性を有する線材8を前後方向に移動させる構造、(3)棒状の本体部5にも柔軟性または/および伸縮性を有する線材8にも固定せずに、棒状の本体部5と柔軟性または/および伸縮性を有する線材8をそれぞれ前後方向に移動させる構造、のいずれかの構造になっているものである。
このように、本発明に用いられる連結部材4は、棒状の本体部5と柔軟性または/および伸縮性を有する線材8とを並行に連結して、棒状の本体部5と柔軟性または/および伸縮性を有する線材8を前後方向に移動させることによって、柔軟性または/および伸縮性を有する線材8を棒状の本体部5の前方に引き出すものであることから、針部9がイカに引っ掛かってイカが逃げようとしても、イカが移動する方向に柔軟性または/および伸縮性を有する線材8を引き出すことができるのである。そしてその結果、柔軟性または/および伸縮性を有する線材8がイカに追随することになり、針部9がイカの身から外れたり、身切れしたりすることを防止することができ、確実にイカを捕獲することができるのである。
なお、連結部材4については、棒状の本体部5と柔軟性または/および伸縮性を有する線材8を前後方向に移動させることによって、柔軟性または/および伸縮性を有する線材8を棒状の本体部5の前方に引き出すことができる構造となっていれば特に形態が限定されるものではないが、図1〜4に記載のとおり、2つの筒状部材(第一筒状部材4a、第二筒状部材4b)を上下に並列に連結した形態として、係る2つの筒内にそれぞれ棒状の本体部5と柔軟性または/および伸縮性を有する線材8を挿入する(必要に応じて、一方の筒状部材とは挿入後に固定しても良い)ようにすれば、簡単な構造で棒状の本体部5と柔軟性または/および伸縮性を有する線材8を前後方向に移動させることができるので好適である。
また、連結部材4の設置位置についても、棒状の本体部5と柔軟性または/および伸縮性を有する線材8を前後方向に移動させることができれば特に限定されるものではないが、第一ストッパ部7の後方でかつ第二ストッパ部10の前方の位置、すなわち第一ストッパ部7と第二ストッパ部10の間に設ければ、柔軟性または/および伸縮性を有する線材8をよりスムーズに引き出すことができるので好適である。
さらに、連結部材4を第一ストッパ部7と第二ストッパ部10の間に設ければ、第一ストッパ部7と第二ストッパ部10に加えて連結部材4も柔軟性または/および伸縮性を有する線材8を支えることになり、引き出される前の柔軟性または/および伸縮性を有する線材8をより棒状の本体部5に沿って保持(収納)させることができることになる。つまり、連結部材4が柔軟性または/および伸縮性を有する線材8のたわみの発生を防止する「たわみ防止部材」としても機能することになり、ヤエンを海中に投入する際にも釣り糸に引っ掛かることなく、ヤエンをよりスムーズにイカに到達させることができるので好適である。
なお、連絡部材4の数についても特に限定されるものではなく、1つのみを設けるものでも良いが、図1〜4、6に記載のように複数設けるとたわみ防止効果をより向上させることができるので好適である。
(第二の実施形態)
第二の実施形態に係るイカ釣り用ヤエン1dは、第一ストッパ部7および連結部材4を特定の形態とすることによって、釣り針部材3に着脱部11を設けない構造とした形態である。
具体的には、図5に示すように、第一ストッパ部7については棒状の本体部5の先端部を折り曲げたJ字形状部7cとするとともに、連結部材4については可撓性チューブ4cを用いて棒状の本体部5と柔軟性または/および伸縮性を有する線材8の両方を束ねた状態で挿入する形態としたものである。
ここで、係る連結部材4(可撓性チューブ4c)については、その内径を、束ねた状態の棒状の本体部5と柔軟性または/および伸縮性を有する線材8の径と同じ内径とするか、或いは束ねた状態の棒状の本体部5と柔軟性または/および伸縮性を有する線材8の径よりも僅かに小さい内径とすることが好ましい。係る内径とすれば、連結部材4をさらに簡単な構造としながらも棒状の本体部5と柔軟性または/および伸縮性を有する線材8を並行に連結させることができ、さらに可撓性チューブが持つ可撓性によって連結部材4(可撓性チューブ4c)と、本体部5および線材8との間で摩擦抵抗を発生させることができることになり、その結果イカが逃げようとして釣り針部材3に力がかかった分だけ本体部5または/および線材8を引き出さすことができるからである。
(第三の実施形態)
第三の実施形態に係るイカ釣り用ヤエン1eは、第一ストッパ部7および連結部材4を特定の形態とすることによって連結部材4を第一ストッパ部7としても用いるとともに、釣り針部材3に着脱部11を設けない構造とした形態である。
具体的には、図6に示すように、連結部材4を金属製の筒材4dとするとともに、係る連結部材4に棒状の本体部5の先端部を接合(棒状の本体部5の先端部に連結部材4を固定)することによって連結部材4を第一ストッパ部7としても用いて、柔軟性または/および伸縮性を有する線材8のみを前後方向に移動可能とした形態である。
ここで、係る連結部材4(金属製の筒材4d)については、その内径を、束ねた状態の棒状の本体部5と柔軟性または/および伸縮性を有する線材8の径と同じ内径とするか、或いは束ねた状態の棒状の本体部5と柔軟性または/および伸縮性を有する線材8の径よりも僅かに大きい内径とすることが好ましい。係る内径とすれば、連結部材4をさらに簡単な構造としながらも棒状の本体部5と柔軟性または/および伸縮性を有する線材8を並行に連結させることができ、さらに金属が持つ滑らかさによって連結部材4(金属製の筒材4d)と柔軟性または/および伸縮性を有する線材8との間で程よい摩擦抵抗を発生させることができることになり、その結果イカが逃げようとして釣り針部材3に力がかかった分だけ柔軟性または/および伸縮性を有する線材8を引き出さすことができるからである。
なお、係る実施形態を採用する場合には、滑りやすさと摩擦抵抗とのバランスがよいことから、柔軟性または/および伸縮性を有する線材8にワイヤーロープを用いることが好ましい。
次に、第一の実施形態のイカ釣り用ヤエン1aを例にして、本発明のイカ釣り用ヤエン1の動作および作用を説明する。
図7は図1のイカ釣り用ヤエンを餌に食いついているイカに到達させた状態を示す模式図であり、図8は図7の状態から針部がイカに引っ掛かって、釣り針部材(着脱部)が本体部材から離れた状態を示す模式図であり、図9は図8の状態から針部が引っ掛かったイカが逃げて暴れることによって、柔軟性または/および伸縮性を有する線材が引き出されて釣り針部材がイカの身に巻き付いた状態を示す模式図である。
まず、釣り糸12の先に釣り針(図示せず)を取付け、係る釣り針に餌魚(図示せず)をつけて海中で泳がせる。
次に、イカが餌魚に食いついたら、本発明のイカ釣り用ヤエンの釣り糸通し部6に釣り糸12に通し、釣り糸12を緊張状態にしてイカ釣り用ヤエン1を海中に投入する。
次に、図7に示すように、イカ釣り用ヤエン1が餌に食いついているイカに到達すると、針部9がイカの身に引っ掛かることになる。そうすると、イカは逃げようと動く(例えば図7の矢印の方向に動く)ことになる。
次に、イカが逃げると、図8に示すように、釣り針部材3の着脱部11が本体部材2の突出部7bから離脱することになる。
次に、イカはさらに逃げようとすることになるが、図9に示すように、柔軟性または/および伸縮性を有する線材8が引き出されることになることから、イカが移動する方向に柔軟性または/および伸縮性を有する線材8が追随することになり、イカの身には針部9が引っ掛かった状態が維持されることになる。また、逃げようとするイカは様々な方向に移動したり、身を回転させたりすることになることから、逆に柔軟性または/および伸縮性を有する線材8がイカの身に巻き付いてより多くの針部9がイカの身に引っ掛かることになり、確実にイカを捕獲することができる。
最後に、イカを海面まで釣り上げてタモ網などで回収して、イカ釣りを終了する。
以上のとおり、本発明のイカ釣り用ヤエンは、従来のイカ釣り用ヤエンにはない様々な技術的効果を発現させることができる。
本発明のイカ釣り用ヤエンはイカ釣りに用いることができる。
1 イカ釣り用ヤエン
1a イカ釣り用ヤエン
1b イカ釣り用ヤエン
1c イカ釣り用ヤエン
1d イカ釣り用ヤエン
1e イカ釣り用ヤエン
2 本体部材
3 釣り針部材
4 連結部材
4a 第一筒状部材
4b 第二筒状部材
4c 可撓性チューブ
4d 金属製の筒材
5 本体部
6 釣り糸通し部
7 第一ストッパ部
7a 膨出部
7b 突出部
7c J字形状部
8 柔軟性または/および伸縮性を有する線材
9 針部
10 第二ストッパ部
10a 第三筒状部材
10b 第四筒状部材
11 着脱部
11a 第五筒状部材
11b 第六筒状部材
12 釣り糸
101 従前のイカ釣り用ヤエン

Claims (4)

  1. 本体部材と、釣り針部材と、前記本体部材および前記釣り針部材を連結する連結部材とを備えるイカ釣り用ヤエンであって、
    前記本体部材は、
    棒状の本体部に、前記本体部に立設した釣り糸通し部と、前記本体部の先端部に設けた第一ストッパ部を備えたものであり、
    前記釣り針部材は、
    柔軟性または/および伸縮性を有する線材に、複数の針部と、前記線材の後端部に設けた第二ストッパ部を備えたものであり、
    前記連結部材は、
    前記柔軟性または/および伸縮性を有する線材と前記棒状の本体部を挿入する筒状部材であって、かつ前記柔軟性または/および伸縮性を有する線材と前記棒状の本体部を挿入して連結した状態で前記柔軟性または/および伸縮性を有する線材を前記棒状の本体部に対して前後方向に移動可能とするものであり、
    イカが前記針部に引っ掛かって逃げる際の力によって、
    前記柔軟性または/および伸縮性を有する線材が前記連結部材内を通過して前記棒状の本体部の前方に引き出されるように移動するものであることを特徴とするイカ釣り用ヤエン。
  2. 前記連結部材が、
    前記棒状の本体部と前記柔軟性または/および伸縮性を有する線材とを束ねた状態で挿入する筒状部材であることを特徴とする請求項1に記載のイカ釣り用ヤエン。
  3. 前記連結部材が、
    前記棒状の本体部を挿入することができる第一筒状部材と、
    前記柔軟性または/および伸縮性を有する線材を挿入することができる第二筒状部材を、
    上下に並列に連結したものであることを特徴とする請求項1に記載のイカ釣り用ヤエン。
  4. 前記連結部材が、
    前記第一ストッパ部の後方で、かつ前記第二ストッパ部の前方の位置に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のイカ釣り用ヤエン。

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