JP4790036B2 - イカ釣具 - Google Patents
イカ釣具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4790036B2 JP4790036B2 JP2009063612A JP2009063612A JP4790036B2 JP 4790036 B2 JP4790036 B2 JP 4790036B2 JP 2009063612 A JP2009063612 A JP 2009063612A JP 2009063612 A JP2009063612 A JP 2009063612A JP 4790036 B2 JP4790036 B2 JP 4790036B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bait
- squid
- needle
- bar
- hooking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
このようなイカ釣具を用いたイカ釣りは、生きた魚を好んで食するイカの習性を利用して行うものである。イカ釣りでは、アジ等の生き餌(以下、餌という)に餌針を取付けたイカ釣具を海中に投入する。そして、イカが餌に食いつき牽引した際に、当該引掛け針でイカを引っ掛けて捕獲する。
そして、このように餌にハリスが絡まること、および、前記ハリスが絡んで餌に引掛け針が引っ掛かることによって、当該餌は、海中で自然な活動を行うことができず、また、活きが悪くなり、ひいては当該餌へのイカの食いつきが悪くなってしまう。
図1から図4に示す如く、イカ釣具1Aは、道糸21に連結されてイカ25を釣るための仕掛であって、餌取付け部材と、イカ引掛け部材と、前記餌取付け部材の基端と前記イカ引掛け部材の基端とを固定する固定部材と、を具備する。
また、上方延出部4の上端部には、道糸21を連結するための連結部6が一体的に設けられている。
餌針5は、その貫通孔に下方延出部3の下方部が貫入され、当該糸通し用の穴から延出する下方延出部3の下方部が環状に折り返され、当該下端部の先端が固定部3aにて固定されることによって、下方延出部3の下方部に設けられている。つまり、餌針5は、下方延出部3の下方部に設けられることによって、餌取付け部材の先端に備えられる。
このように餌取付け部材を構成することで、餌針5を下方に牽引すると、伸縮部であるバネ材2が下方に伸長することとなる。
糸ストッパ7は、伸縮部(バネ材2)が収縮した状態でその胴部が撓むように、且つ、案内部および伸縮部(バネ材2)を跨ぐようにして、その一側が固定部3aによってかしめて固定され、その他側が上方延出部4の上下中途部に固定部4aによってかしめて固定されて、餌取付け部材に設けられている。
このようにして、糸材9が棒材8に接続されることによって、棒材8および糸材9は、イカ引掛け部材の一部として構成される。
さらに、棒材8の先端は、糸材9の上端部が固定部4aに固定された状態で、且つ、バネ材2が収縮した状態で、餌取付け部材の基端側と反対側に前記餌24よりも離れた位置に配置される。つまり、棒材8の先端に設けられる引掛け針11は、糸材9の上端部が固定部4aに固定された状態で、且つ、バネ材2が収縮した状態で、餌取付け部材の基端側と反対側に前記餌24よりも離れた位置に配置される。
このように、本実施形態においては、バネ材2が収縮した状態で、イカ引掛け部材の少なくとも餌針5に取付けた餌24よりも引掛け針11側の部分が棒材8として構成されることで、イカ引掛け部材が絡まり防止手段を備える構成とされる。
つまり、イカ釣具1Aは、伸縮部(バネ材2)が収縮した状態で、案内部(バネ材2)から餌取付け部材の先端側に延出するイカ引掛け部材の一部(棒材8および糸材9)は、餌取付け部材(下方延出部3)が延出する方向と異なる方向に延出、即ち、揺動可能に構成されている。なお、以下においては便宜上、棒材8は、鉛直方向を向いているものとして説明する。
ここで、本実施形態に係るイカ釣具1Aは、その餌針5または連結部6を牽引すると、伸縮部であるバネ材2が下方に伸長するように構成されている(図2参照)。つまり、イカ25がイカ釣具1Aから離れようとし、または、イカ釣具1Aの連結部6を牽引すると、餌針5に餌24が取付けられているため、イカ釣具1Aのバネ材2が伸長することとなる。
係る状態でさらにバネ材2が伸長していくと、図5および図6に示す如く、棒材8が回動しながら、イカ引掛け部材の接続部8aおよび棒材8がバネ材2内に侵入していくこととなる。より詳細には、棒材8は、その傾斜する角度と下方延出部3が傾斜する角度とが一致するように、イカ引掛け部材の接続部8aと糸材9との境界を支点として回動しようとする。つまり、引掛け針11は、餌取付け部材の軸心上近傍に配置されようとする。そして、バネ材2が伸長していくに従って、餌取付け部材の軸心に沿うようにして、イカ引掛け部材の接続部8aがバネ材2内に侵入し、次いで棒材8がバネ材2内に侵入していく。こうして、餌取付け部材の基端側と反対側に餌24よりも離れた位置に配置された餌針5が、引掛け針11近傍に接近することとなる。
以上のようにして、イカ釣具1Aは、イカ25がイカ釣具1Aから離れようとし、また、イカ釣具1Aの連結部6を牽引すると、伸縮部が伸長して、餌針5が引掛け針11に接近するように構成されている。
つまり、餌24に食いついたイカ25が引掛け針11のある位置に移動しなくても引掛け針11にイカ25を引っ掛けて、イカ25を確実に捕獲することができる。
したがって、棒材8の回動する勢いを利用して引掛け針11にイカ25に引っ掛けて、確実にイカ25を捕獲することができる。また、イカ釣具1Aの連結部6を牽引するタイミングが遅れた場合にも、イカ25が餌針5を牽引することによって、バネ材2が所定の量で伸長した際に棒材8が回動して引掛け針11がイカ25に引っ掛かかるため、確実にイカ25を捕獲することができる。
このように絡まり防止手段を構成することにより、バネ材2が収縮した状態において、イカ引掛け部材(糸材9)は、少なくとも前記餌24の胴部には絡まらないこととなる。
したがって、イカ釣具1Aによれば、餌24にイカ引掛け部材が絡まること、および、イカ引掛け部材が絡まって餌24に引掛け針11が引っ掛かること、を要因としてイカ25の餌24への食いつきが悪くなることを防止することができる。
このため、本実施形態のイカ釣具1Aでは、バネ材2が収縮した状態において、イカ引掛け部材の棒材8は前記餌24に接触し得るが、イカ引掛け部材の糸材9は前記餌24に接触し難いこととなり、イカ引掛け部材(糸材9)は前記餌24の頭部や尾部にも絡まないこととなる。
したがって、イカ釣具1Aによれば、餌24にイカ引掛け部材が絡まること、および、イカ引掛け部材が絡まって餌24に引掛け針11が引っ掛かること、を要因としてイカ25の餌24への食いつきが悪くなることを防止することができる。
なお、バネ材2が伸長した際には、糸材9の下端部はバネ材2内に侵入していくため、イカ引掛け部材(糸材9)が前記餌24に絡まることはない。
また、バネ材2が収縮した状態で、引掛け針11を餌24に確実に接触させないためには、棒材8の先端が延出する位置を餌24からより遠くなるように棒材8の長さを構成すること、例えば、棒材8の長さを餌24の全長以上に構成することが好ましい。
他方、図2に示す如く、餌針5を下方に牽引して伸縮部(バネ材2)が伸長して、撓みがなくなって糸ストッパ7が緊張したとき、即ち、餌針5が引掛け針11に最も近接したとき、餌針5に取付けられた餌24と引掛け針11との間には所定の間隔Xがあいている。つまり、糸ストッパ7は、伸縮部材(バネ材2)が伸長した状態で、餌針5に取付けた餌24と引掛け針11との間に所定の間隔Xがあくように、伸縮部材(バネ材2)の伸長量を規制している。なお、伸縮部(バネ材2)が収縮した状態での糸ストッパ7の撓み量と、伸縮部(バネ材2)との伸長量とは略同一である。つまり、伸縮部(バネ材2)は、当該糸ストッパ7の撓み量でその伸長量が規制されている。
以上のことから、イカ釣具1Aを海中に投入する際、または、イカ釣具1Aが海中にあるときに餌24が動き回った際に、バネ材2(伸縮部)が伸長しても、餌24に引掛け針11が接触しがたいこととなる。
したがって、イカ釣具1Aによれば、伸縮部が伸長した際に引掛け針11が餌24に接触することを要因としてイカ25の餌24への食いつきが悪くなることを防止することができる。
したがって、イカ釣具1Aを簡易構造で実現することができ、また、イカ釣具1Aの製造コストを低減させることができる。
このため、バネ材2が伸長してバネ材2内に棒材8が侵入していく際に、バネ材2内に棒材8がスムーズに侵入することとなる。したがって、スムーズに餌針5が引掛け針11近傍に接近することができ、確実にイカ25を捕獲することができる。
また、伸長したバネ材2が収縮した状態にもどる際にも、バネ材2内に侵入した棒材8は、バネ材2や棒材8を破損することなくバネ材2内からスムーズに脱することとなる。
したがって、同一のイカ釣具1Aで何度もイカ釣りを行うことができ、イカ釣りに費やすコストを低減することができる。
なお、例えば、最下端金属線と直上金属線とを接着剤によって接着すること等により、最下端金属線と直上金属線とが離間しないようにバネ材2を構成することができる。また、バネ材2と下方延出部3との境界部分(最下端金属線)と、直上金属線とを樹脂素材からなる糸材で結束すること等により、これらの間に生じる隙間が閉塞した状態にバネ材2は構成される。
なお、例えば、最上端金属線と直下金属線とを接着剤によって接着すること等により、最上端金属線と直下金属線とが離間しないようにバネ材2を構成することができる。また、バネ材2と上方延出部4との境界部分(最上端金属線)と、直下金属線とを樹脂素材からなる糸材で結束すること等により、これらの間に生じる隙間が閉塞した状態にバネ材2は構成される。
このように、糸ストッパ7を餌取付け部材に設けることによって、糸ストッパ7(伸長規制手段)が、バネ材2の金属線間に侵入してバネ材2に絡まることを防止することができる。
また、第二棒材10は、その下端部と棒材8の基端とが接続部8bによって固定されることによって棒材8に接続される。第二棒材10の上端部は、イカ引掛け部材の基端として構成される。このようにして、第二棒材10が棒材8に接続されることで、棒材8および第二棒材10はイカ引掛け部材の一部として構成される。
そして、棒材8に接続された第二棒材10はバネ材2内に下方から挿通され、第二棒材10の上端部は上方延出部4の上下中途部に固定部4aによってかしめて固定される。
なお、接続部8bは、棒材8の軸心と第二棒材10の軸心とが一致するようにして、棒材8の基端と第二棒材10の下端部とに糸状の樹脂素材からなる糸材を巻きつけることによって構成される。このように接続部8bを構成することにより、棒材8は接続部8bを支点に回動可能に構成される。
また、長尺棒材15の先端と引掛け針11の針基とを取付け部11aによってかしめて固定されることによって、長尺棒材15の先端に引掛け針11が設けられている。
そして、長尺棒材15はバネ材2内に下方から挿通され、当該長尺棒材15の基端は上方延出部4の上下中途部に固定部4aによってかしめて固定される。つまり、イカ引掛け部材が案内部に挿通され、餌取付け部材の基端とイカ引掛け部材の基端とが固定部材によって固定されている。
以上のようにして、長尺棒材15にてイカ引掛け部材を構成することにより、イカ釣具1Aにおけるイカ引掛け部材の全部は、長尺棒材15で構成される。そして、牽引部の全部を長尺棒材15で構成することにより、イカ釣具1Aを簡易構造で実現することができ、また、イカ釣具1Aの製造コストを低減させることができる。
また、棒材8、第二棒材10、長尺棒材15は、直線棒状であることに特に限定するものではない。
筒材12には、筒材12から下方に向かって延出するように、その下端部の外周面に下方延出部3の上端部が接着剤等によって接合されて、下方延出部3が一体的に設けられている。
糸材14の上端部には、道糸21を連結するための連結部6が一体的に設けられている。
さらに、棒材8の先端は、糸材9の上端部が固定部13aに固定された状態で、且つ、ゴム材13が収縮した状態で、餌取付け部材の基端側と反対側に前記餌24よりも離れた位置に配置される。つまり、棒材8の先端に設けられる引掛け針11は、糸材9の上端部が固定部13aに固定された状態で、且つ、ゴム材13が収縮した状態で、餌取付け部材の基端側と反対側に前記餌24よりも離れた位置に配置される。
このように絡まり防止手段を構成することにより、ゴム材13が収縮した状態において、イカ引掛け部材(糸材9)は、少なくとも前記餌24の胴部には絡まらないこととなる。
したがって、イカ釣具1Bによれば、餌24にイカ引掛け部材が絡まること、および、イカ引掛け部材が絡まって餌24に引掛け針11が引っ掛かること、を要因としてイカ25の餌24への食いつきが悪くなることを防止することができる。
このため、本実施形態のイカ釣具1Bでは、ゴム材13が収縮した状態において、イカ引掛け部材の棒材8は前記餌24に接触し得るが、イカ引掛け部材の糸材9は前記餌24に接触し難いこととなり、イカ引掛け部材(糸材9)は前記餌24の頭部や尾部にも絡まないこととなる。
したがって、イカ釣具1Bによれば、餌24にイカ引掛け部材が絡まること、および、イカ引掛け部材が絡まって餌24に引掛け針11が引っ掛かること、を要因としてイカ25の餌24への食いつきが悪くなることを確実に防止することができる。
なお、ゴム材13が伸長した際には、糸材9の下端部は筒材12内に侵入していくため、イカ引掛け部材(糸材9)が前記餌24に絡まることはない。
係る状態でさらにゴム材13が伸長していくと、棒材8が回動しながら、イカ引掛け部材の接続部8aおよび棒材8が筒材12内に侵入していくこととなる。より詳細には、棒材8は、その傾斜する角度と下方延出部3が傾斜する角度とが一致するように、イカ引掛け部材の接続部8aと糸材9との境界を支点として回動しようとする。つまり、引掛け針11は、餌取付け部材の軸心上近傍に配置されようとする。そして、ゴム材13が伸長していくに従って、餌取付け部材の軸心に沿うようにして、イカ引掛け部材の接続部8aが筒材12内に侵入し、次いで棒材8が筒材12内に侵入していく。こうして、餌取付け部材の基端側と反対側に餌24よりも離れた位置に配置された餌針5が、引掛け針11近傍に接近することとなる。
以上のようにして、イカ釣具1Bは、イカ25がイカ釣具1Bから離れようとし、また、イカ釣具1Bの連結部6を牽引すると、伸縮部が伸長して、餌針5が引掛け針11に接近するように構成されている。
つまり、餌24に食いついたイカ25が引掛け針11のある位置に移動しなくても引掛け針11にイカ25を引っ掛けて、イカ25を確実に捕獲することができる。
したがって、棒材8の回動する勢いを利用して引掛け針11にイカ25に引っ掛けて、確実にイカ25を捕獲することができる。また、イカ釣具1Bの連結部6を牽引するタイミングが遅れた場合にも、イカ25が餌針5を牽引することによって、バネ材2が所定の量で伸長した際に棒材8が回動して引掛け針11がイカ25に引っ掛かかるため、確実にイカ25を捕獲することができる。
このため、ゴム材13が伸長する幅が狭い段階で、棒材8が回動することとなる。つまり、イカ25がイカ釣具1Bから離れようとし、また、イカ釣具1Bの連結部6を牽引してバネ材13が伸長する際に、その伸長の速い時期に、棒材8が回動することとなる。
したがって、イカ釣具1Bの連結部6を牽引するタイミングが遅れた場合にも、より速いタイミングで棒材8が回動して引掛け針11がイカ25に引っ掛かかるため、より確実にイカ25を捕獲することができる。
以上のことから、イカ釣具1Bを海中に投入する際、または、イカ釣具1Bが海中にあるときに餌24が動き回った際に、ゴム材13(伸縮部)が伸長しても、餌24に引掛け針11が接触しがたいこととなる。
したがって、イカ釣具1Bによれば、伸縮部が伸長した際に引掛け針11が餌24に接触することを要因としてイカ25の餌24への食いつきが悪くなることを防止することができる。
他方、蛇腹材16は、当該蛇腹部16aにおける屈折して重なり合う側面同士を展開させることで伸長した状態となる(図14参照)。そしてこのことは、蛇腹材16は、重なり合う側面を展開させた状態における蛇腹部16aの上下方向の長さ以上には伸長しないことを示す。
つまり、蛇腹材16は、屈折または展開可能な側面を備える部材であって、当該側面が屈折または展開することによって伸縮可能とし、且つ、当該側面によって伸長量を所定の量に規制している。
上端部は上方延出部4の上下中途部に固定部4aによってかしめて固定される。つまり、イカ引掛け部材が案内部に挿通され、餌取付け部材の基端とイカ引掛け部材の基端とが固定部材によって固定されている。
さらに、棒材8の先端は、糸材9の上端部が固定部4aに固定された状態で、且つ、蛇腹材16が収縮した状態で、餌取付け部材の基端側と反対側に前記餌24よりも離れた位置に配置される。つまり、棒材8の先端に設けられる引掛け針11は、糸材9の上端部が固定部4aに固定された状態で、且つ、蛇腹材16が収縮した状態で、餌取付け部材の基端側と反対側に前記餌24よりも離れた位置に配置される。
このように絡まり防止手段を構成することにより、蛇腹材16が収縮した状態において、イカ引掛け部材(糸材9)は、少なくとも前記餌24の胴部には絡まらないこととなる。
したがって、イカ釣具1Cによれば、餌24にイカ引掛け部材が絡まること、および、イカ引掛け部材が絡まって餌24に引掛け針11が引っ掛かること、を要因としてイカ25の餌24への食いつきが悪くなることを防止することができる。
このため、本実施形態のイカ釣具1Cでは、蛇腹材16が収縮した状態において、イカ引掛け部材の棒材8は前記餌24に接触し得るが、イカ引掛け部材の糸材9は前記餌24に接触し難いこととなり、イカ引掛け部材(糸材9)は前記餌24の頭部や尾部にも絡まないこととなる。
したがって、イカ釣具1Cによれば、餌24にイカ引掛け部材が絡まること、および、イカ引掛け部材が絡まって餌24に引掛け針11が引っ掛かること、を要因としてイカ25の餌24への食いつきが悪くなることを防止することができる。
なお、蛇腹材16が伸長した際には、糸材9の下端部は蛇腹材16内に侵入していくため、イカ引掛け部材(糸材9)が前記餌24に絡まることはない。
このため、蛇腹材16が餌24に絡まることはない。したがって、伸縮部と伸長規制手段とが餌24に絡まること、を要因としてイカ25の餌24への食いつきが悪くなることを確実に防止することができる。
また、図14に示す如く、餌針5を下方に牽引して伸縮部(蛇腹材16)が伸長して、蛇腹部16aが展開したとき、即ち、餌針5が引掛け針11に最も近接したとき、餌針5に取付けられた餌24と引掛け針11との間には所定の間隔Xがあいている。つまり、蛇腹材16は、伸縮部材(蛇腹材16)が伸長した状態で、餌針5に取付けた餌24と引掛け針11との間に所定の間隔Xがあくように、伸縮部材(蛇腹材16)の伸長量を規制している。なお、側面が屈折して重なり合った状態における蛇腹部16aの上下方向の長さと、餌針5を下方に牽引して、当該重なり合う側面を展開させた状態における蛇腹部16aの上下方向の長さとの差が、蛇腹材16が伸長する量を示す。
以上のことから、イカ釣具1Cを海中に投入する際、または、イカ釣具1Cが海中にあるときに餌24が動き回った際に、バネ材2(伸縮部)が伸長しても、餌24に引掛け針11が接触しがたいこととなる。
したがって、イカ釣具1Cによれば、伸縮部が伸長した際に引掛け針11が餌24に接触することを要因としてイカ25の餌24への食いつきが悪くなることを防止することができる。
このため、イカ釣具1Cを簡易構造で実現することができ、また、イカ釣具1Cの製造コストを低減させることができる。
つまり、このように伸長規制手段を構成して、餌取付け部に設けることで、伸縮部の伸長する量を所定の量に規制することができる。
このため、伸縮部が伸長して棒材8が回動し、引掛け針11が餌取付け部材の軸心上近傍に配置されようとする際に、より確実に引掛け針11にイカ25に引っ掛けて、イカ25を捕獲することができる。
また、イカ釣具1A・1Bは、糸ストッパ7に代えて蛇腹材16を餌取付け部材に設けても良いものとする。例えば、バネ材2の外周を蛇腹材の側面で覆うように、且つ、その下端部の外周面に下方延出部3を設け、その上端部の外周面に上方延出部4を一体的に設けるような構成である。
2 バネ材
3 下方延出部
4 上方延出部
5 餌針
7 糸ストッパ
8 棒材
9 糸材
10 第二棒材
11 引掛け針
12 筒材
13 ゴム材
14 糸材
15 長尺棒材
16 蛇腹材
16a 蛇腹部
21 道糸
24 餌
25 イカ
Claims (1)
- 餌を取付けるための餌針を先端に備える餌取付け部材と、イカを引っ掛けるための引掛け針を先端に備えるイカ引掛け部材と、前記餌取付け部材の基端と前記イカ引掛け部材の基端とを固定する固定部材と、を具備し、道糸に連結されるイカ釣具であって、
前記餌取付け部材は、前記イカ引掛け部材が挿通される案内部と、前記餌取付け部材を伸縮可能とする伸縮部と、を備え、
前記引掛け針は、前記伸縮部が収縮した状態で前記餌取付け部材の基端と反対側に前記餌針よりも離れた位置に配置され、
前記イカ引掛け部材は、前記案内部に挿通され、且つ、前記餌に前記イカ引掛け部材が絡まることを防止する絡まり防止手段を備え、
前記伸縮部が伸長して、前記餌針が前記引掛け針に接近する、ものであって、
前記絡まり防止手段は、前記伸縮部材が収縮した状態で、前記イカ引掛け部材の少なくとも前記餌針に取付けた餌よりも前記引掛け針側の部分を棒材とすることによって構成され、
前記餌取付け部材は、前記伸縮部材が伸長した状態で、前記餌針に取付けた餌と前記引掛け針との間に所定の間隔があくように当該伸縮部材の伸長量を規制する伸長規制手段を備え、
前記餌取付け部材の一部をコイル状に形成することによって、前記案内部と前記伸縮部とを一体的に構成され、
前記伸長規制手段は、糸状の部材で構成され、その一部が前記案内部に挿通される、イカ釣具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009063612A JP4790036B2 (ja) | 2009-03-16 | 2009-03-16 | イカ釣具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009063612A JP4790036B2 (ja) | 2009-03-16 | 2009-03-16 | イカ釣具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010213618A JP2010213618A (ja) | 2010-09-30 |
JP4790036B2 true JP4790036B2 (ja) | 2011-10-12 |
Family
ID=42973163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009063612A Expired - Fee Related JP4790036B2 (ja) | 2009-03-16 | 2009-03-16 | イカ釣具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4790036B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108575936A (zh) * | 2017-12-10 | 2018-09-28 | 成都奥克特科技有限公司 | 钓鱼方法及钓鱼器 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015089343A1 (en) * | 2013-12-12 | 2015-06-18 | Michael Parks | Deepwater fish release device |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002125550A (ja) * | 2000-10-20 | 2002-05-08 | Kiyokazu Hino | イカ釣り用仕掛け |
JP3875902B2 (ja) * | 2002-03-08 | 2007-01-31 | 株式会社がまかつ | 釣り用仕掛 |
JP2003289771A (ja) * | 2002-04-01 | 2003-10-14 | Hamako Kairiku | イカ釣具 |
JP4022500B2 (ja) * | 2003-05-01 | 2007-12-19 | 株式会社がまかつ | 釣り用仕掛 |
-
2009
- 2009-03-16 JP JP2009063612A patent/JP4790036B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108575936A (zh) * | 2017-12-10 | 2018-09-28 | 成都奥克特科技有限公司 | 钓鱼方法及钓鱼器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010213618A (ja) | 2010-09-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10136623B2 (en) | Rattling fish hook | |
JP4790036B2 (ja) | イカ釣具 | |
US5524385A (en) | Fish hook and method of attaching leader | |
JP3810410B2 (ja) | 釣り用仕掛及びこれに用いるおもり | |
US20130247443A1 (en) | Swim Bait | |
JP6615400B1 (ja) | イカ釣り用ヤエン | |
JP3875902B2 (ja) | 釣り用仕掛 | |
JP3217329U (ja) | 釣り具 | |
JP4822930B2 (ja) | 伸縮自在な釣り用天秤及びそれを備えた釣り用仕掛け | |
JP5709361B2 (ja) | 釣り糸 | |
KR102260502B1 (ko) | 가지줄 엉킴 방지용 낚시채비 | |
JP6902798B2 (ja) | ルアー | |
KR200492569Y1 (ko) | 다운샷 및 외줄낚시 채비용 낚시 바늘 | |
JP7264347B2 (ja) | アシストフック並びにこれを具えたルアー | |
JP2002051676A (ja) | イカ掛け具 | |
JP5436466B2 (ja) | 釣用仕掛け | |
JP2003079275A (ja) | 釣 針 | |
JP3134682U (ja) | イカ釣り用ヤエン仕掛け | |
JP3164076U (ja) | ルアー | |
JP2003289771A (ja) | イカ釣具 | |
JP2004329039A (ja) | 釣り用仕掛 | |
JP2007061050A (ja) | 釣部品の取付具及び取付具を備えた釣部品 | |
JP5363672B1 (ja) | 釣用天秤 | |
JP2003230341A (ja) | イカ釣り用ヤエン | |
JP4659125B1 (ja) | 釣り具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110222 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110314 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110628 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110719 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |