JP4790036B2 - イカ釣具 - Google Patents

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本発明は、道糸に連結されるイカ釣具の技術に関する。
従来、先端に餌針を設けたハリスの基端と、先端に引掛け針を設けた棒体の基端とを固定したイカ釣具の技術は公知となっている。
このようなイカ釣具を用いたイカ釣りは、生きた魚を好んで食するイカの習性を利用して行うものである。イカ釣りでは、アジ等の生き餌(以下、餌という)に餌針を取付けたイカ釣具を海中に投入する。そして、イカが餌に食いつき牽引した際に、当該引掛け針でイカを引っ掛けて捕獲する。
しかしながら、当該イカ釣具の引掛け針は、イカが餌に食いつき易いように、餌針に取付けられた餌から適宜に離れた位置に配置されている。このため、餌に食いついたイカが引掛け針のある位置に移動しなければ、引掛け針にイカを引っ掛けることはできず、イカを捕獲する確率は低いという問題があった。
また、前記イカを捕獲する確率が低いという問題を解決する技術として、餌針を設けたガイド体と固定具とを弾性体で連結し、前記固定具からガイド体を挿通したハリスの先端に引掛け針を設け、餌針に餌を取付けて、餌と引掛け針を適宜に離したイカ釣具の技術は公知となっている。例えば特許文献1に示す如くである。
このような弾性体を備えたイカ釣具では、イカが餌に食いつき牽引した際に、弾性体が伸びてハリスがガイド体に案内され、引掛け針が餌まで移動する。このため、餌に食いついたイカが引掛け針のある位置に移動しなくても、引掛け針にイカを引っ掛けて捕獲することができる。
特開2002−125550号公報
しかしながら、このような引掛け針が餌まで移動するイカ釣具は、ハリスの先端に引掛け針が設けられる構成となっている。このため、当該イカ釣具を海中に投入する際に、餌針に取付けた餌にハリスが絡まる虞がある。また、当該イカ釣具が海中にある際においても、餌が海中で動き回るため、当該餌にハリスが絡まる虞がある。さらに、このように餌にハリスが絡まると、ハリスの一側に設けられた引掛け針が、餌に引っ掛かる虞がある。
そして、このように餌にハリスが絡まること、および、前記ハリスが絡んで餌に引掛け針が引っ掛かることによって、当該餌は、海中で自然な活動を行うことができず、また、活きが悪くなり、ひいては当該餌へのイカの食いつきが悪くなってしまう。
本発明は以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、イカの餌への食いつきを悪くせずに、イカを確実に捕獲することができるイカ釣具を提供することを課題とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、餌を取付けるための餌針を先端に備える餌取付け部材と、イカを引っ掛けるための引掛け針を先端に備えるイカ引掛け部材と、前記餌取付け部材の基端と前記イカ引掛け部材の基端とを固定する固定部材と、を具備し、道糸に連結されるイカ釣具であって、前記餌取付け部材は、前記イカ引掛け部材が挿通される案内部と、前記餌取付け部材を伸縮可能とする伸縮部と、を備え、前記引掛け針は、前記伸縮部が収縮した状態で前記餌取付け部材の基端と反対側に前記餌針よりも離れた位置に配置され、前記イカ引掛け部材は、前記案内部に挿通され、且つ、前記餌に前記イカ引掛け部材が絡まることを防止する絡まり防止手段を備え、前記伸縮部が伸長して、前記餌針が前記引掛け針に接近する、ものであって、前記絡まり防止手段は、前記伸縮部材が収縮した状態で、前記イカ引掛け部材の少なくとも前記餌針に取付けた餌よりも前記引掛け針側の部分を棒材とすることによって構成され、前記餌取付け部材は、前記伸縮部材が伸長した状態で、前記餌針に取付けた餌と前記引掛け針との間に所定の間隔があくように当該伸縮部材の伸長量を規制する伸長規制手段を備え、前記餌取付け部材の一部をコイル状に形成することによって、前記案内部と前記伸縮部とを一体的に構成され、前記伸長規制手段は、糸状の部材で構成され、その一部が前記案内部に挿通されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、本発明のイカ釣具によれば、イカの餌への食いつきを悪くせずに、イカを確実に捕獲することができる。
本発明の第一実施形態に係るイカ釣具を示した図。 本発明の第一実施形態に係るイカ釣具を示した図。 本発明の第一実施形態に係るイカ釣具を用いてイカ釣りを行っている状態を示した模式図。 本発明の第一実施形態に係るイカ釣具にイカが食いついた状態を示した図。 本発明の第一実施形態に係るイカ釣具にイカが食いついた状態を示した図。 本発明の第一実施形態に係るイカ釣具にイカが食いついた状態を示した図。 本発明の第一実施形態に係るイカ釣具を示した図。 本発明の第一実施形態に係るイカ釣具を示した図。 本発明の第一実施形態に係るイカ釣具を示した図。 本発明の第二実施形態に係るイカ釣具を示した図。 本発明の第二実施形態に係るイカ釣具を示した図。 本発明の第二実施形態に係るイカ釣具にイカが食いついた状態を示した図。 本発明の第三実施形態に係るイカ釣具を示した図。 本発明の第三実施形態に係るイカ釣具を示した図。 (a)は本発明の実施例に係るイカ釣具を示した図、(b)は本発明の実施例に係るイカ釣具を示した図。
次に、本発明に係るイカ釣具の第一実施形態について、図1から図9を用いて説明する。
図1から図4に示す如く、イカ釣具1Aは、道糸21に連結されてイカ25を釣るための仕掛であって、餌取付け部材と、イカ引掛け部材と、前記餌取付け部材の基端と前記イカ引掛け部材の基端とを固定する固定部材と、を具備する。
イカ釣具1Aの餌取付け部材は、餌24を取付けるための餌針5を先端に備える部材であり、イカ引掛け部材が挿通される案内部と、餌取付け部材を伸縮可能とする伸縮部と、道糸21に連結される連結部6と、伸縮部材の伸長量を規制する伸長規制手段とを備える。
本実施形態の案内部と伸縮部とは、バネ材2によって構成される。バネ材2は、上下方向を軸心方向とするコイル状に形成されて、上下方向に伸縮可能に構成される。また、バネ材2は、コイル状に形成されることでその金属線によって仮想の円筒形状に構成される。そして、バネ材2内(円筒内)には後述するイカ引掛け部材の一部が挿通される。つまり、本実施形態において、バネ材2が本体の一部をコイル状に形成されることによって、案内部と伸縮部とが一体的に構成される。なお、案内部は、伸縮部が伸長する際に、餌取付け部材の軸心に沿うようにイカ引掛け部材を案内し、餌針5を引掛け針11近傍に接近させるものである。
下方延出部3は、棒状の部材であって、バネ材2と一体的に形成されている。下方延出部3は、その上端部がバネ材2の下端部に接続され、バネ材2から下方に向かって延出されている。下方延出部3の下方部は、餌取付け部材の先端として構成され、ここに餌針5が取付けられている。
上方延出部4は、棒状の部材であり、バネ材2と一体的に設けられている。上方延出部4は、その下端部でバネ材2の上端部に接続され、このバネ材2から上方に向かって延出されている。上方延出部4の上下中途部には、餌取付け部材の基端とイカ引掛け部材の基端とを固定する固定部材としての固定部4aが配設されている。固定部4aが配設される上方延出部4の上下中途部は、餌取付け部材の基端として構成される。
また、上方延出部4の上端部には、道糸21を連結するための連結部6が一体的に設けられている。
餌針5は、餌24を取付けるための針であって、その針基に餌取付け部材と連結するための貫通孔を備える。
餌針5は、その貫通孔に下方延出部3の下方部が貫入され、当該糸通し用の穴から延出する下方延出部3の下方部が環状に折り返され、当該下端部の先端が固定部3aにて固定されることによって、下方延出部3の下方部に設けられている。つまり、餌針5は、下方延出部3の下方部に設けられることによって、餌取付け部材の先端に備えられる。
このように餌取付け部材を構成することで、餌針5を下方に牽引すると、伸縮部であるバネ材2が下方に伸長することとなる。
なお、餌針5に固定される餌24は、例えば、全長:略10cm・上下幅:略3cmのアジ等の生き餌が用いられる。そして、餌24は、その向きが上下方向に対して略垂直方向に向くように、その上後端部に餌針5が刺貫されて餌針5に取付けられる。
本実施形態に係る伸長規制手段は、糸ストッパ7によって構成される。糸ストッパ7は、所定の長さを有する糸状の樹脂素材からなる部材である。伸縮部(バネ材2)の伸長量を所定の量に規制するものである。
糸ストッパ7は、伸縮部(バネ材2)が収縮した状態でその胴部が撓むように、且つ、案内部および伸縮部(バネ材2)を跨ぐようにして、その一側が固定部3aによってかしめて固定され、その他側が上方延出部4の上下中途部に固定部4aによってかしめて固定されて、餌取付け部材に設けられている。
本実施形態に係るイカ釣具1Aのイカ引掛け部材は、イカを引っ掛けるための引掛け針を先端に備える部材であり、餌針5と、棒材8と、糸材9と、餌針5と、餌針5に取付けられた餌24にイカ引掛け部材が絡まることを防止する絡まり防止手段と、を備える。
棒材8は、所定の長さを有する金属素材からなる直線棒状の部材であって、その下端部(先端)は、イカ引掛け部材の先端として構成される。棒材8の先端には引掛け針11が設けられる。
引掛け針11は、イカ25を引っ掛けるための釣針であって、錨状に形成される。また、引掛け針11は、針先が上方を向くようにして、引掛け針11の針基と棒材8の先端とを取付け部11aによってかしめて固定することによって、棒材8の先端に設けられている。このようにして、引掛け針11がイカ引掛け部材の先端に設けられている。
糸材9は、所定の長さを有する糸状の樹脂素材からなる部材である。糸材9の下端部と棒材8の基端とが接続部8aによってかしめて固定されることによって、糸材9は棒材8に接続されている。糸材9の上端部は、イカ引掛け部材の基端として構成される。
このようにして、糸材9が棒材8に接続されることによって、棒材8および糸材9は、イカ引掛け部材の一部として構成される。
そして、棒材8に接続された糸材9はバネ材2内に下方から挿通され、当該糸材9の上端部は上方延出部4の上下中途部に固定部4aによってかしめて固定される。つまり、イカ引掛け部材が案内部に挿通され、餌取付け部材の基端とイカ引掛け部材の基端とが固定部材によって固定されている。
また、糸材9の長さは、その上端部が固定部4aに固定された状態で、且つ、バネ材2が収縮した状態で、糸材9の下端部が下方延出部3の上下中途部にまで延出するように構成される。つまり、棒材8の基端は、バネ材2が収縮した状態で、下方延出部3の上下中途部、即ち、少なくとも餌針5に取付けられた餌24よりも餌取付け部材の基端側に配置される。
さらに、棒材8の先端は、糸材9の上端部が固定部4aに固定された状態で、且つ、バネ材2が収縮した状態で、餌取付け部材の基端側と反対側に前記餌24よりも離れた位置に配置される。つまり、棒材8の先端に設けられる引掛け針11は、糸材9の上端部が固定部4aに固定された状態で、且つ、バネ材2が収縮した状態で、餌取付け部材の基端側と反対側に前記餌24よりも離れた位置に配置される。
このように、本実施形態においては、バネ材2が収縮した状態で、イカ引掛け部材の少なくとも餌針5に取付けた餌24よりも引掛け針11側の部分が棒材8として構成されることで、イカ引掛け部材が絡まり防止手段を備える構成とされる。
このように構成されたイカ釣具1Aは、図3に示す如く、イカ釣具1Aの連結部6と釣り竿22から伸びる道糸21の先端とが連結されて、海中に投入される。道糸21の中途部には、浮き23が取付けられている。そして、当該イカ釣具1Aの餌針5に取付けられた餌24を泳がせて、イカ25が餌24に食いつくのを待つ。
また、餌針5に取付けられた餌24は泳ぎまわることから、イカ釣具1Aは当該餌24に牽引されて、下方延出部3の傾斜する角度は逐次変化することとなる。例えば、餌24は、下方延出部3の下方部に設けられた餌針5に取付けられているため、餌24が水平方向に泳いでイカ釣具1Aを牽引した場合には、イカ釣具1Aの下方延出部3は、餌24の進行方向と反対方向に傾斜することとなる。
他方、バネ材2から下方に延出する糸材9の一部および棒材8は、例えば、餌24が水平方向に泳いでイカ釣具1Aを牽引した場合には、接続部8aと糸材9との境界を支点として、下方延出部3が傾斜する方向と反対方向に傾斜しようとする。また、餌24が下方延出部3が傾斜したままの状態で餌24が静止している場合には、バネ材2から下方に延出する糸材9の一部および棒材8は、潮流に従って傾斜する角度を変え、また、引掛け針11の自重に従って鉛直方向を向こうとする。
つまり、イカ釣具1Aは、伸縮部(バネ材2)が収縮した状態で、案内部(バネ材2)から餌取付け部材の先端側に延出するイカ引掛け部材の一部(棒材8および糸材9)は、餌取付け部材(下方延出部3)が延出する方向と異なる方向に延出、即ち、揺動可能に構成されている。なお、以下においては便宜上、棒材8は、鉛直方向を向いているものとして説明する。
そして、図4および図5に示す如く、イカ25が餌24に食いついた際には、当該イカ25は餌24を拘束したままイカ釣具1Aから離れようとして、イカ釣具1Aの下方延出部3は傾斜する。またこの際、餌24にイカ25が食いついたことを確認した釣り人は、保持している釣り竿22および道糸21を介してイカ釣具1Aの連結部6を牽引する。
ここで、本実施形態に係るイカ釣具1Aは、その餌針5または連結部6を牽引すると、伸縮部であるバネ材2が下方に伸長するように構成されている(図2参照)。つまり、イカ25がイカ釣具1Aから離れようとし、または、イカ釣具1Aの連結部6を牽引すると、餌針5に餌24が取付けられているため、イカ釣具1Aのバネ材2が伸長することとなる。
また、バネ材2が伸長していく過程において、バネ材2の下端部が棒材8の基端に至るまでバネ材2が伸長して、糸材9の下端部がバネ材2内に侵入すると、バネ材2の下端部に棒材8の基端が当接することとなる。
係る状態でさらにバネ材2が伸長していくと、図5および図6に示す如く、棒材8が回動しながら、イカ引掛け部材の接続部8aおよび棒材8がバネ材2内に侵入していくこととなる。より詳細には、棒材8は、その傾斜する角度と下方延出部3が傾斜する角度とが一致するように、イカ引掛け部材の接続部8aと糸材9との境界を支点として回動しようとする。つまり、引掛け針11は、餌取付け部材の軸心上近傍に配置されようとする。そして、バネ材2が伸長していくに従って、餌取付け部材の軸心に沿うようにして、イカ引掛け部材の接続部8aがバネ材2内に侵入し、次いで棒材8がバネ材2内に侵入していく。こうして、餌取付け部材の基端側と反対側に餌24よりも離れた位置に配置された餌針5が、引掛け針11近傍に接近することとなる。
以上のようにして、イカ釣具1Aは、イカ25がイカ釣具1Aから離れようとし、また、イカ釣具1Aの連結部6を牽引すると、伸縮部が伸長して、餌針5が引掛け針11に接近するように構成されている。
もっとも、餌針5に取付けられた餌24にイカ25が食いついているため、イカ25がイカ釣具1Aから離れようとし、また、イカ釣具1Aの連結部6を牽引すると、餌針5が引掛け針11に接近し、当該引掛け針11がイカ25に当接して引っ掛かることとなる。
つまり、餌24に食いついたイカ25が引掛け針11のある位置に移動しなくても引掛け針11にイカ25を引っ掛けて、イカ25を確実に捕獲することができる。
また、バネ材2が伸長していく過程において、バネ材2の下端部に棒材8の基端が当接して棒材8が回動し、引掛け針11が餌取付け部材の軸心上近傍に配置されようとする際に、当該引掛け針11が、イカ25に当接して引っ掛かることとなる。
したがって、棒材8の回動する勢いを利用して引掛け針11にイカ25に引っ掛けて、確実にイカ25を捕獲することができる。また、イカ釣具1Aの連結部6を牽引するタイミングが遅れた場合にも、イカ25が餌針5を牽引することによって、バネ材2が所定の量で伸長した際に棒材8が回動して引掛け針11がイカ25に引っ掛かかるため、確実にイカ25を捕獲することができる。
さらに、係る状態でバネ材2がさらに伸長すると、バネ材2が伸長していくに従って、餌取付け部材の軸心に沿うようにして、棒材8がバネ材2内に侵入していき、餌針5が引掛け針11近傍に接近することとなる。したがって、前記イカ25への引掛け針11の刺入深度を深くすることができ、確実にイカ25を捕獲することができる。
また、イカ釣具1Aは、餌針5に取付けられた餌24が当該イカ引掛け部材に絡まることを防止する絡まり防止手段を備える。本実施形態に係る絡まり防止手段は、バネ材2が収縮した状態で、イカ引掛け部材の少なくとも餌針5に取付けた餌24よりも引掛け針11側の部分が、棒材8として構成されることで、イカ引掛け部材が絡まり防止手段を備える構成とされる。そして、棒材8は、棒状の部材である。
このように絡まり防止手段を構成することにより、バネ材2が収縮した状態において、イカ引掛け部材(糸材9)は、少なくとも前記餌24の胴部には絡まらないこととなる。
したがって、イカ釣具1Aによれば、餌24にイカ引掛け部材が絡まること、および、イカ引掛け部材が絡まって餌24に引掛け針11が引っ掛かること、を要因としてイカ25の餌24への食いつきが悪くなることを防止することができる。
さらに、バネ材2が収縮した状態で、棒材8の基端は、下方延出部3の上下中途部に配置される。そして、棒材8は、棒状の部材である。
このため、本実施形態のイカ釣具1Aでは、バネ材2が収縮した状態において、イカ引掛け部材の棒材8は前記餌24に接触し得るが、イカ引掛け部材の糸材9は前記餌24に接触し難いこととなり、イカ引掛け部材(糸材9)は前記餌24の頭部や尾部にも絡まないこととなる。
したがって、イカ釣具1Aによれば、餌24にイカ引掛け部材が絡まること、および、イカ引掛け部材が絡まって餌24に引掛け針11が引っ掛かること、を要因としてイカ25の餌24への食いつきが悪くなることを防止することができる。
なお、バネ材2が伸長した際には、糸材9の下端部はバネ材2内に侵入していくため、イカ引掛け部材(糸材9)が前記餌24に絡まることはない。
また、バネ材2が収縮した状態で、引掛け針11を餌24に確実に接触させないためには、棒材8の先端が延出する位置を餌24からより遠くなるように棒材8の長さを構成すること、例えば、棒材8の長さを餌24の全長以上に構成することが好ましい。
イカ釣具1Aは、伸長規制手段である糸ストッパ7を備える。糸ストッパ7は、伸縮部(バネ材2)の伸長する量を所定の量に規制する。糸ストッパ7は、伸縮部(バネ材2)が収縮した状態でその胴部が撓むように、且つ、案内部および伸縮部(バネ材2)を跨ぐようにして、餌取付け部材に設けられている(図1参照)。
他方、図2に示す如く、餌針5を下方に牽引して伸縮部(バネ材2)が伸長して、撓みがなくなって糸ストッパ7が緊張したとき、即ち、餌針5が引掛け針11に最も近接したとき、餌針5に取付けられた餌24と引掛け針11との間には所定の間隔Xがあいている。つまり、糸ストッパ7は、伸縮部材(バネ材2)が伸長した状態で、餌針5に取付けた餌24と引掛け針11との間に所定の間隔Xがあくように、伸縮部材(バネ材2)の伸長量を規制している。なお、伸縮部(バネ材2)が収縮した状態での糸ストッパ7の撓み量と、伸縮部(バネ材2)との伸長量とは略同一である。つまり、伸縮部(バネ材2)は、当該糸ストッパ7の撓み量でその伸長量が規制されている。
以上のことから、イカ釣具1Aを海中に投入する際、または、イカ釣具1Aが海中にあるときに餌24が動き回った際に、バネ材2(伸縮部)が伸長しても、餌24に引掛け針11が接触しがたいこととなる。
したがって、イカ釣具1Aによれば、伸縮部が伸長した際に引掛け針11が餌24に接触することを要因としてイカ25の餌24への食いつきが悪くなることを防止することができる。
なお、この所定の間隔Xは、餌針5に取付けられた餌24の向きが水平方向を向いた状態で、当該餌24と引掛け針11とが接触しない間隔を示すものである。つまり、間隔Xは、餌針5を軸として前記餌24が回転した際においても、当該餌24と引掛け針11とが接触しないことを示すものではない。このため、餌針5に取付けられた餌24と引掛け針11とを確実に接触させないためには、間隔Xをより狭い間隔とすべく糸ストッパ7の長さを構成することが望ましい。
本実施形態に係る案内部と伸縮部とは、バネ材2によって構成される。バネ材2は、コイル状に形成され、伸縮可能に構成される。バネ材2内にはイカ引掛け部材が挿通される。つまり、本実施形態において、バネ材2が本体の一部をコイル状に形成されることによって、案内部と伸縮部とが一体的に構成される。
したがって、イカ釣具1Aを簡易構造で実現することができ、また、イカ釣具1Aの製造コストを低減させることができる。
イカ釣具1Aの棒材8は、直線棒状の部材である。
このため、バネ材2が伸長してバネ材2内に棒材8が侵入していく際に、バネ材2内に棒材8がスムーズに侵入することとなる。したがって、スムーズに餌針5が引掛け針11近傍に接近することができ、確実にイカ25を捕獲することができる。
また、伸長したバネ材2が収縮した状態にもどる際にも、バネ材2内に侵入した棒材8は、バネ材2や棒材8を破損することなくバネ材2内からスムーズに脱することとなる。
したがって、同一のイカ釣具1Aで何度もイカ釣りを行うことができ、イカ釣りに費やすコストを低減することができる。
なお、棒材8が、弱い曲げ応力に対して容易に変形するような素材からなる場合には、棒材8が回動して引掛け針11がイカ25に引っ掛かる際に、前記イカ25への引掛け針11の刺入深度が浅くなる虞がある。また、引掛け針11にイカ25が引っ掛かった際にも、当該イカ25が暴れること等により、当該引掛け針11からイカ25が容易に外れてしまう虞がある。このため、棒材8は、強い曲げ応力が加わっても大きく変形しない素材からなることが好ましい。
また、バネ材2が伸長する際に、バネ材2の最下端の金属線(以下、最下端金属線という)と、最下端金属線の直上の金属線(以下、直上金属線という)とが離間して、これらの間に隙間が生じる。しかしながら、バネ材2は、最下端金属線と直上金属線とが離間しないように、また、これらの間に生じる隙間が閉塞した状態に、構成されることが好ましい。バネ材2がこのように構成されることにより、糸ストッパ7(伸長規制手段)、棒材8、糸材9(イカ引掛け部材)等が、前記隙間に侵入してバネ材2に絡まることを防止することができる。
なお、例えば、最下端金属線と直上金属線とを接着剤によって接着すること等により、最下端金属線と直上金属線とが離間しないようにバネ材2を構成することができる。また、バネ材2と下方延出部3との境界部分(最下端金属線)と、直上金属線とを樹脂素材からなる糸材で結束すること等により、これらの間に生じる隙間が閉塞した状態にバネ材2は構成される。
同様に、バネ材2が伸長する際に、バネ材2の最上端の金属線(以下、最上端金属線という)と、最上端金属線の直下の金属線(以下、直下金属線という)とが離間して、これらの間に隙間が生じる。しかしながら、バネ材2は、最上端金属線と直下金属線とが離間しないように、また、これらの間に生じる隙間が閉塞した状態に、構成されることが好ましい。バネ材2がこのように構成されることにより、糸ストッパ7(伸長規制手段)、棒材8、糸材9(イカ引掛け部材)等が、前記隙間に侵入してバネ材2に絡まることを防止することができる。
なお、例えば、最上端金属線と直下金属線とを接着剤によって接着すること等により、最上端金属線と直下金属線とが離間しないようにバネ材2を構成することができる。また、バネ材2と上方延出部4との境界部分(最上端金属線)と、直下金属線とを樹脂素材からなる糸材で結束すること等により、これらの間に生じる隙間が閉塞した状態にバネ材2は構成される。
イカ釣具1Aの糸ストッパ7は、案内部および伸縮部(バネ材2)を跨ぐようにして、餌取付け部材に設けられることに特に限定するものではない。即ち、例えば、図7に示す如く、糸ストッパ7は、その一部がバネ材2に挿通され、且つ、バネ材2が収縮した状態でその胴部が撓むように、その一側が固定部3aによってかしめて固定され、その他側が上方延出部4の上下中途部に固定部4aによってかしめて固定されて、餌取付け部材に設けられてもよいものとする。
このように、糸ストッパ7を餌取付け部材に設けることによって、糸ストッパ7(伸長規制手段)が、バネ材2の金属線間に侵入してバネ材2に絡まることを防止することができる。
イカ釣具1Aの案内部と伸縮部とは、バネ材2によってこれらが一体的に構成されるが、当該案内部と伸縮部とがバネ材2によって構成されることに特に限定するものではない。即ち、例えば、案内部と伸縮部とは、上下方向を軸心方向とする筒状に形成され、且つ、上下方向に伸縮可能な、ゴム素材からなるゴム管で構成されても良いものとする。
また、図8に示す如く、イカ釣具1Aのイカ引掛け部材は、糸材9に代えて第二棒材10を用いて構成されても良いものとする。詳細には、第二棒材10は、糸材9と同等の長さを有する金属素材からなる直線棒状の部材である。
また、第二棒材10は、その下端部と棒材8の基端とが接続部8bによって固定されることによって棒材8に接続される。第二棒材10の上端部は、イカ引掛け部材の基端として構成される。このようにして、第二棒材10が棒材8に接続されることで、棒材8および第二棒材10はイカ引掛け部材の一部として構成される。
そして、棒材8に接続された第二棒材10はバネ材2内に下方から挿通され、第二棒材10の上端部は上方延出部4の上下中途部に固定部4aによってかしめて固定される。
なお、接続部8bは、棒材8の軸心と第二棒材10の軸心とが一致するようにして、棒材8の基端と第二棒材10の下端部とに糸状の樹脂素材からなる糸材を巻きつけることによって構成される。このように接続部8bを構成することにより、棒材8は接続部8bを支点に回動可能に構成される。
また、図9に示す如く、イカ釣具1Aの牽引部は、その全部が長尺棒材15で構成されても良いものとする。詳細には、長尺棒材15は、棒材8と糸材9とが接続部8aで接続されたイカ引掛け部材の全長と同等の長さを有する金属素材からなる直線棒状の部材である。長尺棒材15の先端はイカ引掛け部材の先端として構成される。また、長尺棒材15の基端は、イカ引掛け部材の基端として構成される。このように、長尺棒材15にてイカ引掛け部材を構成することにより、イカ釣具1Aにおけるイカ引掛け部材の全部は、長尺棒材15で構成される。
また、長尺棒材15の先端と引掛け針11の針基とを取付け部11aによってかしめて固定されることによって、長尺棒材15の先端に引掛け針11が設けられている。
そして、長尺棒材15はバネ材2内に下方から挿通され、当該長尺棒材15の基端は上方延出部4の上下中途部に固定部4aによってかしめて固定される。つまり、イカ引掛け部材が案内部に挿通され、餌取付け部材の基端とイカ引掛け部材の基端とが固定部材によって固定されている。
以上のようにして、長尺棒材15にてイカ引掛け部材を構成することにより、イカ釣具1Aにおけるイカ引掛け部材の全部は、長尺棒材15で構成される。そして、牽引部の全部を長尺棒材15で構成することにより、イカ釣具1Aを簡易構造で実現することができ、また、イカ釣具1Aの製造コストを低減させることができる。
また、棒材8、第二棒材10、長尺棒材15は、直線棒状であることに特に限定するものではない。
次に、本発明に係るイカ釣具の第二実施形態について、図10から図12を用いて説明する。なお、第二実施形態に係るイカ釣具1Bは、第一実施形態に係るイカ釣具1Aと同様の構成を有する部分があるため、本実施形態に係るイカ釣具1Bの説明は、イカ釣具1Aと同様の構成の部分については適宜省略し、イカ釣具1Aと異なる部分を中心に説明する。
図10および図11に示す如く、イカ釣具1Bの餌取付け部材は、イカ引掛け部材が挿通される案内部と、餌取付け部材を伸縮可能とする伸縮部と、道糸21に連結される連結部6と、伸縮部の伸長量を規制する伸長規制手段とを備える。
本実施形態に係るイカ釣具1Bの案内部は、筒材12によって構成される。筒材12は、上下方向を軸心方向とする筒状に形成される樹脂素材からなる部材である。筒材12の上下方向の長さは、イカ引掛け部材が筒材12内に挿通された状態で、その下端部が、棒材8の基端および糸材9の下端部の直上に配置されるように構成される。
筒材12には、筒材12から下方に向かって延出するように、その下端部の外周面に下方延出部3の上端部が接着剤等によって接合されて、下方延出部3が一体的に設けられている。
本実施形態に係るイカ釣具1Bの伸縮部は、ゴム材13によって構成される。ゴム材13は、上下方向に伸縮可能なゴム素材からなる紐状の部材であり、その下端部が筒材12の上端部の外周面に一体的に設けられている。ゴム材13の上端部には、餌取付け部材の基端とイカ引掛け部材の基端とを固定する固定部材としての固定部13aが配設されている。固定部13aが配設されるゴム材13の上端部は、餌取付け部材の基端として構成される。
上方延出部14は、棒状の部材であって、ゴム材13から上方に向かって延出するように、その下端部が、固定部13aによってかしめて固定されている。
糸材14の上端部には、道糸21を連結するための連結部6が一体的に設けられている。
このように餌取付け部材を構成することで、餌針5を下方に牽引すると、伸縮部であるゴム材13が下方に伸長することとなる。
棒材8に接続された糸材9は筒材12内に下方から挿通され、当該糸材9の上端部が固定部13aによってかしめて固定される。つまり、イカ引掛け部材が案内部に挿通され、餌取付け部材の基端とイカ引掛け部材の基端とが固定部材によって固定されている。またこのとき、棒材8の基端および接続部8aは、ゴム材13が収縮した状態で、筒材12の下端部の直下に配置される。つまり、棒材8の基端は、ゴム材13が収縮した状態で、下方延出部3の上端部の直下、即ち、少なくとも餌針5に取付けられた餌24よりも餌取付け部材の基端側に配置される。
さらに、棒材8の先端は、糸材9の上端部が固定部13aに固定された状態で、且つ、ゴム材13が収縮した状態で、餌取付け部材の基端側と反対側に前記餌24よりも離れた位置に配置される。つまり、棒材8の先端に設けられる引掛け針11は、糸材9の上端部が固定部13aに固定された状態で、且つ、ゴム材13が収縮した状態で、餌取付け部材の基端側と反対側に前記餌24よりも離れた位置に配置される。
このように、本実施形態においては、ゴム材13が収縮した状態で、イカ引掛け部材の少なくとも餌針5に取付けた餌24よりも引掛け針11側の部分が棒材8として構成されることで、イカ引掛け部材が絡まり防止手段を備える構成とされる。そして、棒材8は、棒状の部材である。
このように絡まり防止手段を構成することにより、ゴム材13が収縮した状態において、イカ引掛け部材(糸材9)は、少なくとも前記餌24の胴部には絡まらないこととなる。
したがって、イカ釣具1Bによれば、餌24にイカ引掛け部材が絡まること、および、イカ引掛け部材が絡まって餌24に引掛け針11が引っ掛かること、を要因としてイカ25の餌24への食いつきが悪くなることを防止することができる。
さらに、ゴム材13が収縮した状態で、棒材8の基端は、下方延出部3の上端部の直下に配置される。そして、棒材8は、棒状の部材である。
このため、本実施形態のイカ釣具1Bでは、ゴム材13が収縮した状態において、イカ引掛け部材の棒材8は前記餌24に接触し得るが、イカ引掛け部材の糸材9は前記餌24に接触し難いこととなり、イカ引掛け部材(糸材9)は前記餌24の頭部や尾部にも絡まないこととなる。
したがって、イカ釣具1Bによれば、餌24にイカ引掛け部材が絡まること、および、イカ引掛け部材が絡まって餌24に引掛け針11が引っ掛かること、を要因としてイカ25の餌24への食いつきが悪くなることを確実に防止することができる。
なお、ゴム材13が伸長した際には、糸材9の下端部は筒材12内に侵入していくため、イカ引掛け部材(糸材9)が前記餌24に絡まることはない。
本実施形態に係るイカ釣具1Bは、その餌針5または連結部6を牽引すると、伸縮部であるゴム材13が下方に伸長するように構成されている(図11参照)。つまり、イカ25がイカ釣具1Bから離れようとし、または、イカ釣具1Bの連結部6を牽引すると、餌針5に餌24が取付けられているため、イカ釣具1Bのゴム材13が伸長することとなる。
また、ゴム材13が伸長していく過程において、筒材12の下端部が棒材8の基端に至るまでゴム材13が伸長して糸材9の下端部が筒材12内に侵入すると、筒材12の下方の開口部に棒材8の基端が当接することとなる。
係る状態でさらにゴム材13が伸長していくと、棒材8が回動しながら、イカ引掛け部材の接続部8aおよび棒材8が筒材12内に侵入していくこととなる。より詳細には、棒材8は、その傾斜する角度と下方延出部3が傾斜する角度とが一致するように、イカ引掛け部材の接続部8aと糸材9との境界を支点として回動しようとする。つまり、引掛け針11は、餌取付け部材の軸心上近傍に配置されようとする。そして、ゴム材13が伸長していくに従って、餌取付け部材の軸心に沿うようにして、イカ引掛け部材の接続部8aが筒材12内に侵入し、次いで棒材8が筒材12内に侵入していく。こうして、餌取付け部材の基端側と反対側に餌24よりも離れた位置に配置された餌針5が、引掛け針11近傍に接近することとなる。
以上のようにして、イカ釣具1Bは、イカ25がイカ釣具1Bから離れようとし、また、イカ釣具1Bの連結部6を牽引すると、伸縮部が伸長して、餌針5が引掛け針11に接近するように構成されている。
もっとも、餌針5に取付けられた餌24にイカ25が食いついているため、イカ25がイカ釣具1Bから離れようとし、また、イカ釣具1Bの連結部6を牽引すると、餌針5が引掛け針11に接近し、当該引掛け針11がイカ25に当接して引っ掛かることとなる。
つまり、餌24に食いついたイカ25が引掛け針11のある位置に移動しなくても引掛け針11にイカ25を引っ掛けて、イカ25を確実に捕獲することができる。
また、ゴム材13が伸長していく過程において、筒材12の下方の開口部に棒材8の基端が当接して棒材8が回動し、引掛け針11が餌取付け部材の軸心上近傍に配置されようとする際に、当該引掛け針11が、イカ25に当接して引っ掛かることとなる。
したがって、棒材8の回動する勢いを利用して引掛け針11にイカ25に引っ掛けて、確実にイカ25を捕獲することができる。また、イカ釣具1Bの連結部6を牽引するタイミングが遅れた場合にも、イカ25が餌針5を牽引することによって、バネ材2が所定の量で伸長した際に棒材8が回動して引掛け針11がイカ25に引っ掛かかるため、確実にイカ25を捕獲することができる。
さらに、イカ釣具1Bにおいては、筒材12の上下方向の長さは、イカ引掛け部材が筒材12内に挿通された状態で、その下端部は、棒材8の基端および糸材9の下端部の直上に配置されるように構成される。そして、棒材8の基端および接続部8aは、ゴム材13が収縮した状態で、筒材12の下端部の直下に配置される。
このため、ゴム材13が伸長する幅が狭い段階で、棒材8が回動することとなる。つまり、イカ25がイカ釣具1Bから離れようとし、また、イカ釣具1Bの連結部6を牽引してバネ材13が伸長する際に、その伸長の速い時期に、棒材8が回動することとなる。
したがって、イカ釣具1Bの連結部6を牽引するタイミングが遅れた場合にも、より速いタイミングで棒材8が回動して引掛け針11がイカ25に引っ掛かかるため、より確実にイカ25を捕獲することができる。
さらに、係る状態でゴム材13がさらに伸長すると、ゴム材13が伸長していくに従って、餌取付け部材の軸心に沿うようにして、棒材8が筒材12内に侵入していき、餌針5が引掛け針11近傍に接近することとなる。したがって、前記イカ25への引掛け針11の刺入深度を深くすることができ、確実にイカ25を捕獲することができる。
イカ釣具1Bは、伸長規制手段である糸ストッパ7を備える。糸ストッパ7は、伸縮部(ゴム材13)が収縮した状態でその胴部が撓むように、且つ、案内部(筒材12)および伸縮部(ゴム材13)を跨ぐようにして、その一側が固定部3aによってかしめて固定され、その他側が固定部13aによってかしめて固定されて、餌取付け部材に設けられている。
他方、図11に示す如く、餌針5を下方に牽引して伸縮部(ゴム材13)が伸長して、撓みがなくなって糸ストッパ7が緊張したとき、即ち、餌針5が引掛け針11に最も近接したとき、餌針5に取付けられた餌24と引掛け針11との間には所定の間隔Xがあいている。つまり、糸ストッパ7は、伸縮部材(ゴム材13)が伸長した状態で、餌針5に取付けた餌24と引掛け針11との間に所定の間隔Xがあくように、伸縮部材(ゴム材13)の伸長量を規制している。なお、伸縮部(ゴム材13)が収縮した状態での糸ストッパ7の撓み量と、伸縮部(ゴム材13)との伸長量とは略同一である。つまり、伸縮部(ゴム材13)は、当該糸ストッパ7の撓み量でその伸長量が規制されている。
以上のことから、イカ釣具1Bを海中に投入する際、または、イカ釣具1Bが海中にあるときに餌24が動き回った際に、ゴム材13(伸縮部)が伸長しても、餌24に引掛け針11が接触しがたいこととなる。
したがって、イカ釣具1Bによれば、伸縮部が伸長した際に引掛け針11が餌24に接触することを要因としてイカ25の餌24への食いつきが悪くなることを防止することができる。
なお、イカ釣具1Bの伸縮部はゴム材13で構成されているが、当該伸縮部がゴム材13で構成されることに特に限定するものではない。即ち、例えば、伸縮部は、上下方向を軸心方向とするコイル状に形成されて、上下方向に伸縮可能に構成されるバネ材で構成されても良いものとする。
次に、本発明に係るイカ釣具の第三実施形態について、図13および図14を用いて説明する。なお、第三実施形態に係るイカ釣具1Cは、第一実施形態に係るイカ釣具1Aと同様の構成を有する部分があるため、本実施形態に係るイカ釣具1Cの説明は、イカ釣具1Aと同様の構成の部分については適宜省略し、イカ釣具1Aと異なる部分を中心に説明する。
図13および図14に示す如く、イカ釣具1Cの餌取付け部材は、イカ引掛け部材が挿通される案内部と、餌取付け部材を伸縮可能とする伸縮部と、道糸21に連結される連結部6と、伸縮部の伸長量を規制する伸長規制手段とを備える。
本実施形態における案内部と伸縮部と伸長規制手段とは、蛇腹材16によって構成される。蛇腹材16は、上下方向を軸心方向とする筒状の樹脂素材からなる部材である。蛇腹16の下端部の外周面には、例えば接着剤等で下方延出部3の上端部が接合されて、下方延出部3が一体的に設けられている。また、蛇腹材16の上端部の外周面には、例えば接着剤等で上方延出部4の上端部が接合されて、上方延出部4が一体的に設けられている。
また、蛇腹材16は、その上下中途部に、上下方向に伸縮可能な蛇腹部16aを備える。詳細には、蛇腹材16は、複数段に重なり合うようにその側面を屈折させることで収縮した状態となる(図13参照)。
他方、蛇腹材16は、当該蛇腹部16aにおける屈折して重なり合う側面同士を展開させることで伸長した状態となる(図14参照)。そしてこのことは、蛇腹材16は、重なり合う側面を展開させた状態における蛇腹部16aの上下方向の長さ以上には伸長しないことを示す。
つまり、蛇腹材16は、屈折または展開可能な側面を備える部材であって、当該側面が屈折または展開することによって伸縮可能とし、且つ、当該側面によって伸長量を所定の量に規制している。
そして、棒材8に接続された糸材9は蛇腹材16内に下方から挿通され、当該糸材9の
上端部は上方延出部4の上下中途部に固定部4aによってかしめて固定される。つまり、イカ引掛け部材が案内部に挿通され、餌取付け部材の基端とイカ引掛け部材の基端とが固定部材によって固定されている。
また、糸材9の長さは、その上端部が固定部4aに固定された状態で、且つ、蛇腹材16が収縮した状態で、糸材9の下端部が下方延出部3の上下中途部にまで延出するように構成される。つまり、棒材8の基端は、蛇腹材16が収縮した状態で、下方延出部3の上下中途部、即ち、少なくとも餌針5に取付けられた餌24よりも餌取付け部材の基端側に配置される。
さらに、棒材8の先端は、糸材9の上端部が固定部4aに固定された状態で、且つ、蛇腹材16が収縮した状態で、餌取付け部材の基端側と反対側に前記餌24よりも離れた位置に配置される。つまり、棒材8の先端に設けられる引掛け針11は、糸材9の上端部が固定部4aに固定された状態で、且つ、蛇腹材16が収縮した状態で、餌取付け部材の基端側と反対側に前記餌24よりも離れた位置に配置される。
このように、本実施形態においては、蛇腹材16が収縮した状態で、イカ引掛け部材の少なくとも餌針5に取付けた餌24よりも引掛け針11側の部分が棒材8として構成されることで、イカ引掛け部材が絡まり防止手段を備える構成とされる。そして、棒材8は、棒状の部材である。
このように絡まり防止手段を構成することにより、蛇腹材16が収縮した状態において、イカ引掛け部材(糸材9)は、少なくとも前記餌24の胴部には絡まらないこととなる。
したがって、イカ釣具1Cによれば、餌24にイカ引掛け部材が絡まること、および、イカ引掛け部材が絡まって餌24に引掛け針11が引っ掛かること、を要因としてイカ25の餌24への食いつきが悪くなることを防止することができる。
さらに、蛇腹材16が収縮した状態で、棒材8の基端は、下方延出部3の上下中途部に配置される。そして、棒材8は、棒状の部材である。
このため、本実施形態のイカ釣具1Cでは、蛇腹材16が収縮した状態において、イカ引掛け部材の棒材8は前記餌24に接触し得るが、イカ引掛け部材の糸材9は前記餌24に接触し難いこととなり、イカ引掛け部材(糸材9)は前記餌24の頭部や尾部にも絡まないこととなる。
したがって、イカ釣具1Cによれば、餌24にイカ引掛け部材が絡まること、および、イカ引掛け部材が絡まって餌24に引掛け針11が引っ掛かること、を要因としてイカ25の餌24への食いつきが悪くなることを防止することができる。
なお、蛇腹材16が伸長した際には、糸材9の下端部は蛇腹材16内に侵入していくため、イカ引掛け部材(糸材9)が前記餌24に絡まることはない。
さらに、イカ釣具1Cの伸縮部と伸長規制手段とは、上下方向を軸心方向とする筒状の樹脂素材からなる部材である蛇腹材16で構成される。
このため、蛇腹材16が餌24に絡まることはない。したがって、伸縮部と伸長規制手段とが餌24に絡まること、を要因としてイカ25の餌24への食いつきが悪くなることを確実に防止することができる。
イカ釣具1Cの伸縮部と伸長規制手段は、蛇腹材16によって構成される。蛇腹材16は、側面が屈折または展開可能な蛇腹部16aを備える部材であって、当該蛇腹部16aの側面が屈折または展開することによって伸縮可能される。
また、図14に示す如く、餌針5を下方に牽引して伸縮部(蛇腹材16)が伸長して、蛇腹部16aが展開したとき、即ち、餌針5が引掛け針11に最も近接したとき、餌針5に取付けられた餌24と引掛け針11との間には所定の間隔Xがあいている。つまり、蛇腹材16は、伸縮部材(蛇腹材16)が伸長した状態で、餌針5に取付けた餌24と引掛け針11との間に所定の間隔Xがあくように、伸縮部材(蛇腹材16)の伸長量を規制している。なお、側面が屈折して重なり合った状態における蛇腹部16aの上下方向の長さと、餌針5を下方に牽引して、当該重なり合う側面を展開させた状態における蛇腹部16aの上下方向の長さとの差が、蛇腹材16が伸長する量を示す。
以上のことから、イカ釣具1Cを海中に投入する際、または、イカ釣具1Cが海中にあるときに餌24が動き回った際に、バネ材2(伸縮部)が伸長しても、餌24に引掛け針11が接触しがたいこととなる。
したがって、イカ釣具1Cによれば、伸縮部が伸長した際に引掛け針11が餌24に接触することを要因としてイカ25の餌24への食いつきが悪くなることを防止することができる。
また、イカ釣具1Cにおいては、上述のように、蛇腹材16は、イカ引掛け部材が挿通され、且つ、上下方向に伸縮可能とされ、且つ、自らによって伸長する量を所定の量に規制している。つまり、蛇腹材16は、案内部と伸縮部と伸長規制手段とが一体的に構成されている。
このため、イカ釣具1Cを簡易構造で実現することができ、また、イカ釣具1Cの製造コストを低減させることができる。
なお、イカ釣具1A・1B・1Cにおける餌取付け部材は、バネ材2またはゴム材13と蛇腹材16とを組み合わせて構成されてもよいものとする。
なお、イカ釣具1A・1B・1Cの下方延出部3は棒状の部材で構成されているが、下方延出部3が棒状の部材で構成されることに特に限定するものではない。即ち、例えば、下方延出部3は糸状の樹脂素材からなる糸材で構成されても良いものとする。
イカ釣具1A・1B・1Cにおける伸長規制手段は、糸ストッパ7や、蛇腹材16で構成することに特に限定するものではない。例えば、図15に示す如く、伸長規制手段を、クランク状の胴部を備える形状記憶合金からなる形状記憶部材17で構成し、当該伸縮部を跨ぐようにして餌取付け部材に設けてもよいものとする。そして、このようにして餌取付け部材に設けられた形状記憶部材は、収縮した状態の伸縮部を伸長させると、クランク状の胴部が直線棒状に変形し(図15(a)参照)、また、伸長した状態の伸縮部を収縮させると、その胴部がクランク状に変形する(図15(b)参照)。
つまり、このように伸長規制手段を構成して、餌取付け部に設けることで、伸縮部の伸長する量を所定の量に規制することができる。
さらに、以上のようにして形状記憶部材を餌取付け部材に設けることで、下方延出部3の素材によらず、案内部(バネ材2や筒材12)の軸心上近傍に餌針5は安定して配置されることとなる。
このため、伸縮部が伸長して棒材8が回動し、引掛け針11が餌取付け部材の軸心上近傍に配置されようとする際に、より確実に引掛け針11にイカ25に引っ掛けて、イカ25を捕獲することができる。
なお、イカ釣具1A・1Bは、伸長規制手段(糸ストッパ7)を設けることに特に限定するものではない。
また、イカ釣具1A・1Bは、糸ストッパ7に代えて蛇腹材16を餌取付け部材に設けても良いものとする。例えば、バネ材2の外周を蛇腹材の側面で覆うように、且つ、その下端部の外周面に下方延出部3を設け、その上端部の外周面に上方延出部4を一体的に設けるような構成である。
1A・1B・1C イカ釣具
2 バネ材
3 下方延出部
4 上方延出部
5 餌針
7 糸ストッパ
8 棒材
9 糸材
10 第二棒材
11 引掛け針
12 筒材
13 ゴム材
14 糸材
15 長尺棒材
16 蛇腹材
16a 蛇腹部
21 道糸
24 餌
25 イカ

Claims (1)

  1. 餌を取付けるための餌針を先端に備える餌取付け部材と、イカを引っ掛けるための引掛け針を先端に備えるイカ引掛け部材と、前記餌取付け部材の基端と前記イカ引掛け部材の基端とを固定する固定部材と、を具備し、道糸に連結されるイカ釣具であって、
    前記餌取付け部材は、前記イカ引掛け部材が挿通される案内部と、前記餌取付け部材を伸縮可能とする伸縮部と、を備え、
    前記引掛け針は、前記伸縮部が収縮した状態で前記餌取付け部材の基端と反対側に前記餌針よりも離れた位置に配置され、
    前記イカ引掛け部材は、前記案内部に挿通され、且つ、前記餌に前記イカ引掛け部材が絡まることを防止する絡まり防止手段を備え、
    前記伸縮部が伸長して、前記餌針が前記引掛け針に接近する、ものであって、
    前記絡まり防止手段は、前記伸縮部材が収縮した状態で、前記イカ引掛け部材の少なくとも前記餌針に取付けた餌よりも前記引掛け針側の部分を棒材とすることによって構成され、
    前記餌取付け部材は、前記伸縮部材が伸長した状態で、前記餌針に取付けた餌と前記引掛け針との間に所定の間隔があくように当該伸縮部材の伸長量を規制する伸長規制手段を備え、
    前記餌取付け部材の一部をコイル状に形成することによって、前記案内部と前記伸縮部とを一体的に構成され、
    前記伸長規制手段は、糸状の部材で構成され、その一部が前記案内部に挿通される、イカ釣具。
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