JP4659125B1 - 釣り具 - Google Patents

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Abstract

【課題】海底などに生息しているナマコやサザエなどの獲物の捕獲に好適な釣り具を提供する。
【解決手段】この釣り具1は、餌を付けずに水底に生息する獲物2を傘針13に引っ掛けて釣るものであって、この傘針13を、4本の可撓性を有する棒状部材12の先端側に、その針先が折り返されて斜め後方に向くようにしてそれぞれ取り付けるとともに、棒状部材12を、錘11に取り付けて漸次に拡開させたときに、傘針13の針先の少なくとも一部が内側に向くように構成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、ナマコやサザエなどの捕獲に使用できる釣り具に関するものである。
餌を付けずに魚等を針に引っ掛けて釣る釣り具としては、「ボラ掛け」、「ハゲ掛け」、「鮎の引っ掛け釣り」という名称の製品が販売されている。
例えば、「ボラ掛け」は、単純に大きな3本針を釣り糸の末端に取り付け、魚の下から勢いよく引っ掛けて釣るものである。「ハゲ掛け」は、放射状に広がった複数本の針金の各先端に針が外向きに取り付けられており、引っ掛かる領域を広くしたものである。「鮎の引っ掛け釣り」は、釣り糸に連続して針を付けた仕掛けを流れの中に転がして、鮎が引っ掛かって釣れるものである。これらは、いずれも海底などに生息しているナマコやサザエなどを釣ることを目的としたものではない。
そこで、特許文献1では、素早く泳ぐ魚、海底などにへばりついている魚やナマコ、表面が滑りやすく針が引っ掛かりにくいイカ、カニなど、あらゆるものを引っ掛けることのできる、釣り糸の末端に取り付けられる釣り具であって、板状の翼の重心よりも端部に錘を取り付け、前記翼の面よりも厚み方法に延長した場所に前記釣り糸の末端を結合する結合部を設けた釣り具が開示されている。
ここでは、釣り糸の近くに魚が近づいた場合、釣り糸を強く引っ張ると、釣り具は魚の下に回りこむように飛行し、釣り針も釣り具に引っ張られて魚の下に回りこみながら釣り糸のライン方向に引っ張られる。これにより、魚の胴体に釣り針が引っかかりやすくなると記載されている。
しかしながら、海底などにへばりついているナマコは、自ら釣り糸に近づくことはないから、前記特許文献1のように、釣り糸の近くにナマコが近づいた場合、釣り糸を強く引っ張ると、釣り具はナマコの下に回りこむように飛行し、釣り針も釣り具に引っ張られてナマコの下に回りこみながら釣り糸のライン方向に引っ張られることにより、ナマコの胴体に釣り針が引っかかりやすくなるといったことは考えにくい。また、サザエは硬い殻に覆われているから、サザエの胴体に釣針が引っ掛かりやすくなるといったことも考えにくい。
本発明は、上記事情に鑑みたものであり、その目的とするところは、海底などに生息しているナマコやサザエなどの獲物の捕獲に好適な釣り具を提供することである。
本発明は、餌を付けずに水底に生息するナマコを針体に引っ掛けて釣る釣り具において、前記針体を、複数本の可撓性を有する棒状部材の先端側に該針体が斜め後方に向くようにしてそれぞれ取り付けるとともに、前記棒状部材を、所定の取付部材に取り付けておき、ナマコが押圧されることにより、該取付部材まわりで前記棒状部材が漸次に拡開させられたときに、前記針体が少なくとも内側に向いて前記ナマコを抱え込むようになしたことを特徴とするものである。
本発明によれば、前記針体を、複数本の可撓性を有する棒状部材の先端側に該針体が斜め後方に向くようにしてそれぞれ取り付けるとともに、前記棒状部材を、所定の取付部材に取り付けておき、ナマコが押圧されることにより、該取付部材まわりで前記棒状部材が漸次に拡開させられたときに、前記針体が少なくとも内側に向いて前記ナマコを抱え込むようになしたので、海底などに生息しているナマコ(獲物)に狙いをつけておき、当該釣り具で獲物を上側から押圧すると、取付部材まわりで棒状部材がさらに広がって獲物を針体で抱え込むようになる。このとき、針体は上向きとなっているので、獲物の捕獲を阻害することはない。このようにして、獲物を簡単かつ確実に捕獲することができる。
また、獲物を棒状部材の針体で抱え込んだ状態で釣り具を引き上げると、針体が獲物に引っ掛かり、獲物が脱落することがない(この場合、獲物が針体で傷つくことはほとんどないといえる)。そして、捕獲した獲物を陸に引き上げた後、釣り具に適当な衝撃力を与えるだけで獲物を針体からばらして簡単に取り除くことができる。このようにして、獲物に手を触れることなく、獲物を釣り具から簡単に外すことができるので、便利である。
請求項2記載の発明のように、ナマコが押圧される前の状態における棒状部材の拡開角度が、狙った獲物とされるナマコの外形寸法に応じて調整可能であることが好ましい。
請求項2記載の発明によれば、ナマコが押圧される前の状態における棒状部材の拡開角度が、狙った獲物とされるナマコの外形寸法に応じて調整可能であるので、狙った獲物の外形寸法に応じて当該角度を調整することで、さまざまな獲物を捕獲することができて便利である。
請求項3記載の発明のように、前記針体は傘針であって、該傘針を前記棒状部材の長手方向に多重に取り付けることが好ましい。
請求項3記載の発明によれば、前記針体は傘針であって、該傘針を前記棒状部材の長手方向に多重に取り付けたので、棒状部材がねじって取り付けられたとしても常に針体のいくつかが内側に向かうこととなり、釣り具の製作が容易となる。また、傘針を多重にしたことで、獲物をより確実に捕獲することができる。
請求項4記載の発明は、前記棒状部材は4本であって、該棒状部材をその先端が仮想の正方形の各隅部となるように配置することが好ましい。
請求項4記載の発明によれば、前記棒状部材は4本であって、該棒状部材をその先端が仮想の正方形の各隅部となるように配置したので、前後・左右のいずれかの向きに向いた獲物であっても、その獲物を棒状部材の針体で包み込むようにして確実に捕獲することができる。特に獲物としてのナマコは一旦取り逃がすと、二度と捕獲することができないという性質を持っているから、いかに確実に捕獲するかで、その捕獲量が大きく影響される。なお、ナマコは海底にはりついているので、上下の向きを考慮する必要はない。
請求項5記載の発明のように、前記取付部材は錘であって、該錘を釣り糸を介して長尺の竿状部材の先端付近から繰り出し自在に取り付けることが好ましい。
請求項5記載の発明のように、前記取付部材は錘であって、該錘を釣り糸を介して長尺の竿状部材の先端付近から繰り出し自在に取り付けたので、使用者が例えば一般の釣り人である場合には、一般的な釣りの感覚でもって、かかる獲物を楽しみながら捕獲することができる。
請求項6記載の発明のように、前記取付部材を、長尺の竿状部材の先端に直接取り付けることが好ましい。
請求項6記載の発明によれば、前記取付部材を、長尺の竿状部材の先端に直接取り付けたので、使用者が例えば漁師である場合には、かかる獲物を効率的に捕獲することができる。
本発明によれば、前記針体を、複数本の可撓性を有する棒状部材の先端側に該針体が斜め後方に向くようにしてそれぞれ取り付けるとともに、前記棒状部材を、所定の取付部材に取り付けておき、ナマコが押圧されることにより、該取付部材まわりで前記棒状部材が漸次に拡開させられたときに、前記針体が少なくとも内側に向いて前記ナマコを抱え込むようになしたので、海底などに生息しているナマコ(獲物)に狙いをつけておき、当該釣り具で獲物を上側から押圧すると、取付部材まわりで棒状部材がさらに広がって獲物を針体で抱え込むようになる。このとき、針体は上向きとなっているので、獲物の捕獲を阻害することはない。このようにして、獲物を簡単かつ確実に捕獲することができる。
また、獲物を棒状部材の針体で抱え込んだ状態で釣り具を引き上げると、針体が獲物に引っ掛かり、獲物が脱落することがない(この場合、獲物が針体で傷つくことはほとんどないといえる)。そして、捕獲した獲物を陸に引き上げた後、釣り具に適当な衝撃力を与えるだけで獲物を針体からばらして簡単に取り除くことができる。このようにして、獲物に手を触れることなく、獲物を釣り具から簡単に外すことができるので、便利である。
本発明の実施形態1に係る釣り具で獲物を釣り上げたときの状態を示す斜視図である。 本実施形態1に係る釣り具を釣り竿に釣り糸を介して取り付けた状態を示す説明図である。 本実施形態1に係る釣り具で獲物を釣り上げる前の状態を示す正面図である。 本実施形態1に係る釣り具で獲物を釣り上げたときの状態を示す正面図である。 本実施形態2に係る釣り具を竹竿の先端に直接取り付けた状態を示す説明図である。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1に係る釣り具1で獲物を釣り上げたときの状態を示す斜視図、図2は本実施形態1に係る釣り具1を釣り竿3に釣り糸31を介して取り付けた状態を示す説明図である。なお、以下では、各図中の紙面に沿った上下方向などをそのまま用いて、各要素の位置・姿勢等を表現することがある。
この図1に示すように、釣り具1は、海底にへばりつくように生息しているナマコやサザエなどの獲物2を引っ掛けるためのものであって、錘(取付部材に相当する。)11と、棒状部材12と、傘針(針体に相当する。)13と、環状部14とから構成されている。
錘11は、鉛製であって、種々の形状を取りうるが、ここでは全体視で略紡錘形をしている部材である。この錘11は、釣り具1を海中に投じたときに、その釣り具1が潮流等で邪魔されずに自重で沈降していき、速やかに獲物2の上方にくるように、適当な重さとしている。
棒状部材12は、例えばステンレス製の針金そのものであって、ともに可撓性を有するものである。ここでは同一線径、かつ同一長さの針金を2本折り返して使用している。
傘針13は、例えばステンレス製の針金細工であって、市販のものを使用することができる。ここでは傘針13を棒状部材12の先端側に2個ずつ連続して倒立状態で取り付けている。なお、各図では簡素化しているが、各傘針13の実際の形状は、例えば逆W字状の針を7本ずつ束ねて形成されたものであって、各針先はその底部から見て360°を等分に分割した方向にあって、それぞれ折り返されて斜め後方に広がるようにして延びている。
具体的には、棒状部材12の先端を、傘針13,13の軸芯に形成された図示しない貫通孔に順次に挿通していき、それぞれを接着材などで固定する。この固定を確実にするために、いわゆる抜け止めを設けてもよい。
このとき、棒状部材12は、錘11の下部からさらに下方に向けて漸次に拡開しており、いわば正四角錘の稜線をなしている。したがって、棒状部材12の各先端の傘針13が、仮想の正方形の各隅部となるように配置されている。ここで、隣り合う棒状部材12同士がなす狭角(拡開角度に相当する。)θは、棒状部材12を手で折り曲げることで、狙うべき獲物2の外形寸法に応じてラフに調整できるようになっている(後述する図3参照)。
この拡開角度θが過大となると、棒状部材12の先端に取り付けられた傘針13の傾斜も過大となって、獲物2の胴体に傘針13を突き刺しにくくなると考えられる。したがって、そのような場合には、棒状部材12を少し長目にして、上記角度を小さ目に調整できる。ただし、使用時の利便性などを考慮すると、釣り具1があまり大型化しない範囲で調整するのが好ましい。
環状部14は、錘11に固定する。具体的には、環状部14を、錘11の軸心を貫通する図示しない貫通孔に挿入し、錘11の上下端部でカシメることで固定している。
この釣り具1は、たとえば図2に示すように、錘11の上部に突出した環状部14が釣り糸31の先端に結束されている。この釣り糸31は、釣り竿3の先端に取り付けられた環状部材30を通して、その釣り竿3の長手方向の中間部分に取り付けられたリール32で巻き掛けられている。なお、釣り具1の重量を考慮して、釣り竿3は通常よりも太目のものを使用し、かつ釣り糸31も通常よりも太目ものものを使用するのが好ましい。
以下、この釣り具1を釣り竿3に取り付けた場合の使用方法を説明する。なお、図3は本実施形態2に係る釣り具1で獲物2を釣り上げる前の状態を示す正面図、図4は本実施形態2に係る釣り具1で獲物2を釣り上げたときの状態を示す正面図である。
一般の釣り人である本釣り具1の使用者は、偏光グラスなどを通して海底などに生息しているナマコやサザエなどの獲物2を見つけてそれに狙いをつけておく。そして、釣り竿3を獲物2の上方に固定し、そっと釣り具1を海中に投じて沈降させる。
このときの釣り具1の状態は、図3に示すように、隣り合う棒状部材12同士間の拡開角度θは、狙った獲物(図外。)の外形寸法よりも若干狭く調整されている。
やがて、本釣り具1が獲物2に到達すると、錘11の重量で獲物2を上側から押圧するので、図4に示すように、錘11まわりで棒状部材12同士間の拡開角度θ’がさらに大きくなり、獲物2を傘針13で抱え込むようになる。このとき、傘針13はいずれも斜め上向きとなっているので、獲物2の捕獲を阻害することはない。このようにして、獲物2を簡単かつ確実に捕獲することができる。
ついで、使用者が釣り竿3のリール32を操作して釣り糸31を巻き上げることで、獲物2を棒状部材12で抱え込んだ状態で釣り具1を引き上げる。すると、傘針13が獲物2に引っ掛かり、獲物2が脱落することがない(この場合、獲物2が傘針13で傷つくことはほとんどないといえる)。
そして、使用者が捕獲した獲物2を陸に引き上げた後、釣り竿3を振動させるなどして、釣り具1に適当な衝撃力を与えるだけで、獲物2を傘針13からばらして簡単に取り除くことができる。このようにして、獲物2に手を触れることなく、獲物2を釣り具から簡単に外すことができる。特に、ナマコは手で触れたくないという使用者に対して、まったく手を触れずに、ナマコ釣りを楽しむことができるので、便利である。
以上説明したように、本実施形態1の釣り具1によれば、傘針13を4本の可撓性を有する棒状部材12の先端側にそれぞれ取り付けるとともに、棒状部材12を傘針13が少なくとも内側に向くようにして、かつ錘11まわりに漸次に拡開するようにして取り付けたので、海底などに生息しているナマコやサザエなどの獲物2を簡単かつ確実に捕獲することができる。また、本釣り具1の錘11を、釣り糸31を介して長尺の釣り竿3の先端から繰り出し自在に取り付けたので、使用者が例えば一般の釣り人である場合には、一般的な釣りの感覚でもって、かかる獲物を楽しみながら捕獲することができる。
(実施形態2)
ところで、本釣り具の使用者が漁師である場合には、以下の実施形態2が好適である。なお、図5は本実施形態2に係る釣り具1を竹竿4の先端に直接取り付けた状態を示す説明図である。図1〜図3については、上記実施形態1と共通するので、以下では、その詳細な説明を省略する。
ここでは、図5に示すように、釣り具1の錘(取付部材に相当する。)11を竹竿(竿状部材に相当する。)4の先端に直接取り付けることとしている。この場合には、竹竿4の先端40に錘11の環状部14を押し込んでいくだけで、簡単に取り付けることができる。そして、釣り具1の錘11の環状部14を竹竿4の先端40に一旦押し込んだ場合には、その環状部14の弾性復帰力でもって、竹竿4の先端40から容易には外れないものとなるが、必要に応じて、いわゆる抜け止めを設けてもよい。抜け止めは、例えば竹竿4の先端40に形成した左右貫通孔から環状部14に紐を通すことで、その環状部14を竹竿4の先端40に固定するものである。
この場合には、使用者が、竹竿4を手で持ってナマコやサザエなどの獲物2に狙いをつけ、竹竿4を突き出すようにして、その先端の釣り具1で獲物2を上側から押圧する。すると、錘11まわりで棒状部材12がさらに広がって獲物2を傘針13で抱え込むようになる。このとき、傘針13は斜め上向きとなっているので、獲物2の捕獲を阻害することはない。
そして、獲物2を棒状部材12で抱え込んだ状態で、使用者が、竹竿4を手繰り寄せることで、釣り具1を引き上げると、傘針(針体に相当する。)13が獲物2に引っ掛かり、獲物2が脱落することがない(この場合、獲物2が傘針13で傷つくことはほとんどないといえる)。このようにして、獲物2を簡単かつ確実に捕獲することができる。
そして、捕獲した獲物2を陸に引き上げた後、使用者が竹竿4を振動させて、釣り具1に適当な衝撃力を与えるだけで、獲物2を傘針13からばらして簡単に取り除くことができる。このようにして、獲物2に手を触れることなく、獲物2を釣り具から簡単に外すことができるので、便利である。
以上説明したように、本実施形態2によれば、上記実施形態1の釣り具1自体の作用効果に加えて、本釣り具1の錘11を、長尺の竹竿4の先端40に直接取り付けたので、使用者が例えば漁師である場合には、かかる獲物2を効率的に捕獲することができる。
なお、上記実施形態1,2では、釣り具1の錘11まわりの棒状部材12間の拡開角度θを調整しているが、棒状部材12の材料がステンレス鋼などの場合には、スプリングバックが大きいので、適切な拡開角度θへの調整が難しい。例えば、棒状部材12間に嵌めて、その長手方向にスライド可能なスライド部材を内設しておき、このスライド部材の位置を棒状部材12の長手方向にスライドさせることで、スプリングバックを考慮することなく簡単かつ正確に調整できる。これにより、さまざまな獲物2を捕獲することができて便利である。
また、上記実施形態1,2では、針体は傘針13であるとしているが、針体は錘11を中心として棒状部材12が取り付けられたときに、少なくとも内側に向かう方向にあればよい。ただし、傘針13であるとすると、かりに棒状部材12がねじられた状態で錘11に取り付けられたとしても、常に傘針13の針先のいずれかが内側に向かうこととなり、釣り具1の製作が容易となる。また、傘針13は棒状部材12の長手方向に二重に取り付けられているが、少なくとも棒状部材12の先端に取り付けられていればよい。ただし、二重に取り付けられると、獲物2に確実に捕獲することができる。また、三重以上としてもよいのはもちろんであるが、製作コスト等を考慮すると、二重に設けるのが好ましい。
また、上記実施形態1,2では、釣り具1の棒状部材12は2本の針金を折り返して環状部14を形成したものであって、その環状部14を錘11に取り付けているから、棒状部材12は4本あるが、この棒状部材12は少なくとも2本あればよい。ただし、本発明者が、獲物2としてのナマコを釣り上げたときの経験によると、棒状部材12を4本として、互いに等間隔とするのが最適であった。すなわち、このときには、ナマコを確実に捕獲することができた。ナマコは一旦取り逃がすと、二度と捕獲することができないという性質を持っているから、いかに確実に捕獲するかで、その捕獲量が大きく影響される。
また、上記実施形態2では、上記実施形態1と同様、取付部材として錘11を使用しているが、その場合には、両実施形態1,2間で釣り具1を共用できて便利である。ただし、上記実施形態2では、上記実施形態1と異なり、釣り具1には錘11を必要としないから、取付部材として軽量部材などを使用することも考えられる。
また、上記実施形態2,3では、ナマコやサザエなどの水底に生息する獲物を捕獲の対象としているが、本発明は、さらに水底に沈んだものの捜索などにも応用できることはいうまでもない。
1 釣り具
11 錘(取付部材に相当する。)
12 棒状部材
13 傘針(針体に相当する。)
14 環状部
2 獲物
3 釣り竿(竿状部材に相当する。)
30 環状部材
31 釣り糸
32 リール
4 竹竿(竿状部材に相当する。)
40 先端
θ,θ’ 拡開角度
特開2005−110551号公報

Claims (6)

  1. 餌を付けずに水底に生息するナマコを針体に引っ掛けて釣る釣り具において、
    前記針体を、複数本の可撓性を有する棒状部材の先端側に該針体が斜め後方に向くようにしてそれぞれ取り付けるとともに、
    前記棒状部材を、所定の取付部材に取り付けておき、ナマコが押圧されることにより、該取付部材まわりで前記棒状部材が漸次に拡開させられたときに、前記針体が少なくとも内側に向いて前記ナマコを抱え込むようになしたことを特徴とする釣り具。
  2. ナマコが押圧される前の状態における棒状部材の拡開角度が、狙った獲物とされるナマコの外形寸法に応じて調整可能であることを特徴とする請求項1記載の釣り具。
  3. 前記針体は傘針であって、該傘針を前記棒状部材の長手方向に多重に取り付けたことを特徴とする請求項1又は2記載の釣り具。
  4. 前記棒状部材は4本であって、該棒状部材をその先端が仮想の正方形の各隅部となるように配置したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の釣り具。
  5. 前記取付部材は錘であって、該錘を釣り糸を介して長尺の竿状部材の先端から繰り出し自在に取り付けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の釣り具。
  6. 前記取付部材を、長尺の竿状部材の先端に直接取り付けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の釣り具。
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