JP2010022298A - ルアー - Google Patents

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Abstract

【課題】水中で回転ではない不自然な動きを助長すると共に、水中における姿勢を水平状態に近づけて誘魚作用を高めることが可能なルアーを提供する。
【解決手段】筒状物11と、筒状物11の先側に設けられたヘッド12と、筒状物11の尾側に設けられたフック16と、フック16の基側に一端が固着され筒状物11内及びヘッド12内を挿通する釣糸17とを有するルアー10において、ヘッド12の先側に傾斜面18を設けると共に、傾斜面18に釣糸17の挿通孔19の先側出口20を形成し、しかも、ヘッド12の先側出口20に釣糸17を挿通する卵形状又は紡錘状のシンカー21を設け、ルアー10の回転を防止した。
【選択図】図1

Description

本発明は、水中で回転ではない不自然な動きをして誘魚作用に優れるルアーに関する。
従来より使用されているルアー(疑似鉤)の中に、フックに動物の毛や鳥の羽等を巻き付けて疑似餌(昆虫)に見せかけるフライ(毛鉤)と呼ばれるものがある。フライは、魚が動きのあるものに近づき易いという習性を利用したもので、フックに巻き付けた動物の毛や鳥の羽を水中で開閉させることにより魚を誘っている。しかし、動物の毛や鳥の羽等をフックに巻き付けているため、水中において、フックの抵抗により疑似餌としての動きが妨げられ、充分な誘魚効果が得られないという問題がある。そこで、動物の毛や鳥の羽等をヘッド部(錘)に巻き付け、ヘッド部とフックを別体とし、連結することで、ヘッド部がフックの影響を受けることなく自由に動くことができ、ルアーをより細かく、滑らかに動かすことができるようにしている。
特開2008−35774号公報
しかしながら、特許文献1の発明では、ヘッド部がフックの影響を受けることなく自由に動くことができるようにしたため、ルアーを水中で移動させた際に、ヘッド部が回転してしまい、ルアーに魚を誘うような不自然な動きをさせることができないという問題が生じる。更に、ルアーの誘魚作用を高めるためには、水中におけるルアーの姿勢を水平に保持することが有効であるが、水中でルアーの姿勢を水平に保持するにはルアーの細かい操作が必要であり、ルアーが扱い難いという問題もあった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、水中で回転ではない不自然な動きを助長すると共に、水中における姿勢を水平状態に近づけて誘魚作用を高めることが可能なルアーを提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係るルアーは、筒状物と、該筒状物の先側(頭側)に設けられたヘッドと、前記筒状物の尾側に設けられたフックと、該フックの基側に一端が固着され前記筒状物内及び前記ヘッド内を挿通する釣糸とを有するルアーにおいて、
前記ヘッドの先側に傾斜面を設けると共に、該傾斜面に前記釣糸の挿通孔の先側出口を形成し、しかも、前記ヘッドの先側出口に前記釣糸を挿通する卵形状又は紡錘状のシンカー(錘)を設け、該ルアーの回転を防止している。
前記目的に沿う第2の発明に係るルアーは、筒状物と、該筒状物の先側に設けられたヘッドと、前記筒状物の尾側に設けられたフックと、該フックの基側に一端が固着され前記筒状物内及び前記ヘッド内を挿通する釣糸とを有するルアーにおいて、
前記ヘッドを金属によって形成すると共に、該ヘッドの先側に前記釣糸の挿通孔の先側出口を有する傾斜面を形成し、該ルアーの回転を防止している。
第1、第2の発明に係るルアーにおいて、前記筒状物の尾側にゴム管を装着し、前記フックの基側を嵌入固定することが好ましい。
また、第1、第2の発明に係るルアーにおいて、前記筒状物の周囲には、羽毛、繊維状物、及び毛のいずれか1又は2以上の組合せからなって前記筒状物にその基側が束になって固着された疑似餌が設けられていることが好ましい。
第1、第2の発明に係るルアーにおいて、前記フックは1つの掛止針を備えたシングルフック又3つの掛止針が軸対称に配置されたトリプルフックとすることができる。
また、第1、第2の発明に係るルアーにおいて、前記ヘッドの前記傾斜面を中央にしてその両側面には、目の模様が形成されていることが好ましい。
第1の発明に係るルアーにおいては、端部にフックが固定された釣糸が筒状物及びこれに一体となったヘッドを挿通し、しかもヘッドの傾斜面に釣糸の挿通孔の先側出口が形成されているので、釣糸を引っ張った場合、この傾斜面に水の流れが当たって回転に対する抵抗となりルアーの回転が抑制される。これによって、水中でのルアーの回転を防止でき、回転ではない不自然な動きを助長し、魚に餌として誤認させ易い。また、ルアーが釣糸に引かれて水中を移動する場合、ルアーは水中を移動する際の抵抗が小さくなるように、すなわち、水の流れに対するルアーの断面積が小さくなるように、筒状物はその軸方向を移動方向と平行になるように姿勢を変える。このため、竿に結び付けられた釣糸を引く角度を調整することで、ルアーを水中で水面に平行に移動させることができ、ルアーの誘魚作用が向上する。更に、シンカーは釣糸に沿って自由に移動できるので、シンカー、ヘッド、及び筒状物を一体とすることができ、ルアーを水中に投入する際にルアーの慣性力が大きくなってルアーをより遠くに飛ばす(飛距離を長くする)ことができ、水中に沈んだ際には、シンカーがヘッドに当接してヘッド及び筒状物を水中に安定して存在させることができ、更に、釣糸を引く速度によってルアーの姿勢を変えることができる。なお、シンカーがヘッドに当接することで、シンカーはヘッドと協働してルアーの回転に対して抵抗となり、ルアーの回転を更に抑制できる。そして、重量の異なるシンカーを選択して使用することで、ルアーの飛距離及び水深を調整することができる。
第2の発明に係るルアーにおいては、ヘッドを金属によって形成すると共に、ヘッドの先側に釣糸の挿通孔の先側出口を有する傾斜面を形成しているので、水中にルアーが沈み、更に、ルアーを引くと傾斜面に水が当たって回転に対する抵抗となり、ルアーの回転を抑制する。これによって、水中でのルアーの回転を防止でき、回転ではない不自然な動きを助長し、魚に餌として誤認させ易い。また、ルアーが釣糸に引かれて水中を移動する場合、ルアーは水中を移動する際の抵抗が小さくなるように、すなわち、水の流れに対するルアーの断面積が小さくなるように、筒状物はその軸方向を移動方向と平行になるように姿勢を変える。このため、竿に結び付けられた釣糸を引く角度を調整することで、ルアーを水中で水面に平行に移動させることができ、ルアーの誘魚作用が向上する。更に、ルアーのヘッドが金属で形成されているので、ルアーを水中に投入する際のルアーの慣性力が大きくなってルアーをより遠くに飛ばす(飛距離を長くする)ことができ、水中に沈んだ際には、ヘッド及び筒状物を水中に安定して存在させることができる。そして、ヘッドの重量を変えることで、ルアーの飛距離及び水深を調整することができる。
第1、第2の発明に係る釣り用ルアーにおいて、筒状物の尾側にゴム管を装着し、フックの基側を嵌入固定した場合、水中でのフックの姿勢を一定方向に保つことができる。これによって、魚がルアーに食い付いた際、フックを魚の口に深く刺すことができる。
ここで、筒状物の周囲に、羽毛、繊維状物、及び毛のいずれか1又は2以上の組合せからなって、筒状物にその基側が束になって固着された疑似餌が設けられている場合、これによって、ルアーの回転が更に抑制されると共に、釣糸を操作する竿の動きによって、疑似餌が不自然な動きをするので、魚の食い付きを促進できる。
また、フックが1つの掛止針を備えたシングルフックである場合、掛止針のサイズを大きくでき大型の魚を対象とすることができ、フックが3つの掛止針が軸対称に配置されたトリプルフックである場合、魚が任意の方向からルアーに食い付いてもフックを魚の口に刺すことができる。
更に、ヘッドの傾斜面を中央にしてその両側面に、目の模様が形成されている場合、誘魚性を更に向上させることができる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここで、図1は本発明の第1の実施の形態に係るルアーの一部切り欠き側面図、図2は同ルアーの正面図、図3は同ルアーの一部省略背面図、図4は本発明の第2の実施の形態に係るルアーの一部切り欠き側面図、図5は本発明の第3の実施の形態に係るルアーの一部切り欠き側面図である。
図1〜図3に示すように、本発明の第1の実施の形態に係るルアー10は、筒状物11と、筒状物11の先側に設けられたヘッド12と、筒状物11の尾側に設けられたフックの一例であり、3つの掛止針13、14、15が軸対称に配置されたトリプルフック16と、トリプルフック16の基側に一端が固着され筒状物11内及びヘッド12内を挿通する釣糸17とを有している。そして、ヘッド12の先側に傾斜面18を設けると共に、傾斜面18の中央位置に釣糸17の挿通孔19の先側出口20を形成し、しかも、ヘッド12の先側出口20に釣糸17を挿通する卵形状のシンカー21を設けている。以下詳細に説明する。
筒状物11の先部は、ヘッド12の基側に、側面視してヘッド12の傾斜面18に対して鋭角(例えば、30〜50°、好ましくは35〜45°)となる角度で嵌入し固定されている。ここで、筒状物11は、一定の形を有するプラスチック(例えば、ABS、PP、PC)で形成されており、外径は2〜3mm、ヘッド12の基側からの突出長さは10〜30mmである。なお、筒状物11の内径は、釣糸17(外径0.1〜0.5mm)の挿通が可能な寸法とする。そして、筒状物11の尾側にはゴム管(軟質の合成樹脂も含む)22が装着され、トリプルフック16の基側が嵌入固定されている。
また、筒状物11の周囲には、例えば、羽毛23及び対となる繊維状物24の組合せからなって筒状物11の側部にその基側が束になって固着された疑似餌25が設けられている。ここで、疑似餌25は、基側が束になって筒状物11の側部に固着しているため、水中では筒状物11の回りで3次元の放射方向に開くことができ、トリプルフック16を隠すことができる。なお、対となる繊維状物24を設けることで水中でのバランスを保持することができると共に、水中で羽毛23とは異なる動きを起こさせて誘魚作用を高めることができる。
ヘッド12は、軟質又は硬質のプラスチック、例えば、PP、PC、ABS、あるいは木材、セラミック、金属で形成されており、ヘッド12の傾斜面18を正面中央にしてその両側面には、目の模様26が形成されている。また、挿通孔19は、先側出口20の中心と、嵌入した筒状物11の先端中心を連通するようにヘッド12に形成されている。なお、挿通孔19の先側出口20の内径は釣糸17の挿通が可能な寸法(例えば、0.5〜3mm)とする。
シンカー21は、高比重材料の金属、例えば真鍮、鉛、ステンレス、塗装された鉄等で形成され、中央部の最大外径は7〜10mm、長さは8〜15mmであり、中心軸に沿って釣糸17が挿通する通し孔27が形成されている。シンカー21を卵形状とすることで、水中で移動する際の抵抗を小さくでき、更に、シンカー21の基部とヘッド12の傾斜面18が当接した際に、釣糸17が引かれる方向の変化に伴ってシンカー21とヘッド12の当接角度を水中で自由に変えることができる。
続いて、本発明の第1の実施の形態に係るルアー10の作用について説明する。
図1〜図3に示すように、基端部にトリプルフック16が固定された釣糸17を筒状物11、ヘッド12、及びシンカー21の順に挿通させてルアー10を形成する。ここで、筒状物11がヘッド12に一部嵌入して固定され、筒状物11の尾部にはゴム管22が装着され、釣糸17の一端が固着されているトリプルフック16の基側がゴム管22に部分的に嵌入して、トリプルフック16を特定位置に固定させている。そして、ルアー10にはシンカー21が釣糸17に沿って自由に移動できるように設けられているので、シンカー21、ヘッド12、及び筒状物11を一体とすることができ、ルアー10を水中に投入する際にルアー10の慣性力が大きくなってルアー10をより遠くに飛ばすことができ、水中に沈んだ際には、シンカー21がヘッド12に当接してヘッド12及び筒状物11を水中に安定して存在させることができる。
ルアー10が水中で引っ張られる場合、釣糸17はヘッド12の挿通孔19を挿通するので、釣糸17が挿通孔19の先側出口20の縁に当接する。ここで、先側出口20はヘッド12の先側に設けられた傾斜面18の中央に形成されているので、釣糸17と先側出口20の縁との当接位置は傾斜面18の中央で先側位置にあり、釣糸17で傾斜面18を左右均等に引くことになり、これによって釣糸17を中心とする回転力が抑制される。
更に、ルアー10が回転しようとしても、ヘッド12の傾斜面18に水の流れが当たって回転の抵抗となり、ルアー10の回転が抑制される。その結果、ルアー10は、水中を釣糸17で引かれた方向に回転が防止されて移動でき、あるいは疑似餌25の形によって自由に左右及び上下に揺れながら移動する。これによって、水中のルアー10に回転ではなく、餌の動きにより近い不自然な動きを助長し、魚に餌として誤認させ易い。なお、シンカー21がヘッド12に当接することで、シンカー21はヘッド12と協働してルアー10の回転に対して抵抗となり、ルアー10の回転を更に抑制できる。
また、ルアー10が釣糸17に引かれて水中を移動する場合、ルアー10は水中を移動する際の抵抗が小さくなるように、すなわち、水の流れに対するルアー10の断面積が小さくなるように、筒状物11はその軸方向を移動方向と平行になるように姿勢を変える。このため、竿に結び付けられた釣糸17を引く角度を調整することで、ルアー10を水中で水面に平行に移動させることができ、ルアー10の誘魚作用が向上する。
ここで、筒状物11の周囲には、羽毛23及び繊維状物24の組合せからなって、その基側が束になって固着された疑似餌25が設けられ、更に、ヘッド12の傾斜面18を中央にしてその両側面には、目の模様26が形成されているので、ルアー10の誘魚作用が向上して魚の食い付きが促進される。なお、ルアー10が水中を移動する際、疑似餌25はルアー10が回転する際の抵抗としても作用し、ルアー10の回転が更に抑制される。そして、トリプルフック16の基側が筒状物11の尾側に装着されたゴム管22に嵌入して固定されるので、水中でのトリプルフック16の姿勢を一定方向に保つことができ、魚がルアー10に食い付いた際、トリプルフック16のいずれかの掛止針13、14、15を魚の口に深く刺すことができ、魚を確実に捕捉することができる。
図4に示すように、本発明の第2の実施の形態に係るルアー28は、本発明の第1の実施の形態に係るルアー10と比較して、シンカー21が存在せず、ヘッド29が金属によって形成されていることが特徴となっている。このため、第1の実施の形態に係るルアー10と同一の構成部材については、同一の符号を付して説明は省略する。
ヘッド29は、例えば、真鍮で形成されており、ヘッド29の傾斜面30を中央にしてその両側面には、目の模様31が形成されている。そして、ヘッド29の基側には、側面視して傾斜面30に対して鋭角(例えば、30〜50°、好ましくは35〜45°)となる角度で筒状物11の先部が嵌入固定されている。また、ヘッド29に設けられた釣糸17の挿通孔32は、傾斜面30に形成された先側出口33と、ヘッド29に嵌入している筒状物11の先端を連通し、しかも、ヘッド29を側面視した際のヘッド29の水平方向の中心線より上方の領域を通過するように形成されている。なお、挿通孔32の内径は、釣糸17の挿通が可能な寸法とする。
続いて、本発明の第2の実施の形態に係るルアー28の作用について説明するが、第2の実施の形態に係るルアー28は、第1の実施の形態に係るルアー10と比較して、シンカー21が存在せず、ヘッド29が錘の作用も兼ねて金属によって形成されていることが特徴となっている。このため、ヘッド29の作用についてのみ説明する。
ヘッド29が金属によって形成されているので、シンカー21が存在しなくても、ルアー28を水中に投入する際のルアー28の慣性力を大きくでき、ルアー28をより遠くに飛ばすことができると共に、ルアー28が水中に沈んだ際には、ヘッド29により筒状物11の浮き上がりが押さえられて、ルアー28を水中で安定して存在させることができる。そして、ルアー28が水中で引っ張られる場合、釣糸17はヘッド29の挿通孔32を挿通しているので、釣糸17が挿通孔32の先側出口33の縁に当接する。ここで、先側出口33はヘッド29の先側に設けられた傾斜面30の中央に形成されているので、釣糸17と先側出口33の縁との当接位置は傾斜面30の中央となって、釣糸17で傾斜面30を左右均等に引くことになり、これによって釣糸17を中心とする回転力が抑制される。
また、挿通孔32が、ヘッド29を側面視した際のヘッド29の水平方向の中心線より上方の領域を通過するように形成されているため、ヘッド29の重心はヘッド29の水平方向の中心線より下方位置に存在することになる。このため、釣糸17でルアー28を水中で引いた際、ルアー28は回転し難い。そして、ルアー28に回転が生じようとしても、ヘッド29の傾斜面30に水の流れが当たることで回転の抵抗となり、ルアー28の回転が抑制される。その結果、ルアー28は、回転せずに水中を釣糸17で引かれた方向に移動でき、更に、疑似餌25の形によって自由に左右及び上下に揺れながら移動する。これによって、水中のルアー28に回転ではない不自然な動きを助長し、魚に餌として誤認させ易い。
また、ルアー28が釣糸17に引かれて水中を移動する場合、ルアー28は水中を移動する際の抵抗が小さくなるように、すなわち、水の流れに対するルアー28の断面積が小さくなるように、筒状物11はその軸方向を移動方向と平行になるように姿勢を変える。このため、竿に結び付けられた釣糸17を引く角度を調整することで、ルアー28を水中で水面に平行に移動させることができ、ルアー28の誘魚作用が向上する。
図5に示すように、本発明の第3の実施の形態に係るルアー34は、本発明の第1の実施の形態に係るルアー10と比較して、筒状物35の尾端部が2つ割りになっていることが特徴となっている。このため、第1の実施の形態に係るルアー10と同一の構成部材については、同一の符号を付して説明は省略する。
筒状物35の先部は、ヘッド12の基側に、側面視してヘッド12の傾斜面18に対して鋭角(例えば、30〜50°、好ましくは35〜45°)となる角度で嵌入し固定されている。ここで、筒状物35は、一定の形を有するプラスチック(例えば、ABS、PP、PC)又は金属(例えば、真鍮、アルミニウム及びアルミニウム合金、亜鉛及び亜鉛合金、銅及び銅合金、ステンレス、塗装した鉄)で形成されており、外径は2〜15mm、ヘッド12の基側からの突出長さは10〜100mmである。そして、筒状物35の尾端部(例えば、尾端から2〜5mmの範囲)は2つ割りになって、ゴム管22の一部が尾端部に被さり(外装され)、トリプルフック16の基部は尾端部の2つ割りのスリット部36に装入して固定されている。また、筒状物35の周囲には、筒状物35の側部にその基側が束になって固着された疑似餌25が設けられている。
続いて、本発明の第3の実施の形態に係るルアー34の作用について説明するが、第3の実施の形態に係るルアー34は、第1の実施の形態に係るルアー10と比較して、筒状物35の尾端部が2つ割りになっていることが特徴となっている。このため、筒状物35の作用についてのみ説明する。
筒状物35の尾端部が2つ割りになっているので、ゴム管22内に挿入させたトリプルフック16の基部を、2つ割りのスリット部36に装入させることができる。そして、筒状物35の尾端部のスリット部36にトリプルフック16の基部が装入されると、筒状物35の尾端部はスリット部36を中心にして両外側に広がり、ゴム管22の尾端部に被さっている部分も尾端部の変形に伴って伸びる。このため、ゴム管22の尾端部に被さっている部分には弾性回復力が発生し、尾端部のスリット部36に装入されたトリプルフック16の基部には、筒状物35の尾端部に発生する弾性回復力及びゴム管22の尾端部に被さっている部分に発生する弾性回復力が同時に作用する。これにより、トリプルフック16の基部は筒状物35の尾端部のスリット部36により押圧され、筒状物35の尾端部に強固に固定される。その結果、水中でのトリプルフック16の姿勢を一定方向に保つことができ、魚がルアー34に食い付いた際、トリプルフック16のいずれかの掛止針13、14、15を魚の口に深く刺すことができ、魚を確実に捕捉することができる。
以上、本発明を、実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載した構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
例えば、第1の実施の形態で、シンカーを卵形状としたが、紡錘状としてもよい。また、第2の実施の形態で、ヘッドを、鉛、亜鉛、ステンレス、塗装した鉄、セラミックで形成することができる。
更に、第1、第2の実施の形態で、疑似餌を、羽毛、繊維状物、又は毛のみで形成することも、羽毛及び毛の組合せ、繊維状物及び毛の組合で形成することもでき、フックとして、トリプルフックの代わりに、1つの掛止針を備えたシングルフックを使用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るルアーの一部切り欠き側面図である。 同ルアーの正面図である。 同ルアーの一部省略背面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るルアーの一部切り欠き側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るルアーの一部切り欠き側面図である。
符号の説明
10:ルアー、11:筒状物、12:ヘッド、13、14、15:掛止針、16:トリプルフック、17:釣糸、18:傾斜面、19:挿通孔、20:先側出口、21:シンカー、22:ゴム管、23:羽毛、24:繊維状物、25:疑似餌、26:目の模様、27:通し孔、28:ルアー、29:ヘッド、30:傾斜面、31:目の模様、32:挿通孔、33:先側出口、34:ルアー、35:筒状物、36:スリット部

Claims (6)

  1. 筒状物と、該筒状物の先側に設けられたヘッドと、前記筒状物の尾側に設けられたフックと、該フックの基側に一端が固着され前記筒状物内及び前記ヘッド内を挿通する釣糸とを有するルアーにおいて、
    前記ヘッドの先側に傾斜面を設けると共に、該傾斜面に前記釣糸の挿通孔の先側出口を形成し、しかも、前記ヘッドの先側出口に前記釣糸を挿通する卵形状又は紡錘状のシンカーを設け、該ルアーの回転を防止したことを特徴とするルアー。
  2. 筒状物と、該筒状物の先側に設けられたヘッドと、前記筒状物の尾側に設けられたフックと、該フックの基側に一端が固着され前記筒状物内及び前記ヘッド内を挿通する釣糸とを有するルアーにおいて、
    前記ヘッドを金属によって形成すると共に、該ヘッドの先側に前記釣糸の挿通孔の先側出口を有する傾斜面を形成し、該ルアーの回転を防止したことを特徴とするルアー。
  3. 請求項1及び2のいずれか1項に記載のルアーにおいて、前記筒状物の尾側にゴム管を装着し、前記フックの基側を嵌入固定したことを特徴とするルアー。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のルアーにおいて、前記筒状物の周囲には、羽毛、繊維状物、及び毛のいずれか1又は2以上の組合せからなって前記筒状物にその基側が束になって固着された疑似餌が設けられていることを特徴とするルアー。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のルアーにおいて、前記フックはシングルフック又は3つの掛止針が軸対称に配置されたトリプルフックであることを特徴とするルアー。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のルアーにおいて、前記ヘッドの前記傾斜面を中央にしてその両側面には、目の模様が形成されていることを特徴とするルアー。
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