JP5671741B2 - 釣り糸の結線補助具 - Google Patents
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Description
特に、FGノットやSFノットを簡単に作ることができる結線補助具に関する。
(1)表面がつるつるで滑り易い。
(2)糸が細すぎるため、結線時に素手で引っ張ると手を切りやすい。
(3)糸を折り曲げると強度が低下し切れやすい。
(1)PEラインへの引張強度に対応するため、リーダーとしてPEラインの3〜4倍程度の直径のラインを使用する事が多い。このように両者の直径が極端に異なる場合、従来の結線方法では適さない。
(2)リーダーとPEラインを結線する場合、PEライン表面の滑り易さからライン同士の表面摩擦が少なく、従来の結線方法ではリーダーが糸抜けしやすくなる。
これらの結線方法の中でもFGノットは結線強度が高いとともに編み付け時の編みコブが小さく、優れた方法として広くルアー(疑似餌)釣りの愛好者に知られている。
例えば、メインラインをリーダーに巻き付けるという手作業を、巻き付け装置本体から左右に延ばした2本のアーム先端を使用して、メインラインが張架され緊張状態を保持するよう係止するとともに、装置本体中央にはリーダーを着脱自在に係止するリーダー係止部を設け、リーダーをリーダー係止部から着脱しながら前記2本のアームに張架されたメインラインに編み付けて行くように構成したものがある。(特許文献1参照)
この補助具は主要な構造体部分に弾性体(スプリングアーム)を用いているため、メインラインの張架の強さの調整範囲が限定される。
結果的に釣り糸(リーダー、メインライン)の太さに合わせてスプリングアームの強度がそれぞれ異なる複数の製品を提供する事で解決している。
また、細いサイズのリーダーに対応させた場合、スプリングアームの張架が弱く最後のハーフヒッチという仕上げ作業の支持が安定しないため、補助具を用いずに素手だけの方がやり易い。
また、構造的に長い弾力体のバネを使う事を特徴としているため、携帯性に問題があり太いリーダー用を折りたたむ場合は、別の折りたたみ用の部品が必要になり携帯性に問題が残る。弾性体のバネの力が弱い細いサイズのリーダーに対応した製品の場合は2つに折り畳めるが、携帯面で制限のあるウェーディングの場合はポケットの収納スペースの制約から大きい補助具の携帯は敬遠される。
ただしリーダースプールの大きさと形状に関しては統一規格が存在せず、各メーカーがそれぞれ微妙に大きさと形状が異なる製品を提供している状況にある。
この動きに対し、これまで提案されている補助具は全て単独で携行する形態となっており、補助具を用いて結線するリーダーと一緒に携帯することを前提に作られた製品は現時点では存在せず、それぞれ別々に携行する必要性があり不便であった。
また、リーダーの本線を張架したメインラインと直交できる形で巻き止め係止するための巻止部を含むリーダー係止部を補助具本体に配置し、リーダーの編み付け作業を両手だけで行えるようになっている。
また、くの字の形のアームによる特徴ある回転弧によりリーダーとメインラインが直交する位置(交差位置)を編み付けの進みに合わせてリーダー支線側に移動し、編み付け位置が同じ位置で重ならないようにアームが正しい編み付け方向に動作(前進性)し、交差位置を誘導するようになっている。
くの字の形のアームを用いず、まっすぐなアームを用いた場合でもいくらかの前進性は得られるが、くの字の形のアームを用いる事で更に前進性が高まる効果を生み出せるようになっている。
また、この突起部に指や掌を掛けてメインラインの張架具合を意図的に強めたり弱めたり張架の緊張度の強弱の調整もしやすくなっており、ハーフヒッチという仕上げ作業や編みコブ位置の修正の際にはアームを意図的に固定させてラインの緊張状態を強くさせることで作業をしやすくすることができる。
同時にアームの回転角度によってリーダー係止部とメインライン係止部との間の距離を変動させることもできる。
それぞれの係止部の間の距離が最小になるのは補助具の初期状態であり、最大になるのは上下のメインライン係止部同士が接した状態である。この最大状態の段階でリーダースプール中心の穴にリーダー係止部を通してから、上下のメインライン係止部を徐々に係止部同士が接した状態から補助具の初期状態に戻していくことにより、リーダー係止部とメインライン係止部との間の距離が縮小していく、この縮小過程でリーダースプールの外周側に上下のメインライン係止部の巻止部表面が接触し同時にリーダースプール中心の穴の内周側にリーダー係止部の巻止部表面が接触し3点の接触面の摩擦状態が成立することによってリーダースプールを補助具に固定することができるようになっている。
そして、FGノット又はSFノットで編み付けをすることに伴い、編み込まれたメインラインの長さの分だけメインラインの上下の係止部の間隔が狭まると同時にアーム支持部を中心点に上部のアームは時計回りに、下部のアームは反時計回りに動く、
その結果、くの字の形のアーム特有の回転弧の動きに合わせてメインラインとリーダーの交差する位置(交差位置)が大きくリーダー係止部から離れる方向、つまりリーダー支線側に移動するため、編み付けによって作られる編みコブがリーダー支線側に引っ張られるように巻き進められ適正な編み付けが可能となる。
したがって従来のように編みコブの位置を修正したりするための作業の発生頻度が低くなり、編み付け部分の確認に気を使う必要性が軽減される。
この際、アームは固定されメインラインが緊張状態である方がやり易いが、メインライン、リーダー双方への負担も大きくラインを痛めやすい。
本発明ではアームが剛性板の利用を前提としている事と請求項2の突起部を指や掌で押さえてアームを固定させる方法で緊張状態が容易に実現でき、また、アームの緊張状態を緩めたりしてラインが痛まないように調整することもできる。
本発明ではメインラインとリーダーの交差位置とリーダー係止部を近接させる事で小さな移動量で大きな交差角度の変化を生み出せることから、摩擦によるメインラインの傷みの範囲と深さを必要最小限に抑える事ができる。
それによって得られる効果としては、請求項1の範囲であればリーダー係止部とメインライン係止部との間の距離は殆ど変動しないため、補助具に固定できるリーダースプールの大きさが限定されるが、請求項4の構造によって補助具に固定できるリーダースプールの大きさの対応範囲が広くなり、大きさが異なるリーダースプールの固定に対応できる。
また、リーダースプールを補助具に固定できる結果、一体化して携行する事が可能となり携帯性が向上する。結果的に屋外である釣り場や船上、場合によってはウェーディングと呼ばれる浅瀬の海中に立って行われる釣りや、自転車で釣り場を渡り歩く場合でも携行が容易で且つ、簡単に使用することができる。
図1は、本発明の請求項1〜3の実施の形態に係る釣り糸の結線補助具を示す図である。
図2は、図1の結線補助具の主要な構造部分を示す図であり、図2(A)は背面図、図2(B)は正面図、図2(C)は補助具本体の拡大図である。
図3は、図1の結線補助具の主要な構造部分の断面図であり、図3(A)はアーム静止時の背面図、図3(B)はアームが動作した場合の状態を示す図であり、図3(A)に対し、更に引長ゴムを併用した場合の図である。
図4は、アームを構成する部品を示す図である。
アーム11と12はそれぞれアームの11aと11b、12aと12bで構成され、アーム11では11bの上に11aを載せる形で11fのスポット溶接ポイントで溶着して一体化、アーム11の部材として使用され、アーム12では12aの上に12bを載せる形で12fのスポット溶接ポイントで溶着して一体化、アーム12の部材として使用され、11と12それぞれの部材として補助具本体に取付られる
更に11の上側には本体ワッシャー1の10cを入れ、12の下側には本体ワッシャー3の10eを入れ、次に10fを通したこれらの部材(11、12、10c、10d、10e)を本体上面板10aと本体底面板10bで挟むようにして、後述するリーダー係止部の13aと13fによりネジ止めされる。
この際、10fが存在するため13aと13fの強い締め付けがあってもアーム支持部分の空間は確保され、各アームの動作を阻害しない構造が成立する。
引張コイルバネの張力によってアーム11と12が重ならないように11iの側面部分には12jの側面が、11jの側面部分には12iの側面が接しアームの静止状態が維持される。
また、図3(B)に示すように、アーム11と12の先端部分、つまり後述するメインライン係止部の間が狭まった場合、アームの動作は平面視くの字の形による特徴ある動きとなり、上下のメインライン係止部を結ぶ線18は補助具本体から離れる方向に動く仕組みが成立する。
また、アームが動作しても17の引張力によりメインラインを張架する状態は維持される。
また、この14bは図3(B)に示すように、引張ゴム(輪ゴム等)の19を突起部(11c、11d、12c、12d)を用いて張架する際に、アーム可動部分に19が絡んでアームの動作を阻害しないようにすることを防ぐ役割も果たしている。
本発明の請求項1と3に共通する要素として、アーム支持部とリーダー係止部をリーダーとメインラインを編み付ける位置に近接させて設ける事を特徴としているため、双方の特徴と効果を阻害しない工夫が必要となるが、図2の例では、アーム支持部とリーダー係止部を一体化させる事で最良の形態を成立させている。
この際、16bと16cを使用せずにメインラインを16dに数回巻き付けてからメインライン係止部15側の巻止部15dへ巻き止めて張架しても構わない。
16bと16cは利き手が異なる場合にメインラインの本線側を係止する際に使用される。
図2の例では、利き手が異なる場合にも対応できるように部材を配されている。
図5、図6、図7、図8は、FGノットを編み付ける手順を説明する図である。
先ず、補助具1のメインライン係止部16にメインライン支線側Mbを係止し、メインライン係止部15にメインライン本線側Maを係止し、リーダーをリーダー係止部13に係止する。
この段階で、メインラインとリーダーが交差する位置(交差位置)Xaから一例として20cm程度の余裕を持たせてリーダーを係止する。
その編み付けの準備ができた状態を表した図が図5(A)に示す通りとなる。
図5(B)は編み付けが進んだ段階のアームと交差位置Xaの動きを表した状態を示す。
先ず、メインラインの上にリーダーが交差した状態から、リーダー支線側Lbをメインライン支線側Mbの下側を通してリーダー係止部13側で∪ターンさせ、Mbの上側を通してLbを強く引く、この結果が図6(B)に示す通りになる。
次に、Lbをメインライン本線側Maの下側を通してリーダー係止部13側でUターンさせ、Maの上側を通してLbを強く引く、この結果が図6(D)に示す通りになる。
この段階で編み付けを結束させるためのハーフヒッチを施す。ハーフヒッチの手順を図7(B)に示す。
手順としてはリーダー支線側LbをMbの下側に通し∪ターンさせてMbの上側を通す。そしてLbの下側を通してLbを強く引く、その結果が図7(C)の示す通りとなり、編み付けの難しいFGノットの初期段階が完成する。
手順としては、先ずメインライン支線側Mbをメインライン係止部16から取り外し、次にリーダー本線側Laをリーダー係止部13より取り外す。メインライン本線側Maについてはそのまま係止した状態とする。
次にリーダー本線側Laをメインライン係止部16に巻き止め係止し張架する。
上記手順によってハーフヒッチの編み付が準備できた状態を図8(B)に示す。
この際、リーダー支線側Lbがハーフヒッチの編み付け作業を阻害する場合があるため、メインライン係止部15を利用して係止すると編み付け作業がやり易くなる。
また、ハーフヒッチを行うにあたって、編み付ける部分は緊張状態にあった方が作業がし易いため、アームの突起部(11c、11d、12c、12d)を指や掌で押さえたりアームと補助具本体をしっかり握る事でアームを固定させることができ、以降のハーフヒッチの作業もやり易くなる。
図9は、編みコブの位置の修正手順を説明する図である。
編み付けの作業ではリーダーの支線側Lbを強く引いて行う関係から、どうしても編みコブがLb側に追随する形で作られ、不適切な位置に編みコブXbができてしまう場合がある。その状態を図9(A)に示す。
不適切な図9(A)の状態から、アーム11と12をしっかり固定させてLbをメインライン係止部16側に強く引く、この際にメインラインはリーダーの外周の表面を回転するように滑らせながら徐々に編みコブの位置をメインライン係止部16の側に移動させてMa側の長さを長くする動作をするが、メインラインとリーダーの交差する角度が変化し、MaとLaの間の角度が鋭角になるにつれ編みコブの位置は交差位置Xaに引かれるようにリーダー係止部13の側に移動する。結果的にLbを引く手の力の作用に対する反作用が働き、図9(B)の状態になる。
結果的に、編みコブの位置の修正はリーダー支線側Lbをメインライン係止部16側に引いて戻すだけの簡単な作業で解決できるため、FGノットの編みコブの修正が簡単にでき、多くの時間を必要としない。
また、リーダー係止部を編み付け位置に近接させた事により、少しの動作で大きな角度の変化を生み出せるため、メインラインとリーダー外周表面の摩擦する範囲が小さくなり、結果的にラインの傷みを最小限に抑えられる。
図10は、本発明の請求項4の実施の形態に係る釣り糸の結線補助具を示す図である。
図11は、図10の結線補助具の主要な構造部分を示す図であり、図11(A)は平面図、図11(B)は断面図である。
図12は、図10の結線補助具を用いてリーダースプールを装着した場合の説明図である。
また、それぞれのアームの支持部27と28をリーダー係止部と別の位置とした事により、アームが回転した際にリーダー係止部23からそれぞれのメインライン係止部(25と26)までの距離を変化させる事がことが可能になる。
例えば、アーム21が時計回りに回転すれば、対応するねじりコイルバネ28eの支持部も時計回りに同じ角度だけ回転し、28eの20cに接した部分は固定されてそれ以上回転しないため、ねじりコイルバネ28eはねじれに反発する力で張架する力を発生する仕組みになっている。
アーム22は平面視でアーム21の上側に設けられ、その支持部27は22のメインライン係止部26から見て補助具本体20の中心に位置するリーダー係止部23の位置を超えて設けられている。
同様にアーム21の支持部28についてもリーダー係止部23の位置を超えて設けられている。
例えばアーム22の支持部27については、補助具の本体上面板20aと本体底面板20bに開けられたアーム支持孔にアーム支持ネジ上部27aを通す。補助具本体内では、ワッシャー1の27b、アーム22の支持孔、ねじりコイルバネ27e、ワッシャー2の27cを通し、最後に補助具本体の20aと20bを挟む形で27aとアーム支持ネジ下部の27dで固定している。
補助具を固定する際、補助具の本体上面板20aと本体底面板20bの間には、補助具内部でのアームの可動空間を確保するための本体スペーサー1の20cを設けてその20cの中を通して固定する。
これらの構造を用いる事によって、図1と同様にメインラインを張架する仕組みを成立
させている。
図10(B)において想像線で示したメインライン係止部25と26の位置は、リーダー係止部23からの距離が最大となる。この状態でリーダースプール中穴Sb(またはTb)に23を通し、次にアームを静止状態側に戻す。つまりねじりコイルバネの復元力を用いて戻すと、リーダー係止部23とメインライン係止部25と26との間の距離が縮小していく、この縮小過程でリーダースプール外周Sa(またはTa)に上下のメインライン係止部の巻止部表面が接触し同時にリーダースプール中心の中穴Sb(またはTb)の内周側にリーダー係止部の巻止部表面23dが接触し3点の接触面の摩擦状態が成立する。
結果として、それらの摩擦状態によって大きさの異なるリーダースプールを補助具に固定することができるようになっている。
図12(A)は非特許文献3のリーダースプールを装着、固定した場合の説明図であり、
図12(B)は非特許文献4のリーダースプールを装着、固定した場合の説明図である。
2 大きさの異なるリーダースプールを固定できる釣り糸の結線補助具
10 補助具本体
10a 本体上面板
10b 本体底面板
10c 本体ワッシャー1
10d 本体ワッシャー2
10e 本体ワッシャー3
10f 本体スペーサー1
11 アーム
11a アーム主板
11b アーム補強板
11c 突起部
11d 突起部
11e 引張コイルバネ固定ネジ
11f スポット溶接ポイント
11g アーム支持孔
11h メインライン係止部孔
11i アーム静止部
11j アーム静止部
12 アーム
12a アーム主板
12b アーム補強板
12c 突起部
12d 突起部
12e 引張コイルバネ固定ネジ
12f スポット溶接ポイント
12g アーム支持孔
12h メインライン係止部孔
12i アーム静止部
12j アーム静止部
13 リーダー係止部
13a 組みネジ上部
13b Oリング
13c Oリング
13d 巻止部
13e Oリング
13f 組みネジ下部
14 本体背面側組みネジ
14a 組みネジ上部
14b 本体スペーサー2
14c 組みネジ下部
15 メインライン係止部
15a 組みネジ上部
15b Oリング
15c Oリング
15d 巻止部
15e Oリング
15f 組みネジ下部
16 メインライン係止部
16a 組みネジ上部
16b Oリング
16c Oリング
16d 巻止部
16e Oリング
16f 組みネジ下部
17 引張コイルバネ
18 上下のメインライン係止部を結ぶ線
19 引張ゴム
20 補助具本体
20a 本体上面板
20b 本体底面板
20c 本体スペーサー1
21 アーム
21a アーム主板
21b アーム突起部1
21c アーム突起部2
21d アーム開放防止ネジ
22 アーム
22a アーム主板
22b アーム突起部1
22c アーム突起部2
22d アーム開放防止ネジ
23 リーダー係止部
23a 組みネジ上部
23b Oリング
23c Oリング
23d 巻止部
23e 組みネジ下部
24 本体背面側組みネジ
25 メインライン係止部
26 メインライン係止部
27 アーム支持部
27a アーム支持ネジ上部
27b ワッシャー1
27c ワッシャー2
27d アーム支持ネジ下部
27e ねじりコイルバネ
28 アーム支持部
28a アーム支持ネジ上部
28b ワッシャー3
28c ワッシャー4
28d アーム支持ネジ下部
28e ねじりコイルバネ
Xa メインラインとリーダーの交差する位置(交差位置)
Xb 編みコブ
Xc 編み付け部分
Xh ハーフヒッチ
Ma メインライン本線側
Mb メインライン支線側
La リーダー本線側
Lb リーダー支線側
S 参考文献3リーダースプール
Sa リーダースプール外周
Sb リーダースプール中穴
T 参考文献4リーダースプール
Ta リーダースプール外周
Tb リーダースプール中穴
Claims (4)
- 比較的太い釣り糸であるリーダーの表面周りに、比較的細い釣り糸であるメインラインを編み付けて結線する際に用いる補助具であって、
結線補助具本体にメインラインを縦方向に張架するための一対のアームを上下に設け、
上下の各アームには非弾性の平面視くの字の形をした剛性板を用い、
各アームを可動可能な状態で支持するアーム支持部をリーダーとメインラインを編み付ける位置に近接する形で結線補助具本体に設け、
張架するメインラインの先端側(支線側)と本線側の巻止部を含むメインライン係止部を各アームの先端に設け、
各アームにてメインラインを張架するために、各アーム中間部くの字形の折れ曲がり部分付近に引張コイルバネを各アームが引き合う形に設けるか、各アーム支持部付近にメインラインを張架するためのねじりコイルバネを各アームと前記結線補助具本体との間に復元力が発生するように設け、
結線補助具本体には張架したメインラインと直交させた状態でリーダーの本線側を係止するための巻止部を含むリーダー係止部を設け、
上下の各アーム先端のメインライン係止部との間で緊張状態に保持され張架されているメインラインとリーダー係止部に固定されたリーダーの編み付け作業を両手だけで行えることを特徴とする釣り糸の結線補助具。
- 上下の各アーム中間部分にメインラインの張架強度を補強するための引張ゴムを取り付
けたり、アームの動作や固定を指や掌で調整しやすくするための突起部を設けたことを特徴とする
請求項1に記載の釣り糸の結線補助具。 - 結線補助具本体にリーダー本線を係止するための巻止部を含むリーダー係止部をリーダ
ーとメインラインを編み付ける位置に近接させる形で設けたことを特徴とする
請求項1又は2に記載の釣り糸の結線補助具。 - 上下の各アーム支持部をリーダー係止部よりも対となるアームのメインライン係止部側へ寄せて設け、各アーム支持部とアームのメインライン係止部までの長さ、つまりアーム回転弧の半径を大きくすることにより、リーダー係止部とメインライン係止部の間の距離をアームの回転角度によって変動させることができ、上下の各アームのメインライン係止部に含まれる弾性体で構成されるメインライン巻止部表面2箇所とリーダー係止部に含まれる弾性体で構成されるリーダー巻止部表面1箇所を使用してリーダーが巻かれているリーダースプール外周2箇所とリーダースプールの中穴の一箇所を接点に3点支持固定できることを特徴とした請求項1〜3に記載の釣り糸の結線補助具。
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