JP5830372B2 - 釣糸結束補助具 - Google Patents

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本発明は、手元側の釣糸であるメインラインと、ルアー側の釣糸であるリーダーとを結束する際に用いられる釣糸結束補助具に関する。
ルアーフィッシングに、破断しにくく伸びにくい高強度の釣糸としてポリエチレン製の撚糸が用いられている。
このような釣糸は、撚糸であることから透明にすることができず、ルアーに直接結び付けた場合には、魚やイカなどの釣りの対象生物がこれを視認して警戒し、ルアーを避けるため好ましくない。
そこで、手元側の釣糸であるいわゆるメインラインは、この種の破断しにくい撚糸としておき、ルアー側の釣糸であるいわゆるリーダーは、強度的にはやや劣るが釣りの対象生物が視認できないナイロン製の透明モノフィラメントとし、両者を結束して用いることがおこなわれている。
ここでメインラインとリーダーを結束する際には、その結び目自体が釣糸の強度を低下させて結び目を起点に釣糸が破断するおそれがある。
そのため、強度の低下をできるだけ招かないような、いわゆる摩擦系の特殊な結び方が考案されているが、一般にこの種の結び方は複雑であり、手作業だけで結束をおこなうのは非常に手間がかかる。
このことから、結束作業を容易とするような補助器具としての釣糸結束補助具が開発されている。
たとえば特許文献1には、釣糸結束補助具として、バネ材からなる細長いアームと、アームの両端部および中央部に設けられた釣糸を巻きつけ可能な糸巻き軸と、からなるものが開示されている。
この釣糸結束補助具を使用する際には、まずアームを弓形にしならせて、両端部の糸巻き軸にそれぞれメインラインを巻き付けて、その両端部の糸巻き軸間にメインラインが緩みなく張った状態に固定する。
また中央部の糸巻き軸にリーダーの一端を巻き付けて固定し、そのリーダーの他端(自由端)を引っ張って、両端糸巻き軸間に張られたメインラインにリーダーがほぼ直交するように重ね合わせる。
この状態から、リーダーの自由端側を、リーダーとメインラインの交差個所の左右のメインライン外周を交互に上下にくぐらせつつ(巻き付けつつ)引っ張ってゆくと、順次結び目が編成され、リーダーとメインラインとは強固に結束される。
特開2011−4726号公報
従来の釣糸結束補助具は、特許文献1のものに限らず、いずれも糸巻き軸への釣糸の固定が原則的に釣糸を巻き付けることのみによって行われていたため、釣糸がほどけやすい問題があった。
また、釣糸がほどけないようにきつく固定しようとすると、糸巻き軸へ釣糸を何回も巻きつけなければならず、手間がかかる問題があった。このような過剰な巻き付けは、釣糸に巻き癖が付いてしまうことからも好ましくない。
そこで本発明の解決すべき課題は、釣糸結束補助具について、釣糸の固定を簡単かつ確実におこなえるようにすることである。
上記課題を解決するため、本発明の釣糸結束補助具では、その糸巻き部の近傍に釣糸を挟み込む機構を設けたのである。
詳細には、本発明の釣糸結束補助具を、一対のアームと、アームばねと、座部と、糸巻き軸と、挟持体と、から構成したのである。
ここで一対のアームは、略ハの字型に配列されて、互いに連結された内端部を中心として、外端部同士が接近する閉位置と外端部同士が離反する開位置との間で回動可能である。
またアームばねは、一対のアーム間に装填されて、そのアームを前記開位置に向けて付勢する。
座部は、一対のアームの内端部および外端部にそれぞれ設けられ、ほぼ平坦な座面を有する。
糸巻き軸は、前記各座部の座面上にそれぞれ立設されている。
挟持体は、座部の座面に対向して設けられている。そして、糸巻き軸に巻き付けられた釣糸を前記座面とで挟み込むピンチ位置と、その釣糸の挟み込みを解除するリリース位置との間で、座面に対し接近および離反可能に構成されている。
この釣糸結束補助具を使用する際には、まず、一対のアームの外端部に設けられた糸巻き軸にそれぞれメインラインを巻き付け、挟持体をピンチ位置に移動させてそのメインラインを座面とで挟み込んで固定する。
これにより、アームの外端部の糸巻き軸間にメインラインが緩みなく張った状態に固定する。
同様に、アームの内端部の糸巻き軸にリーダーの一端を巻き付け、挟持体をピンチ位置に移動させてそのリーダーを座面とで挟み込んで固定する。
そして、そのリーダーの他端(自由端)を引っ張って、糸巻き軸間に張られたメインラインにリーダーがほぼ直交するように重ね合わせる。
この状態からリーダーの自由端側を、リーダーとメインラインの交差個所の左右のメインライン外周を交互に上下にくぐらせるなどして、両者の結束作業をおこなう。
釣糸を糸巻き軸に巻きつけた上に挟持体と座面とで挟み込んで固定するため、単に糸巻き軸に巻き付けるだけの場合に比べて、強固に固定することができる。
糸巻き軸へ釣糸を解けないように何回も巻きつける必要がなく、手間が省かれるうえ、釣糸に巻き癖が付くことも避けられる。
釣糸結束補助具の(a)は正面から見た斜視図、(b)は釣糸結束補助具を背面から見た斜視図 釣糸結束補助具の(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図 釣糸結束補助具の全体分解斜視図 釣糸結束補助具の(a)は要部分解斜視図、(b)は要部縦断面図 釣糸結束補助具のアームのロック機構を示す一部切り欠き正面図 釣糸結束補助具の使用状態を示す斜視図 リーダーとメインラインの結束作業を示す図
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
図1から図6に示す、実施形態の釣糸結束補助具1は、手元側の釣糸であるメインラインL1と、ルアー側の釣糸であるリーダーL2とを手作業で結束する際の補助器具として用いられ、その釣糸結束補助具1に対するメインラインおよびリーダーの固定を簡単かつ強固におこなうことができるものである。
なお図6のように、釣糸結束補助具1の全体寸法は、片手に収まる程度の大きさとなっておりその取り扱いが容易になっている。
図1から図5に示すように、実施形態の釣糸結束補助具1は、一対のアーム10と、各アーム10の端部に形成された座部20と、各座部20に立設された糸巻き軸30と、各糸巻き軸30の一端に固定された挟持体40と、各糸巻き軸30の他端に取り付けられた操作体50と、アーム10間に配置されたロック体60と、各種のばね23、33と、から構成されている。
図1から図3のように、一対のアーム10は、略ハの字型をなすように配列されている。各アーム10は、細長くかつ一対のアームで左右対称形となる方向に湾曲しているアーム本体11と、その内端部に形成された対向一対の軸受板12、13と、を有する。
ここで図3のように、アーム本体11と軸受板12、13とは、アーム全体がくの字型に屈曲した形状となるように接続されている。
アーム本体11の外縁には、リブ11aが設けられ、そのリブ11aに囲まれる内側の箇所には、円形の透孔11bが長手方向に並列して設けられている。
また、それぞれ対向一対の軸受板12、13は、一方アームの軸受板12を外側に、他方アームの軸受板13を内側にして重なり合っており、この重なり合った状態で互いに連通する軸孔12a、13aをそれぞれ有している。
さらに各アーム本体11の外端部には、座部20が形成されており、アーム10の内端部に相当する軸受板12にも、座部20が形成されている。
図3および図4のように、各座部20は、円板形の座本体21と、円環形のピンチリング22とからなる。
座本体21の両面は、それぞれほぼ平坦な座面および裏面からなり、その座面および裏面間を貫通する長円形の軸孔21aが形成されている。また座面側の軸孔21aの周囲には、円環形のばね溝21bが形成されている。
一方、座本体21の裏面には、細長く窪んだ嵌合凹部21cが設けられている。図示のように、嵌合凹部21cは、前記長円形の軸孔21aからその短軸方向の両側へと延びている。
また座本体21の座面には、ピンチリング22が溶着等の適宜手段により固定されている。この固定状態で、座本体21の軸孔21aとピンチリング22の円環の中心とは一致している。
ピンチリング22の外面(座本体21に固定された面と逆側の面)には、ピンチリングの周方向に波打つ波型部22aが形成されている。
図3および図4のように、糸巻き軸30は、略長円柱形で小径の細軸部31と、円柱形で大径の太軸部32とからなり、その細軸部31が座部20の軸孔21aに回転不能に挿通している。
糸巻き軸30は細軸部31が座部20の軸孔21aに挿通された状態で、その軸方向の両方向にスライド可能となっている。
また太軸部32の外周には、メインラインL1やリーダーL2などの釣糸が巻きつけ可能となっている。さらに太軸部32の端面には、円環形のばね溝32aが形成されている。
ここで一対のアーム10は、図3のように、その内端部において、糸巻き軸30が座部20から両軸受板12、13にかけてを挿通することで連結されている。
これによりアーム10は、その外端部同士が接近する閉位置と、外端部同士が離反する開位置との間で、軸受板12、13を挿通する糸巻き軸30を中心に回動可能となっている。
図3および図5のように、この両軸受板12、13を挿通する糸巻き軸30には、対向一対の軸受板13の間に収容されたトーションスプリングからなるアームばね33が外嵌している。
アームばね33の左右の脚部は、両アーム10のアーム本体11の内端部にそれぞれ接している。これにより、一対のアーム10は、開位置にその回動方向が付勢されている。
図3および図4のように、各糸巻き軸30の太軸部側の端部には、略円板形の挟持体40が一体に形成されており、各座部20の座面と対向している。
この挟持体40の座部20との対向面の外縁部には、周方向に波打つ波型部41が形成されている。
図2のように、この波型部41は、座部20の各ピンチリング22の波型部22aとほぼ過不足なく嵌り合う(噛み合う)補完形状をなしている。
糸巻き軸30の軸方向の順方向および逆方向へのスライドにより、挟持体40はその波型部41と座部20の波型部22aとが接近して糸巻き軸30に巻きつけられた釣糸を挟み込むピンチ位置と、両波型部41、22aが離反して釣糸を解放するリリース位置との間を移動可能となっている。
なお図4(b)のように、前記ピンチ位置で糸巻き軸30の太軸部32は、ピンチリング22の内側にはまり込むようになっている。
図3および図4のように、座部20のばね溝21bと糸巻き軸30のばね溝32aとの間には、コイルスプリングとしての座ばね23が圧縮された状態で装填されている。これにより、糸巻き軸30および挟持体40は、その挟持体40が座部20から離れる向き、すなわちリリース位置へと付勢されている。
また糸巻き軸30の細軸側の端部には、略円板形の操作体50が座部20の裏面と対向するように配置されている。
図3および4のように、操作体50は、その中心部に貫通する長円形の軸孔51を有し、この軸孔51に糸巻き軸30の細軸部31の端部が挿通している。
さらに糸巻き軸30の細軸側の端部には、その長円の短軸方向に貫通するピン孔31aが設けられており、操作体50にも軸孔51から内部に延びるピン孔52が設けられている。これらピン孔31a、52を挿通するピン53を介して、操作体50は、糸巻き軸30に対してピン53周りに回動可能に取り付けられている。
また、操作体50の座部20の裏面との対向面には、細長く膨らんだ嵌合凸部54が設けられている。図示のように、嵌合凸部54は、前記長円形の軸孔51からその短軸方向の両側へと延びており、座部20の嵌合凹部21cと補完形状をなしている。
一方、操作体50の前記座部20との対向面と逆側の面には、操作体50の指での操作を容易とするために、滑り止め55が形成されている。
図4(b)を参照して、嵌合凸部54は、操作体50を正転させると、座部20の嵌合凹部21cにはまり込むようになっており、操作体50を反転させると座部20の嵌合凹部21cから抜け出て座本体21の座面を押圧するようになっている。
嵌合凸部54が嵌合凹部21cにはまり込んだ状態では、挟持体40は座部20から離反してリリース位置にある。いっぽう嵌合凸部54が嵌合凹部21cから抜け出た状態では、その嵌合凸部54の座面の押圧によるカム作用により、糸巻き軸30は挟持体40が座部20に接近する向きにスライドして挟持体40がピンチ位置へと移動する。
ここから今度は、操作体50を正転させると、ふたたび嵌合凸部54が嵌合凹部21cにはまり込むと同時に糸巻き軸30のスライドにより挟持体40はリリース位置に移動するが、このリリース位置への復帰は座ばね23の付勢により速やかになされる。
なお、ピンチ位置とリリース位置における挟持体40の変位量を図4(b)ではδで表している。
このように操作体50を正転および反転操作することにより、挟持体40をリリース位置とピンチ位置に容易に切り替え可能になっている。
操作体50は、座部20の裏面側に配置されているため、座部20の座面側に釣糸を固定する際に、その釣糸が操作体50に絡まったり干渉したりすることがなく、作業をスムーズにおこなうことができる。
なお、この実施形態とは逆に、操作体50に嵌合凹部を設け、座部20に嵌合凸部を設けてもよい。
図3および図5に示すように、ロック体60は、長円環形のロックリング61と、ロックリング61からその長軸方向に延びるタブ62と、からなる。
ロックリング61は、アーム10の軸受板13間に収容され、糸巻き軸30に外嵌している。ロックリング61の周面にはスリット61aが形成され、アームばね33の左右の脚部はこのスリット61aを挿通して両アーム本体11の内端部へと架け渡されている。タブ62は、左右のアーム10のアーム本体11の内端部の間の隙間から外部へと臨んでいる。
糸巻き軸30に外嵌した状態で、ロックリング61はその長軸方向に沿ってスライドさせることが可能となっている。
図5(a)のように、一対のアーム10のアーム本体11の内端間からロックリング61が退避している場合には、左右のアーム10の回動がそのロック体60に拘束されることがないため、開位置と閉位置との間で自由に回動可能である。
いっぽう図5(b)のように、アーム10を閉位置にした状態でタブ62を引っ張ってロック体60をスライドさせ、そのロックリング61をアーム本体11の内端間に侵入させると、ロックリング61が間に挟まることで、一対のアーム10の開位置への回動が阻止される。これにより、アーム10が閉位置でロックされる。タブ62には、引っ張りを容易とするために、紐を結びつけておいてもよい。
釣糸結束補助具1を使用しないときには、このようにアーム10を閉位置でロックしておくとコンパクトになるため、収容等が容易となる。
ふたたびロックを解除するには、タブ62をつかんでロック体60を釣糸結束補助具1の内部に押し込む方向にスライドさせ、ロックリング61をアーム本体11の内端間から退避させる。
実施形態の釣糸結束補助具1の構成は以上のようであり、次に図6および図7を参照して、その使用方法について説明する。
まずアーム10の外端部にある各挟持体40がリリース位置にある状態で、その外端部の糸巻き軸30の太軸部32にそれぞれメインラインL1を軽く巻き付ける。
ここから操作体50を反転させて挟持体40をピンチ位置に移動させ、メインラインL1を座部20とで挟み込んで固定する。
両外端部の糸巻き軸30についてこのような作業をおこなうことで、その糸巻き軸間にメインラインL1を緩みなく緊張した状態に固定する。
このときメインラインL1は、補完形状をなす座部20の波型部22aと挟持体40の波型部41の間に挟みこまれるため、強固に固定される。
同様にアーム10の内端部にある挟持体40がリリース位置にある状態で、その内端部の糸巻き軸30の太軸部32にリーダーL2の一端を軽く巻き付ける。
ここから操作体50を反転させて挟持体40をピンチ位置に移動させ、リーダーL2を座部20とで挟み込んで固定する。
リーダーL2も、両波型部22a、41の間に挟みこまれるため、強固に固定される。
この状態から、リーダーL2の他端(自由端)を手前に引っ張って、アーム10の外端部にある糸巻き軸30間に張られたメインラインL1の上にそのリーダーL2がほぼ直交するように重ね合わせる。
この状態から、図7(a)のように、リーダーL2の自由端側を、リーダーL2とメインラインL1の交差個所のたとえば左側のメインラインの外周を下から上にくぐらせて、もとの手前側に引っ張ると、図7(b)のように、一つ目の左結びが形成される。
つぎに、図7(c)のように、リーダーの自由端側を、リーダーとメインラインの交差個所のたとえば右側のメインラインの外周を下から上にくぐらせて、もとの手前側に引っ張ると、図7(d)のように、右結びが形成され、一つ目の結び目K1が完成する。
同様に、リーダーL2の自由端側を、リーダーL2とメインラインL1の交差個所の左右側のメインラインの外周に交互にくぐらせて引っ張ってゆくと後続の結び目K2、K3・・・が連続的に形成されてゆく。
結び目の形成作業の進行にしたがって、糸巻き軸30間に張られたメインラインL1がリーダーL2側へと引き寄せされてゆき、これにともなってアーム10は、閉位置へ向けて回動する。この回動により、メインラインL1が張られた位置が、リーダーL2の上をアーム10内端部の糸巻き軸30から離れる向きに移動してゆく。
このリーダーL2のメインラインL1上の移動量が微少である場合には、先行の結び目と後続の結び目とがほぼ同じ位置で重なって形成されてしまい、いわゆるダマのようになってしまう問題がある。
実施形態の釣糸結束補助具1では、上述のように、アーム10はそれぞれアーム本体11と回動中心となる軸受板12、13とがくの字型に屈曲した状態に接続されているため、アーム本体11の回動に伴うリーダーL2の移動量が、屈曲していない場合に比べて大きくなっている。そのため、先行する結び目と後続の結び目とが重なり合うことなく、結び目が綺麗に連続して形成される。
なお、この結束作業はあくまでも一例であって、この釣糸結束補助具1を用いて、この例とは異なる種々の結び目を形成することが可能である。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正と変形を含むものであることが意図される。
1 釣糸結束補助具
10 アーム
11 アーム本体
11a リブ
11b 透孔
12、13 軸受板
12a、13a 軸孔
20 座部
21 座本体
21a 軸孔
21b ばね溝
21c 嵌合凹部
22 ピンチリング
22a 波型部
23 座ばね
30 糸巻き軸
31 細軸部
31a ピン孔
32 太軸部
32a ばね溝
33 アームばね
40 挟持体
41 波型部
50 操作体
51 軸孔
52 ピン孔
53 ピン
54 嵌合凸部
55 滑り止め
60 ロック体
61 ロックリング
61a スリット
62 タブ
L1 メインライン
L2 リーダー
K1、K2 結び目

Claims (4)

  1. 略ハの字型に配列され、互いに連結された内端部を中心として、外端部同士が接近する閉位置と外端部同士が離反する開位置との間で回動可能な一対のアーム10と、
    前記一対のアーム10間に装填されて、各アーム10を前記開位置に向けて付勢するアームばね33と、
    前記一対のアーム10の内端部および外端部にそれぞれ設けられ、ほぼ平坦な座面を有する座部20と、
    前記各座部20の座面上にそれぞれ立設された、釣糸を巻きつけ可能な糸巻き軸30と、
    前記各座部20の座面に対向して設けられ、前記糸巻き軸30に巻き付けられた釣糸を前記座面とで挟み込むピンチ位置と、その釣糸の挟み込みを解除するリリース位置との間で、座面に対し接近および離反可能な挟持体40と、を備え、
    前記各糸巻き軸30は、その軸方向にスライド可能に前記各座部20の座面上に立設されており、
    前記各挟持体40は前記各糸巻き軸30の端部に固定され、前記糸巻き軸30の軸方向へのスライドにより前記ピンチ位置とリリース位置との間で移動可能であり、
    前記各糸巻き軸30は、前記座部20をその座面から裏面にかけて貫通しており、
    前記各糸巻き軸30の前記座部20の裏面側の端部には、前記座部20の裏面に対向し、かつ糸巻き軸30の軸心と垂直な軸線周りに回動可能な操作体50が取り付けられており、
    前記座部20の裏面と前記操作体50との対向面には、それぞれ嵌合凹凸部21c、54が形成されており、
    前記操作体50を正転および反転させると、隣接する前記嵌合凹凸部21c、54同士のカム作用により、前記糸巻き軸30はその軸方向の順方向および逆方向にスライドし、かつその嵌合凹凸部21c、54同士の嵌り合いおよび嵌り合いの解除により、前記挟持体40は前記ピンチ位置およびリリース位置で固定される、釣糸結束補助具。
  2. 前記座部20の座面と前記挟持体40の対向面には、それぞれ互いに補完形状をなす波型部22a、41が形成されている、請求項1に記載の釣糸結束補助具。
  3. 前記座部20と前記挟持体40との間に装填され、前記挟持体40をリリース位置に向けて付勢する座ばね23をさらに備える、請求項1または2に記載の釣糸結束補助具。
  4. 一対のアーム10の前記閉位置で、両アーム10の内端部の間に進入することでアーム10を回動不能にロックし、かつ両アーム10の内端部の間から退避させることでアーム10の回動に対するロックを解除する、スライド可能なロック体60をさらに備える請求項1から3のいずれかに記載の釣糸結束補助具。
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