JP5892923B2 - ラインカッター - Google Patents

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Description

本発明は、釣り糸(ライン)において結び目を作る際に、結び目からはみ出した釣り糸を把持して引っ張り、次いで、前記結び目からはみ出した釣り糸を切断するラインカッターに関する。
釣り人は、釣り場にて、釣針、浮き、餌かご、ガン玉(錘)などの仕掛けを釣り糸(ライン)へ取り付ける。その際、釣り糸(ライン)において結び目を作ることになる。その際に、結び目を固く縛る必要がある。
また、結び目からはみ出す部分が生じるが、そのはみ出した部分を切断して除去することが望ましい。
一般的な釣り人は、前記ラインにおいて結び目を作るには、前記結び目からはみ出した釣り糸の先端部分を把持して引っ張ることによって、前記結び目を固く縛ることになる。しかし、前記はみ出し部分を引っ張るには、ある程度の長さが必要となる。例えば、前記はみ出し部分の釣り糸を指に絡ませて引っ張ったり、あるいは釣り人自身の歯で噛んで引っ張ったりする。
指を痛めたり歯を痛めたりしたくない釣り人は、小さなプライヤなどを用いて結び目を固く縛り、ラインカッターにて前記のはみ出し部分を切断している。
従来のラインカッターとしては、特許文献1に示されているように糸状部材(ライン、釣り糸)の一部を任意に固定することが可能な固定部と、前記固定部に近接して配置された刃部と、を備えている。前記刃部は、前記固定部にて固定されていない糸状部材の部分を、例えば手で把持して当該刃部に摺接可能に構成される。
また、従来の別のラインカッター60としては、図7に示すように先端部が対向するように配置された板状の把持部材61,62を備えている。前記一対の把持部材61,62の各先端部は、互いに協働して釣り糸(ライン)を切断する一対の刃部63,64を形成している。前記一対の把持部材61,62の後端部は、例えばスポット溶接などで固定している。さらに、前記先端部の一部は前記刃部63を形成しない刃部なし部65を設けている。その刃部なし部65の付近の把持部材61,62にて、例えばガン玉(錘)を挟んで押圧し、前記ガン玉(錘)をカシメにて釣り糸(ライン)へ固定する。
特開2007−209555号公報
特許文献1のラインカッターは、特にポリエチレンマルチフィラメントなどのように高強度のラインを容易に切断するために開発されたものであって、前記結び目を固く縛るための機能を備えていない。したがって、ラインカッターとしては優れているものの、プライヤなどが別途必要となる。
図6に示すラインカッター60も同様であり、前記結び目を固く縛るための機能を備えていない。
本発明が解決しようとする課題は、釣り糸(ライン)において結び目を作る際に、結び目からはみ出した釣り糸を把持して引っ張ることを容易に実施すると共に、前記結び目からはみ出した釣り糸を容易に切断するラインカッターを提供することにある。
(第一の発明)
本願における第一の発明は、 互いに協働して糸状部材(41)を挟んで把持する一対の把持部(21a,21b)を有する把持具(20)と、前記糸状部材(41)を互いに協働して挟んで切断する一対の切断刃(31a,31b)を有する切断具(30)と、を備え、 前記把持具(20)および前記切断具(30)を形成する部材の一部を一の部材とすることで共通化して一体的に形成したラインカッター(10)に係る。
(用語説明)
「糸状部材」とは、例えば、釣り糸(ライン)において仕掛けを取り付けるために、結び目を作る際に用いる釣り糸などをいう。
(作用)
例えば、釣り糸(ライン)において結び目を作る際、前記結び目からはみ出した糸状部材(41)を、把持具(20)の一対の把持部(21a,21b)の間で挟んで把持して引っ張る。前記結び目は容易に固く縛られる。次いで、前記結び目からはみ出した糸状部材(41)を、前記切断具(30)の一対の切断刃(31a,31b)の間で挟んで切断する。本発明に係るラインカッター(10)は、釣り人が行っている前記結び目を固く縛ることと、前記結び目からはみ出した糸状部材(41)を切断することの一連の動作を容易化できる。
(第一の発明のバリエーション1)
第一の発明は、以下のようなバリエーションのラインカッター(10a)を提供することもできる。
すなわち、 ラインカッター(10a)は、前述したラインカッター(10)において、前記把持具(20)の一方の把持部(21a)を、板状の基材(11)の一端に備えるとともに、前記切断具(30)の一方の切断刃(31a)を前記基材(11)の他端に備え、 前記基材(11)の一端側に対向して配置した板状の把持側部材(22)と、前記基材(11)の他端側に対向して配置した板状の切断側部材(32)と、を備え、 前記把持側部材(22)の先端に、前記基材(11)の一端側の一方の把持部(21a)と協働して糸状部材(41)を挟んで把持する前記把持具(20)の他方の把持部(21b)を備え、 前記切断側部材(32)の先端に、前記基材(11)の他端側の一方の切断刃(31a)と協働して糸状部材(41)を挟んで切断する前記切断具(30)の他方の切断刃(31b)を備える。
(作用)
ラインにおいて結び目を作る際、前記結び目からはみ出した糸状部材(41)を、把持具(20)の一対の把持部(21a,21b)の間で挟んで把持して引っ張る。前記結び目は容易に固く縛られる。次いで、ラインカッター(10a)を持ちかえて、前記結び目からはみ出した糸状部材(41)を、前記切断具(30)の一対の切断刃(31a,31b)の間で挟んで切断する。つまり、ラインカッター(10a)を用いて、前記結び目を固く縛ることと、前記結び目からはみ出した糸状部材(41)を切断することの一連の動作を簡単に実施することとなる。
また、板状の基材(11)が、前記把持具(20)と前記切断具(30)に対して共通することで、部材の点数が減ることになる。
(第一の発明のバリエーション2)
第一の発明は、以下のようなバリエーションのラインカッター(10b)を提供することもできる。
すなわち、 ラインカッター(10b)は、前述したラインカッター(10a)において、前記板状の基材(11)は、当該基材(11)の一端および当該基材(11)の他端を、ほぼ一直線上に配置した平面形状であるとしてもよい。
(作用)
一対の把持部(21a,21b)、および一対の切断刃(31a,31b)が、一直線上に位置するので、前記把持具(20)を用いて結び目を固く縛った後に、ラインカッター(10b)を持ちかえることなく、そのままの姿勢で前記切断具(30)を使用することができる。すなわち、前記結び目からはみ出した糸状部材(41)を、一対の切断刃(31a,31b)の間で挟んで容易に切断する。
(第一の発明のバリエーション3)
第一の発明は、以下のようなバリエーションのラインカッター(10c)を提供することもできる。
すなわち、 ラインカッター(10c)は、前述したラインカッター(10)において、前記把持具(20)は、互いに対向して配置した、板状の第一の把持側部材(22a)と板状の第二の把持側部材(22b)とで構成し、前記一対の把持部(21a,21b)は、前記第一の把持側部材(22a)の先端と、前記第二の把持側部材(22b)の先端に、互いに対向して配置し、 前記切断具(30)は、互いに対向して配置した、板状の第一の切断側部材(32a)と板状の第二の切断側部材(32b)とで構成し、前記一対の切断刃(31a,31b)は、前記第一の切断側部材(32a)の先端と、前記第二の切断側部材(32b)の先端に、互いに対向して配置し、 前記把持具(20)の後端側と前記切断具(30)の後端側を、互いに回動可能に固定することとしてもよい。
(作用)
ラインにおいて結び目を作る際、前記把持具(20)と前記切断具(30)を開くように回動する。前記把持具(20)を用いて前記結び目を固く縛り、前記切断具(30)を用いて前記結び目からはみ出した糸状部材(41)を切断することの一連の動作を実施する。その後、前記把持具(20)と前記切断具(30)を閉じるように回転させる。ラインカッター(10c)は、使用していない場合にはコンパクトである。
(第一の発明のバリエーション4)
第一の発明は、以下のようなバリエーションを提供することもできる。
すなわち、 前述したラインカッター(10c)において、前記把持具(20)は、前記切断具(30)の第一の切断側部材(32a)と第二の切断側部材(32b)との間へ収納可能であるように回動自在としてもよい。
(作用)
ラインにおいて結び目を作る際、前記把持具(20)を、前記切断具(30)の第一の切断側部材(32a)と第二の切断側部材(32b)との間から回動して取り出す。前記把持具(20)を用いて前記結び目を固く縛り、前記切断具(30)を用いて前記結び目からはみ出した糸状部材(41)を切断することの一連の動作を実施する。その後、前記把持具(20)を、前記切断具(30)における第一の切断側部材(32a)と第二の切断側部材(32b)との間へ回動してコンパクトに収容する。
(第一の発明のバリエーション5)
第一の発明は、以下のようなバリエーションを提供することもできる。
すなわち、 前述したラインカッター(10c)において、前記切断具(30)は、前記把持具(20)の第一の把持側部材(22a)と第二の把持側部材(22b)との間において収納可能であるように回動自在に形成してもよい。
(作用)
ラインにおいて結び目を作る際、前記切断具(30)を、前記把持具(20)の第一の把持側部材(22a)と第二の把持側部材(22b)との間から回動して開く。前記把持具(20)を用いて前記結び目を固く縛り、前記切断具(30)を用いて前記結び目からはみ出した糸状部材(41)を切断することの一連の動作を実施する。その後、前記切断具(30)を、前記把持具(20)の第一の把持側部材(22a)と第二の把持側部材(22b)との間へ回動してコンパクトに収容する。
(第一の発明のバリエーション6)
第一の発明は、以下のようなバリエーションのラインカッター(10d)を提供することもできる。
すなわち、ラインカッター(10d)は、前述したラインカッター(10)において、前記切断具(30)は、互いに対向して配置した、板状の第一の切断側部材(32a)と板状の第二の切断側部材(32b)とで構成し、前記一対の切断刃(31a,31b)は、前記第一の切断側部材(32a)の先端と、前記第二の切断側部材(32b)の先端に対向して配置し、 前記把持具(20)は、前記第一の切断側部材(32a)の内側に突出した第一の把持部(21c)と、前記第一の把持部(21c)と協働して糸状部材(41)を挟んで把持するように、前記第二の切断側部材(32b)の内側に突出した第二の把持部(21d)と、で構成してもよい。
なお、前記の第一の把持部(21c)および第二の把持部(21d)は、一方(21c)の断面形状が凸状で、他方(21d)の断面形状が凹状をなしている。
(作用)
ラインにおいて結び目を作る際、前記結び目からはみ出した糸状部材(41)を、把持具(20)の第一の把持部(21c)と第二の把持部(21d)との間で挟んで把持して引っ張る。前記結び目は容易に固く縛られる。次いで、ラインカッター(10d)を持ちかえることなく、そのままの姿勢で前記切断具(30)を使用する。すなわち、前記結び目からはみ出した糸状部材(41)を、前記切断具(30)の一対の切断刃(31a,31b)の間で挟んで容易に切断する。また、第一の把持部(21c)と第二の把持部(21d)を、切断具(30)の第一の切断側部材(32a)と第二の切断側部材(32b)との内側に設けたので、部材の点数が減ることになる。
第一の発明によれば、釣り糸(ライン)において結び目を作る際に、結び目からはみ出した釣り糸を把持して容易に引っ張ることができ、前記結び目からはみ出した釣り糸を容易に切断することができるラインカッターを提供することができた。
図1(a)は、本発明の実施形態のラインカッターにおける把持具を用いて結び目からはみ出した釣り糸を把持して引っ張る状態を示す斜視図である。図1(b)は、図1(a)のラインカッターにおける切断具を用いて前記結び目からはみ出した釣り糸を切断する状態を示す斜視図である。 図2(a)は、第一の実施形態のラインカッターを示す斜視図である。図2(b)は、図2(a)のラインカッターの側面図である。図2(c)は、図2(a)のラインカッターの分解側面図である。 図3(a)は、第二の実施形態のラインカッターを示す斜視図である。図3(b)は、図3(a)のラインカッターの分解斜視図である。 図4(a)は、第三の実施形態のラインカッターを示す斜視図である。図4(b)は、図4(a)のラインカッターにおける把持具と切断具を開いた状態の斜視図である。 図5(a)は、第四の実施形態のラインカッターを示す斜視図である。図5(b)は、図5(a)のラインカッターにおける把持具にて釣り糸を把持した状態の縦断面図である。 第五(a)および第六(b)の実施形態のラインカッターを示す側面図である。 従来のラインカッターの一例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
本発明の実施形態に係るラインカッター10は、図1に示すように、例えば釣り糸からなるラインにおいて釣針43などの仕掛けを取り付けるために糸状部材41(以下、本実施形態では「釣り糸」という)を用いて結び目42を作る際に用いる。すなわち、図1(a)に示すように、前記結び目42を固く縛るために前記結び目42からはみ出した釣り糸41を把持して引っ張るための把持具20と、図1(b)に示すように、前記結び目42からはみ出した釣り糸41を切断する切断具30と、を備える。
基本的に、前記ラインカッター10は、図2(a)〜図2(c)に示すように、互いに協働して前記釣り糸41を挟んで把持する一対の把持部21a,21bを有する把持具20と、前記釣り糸41を互いに協働して挟んで切断する一対の切断刃31a,31bを有する切断具30と、を備えている。しかも、前記把持具20と前記切断具30とを一体的に形成したものである。
第一の実施形態に係るラインカッター10aは、図2(a)および図2(b)に示すように、板状の基材11の一端に、前記把持具20の一方の把持部21aを備える。さらに、前記基材11の他端に、前記切断具30の一方の切断刃31aを備える。
また、前記基材11の一端側〔図2(b)において長手方向のほぼ中央より右端側〕に対向して板状の把持側部材22を配置し、前記把持側部材22の図2(b)において左端側を前記基材11の長手方向のほぼ中央へ例えばスポット溶接12にて固定している。
さらに、前記把持側部材22の図2(b)において右側の先端に、前記基材11の一端側の一方の把持部21aと協働して釣り糸41を挟んで把持する前記把持具20の他方の把持部21bを備えている。なお、前記把持側部材22は弾性を有し、前記把持部21aと前記把持部21bは、常時、互いに離反した状態である。また、上記の固定方法としてはスポット溶接に限定されず、他の方法でも良い。
一方、前記基材11の他端側〔図2(b)において長手方向のほぼ中央より左端側〕に対向して板状の切断側部材32を配置し、前記切断側部材32の図2(b)において右端側を前記基材11の長手方向のほぼ中央へ例えばスポット溶接12にて固定している。さらに、前記切断側部材32の図2(b)において左側の先端に、前記基材11の他端側の一方の切断刃31aと協働して釣り糸41を挟んで切断する前記切断具30の他方の切断刃31bを備えている。
なお、前記切断側部材32は弾性を有し、前記切断刃31aと前記切断刃31bは、常時、互いに離反した状態である。また、上記の固定方法としてはスポット溶接に限定されず、他の方法でも良い。
上述した第一の実施形態のラインカッター10aにおける作用および効果について説明する。
ラインにおいて結び目42を作る際、図1(a)に示すように、前記結び目42からはみ出した釣り糸41を、ラインカッター10aにおける把持具20の一対の把持部21a,21bの間で挟んで把持して引っ張ることができる。したがって、指や歯を用いなくても前記結び目42を固く縛る動作が容易となる。
次いで、前記切断具30を使用できるようにラインカッター10aを持ちかえる動作が容易である。前記結び目42からはみ出した釣り糸41を、前記切断具30の一対の切断刃31a,31bの間で挟んで容易に切断することができる。
したがって、ラインカッター10aを用いて、前記結び目42を固く縛ることと、前記結び目42からはみ出した釣り糸41を切断することの一連の動作を簡単に実施できる。
また、板状の基材11が、前記把持具20と前記切断具30に対して共通する部材となるので、製造し易く、低コスト化に寄与する。
本発明の第二の実施形態に係るラインカッター10bは、前述した第一の実施形態のラインカッター10aの変形である。第一の実施形態と異なる点を説明し、同様の部材は同符号を付して説明する。
ラインカッター10bは、図3(a)に示すように、前記把持具20の一対の把持部21a,21bと、前記切断具30の一対の切断刃31a,31bが、ほぼ一直線上に配置されたものである。
板状の基材11は、図3(b)に示すように、前述した第一の実施形態の前記基材11の変形であり、平面でほぼコ字形状である。すなわち、前記基材11の一端〔図3(b)において右上側片の先端〕および前記基材11の他端〔図3(b)において左下側片の先端〕が、ほぼ一直線上に位置する平面形状である。その平面形状は、U字形状あるいはV字形状でもよく、特に限定されない。また、前記基材11の一端に、前記把持具20の一方の把持部21aを備える。さらに、前記基材11の他端に、前記切断具30の一方の切断刃31aを備える。
前記基材11の一端側〔図3(b)において右上側片〕に対向して板状の把持側部材22を配置し、前記把持側部材22の図3(b)において左斜め上の後端側を前記基材11へ例えばスポット溶接12にて固定している。さらに、前記把持側部材22の先端に、前記基材11の一端側の一方の把持部21aと協働して釣り糸41を挟んで把持する前記把持具20の他方の把持部21bを備えている。なお、前記把持側部材22は弾性を有し、前記把持部21aと前記把持部21bは、常時、互いに離反した状態である。また、上記の固定方法としてはスポット溶接に限定されず、他の方法でも良い。
一方、前記基材11の他端側〔図3(b)において左下側片〕に対向して板状の切断側部材32を配置し、前記切断側部材32の図3(b)において左斜め上の後端側を前記基材11へ例えばスポット溶接12にて固定している。さらに、前記切断側部材32の先端に、前記基材11の他端側の一方の切断刃31aと協働して釣り糸41を挟んで切断する前記切断具30の他方の切断刃31bを備えている。なお、前記切断側部材32は弾性を有し、前記切断刃31aと前記切断刃31bは、常時、互いに離反した状態である。また、上記の固定方法としてはスポット溶接に限定されず、他の方法でも良い。
上述した第二の実施形態のラインカッター10bにおける作用、効果は、基本的に第一の実施形態のラインカッター10aの場合とほぼ同様である。
ラインにおいて結び目42を作る際、前記結び目42からはみ出した釣り糸41を、ラインカッター10bにおける把持具20の一対の把持部21a,21bの間で挟んで把持して引っ張ることができる。したがって、指や歯を用いなくても前記結び目42を固く縛る動作が容易となる。
次いで、一対の把持部21a,21b、および一対の切断刃31a,31bが一直線上に位置しているので、第一の実施形態のラインカッター10aのように持ちかえることなく、そのままの姿勢で前記切断具30を使用できる。すなわち、前記結び目42からはみ出した釣り糸41を、前記切断具30の一対の切断刃31a,31bの間で挟んで容易に切断することができる。
したがって、ラインカッター10bを用いて、前記結び目42を固く縛ることと、前記結び目42からはみ出した釣り糸41を切断することの一連の動作を簡単に実施できる。
また、板状の基材11が、前記把持具20と前記切断具30に対して共通する部材となるので、製造し易く、低コスト化に寄与する。
本発明の第三の実施形態に係るラインカッター10cについて説明する。なお、第一の実施形態と同様の部材は同符号を付して説明する。
ラインカッター10cは、図4(a)および図4(b)に示すように、把持具20と切断具30が互いに回動可能となるように、前記把持具20の後端側と前記切断具30の後端側を、例えば固定ピン13などの固定具にて一体的に固定している。
前記把持具20は、板状の第一の把持側部材22aと板状の第二の把持側部材22bを、互いに対向して配置する。前記第一の把持側部材22aの先端には、前記把持具20の一方の把持部21aを備えている。前記第二の把持側部材22bの先端には、前記把持部21aと協働して釣り糸41を挟んで把持する前記把持具20の他方の把持部21bを備えている。なお、前記第一の把持側部材22aおよび前記第二の把持側部材22bは弾性を有し、前記把持部21aと前記把持部21bは、常時、互いに離反した状態である。
前記切断具30は、板状の第一の切断側部材32aと板状の第二の切断側部材32bを、互いに対向して配置する。前記第一の切断側部材32aの先端には、前記切断具30の一方の切断刃31aを備えている。前記第二の把持側部材22bの先端には、前記切断刃31aと協働して釣り糸41を挟んで把持する前記把持具20の他方の切断刃31bを備えている。なお、前記第一の切断側部材32aおよび前記第二の切断側部材32bは弾性を有し、前記切断刃31aと前記切断刃31bは、常時、互いに離反した状態である。
前記把持具20の第一の把持側部材22aの後端側と第二の把持側部材22bの後端側を重ね合わせる。さらに、前記第一の把持側部材22aの後端側の外側に、前記切断具30の第一の切断側部材32aの後端側を重ね合わせるとともに、前記第二の把持側部材22bの後端側の外側に、前記切断具30の第二の切断側部材32bの後端側を重ね合わせる。それらの重ね合わせた各部材を、例えば固定ピン13などの固定具にて一体的に固定し、前記把持具20と前記切断具30を互いに回動可能としている。すなわち、前記把持具20が、前記切断具30の第一の切断側部材32aと第二の切断側部材32bとの間に収納可能となる。
なお、前記第一の把持側部材22aと第二の把持側部材22bは後端側で連結され、第一の切断側部材32aと第二の切断側部材32bは後端側で連結されていることが望ましい。
上述した第三の実施形態のラインカッター10cにおける作用、効果は、基本的に第一の実施形態のラインカッター10aの場合とほぼ同様である。
ラインにおいて結び目42を作る際、図4(b)に示すように、ラインカッター10cの前記把持具20を、前記切断具30の第一の切断側部材32aと第二の切断側部材32bとの間から回動して取り出す。前記結び目42からはみ出した釣り糸41を、把持具20の一対の把持部21a,21bの間で挟んで把持して引っ張り、前記結び目42を容易に固く縛ることができる。したがって、指や歯を用いなくても前記結び目42を固く縛る動作が容易となる。
次いで、前記切断具30を使用できるようにラインカッター10cを容易に持ちかえることができる。前記結び目42からはみ出した釣り糸41を、前記切断具30の一対の切断刃31a,31bの間で挟んで容易に切断することができる。
したがって、ラインカッター10cを用いて、前記結び目42を固く縛ることと、前記結び目42からはみ出した釣り糸41を切断することの一連の動作を簡単に実施できる。ラインカッター10cを使用した後は、前記把持具20を、前記切断具30における第一の切断側部材32aと第二の切断側部材32bとの間へ回動してコンパクトに収容することができる。
なお、上記の実施形態のラインカッター10cの変形例として、前記切断具30を、前記把持具20の第一の把持側部材22aと第二の把持側部材22bとの間に収納可能とすることもできる。その構成は、前記切断具30と前記把持具20とを逆に入れ替えた構成であるので、詳しい説明は省略する。その作用、効果は、上記のラインカッター10cと同様である。
本発明の第四の実施形態に係るラインカッター10dについて説明する。なお、第一の実施形態と同様の部材は同符号を付して説明する。
ラインカッター10dは、図5(a)および図5(b)に示すように、切断具30の内部に把持具20を一体的に形成したものである。
前記切断具30は、板状の第一の切断側部材32aと板状の第二の切断側部材32bを、互いに対向して配置する。前記第一の切断側部材32aの先端には、前記切断具30の一方の切断刃31aを備えている。前記第二の切断側部材32bの先端には、前記切断刃31aと協働して釣り糸41を挟んで把持する前記切断具30の他方の切断刃31bを備えている。前記第一の切断側部材32aの後端側と第二の切断側部材32bの後端側を重ね合わせ、その重ね合わせた箇所を例えばスポット溶接12にて固定している。なお、前記第一の切断側部材32aおよび前記第二の切断側部材32bは弾性を有し、前記切断刃31aと前記切断刃31bは、常時、互いに離反した状態である。
前記把持具20は、前記第一の切断側部材32aの内側に、第一の把持部21cを突出し、前記第二の切断側部材32bの内側に、前記第一の把持部21cと協働して釣り糸41を挟んで把持する第二の把持部21dを突出している。なお、図5では、前記第一の把持部21cは凸部とし、前記第二の把持部21dは前記第一の把持部21cの凸部との間で釣り糸41を把持できるように、ゆるく嵌め合わせ可能な凹部としている。
上述した第四の実施形態のラインカッター10dにおける作用、効果は、基本的に第一の実施形態のラインカッター10aの場合とほぼ同様である。
ラインにおいて結び目42を作る際、図5(b)に示すように、前記結び目42からはみ出した釣り糸41を、ラインカッター10dにおける把持具20の第一の把持部21cと第二の把持部21dとの間で挟んで把持して引っ張り、指や歯を用いなくても前記結び目42を固く縛ることが容易である。
次いで、第一の実施形態に係るラインカッター10aのように持ちかえることなく、そのままの姿勢で前記切断具30を使用できる。すなわち、前記結び目42からはみ出した釣り糸41を、前記切断具30の一対の切断刃31a,31bの間で挟んで容易に切断することができる。
したがって、ラインカッター10dを用いて、前記結び目42を固く縛ることと、前記結び目42からはみ出した釣り糸41を切断することの一連の動作を簡単に実施できる。また、第一の把持部21cと第二の把持部21dを、切断具30の第一の切断側部材32aと第二の切断側部材32bとの内側に設けたことから、部材の点数が減るので、低コスト化に寄与する。
図6(a)には、図2に示したラインカッター10aのバリエーションを示す。すなわち、図6(a)に示すラインカッター10eは、把持側部材22および切断側部材32のスポット溶接の位置を異ならせて形成している。
把持側部材22は中央よりも切断刃31aの側に寄せて、切断側部材32は中央よりも把持部21a側に寄せて、それぞれスポット溶接しているので、このラインカッター10eは、ラインカッター10aよりも全長を短く形成できる。
図6(b)もまた、図2に示したラインカッター10aのバリエーションを示す。すなわち、コ字形をなす基材11aの両端に、把持部21aと切断刃31aを形成し、同じものを二つ用意する。そして、Ω字形に折り曲げ、互いの中央をスポット溶接することでラインカッター10fを形成する。
ラインカッター10fは、形成する部品の共通化が、他の実施形態よりも進んでいる。
なお、図6(b)に示すラインカッター10fにおいては、把持側部材よりも切断側部材がやや長くなるように形成したが、他のラインカッターにおいても、把持側部材と切断側部材とが同じ割合になっていなくてもよい。異ならせる実施形態の場合、使いたい側を視覚的に捉えることができる、というメリットも生じる。
本発明は、釣り具の製造業、釣り具のレンタル業、釣船や釣り堀などによる釣り関連のサービス業において、利用可能性を有する。
10,10a,10b,10c,10d,10e,10f; ラインカッター
11; 基材 12; スポット溶接
13; 固定ピン
20; 把持具 21a,21b; 把持部
21c;第一の把持部 21d;第二の把持部
22; 把持側部材
22a;第一の把持側部材 22b;第二の把持側部材
30; 切断具 31a,31b;切断刃
32; 切断側部材
32a;第一の切断側部材 32b;第二の切断側部材
41; 釣り糸(糸状部材) 42; 結び目
43; 釣針

Claims (5)

  1. 互いに協働して糸状部材を挟んで把持する一対の把持部を有する把持具と、前記糸状部材を互いに協働して挟んで切断する一対の切断刃を有する切断具と、を備え、
    前記把持具および前記切断具を形成する部材の一部を一の部材とすることで共通化して一体的に形成し、
    前記把持具の一方の把持部を、板状の基材の一端に備えるとともに、前記切断具の一方の切断刃を前記基材の他端に備え、
    前記基材の一端側に対向して配置した板状の把持側部材と、前記基材の他端側に対向して配置した板状の切断側部材と、を備え、
    前記把持側部材の先端に、前記基材の一端側の一方の把持部と協働して糸状部材を挟んで把持する前記把持具の他方の把持部を備え、
    前記切断側部材の先端に、前記基材の他端側の一方の切断刃と協働して糸状部材を挟んで切断する前記切断具の他方の切断刃を備え、
    前記板状の基材は、当該基材の一端および当該基材の他端を、ほぼ一直線上に配置した平面形状であるラインカッター。
  2. 互いに協働して糸状部材を挟んで把持する一対の把持部を有する把持具と、前記糸状部材を互いに協働して挟んで切断する一対の切断刃を有する切断具と、を備え、
    前記把持具および前記切断具を形成する部材の一部を一の部材とすることで共通化して一体的に形成し、
    前記把持具は、互いに対向して配置した、板状の第一の把持側部材と板状の第二の把持側部材とで構成し、前記一対の把持部は、前記第一の把持側部材の先端と、前記第二の把持側部材の先端に、互いに対向して配置し、
    前記切断具は、互いに対向して配置した、板状の第一の切断側部材と板状の第二の切断側部材とで構成し、前記一対の切断刃は、前記第一の切断側部材の先端と、前記第二の切断側部材の先端に、互いに対向して配置し、
    前記把持具の後端側と前記切断具の後端側を、互いに回動可能に固定したラインカッター。
  3. 前記把持具は、前記切断具の第一の切断側部材と第二の切断側部材との間において収納可能であるように回動自在とした請求項2に記載のラインカッター。
  4. 前記切断具は、前記把持具の第一の把持側部材と第二の把持側部材との間において収納可能であるように回動自在とした請求項2に記載のラインカッター。
  5. 互いに協働して糸状部材を挟んで把持する一対の把持部を有する把持具と、前記糸状部材を互いに協働して挟んで切断する一対の切断刃を有する切断具と、を備え、
    前記把持具および前記切断具を形成する部材の一部を一の部材とすることで共通化して一体的に形成し、
    前記切断具は、互いに対向して配置した、板状の第一の切断側部材と板状の第二の切断側部材とで構成し、前記一対の切断刃は、前記第一の切断側部材の先端と、前記第二の切断側部材の先端に対向して配置し、
    前記把持具は、前記第一の切断側部材の内側に突出した第一の把持部と、前記第一の把持部と協働して糸状部材を挟んで把持するように、前記第二の切断側部材の内側に突出した第二の把持部と、で構成し、
    前記の第一の把持部および第二の把持部は、一方が断面凸状で他方が断面凹状をなしたラインカッター。
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